JP2014000018A - 乗用田植機 - Google Patents

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Abstract

【課題】植付作業機の中央部付近には、水平装置や昇降機構などの装置や機構などが配置されているため、整地装置を昇降させる電動アクチュエータユニットを植付作業機の中央部付近に配置すると、走行機体と植付作業機との間隔が長くなり、乗用田植機自体の全長が長くなってしまう。
【解決手段】掻取量調節レバー71及び前記植付深さ調節レバー72を、昇降機構9に対して一対のステー33,35の一方のステー35側に配置し、電動アクチュエータユニット61を、昇降機構9に対して掻取量調節レバー71及び前記植付深さ調節レバー72が配置されたステー35側とは反対の他方側のステー33の近傍に配置した。
【選択図】図3

Description

本発明は、圃場面を整地する整地装置を備えた乗用田植機に係り、詳しくは、整地装置を昇降させるモータユニットが設けられた植付作業機を備える乗用田植機に関する。
一般に、移植機である乗用田植機には、圃場に苗を植付ける植付作業機が設けられており、植付作業機は、機体後方に昇降機構を介して昇降自在に連結されている。また、植付作業機の前方であって、機体との間には、圃場面を均平に整地する整地装置である整地ロータが設けられており、該整地ロータは、整地作業を行わない際に昇降モータで上昇させて格納するように設けられている。
従来、整地ロータを上昇させるための昇降モータ(電動モータ)を有してなるモータユニットが植付作業機の走行方向と直交する幅方向における中央部分(以下、単に中央部という)に配置された乗用田植機が案出されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−187638号公報
特許文献1記載の乗用田植機にあっては、モータユニットを植付作業機の中央部に設けるが、植付作業機の中央部には、機体が傾斜した際の植付作業機の田面に対する水平を保つ水平装置や、昇降機構と植付作業機を連結するための連結リンクなども配置される。そのため、モータユニットを水平装置や連結リンクなどに干渉させることなく中央部に配置するためには、水平装置や連結リンクなどの前後に配置しなければならない。しかしながら、モータユニットを水平装置などの前後に配置すると走行機体と植付作業機との距離が長くなり、結果として乗用田植機の全長が長くなってしまう。
そこで、本発明は、掻取量調節レバー及び植付深さ調節レバーが設けられた側のステーと反対側ステーの近傍に電動アクチュエータユニットを配置することにより、上記課題を解決した乗用田植機を提供することを目的とする。
本発明は、走行輪(2,3)に支持される走行機体(5)と、該走行機体(5)の後方に、昇降機構(9)を介して昇降自在に連結される植付作業機(10)と、前記植付作業機(10)にリンク機構(53)を介して昇降自在に支持され、該植付作業機(10)と前記走行機体(5)との間にて、回転しながら圃場面を整地する整地装置(11)と、を備え、
前記植付作業機(10)は、苗を載せる苗載せ台(30)と、該苗載せ台(30)から苗を掻き取って圃場に植付ける植付装置(31)と、を有する乗用田植機(1)において、
前記昇降機構(9)の後端に連結された植付フレーム(32)に固定され、前記苗載せ台(30)の両端部分を支持する一対のステー(33,35)と、
前記植付装置(31)の前記苗載せ台(30)から掻き取る苗の量を調節する掻取量調節レバー(71)と、
前記植付装置(31)の苗の植付け深さを調節する植付深さ調節レバー(72)と、
前記一対のステー(33,35)に亘って回動自在に架設され、前記整地装置(11)を昇降自在に支持する前記リンク機構(53)の回動軸となる回動横軸(52)と、
電動アクチュエータ(62)及び該電動アクチュエータ(62)の動力を前記回動横軸(52)に回転として伝達する伝動装置(67)を有する電動アクチュエータユニット(61)と、を備え、
前記掻取量調節レバー(71)及び前記植付深さ調節レバー(72)を、前記昇降機構(9)に対して前記一対のステー(33,35)の一方側に配置し、前記電動アクチュエータユニット(61)を、前記昇降機構(9)に対して前記掻取量調節レバー(71)及び前記植付深さ調節レバー(72)が配置された側の前記ステー(35)とは反対の他方側の前記ステー(33)の近傍に配置した、ことを特徴とする。
