JP2014005746A - 圧縮機又は真空機 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化され部品点数が削減された圧縮機又は真空機を提供することを課題とする。
【解決手段】圧縮機又は真空機は、モータと、前記モータによって往復動するピストンと、連通孔が形成された壁部を含み、前記ピストンを収納するクランクケースと、前記壁部の内面側に固定され、前記ピストンの往復動により容積が増減するチャンバを前記壁部とにより画定するシリンダ本体と、前記壁部の外面側に固定され、前記連通孔を介して前記チャンバに連通した流路を前記壁部とにより画定するシリンダヘッドと、を備え、前記壁部は、互いに隣接した第1及び第2壁部を含み、前記シリンダヘッドは、前記第1及び第2壁部の外面側にそれぞれ固定された第1及び第2シリンダヘッドを含み、前記流路は、前記第1壁部と前記第1シリンダヘッドとにより画定される第1流路、前記第2壁部と前記第2シリンダヘッドとにより画定され前記第1流路と連通した第2流路、を含む。
【選択図】図6

Description

本発明は、圧縮機又は真空機に関する。
ピストンをシリンダ内で往復動させる圧縮機又は真空機が知られている。特許文献1には、そのような圧縮機が開示されている。特許文献1には、クランクケース内に複数のピストンが収納され、この複数のピストンに対応する複数のシリンダがクランクケースに設けられている。
特許4420078号公報
例えば、複数のシリンダから排出された空気を、シリンダやクランクケースとは別の部材により合流させて、単一の排出口から排出されるようにする場合がある。例えば特許文献1では、各シリンダから排出された空気はケーシングによって集められ、ケーシングに設けられた単一の排出口から合流した空気が排出される。また、その他パイプやチューブによって、各シリンダから排出された空気を合流させる場合もある。しかしながら、クランクケースやシリンダとは別にこのような部材を設けると、装置全体が大型化し部品点数も増える。
そこで本発明は、小型化され部品点数が削減された圧縮機又は真空機を提供することを目的とする。
上記目的は、モータと、前記モータによって往復動するピストンと、連通孔が形成された壁部を含み、前記ピストンを収納するクランクケースと、前記壁部の内面側に固定され、前記ピストンの往復動により容積が増減するチャンバを前記壁部とにより画定するシリンダ本体と、前記壁部の外面側に固定され、前記連通孔を介して前記チャンバに連通した流路を前記壁部とにより画定するシリンダヘッドと、を備え、前記壁部は、互いに隣接した第1及び第2壁部を含み、前記シリンダヘッドは、前記第1及び第2壁部の外面側にそれぞれ固定された第1及び第2シリンダヘッドを含み、前記流路は、前記第1壁部と前記第1シリンダヘッドとにより画定される第1流路、前記第2壁部と前記第2シリンダヘッドとにより画定され前記第1流路と連通した第2流路、を含む、圧縮機又は真空機によって達成できる。
本発明によれば、小型化され部品点数が削減された圧縮機又は真空機を提供できる。
図1は、本実施例の圧縮機の外観図である。 図2は、本実施例の圧縮機の外観図である。 図3は、本実施例の圧縮機の外観図である。 図4は、図3のA−A断面図である。 図5は、本実施例とは異なる構造の圧縮機の部分断面図である。 図6は、図3のB−B断面図である。 図7は、クランクケースの連通路周辺の部分拡大図である。
図1〜3は、実施例1の圧縮機Aの外観図である。圧縮機Aは、クランクケース20、クランクケース20に設けられた4つのシリンダ10a〜10d、クランクケース20の上部に配置されたファンF、を含む。ファンFは、モータに固定されている。モータについては詳しくは後述する。シリンダ10aは、クランクケース20の外側に固定されたシリンダヘッド15a、クランクケース20内に設けられたシリンダ本体、を含む。その他のシリンダ10b〜10dも同様である。従って、その他のシリンダヘッド15b〜15dも、クランクケース20の壁部に設けられている。
具体的には、クランクケース20の外周の壁部21a〜21dのそれぞれにシリンダヘッド15a〜15dが固定されている。シリンダヘッド15a〜15dは、図1に示すように、回転軸42周りに放射状に等間隔に配置されている。壁部15a、15bは隣接し直交し、壁部15c、15dは隣接し直交している。壁部15a、15cは平行で対向し、壁部15b、15dは平行で対向している。また、クランクケース20は、モータ側に上壁部21eが設けられている。シリンダヘッドやシリンダ本体、クランクケース20は、金属製であり、具体的には放熱性がよいアルミ製である。尚、壁部21cには、クランクケース20内に空気を導入するためのノズルE1が設けられており、シリンダヘッド15cには空気を排出するためのノズルE2が設けられている。
