JP2014005590A - 円筒状部材形成ユニットの結合装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本件発明を切削刃に適用したときには、迅速に補修装置をマンホール内にセットでき、もって迅速に工事が行え、しかも確実に接続部の補修作業が行える円筒状部材形成ユニットの結合装置を提供することを目的とする。
【解決手段】円周方向に向かい複数ピースに分割された円筒状部材形成ユニットを円筒状に結合して円筒状部材を形成する際の結合装置であり、結合面の結合時に略方形状をなす操作窓が形成されると共に横長楕円状をなす連結操作片収納操作部が形成されてなり、連結操作片を回動可能とする第1操作ピンと相隣る円筒状部材形成ユニット同士を第1操作ピンと共に結合する第2操作ピンとを備え、結合解除時には、軸方向一端面側より第1操作ピンおよび第2操作ピンの頭部を叩き、操作窓側に摺動させて、第1操作ピンおよび第2操作ピンを操作窓側から抜き取り可能としてあることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、たとえば円筒状をなす切削刃などの部材を円周方向に向かい複数個に分割し、使用する際にこれらを結合して円筒状をなす部材、例えば切削刃を形成する円筒状部材形成ユニットの結合装置に関するものである。
円筒状部材形成ユニットを円筒状に結合し、円筒状部材として使用する例としては、前記したように円筒状をなす切削刃などが挙げられる。そして、当該円筒状をなす切削刃は、例えば、マンホール内などきわめて狭い空間内で結合され、組み立てられて使用されることがある。
ところで、マンホールは、下水道管の点検や下水道の掃除をするために人が出入りできる穴を指標し、下水道管の最上流、合流点、屈曲点と直線区間ではある間隔毎などに設置されている。そして当該マンホールの側壁には前記下水道用の管が接続されている。
近年地震が頻発する昨今、全ての構築物あるいは建築物についての耐震化が検討され、順次実施化されている。
そして、前記したマンホールの側壁と、該マンホールの側壁に接続された例えば下水道用の管との接続部についても耐震化補修工事が検討され、その工事が推進されている。
しかしながら、前記接続部の補修工事には特に迅速化が要求される。道路などの頻繁に交通量が多い箇所に設けられているからである。
よって、その迅速化を図るために例えば特開2001−28965号公報に記載されているような補修機械を使用し、補修するものとしている。
しかし、前記のような補修装置であると、例えば、マンホール側壁と管との接続部下半分がマンホール底部におけるインバート設置箇所に埋もれているような場合には使用することが出来ず、作業者がマンホール内に侵入し、前記インバートを手作業で粉砕した後に前記補修装置で補修しなければならなかった。
特開2001−28965号公報
しかし、前述のようにマンホール側壁と管との接続部下半分がマンホール底部に形成されたインバートに埋もれているような場合には、前記補修装置がダイレクトには使用できないため、作業者がマンホール内に侵入し、インバートに埋もれている接続箇所の下半分を露出させるために、インバートを手作業で粉砕しなければならないが、インバートを手作業で粉砕した後に前記補修装置で補修することは著しく作業手間になると共に、手作業でインバートを粉砕すると、その多くはその粉砕箇所が大きめになってしまうとの課題があった。
そして、前記のような課題を解決するため、本件発明者は、マンホール側壁と管との接続部下半分がマンホール底部に形成されたインバートに埋もれているような場合にあっても、補修装置によって、インバートに埋もれている接続箇所の下半分を露出させられるために、インバートを切削した後確実に接続部の補修が出来る補修装置及び該補修装置を使用した補修工法を発明するに至った(特許番号第4514159号)。
本発明は、本件発明者がさらに前記発明を改良、発展させたもので、本件発明を切削刃に適用したときには、迅速に補修装置をマンホール内にセットでき、もって迅速に工事が行え、しかも確実に接続部の補修作業が行える円筒状部材形成ユニットの結合装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、