また、例えば、図3〜図9を参照して、前記走行機体(5)に前記整地装置(11)への動力を断接するクラッチ(22)を配置し、前記クラッチ(22)の断接と前記回動横軸(52)の回動による前記整地装置(11)の昇降とを、アウターワイヤ(57b)及びインナーワイヤ(57a)を有する連繋ワイヤ(57)で連繋し、前記回動横軸(52)に固定された連結部(59)に前記インナーワイヤ(57a)の一端を固定し、かつ前記電動アクチュエータユニット(61)が近傍に配置された側の他方の前記ステー(33)に、前記アウターワイヤ(57b)の一端を固定するアウター固定部(60)を設けてなる。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これにより特許請求の範囲の記載に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る発明によると、掻取量調節レバー及び植付深さ調節レバーを苗載せ台を支持する一対のステーの一方側に配置すると共に、電動アクチュエータユニットをその一方側のステーとは反対の他方側のステーの近傍に配置したので、植付作業機の左右のバランスが良くなると共に、植付作業機のスペースを効率良く使うことができ、走行機体と植付作業機との間隔を短くすることもできる。また、乗用田植機、特に植付作業機は、植付作業機に応じて多数の機種があり、これら植付条数によって植付作業機の幅寸法が異なるがその幅寸法が異なっても、回動横軸の長さを調整することにより、同じ電動アクチュエータユニットなどの整地装置の昇降装置を用いて対応することができる。特に、回動横軸を分割構造にすることで植付条数に応じて、他方側の分割回転横軸を変更することにより、一方側の分割回転横軸は、同じものを用いて植付条数の変更に対応することができる。
請求項2に係る発明によると、クラッチの断接と回動横軸の回動による整地装置の昇降とを連繋ワイヤで連繋すると共に、連繋ワイヤのインナーワイヤの一端を前記回動横軸に固定された連結部に固定し、かつステーに設けたアウター固定部でそのアウターワイヤを固定するので、植付条数の変化により植付作業機の幅が変わっても同じ連繋ワイヤ又は長さの異なる連繋ワイヤを用いて対応することが可能である。また、植付作業機側の連繋ワイヤのアウターワイヤを固定するアウター固定部は、連繋ワイヤを水が入らない方向で配索することができる。また、アウター固定部をステーに設けたので、クラッチ連動機構をコンパクトに構成することができる。
本実施の形態に係る乗用田植機を示す側面図。 乗用田植機のステアリングハンドル周辺を示す平面図。 昇降機構に連結された植付作業機及びその昇降機構を示す斜視図。 植付作業機及び整地ロータを示す斜視図。 昇降操作軸に設けられたモータユニット内の構造を示す背面図。 モータユニット内の構造を左右一方からみた斜視図。 モータユニット内の構造を左右他方からみた斜視図。 植付作業機及び整地ロータを示すものであって、整地ロータが作動位置まで下降している状態を示す側面図。 植付作業機及び整地ロータを示すものであって、整地ロータが格納位置まで上昇している状態を示す側面図。
以下、本発明の実施の形態に係る移植機である乗用田植機について図面1〜図9に沿って説明する。乗用田植機1は、図1に示すように、走行輪である一対の前輪2及び後輪3に支持された走行機体5を有している。該走行機体5の前方には、ボンネット6に覆われて、図示しないエンジンが配置されており、そのボンネット6の後方には、乗用田植機1を運転するための運転操作部7が設けられている。該運転操作部7の後方には、昇降機構9を介して植付作業機10が連結されており、また、走行機体5と植付作業機10との間には、圃場面を均平にする整地装置11が配置されている。
運転操作部7には、乗用田植機1を操舵するためのステアリングハンドル12が設けられており、ステアリングハンドル12の下方には、図2に示すように、各種計器類を表示する表示パネル13が設けられている。表示パネル13の両側には、乗用田植機1の走行速度を変速する主変速レバー14や副変速レバー15などの各種操作レバーが配置されている。
また、表示パネル13の下方には、整地装置11を操作するための操作ダイヤル17が設けられており、さらに、ステアリングハンドル12の後方には、運転者が着座する運転席18が設けられている(図1参照)。
昇降機構9は、図3に示すように、植付作業機10を走行機体5の後部に連結する左右のアッパーリンク9aと左右のロアリンク9bを有している。アッパーリンク9aとロアリンク9bの後端は、リンクブラケット19を介して植付作業機10に連結されており、また、アッパーリンク9aとロアリンク9bの前端は、走行機体5の後部に設けられた支点軸20,21に回動自在に支持されている。
