JP2014004939A - 車両用サスペンションアーム - Google Patents

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Abstract

【課題】サスペンションアームをアッパ材とロア材とを用いて構成する場合に、断面積を減少させることなく、かつ、アッパ材とロア材とを広範囲に亘って確実に溶接できるようにしてサスペンションアームの強度を高める。
【解決手段】車両用サスペンションアーム1には、車体に取り付けられる取付部の近傍に車幅方向外側に湾曲する湾曲部15が形成されている。車両用サスペンションアーム1は、高張力鋼板をプレス成形してなるアッパ材20と、普通鋼板をプレス成形してなるロア材30とを備えている。ロア材30には、上方へ折り曲げられてアッパ材20の下面に溶接される縦板部32が湾曲部15の形成範囲に亘って形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両に設けられるサスペンション装置を構成する車両用サスペンションアームに関するものである。
従来より、車両前部に取り付けられるサスペンションアームとして、例えば特許文献1、2に開示されているように平面視でL字に近い形状のL型サスペンションアームが知られている。図4に示すように、サスペンションアーム100の車両前側及び後側には、それぞれ車体に取り付けられる前側取付部101及び後側取付部102が設けられている。前側取付部101及び後側取付部102は、前側ブッシュジョイント103及び後側ブッシュジョイント104を介して車体に取り付けられる。また、サスペンションアーム100の車幅方向外側には、車輪を支持する車輪支持部105が設けられている。
前側ブッシュジョイント103は、その中心軸が前後方向に延びる姿勢で取り付けられるので、サスペンションアーム100における前側ブッシュジョイント103の近傍には、前側ブッシュジョイント103をよけるように車幅方向外側に向けて湾曲した湾曲部106が設けられることになる。
また、特許文献1、2には、サスペンションアームを1枚のプレス材で構成することが開示されており、また、特許文献1には、アッパとロアとの2枚のプレス材を組み合わせて構成することも開示されている。
特開平8−332820号公報 特開2002−205520号公報
図5に示すように、アッパ材107とロア材108との2枚のプレス材を組み合わせてサスペンションアーム100を構成する場合、閉断面を形成するためにアッパ材107を下に折り曲げ、ロア材108を上に折り曲げて両部材を溶接する必要がある。そして、上述したようにサスペンションアーム100には前側取付部101の近傍に車幅方向外側に湾曲する湾曲部106が形成されることになる。この湾曲部106の形状と、上記溶接部分の上下方向の折り曲げ形状とが重なって3次元形状の成形部分ができる。
一方、近年、車両の重量軽減の要求が強く、サスペンションアームについても軽量化が求められている。サスペンションアームの軽量化の手法としては、いわゆるハイテン材と呼ばれる高張力鋼板を使用して板材の薄肉化を図ることが考えられる。
しかしながら、高張力鋼板は普通鋼板に比べて成形性に劣るので、高張力鋼板を使用して上記湾曲部106と溶接部分の上下方向の折り曲げとを3次元形状にプレス成形しようとすると、高張力鋼板に割れが発生する懸念がある。
高張力鋼板が割れないようにするには、湾曲部106の湾曲度合いを緩くすればよいのであるが、前側ブッシュジョイント103及び後側ブッシュジョイント104の位置は車体構造の制約を受けて変えることができないので、図4に仮想線で示すように湾曲部106を車幅方向外側に向けて大きく湾曲させる必要が生じる。こうすると、サスペンションアームのV−V線における断面積が減少して強度不足を招く結果となる。
また、高張力鋼板が割れないようにする別の方法としては、図5に示す溶接部分の上下方向の折り曲げ高さHを低くする方法がある。ところが、折り曲げ高さHを低くするとアッパ材107とロア材108との間に隙間が形成されて溶接できなくなり、ひいては強度不足を招く結果となる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複数の部材からなるサスペンションアームに湾曲部があっても、断面積を減少させることなく、かつ、複数の部材を広範囲に亘って確実に溶接できるようにしてサスペンションアームの強度を高めることにある。
上記目的を達成するために、本発明では、高張力鋼板と普通鋼板とを適切に組み合わせてサスペンションアームを構成することで、きつい湾曲部の成形を可能にしながら、折り曲げ高さを十分に確保できるようにした。
第1の発明は、車体に揺動可能に取り付けられる車両用サスペンションアームにおいて、
車体に取り付けられる取付部を有するとともに、該取付部の近傍に車幅方向外側に湾曲する湾曲部が形成されており、
