JP2014000967A - 横形製袋充填機におけるガセット形成方法および装置 - Google Patents

横形製袋充填機におけるガセット形成方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】角筒状に成形されて角部にシールリブを備えた筒状フィルムに対して、ガセット形成を良好に行ない得る。
【解決手段】筒状フィルムFにガセットを形成するガセット形成部材28は、上下方向中央から曲げられた山形状の押込み片32を備える。押込み片32の押込み縁部32bは、円弧状に形成される。押込み片32の押込み先端部に、上下に離間して一対の突出片36,36が設けられる。押込み位置において、筒状フィルムFの側面における上下のシールリブ10の延出基端部近傍のフィルムFaが押込み片32の押込み縁部32bで支持される。また、押込み位置において押込み片32に設けた両突出片36,36の間の凹部42に、フィルムの弛み部分が位置する。
【選択図】図1

Description

本発明は、筒状フィルムに横シールする際に、ガセットを形成する横形製袋充填機におけるガセット形成方法および装置に関するものである。
横形製袋充填機においてガセットを形成する装置としては、特許文献1に記載されているように、筒状フィルムの側面を内方に押し込むためのガセット爪を備え、該ガセット爪で押し込まれたフィルムは、筒状フィルムの上下方向の中央部がガセット爪の先端部に当接して押し込み状態が維持され、この状態で筒状フィルムを横シールするようにしている。
特開2000−326907号公報
四方の角部に所定幅で延出するシールリブを備えて、角筒状に成形された筒状フィルムの両側部にガセットを形成して横シールすることで包装品を得るには、筒状フィルムをシール体で絞り込んで横シールする際に、ガセット爪で押し込んだフィルムがガセット爪の先端部で引っ張られた状態とならない程度に、ガセット爪の先端部とフィルムとが当接することなく、ガセット爪の周りにフィルムの弛みを持たせておくようにすることが好ましい。ここで、前記特許文献1の発明に記載されたガセット爪を使用し、シールリブを備えて角筒状に成形された筒状フィルムに対してガセット形成する場合、横シール手段での筒状フィルムの絞り込みに伴ってガセット爪の先端部周りのフィルムの弛み部が、シールリブの延出方向にまで膨出し、その膨出したフィルムがシールリブに折り重なった状態でシールされてしまうことがある。それにより、得られる包装品の見栄えが低下して商品価値を損ねるばかりでなく、フィルムが折り重なってシールされた部位が溶着不良を生じる等の包装不良品を生ずるおそれがあった。
本発明は、前述した従来のガセット形成に係る前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、4つの角部にシールリブを備えて角筒状に成形された筒状フィルムにおいても、ガセット形成を良好になし得る横形製袋充填機におけるガセット形成方法および装置を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、請求項1の発明に係る横形製袋充填機におけるガセット形成方法は、
4つの角部に所定幅のシールリブが延出するよう角筒状に成形した筒状フィルムに横シールを施す際に、ガセットを形成するガセット形成方法であって、
前記横シールを施す位置の前後で筒状フィルムの側面を内方に押し込み、
押し込んだ側面のフィルムを前記シールリブの延出基端部の近傍で支持すると共に、その支持部位よりも内側へ押し込まれたフィルムに弛みを設けて、横シールを施すようにしたことを特徴とする。
請求項2に係る発明では、前記内方へ押し込まれたフィルムの底部に弛みを設けて支持したことを特徴とする。
請求項3に係る発明では、前記筒状フィルムに横シールを施す位置より上流側近傍において上側で延出するシールリブを支持して筒状フィルムの高さを規定し得るようにしたことを特徴とする。
請求項4に係る発明では、前記筒状フィルムの側面における前記シールリブの延出基端部(10a)の近傍を押し撫でつつ押し込むことを特徴とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、請求項5の発明に係る横形製袋充填機におけるガセット形成装置は、
