JP6059468B2 - オープンローター様式のためのピッチ変更機構 - Google Patents
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Description
前方作動装置/ローター組立体
図3および図4に示されるように、前方作動装置51は、エンジンの軸11に平行に前後に摺動することができるピストン511を有する。ピストン511の外側の壁から、環状のフランジ512が外向きに延出している。フランジ512は、伝達軸受513の内側の軌道に当接しており、この軸受は、前方作動装置51の周りに同心円状に設置されている。伝達軸受513の外側の軌道は、ヨーク514に接続されており、ヨークは、前方ローター組立体20に設置され、それと共に回転することができる。図4および図7により明確に示されるように、ヨーク514は、その半径方向の外側に向く面に環状溝515が形成されている。以下の段落で記載されるように、前方の列のエーロフォイル翼21が、前方ローター組立体20に設置される。
尾翼作動装置/ローター組立体
図3、図4および図5に示されるように、尾翼作動装置52は、前方作動装置51は、エンジンの軸11に平行に前後に摺動することができるピストン521を有する。ピストン521の環状の端部面は、伝達軸受522aの内側の軌道に当接しており、この軸受は、静止した回転しないフレーム12の周りに同心円状に設置される。伝達軸受522aの外側の軌道と、別の伝達軸受522bの内側の軌道の間に軸方向に延在する伝達ロッド523が延びている(図3および図5を参照)。球形軸受524が、伝達軸受522a、bとの境界面で伝達ロッド523のどちらかの端部に組み込まれる。
11 長手軸
12 回転しないフレーム
20 前方ローター組立体
22、32 シャフト
30 尾翼ローター組立体
21、31 エーロフォイル翼
23、33 シャフトの長手軸
40 ピッチ調節機構
50 作動装置組立体
51 第1作動装置
52 第2作動装置
511、521 ピストン
512 フランジ
513、522a、522b 伝達軸受
514、525 ヨーク
515、526 環状溝
516、527 ピンとローラの構成
523 ロッド
524 球形軸受
517、528 ローラ
518、529 ピン
F51、F52 軸方向の荷重
ω20 前方ローター組立体の回転方向
ω30 尾翼ローター組立体の回転方向
Claims (15)
- オープンローターガスタービンエンジン(10)のためのピッチ制御機構(40)であって、
前記エンジンが、第1ローター組立体(20)と、第2ローター組立体(30)を有し、各々のローター組立体の外周上に、互いに対して反転する関係(ω20、ω30)に配置された複数のエーロフォイル翼(21、31)が設置され、前記エンジンの回転しないフレーム(12)に固定されるように適合された作動装置組立体(50)を備え、
前記回転しないフレーム(12)が、前記エンジンの長手軸(11)に沿って延びる環状の部分を有し、
前記作動装置組立体が、その一方が前記回転しないフレーム(12)の前記環状の部分の半径方向内側に配置され、その他方が前記環状の部分の半径方向外側に、前記長手軸(11)の方向で互いにオーバーラップするように配置される、第1作動装置(51)と第2作動装置(52)を有し、
前記作動装置組立体が、前記第1および第2ローター組立体から回転式に切り離され、かつそれぞれに結合することが可能であるため、使用する際、前記第1または第2の作動装置の変位(F51、F52)により、前記第1または第2のローター組立体それぞれの前記エーロフォイル翼のピッチが、前記第2または第1ローター組立体の前記エーロフォイル翼のピッチから独立して、これに対応して所望通りに変更されるピッチ制御機構(40)。 - 前記作動装置組立体(50)が、使用する際、歯車箱から空間的に切り離されるように配置されており、前記歯車箱が、前記第1および第2ローター組立体(20、30)のいずれかあるいはその両方に回転式の駆動力を伝達するように適合されている、請求項1記載のピッチ制御機構(40)。
- 前記ピッチ制御機構がさらに、前記作動装置組立体(50)を、前記第1および第2ローター組立体(20、30)から回転式に切り離し、かつそれぞれに結合するように構成された1つまたは複数の軸受構成(513、522a、b)を備える、請求項1または2記載のピッチ制御機構(40)。
- 前記1つまたは複数の軸受構成が、第1軸受構成(513)と第2軸受構成(522a、b)を備え、前記第1軸受構成が、前記第1作動装置(51)と第1ローター組立体(20)の両方に対応付けられ、前記第2軸受構成(522a、b)が、前記第2作動装置(52)と第2ローター組立体(30)の両方に対応付けられ、前記第1および第2軸受構成が、前記第1または第2作動装置の変位が前記第1または第2軸受構成をそれぞれ介して、前記第1または第2ローター組立体にそれぞれ伝達することができるように適合されており、前記第1および第2軸受構成はそれぞれ、使用中に、前記伝達された変位が回転式の変位に変換されることにより、前記第1または第2ローター組立体各々の前記エーロフォイル翼の前記ピッチを調整するように、前記第1または第2ローター組立体各々の前記エーロフォイル翼(21、31)に結合可能である(516、527)、請求項3記載のピッチ制御機構(40)。
- 前記第1作動装置(51)の可動の端部と、前記第2作動装置(52)の可動の端部が、前記エンジンの長手軸(11)で互いに逆方向に設置される、請求項1乃至4のいずれか1項記載のピッチ制御機構(40)。