高張力鋼板をプレス成形してなる第1部材と、
普通鋼板をプレス成形してなる第2部材とを備え、
上記第2部材には、上記第1部材側へ折り曲げられて該第1部材に溶接される縦板部が上記湾曲部の形成範囲に亘って形成されていることを特徴とするものである。
この構成によれば、第1部材を高張力鋼板としたことで、強度を確保しながら薄肉にして高強度のサスペンションアームを軽量にすることが可能になる。
そして、第2部材には、サスペンションアームの湾曲部の形成範囲に亘って折り曲げた縦板部を形成している。この第2部材は普通鋼板であるため、湾曲部と、溶接部分の上下方向の折り曲げとが重なる三次元形状をプレス成形しても割れ等が発生しにくく、第1部材との溶接範囲を十分に広く確保することが可能になる。
さらに、第2部材の縦板部を第1部材に溶接したことで、高張力鋼板である第1部材には湾曲部のみを設ければ済む。よって、きつい湾曲部を成形しても第1部材に割れ等が発生しなくなる。
第2の発明は、第1の発明において、
上記第1部材には、上記第2部材の縦板部が溶接される部位よりも外方へ延出した延出部が形成されていることを特徴とするものである。
この構成によれば、第1部材の縁部よりも内側に第2部材の縦板部が溶接されることになるので、サスペンションアームに外力が加わった際の発生応力を第2部材の面方向に分散させることが可能になる。そのため、亀裂の発生起因部となりやすい、第1部材と第2部材との溶接部に応力集中を起こさなくなる。
第1の発明によれば、高張力鋼板をプレス成形してなる第1部材と、普通鋼板をプレス成形してなる第2部材とを組み合わせてサスペンションアームを構成し、第2部材には、第1部材に溶接される縦板部を、サスペンションアームの湾曲部の形成範囲に亘って形成している。これにより、サスペンションアームにきつい湾曲部があっても、断面積を減少させることなく、かつ、第1部材と第2部材とを広範囲に亘って確実に溶接でき、高い強度を得ることができる。
第2の発明によれば、第1部材に、第2部材の縦板部の溶接部位よりも外方へ延出した延出部を形成したので、応力を第2部材の面方向に分散させて最大応力値を低下させることができ、サスペンションアームの耐久性を向上できる。
本発明の実施形態にかかるサスペンションアームの平面図である。 図1におけるII−II線断面図である。 図2に示す矢印方向から見たサスペンションアームの一部を示す斜視図である。 従来のサスペンションアームの平面図である。 図4のV−V線断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は、本発明の実施形態にかかる車両用サスペンションアーム1の平面図である。このサスペンションアーム1は、自動車等の車両に設けられるフロントサスペンション装置の一構成部材であるロアアームとして用いられるものである。従って、サスペンションアーム1は、車両の前部において下部に取り付けられる。
この実施形態の説明では、説明の便宜を図るために、車両前側を単に「前」といい、車両後側を単に「後」というものとする。
サスペンションアーム1は、前後方向に沿って延びる水平部2と、水平部2の前側から車幅方向外側へ延びるアーム部3とが一体に成形されたものである。水平部2の前部には、車体に取り付けられる前側取付部4が設けられ、また、水平部2の後部には、車体に取り付けられる後側取付部5が設けられている。前側取付部4には、前側ブッシュジョイント10が固定されるようになっている。前側ブッシュジョイント10は、図示しないが、筒状のゴムブッシュと、ゴムブッシュが嵌入する鋼製のブッシュパイプとを有している。前側ブッシュジョイント10は、その中心軸が前後方向に延びる姿勢で前側取付部4に固定されるようになっている。一方、後側取付部5には、同様にゴムブッシュとブッシュパイプとを有する後側ブッシュジョイント11が固定されるようになっている。サスペンションアーム1は、前側ブッシュジョイント10及び後側ブッシュジョイント11を介してアーム部3が上下方向に揺動可能に車体に取り付けられる。
また、アーム部3の先端部には、車輪を支持する車輪支持部13が設けられている。車輪支持部13には、図示しないボールジョイントが固定されるようになっている。
サスペンションアーム1の車幅方向外側の縁部は、平面視で水平部2とアーム部3とが滑らかに連続するように緩く湾曲している。一方、サスペンションアーム1の前側取付部4近傍には、車幅方向内側の縁部に、車幅方向外側に向けて湾曲する湾曲部15が設けられている。また、水平部2とアーム部3との境界部分には、工具が挿通する工具挿通孔17が上下方向に貫通するように形成されている。工具挿通孔17は略円形であり、サスペンションアーム1の幅方向略中央部に位置している。
また、サスペンションアーム1の水平部2の上面には凹部18が形成され、アーム部3の上面には凹部19が形成されている。