モータに固定されたファンFは、略円筒状の胴体部FM、胴体部FMの外側に設けられたリング部FR、胴体部FMとリング部FRとの間に設けられた複数の羽根FB、を含む。モータが回転することにより、詳しくは後述するがクランクケース20内のピストンが往復動すると共にファンFが回転する。これにより、圧縮機A全体を冷却することができる。
図4は、図3のA−A断面図である。まず、モータMについて説明する。モータMは、コイル30、ロータ40、ステータ50、プリント基板PB等を有している。ステータ50は金属製である。ステータ50は、クランクケース20に固定されている。ステータ50には、複数のコイル30が巻回されている。コイル30は、プリント基板PBと電気的に接続されている。プリント基板PBは、剛性を有した絶縁性の基板上に導電パターンが形成されたものである。プリント基板PBには、コイル30に電力を供給するための不図示の電源コネクタや信号コネクタク、その他の電子部品が実装されている。例えば、電子部品は、コイル30の通電状態を制御するためのFET等の出力トランジスタ(スイッチング素子)やコンデンサ等である。コイル30が通電されることにより、ステータ50が励磁される。
ロータ40は、回転軸42、ヨーク44、1つまたは複数の永久磁石46、を有している。回転軸42は、クランクケース20内に配置された複数の軸受に回転可能に支持されている。回転軸42には、ヨーク44がハブ43を介して固定されており、ヨーク44は回転軸42と共に回転する。ヨーク44は、略円筒状であり金属製である。ヨーク44の内周側面には、1つまたは複数の永久磁石46が固定されている。永久磁石46は、ステータ50の外周面と対向している。コイル30が通電されることにより、ステータ50が励磁される。従って、永久磁石46とステータ50との間に磁気的吸引力、反発力が作用する。この磁力の作用により、ロータ40はステータ50に対して回転する。このように、モータMはロータ40が回転するアウターロータ型のモータである。
ヨーク44には、ファンFの胴体部FMが固定されている。具体的には、圧入又は嵌合によりファンFの胴体部FMがヨーク44に固定されているが、固定の方法はこれに限定されない。胴体部FMには、複数の孔FHが設けられており、軽量化が図られている。また、ヨーク44には孔Hが設けられている。ファンFの複数の孔FHの一部とヨーク44の孔Hとが重なるように、ファンFはヨーク44に固定されている。これにより、孔H、FHを介して、モータM内に空気の通過が許容される。これによりモータMの内部、例えばコイル30の放熱を促進することができる。また、孔H、FHを介してモータM内に流れた空気の一部は、ステータ50と永久磁石46との隙間等を介して、シリンダヘッド15a〜15d、クランクケース20側に流れる。これにより、ピストン等の摺動や空気の断熱圧縮等に起因して加熱される圧縮機Aを冷却できる。尚、図1、2に示した孔Hからは、ステータ50の一部分が露出している。
次にクランクケース20の内部構造について説明する。回転軸42は、クランクケース20内にまで延びている。クランクケース20内での回転軸42の部分には、複数のピストン25a〜25dが連結されている。回転軸42の中心位置に対して偏心した位置に、軸受を介してピストン25aの根元部が連結されており、回転軸42の一方向の回転に伴ってピストン25aは往復動する。他のシリンダ10b〜10d、シリンダ10b〜10d内をそれぞれ移動する他のピストン25b〜25dも、同様の構造である。ピストン25a〜25dは、それぞれ位置位相が90度毎にずれている。クランクケース20には、モータMと逆側に低壁部21fが設けられている。
クランクケース20の壁部21a、21cの内面側には、それぞれシリンダ本体12a、12cが固定されている。回転軸42が回転することにより、ピストン25aの先端部はシリンダ本体12aに摺接する。ここで、ピストン25aの先端部とシリンダ本体12aとクランクケース20の壁部21aとによって、チャンバ13aが画定される。チャンバ13aの容積は、ピストン25aの往復動によって増減する。他のピストンとシリンダ本体も同様の構成である。