また、アッパーリンク9aを支持する支点軸20には、植付作業機10の昇降に連動して、整地装置11への動力伝達の断接するクラッチリンク機構24を構成するブラケット23が回動自在に支持されている。そして、このクラッチリンク機構24は、このブラケット23の他、走行装置4に設けられた整地クラッチ22を操作する操作部である整地クラッチレバー25とブラケット23とを連結するアーム(連結部材)26を有しており、植付作業機10の昇降によるブラケット23の回動に伴い、アーム26が上下に移動することで、整地クラッチレバー25が上下方向に回動し、整地クラッチ22が断接される構成になっている。
また、支点軸20,21の近傍には、後述する連繋ワイヤ57のアウターワイヤ57bを固定する固定受け部であるアウターブラケット58が設けられている。そして、アッパーリンク9aとロアリンク9bとの間に油圧シリンダ29が配設されており、この油圧シリンダ29の伸縮に連動して植付作業機10が昇降自在に昇降するようになっている。
植付作業機10は、苗マットを搭載する苗載せ台30と、苗載せ台30に搭載された苗を圃場面に植付ける植付装置31とを有している(図8及び図9参照)。苗載せ台30は、走行機体5の進行方向に直交する左右方向に向って配置され、リンクブラケット19を介してアッパーリンク9aとロアリンク9bの後端に連結された植付フレーム32に支持されると共に、苗載せ台30の両端部分は、植付フレーム32に固定され、植付フレーム32から上方に向って延設された左苗載せ台ステー33及び右苗載せ台ステー35に支持されている。また、左苗載せ台ステー33と右苗載せ台ステー35との中間であって植付フレーム32に一体のリンクブラケット19の下部には、走行機体5の進行方向である前後方向に向って延設されたローリング支軸36が設けられている(図4参照)。
植付装置31は、植付フレーム32から後方に向って延設された複数のプランタケース37・・・と、該プランタケース37の先端に左右一対で回転自在に設けられたロータリケース39・・・とを有しており、ロータリケース39に両端には、それぞれ植付爪40・・・が取付けられたプランタアーム41・・・が回転自在に設けられている(図8及び図9参照)。さらに、プランタケース37の下方には、田面を滑走しながら苗の植付深さを調節する複数のフロート42・・・が設けられており、該フロート42は、リンク43を介してフロート軸45に支持されて、上下方向に揺動自在に設けられている。
フロート42の前方(走行機体5と植付作業機10との間)には、圃場面を均平に整地する整地装置11が設けられている。整地装置11は、図4に示すように、複数の羽根部46a・・・が設けられた整地ロータ46・・・を有しており、該整地ロータ46は、左右方向に向って配置された回転軸47に一体に支持されて左右方向に配列されている。
回転軸47は、配列された整地ロータ46の略中央に配置されたドライブケース48に接続されており、ドライブケース48を介して伝達されるシャフト51からの動力で回転するようになっており(図3参照)、各整地ロータ46は、回転軸47の回転と共に回転するように設けられている。また、各整地ロータ46の上方には、整地ロータによって掻き上げ泥土が飛散するのを防止するための泥よけ44が設けられている。
回転軸47は、軸受部49,49を介して、立設された支持部材である左右のローターステー50,51に支持されている。該ローターステー50,51は、左苗載せ台ステー33と右苗載せ台ステー35との間に架設された昇降操作軸(回動横軸)52に、該昇降操作軸52から走行機体5側に向って突設されたリンクアーム55,55、及びローターステー50,51と左右の苗載せ台ステー33,35とを連結するリンクプレート56,56を介して連結されている。
この昇降操作軸52は、図4及び図5に示すように、左右の苗載せ台ステー33,35の間に架設されて各ステーに回転自在に支持されていると共に、植付フレーム32に設けられた軸支持部38に回動自在で支持されている。そして、昇降操作軸52は、この軸支持部38に支持された接合部54を境として、長短異なる長さ(昇降操作軸52a,52b)に分割可能に構成されている。なお、該昇降操作軸52は、分割軸に限らず、一本の軸であってもよい。
そして、図4〜図6に示すように、左右のローターステー50,51、昇降操作軸52、リンクアーム55,55、及びリンクプレート56,56で、整地装置11である整地ロータ46を植付作業機10に昇降自在で連結する左右の各リンク機構53を構成し、かつ上記昇降操作軸52が左右一対のステー33,35に亘って回動自在に支持され、かつ後述する電動アクチュエータにて回動する回動軸となる。
また、左苗載せ台ステー33の近傍に設けられたリンクアーム55には、図6に示すように、整地クラッチレバー25に連結される連繋ワイヤ57のインナーワイヤ57aを連結する連結部であるインナーアーム59が設けられている。また、そのインナーアーム59の近傍であって、左苗載せ台ステー33には、連繋ワイヤ57のアウターワイヤ57bを固定するアウター固定部であるアウターアーム60が設けられている。