4つの角部に所定幅のシールリブが延出するよう角筒状に成形した筒状フィルムに横シールを施す際に、筒状フィルムの側面を押し込んでガセットを形成する押込み片を有するガセット形成装置であって、
前記押込み片は、筒状フィルムの側面を押し込む押込み縁部を備えて先細りに形成すると共に、筒状フィルムに横シールを施す位置と隣接する側を凸とした屈曲状に形成され、
前記押込み縁部は、押し込んだ側面のフィルムを上下で延出するシールリブの延出基端部の近傍で支持する支持部と、該支持部より押し込み先端側に設けられ、押し込んだフィルムを部分的に弛ませる弛み受容部とを備えたことを特徴とする。
請求項1および5に係る発明によれば、筒状フィルムの側面を押し込んだ状態で、押し込んだフィルムにおけるシールリブの延出基端部の近傍を支持する一方で、その支持部位より内側へ押し込まれたフィルムに弛みを設けるようにしたので、シールリブの延出基端部近傍に弛みが膨出するのを防ぐことができ、得られる包装品の商品価値を低下させることなくガセット形成を良好になし得る。
請求項6に係る発明では、前記押込み縁部の押し込み先端側において、押込み片の屈曲部を挟んだ両側に押込み方向に突出する突出片を備え、前記弛み受容部を両突出片の間としたことを特徴とする。
請求項2および6に係る発明によれば、フィルムの弛みがシールリブの延出基端部近傍まで膨出するのを防止することができ、シール不良を確実に防止し得る。
請求項7に係る発明では、前記筒状フィルムに横シールを施す位置より上流側近傍において上側で延出するシールリブを支持して筒状フィルムの高さを規定し得る支持手段を備えたことを特徴とする。
請求項3および7に係る発明によれば、筒状フィルムに横シールを施す位置より上流側近傍でシールリブを支持した状態でガセット形成を行なうので、より綺麗なガセットを形成することができる。
請求項8に係る発明では、前記押込み片は、筒状フィルムの側面におけるシールリブの延出基端部の近傍を押込み縁部で押し撫でつつ押し込むことを特徴とする。
請求項4および8に係る発明によれば、筒状フィルムの側面を押し込むときに、シールリブの延出基端部の近傍を押し撫でつつ押し込むので、ガセットを安定して良好に形成することができる。
本発明に係る横形製袋充填機におけるガセット形成方法および装置によれば、角部にシールリブが形成された筒状フィルムにおいても、得られる包装品の商品価値を低下させることなくガセット形成を良好になし得る。
実施例に係るガセット形成装置を、ガセット形成部材の配設位置でフィルム搬送方向下流側から視た概略図である。 実施例に係るガセット形成装置の要部概略平面図である。 実施例に係るガセット形成装置の要部概略側面図である。 実施例に係るガセット形成部材でガセットを形成する工程を示す説明図である。
次に、本発明に係る横形製袋充填機におけるガセット形成方法および装置につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。
実施例に係る横形製袋充填機では、フィルム供給源から引き出して角筒状に成形した筒状フィルムFに、フィルム搬送方向へ所定幅で連続するシールリブ10が4つの角部の夫々から外側へ延出しており、筒状フィルムFの長手方向の重合部に縦シールを施すと共に、筒状フィルムFに所定間隔毎に物品Mが供給されるようになっている。また横形製袋充填機には、縦シールされた筒状フィルムF中の物品Mを挟む前後位置で筒状フィルムFを一対のシール体18,20で挟持して横シール・切断する横シール機構14が設けられる。横シール機構14にはガセット形成装置が付設され、ガセット形成装置は、筒状フィルムFに横シールを施す位置の前後のフィルムの側面を内方に押し込んでガセット形成するよう構成される。また横シール機構14は、第1搬送コンベヤ12と、筒状フィルムFを横シール・切断して得た包装体を後工程に搬出する第2搬送コンベヤ16とを備える。
