JP2004183498A - 空気圧縮機 - Google Patents

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Arahisa Masubuchi
新寿 増渕
Tatsuya Suzuki
達也 鈴木
Manabu Matsuchi
学 真土
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Abstract

【課題】シリンダを効率良く冷却し、かつ、装置全体を小型化する。
【解決手段】シリンダ12の周壁12Aに、ピストン摺動孔12Bに沿って軸方向に延び、圧縮室18内に空気を導入する吸気通路27を設ける。これにより、シリンダ12の圧縮室18内に導入される空気が吸気通路27を流通するときに、シリンダ12のピストン摺動孔12Bを外側から冷却することができる。従って、ピストン摺動孔12Bの内周面に摺接するリップシール16がシリンダ12の熱によって早期に劣化するのを抑え、ピストン13とシリンダ12との間のシール性を長期に亘って良好に保つことができる。しかも、シリンダ12の冷却を促進するために大型の冷却ファンを用いる必要がないので、空気圧縮機全体を小型化することができる。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば空気を圧縮するのに好適に用いられる空気圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、往復動ピストン型の空気圧縮機、ロッキングピストン型の空気圧縮機等の空気圧縮機は、電動機と、該電動機によって駆動されるクランク軸が回転可能に設けられたクランクケースと、該クランクケースに設けられ内部に周壁によって取囲まれたピストン摺動孔を有するシリンダと、該シリンダのピストン摺動孔に挿嵌されクランク軸によってシリンダ内を往復動するピストンと、シリンダ内に形成されピストンが往復動する間に気体を圧縮する圧縮室と、該圧縮室内に外部から空気を導入する吸気通路とにより大略構成されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−28470号公報
【0004】
ここで、従来技術による空気圧縮機は、ピストンの吸入行程において、吸気口を通じてクランクケース内に空気(外気)を吸込み、このクランクケース内の空気をピストンに設けられた吸気弁を通じてシリンダの圧縮室内に導入した後、ピストンの圧縮行程において、圧縮室内の空気を圧縮して外部に吐出する構成となっている。
【0005】
また、クランク軸には冷却ファンが取付けられ、該冷却ファンによる冷却風を、シリンダを構成する周壁の外周に導くことにより、シリンダをその外側から冷却する構成となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来技術による空気圧縮機は、ピストンの作動時に高温となるクランクケース内の空気を、ピストンの吸気弁を通じてシリンダの圧縮室内に導入する構成であるため、シリンダのピストン摺動孔の内周面は、常にクランクケース内の高温の空気に晒されることになる。
【0007】
このため、冷却ファンからの冷却風によってシリンダを外側から冷却したとしても、シリンダの内側(ピストン摺動孔)を充分に冷却することができず、ピストンの作動時にピストン摺動孔の内周面に摺接するリップシールが、シリンダの熱によって早期に劣化してしまい、ピストンとシリンダとの間のシール性を長期に亘って確保することができなくなるという問題がある。
【0008】
一方、シリンダの冷却を促進するために大型の冷却ファンを用いた場合には、この冷却ファンを覆うカバー類も大型化するため、空気圧縮機全体が大型化してしまうという問題がある。
【0009】
