JP2013545040A - ポペット弁の診断方法およびその方法を実行する測定デバイス - Google Patents

ポペット弁の診断方法およびその方法を実行する測定デバイス Download PDF

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Abstract

本発明は、切り換えサイクルの過程におけるポペット弁の状態及び/又は進行中の動作における圧力サージ又は衝撃の生起等の事象が連続的にモニタされ、測定信号が保存され、保存された測定信号が解釈され、損傷の場合の早期の指示が実行されるポペット弁の診断方法を提供することを目的とする。
前記目的は、前記少なくとも1つの閉鎖要素(8)の変位(h)の変位・時間曲線(h(t))が、前記作動力または前記反力の前記力・時間曲線(F1(t);F2(t))と同時に測定され、前記作動力または前記反力の前記力・時間曲線(F1(t);F2(t))および前記変位・時間曲線(h(t))は相互に結合され、前記作動力または前記反力の力・変位曲線(F1(h);F2(h))が、それらから決定されること、切り換えサイクルの前記作動力(F1(h))または前記反力(F2(h))について前記ポペット弁(100)の動作または活動中に決定された前記現在の力・変位曲線は、保存された早期の曲線と比較されること、前記比較から偏差が決定されること、前記偏差について、所定の公差範囲の中にある偏差が受容されること、及び前記偏差が前記所定の公差範囲を超過するとき、メッセージおよび/または制御信号が生成されることで達成される。

Description

本発明はポペット弁の診断方法に関する。この方法によって、ポペット弁のドライブによって生成された作用力を表す作動力が、ポペット弁の少なくとも1つの閉鎖要素について力・時間曲線の形態で測定される。作動力は、直接またはポペット弁の中の作動力から生じる反力から測定される。ここで、作動力または反力は、それらから引き起こされた膨張変形を測定することによって決定され、作動力または反力の測定された現在の力・時間曲線が保存されて評価に供される。ポペット弁は、具体的には遮断弁、両シール弁、両座弁、または弁座洗浄用両座弁である。スプリング・ピストン・ドライブは、好ましくは、これらの弁のドライブとして機能する。ドライブは加圧媒体、好ましくは、圧縮空気が供給される。そのようなドライブは、スプリングが閉鎖要素およびその弁座面を閉鎖するか開放し(遮断弁、両シール弁)、または双方の閉鎖要素およびそれらのそれぞれの割り当てられた弁座面を閉鎖するか開放する(両座弁)ように働く。両側に加圧媒体が供給される二重作用ピストンを有するドライブも含まれる。
単一の閉鎖要素を有するポペット弁として設計された遮断弁の場合(今後、この実施形態は「遮断弁」の設計に限定される)、閉鎖要素の上に配列された弁座シールは、割り当てられた弁座面の上で変位の方向に作用する。弁座面は、変位の方向と垂直に整列され得る。この場合、「軸方向作用弁座シール」の表現が使用される(圧力係合されるシール)。しかしながら、弁座シール上へ弁座面によって付与される反力が、軸方向および径方向作用の密封力を生成するように、弁座面の円錐設計が可能である(圧力および滑動係合されるシール)。しかしながら、閉鎖要素は、弁座シールを有する弁ピストンとしても設計され得る。弁座シールは、弁ピストンの横面に配列され、径方向事前張力のもとで円筒形弁座面に沿って滑動する(滑動係合されるシール)。
上記のシール構成は、両シール弁(および弁座洗浄用)両座弁へ等しく移転可能である。前述した遮断弁とは対照的に、両シール弁として理解される他の遮断弁は、2つの弁座シールを有する単一の閉鎖要素を有する。2つの弁座シールは、相互から或る軸方向距離、すなわち、変位の方向にあり、それら自身の間で、割り当てられた弁座面および閉鎖要素と協力して漏れ空洞を包囲し、漏れ空洞は少なくとも1つの接続通路を介して両シール弁の周囲区域へ接続される。
(弁座洗浄用)両座弁は、2つの独立に作動可能な閉鎖要素を有する。これらの閉鎖要素は、それら自身の間で漏れ空洞を包囲する。漏れ空洞は、少なくとも1つの接続通路を介して両座弁の周囲区域へ接続される。各々の閉鎖要素は、1つの割り当てられた弁座面を有する。開放移動の間、まず、独立駆動閉鎖要素が開放し、その開放移動が継続するにつれて、他の閉鎖要素と接触するようになり、前記他の閉鎖要素を同時に開放位置へ移転する。したがって、ステップの前述した系列は閉鎖プロセス中に逆転する。両座弁と弁座洗浄用両座弁との差異は、割り当てられたドライブが、別々に制御可能な2つの閉鎖要素を部分的開放位置へ移転し得ることだけである。
閉鎖要素は、割り当てられた調整棒によって、上記で概説されたドライブのドライブピストンへ接続される。両座弁の場合、独立に駆動される閉鎖要素のみが、ドライブ内のドライブピストンへ固定接続されるが、依存して駆動される閉鎖要素は、独立に駆動される閉鎖要素に関して相対的に移動できるように配列され、初期スプリング張力のもとで、独立に駆動される閉鎖要素に当接する。閉鎖要素およびシール構成に関して、好ましくは、今日、弁座円板として機能する2つの閉鎖要素を有する両座弁(第1種の両座弁)、または弁座円板として形成された1つの閉鎖要素および弁ピストンとして形成された1つの閉鎖要素を有し、弁ピストンが、独立に駆動される閉鎖要素を表す両座弁(第2種の両座弁)が使用される。
本発明の背景
次の事項に関するポペット弁の状況、すなわち、
・調整棒のハウジング貫通での摩擦挙動、
・包囲要素または閉鎖要素に作用する圧力および流れの力、
・弁座シールの状況、
・ドライブ(特に、スプリングおよびドライブピストンの完全性)、および
・他の状況パラメータ、
は、調整棒の作動力(作用力)の係合へ特に反映される。
静圧(超過圧力、過小圧力)および/または動圧(流入量)から構成される圧力および流れの力は、ポペット弁が配列されたプロセスシステムの正規の動作中に生じる計画された力を含む。しかしながら、圧力および流れの力は、さらに、計画されない力、たとえば、それぞれの流体を供給される弁ハウジングの中の圧力サージまたは衝撃を含む。これらの計画されない力は、計画された力の何倍も超過し、関連する閉鎖要素、したがって閉鎖要素に固定接続された調整棒に影響を与える。計画されない力は、さらに、いわゆる圧力釣り合いピストンによって大きく補償されない限り、ドライブ内の力の相互作用および平衡に影響し、または閉鎖要素の弁座面からの対応する対向力を受ける。
取り付け物の中のスピンドル力を測定する測定システムは、DE29811115U1で説明されている。その中では、特に、
・力センサが、作用するスピンドル力の方向の位置に摩擦接合されて配列される。
・力センサは、ひずみゲージであり得る。
・力センサは、たとえば、取り付け物とドライブとの間で、スピンドルの上またはフランジの中の接続ネジの上に搭載される。
力センサとして機能するひずみゲージに加えて、公知の測定システムは、較正測定デバイスを有する。力センサは、較正測定デバイスを用いて較正される。較正測定デバイスは、システムが動作している間は除去される。説明された測定システムの目的は、WO96/30684A1の中の測定手順に最適な測定システムを提供することである。WO96/30684A1において、スピンドル力は現場で測定され、時間信号を解析する手順を使用して評価され、さらに、スピンドル力が連続的に測定されることを可能にする。
スピンドル/ナットシステムによって駆動される弁のスピンドル力を、どのようにして測定するかの具体的解法は、較正測定デバイスとの関連でのみ開示される。その他には、取り付け物とドライブとの間でフランジ上の接続ネジへ搭載され得る力センサが記載されているだけである。そのような配列が、たとえば、弁座シール内の欠陥、摩耗または腐食した棒の貫通、不完全閉鎖、開放または部分的開放位置(弁座洗浄)、または圧力サージを確実に検出するのに適しているかどうかは、開示、論述、または示唆されていない。加圧媒体を供給されるスプリング・ピストン・ドライブを有するポペット弁の実用的診断方法およびそれを遂行する測定デバイスを達成する具体的解法は、結果として開示されていない。前述した先行技術は、さらに、取得された測定信号から、そのような情報をどのようにして収集するかの表示および示唆を開示していない。
最新技術に基づいて、本発明の目的は、一般的タイプのポペット弁の診断方法を提供することである。この方法によって、ポペット弁の状況は、たとえば、
・調整棒の貫通での摩擦挙動、
・弁座シールの状況、
・相互に作用する部品への機械的損傷(たとえば、ドライブ内のスプリング;スプリング故障)、
・切り換えサイクル中の閉鎖要素の変位位置、および/または
・進行中の動作における圧力サージまたは衝撃の生起などの事象、
に関して連続的にモニタされ、測定信号が保存され、保存された測定信号が有用に解釈され、損傷の早期通知が提供される。さらに、本発明の目的は、診断手順を遂行する測定デバイスを提示することである。前述した状態および事象は、この測定デバイスによって確実および再現的に検出され得る。
技術的背景
本発明がさらに解明される前に、最初に、遮断弁および両座弁が切り換えられるときの基本的な力の関係が下記で説明される。基本的な力の関係は、ポペット弁の状態に関連する力・時間曲線または力・変位曲線を、作用力として機能する作動力の形態またはポペット弁の中の作動力によって生成される反力の形態で検出することを可能にする。ポペット弁100を閉鎖するプロセスでの力の関係は、例として、スプリング閉鎖遮断弁110(図1)およびスプリング閉鎖両座弁120(図2)の中の関係として説明される。
遮断弁(図1)
図面の図1は、遮断弁110の切り換えサイクル中の力の相互作用を示す。ここでは、切り換えサイクルにおける閉鎖位置SSまでの閉鎖プロセスが考察される((−)y方向への変位移動)。閉鎖位置SSにおいて、弁座シール16は、単一の閉鎖要素8の上、したがって調整棒8aの上に、(+)y方向の密封力F5を作用する。例として選択された閉鎖プロセス中に、摩擦力F3は、弁ハウジング1の第2の弁ハウジング部分1bを通る調整棒8aの貫通で、すなわち、案内リング(図示されていない上方リング)および棒シール(図示されていない下方リング)の中で、(+)y方向に作用を継続する。さらに、適用可能であれば、流れおよび/または圧力による力F4が、第2および第1の弁ハウジング部分1b、1aで、閉鎖要素8の上へ(+)yまたは(−)y方向に作用する(過小圧の場合の吸引を含む静圧、動圧、全体圧、圧力サージ)。ランタンハウジング4の上端の下にある調整棒8aの力の平衡から、調整棒8aの上に作用する作動力F1について、次のことが結果として生じる(力の、正の上方への方向は+y)。
Figure 2013545040
弁棒8aの作動力F1(作用力;式(1a))は、一般的に調整棒8aに対する閉鎖プロセスでの圧縮力である(棒摩擦F3は(+)y方向に作用する)。この結果において、流れ力F4の影響は考慮されない。
開放プロセス中に、力のそれぞれの方向は、密封力F5と並んでかつ密封力F5を含んで上方へ逆転する。密封力F5は閉鎖要素8の上に作用し、弁座シール16が、割り当てられた弁座面12に対して押圧されている限り、(+)y方向に作用を継続する。この結果において、流れ力F4の影響も考慮されない。
ドライブ2と弁ハウジング1との間の作用力としての作動力F1は、特に閉鎖要素8が弁座面12へ入出するときの閉鎖要素8と弁座面12との間の相互作用において、ランタンハウジング4の中で特に明瞭に、対向力、すなわち、反力F2を受ける。ランタンハウジング4は、弁ハウジング1とドライブ2との間で固定接続を確立する。好ましい実施形態において、ランタンハウジング4は、2つの接続バー、2つのランタンクロス部材4a、4bから構成される。これらは相互に直径方向に対向して配列される。ドライブ2の下、すなわち、ランタンハウジング4の上端の下における作用力F1の各々の変化は、ランタンハウジング4の中で、それぞれの対向反力F2を受ける。ランタンハウジング4によって保持される((+)y方向)弁ハウジング1の中で、力の平衡について次が当てはまる(式(2)、(2a))。
Figure 2013545040
ドライブ内で調整棒8aの上に作用している力は、ランタンハウジング4の中で対向力を生成しない。それらの力はドライブ2の中で完全に補償される。閉鎖プロセス中に、圧力による力は調整棒8の上に作用し、引張力はランタンハウジング4の上に作用する。開放プロセス中に、もはや密封圧力が存在しなくなると、応力の方向は対応して逆転し、閉鎖要素8は、(+)y方向の摩擦力F3を克服する流れ力F4を受けない。
次が、さらに、当てはまる。
・遮断弁110の閉鎖位置SSにおいて、閉鎖要素8は、ドライブ2の中に提供されたスプリング2.5(図1a、1b)の最小事前張力FVoによって、弁座シール16、したがって、弁座面12と当接する。この作用および作動力F1は、調整棒8aの中の圧縮力として表現される。ランタンハウジング4において、それは等しい大きさの引張力の形態で反力F2を生成する(遮断弁110の中でドライブ2の下に力の平衡を確立するため)。
・遮断弁110が開放されれば、弁座領域のこれらの力は相対的に短い経路にわたって減少し、弁座シール16を緩和する。弁座面12が離脱された後、もはや力が閉鎖要素8の上に付与されなくなると(この単純化は、この時点で結果を示すためだけに提供される)、ランタンハウジング4は、けん引力または圧力による力から解放される。スプリング2.5(図1a、図1b)からの事前張力FVのもとでの、制御されるドライブ2の力の必要な平衡は、ドライブ2の中に生成される。事前張力FVは、閉鎖位置SSでの原初の最小事前張力FVoよりも大きい。
・追加の摩擦力F3が、たとえば、弁ハウジング1を通る調整棒8aの貫通で調整棒8aの上に作用するか、追加の流れ力F4が、閉鎖要素8の上、ゆえに調整棒8aの上に作用するならば、これらの力はランタンハウジング4の中の反力F2を必然的に減衰する。
・ランタンハウジング4の上の力の最も有意の付与は、閉鎖要素8および弁座シール16が弁座面12へ入出するときに生起する。ここで、高々、スプリング2.5の最小事前張力FVoが、遮断弁110の閉鎖位置SSでランタンハウジング4の中に生成される。他の前述した力は、力のこの相互作用とオーバラップし得る。
両座弁(図2)
上記で解明された遮断弁110における力の相互作用および平衡に関する同じ考慮が、図2の両座弁120、130として設計され、EP1529176B1から公知の閉鎖要素および弁座構成および結果の移動運動学を有するポペット弁100(第1タイプの両座弁)、または弁ピストンとして設計された独立に駆動される第1の閉鎖要素、および弁座円板として設計された第2の依存的に駆動される閉鎖要素を有する第2のタイプの両座弁(DE19608792C2)へ適用される。しかしながら、2つのタイプの両座弁の作動力および反力曲線は、割り当てられた弁座面へ閉鎖要素が入出するとき有意に異なる。これらの差異は、関連する測定結果を参照して下記でさらに解明される。
両座弁120、130(図2)は、スプリング閉鎖ドライブ2によって独立に駆動される第1の閉鎖要素6、およびドライブ2によって依存的に駆動される第2の閉鎖要素8を有する。閉鎖要素6、8は、それらの間の漏れ空洞7を包囲する。ここで、たとえば、中空棒として設計されて第2の閉鎖要素8へしっかりと接続された第2の調整棒8aは、第1の調整棒6aに当接する。第1の調整棒6aは、第2のスプリング2.7の事前張力のもとにあり、中空棒8aを通って同心的に案内され、第1の接続要素6へしっかりと接続される。閉鎖位置における第1の閉鎖要素6の第1の弁座シール14は、ドライブ2の中のスプリング2.5によって、割り当てられた第1の弁座面10に対して押圧され、第2の閉鎖要素8の第2の弁座シール16は、第2のスプリング2.7によって、割り当てられた第2の弁座面12に対して押圧される。
遮断弁110における力の相互作用の上記の説明は、任意の要素6、8へ制限なく移転され得る。というのは、それらの各々の上に、匹敵する初期力(F3.1、F3.2;F4.1、F4.2;F5.1、F5.2)が付与され得るからである。2つの閉鎖要素6、8の間に中間シール18が配列される。中間シール18は、第1の閉鎖要素6の部分的変位の後に、図2の閉鎖位置SSから進行する第1の閉鎖要素6の開放移動中に第2の閉鎖要素8と係合し、後続の継手開放(OS)または部分的開放位置で係合したままであるが、図2の閉鎖位置SSでは非係合のままである。したがって、2つの閉鎖要素6、8は、中間シール18の変形条件のもとで、開放および閉鎖移動から構成される切り換えサイクルの過程で結合および減結合される。
