JP2014001062A - プリンタ - Google Patents

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Yasuo Amano
保夫 天野
Tsutomu Fujiwara
勉 藤原
Toshiji Sekino
利治 関野
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Abstract

【課題】複数枚の用紙をまとめて処理して排出するバンチ機構の簡略化とバンチ処理の作業時間の短縮化を図る。
【解決手段】ロールペーパに印字し、所定の位置でカットされた用紙を、タイミングプーリー、駆動方向が変更できるタイミング駆動プーリー、タイミングベルトからなる搬送ローラ部に付勢した状態の第1ピンチローラの間を挟持搬入する。用紙は搬送ローラ部に付勢した状態の第2ピンチローラの間を挟持搬出する。搬送ローラ部により搬入された用紙を所定の枚数を揃えるシャッターを搬送ローラ部と取り出し口との間に設置した。これにより、用紙の搬入から取り出し口までの一連の処理が搬送ローラ部と取り出し口までの工程で行うことができる。
【選択図】図1

Description

この発明の実施形態は、複数枚の用紙をまとめて処理して排出する処理機構を備えたプリンタに関する。
従来、複数枚の用紙をまとめて処理して排出処理するいわゆるバンチ(BUNCH)機構を備えたプリンタが考えられている。このプリンタのバンチ機構は、排出口を通過した位置にあるバンチ機構部まで用紙を搬送し、スイングアームを用いて用紙の下端を揃えて保持している。そして排出命令があれば、複数の用紙を排出口からまとめて排出するようにしている。
しかし、印刷後に排出口を介してバンチ機構まで送り複数枚の用紙を揃え、まとめた用紙を排出口から排出するには、バンチ機構までの処理過程が長く作業時間を要する、という問題がある。
また、バンチ機構にスイングアームを用いた構成であることから、スイング機構をスイングさせるスペースが必要であったり、スイング機構が複雑であったりし、プリンタを小型にしたり廉価にするには難があった。
特開2010−215349号公報
この実施形態では、バンチ機構を簡略にするとともに、バンチ処理の作業時間を短縮したプリンタを提供する。
実施形態によれば、ロールペーパに印字し、所定の位置でカットされた用紙を搬入し、該用紙の走行方向を変えることのできる搬送ローラ部と、前記搬送ローラ部の搬出側に設置し、前記搬送ローラ部から搬出された前記用紙を取り出す取り出し口と、前記搬送ローラと前記取り出し口との間に配置し、前記用紙の搬送を一時的にシャットし、前記用紙を所定枚数揃えた状態で搬出可能にするシャッターと、を備える。
プリンタに関する第1の実施形態について説明するための構成図である。 図1要部の一部を切欠して示す斜視図である。 図1に示すプリンタの用紙重ね時のシャッター機構を概略的に示す正面図である。 図1に示すプリンタの用紙搬送時のシャッター機構を概略的に示す正面図である。 図3の分解斜視図である。 用紙を揃えて重ねる処理について説明するための構成図である。 用紙が重ねられた状態から取り出し口にまとめて排出する処理について説明するための構成図である。 取り出し口52まで搬送した用紙が時間内に顧客が取り出さなかった場合の用紙回収処理について説明するための構成図である。 電源投入時に搬送路に用紙が残っていた場合の処理について説明するための構成図である。 電源投入時に搬送路に用紙が残っていた場合の処理について説明するための構成図である。 プリンタに関する第2の実施形態について説明するための構成図である。
以下、実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下で説明する図面で、同一機能を有するものは同一の符号を付し、その繰り返す説明は省略する。
(第1の実施形態)
図1は、プリンタに関する第1の実施形態について説明するためのもので、例えば現金自動出入機内に搭載されるプリンタの構成図を示している。
図1において11は、ロールペーパ装填部12に装填されるロールペーパで、このロールペーパ11の先端部はロールペーパ装填部12から引き出されてメイン搬送路13に沿って搬送されるようになっている。なお、用紙としてはロールペーパに限られることなく、ファンフォールド紙でもよい。