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、シリンダを効率良く冷却することができ、かつ、装置全体を小型化することができるようにした空気圧縮機を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するため、本発明は、駆動源と、該駆動源によって駆動されるクランク軸が回転可能に設けられたクランクケースと、該クランクケースに設けられ内部に周壁によって取囲まれたピストン摺動孔を有するシリンダと、該シリンダのピストン摺動孔に挿嵌されクランク軸によってシリンダ内を往復動するピストンと、シリンダ内に形成されピストンが往復動する間に空気を圧縮する圧縮室とを備えてなる空気圧縮機に適用される。
【0011】
そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、シリンダの周壁には、ピストン摺動孔に沿って延び圧縮室内に空気を導入する吸気通路を設けたことにある。
【0012】
このように構成したことにより、ピストンの作動時には、シリンダの周壁に設けた吸気通路に空気が流入し、この空気は吸気通路を通じシリンダのピストン摺動孔に沿って圧縮室内に導入される。このため、シリンダの圧縮室内に導入される空気によってシリンダの周壁が冷却され、該シリンダのピストン摺動孔を外側から冷却することができる。
【0013】
請求項2の発明は、クランク軸には、駆動源によって駆動されクランクケース内に冷却風を導入する冷却ファンを設け、クランクケースには、該クランクケース内に導入された冷却風を駆動源の外周面に沿って外部に排出する排気孔を設ける構成としたことにある。
【0014】
このように構成したことにより、冷却ファンからの冷却風がクランクケース内に導入されるので、この冷却風によってシリンダのピストン摺動孔を内側からも冷却することができ、シリンダの冷却を促進することができる。また、クランクケース内に導入された冷却風が、クランクケースに設けた排気孔から駆動源の外周面に沿って外部に排出されることにより、該駆動源をも冷却することができる。
【0015】
請求項3の発明は、ピストンは、シリンダのピストン摺動孔内を揺動しつつ往復動するリップシールを備えたロッキング式のピストンとして構成したことにある。
【0016】
このように構成したことにより、ピストン摺動孔の内周面に摺接するリップシールが、シリンダの熱によって早期に劣化するのを抑えることができ、ピストンとシリンダとの間のシール性を長期に亘って良好に保つことができる。
【0017】
請求項4の発明は、シリンダには、その内部に圧縮室を画成すると共に吸気通路に連通する吸込孔を開,閉する吸込弁を有する弁板を設け、該弁板には、吸込孔を通じて圧縮室に連通する吸込室を画成するシリンダヘッドを設け、吸気通路の断面積と吸込孔の断面積とは吸込室の断面積よりも小さく設定したことにある。
【0018】
このように構成したことにより、ピストンの作動時に吸気通路に流入した空気は、この吸気通路よりも断面積が大きな吸込室に流入した後、この吸込室よりも断面積が小さな吸込孔を通じて圧縮室内に導入される。このため、圧縮室に導入される空気の流路となる吸気通路、吸込室、吸込孔が、実質的に吸込室を空洞部とする空洞型消音器を構成するので、吸気音を低減することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る空気圧縮機の実施の形態を、図1ないし図8を参照しつつ詳細に説明する。
【0020】
図中、1は駆動源としての電動モータで、該電動モータ1は、図4に示すように、後述のモータハウジング2、ステータ3、回転軸4、ロータ7等により構成されている。
【0021】
2は電動モータ1の外殻をなすモータハウジングで、該モータハウジング2は、軸方向の一端側が開口部2Aとなり、他端側が底部2Bとなった有底円筒状に形成されている。そして、モータハウジング2の開口部2Aは後述するクランクケース8に取付けられ、モータハウジング2の外周面2Cは、クランクケース8に連続して軸方向に伸長している。また、モータハウジング2の底部2Bには、複数の通気口2Dが形成されている。
【0022】
3は電動モータ1の一部を構成するステータで、該ステータ3は、固定子コイル等により構成されている。そして、ステータ3は、モータハウジング2の内周側に固定され、後述のロータ7を外周側から取囲むようになっている。
【0023】
