JP4487831B2 - トーションビーム式リヤサスペンション - Google Patents

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本発明はトーションビーム式リヤサスペンションに関するものである。
トーションビーム式サスペンションは、車幅方向に延びるトーションビームと、車体前後方向に延びる左右一対のアームとを備え、アームの長手方向中央部分にトーションビームの端を連結した構造を有する。トーションビーム式サスペンションは、典型的は小型FF車のリヤサスペンションに多く採用されており、この場合には、一般的に、特許文献1に開示のように、アームの前端を車体に連結し、アームの後端に車輪を取り付けたトレーリングアーム式が採用されており、また、付加的なサスペンション部材としてダンパ及びコイルスプリングが組み付けられる。そして、このコイルスプリングを搭載するために、トレーリングアームとトーションビームとの間のコーナ部分にスプリングシートが配設される。このスプリングシートはトレーリングアームに固定されるのが一般的である(特許文献2)。
2001−321846号公報 2004−34866号公報
車両の走行性能はいわゆる足回りの剛性によって大きく左右される。したがって、トーションビーム式サスペンションで足回りの剛性を高めようとする場合には、スプリングシート及びこれを支持するトレーリングアームの剛性を高める必要があるが、自ずと限界がある。また、不用意にスプリングシートやトレーリングアームの剛性を高めた場合には、トーションビーム及び左右一対のトレーリングアームからなるトーションビーム式サスペンションのバランスを損なってしまう虞がある。
他方、スプリングシートの支持剛性を高めるのに、スプリングシートをトレーリングアームと共にトーションビームにも担わせることも考えられる。しかし、トーションビーム式サスペンションではトーションビームが主要なサスペンション機能を担っているため、トーションビームにスプリングシートを固定することはトーションビームの機能を損なう虞があるだけでなく、付加的なサスペンション部材の反力によって過度にトーションビームに捻り力を与えてしまう虞がある。特に、ダンパはスプリングシートの後端に取り付けられるのが一般的であることから、ダンパの反力によってトーションビームが過度な捻り力を受けてしまう虞がある。
本発明の目的は、スプリングシートをトレーリングアームだけでなくトーションビームにも担わせた場合に、付加的なサスペンション部材、特にダンパの反力によってスプリングシートが過度にトーションビームに捻り力を与えるのを抑えることのできるトーションビーム式リヤサスペンションを提供することにある。
かかる技術的課題は、本発明によれば、
車体前後方向に延び、前端が車体に揺動可能に支持され、後端に後輪を回転自在に支持するブラケットを備えたトレーリングアームであって、前記ブラケットに向けて延びる後部分が車幅方向外方に傾斜して延びる左右一対のトレーリングアームと、
形断面形状を有し、車幅方向に延在して、その長手方向各端が前記トレーリングアームの前後方向中央部分に連結されるトーションビームと、
該トーションビームの長手方向端部と前記トレーリングアームの後部分とのコーナ部分に配設され且つ前記トーションビームと前記トレーリングアームとに固定され、後部にコイルスプリング取付座を備えたスプリングシートとを有するトーションビーム式リヤサスペンションであって
前記スプリングシートは、その前記トレーリングアームと対向する部位が該トレーリングアームに固定され、
前記スプリングシートは、また、前記トーションビームと対向する部位のうち車幅方向内側の部位で前記トーションビームに固定され、車幅方向外側の部位が前記トーションビームに固定されておらず、
前記スプリングシートは、該スプリングシートの前後方向後部に形成され且つコイルスプリングを支持するコイルスプリング取付座を有し、
前記スプリングシートの後部に、ダンパを取り付けるためのダンパ取付座が設けられ、
前記コイルスプリング取付座及び前記ダンパ取付座が、共に、前記トレーリングアームから車幅方向内側に離間した位置に位置決めされていることを特徴とするトーションビーム式リヤサスペンションを提供することにより達成される。
