JP4514159B2 - マンホール側壁と管との接続部補修装置及び当該補修装置を使用した補修工法 - Google Patents
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Description
対向するマンホール側壁に各々接続される管と、マンホール側壁内側に各々対向して露出する管の開口部と、前記管の開口部間に設けられ、マンホール底部のインバートに形成された導入路を有するマンホールのマンホール側壁と管との接続部補修装置であって、
マンホール側壁に反力を有して係止する突っ張り杆と、前記突っ張り杆で保持され、マンホール内空間に水平保持される水平装置部材と、該水平装置部材の長手方向へ移動可能とされた補修装置本体と、を有し、
補修装置本体は、
マンホール側壁から外側に敷設された管の内部に設置される保持部材と、該保持部材で保持される管軸方向維持杆と、該管軸方向維持杆と直交する方向にマンホール内上下動可能に取り付けられる円盤状をなすインバート切削部材と、該インバート切削部材を前記管軸方向維持杆と直交する方向に上下動させる上下方向移動部材と、
該管軸方向維持杆の長手方向へ進退可能に取り付けられる円盤状をなすマンホール側壁切削部材と、該マンホール側壁切削部材を前記管軸方向維持杆の長手方向へ進退可能に駆動させる軸方向移動駆動部材と、前記インバート切削部材及びマンホール側壁切削部材を回転させる回転部材と、
を有し、
前記インバート切削部材とマンホール側壁切削部材とは、交換可能とされている、
を有することを特徴とし、
または、
前記のマンホール側壁と管との接続部補修装置により、前記対向するマンホール側壁に各々露出する開口部の外径より大形の略半リング状に前記インバートを切削し、
次いで、インバート切削部材の替わりに取り付けられるマンホール側壁切削部材によりマンホール側壁に各々露出する開口部の外径より大形の略リング状に該マンホール側壁を切削し、
前記マンホール側壁の切削箇所にバックアップ材を挿入後、弾性シーリング材を充填し目地仕上げするシーリング工を行う、
ことを特徴とし、
または、
対向するマンホール側壁に各々接続される管と、マンホール側壁内側に各々対向して露出する管の開口部と、前記管の開口部間に設けられ、マンホール底部のインバートに形成された導入路を有するマンホールのマンホール側壁と管との接続部補修装置であって、
マンホール側壁に反力を有して係止する突っ張り杆と、前記突っ張り杆で保持され、マンホール内空間に水平保持される水平装置部材と、該水平装置部材の長手方向へ移動可能とされた補修装置本体と、を有し、
補修装置本体は、
マンホール側壁から外側に敷設された管の内部に設置される保持部材と、該保持部材で保持される管軸方向維持杆と、該管軸方向維持杆と直交する方向にマンホール内上下動可能に取り付けられる円盤状をなすインバート切削部材と、該インバート切削部材を前記管軸方向維持杆と直交する方向に上下動させる上下方向移動部材と、
該管軸方向維持杆の長手方向へ進退可能に取り付けられる円盤状をなすマンホール側壁切削部材と、該マンホール側壁切削部材を前記管軸方向維持杆の長手方向へ進退可能に駆動させる軸方向移動駆動部材と、前記インバート切削部材及びマンホール側壁切削部材を回転させる回転部材と、
を有し、
前記インバート切削部材による前記インバートの切削後に、マンホール側壁切削部材に交換され、該マンホール側壁切削部材でマンホール側壁が切削される、
ことを特徴とし、
または、
前記のマンホール側壁と管との接続部補修装置により、前記対向するマンホール側壁に各々露出する開口部の外径より大形の略半リング状に前記インバートを切削し、
次いで、インバート切削部材の替わりに取り付けられるマンホール側壁切削部材によりマンホール側壁に各々露出する開口部の外径より大形の略リング状に該マンホール側壁を切削し、
前記マンホール側壁の切削箇所にバックアップ材を挿入後、弾性シーリング材を充填し目地仕上げするシーリング工を行う、
ことを特徴とするものである。
そして、この管3の開口部4の略下半分がインバート5内に形成された断面略U字溝条をなす連通路6と連通する様形成され、もって管3と管3との間のインバート5には断面略U字溝条をなす連通路6が設けられ、管3内の流路と管3の流路とを前記連通路6で繋いだ形となっている。
すなわち、
(仮排水工)
