JP2014003385A - 画像読取装置、原稿搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

画像読取装置、原稿搬送装置及び画像形成装置 Download PDF

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淳 山田
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拓馬 有我
Norio Yamada
典生 山田
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大祐 二角
Reiko Ikeda
礼子 池田
Hajime Tsukahara
元 塚原
Naohiro Kurakata
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Abstract

【課題】原稿搬送時に原稿が接触して白色基準ローラが僅かに回転した場合や、位置制御のずれで狙いの位置から白色基準ローラの向きが多少ずれてしまった場合でも、搬送路のギャップを狭めることなく、安定して原稿を搬送することができ、読み取り画像の精度向上、ひいては画像形成における画質向上に寄与できる画像読取装置を提供する。
【解決手段】白色基準ローラ26は回転中心26aからの径の長さが異なる円弧部26b、26cを組み合わせた形状となっている。符号62は原稿読取面を示している。シェーディングデータ取得時には、読取り面と白色基準ローラ26がほぼ接触する。原稿搬送時に半径r2の円弧部26cを原稿読取面に向けることで、原稿の搬送に必要な搬送ギャップtを確保することができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、原稿の画像を読み取る画像読取装置、該画像読取装置を有する原稿搬送装置、該原稿搬送装置を有する複写機、プリンタ、ファクシミリ、プロッタ、これらのうち少なくとも1つを備えた複合機等の画像形成装置に関する。
原稿を所定の速度で搬送し、固定された読取り部で露光して原稿を読み込む、いわゆるシートスルータイプの原稿搬送装置において、原稿両面を同時に読み取ることが可能な、いわゆる1パス同時両面読取方式の原稿搬送装置(ADF)では、裏面読取手段として、省スペースで配置が可能なCIS(Contact Image Sensor)等の等倍センサがよく使用されている。
この等倍センサは焦点深度が浅いことから、センサの対向面にローラ等を配置し、原稿の裏面を読み取る際に原稿がガラスから浮かないように隙間を制御している。
また、この等倍センサは、原稿を照明する光源の時間的な光量変化の影響が読み取る画像データへ影響するのを防止する目的で、白色基準となる部材を読み取った結果を用いて画像補正(色むら補正、以下「シェーディング補正」ともいう)することが一般的に行われている。
ジョブ(一連の印字動作)の先頭や紙間でシェーディング補正を行う際に等倍センサを物理的に動かす必要がなくなるように、上記対向面のローラを基準の白色とし、このローラを用いてシェーディング補正を行う構成が知られている。
さらに、特許文献1に開示されているように、白色の基準となる白色ローラの一部を軸方向に平行な平面でカットして非円形の断面形状とすることが行われている。
このようなカット形状とすることで、シェーディングデータ取得時には白色ローラの円弧部を読取ガラスに接触させ、原稿搬送時にはカット面を読み取り面側に向けることにより、原稿読取時とシェーディングデータ取得時で上記等倍センサの焦点距離を同一にするようにしている。
しかしながら、白色ローラをカット形状にする構成では、カット面を読取り面側に向けた状態で原稿が搬送されてきた場合に、搬送性が阻害される問題があった。
すなわち、原稿が白色ローラに接触して僅かに回転した場合や、白色ローラの位置制御のずれにより、カット面が読取り面からずれて、円弧部が搬送路のギャップを狭めるかあるいは塞いでしまい、原稿の搬送に影響が出てしまうという問題があった。