4は電動モータ1の回転軸で、回転軸4の軸方向の中間部は、クランクケース8の底部8Bに取付けられた軸受5によって回転可能に支持され、回転軸4の軸方向の他端側は、モータハウジング2の底部2Bに取付けられた軸受6によって回転可能に支持されている。そして、回転軸4の一端側は、クランクケース8内へと突出する出力軸部4Aとなっている。
【0024】
7はモータハウジング2内で回転軸4に一体的に設けられたロータで、該ロータ7は、ステータ3の内周側に配置され、該ステータ3と径方向で対向している。そして、ロータ7は、ステータ3との間で電磁力が作用することにより、回転軸4を回転駆動するものである。また、ロータ7にはロータファン7Aが一体に設けられ、該ロータファン7Aによってモータハウジング2内に冷却風を導入することにより、該モータハウジング2内を冷却する構成となっている。
【0025】
8はモータハウジング2の開口部2A側に取付けられたクランクケースで、該クランクケース8は、一端側が開口した円筒部8Aと、該円筒部8Aの他端側を閉塞する底部8Bとにより、全体としてモータハウジング2よりも大径な円筒状に形成されている。そして、クランクケース8内には後述のクランク軸10等が収容される構成となっている。
【0026】
ここで、底部8Bの中心部には、回転軸4が挿通される軸挿通孔8Cが穿設されている。また、底部8Bの電動モータ1側の端面には、軸受6が取付けられると共に該軸受6を取囲むように環状の突起部8Dが突設されている。そして、この突起部8Dにモータハウジング2の開口部2Aが嵌合することにより、電動モータ1にクランクケース8が固定される構成となっている。
【0027】
一方、円筒部8Aの上端側には上方に向けて開口する開口部8Eが形成され、該開口部8Eの周囲には、後述のシリンダ12が取付けられる角筒状のシリンダ取付枠部8Fが上向きに突設されている。また、円筒部8Aの先端側(一端側)には、後述の冷却ファン28を覆うファンカバー部8Gが設けられ、該ファンカバー部8Gの上端側には、図1等に示す如くの切欠部8Hが形成されている。
【0028】
9,9,…はクランクケース8の底部8Bに設けられた複数個の排気孔で、該各排気孔9は、図3及び図5等に示す如く、モータハウジング2の外周面2Cを取囲むように、円弧状をなして底部8Bに穿設されている。そして、各排気孔9は、後述の冷却ファン28によってクランクケース8内に導入された冷却風の一部を、モータハウジング2の外周面2Cに沿って外部に排出するものである。
【0029】
10はクランクケース8内に回転可能に設けられたクランク軸を示し、該クランク軸10は、クランクケース8内に突出した回転軸4の出力軸部4Aに取付けられ、該出力軸部4Aを含んで構成されるものである。また、出力軸部4Aには、クランク軸10に隣接してバランスウエイト11が取付けられている。
【0030】
12はクランクケース8のシリンダ取付枠部8F上に取付けられたシリンダを示し、該シリンダ12は、ほぼ角筒状の周壁12Aと、該周壁12Aによって取囲まれ後述のピストン13が挿嵌されるピストン摺動孔12Bとにより構成されている。そして、シリンダ12のピストン摺動孔12Bは、クランクケース8の開口部8Eを介して該クランクケース8内に連通している。また、シリンダ12の周壁12Aには、図5ないし図8に示す如く後述の吸気通路27が形成されている。
【0031】
13はシリンダ12のピストン摺動孔12B内に往復動可能に挿嵌されたピストンで、該ピストン13は、その下面側中央にピストンロッド14が一体形成されている。そして、ピストンロッド14は、下端側が軸受15を介してクランク軸10に回転可能に連結され、クランク軸10の回転をピストン13に伝えることにより、該ピストン13をシリンダ12内で揺動しつつ往復動させる。このように、ピストン13は、クランク軸10の回転によってシリンダ12内を揺動しつつ往復動するロッキング式のピストンとして構成されている。
【0032】
16はピストン13の上面側にリテーナ17を用いて取付けられたリップシールで、該リップシール16は、例えば樹脂材料等により薄肉な環状に形成され、ピストン13と共にシリンダ12内を揺動しつつ往復動するものである。ここで、リップシール16は、ピストン摺動孔12Bの内周面に摺接し、シリンダ12(ピストン摺動孔12B)とピストン13との間に形成される隙間を気密にシールしている。