図1〜4に示すように、クランクケース20の壁部21cにはノズルE1が設けられている。ノズルE1は、壁部21cに設けられた貫通孔に嵌合している。ピストン25a等が往復動することにより、ノズルE1を介してクランクケース20内に空気が導入される。図4に示すように、ピストン25aの先端部には連通孔26aが設けられている。ピストン25aの先端部の先端面には、連通孔26aを開閉する不図示の弁部材が設けられている。シリンダヘッド15aでは、壁部21aとの間で排気室18aを画定している。チャンバ13aと排気室18aとを区分けしている壁部21aには、チャンバ13aと排気室18aとを連通する連通孔22aが設けられている。連通孔22aは、壁部21aの外面側に固定された弁部材Vaにより開閉される。その他のシリンダヘッド15b〜15dや壁部21b〜21dも同様に構成されている。
ピストン25aの往復動によりチャンバ13aの容積が変化する。これに伴い、連通孔26aを介してチャンバ13a内に空気が導入されてチャンバ13a内の空気が圧縮される。圧縮空気は連通孔22aを介して流路18aへ排出される。流路18aは、壁部21aの外面側とシリンダヘッド15aとによって画定される。詳細には、壁部21aの外面から突出部23aが突出している。突出部23aは、連通孔22aを挟むように、上側と下側とに形成されている。2つの突出部23aは、壁部21aにおいて回転軸42周りに延びるように形成されている。突出部23aにシリンダヘッド15aが固定されている。同様に、壁部21cの外面から突出部23cが突出しており、突出部23cにシリンダヘッド15cが固定されて、流路18cが画定されている。尚、詳しくは後述するが、その他の壁部とシリンダヘッドとの間にも同様の流路が形成されている。
他のシリンダ10b〜10dについても同様である。従って、ノズルE1を介して、クランクケース20内に導入された空気は、ピストン25a〜25dの往復動により圧縮されてクランクケース20の外部に排出される。尚、図3に示すように、クランクケース20内では、回転軸42にバランサB1、B2が接続されている。
図4に示すように、クランクケース20内にシリンダ本体12aが配置され、クランクケース20の壁部21aは、ピストン25aが着座する着座部として機能している。同様に、他の壁部21b〜21dもそれぞれピストン25b〜25dが着座する着座部として機能する。なお、ピストンが着座する際に発生する衝突音を回避するため、ピストンは完全に着座せず、わずかな隙間を開けておいても良い。これにより、ピストン25a〜25dが往復動する方向、換言すれば回転軸42に直交する方向で圧縮機Aの大きさが小型化されている。これについて以下で説明する。
図5は、本実施例の圧縮機Aとは構造が異なる圧縮機A´の例示図である。尚、圧縮機A´については、圧縮機Aの符号と類似の符号を付することにより重複する説明を省略する。また、図4は、圧縮機A´の一部分のみを示した断面図である。図4に示すように、圧縮機A´は、クランクケース20´の壁部21a´の外面側にシリンダ本体12a´が固定されている。また、シリンダ本体12a´にシリンダヘッド15a´が固定されている。シリンダ本体12a´側で画定されたチャンバ13a´と、シリンダヘッド15a´側で画定された排気室18a´との間には、仕切部材21A´が設けられている。仕切部材21A´は、ピストン25a´の先端部が着座する着座部として機能する。従って、回転軸42´に直交する方向に、クランクケース20´の壁部21a´と、仕切部材21A´とが併設されていることになる。壁部21c´、仕切部材21C´も同様であり、その他のクランクケース20´の壁部と仕切部材との関係も同様である。このため、圧縮機A´では回転軸42に直交する方向の大きさが大型化している。
しかしながら、本実施例のように、クランクケース20の壁部21a〜21dは、各ピストン25a〜25dの着座部として機能する。このため、本実施例の圧縮機Aでは、仕切部材21A´等は不要である。従って、本実施例の圧縮機Aでは、ピストン25a〜25dの往復動する方向に小型化されていると共に部品点数も削減されている。
また、図4に示した圧縮機A´では、クランクケース20´の壁部21a´、21c´のそれぞれには、ピストン25a´、25c´の軸部を逃すことができるだけの大きさの切欠き21a´1、21c´1が形成されている。また、その他の壁部にも同様の切欠きが形成されている。一方、本実施例の圧縮機Aでは、クランクケース20の壁部21aに連通孔22aは設けられているが、圧縮機A´の壁部21a´のような大きさの切欠きは形成されていない。このため、クランクケース20の剛性は、クランクケース20´よりも大きい。このためクランクケース20の耐久性が向上している。また、クランクケース20の剛性が大きいため、加工も容易である。