図2で示されるように、力の釣合いおよび力の平衡は、各々の閉鎖要素6、8について、式(1a)に対応する次の結果を用いて説明され得る(式(3)、(4))。
第1の閉鎖要素6:
Figure 2013545040
第2の閉鎖要素8:
Figure 2013545040
したがって、ランタンハウジング4の下のピストン棒2.6における力の平衡について、次のことが当てはまる。ここで、第1の作動力F1.1および第2の作動力F1.2は結合されて作動力F1を形成する。
Figure 2013545040
式(2a)を用いると、ランタンハウジング4の中の反力F2について、次のことが当てはまる。
Figure 2013545040
各々の制御要素6、8の弁座面14、16は、他方から独立して、割り当てられた弁座面10、12へ入出するという事実に起因して、式(6)の結果は2つの閉鎖要素6、8の動作および状況の条件を選択的に診断できることを示す。両座弁についての上記の診断アプローチによって、独立発明が確立される。
本発明の目的は、独立請求項1または2の特徴を有する診断方法によって達成される。方法の有利な実施形態は、従属請求項の主題である。診断方法を遂行する測定デバイスは、従属請求項13の主題である。測定デバイスの有利な実施形態は、後続の従属請求項の主題である。特別のポペット弁について診断方法を使用することおよびこれを遂行する測定デバイスを使用することは、請求項17から20の主題である。
提示された目的を解決する第1の診断方法は、ポペット弁の動作または活動の間に測定された、作用力として機能する作動力の現在の力・時間曲線F1(t)または切り換えサイクルの反力の現在の力・時間曲線F2(t)を、保存された早期の力・時間曲線と比較することを含む。割り当てられた調整棒の中で上記の解明された力の相互作用を与えられる作動力を記録する場所は、ランタンハウジングの領域でドライブから出る調整棒の出口と閉鎖要素との間の、どこかにある。反力の力・時間曲線F2(t)が診断方法の中で使用されるならば、反力を記録する場所は、調整棒を取り巻く領域にあり、ドライブと弁ハウジングとの間にある。診断方法を遂行する測定デバイスの実施形態で提供されるように、この記録場所は、有利には、反力の流れが案内されねばならないランタンハウジングの軸受け領域の上または中にある。しかしながら、反力の記録場所は、さらに、ランタンハウジングと弁ハウジングとの間、またはランタンハウジングとドライブとの間の接続点に位置決めされ得る。ここで、接続点自体における接続手段も、任意的な場所として使用され得る。力は力センサによって直接測定されず、膨張センサを使用して、作動または反力によって生成された膨張変形を測定することによって間接的に測定される。膨張センサは、たとえば、好ましくは、いわゆるひずみゲージとして具体化される。
本発明に従った比較では、偏差の指定された公差範囲の中の受容される偏差が決定されるか、指定された公差範囲が超過されたとき、摩耗、サービス、または損傷メッセージの形態のメッセージ(音響または視覚出力、印刷出力、など)および/または制御信号を生成する偏差が決定される。
第1の診断方法とは対照的に、提示された目的を達成する第2の診断方法は、作動力の力・時間曲線F1(t)または反力の力・時間曲線F2(t)と同時に、少なくとも1つの閉鎖要素の変位hの変位・時間曲線h(t)を測定することを提供し、作動力および反力の力・時間曲線および変位・時間曲線が相互に結合され、作動力の力・変位曲線F1(h)または反力の力・変位曲線F2(h)がそれらから計算される。作用力として機能する作動力の現在の力・変位曲線F1(h)またはポペット弁の動作または活動の間に、このようにして決定された切り換えサイクルの反力の現在の力・変位曲線F2(h)は、保存された早期の力・変位曲線と比較される。本発明に従った比較から、偏差の指定された公差範囲の中の受容される偏差が決定されるか、指定された公差範囲がこれらの偏差によって超過されたとき、メッセージおよび/または制御信号を生成する偏差が決定される。
したがって、作動力または反力の記録場所に関しては、第1の診断方法と関連して述べられたことが適用される。力・時間曲線F1(t)またはF2(t)を用いる診断と比較して、力・変位曲線F1(h)またはF2(h)を用いる診断の利点は、有意の事象および状態変化が、ポペット弁のそれぞれの変位位置へ直接割り当てられ、ゆえに、時間ベースの割り当てよりも、はるかに容易に解釈され得ることである。加えて、現在および早期の曲線を直接比較しながら、力・時間曲線を評価することは困難である。というのは、ポペット弁の状態変化に帰属させられず、むしろ、たとえば、外部の影響へ帰属させられるポペット弁の動作中の異常な環境は、変位・時間曲線の時間軸を長くするか短くし得るからである。
変位・時間曲線h(t)を決定するため、本発明は、直接の変位測定によって、それぞれの変位hを、公知のやり方で決定することを提案する。この文脈において、たとえば、弁ハウジングに対面しないドライブ側に配列された制御ユニットの中に収容された連続動作位置表示器によってポペット弁の現在位置を記録することは公知である。これによって、閉鎖要素の変位位置は、一般的に、ドライブを通って制御ユニットの中へ案内される閉鎖要素の調整棒によって表示される。ここで、位置表示器は、調整棒の変位位置を検出し、変位に比例した測定信号を供給する。関連した変位測定システムは、たとえば、WO02/093058A1またはEP1387975B1の中で説明されている。
上記で説明されたやり方で変位を決定することは、設計するのに複雑であり、また、前述した制御ユニットの形態の中で追加の設置の高さが要求される。変位の決定を簡単にするため、本発明は、独立発明を確立する新しい解法として、ポペット弁の中の間接表現物理量によって変位を決定することを提案する。この解法をさらに特定するため、ドライブ内で生成された変位によって便宜的場所で引き起こされる物理量として、膨張を使用することが提案される。測定のためには、前述した膨張センサが使用され得る。ドライブの変位の生成中にドライブを膨張する力は、スプリング・ピストン・ドライブの事前張力から生じ、これらの力はスプリングによって十分に反映される。一度スプリング特性(一般的にフックの曲線)が知られると、スプリング経路は、決定された膨張力から計算され、ゆえに、閉鎖要素の変位位置が計算され得る。
できるだけ簡単に構成されて均一の初期条件を保証する切り換えサイクルを比較するため、時間系列での切り換えサイクルは、少なくとも閉鎖位置、開放移動、開放または部分的開放位置、および/または少なくとも開放または部分的開放位置、閉鎖移動、および閉鎖位置から構成されることが提案される。
比較自体に関しては、本発明は3つの好ましい変形を提案する。第1の変形は、ポペット弁の動作または活動のスタート時に測定され受容された切り換えサイクルが、それぞれ比較に使用されることを提供する。これは、たとえば、新しいポペット弁の切り換えサイクル、または特定の明瞭に限定されたブレークイン段階の後の切り換えサイクルであり得る。第2の変形は、測定された現在の切り換えサイクルが、最後の測定および受容されたサイクルと常に比較されることを提案する。加えて、本発明に従った公差範囲は、最後の測定および受容された切り換えサイクルを用いて十分にシフトされ得る。このようにして、診断されるポペット弁の状態変化から発生しないポペット弁内の変化(たとえば、整定または温度関連変形)が補償され、誤りまたはメンテナンスメッセージまたは不所望の制御信号が生成されない。
方法の第3の変形は、測定された現在の切り換えサイクルを、最後の測定および受容された切り換えサイクルの所定の数の平均と比較することによって、比較される量のデータベースを向上させる。この平均は、いわゆる算術平均または幾何平均であり得る。いわゆる「浮動」平均を使用することも有利である。この平均では、最後の測定された切り換えサイクルが、それぞれの平均化の中で組み込まれ、最も古い切り換えサイクルが廃棄される。このタイプの平均化は、上記で説明された方法の第2の変形に関連づけられる公差範囲のシフトと同じ効果を有する。
力・変位曲線F1(h)またはF2(h)を評価するとき現在および早期の曲線を比較することは、一般的に問題を生じないが、力・時間曲線F1(t)またはF2(t)を直接比較することは、情報結果を産出しないか、適当な解釈の直接入手を可能にしない。したがって、たとえば加圧媒体の供給条件が変化したためにポペット弁の状態パラメータが不変の間に、異なる曲線の測定が必要になることを考慮するとき、特定の離散的時間に力・時間曲線を直接比較することは有用ではない。加圧媒体の絞り供給は、特定の変位位置で、予期および受容されるべき力の振幅が到達されるまでの時間軸を長くする。この評価問題に対処するため、本発明は、作動力または反力の各々について、測定された力・時間曲線F1(t)またはF2(t)の力および関連時間を標準化し、比較可能な切り換えサイクルを保証することを提案する。これによって、測定された現在の力F1、F2は、たとえば、閉鎖位置での動作または活動サイクルの開始時に、作動力F1oまたは反力F2oを用いて標準化され得る。2つの閉鎖要素の上に作用するそれぞれの力、または両座弁の上に作用する関連反力についても、対応することが当てはまる。それぞれの標準化される力F1/F1oまたはF2/F2oへ割り当てられる時間(遮断弁)は、たとえば、これらの時間を、ポペット弁の開放または閉鎖時間へ参照するか、たとえば、動作または活動サイクルの開始時間へ参照することによって標準化され得る。比較されるべき切り換えサイクルの曲線を標準化した後、それらの直接比較が可能となる。
本発明は、さらに、上記の説明された診断方法の文脈において、作動力の力・時間曲線F1(t)または反力の力・時間曲線F2(t)を比較するとき、または作動力の力・変位曲線F1(h)または反力の力・変位曲線F2(h)を比較するとき、比較のそれぞれの所定の離散的点における曲線の勾配または曲率または値を使用すること、および/または所定の離散的時間または経路区間Δt、Δhにおける曲線の少なくとも値または面積分の変化を使用することを提案する。所定の変位区間Δhにおける力・変位曲線F1(h)、F2(h)のもとでの面積分は、特に有用である。すなわち、弁座シールが、割り当てられた弁座面に入っているとき、これは変形Δh=h1−h2の経路に沿った圧縮仕事、すなわち、下記の数式のW12であり、そこから出ているとき、それは変形Δh=h2−h1の経路に沿った弁座シールでの減圧仕事W21である。無傷の弁座シールは、部分的、半分、または完全に引き出された弁座シールとは異なる圧縮または減圧仕事を生成する。
Figure 2013545040
本発明に従った診断方法は、使用されるべきポペット弁設計を同定するのに適している。これは、作動力または反力の力・時間曲線F1(t)、F2(t)、および/またはポペット弁の動作または活動の開始時における作動力または反力の力・変位曲線F1(h)、F2(h)を使用し、ポペット弁の設計を同定することによって行われ、このようにして具体化されたポペット弁は、次いで設定および/またはモニタリングデータを用いて予備調整へ供される。下記で図示および解明される測定曲線が顕現するように、各々のポペット弁設計は、類型化に適した切り換えサイクル中に、有意、再現可能、唯一無二の力・時間曲線または力・変位曲線を有する。
診断方法の双方の変形を実行するため、本発明は、弁ハウジングの中に少なくとも1つの閉鎖要素を有するポペット弁の上に配列された測定デバイスを提案する。ここで、弁ハウジングは、ランタンハウジングを介してドライブへ強固に接続され、ドライブは、加圧媒体を供給されるスプリング・ピストン・ドライブとして設計され、ドライブによって作動可能な少なくとも1つの調整棒が、少なくとも1つの閉鎖要素のために提供される。ランタンハウジングの中で作動力によって生成された反力を測定することが有用であり、特に非常に実用的であることが証明された。本発明によれば、測定デバイスは、少なくとも1つの膨張センサによって形成された少なくとも1つの第1の測定デバイスから構成され、ランタンハウジングの上に配列され、評価ユニットへ接続されることが提案される。反力は、明瞭に識別可能であり、幾何学的に非常に単純なハウジングの中で、測定のためにアクセスすることが非常に容易である。
ランタンハウジングは、一般的に、第1のランタンクロス部材、および、これに対向する第2のランタンクロス部材の形態で設計され、測定されるべき反力は、所与の製造および動作条件のもとでは双方のランタンクロス部材へ一様に分配されないので、本発明に従った測定デバイスが双方のランタンクロス部材の中に配列されるとき、反力の測定品質は有意に改善される。したがって、本発明は、ランタンハウジングが第1のランタンクロス部材、および、これに対向する第2のランタンクロス部材を有すること、第1の測定デバイスが第1のランタンクロス部材の上に配列されること、および第2の測定デバイスが提供されることを提案する。第2の測定デバイスは、少なくとも1つの追加の膨張センサによって形成され、第2のランタンクロス部材の上に配列され、評価ユニットへ接続される。原則として、ランタンハウジングは、さらに、2つのランタンクロス部材よりも多いランタンクロス部材を有し得る。これらのランタンクロス部材の各々は、少なくとも1つの膨張センサを同じやり方で装備される。
変位・時間曲線h(t)を間接的に測定するため、本発明は、ドライブのハウジングジャケットの上または中に配列され、少なくとも1つの追加の膨張センサによって形成され、評価ユニットへ接続される変位測定デバイスを備えること、ドライブの駆動ピストンをリセットするスプリングの事前張力から反力として生成されるドライブ膨張力がハウジングジャケットの中に存在すること、および変位測定デバイスはハウジングジャケットの上に配列されて、ドライブ膨張力を測定するように設計されることを提案する。
スプリングの知られたスプリング特性によって、測定されるドライブ膨張力、膨張力それ自体、およびスプリング経路の間に一層明瞭な関係が確立され、閉鎖要素の変位位置が対応して決定され得る。上記で提案された特徴を有する変位測定デバイスは、独立発明を確立する。
本発明は、さらに、第1および第2の膨張センサを第1の測定デバイスの中に配列し、第3および第4の膨張センサを第2の測定デバイスの中に配列し、第5および第6の膨張センサを変位測定デバイスの中に配列すること、および膨張センサの各々のペアにおける1つの膨張センサを変位方向に配列し、これに対して他の膨張センサを直交方向に配列することを提案する。膨張センサの直交配列は、それ自体公知の非常に容易なやり方で温度補償を可能にする。ここで、膨張センサの測定信号は、様々な実施形態のいわゆるブリッジ回路において、同様にそれ自体公知のやり方で評価される。評価ユニットは、ポペット弁の制御ユニットの中の内部評価ユニットの形態で配列されるか、ポペット弁の外側にある外部評価ユニットの形態で配列され得る。
ひずみゲージとしての好ましい実施形態における膨張センサは、摩擦接合でランタンハウジングへ付加され得る。ランタン断面での時間、したがって変位に依存する応力、したがって同じく時間および変位に依存する反力、したがって調整棒の中の作動力は、これらのひずみゲージの長さの変化から推論され得る。というのは、力を伝達する断面およびランタンハウジングの材料は知られているからである。反力または作動力のレベルを知ることは一般的に必要でない。というのは、応力値として出力され、力に線形比例する膨張値は、本発明に従って測定結果を比較査定するうえで十分だからである。ひずみゲージが使用され、スプリング特性が知られているとき、変位測定デバイスは、それぞれの変位を決定し得る。
ポペット弁の提案された診断方法、および方法を遂行する測定デバイスは、従属請求項の実施形態において、請求項17に従って単一の閉鎖要素を有する遮断弁に使用されるか、請求項18に従って両座弁に使用されるか、請求項19に従って弁座洗浄用両座弁に使用されるか、請求項20に従って両シール弁に使用される。
本発明は、ポペット弁の診断方法の広範囲の変形で実現されるが、基本的に異なる閉鎖要素の構成を有する2つのポペット弁の例、すなわち、単一の閉鎖要素を有する遮断弁、および2つの独立に作動可能な閉鎖要素を有する両座弁が、図面の各図で描写される。ここで、両座弁については、2つの異なる閉鎖要素およびシール構成が描写され、反応時間F2の計算可能な力・時間曲線F2=f(t)および力・変位曲線F2=f(h)が、それぞれのポペット弁の状態に対する職務に従った意味と共に描写される。さらに、弁ピストンの作動力F1によって生成された反力F2を膨張センサによって測定し得る測定デバイスの2つの有利な実施形態が描写される。変位・時間曲線h=f(t)は、描写される追加の変位測定デバイスを併用して、反力F2の力・時間曲線F2=f(t)へ割り当てられ得る。追加の変位測定デバイスは、同じように膨張センサを格納し、間接位置トランスデューサとして機能する。しかしながら、描写され下記で説明される方法の変形および実施形態は、本発明の単なる例であり、本発明は、これらの特別に描写された例へ限定されない。