【0033】
そして、ピストン13は、後述の弁板19との間でシリンダ12内に圧縮室18を画成し、図6に示す吸入行程において圧縮室18内に空気を吸込み、図5に示す圧縮行程において圧縮室18内の空気を圧縮するものである。
【0034】
19はシリンダ12の上端側に設けられた弁板で、該弁板19は、図5ないし図7に示す如くほぼ正方形の平板状に形成され、ピストン13との間でシリンダ12内に圧縮室18を画成するものである。ここで、弁板19には、圧縮室18と後述の吸込室23との間を連通する長孔状の吸込孔19Aと、圧縮室18と後述の吐出室24との間を連通する吐出孔19Bとが形成されている。また、弁板19には、吸込孔19Aを挟んで2個の通気孔19C,19Cが形成され、該各通気孔19Cは、吸込室23と後述の吸気通路27との間を連通するものである。
【0035】
20は弁板19の吸込孔19Aを開,閉する吸込弁で、該吸込弁20は、長さ方向の一端側が弁板19の下面に固定され、他端側が自由端となっている。そして、吸込弁20は、その自由端側がピストン13の往復動に応じて吸込孔19Aを開,閉することにより、圧縮室18と吸込室23との間を連通、遮断するものである。
【0036】
21は弁板19の吐出孔19Bを開,閉する吐出弁で、該吐出弁21は、長さ方向の一端側が弁板19の上面に固定され、他端側が自由端となっている。そして、吐出弁21は、その自由端側がピストン13の往復動に応じて吐出孔19Bを開,閉することにより、圧縮室18と吐出室24との間を連通、遮断するものである。
【0037】
22は弁板19を挟んでシリンダ12上に固定されたシリンダヘッドで、該シリンダヘッド22は、図7に示す如く隔壁22Aを有する有蓋筒状に形成されている。そして、シリンダヘッド22は、隔壁22Aにより弁板19との間に吸込室23と吐出室24とを画成し、吸込室23は弁板19の吸込孔19Aを通じて圧縮室18に連通し、吐出室24は弁板19の吐出孔19Bを通じて圧縮室18に連通している。また、シリンダヘッド22には、吐出室24に開口する吐出口22Bが形成され、弁板19の吐出孔19Bを通じて圧縮室18から吐出室24内に吐出した圧縮空気は、シリンダヘッド22の吐出口22Bを通じて外部に吐出される構成となっている。
【0038】
25はクランクケース8を構成するシリンダ取付枠部8Fの側面に取付けられた吸込フィルタで、該吸込フィルタ25は、図5等に示す如く直方体の箱状をなし、その内部にはフィルタ25Aが設けられている。そして、吸込フィルタ25は、シリンダ取付枠部8Fに形成された吸気口26に接続され、該吸気口26から後述の吸気通路27に空気(外気)が吸込まれるときに、この空気中に含まれる塵埃をフィルタ25Aによって濾過するものである。
【0039】
27,27はシリンダ12の周壁12Aに形成された2本の吸気通路で、該各吸気通路27は、図5ないし図8に示す如く、ピストン摺動孔12Bに沿って軸方向に延び、その一端側(下端側)がクランクケース8の吸気口26に接続され、他端側(上端側)が弁板19の各通気孔19Cを介して吸込室23に接続されている。従って、ピストン13の吸入行程においては、図6中に矢示Aで示すように、吸込フィルタ25からクランクケース8の吸気口26に吸込まれた空気は、吸気通路27、弁板19の通気孔19C、吸込室23、弁板19の吸込孔19Aを通じてシリンダ12の圧縮室18内に導入される。
【0040】
このため、圧縮室18内の熱によってシリンダ12(ピストン摺動孔12B)が加熱されたとしても、該シリンダ12の周壁12Aに設けた吸気通路27を空気が流通することにより、シリンダ12をピストン摺動孔12Bの外側から冷却することができ、ピストン摺動孔12Bの内周面に摺接するリップシール16の熱による劣化を抑えることができる構成となっている。
【0041】
