JP2014003064A - 太陽電池モジュールの製造方法、太陽電池モジュールの製造装置および太陽電池モジュール製造用被覆材 - Google Patents

太陽電池モジュールの製造方法、太陽電池モジュールの製造装置および太陽電池モジュール製造用被覆材 Download PDF

Info

Publication number
JP2014003064A
JP2014003064A JP2012135785A JP2012135785A JP2014003064A JP 2014003064 A JP2014003064 A JP 2014003064A JP 2012135785 A JP2012135785 A JP 2012135785A JP 2012135785 A JP2012135785 A JP 2012135785A JP 2014003064 A JP2014003064 A JP 2014003064A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring
wirings
solar
solar cell
protective
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012135785A
Other languages
English (en)
Inventor
Nami Tsukamoto
奈巳 塚本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nisshinbo Holdings Inc
Original Assignee
Nisshinbo Holdings Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nisshinbo Holdings Inc filed Critical Nisshinbo Holdings Inc
Priority to JP2012135785A priority Critical patent/JP2014003064A/ja
Publication of JP2014003064A publication Critical patent/JP2014003064A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Abstract

【課題】太陽電池セルの直列相互接続および封止を従来に比べて簡略な方法で同時かつ連続して行うことができ、太陽電池セルにおけるマイクロクラック発生の低減、タクトタイムの短縮および製造スペースの削減が可能な太陽電池モジュールの製造方法および太陽電池モジュールの製造装置ならびにこの製造方法に用いることができる被覆材を提供する。
【解決手段】保護材102Aと、封止材104Aと、配線106Aと、を有する第1の被覆材108Aの上に、太陽電池セル110を載置する工程と、保護材102Bと、封止材104Bと、配線106Bと、を有する第2の被覆材108Bを供給する工程と、を含み、隣接する前記太陽電池セル110の間で前記配線106Bの第1の端部109Aと前記配線106Aの第2の端部109Bとが向かい合うようにし、その後、前記被覆材108A,108Bを加圧および加熱する工程により、隣接する前記太陽電池セル110を電気的に接続するとともに、前記太陽電池セル110の封止を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、太陽電池モジュールの製造方法、太陽電池モジュール製造装置および太陽電池モジュール製造用被覆材に関する。
太陽電池は、光エネルギーを電力に変換する電力機器であり、この太陽電池の基本単位は太陽電池セルである。複数の太陽電池セルを直列に相互接続し、封止した構造を太陽電池モジュールとよぶ。直列に相互接続することにより太陽電池として必要な電圧を得て、封止することにより外部環境から太陽電池セルを保護する。
従来の太陽電池モジュールの製造方法は、太陽電池セルを直列に相互接続した後、この直列接続した太陽電池セルを封止する。まず、タブ線により太陽電池セルの表面と他の太陽電池セルの裏面とを接続することを繰り返し、複数の太陽電池セル同士を直列に接続する。
このようにタブ線506で直列接続した太陽電池セル510は、図6に示すように、EVA等の透光性を有する封止材504を充填した、ガラスやフィルム等からなる1対の保護材502の間に挟み封止する。例えば、図7に示すように、直列に相互接続した太陽電池セル510を、封止材504を積層した一対のフィルム502ではさみ、ローラー528で加熱して封止材504を溶解して封止する方法が特許文献1に記載されている。このように、従来、太陽電池セルの直列接続と封止は別々に行われている。
特開平7−193266号公報
しかし、従来の太陽電池モジュールの製造方法では、各太陽電池セルを直列接続するのに非常に手間がかかる。従来、太陽電池セルにタブ線を接続するために太陽電池セルの表裏面を加熱加圧装置により加圧しつつ加熱するのが主流である。このとき、毎回太陽電池セルを数秒間静止させる必要がある。このため、太陽電池セルを直列接続する工程は、太陽電池モジュールの製造タクトの短縮化の妨げとなっていた。また、直列接続した太陽電池セルの封止工程では、直列相互接続した太陽電池セルが非常に長いため、ラミネーターに搬入するために広い作業スペースを確保する必要があり、コスト削減の妨げとなっていた。また、配線工程および封止工程のいずれの工程においても太陽電池セルに圧力がかかる。これらの工程による複数回の加圧により、太陽電池セルにマイクロクラックが発生する場合がある。
そこで、本発明は、上記課題に鑑み、太陽電池セルの直列相互接続および封止を従来に比べて簡略な方法で同時かつ連続して行うことができ、太陽電池セルにおけるマイクロクラック発生の低減、タクトタイムの短縮および製造スペースの削減が可能な太陽電池モジュールの製造方法および太陽電池モジュールの製造装置ならびにこの製造方法に用いることができる被覆材を提供することを目的とする。
本発明の太陽電池モジュールの製造方法は、第1の保護材と、該第1の保護材の上に設けられた、第1の封止材および断続的に延在する複数本の第1の配線と、を有する第1の被覆材の、前記第1の配線のそれぞれの上に、太陽電池セルを載置する工程と、第2の保護材と、該第2の保護材の上に設けられた、第2の封止材および断続的に延在する複数本の第2の配線と、を有する第2の被覆材を、前記第2の配線のそれぞれが異なる前記太陽電池セルと接するように供給する工程と、を含み、これらの工程によって前記太陽電池セルを前記第1および第2の被覆材で挟むにあたり、前記複数本の第1の配線は、互いに同じ側の第1の端部が、前記太陽電池セルの端縁からはみ出し、前記複数本の第2の配線は、前記第1の端部とは反対側の第2の端部が、前記太陽電池セルの端縁からはみ出し、かつ、隣接する前記太陽電池セルの間で前記第1の端部と前記第2の端部とが向かい合うようにし、その後、前記第1および第2の被覆材を加圧および加熱する工程により、向かい合う前記第1および第2の端部同士を接続して、隣接する前記太陽電池セルの一方の太陽電池セルの表面と他方の太陽電池セルの裏面とを電気的に接続するとともに、前記太陽電池セルの封止を行うことを特徴とする。
この発明では、前記加圧および加熱は、前記太陽電池セルを挟んだ前記第1および第2の被覆材を一対のロールからなるロールラミネーターに通過させることにより行うことが好ましい。
この発明では、前記第1および第2の配線上に接合材を設ける工程をさらに有し、前記接合材は、溶融温度が50〜150℃、かつ、硬化温度が80〜250℃の導電性フィルムまたは硬化温度が80〜250℃の導電性ペーストであることが好ましい。