このアウターアーム60は、図6に示すように、先端側が略直角に屈曲されて、平面視でL字形状に形成されており、連繋ワイヤ57の一方側の端部は、このアウターアーム60及びインナーアーム59に固定されて植付作業機10のステー33に連結されている。また、この連繋ワイヤ57の他方側の端部は、走行機体5に設けられた固定受け部であるアウターブラケット58にそのアウターワイヤ57bが固定されており(図3参照)、整地クラッチレバー25にそのインナーワイヤ57aが連結されている。そして、このインナーアーム59、アウターアーム60、アウターブラケット58、整地クラッチレバー25、及び連繋ワイヤ57で乗用田植機1のクラッチ連繋機構64を構成している。
また、昇降機構9に対して、昇降操作軸52を支持する右苗載せ台ステー35側には、プランタアームの植付爪が苗載せ台30から掻き取る苗の量を調節する掻取量調節レバー71及びプランタアーム41による苗の植付深さを調節するための深さ調節レバー72がそれぞれ配設されている(図3参照)。
また、掻取量調節レバー71と深さ調節レバー72の反対側である、左苗載せ台ステー33の近傍には、昇降操作軸52を回動させて、整地ロータ46を昇降駆動させるモータユニット(電動アクチュエータユニット)61が設けられており、該モータユニット61は、昇降操作軸52上であって、左苗載せ台ステー33と軸支持部38との間に配置されている。即ち、モータユニット61は、昇降操作軸52を2つ分割した際の長さが短い側の昇降操作軸52aに配置されている。
モータユニット61のカバー内には、図6及び図7に示すように、昇降操作軸52に遊嵌してベースプレート(ベース部材)62が設けられている。このベースプレート62には、電動アクチュエータであるモータ63が取付けられており、該モータ63の出力軸63aは、昇降操作軸52に一体に取付けられ、扇状に形成されたセクタギヤ(回動部材)65と噛合している。そして、このベースプレート62やセクタギヤ65などでモータ63の回転を昇降操作軸52に伝動する伝動装置67を構成している。
ベースプレート62には、セクタギヤ65の回動位置を検知することで、整地ロータ46の高さ位置を検知する整地装置高さ検知ポテンショメータ66が設けられており、そのセクタギヤ65には、図7に示すように、ピン部材65aがセクタギヤ65を貫通するように設けられている。該ピン部材65aは、ベースプレート62に形成された円弧状の長孔62aに移動自在に嵌合している。
また、ベースプレート62と整地装置高さ検知ポテンショメータ66の間であって、昇降操作軸52には、図6に示すように、下方に向って延設されたアーム69が設けられている。該アーム69の下方側先端部には、フロート軸45の回動(植付深さ調節)をベースプレート62に伝えるロッド(リンク部材)70が連結されており、フロート42の上下方向への揺動に伴うフロート軸45の回動に連動してベースプレート62が回動する構成となっている。即ち、植付深さの変化に伴うフロート42の揺動に連動して、ベースプレート62が回動し、このベースプレート62の回動に伴い、整地ロータ46の高さも変動するようになっている。
次いで、上述のように構成された乗用田植機の整地装置(整地ロータ46)11の動作について説明する。例えば、図8に示すように、作業位置にある整地ロータ46について作業者(運転者)が上昇操作を行うと、その上昇操作によってモータ63が駆動する。このモータ63の駆動に伴い、セクタギヤ65が上方に向って回動する。この際、セクタギヤ65の回動と共に、セクタギヤ65に設けられたピン部材65aがベースプレート62の長孔62a内を移動し、このピン部材65aの移動を整地装置高さ検知ポテンショメータ66で検知することで、整地ロータ46の高さ位置が検出される。
このセクタギヤ65の回動と共に、昇降操作軸52が回動し、リンクアーム55,55及びリンクプレート56,56が回動し、左右のローターステー50,51が上昇することで、整地ロータ46は、図9に示すように、格納位置へと上昇することで格納される。
また、昇降操作軸52の回動と共に、インナーアーム59も後方に向って回動する。このインナーアーム59の回動に伴い、アウターアーム60に支持された連繋ワイヤ57のインナーワイヤ57aがインナーアーム59に引っ張られる。そして、インナーワイヤ57aがアウターアーム60に引っ張られることに連動して、整地クラッチレバー25が上方に向かって回動し、整地クラッチ22が切断される。
整地クラッチ22の切断によって、シャフト28への動力伝達が切断され、回転軸47への動力の伝達も切断される。即ち、整地ロータ46は、上昇と共に整地クラッチが切断され、停止状態で格納位置に格納されることになる。