メイン搬送路13中には、搬送方向に沿って順次、第1および第2の印字部21a,21b、カッター部22、搬送ローラ部31が配設されている。
第1および第2の印字部21a,21bはメイン搬送路13を介して対向配置されるプラテン23a,23bとサーマルヘッド24a,24bを備えている。サーマルヘッド24a,24bは、図示しないヘッドスプリングによってプラテン23a,23b側に弾性的に付勢されている。プラテン23a,23bはプラテン駆動モータ25によって回転駆動される。カッター部22は、カッター26とこのカッター26を駆動する図示しないカッター駆動モータを備えている。
搬送ローラ部31は、ロールペーパ11からカットされた用紙Paを挟持搬送するもので、タイミングプーリー31a,31b、タイミング駆動プーリー31c、タイミングベルト31dから構成される。タイミングプーリー31a,31bそれにタイミング駆動プーリー31cには、それぞれ外周にギアが形成されている。また、タイミングベルト31dは、内側にタイミングプーリー31a,31bのギアと噛合するギアが形成されている。
タイミングベルト31dは、タイミングプーリー31a,31bそれにタイミング駆動プーリー31cに懸架されている。タイミング駆動プーリー31cは、図示しないモータで駆動することにより、タイミング駆動プーリー31cと同方向にタイミングプーリー31a,31b、タイミング駆動プーリー31cを回転させることができる。タイミング駆動プーリー31cを駆動するモータは、正逆回転することでタイミングベルト31dの走行方向を変更することができる。なお、タイミング駆動プーリー31cをモータで駆動するようにしたが、タイミングプーリー31aあるいは31bをモータで駆動するようにしてよい。
メイン搬送路13を介してタイミングプーリー31aと対向する位置には、第1ピンチローラ32が配置されている。第1ピンチローラ32は、図示しないバネ等の付勢手段でタイミングプーリー31a側に向かって弾性的に付勢されている。タイミングプーリー31aと第1ピンチローラ32は、搬送ローラ部31の用紙搬入側に相当する。
また、カッター26側のタイミングプーリー31aと第1ピンチローラ32間には、上下にペーパーガイド33a,33bが配置される。ペーパーガイド33a,33bは、印刷し、カットされた用紙Paをカッター26側のタイミングプーリー31aと第1ピンチローラ32間に導くガイドとなるものである。
タイミング駆動プーリー31cと対向する位置には、第2ピンチローラ34が配置されている。第2ピンチローラ34は、タイミング駆動プーリー31c側に弾性的に付勢させた場合に、タイミングベルト31dの走行方向と同方向に回転する。
第2ピンチローラ34が走行中のタイミングベルト31d側に付勢されている場合は、タイミングベルト31dと第2ピンチローラ34間にある用紙Paを、タイミングベルト31dの走行方向に合わせて搬送することができる。タイミング駆動プーリー31cと第2ピンチローラ34は、搬送ローラ部31の用紙搬出側に相当する。
35は、タイミングベルト31dの長手方向の一部と一部がほぼ平行となる搬送路である。搬送路35の一端は、タイミングプーリー31bとの対向位置から第1ピンチローラ32側に行ったところから下方に延ばした形状となっている。また、搬送路35の他端は、搬送ローラ部31の用紙搬出側の少し先から右側に傾斜した形状となっている。
搬送ローラ部31から用紙が搬出される位置には、図中矢印方向に可動するシャッター36が配置される。
シャッター36とタイミングプーリー31b間は、印刷された用紙Paを所定枚数重ねておく用紙重ねエリア30である。
51は、外観のパネルであり、パネル51には、用紙Paを取り出す取り出し口52が形成されている。
取り出し口52と搬送ローラ部31の用紙搬出側までは、一部が搬送路35と対向するペーパーガイド37aか配置されている。一方が取り出し口52を挟んでペーパーガイド37aと対向し、他方が右側に傾斜した搬送路35と対向配置するペーパーガイド37bが配置されている。ペーパーガイド37bは、搬送路35から搬出された用紙Paを取り出し口52と搬送路35の右側に傾斜する側とに分岐する機能を備えている。用紙Paをどの方向に分岐するかは、第1フラッパー38を時計方向あるいは反時計方向に駆動することで選択する。ペーパーガイド37bと搬送路35の間は、第1フラッパー38を介して搬送された用紙Paを退避する退避路43を構成する。