円周方向に向かい複数ピースに分割された円筒状部材形成ユニットを円筒状に結合して円筒状部材を形成する際の結合装置であり、
円筒状部材形成ユニットの軸方向一端面側で、円周方向におのおの対向する結合面にそれぞれ第1切り欠き溝が設けられて、結合面の結合時に略方形状をなす操作窓が形成されると共に、形成された該操作窓上方位置となる前記円筒状部材形成ユニットの軸方向一端面側位置で、円周方向におのおの対向する結合面に、円周方向に向かい長尺となる横長状第2切り欠き溝が各々設けられて、結合面の結合時には横長楕円状をなす連結操作片収納操作部が形成されてなり、
該連結片収納操作部内には、連結操作片が遊嵌されると共に、前記円筒状部材形成ユニットの軸方向一端面から円筒状部材形成ユニット、連結操作片の長手方向一方側および円筒状部材形成ユニットの順に貫挿し、前記連結操作片を回動可能とする第1操作ピンと、
前記連結操作片の長手方向他端側からは、円筒状部材形成ユニット、連結操作片の長手方向他方側および円筒状部材形成ユニットの順に貫挿し、前記連結操作片が前記連結操作片収納操作部内に取り付けられ、相隣る円筒状部材形成ユニット同士を前記第1操作ピンと共に結合する第2操作ピンと、を備え、
前記結合解除時には、前記軸方向一端面側より、前記第1操作ピンおよび第2操作ピンの頭部を叩き、前記操作窓側に摺動させて、第1操作ピンおよび第2操作ピンを前記操作窓側から抜き取り可能としてある、
ことを特徴とし、
または、
前記円筒状部材形成ユニットの軸方向他端側では、円周方向におのおの対向する結合面の近傍位置に、各々連結用突片が突設されると共に、連結部により前記連結用突片が連結された、
ことを特徴とし、
または、
前記円筒状部材は、円筒状をなす切削刃である、
ことを特徴とするものである。
本発明による円筒状部材形成ユニットの結合装置であれば、例えば、該結合装置につき円筒状をなす切削刃に適用したときには、迅速に円筒状切削刃付き補修装置をマンホール内にセットでき、もって迅速に工事が行え、しかも確実に接続部の補修作業が行えるとの優れた効果を奏する。
補修装置設置方法の概略構成説明図(その1)である。 補修装置設置方法の概略構成説明図(その2)である。 補修装置設置方法の概略構成説明図(その3)である。 管軸方向維持杆の取り付け状態を説明する説明図である。 マンホール側壁と管との接続部補修工法説明図(その1)である。 マンホール側壁と管との接続部補修工法説明図(その2)である。 本発明による円筒状部材形成ユニットの結合装置を使用して、結合を行う使用状態図(その1)である。 本発明による円筒状部材形成ユニットの結合装置を使用して、結合を行う使用状態図(その2)である。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図に基づいて説明する。
図において、符号1はマンホールを示す。該マンホール1の内部は略円筒状の空間を有して形成されており、その空間の下部において、すなわちマンホール1の底部において、マンホール側壁2の各々対向する対向面には、地中に埋設された管3の端面、すなわち開口部4、4がマンホール側壁2の対向面からマンホール1の内部に露見するよう形成されている。
そして、この管3の略円状をなす開口部4の略下半分、すなわち下半円部がインバート5内に形成された断面略下半円状の溝条をなす連通路6と連通する様形成され、もって各々対向する対向面から露出する管3と管3との間のインバート5には断面略下半円状の溝条をなす前記のような連通路6が設けられ、対向面一方側の管3内部の流路と対向面他方側の管3の流路とを前記連通路6で繋いだ形となっている。
ここで、近年においては当該マンホール1のマンホール側壁2と管3との接続部、すなわち接続部付近につき耐震化等の理由によって補修工事を行う必要が生じてきている。
すなわち、前記マンホール側壁2の前記開口部4より大径のリング状に前記開口部4を含んでマンホール側壁2を掘削し、当該掘削した大径リング状の孔とその孔に接続される管3の外側面との隙間に耐震部材を介在させるなどの補修工事が行われるのである。