本発明の太陽電池モジュールの製造装置は、第1の保護材と、該第1の保護材の上に設けられた、第1の封止材および断続的に延在する複数本の第1の配線と、を有する第1の被覆材を搬送する第1の搬送装置と、前記第1の被覆材の前記第1の配線のそれぞれの上に、太陽電池セルを載置する載置装置と、第2の保護材と、該第2の保護材の上に設けられた、第2の封止材および断続的に延在する複数本の第2の配線と、を有する第2の被覆材を、前記第2の配線のそれぞれが異なる前記太陽電池セルと接するように供給する第2の搬送装置と、前記第1および第2の搬送装置ならびに前記載置装置を制御する制御部と、前記太陽電池セルを挟んだ前記第1および第2の被覆材を加圧および加熱する加熱加圧装置と、を有し、前記制御部は、前記第1および第2の被覆材の供給ならびに前記太陽電池セルの載置タイミングを調整して、前記複数本の第1の配線は、互いに同じ側の第1の端部が、前記太陽電池セルの端縁からはみ出し、前記複数本の第2の配線は、前記第1の端部とは反対側の第2の端部が、前記太陽電池セルの端縁からはみ出し、かつ、隣接する前記太陽電池セルの間で前記第1の端部と前記第2の端部とが向かい合うようにすることを特徴とする。
この発明では、前記加熱加圧装置は、一対のロールからなるロールラミネーターであることが好ましい。
この発明では、前記第1および第2の搬送装置は、前記第1および第2の被覆材をそれぞれ巻き付けたロールであることが好ましい。
この発明では、前記第1および第2の搬送装置は、前記第1および第2の保護材をそれぞれ巻き付けた第1および第2の保護材ロールと、前記第1および第2の封止材をそれぞれ巻き付けた第1および第2の封止材ロールと、第1および第2の配線をそれぞれ巻き付けた第1および第2の配線ロールとからそれぞれなり、前記第1および第2の封止材ロールは、前記第1および第2の保護材ロールからそれぞれ供給される前記第1および第2の保護材の上に、前記第1および第2の封止材をそれぞれ設け、前記第1および第2の配線ロールは、前記第1および第2の封止材の上に前記第1および第2の配線をそれぞれ設けることが好ましい。
この発明では、前記第1および第2の搬送装置は、前記第1の配線を設けた前記第1の保護材および前記第2の配線を設けた前記第2の保護材をそれぞれ巻き付けた第1および第2の保護材ロールと、前記第1および第2の封止材をそれぞれ巻き付けた第1および第2の封止材ロールとからそれぞれなり、前記第1および第2の封止材ロールは、前記第1および第2の保護材ロールからそれぞれ供給される前記第1および第2の保護材の上に前記第1および第2の封止材をそれぞれ設けることが好ましい。
この発明では、前記第1および第2の搬送装置は、前記第1および第2の保護材をそれぞれ巻き付けた第1および第2の保護材ロールと、前記第1および第2の封止材をそれぞれ巻き付けた第1および第2の封止材ロールと、第1および第2の配線をそれぞれ巻き付けた第1および第2の配線ロールとからそれぞれなり、前記第1の封止材ロールは、前記第1保護材ロールから供給される前記第1の保護材の上に前記第1の封止材を設け、前記第1の配線ロールは、前記第1の封止材の上に前記第1の配線を設け、前記第2の配線ロールは、前記太陽電池セルの上に前記第2の配線を設け、前記第2の封止材ロールは、前記第2の配線の上に前記第2の封止材を設け、前記第2の保護材ロールは、前記第2の封止材の上に前記第2の保護材を設けることが好ましい。
この発明では、前記加熱加圧装置を通過した太陽電池モジュールを巻き取るロールを有してもよい。
本発明の太陽電池モジュール製造用被覆材は、保護材と、該保護材の上に設けられた、封止材および断続的に延在する複数本の配線と、をそれぞれ有する一対の被覆材からなることを特徴とする。
この発明では、前記一対の被覆材が前記配線側で向かい合い、一方の前記被覆材のそれぞれの配線が、他方の前記被覆材の2つの配線と部分的に向かい合い、前記他方の被覆材のそれぞれの配線が、前記一方の被覆材の2つの配線と部分的に向かい合うことが好ましい。
この発明では、溶融温度が50〜150℃、かつ、硬化温度が80〜250℃である導電性フィルムまたは硬化温度が80〜250℃の導電性ペーストを前記配線の上に有することが好ましい。
本発明によれば、太陽電池セルの直列相互接続と封止とを従来に比べて簡略な方法で同時かつ連続して行うことができ、太陽電池セルにおけるマイクロクラック発生の低減、タクトタイムの短縮および製造スペースの削減が可能となった。
(A)〜(C)は、本発明に従う、太陽電池モジュール100の製造方法を示す模式断面図である。 本発明の一実施形態にかかる実施例1に用いた、太陽電池モジュール製造装置120の模式図である。 本発明の他の実施形態にかかる、太陽電池モジュール製造装置140の模式図である。 本発明の他の実施形態にかかる、太陽電池モジュール製造装置150の模式図である。 本発明の他の実施形態にかかる実施例2に用いた、太陽電池モジュール製造装置160の模式図である。 従来の、太陽電池セルの封止後の模式断面図である。 従来の、太陽電池モジュールの封止用装置の模式図である。 比較例に用いた、太陽電池セルを直列に相互接続する工程の模式図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態をより詳細に説明する。
(太陽電池モジュールの製造方法)
まず、図1を参照して、本発明の一実施形態による太陽電池モジュールの製造方法を説明する。この製造方法は、一対の被覆材108に複数の太陽電池セル110を所定の条件で挟み(図1(A)(B))、その後、一対の被覆材108を加圧および加熱する工程により、向かい合う第1および第2の端部109A,109B同士を接続して、隣接する太陽電池セルの一方の太陽電池セルの表面116Aと他方の太陽電池セルの裏面116Bとを、連続して電気的に接続するとともに、太陽電池セル110の封止を行う(図1(C))。
以下、本発明の上記特徴的工程を採用したことの技術的意義を、作用効果とともに具体例で説明する。既述の通り、太陽電池モジュールは、太陽電池セルを直列に接続させて所定の電圧を得るが、複数の太陽電池セルの表面と裏面とを相互接続する方法は煩雑であった。また、直列相互接続した太陽電池セルは非常に長いため、封止用ラミネーターに搬入するのに広い作業スペースを確保する必要があった。本発明者らは、封止材および配線を設けた被覆材で太陽電池セルをはさみ、加圧加熱するだけで、直列接続および封止を同時かつ連続して行う、太陽電池用モジュールの製造を着想した。この方法は、加圧加熱をローラーで行えば配線する毎に太陽電池セルを静止させる必要がない。このため、従来方法に比べて非常に簡略に、かつ、短時間で太陽電池セルを直列接続することができる。また、この方法は、直列接続工程および封止工程を同時に行うため、従来よりも太陽電池セルの加圧回数および移動回数を減らすことによって、太陽電池セルにおけるマイクロクラック発生を低減できる。さらに、この方法では、太陽電池セルを1つずつラミネーターに搬入するため、従来必要とされていた、複数の太陽電池セルを直列接続した大きな部材を封止用ラミネーターに搬入するためのスペースを大幅に削減できる。本発明者は以上の知見に基づき、本発明を完成するに至った。
まず、図1(A)に示す、第1および第2の保護材102A,102Bと、この第1および第2の保護材102A,102Bの上に設けられた第1および第2の封止材104A,104Bと、この第1および第2の封止材104A,104Bの上に断続的に延在する複数本の第1および第2の配線106A,106Bと、をそれぞれ有する第1および第2の被覆材108A,108Bからなる一対の被覆材108を用意する。
