JP2001313794A - 画像読取り装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、原稿搬送用のガイド面と、画像補
正用の白色基準面とを容易に切換えることにより、画像
補正用の白色基準面に生じる経時的な傷や汚れを防止す
ることができる画像読取り装置を提供するものである。 【解決手段】 画像読取り装置10は、第２イメージセン
サ25の原稿読取り面に対向して所定の距離離間する位置
に白色ガイドローラ26を備え、この白色ガイドローラ26
を回動することによって、搬送原稿を案内して画像情報
を読取るときと、白色基準面を読取って画像補正を行う
ときとで、白色ガイドローラ26のガイド面30と白色基準
面31との切換えを行う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、原稿の画像情報を
読取る画像読取り装置に関し、詳しくは、画像補正に用
いられる白色基準部材の経時的な傷や汚れを防止する画
像読取り装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】一般に、スキャナ装置、ファクシミリ装
置、複写機などの画像読取り装置は、蛍光灯やハロゲン
ランプ、ＬＥＤ等の光源を原稿に照射し、その反射光を
イメージセンサで読取ることで、原稿の画像情報を読取
るようになっている。

【０００３】しかし、このような画像読取り装置の光源
は、経時的な劣化などで照射むらが生じたような場合
に、均一輝度の画像を読取っても出力画像信号が不均一
となる現象が起こる。この現象はシェーディング歪みと
呼ばれており、画像読取り装置ではこのシェーディング
歪みを補正する画像補正（以下、シェーディング補正と
いう）を行うようになっている。

【０００４】従来、シェーディング補正は、白色均一の
白色基準面をイメージセンサで読取ることで出力画像信
号の不均一を補正するようになっており、読取り原稿の
ページあるいはファイル毎にこの補正を行うことによっ
て、画質を維持するようになっている。

【０００５】このようなシェーディング補正を行う画像
読取り装置としては、イメージセンサと対向して搬送原
稿を案内するガイド板を白色均一の部材とし、前記ガイ
ド板にシェーディング補正用の白色基準面の機能を持た
せる特開平５−９１２４３号公報に記載されているもの
が知られている。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな画像読取り装置では、常に原稿面と白色基準面とが
接触した状態で原稿が搬送されるため、特に両面に画像
を有する原稿を読取るようなときには、経時で白色基準
面に傷や汚れが生じて、白色基準面を用いたシェーディ
ング補正が正確に行われなくなるという問題があった。

【０００７】また、原稿の両面読取り機能を有する画像
読取り装置では、原稿の両面を別々のイメージセンサで
読取るため、それぞれの白色基準面に経時で傷や汚れが
生じて、白色基準面を用いたシェーディング補正が正確
に行われなくなるという問題もあった。

【０００８】本発明は、このような問題を解決するため
に、原稿搬送用のガイド面と、画像補正用の白色基準面
とを容易に切換える手段を備え、画像補正用の白色基準
面に生じる経時的な傷や汚れを防止することができる画
像読取り装置を提供することを目的とするものである。

【０００９】

【課題を解決する手段】上記の目的を達成するため、請
求項１に記載の発明は、原稿の画像情報を読取る読取り
手段と、前記読取り手段に原稿を搬送する搬送手段と、
前記読取り手段に対向して搬送原稿を案内するガイド面
及び前記読取り手段の画像補正の基準となる白色基準面
を有するガイド手段と、前記ガイド手段を原稿搬送方向
に直交する回転軸で回動する回動手段と、前記ガイド手
段の回動位置を検出する検出手段と、を備え、前記読取
り手段により白色基準面を読取って所定の画像補正を行
う画像読取り装置であって、前記回動手段が前記ガイド
手段を回動し、前記読取り手段に対向する面を前記ガイ
ド面から前記白色基準面に切換えるようにしたことを特
徴とするものである。

【００１０】この請求項１に記載の発明では、読取り手
段に対向するガイド手段を回動することによって、搬送
原稿を案内して画像情報を読取るときと、白色基準面を
読取って所定の画像補正を行うときとで、ガイド手段の
ガイド面と白色基準面とを容易に切換えることができる
ので、画像補正用の白色基準面に生じる経時的な傷や汚
れを防止することができ、原稿の画像読取りを精度良く
行うことができる。