図3に示す如く、前記第1搬送コンベヤ12と第2搬送コンベヤ16との接続部におけるコンベヤ12,16の対向端間において、前記一対のシール体18,20で筒状フィルムFを挟持してフィルムFに横シールが施される。一方のシール体18にはナイフが内装されている。また横シール機構14は、前記一対のシール体18,20で筒状フィルムFを挟持した状態で下流側へ移動して筒状フィルムFに横シールを施す、所謂ボックスモーション方式が採用される。前記コンベヤ12,16の対向端は、前記シール体18,20の動作と同期してフィルム搬送方向に移動すると共に、シール体18,20の上下動に対応して相互に近接・離間するよう構成される。
前記横シール機構14よりフィルム搬送方向上流側には、図2に示す如く、筒状フィルムFの搬送路の左右に一対のサイドベルトコンベヤ22,22が配設され、両サイドベルトコンベヤ22,22の無端ベルト22a,22aは、筒状フィルムFの両側面を、フィルム搬送方向に向けた所定範囲に亘ってフラットに支持した状態で搬送し得るよう構成される。また、サイドベルトコンベヤ22,22と横シール機構14との間においてシール体18,20で筒状フィルムFを挟持して横シールを施す位置より上流側近傍に、角筒状に成形された筒状フィルムFの左右上側に形成されるシールリブ10,10を上下から挟持して筒状フィルムFの高さ位置を規定すると共に角筒状に保形して案内する支持ローラ24,24からなる支持手段が自由回転可能に配設されている。より具体的には、シール体18,20が相互に接近して筒状フィルムFの絞り込みを開始する位置の上流側近傍で、支持ローラ24,24が上側のシールリブ10,10を支持するよう構成される。また、横シール機構14は、第2搬送コンベヤ16に送り込まれた筒状フィルムF中の物品Mを上方から押圧する押さえ部と、該物品位置に対応した筒状フィルムFの左右側面を挟むように作動する支持部材とを備える保持手段が、シール体18,20の前進移動と一体的に移動可能に配設されている。
前記ガセット形成装置は、図1および図2に示す如く、搬送路の左右に配設されるガセット形成部材28,28を、前記シール体18,20のフィルム搬送方向への移動と一体的に移動するガセット作動機構26を備える。またガセット作動機構26は、ガセット形成部材28,28を、前記シール体18,20の前後位置において筒状フィルムFから離間した退避位置(図4(a))とフィルム搬送中心に接近して筒状フィルムFの側面を内方に押し込んだ押込み位置(図4(c))との間で進退動するよう構成される。ガセット形成部材28,28は、前記両シール体18,20の上下動に同期して前記押込み位置と退避位置との間を移動する。また、ガセット形成部材28は、一対のシール体18,20が筒状フィルムFを挟持して横シールする前に押込み位置に達すると共に、シール体18,20が横シールした後、退避位置に向けて移動する。
前記一対のガセット形成部材28,28は搬送路の左右で対称であって、各ガセット形成部材28は、図3に示す側面視において、上下方向の中央部で屈曲した山形状に形成された押込み片32を備え、該押込み片32は、押込み先端から離間するにつれて上下方向に同一曲率で円弧状に広がるように形成された押込み縁部32bを有する。押込み片32は、図2に示す平面視において、押込み先端側に向けて先細りとなっている。実施例の押込み片32は、略半円状の板材を所定角度で折曲したものであって、屈曲部32aから斜め上下方向に延在する傾斜面部44a,44bの裏面には、両傾斜面部44a,44bの境界となる屈曲部32aの上下に所定間隔離間した対称位置に一対の突出片36,36がスぺーサ38を介して夫々配設され、各突出片36は押込み方向に突出している。そして、両突出片36,36の間に画成された凹部42が弛み受容部となる。また、突出片36の先端は、押込み片32の押込み縁部32bから連続する押込み先端部32cの曲率より小さい曲率半径となる円弧状に形成される。そして、押込み片32は、突出片36,36を設けた押込み縁部32bの押込み先端部32cを、筒状フィルムFにおける側面のフィルムFaの上下方向の中央部に臨ませると共に、前記屈曲部32aがシール体18,20で筒状フィルムFに横シールを施す位置と隣接する側を向く姿勢で配設される。すなわち、押込み片32は、シール体18,20で筒状フィルムFを挟持して横シールを施す横シール位置側を凸とした屈曲状に形成されると共に、押込み縁部32bの押込み先端部32cが横シール位置より側に位置して、シール体18,20の横シール位置側におけるフィルムFaの押し込み量を最も深くし得るよう構成されている。