単一の閉鎖要素を有する遮断弁として設計されたポペット弁の断面を下方に外観を上方に示す図であって、ランタンハウジングの中の弁棒の作動力F1によって生成される反力F2を決定する膨張センサを有する本発明の2つの測定デバイスおよび変位を間接に決定する膨張センサを有する1つの測定デバイスがスプリング閉鎖ポペット弁の中に配列され、作動力F1が克服しなければならない弁棒の上に作用する個々の力(F3、F4、F5)が表示される図である。 図1に従って変位を間接に決定する膨張センサ付きの測定デバイスを有するドライブの断面図であって、作用力を描写する図を示す。 図1aに従ったドライブへ割り当てられたスプリング図であって、ドライブのハウジングジャケット上で膨張センサによって測定されたドライブ膨張力FAと現在の変位h(FA)との間の関係を示し、変位hがy軸の上にプロットされ、ドライブ膨張力FAがx軸の上にプロットされた図を示す。 2つの独立に作動可能な閉鎖要素(弁座円板)を有する第1種の両座弁として設計されたポケット弁の断面を下方に示し外観を上方に示す図であって、ランタンハウジングの中の弁棒の作動力F1によって生成された反力F2を決定する膨張センサを有する本発明の2つの測定デバイスおよび変位を間接に決定する膨張センサを有する1つの測定デバイスがスプリング閉鎖ポペット弁の上に配列され、作動力F1が克服しなければならない弁棒の上に作用する個々の力(F3、F4、F5.1、F5.2)が表示された図である。 図1に従った遮断弁の2つのランタンクロス部材の各々における反力F2のそれぞれの力・時間曲線F2=f(t)の線図であって、反力F2がy軸の上にプロットされ、時間tがx軸の上にプロットされた図を示す。 図2に従った第1種の両座弁の2つのランタンクロス部材の各々における反力F2のそれぞれの力・時間曲線F2=f(t)の線図であって、反力F2がy軸の上にプロットされ、時間tがx軸の上にプロットされた図を示す。 図4に従った線図であって、弁ピストンとして設計された第1の閉鎖要素および弁座円板として設計された第2の閉鎖要素を有する第2種の両座弁の閉鎖位置へ入るときの、反力F2の追加の力・時間曲線F2=f(t)を有する図を示す。 図1a、図1bに従ったドライブについて、間接に決定された変位・時間曲線h(FA)=f(t)を、直接変位測定によって決定された変位・時間曲線h=f(t)と比較した線図を示す。 新しい無傷の弁座シールを有する図1の遮断弁のランタンクロス部材の中の反力F2の力・変位曲線F2=f(h)の線図であって、反力F2がy軸の上にプロットされ、変位hがx軸の上にプロットされた図を示す。 部分的断裂弁座シールを有する図1の遮断弁のランタンクロス部材の中の反力F2の力・変位曲線F2=f(h)の線図を示す。 完全に除去された弁座シールを有する図1の遮断弁のランタンクロス部材の中の反力F2の力・変位曲線F2=f(h)の線図を示す。 無傷の弁座シールを有する図2の両座遮断弁のランタンクロス部材の中の反力F2の力・変位曲線F2=f(h)の線図であって、反力F2がy軸の上にプロットされ、変位hがx軸の上にプロットされた図を示す。
上記において、ポペット弁100の動作状況、およびその一般的状況(たとえば、弁座シールの状況、棒の貫通の状況、弁座シールの材料、など)に関する情報は、図1および図2で描写されるランタンハウジング4の中の力の相互作用から収集され得ることが十分に指摘された。図1および図2の説明は、描写された遮断弁110(図1)、両シール弁140(図示せず)、および両座弁120、130(図2)のそれぞれの設計を、各々の時点で本発明の測定デバイスと関連させて追加的に概説することによって、下記で完結される。
遮断弁(図1)
遮断弁110として設計されたポペット弁100は、実質的に、第1および第2の弁ハウジング部分1a、1bを有する弁ハウジング1、図示されるような弁座円板として、または弁ピストンとして設計され得る平行移動閉鎖要素8から構成され、遮断弁110の閉鎖位置SSでは、弁ハウジング部分1a、1bからの流体が、弁ハウジング部分1a、1bを相互に接続する接続開口を介して、他の部分1b、1aの中へオーバフローすることを防止する(注:引用される部品の全てが、図1、図2で同定されるわけではない)。閉鎖要素8の弁座シール16は、第2の弁ハウジング部分1bの中に直接または間接に形成された弁座面12と相互に作用する。ここで、例示的実施形態における弁座面12は、内部への径方向に接続開口を形成する弁座リングの上に配列される。第1の弁ハウジング部分1aは、弁座リングとは反対側で、いわゆる締め付けリングを用いてハウジングカバーによって密封される。
調整棒8aは閉鎖棒8へ固定される。調整棒8aは、その場所に配列された棒シールによって第2の弁ハウジング部分1bから密封されて稼働する。それは、第2の弁ハウジング部分1bとは対面しない端部で、好ましくは、キー止め、および、たとえば、締め付けリングによる摩擦ロックによってドライブ2へ堅固に接続されたランタンハウジング4を貫通し、ランタンハウジング4のドライブ側端部の領域で終了する。ランタンハウジング4の軸方向伸長領域において、調整棒8aはピストン棒2.6(図1a)へしっかりと接続される。ピストン棒2.6は、密封されたやり方でドライブ2の第2のハウジング面2.3を貫通し、その他端は、それが係合するドライブピストン2.4へしっかりと接続される。ランタンハウジング4と第2の弁ハウジング部分1bとの間の、しっかりとした接続は、たとえば、他の締め付けリングによって作り出される。ランタンハウジング4は、2つの対向するランタンクロス部材4aおよび4bから構成される。
ドライブ2は、ハウジングジャケット2.1によって外側への径方向に境界を定められ、第2のハウジング面2.3によってランタンハウジング側への境界を定められ、他の端面は第1のハウジング面2.2と隣接する。ドライブピストン2.4は、軸方向に移動可能であり、ハウジングジャケット2.1の中で径方向に密封されて案内され、それ自体と第2のハウジング面2.3との間で、加圧媒体D、好ましくは、圧縮空気を供給され得る加圧媒体室を形成する。事前張力FVを有するスプリング2.5は、ドライブピストン2.4と第1のハウジング面2.2との間に配列される。加圧媒体Dによってドライブピストン2.4の上に付与された加圧媒体の力F6は、ドライブピストン2.4が完全開放変位Hを完了した後にハウジングジャケット2.1の上で静止するまで、同じくハウジングジャケット2.1の中で形成される最小事前張力FVoから進行して、変位h(図1b)だけドライブピストン2.4のシフトを引き起こす。h=0であるときの閉鎖位置SSと、h=Hであるときの完全開放位置OSとの間の変位移動hの間に、最小事前張力FVoに加えて追加の復原力がスプリング2.5の中で生成される。この復原力は、引張力の形態でハウジングジャケット2.1の上のドライブ膨張力FAとして表される。このドライブ膨張力FA、したがって時間にわたるその曲線FA(t)は、好ましくは、ハウジングジャケット2.1へ摩擦ロックされる変位測定デバイス3.3によって測定される。変位測定デバイス3.3の中には、相互に直交して配列された第5および第6の膨張センサDS5、DS6が存在する。スプリング2.5のスプリング特性(図1b)は、測定されたドライブ膨張力FAと、関連づけられた変位h(FA)、したがって閉鎖要素8の変位位置との間の、密接な関係を顕現する。
制御ユニット2aは第1のハウジング面2.2の上に配列される。第1のハウジング面2.2は、ドライブ2へ適用される加圧媒体Dを供給され得る。加圧媒体Dは、さらに、ドライブ2の中へ直接供給され得る。遮断弁の上に配列された膨張センサDS1〜DS6の評価ユニット2bは、制御ユニット2aの中の内部評価ユニット2b.1として配列されるか、遮断弁110を取り巻く区域の中の外部評価ユニット2b.2として配列され得る。
遮断弁110の開放移動は、描写された閉鎖位置SS(図1、図1a)から始動され、完全開放位置OSは、加圧媒体Dが通路(図示または同定されず)に沿ってドライブ2の中の加圧媒体室へ供給されたとき、完全開放変位Hが完了した後に到達される。閉鎖要素8の開放および閉鎖移動中に、作用力として機能する作動力F1が、調整棒8の中でドライブ2によって生成される。作動力F1は、上記で引用および解明された力、すなわち、摩擦力F3、流れおよび/または圧力による力F4、および弁座シールの反力F5を克服しなければならない。この作動力F1は、ランタンハウジング4の中で反力F2として反映される。図1に従った2つのランタンクロス部材4a、4bを有するランタンハウジング4の実施形態において、この反力F2は、第1のランタンクロス部材4aの中の第1の反力成分F2aおよび第2のランタンクロス部材4bの中の第2の反力成分F2bへ分割される。原則として、2つの膨張センサDS1、DS2を有する測定デバイス3がランタンハウジング4へ割り当てられ、それらの測定信号は評価ユニット2bの中で処理される。図1の例示的実施形態において、第1の測定デバイス3.1は、好ましくは、第1のランタンクロス部材4aの上に摩擦ロックで配列され、第1および第2の膨張センサDS1、DS2を有する。第1および第2の膨張センサDS1、DS2は、内部評価ユニット2b.1または外部評価ユニット2b.2の形態をした評価ユニット2bへ接続される。さらに、例示的実施形態では、第2の測定デバイス3.2が第2のランタンクロス部材4bの上に配列される。第2の測定デバイス3.2は第3および第4の膨張センサDS3、DS4を収容する。第3および第4の膨張センサDS3、DS4は、評価ユニット2b、すなわち、内部評価ユニット2b.1または外部評価ユニット2b.2の形態をした評価ユニット2bへ接続される。連続的に測定された反力F2は、この反力の時間および変位依存曲線F2(t)、F2(h)、F2a(t)、F2a(h)、F2b(t)、およびF2b(h)、したがって、作動力の対応する曲線F1(t)およびF1(h)を産出する。
両シール弁140
両シール弁140の場合、単一の閉鎖要素8は、第1の弁座シール16.1、および、これから軸方向距離に第2の弁座シール16.2を有する。双方の弁座シール16.1、16.2は、共通の弁座面12、たとえば、円筒形弁座面を割り当てられ得る。共通の弁座面12は、双方の弁座シール16.1、16.2によって径方向に密封される。弁座シールは、さらに異なることができ、径方向整列、軸方向整列、または円錐整列を有し得る。力の相互作用に関しては、密封力F5は別として、図1で描写された遮断弁110の力の関係が、制限なく両シール弁140へ適用され得ることを留意されたい。密封力F5の代わりに、2つの弁座シール16.1、16.2の各々から、割り当てられた密封力が生じる。この密封力は別々に検出され、2つの弁座シール16.1、16.2が、異なる時間に、共通弁座面12と係合することが提供される。上記から、本発明に従った診断方法、および、これを遂行する測定デバイスは、制限なく両シール弁140へ適用され得ることが分かる。
両座弁120、130(図2)
閉鎖要素および弁座構成に関して、両座弁120、130(図2)と遮断弁110(図1)との差異は、上記で既に指摘され、ピストン棒2.6の上の作動力F1を説明する力の関係は、式(3)〜(5)(F1=F1.1+F1.2)によって指摘され、ランタンハウジング4の中の結果の反力F2を説明する力の関係は、式(6)(F1=F2)に従って指摘された。
追加の用語法として、2つの閉鎖要素6、8に関して反力F2も差別され得ることを留意されたい。反力F2は、第1の閉鎖要素6から生じる第1の反力F2.1、および第2の閉鎖要素8から生じる第2の反力F2.2を含み、これらの反力は、ランタンハウジング4の上に配列された測定デバイス3によって検出され得る。対応する時間および変位依存反力曲線は、F2.1(t)、F2.1(h)、F2.2(t)、およびF2.2(h)として同定される。好ましい実施形態において、ランタンハウジング4は、上記で説明された2つのランタンクロス部材4a、4bから構成され、配列された第1および第2の測定デバイス3.1、3.2は、第1のランタンクロス部材4aの上で第1の閉鎖要素6からの第1の反力成分F2.1a、および第2の閉鎖要素8からの第1の反力成分F2.2aを測定し、第2のランタンクロス部材4bの上で第1の閉鎖要素6からの第2の反力成分F2.1bおよび第2の閉鎖要素8からの第2の反力成分F2.2bを測定し得る。対応する時間および変位依存反力曲線は、F2.1a(t)、F2.1a(h)、F2.2a(t)、F2.2a(h)、F2.1b(t)、F2.1b(h)、F2.2b(t)、およびF2.2b(h)として同定される。
好ましくは、ポペット弁100と対面しないドライブ2の側に配列されたポペット弁100の制御ユニット2a(図1、図2)の中に、プロセッサが存在し得る。たとえば、弁動作をモニタするひずみゲージの形態をした膨張センサDS1〜DS6が、プロセッサへ接続され得る。制御ユニット2aは、さらに、ポペット弁100の動作変数および特性を検出および保存するデバイス、および膨張センサDS1〜DS6のディジタル化測定信号を検出および保存するデバイスを有し得る。それは、さらに、変位を直接測定する公知の変位測定デバイスを収容し得る。
線図(図3〜図7)
図3の線図では、新しい弁座シール16(図1)を有する遮断弁110について、本発明の第1の測定デバイス3.1および第2の測定デバイス3.2を用いて測定された反力F2の時間曲線F2(t)が、切り換えサイクルについて描写される。ここで、4aとして同定される曲線は第1のランタンクロス部材4aの中で測定され、4bとして同定される曲線は第2のランタンクロス部材4bの中で測定された。時間系列を参照し、h=0を有する閉鎖位置SSからスタートすると(測定曲線の左区域)、切り換えサイクルは開放プロセスを開始し、閉鎖要素8は、開放変位Hへ完全に開放した後、しばらく開放位置OSに留まり(測定曲線の中間区域)、次いで閉鎖位置SSへ戻って閉鎖する。
閉鎖位置SSでは、正の第1の反力成分F2aoおよび正の第2の反力成分F2boから進行し、ランタンクロス部材4a、4bの中の引張力の影響のもとで動作または活動サイクルが開始すると、もはや力が弁座シール16へ適用されなくなったとき、それぞれの反力成分は値0へ有意に降下し、続いて開放移動中に弁座面12(図1)から離れる。弁座シール16が、その弁座面12から完全に解放され、閉鎖要素8が完全開放位置Hへ移動したとき、負の反力F2(圧力による力)のみが有効である。負の反力F2は、現在のケースでは、調整棒8aの貫通での摩擦力F3から生じる。次いで、閉鎖要素8が開放位置OSから閉鎖位置SSへ入るとき、力の間の関係が対応して逆転する。
h=Hを有する完全開放位置OSにおいて、ドライブ2の中のドライブピストン2.4(図1a)は、加圧媒体力F6を生成する加圧媒体Dの圧力へ供され、ハウジングジャケット2.1の停止点で静止する。ピストン棒、したがって調整棒8aは、弁座シール16および棒の貫通からの力へ供されない。すなわち、高々、流れ力F4が残り、ゆえに、ランタンクロス部材4a、4bの中で力から大きく解放された状態を産出する(h=Hの場合に、F2=0)。開放段階の開始時および閉鎖段階の終了時に(h→0)、弁座シール16が依然として、または再び、弁座面12を押圧するとき、調整棒8aの中で最大圧力F1が優勢であり、したがってランタンクロス部材4a、4bの中で最大引張力F2が優勢である。ポペット弁が閉鎖位置SSにあり(h=0)、加圧媒体がドライブピストン2.4へ適用されないとき、閉鎖要素8は、スプリング2.5のドライブの中で弁座面12の上に提供された最小事前張力FVoのもとで、調整棒8aによって弁座面12へ押圧される。作動力F1、したがって反力F2は、ゆえに、それらの最大量に到達する(F1=F2、F2=F2o=F2ao+F2bo)。幾何学的に同一のランタンクロス部材4a、4bにおける力の偏差レベルは、生産公差、および製造および設置から生じる固有応力によって解明される。この最小事前張力FVoのもとにある弁座シール16が、その密封溝の中で脱出し得る限り、閉鎖要素8は弁座面12と金属的に対抗して存在する。開放および閉鎖の変位中に、スプリング2.5は、最小事前張力FVo(図1a、図1bを参照)を超えた事前張力FV=FVo+FAを提供される。FAはドライブ膨張力である。ドライブ膨張力FAは、反力F2の成分として表されない。その対向する力は、ドライブ2の中に存在する。