【００１１】請求項２に記載の発明は、請求項１に記載
の発明の構成に加え、前記ガイド手段が、円筒外周面を
有する軸体からなることを特徴とするものである。

【００１２】この請求項２に記載の発明では、ガイド手
段を円筒形にすることによって、ガイド手段の回動動作
を容易に行うことができ、また、搬送原稿を案内すると
き、原稿がガイド手段に引っかかることを防止できるの
で原稿搬送を容易に行うことができる。

【００１３】請求項３に記載の発明は、請求項１又は２
に記載の発明の構成に加え、前記ガイド手段が、前記読
取り手段の下方に位置するように、対向する読取り手段
とガイド手段とを配設するようにしたことを特徴とする
ものである。

【００１４】この請求項３に記載の発明では、ガイド手
段が読取り手段の下方に位置するように配設することに
よって、特に表裏両面に画像を有する原稿の第２面の画
像読取りを行うときにも、画像補正用の白色基準面に生
じる経時的な傷や汚れを防止して、原稿の画像読取りを
精度良く行うことができる。

【００１５】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を用いて説明する。

【００１６】図１〜４は、本発明に係る画像読取り装置
の一実施形態を示す図である。なお、本実施形態では本
発明に係る画像読取り装置をスキャナ装置に適用した実
施例を示しているが、このスキャナ装置以外にもファク
シミリ装置、複写機等のように画像の読取り手段を備え
た装置に適用することができる。

【００１７】まず、図１を用いて本発明に係る画像読取
り装置の構成を説明する。

【００１８】図１において、画像読取り装置10はスキャ
ナ装置であり、表裏両面に画像を有する原稿11を原稿搬
送路12に沿って供給、自動搬送し、原稿11の第１面及び
第２面の画像情報をそれぞれのイメージセンサで読取っ
た後、装置の外に排出するようになっている。

【００１９】このスキャナ装置10は、図１に示すよう
に、スキャナ装置の本体13と、原稿をセットする原稿ト
レイ14と、原稿を押上げる底板15と、原稿を送るピック
アップローラ16と、原稿を分離して給紙する給紙ベルト
17と、原稿を分離するリバースローラ18と、原稿を搬送
する搬送ローラ19ａ、20ａ及び従動ローラ19ｂ、20ｂ
と、原稿を第１の読取り位置に送る第１給紙ローラ21ａ
及び従動ローラ21ｂと、原稿の第１面を読取る第１イメ
ージセンサ22と、第１イメージセンサ22上の原稿搬送を
案内する白色ガイド板23と、原稿を第２の読取り位置に
送る第２給紙ローラ24ａ及び従動ローラ24ｂと、原稿の
第２面を読取る第２イメージセンサ25と、第２イメージ
センサ25上の原稿搬送を案内する白色ガイドローラ26
と、原稿を第２の読取り位置から排出する第２排紙ロー
ラ27ａ及び従動ローラ27ｂと、原稿を装置外部に排出す
る原稿排出ローラ28ａ及び従動ローラ28ｂと、排出原稿
を積載する排紙トレイ29と、を備えている。

【００２０】スキャナ装置10は、装置の本体13の上部
に、複数の原稿11からなる原稿束をセットする原稿トレ
イ14を有しており、この原稿トレイ14に第１面を上向き
にして原稿11をセットするようになっている。

【００２１】底板15は、図１中のＡ方向に上昇すること
によって、原稿11をピックアップローラ16に供給するよ
うになっている。また、ピックアップローラ16は、原稿
の搬送方向である時計方向への回転によって、底板15上
の原稿11を給紙ベルト17に送るようになっている。

【００２２】給紙ベルト17は、２つのローラに張架され
たベルト部材からなり、原稿の搬送方向である時計方向
への回転によって、ピックアップローラ16から送られた
原稿11を原稿搬送路12に送るようになっている。

【００２３】リバースローラ18は、給紙ベルト17に摺接
するように配設され、原稿11の分離方向である時計方向
への回転によって、最上位に位置する原稿11を１枚に分
離するようになっている。