原稿読取り時における原稿の搬送性低下は、読み取り画像の劣化につながる。
本発明は、このような現状に鑑みてなされたもので、原稿搬送時に原稿が接触して白色基準ローラが僅かに回転した場合や、位置制御のずれで狙いの位置から白色基準ローラの向きが多少ずれてしまった場合でも、搬送路のギャップを狭めることなく、安定して原稿を搬送することができ、読取り画像の精度向上、ひいては画像形成における画質向上に寄与できる画像読取装置の提供を、その主な目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、搬送される原稿の画像を読み取る読取手段と、原稿の搬送経路を形成する一方の搬送ガイドとなるように前記読取手段側に配置され、前記読取手段による原稿読取面を構成する透光部材と、原稿の搬送経路を形成する他方の搬送ガイドとなるように前記読取手段および前記透光部材に対向して配置される対向部材とを有し、前記対向部材は前記読取手段による原稿画像補正の基準となる白色基準部としての機能を備えた画像読取装置において、前記対向部材は回転中心から外周表面までの距離が異なる部分を有するローラ状の回転体であり、前記回転体は、回転中心から前記透光部材の原稿読取面までの距離とほぼ等しい半径r1の外周表面と、前記回転中心から前記透光部材の原稿読取面までの距離より、原稿を前記透光部材の原稿読取面にほぼ密着させて搬送するための搬送ギャップ分短い半径r2の外周表面と、を有し、半径r1の外周表面を前記白色基準部として使用し、半径r2の外周表面を搬送ガイド部として使用することを特徴とする。
本発明によれば、原稿搬送時に原稿が接触して白色基準部が僅かに回転した場合や、位置制御のずれで狙いの位置から白色基準部の向きが多少ずれてしまった場合でも、搬送路のギャップを狭めることなく、安定して原稿を搬送することができ、読み取り画像の精度向上、ひいては画像形成における画質向上に寄与できる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概要構成図である。 原稿搬送装置を上方に回動した状態の斜視図である。 原稿搬送装置の概要構成図である。 全体の制御ブロック図である。 画像読取装置の制御ブロック図である。 白色基準ローラの断面図を示す図で、(a)はシェーディングデータ取得時の断面図、(b)は原稿搬送時の断面図である。 原稿搬送時に白色基準ローラがずれている場合の断面図で、(a)は従来例の場合の図、(b)は本発明の実施形態の場合の図である。 走査方向(軸方向)に関しての白色基準ローラの形状を説明する図である。 白色基準ローラのホームポジションを検知する手段を示した図である。 読取手段の画像データから白色基準ローラのホームポジションを検知する手法を示した図である。 白色基準ローラ1周分のシェーディングデータと、ローラ端の円柱部分の白色レベルを示した図である。
以下、本発明の一実施形態を図を参照して説明する。
まず、図1に基づいて、本実施形態に係る画像形成装置の構成の概要を説明する。
画像形成装置としてのタンデム型中間転写方式のカラー複写機50は、装置本体51と、装置本体51の上面に設けられたスキャナ52と、該スキャナ52の上部に設けられた原稿搬送装置としての原稿自動搬送装置(ADF)53を有している。
装置本体51の下部には、複数の給紙カセット60a、60b、60c、60dを備えた給紙部60が設けられている。
装置本体51の略中央部には、中間転写体としての無端状の中間転写ベルト70が配置されている。中間転写ベルト70は、複数の支持ローラ71、72、73等に掛け回されて支持されている。図示しない駆動源により図中時計回りに方向に回転駆動される。
支持ローラ71と支持ローラ72間に張り渡された中間転写ベルト70上には、その搬送方向に沿って、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4つの画像形成手段としてのプロセスカートリッジ74Y、74M、74C、74Kが横に並べられて配置され、タンデム画像形成部80が構成されている。