第1および第2の保護材102A,102Bとしては、ポリエチレンテレフタレート(PET)およびポリエチレンナフタレート(PEN)等のポリエステル系樹脂、ポリメタクリル酸エステル等のアクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂、エポキシ樹脂およびエチレンテトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)等のフッ素系樹脂、ポリイミド樹脂、ならびにガラス等を含む保護材が好ましく、生産量も非常に多く、安価であるPETおよび/またはPENを含む保護材がさらに好ましい。用途によっては、耐候性を向上させるために保護材を積層してもよい。また、後の工程で、第1および第2の保護材102A,102Bの上から加圧および加熱して、向かい合う第1および第2の配線106A,106Bを接続させることから、第1および第2の保護材102A,102Bは、第1および第2の配線106A,106Bを接続する部分で凹部を有する形状であるか、フレキシブル素材であることが好ましい。装飾性を持たせる為、第1および第2の保護材102A,102Bにホログラム加工等を施したり、ガスバリア性及び放熱性を上げるため、第1の保護材102Aにアルミ蒸着等を行ったフィルムを使用しても良い。
第1および第2の封止材104A,104Bとしては、透光性を有するエチレン酢酸ビニル共重合体樹脂(EVA)等のオレフィン系樹脂、エポキシ樹脂、ポリメタクリル酸エステル等のアクリル樹脂、および、シリコン樹脂等を有する材料を用いることができる。封止材の融点は、50℃〜200℃であることが好ましく、60℃〜150℃であることがより好ましい。また、封止材の厚みは、1μm〜1000μmにすることが好ましく、5μm〜800μmにすることがより好ましい。加圧および加熱する工程で、セルが別個に独立しているために配線位置からずれるおそれがあるが、封止材の融点および封止材の厚みが上記の範囲内であればそのずれの発生を低減させることができるからである。
第1および第2の配線106A,106Bとしては、導電性の素材であればよいが、例えば銅またはアルミニウム、金、銀等の金属を用いることができる。コストや汎用性、取扱いの容易性を考慮すると銅またはアルミニウムが好ましい。配線は、腐食や酸化を防ぐため、スズやはんだ等で表面にめっきを施してもよい。配線に銅を用いる場合は、酸化防止のため、配線に防錆処理を行ってもよい。また、太陽電池セルの裏面の配線幅は、特に制限されないが、太陽電池セルの強度補強、モジュールのガスバリア性向上、放熱効果向上等を考慮し、配線幅を広くし、配線の面積を大きくすることも可能である。
保護材、封止材および配線を一体化する方法は、配線が被覆材の表面に少なくとも露出する方法であればよい。例えば、保護材の上に配線を形成し、その後に封止材を配置させて被覆材とすることができる。その場合、例えば、エポキシ樹脂等の接着材を用いて銅箔を保護材に接着させたり、保護材に銅箔をラミネート加工により接着させたり、または、電解めっき法により保護材に銅箔を形成させたりした後、エッチング法やフォトリソグラフィー等により銅箔を成形して配線とする。その後、例えば、配線を覆う部分を切り抜いた封止材をラミネート加工により積層すれば、配線を被覆材の表面に露出させることができる。また、例えば、保護材の上に封止材を、例えばラミネート加工等により接着させた後、封止材の上に配線を設けて被覆材とすることもできる。配線を設ける方法は限定しないが、適切な長さに切断した配線を断続的に延在するように配置し、熱融着させる方法や、あらかじめフィルムに所定の配線回路を形成させた基板を作製し、保護材上に設けた封止材の上に重ねて、配線を転写する方法等がある。この場合は、保護材上に封止材を介さずに配線を形成する方法と比較して、封止材の接着性を利用して容易に配線を固定させることができるため、より好ましい。
保護材、封止材および配線は、後述する太陽電池モジュールの製造工程中に一体化して被覆材としてもよい。その場合は、例えば、保護材、封止材または配線を巻き付けた各ロールからそれぞれ供給することができる。各部材は、積層都度一体化してもよく、全ての部材を積層した後、配線の接続と封止を行う際に一体化しても良い。また、太陽電池モジュールの製造工程前にあらかじめ一体化した被覆材を用いる場合は、被覆材の搬送調整が容易なため好ましい。
太陽電池モジュールの製造中、複数本の第1の配線106Aの互いに同じ側の第1の端部109Aと、複数本の第2の配線106Bの、第1の端部109Aとは反対側の第2の端部109Bとが、それぞれの長さDで向かい合うように配置する。長さDは、後述する加圧加熱工程にて109A,109Bを接続できる程度の長さであればよく、太陽電池モジュールの製造に用いる太陽電池セルの厚み等に基づいて適宜設定することができる。
次に、太陽電池セル110を用意する。太陽電池セル110としては、表面の電極と裏面の電極がそれぞれ正・負で異なる太陽電池セルを用いる。図1(B)に示すように、第1の配線106Aのそれぞれの上に、太陽電池セル110を載置する工程と、第2の被覆材108Bを、第2の配線106Bのそれぞれが異なる太陽電池セル110と接するように供給する工程とを行う。配線の接続信頼性を向上させる観点から、第1および第2の配線106A,106Bの上には接合材107を設けることが好ましいが、接合材107は必須ではない。接合材107としては、例えば共晶はんだや低融点はんだ等のはんだ、例えば導電性フィルム、導電性ペースト、NCF(Non-Conductive Film)、NCP(Non-Conductive Paste)等の樹脂接合材等を用いることができる。導電性フィルムおよび導電性ペーストは、太陽電池セル110の直列相互接続を低温で接続でき、太陽電池セルの反りによる割れ率およびエネルギー消費量を低減することができるため好ましい。導電性フィルムの溶融温度は50〜150℃が好ましく、70〜120℃がより好ましい。また、導電性フィルムおよび導電性ペーストの硬化温度は80℃〜250℃が好ましく、セルの割れ抑制および作業性向上の観点から120℃〜200℃がより好ましい。接合材は、太陽電池モジュールの製造時に配線の上に設けてもよく、予め被覆材の配線の上に設けておいてもよい。
これらの工程によって太陽電池セル110を第1および第2の被覆材108A,108Bで挟むにあたり、複数本の第1の配線106Aは、互いに同じ側の第1の端部109Aが、太陽電池セル110の端縁112からはみ出す。また、複数本の第2の配線106Bは、第1の端部109Aとは反対側の第2の端部109Bが、太陽電池セル110の端縁112からはみ出す。また、第1の端部109Aと第2の端部109Bとが、隣接する太陽電池セルの間114で向かい合う。
太陽電池セル110を第1の配線106Aの上に載置する際、第1の配線106Aの第2の端部109Bから太陽電池セルの端部112がはみ出ることが好ましい。また、太陽電池セル110に第2の配線106Bを供給する際、第2の被覆材106Bの第1の端部109Aから太陽電池セルの端部112がはみ出ることが好ましい。ラミネート工程で部材がずれた場合の短絡発生率を低下させて太陽電池モジュール性能を向上させることができるからである。
