JP2013545648A - 二重反転可能プロペラのファンピッチ変更操作のための液圧システム - Google Patents

二重反転可能プロペラのファンピッチ変更操作のための液圧システム Download PDF

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Abstract

前方および後部プロペラの二重反転可能な前方列および後部列が、前方および後部回転可能フレーム上に設置される。フレーム上の前方および後部液圧式回転ピッチ変更アクチュエータがプロペラのピッチを制御する。フレームの外側の液圧流体供給装置が前方および後部回転ユニオンに接続され、これらの前方および後部回転ユニオンが、前方および後部ユニオンステータと、前方および後部回転ユニオン内に設置される前方および後部ユニオンロータとの間で液圧流体を伝達する。前方ユニオンロータは、前方回転ユニオンから後部ピッチ変更アクチュエータまで液圧流体を伝達するように動作可能であり、後部ユニオンロータは、後部回転ユニオンから前方ピッチ変更アクチュエータまで液圧流体を伝達するように動作可能である。前方および後部回転可能フレームは、プロペラの前方または後部に位置する構造的フレーム上に二重反転可能に設置される。
【選択図】図3

Description

本発明は、航空機ガスタービンエンジンの二重反転可能プロペラのためのピッチ変更(pitch change)システムに関し、より詳細には、二重反転可能プロペラのピッチ変更操作のための液圧システムに関する。
1つのタイプの航空機ガスタービンエンジンは動力タービン駆動型の二重反転可能プロペラロータを含み、この動力タービンはガス発生装置によって動力供給される。液圧流体供給システムを含むピッチ変更操作システムが、二重反転可能プロペラロータ上に設置される二重反転可能プロペラのピッチ変更操作を行うのに使用される。このピッチ変更システムは、二重反転可能フレーム内に設置されるピッチ変更アクチュエータを含み、二重反転可能フレームはまた、二重反転可能プロペラおよびブレードを支持する。
本出願と同じ譲受人であるGeneral Electric Companyに譲渡された、「Counterrotating Power Turbine」と題される、1986年11月11日に発行されたAlan R. Stuartによる米国特許第4,621,978号明細書が、固定された(回転不可能)エンジン支持構造と二重反転可能プロペラロータとの間で液圧流体を伝えるのにスリップリングを使用することを開示している。スリップリングはまた、非回転要素すなわち固定要素から回転要素まで径方向に液圧流体または別の流体あるいは液圧を伝達するのに使用されるデバイスでもある。必要となる量の液圧流体または液圧油を両方の回転フレームに伝達するためのスリップリングによって形成される小さい領域は、特定の圧力においては不十分である可能性がある。
したがって、スリップリングと比較して、固定された(回転不可能)エンジン支持構造と二重反転可能プロペラロータとの間でより多量かつ良好に液圧を伝達する能力を有する液圧流体伝達装置(hydraulic fluid transfer)を提供することが強く望まれる。
英国特許第534528号
推進装置が、前方回転可能フレームおよび後部回転可能フレーム上にそれぞれ設置されて中心線軸を基準に回転可能である前方プロペラおよび後部プロペラの、軸方向において離間される二重反転可能である前方列および後部列を含む。ピッチ変更システムが、前方回転可能フレームおよび後部回転可能フレーム上に設置されかつ前方プロペラおよび後部プロペラにそれぞれ接続されてそれらのピッチを制御および設定するように動作可能である、前方液圧式ピッチ変更アクチュエータおよび後部液圧式ピッチ変更アクチュエータを含む。前方回転可能フレームおよび後部回転可能フレームの外側に設置される液圧流体供給装置が、前方ユニオンステータおよび後部ユニオンステータ内にそれぞれ設置される前方ユニオンロータおよび後部ユニオンロータを含む前方回転ユニオンおよび後部回転ユニオンに液圧的に接続される。前方回転ユニオンおよび後部回転ユニオンは、前方ユニオンステータおよび後部ユニオンステータと前方ユニオンロータおよび後部ユニオンロータとの間でそれぞれ液圧流体を伝達するように動作可能であり、前方ユニオンロータは、前方回転ユニオンから後部ピッチ変更アクチュエータまで液圧流体を伝達するために後部ピッチ変更アクチュエータに液圧的に接続され、後部ユニオンロータは、後部回転ユニオンから前方ピッチ変更アクチュエータまで液圧流体を伝達するために前方ピッチ変更アクチュエータに液圧的に接続される。
前方回転ユニオンおよび後部回転ユニオンは軸方向において離間されてよく、前方ユニオンステータおよび後部ユニオンステータと前方ユニオンロータおよび後部ユニオンロータのそれぞれとの間で径方向内側および径方向外側に液圧流体を伝達させるように動作可能であってよい。前方駆動シャフトおよび後部駆動シャフトが前方回転可能フレームおよび後部回転可能フレームにそれぞれ駆動可能に接続され得、後部ユニオンロータが、前方駆動シャフトと一体の環状ロータボディを含むことができる。
前方回転可能フレームおよび後部回転可能フレームのそれぞれの前方回転可能ストラットおよび後部回転可能ストラットが、前方回転可能フレームおよび後部回転可能フレームを通過する流れ経路を径方向において横切って延在してよく、前方ピッチ変更アクチュエータおよび後部ピッチ変更アクチュエータは、前方回転可能フレームおよび後部回転可能フレームのそれぞれの前方回転可能ストラットおよび後部回転可能ストラットと一対一の比率で、径方向において流れ経路の内側に設置される液圧式回転アクチュエータであってよい。前方回転可能シャフトおよび後部回転可能シャフトが前方回転可能ストラットおよび後部回転可能ストラットを通って延在し、それにより、前方ピッチ変更アクチュエータおよび後部ピッチ変更アクチュエータがそれぞれ前方プロペラおよび後部プロペラに一対一の比率で接続される。
前方駆動シャフトおよび後部駆動シャフトは前方回転可能フレームおよび後部回転可能フレームにそれぞれ駆動可能に接続され得、後部ユニオンロータは前方駆動シャフトと一体の環状ロータボディを含んでよい。前方ユニオンロータが後部ユニオンロータを通って後方に延在してよく、後部ユニオンロータが前方駆動シャフトに一体の環状ロータボディを含むことができ、前方ユニオンロータおよび後部ユニオンロータがそれぞれ流体通路を少なくとも部分的に担持することができる。前方ユニオンロータによって担持される流体通路は、前方液圧流体供給ラインおよび戻りラインならびに後部回転可能供給ラインおよび回転可能戻りラインにそれぞれ流体連通され、後部ユニオンロータ内の環状ロータボディによって担持される流体通路が、後部液圧流体供給ラインおよび戻りラインならびに前方回転可能供給ラインおよび回転可能戻りラインにそれぞれ流体連通される。前方ユニオンステータおよび後部ユニオンステータの各々は、それぞれ、前方ユニオンステータおよび後部ユニオンステータの環状の径方向内側ステータ表面からそれらを貫通するように径方向外側に延在する少なくとも第1および第2のステータチャネルを有する少なくとも第1および第2の流体チャンバを含むことができる。流体チャンバの各々は液圧流体供給装置に接続される少なくとも1つの入口ポートを有し、流体通路が流体チャンバに流体連通される。
後部ユニオンロータは、環状ロータボディ上に設置される環状ロータステータレース(rotor stator race)と、内側ステータ表面に摺動可能に密閉係合される環状ロータステータレースの径方向外側ロータ表面と、流体チャンバに流体連通される伝達孔と、を含み、この伝達孔はまた、環状ロータステータレースおよび環状ロータボディを完全に通過し、環状ロータボディに設置される環状回転マニホルドまで径方向に延在する。伝達孔は、回転マニホルドを通って軸方向において後方に延在する流体通路に流体連通され、流体通路は、回転マニホルド内の流体通路の複数の部分を流体通路の径方向区間に部分的に接続させる中間管を含む。
前方回転ユニオンおよび後部回転ユニオンは単一の入れ子状の回転ユニオンを形成するように一体化されてよく、ここでは、前方ユニオンステータおよび後部ユニオンステータが共通の単一のステータを形成するように一体化され、入れ子状の回転ユニオンは、共通の単一のステータと前方ユニオンロータおよび後部ユニオンロータとの間で液圧流体を径方向内側および径方向外側に伝達するように動作可能である。