上述のように、昇降機構9に対して右苗載せ台ステー35側に掻取量調節レバー71及び植付深さ調節レバー72を配置し、右苗載せ台ステー35とは反対側に配置された左苗載せ台ステー33の近傍にモータユニット61を配置したので、植付作業機10の左右のバランスが良くなると共に、植付作業機のスペースを効率良く使うことができる。これにより、植付作業機10の中央部に配置されたローリング支軸36や昇降機構9などに当接させることなくモータユニット61を植付作業機10に配置することができる。
また、昇降操作軸52を分割可能に構成すると共に、モータユニット61を左苗載せ台ステー33と軸支持部38との間であって、長さが短い昇降操作軸52a側に配置したので、条数の変更に伴う昇降操作軸52の長さを変更する際は、長い昇降操作軸52bのみ交換すればよい。これにより、昇降操作軸52の長さを変更する度に、モータユニット61を昇降操作軸52から取り外す必要もないので、容易に昇降操作軸52を変更することができる。
また、整地クラッチレバー25による整地クラッチ22の断接と昇降操作軸52の回動による整地ロータ46の昇降とを連繋ワイヤ57で連繋すると共に、そのインナーワイヤ57aをインナーアーム59に連結し、アウターワイヤ57bをアウターアーム60で固定したので、植付条数の変化により植付作業機10の幅が変わっても同じ連繋ワイヤ57又は長さが異なる連繋ワイヤを用いて対応することが可能である。
また、昇降操作軸52の後方への回動に伴い、インナーワイヤ57aが引っ張られることで整地クラッチの22の切り操作を行うようにしたので、連繋ワイヤ57を泥水などが入らない方向で配索することができる。これにより、インナーワイヤ57aが錆びなどによる切断を防止することができる。
また、アウターワイヤ57bを固定するアウターアーム60を左苗載せ台ステー33に設けたので、整地クラッチ22の断接と整地ロータ46の上昇とを連繋するクラッチ連繋機構64の構造をコンパクトに構成することができる。
1 乗用田植機
2,3 走行輪
5 走行機体
9 昇降機構
10 植付作業機
11 整地装置
22 クラッチ(整地クラッチ)
30 苗載せ台
31 植付装置
32 植付フレーム
33,35 ステー(左苗載せ台ステー,右苗載せ台ステー)
52 回動横軸(昇降操作軸)
53 リンク機構
57 連繋ワイヤ
57a インナーワイヤ
57b アウターワイヤ
59 連結部(インナーアーム)
60 アウター固定部(アウターアーム)
61 電動アクチュエータユニット(モータユニット)
62 電動アクチュエータ(モータ)
67 伝動装置
71 掻取量調節レバー
72 植付深さ調節レバー

Claims (2)

  1. 走行輪に支持される走行機体と、該走行機体の後方に、昇降機構を介して昇降自在に連結される植付作業機と、前記植付作業機にリンク機構を介して昇降自在に支持され、該植付作業機と前記走行機体との間にて、回転しながら圃場面を整地する整地装置と、を備え、
    前記植付作業機は、苗を載せる苗載せ台と、該苗載せ台から苗を掻き取って圃場に植付ける植付装置と、を有する乗用田植機において、
    前記昇降機構の後端に連結された植付フレームに固定され、前記苗載せ台の両端部分を支持する一対のステーと、
    前記植付装置の前記苗載せ台から掻き取る苗の量を調節する掻取量調節レバーと、
    前記植付装置の苗の植付け深さを調節する植付深さ調節レバーと、
    前記一対のステーに亘って回動自在に架設され、前記整地装置を昇降自在に支持する前記リンク機構の回動軸となる回動横軸と、
    電動アクチュエータ及び該電動アクチュエータの動力を前記回動横軸に回転として伝達する伝動装置を有する電動アクチュエータユニットと、を備え、
    前記掻取量調節レバー及び前記植付深さ調節レバーを、前記昇降機構に対して前記一対のステーの一方側に配置し、前記電動アクチュエータユニットを、前記昇降機構に対して前記掻取量調節レバー及び前記植付深さ調節レバーが配置された側の前記ステーとは反対の他方側の前記ステーの近傍に配置した、
    ことを特徴とする乗用田植機。
  2. 前記走行機体に前記整地装置への動力を断接するクラッチを配置し、
    前記クラッチの断接と前記回動横軸の回動による前記整地装置の昇降とを、アウターワイヤ及びインナーワイヤを有する連繋ワイヤで連繋し、前記回動横軸に固定された連結部に前記インナーワイヤの一端を固定し、かつ前記電動アクチュエータユニットが近傍に配置された側の他方の前記ステーに、前記アウターワイヤの一端を固定するアウター固定部を設けてなる、
    請求項1に記載の乗用田植機。
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