図2に示すように、サスペンションアーム1はアッパ材(第1部材)20とロア材(第2部材)30とを備えており、これらアッパ材20及びロア材30は溶接により一体化されている。アッパ材20は、高張力鋼板をプレス成形してなるものであり、ロア材30は、普通鋼板をプレス成形してなるものである。普通鋼板とは、引張強さが270MPa以上590MPa以下の鋼板である。一方、高張力鋼板とは、普通鋼板よりも引張強さが強い鋼板であり、この実施形態では、引張強さが780MPa以上の高張力鋼板を使用している。いわゆる超高張力鋼板も本発明の高張力鋼板の一種である。また、高張力鋼板の引張強さは780MPa未満であってもよい。
アッパ材20は、平面視で、サスペンションアーム1の平面形状に対応するように全体として湾曲している。このアッパ材20における水平部2を構成する部位は、略前後方向に延びている。図3に示すように、アッパ材20の車幅方向内側の前部には、前側取付部4の上側部分を構成する上側取付板4aが車幅方向内側へ延びるように形成されている。この上側取付板4aの下面に前側ブッシュジョイント10の外面が溶接されるようになっている。
アッパ材20の車幅方向内側の上側取付部4aよりも後側の縁部は、車幅方向外側に湾曲した湾曲縁部20aであり、上記湾曲部15を構成している。湾曲縁部20aよりも後側には、後側へ向かって略真っ直ぐに延びる直線縁部20bが形成されている。
アッパ材20の下面における湾曲縁部20a及び直線縁部20bよりも面方向内側にロア材30が溶接されるようになっている。従って、アッパ材20には、ロア材30が溶接される部位よりも外方へ延出した延出部23が形成されることになる。
また、アッパ材20のアーム部3を構成する部位は車幅方向に延びている。図1に示すように、アッパ材20の前縁部20cは緩やかに湾曲している。図3に示すように、アッパ材20の前縁部20cには、下方向に折り曲げられた第1アッパ側縦板部23が形成されている。
また、アッパ材20の中央部近傍には、工具挿通孔17を構成するアッパ側貫通孔24が形成されている。このアッパ側貫通孔24はバーリング処理されている。
図1に示すように、アッパ材20の車幅方向外側の縁部20dは、車幅方向内側に向かって湾曲縁部20aよりも緩く湾曲している。図2に示すように、この外側縁部20dには、下方向に折り曲げられた第2アッパ側縦板部25が形成されている。
ロア材30も、アッパ材20と同様に、平面視でサスペンションアーム1の平面形状に対応するように全体として湾曲している。このロア材30における水平部2を構成する部位は、略前後方向に延びている。図3に示すように、ロア材30の車幅方向内側の前部には、前側取付部4の下側部分を構成する下側取付板4bが上記上側取付板4aから下方に離れた状態で車幅方向内側へ延びるように形成されている。この下側取付板4bの上面に前側ブッシュジョイント10の外面が溶接されるようになっている。つまり、前側ブッシュジョイント10は、上側取付板4a及び下側取付板4bにより上下方向に挟まれている。
ロア材30の車幅方向内側の下側取付部4bよりも後側の縁部は、車幅方向外側に湾曲した湾曲縁部30aであり、上記アッパ材20の湾曲縁部20aと共に上記湾曲部15を構成している。湾曲縁部30aよりも後側には、後側へ向かって略真っ直ぐに延びる直線縁部30bが形成されている。
ロア材30の湾曲縁部30a及び直線縁部30bには、上方向に折り曲げられたロア側縦板部32が湾曲縁部30aから直線縁部30bに亘って連続して形成されている。図2に示すように、このロア側縦板部32の上縁は、アッパ材20の下面に突き当てられた状態で溶接される。溶接部位を符号Aで示す。つまり、ロア材30には、上方へ折り曲げられてアッパ材20の下面に溶接されるロア側縦板部32が湾曲部15の形成範囲(湾曲縁部30aの範囲)に亘って形成されている。
また、ロア材30のアーム部3を構成する部位は、アッパ材20と同様に車幅方向に延びている。ロア材30の前縁部は緩やかに湾曲している。ロア材30の前縁部は、アッパ材20の第1アッパ側縦板部23の側面に突き当てられた状態で溶接される。
また、ロア材30の中央部近傍には、工具挿通孔17を構成するロア側貫通孔34が上記アッパ側貫通孔24と一致するように形成されている。
次に、上記のように構成されたサスペンションアーム1の製造要領について説明する。
まず、アッパ材20及びロア材30をプレス成形法を用いて得る。アッパ材20は高張力鋼板であるため、ロア材30よりも成形性が悪く、割れ等が発生し易いが、この実施形態では、割れが発生しないように各部の形状設定をしている。