航空機ガスタービンエンジンが、上流側にあって動力タービンに動力供給するように動作可能であるガス発生装置と、少なくともガス発生装置を囲むナセルと、前方回転可能フレームおよび後部回転可能フレーム上にそれぞれ設置されて中心線軸を基準に回転可能である前方プロペラおよび後部プロペラの軸方向において離間される二重反転可能な前方列および後部列と、前方回転可能フレームおよび後部回転可能フレームに駆動可能に接続される動力タービンと、前方回転可能フレームおよび後部回転可能フレーム上に設置されかつ前方プロペラおよび後部プロペラにそれぞれ接続されて前方プロペラおよび後部プロペラのピッチを制御および設定するように動作可能である前方液圧式ピッチ変更アクチュエータおよび後部液圧式ピッチ変更アクチュエータを含むピッチ変更システムと、前方回転可能フレームおよび後部回転可能フレームの外側に設置されかつ前方回転ユニオンおよび後部回転ユニオンに接続される液圧流体供給装置と、前方ユニオンステータおよび後部ユニオンステータ内に設置されかつ前方ユニオンステータおよび後部ユニオンステータと前方回転ユニオンロータおよび後部回転ユニオンロータのそれぞれとの間で液圧流体を伝達するように動作可能である前方ユニオンロータおよび後部ユニオンロータを含む前方回転ユニオンおよび後部回転ユニオンと、後部ピッチ変更アクチュエータに液圧的に接続されてその後部ピッチ変更アクチュエータに液圧流体を伝達するように動作可能である前方ユニオンロータと、前方ピッチ変更アクチュエータに液圧的に接続されてその前方ピッチ変更アクチュエータに液圧流体を伝達するように動作可能である後部ユニオンロータと、を含む。
前方駆動シャフトおよび後部駆動シャフトは動力タービンに二重反転可能に接続され得、また、それぞれ、前方回転可能フレームおよび後部回転可能フレームに駆動可能に接続され得、後部ユニオンロータは、前方駆動シャフトと一体の環状ロータボディを含むことができる。動力タービンの動力タービンロータは、エンジンの軸方向において離間される前方構造的タービンフレームおよび後部構造的タービンフレーム上でそれらの間に回転可能に設置され得、また、動力タービンロータはエピサイクリックギアボックスに駆動可能に接続され、また、エピサイクリックギアボックスは、前方回転可能フレームおよび後部回転可能フレームと、それらの上に設置される前方プロペラおよび後部プロペラとを二重反転可能に駆動させるために、前方駆動シャフトおよび後部駆動シャフトにより前方回転可能フレームよび後部回転可能フレームに駆動可能に接続される。
前方ユニオンステータは前方構造的タービンフレーム上に設置され得、前方ユニオンステータは前方液圧流体供給ラインおよび戻りラインにより液圧流体供給装置に接続され得、後部ユニオンステータは後部構造的タービンフレーム上に設置され得、後部ユニオンステータは後部液圧流体供給ラインおよび戻りラインにより液圧流体供給装置に接続され得る。前方液圧式回転ユニオンは、前方液圧流体供給ラインと戻りラインとの間ならびに後部回転可能供給ラインと回転可能戻りラインとの間でそれぞれ加圧液圧流体を伝達するように動作可能であり、後部液圧式回転ユニオンは、後部液圧流体供給ラインと戻りラインとの間ならびに前方回転可能供給ラインと回転可能戻りラインとの間でそれぞれ加圧液圧流体を伝達するように動作可能である。前方ユニオンロータは、後部回転可能フレーム内の後部回転可能供給ラインおよび戻りラインに接続され、さらに、後部ピッチ変更アクチュエータに接続され、後部ユニオンロータは、前方回転可能フレーム内の前方回転可能供給ラインおよび回転可能戻りラインに接続され、さらに、前方ピッチ変更アクチュエータに接続される。
本発明の上記の態様および別の特徴を、添付図面と併せた以下の記述で説明する。
二重反転可能プロペラを備える航空機ガスタービンエンジンの例示の実施形態を示す斜視図である。 ギアボックスを介して動力タービンによって駆動される二重反転可能プロペラを備える航空機ガスタービンエンジンの例示の実施形態を示す概略図である。 図1に示される二重反転可能プロペラのためのピッチ変更アクチュエータのためのデュアル液圧流体回路の例示の実施形態を含む図1に示されるエンジンの一部分を示す長手方向断面図である。 図3に示されるピッチ変更アクチュエータに供給するための流体回路のための後部液圧式回転ユニオンを示す長手方向断面図である。 図4に示される回転ユニオンを示す破断斜視図である。 図4に示される回転ユニオンを示す外側斜視図である。 図3に示されるエンジンのための代替の入れ子状の回転ユニオンを示す長手方向断面図である。 ギアボックスを介して動力タービンによって駆動される前方プロペラを備え、さらには、前方プロペラを駆動させるリングギアおよび後部プロペラを駆動させるプラネットキャリアを備える、航空機ガスタービンエンジンの例示の実施形態を示す概略図である。 プーラー式(puller)二重反転可能プロペラを備える航空機ガスタービンエンジンの第2の例示の実施形態を示す斜視図である。 図9に示されるプーラー式二重反転可能プロペラを備える航空機ガスタービンエンジンの例示の実施形態を示す概略図である。 図9に示される二重反転可能プロペラのためのピッチ変更アクチュエータのためのデュアル液圧流体回路の例示の実施形態を含む、図9に示されるエンジンの一部分を示す長手方向断面図である。 図11に示されるエンジンのための入れ子状の回転ユニオンを示す長手方向断面図である。 各プロペラが図3に示される単一のピッチ変更アクチュエータに接続される、一体にまとめられる(ganged)ピッチ変更アクチュエータの第1の例示の実施形態を示す斜視図である。 各々の第3のプロペラが図3に示される単一のピッチ変更アクチュエータに接続される、一体にまとめられるピッチ変更アクチュエータの第2の例示の実施形態を示す斜視図である。
図1は、中心線軸6と、外側シュラウドすなわちナセル30の径方向外側に配置される前方プロペラ22および後部プロペラ24のそれぞれの、軸方向において離間される二重反転可能な前方環状列21および後部環状列23とを有する、アンダクテッドファン(unducted fan(UDF))またはオープンロータ式の航空機ガスタービンエンジン20を示す。前方環状列21および後部環状列23は本明細書では12個の前方プロペラ22および10個の後部プロペラ24を有するように示されるが、別の数のプロペラが使用されてもよい。ナセル30は、前方プロペラ22に結合されてその前方プロペラ22と共に回転可能である前方フェアリング32と、後部プロペラ24に結合されてその後部プロペラ24と共に回転可能である後部フェアリング34とを含む。
ナセル30は、前方フェアリング32と後部フェアリング34との間に配置されるスペーサフェアリング(spacer fairing)36と、図2に示されるガス発生装置40の径方向外側に配置されてそのガス発生装置40を囲む前方ナセル38とをさらに含む。前方ナセル38は、周囲空気をガス発生装置40まで誘導する入口42を含む。ナセル30により、プロペラ22、24の性能を最適化するための適切な空気流れ特性が得られる。
図1〜3に示されるオープンロータ式の航空機ガスタービンエンジン20は、エンジンの後部端部26のところ、および、ガス発生装置40とガス発生装置40を囲む前方ナセル38との後部のところに概して位置する、前方プロペラ22および後部プロペラ24の離間される二重反転可能な前方環状列21および後部環状列23を有するプッシャタイプエンジンである。プッシャタイプのオープンロータ式の航空機ガスタービンエンジン20の前方プロペラ22および後部プロペラ24の前方環状列21および後部環状列23は、後部構造的タービンフレーム64の後部にある。後部構造的タービンフレーム64は、前方プロペラ22および後部プロペラ24によって生成される推力を航空機(図示せず)まで、さらにはしたがってその指定のプッシャまで伝達するのに使用される。
図2を参照すると、ガス発生装置40は、低圧圧縮機区間12および高圧圧縮機区間13と、燃焼器区間14と、下流側で軸方向の流れ関係にある高圧タービン区間15および低圧タービン区間16とを備えるガスタービンエンジンである。低圧タービン区間16および高圧タービン区間15は、それぞれ、低圧シャフト17および高圧シャフト19を介して低圧圧縮機区間12および高圧圧縮機区間13を駆動させる。低圧タービン区間16の後部かつ下流側には動力タービン18が配置され、この動力タービン18は、前方プロペラ22および後部プロペラ24の前方環状列21および後部環状列23を駆動させる。ガス発生装置40を通過する空気が圧縮および加熱され、それにより、高エネルギー(高圧/高温)のガスストリーム44が動力タービン18を通って流れる。
図1〜3に示される特定のエンジン構成では、動力タービン18が、エピサイクリックギアボックス48を介して前方プロペラ22および後部プロペラ24の前方環状列21および後部環状列23を駆動させ、ここではこのエピサイクリックギアボックス48は、前方プロペラ22および後部プロペラ24の前方環状列21および後部環状列23を二重反転させる。前方プロペラ22および後部プロペラ24は前方回転可能フレーム52および後部回転可能フレーム54上にそれぞれ設置される。動力タービン18は、タービンブレード58を含む動力タービンロータ56を含む。動力タービンロータ56は、軸方向に離間される前方構造的タービンフレーム62および後部構造的タービンフレーム64上でそれらの間に回転可能に設置され、また、ギアボックス入力シャフト組立体65によりギアボックス48に駆動可能に接続される。前方駆動シャフト72および後部駆動シャフト74は、前方回転可能フレーム52および後部回転可能フレーム54をそれぞれ駆動させるためにギアボックス48に二重反転可能に接続される。後部構造的タービンフレーム64は、前方プロペラ22および後部プロペラ24によって生成される推力を航空機(図示せず)に伝達するのに使用される。