また、図7に示すように、各吸気通路27の断面積と、弁板19に形成された吸込孔19Aの断面積とは、シリンダヘッド22と弁板19との間に画成された吸込室23の断面積よりも小さく設定されている。これにより、圧縮室18内に空気が導入されるときに該空気の流路となる吸気通路27、吸込室23、吸込孔19Aが、実質的に吸込室23を空洞部とする空洞型消音器を構成し、これら吸気通路27、吸込室23、吸込孔19Aによる消音作用によって吸気音を低減することができる構成となっている。
【0042】
28は回転軸4(出力軸部4A)の先端部に固定された冷却ファンで、該冷却ファン28は、クランクケース8のファンカバー部8G内に収容された状態で回転軸4と一体に回転し、クランクケース8内に冷却風を導入するものである。
【0043】
ここで、冷却ファン28からの冷却風は、図4中に矢示Bで示すように、クランクケース8内に導入された後、該クランクケース8内に開口したシリンダ12(ピストン摺動孔12B)を内側から冷却する。そして、この冷却風は、図1及び図2中に矢示Bで示すように、クランクケース8の底部8Bに形成された各排気孔9を通じ、モータハウジング2の外周面2Cに沿って外部に排出されることにより、電動モータ1を冷却する構成となっている。
【0044】
一方、冷却ファン28からの冷却風の一部は、図4中に矢示Cで示すように、クランクケース8のファンカバー部8Gに形成された切欠部8Hを通じて、シリンダ12(周壁12A)に供給されることにより、該シリンダ12を外側から冷却する構成となっている。
【0045】
本実施の形態による空気圧縮機は上述の如き構成を有するもので、以下、その作動について説明する。
【0046】
まず、電動モータ1によって回転軸4を回転駆動すると、該回転軸4の出力軸部4A及びクランク軸10の回転が、軸受15、ピストンロッド14を介してピストン13に伝えられ、該ピストン13はシリンダ12内を揺動しつつ往復動する。
【0047】
そして、ピストン13がシリンダ12内で往復動すると、図6に示す如くピストン13が上死点から下死点へと移動する吸入行程では、圧縮室18内が負圧となる。これにより、図6中に矢示Aで示すように、吸込フィルタ25からクランクケース8の吸気口26に空気が吸込まれ、この空気は、シリンダ12の吸気通路27、弁板19の通気孔19C、吸込室23、弁板19の吸込孔19Aを通じてシリンダ12の圧縮室18内に導入される。
【0048】
また、図5に示す如くピストン13が下死点から上死点へと移動する圧縮行程では、圧縮室18内の空気が圧縮され、この圧縮空気は、弁板19の吐出孔19Bを通じて吐出室24内に吐出した後、シリンダヘッド22の吐出口22Bを通じて外部のタンク等(図示せず)に貯留される。
【0049】
ここで、ピストン13に設けたリップシール16は、シリンダ12(ピストン摺動孔12B)の内周面に摺接することにより、シリンダ12とピストン13との間を気密にシールし、圧縮室18内で圧縮された圧縮空気がクランクケース8側に漏洩するのを防止する。
【0050】
この場合、シリンダ12はピストン13の空気圧縮動作によって熱を発生するが、ピストン13の吸入行程時に圧縮室18内に導入される空気は、図6中に矢示Aで示すように、シリンダ12の周壁12Aに設けた吸気通路27に流入し、該吸気通路27内をピストン摺動孔12Bに沿って流通する。これにより、吸気通路27内を流通する空気によってシリンダ12の周壁12Aを冷却し、該シリンダ12のピストン摺動孔12Bを外側から冷却することができる。
【0051】
一方、回転軸4が回転すると、その出力軸部4Aに固定された冷却ファン28が回転し、該冷却ファン28からの冷却風がクランクケース8内に導入される。ここで、冷却ファン28からの冷却風は、図4中に矢示Bで示すように、クランクケース8内に導入された後、該クランクケース8内に開口したシリンダ12のピストン摺動孔12Bを内側から冷却する。また、冷却ファン28からの冷却風の一部は、図2及び図4中に矢示Cで示すように、クランクケース8のファンカバー部8Gに形成された切欠部8Hを通じて、シリンダ12の周壁12Aに供給されることにより、該シリンダ12を外側から冷却する。
【0052】