下側に延びた搬送路35の部分と搬送ローラ部31の用紙搬入側の下側に位置するペーパーガイド33bは漸次近づける形状で対向配置されている。この対向配置近傍には、第1駆動プーリー40と第3ピンチローラ39が対向配置されている。第3ピンチローラ39は、第1駆動プーリー40側に弾性的に付勢されている。
第1駆動プーリー40を駆動すると、第3ピンチローラ39も同時に駆動する。搬送路35を介して搬送されてきた用紙Paは、第1駆動プーリー40と第3ピンチローラ39を介して下方に位置する収納庫41に搬送される。
第1駆動プーリー40と第3ピンチローラ39の用紙Paが搬入される位置には、第2フラッパー42が配置される。第2フラッパー42は、反時計方向に駆動することにより、用紙Pa収納庫41に収納することができる。
S1〜S4は、発光素子L1〜L4と受光素子P1〜P4でそれぞれ構成される第1〜第4センサーである。用紙重ねエリア30にある第1センサーS1は、用紙重ねエリア30の用紙Paの有無を検出する。取り出し口52の内側にある第2センサーS2は、顧客が排出された用紙Paを抜き取ったかを検出する。
また、第1フラッパー38介した右傾斜の搬送路35とペーパーガイド37bとの間に配置された第3センサーS3は、第1フラッパー38の作動により搬送された用紙Paがあるかを検出する。第2フラッパー42介した下方に延びる搬送路35とペーパーガイド33bとの間に配置された第4センサーS4は、収納庫41に用紙Paがあるかを検出する。
図2〜図5を参照し、シャッター36についてさらに説明する。図2は、プリンタの搬送ローラ部31付近を外部から見た状態の一部切欠して示す斜視図である。図3は、図1に示すプリンタの用紙重ね時のシャッター機構を概略的に示す正面図である。図4は、図1に示すプリンタの用紙搬送時のシャッター機構を概略的に示す正面図である。図5は、図3で示すシャッター36の分解斜視図である。
図3に示すようにシャッター36は、例えば矩形状の板である。シャッター36の一辺には、櫛状の突出部36aが形成されている。突出部36aは、搬送路35にあけたスリット孔35aとペーパーガイド37aあけたスリット孔37a1を出入り可能な大きさとする。また、スリット孔35aと37a1は、同じ大きさで同じ位置にくるように配置される。突出部36aは、スリット孔35aと37a1の出入り状態により、用紙Paを搬送路35とペーパーガイド37aとの間を搬送させるモードと用紙Paを止めて所定枚数を重ねるモードに切り替える。
図2では、突出部36aがペーパーガイド37aにあけたスリット孔37a1から突出して状態を示している。この状態で印刷、カット済みの用紙Paは、用紙重ねエリア30に揃えて重ねられることになる。
シャッター36の下端にはリンクピン61の一端が固着されている。リンクピン61の他端は、支軸62を中心に回動するリンクアーム63の一端に形成された長穴64と遊嵌されている。リンクアーム63の他端にはスプリング65が架けられ、リンクアーム63を矢印a1(反時計)方向に付勢されている。また、支軸62とスプリング65との間には、ソレノイド66の操作ロッド67が取着されている。ソレノイド66を駆動したときに操作ロッド67は、矢印b1方向に可動する。この可動によりリンクアーム63は、スプリング65の付勢力に抗して時計方向に回動する。
図3、図5は、ソレノイド66の非動作状態でスプリング65がシャッター36を矢印a2方向に押し上げた状態を示している。従って、シャッター36はペーパーガイド37aと搬送路35を用紙Paが搬送されないように閉じている。
図4は、ソレノイド66の動作状態でスプリング65の付勢力に抗してシャッター36を矢印b2方向に押し下げた状態を示している。従って、シャッター36はペーパーガイド37aと搬送路35が開けられ用紙Paを第1フラッパー38側に搬送することが可能となる。