ギアボックス48は、回転可能環状キャリア202から片持ち梁式に突き出るピン206上に回転可能に設置される遊星歯車204を有する回転可能環状キャリア202を含む。太陽歯車208が遊星歯車204に噛合されてそれらの遊星歯車204の径方向内側に回転可能に設置され、リングギア211が遊星歯車204に噛合されてそれらの遊星歯車204の径方向外側に回転可能に設置される。太陽歯車208はギアボックス入力シャフト組立体65により動力タービン18に駆動可能に接続される。太陽歯車208は遊星歯車204を駆動させるように動作可能であり、それによりさらに遊星歯車204が、キャリア202に対して二重反転可能となるようにリングギア211を駆動させるように動作可能となる。キャリア202は前方駆動シャフト72に接続され、この前方駆動シャフト72はさらに、前方プロペラ22を第1の円周方向(時計回りまたは反時計回り)に駆動させるために前方回転可能フレーム52に接続される。リングギア211は後部駆動シャフト74に接続され、この後部駆動シャフト74はさらに、後部プロペラ24を、第1の円周方向とは反対の第2の円周方向に駆動させるために後部回転可能フレーム54に接続される。
図8に示されるギアボックス48の代替の配置構成では、キャリア202は後部駆動シャフト74に接続され、後部駆動シャフト74はさらに、後部プロペラ24を駆動させるために後部回転可能フレーム54に接続される。リングギア211は前方駆動シャフト72に接続され、前方駆動シャフト72はさらに、前方プロペラ22を駆動させるために前方回転可能フレーム52に接続される。
図3を参照すると、前方回転可能フレーム52および後部回転可能フレーム54が後部構造的タービンフレーム64上に二重反転可能に設置されている。前方回転可能フレーム52は、スラストベアリング66およびローラベアリング68により後部構造的タービンフレーム64上に回転可能に設置される。後部回転可能フレーム54は、スラストベアリング66およびローラベアリング68により前方回転可能フレーム52上に差動的かつ回転可能に設置される。動力タービン18を通って流れるガスストリーム44が、次いで、前方回転可能フレーム52および後部回転可能フレーム54を通る排出流れ経路80を介して排出される。前方回転可能フレーム52および後部回転可能フレーム54の前方回転可能ストラット82および後部回転可能ストラット84は、それぞれ、排出流れ経路80を横切って径方向に延在する。
独立して制御される前方ピッチ変更システム78および後部ピッチ変更システム79が、前方プロペラ22および後部プロペラ24のピッチを制御および設定する。前方ピッチ変更システム78および後部ピッチ変更システム79は、前方回転可能ストラット82および後部回転可能ストラット84に対してそれぞれ一対一の比率である、前方回転可能フレーム52および後部回転可能フレーム54上に設置される前方液圧式ピッチ変更アクチュエータ86および後部液圧式ピッチ変更アクチュエータ88を含む。前方液圧式ピッチ変更アクチュエータ86および後部液圧式ピッチ変更アクチュエータ88は排出流れ経路80の径方向内側に設置される。前方ピッチ変更システム78および後部ピッチ変更システム79は、本明細書では、前方ピッチ変更アクチュエータ86および後部ピッチ変更アクチュエータ88の各々を粗調整および微調整するための3つの液圧式チャネルを備える3チャンネルシステム、ならびに、各々のピッチ変更アクチュエータから還送するための1つの液圧式チャネルとして示される。
前方回転可能シャフト92および後部回転可能シャフト94は前方回転可能ストラット82および後部回転可能ストラット84を通って延在してそれらを通過し、前方ピッチ変更アクチュエータ86および後部ピッチ変更アクチュエータ88をそれぞれ前方プロペラ22および後部プロペラ24に一対一の比率で接続する。
前方液圧式ピッチ変更アクチュエータ86および後部液圧式ピッチ変更アクチュエータ88は、本明細書では、液圧式動力(圧力および流れ)を回転機械動力(トルクおよび速度)へと変更するデバイスである液圧式回転アクチュエータとして示される。回転アクチュエータは流体圧力を回転動力に変換し、いずれかの方向にインスタントトルク(instant torque)を発生させる。基本的構成は、固定バリアと、静翼(複数可)が取り付けられる中心シャフトとを収容する密閉円筒形チャンバを含む。静翼のいずれかの側面に加えられる流体圧力がシャフトを回転させる。発生する出力トルクは、静翼の面積と、静翼の数と、加えられる流体圧力とによって決定される。回転速度は、液圧システムの流量キャパシティおよび圧力キャパシティに依存する。
固定されて設置されて前方回転可能フレーム52および後部回転可能フレーム54の外側に位置する制御式の加圧液圧流体供給装置98が、前方液圧流体供給ライン102および戻りライン104ならびに後部供給ライン106および戻りライン108により、それぞれ前方液圧式回転ユニオン110および後部液圧式回転ユニオン112に液圧的に接続される。液圧流体供給装置98は、前方プロペラ22および後部プロペラ24のそれぞれのピッチを変更および制御することを目的として、前方ピッチ変更アクチュエータ86および後部ピッチ変更アクチュエータ88を独立して制御してそれらに動力供給するように動作可能である。液圧流体供給装置98は、独立して制御される前方ピッチ変更システム78および後部ピッチ変更システム79に液圧および液圧式動力を提供する。
回転ユニオンは、非回転すなわち固定要素と回転要素との間で、中心線軸6を基準として径方向において液圧流体または別の流体あるいは液圧を伝達するための回転デバイスまたは回転手段であり、この中心線軸6を中心として、ロータがステータ内で回転するか、または、ロータが回転手段または回転ユニオンのステータの外側で同心状に回転する。
本明細書に示される回転ユニオンの実施形態は、非回転すなわち固定要素と回転要素との間で、中心線軸6を基準として径方向内側および径方向外側に液圧流体または別の流体あるいは液圧を伝達するように動作可能である。前方液圧式回転ユニオン110は、液圧流体供給装置98と後部ピッチ変更アクチュエータ88との間で加圧液圧流体118を伝達するのに使用される。後部液圧式回転ユニオン112は、液圧流体供給装置98と前方ピッチ変更アクチュエータ86との間で加圧液圧流体118を伝達するのに使用される。
前方液圧式回転ユニオン110は、前方液圧流体供給ライン102と戻りライン104との間ならびに後部回転可能供給ライン120と回転可能戻りライン122との間でそれぞれ加圧液圧流体118を伝達する。2つの後部回転可能供給ライン120が本明細書では示されており、これらの一方は、後部ピッチ変更アクチュエータ88の各々を粗調整するためのものであり、もう一方はそれらを微調整するためのものである。
後部液圧式回転ユニオン112は、後部液圧流体供給ライン106と戻りライン108との間ならびに前方回転可能供給ライン124と回転可能戻りライン126との間でそれぞれ加圧液圧流体118を伝達する。本明細書では2つの前方回転可能供給ライン124が示される。一方は前方ピッチ変更アクチュエータ86の各々を粗調整するためのものであり、もう一方はそれらを微調整するためのものである。これは図5にさらに詳細に示される。
図3を参照すると、前方液圧流体供給ライン102および戻りライン104ならびに後部液圧流体供給ライン106および戻りライン108が、それぞれ、軸方向において離間される前方構造的タービンフレーム62および後部構造的タービンフレーム64内に少なくとも部分的に設置されている。後部回転可能フレーム54内に設置される後部回転可能供給ライン120および回転可能戻りライン122は、後部ピッチ変更アクチュエータ88に接続される。前方回転可能フレーム52内に設置される前方回転可能供給ライン124および回転可能戻りライン126は前方ピッチ変更アクチュエータ86に接続される。
図3〜6に示される後部液圧式回転ユニオン112をさらに詳細に説明すると、この後部液圧式回転ユニオン112は、非回転のすなわち固定された環状の前方ユニオンステータ210および後部ユニオンステータ212と、前方ユニオンステータ210および後部ユニオンステータ212内に回転可能に設置されて軸6を中心に回転可能である、回転可能環状前方ユニオンロータ214および回転可能環状後部ユニオンロータ216と、を含む前方液圧式回転ユニオン110および後部液圧式回転ユニオン112の両方を実質的に示すものであり、軸6は、前方ユニオンロータ214および後部ユニオンロータ216のための回転軸である。前方ユニオンロータ214は後部ユニオンロータ216を通って後方に延在する。前方ユニオンステータ210および後部ユニオンステータ212は、回転しないように、すなわち、固定されて、前方構造的タービンフレーム62および後部構造的タービンフレーム64上にそれぞれ設置される。