【００２４】搬送ローラ19ａ、20ａは、原稿の搬送方向
である反時計方向への回転と、それぞれの搬送ローラ19
ａ、20ａに従動する従動ローラ19ｂ、20ｂの回転とによ
って、原稿11を第１給紙ローラ21ａに送るようになって
いる。

【００２５】第１給紙ローラ21ａは、原稿の搬送方向で
ある反時計方向への回転と、この第１給紙ローラ21ａに
従動する従動ローラ21ｂの回転とによって、原稿11を原
稿の第１面を読取る第１イメージセンサ22の読取り位置
に給紙するようになっている。

【００２６】第１イメージセンサ22は、読取り位置に給
紙された原稿11の第１面の画像情報を読取るようになっ
ている。この第１イメージセンサ22は、図示しない光源
とレンズ及びセンサ素子等から構成され、光源を原稿面
に照射し、原稿からの反射光をレンズによって集光した
後、センサ素子で光電変換することで出力画像信号を形
成するようになっている。

【００２７】白色ガイド板23は、第１イメージセンサ22
の原稿読取り面に対向して所定の距離離間する位置に配
設され、搬送原稿を案内するようになっている。この白
色ガイド板23が搬送原稿を案内するとき、原稿11は第１
イメージセンサ22の原稿読取り面と白色ガイド板23との
間隙を通過するようになっており、また、この間隙は、
画像を読取るときの原稿の自由度を極力少なくするよう
に、紙厚1枚分より大きい0.5±0.2ｍｍ程度となってい
る。

【００２８】第２給紙ローラ24ａは、原稿の搬送方向で
ある反時計方向への回転と、この第２給紙ローラ24ａに
従動する従動ローラ24ｂの回転とによって、第1面の読
取りが終わった原稿11を第１イメージセンサ22上から排
出するようになっている。また同時に、原稿11を原稿の
第２面を読取る第２イメージセンサ25の読取り位置に給
紙するようになっている。

【００２９】また、第２排紙ローラ27ａは、原稿の搬送
方向である反時計方向への回転と、この第２排紙ローラ
27ａに従動する従動ローラ27ｂの回転とによって、第２
面の読取りが終わった原稿11を第２イメージセンサ25上
から排出するようになっている。

【００３０】なお、第２給紙ローラ24ａと第２排紙ロー
ラ27ａ及びそれぞれの従動ローラ24ｂ、27ｂは、本発明
における搬送手段を構成している。

【００３１】第２イメージセンサ25は、読取り位置に給
紙された原稿11の第２面の画像情報を読取るようになっ
ている。この第２イメージセンサ25は密着型イメージセ
ンサであり、図示しない光源とレンズ及びセンサ素子等
から構成され、光源を原稿面に照射し、原稿からの反射
光をレンズによって集光した後、センサ素子で光電変換
することで出力画像信号を形成するようになっている。
なお、第２イメージセンサ25は、本発明における読取り
手段を構成している。

【００３２】白色ガイドローラ26は、第２イメージセン
サ25の原稿読取り面に対向して所定の距離離間する位置
に配設され、搬送原稿を案内するようになっている。こ
の白色ガイドローラ26が搬送原稿を案内するとき、原稿
11は第２イメージセンサ25の原稿読取り面と白色ガイド
ローラ26との間隙を通過するようになっており、この間
隙については後述する。なお、白色ガイドローラ26は、
本発明におけるガイド手段を構成している。

【００３３】原稿排出ローラ28ａは、原稿の搬送方向で
ある反時計方向への回転と、この原稿排出ローラ28ａに
従動する従動ローラ28ｂの回転とによって、第１面及び
第２面の画像情報の読取りが終わった原稿11を排紙トレ
イ29上に排出するようになっている。

【００３４】ここで、第２イメージセンサ25と白色ガイ
ドローラ26とが構成する間隙について図２を用いて説明
する。

【００３５】図２において、原稿11は図１で示した第２
給紙ローラ24ａと第２排紙ローラ27ａ及びそれぞれの従
動ローラ24ｂ、27ｂとによって図２中のＢ方向に搬送さ
れ、第２イメージセンサ25の原稿読取り面と白色ガイド
ローラ26との間隙Ｃを通過するようになっている。ま
た、原稿11が間隙Ｃを通過するとき、第２イメージセン
サ25は、原稿の第２面の画像情報を読取るようになって
いる。