ポペット弁110における開放のスタートと閉鎖の終了との間の力・時間曲線F2=f(t)は、特に弁座シール16の領域および第2の弁ハウジング部分1bでの調整棒8aの貫通領域で、ポペット弁のそれぞれの状態について有意および典型的である。
ポペット弁100の動作または活動中の異なる時点で測定された切り換えサイクルの力・時間曲線F2(t)の比較を容易および明瞭にするため、本発明は、作動力F1(t)または反力F2(t)の測定された力・時間曲線の力および関連する時間を標準化して、比較を保証することを提案する。図3に従った力・時間曲線F2(t)は、閉鎖位置、および動作または活動サイクルの開始時における力F2を参照し、第1の反力成分F2aoおよび第2の反力成分F2boを使用して標準化され得る。標準化された力レベルへ割り当てられた時間tは、たとえば、図5を参照して下記で解明される開放時間t1または閉鎖時間t2を使用することによって標準化され得る。
図4の線図では、2つの新しい弁座シール14、16(図2)を有する両座弁120、130について、本発明の第1の測定デバイス3.1および第2の測定デバイス3.2を用いて測定された反力F2の時間曲線F2(t)が、切り換えサイクルについて描写される。ここで、4aとして同定される曲線は、第1のランタンクロス部材4aの中で測定され、4bとして同定される曲線は、第2のランタンクロス部材4bの中で測定された。切り換えサイクルのさらなる詳細に関しては、図3の説明を参照されたい。それぞれの開放および閉鎖プロセスの過程では、遮断弁110のそれぞれの特性に有意の差異が存在する。図2との関連で、第1の閉鎖要素6によって生成された第1の反力成分F2.1aは、第1のランタンクロス部材4aの開放変位中に最初に減少することが分かる。なぜなら、第1の弁座シール14は、第1の閉鎖要素6が、割り当てられた第1の弁座面10を離れるとき、減圧されるからである。これは遮断弁110の弁座シール8と類似する。こうして、開放移動が継続し、第2の弁座シール16も、割り当てられた第2の弁座面12を離れるにつれて、第2の閉鎖要素8によって生成された第1の反力成分F2.2aは減少する。したがって、事態は第2のランタンクロス部材4bについても同様である。したがって、本発明の測定デバイス3.1および3.2を用いて測定された反力F2の力・時間曲線F2(t)は、2つの弁座シール14、16を直接または間接に収容する部品と共に、弁座シール14、16が選択的に検出および診断されることを許す。
図4の線図に加えて、図4aの線図は、第2種の両座弁の弁ピストンとして設計された第1の閉鎖要素6が閉鎖位置SSへ入っているときの反力F2の力・時間曲線F2(t)を示す(図4aの小さい画像を参照)。これは、たとえば、第1のランタンクロス部材4aで測定される。曲線の区域「a」において、閉鎖要素6の第1の弁座シール14は、円筒形の第1の弁座面10の端部に静止している。第1の弁座面10へ入った後、第1の弁座シール14は弁座面10の中へ滑り込み、この動きの間に、反力は、割り当てられた第2の弁座面12の上に第2の弁座シール16が座るまで第1の反力成分F2.1aへ減少する(区域「b」)。この座り、および、第1の弁座シール16の後続する圧縮は、力の上昇によって表される(区域「c」)。上昇の量は、第1の反力成分F2.1aとオーバラップする第2の閉鎖要素8からの第1の反力成分F2.2aの量である(区域「d」:F2.1a+F2.2a)。続いて、第1の閉鎖要素6は第2の閉鎖要素8から解放される。第2の閉鎖要素8は、静止している割り当てられた第2の弁座面12に対して第1の反力成分F2.2a(第2のスプリング2.7の事前張力F2.2a)で押圧されている。第1の閉鎖要素6が円筒形の第1の弁座面10の終端位置へ到達したとき、シフト移動から生じる第1の反力成分F2.1aは消滅し、第2のスプリング2.7の事前張力から生じる第2の反力成分F2.2aは閉鎖位置SSで永続的に残る(区域「e」)。
これは、転じて、第2種の両座弁について本発明の測定デバイス3.1および3.2で測定された反力F2の力・時間曲線F2(t)が、2つの弁座シール14、16を直接または間接に収容する部品と共に、弁座シール14、16を選択的に検出および診断させることを示す。
第1種および第2種の上記で説明された両座弁の力曲線は、相互から有意および明瞭に異なるから、本発明の診断方法は、割り当てられる力曲線を決定することによって、具体的な両座弁設計を決定することを可能にする(自動類型化)。結果としての類型化は、転じて、ポペット弁の動作または活動の開始時に、ポペット弁の或る一定の必要な初期設定(たとえば、公差範囲およびサービス区間の初期設定)を遂行するため、本発明に従って使用され得る。
ドライブ2の上に配列された本発明の変位測定デバイス3.3によって(図1a、図1b)、ポペット弁100(110、120、130、140)の変位h(FA)は、図5で示され、そして上記で解明されたように、時間の関数として間接的に決定され得る(h(FA)=f(t))。ポペット弁100の制御ユニット2a(図1、図2)の中に好ましくは配列された普通の変位測定デバイスを使用して、変位曲線h(FA)=f(t)と同時に決定された変位曲線h=f(t)は、2つの曲線の間の驚異的な対応を顕現する。開放位置OSへの到達(変位位置b)または開放位置OSからの離脱(変位位置c)は、それぞれ変位曲線h(FA)=f(t)における有意の突然の変化によって表示される。この変化は、ドライブ2におけるドライブピストン2.4およびハウジングジャケット2.1間の金属接触条件によって解明される。閉鎖位置SSも変位曲線h(FA)=f(t)から明瞭に検出できるから(変位位置aおよびd)、ポペット弁100の閉鎖時間t1および開放時間t2は、本発明の変位測定デバイス3.3を使用する追加の診断ステップのために自動的に決定され得る。
新しい無傷の弁座シール16を有する遮断弁110について曲線が決定された場合、第1のランタンクロス部材4aで測定された図3の力・時間曲線F2=f(t)を、たとえば、直接に測定された図5の変位・時間曲線h=f(t)に関連づけた結果は、図6で示される。破断されていない力・変位曲線F2=f(h)は、図6a、図6b、および図7の全ての追加の関連曲線と同じく反時計回りに走行する。
この遮断弁110が、同じ測定および評価条件のもとで、部分的に除去された弁座シール16を装備されるならば、図6aで観察され得る力・変位曲線F2=f(h)が生じる。弁座シール16なしに切り換えられる遮断弁110は、同じ測定および評価条件のもとで、図6bで示される力・変位曲線F2(h)を顕現する。
新しい無傷の弁座シール14、16を有する図2の両座弁120、130の場合、本発明の測定デバイス3.1、3.2は、上記の測定および評価条件のもとで変位の経路を直接測定することによって、図7に示される力・変位曲線F2(h)を産出する。割り当てられた弁座シール14、16を有する閉鎖要素6、8が、それぞれ弁座面10、12へ入ること、ならびに、それぞれ弁座面から出ることは、特性曲線の中で驚異的に明瞭に描写される。図6aおよび図6bに従った結果を考慮すると、弁座シール14または16が部分的または完全に除去されたときの弁座シール14、16の状態、調整棒6a、8aの貫通の摩擦比、閉鎖位置SSおよび完全開放位置OSへの完了、および弁座洗浄用両座弁130の場合に、弁座が掃除されている間のギャップによる弁座面12および14の開放、したがって、それについて要求される部分的変位の完了が、本発明の診断方法の助けによって検出および診断され得る。
新しい弁座シールを有して正常に機能する無傷の新しい弁に関する図3〜図6および図7の測定曲線(ポペット弁100の正常な動作状況)は、損傷した弁座シールおよび/または損傷した棒の貫通を有するポペット弁100の測定曲線(図6a、図6b)とは、多かれ少なかれ有意に異なる。差異は有意であり、本発明に従って提案される比較規準を使用して明白および再現的に検出され得る。さらに、全体のポペット弁100、特に弁座シールおよび/または相互に作用する部品の、特に腐食からの摩耗、空洞化、浸食または機械的損傷は、測定曲線を使用して同定され得ることが結論され得る。たとえば、サービス時間も予測され得る。
ポペット弁100の状態の診断に加えて、ポペット弁100の閉鎖要素8または閉鎖要素6、8での圧力サージおよび衝撃が検出および記録され得る。これは、さらに、ポペット弁100が使用されるプロセスシステムのプロセス進捗のモニタリングを許す。
切り換えサイクルからの力・変位曲線F2(h)を比較するとき、弁座シール8、6、8での圧縮仕事W12または減圧仕事W21を表す上述の面積分の比較規準を使用することが、特に有用である。力・変位曲線F2(h)のもとで面積分を形成し、偏差を特定することによって、ポペット弁100への損傷が同定され得る。というのは、面積分での前述した差異は有意だからである。
使用される略語の参照番号のリスト
遮断(両シール)および両座弁
100 従来のポペット弁
110 ポペット弁(1つの閉鎖要素、1つの弁座シール)
120 両座弁(2つの独立に作動可能な閉鎖要素、各々は1つの弁座シールを有する)
130 弁座洗浄用両座弁(120と比較して、各々の閉鎖要素について別々に制御可能な追加の部分的開放位置を有する)
140 両座弁(間隔を空けられた2つの弁座シールを有する1つの閉鎖要素)
1 弁ハウジング
1a 第1の弁ハウジング部分
1b 第2の弁ハウジング部分
2 ドライブ(加圧媒体を供給されるスプリング・ピストン・ドライブ)
2.1 ハウジングジャケット
2.2 第1のハウジング面
2.3 第2のハウジング面
2.4 ドライブピストン
2.5 スプリング
2.6 ピストン棒
2a 制御ユニット
2b 従来の評価ユニット
2b.1 内部評価ユニット
2b.2 外部評価ユニット
3 従来の測定デバイス(力・時間および/または変位・時間曲線を決定する)
3.1 第1の測定デバイス
3.2 第2の測定デバイス
3.3 変位測定デバイス
4 ランタンハウジング
4a 第1のランタンクロス部材
4b 第2のランタンクロス部材
D 加圧媒体
DS 従来の膨張センサ
DS1 第1の膨張センサ(たとえば、ひずみゲージ)
DS2 第2の膨張センサ(たとえば、ひずみゲージ)
DS3 第3の膨張センサ(たとえば、ひずみゲージ)
DS4 第4の膨張センサ(たとえば、ひずみゲージ)
DS5 第5の膨張センサ(たとえば、ひずみゲージ)
DS6 第6の膨張センサ(たとえば、ひずみゲージ)
F1 作動力(作用力)
F1(t) 時間tの関数としての作動力F1(作動力F1の力・時間曲線)
F1(h) 変位hの関数としての作動力F1(作動力F1の力・変位曲線)
F1o 閉鎖位置および動作または活動サイクルの開始時における作動力F1
F2 反力
F2(t) 時間tの関数としての反力F2(反力F2の力・時間曲線)
F2(h) 変位hの関数としての反力F2(反力F2の力・変位曲線)
F2o 閉鎖位置および動作または活動サイクルの開始時における反力F2
F2a 第1の反力成分
F2ao 閉鎖位置および動作または活動サイクルの開始時における第1の反力成分
F2a(t、h) 時間tまたは変位hの関数としての第1の反力成分
F2b 第2の反力成分
F2bo 閉鎖位置および動作または活動サイクルの開始時における第2の反力成分
F2b(t、h) 時間tまたは変位hの関数としての第2の反力成分
F3 摩擦力(調整棒8aの貫通での)
F4 流れおよび/または圧力による力(閉鎖要素8の上)
F5 密封力(弁座シールの反力)
F6 加圧媒体力
FV スプリング事前張力(h>0の場合)
FVo 最小スプリング事前張力(h=0の場合)
FA ドライブ膨張力(ハウジングジャケット2.1の上)(FVoおよび0<h≦Hに対して超過;FA=FV−FVo)
FA(t) 時間tの関数としてのドライブ膨張力
H 開放変位(完全開放位置)
OS 開放位置(h=H)
SS 閉鎖位置(h=0)
W12 変位区間Δh=h1−h2での圧縮仕事
W21 変位区間Δh=h2−h1での減圧仕事
a、b、c、d、e 変位位置
h 変位(h=0およびh=H間の変位)
h(t) 時間tの関数としての変位h(変位・時間曲線)
h(FA) FAから決定された変位h
Δh 弁座シールの変形経路、変位区間(Δh=h1−h2)
t 時間
Δt 時間区間
t1 開放時間
t2 閉鎖時間
y y軸(上方(+)y方向)
遮断弁110、(両シール弁140)
閉鎖要素
8a 調整棒
12 弁座面
16 弁座シール
(16.1) 第1の弁座シール
(16.2) 第2の弁座シール
両座弁120、130
2.7 第2のスプリング
6 第1の閉鎖要素
6a 第1の調整棒
7 漏れ空洞
8 第2の閉鎖要素
8a 第2の調整棒(中空棒)
10 第1の弁座面
12 第2の弁座面
14 第1の弁座シール
16 第2の弁座シール
18 中間シール
F1.1 第1の作動力(第1の閉鎖要素6)
F1.2 第2の作動力(第2の閉鎖要素8)
F2.1 第1の反力(第1の閉鎖要素6)
F2.1(t、h) 時間tまたは変位hの関数としての第1の反力
F2.1a 第1の反力成分(第1の閉鎖要素6)
F2.1b 第2の反力成分(第1の閉鎖要素6)
F2.1a(t、h) t、hの関数としての第1の反力成分(第1の閉鎖要素6)
F2.1b(t、h) t、hの関数としての第2の反力成分(第1の閉鎖要素6)
F2.2 第2の反力(第2の閉鎖要素8)
F2.2(t、h) 時間tまたは変位hの関数としての第2の反力
F2.2a 第1の反力成分(第2の閉鎖要素8)
F2.2b 第2の反力成分(第2の閉鎖要素8)
F2.2a(t、h) t、hの関数としての第2の反力成分(第2の閉鎖要素8)
F2.2b(t、h) t、hの関数としての第1の反力成分(第2の閉鎖要素8)
F3.1、F3.2 摩擦力(調整棒6a、8aの貫通での)
F4.1、F4.2 流れおよび/または圧力による力(閉鎖要素6、8の上)
F5.1、F5.2 弁座シール14、16の反力
本発明はポペット弁の診断方法に関する。この方法によって、ポペット弁のドライブによって生成された作用力を表す作動力が、ポペット弁の少なくとも1つの閉鎖要素について力・時間曲線の形態で測定される。作動力は、直接またはポペット弁の中の作動力から生じる反力から測定される。ここで、作動力または反力は、それらから引き起こされた膨張変形を測定することによって決定され、作動力または反力の測定された現在の力・時間曲線が保存されて評価に供される。ポペット弁は、具体的には遮断弁、両シール弁、両座弁、または弁座洗浄用両座弁である。スプリング・ピストン・ドライブは、好ましくは、これらの弁のドライブとして機能する。ドライブは加圧媒体、好ましくは、圧縮空気が供給される。そのようなドライブは、スプリングが閉鎖要素およびその弁座面を閉鎖するか開放し(遮断弁、両シール弁)、または双方の閉鎖要素およびそれらのそれぞれの割り当てられた弁座面を閉鎖するか開放する(両座弁)ように働く。両側に加圧媒体が供給される二重作用ピストンを有するドライブも含まれる。
単一の閉鎖要素を有するポペット弁として設計された遮断弁の場合(今後、この実施形態は「遮断弁」の設計に限定される)、閉鎖要素の上に配列された弁座シールは、割り当てられた弁座面の上で変位の方向に作用する。弁座面は、変位の方向と垂直に整列され得る。この場合、「軸方向作用弁座シール」の表現が使用される(圧力係合されるシール)。しかしながら、弁座シール上へ弁座面によって付与される反力が、軸方向および径方向作用の密封力を生成するように、弁座面の円錐設計が可能である(圧力および滑動係合されるシール)。しかしながら、閉鎖要素は、弁座シールを有する弁ピストンとしても設計され得る。弁座シールは、弁ピストンの横面に配列され、径方向事前張力のもとで円筒形弁座面に沿って滑動する(滑動係合されるシール)。
上記のシール構成は、両シール弁(および弁座洗浄用)両座弁へ等しく移転可能である。前述した遮断弁とは対照的に、両シール弁として理解される他の遮断弁は、2つの弁座シールを有する単一の閉鎖要素を有する。2つの弁座シールは、相互から或る軸方向距離、すなわち、変位の方向にあり、それら自身の間で、割り当てられた弁座面および閉鎖要素と協力して漏れ空洞を包囲し、漏れ空洞は少なくとも1つの接続通路を介して両シール弁の周囲区域へ接続される。
(弁座洗浄用)両座弁は、2つの独立に作動可能な閉鎖要素を有する。これらの閉鎖要素は、それら自身の間で漏れ空洞を包囲する。漏れ空洞は、少なくとも1つの接続通路を介して両座弁の周囲区域へ接続される。各々の閉鎖要素は、1つの割り当てられた弁座面を有する。開放移動の間、まず、独立駆動閉鎖要素が開放し、その開放移動が継続するにつれて、他の閉鎖要素と接触するようになり、前記他の閉鎖要素を同時に開放位置へ移転する。したがって、ステップの前述した系列は閉鎖プロセス中に逆転する。両座弁と弁座洗浄用両座弁との差異は、割り当てられたドライブが、別々に制御可能な2つの閉鎖要素を部分的開放位置へ移転し得ることだけである。