本明細書に示される液圧式回転ユニオン110、112は、各々が、第1の流体チャンバ230と、第2の流体チャンバ232と、第3の流体チャンバ234とを有し、これらは、前方ユニオンステータ210および後部ユニオンステータ212の環状の径方向内側ステータ表面246からそれらを貫通するように径方向外側に延在する第1のステータチャネル240と、第2のステータチャネル242と、第3のステータチャネル244とによって形成される。第1のステータチャネル240、第2のステータチャネル242および第3のステータチャネル244は、前方ユニオンロータ214および後部ユニオンロータ216の環状ロータボディ250によって境界を画定され、それにより、径方向内側の、第1の流体チャンバ230、第2の流体チャンバ232および第3の流体チャンバ234が形成される。前方ユニオンロータ214および後部ユニオンロータ216の環状ロータボディ250上に設置される環状ロータステータレース247が径方向外側ロータ表面248を含み、この径方向外側ロータ表面248は、より詳細には、第1のステータチャネル240、第2のステータチャネル242および第3のステータチャネル244の境界を画定する。
流体チャンバは各々が少なくとも1つの入口ポート236を有する。各ステータチャンバのための2つのポートが図5および6に示される。ポート236ごとに1つのボス238が、流体チャンバを制御式加圧流体供給装置98に流体接続させる。流体チャンバのうちの2つは供給用であり、また、前方ピッチ変更アクチュエータ86および後部ピッチ変更アクチュエータ88の各々を粗調整および微調整するためのものであり、流体チャンバのうちの1つはピッチ変更アクチュエータの各々から還送するのに使用される。
図3および4を参照すると、流体チャンバに流体連通される伝達孔249が、環状ロータステータレース247を完全に通過しさらに後部ユニオンロータ216の環状ロータボディ250を完全に通過して、環状ロータボディ250に設置される環状回転マニホルド292まで径方向に延在している。伝達孔249は流体通路252に流体連通され、この流体通路252は、回転マニホルド292を通って軸方向において後方に延在し、またこの流体通路252は、回転マニホルド292と後部ユニオンロータ216の後部端部256のところにある環状フランジ254との間に設置される中間管294を含む。
流体通路252は軸方向において中間管294から延在し、さらに、環状フランジ254を通って径方向外側に延在する。流体通路252の各々は環状ロータボディ250により少なくとも部分的に担持され、また、流体通路252の各々は、軸方向において、回転マニホルド292を通りさらに中間管294のうちの1つを通って環状フランジ254内まで後方に延在する軸方向区間260を含む。軸方向区間260の各々は流体通路252の径方向区間262に流体接続される。径方向区間262は環状フランジ254を通って径方向外側に延在する。本明細書に示される前方液圧式回転ユニオン110および後部液圧式回転ユニオン112の実施形態は、前方駆動シャフト72と一体である後部ユニオンロータ216の環状ロータボディ250と、後部駆動シャフト74に接続されてその後部駆動シャフト74によって回転される前方ユニオンローラ214とを含む。
流体通路252は、伝達孔249に流体連通される通路入口296を回転マニホルド292内に含む。通路入口296は、図4および5に示されるように、伝達孔249に直接に流体連通されるか、または、伝達孔249に直接に流体連通される環状回転プレナム298に直接に流体連通される。環状回転プレナム298は回転マニホルド292内へと径方向内側に延在し、流体通路252の軸方向区間260に流体連通される。
図3、4および5を参照すると、各径方向区間262はユニオンロータ214の通路出口263に接続され、ユニオンロータ214のこの通路出口263はさらに回転可能液圧ライン270に接続され、この回転可能液圧ライン270は、前方回転可能フレーム52および後部回転可能フレーム54の一方にそれぞれ設置される前方ピッチ変更アクチュエータ86および後部ピッチ変更アクチュエータ88のうちの一方に繋がる。液圧ライン270はそれぞれ前方回転可能フレーム52および後部回転可能フレーム54上に設置され、また、これらの液圧ライン270は、図3に示される、前方回転可能供給ライン124および回転可能戻りライン126ならびに後部回転可能供給ライン120および回転可能戻りライン122をそれぞれ含む。環状ロータボディ250と、前方液圧式回転ユニオン110のユニオンロータ214の環状ロータボディ250を通る流体通路252の軸方向区間260とが、後部液圧式回転ユニオン112より長く、したがって後部液圧式回転ユニオン112を通過して環状フランジ254に到達することに留意されたい。
図4および5を参照すると、軸方向において後部ユニオンステータ212内のステータチャネルの前方外側および後部外側に位置する前方ローラベアリング284および後部ローラベアリング286が、径方向における後部ユニオンロータ216と後部ユニオンステータ212との間で滑らかに回転が行われるのを補助する。軸方向において後部ユニオンステータ212内のステータチャネルの間で後部ユニオンステータ212の径方向内側ステータ表面246に沿って、かつ前方ローラベアリング284および後部ローラベアリング286のステータチャネル間に配置され、環状シールランド288が、後部ユニオンロータ216の環状ロータボディ250上に設置される環状ロータステータレース247に密閉係合される。これにより、後部ユニオンロータ216と後部ユニオンステータ212との間で摺動可能かつ回転可能な密閉状態が形成され、さらに、ステータチャネルと中のチャンバとの間で一体的な密閉状態が形成される。
前方液圧式回転ユニオン110および後部液圧式回転ユニオン112の代替の実施形態は図7に示される入れ子状の回転ユニオン300であり、ここでは、前方ユニオンステータおよび後部ユニオンステータが組み合わされるかまたは一体化される。入れ子状の回転ユニオン300は、前方ユニオンステータおよび後部ユニオンステータを一体化させて共通の単一ステータ312とし、前方ユニオンロータ314および後部環状ユニオンロータ316が単一のステータ312内で同心状に配置される。
前方ユニオンロータ314および後部ユニオンロータ316は、それぞれ、前方環状ロータボディ350および後部環状ロータボディ351を含む。前方環状ロータボディ350は本明細書では後部駆動シャフト74に一体化されて示され、後部ロータボディ351は本明細書では前方駆動シャフト72に一体化されて示される。
前方ユニオンロータ314は軸6を基準として単一のステータ312内に回転可能に設置され、この軸6はロータのための回転軸である。後部ユニオンロータ316は単一のステータ312内に回転可能に設置される。前方ユニオンロータ314は後部ユニオンロータ316を通過しかつその後部ユニオンロータ316内に回転可能に設置される。後部ユニオンロータ316は、液圧流体供給装置98と前方ピッチ変更アクチュエータ86との間で加圧液圧流体118を伝達するのに使用される。前方ユニオンロータ314は、液圧流体供給装置98と後部ピッチ変更アクチュエータ88との間で加圧液圧流体118を伝達するのに使用される。
前方ユニオンロータ314は、非回転のすなわち固定された前方液圧流体供給ライン102と戻りライン104との間ならびに後部回転可能供給ライン120と回転可能戻りライン122(図3に示される)との間でそれぞれ加圧液圧流体118を伝達するのに使用される。後部ユニオンロータ316は、後部液圧流体供給ライン106および戻りライン108と前方回転可能供給ライン124および回転可能戻りライン126(図3に示される)とのそれぞれの間で、加圧液圧流体118を伝達する。
前方液圧流体供給ライン102および戻りライン104ならびに後部液圧流体供給ライン106および戻りライン108は、共に、同一の後部構造的タービンフレーム64内に設置される。後部回転可能フレーム54内に設置される後部回転可能供給ライン120および回転可能戻りライン122は後部ピッチ変更アクチュエータ88に接続される。前方回転可能フレーム52内に設置される前方回転可能供給ライン124および回転可能戻りライン126は前方ピッチ変更アクチュエータ86に接続される。
入れ子状の回転ユニオン300は、第1のステータチャネル340、第2のステータチャネル342および第3のステータチャネル344によって形成される第1の流体チャンバ330、第2の流体チャンバ332および第3の流体チャンバ334の前方セット320および後部セット324を有し、第1のステータチャネル340、第2のステータチャネル342および第3のステータチャネル344は、ステータ312の径方向内側ステータ表面346から径方向外側に延在しかつその径方向内側ステータ表面346を貫通する。前方セット320はステータ312に沿って後部セット324の前方に位置する。ステータチャネルの各々は少なくとも1つのポート336を有し、本明細書では各ステータチャネルに対して2つのポートが示される。ポート336ごとに1つのボス338が、ステータチャネルおよびチャンバを制御式加圧液圧流体供給装置に流体接続させる。