【００３６】この第２イメージセンサ25の原稿読取り面
と白色ガイドローラ26との間隙Ｃは、第２イメージセン
サ25の焦点深度距離となっており、また、原稿11が白色
ガイドローラ26に引っかかることを防止するために紙厚
1枚分より大きい間隙となっている。

【００３７】次に、図３、図４を用いて、第２イメージ
センサ25に対向する面を切換える白色ガイドローラ26の
構成について説明する。

【００３８】図３、図４において、白色ガイドローラ26
は、第２イメージセンサ25の原稿読取り面に平行で、原
稿の搬送方向に直交する回転軸で軸支されており、搬送
原稿を案内する部位であるガイド面30と、シェーディン
グ補正の白色基準になる部位である白色基準面31とを有
している。このガイド面30と白色基準面31とはそれぞれ
白色ガイドローラ26の円筒外周面上の一部分であり、18
0°等配に位置している。

【００３９】また、白色ガイドローラ26は、歯車やタイ
ミングベルトなどの回転伝達機構を介して、任意方向に
回転する駆動モータ32に連動している。なお、駆動モー
タ32は、本発明における回動手段を構成している。

【００４０】また、白色ガイドローラ26の回転軸の延長
には、板状の部材からなり白色ガイドローラ26と連動す
るフィラー33ａ、33ｂが配設され、また、フィラー33
ａ、33ｂの先端を検知する位置に、近接スイッチや光電
スイッチなどからなる検知センサ34ａ、34ｂが配設され
ている。なお、フィラー33ａ、33ｂ及び検知センサ34
ａ、34ｂは、本発明における検出手段を構成している。

【００４１】ここで、図３、図４を用いて、搬送原稿を
案内する部位と、シェーディング補正の白色基準になる
部位との切換えを行う、白色ガイドローラ26の回動動作
について説明する。

【００４２】図３に示すように、原稿を読取るとき、白
色ガイドローラ26は、ガイド面30が第２イメージセンサ
25と対向する位置で停止し、第２イメージセンサ25とガ
イド面30との間隙を通過する搬送原稿を案内する。

【００４３】また、シェーディング補正を行うとき、白
色ガイドローラ26は、白色基準面31が第２イメージセン
サ25と対向する位置で停止し、第２イメージセンサ25の
シェーディング補正用の白色基準となる。

【００４４】また、このシェーディング補正を行うと
き、駆動モータ32は、白色ガイドローラ26を図３中の時
計方向に180°回動し、第２イメージセンサ25に対向す
る白色ガイドローラ26のガイド面30と白色基準面31とを
切換える。

【００４５】また、図４に示すように、白色ガイドロー
ラ26のガイド面30が第２イメージセンサ25と対向する位
置にあるとき、フィラー33ａは、検知センサ34ａの検知
範囲に位置する。また、白色ガイドローラ26の白色基準
面31が第２イメージセンサ25と対向する位置にあると
き、フィラー33ｂは、検知センサ34ｂの検知範囲に位置
する。

【００４６】このフィラー33ａ、33ｂ及び検知センサ34
ａ、34ｂによる白色ガイドローラ26の回動位置の検知信
号は、図示しないコントロールユニットに送られ、この
回動位置の検知信号に基づいて駆動モータ32の回転が制
御される。

【００４７】このように本実施形態では、白色ガイドロ
ーラ26を回動することにより、白色ガイドローラ26のガ
イド面30と白色基準面31とを適宜切換えることができる
ため、白色基準面31に生じる経時的な傷や汚れを防止す
ることができる。

【００４８】また、本実施形態では、ガイド手段を円筒
形にすることにより、ガイド手段を回動するとき、ガイ
ド手段の角部分が第２イメージセンサ25に接触すること
がないため、ガイド手段の軸位置を移動することなく回
動動作を行うことができる。

【００４９】また、本実施形態では、ガイド手段を円筒
形にすることにより、搬送原稿を案内するとき、ガイド
手段の角部分に原稿が引っかかることを防止することが
できる。

【００５０】また、本実施形態では、白色ガイドローラ
26を第２イメージセンサ25の下方に配設することによ
り、表裏両面に画像を有する原稿の第２面を読取るとき
でも、白色基準面31に生じる経時的な傷や汚れを防止す
ることができる。