閉鎖要素は、割り当てられた調整棒によって、上記で概説されたドライブのドライブピストンへ接続される。両座弁の場合、独立に駆動される閉鎖要素のみが、ドライブ内のドライブピストンへ固定接続されるが、依存して駆動される閉鎖要素は、独立に駆動される閉鎖要素に関して相対的に移動できるように配列され、初期スプリング張力のもとで、独立に駆動される閉鎖要素に当接する。閉鎖要素およびシール構成に関して、好ましくは、今日、弁座円板として機能する2つの閉鎖要素を有する両座弁(第1種の両座弁)、または弁座円板として形成された1つの閉鎖要素および弁ピストンとして形成された1つの閉鎖要素を有し、弁ピストンが、独立に駆動される閉鎖要素を表す両座弁(第2種の両座弁)が使用される。
本発明の背景
次の事項に関するポペット弁の状況、すなわち、
・調整棒のハウジング貫通での摩擦挙動、
・包囲要素または閉鎖要素に作用する圧力および流れの力、
・弁座シールの状況、
・ドライブ(特に、スプリングおよびドライブピストンの完全性)、および
・他の状況パラメータ、
は、調整棒の作動力(作用力)の係合へ特に反映される。
静圧(超過圧力、過小圧力)および/または動圧(流入量)から構成される圧力および流れの力は、ポペット弁が配列されたプロセスシステムの正規の動作中に生じる計画された力を含む。しかしながら、圧力および流れの力は、さらに、計画されない力、たとえば、それぞれの流体を供給される弁ハウジングの中の圧力サージまたは衝撃を含む。これらの計画されない力は、計画された力の何倍も超過し、関連する閉鎖要素、したがって閉鎖要素に固定接続された調整棒に影響を与える。計画されない力は、さらに、いわゆる圧力釣り合いピストンによって大きく補償されない限り、ドライブ内の力の相互作用および平衡に影響し、または閉鎖要素の弁座面からの対応する対向力を受ける。
取り付け物の中のスピンドル力を測定する測定システムは、DE29811115U1で説明されている。その中では、特に、
・力センサが、作用するスピンドル力の方向の位置に摩擦接合されて配列される。
・力センサは、ひずみゲージであり得る。
・力センサは、たとえば、取り付け物とドライブとの間で、スピンドルの上またはフランジの中の接続ネジの上に搭載される。
力センサとして機能するひずみゲージに加えて、公知の測定システムは、較正測定デバイスを有する。力センサは、較正測定デバイスを用いて較正される。較正測定デバイスは、システムが動作している間は除去される。説明された測定システムの目的は、WO96/30684A1の中の測定手順に最適な測定システムを提供することである。WO96/30684A1において、スピンドル力は現場で測定され、時間信号を解析する手順を使用して評価され、さらに、スピンドル力が連続的に測定されることを可能にする。
スピンドル/ナットシステムによって駆動される弁のスピンドル力を、どのようにして測定するかの具体的解法は、較正測定デバイスとの関連でのみ開示される。その他には、取り付け物とドライブとの間でフランジ上の接続ネジへ搭載され得る力センサが記載されているだけである。そのような配列が、たとえば、弁座シール内の欠陥、摩耗または腐食した棒の貫通、不完全閉鎖、開放または部分的開放位置(弁座洗浄)、または圧力サージを確実に検出するのに適しているかどうかは、開示、論述、または示唆されていない。力・移動曲線に基づく診断方法は、US4882937Aから公知である。複数の巻き線を有するコイルから基本的に構成されるセンサの中の弁棒の移動は、弁ピストンの軸方向移動のスピードに比例する応力を誘起する。それに従ってスピード・時間曲線が決定され、同様に測定されたスピード・時間曲線と結合される。弁棒の作動力は、直接には測定されない。その代わりに、適切なセンサが、弁ハウジングとドライブとの間の接続ハウジングの中で生起して弁ピストンの作動移動を引き起こす作動力の反力を測定する。加圧媒体を供給されるスプリング・ピストン・ドライブを有するポペット弁の実用的診断方法およびそれを遂行する測定デバイスを達成する具体的解法は、前述した先行技術において、結果として開示されていない。前述した先行技術は、さらに、取得された測定信号から、そのような情報をどのようにして収集するかの表示および示唆を開示していない。
最新技術に基づいて、本発明の目的は、一般的タイプのポペット弁の診断方法を提供することである。この方法によって、ポペット弁の状況は、たとえば、
・調整棒の貫通での摩擦挙動、
・弁座シールの状況、
・相互に作用する部品への機械的損傷(たとえば、ドライブ内のスプリング;スプリング故障)、
・切り換えサイクル中の閉鎖要素の変位位置、および/または
・進行中の動作における圧力サージまたは衝撃の生起などの事象、
に関して連続的にモニタされ、測定信号が保存され、保存された測定信号が有用に解釈され、損傷の早期通知が提供される。さらに、本発明の目的は、診断手順を遂行する測定デバイスを提示することである。前述した状態および事象は、この測定デバイスによって確実および再現的に検出され得る。
技術的背景
本発明がさらに解明される前に、最初に、遮断弁および両座弁が切り換えられるときの基本的な力の関係が下記で説明される。基本的な力の関係は、ポペット弁の状態に関連する力・時間曲線または力・変位曲線を、作用力として機能する作動力の形態またはポペット弁の中の作動力によって生成される反力の形態で検出することを可能にする。ポペット弁100を閉鎖するプロセスでの力の関係は、例として、スプリング閉鎖遮断弁110(図1)およびスプリング閉鎖両座弁120(図2)の中の関係として説明される。
遮断弁(図1)
図面の図1は、遮断弁110の切り換えサイクル中の力の相互作用を示す。ここでは、切り換えサイクルにおける閉鎖位置SSまでの閉鎖プロセスが考察される((−)y方向への変位移動)。閉鎖位置SSにおいて、弁座シール16は、単一の閉鎖要素8の上、したがって調整棒8aの上に、(+)y方向の密封力F5を作用する。例として選択された閉鎖プロセス中に、摩擦力F3は、弁ハウジング1の第2の弁ハウジング部分1bを通る調整棒8aの貫通で、すなわち、案内リング(図示されていない上方リング)および棒シール(図示されていない下方リング)の中で、(+)y方向に作用を継続する。さらに、適用可能であれば、流れおよび/または圧力による力F4が、第2および第1の弁ハウジング部分1b、1aで、閉鎖要素8の上へ(+)yまたは(−)y方向に作用する(過小圧の場合の吸引を含む静圧、動圧、全体圧、圧力サージ)。ランタンハウジング4の上端の下にある調整棒8aの力の平衡から、調整棒8aの上に作用する作動力F1について、次のことが結果として生じる(力の、正の上方への方向は+y)。
Figure 2013545040
弁棒8aの作動力F1(作用力;式(1a))は、一般的に調整棒8aに対する閉鎖プロセスでの圧縮力である(棒摩擦F3は(+)y方向に作用する)。この結果において、流れ力F4の影響は考慮されない。
開放プロセス中に、力のそれぞれの方向は、密封力F5と並んでかつ密封力F5を含んで上方へ逆転する。密封力F5は閉鎖要素8の上に作用し、弁座シール16が、割り当てられた弁座面12に対して押圧されている限り、(+)y方向に作用を継続する。この結果において、流れ力F4の影響も考慮されない。
ドライブ2と弁ハウジング1との間の作用力としての作動力F1は、特に閉鎖要素8が弁座面12へ入出するときの閉鎖要素8と弁座面12との間の相互作用において、ランタンハウジング4の中で特に明瞭に、対向力、すなわち、反力F2を受ける。ランタンハウジング4は、弁ハウジング1とドライブ2との間で固定接続を確立する。好ましい実施形態において、ランタンハウジング4は、2つの接続バー、2つのランタンクロス部材4a、4bから構成される。これらは相互に直径方向に対向して配列される。ドライブ2の下、すなわち、ランタンハウジング4の上端の下における作用力F1の各々の変化は、ランタンハウジング4の中で、それぞれの対向反力F2を受ける。ランタンハウジング4によって保持される((+)y方向)弁ハウジング1の中で、力の平衡について次が当てはまる(式(2)、(2a))。
Figure 2013545040
ドライブ内で調整棒8aの上に作用している力は、ランタンハウジング4の中で対向力を生成しない。それらの力はドライブ2の中で完全に補償される。閉鎖プロセス中に、圧力による力は調整棒8の上に作用し、引張力はランタンハウジング4の上に作用する。開放プロセス中に、もはや密封圧力が存在しなくなると、応力の方向は対応して逆転し、閉鎖要素8は、(+)y方向の摩擦力F3を克服する流れ力F4を受けない。
次が、さらに、当てはまる。
・遮断弁110の閉鎖位置SSにおいて、閉鎖要素8は、ドライブ2の中に提供されたスプリング2.5(図1a、1b)の最小事前張力FVoによって、弁座シール16、したがって、弁座面12と当接する。この作用および作動力F1は、調整棒8aの中の圧縮力として表現される。ランタンハウジング4において、それは等しい大きさの引張力の形態で反力F2を生成する(遮断弁110の中でドライブ2の下に力の平衡を確立するため)。
・遮断弁110が開放されれば、弁座領域のこれらの力は相対的に短い経路にわたって減少し、弁座シール16を緩和する。弁座面12が離脱された後、もはや力が閉鎖要素8の上に付与されなくなると(この単純化は、この時点で結果を示すためだけに提供される)、ランタンハウジング4は、けん引力または圧力による力から解放される。スプリング2.5(図1a、図1b)からの事前張力FVのもとでの、制御されるドライブ2の力の必要な平衡は、ドライブ2の中に生成される。事前張力FVは、閉鎖位置SSでの原初の最小事前張力FVoよりも大きい。
・追加の摩擦力F3が、たとえば、弁ハウジング1を通る調整棒8aの貫通で調整棒8aの上に作用するか、追加の流れ力F4が、閉鎖要素8の上、ゆえに調整棒8aの上に作用するならば、これらの力はランタンハウジング4の中の反力F2を必然的に減衰する。
・ランタンハウジング4の上の力の最も有意の付与は、閉鎖要素8および弁座シール16が弁座面12へ入出するときに生起する。ここで、高々、スプリング2.5の最小事前張力FVoが、遮断弁110の閉鎖位置SSでランタンハウジング4の中に生成される。他の前述した力は、力のこの相互作用とオーバラップし得る。
両座弁(図2)
上記で解明された遮断弁110における力の相互作用および平衡に関する同じ考慮が、図2の両座弁120、130として設計され、EP1529176B1から公知の閉鎖要素および弁座構成および結果の移動運動学を有するポペット弁100(第1タイプの両座弁)、または弁ピストンとして設計された独立に駆動される第1の閉鎖要素、および弁座円板として設計された第2の依存的に駆動される閉鎖要素を有する第2のタイプの両座弁(DE19608792C2)へ適用される。しかしながら、2つのタイプの両座弁の作動力および反力曲線は、割り当てられた弁座面へ閉鎖要素が入出するとき有意に異なる。これらの差異は、関連する測定結果を参照して下記でさらに解明される。
両座弁120、130(図2)は、スプリング閉鎖ドライブ2によって独立に駆動される第1の閉鎖要素6、およびドライブ2によって依存的に駆動される第2の閉鎖要素8を有する。閉鎖要素6、8は、それらの間の漏れ空洞7を包囲する。ここで、たとえば、中空棒として設計されて第2の閉鎖要素8へしっかりと接続された第2の調整棒8aは、第1の調整棒6aに当接する。第1の調整棒6aは、第2のスプリング2.7の事前張力のもとにあり、中空棒8aを通って同心的に案内され、第1の接続要素6へしっかりと接続される。閉鎖位置における第1の閉鎖要素6の第1の弁座シール14は、ドライブ2の中のスプリング2.5によって、割り当てられた第1の弁座面10に対して押圧され、第2の閉鎖要素8の第2の弁座シール16は、第2のスプリング2.7によって、割り当てられた第2の弁座面12に対して押圧される。
遮断弁110における力の相互作用の上記の説明は、任意の要素6、8へ制限なく移転され得る。というのは、それらの各々の上に、匹敵する初期力(F3.1、F3.2;F4.1、F4.2;F5.1、F5.2)が付与され得るからである。2つの閉鎖要素6、8の間に中間シール18が配列される。中間シール18は、第1の閉鎖要素6の部分的変位の後に、図2の閉鎖位置SSから進行する第1の閉鎖要素6の開放移動中に第2の閉鎖要素8と係合し、後続の継手開放(OS)または部分的開放位置で係合したままであるが、図2の閉鎖位置SSでは非係合のままである。したがって、2つの閉鎖要素6、8は、中間シール18の変形条件のもとで、開放および閉鎖移動から構成される切り換えサイクルの過程で結合および減結合される。
図2で示されるように、力の釣合いおよび力の平衡は、各々の閉鎖要素6、8について、式(1a)に対応する次の結果を用いて説明され得る(式(3)、(4))。
第1の閉鎖要素6:
Figure 2013545040
第2の閉鎖要素8:
Figure 2013545040
したがって、ランタンハウジング4の下のピストン棒2.6における力の平衡について、次のことが当てはまる。ここで、第1の作動力F1.1および第2の作動力F1.2は結合されて作動力F1を形成する。
Figure 2013545040
式(2a)を用いると、ランタンハウジング4の中の反力F2について、次のことが当てはまる。
Figure 2013545040
各々の制御要素6、8の弁座面14、16は、他方から独立して、割り当てられた弁座面10、12へ入出するという事実に起因して、式(6)の結果は2つの閉鎖要素6、8の動作および状況の条件を選択的に診断できることを示す。両座弁についての上記の診断アプローチによって、独立発明が確立される。
本発明の目的は、請求項1の特徴を有する診断方法によって達成される。方法の有利な実施形態は、従属請求項の主題である。診断方法を遂行する測定デバイスは、独立請求項の主題である。測定デバイスの有利な実施形態は、後続の従属請求項の主題である。特別のポペット弁について診断方法を使用することおよびこれを遂行する測定デバイスを使用することは、請求項11から14の主題である。
提示された目的を達成する診断方法は、作動力のスピード・時間曲線F1(t)または反力のスピード・時間曲線F2(t)と同時に、少なくとも1つの閉鎖要素の変位hの変位・時間曲線h(t)を測定することを提供し、作動力および反力のスピード・時間曲線および変位・時間曲線は、相互に結合され、それらから作動力の力・変位曲線F1(h)または反力の力・変位曲線F2(h)が計算される。ポペット弁の動作または活動中に、このようにして決定された切り換えサイクルについて、作用力として機能する作動力の現在の力・変位曲線F1(h)または反力の現在の力・変位曲線F2(h)が、保存された早期の力・変位曲線と比較される。本発明に従った比較から、偏差の指定された公差範囲の中の受容される偏差が決定されるか、指定された公差範囲が偏差によって超過されるときメッセージおよび/または制御信号を生成する偏差が決定される。割り当てられた調整棒の中で上記の解明された力の相互作用を与えられる作動力を記録する場所は、ランタンハウジングの領域でドライブから出る調整棒の出口と閉鎖要素との間の、どこかにある。反力の力・時間曲線F2(t)が診断方法の中で使用されるならば、反力を記録する場所は、調整棒を取り巻く領域にあり、ドライブと弁ハウジングとの間にある。診断方法を遂行する測定デバイスの実施形態で提供されるように、この記録場所は、有利には、反力の流れが案内されねばならないランタンハウジングの軸受け領域の上または中にある。しかしながら、反力の記録場所は、さらに、ランタンハウジングと弁ハウジングとの間、またはランタンハウジングとドライブとの間の接続点に位置決めされ得る。ここで、接続点における接続手段自体も、任意的な場所として使用され得る。力は力センサによって直接測定されず、膨張センサを使用して、作動または反力によって生成された膨張変形を測定することによって間接的に測定される。膨張センサは、たとえば、好ましくは、いわゆるひずみゲージとして具体化される。
本発明に従った比較では、偏差の指定された公差範囲の中の受容される偏差が決定されるか、指定された公差範囲が超過されたとき、摩耗、サービス、または損傷メッセージの形態のメッセージ(音響または視覚出力、印刷出力、など)および/または制御信号を生成する偏差が決定される。