すなわち、本発明によれば、スプリングシートがトレーリングアームだけでなくトーションビームにも固定されているため、スプリングシートやトレーリングアームの剛性を高めるまでもなく、コイルスプリングに対するスプリングシートの支持剛性を高めることができる。そして、スプリングシートのトーションビームと対向する部位のうち車幅方向内側の部位でトーションビームに固定しているため、換言すれば、スプリングシートのトーションビームと対向する部位のうち車幅方向外側の部位はトーションビームに固定されていないので、スプリングシートをトーションビームに固定することに伴う悪影響つまりスプリングシートに加わるコイルスプリングやダンパの反力がトーションビームの長手方向端部に捻り力として過大に作用してしまうのを抑制することができる。
本発明の好ましい実施の形態では、スプリングシートには、コイルスプリングの取付座とトレーリングアームと対向する部位との間に車体前後方向に直線状に延びる屈曲線が形成されており、この屈曲線によって、スプリングシートに別途補強部材を配設するまでもなく、スプリングシートの強度を高めることができる。特に、本発明では、スプリングシートの後端にダンパを取り付けるためのダンパ取付座が設けられており、スプリングシートに作用するダンパ及びコイルスプリングの反力をスプリングシート内で受け止めることのできる剛性を確保することができる。この車体前後方向に延びる屈曲線と略平行となる車体前後方向に延びる第1フランジをスプリングシートの車幅方向内側に設けるのが好ましい。これによれば、第1フランジと屈曲線とによって、これに挟まれた部位に配置されるコイルスプリング取付座の剛性を高めることができる。このことは、屈曲線から車幅方向外方に向けて斜め上方に傾斜した傾斜部分を設けることで一層確かなものにすることができる。すなわち、スプリングシートは、上述した第1フランジ、屈曲線、傾斜部分を備えた三次元の立体的に折り曲げた形状を有するのが好ましい。
スプリングシート、特に、ダンパ取付座回りの剛性を高めるのに、スプリングシートの後端部分を折り曲げることにより車幅方向に延びる第2フランジを設けるのが一層好ましく、この第2フランジは第1フランジよりも高さ寸法を大きく設定するのがよい。これによれば、コイルスプリング取付座及びダンパ取付座が設けられたスプリングシートの後部の剛性を高めることができるだけでなく、相対的にスプリングシートの前部の剛性を低く抑えることができ、これにより、スプリングシートをトーションビームに固定することに伴う悪影響つまり付加的なサスペンション部材の反力がトーションビームの長手方向端部に捻り力として過大に作用するのを阻止することができる。本発明の目的を達成するのに、最も好ましくは、スプリングシートの車幅方向内側で車体前後方向に延びる第1フランジと、スプリングシートの後端で車幅方向に延びる第2フランジとは連続しているのがよく、第1フランジの前端をトーションビームに固定し、また、第2フランジの車幅方向外端をトレーリングアームに固定するのがよい。
以下に、添付の図面に基づいて本発明の好ましい実施例を説明する。
図1は、車両の後輪に適用されたトーションビーム式サスペンションの右端部の略平面図である。トーションビーム式リヤサスペンション1は、車体前後方向に延びる左右一対のトレーリングアーム2と、車幅方向に延びるトーションビーム3とを有し、トーションビーム3の長手方向中央部分2aにトレーリングアーム2の各端を溶接することにより、トーションビーム3の両端に一対のトレーリングアーム2を連結した構造を有している。
特許文献1(2001−321846号公報)に開示の構造と同様に、トーションビーム3は、中空パイプを押圧することにより形成された閉断面且つ異形断面を備えている。この異形断面の形状は、例えば下方に向けて開放したU字形であり、トーションビーム3の長手方向端部では、U字形断面の開口が大きく開いた形状を有し、トーションビーム3の長手方向中央部分では、U字形端面の開口が狭められた形状を有している。すなわち、トーションビーム3は、平面視したときに、長手方向中央部分から端部に向かうに従って徐々に幅広となる形状を有し、また、トーションビーム3の長手方向端は、その後端が前端に比べて車幅方向外方に位置するように傾斜した形状を有している。つまり、トーションビーム3の長手方向端は、その前端に比べて後端の方がトレーリングアーム2と重なり合う量が多くなるように設計されている。
車体前後方向に延びるトレーリングアーム2は、その前端にアイ4を有し、アイ4は図外のブッシュを介して車体に揺動可能に支持される。トレーリングアーム2は、その後端にブラケット5を更に有し、このブラケット5を介して車輪(図示せず)が回転自在に支持される。