前記押込み片32における両傾斜面部44a,44bの傾斜角度は、図3に示す如く、物品サイズに応じて定めた袋寸法に対応した筒状フィルムFの上下寸法に応じて、当該押込み片32が押込み位置に達した状態で、シール体18,20により絞り込まれる筒状フィルムF中に供給された物品Mの前後の端縁11からシール体18,20での横シール位置に向けて傾斜する筒状フィルムFのフィルム部位Fpを内側から支持し得る値に設定される。なお、前記押込み片32に取付片34が配設され、該取付片34がガセット作動機構26の移動体26aに取着位置を調節可能に連結される。
ここで、前記押込み位置は、ガセット形成部材28によって押し込んだ筒状フィルムFの側面のフィルムFaの全体が張った状態とならず、前記シール体18,20による筒状フィルムFの絞り込みを良好になし得るように、内方へ押し込まれたフィルムFaの底部に弛みを付与し得るように設定される。このフィルムFaの底部とは、具体的には押込み片32で押し込まれて該押込み片32の押込み先端側ですぼまった部分である。また、前記押込み片32の押込み縁部32bは、図4(c)に示す如く、前記突出片36,36を設けた押込み先端部32cより押込み基端側において、押し込まれたフィルムFaにおける上下のシールリブ10の延出基端部10aの近傍に内接するよう設定される。すなわち、押込み縁部32bにおける前記凹部42より押込み基端側の部分が、フィルムの支持部として機能するよう構成してある。
次に、前述したように構成されたガセット形成装置の作用につき、ガセット形成方法との関係で説明する。
前記物品Mが収容された筒状フィルムFは、フィルム搬送速度と略同速で走行する前記第1搬送コンベヤ12に載置されて、前記両サイドベルトコンベヤ22,22の無端ベルト22a,22aで両側面がフラットに支持された状態で下流側に搬送される。前記シール体18,20が相互に接近するタイミングで第1搬送コンベヤ12および第2搬送コンベヤ16の対向端部が相互に離間し、下側のシール体20が搬送路面の上方に延出し、上側のシール体18との間で筒状フィルムFを挟持する。なお、角筒状に成形された筒状フィルムFにおける上側の2箇所のシールリブ10,10の夫々は、支持ローラ24,24により挟持されており、上下のシール体18,20で上下方向に絞り込まれるフィルムは張った状態で支持されると共に、筒状フィルムFの高さ位置を規定して角筒状に保形される。
前記両シール体18,20が筒状フィルムFを挟持して横シールする前のタイミングにおいて、各ガセット形成部材28,28が相互に接近して筒状フィルムFの幅方向両側を内方に押し込むことで(図4参照)、前記一対のシール体18,20で筒状フィルムFを挟持して横シールを施す位置の前後に、後で詳述する如くガセットが形成される。そして一対のシール体18,20は、筒状フィルムFを挟持した状態で筒状フィルムFの搬送速度と同じ速度で下流側に移動すると共に、その後にシール体18,20が相互に離間し、筒状フィルムFに横シール・切断が施されて得られた包装体は第2搬送コンベヤ16により後工程に搬出される。また、ガセット形成部材28,28は、筒状フィルムFを挟持して横シールしたシール体18,20が相互に離間するまでに退避位置に向けて移動する。前記筒状フィルムF中の物品Mは、第2搬送コンベヤ16に送り込まれることで前記保持手段の押さえ部によって上方から押圧され、また該物品Mの位置に対応した筒状フィルムFの左右側面が保持手段の支持部材で挟まれて該筒状フィルムFは角筒状に保形された状態で、シール体18,20によるフィルム絞り込みおよびガセット形成部材28,28によるフィルム押し込みが行なわれる。