上記で説明したやり方で変位を決定することは、設計するのに複雑であり、前述した制御ユニットの形態の中で、追加の設置高さが要求される。変位の決定を簡単にするため、本発明は、ポペット弁の中の間接表現物理量によって変位を決定することを提案する。ここで、生成された変位によってドライブ内の適切な場所で引き起こされた膨張が、物理量として使用される。膨張を測定するためには、前述した膨張センサが使用され得る。ドライブの変位の生成中にドライブを膨張する力は、スプリング・ピストン・ドライブの事前張力から生じる。これらの力は、スプリングによって十分に反映される。一度、スプリング特性(一般的にはフックの曲線)が知られると、決定された膨張力、したがって閉鎖要素の変位位置から、スプリング経路が計算され得る。
力・時間曲線F1(t)またはF2(t)を用いる診断と比較して、力・変位曲線F1(h)またはF2(h)を用いる診断の利点は、有意の事象および状態変化が、ポペット弁のそれぞれの変位位置へ直接割り当てられ、ゆえに、時間ベースの割り当てよりも、はるかに容易に解釈され得ることである。加えて、現在および早期の曲線を直接比較しながら、力・時間曲線を評価することは困難である。というのは、ポペット弁の状態変化に帰属させられず、むしろ、たとえば、外部の影響へ帰属させられるポペット弁の動作中の異常な環境は、変位・時間曲線の時間軸を長くするか短くし得るからである。
変位・時間曲線h(t)を決定すること自体は、直接の変位測定によって、それぞれの変位hを決定するためと知られている。この文脈において、たとえば、弁ハウジングに対面しないドライブ側に配列された制御ユニットの中に収容された連続動作位置表示器によってポペット弁の現在位置を記録することは公知である。これによって、閉鎖要素の変位位置は、一般的に、ドライブを通って制御ユニットの中へ案内される閉鎖要素の調整棒によって表示される。ここで、位置表示器は、調整棒の変位位置を検出し、変位に比例した測定信号を供給する。関連した変位測定システムは、たとえば、WO02/093058A1またはEP1387975B1の中で説明されている。
できるだけ簡単に構成されて均一の初期条件を保証する切り換えサイクルを比較するため、時間系列での切り換えサイクルは、少なくとも閉鎖位置、開放移動、開放または部分的開放位置、および/または少なくとも開放または部分的開放位置、閉鎖移動、および閉鎖位置から構成されることが提案される。
比較自体に関しては、本発明は3つの好ましい変形を提案する。第1の変形は、ポペット弁の動作または活動のスタート時に測定され受容された切り換えサイクルが、それぞれ比較に使用されることを提供する。これは、たとえば、新しいポペット弁の切り換えサイクル、または特定の明瞭に限定されたブレークイン段階の後の切り換えサイクルであり得る。第2の変形は、測定された現在の切り換えサイクルが、最後の測定および受容されたサイクルと常に比較されることを提案する。加えて、本発明に従った公差範囲は、最後の測定および受容された切り換えサイクルを用いて十分にシフトされ得る。このようにして、診断されるポペット弁の状態変化から発生しないポペット弁内の変化(たとえば、整定または温度関連変形)が補償され、誤りまたはメンテナンスメッセージまたは不所望の制御信号が生成されない。
方法の第3の変形は、測定された現在の切り換えサイクルを、最も最近に測定され、受容された切り換えサイクルの所定の数の平均と比較することによって、比較される量のデータベースを向上させる。この平均は、いわゆる算術平均または幾何平均であり得る。いわゆる「浮動」平均を使用することも有利である。この平均では、最後の測定された切り換えサイクルが、それぞれの平均化の中で組み込まれ、最も古い切り換えサイクルが廃棄される。このタイプの平均化は、上記で説明された方法の第2の変形に関連づけられる公差範囲のシフトと同じ効果を有する。
本発明は、さらに、上記の説明された診断方法の文脈において、作動力の力・時間曲線F1(t)または反力の力・時間曲線F2(t)を比較するとき、または作動力の力・変位曲線F1(h)または反力の力・変位曲線F2(h)を比較するとき、比較のそれぞれの所定の離散的点における曲線の勾配または曲率または値を使用すること、および/または所定の離散的時間または経路区間Δt、Δhにおける曲線の少なくとも値または面積分の変化を使用することを提案する。所定の変位区間Δhにおける力・変位曲線F1(h)、F2(h)のもとでの面積分は、特に有用である。すなわち、弁座シールが、割り当てられた弁座面に入っているとき、これは変形Δh=h1−h2の経路に沿った圧縮仕事、すなわち、下記の数式のW12であり、そこから出ているとき、それは変形Δh=h2−h1の経路に沿った弁座シールでの減圧仕事W21である。無傷の弁座シールは、部分的、半分、または完全に引き出された弁座シールとは異なる圧縮または減圧仕事を生成する。
Figure 2013545040
本発明に従った診断方法は、使用されるべきポペット弁設計を同定するのに適している。これは、ポペット弁の動作または活動の開始時における作動力または反力の力・変位曲線F1(h)、F2(h)を使用し、ポペット弁の設計を同定することによって行われ、このようにして具体化されたポペット弁は、次いで設定および/またはモニタリングデータを用いて予備調整へ供される。下記で図示および解明される測定曲線が顕現するように、各々のポペット弁設計は、類型化に適した切り換えサイクル中に、有意、再現可能、唯一無二の力・時間曲線または力・変位曲線を有する。
診断方法を実行するため、本発明は、弁ハウジングの中に少なくとも1つの閉鎖要素を有するポペット弁の上に配列された測定デバイスを提案する。ここで、弁ハウジングは、ランタンハウジングを介してドライブへ強固に接続され、ドライブは、加圧媒体を供給されるスプリング・ピストン・ドライブとして設計され、ドライブによって作動可能な少なくとも1つの調整棒が、少なくとも1つの閉鎖要素のために提供され、測定デバイスに配置された評価デバイスがポペット弁上に配列されている。ランタンハウジングの中で作動力によって生成された反力を測定することが有用であり、特に非常に実用的であることが証明された。本発明によれば、測定デバイスは、少なくとも1つの膨張センサによって形成された少なくとも1つの第1の測定デバイスから構成され、ランタンハウジングの上に配列され、評価ユニットへ接続されることが提案される。反力は、明瞭に識別可能であり、幾何学的に非常に単純なハウジングの中で、測定のためにアクセスすることが非常に容易である。
さらに、変位・時間曲線h(t)を間接に測定するため、変位測定デバイスが提供される。変位測定デバイスは、ドライブのハウジングジャケットの上または中に配列され、少なくとも1つの追加の膨張センサによって形成され、評価ユニットへ接続される。ここで、ドライブ膨張力は、ハウジングジャケットの中に存在し、スプリングの事前張力から反力として生成される。スプリングは、ドライブのドライブピストンをリセットする。変位測定デバイスは、ハウジングジャケットの上に配列され、デバイス膨張力を測定するように設計される。
スプリングの知られたスプリング特性によって、測定されるドライブ膨張力、膨張力それ自体、およびスプリング経路の間に、一層明瞭な関係が確立され、閉鎖要素の変位位置が、それに対応して決定され得る。上記の提案された特徴を有する変位測定デバイスは、独立発明を確立する。
ランタンハウジングは、一般的に、第1のランタンクロス部材、および、これに対向する第2のランタンクロス部材の形態で設計され、測定されるべき反力は、所与の製造および動作条件のもとでは双方のランタンクロス部材へ一様に分配されないので、本発明に従った測定デバイスが双方のランタンクロス部材の中に配列されるとき、反力の測定品質は有意に改善される。したがって、本発明は、ランタンハウジングが第1のランタンクロス部材、および、これに対向する第2のランタンクロス部材を有すること、第1の測定デバイスが第1のランタンクロス部材の上に配列されること、および第2の測定デバイスが提供されることを提案する。第2の測定デバイスは、少なくとも1つの追加の膨張センサによって形成され、第2のランタンクロス部材の上に配列され、評価ユニットへ接続される。原則として、ランタンハウジングは、さらに、2つのランタンクロス部材よりも多いランタンクロス部材を有し得る。これらのランタンクロス部材の各々は、少なくとも1つの膨張センサを同じやり方で装備される。
本発明は、さらに、第1および第2の膨張センサを第1の測定デバイスの中に配列し、第3および第4の膨張センサを第2の測定デバイスの中に配列し、第5および第6の膨張センサを変位測定デバイスの中に配列すること、および膨張センサの各々のペアにおける1つの膨張センサを変位方向に配列し、これに対して他の膨張センサを直交方向に配列することを提案する。膨張センサの直交配列は、それ自体公知の非常に容易なやり方で温度補償を可能にする。ここで、膨張センサの測定信号は、様々な実施形態のいわゆるブリッジ回路において、同様にそれ自体公知のやり方で評価される。評価ユニットは、ポペット弁の制御ユニットの中の内部評価ユニットの形態で配列されるか、ポペット弁の外側にある外部評価ユニットの形態で配列され得る。
ひずみゲージとしての好ましい実施形態における膨張センサは、摩擦接合でランタンハウジングへ付加され得る。ランタン断面での時間、したがって変位に依存する応力、したがって同じく時間および変位に依存する反力、したがって調整棒の中の作動力は、これらのひずみゲージの長さの変化から推論され得る。というのは、力を伝達する断面およびランタンハウジングの材料は知られているからである。反力または作動力のレベルを知ることは一般的に必要でない。というのは、応力値として出力され、力に線形比例する膨張値は、本発明に従って測定結果を比較査定するうえで十分だからである。ひずみゲージが使用され、スプリング特性が知られているとき、変位測定デバイスは、それぞれの変位を決定し得る。
ポペット弁の提案された診断方法、および方法を遂行する測定デバイスは、従属請求項の実施形態において、請求項11に従って単一の閉鎖要素を有する遮断弁に使用されるか、請求項12に従って両座弁に使用されるか、請求項13に従って弁座洗浄用両座弁に使用されるか、請求項14に従って両シール弁に使用される。
本発明は、ポペット弁の診断方法の広範囲の変形で実現されるが、基本的に異なる閉鎖要素の構成を有する2つのポペット弁の例、すなわち、単一の閉鎖要素を有する遮断弁、および2つの独立に作動可能な閉鎖要素を有する両座弁が、図面の各図で描写される。ここで、両座弁については、2つの異なる閉鎖要素およびシール構成が描写され、反応時間F2の計算可能な力・時間曲線F2=f(t)および力・変位曲線F2=f(h)が、それぞれのポペット弁の状態に対する職務に従った意味と共に描写される。さらに、弁ピストンの作動力F1によって生成された反力F2を膨張センサによって測定し得る測定デバイスの2つの有利な実施形態が描写される。変位・時間曲線h=f(t)は、描写される追加の変位測定デバイスを併用して、反力F2の力・時間曲線F2=f(t)へ割り当てられ得る。追加の変位測定デバイスは、同じように膨張センサを格納し、間接位置トランスデューサとして機能する。しかしながら、描写され下記で説明される方法の変形および実施形態は、本発明の単なる例であり、本発明は、これらの特別に描写された例へ限定されない。
単一の閉鎖要素を有する遮断弁として設計されたポペット弁の断面を下方に外観を上方に示す図であって、ランタンハウジングの中の弁棒の作動力F1によって生成される反力F2を決定する膨張センサを有する本発明の2つの測定デバイスおよび変位を間接に決定する膨張センサを有する1つの測定デバイスがスプリング閉鎖ポペット弁の中に配列され、作動力F1が克服しなければならない弁棒の上に作用する個々の力(F3、F4、F5)が表示される図である。 図1に従って変位を間接に決定する膨張センサ付きの測定デバイスを有するドライブの断面図であって、作用力を描写する図を示す。 図1aに従ったドライブへ割り当てられたスプリング図であって、ドライブのハウジングジャケット上で膨張センサによって測定されたドライブ膨張力FAと現在の変位h(FA)との間の関係を示し、変位hがy軸の上にプロットされ、ドライブ膨張力FAがx軸の上にプロットされた図を示す。 2つの独立に作動可能な閉鎖要素(弁座円板)を有する第1種の両座弁として設計されたポケット弁の断面を下方に示し外観を上方に示す図であって、ランタンハウジングの中の弁棒の作動力F1によって生成された反力F2を決定する膨張センサを有する本発明の2つの測定デバイスおよび変位を間接に決定する膨張センサを有する1つの測定デバイスがスプリング閉鎖ポペット弁の上に配列され、作動力F1が克服しなければならない弁棒の上に作用する個々の力(F3、F4、F5.1、F5.2)が表示された図である。 図1に従った遮断弁の2つのランタンクロス部材の各々における反力F2のそれぞれの力・時間曲線F2=f(t)の線図であって、反力F2がy軸の上にプロットされ、時間tがx軸の上にプロットされた図を示す。 図2に従った第1種の両座弁の2つのランタンクロス部材の各々における反力F2のそれぞれの力・時間曲線F2=f(t)の線図であって、反力F2がy軸の上にプロットされ、時間tがx軸の上にプロットされた図を示す。 図4に従った線図であって、弁ピストンとして設計された第1の閉鎖要素および弁座円板として設計された第2の閉鎖要素を有する第2種の両座弁の閉鎖位置へ入るときの、反力F2の追加の力・時間曲線F2=f(t)を有する図を示す。 図1a、図1bに従ったドライブについて、間接に決定された変位・時間曲線h(FA)=f(t)を、直接変位測定によって決定された変位・時間曲線h=f(t)と比較した線図を示す。 新しい無傷の弁座シールを有する図1の遮断弁のランタンクロス部材の中の反力F2の力・変位曲線F2=f(h)の線図であって、反力F2がy軸の上にプロットされ、変位hがx軸の上にプロットされた図を示す。 部分的断裂弁座シールを有する図1の遮断弁のランタンクロス部材の中の反力F2の力・変位曲線F2=f(h)の線図を示す。 完全に除去された弁座シールを有する図1の遮断弁のランタンクロス部材の中の反力F2の力・変位曲線F2=f(h)の線図を示す。 無傷の弁座シールを有する図2の両座遮断弁のランタンクロス部材の中の反力F2の力・変位曲線F2=f(h)の線図であって、反力F2がy軸の上にプロットされ、変位hがx軸の上にプロットされた図を示す。
上記において、ポペット弁100の動作状況、およびその一般的状況(たとえば、弁座シールの状況、棒の貫通の状況、弁座シールの材料、など)に関する情報は、図1および図2で描写されるランタンハウジング4の中の力の相互作用から収集され得ることが十分に指摘された。図1および図2の説明は、描写された遮断弁110(図1)、両シール弁140(図示せず)、および両座弁120、130(図2)のそれぞれの設計を、各々の時点で本発明の測定デバイスと関連させて追加的に概説することによって、下記で完結される。
遮断弁(図1)
遮断弁110として設計されたポペット弁100は、実質的に、第1および第2の弁ハウジング部分1a、1bを有する弁ハウジング1、図示されるような弁座円板として、または弁ピストンとして設計され得る平行移動閉鎖要素8から構成され、遮断弁110の閉鎖位置SSでは、弁ハウジング部分1a、1bからの流体が、弁ハウジング部分1a、1bを相互に接続する接続開口を介して、他の部分1b、1aの中へオーバフローすることを防止する(注:引用される部品の全てが、図1、図2で同定されるわけではない)。閉鎖要素8の弁座シール16は、第2の弁ハウジング部分1bの中に直接または間接に形成された弁座面12と相互に作用する。ここで、例示的実施形態における弁座面12は、内部への径方向に接続開口を形成する弁座リングの上に配列される。第1の弁ハウジング部分1aは、弁座リングとは反対側で、いわゆる締め付けリングを用いてハウジングカバーによって密封される。
調整棒8aは閉鎖棒8へ固定される。調整棒8aは、その場所に配列された棒シールによって第2の弁ハウジング部分1bから密封されて稼働する。それは、第2の弁ハウジング部分1bとは対面しない端部で、好ましくは、キー止め、および、たとえば、締め付けリングによる摩擦ロックによってドライブ2へ堅固に接続されたランタンハウジング4を貫通し、ランタンハウジング4のドライブ側端部の領域で終了する。ランタンハウジング4の軸方向伸長領域において、調整棒8aはピストン棒2.6(図1a)へしっかりと接続される。ピストン棒2.6は、密封されたやり方でドライブ2の第2のハウジング面2.3を貫通し、その他端は、それが係合するドライブピストン2.4へしっかりと接続される。ランタンハウジング4と第2の弁ハウジング部分1bとの間の、しっかりとした接続は、たとえば、他の締め付けリングによって作り出される。ランタンハウジング4は、2つの対向するランタンクロス部材4aおよび4bから構成される。