次に、図6〜図10を参照し、この実施形態の作用について説明する。図6は、用紙Paを用紙重ねエリア30に重ねる処理について説明するための構成図である。図7は、用紙重ねエリア30から用紙Paを排出する処理について説明するための構成図である。図8は、顧客が一定時間内に取り出し口52から取り出さなかった場合の処理について説明するための構成図である。図9および図10は、用紙Paが搬送路35等に残っていた状態で電源を投入した場合の処理に説明するための構成図である。
(待機状態)
まず、図1は待機状態を示している。この場合の第2ピンチローラ34は、タイミングベルト31dを付勢しないオープン状態にある。シャッター36は、矢印a2方向に可動して搬送路を塞ぐクローズ状態にある。さらに第1フラッパー38は、用紙Paを退避路43側に搬送可能なオープン状態にある。第2フラッパー42は収納庫41に用紙Paを収納できないクローズ状態にある。
(用紙重ね処理)
図6は、用紙重ねエリア30に用紙Paを揃えて重ねる処理を示している。印刷、カットされた用紙Paは、搬送ローラ部31の用紙搬入側から搬送する。用紙Paは、反時計方向に駆動されたタイミング駆動プーリー31cに基づき走行するタイミングベルト31dで、クローズ状態にあるシャッター36の位置で搬送を停止する。用紙Paは、用紙重ねエリア30に順次重ねる。用紙Paの重ねは、印刷データに基づき所定の印刷枚数が搬送されるまでとする。このときにシャッター36はクローズ状態にある。また、第2ピンチローラ34はオープン、第1フラッパー38はオープン状態にある。
(用紙排出処理)
図7は、図6の用紙Paが用紙重ねエリア30に重ねられた状態から取り出し口52にまとめて搬送する処理を示している。
用紙重ねエリア30から用紙Paを搬送するときは、第2ピンチローラ34をクローズし、シャッター36をオープンにし、第1フラッパー38をクローズにする。タイミング駆動プーリー31cが反時計方向に駆動された搬送ローラ部31は、重ねられた用紙Paを第2ピンチローラ34との挟持により、シャッター36、第1フラッパー38を介して取り出し口52まで搬送する。
顧客は、取り出し口52から重ねられた状態の用紙Paを取り出すことができる。このとき第2フラッパー42は、クローズ状態にある。
(用紙回収処理)
図8は、図7で説明した用紙Paを取り出し口52まで搬送し、顧客が予め設定した時間内に顧客が取り出さなかった場合の用紙Paの回収処理を示している。回収処理は、未取り出しの用紙Paを第3者が持ち出さないようにするものである。
用紙Paが取り出し口52に取り出された状態が予め設定した時間を経過した場合は、タイミング駆動プーリー31cを時計方向に駆動する。タイミングベルト31dの走行方向がこれまでとは逆走する。重ねられた用紙Paの後端は、クローズされた第2ピンチローラ34とタイミングベルト31dとに挟持される。用紙Paは、タイミングベルト31dの逆走に伴い搬送ローラ部31の用紙搬入側に搬送する。
このとき、第2フラッパー42はオープン状態に駆動されている。用紙Paは、第2フラッパー42を伝わりながら第1駆動プーリー40と第3ピンチローラ39との間に搬送する。タイミング駆動プーリー31cが時計方向に駆動された場合に用紙Paは、第1駆動プーリー40と第3ピンチローラ39に挟持されながら第1駆動プーリー40の駆動により収納庫41に収納する。
(電源投入時の処理)
図9および図10は、電源投入時に用紙Paがプンリタの搬送路35等に残っていた場合の処理を示すものである。
電源投入時は、図9に示すように第2ピンチローラ34をクローズ、シャッター36をオープン、第1フラッパー38をオープン状態に駆動する。そしてタイミング駆動プーリー31cを反時計方向に駆動する。
用紙Paが搬送路35等に残っていた場合、用紙Paはタイミングベルト31dの走行に伴い第2ピンチローラ34で挟持し搬送する。用紙Paは、シャッター36および第1フラッパー38を通過し、退避路43まで搬送する。
そして、例えば第3センサーS3が退避路43に用紙Paが搬送されたことを検出した場合は、タイミング駆動プーリー31cを時計方向に駆動する。図10に示すように、第2ピンチローラ34、シャッター36、第1フラッパー38は、用紙Paを退避路43に搬送したときと同じ駆動状態とする。第2フラッパー42は、オープン状態に駆動する。