- 第1ローター組立体(20)と第2ローター組立体(30)を備えたタービンエンジン(10)であって、
前記第1および第2ローター組立体がそれぞれ、各々のローター組立体に外周上に設置され、互いに対して反転する関係で配置された複数のエーロフォイル翼(21、31)を備え、前記第1ローター組立体の前記エーロフォイル翼のピッチと前記第2ローター組立体の前記エーロフォイル翼のピッチが、互いに独立して調整可能であり、前記エンジンが、前記エンジンの回転しないフレーム(12)に固定された作動装置組立体(50)をさらに備え、
前記回転しないフレーム(12)が、前記エンジンの長手軸(11)に沿って延びる環状の部分を有し、
前記作動装置組立体が、その一方が前記回転しないフレーム(12)の前記環状の部分の半径方向内側に配置され、その他方が前記環状の部分の半径方向外側に、前記長手軸(11)の方向で互いにオーバーラップするように配置される、第1作動装置(51)と第2作動装置(52)を備え、
前記作動装置組立体が、前記第1および第2ローター組立体から回転式に切り離され、かつそれぞれに結合されるため、使用する際、前記第1または第2作動装置の変位(F51、F52)により、前記第1または第2ローター組立体各々の前記エーロフォイル翼のピッチがこれに対応して所望通りに変更されるタービンエンジン(10)。 - 前記エンジンがさらに、前記作動装置組立体(50)を、前記第1および第2ローター組立体(20、30)から回転式に切り離し、かつそれぞれに結合するように構成された1つまたは複数の軸受構成(513、522a、b)を備える、請求項6記載のエンジン(10)。
- 前記1つまたは複数の軸受構成が、第1軸受構成(513)と第2軸受構成(522a、b)を備え、前記第1軸受構成が、前記第1作動装置(51)と第1ローター組立体(20)に対応付けられ、前記第2軸受構成(522a、b)が、前記第2作動装置(51)と第2ローター組立体(30)に対応付けられ、前記第1および第2軸受構成が、前記第1または第2作動装置の変位が前記第1または第2軸受構成をそれぞれ介して、前記第1または第2ローター組立体にそれぞれ伝達することができるように適合されており、前記第1および第2軸受構成がそれぞれ、使用中に、前記伝達された変位が回転式の変位に変換されることにより、前記第1または第2ローター組立体各々の前記エーロフォイル翼の前記ピッチを調整するように、前記第1および第2ローター組立体各々の前記エーロフォイル翼(21、31)に結合される(516、527)、請求項7記載のエンジン。
- 前記第1または第2軸受構成を前記第1または第2ローター組立体(20、30)各々の前記エーロフォイル翼(21、31)と結合させるためのピンとローラの構成(516、527)をさらに備える、請求項8記載のエンジン。
- 前記第1または第2軸受構成(513、522a、b)のいずれかあるいはその両方が、前記第1または第2作動装置(51、52)それぞれに対して設置された軸受を備えることで、前記第1または第2作動装置の変位が、前記軸受の軸方向の端部面に対して作用し、これにより前記第1または第2ローター組立体(20、30)それぞれと一緒に回転することが可能な軸方向に摺動可能な環状のヨーク(514、525)に対応する軸方向の荷重(F51、F52)を伝達し、半径方向に延在する複数のシャフト(22、32)に設置された前記第1および第2ローター組立体それぞれのエーロフォイル翼(21、31)が、前記ヨークを取り巻くように外周上に配置され、前記ピンとローラの構成(516、527)が、前記半径方向に延在する1つまたは複数のシャフトに対応付けられたピン(518、529)とローラ(517、528)の組み合わせを備え、前記ローラが、前記ヨークの表面に設けられた環状溝の中に配置され、前記伝達された軸方向の荷重の作用を受けて、前記ヨークの環状溝を巡るように摺動するように適合され、前記対応付けられた半径方向に延在する1つまたは複数のシャフトの長手軸からずらされており、前記ピンが、各々のローラを前記対応付けられた半径方向に延在する1つまたは複数のシャフトに接続することで、前記ローラが前記ヨークの前記環状溝を巡るように摺動することで、前記対応付けられた半径方向に延在する1つまたは複数のシャフトを捩るように前記ピンに対して作用し、これにより前記第1または第2ローター組立体それぞれの前記エーロフォイル翼の前記ピッチを調整する、請求項9記載のエンジン。
- 前記半径方向に延在する複数のシャフト(22、32)のそれぞれのシャフトが、ピンとローラの各々の組み合わせに対応付けられる、請求項10記載のエンジン(10)。
- 前記第1作動装置(51)の可動の端部と、前記第2作動装置(52)の可動の端部が、前記エンジンの長手軸(11)で互いに逆方向に設置される、請求項6乃至11のいずれか1項記載のエンジン(10)。
- 前記作動装置組立体(50)が、前記エンジンの長手軸(11)に沿って、あるいはそれと平行に設置される、請求項12記載のエンジン(10)。
- 前記第1および第2ローター組立体(20、30)の両方に回転式の駆動力を伝達する外転サイクロイド歯車箱(60)をさらに備え、前記第1および第2ローター組立体が反対方向に駆動され、前記作動装置組立体が、前記外転サイクロイド歯車箱から空間的に切り離されて配置される、請求項6乃至13のいずれか1項記載のエンジン(10)。
- 前記第2作動装置(52)が、環状の可動端部を備える、請求項6乃至14のいずれか1項記載のエンジン(10)。
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