前記ガセット形成部材28,28によるガセット形成につき、以下詳細に説明する。図4(a),(b)に示す如く、ガセット形成部材28が退避位置から押込み位置に向けて前進して前記突出片36,36が筒状フィルムFにおける側面のフィルムFaに局部的に当接して該フィルムFaは上下方向の中央部が内方に押し込まれる。また、図4(b),(c)に示す如く、押込み片32の前進に伴って、押込み先端部32cから離間するにつれて上下方向に同一曲率で円弧状に広がる押込み縁部32bが押し込まれる側面のフィルムFaにおけるシールリブ10の延出基端部10aの近傍を押し撫でてフィルムFaは前記横シール位置側が最も深くなるように折り込まれる。
図4(c)に示す如く、前記押込み位置にガセット形成部材28が至った状態で、筒状フィルムFの4つの角部に形成された上下のシールリブ10の延出基端部10aの近傍は、前記押込み片32の押込み縁部32bによって内側から支持されて、その付近のフィルムFaは弛むことなく張った状態に維持される。前記押込み位置は、内方へ押し込まれた側面のフィルムFaの底部に弛みを付与し得るように設定されているので、内方へ押し込まれたフィルムFaにおける押込み縁部32bでの支持部位より内側の底部ではフィルムが弛んだ状態となり、その弛み部分40が前記突出片36,36の間の凹部42内側に凹んで形成される。この状態で、前記シール体18,20によって筒状フィルムFを絞り込んでシールする際には前記凹部42内の弛み部分40が引き戻される。また、前記突出片36,36での押し込み部位を基点として上下に近づくように折り込まれるフィルム部位Fpは、前記傾斜面部44a,44aで支持される。
すなわち、ガセット形成時には押込み縁部32bで筒状フィルムFにおける側面のフィルムFaを押し撫でつつ押し込み、横シールに伴ってフィルムが絞り込まれる際には筒状フィルムFにおける4つの角部に設けたシールリブ10の延出基端部10aの近傍を押込み片32で内側から支持してフィルムが弛むのを防止するので、弛んだフィルムがシールリブ10にまで膨出してシールリブ10と重なった状態で横シールされてしまうことがない。これにより、見栄えが良好で商品価値の高い密封シールされた包装品を得ることができる。また、ガセット形成部材28の押込み先端部32cに設けた2つの突出片36,36によって、筒状フィルムFの内方への押し込み始期に上下方向の中央部付近を局部的に押し込むことで、より良好な折り込みをなし得る。また、比較的曲率が大きな円弧状の押込み縁部32bで筒状フィルムFにおける側面のフィルムFaを徐々に押し撫でるので、ガセットを安定して良好に形成することができる。更にまた、側面のフィルムFaを押し込んだ押込み位置の押込み片32でフィルムを3次元的に広範囲で内側から支持したもとで、筒状フィルムFを横シールするので、折込み形状や寸法にバラツキが少ないガセット形成ができる。
前記筒状フィルムFにおける上側の2箇所のシールリブ10,10を支持ローラ24,24等の支持手段で挟んで支持した状態で筒状フィルムFにガセット形成するので、筒状フィルムFの高さ位置を規定すると共に角筒状に保形でき、位置ずれすることなくより一層良好なガセット形成をなし得る。
(変更例)
本発明は実施例の構成に限定されるものではなく、本発明の主旨の範囲内において種々の実施形態を採用し得るものであって、例えば、以下のようにも変更実施可能である。
(1) ガセット形成部材28は、板材を折曲形成したものに限らず、例えば複数の板材を組み合わせたものや、樹脂成型品、その他加工品等、各種の加工品を採用し得る。また、ガセット形成部材28は、押込み片32と突出片36,36とを一体形成したものであってもよい。
(2) シールリブ10を支持する支持手段では、支持ローラ24は左右各一対としたが、筒状フィルムFの搬送方向に対のローラを並べる構成や、支持ローラ24に代えて筒状フィルムFの搬送方向の所定範囲に亘りシールリブ10を一対のベルトで挟持して案内する構成を採用し得る。また、この支持手段は必要に応じて採用すればよい。
(3) ガセット形成部材28に設けた2つの突出片36,36間の凹部42にフィルムの弛み部分40を位置させるようにしたが、押込み片32の押込み縁部32bにおけるフィルムの支持部位より押込み先端側の曲率を、支持部位の曲率より大きくする等して、押込み位置で支持部位間に弛み部分40を位置させ得る空間を画成する構成を採用し得る。