ここで、いわゆる半剛結された管3とマンホール側壁2との接続部付近を耐震化するなど補修をするためには、マンホール1の内部から例えば専用の切削機械で接続部である管3の外側部を大きめに切削し、切削部分に弾性目地材などの耐震部材を充填することにより管3などの屈曲性や止水性等を確保することなどが行われる。
尚、マンホール1側壁の外側からマンホール付近を開削して行う修理施工法は、その工事によって招来される交通阻害の問題、地域住民への影響、付近環境への影響及び他企業地下埋設物への影響等が考えられる。
従ってこれらの課題及び経済性を考慮して、既設のマンホール1の内部から管3とマンホール側壁2との接続部付近を切削する方式が採用されているのが一般的となっている。
ここで、既設のマンホール1の内部から管3とマンホール側壁2との接続部付近を切削する方式の一般標準的な施工手順は、以下の通りである。
すなわち、
(仮排水工)
耐震化を実施するマンホール1の上流側管3に止水栓等を設置し、上流側マンホール1からポンプアップして排水する。
このように、仮排水は、耐震化を行う箇所の一連作業に支障となる下水を潜水ポンプ又は硬質塩化ビニル管等により仮排水する作業である
ここで、仮排水方法の選定は、マンホール1内の作業性を考慮し、インバート5用コンクリート養生時以外は潜水ポンプによる締切排水を標準とする。ただし、現場条件により潜水ポンプの設置等が不可能な場合は、硬質塩化ビニル管等による仮排水を選定する。
なお、作業中の締切排水は、地先の排水に支障が生じないように行われる。
(止水工)
次に、切削箇所からの地下水や土砂等の侵入を防ぐため、切削前にマンホール1内部から地山へ止水工を注入する。止水工は、切削箇所からの地下水や土砂等の侵入を防ぐため、切削前にマンホール1内部から地山へ止水材を注入する作業を行う。ここで、止水材は、無機系注入材(溶液型)の材料を使用する。
(コンクリートこわし工)
例えば、マンホール1内に切削装置を設置して前記接続部付近を切削するのであるが、切削する際に支障となるインバート5のコンクリートを取りこわし、その取り壊したコンクリート塊をマンホール1の外部に搬出して、運搬処分しなければならない。
すなわち、コンクリートこわし工は、専用の切削装置をマンホール1内に設置するため、支障となるインバート5のコンクリートを例えば作業者が手作業などでとりこわし(本発明ではインバート5のコンクリートをスムーズに取り壊せるよう独自のインバート切削部材を開発した。)、マンホール1の外部に搬出する必要がある。また、発生したコンクリート塊は運搬・処分するのである
尚、切削装置設置に必要なインバート5のこわし深さは、切削装置(コアカット機)により異なる。
(切削工)
例えば専用の切削装置をマンホール1内に設置し、その切削装置により側壁より露出している管3の外側部を大きめに切削する。
(耐震工)
さらに、前記切削箇所に弾性目地材などの耐震部材を充填し、仕上げを行う。
(インバート復旧工)
インバート5の部分に必要に応じて吸収ゴムブロックを設置し、更に取りこわしたインバート3の部分を復旧する。また、インバート5の表面は例えば上塗りモルタルにより仕上げる。
しかして、本発明は前述したようにコンクリートこわし工にも大きく関連する。すなわち、マンホール側壁2に接続されている管3との接続部付近は、その下半分がマンホール1の底部に設けられたインバート5内に埋もれており、このままではマンホール側壁2と管3との接続部付近を前記開口部4より大径リング状の孔として該開口部4を含んでマンホール側壁2を掘削することが不可能である。
そこで、従来はマンホール1内に例えば作業者が入り、いわゆるハツリ器具を用いてマンホール1内のインバート5を粉砕し、もって、マンホール側壁2と管3との接続部付近を前記開口部4より大径リング状の孔として該開口部4を含んでマンホール側壁2を切削していたのである。
これに対し、本件の発明者は前記インバート5を迅速、簡単に切削できる補修装置及び補修工法を開発している。
まず、ここでは特別に構成した補修装置7を使用する。
該補修装置7は、マンホール側壁2に反力を有して係止する複数個の突っ張り杆8と、該複数の突っ張り杆8・・で保持され、マンホール1内の空間に水平保持される補修装置本体10を有して構成される。