次に、図1(C)に示すように、第1および第2の被覆材108A,108Bを加圧および加熱する。これにより、第1および第2の被覆材108A,108Bを加圧および加熱する工程により、向かい合う第1および第2の端部109A,109B同士を接続して、隣接する太陽電池セル110の一方の太陽電池セルの表面と他方の太陽電池セルの裏面とを電気的に接続するとともに、太陽電池セル110の封止を行う。加圧は、配線とセルとを接触させ、第1の端部109Aと第2の端部109Bとを接触させることのできる圧力であればよいが、封止材の気泡が残らない程の圧力であることが好ましく、例えば0.01MPa〜5.0MPaが好ましい。また、接続信頼性とセル割れ防止の観点、および、被覆材108上の配線106A,106Bの位置から太陽電池セル110がずれる可能性を低減させる観点から、0.1MPa〜4.0MPaがより好ましい。また、加熱は、封止材104A,104Bおよび接合材107を溶解、硬化および架橋させることができる温度であればよいが、50℃〜300℃が好ましく、70℃〜250℃がより好ましい。結晶系シリコン太陽電池セル等の脆い太陽電池セルを用いる場合、加圧および加熱の際に、セル割れの発生を低減させる観点から、太陽電池セルを挟んだ一対の被覆材108をマスク用材で覆うことが好ましい。マスク用材は弾性率が太陽電池セルよりも小さいものであればよいが、シリコンゴム、紙が好ましい。以上のように、本発明によれば、太陽電池セル110の直列相互接続および封止を従来に比べて簡略な方法で同時かつ連続して行うことができ、太陽電池セルにおけるマイクロクラック発生の低減、タクトタイムの短縮および製造スペースの削減が可能となる。マイクロクラック発生の抑制効果は、機械的強度の低い結晶系シリコンセルを用いる場合に顕著に得られる。また、直列接続工程および封止工程を別々に行っていた従来の方法よりも太陽電池モジュール内に不純物が混入する可能性は低減するため、本発明によればエネルギー変換効率などの光電素子特性を向上させることもできる。
太陽電池セル110を挟んだ第1および第2の被覆材108A,108Bの加圧および加熱は、一対のロールからなるロールラミネーターに通過させることにより行うことが好ましい。加圧加熱処理を連続して行うことができ、太陽電池モジュールの製造にかかるタクトタイムを短縮化することができるからである。一対のロールを複数組用いてもよい。また、被覆材中の微細な気泡を除去するために真空室内で行ってもよく、封止材の架橋反応を促進するために加熱ゾーンに通してもよい。
以上、ここまで1列の太陽電池セルによるモジュール製造方法について記載したが、本発明は、太陽電池セルを複数列有するモジュール製造方法にも適用することができる。
(太陽電池モジュールの製造装置)
次に、図2〜5を参照して、本発明の実施形態の太陽電池モジュールの製造装置120、140、150および160を説明する。
図2にかかる太陽電池モジュールの製造装置120は、第1および第2の保護材102A,102Bと、第1および第2の保護材102A,102Bの上に設けられた第1および第2の封止材104A,104Bと、第1および第2の封止材104A,104Bの上に設けられた断続的に延在する複数本の第1および第2の配線106A,106Bと、をそれぞれ有する第1および第2の被覆材108A,108Bを搬送する搬送装置としての第1および第2のロール122A,122Bを有する。第1および第2のロール122A,122Bは、第1および第2の被覆材108A,108Bをそれぞれ巻き付けてなる。また、太陽電池モジュールの製造装置120は、第1および第2の配線106A,106B上に接合材107を設ける接合材載置装置124を有してもよい。また、太陽電池モジュールの製造装置120は、第1の被覆材108Aの第1の配線106Aのそれぞれの上に、太陽電池セル110を載置する載置装置126と、第1および第2の搬送装置122A,122Bならびに載置装置126を制御する制御部(図示せず)と、複数の太陽電池セル110を挟んだ第1および第2の被覆材108A,108Bを加圧および加熱する加熱加圧装置としてのローラー128,130と、を有する。また、巻き取り可能なモジュールの場合、加熱加圧装置を通過した太陽電池モジュールを巻き取るロール(図示せず)を有することが省スペースの観点から好ましい。
加熱加圧装置として、第1ローラー128および第2ローラー130の2つ以上のローラーを有してもよい。第1ローラー128および第2ローラー130は、それぞれ一対のローラーからなるロールラミネーターである。例えば、第1ローラー128を60℃、第2ローラーを190℃とし、第1ローラー128で加熱することにより封止材および導電性樹脂を溶融させ、第2ローラー130で加熱することにより封止材を架橋し、また、接合材として導電性樹脂を使用した場合は導電性樹脂を硬化させることができる。また、モジュールの変形を防ぐために冷却用ローラーを使用してもよい。
加熱加圧装置の上流に、マスク用材を供給するロールを設けることが好ましい。太陽電池セル110を挟んだ一対の被覆材108をマスク用材で覆うことにより、加熱加圧時におけるセル割れの発生を低減させることができるからである。
搬送装置は、被覆材を搬送できればロール以外でもよく、例えばベルトコンベアでもよい。
制御部は、第1および第2の被覆材108A,108Bの供給ならびに太陽電池セル110の載置タイミングを調整し、複数本の第1の配線106Aは、互いに同じ側の第1の端部109Aが、太陽電池セルの端縁112からはみ出し、複数本の第2の配線106Bは、第1の端部112とは反対側の第2の端部109Bが、太陽電池セルの端縁112からはみ出し、かつ、隣接する太陽電池セルの間114で第1の端部109Aと第2の端部109Bとが向かい合うようにする。例えば、各被覆材が所定の位置関係になるように、保護材108A,108Bの供給をずらして開始し、その後一定の速度で各保護材108A,108Bを搬送するように制御することが好ましい。また、太陽電池セル110の載置のタイミングは、例えば、配線106Bの第2の端部109Bが太陽電池セル110の端縁からはみ出るように制御することが好ましい。このような装置によれば、太陽電池セルの直列相互接続および封止を従来に比べて簡略な方法で同時かつ連続して行うことができ、タクトタイムの短縮および製造スペースの削減が可能となる。
図3を参照して、本発明の他の実施形態にかかる太陽電池モジュールの製造装置140を説明する。本実施形態は、搬送装置の形態が異なる以外は実施形態1の太陽電池モジュール120と同様であるため、実施形態1と異なる点のみ説明する。
本実施形態では、第1および第2の搬送装置は、第1および第2の保護材102A,102Bをそれぞれ巻き付けた第1および第2の保護材ロール131A,131Bと、第1および第2の封止材104A,104Bをそれぞれ巻き付けた第1および第2の封止材ロール132A,132Bと、第1および第2の配線106A,106Bをそれぞれ巻き付けた第1および第2の配線ロール134A,134Bとからそれぞれなる。各ロールは、上流から、第1および第2の保護材ロール131A,131B、第1および第2の封止材ロール132A,132B、第1および第2の配線ロール134A,134Bの順に位置する。第1および第2の封止材ロール132A,132Bは、第1および第2の保護材ロール131A,131Bからそれぞれ供給される第1および第2の保護材102A,102Bの上に、第1および第2の封止材104A,104Bをそれぞれ設け、第1および第2の配線ロールは、第1および第2の封止材の上に第1および第2の配線をそれぞれ設ける。本実施形態は、保護材、封止材、配線をあらかじめ一体化する必要がないため好ましい。
図4を参照して、本発明の他の実施形態にかかる太陽電池モジュールの製造装置150を説明する。本実施形態は、搬送装置の形態が異なる以外は実施形態1の太陽電池モジュール120と同様であるため、実施形態1と異なる点のみ説明する。
本実施形態では、第1および第2の搬送装置は、第1の配線106Aを設けた第1の保護材102Aおよび第2の配線106Bを設けた第2の保護材102Bをそれぞれ巻き付けた第1および第2の保護材ロール131A,131Bと、第1および第2の封止材104A,104Bをそれぞれ巻き付けた第1および第2の封止材ロール132A,132Bとからそれぞれなる。第1および第2の保護材ロール131A,131Bが上流、第1および第2の封止材ロール132A,132Bが下流に位置する。第1および第2の封止材ロール132A,132Bは、第1および第2の保護材ロール131A,131Bからそれぞれ供給される第1および第2の保護材102A,102Bの上に第1および第2の封止材104A,104Bをそれぞれ設ける。第1および第2の封止材104A,104Bは、第1および第2の配線106A,106Bと対向する位置に穴を有している。このため、第1および第2の封止材104A,104Bは、第1および第2の配線106A,106Bを有する第1および第2の保護材102A,102Bの上に供給しても第1および第2の配線106A,106Bを覆うことはない。本実施形態は、図2の方法と同様に、保護材と配線をあらかじめ一体化したものを用いることができるため、製造装置および製造工程を簡略にできる。また、本実施形態は、配線のよれやずれ等の状態を予め確認した上で太陽電池モジュールを製造することができるため、太陽電池モジュールの不良率を低減できる観点から好ましい。