10 シールリブ,10a 延出基端部,24 支持ローラ(支持手段)
32 押込み片,32a 屈曲部,32b 押込み縁部(支持部)
36 突出片,42 凹部(弛み受容部),F 筒状フィルム
Fa フィルム

Claims (8)

  1. 4つの角部に所定幅のシールリブ(10)が延出するよう角筒状に成形した筒状フィルム(F)に横シールを施す際に、ガセットを形成するガセット形成方法であって、
    前記横シールを施す位置の前後で筒状フィルム(F)の側面を内方に押し込み、
    押し込んだ側面のフィルム(Fa)を前記シールリブ(10)の延出基端部(10a)の近傍で支持すると共に、その支持部位よりも内側へ押し込まれたフィルム(Fa)に弛みを設けて、横シールを施すようにした
    ことを特徴とする横形製袋充填機におけるガセット形成方法。
  2. 前記内方へ押し込まれたフィルム(Fa)の底部に弛みを設けて支持したことを特徴とする請求項1記載の横形製袋充填機におけるガセット形成方法。
  3. 前記筒状フィルム(F)に横シールを施す位置より上流側近傍において上側で延出するシールリブ(10)を支持して筒状フィルム(F)の高さを規定し得るようにしたことを特徴とする請求項1または2記載の横形製袋充填機におけるガセット形成方法。
  4. 前記筒状フィルム(F)の側面における前記シールリブ(10)の延出基端部(10a)の近傍を押し撫でつつ押し込むことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の横形製袋充填機におけるガセット形成方法。
  5. 4つの角部に所定幅のシールリブ(10)が延出するよう角筒状に成形した筒状フィルム(F)に横シールを施す際に、筒状フィルム(F)の側面を押し込んでガセットを形成する押込み片(32)を有するガセット形成装置であって、
    前記押込み片(32)は、筒状フィルム(F)の側面を押し込む押込み縁部(32b)を備えて先細りに形成すると共に、筒状フィルム(F)に横シールを施す位置と隣接する側を凸とした屈曲状に形成され、
    前記押込み縁部(32b)は、押し込んだ側面のフィルム(Fa)を上下で延出するシールリブ(10)の延出基端部(10a)の近傍で支持する支持部(32b)と、該支持部(32b)より押し込み先端側に設けられ、押し込んだフィルム(Fa)を部分的に弛ませる弛み受容部(42)とを備えた
    ことを特徴とする横形製袋充填機におけるガセット形成装置。
  6. 前記押込み縁部(32b)の押し込み先端側において、押込み片(32)の屈曲部(32a)を挟んだ両側に押込み方向に突出する突出片(36)を備え、前記弛み受容部(42)を両突出片(36,36)の間としたことを特徴とする請求項5記載の横形製袋充填機におけるガセット形成装置。
  7. 前記筒状フィルム(F)に横シールを施す位置より上流側近傍において上側で延出するシールリブ(10)を支持して筒状フィルム(F)の高さを規定し得る支持手段(24)を備えたことを特徴とする請求項5または6記載の横形製袋充填機におけるガセット形成装置。
  8. 前記押込み片(32)は、筒状フィルム(F)の側面におけるシールリブ(10)の延出基端部(10a)の近傍を押込み縁部(32b)で押し撫でつつ押し込むことを特徴とする請求項5〜7の何れか一項に記載の横形製袋充填機におけるガセット形成装置。
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JPS61501841A (ja) * 1984-02-27 1986-08-28 エツフエム ゲ−エムベ−ハ− 底面を折り重ねられたバッグを製造し、充填する方法および装置
WO1999038677A1 (en) * 1998-01-30 1999-08-05 Bp Europack S.P.A. Apparatus for forming tubular containers with reinforced edges and container

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