タンデム画像形成部80の上方には、露光装置82が配置されている。
中間転写ベルト70を挟んで支持ローラ73と反対の側には、転写装置としての二次転写ローラ84が配置されている。二次転写ローラ84により中間転写ベルト70上の画像が、給紙部60から給紙されるシートに転写される。
二次転写ローラ84の左側には、シート上の転写画像を定着する定着装置85が設けられている。
定着装置85の下方には、上述したタンデム画像形成部80と略平行に、シートの両面に画像を記録する場合にシートを反転するシート反転装置86が備えられている。
画像形成のための一連のプロセスについて、ネガ−ポジプロセスで説明する。
感光体ドラム35は、除電ランプ(図示せず)等で除電され、帯電ローラ36で均一に帯電される。
帯電された感光体ドラム35は、露光装置82によって照射されるレーザー光で潜像を形成される。潜像は現像装置45により現像され、トナー像が形成される。
各色に対応した感光体ドラム1上に形成されたトナー像は、一次転写ローラ46にて中間転写ベルト70上に重ねて転写され、給紙部60から給紙され、あるいは手差しトレイ90から給紙された紙などの転写媒体(シート)上に二次転写ローラ84により一括転写される。
画像転写後のシートは、定着装置85へと送り込まれ、ここで熱と圧力を加えられて転写画像を定着された後、排紙ローラ対92により排紙トレイ95上にスタックされる。
あるいは、図示しない切換爪で搬送路を切り換えられてシート反転装置86に入れられ、そこで反転されて再び転写位置へと導かれ、裏面にも画像を記録された後、排紙ローラ対92により排紙トレイ95上に排出される。
スキャナ52は、固定読取部や移動読取部54を有している。移動読取部54は、原稿MSに接触するようにスキャナ52のケーシング上壁に固定された第2コンタクトガラス155(図2参照)の直下に配設されており、光源や、反射ミラーなどからなる光学系を図中左右方向に移動させることができる。
光学系を図中左側から右側に移動させていく過程で、光源から発した光を第2コンタクトガラス上に載置された図示しない原稿で反射させた後、複数の反射ミラーを経由させて、スキャナ本体に固定された画像読取センサ55で受光する。
固定読取部は、スキャナ52の内部に配設された第1面固定読取部34と、ADF53内に配設された第2面固定読取部としての画像読取装置56とを有している。
光源、反射ミラー、CCD等の画像読取センサなどを有する第1面固定読取部34は、原稿MSに接触するようにスキャナ52のケーシング上壁に固定された第1コンタクトガラス154(図2参照)の直下に配設されている。
後述するADF53によって搬送される原稿MSが第1コンタクトガラス上を通過する際に、光源から発した光を原稿面で順次反射させながら、複数の反射ミラーを経由させて画像読取センサで受光する。
これにより、光源や反射ミラー等からなる光学系を移動させることなく、原稿MSの第1面を走査する。
第2面固定読取部としての画像読取装置56は、第1面固定読取部34を通過した後の原稿MSの第2面を走査する。
図2に示すように、スキャナ52の上に配設されたADF53は、本体カバー55に、読取前の原稿MSを載置するための原稿テーブル2、原稿MSを搬送するための搬送ユニット(後述)、読取後の原稿MSをスタックするための排紙トレイ29などを有している。
ADF53は、スキャナ52に固定された蝶番159によって上下方向に回動可能に支持されている。ADF53はその回動によって開閉扉のような動きをし、開かれた状態でスキャナ52の上面の第1コンタクトガラス154や第2コンタクトガラス155を露出させる。
原稿束の片隅を綴じた本などの片綴じ原稿の場合には、原稿を1枚ずつ分離することができないため、ADF53による搬送を行うことができない。
片綴じ原稿の場合には、ADF53を図2に示すように開いた後、読み取りすべきページが見開かれた片綴じ原稿を下向きにして第2コンタクトガラス155上に載せた後、ADF53を閉じる。
その後、スキャナ52の図1に示した移動読取部54によってそのページの画像を読み取る。