用紙Paは、タイミングベルト31dの逆送に伴い搬送ローラ部31の用紙搬入側に搬送する。このとき第2フラッパー42はオープン状態にある。
従って、用紙Paは、オープンにされた第2フラッパー42を伝わりながら第1駆動プーリー40と第3ピンチローラ39との間に搬送する。このとき第1駆動プーリー40は、時計方向に駆動するようにしてあり用紙Paは、第1駆動プーリー40と第3ピンチローラ39に挟持されながら第1駆動プーリー40の駆動により収納庫41に収納する。
これにより、プンリタの電源を投入したとき、搬送路51等に残っていた用紙Paが取り出し口52への排出を防止することができる。
この実施形態では、取り出し口の手前の搬送する過程で用紙を揃えて重ねるバンチ機構を構成するようにした。これにより、取り出し口を越えた位置までスイング機構を用いたバンチ機構に比して省スペース化を図れる。また、搬送路を短くできることから処理スピートの向上を図ることができる。
(第2の実施形態)
図11は、プリンタに関する第2の実施形態について説明するための構成図を示している。この実施形態は、プリンタの電源を投入したときに、用紙Paが搬送30等の経路に残っていた場合の処理速度を向上するようにしたものである。
すなわち、退避路43の後部に、図示しないモータで駆動される第2駆動プーリー44と第4ピンチローラ45を対向配置する。第4ピンチローラ45は、図示しないスプリングによって第2駆動プーリー44側に弾性的に付勢する。
さらに、収納庫41の一部は、第2駆動プーリー44と第4ピンチローラ45の付近まで延ばした延在部411を形成する。延在部411は、第2駆動プーリー44側に徐々に近づく湾曲形状にしている。この湾曲は、第2駆動プーリー44と第4ピンチローラ45に挟持されながら搬送される用紙Paの先端をスムースに下方側に搬送させる役割を果たす。
電源投入時は、図11に示すように第2ピンチローラ34をクローズ、シャッター36をオープン、第1フラッパー38をオープン状態に駆動する。そしてタイミング駆動プーリー31cを反時計方向に駆動する。
搬送路35等に用紙Paが残っていた場合は、第2ピンチローラ34をタイミングベルト31d側に付勢し、タイミングベルト31dの走行に伴い用紙Paを搬送する。用紙Paは、オープン状態のシャッター36および第1フラッパー38を通過し、退避路43を介して第2駆動プーリー44と第4ピンチローラ45の挟持位置に搬送する。
このとき、第2駆動プーリー44は時計方向に駆動されていることから、用紙Paを第2駆動プーリー44と第4ピンチローラ45で挟持させながら第2駆動プーリー44の駆動により収納庫41に収納する。
図示しないが、第2駆動プーリー44と第4ピンチローラ45を用紙Paが通過したかを検出するセンサーを設置する。これにより、用紙Paが収納庫41に収納されたかを判断することができる。
このように、電源投入時に搬送路35等に残っていた用紙Paは、退避路43を通過させ、そのまま収納庫41に収納するようにした。これにより、残っていた用紙Paを一旦退避路43に退避させ、搬送ローラ部31の搬送方向を逆転し、第2フラッパー42をオープンにし、収納庫41に収納する工数を削除することができ、時間短縮に寄与する。
この実施形態は、電源投入時に搬送路に残っていた用紙の収納庫への収納作業が短時間に行うことができる。これにより、顧客の待ち時間の短縮化を図ることができる。
(第3の実施形態)
このプリンタに関する第3の実施形態について説明する。上記した実施形態では、プリンタの電源投入時に、搬送路35等に残っていた用紙Paを退避路43へ一旦退避させた後に、搬送ローラ部31を逆戻りさせたり、退避路を通過させたりして収納庫に収納するようにした。この場合いずれも退避路43やそれに相当する搬送路が余計必要で構成的にも複雑になる。
そこで、第1フラッパー38、退避路43並びにこれらの構成に関連する構成を削除する。そして、電源投入時に、プリンタの全搬送路に用紙があるかどうかを必要箇所に設置したセンサーで検出するようにする。用紙Paがあった場合は、収納庫41に収納されるように、駆動系の回転方向を制御するようにする。