そして、補修装置本体10は、マンホール側壁2から外側に敷設されている管3の内部に開口部4から挿入されて設置された保持部材11で保持され、その先端部がマンホール中心側へ突出する長尺丸棒状をなす管軸方向維持杆12と、回転駆動ユニット9と、移動駆動ユニット29と、を含んで構成されている。
ここで、回転駆動ユニット9は、インバート5に形成された連通路6付近を切削するインバート切削部材13あるいはマンホール側壁2と管3との接続部付近を切削するマンホール側壁切削部材17を交換可能にして取り付ける取り付け部30と、前記取り付け部30に取り付けられたインバート切削部材13あるいはマンホール側壁切削部材17を回転させる回転部材15とを有して構成されている。
ここで、本発明では、円筒状をなす切削刃である前記マンホール側壁切削部材17を分割し、これらをマンホール1内で結合する作業を行うものとした。
マンホール1の入り口は比較的狭く、またマンホール1の内部もきわめて狭い空間となっている。従って、当該マンホール1内に円筒状をなすマンホール側壁切削部材17を搬入することが難しく、また、たとえ搬入できたとしても、大型で略円筒状をなすマンホール側壁切削部材17につき、補修装置7の回転駆動ユニット9に取り付ける作業をマンホール内1で行うことはまた難しい作業となる。
そこで、本発明では前記マンホール側壁切削部材17を分割し、これら分割部材一つ一つを順番にマンホール1内に搬入し、マンホール1内で前記分割した部材を組み立てると共に、補修装置7の回転駆動ユニット9に取り付けるのである。どの程度の数個に分割するのかについては何ら限定されるものではないが、例えば2分割あるいは3分割との数個が考えられる。詳しくは後述する。
移動駆動ユニット29は、前記回転駆動ユニット9と連結され、該回転駆動ユニット9を、管3内に保持された管軸方向維持杆12の長手方向と直交する方向に上下動させる上下方向移動駆動部材16と、前記管軸方向維持杆12の長手方向へ進退可能に駆動させる軸方向移動駆動部材14とを有して構成されている。
まず、図を参照して、本発明による補修装置7のマンホール1内における取り付け、そして切削作業につき説明する。
図3はマンホール1の上開口からマンホール1内を表した図であり、当該図3において、図に向かってマンホール側壁2の左外側に管3が埋設され、その開口部4がマンホール内部に露見している。ここで、図3から理解されるように、回転駆動ユニット9はその長手方向が前記管3の軸方向と略一直線状になる様マンホール1内に架設されて設置されるものとなる。
また、後述するが、回転駆動ユニット9が連結される移動駆動ユニット29の長手方向両端に例えば、前記の突っ張り杆8、8、8が取り付けられており、該突っ張り杆8、8、8をマンホール側壁2側に押しつけることにより、マンホール側壁2の反力をうけ、もって移動駆動ユニット29及び回転駆動ユニット9をマンホール1の空間内において略水平に、換言すれば保持部材11により管3内部に保持された管軸方向維持杆12の長手方向と、回転駆動ユニット9の取り付け部30に取り付けられるインバート切削部材13あるいはマンホール側壁切削部材17の回転中心軸部が一致するように設置できる構成としてある。
次に、移動駆動ユニット29は、両端部に一対の突っ張り杆8、8が取り付けられた保持基板18と、該保持基板18の長手方向略中央から、該保持基板18と略直角方向に延出する移動駆動ユニット本体19とを有して構成されている。この移動駆動ユニット本体19の他端部側にも突っ張り杆8が取り付けられている。
また、この移動駆動ユニット本体19には長手方向に延びるガイド孔20が設けられ、該ガイド孔20に沿って上下動移動部材16が移動駆動ユニット本体19の長手方向に移動できるよう構成されている。
しかして、本装置の使用状態を説明する。
本装置によるマンホール側壁2と管3との接続部付近補修装置7のマンホール1内への導入方法及び設置方法、さらには、前記マンホール側壁2と管3との接続部付近補修装置7により対向するマンホール側壁2に各々露出する開口部4の外径より大形の略半リング状にインバート部分を切削し、次いで、インバート切削部材13の替わりに取り付けられるマンホール側壁切削部材17によりマンホール側壁に各々露出する開口部4の外径より大形の略リング状に該マンホール側壁2を切削するなど補修工事の一連の工程を説明する。