互いに独立した複数の原稿MSを単に積み重ねた原稿束の場合には、原稿MSをADF53によって1枚ずつ自動搬送しながら、スキャナ52内の第1面固定読取部34やADF53内の画像読取装置56により順次読み取っていくことができる。
この場合、原稿束を原稿テーブル2上にセットした後、コピースタートボタン158(図2参照)を押す。
コピースタートボタン158が押されると、ADF53が、原稿テーブル2上に載置された原稿束の原稿MSを上から順に搬送ユニット57内に送り、それを反転させながら排紙トレイ29に向けて搬送する。
この搬送の過程で、原稿MSは反転された直後にスキャナ52の第1面固定読取部34の真上を通り、原稿MSの第1面の画像が第1面固定読取部34によって読み取られる。
図3は、本実施形態に係る原稿搬送装置としてのシートスルー方式のADF53の構成について、図4、図5は制御構成について説明する図である。
ADF53は、シート(単枚及び積層された束の双方の概念を含む)としての原稿を固定の読取装置の部位に搬送し所定の速度で搬送しながら画像読取を行う装置に用いられる。
その基本的な構成、動作、作用の一例を以下に説明する。図3に示すように、ADF53は、原稿束1をセットする原稿セット部Aと、セットされた原稿束から一枚毎原稿を分離して給送(給紙)する分離給送部Bと、給送された原稿を一次突当整合する働きと、整合後の原稿を引き出し搬送する働きのレジスト部Cと、搬送される原稿をターンさせて、原稿面を読み取り側(下方)に向けて搬送するターン部Dと、原稿の表面画像を、第1コンタクトガラス154の下方より読み取りを行わせる第一読取搬送部Eと、読取後の原稿の裏面画像を読み取る第二読取搬送部Fと、表裏の読取が完了した原稿を装置外に排出する排紙部Gと、読取完了後の原稿を積載保持するスタック部Hと、これら搬送動作の駆動を行う駆動部101〜105(図4参照)と、更に、一連の動作を制御する制御手段としてのコントローラ部100(図4参照)とから構成されている。コントローラ部100を以下「ADF制御部」という。
読み取りを行う原稿束1をセットするのは、可動原稿テーブル3を含む原稿テーブル2上で、原稿面(画像面)を上向きの状態でセットする。さらに図示しないサイドフェンスによって、原稿束1の搬送方向と直交する方向(主走査方向)の位置決めを行う。
原稿のセットは、セットフィラー4及びこれによってON/OFFする原稿セットセンサ5とにより検知され、インタフェースI/F107(図4参照)により本体制御部111に送信される。セットフィラー4及び原稿セットセンサ5によりシート検知手段が構成されている。
更に原稿テーブル面に設けられた原稿長さ検知センサ30、31により原稿の搬送方向長さの概略が判定される。原稿長さ検知センサ30、31としては、反射型センサ、又は原稿1枚にても検知可能なアクチェータタイプのセンサが用いられる。少なくとも同一原稿サイズの縦か横かを判断可能なセンサ配置が必要である。
可動原稿テーブル3は、テーブル駆動手段としての底板上昇モータ105(図4参照)により図3に示す矢印a、b方向に上下動可能な構成になっていて、原稿がセットされたことをシート検知手段により検知すると、底板上昇モータ105を正転させて原稿束の最上面がシート呼出手段としてのピックアップローラ7と接触するように可動原稿テーブル3を上昇させる。
ピックアップローラ7は、ピックアップ昇降モータ101(図4参照)によりカム機構で図3に示す矢印c、d方向に動作すると共に、可動原稿テーブル3が上昇し可動原稿テーブル3上の原稿上面により押されてc方向に上がり、テーブル上昇検知センサ8により上限を検知可能となっている。
操作部108(図4参照)より図示しないプリントキーが押下され、本体制御部111からI/F107を介してADF制御部100に原稿給紙信号が送信されると、ピックアップローラ7は給紙モータ102(図4参照)の正転によりコロが回転駆動し、原稿テーブル2上の数枚(理想的には1枚)の原稿をピックアップする。ピックアップローラ7の回転方向は、最上位の原稿を給紙口に搬送する方向(時計回り方向)である。