ステータチャネルおよびチャンバのうちの2つは供給用であり、また、前方ピッチ変更アクチュエータ86および後部ピッチ変更アクチュエータ88の各々を粗調整および微調整するためのものであり、チャンバおよびステータチャネルのうちの1つはピッチ変更アクチュエータの各々から還送するために接続される。
第1のステータチャネル340、第2のステータチャネル342および第3のステータチャネル344の第1の流体チャンバ330、第2の流体チャンバ332および第3の流体チャンバ334の前方セット320からの前方伝達孔349が、後部環状ロータボディ351を通って、前方環状ロータボディ350によって担持される前方流体通路352まで延在し、この前方流体通路352は、図4に示される、前方ユニオンロータ214の後部端部256のところにある環状フランジ254などの、前方ユニオンロータ314の後部端部のところにある環状フランジまで到達する。
第1のステータチャネル340、第2のステータチャネル342および第3のステータチャネル344の第1の流体チャンバ330、第2の流体チャンバ332および第3の流体チャンバ334の後部セット324からの後部伝達孔364が、後部ユニオンロータ316の後部環状ロータボディ351を完全に通過して、後部ユニオンロータ316の後部環状ロータボディ351によって担持される後部流体通路353まで径方向に延在し、この後部流体通路353は、図4に示される、後部ユニオンロータ216の後部端部256のところにある環状フランジ254と同様の、後部ユニオンロータ316の後部端部356のところにある環状フランジ359まで到達する。図7および3に示されるように、前方流体通路352および後部流体通路353の各々は、前方環状ロータボディ350および後部環状ロータボディ351を通って径方向区間262まで軸方向において後方に延在する軸方向区間360を含み、この径方向区間262は、前方環状フランジおよび後部環状フランジを通って径方向外側に延在する。本明細書に示される入れ子状の回転ユニオン300の実施形態は、前方駆動シャフト72および後部駆動シャフト74にそれぞれ一体化される前方ユニオンロータ314および後部ユニオンロータ316の前方環状ロータボディ350および後部環状ロータボディ351を含む。
図9〜11には、前方プロペラ22および後部プロペラ24の離間される二重反転可能な前方環状列21および後部環状列23を有するプーラータイプのオープンロータ式の航空機ガスタービンエンジン20が示され、前方プロペラ22および後部プロペラ24の離間される二重反転可能な前方環状列21および後部環状列23は、概して、エンジンの前方端部28のところ、かつ、ガス発生装置40とガス発生装置40を囲む後部ナセル39との前方に、位置する。
図11を参照すると、エンジン20がガス発生装置40の環状入口43を含んでいる。環状入口43は、前方プロペラ22および後部プロペラ24の前方環状列21および後部環状列23の間に位置する。ガス発生装置40は、下流側で軸方向の流れ関係にある、低圧圧縮機区間12および高圧圧縮機区間13と、燃焼器区間14と、高圧タービン区間15および低圧タービン区間16とを備えるガスタービンエンジンである。低圧タービン区間16および高圧タービン区間15は、それぞれ、低圧シャフト17および高圧シャフト19を介して低圧圧縮機区間12および高圧圧縮機13を駆動させる。低圧タービン区間16の後部かつ下流側には動力タービン18が配置され、この動力タービン18は、エピサイクリックギアボックス48を介して前方プロペラ22および後部プロペラ24の前方環状列21および後部環状列23を駆動させる。ガス発生装置40を通過する空気が圧縮および加熱され、それにより高エネルギー(高圧/高温)のガスストリームが形成され、これは動力タービン18を通って流れる。
図9〜11に示される特定のエンジン構成では、動力タービン18が、エピサイクリックギアボックス48を介して前方プロペラ22および後部プロペラ24の前方環状列21および後部環状列23を駆動させ、ここではこのエピサイクリックギアボックス48は、前方プロペラ22および後部プロペラ24を二重反転させる。前方プロペラ22および後部プロペラ24は前方回転可能フレーム52および後部回転可能プロペラ54上にそれぞれ設置される。前方回転可能フレーム52および後部回転可能フレーム54は前方構造的フレーム63上に二重反転可能に設置される。前方構造的フレーム63は、前方プロペラ22および後部プロペラ24によって生成される推力を航空機(図示せず)まで伝達するのに使用される。プーラータイプのオープンロータ式の航空機ガスタービンエンジン20の前方プロペラ22および後部プロペラ24の前方環状列21および後部環状列23は前方構造的フレーム63の前方にあり、したがって指定のプーラーの前方にある。
動力タービン18は、前方プロペラ22および後部プロペラ24の前方環状列21および後部環状列23の軸方向後方に回転可能に設置される動力タービンロータ56を含む。動力タービンロータ56はギアボックス入力シャフト組立体65によりギアボックス48に駆動可能に接続される。前方駆動シャフト72および後部駆動シャフト74が、前方回転可能フレーム52および後部回転可能フレーム54をそれぞれ駆動させるためにギアボックス48に二重反転可能に接続される。
ギアボックス48は、環状キャリア202から片持ち梁式に突き出るピン206上に回転可能に設置される遊星歯車240を有する回転可能環状キャリア202を含む。太陽歯車208が遊星歯車204に噛合されてそれらの遊星歯車204の径方向内側に回転可能に設置され、リングギア211が遊星歯車204に噛合されてそれらの遊星歯車204の径方向外側に回転可能に設置される。太陽歯車208はギアボックス入力シャフト組立体65により動力タービン18に駆動可能に接続される。太陽歯車208は遊星歯車204を駆動させるように動作可能であり、それによりさらに遊星歯車204が、キャリア202に対して二重反転可能となるようにリングギア211を駆動させるように動作可能となる。リングギア211は前方駆動シャフト72に接続され、この前方駆動シャフト72はさらに、前方プロペラ22の前方環状列21を第1の円周方向(時計回りまたは反時計回り)に駆動させるために前方回転可能フレーム52に接続される。キャリア202は後部駆動シャフト74に接続され、この後部駆動シャフト74はさらに、後部プロペラ24の後部環状列23を、第1の円周方向とは反対の第2の円周方向に駆動させるために後部回転可能フレーム54に接続される。
図11を参照すると、前方ピッチ変更システム78および後部ピッチ変更システム79が、前方プロペラ22および後部プロペラ24のピッチを制御および設定する。前方ピッチ変更システム78および後部ピッチ変更システム79は、前方回転可能ストラット82および後部回転可能ストラット84に対してそれぞれ一対一の比率である、前方回転可能フレーム52および後部回転可能フレーム54上に設置される前方液圧式ピッチ変更アクチュエータ86および後部液圧式ピッチ変更アクチュエータ88を含む。前方回転可能シャフト92および後部回転可能シャフト94が、前方ピッチ変更アクチュエータ86および後部ピッチ変更アクチュエータ88と前方プロペラ22および後部プロペラ24との間を径方向に延在し、前方ピッチ変更アクチュエータ86および後部ピッチ変更アクチュエータ88をそれぞれ前方プロペラ22および後部プロペラ24に一対一の比率で接続させる。
図11および12には入れ子状の回転ユニオン300(図7に示されて上で開示された回転ユニオンに類似する)が示され、ここでは、前方ユニオンステータおよび後部ユニオンステータが組み合わされるかまたは一体化される。入れ子状の回転ユニオン300は、制御式加圧液圧流体供給装置98と前方ピッチ変更アクチュエータ86および後部ピッチ変更アクチュエータ88との間で液圧流体を伝達させる。入れ子状の回転ユニオン300は、上で開示した前方ユニオンステータおよび後部ユニオンステータを一体化させて共通の単一ステータ312にする。前方ユニオンロータ314および後部ユニオンロータ316は単一のステータ312内で同心状に配置される。
前方ユニオンロータ314および後部ユニオンロータ316はそれぞれ前方環状ロータボディ350および後部環状ロータボディ351を含む。前方環状ロータボディ350は本明細書では前方駆動シャフト72に一体化されて示され、後部環状ロータボディ351は本明細書では後部駆動シャフト74に一体化されて示される。
前方液圧流体供給ライン102および戻りライン104ならびに後部液圧流体供給ライン106および戻りライン108は、共に、同一の前方構造的フレーム63内に設置される。前方回転可能供給ライン124および回転可能戻りライン126は、前方回転可能フレーム52内に設置され、前方ピッチ変更アクチュエータ86に接続される。後部回転可能供給ライン120および回転可能戻りライン122は、後部回転可能フレーム54内に設置され、後部ピッチ変更アクチュエータ88に接続される。