図5を参照して、本発明の他の実施形態にかかる太陽電池モジュールの製造装置160を説明する。本実施形態は、搬送装置の形態が異なる以外は実施形態1の太陽電池モジュール120と同様であるため、実施形態1と異なる点のみ説明する。
本実施形態では、第1および第2の搬送装置は、第1および第2の保護材102A,102Bをそれぞれ巻き付けた第1および第2の保護材ロール131A,131Bと、第1および第2の封止材104A,104Bをそれぞれ巻き付けた第1および第2の封止材ロール132A,132Bと、第1および第2の配線106A,106Bをそれぞれ巻き付けた第1および第2の配線ロール134A,134Bとからそれぞれなる。上流から、第1の保護材ロール131A、第1の封止材ロール132A、第1の配線ロール134A、第1の接合材載置装置124A、第2の接合材載置装置124B、第2配線ロール134B、第2封止材ロール132B、第2保護材ロール131Bの順に各装置を位置させる。第1の封止材ロール132Aは、第1保護材ロール131Aから供給される第1の保護材102Aの上に第1の封止材104Aを設け、第1の配線ロール134Aは、第1の封止材104Aの上に第1の配線106Aを設ける。次に、配線106Aの上に第1の接合材載置装置124Aにより接合材107を載置する。次に、載置装置126が、第1の配線106Aの上に太陽電池セル110を載置した後、太陽電池セル110の上に第2の接合材載置装置124Bにより接合材107を載置する。次に、第2の配線ロール134Bは、太陽電池セル110の上に第2の配線106Bを設け、第2の封止材ロール132Bは、第2の配線106Bの上に第2の封止材104Bを設け、第2の保護材ロール131Bは、第2の封止材104Bの上に第2の保護材102Bを設ける。本実施形態は、保護材、封止材、配線をあらかじめ一体化する必要がなく、配線配置およびモジュールサイズを柔軟に変更できるため好ましい。
(太陽電池モジュール製造用被覆材)
次に、図1(A)を参照して、本発明の一実施形態の太陽電池モジュール製造用被覆材108を説明する。太陽電池モジュール製造用被覆材108は、各被覆材108A,108Bが配線106A,106B側で向かい合い、一方の被覆材108Aのそれぞれの配線106Aが、他方の被覆材108Bの2つの配線106Bと部分的に向かい合い、他方の被覆材108Bのそれぞれの配線106Bが、一方の被覆材108Aの2つの配線106Aと部分的に向かい合う。このような太陽電池モジュール製造用被覆材108は、本発明の太陽電池モジュールの製造方法および太陽電池モジュール製造装置に用いることができる。溶融温度が50〜150℃、硬化温度が80〜250℃である導電性フィルムまたは硬化温度が80〜250℃である導電性ペーストを配線の上に有することが好ましい。太陽電池セルの直列相互接続を低温で接続できるため、太陽電池セルの割れ率およびエネルギー消費量を低減することができるからである。
本発明の効果をさらに明確にするため、以下に説明する実施例・比較例の実験を行った比較評価について説明する。
(試料の用意)
保護材としての、厚み125μm、幅200mmのPETフィルム(東レ(株)製:ルミラーH10)と、封止材としての、融点63℃、膜厚400μm、幅195mmのEVA(サンビック(株)製:Ultra Pearl)と、配線としての、厚み200μm、幅2.0mmのはんだ付き銅配線(日立電線(株)製)、アルミ配線(東洋アルミ(株)製)と、接合材としての、厚み25μm、幅1.5mmの導電性フィルム(ソニーケミカル(株)製:SP104A1)とを、それぞれロールに巻きつけた状態で用意した。また、6インチ角のシリコン結晶系太陽電池セル(厚み0.2mm)を10枚用意し、シリコンゴムを一対用意した。
<実施例1>
実施例1は、図2の太陽電池モジュール製造装置120を基本構成とする太陽電池モジュール製造装置を用いた。ただし、この太陽電池モジュール製造装置は、第2ローラー130を有さず、また、第1ローラー128の上流に、第1の被覆材108Aの下および第2の被覆材108Bの上にシリコンゴムを供給する、第1および第2のシリコンゴムロールを有する。
まず、一対の被覆材を作製した。第1および第2のPETフィルムの片面にそれぞれ、ラミネート加工によりEVAを接着させた。そして各PETフィルム上のEVAの上に、それぞれ157mmの長さに切断したはんだ付き銅配線を4mm間隔で断続的に延在するように配置した。次に、熱溶着によりEVA上にはんだ付き銅配線を固定し、1対の被覆材とした。各被覆材は、それぞれロールに巻き付け、図2の太陽電池モジュール製造装置120の第1および第2のロール122A,122Bとした。
次に、各被覆材は、図1(A)に示す位置関係で供給するように制御装置で設定した。具体的には、第1のはんだ付き銅配線106Aの第1の端部109Aと、第2のはんだ付き銅配線106Bの第2の端部109Bとを、3mmで向かい合わせるようにした。
次に、第1のはんだ付き銅配線106Aの全面に導電性フィルム107を設けた。また、第2のはんだ付き銅配線106B上のうち、第1の端部109Aの末端から150mmまでに接合材としての導電性フィルム107を設けた。
次に、第1の被覆材108Aの上に太陽電池セル110を載置し、太陽電池セル110の上に第2の被覆材108Bを供給し、図1(B)の配置とした。太陽電池110の載置タイミングを制御装置で調整し、太陽電池セル110が第1の配線106Aの第1の端部109Aの末端から3mmはみ出るように、かつ、隣接する太陽電池セルの間114の距離を5mmとした。
次に、第1および第2のシリコンゴムロールから供給する一対のシリコンゴムにより、太陽電池セル110を挟んだ一対の被覆材108を挟んだ。そして、180℃に加熱した1対のロールに通した。シリコンゴムは、隣接する太陽電池セルの間114では200μmの厚みの凸部を設け、その他を200μmの厚みとし、隣接する太陽電池セルの間114においてロールの圧力をかかり易くした。
実施例1において、太陽電池モジュールの製造にかかるタクトタイムは180秒であった。完成した太陽電池モジュールの性能評価をソーラーシュミレータ(日清紡メカトロニクス(株)社製:PVS1116i-S)により行ったところ、最高出力は36Wであった。太陽電池セルのマイクロクラックをEL検査装置(日清紡メカトロニクス(株)製:PVE1120i-T)により評価したところ、太陽電池セルのマイクロクラックは発見されなかった。
<実施例2>
実施例2は、図5の太陽電池モジュール製造装置160を基本構成とする太陽電池モジュール製造装置を用いた。ただし、この太陽電池モジュール製造装置は、第2ローラー130を有さず、また、第1ローラー128の上流に、第1の被覆材108Aの下および第2の被覆材108Bの上にシリコンゴムを供給する、第1および第2のシリコンゴムロールを有する。
まず、第1および第2の保護材ロール131A,131B、第1および第2の封止材ロール132A,132B、第1および第2の配線ロール134A,134B、第1の接合材載置装置124A,124Bを、太陽電池モジュール製造装置160に設置した。