まず、マンホール側壁2からマンホール1の外側の地中に敷設された管3の内部に保持部材11を設置する。
次に、該保持部材11内に管軸方向維持杆12を挿入する。そして、保持された管軸方向維持杆12の一部(先端部)を、管3の開口部4からマンホール1内中央側へ突出させた状態にしておく。すると、マンホール1のインバート5内に形成された断面略下半円溝条をなす連通路6上へ前記管軸方向維持杆12の先端部が突出して設置されるものとなる。
なお、後述するが、この管軸方向維持杆12の長手方向に延びる方向がマンホール側溝2に接続されている管3の埋設されている長手方向と一致していると推定できる。よって、この方向に合わせることにより、すなわち、この管軸方向維持杆12の長手方向にあわせることによりインバート切削部材13あるいはマンホール側壁切削部材17の取り付け方向が決定できる利点がある。
すなわち、移動駆動ユニット29及び回転駆動ユニット9をマンホール1の空間内において、保持部材11により管3内部に保持された管軸方向維持杆12の長手方向と、回転駆動ユニット9の取り付け部30に取り付けられるインバート切削部材13あるいはマンホール側壁切削部材17の回転中心軸部とを一致させ、かつ管軸方向維持杆12の長手方向と、インバート切削部材13あるいはマンホール側壁切削部材17の張り出し方向とが直交するように設置するのである。すると、インバート切削部材13あるいはマンホール側壁切削部材17は確実に管軸方向維持杆12の長手方向に向かい、回転してマンホール側溝2を切削できるものとなる。そのため、インバート切削部材13あるいはマンホール側壁切削部材17の回転中心軸部にはガイド用の貫通穴31が穿設されており、該貫通穴31内に前記管軸方向維持杆12の先端部が入って、特にマンホール側壁切削部材17による切削作業を安全にガイドする構成としてある。
しかして、円盤状をなすインバート切削部材13と、該インバート切削部材13を回転させる回転部材15とを含む回転駆動ユニット9をあらかじめ地上で組み立て、これらあらかじめ組み立てられた回転駆動ユニット9をクレーンなどの吊り上げ具で吊り上げ、マンホール1内へ降下させる。
なお、マンホール1の入り口が狭く、前記インバート切削部材13がの搬入が難しいときには、当該インバート切削部材13を分割し、分割した部材を順番にマンホール1内に搬入し、内部で組み立てることが考えられる。
降下後、前記突出して取り付けられた管軸方向維持杆12の長手方向に、前記円盤状をなすインバート切削部材13の回転中心軸部が一致し、かつ管軸方向維持杆12の長手方向へ向かい移動出来るようインバート切削部材13の取り付け角度を調整し、その状態を保持して前記回転駆動ユニット9をマンホール1内に設置する。
その後、移動駆動ユニット29をクレーンなどの吊り上げ具で吊り上げ、マンホール1内へ降下させる。
そして、前述のように、マンホール1内で所定の姿勢で設置された回転駆動ユニット9と連結させる。これにより、回転駆動ユニット9は、移動駆動ユニット29の上下方向移動駆動部材17及び軸方向移動駆動部材14によりマンホール1内の上下方向に、そして管3の軸方向へ移動できるものとなる。
なお、回転駆動ユニット9及び移動駆動ユニット29は、前述した突っ張り杆8・・・によりマンホール1内の側壁2を押圧、係止することによりマンホール1内に強固に固定されるものとなる。
その後、インバート切削部材13を回転部材15により回転させつつ、上下方向移動駆動部材16によって上下動させ、インバート5を切削する。
予定したインバート5の切削が終了したとき、すなわち、マンホール側壁切削部材17により、マンホール側壁2と管3との接続部付近の切削が可能な程度まで、前記マンホール側壁切削部材17の長さ分だけのインバート切削が終了したとき、インバート切削部材13をマンホール側壁切削部材17に交換する。
なお、狭いマンホール1の中では、インバート切削部材13をマンホール側壁切削部材17に交換することはきわめて難しい作業である。よって、いったん作業を中断し、前記回転駆動ユニット9と移動駆動ユニット29とを分離させる。次いで、マンホール1内からクレーンなどで前記回転駆動ユニット9と移動駆動ユニット29を相次いで引き上げ、地上においてインバート切削部材13をマンホール側壁切削部材17に交換することになる。