このように、本実施の形態による空気圧縮機は、圧縮室18内に導入される空気が、シリンダ12の周壁12Aに設けた吸気通路27を流通することにより、シリンダ12のピストン摺動孔12Bを外側から冷却することができる。また、冷却ファン28からクランクケース8内に導入された冷却風により、シリンダ12のピストン摺動孔12Bを内側から冷却することができる。さらに、冷却ファン28からの冷却風の一部が、クランクケース8のファンカバー部8Gに形成された切欠部8Hを通じて、シリンダ12の周壁12Aに供給されることにより、該シリンダ12を外側から冷却することができる。
【0053】
かくして、本実施の形態によれば、シリンダ12がピストン13の空気圧縮動作によって熱を発生したとしても、該シリンダ12をその外側と内側から同時に効率良く冷却することができる。この結果、ピストン摺動孔12Bの内周面に摺接するリップシール16がシリンダ12の熱によって劣化するのを抑え、ピストン13とシリンダ12との間のシール性を長期に亘って確保することができる。しかも、シリンダ12の冷却を促進するために大型の冷却ファンを用いる必要がないので、空気圧縮機全体を小型化することができる。
【0054】
また、冷却ファン28からクランクケース8内に導入された冷却風は、シリンダ12を内側から冷却した後、図1及び図2中に矢示Bで示すように、クランクケース8の底部8Bに形成された各排気孔9を通じ、モータハウジング2の外周面2Cに沿って外部に排出される。これにより、冷却ファン28からの冷却風を利用して電動モータ1をも効率良く冷却することができる。
【0055】
さらに、シリンダ12の周壁12Aに形成された吸気通路27の断面積と、弁板19に形成された吸込孔19Aの断面積とを、シリンダヘッド22と弁板19との間に画成された吸込室23の断面積よりも小さく設定したので、これら吸気通路27、吸込室23、吸込孔19Aによって、吸込室23を空洞部とする空洞型消音器を構成することができる。これにより、圧縮室18内に空気が導入されるときに該空気の流路となる吸気通路27、吸込室23、吸込孔19Aが、消音作用を発揮し、空気圧縮機の作動時における吸気音を低減することができる。
【0056】
なお、上述した実施の形態では、シリンダ12内を揺動しつつ往復動するロッキング式のピストン13を備えたロッキングピストン型の空気圧縮機を例に挙げて説明している。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えばピストンを連接棒を介してクランク軸の小端部に回動可能に連結した往復動ピストン型の空気圧縮機にも適用することができる。このような往復動ピストン型の空気圧縮機に適用した場合には、ピストンの外周側に設けたピストンリングを圧縮熱から保護することができる。
【0057】
また、上述した実施の形態では、シリンダ12の周壁12Aに2本の吸気通路27を設けた場合を例示している。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば1本、または3本以上の吸気通路を設ける構成としてもよく、さらに周壁12Aの4個の角隅部にそれぞれ1本、合計4本の吸気通路を設ける構成としてもよい。
【0058】
また、上述した実施の形態では、角筒状のシリンダ12を例示したが、本発明はこれに限らず、例えば円筒状のシリンダを用い、該シリンダの周壁に吸気通路を設ける構成としてもよい。
【0059】
さらに、上述した実施の形態では、駆動源として電動モータ1を採用した場合を例示している。しかし、本発明はこれに限らず、例えば小型な内燃機関を駆動源として用いる構成としてもよい。
【0060】
【発明の効果】
以上詳述した如く、請求項1の発明によれば、シリンダの周壁に、ピストン摺動孔に沿って延び圧縮室内に空気を導入する吸気通路を設けたので、シリンダの圧縮室内に導入される空気が吸気通路を流通することにより、シリンダのピストン摺動孔を外側から冷却することができる。しかも、シリンダの冷却を促進するために大型の冷却ファンを用いる必要がないので、空気圧縮機全体を小型化することができる。
【0061】