そして、PETフィルム102Aを供給し、このPETフィルム102Aの片面にEVA104Aを供給した。そしてEVA104Aの上に、それぞれ、157mmの長さに切断したアルミ配線106Aを4mm間隔で断続的に延在するように供給した。次に、アルミ配線106Aの全面に導電性フィルム107を設けた。次に、導電性フィルム107上に太陽電池セル110を載置した。このとき、太陽電池セル110がアルミ配線106Bの第1の端部109Aの末端から3mmはみ出るようにした。次に、太陽電池セル110の上面に導電性フィルム107を設けた。このとき、太陽電池セル110の両端縁112から3mmまでには導電性フィルム107が載らないようにした。次に、図中上方向から太陽電池セル110に対して157mmの長さに切断したアルミ配線106Aを載置した。このとき、隣接する前記太陽電池セルの間で、アルミ配線106Aの第1の端部109Aとアルミ配線106Bの第2の端部109Bとが、3mmの長さで向かい合うようにした。次に、封止材104Aを供給し、その後保護材102Aを供給した。
次に、第1および第2のシリコンゴムロールから供給する一対のシリコンゴムにより、太陽電池セル110を挟んだ一対の被覆材108を挟んだ。そして、180℃に加熱した1対のロール128に通した。シリコンゴムは、隣接する太陽電池セルの間114では200μmの厚みの凸部を設け、その他を200μmの厚みとし、隣接する太陽電池セルの間114にてロールの圧力をかかり易くした。
実施例2において、太陽電池モジュールの製造にかかるタクトタイムは220秒であった。完成した太陽電池モジュールの性能評価をソーラーシュミレータ(日清紡メカトロニクス(株)社製:PVS1116i-S)により行ったところ、最高出力は36Wであった。太陽電池セルのマイクロクラックをEL検査装置(日清紡メカトロニクス(株)製:PVE1120i-T)により評価したところ、太陽電池セルのマイクロクラックは発見されなかった。
<比較例>
比較例は次の第1工程および第2工程により行った。
第1工程では、10枚の太陽電池セル510を電気的に接続した。まず、図8に示す状態を形成した。すなわち、シリコンゴム538の上に157mmに切断したはんだ付き銅配線506を、4mm間隔で断続的に延在するように配置した。次に、はんだ付き銅配線506の全面に導電性フィルム507を設けた。次に、太陽電池セル510がはんだ付き銅配線506Aの第2の端部509Bの末端から3mmはみ出るように配置した。次に、太陽電池セル510の上面に導電性フィルム507を設けた。このとき、太陽電池セル510の端縁から3mmまでには導電性フィルム507が載らないようにした。次に、太陽電池セル510の上に157mmの長さに切断したはんだ付き銅配線506Bを載置した。このとき、隣接する前記太陽電池セルの間114で、はんだ付き銅配線506Aの第1の端部509Aとはんだ付き銅配線506Bの第2の端部509Bとが、3mmの長さで向かい合うようにした。次に、これらの上にシリコンゴム538を載置した。なお、各シリコンゴム538には、隣接する前記太陽電池セルの間514では200μmの厚みの凸部を設け、その他を200μmの厚みとし、隣接する前記太陽電池セルの間114においてロールの圧力をかかり易くした。そして、180℃に加熱した1対のロールに通し、各太陽電池セル510を接続した。
第2工程では、図7に示す方法により、直列に接続した太陽電池セル510を封止した。ラミネート加工によりEVA504を片面に設けたPETフィルム502により、接続した太陽電池セル510を挟んだ。180℃に加熱した1対のローラー528に通すことにより封止した。
比較例において、第1工程から第2工程までの、太陽電池モジュールの製造にかかるタクトタイムは410秒であった。完成した太陽電池モジュールの性能評価をソーラーシュミレータ(日清紡メカトロニクス(株)社製:PVS1116i-S)により行ったところ、最高出力は34Wであった。太陽電池セルのマイクロクラックをEL検査装置(日清紡メカトロニクス(株)製:PVE1120i-T)により評価したところ、太陽電池セルのマイクロクラックが1か所発見された。
(評価)
実施例1,2は太陽電池セルの電気的接続と封止とを同時かつ連続して行うことができるため、それぞれを別工程で行う比較例に比べて簡略であった。そのため、実施例1,2は、タクトタイムが比較例の半分程度であり、製造に必要となるスペースが比較例の半分程度であった。比較例では太陽電池セルにマイクロクラックが発見されたが、実施例1および実施例2ではマイクロクラックは発見されなかった。これは、実施例1および実施例2では、電気的接続と封止とを同時に行ったので、比較例よりも太陽電池セルの持ち運び回数および太陽電池セルに対する加圧回数が少なかったためと考えられる。比較例の最高出力が低下した理由はセルに発生したマイクロクラックによるものと考えられる。
本発明によれば、太陽電池セルの直列相互接続と封止とを従来に比べて簡略な方法で同時かつ連続して行うことができ、太陽電池セルにおけるマイクロクラック発生の低減、タクトタイムの短縮および製造スペースの削減が可能な、太陽電池モジュールの製造方法および太陽電池モジュールの製造装置ならびにこの製造方法に用いることができる被覆材を提供することができる。
100 太陽電池モジュール
102A 第1の保護材
102B 第2の保護材
104A 第1の封止材
104B 第2の封止材
106A 第1の配線
106B 第2の配線
109A 第1の端部
109B 第2の端部
107 接合材
108 一対の被覆材(太陽電池モジュール製造用被覆材)
108A 第1の被覆材
108B 第2の被覆材
110 太陽電池セル
112 太陽電池セルの端縁
114 隣接する太陽電池セルの間
116A 太陽電池セルの表面
116B 太陽電池セルの裏面
120 太陽電池モジュール製造装置
122A 第1のロール
122B 第2のロール
124 接合材載置装置
124A 第1の接合材載置装置
124B 第2の接合材載置装置
126 載置装置
128 第1ローラー
130 第2ローラー
131A 第1の保護材ロール
131B 第2の保護材ロール
132A 第1の封止材ロール
132B 第2の封止材ロール
134A 第1の配線ロール
134B 第2の配線ロール
140 太陽電池モジュール製造装置
150 太陽電池モジュール製造装置
160 太陽電池モジュール製造装置

Claims (13)

  1. 第1の保護材と、該第1の保護材の上に設けられた、第1の封止材および断続的に延在する複数本の第1の配線と、を有する第1の被覆材の、前記第1の配線のそれぞれの上に、太陽電池セルを載置する工程と、
    第2の保護材と、該第2の保護材の上に設けられた、第2の封止材および断続的に延在する複数本の第2の配線と、を有する第2の被覆材を、前記第2の配線のそれぞれが異なる前記太陽電池セルと接するように供給する工程と、を含み、
    これらの工程によって前記太陽電池セルを前記第1および第2の被覆材で挟むにあたり、前記複数本の第1の配線は、互いに同じ側の第1の端部が、前記太陽電池セルの端縁からはみ出し、前記複数本の第2の配線は、前記第1の端部とは反対側の第2の端部が、前記太陽電池セルの端縁からはみ出し、かつ、隣接する前記太陽電池セルの間で前記第1の端部と前記第2の端部とが向かい合うようにし、
    その後、前記第1および第2の被覆材を加圧および加熱する工程により、向かい合う前記第1および第2の端部同士を接続して、隣接する前記太陽電池セルの一方の太陽電池セルの表面と他方の太陽電池セルの裏面とを電気的に接続するとともに、前記太陽電池セルの封止を行う
    ことを特徴とする太陽電池モジュールの製造方法。
  2. 前記加圧および加熱は、前記太陽電池セルを挟んだ前記第1および第2の被覆材を一対のロールからなるロールラミネーターに通過させることにより行う、請求項1に記載の太陽電池モジュールの製造方法。
  3. 前記第1および第2の配線上に接合材を設ける工程をさらに有し、