しかし、前述したようにマンホール1の入り口が狭いときには、地上で回転部材15にマンホール側壁切削部材17を取り付けた回転駆動ユニット9をマンホール1内に搬入することが出来ない。
よって、本発明では、このような状況に対応すべく、マンホール側壁切削部材17を分割型とした。
少なくとも、マンホール側壁切削部材17について、複数個の部材に分割できる分割型のものとすれば、マンホール1内でマンホール側壁切削部材17の取り付けをすることが出来ことが出来るからである。
すなわち、マンホール1の入り口が狭いタイプのものは、地上においてマンホール側壁切削部材17を交換して取り付けた後、前記回転駆動ユニット9と移動駆動ユニット29とをマンホール1の入り口から内部へ搬入することは困難であり、従って上記のような場合には、いったん前記回転駆動ユニット9と移動駆動ユニット29とをマンホール1の入り口から内部へ搬入した後、分割したマンホール側壁切削部材17の形成部材である円筒状部材形成ユニット40をひとつずつマンホール1の入り口から内部へ搬入し、回転部材15に前記円筒部材形成ユニット40を取り付けながら、次の円筒状部材形成ユニット40と結合し、最終的にマンホール側壁切削部材17を回転部材15に取り付け、回転駆動ユニット9を形成していくのである。
ここで、円筒状部材形成ユニット40は、該円筒状部材形成ユニット40の軸方向一端面39側で、円周方向におのおの対向し、隣り合う円筒状部材形成ユニット40、40の結合面に、それぞれ第1切り欠き溝41、41が設けられている(図7参照)。
そして、当該結合面の結合時に前記第1切り欠き溝41、41が向き合う形となって略方形状をなす操作窓42が形成されるものとなる。
また、形成された該操作窓42の上方位置となる前記円筒状部材形成ユニット40の軸方向一端面39側位置で、円周方向におのおの対向する結合面には、円周方向に向かい長尺となる横長状第2切り欠き溝43、43が、前記隣り合う円筒状部材形成ユニット40、40に各々設けられて、結合面の結合時には、前記第2切り欠き溝43、43が合わさって横長楕円状をなす連結操作片収納操作部44が形成される。
そして、連結片収納操作部44内には、連結操作片45が遊嵌されると共に、前記円筒状部材形成ユニット40の軸方向一端面39から円筒状部材形成ユニット40、前記遊嵌した連結操作片45の長手方向一方側および円筒状部材形成ユニット40の順に連通する貫通孔46が設けられ、該貫通孔46には第1操作ピン47が、前記円筒状部材形成ユニット40の軸方向一端面39側から差し込まれて、前記連結操作片47を回動可能とする様構成されている。
さらに、前記連結操作片47の長手方向他端側からは、円筒状部材形成ユニット40、連結操作片47の長手方向他方側および円筒状部材形成ユニット40の順に、やはり連通する貫通孔46が設けられ、該貫通孔46には第2操作ピン48が、前記円筒状部材形成ユニット40の軸方向一端面39から差し込まれて、前記連結操作片47を前記連結操作片収納操作部44内に遊嵌させて取り付け、もって相隣る円筒状部材形成ユニット40、40同士を前記第1操作ピン47と第2操作ピンとによって、連結操作片45を介して結合するものとなっている。この結合作業がマンホール1内で行われるのである。よって、本発明では、狭いマンホール1内でも、スムーズに、かつ容易に連結できるよう、さらには大型の工具を必要としない結合装置を開発するに至ったのである。
なお、マンホール切削部材17となる結合された円筒状部材形成ユニット40、40の結合解除時には、前記軸方向一端面39側より、前記第1操作ピン47および第2操作ピン48の頭部を叩き、前記操作窓42側に摺動させて、第1操作ピン47および第2操作ピン48を前記操作窓42側から簡単に抜き取れる様に構成されている。そして、この作業もマンホール1内でスムーズに、かつ容易に連結できるよう、さらには大型の工具を必要とせずに行える様構成されている。