耐震化を実施するマンホール1の上流側管3に止水栓等を設置し、上流側マンホール1からポンプアップして排水する。
(止水工)
次に、切削箇所からの地下水や土砂等の侵入を防ぐため、切削前にマンホール1内部から地山へ止水工を注入する。止水工は、切削箇所からの地下水や土砂等の侵入を防ぐため、切削前にマンホール1内部から地山へ止水材を注入する作業を行う。ここで、止水材は、無機系注入材(懸濁型)の材料を使用する。
(コンクリートこわし工)
例えば、マンホール1内に切削装置を設置して前記接続部を切削するのであるが、切削する際に支障となるインバート5のコンクリートを取りこわし、その取り壊したコンクリート塊をマンホール1の外部に搬出して、運搬処分しなければならない。
(切削工)
例えば専用の切削装置をマンホール1内に設置し、その切削装置により管3の外側部を大きめに切削する。
(シーリング工)
さらに、前記切削箇所にバックアップ材を挿入後、弾性シーリング材を充填し目地仕上げする。
(インバート復旧工)
インバート5の部分に必要に応じて吸収ゴムブロックを設置し、更に取りこわしたインバート3の部分を復旧する。また、インバート5の表面は例えば上塗りモルタルにより仕上げる。
まず、本発明では特別に構成した補修装置7を使用する。
図1はマンホール1の上開口からマンホール1内を表した図であり、当該図1において、図に向かってマンホール側壁2の左外側に管3が敷設され、開口部4がマンホール内部に露見している。ここで、図1から理解されるように、水平装置部材9は前記管3の軸方向と略直交する様にマンホール1内に架設されて設置される。
しかして、図3乃至図8を参照して本発明の使用状態を説明する。
すなわち、本発明によるマンホール側壁2と管3との接続部補修装置7により、対向するマンホール側壁2に各々露出する開口部4の外径より大形の略半リング状にインバート部分を切削し、次いで、インバート切削部材13の替わりに取り付けられるマンホール側壁切削部材17によりマンホール側壁に各々露出する開口部4の外径より大形の略リング状に該マンホール側壁2を切削するなどの一連の過程を説明する。
ついで、該保持部材11内に管軸方向維持杆12を挿入する。そして、保持された管軸方向維持杆12の一部を、管3の開口部4からマンホール1内へ若干先端部を突出させた状態で管軸方向維持杆12を保持する。
すると、マンホール1のインバート5内に形成された断面略U字溝条をなす連通路6上へ前記管軸方向維持杆12の先端部が突出して設置されるものとなる。
ここで、該上下方向移動部材16の管軸方向維持杆12への取り付けにつき説明する。
さらに、図4から理解されるように、該上下方向移動部材16の上部には、マンホール側壁2に反力を有して係止する突っ張り杆8が設けられている。したがって、上下方向移動部材16は、前記突っ張り杆8によりマンホール側壁2に固定されると共に前記管軸方向維持杆12への取り付けにより安定して固定されることとなる。
その後、上下方向移動部材16によってインバート切削部材13を回転させつつ、上下動させ、インバートを切削する(図5及び図6参照)。
次いで、図7に示すように、上下方向移動部材16をはずし、かつインバート切削部材13をマンホール側壁切削部材17に交換する。そして、図7から理解されるように、回転部材15によりマンホール側壁切削部材17を回転させながら、軸方向移動駆動部材14によりインバート切削部材13を管軸方向維持杆12の長手方向へ駆動させる。
しかして、図8に示すように、当該回転しながら移動するマンホール側壁切削部材17により、マンホール側壁2を、該マンホール側壁2に各々露出する開口部4の外径より大形の略半リング状に切削できるものとなる。
しかして、その後は前記したインバートの復旧工事を行うこととなる。
2 マンホール側壁
3 管
4 開口部
5 インバート
6 連通路
7 補修装置
8 突っ張り杆
9 水平装置部材
10 補修装置本体
11 保持部材
12 管軸方向維持杆
13 インバート切削部材
14 軸方向移動駆動部材
15 回転部材
16 上下方向移動部材
17 マンホール側壁切削部材
18 保持基板
19 水平装置部材本体
20 ガイド片
21 連結部材
22 軸部
Claims (4)
- 対向するマンホール側壁に各々接続される管と、マンホール側壁内側に各々対向して露出する管の開口部と、前記管の開口部間に設けられ、マンホール底部のインバートに形成された導入路を有するマンホールのマンホール側壁と管との接続部補修装置であって、