給紙ベルト9は給紙モータ102の正転により給紙方向に駆動され、リバースローラ10は給紙モータ102の正転により給紙と逆方向に回転駆動され、最上位の原稿とその下の原稿とを分離して、最上位の原稿のみを給紙できる構成となっている。給紙ベルト9及びリバースローラ10は分離給送手段を構成している。
さらに詳しく説明すると、リバースローラ10は給紙ベルト9と所定圧で接し、給紙ベルト9と直接接しているとき、又は原稿1枚を介して接している状態では給紙ベルト9の回転につられて反時計回り方向に連れ回りする。
原稿が万が一2枚以上給紙ベルト9とリバースローラ10との間に進入したときは、連れ回り力がトルクリミッタのトルクよりも低くなるように設定されており、リバースローラ10は本来の駆動方向である時計回り方向に回転し、余分な原稿を押し戻す働きをし、重送が防止される。
給紙ベルト9とリバースローラ10との作用により1枚に分離された原稿は給紙ベルト9によって更に送られ、突き当てセンサ11によって先端が検知され、更に進んで停止しているプルアウトローラ対12に突き当たる。
その後、突き当てセンサ11の検知から所定量定められた距離送られ、結果的には、プルアウトローラ対12に所定量撓みを持って押し当てられた状態で給紙モータ102(図4参照)を停止させることにより、給紙ベルト9の駆動が停止する。このとき、ピックアップ昇降モータ101を回転させることでピックアップローラ7を原稿上面から退避させ原稿を給紙ベルトの搬送力のみで送ることにより、原稿先端は、プルアウトローラ対12のニップに進入し、先端の整合(スキュー補正)が行われる。
プルアウトローラ対12は、前記スキュー補正機能を有すると共に、分離後にスキュー補正された原稿を中間ローラ対14まで搬送するためのローラで、給紙モータ102の逆転により駆動される。給紙モータ102の逆転時、プルアウトローラ対12と中間ローラ対14は駆動されるが、ピックアップローラ7と給紙ベルト9は駆動されない。
原稿幅センサ13は、奥行き方向(図1の紙面厚み方向)に複数個並べられ、プルアウトローラ対12により搬送された原稿の搬送方向と直交する幅方向のサイズを検知する。
原稿の搬送方向の長さは原稿の先端、後端を突き当てセンサ11で読取ることによりモータパルスから原稿の長さを検知する。
プルアウトローラ対12及び中間ローラ対14の駆動によりレジスト部Cからターン部Dに原稿が搬送される際には、レジスト部Cでの搬送速度を読取搬送部Eでの搬送速度よりも高速に設定して、原稿を読取部へ送り込む処理時間の短縮が図られている。
原稿先端が読取入口センサ15により検出されると、読取入口ローラ対16のニップに原稿先端が進入する前に、原稿搬送速度を読取搬送速度と同速にするために減速を開始すると同時に、読取りモータ103(図4参照)を正転駆動して読取入口ローラ対16、読取り出口ローラ対23、第二読取部25の出口ローラ対27を駆動する。
中間ローラ対14及び読取入口ローラ対16は、搬送手段を構成している。
原稿の先端をレジストセンサ17にて検知すると、所定の搬送距離をかけて減速し、コンタクトガラスCGでの読取位置20の手前で一時停止すると共に、本体制御部111にI/F107を介してレジスト停止信号を送信する。続いて本体制御部111より読取り開始信号を受信すると、レジスト停止していた原稿は、読取位置に原稿先端が到達するまでに所定の搬送速度に立ち上がるように増速されて搬送される。読取りモータ103のパルスカウントにより検出された原稿先端が読取部に到達するタイミングで、本体制御部111に対して第1面の副走査方向有効画像領域を示すゲート信号が、第1面固定読取部(読取位置20)を原稿後端が抜けるまで送信される。
片面原稿読取りの場合には、読取搬送部Eを通過した原稿は第二読取り部(第2面固定読取部)を経て排紙部Gへ搬送される。この際、排紙センサ24により原稿の先端を検知すると、排紙モータ104(図4参照)を正転駆動して排出手段としての排紙ローラ28を反時計回り方向に回転させる。また、排紙センサ24による原稿の先端検知からの排紙モータパルスカウントにより、原稿後端が排紙ローラ対28のニップから抜ける直前に排紙モータ駆動速度を減速させて、排紙トレイ29上に排出される原稿が飛び出さないように制御される。