ドライブ2は、ハウジングジャケット2.1によって外側への径方向に境界を定められ、第2のハウジング面2.3によってランタンハウジング側への境界を定められ、他の端面は第1のハウジング面2.2と隣接する。ドライブピストン2.4は、軸方向に移動可能であり、ハウジングジャケット2.1の中で径方向に密封されて案内され、それ自体と第2のハウジング面2.3との間で、加圧媒体D、好ましくは、圧縮空気を供給され得る加圧媒体室を形成する。事前張力FVを有するスプリング2.5は、ドライブピストン2.4と第1のハウジング面2.2との間に配列される。加圧媒体Dによってドライブピストン2.4の上に付与された加圧媒体の力F6は、ドライブピストン2.4が完全開放変位Hを完了した後にハウジングジャケット2.1の上で静止するまで、同じくハウジングジャケット2.1の中で形成される最小事前張力FVoから進行して、変位h(図1b)だけドライブピストン2.4のシフトを引き起こす。h=0であるときの閉鎖位置SSと、h=Hであるときの完全開放位置OSとの間の変位移動hの間に、最小事前張力FVoに加えて追加の復原力がスプリング2.5の中で生成される。この復原力は、引張力の形態でハウジングジャケット2.1の上のドライブ膨張力FAとして表される。このドライブ膨張力FA、したがって時間にわたるその曲線FA(t)は、好ましくは、ハウジングジャケット2.1へ摩擦ロックされる変位測定デバイス3.3によって測定される。変位測定デバイス3.3の中には、相互に直交して配列された第5および第6の膨張センサDS5、DS6が存在する。スプリング2.5のスプリング特性(図1b)は、測定されたドライブ膨張力FAと、関連づけられた変位h(FA)、したがって閉鎖要素8の変位位置との間の、密接な関係を顕現する。
制御ユニット2aは第1のハウジング面2.2の上に配列される。第1のハウジング面2.2は、ドライブ2へ適用される加圧媒体Dを供給され得る。加圧媒体Dは、さらに、ドライブ2の中へ直接供給され得る。遮断弁の上に配列された膨張センサDS1〜DS6の評価ユニット2bは、制御ユニット2aの中の内部評価ユニット2b.1として配列されるか、遮断弁110を取り巻く区域の中の外部評価ユニット2b.2として配列され得る。
遮断弁110の開放移動は、描写された閉鎖位置SS(図1、図1a)から始動され、完全開放位置OSは、加圧媒体Dが通路(図示または同定されず)に沿ってドライブ2の中の加圧媒体室へ供給されたとき、完全開放変位Hが完了した後に到達される。閉鎖要素8の開放および閉鎖移動中に、作用力として機能する作動力F1が、調整棒8の中でドライブ2によって生成される。作動力F1は、上記で引用および解明された力、すなわち、摩擦力F3、流れおよび/または圧力による力F4、および弁座シールの反力F5を克服しなければならない。この作動力F1は、ランタンハウジング4の中で反力F2として反映される。図1に従った2つのランタンクロス部材4a、4bを有するランタンハウジング4の実施形態において、この反力F2は、第1のランタンクロス部材4aの中の第1の反力成分F2aおよび第2のランタンクロス部材4bの中の第2の反力成分F2bへ分割される。原則として、2つの膨張センサDS1、DS2を有する測定デバイス3がランタンハウジング4へ割り当てられ、それらの測定信号は評価ユニット2bの中で処理される。図1の例示的実施形態において、第1の測定デバイス3.1は、好ましくは、第1のランタンクロス部材4aの上に摩擦ロックで配列され、第1および第2の膨張センサDS1、DS2を有する。第1および第2の膨張センサDS1、DS2は、内部評価ユニット2b.1または外部評価ユニット2b.2の形態をした評価ユニット2bへ接続される。さらに、例示的実施形態では、第2の測定デバイス3.2が第2のランタンクロス部材4bの上に配列される。第2の測定デバイス3.2は第3および第4の膨張センサDS3、DS4を収容する。第3および第4の膨張センサDS3、DS4は、評価ユニット2b、すなわち、内部評価ユニット2b.1または外部評価ユニット2b.2の形態をした評価ユニット2bへ接続される。連続的に測定された反力F2は、この反力の時間および変位依存曲線F2(t)、F2(h)、F2a(t)、F2a(h)、F2b(t)、およびF2b(h)、したがって、作動力の対応する曲線F1(t)およびF1(h)を産出する。
両シール弁140
両シール弁140の場合、単一の閉鎖要素8は、第1の弁座シール16.1、および、これから軸方向距離に第2の弁座シール16.2を有する。双方の弁座シール16.1、16.2は、共通の弁座面12、たとえば、円筒形弁座面を割り当てられ得る。共通の弁座面12は、双方の弁座シール16.1、16.2によって径方向に密封される。弁座シールは、さらに異なることができ、径方向整列、軸方向整列、または円錐整列を有し得る。力の相互作用に関しては、密封力F5は別として、図1で描写された遮断弁110の力の関係が、制限なく両シール弁140へ適用され得ることを留意されたい。密封力F5の代わりに、2つの弁座シール16.1、16.2の各々から、割り当てられた密封力が生じる。この密封力は別々に検出され、2つの弁座シール16.1、16.2が、異なる時間に、共通弁座面12と係合することが提供される。上記から、本発明に従った診断方法、および、これを遂行する測定デバイスは、制限なく両シール弁140へ適用され得ることが分かる。
両座弁120、130(図2)
閉鎖要素および弁座構成に関して、両座弁120、130(図2)と遮断弁110(図1)との差異は、上記で既に指摘され、ピストン棒2.6の上の作動力F1を説明する力の関係は、式(3)〜(5)(F1=F1.1+F1.2)によって指摘され、ランタンハウジング4の中の結果の反力F2を説明する力の関係は、式(6)(F1=F2)に従って指摘された。
追加の用語法として、2つの閉鎖要素6、8に関して反力F2も差別され得ることを留意されたい。反力F2は、第1の閉鎖要素6から生じる第1の反力F2.1、および第2の閉鎖要素8から生じる第2の反力F2.2を含み、これらの反力は、ランタンハウジング4の上に配列された測定デバイス3によって検出され得る。対応する時間および変位依存反力曲線は、F2.1(t)、F2.1(h)、F2.2(t)、およびF2.2(h)として同定される。好ましい実施形態において、ランタンハウジング4は、上記で説明された2つのランタンクロス部材4a、4bから構成され、配列された第1および第2の測定デバイス3.1、3.2は、第1のランタンクロス部材4aの上で第1の閉鎖要素6からの第1の反力成分F2.1a、および第2の閉鎖要素8からの第1の反力成分F2.2aを測定し、第2のランタンクロス部材4bの上で第1の閉鎖要素6からの第2の反力成分F2.1bおよび第2の閉鎖要素8からの第2の反力成分F2.2bを測定し得る。対応する時間および変位依存反力曲線は、F2.1a(t)、F2.1a(h)、F2.2a(t)、F2.2a(h)、F2.1b(t)、F2.1b(h)、F2.2b(t)、およびF2.2b(h)として同定される。
好ましくは、ポペット弁100と対面しないドライブ2の側に配列されたポペット弁100の制御ユニット2a(図1、図2)の中に、プロセッサが存在し得る。たとえば、弁動作をモニタするひずみゲージの形態をした膨張センサDS1〜DS6が、プロセッサへ接続され得る。制御ユニット2aは、さらに、ポペット弁100の動作変数および特性を検出および保存するデバイス、および膨張センサDS1〜DS6のディジタル化測定信号を検出および保存するデバイスを有し得る。それは、さらに、変位を直接測定する公知の変位測定デバイスを収容し得る。
線図(図3〜図7)
図3の線図では、新しい弁座シール16(図1)を有する遮断弁110について、本発明の第1の測定デバイス3.1および第2の測定デバイス3.2を用いて測定された反力F2の時間曲線F2(t)が、切り換えサイクルについて描写される。ここで、4aとして同定される曲線は第1のランタンクロス部材4aの中で測定され、4bとして同定される曲線は第2のランタンクロス部材4bの中で測定された。時間系列を参照し、h=0を有する閉鎖位置SSからスタートすると(測定曲線の左区域)、切り換えサイクルは開放プロセスを開始し、閉鎖要素8は、開放変位Hへ完全に開放した後、しばらく開放位置OSに留まり(測定曲線の中間区域)、次いで閉鎖位置SSへ戻って閉鎖する。
閉鎖位置SSでは、正の第1の反力成分F2aoおよび正の第2の反力成分F2boから進行し、ランタンクロス部材4a、4bの中の引張力の影響のもとで動作または活動サイクルが開始すると、もはや力が弁座シール16へ適用されなくなったとき、それぞれの反力成分は値0へ有意に降下し、続いて開放移動中に弁座面12(図1)から離れる。弁座シール16が、その弁座面12から完全に解放され、閉鎖要素8が完全開放位置Hへ移動したとき、負の反力F2(圧力による力)のみが有効である。負の反力F2は、現在のケースでは、調整棒8aの貫通での摩擦力F3から生じる。次いで、閉鎖要素8が開放位置OSから閉鎖位置SSへ入るとき、力の間の関係が対応して逆転する。
h=Hを有する完全開放位置OSにおいて、ドライブ2の中のドライブピストン2.4(図1a)は、加圧媒体力F6を生成する加圧媒体Dの圧力へ供され、ハウジングジャケット2.1の停止点で静止する。ピストン棒、したがって調整棒8aは、弁座シール16および棒の貫通からの力へ供されない。すなわち、高々、流れ力F4が残り、ゆえに、ランタンクロス部材4a、4bの中で力から大きく解放された状態を産出する(h=Hの場合に、F2=0)。開放段階の開始時および閉鎖段階の終了時に(h→0)、弁座シール16が依然として、または再び、弁座面12を押圧するとき、調整棒8aの中で最大圧力F1が優勢であり、したがってランタンクロス部材4a、4bの中で最大引張力F2が優勢である。ポペット弁が閉鎖位置SSにあり(h=0)、加圧媒体がドライブピストン2.4へ適用されないとき、閉鎖要素8は、スプリング2.5のドライブの中で弁座面12の上に提供された最小事前張力FVoのもとで、調整棒8aによって弁座面12へ押圧される。作動力F1、したがって反力F2は、ゆえに、それらの最大量に到達する(F1=F2、F2=F2o=F2ao+F2bo)。幾何学的に同一のランタンクロス部材4a、4bにおける力の偏差レベルは、生産公差、および製造および設置から生じる固有応力によって解明される。この最小事前張力FVoのもとにある弁座シール16が、その密封溝の中で脱出し得る限り、閉鎖要素8は弁座面12と金属的に対抗して存在する。開放および閉鎖の変位中に、スプリング2.5は、最小事前張力FVo(図1a、図1bを参照)を超えた事前張力FV=FVo+FAを提供される。FAはドライブ膨張力である。ドライブ膨張力FAは、反力F2の成分として表されない。その対向する力は、ドライブ2の中に存在する。
ポペット弁110における開放のスタートと閉鎖の終了との間の力・時間曲線F2=f(t)は、特に弁座シール16の領域および第2の弁ハウジング部分1bでの調整棒8aの貫通領域で、ポペット弁のそれぞれの状態について有意および典型的である。
定された切り換えサイクルの力・時間曲線F2(t)の比較を容易および明瞭にするため、作動力F1(t)または反力F2(t)の測定された力・時間曲線の力および関連する時間を標準化して、比較を保証することは有用である。図3に従った力・時間曲線F2(t)は、閉鎖位置、および動作または活動サイ
ポペット弁100の動作または活動中の異なる時点で測クルの開始時における力F2を参照し、第1の反力成分F2aoおよび第2の反力成分F2boを使用して標準化され得る。標準化された力レベルへ割り当てられた時間tは、たとえば、図5を参照して下記で解明される開放時間t1または閉鎖時間t2を使用することによって標準化され得る。
図4の線図では、2つの新しい弁座シール14、16(図2)を有する両座弁120、130について、本発明の第1の測定デバイス3.1および第2の測定デバイス3.2を用いて測定された反力F2の時間曲線F2(t)が、切り換えサイクルについて描写される。ここで、4aとして同定される曲線は、第1のランタンクロス部材4aの中で測定され、4bとして同定される曲線は、第2のランタンクロス部材4bの中で測定された。切り換えサイクルのさらなる詳細に関しては、図3の説明を参照されたい。それぞれの開放および閉鎖プロセスの過程では、遮断弁110のそれぞれの特性に有意の差異が存在する。図2との関連で、第1の閉鎖要素6によって生成された第1の反力成分F2.1aは、第1のランタンクロス部材4aの開放変位中に最初に減少することが分かる。なぜなら、第1の弁座シール14は、第1の閉鎖要素6が、割り当てられた第1の弁座面10を離れるとき、減圧されるからである。これは遮断弁110の弁座シール8と類似する。こうして、開放移動が継続し、第2の弁座シール16も、割り当てられた第2の弁座面12を離れるにつれて、第2の閉鎖要素8によって生成された第1の反力成分F2.2aは減少する。したがって、事態は第2のランタンクロス部材4bについても同様である。したがって、本発明の測定デバイス3.1および3.2を用いて測定された反力F2の力・時間曲線F2(t)は、2つの弁座シール14、16を直接または間接に収容する部品と共に、弁座シール14、16が選択的に検出および診断されることを許す。
図4の線図に加えて、図4aの線図は、第2種の両座弁の弁ピストンとして設計された第1の閉鎖要素6が閉鎖位置SSへ入っているときの反力F2の力・時間曲線F2(t)を示す(図4aの小さい画像を参照)。これは、たとえば、第1のランタンクロス部材4aで測定される。曲線の区域「a」において、閉鎖要素6の第1の弁座シール14は、円筒形の第1の弁座面10の端部に静止している。第1の弁座面10へ入った後、第1の弁座シール14は弁座面10の中へ滑り込み、この動きの間に、反力は、割り当てられた第2の弁座面12の上に第2の弁座シール16が座るまで第1の反力成分F2.1aへ減少する(区域「b」)。この座り、および、第1の弁座シール16の後続する圧縮は、力の上昇によって表される(区域「c」)。上昇の量は、第1の反力成分F2.1aとオーバラップする第2の閉鎖要素8からの第1の反力成分F2.2aの量である(区域「d」:F2.1a+F2.2a)。続いて、第1の閉鎖要素6は第2の閉鎖要素8から解放される。第2の閉鎖要素8は、静止している割り当てられた第2の弁座面12に対して第1の反力成分F2.2a(第2のスプリング2.7の事前張力F2.2a)で押圧されている。第1の閉鎖要素6が円筒形の第1の弁座面10の終端位置へ到達したとき、シフト移動から生じる第1の反力成分F2.1aは消滅し、第2のスプリング2.7の事前張力から生じる第2の反力成分F2.2aは閉鎖位置SSで永続的に残る(区域「e」)。
これは、転じて、第2種の両座弁について本発明の測定デバイス3.1および3.2で測定された反力F2の力・時間曲線F2(t)が、2つの弁座シール14、16を直接または間接に収容する部品と共に、弁座シール14、16を選択的に検出および診断させることを示す。
第1種および第2種の上記で説明された両座弁の力曲線は、相互から有意および明瞭に異なるから、本発明の診断方法は、割り当てられる力曲線を決定することによって、具体的な両座弁設計を決定することを可能にする(自動類型化)。結果としての類型化は、転じて、ポペット弁の動作または活動の開始時に、ポペット弁の或る一定の必要な初期設定(たとえば、公差範囲およびサービス区間の初期設定)を遂行するため、本発明に従って使用され得る。
ドライブ2の上に配列された本発明の変位測定デバイス3.3によって(図1a、図1b)、ポペット弁100(110、120、130、140)の変位h(FA)は、図5で示され、そして上記で解明されたように、時間の関数として間接的に決定され得る(h(FA)=f(t))。ポペット弁100の制御ユニット2a(図1、図2)の中に好ましくは配列された普通の変位測定デバイスを使用して、変位曲線h(FA)=f(t)と同時に決定された変位曲線h=f(t)は、2つの曲線の間の驚異的な対応を顕現する。開放位置OSへの到達(変位位置b)または開放位置OSからの離脱(変位位置c)は、それぞれ変位曲線h(FA)=f(t)における有意の突然の変化によって表示される。この変化は、ドライブ2におけるドライブピストン2.4およびハウジングジャケット2.1間の金属接触条件によって解明される。閉鎖位置SSも変位曲線h(FA)=f(t)から明瞭に検出できるから(変位位置aおよびd)、ポペット弁100の閉鎖時間t1および開放時間t2は、本発明の変位測定デバイス3.3を使用する追加の診断ステップのために自動的に決定され得る。
新しい無傷の弁座シール16を有する遮断弁110について曲線が決定された場合、第1のランタンクロス部材4aで測定された図3の力・時間曲線F2=f(t)を、たとえば、直接に測定された図5の変位・時間曲線h=f(t)に関連づけた結果は、図6で示される。破断されていない力・変位曲線F2=f(h)は、図6a、図6b、および図7の全ての追加の関連曲線と同じく反時計回りに走行する。