    前記接合材は、溶融温度が50〜150℃、かつ、硬化温度が80〜250℃の導電性フィルムまたは硬化温度が80〜250℃の導電性ペーストである、請求項1または2に記載の太陽電池モジュールの製造方法。
  4. 第1の保護材と、該第1の保護材の上に設けられた、第1の封止材および断続的に延在する複数本の第1の配線と、を有する第1の被覆材を搬送する第1の搬送装置と、
    前記第1の被覆材の前記第1の配線のそれぞれの上に、太陽電池セルを載置する載置装置と、
    第2の保護材と、該第2の保護材の上に設けられた、第2の封止材および断続的に延在する複数本の第2の配線と、を有する第2の被覆材を、前記第2の配線のそれぞれが異なる前記太陽電池セルと接するように供給する第2の搬送装置と、
    前記第1および第2の搬送装置ならびに前記載置装置を制御する制御部と、
    前記太陽電池セルを挟んだ前記第1および第2の被覆材を加圧および加熱する加熱加圧装置と、を有し、
    前記制御部は、前記第1および第2の被覆材の供給ならびに前記太陽電池セルの載置タイミングを調整して、
    前記複数本の第1の配線は、互いに同じ側の第1の端部が、前記太陽電池セルの端縁からはみ出し、
    前記複数本の第2の配線は、前記第1の端部とは反対側の第2の端部が、前記太陽電池セルの端縁からはみ出し、かつ、
    隣接する前記太陽電池セルの間で前記第1の端部と前記第2の端部とが向かい合うようにすることを特徴とする太陽電池モジュールの製造装置。
  5. 前記加熱加圧装置は、一対のロールからなるロールラミネーターである、請求項4に記載の太陽電池モジュールの製造装置。
  6. 前記第1および第2の搬送装置は、前記第1および第2の被覆材をそれぞれ巻き付けたロールである、請求項4または5に記載の太陽電池モジュールの製造装置。
  7. 前記第1および第2の搬送装置は、前記第1および第2の保護材をそれぞれ巻き付けた第1および第2の保護材ロールと、前記第1および第2の封止材をそれぞれ巻き付けた第1および第2の封止材ロールと、第1および第2の配線をそれぞれ巻き付けた第1および第2の配線ロールとからそれぞれなり、
    前記第1および第2の封止材ロールは、前記第1および第2の保護材ロールからそれぞれ供給される前記第1および第2の保護材の上に、前記第1および第2の封止材をそれぞれ設け、
    前記第1および第2の配線ロールは、前記第1および第2の封止材の上に前記第1および第2の配線をそれぞれ設ける、
    請求項4または5に記載の太陽電池モジュールの製造装置。
  8. 前記第1および第2の搬送装置は、前記第1の配線を設けた前記第1の保護材および前記第2の配線を設けた前記第2の保護材をそれぞれ巻き付けた第1および第2の保護材ロールと、前記第1および第2の封止材をそれぞれ巻き付けた第1および第2の封止材ロールとからそれぞれなり、
    前記第1および第2の封止材ロールは、前記第1および第2の保護材ロールからそれぞれ供給される前記第1および第2の保護材の上に前記第1および第2の封止材をそれぞれ設ける、
    請求項4または5に記載の太陽電池モジュールの製造装置。
  9. 前記第1および第2の搬送装置は、前記第1および第2の保護材をそれぞれ巻き付けた第1および第2の保護材ロールと、前記第1および第2の封止材をそれぞれ巻き付けた第1および第2の封止材ロールと、第1および第2の配線をそれぞれ巻き付けた第1および第2の配線ロールとからそれぞれなり、
    前記第1の封止材ロールは、前記第1保護材ロールから供給される前記第1の保護材の上に前記第1の封止材を設け、
    前記第1の配線ロールは、前記第1の封止材の上に前記第1の配線を設け、
    前記第2の配線ロールは、前記太陽電池セルの上に前記第2の配線を設け、
    前記第2の封止材ロールは、前記第2の配線の上に前記第2の封止材を設け、
    前記第2の保護材ロールは、前記第2の封止材の上に前記第2の保護材を設ける、
    請求項4または5に記載の太陽電池モジュールの製造装置。
  10. 前記加熱加圧装置を通過した太陽電池モジュールを巻き取るロールを有する請求項4〜9のいずれか1項に記載の太陽電池モジュールの製造装置。
  11. 保護材と、
    該保護材の上に設けられた、封止材および断続的に延在する複数本の配線と、をそれぞれ有する一対の被覆材からなる太陽電池モジュール製造用被覆材。
  12. 前記一対の被覆材が前記配線側で向かい合い、
    一方の前記被覆材のそれぞれの配線が、他方の前記被覆材の2つの配線と部分的に向かい合い、前記他方の被覆材のそれぞれの配線が、前記一方の被覆材の2つの配線と部分的に向かい合う、請求項11に記載の太陽電池モジュール製造用被覆材。
  13. 溶融温度が50〜150℃であり、硬化温度が80〜250℃である導電性フィルムまたは硬化温度が80〜250℃である導電性ペーストを前記配線の上に有する、請求項11または12に記載の太陽電池モジュール製造用被覆材。
JP2012135785A 2012-06-15 2012-06-15 太陽電池モジュールの製造方法、太陽電池モジュールの製造装置および太陽電池モジュール製造用被覆材 Pending JP2014003064A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012135785A JP2014003064A (ja) 2012-06-15 2012-06-15 太陽電池モジュールの製造方法、太陽電池モジュールの製造装置および太陽電池モジュール製造用被覆材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012135785A JP2014003064A (ja) 2012-06-15 2012-06-15 太陽電池モジュールの製造方法、太陽電池モジュールの製造装置および太陽電池モジュール製造用被覆材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014003064A true JP2014003064A (ja) 2014-01-09

Family

ID=50035993

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012135785A Pending JP2014003064A (ja) 2012-06-15 2012-06-15 太陽電池モジュールの製造方法、太陽電池モジュールの製造装置および太陽電池モジュール製造用被覆材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014003064A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015133633A1 (ja) * 2014-03-07 2015-09-11 日東電工株式会社 太陽電池モジュール用封止シートおよび太陽電池モジュール
WO2016158543A1 (ja) * 2015-03-31 2016-10-06 日東電工株式会社 導電部付きシートおよびその利用
WO2017056483A1 (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 太陽電池モジュール
JP2017534180A (ja) * 2014-11-19 2017-11-16 蘇州易益新能源科技有限公司 太陽電池モジュールの生産方法
JP2018507545A (ja) * 2015-01-16 2018-03-15 ゾモント・ゲーエムベーハー インタコネクタ組立体を製造する方法および機器
JP2018137354A (ja) * 2017-02-22 2018-08-30 三菱ケミカル株式会社 太陽電池モジュールの製造方法、及び太陽電池モジュール製造装置