両面原稿読取りの場合には、排紙センサ24にて原稿先端を検知してから読取りモータのパルスカウントにより読取手段25に原稿先端が到達するタイミングで読取手段25に対してADF制御部100から副走査方向の有効画像領域を示すゲート信号が該読取部を原稿後端が抜けるまで送信される。
図3に示すように、画像読取装置56は、搬送される原稿の画像を読み取るCISからなる読取手段25と、読取手段25による原稿読取面を構成する透光部材62(図6参照)と、読取手段25および透光部材62に対向して配置される対向部材としての第二読取ローラ(以下、「白色基準ローラ」ともいう)26とを有している。
透光部材62は、原稿の搬送経路を形成する一方の搬送ガイドとして読取手段25側に配置され、第二読取ローラ26は原稿の搬送経路を形成する他方の搬送ガイドとなる。
第二読取ローラ26は、読取手段25における原稿の浮きを抑えると同時に、第2面固定読取部におけるシェーディングデータを取得するための白色基準部材を兼ねるものである。
図6に基づいて、白色基準ローラ26の形状を説明する。
図6(a)は、シェーディングデータ取得時の白色基準ローラ26の断面図である。白色基準ローラ26は、同一の回転中心を有し、径の長さが異なる円弧部26b、26cを組み合わせた形状となっている。
円弧部26bを形成する径の長い方の半径r1は、回転中心26aから原稿読取面までの空間距離Yとほぼ同じ長さとなるようにしている。
こうすることで、シェーディングデータ取得時には、読取り面と白色基準ローラ26がほぼ接触することが可能となる。
読取手段25が原稿の画像を読み取る際には、読取り面と原稿が接触する状態となるため、シェーディングデータ取得時と原稿読取時の焦点距離が同等となることで、精度の高いシェーディング補正が可能となる。
図6(b)は、原稿搬送時の白色基準ローラ26の断面図である。径の短い方の半径r2は、回転中心26aから原稿読取面の空間距離Yよりも、原稿搬送のための搬送ギャップtの分だけ短い長さとなるようにしている。
原稿搬送時に半径r2の円弧部26cを原稿読取面に向けることで、原稿の搬送に必要な搬送ギャップtを確保することができる。
以上のように、原稿搬送時とシェーディングデータ取得時とで白色基準ローラの向きを変更することで、搬送ギャップを確保しつつ、精度の良いシェーディング補正が可能となる。
本実施形態では、画像読取装置56を原稿の裏面読取時の構成として例示しているが、原稿の表面読取時の構成においても同様に実施することができる。
図7は、原稿が第2面固定読取部に搬送される際に、読取手段25の対向部に配置された白色基準ローラが、所望の位置からずれてしまっている場合の断面図である。符号65は読み取り位置を示す。透光部材62は省略している。
図7(a)は、白色基準ローラが従来のカットローラである場合の断面図である。
白色基準部材としてカットローラ120を使用する場合、原稿搬送時に搬送ギャップを確保するためにカット面120aを読取面側に向ける必要があるが、ローラの位置制御によるずれや原稿MSの接触などによりローラが所望の位置に対して僅かにずれてしまうことが想定される。
カット形状の場合には、ローラの位置がずれると、円弧部120bが搬送ギャップを狭めたり、最悪の場合には搬送路を塞いでしまい、ジャムが発生してしまう可能性がある。
これに対処すべくカット面120aを広く取れば、僅かな位置ずれに対する上記の問題は解決されるが、同時に搬送ギャップが大きくなってしまい、原稿読み取り時に原稿が読取面に接触せず、画像に影響が出る等の不具合が起きてしまう。
図7(b)は、白色基準部材が半径の異なる円弧部を有するローラである場合の断面図である。白色基準部材として、本発明における半径の異なる円弧部を有する白色基準ローラ26を使用する場合には、原稿搬送時にローラが所望の位置から僅かにずれてしまっている場合でも、半径r2の円弧部26cの存在によりローラが搬送路を狭める恐れが無いため、安定した原稿の搬送が可能となる。