圧縮機A´では、クランクケース20´の壁部21a´等には上述した切欠き21a´1等が設けられており、壁部21a´の外面側にシリンダ本体12a´が固定されている。このため、壁部21a´とシリンダ本体12a´との間の隙間から空気の漏れて、駆動音が漏れる可能性がある。本実施例の場合、クランクケース20には、このような大きな切欠は設けられていない。このため、クランクケース20の気密性が向上しクランクケース20から空気が漏れることを防止でき、駆動音が漏れることも防止できる。また、隙間からの空気の漏れを防止するためにこの隙間にゴム製などのシール部材を配置することも考えられるが、このようなゴムシール部材を配置すると部品点数が増大する。本実施例のクランクケース20は、クランクケース20´と比較して、空気が漏れる可能性がある箇所が少ないため、このような空気の漏れを防止するためのゴムシール部材の点数も削減されている。
このように圧縮機A全体の大きさは小型化されている。しかしながら、クランクケース20、20´の大きさを比較すると、内部にシリンダ本体12a等が設けられているクランクケース20の方が大きい。このため、クランクケース20の壁部21a〜21dの各面積は比較的大きい。本実施例では、面積が確保された壁部21a〜21dの一部を利用して、流路を形成している。
また、壁部21a〜21dの面積が確保されたため、流路以外の部分の平坦部分の面積も確保されている。このため、本実施例の圧縮機Aでは、この平坦部分にノズルE1を設けている。このように壁部21a〜21dの平坦部分の面積も確保されているので、ノズルE1はこの平坦部分の何れの位置に設けてもよく、ノズルE1の位置の自由度が向上している。尚、ノズルE1は、図面に示した位置に限定されず、クランクケースの上面、底面も含む壁部21a〜21fの平坦部分での任意の位置に設けてあればよい。
また、壁部21a〜21dの平坦部分の面積を確保できたことにより、ファンFによる冷却効果も向上するものと思われる。また、壁部21a〜21dの平坦部分に、クランクケース20の放熱を促進するフィン等を設けてもよい。このように、平坦部分を有効利用することができる。
図6は、図3のB−B断面図である。図6に示すように、壁部21a〜21dのそれぞれとシリンダヘッド15a〜15dのそれぞれとの間には、流路18a〜18dが形成されている。これら流路18a〜18dは、クランクケース20の壁部21a〜21dの外面側に回転軸42を包囲するように形成されている。流路18a〜18dは、クランクケース20に形成された連通路18ad、18ab、18bc、18dcにより連通している。
連通路18adは、流路18a、18dを連通し、連通路18abは、流路18a、18bを連通し、連通路18bcは、流路18b、18cを連通し、連通路18dcは、流路18d、18cを連通している。これら連通路18ad、18cd、18bc、18dcは、それぞれクランクケース20の角部に設けられている。
図7は、連通路18dc付近を示したクランクケース20の部分拡大図である。図7は、シリンダヘッド15c、15dを取外した状態を示している。連通路18dcに示すように、流路18c、18dが連通するように、クランクケース20の角部が切欠けられている。その他の連通路18ab、18ad、18bcも同様の構造である。
このように、クランクケース20の外面と複数のシリンダヘッド15a〜15dによって、クランクケース20に合流した複数の流路18a〜18dが設けられている。このため、これら流路18a〜18dをそれぞれ合流させるための他の部材、例えばパイプやチューブを用意する必要はない。このため、本実施例の圧縮機Aは小型化されており部品点数も削減されている。
尚、モータMが駆動してピストン25a〜25dが駆動した場合、空気は、連通路を介して隣接する流路の一方から他方に一方向に流れる。例えば、空気は流路18dから連通路18dcを介して流路18cに流れる。
また、本実施例のモータMは、アウターロータ型である。モータの大きさが同じ場合、インナーロータ型モータと比較してアウターロータ型モータの方が出力が大きくなる傾向がある。換言すれば、インナーロータ型モータと出力が同じ場合には、アウターロータ型モータの方が小型化することができる。このため、本実施例の圧縮機AのモータMは小型化されている。