ところで、円筒状部材形成ユニット40、40の軸方向他端側、すなわち図6において理解されるように回転部材15とマンホール側壁切削部材17との取り付け部側においても結合する必要があるが、かかる他端側は切削刃として使用される箇所ではないので、一端側、すなわち、マンホール切削部材17の先端側となる箇所のように、回転の邪魔になる突出物を張り出さずに結合するとの配慮が必要ない。従って、例えば、円周方向のおのおの対向する結合面の近傍位置に、各々連結用突片(図示せず)を突設し、例えばボルトとナットなどの連結具により前記連結用突片同士を連結して結合すればよいこととなる。
しかして、図6から理解されるように、回転部材15によりマンホール側壁切削部材17を回転させながら、軸方向移動駆動部材14によりインバート切削部材13を管軸方向維持杆12の長手方向へ駆動させる。
そして、回転しながら移動するマンホール側壁切削部材17により、マンホール側壁2を、該マンホール側壁2に各々露出する開口部4の外径より大形の略半リング状に切削できるものとなる。
この切削後、前述したように、耐震工を行って、マンホール側壁2と管3との接続部の耐震化を完了させる。
その後、補修装置7を取り外すと共に、前記耐震工を行った側の管3と反対側の管3に設置し直し、他方側のマンホール側壁2と管3との接続部を前記開口部4より大径リング状の孔として該開口部4を含んでマンホール側壁2を切削する。
そして、その切削後は前述した耐震工などを行ない、他方側のマンホール側壁2と管3との接続部の耐震化をも完了させる。
その後は前記したインバートの復旧工事を行うこととなる。
1 マンホール
2 マンホール側壁
3 管
4 開口部
5 インバート
6 連通路
7 補修装置
8 突っ張り杆
9 回転駆動ユニット
10 補修装置本体
11 保持部材
12 管軸方向維持杆
13 インバート切削部材
14 軸方向移動駆動部材
15 回転部材
16 上下方向移動駆動部材
17 マンホール側壁切削部材
18 保持基板
19 移動駆動ユニット本体
20 ガイド孔
29 移動駆動ユニット
30 取り付け部
39 軸方向一端面
40 円筒状部材形成ユニット
41 第1切り欠き溝
42 操作窓
43 第2切り欠き溝
44 連結操作片収納操作部
45 連結操作片
46 第1操作ピン
47 第2操作ピン

Claims (3)

  1. 円周方向に向かい複数ピースに分割された円筒状部材形成ユニットを円筒状に結合して円筒状部材を形成する際の結合装置であり、
    円筒状部材形成ユニットの軸方向一端面側で、円周方向におのおの対向する結合面にそれぞれ第1切り欠き溝が設けられて、結合面の結合時に略方形状をなす操作窓が形成されると共に、形成された該操作窓上方位置となる前記円筒状部材形成ユニットの軸方向一端面側位置で、円周方向におのおの対向する結合面に、円周方向に向かい長尺となる横長状第2切り欠き溝が各々設けられて、結合面の結合時には横長楕円状をなす連結操作片収納操作部が形成されてなり、
    該連結片収納操作部内には、連結操作片が遊嵌されると共に、前記円筒状部材形成ユニットの軸方向一端面から円筒状部材形成ユニット、連結操作片の長手方向一方側および円筒状部材形成ユニットの順に貫挿し、前記連結操作片を回動可能とする第1操作ピンと、
    前記連結操作片の長手方向他端側からは、円筒状部材形成ユニット、連結操作片の長手方向他方側および円筒状部材形成ユニットの順に貫挿し、前記連結操作片が前記連結操作片収納操作部内に取り付けられ、相隣る円筒状部材形成ユニット同士を前記第1操作ピンと共に結合する第2操作ピンと、を備え、
    前記結合解除時には、前記軸方向一端面側より、前記第1操作ピンおよび第2操作ピンの頭部を叩き、前記操作窓側に摺動させて、第1操作ピンおよび第2操作ピンを前記操作窓側から抜き取り可能としてある、
    ことを特徴とする円筒状部材形成ユニットの結合装置。
  2. 前記円筒状部材形成ユニットの軸方向他端側では、円周方向におのおの対向する結合面の近傍位置に、各々連結用突片が突設されると共に、連結部により前記連結用突片が連結された、
    ことを特徴とする請求項1記載の円筒状部材形成ユニットの結合装置。
  3. 前記円筒状部材は、円筒状をなす切削刃である、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の円筒状部材形成ユニットの結合装置。
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