図8は、主走査方向に関して白色基準ローラ26の形状を説明する図である。白色基準ローラ26は、搬送する原稿の最大幅wの範囲に余裕を加えた区間gのみに半径r2の円弧部26cを有する形状を有している。
すなわち、区間gの範囲にのみ搬送ギャップtを持つ形状を有している。ローラの両端部分は、周方向全体に亘って半径が変わらない通常の円柱もしくは円筒形状(以下、「円柱部分」又は「円柱形状」という)である。
ローラの円柱部分を弾性部材で読取面の方向に加圧する等して原稿読取面(透光部材62)に接触させる構成とすることで、原稿搬送時の搬送ギャップtの精度は、ローラの製造誤差(精度)による影響のみを受けることになる。
仮に、ローラの全周を半径の異なる円弧部を有する形状とした場合、原稿搬送時の搬送ギャップtは読取面と接している箇所が無いため、読取面に対する位置決めができず、搬送ギャップtを定めることができない。
あるいは、ローラと同軸上に読取面に接触させる部材を設けることで位置決めが可能になるが、部品点数が増えることに加え、搬送ギャップtは接触させる部材の誤差とローラの誤差とに影響されるため、本発明の構成よりも搬送ギャップtの精度は悪くなってしまう。
従って、本発明の白色基準ローラ26を搬送する原稿の最大幅以上の長さ分のみ半径の異なる円弧部を有する形状とし、ローラの両端部分は通常の円柱形状とすることで、部品点数を増やすことなく精度の良い搬送ギャップtを確保することができる。
図9は、白色基準ローラ26のホームポジション(以下「HP」と略す)を検知する手段を示した図である。図10は、読取手段25の画像データから白色基準ローラ26のHPを検知する手段を示した図である。
図9で説明した、白色基準ローラ26の両端の円柱部分に、黒色などの白色基準ローラ26の白色よりも反射率の低い色もしくはシール等でマーキング(印)75をする。
マーキング75の位置は、搬送ギャップがある区間gよりもローラ軸方向外側であり、かつ読取手段25の有効読取範囲sよりも内側である。
読取手段25により、ローラ回転時のシェーディングデータ取得とは別に、白色基準ローラ26の両端の円柱部分の白色データを取得する。
マーキングした箇所のデータは図10(d)に示すように白色レベルが低下するため、白色レベルの閾値を適当な値に設定することで、ローラのHPを検知することが可能となり、ローラの位置を制御することが可能となる。
このようにすることで、センサやエンコーダなどを設けることなく、低コストで白色基準ローラ26のHPを検知することが可能となる。
得られたHPの検知情報から、所定のパルス数ローラを回転させる等の制御を行うことにより、ローラの位置を制御することが可能となる。
マーキングは、ローラ端の円柱部分に切り欠き(溝)を設ける構成としてもよい。
このようにすれば、ローラ加工後に別工程でマーキングのためのシール等を貼り付ける必要がなくなり、マーキング済みのローラが金型を使用した一度の加工で製造できる。
さらに、マーキングを切り欠きとすることで、シールのように擦れて色が薄れてしまったり、シールが剥れてしまうという問題も解消できる。
また、ローラの回転方向に対して幅の異なる複数のマーキングを白色基準ローラ上に設けることで、マーキング幅の違いからローラの位置の情報を細かく取得することが可能となり、より精度良くローラの位置を制御することが可能となる。
図11(a)は、白色基準ローラ1周分のシェーディングデータを示した図、図11(b)は、ローラ端の円柱部分の白色レベルを示した図である。図11(a)において、D1〜D9はデータ領域を示している。
径の大きい半径r1の円弧部のみをシェーディングデータとして使用する場合、ファーストジョブ開始前や電源投入時には、ユーザーがジャム処理を実施したことなどにより、白色基準ローラがHP(所定の位置)からずれている可能性がある。
このため、シェーディングデータ取得を行う前に一旦ローラを回転させてHPに戻してから、シェーディングデータ取得を行う必要がある。
本実施形態では、ローラの全周分のシェーディングデータを取得し、そのピーク値もしくは一定区間の平均値がピークとなる箇所のデータを白色基準とするシェーディングデータとして使用する。