トレーリングアーム2は、図1から理解できるように、平面視で車幅方向外方に向けて凹となる湾曲した形状を有する。すなわち、トレーリングアーム2は、平面視したときに、アイ4から中央部分2aの前端までの前部分2bがアイ4から中央部分2aに向けて車幅方向内方に傾斜して延び、また、中央部分2aはその前端から後端に向けて車幅方向外方に若干傾斜して延び、更に、中央部分2aの後端からブラケット5までの後部分2cが中央部分2aからブラケット5に向けて車幅方向外方に大きく傾斜して延びる形状を有している。図2は、トーションビーム式サスペンション1を後方から見た図であり、この図2から分かるように、トレーリングアーム2は、中央部分2aからブラケット5に向けて上方に傾斜して延びる形状を有している。
トーションビーム式リヤサスペンション1は、トレーリングアーム2の後部分2cとトーションビーム3の長手方向各端部との間のコーナ部分にスプリングシート6が配設されている。
スプリングシート6は鋼板をプレス成形することにより形作られており、スプリングシート6は底壁7を有する。トーションビーム式リヤサスペンション1はコイルスプリング8を含み、このコイルスプリング8の取付座は、底壁7のほぼ水平に広がる主底壁部分7aの後部に設けられている。
底壁7は、屈曲線9によって主底壁部分7aから区画された傾斜部分7bを有し、傾斜部分7bは、トレーリングアーム2の後端部分に対向して位置している。すなわち、屈曲線9は、車体前後方向に真っ直ぐに延び、その前端は、トレーリングアーム2の後部分2cの長手方向中間部分で合流している。スプリングシート6の傾斜部分7bは、この屈曲線9から車幅方向外方に向けて斜め上方に延び、その車幅方向外端縁はトレーリングアーム2に当接している。
前述したようにコイルスプリング8の取付座は、スプリングシート6の底壁7の後部分に設けられているが、この底壁7の後部分は、トレーリングアーム2に固定される傾斜部分7b及び屈曲線9によって実質的に剛性が高められている。したがって、他の補強部材を用意しなくても、スプリングシート6のコイルスプリング8に対する支持剛性を確保することができる。
スプリングシート6は、車幅方向外側縁はフランジ無しであり、この車幅方向外側縁は、そのほぼ全領域でトレーリングアーム2に溶接されている。すなわち、スプリングシート6の傾斜部分7bを含む底壁7の車幅方向外側縁10はトレーリングアーム2の後部分2cの側面に沿った形状を有し、このスプリングシート6の外側縁10は、その全域に亘ってトレーリングアーム2に溶接されている。このスプリングシート6がトレーリングアーム2に溶接される車幅方向外側縁がフランジ無しであるため、スプリングシート6をトレーリングアーム2に溶接することに伴ってスプリングシート6がトレーリングアーム2の動きを阻害するのを低減することができる。
スプリングシート6は、後縁11と車幅方向内側縁12とに亘って延びる縦フランジ13を有する。すなわち、縦フランジ13は、底壁7の内側縁に沿って前後方向に延びる第1フランジ部分14と、主底壁部分7a及び傾斜部分7bの後縁11に沿って車幅方向に延びる第2フランジ部分15とを有し、この第1、第2のフランジ部分14、15は連続しており、スプリングシート6を上方に屈曲させることにより形成されている。このように、コイルスプリング8の取付座の回りが、第1、第2フランジ部分14、15及び屈曲線9を挟んで傾斜部分7bで三次元の立体構造となっているため、スプリングシート6自身でコイルスプリング8の反力を支えることができる剛性を確保するのが容易である。
車体前後方向に延びる第1フランジ部分14は、その高さ寸法が比較的小さく、他方、スプリングシート6の後端部分に位置して車幅方向に延びる第2フランジ部分15は、その高さ寸法が比較的大きく設定されている。すなわち、スプリングシート6は、トーションビーム3に隣接する部位つまり前部の剛性が相対的に低く、他方、コイルスプリング8の取付座に隣接する部位つまり後部の剛性が相対的に高くなるように設計されている。