マンホール側壁に反力を有して係止する突っ張り杆と、前記突っ張り杆で保持され、マンホール内空間に水平保持される水平装置部材と、該水平装置部材の長手方向へ移動可能とされた補修装置本体と、を有し、
補修装置本体は、
マンホール側壁から外側に敷設された管の内部に設置される保持部材と、該保持部材で保持される管軸方向維持杆と、該管軸方向維持杆と直交する方向にマンホール内上下動可能に取り付けられる円盤状をなすインバート切削部材と、該インバート切削部材を前記管軸方向維持杆と直交する方向に上下動させる上下方向移動部材と、
該管軸方向維持杆の長手方向へ進退可能に取り付けられる円盤状をなすマンホール側壁切削部材と、該マンホール側壁切削部材を前記管軸方向維持杆の長手方向へ進退可能に駆動させる軸方向移動駆動部材と、前記インバート切削部材及びマンホール側壁切削部材を回転させる回転部材と、
を有し、
前記インバート切削部材とマンホール側壁切削部材とは、交換可能とされている、
ことを特徴とするマンホール側壁と管との接続部補修装置。
- 請求項1に記載されたマンホール側壁と管との接続部補修装置により、前記対向するマンホール側壁に各々露出する開口部の外径より大形の略半リング状に前記インバートを切削し、
次いで、インバート切削部材の替わりに取り付けられるマンホール側壁切削部材によりマンホール側壁に各々露出する開口部の外径より大形の略リング状に該マンホール側壁を切削し、
前記マンホール側壁の切削箇所にバックアップ材を挿入後、弾性シーリング材を充填し目地仕上げするシーリング工を行う、
ことを特徴とするマンホール側壁と管との接続部補修工法。
- 対向するマンホール側壁に各々接続される管と、マンホール側壁内側に各々対向して露出する管の開口部と、前記管の開口部間に設けられ、マンホール底部のインバートに形成された導入路を有するマンホールのマンホール側壁と管との接続部補修装置であって、
マンホール側壁に反力を有して係止する突っ張り杆と、前記突っ張り杆で保持され、マンホール内空間に水平保持される水平装置部材と、該水平装置部材の長手方向へ移動可能とされた補修装置本体と、を有し、
補修装置本体は、
マンホール側壁から外側に敷設された管の内部に設置される保持部材と、該保持部材で保持される管軸方向維持杆と、該管軸方向維持杆と直交する方向にマンホール内上下動可能に取り付けられる円盤状をなすインバート切削部材と、該インバート切削部材を前記管軸方向維持杆と直交する方向に上下動させる上下方向移動部材と、
該管軸方向維持杆の長手方向へ進退可能に取り付けられる円盤状をなすマンホール側壁切削部材と、該マンホール側壁切削部材を前記管軸方向維持杆の長手方向へ進退可能に駆動させる軸方向移動駆動部材と、前記インバート切削部材及びマンホール側壁切削部材を回転させる回転部材と、
を有し、
前記インバート切削部材による前記インバートの切削後に、マンホール側壁切削部材に交換され、該マンホール側壁切削部材でマンホール側壁が切削される、
ことを特徴とするマンホール側壁と管との接続部補修装置。
- 請求項3に記載されたマンホール側壁と管との接続部補修装置により、前記対向するマンホール側壁に各々露出する開口部の外径より大形の略半リング状に前記インバートを切削し、
次いで、インバート切削部材の替わりに取り付けられるマンホール側壁切削部材によりマンホール側壁に各々露出する開口部の外径より大形の略リング状に該マンホール側壁を切削し、
前記マンホール側壁の切削箇所にバックアップ材を挿入後、弾性シーリング材を充填し目地仕上げするシーリング工を行う、
ことを特徴とするマンホール側壁と管との接続部補修工法。
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JP2014005589A (ja) * | 2012-06-21 | 2014-01-16 | Nikou Sakushin Kogyo Kk | 円筒状部材形成ユニットの結合装置 |
JP2014005590A (ja) * | 2012-06-21 | 2014-01-16 | Nikou Sakushin Kogyo Kk | 円筒状部材形成ユニットの結合装置 |
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