入れ子状の回転ユニオン300は、第1のステータチャネル340、第2のステータチャネル342および第3のステータチャネル344によって形成される第1の流体チャンバ330、第2の流体チャンバ332および第3の流体チャンバ334の前方セット320および後部セット324を有し、第1のステータチャネル340、第2のステータチャネル342および第3のステータチャネル344は、ステータ312の径方向内側環状ステータ表面346から径方向外側に延在しかつその径方向内側環状ステータ表面346を貫通する。前方セット320はステータ312に沿って後部セット324の前方に位置する。ステータチャネルの各々は少なくとも1つのポート336を有し、本明細書では各ステータチャネルに対して2つのポートが示される。ポート336ごとに1つのボス338が、ステータチャネルおよびチャンバを制御式加圧液圧流体供給装置に流体接続させる。
ステータチャネルおよびチャンバのうちの2つは供給用であり、また、前方ピッチ変更アクチュエータ86および後部ピッチ変更アクチュエータ88の各々を粗調整および微調整するためのものであり、チャンバおよびステータチャネルのうちの1つはピッチ変更アクチュエータの各々から還送するために接続される。
第1のステータチャネル340、第2のステータチャネル342および第3のステータチャネル344の第1の流体チャンバ330、第2の流体チャンバ332および第3の流体チャンバ334の前方セット320からの前方伝達孔349が、前方環状ロータボディ350を通って、前方環状ロータボディ350によって担持される後部流体通路353まで延在し、この前方流体通路353は、前方ユニオンロータ314の前方端部357のところにある前方環状フランジ254まで到達する。後部流体通路353は、後部ピッチ変更アクチュエータ88に動作可能に接続される後部回転可能フレーム54内に設置される後部回転可能供給ライン120および回転可能戻りライン122を含む。
第1のステータチャネル340、第2のステータチャネル342および第3のステータチャネル344の第1の流体チャンバ330、第2の流体チャンバ332および第3の流体チャンバ334の後部セット324からの後部伝達孔364が、前方環状ロータボディ350を通って、後部環状ロータボディ351によって担持される前方流体通路352まで延在する。前方流体通路352は、前方ピッチ変更アクチュエータ86に動作可能に接続される前方回転可能フレーム52内に設置される前方回転可能供給ライン124および回転可能戻りライン126を含む。
前方流体通路352および後部流体通路353の各々は、前方環状ロータボディ350および後部環状ロータボディ351を通って径方向区間262まで軸方向において後方に延在する軸方向区間360を含み、この径方向区間262は、前方環状フランジ254および後部環状フランジ359を通って径方向外側に延在する。
前方ユニオンロータ314および後部ユニオンロータ316は軸6を基準として単一のステータ312内に回転可能に設置され、この軸6はロータのための回転軸である。後部ユニオンロータ316は前方ユニオンロータ314を通過しかつその前方ユニオンロータ314内に回転可能に設置される。前方ユニオンロータ314は、後部ピッチ変更アクチュエータ88と液圧流体供給装置98との間で加圧液圧流体118を伝達するのに使用される。後部ユニオンロータ316は、前方ピッチ変更アクチュエータ86と液圧流体供給装置98との間で加圧液圧流体118を伝達するのに使用される。
図13は、前方ピッチ変更アクチュエータ86に接続されるか、または、前方ピッチ変更アクチュエータ86に接続される前方回転可能シャフト92に接続される、前方歯車606上の歯車歯604に係合されるリング歯602を有する前方ユニゾンリング600により一体にまとめられる前方ピッチ変更アクチュエータ86を示す。後部ピッチ変更アクチュエータ88は、後部歯車616上の歯車歯614に係合されるリング歯612を有する後部ユニゾンリング610により一体にまとめられ、後部歯車616は後部ピッチ変更アクチュエータ88に接続されるか、または、後部ピッチ変更アクチュエータ88に接続される後部回転可能シャフト94に接続される。各プロペラは単一のピッチ変更アクチュエータに接続される。このようにまとめることにより、一体にまとめられたピッチ変更アクチュエータを有するすべてのプロペラに対して等しい量のピッチ変更が行われる。また、このようにまとめることにより、ピッチ変更システム全体にある程度の冗長性がもたらされる。
図14は、図3に示されるプロペラ22に接続される回転可能シャフト92に接続される歯車606上の歯車歯604に係合されるリング歯602を有するユニゾンリング600により一体にまとめられるピッチ変更アクチュエータ86を示す。しかし、プロペラ22の各々が回転可能シャフト92により単一のピッチ変更アクチュエータに直接に接続されるわけではない。図14に示される一体にまとめられたアクチュエータおよび回転可能シャフト92の実施形態では、プロペラ22の一部分のみが回転可能シャフト92によりピッチ変更アクチュエータ86に直接に接続される。図14に示されるすべての第3の回転可能シャフト92がピッチ変更アクチュエータ86によって直接に駆動されるかまたはそのピッチ変更アクチュエータ86に直接に接続される。ピッチ変更アクチュエータ86によって直接に駆動されるかまたはピッチ変更アクチュエータ86に直接に接続される回転可能シャフト92の数は用途ごとに多様であってよいが、ピッチ変更アクチュエータ86は中心線軸6の周りで均等に分布されるべきである。
本発明を例示的に説明してきた。使用した用語が、限定的ではなく説明的な言語性質を有することを意図されることを理解されたい。本明細書では好適であるとみなされる本発明の例示の実施形態を説明してきたが、本明細書の教示から当業者には本発明の別の修正形態が明白となり、したがって、本発明の真の精神および範囲の範囲内にあるこれらのすべての修正形態が添付の特許請求の範囲で保護されることが望まれる。
したがって、米国の特許証で保護されることが望まれるのは、以下の特許請求の範囲で定義および差別化される本発明である。
6 中心線軸
12 低圧圧縮機区間
13 高圧圧縮機区間
14 燃焼器区間
15 高圧タービン区間
16 低圧タービン区間
17 低圧シャフト
18 動力タービン
19 高圧シャフト
20 オープンロータ式の航空機ガスタービンエンジン
21 前方環状列
22 前方プロペラ
23 後部環状列
24 後部プロペラ
26 エンジンの後部端部
30 ナセル
32 前方フェアリング
34 後部フェアリング
36 スペーサフェアリング
38 前方ナセル
39 後部ナセル
40 ガス発生装置
43 環状入口
44 ガスストリーム
48 エピサイクリックギアボックス
52 前方回転可能フレーム
54 後部回転可能フレーム
56 動力タービンロータ
58 タービンブレード
62 前方構造的タービンフレーム
63 前方構造的フレーム
64 後部構造的タービンフレーム
65 ギアボックス入力シャフト組立体
66 スラストベアリング
68 ローラベアリング
72 前方駆動シャフト
74 後部駆動シャフト
78 前方ピッチ変更システム
79 後部ピッチ変更システム
80 排出流れ経路
82 前方回転可能ストラット
84 後部回転可能ストラット
86 前方液圧式ピッチ変更アクチュエータ
88 後部液圧式ピッチ変更アクチュエータ
92 前方回転可能シャフト
94 後部回転可能シャフト
98 加圧液圧流体供給装置
102 前方液圧流体供給ライン
104 前方液圧流体戻りライン
106 後部液圧流体供給ライン
108 後部液圧流体戻りライン
110 前方液圧式回転ユニオン
112 後部液圧式回転ユニオン
118 加圧液圧流体
120 後部回転可能供給ライン
122 後部回転可能戻りライン
124 前方回転可能供給ライン
126 前方回転可能戻りライン
202 回転可能環状キャリア
204 遊星歯車
206 ピン
208 太陽歯車
210 前方ユニオンステータ
211 リングギア
212 後部ユニオンステータ
214 回転可能環状前方ユニオンロータ
216 回転可能環状後部ユニオンロータ
230 第1の流体チャンバ
232 第2の流体チャンバ
234 第3の流体チャンバ
236 入口ポート
238 ボス
240 第1のステータチャネル
242 第2のステータチャネル
244 第3のステータチャネル
246 径方向内側ステータ表面
247 環状ロータステータレース
248 径方向外側ロータ表面
249 伝達孔
250 環状ロータボディ
252 流体通路
254 環状フランジ
256 後部端部
260 軸方向区間
262 径方向区間
263 出口通路
270 回転可能液圧ライン
284 前方ローラベアリング
286 後部ローラベアリング
288 環状シールランド
292 環状回転マニホルド
294 中間管
296 通路入口
298 環状回転プレナム
300 入れ子状の回転ユニオン
312 単一ステータ
314 前方ユニオンロータ
316 後部ユニオンロータ
320 前方セット
324 後部セット
330 第1の流体チャンバ
332 第2の流体チャンバ
334 第3の流体チャンバ
336 ポート
338 ボス
340 第1のステータチャネル
342 第2のステータチャネル
344 第3のステータチャネル
346 径方向内側ステータ表面
350 前方環状ロータボディ
351 後部環状ロータボディ
352 前方流体通路