【００５１】なお、本実施形態では、白色ガイドローラ
26のガイド面30と白色基準面31とを180°等配に配置
し、これを時計方向に180°回動することによって切換
え動作を行うようになっているが、ガイド面30と白色基
準面31とを任意角度に配置し、切換え動作もこれに合わ
せて任意方向に任意角度をもって行うようにしてもよ
い。例えば、白色ガイドローラ26のガイド面30と白色基
準面31とを30°間隔で配置し、回動角度も各面の配置角
度に合わせて30°として、回動動作を時計方向と反時計
方向の反復動作にすることによって、切換え動作の所要
時間を短縮するようにしてもよい。

【００５２】また、本実施形態では、白色ガイドローラ
26を円筒形状としたが、回転軸に垂直な断面の形状が楕
円形又は多角形の部材を用いるようにしてもよい。

【００５３】また、本実施形態では、原稿の第２面を読
取る第２イメージセンサ25に対してだけ、白色ガイドロ
ーラ26を配設しているが、原稿の第１面を読取る第１イ
メージセンサ22に対して配設するようにしてもよい。こ
の場合、第１、第２のイメージセンサ両方又はどちらか
ら一方に配設するようにしてもよいし、また、原稿の片
面だけを読取る画像読取り装置に用いられてもよい。

【００５４】

【発明の効果】以上説明したように、請求項１記載の発
明によれば、ガイド手段のガイド面と白色基準面とを容
易に切換えることができるので、画像補正用の白色基準
面に生じる経時的な傷や汚れを防止することができ、原
稿の画像読取りを精度良く行うことができる。

【００５５】請求項２に記載の発明によれば、ガイド手
段の回動動作を容易に行うことができ、また、搬送原稿
を案内するとき、原稿がガイド手段に引っかかることを
防止できるので原稿搬送を容易に行うことができる。

【００５６】請求項３に記載の発明によれば、表裏両面
に画像を有する原稿の第２面の画像読取りを行うとき、
画像補正用の白色基準面に生じる経時的な傷や汚れを防
止して、原稿の画像読取りを精度良く行うことができ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る画像読取り装置の一実施形態の概
略断面図である。

【図２】一実施形態の第２イメージセンサと白色ガイド
ローラとの位置関係を示す側面図である。

【図３】一実施形態の第２イメージセンサ及び白色ガイ
ドローラの側面図である。

【図４】一実施形態の白色ガイドローラ及びその近傍の
構成を示す図である。

【符号の説明】

24ａ 第２給紙ローラ（搬送手段） 24ｂ 従動ローラ（搬送手段） 25 第２イメージセンサ（読取り手段） 26 白色ガイドローラ（ガイド手段） 27ａ 第２排紙ローラ（搬送手段） 27ｂ 従動ローラ（搬送手段） 30 ガイド面 31 白色基準面 32 駆動モータ（回動手段） 33ａ、33ｂ フィラー（検出手段） 34ａ、34ｂ 検知センサ（検出手段）

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】原稿の画像情報を読取る読取り手段と、前
   記読取り手段に原稿を搬送する搬送手段と、前記読取り
   手段に対向して搬送原稿を案内するガイド面及び前記読
   取り手段の画像補正の基準となる白色基準面を有するガ
   イド手段と、前記ガイド手段を原稿搬送方向に直交する
   回転軸で回動する回動手段と、前記ガイド手段の回動位
   置を検出する検出手段と、を備え、前記読取り手段によ
   り白色基準面を読取って所定の画像補正を行う画像読取
   り装置であって、前記回動手段が前記ガイド手段を回動
   し、前記読取り手段に対向する面を前記ガイド面から前
   記白色基準面に切換えるようにしたことを特徴とする画
   像読取り装置。
2. 【請求項２】前記ガイド手段が、円筒外周面を有する軸
   体からなることを特徴とする請求項１記載の画像読取り
   装置。
3. 【請求項３】前記ガイド手段が、前記読取り手段の下方
   に位置するように、対向する読取り手段とガイド手段と
   を配設するようにしたことを特徴とする請求項１又は２
   記載の原稿読取り装置。