底壁7の内側縁に沿って車体前後方向に延びる第1フランジ部分14は、その高さ寸法が比較的低く作られており、この第1フランジ部分14の前端部分14aつまりトーションビーム3に隣接した部分は上方且つ前方に延びて、その前端縁がトーションビーム3と当接する形状を有している。すなわち、第1フランジ14の前端部分14aは、その上縁を上方に拡大した形状を有し、その前端縁は、トーションビーム3の後側面に沿って切欠いた湾曲形状を有する。この第1フランジ14の前端縁は、その上部つまり図2〜図34に楕円で囲んだ部位Xがトーションビーム3に溶接により固定され、これよりも下部はトーションビーム3に対して非固定である。
第1フランジ14の前端縁は、その上部がトーションビーム3に溶接されているが、このトーションビーム3に溶接される上部は、前方に向けて車幅方向外方に傾斜して延びており、この延び方向L1は、トレーリングアーム2のアイ4の軸線L2つまりトレーリングアーム2の揺動軸線と直交する仮想線L3とほぼ平行であるのが好ましい。また、第1フランジ14の前端縁は、その上部がトーションビーム3の上面に乗り上げる形状を有しているのが好ましい。これによれば、スプリングシート6がトーションビーム3の上に引っ掛けた状態で固定されることになるため、トーションビーム3によるスプリングシート6の支持を確かなものにすることができる。
スプリングシート6の主底壁部分7aの前端縁はフランジ無しであり、トレーリングアーム2の長手方向端部に沿って車幅方向に延びている。この主底壁部分7aの前端縁15は、好ましくは、トレーリングアーム2から若干離間して位置するのがよく、この実施例では、スプリングシート6とトレーリングアーム2との間に、トレーリングアーム2に沿って延びる細長い隙間17が形成されている。
スプリングシート6の内側縁及び後端縁に沿って形成された縦フランジ13について更に説明すると、この縦フランジ13は、前述したように、比較的高さ寸法が小さい第1フランジ部分14に連続する第2フランジ部分15の高さ寸法が比較的大きい。そして、この第2フランジ部分15の車幅方向外端縁は、トレーリングアーム2の側面に対向して位置し、このトレーリングアーム2の側面に沿った湾曲形状に形成されている。すなわち、第2フランジ部分15の車幅方向外端縁はフランジ無しであり、この第2フランジ部分15の車幅方向外端縁がトレーリングアーム2に溶接されている。
図中、参照符号18はダンパ取付ブラケットを示し、ダンパ取付ブラケット18は、第2フランジ15の車体後方面に溶接されている。このダンパ取付ブラケット18にはチューブ式ダンパ19が取り付けられる。
上記のトーションビーム式リヤサスペンション1は、好ましい形態として、スプリングシート6の前端部分つまり主底壁部分7aの前端部分に、剛性を低下させるための手段として開口20を設けるのが好ましく、この開口20はトーションビーム3の長手方向と略平行に車幅方向に延びているのがよい。
トーションビーム式サスペンションは、トーションビーム3の一端から他端まで効果的に機能させるのが好ましいことは言うまでもない。実施例のリヤサスペンション1にあっては、スプリングシート6を折り曲げることにより形成された縦フランジ13を使って、この縦フランジ13の上下方向に延びる前端縁をトーションビーム3に溶接することにより固定するようにしてあるため、トーションビーム3の捻れ変形などに及ぼす悪影響を低減することができる。勿論、スプリングシート6をトレーリングアーム2だけでなくトーションビーム3にも担わせてあるため、トレーリングアーム2やスプリングシート6の剛性を高剛性に設計しなくても、スプリングシート6の支持剛性を向上させることができる。
換言すれば、スプリングシート6の前端縁つまり主底壁部分7aをトーションビーム3に固定した場合には、トーションビーム3の長手方向端部の動きがスプリングシート6によって阻害され、トーションビーム3の長手方向端部が実質的にサスペンション機能を発揮しなくなるため、一対のトレーリングアーム2とトーションビーム3とからなるトーションビームサスペンション1の本来的な機能が損なわれるだけでなく、トーションビーム3のスプリングシート6が固定された部位と、その車幅方向内方側の部位との境に応力集中が発生する虞がある。これに対して、実施例では、スプリングシート6の主底壁部分7aの前端縁がトーションビーム3に対して非固定であるため、上記の応力集中も緩和することができる。