353 後部流体通路
356 後部端部
357 前方端部
359 環状フランジ
360 軸方向区間
364 後部伝達孔
600 ユニゾンリング
602 リング歯
604 歯車歯
606 前方歯車
610 後部ユニゾンリング
612 リング歯
614 歯車歯
616 前方歯車

Claims (24)

  1. 推進装置であって:
    前方回転可能フレームおよび後部回転可能フレーム上にそれぞれ設置されて中心線軸を基準に回転可能である前方プロペラおよび後部プロペラの、軸方向において離間される二重反転可能な前方列および後部列と、
    前記前方回転可能フレームおよび前記後部回転可能フレーム上に設置されかつ前記前方プロペラおよび前記後部プロペラにそれぞれ接続されてそれらのピッチを制御および設定するように動作可能である前方液圧式ピッチ変更アクチュエータおよび後部液圧式ピッチ変更アクチュエータを含む前方ピッチ変更システムおよび後部ピッチ変更システムと、
    前記前方回転可能フレームおよび前記後部回転可能フレームの外側に設置される液圧流体供給装置であって、前記液圧流体供給装置が、前方ユニオンステータおよび後部ユニオンステータ内にそれぞれ設置される前方ユニオンロータおよび後部ユニオンロータを含む前方回転ユニオンおよび後部回転ユニオンに液圧的に接続される、液圧流体供給装置と
    を備え、
    前記前方回転ユニオンおよび前記後部回転ユニオンが、前記前方ユニオンステータおよび前記後部ユニオンステータと前記前方ユニオンロータおよび前記後部ユニオンロータとの間でそれぞれ液圧流体を伝達するように動作可能であり、
    前記前方ユニオンロータが、前記前方回転ユニオンから前記後部ピッチ変更アクチュエータまで前記液圧流体を伝達するために前記後部ピッチ変更アクチュエータに液圧的に接続され、
    前記後部ユニオンロータが、前記後部回転ユニオンから前記前方ピッチ変更アクチュエータまで前記液圧流体を伝達するために前記前方ピッチ変更アクチュエータに液圧的に接続される
    推進装置。
  2. 前記前方回転ユニオンおよび前記後部回転ユニオンが軸方向において離間され、また、前記ユニオンステータおよび前記後部ユニオンステータと前記前方ユニオンロータおよび前記後部ユニオンロータとの間でそれぞれ径方向内側および径方向外側に前記液圧流体を伝達させるように動作可能である、請求項1記載の推進装置。
  3. 前記前方回転可能フレームおよび前記後部回転可能フレームにそれぞれ駆動可能に接続される前方駆動シャフトおよび後部駆動シャフトをさらに備え、前記後部ユニオンロータが、前記前方駆動シャフトと一体の環状ロータボディを含む、請求項2記載の推進装置。
  4. 前記前方回転可能フレームおよび前記後部回転可能フレームを通過する流れ経路と;
    前記排出流れ経路を横切って径方向にそれぞれ延在する、前記前方回転可能フレームおよび前記後部回転可能フレームの前方回転可能ストラットおよび後部回転可能ストラットであって、前記前方ピッチ変更アクチュエータおよび前記後部ピッチ変更アクチュエータが液圧式回転アクチュエータであり、前記前方回転可能フレームおよび前記後部回転可能フレームの前記前方回転可能ストラットおよび前記後部回転可能ストラットのそれぞれに対して一対一の比率で前記流れ経路の径方向内側に設置される、前方回転可能ストラットおよび後部回転可能ストラットと;
    前記前方回転可能ストラットおよび前記後部回転可能ストラットを通って延在し、前記前方ピッチ変更アクチュエータおよび前記後部ピッチ変更アクチュエータを前記前方プロペラおよび前記後部プロペラのそれぞれに一対一の比率で接続させる、前方回転可能シャフトおよび後部回転可能シャフトと
    をさらに備える、請求項1記載の推進装置。
  5. 前記前方回転ユニオンおよび前記後部回転ユニオンが、前記前方ユニオンステータおよび前記後部ユニオンステータと前記前方ユニオンロータおよび前記後部ユニオンロータとの間でそれぞれ径方向内側および径方向外側に液圧流体を伝達するように動作可能である、請求項4記載の推進装置。
  6. 前記前方回転可能フレームおよび前記後部回転可能フレームにそれぞれ駆動可能に接続される前方駆動シャフトおよび後部駆動シャフトをさらに備え、前記後部ユニオンロータが、前記前方駆動シャフトと一体の環状ロータボディを含む、請求項5記載の推進装置。
  7. 前記前方ユニオンロータが、前記後部ユニオンロータを通って後方に延在し、
    前記後部ユニオンロータが、前記前方駆動シャフトに一体の環状ロータボディを含み、
    前記前方ユニオンロータおよび前記後部ユニオンロータがそれぞれ流体通路を少なくとも部分的に担持し、
    前記前方ユニオンロータによって担持される前記流体通路が、前方液圧流体供給ラインおよび戻りラインならびに後部回転可能供給ラインおよび回転可能戻りラインにそれぞれ流体連通され、
    前記後部ユニオンロータ内の前記環状ロータボディによって担持される前記流体通路が、後部液圧流体供給ラインおよび戻りラインならびに前方回転可能供給ラインおよび回転可能戻りラインにそれぞれ流体連通される、
    請求項6記載の推進装置。
  8. 前記前方ユニオンステータおよび前記後部ユニオンステータの各々が、それぞれ、前記前方ユニオンステータおよび前記後部ユニオンステータの環状の径方向内側ステータ表面からそれらを貫通するように径方向外側に延在する少なくとも第1および第2のステータチャネルを有する少なくとも第1および第2の流体チャンバを含み、
    前記流体チャンバの各々が、前記液圧流体供給装置に接続される少なくとも1つの入口ポートを有し、
    前記流体通路が前記流体チャンバに流体連通される、
    請求項7記載の推進装置。
  9. 前記後部ユニオンロータが、前記環状ロータボディ上に設置される環状ロータステータレースを含み、
    前記環状ロータステータレースの径方向外側ロータ表面が前記内側ステータ表面に摺動可能に密閉係合され、
    伝達孔が前記流体チャンバに流体連通され、また、前記環状ロータステータレースおよび前記環状ロータボディを完全に通過し、前記環状ロータボディに設置される環状回転マニホルドまで径方向に延在し、
    前記伝達孔が、前記回転マニホルドを通って軸方向において後方に延在する前記流体通路に流体連通され、
    前記流体通路が、前記回転マニホルド内の前記流体通路の複数の部分を前記流体通路の径方向区間に部分的に接続させる中間管を含む
    請求項8記載の推進装置。
  10. 前記前方回転ユニオンおよび前記後部回転ユニオンが単一の入れ子状の回転ユニオンを形成するように一体化され、
    前記前方ユニオンステータおよび前記後部ユニオンステータが共通の単一のステータを形成するように一体化され、
    前記入れ子状の回転ユニオンが、前記共通の単一のステータと前記前方ユニオンロータおよび前記後部ユニオンロータとの間で液圧流体を径方向内側および径方向外側に伝達するように動作可能である
    請求項1記載の推進装置。
  11. 前記前方回転可能フレームおよび前記後部回転可能フレームを通過する流れ経路と;
    前記排出流れ経路を横切って径方向にそれぞれ延在する、前記前方回転可能フレームおよび前記後部回転可能フレームの前方回転可能ストラットおよび後部回転可能ストラットであって、前記前方ピッチ変更アクチュエータおよび前記後部ピッチ変更アクチュエータが液圧式回転アクチュエータであり、前記前方回転可能フレームおよび前記後部回転可能フレームの前記前方回転可能ストラットおよび前記後部回転可能ストラットのそれぞれに対して一対一の比率で前記流れ経路の径方向内側に設置される、前方回転可能ストラットおよび後部回転可能ストラットと;
    前記前方回転可能ストラットおよび前記後部回転可能ストラットを通って延在し、前記前方ピッチ変更アクチュエータおよび前記後部ピッチ変更アクチュエータを前記前方プロペラおよび前記後部プロペラのそれぞれに一対一の比率で接続させる、前方回転可能シャフトおよび後部回転可能シャフトと
    をさらに備える、
    請求項10記載の推進装置。
  12. 航空機ガスタービンエンジンであって:
    上流側にあって動力タービンに動力供給するように動作可能であるガス発生装置と、
    少なくとも前記ガス発生装置を囲むナセルと、
    前方回転可能フレームおよび後部回転可能フレーム上にそれぞれ設置されて中心線軸を基準に回転可能である前方プロペラおよび後部プロペラの軸方向において離間される二重反転可能な前方列および後部列であって、前記動力タービンが前記前方回転可能フレームおよび前記後部回転可能フレームに駆動可能に接続される、前方プロペラおよび後部プロペラの軸方向において離間される二重反転可能な前方列および後部列と、
    前記前方回転可能フレームおよび前記後部回転可能フレーム上に設置されかつ前記前方プロペラおよび前記後部プロペラにそれぞれ接続されて前記前方プロペラおよび前記後部プロペラのピッチを制御および設定するように動作可能である前方液圧式ピッチ変更アクチュエータおよび後部液圧式ピッチ変更アクチュエータを含む前方ピッチ変更システムおよび後部ピッチ変更システムと、