また、請求項2の発明によれば、クランク軸にはクランクケース内に冷却風を導入する冷却ファンを設け、クランクケースには該クランクケース内に導入された冷却風を駆動源の外周面に沿って外部に排出する排気孔を設ける構成としている。これにより、冷却ファンからクランクケース内に導入された冷却風により、シリンダのピストン摺動孔を内側からも冷却することができ、シリンダの冷却を促進することができる。また、クランクケース内に導入された冷却風は、クランクケースに設けた排気孔から駆動源の外周面に沿って外部に排出されるので、該駆動源をも効率良く冷却することができる。
【0062】
また、請求項3の発明によれば、ピストンを、シリンダのピストン摺動孔内を揺動しつつ往復動するリップシールを備えたロッキング式のピストンとして構成したので、ピストン摺動孔の内周面に摺接するリップシールが、シリンダの熱によって早期に劣化するのを抑えることができ、ピストンとシリンダとの間のシール性を長期に亘って良好に保つことができる。
【0063】
さらに、請求項4の発明によれば、吸気通路の断面積と吸込孔の断面積とを吸込室の断面積よりも小さく設定したので、圧縮室に導入される空気の流路となる吸気通路、吸込室、吸込孔が、実質的に吸込室を空洞部とする空洞型消音器を構成することにより、これら吸気通路、吸込室、吸込孔によって空気圧縮機の作動時における吸気音を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による空気圧縮機を示す斜視図である。
【図2】空気圧縮機の正面図である。
【図3】空気圧縮機を図2中の矢示III−III方向からみた右側面図である。
【図4】空気圧縮機の電動モータ、クランクケース、シリンダ、ピストン、冷却ファン等を図3中の矢示IV−IV方向からみた縦断面図である。
【図5】クランクケース、シリンダ、ピストン、吸気通路等を図4中の矢示V−V方向からみた縦断面図である。
【図6】クランクケース、シリンダ、ピストン、吸気通路等をピストンが吸入行程にある状態で示す図5と同様位置の縦断面図である。
【図7】シリンダ、弁板、シリンダヘッド、吸気通路等を図5中の矢示VII−VII方向から拡大してみた横断面図である。
【図8】シリンダ、吸気通路等を図5中の矢示VIII−VIII方向から拡大してみた横断面図である。
【符号の説明】
1 電動モータ(駆動源)
2 モータハウジング
2C 外周面
4 回転軸
4A 出力軸部
8 クランクケース
9 排気孔
10 クランク軸
12 シリンダ
12A 周壁
12B ピストン摺動孔
13 ピストン
16 リップシール
18 圧縮室
19 弁板
19A 吸込孔
19B 吐出孔
20 吸込弁
21 吐出弁
22 シリンダヘッド
23 吸込室
24 吐出室
27 吸気通路
28 冷却ファン

Claims (4)

  1. 駆動源と、該駆動源によって駆動されるクランク軸が回転可能に設けられたクランクケースと、該クランクケースに設けられ内部に周壁によって取囲まれたピストン摺動孔を有するシリンダと、該シリンダのピストン摺動孔に挿嵌され前記クランク軸によってシリンダ内を往復動するピストンと、前記シリンダ内に形成され該ピストンが往復動する間に空気を圧縮する圧縮室とを備えてなる空気圧縮機において、
    前記シリンダの周壁には、前記ピストン摺動孔に沿って延び前記圧縮室内に空気を導入する吸気通路を設ける構成としたことを特徴とする空気圧縮機。
  2. 前記クランク軸には、前記駆動源によって駆動され前記クランクケース内に冷却風を導入する冷却ファンを設け、前記クランクケースには、該クランクケース内に導入された冷却風を前記駆動源の外周面に沿って外部に排出する排気孔を設ける構成としてなる請求項1に記載の空気圧縮機。
  3. 前記ピストンは、前記シリンダのピストン摺動孔内を揺動しつつ往復動するリップシールを備えたロッキング式のピストンとして構成してなる請求項1または2に記載の空気圧縮機。
  4. 前記シリンダには、その内部に前記圧縮室を画成すると共に前記吸気通路に連通する吸込孔を開,閉する吸込弁を有する弁板を設け、
    該弁板には、前記吸込孔を通じて前記圧縮室に連通する吸込室を画成するシリンダヘッドを設け、
    前記吸気通路の断面積と前記吸込孔の断面積とは前記吸込室の断面積よりも小さく設定してなる請求項1,2または3に記載の空気圧縮機。
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