WO2020100528A1 (ja) * 2018-11-13 2020-05-22 株式会社カネカ 太陽電池モジュール及びその製造方法
TWI705578B (zh) * 2018-02-09 2020-09-21 絜靜精微有限公司 貼合式串接之太陽能板封裝結構/製造方法及其串接板結構
US20230076117A1 (en) * 2021-09-01 2023-03-09 GAF Energy LLC Photovoltaic modules for commercial roofing

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1065194A (ja) * 1996-08-20 1998-03-06 Fuji Electric Co Ltd 太陽電池モジュールのロール式製造方法および製造装置
JP2001358354A (ja) * 2000-06-15 2001-12-26 Fuji Electric Co Ltd 薄膜太陽電池モジュールの製造方法および製造装置
WO2011156397A2 (en) * 2010-06-08 2011-12-15 Amerasia International Technology, Inc. Solar cell interconnection, module, panel and method
JP2012009706A (ja) * 2010-06-25 2012-01-12 Asahi Kasei E-Materials Corp 太陽電池モジュール及びその製造方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1065194A (ja) * 1996-08-20 1998-03-06 Fuji Electric Co Ltd 太陽電池モジュールのロール式製造方法および製造装置
JP2001358354A (ja) * 2000-06-15 2001-12-26 Fuji Electric Co Ltd 薄膜太陽電池モジュールの製造方法および製造装置
WO2011156397A2 (en) * 2010-06-08 2011-12-15 Amerasia International Technology, Inc. Solar cell interconnection, module, panel and method
JP2012009706A (ja) * 2010-06-25 2012-01-12 Asahi Kasei E-Materials Corp 太陽電池モジュール及びその製造方法

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015133633A1 (ja) * 2014-03-07 2015-09-11 日東電工株式会社 太陽電池モジュール用封止シートおよび太陽電池モジュール
WO2015133632A1 (ja) * 2014-03-07 2015-09-11 日東電工株式会社 太陽電池モジュール、太陽電池モジュール用封止材、それらの製造方法
JP2017534180A (ja) * 2014-11-19 2017-11-16 蘇州易益新能源科技有限公司 太陽電池モジュールの生産方法
JP2018507545A (ja) * 2015-01-16 2018-03-15 ゾモント・ゲーエムベーハー インタコネクタ組立体を製造する方法および機器
WO2016158543A1 (ja) * 2015-03-31 2016-10-06 日東電工株式会社 導電部付きシートおよびその利用
WO2017056483A1 (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 太陽電池モジュール
JP2018137354A (ja) * 2017-02-22 2018-08-30 三菱ケミカル株式会社 太陽電池モジュールの製造方法、及び太陽電池モジュール製造装置
TWI705578B (zh) * 2018-02-09 2020-09-21 絜靜精微有限公司 貼合式串接之太陽能板封裝結構/製造方法及其串接板結構
WO2020100528A1 (ja) * 2018-11-13 2020-05-22 株式会社カネカ 太陽電池モジュール及びその製造方法
JPWO2020100528A1 (ja) * 2018-11-13 2021-09-30 株式会社カネカ 太陽電池モジュール及びその製造方法
JP7337838B2 (ja) 2018-11-13 2023-09-04 株式会社カネカ 太陽電池モジュールの製造方法
US20230076117A1 (en) * 2021-09-01 2023-03-09 GAF Energy LLC Photovoltaic modules for commercial roofing
US11728759B2 (en) * 2021-09-01 2023-08-15 GAF Energy LLC Photovoltaic modules for commercial roofing

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2014003064A (ja) 太陽電池モジュールの製造方法、太陽電池モジュールの製造装置および太陽電池モジュール製造用被覆材
US8975510B2 (en) Foil-based interconnect for rear-contact solar cells
TWI390747B (zh) 使用單石模組組合技術製造的光伏打模組
EP2774173B1 (en) Interdigitated foil interconnect for rear-contact solar cells
JP6139580B2 (ja) 太陽電池モジュール及びその製造方法
US9466748B2 (en) Optoelectronic device with heat spreader unit
US20080236655A1 (en) Solar module manufacturing processes
JP6064177B2 (ja) 太陽電池モジュールの製造方法
KR20120051031A (ko) 후면 전극 태양 전지들 및 금속 리본을 사용하는 모놀리식 모듈 어셈블리
US20120006483A1 (en) Methods for Interconnecting Solar Cells
JP6110244B2 (ja) 導電性接着テープ及び導電性接着テープの接続方法、並びに太陽電池モジュール及びその製造方法
US20130164876A1 (en) Method of manufacturing solar cell module
KR102019310B1 (ko) 태양 전지 모듈 및 그의 제조 방법
JP2016225446A (ja) 太陽電池モジュール用封止シートおよび太陽電池モジュール
WO2013031298A1 (ja) 太陽電池モジュール及びその製造方法
JP6492570B2 (ja) 結晶系太陽電池モジュール及びその製造方法
KR102132941B1 (ko) 태양 전지 및 태양 전지 모듈
KR102162718B1 (ko) 태양 전지 모듈
TWI505481B (zh) 太陽能電池軟板模組其製造方法
JP2016100438A (ja) 結晶系太陽電池モジュール及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150406

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151208

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160405