また、ファンFはモータMのヨーク44に固定されている。このため、例えば、モータMとによりクランクケース20を挟む位置にファンを設けた場合と比較して、圧縮機Aは回転軸42の方向に小型化されている。
ファンFは、合成樹脂製である。ファンFが固定されているヨーク44は金属製である。ファンFの振動の減衰率は、ロータ40の振動の減衰率よりも大きい。これにより、圧縮機Aの駆動音が低減されている。また、複数の羽根FBの先端側にはリング部FRが設けられているため、作業者が羽根FBの先端に触れて怪我をすることが防止される。また、ファンFの直径は圧縮機の回転軸と直行する面より大きいことが望ましい。
以上のように、圧縮機Aでは、シリンダ本体12aがクランクケース20の壁部21aの内面側に固定されシリンダヘッド15aが壁部21aの外面側に固定されていること、各流路18a〜18dはクランクケース20に形成された連通路18ad、18ab、18bc、18dcにより連通していること、アウターロータ型のモータMが採用されていること、モータMのヨーク44にファンFが固定されていること、により小型化が達成されている。
また、圧縮機Aでは、クランクケース20の気密性が向上していること、ファンFの振動の減衰率はロータ40の減衰率よりも大きいこと、により駆動音が低減されている。
尚、圧縮機Aは、対象装置を排気側に接続したところを吸気側に接続するか、逆止弁を圧縮機Aの取り付け方と反対にすることにより、真空機として機能する。
また、圧縮機Aを真空機として使用する他の場合としては、対象機器を吸気口22側に接続することで真空機として機能する。この場合、シリンダ10a内に設けられた弁部材は、圧縮機Aの場合とは同じ構成で良い。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、変形・変更が可能である。
上記実施例においては、4対のシリンダ、ピストンが設けられた場合を例に示したが、これに限定されない。例えば1対又は3対のシリンダ、ピストンのみが設けられていてもよいし、5対以上のシリンダ、ピストンが設けられていてもよい。
A 圧縮機
M モータ
H、FH 孔
E1、E2 ノズル
F ファン
10a〜10d シリンダ
12a〜12d シリンダ本体
13a、13c チャンバ
15a〜15d シリンダヘッド
18a〜18d 流路
20 クランクケース
21a〜21d 壁部
22a、22c 連通孔
25a〜25d ピストン
30 コイル
40 ロータ
42 回転軸
44 ヨーク
46 永久磁石
50 ステータ

Claims (7)

  1. モータと、
    前記モータによって往復動するピストンと、
    連通孔が形成された壁部を含み、前記ピストンを収納するクランクケースと、
    前記壁部の内面側に固定され、前記ピストンの往復動により容積が増減するチャンバを前記壁部とにより画定するシリンダ本体と、
    前記壁部の外面側に固定され、前記連通孔を介して前記チャンバに連通した流路を前記壁部とにより画定するシリンダヘッドと、を備え、
    前記壁部は、互いに隣接した第1及び第2壁部を含み、
    前記シリンダヘッドは、前記第1及び第2壁部の外面側にそれぞれ固定された第1及び第2シリンダヘッドを含み、
    前記流路は、前記第1壁部と前記第1シリンダヘッドとにより画定される第1流路、前記第2壁部と前記第2シリンダヘッドとにより画定され前記第1流路と連通した第2流路、を含む、圧縮機又は真空機。
  2. 前記クランクケースには、前記第1及び第2流路を連通させる連通路が形成されており、
    前記ピストンの往復動により前記連通路を介して前記第1及び第2流路の一方から他方に空気が流れる、請求項1の圧縮機又は真空機。
  3. 前記流路が形成されていない前記壁部の部分には、前記クランクケースの内外を連通する通気孔が設けられている、請求項1又は2の圧縮機又は真空機。
  4. 前記モータは、前記クランクケースの外側に設けられたアウターロータ型のモータである、請求項1乃至3の何れかの圧縮機又は真空機。
  5. 前記モータのアウターロータにはファンが設けられている、請求項4の圧縮機又は真空機。
  6. 前記ファンは、前記アウターロータの径方向に配置されている、請求項5の圧縮機。
  7. 前記ファンは、前記アウターロータのヨークに固定されており、
    前記ファン及びヨークには、前記モータの内外の空気の通過を許容する孔が設けられている、請求項5又は6の駆動装置。



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