この遮断弁110が、同じ測定および評価条件のもとで、部分的に除去された弁座シール16を装備されるならば、図6aで観察され得る力・変位曲線F2=f(h)が生じる。弁座シール16なしに切り換えられる遮断弁110は、同じ測定および評価条件のもとで、図6bで示される力・変位曲線F2(h)を顕現する。
新しい無傷の弁座シール14、16を有する図2の両座弁120、130の場合、本発明の測定デバイス3.1、3.2は、上記の測定および評価条件のもとで変位の経路を直接測定することによって、図7に示される力・変位曲線F2(h)を産出する。割り当てられた弁座シール14、16を有する閉鎖要素6、8が、それぞれ弁座面10、12へ入ること、ならびに、それぞれ弁座面から出ることは、特性曲線の中で驚異的に明瞭に描写される。図6aおよび図6bに従った結果を考慮すると、弁座シール14または16が部分的または完全に除去されたときの弁座シール14、16の状態、調整棒6a、8aの貫通の摩擦比、閉鎖位置SSおよび完全開放位置OSへの完了、および弁座洗浄用両座弁130の場合に、弁座が掃除されている間のギャップによる弁座面12および14の開放、したがって、それについて要求される部分的変位の完了が、本発明の診断方法の助けによって検出および診断され得る。
新しい弁座シールを有して正常に機能する無傷の新しい弁に関する図3〜図6および図7の測定曲線(ポペット弁100の正常な動作状況)は、損傷した弁座シールおよび/または損傷した棒の貫通を有するポペット弁100の測定曲線(図6a、図6b)とは、多かれ少なかれ有意に異なる。差異は有意であり、本発明に従って提案される比較規準を使用して明白および再現的に検出され得る。さらに、全体のポペット弁100、特に弁座シールおよび/または相互に作用する部品の、特に腐食からの摩耗、空洞化、浸食または機械的損傷は、測定曲線を使用して同定され得ることが結論され得る。たとえば、サービス時間も予測され得る。
ポペット弁100の状態の診断に加えて、ポペット弁100の閉鎖要素8または閉鎖要素6、8での圧力サージおよび衝撃が検出および記録され得る。これは、さらに、ポペット弁100が使用されるプロセスシステムのプロセス進捗のモニタリングを許す。
切り換えサイクルからの力・変位曲線F2(h)を比較するとき、弁座シール8、6、8での圧縮仕事W12または減圧仕事W21を表す上述の面積分の比較規準を使用することが、特に有用である。力・変位曲線F2(h)のもとで面積分を形成し、偏差を特定することによって、ポペット弁100への損傷が同定され得る。というのは、面積分での前述した差異は有意だからである。
使用される略語の参照番号のリスト
遮断(両シール)および両座弁
100 従来のポペット弁
110 ポペット弁(1つの閉鎖要素、1つの弁座シール)
120 両座弁(2つの独立に作動可能な閉鎖要素、各々は1つの弁座シールを有する)
130 弁座洗浄用両座弁(120と比較して、各々の閉鎖要素について別々に制御可能な追加の部分的開放位置を有する)
140 両座弁(間隔を空けられた2つの弁座シールを有する1つの閉鎖要素)
1 弁ハウジング
1a 第1の弁ハウジング部分
1b 第2の弁ハウジング部分
2 ドライブ(加圧媒体を供給されるスプリング・ピストン・ドライブ)
2.1 ハウジングジャケット
2.2 第1のハウジング面
2.3 第2のハウジング面
2.4 ドライブピストン
2.5 スプリング
2.6 ピストン棒
2a 制御ユニット
2b 従来の評価ユニット
2b.1 内部評価ユニット
2b.2 外部評価ユニット
3 従来の測定デバイス(力・時間および/または変位・時間曲線を決定する)
3.1 第1の測定デバイス
3.2 第2の測定デバイス
3.3 変位測定デバイス
4 ランタンハウジング
4a 第1のランタンクロス部材
4b 第2のランタンクロス部材
D 加圧媒体
DS 従来の膨張センサ
DS1 第1の膨張センサ(たとえば、ひずみゲージ)
DS2 第2の膨張センサ(たとえば、ひずみゲージ)
DS3 第3の膨張センサ(たとえば、ひずみゲージ)
DS4 第4の膨張センサ(たとえば、ひずみゲージ)
DS5 第5の膨張センサ(たとえば、ひずみゲージ)
DS6 第6の膨張センサ(たとえば、ひずみゲージ)
F1 作動力(作用力)
F1(t) 時間tの関数としての作動力F1(作動力F1の力・時間曲線)
F1(h) 変位hの関数としての作動力F1(作動力F1の力・変位曲線)
F1o 閉鎖位置および動作または活動サイクルの開始時における作動力F1
F2 反力
F2(t) 時間tの関数としての反力F2(反力F2の力・時間曲線)
F2(h) 変位hの関数としての反力F2(反力F2の力・変位曲線)
F2o 閉鎖位置および動作または活動サイクルの開始時における反力F2
F2a 第1の反力成分
F2ao 閉鎖位置および動作または活動サイクルの開始時における第1の反力成分
F2a(t、h) 時間tまたは変位hの関数としての第1の反力成分
F2b 第2の反力成分
F2bo 閉鎖位置および動作または活動サイクルの開始時における第2の反力成分
F2b(t、h) 時間tまたは変位hの関数としての第2の反力成分
F3 摩擦力(調整棒8aの貫通での)
F4 流れおよび/または圧力による力(閉鎖要素8の上)
F5 密封力(弁座シールの反力)
F6 加圧媒体力
FV スプリング事前張力(h>0の場合)
FVo 最小スプリング事前張力(h=0の場合)
FA ドライブ膨張力(ハウジングジャケット2.1の上)(FVoおよび0<h≦Hに対して超過;FA=FV−FVo)
FA(t) 時間tの関数としてのドライブ膨張力
H 開放変位(完全開放位置)
OS 開放位置(h=H)
SS 閉鎖位置(h=0)
W12 変位区間Δh=h1−h2での圧縮仕事
W21 変位区間Δh=h2−h1での減圧仕事
a、b、c、d、e 変位位置
h 変位(h=0およびh=H間の変位)
h(t) 時間tの関数としての変位h(変位・時間曲線)
h(FA) FAから決定された変位h
Δh 弁座シールの変形経路、変位区間(Δh=h1−h2)
t 時間
Δt 時間区間
t1 開放時間
t2 閉鎖時間
y y軸(上方(+)y方向)
遮断弁110、(両シール弁140)
閉鎖要素
8a 調整棒
12 弁座面
16 弁座シール
(16.1) 第1の弁座シール
(16.2) 第2の弁座シール
両座弁120、130
2.7 第2のスプリング
6 第1の閉鎖要素
6a 第1の調整棒
7 漏れ空洞
8 第2の閉鎖要素
8a 第2の調整棒(中空棒)
10 第1の弁座面
12 第2の弁座面
14 第1の弁座シール
16 第2の弁座シール
18 中間シール
F1.1 第1の作動力(第1の閉鎖要素6)
F1.2 第2の作動力(第2の閉鎖要素8)
F2.1 第1の反力(第1の閉鎖要素6)
F2.1(t、h) 時間tまたは変位hの関数としての第1の反力
F2.1a 第1の反力成分(第1の閉鎖要素6)
F2.1b 第2の反力成分(第1の閉鎖要素6)
F2.1a(t、h) t、hの関数としての第1の反力成分(第1の閉鎖要素6)
F2.1b(t、h) t、hの関数としての第2の反力成分(第1の閉鎖要素6)
F2.2 第2の反力(第2の閉鎖要素8)
F2.2(t、h) 時間tまたは変位hの関数としての第2の反力
F2.2a 第1の反力成分(第2の閉鎖要素8)
F2.2b 第2の反力成分(第2の閉鎖要素8)
F2.2a(t、h) t、hの関数としての第2の反力成分(第2の閉鎖要素8)
F2.2b(t、h) t、hの関数としての第1の反力成分(第2の閉鎖要素8)
F3.1、F3.2 摩擦力(調整棒6a、8aの貫通での)
F4.1、F4.2 流れおよび/または圧力による力(閉鎖要素6、8の上)
F5.1、F5.2 弁座シール14、16の反力

Claims (14)

  1. ポペット弁(100)のドライブ(2)によって生成された作用力を表す作動力(F1)が、前記ポペット弁(100)の少なくとも1つの閉鎖要素(8)について、力・時間曲線の形態で決定され、前記作動力(F1)は、直接、または前記ポペット弁(100)の中の前記作動力(F1)から生じる反力(F2)から決定され、前記作動力(F1)または前記反力(F2)は、それらから引き起こされた膨張変形を測定することによって決定され、測定された前記作動力の現在の力・時間曲線(F1(t))または前記反力の現在の力・時間曲線(F2(t))は保存されて評価に供されるポペット弁の診断方法であって、
    ・前記少なくとも1つの閉鎖要素(8)の変位(h)の変位・時間曲線(h(t))が、前記作動力または前記反力の前記力・時間曲線(F1(t);F2(t))と同時に測定され、前記作動力または前記反力の前記力・時間曲線(F1(t);F2(t))および前記変位・時間曲線(h(t))は相互に結合され、前記作動力または前記反力の力・変位曲線(F1(h);F2(h))が、それらから決定されること、
    ・切り換えサイクルの前記作動力(F1(h))または前記反力(F2(h))について前記ポペット弁(100)の動作または活動中に決定された前記現在の力・変位曲線は、保存された早期の曲線と比較されること、
    ・前記比較から偏差が決定されること、
    ・これらの偏差について、所定の公差範囲の中にある偏差が受容されること、
    ・これらの偏差が前記所定の公差範囲を超過するとき、メッセージおよび/または制御信号が生成されること、
    ・前記変位(h)は、前記ポペット弁(100)の中の間接表現物理量によって決定されること、
    ・前記ドライブ(2)の中の前記変位(h)の生成によって引き起こされた膨張が、物理量として使用されること、
    を特徴とするポペット弁の診断方法。
  2. 時間系列での切り換えサイクルは、少なくとも1つの閉鎖位置(SS)、開放移動、開放(OS)または部分的開放位置、および/または少なくとも1つの開放(OS)または部分的開放位置、閉鎖移動、および閉鎖位置(SS)から構成されることを特徴とする、請求項1に記載のポペット弁の診断方法。
  3. 前記ポペット弁(100)の前記動作または活動のスタート時に測定され受容された切り換えサイクルが、比較のために常に使用されることを特徴とする、請求項1または2に記載のポペット弁の診断方法。
  4. 前記測定された現在の切り換えサイクルは、前記最後の測定および受容された切り換えサイクルと比較されることを特徴とする、請求項1または2に記載のポペット弁の診断方法。
  5. 前記測定された現在の切り換えサイクルは、所定数の最後の測定および受容された切り換えサイクルの平均と比較されることを特徴とする、請求項1または2に記載のポペット弁の診断方法。
  6. 前記作動力または前記反力の前記力・時間曲線(F1(t);F2(t))、または前記作動力または前記反力の前記力・変位曲線(F1(h);F2(h))を比較するため、下記で引用される比較規準、すなわち、
    所定の離散的比較場所における
    ・勾配
    ・曲率
    ・量
    所定の離散的時間または変位区間(Δt、Δh)における
    ・量の変化
    ・面積分
    からの少なくとも1つが使用されることを特徴とする、先行する請求項のいずれか一項に記載のポペット弁の診断方法。
  7. 前記ポペット弁(100)の設計を同定するため、前記ポペット弁(100;110、120、130、140)の前記動作または活動の開始時における前記作動力または前記反力の力・変位曲線(F1(h、F2(h))が使用され、このようにして類型化された前記ポペット弁(100)が、設定および/またはモニタリングデータを用いて予備調整へ供されることを特徴とする、先行する請求項のいずれか一項に記載のポペット弁の診断方法。
  8. 測定デバイス(3)がポペット弁(100)の上に配列され、前記ポペット弁(100)は弁ハウジング(1)の中に少なくとも1つの閉鎖要素(8)を有し、前記弁ハウジング(1)はランタンハウジング(4)を介してドライブ(2)へしっかりと接続され、前記ドライブ(2)は、加圧媒体を供給されるスプリング・ピストン・ドライブとして設計され、前記ドライブ(2)によって作動可能な少なくとも1つの調整棒(8a)が、少なくとも1つの閉鎖要素(8)のために提供され、測定デバイス(3)へ割り当てられた評価デバイス(2b)が前記ポペット弁(100)の上に配列された測定デバイスであって、
    前記測定デバイス(3)は、少なくとも1つの膨張センサ(DS)によって形成された少なくとも1つの第1の測定デバイス(3.1)から構成され、前記ランタンハウジング(4)の上に配列され、かつ前記評価ユニット(2b)へ接続されること、
    変位測定デバイス(3.3)が、前記ドライブ(2)のハウジングジャケット(2.1)の上または中に配列され、少なくとも1つの追加の膨張センサ(DS)によって形成され、かつ前記評価ユニット(2b)へ接続されること、
    スプリング(2.5)の事前張力(FV)からの反力として生成されたドライブ膨張力(FA)が、前記ハウジングジャケット(2.1)の中に存在し、前記スプリングは前記ドライブ(2)のドライブピストン(2.4)をリセットすること、かつ
    前記変位測定デバイス(3.3)は、前記ドライブ膨張力(FA)を測定するように設計されていることを特徴とする、先行する請求項のいずれか一項に記載のポペット弁の診断方法を遂行する測定デバイス。
  9. 前記ランタンハウジング(4)は、第1のランタンクロス部材(4a)、および、これに対向する第2のランタンクロス部材(4b)を有すること、前記第1の測定デバイス(3.1)は前記第1のランタンクロス部材(4a)の上に配列されること、少なくとも1つの追加の膨張センサ(DS)によって形成された第2の測定デバイス(3.2)が提供され、前記第2のランタンクロス部材(4b)の上に配列され、かつ前記評価ユニット(2b)へ接続されることを特徴とする、請求項8に記載の測定デバイス。
  10. 第1および第2の膨張センサ(DS1、DS2)が前記第1の測定デバイス(3.1)の中に配列され、第3および第4の膨張センサ(DS3、DS4)が前記第2の測定デバイス(3.2)の中に配列され、第5および第6の膨張センサ(DS5、DS6)が前記変位測定デバイス(3.3)の中に配列され、膨張センサの各々のペア(DS1、DS2;DS3、DS4;DS5、DS6)における1つの膨張センサが変位方向に配列され、かつ他の膨張センサが、それに対して直交方向に配列されることを特徴とする、請求項8または9に記載の測定デバイス。
  11. 単一の閉鎖要素(8)を有する遮断弁(110)について、請求項1から7のいずれか一項に記載のポペット弁の診断方法を使用すること、および請求項8から10のいずれか一項に記載の方法を遂行する測定デバイスを使用すること。
  12. 2つの閉鎖要素(6、8)を有し、前記2つの閉鎖要素(6、8)は、前記ドライブ(2)によって独立に作動可能であり、それら自身の間に漏れ空洞(7)を包囲し、前記漏れ空洞(7)は、少なくとも1つの接続通路を介して、両座弁(120)の周囲区域へ接続された両座弁について、請求項1から7のいずれか一項に記載のポペット弁の診断方法を使用すること、および請求項8から10のいずれか一項に記載の方法を遂行する測定デバイスを使用すること。
  13. 2つの閉鎖要素(6、8)を有し、前記2つの閉鎖要素(6、8)は、前記ドライブ(2)によって独立に作動可能であり、それら自身の間で漏れ空洞(7)を包囲し、前記漏れ空洞(7)は、少なくとも1つの接続通路を介して、両座弁(120)の周囲区域へ接続され、前記2つの閉鎖要素(6、8)の各々は、相互から別々に制御され得る部分的開放位置を有する弁座洗浄用両座弁(130)について、請求項1から7のいずれか一項に記載のポペット弁の診断方法を使用すること、および請求項8から10のいずれか一項に記載の方法を遂行する測定デバイスを使用すること。
  14. 2つの弁座シール(16.1、16.2)を有する単一の閉鎖要素(8)を有し、前記2つの弁座シール(16.1、16.2)は、相互から軸方向の距離にあり、それら自身の間で、割り当てられた弁座面および前記閉鎖要素(8)と協力して漏れ空洞を包囲し、前記漏れ空洞は、少なくとも1つの接続通路を介して、両シール弁(140)の周囲区域へ接続された両座弁(140)について、請求項1から7のいずれか一項に記載のポペット弁の診断方法を使用すること、および請求項8から10のいずれか一項に記載の方法を遂行する測定デバイスを使用すること。
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