特に、実施例のように、スプリングシート6の後部にコイルスプリング8の取付座を設け、この取付座の回りに屈曲線9、傾斜部分7b、車体前後方向に延びる第1フランジ部分14、車幅方向に延びる第2フランジ部分15で三次元立体構造として、この取付座の回りの剛性を高めるようにしてあり、加えて、この第2フランジ部分15の高さを第1フランジ部分14よりも大きく設定すると共に第2フランジ部分15の車幅方向外端がトレーリングアーム2に固定されているため、ダンパ19及びコイルスプリング8の反力をスプリングシート6の後部で支えることができる。換言すれば、スプリングシート6の前部は比較的低い剛性となるように設計されているため、スプリングシート6がコイルスプリング8やダンパ19の反力によりトーションビーム3に過度な捻り力を与えてしまうのを抑制することができる。また、この効果は、スプリングシート6の前部に車幅方向に延びる開口20を設けて変形を促進するようにしたことによっても一層確かなものにすることができる。
トーションビーム式リヤサスペンションの右側部分だけを抽出して示す略平面図である。 図1のトーションビーム式リヤサスペンションを後方から見た図である。 図1のトーションビーム式リヤサスペンションを車幅方向内側から外方に向けて見た図である。 図1のトーションビーム式リヤサスペンションを車幅方向内側から外方に向けて見た斜視図である。
符号の説明
1 トーションビーム式リヤサスペンション
2 トレーリングアーム
2a トレーリングアームの中央部分
2b トレーリングアームの前部分
2c トレーリングアームの後部分
3 トーションビーム
6 スプリングシート
7 スプリングシートの底壁
7b スプリングシートの傾斜部分
8 コイルスプリング
9 屈曲
13 縦フランジ
14 縦フランジの第1フランジ部分
15 縦フランジの第2フランジ部分
18 ダンパ取付ブラケット
19 ダンパ
20 変形促進用開口

Claims (5)

  1. 車体前後方向に延び、前端が車体に揺動可能に支持され、後端に後輪を回転自在に支持するブラケットを備えたトレーリングアームであって、前記ブラケットに向けて延びる後部分が車幅方向外方に傾斜して延びる左右一対のトレーリングアームと、
    形断面形状を有し、車幅方向に延在して、その長手方向各端が前記トレーリングアームの前後方向中央部分に連結されるトーションビームと、
    該トーションビームの長手方向端部と前記トレーリングアームの後部分とのコーナ部分に配設され且つ前記トーションビームと前記トレーリングアームとに固定され、後部にコイルスプリング取付座を備えたスプリングシートとを有するトーションビーム式リヤサスペンションであって
    前記スプリングシートは、その前記トレーリングアームと対向する部位が該トレーリングアームに固定され、
    前記スプリングシートは、また、前記トーションビームと対向する部位のうち車幅方向内側の部位で前記トーションビームに固定され、車幅方向外側の部位が前記トーションビームに固定されておらず、
    前記スプリングシートは、該スプリングシートの前後方向後部に形成され且つコイルスプリングを支持するコイルスプリング取付座を有し、
    前記スプリングシートの後部に、ダンパを取り付けるためのダンパ取付座が設けられ、
    前記コイルスプリング取付座及び前記ダンパ取付座が、共に、前記トレーリングアームから車幅方向内側に離間した位置に位置決めされていることを特徴とするトーションビーム式リヤサスペンション。
  2. 前記スプリングシートには、前記コイルスプリング取付座と前記トレーリングアームと対向する部位との間に車体前後方向に直線状に延びる屈曲線が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のトーションビーム式リヤサスペンション。
  3. 前記スプリングシートが、その車幅方向内側の部分を折り曲げることにより形成された車体前後方向に延びる第1フランジを有し、該第1フランジと前記屈曲線とが略平行であることを特徴とする請求項2に記載のトーションビーム式リヤサスペンション。
  4. 前記スプリングシートが、前記ビードから車幅方向外方に向けて斜め上方に傾斜した傾斜部分を有し、該傾斜部分の車幅方向外端縁が前記トレーリングアームに固定されていることを特徴とする請求項3に記載のトーションビーム式リヤサスペンション。
  5. 前記スプリングシートが、その後端部分を折り曲げることにより形成された車幅方向に延びる第2フランジを有し、該第2フランジが前記第1フランジよりも高さ寸法が大きいことを特徴とする請求項4に記載のトーションビーム式リヤサスペンション。
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