このようにすれば、シェーディングデータ取得前のローラの位置を考慮する必要が無くなるため、仮にローラがHPからずれていてもいきなりシェーディングデータ取得動作をスタートさせることができる。
それと同時に、図9、10で説明した方法でローラ端の円柱部分の白色レベルを取得し、ローラのHPを検知できる構成とすることで、シェーディングデータ取得動作終了後にローラをHPに戻すことが可能となる。
上記のようにすることで、ファーストジョブ時のシェーディングデータ取得時間を短縮することが可能となる。
25 読取手段
26 対向部材としての白色基準ローラ
53 原稿搬送装置としてのADF
56 画像読取装置
62 透光部材
75 印としてのマーキング
特開2011−30174号公報

Claims (8)

  1. 搬送される原稿の画像を読み取る読取手段と、原稿の搬送経路を形成する一方の搬送ガイドとなるように前記読取手段側に配置され、前記読取手段による原稿読取面を構成する透光部材と、原稿の搬送経路を形成する他方の搬送ガイドとなるように前記読取手段および前記透光部材に対向して配置される対向部材とを有し、前記対向部材は前記読取手段による原稿画像補正の基準となる白色基準部としての機能を備えた画像読取装置において、
    前記対向部材は回転中心から外周表面までの距離が異なる部分を有するローラ状の回転体であり、
    前記回転体は、回転中心から前記透光部材の原稿読取面までの距離とほぼ等しい半径r1の外周表面と、
    前記回転中心から前記透光部材の原稿読取面までの距離より、原稿を前記透光部材の原稿読取面にほぼ密着させて搬送するための搬送ギャップ分短い半径r2の外周表面と、
    を有し、
    半径r1の外周表面を前記白色基準部として使用し、半径r2の外周表面を搬送ガイド部として使用することを特徴とする画像読取装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記回転体の軸方向における半径r2の外周表面の存在する範囲の長さは、搬送する原稿の前記軸方向における最大幅よりも大きく、半径r2の外周表面の範囲を除く前記回転体の残りの両端部分は、周方向全体に亘って半径r1であり、該両端部分は前記原稿読取面に接触することを特徴とする画像読取装置。
  3. 請求項1又は2に記載の画像読取装置において、
    前記回転体の前記両端部分の少なくとも一方に、反射率が低くなる印を有し、該印の位置は搬送される原稿の前記最大幅よりも前記軸方向外側であり、かつ前記読取手段の有効読取範囲内であり、前記読取手段により前記回転体の前記印を有する端部分の画像データを取得することで、前記回転体の位置を検出し、パルス数をカウントすることで前記回転体の位置を制御することを特徴とする画像読取装置。
  4. 請求項3に記載の画像読取装置において、
    前記印は、前記回転体を切り欠くことで作られる溝であることを特徴とする画像読取装置。
  5. 請求項3又は4に記載の画像読取装置において、
    前記印は、前記回転体の回転方向に幅が異なる複数の溝から構成されていることを特徴とする画像読取装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載の画像読取装置において、
    前記読取手段により取得する原稿画像補正用のシェーディングデータは、前記回転体の全周分とし、前記シェーディングデータのピーク値もしくは一定区間の平均のピーク値を白色基準のシェーディングデータとして使用し、かつ同時に前記回転体の前記両端部分の白色レベルを取得し、前記回転体の位置を制御することを特徴とする画像読取装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1つに記載の画像読取装置を有する原稿搬送装置。
  8. 請求項7に記載の原稿搬送装置を有する画像形成装置。
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