    前記前方回転可能フレームおよび前記後部回転可能フレームの外側に設置されかつ前方回転ユニオンおよび後部回転ユニオンに接続される液圧流体供給装置と
    を備え、
    前記前方回転ユニオンおよび前記後部回転ユニオンが、前方ユニオンステータおよび後部ユニオンステータ内に設置されかつ前記前方ユニオンステータおよび前記後部ユニオンロータと前方回転ユニオンロータおよび後部回転ユニオンロータとの間でそれぞれ液圧流体を伝達するように動作可能である前方ユニオンロータおよび後部ユニオンロータを含み、
    前記前方ユニオンロータが、前記後部ピッチ変更アクチュエータに液圧的に接続されてその前記後部ピッチ変更アクチュエータに前記液圧流体を伝達するように動作可能であり、
    前記後部ユニオンロータが、前記前方ピッチ変更アクチュエータに液圧的に接続されてその前記前方ピッチ変更アクチュエータに前記液圧流体を伝達するように動作可能である、
    航空機ガスタービンエンジン。
  13. 前記前方回転可能フレームおよび前記後部回転可能フレームを通過する流れ経路と;
    前記排出流れ経路を横切って径方向にそれぞれ延在する、前記前方回転可能フレームおよび前記後部回転可能フレームの前方回転可能ストラットおよび後部回転可能ストラットであって、前記前方ピッチ変更アクチュエータおよび前記後部ピッチ変更アクチュエータが液圧式回転アクチュエータであり、前記前方回転可能フレームおよび前記後部回転可能フレームの前記前方回転可能ストラットおよび前記後部回転可能ストラットのそれぞれに対して一対一の比率で前記流れ経路の径方向内側に設置される、前方回転可能ストラットおよび後部回転可能ストラットと;
    前記前方回転可能ストラットおよび前記後部回転可能ストラットを通って延在し、前記前方ピッチ変更アクチュエータおよび前記後部ピッチ変更アクチュエータを前記前方プロペラおよび前記後部プロペラのそれぞれに一対一の比率で接続させる、前方回転可能シャフトおよび後部回転可能シャフトと
    をさらに備える、請求項12記載のエンジン。
  14. 前記前方回転ユニオンおよび前記後部回転ユニオンが、前記前方ユニオンステータおよび前記後部ユニオンステータと前記前方ユニオンロータおよび前記後部ユニオンロータとの間でそれぞれ、中心線軸を基準に径方向内側および径方向外側に液圧流体を伝達するように動作可能である、請求項13記載のエンジン。
  15. 前記動力タービンに二重反転可能に接続され、また、それぞれ、前記前方回転可能フレームおよび前記後部回転可能フレームに駆動可能に接続される前方駆動シャフトおよび後部駆動シャフトをさらに備え、前記後部ユニオンロータが前記前方駆動シャフトと一体の環状ロータボディを含む、請求項14記載のエンジン。
  16. 前記エンジンの軸方向において離間される前方構造的タービンフレームおよび後部構造的タービンフレーム上でそれらの間に回転可能に設置される、前記動力タービンの動力タービンロータ
    をさらに備え、
    前記動力タービンロータがエピサイクリックギアボックスに駆動可能に接続され、
    前記エピサイクリックギアボックスが、前記前方回転可能フレームおよび前記後部回転可能フレームと、それらの上に設置される前記前方プロペラおよび後部プロペラとを二重反転可能に駆動させるために、前方駆動シャフトおよび後部駆動シャフトにより前記前方回転可能フレームおよび前記後部回転可能フレームに駆動可能に接続される
    請求項13記載のエンジン。
  17. 前記前方ユニオンステータが、前記前方構造的タービンフレーム上に設置され、また、前記前方ユニオンステータが、前方液圧流体供給ラインおよび戻りラインにより前記液圧流体供給装置に接続され、
    前記後部ユニオンステータが、前記後部構造的タービンフレーム上に設置され、また、前記後部ユニオンステータが、後部液圧流体供給ラインおよび戻りラインにより前記液圧流体供給装置に接続され、
    前記前方液圧式回転ユニオンが、前方液圧流体供給ラインと戻りラインとの間ならびに後部回転可能供給ラインと回転可能戻りラインとの間でそれぞれ加圧液圧流体を伝達するように動作可能であり、
    前記後部液圧式回転ユニオンが、後部液圧流体供給ラインと戻りラインとの間ならびに前方回転可能供給ラインと回転可能戻りラインとの間でそれぞれ前記加圧液圧流体を伝達するように動作可能であり、
    前記前方ユニオンロータが、前記後部回転可能フレーム内に設置される前記後部回転可能供給ラインおよび前記回転可能戻りラインに接続され、さらに、前記後部ピッチ変更アクチュエータに接続され、
    前記後部ユニオンロータが、前記前方回転可能フレーム内に設置される前記前方回転可能供給ラインおよび前記回転可能戻りラインに接続され、さらに、前記前方ピッチ変更アクチュエータに接続される
    請求項16記載のエンジン。
  18. 前記前方ユニオンロータが、前記後部ユニオンロータを通って後方に延在し、
    前記後部ユニオンロータが、前記前方駆動シャフトに一体の環状ロータボディを含み、
    前記前方ユニオンロータおよび前記後部ユニオンロータがそれぞれ流体通路を少なくとも部分的に担持し、
    前記前方ユニオンロータによって担持される前記流体通路が、前記前方液圧流体供給ラインおよび前記戻りラインならびに前記後部回転可能供給ラインおよび前記回転可能戻りラインにそれぞれ流体連通され、
    前記後部ユニオンロータ内の前記環状ロータボディによって担持される前記流体通路が、前記後部液圧流体供給ラインおよび前記戻りラインならびに前記前方回転可能供給ラインおよび前記回転可能戻りラインに流体連通される、
    請求項17記載のエンジン。
  19. 前記前方ユニオンステータおよび前記後部ユニオンステータの各々が、それぞれ、前記前方ユニオンステータおよび前記後部ユニオンステータの環状の径方向内側ステータ表面からそれらを貫通するように径方向外側に延在する少なくとも第1および第2のステータチャネルを有する少なくとも第1および第2の流体チャンバを含み、
    前記流体チャンバの各々が、前記液圧流体供給装置に接続される少なくとも1つの入口ポートを有し、
    前記流体通路が前記流体チャンバに流体連通される、
    請求項18記載のエンジン。
  20. 前記後部ユニオンロータが、前記環状ロータボディ上に設置される環状ロータステータレースを含み、
    前記環状ロータステータレースの径方向外側ロータ表面が前記内側ステータ表面に摺動可能に密閉係合され、
    伝達孔が前記流体チャンバに流体連通され、また、前記環状ロータステータレースおよび前記環状ロータボディを完全に通過し、前記環状ロータボディに設置される環状回転マニホルドまで径方向に延在し、
    前記伝達孔が、前記回転マニホルドを通って軸方向において後方に延在する前記流体通路に流体連通される、
    請求項19記載のエンジン。
  21. 前記流体通路が、前記回転マニホルド内の前記流体通路の複数の部分を前記流体通路の径方向区間に部分的に接続させる中間管を含む、
    請求項20記載のエンジン。
  22. 前記前方回転ユニオンおよび前記後部回転ユニオンが単一の入れ子状の回転ユニオンを形成するように一体化され、
    前記前方ユニオンステータおよび前記後部ユニオンステータが共通の単一のステータを形成するように一体化され、
    前記入れ子状の回転ユニオンが、前記共通の単一のステータと前記前方ユニオンロータおよび前記後部ユニオンロータとの間で液圧流体を径方向内側および径方向外側に伝達するように動作可能である
    請求項12記載のエンジン。
  23. 前記前方回転可能フレームおよび前記後部回転可能フレームを通過する流れ経路と;
    前記排出流れ経路を横切って径方向にそれぞれ延在する、前記前方回転可能フレームおよび前記後部回転可能フレームの前方回転可能ストラットおよび後部回転可能ストラットであって、前記前方ピッチ変更アクチュエータおよび前記後部ピッチ変更アクチュエータが液圧式回転アクチュエータであり、前記前方回転可能フレームおよび前記後部回転可能フレームの前記前方回転可能ストラットおよび前記後部回転可能ストラットのそれぞれに対して一対一の比率で前記流れ経路の径方向内側に設置される、前方回転可能ストラットおよび後部回転可能ストラットと;
    前記前方回転可能ストラットおよび前記後部回転可能ストラットを通って延在し、前記前方ピッチ変更アクチュエータおよび前記後部ピッチ変更アクチュエータを前記前方プロペラおよび前記後部プロペラのそれぞれに一対一の比率で接続させる、前方回転可能シャフトおよび後部回転可能シャフトと
    をさらに備える、
    請求項22記載のエンジン。
  24. 前記前方回転可能フレームおよび前記後部回転可能フレームが、構造的フレーム上に二重反転可能に設置され、前記前方プロペラおよび前記後部プロペラの前記二重反転可能な前方列および後部列が前記構造的フレームの前方または後部に位置する、請求項1記載の推進装置。
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