すなわち、サスペンションアーム1の湾曲部15はきつく湾曲しているが、アッパ材20における湾曲部15に対応する部分である湾曲縁部20aには、上下方向に延びる縦板部を形成していない。従って、アッパ材20の湾曲縁部20aはプレス加工時にトリムのみで済み、割れが発生しない。また、アッパ材20の前縁部20cの湾曲度合いは湾曲部15に比べて緩やかであるため、前縁部20cに形成する第1アッパ側縦板部23に割れは発生しない。さらに、アッパ材20の外側縁部20dの湾曲度合いも湾曲部15に比べて緩やかであるため、外側縁部20dに形成する第2アッパ側縦板部25にも割れは発生しない。
ロア材30は引張強さがアッパ材20に比べて低い普通鋼板であるため、湾曲度合いがきつい湾曲縁部30aに、上下方向に延びるロア側縦板部32を形成しても割れが発生しない。
このようにサスペンションアーム1の前側取付部4の後側に湾曲度合いのきつい湾曲部15を形成しても、アッパ材20とロア材30とをその湾曲部15において溶接して閉断面を形成できる。これにより、図4に仮想線で示すように緩い湾曲部としなくて済むので、サスペンションアーム1の幅を広くして断面積を広く確保できる。
さらに、ロア材30の広い範囲にロア側縦板部32を形成してアッパ材20に溶接することができるので、アッパ材20とロア材30との溶接範囲を十分に広く確保することが可能になる。
上記のようにして得られたサスペンションアーム1が使用状態にある場合には、サスペンションアーム1の水平部2が車体に取り付けられる。車輪支持部13に対して特に前後方向の外力が作用した場合には、工具挿通孔17が形成されている部分の変形が問題となるが、この実施形態では、湾曲部15をきつくしてサスペンションアーム1における工具挿通孔17が形成されている部分の断面積を広くしているので、高い強度を確保できる。
また、サスペンションアーム1に作用する外力によってアッパ材20及びロア材30のの溶接部分Aに応力が発生する。このとき、ロア材30のロア側縦板部32が溶接される部位よりも外方へ延出した延出部23をアッパ材20に形成しているので、ロア材30のロア側縦板部32がアッパ材20の湾曲縁部20a及び直線縁部20bよりも内側(面方向内側)に溶接されている。この構造により、発生応力はロア材30の面方向に分散されることになる。
以上説明したように、この実施形態にかかる車両用サスペンションアーム1は、高張力鋼板をプレス成形してなるアッパ材20と、普通鋼板をプレス成形してなるロア材30とを組み合わせてサスペンションアーム1を構成し、ロア材30には、上方へ折り曲げられてアッパ材20の下面に溶接されるロア側縦板部32を、サスペンションアーム1の湾曲部15の形成範囲に亘って形成している。これにより、サスペンションアーム1にきつい湾曲部15があっても、湾曲部15に対応する部分の断面積を減少させることなく、かつ、アッパ材20とロア材30とを広範囲に亘って確実に溶接でき、高い強度を得ることができる。
また、アッパ材20に、ロア材30のロア側縦板部32の溶接部位よりも外方へ延出した延出部23を形成したので、発生応力をロア材30の面方向に分散させることが可能になる。そのため、亀裂の発生起因部となりやすい、アッパ材20とロア材30との溶接部分Aに応力集中を起こさなくなる。よって、最大応力値を低下させることができ、その結果、サスペンションアーム1の耐久性を向上できる。
尚、アッパ材20は高張力鋼板であればよく、引張強さは特に限定されないが、780MPa以上が好ましい。
また、上記実施形態では、アッパ材20を高張力鋼板とし、ロア材30を普通鋼板としているが、これに限らず、アッパ材20を普通鋼板とし、ロア材30を高張力鋼板としてもよい。この場合、サスペンションアーム1の断面が上記した形状と上下方向で反対になるように各部材を成形すればよい。
以上説明したように、本発明にかかる車両用サスペンションアームは、例えばフロントロアアームとして使用することができる。
1 車両用サスペンションアーム
2 水平部
3 アーム部
4 前側取付部
5 後側取付部
15 湾曲部
20 アッパ材
23 延出部
30 ロア材
32 ロア側縦板部
A 溶接部

Claims (2)

  1. 車体に揺動可能に取り付けられる車両用サスペンションアームにおいて、
    車体に取り付けられる取付部を有するとともに、該取付部の近傍に車幅方向外側に湾曲する湾曲部が形成されており、
    高張力鋼板をプレス成形してなる第1部材と、
    普通鋼板をプレス成形してなる第2部材とを備え、
    上記第2部材には、上記第1部材側へ折り曲げられて該第1部材に溶接される縦板部が上記湾曲部の形成範囲に亘って形成されていることを特徴とする車両用サスペンションアーム。
  2. 請求項1に記載の車両用サスペンションアームにおいて、
    上記第1部材には、上記第2部材の縦板部が溶接される部位よりも外方へ延出した延出部が形成されていることを特徴とする車両用サスペンションアーム。
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