例えば、電源投入時に用紙Paが図1の破線に示すように、搬送ローラ部31の用紙搬入側にあるとセンサーが検出した場合は、タイミング駆動プーリー31cを反時計方向に駆動する。そして、用紙Paがタイミングプーリー31aと第1ピンチローラ32を通過したことを検出し、第2フラッパー42をオープンにする。次いで搬送ローラ部31を逆方向に走行し、第1駆動プーリー40と第3ピンチローラ39に用紙Paを噛合する。反時計方向に駆動された第1駆動プーリー40により用紙Paは、第3ピンチローラ39と挟持されながら収納庫41に収納する。
また、電源投入時に用紙Paが図6示すように、用紙重ねエリア30の位置にあるとセンサーが検出した場合は、タイミング駆動プーリー31cを時計方向に駆動する。そして第2フラッパー42をオープンにする。次いで、搬送ローラ部31をタイミング駆動プーリー31cの駆動方向に従い逆走させ、第1駆動プーリー40と第3ピンチローラ39に用紙Paを噛合する。時計方向に駆動された第1駆動プーリー40により用紙Paは、第3ピンチローラ39と挟持されながら収納庫41に収納する。
このように、電源を投入したときに、用紙Paが搬送路35等に残っているかどうかを検出する。残っている場所がとこかは、センサーの検出結果に基づき判断する。残っている場所から用紙Paが収納庫41に収納できるように該当の駆動部の駆動方向を制御する。これにより残っていた用紙Paを収納庫41に収納することができる。
この実施形態の場合は、電源投入時に搬送路等に残っていた用紙を退避させる退避路、この退避路に関連する機構も必要としない。このため、システムの簡略化を図ることが可能となる。
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
Pa 用紙
11 ロールペーパ
21a 第1の印字部
21b 第2の印字部
24a,24b サーマルヘッド
26 カッター
30 用紙重ねエリア
31 搬送ローラ部
31a,31b タイミングプーリー
31c タイミング駆動プーリー
31d タイミングベルト
32 第1ピンチローラ
34 第2ピンチローラ
39 第3ピンチローラ
45 第4ピンチローラ
33a,33b,37a,37b ペーパーガイド
35 搬送路
36 シャッター
38 第1フラッパー
42 第2フラッパー
40 第1駆動プーリー
44 第2駆動プーリー
41 収納庫
411 延在部
52 取り出し口

Claims (7)

  1. ロールペーパに印字し、所定の位置でカットされた用紙を搬入し、該用紙の走行方向を変えることのできる搬送ローラ部と、
    前記搬送ローラ部の搬出側に設置し、前記搬送ローラ部から搬出された前記用紙を取り出す取り出し口と、
    前記搬送ローラと前記取り出し口との間に配置し、前記用紙の搬送を一時的にシャットし、前記用紙を所定枚数揃えた状態で搬出可能にするシャッターと、を備えるプリンタ。
  2. 前記用紙の搬入は、前記搬送ローラ部に第1ピンチローラを付勢し、走行状態にある前記搬送ローラ部と前記第1ピンチローラとの間に前記用紙を挟持して搬入した、請求項1記載のプリンタ。
  3. 前記用紙の搬出は、前記搬送ローラ部に第2ピンチローラを付勢し、走行状態にある前記搬送ローラ部と前記第2ピンチローラとの間に前記用紙を挟持して搬出した、請求項1記載のプリンタ。
  4. 電源投入時に、前記用紙が取り出されないままの状態の場合に、前記用紙を一時的に退避させる退避部と、
    前記搬送ローラの走行方向を変更し、前記該退避部に退避した前記用紙を収納する収納庫と、を備える請求項1または2に記載のプリンタ。
  5. 前記退避部に退避した前記用紙は、前記走行ローラの走行方向を変更することなく前記収納庫に収納した請求項4記載のプリンタ。
  6. 電源投入時に取り出されないままの状態の前記用紙があるかどうかを検出し、前記用紙を検出した場合は、前記用紙を収納する収納庫に収納するように、前記用紙の搬送に関連する各駆動部分を駆動するようにした請求項1記載のプリンタ。
  7. 前記取り出し口に取り出された前記用紙を一定時間取り出さなかった場合は、前記搬送ローラを取り出した方向とは逆方向に駆動し、前記用紙を収納する収納庫に収納するようにした、請求項1記載のプリンタ。
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