JP2013544920A - 「熱回収」型コークス炉プラント用の膨張のない定置式炉ドア制御装置 - Google Patents

「熱回収」型コークス炉プラント用の膨張のない定置式炉ドア制御装置 Download PDF

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Abstract

本発明は、「非回収」または「熱回収」型コークス炉プラント用の膨張のない定置式炉ドア制御装置に関し、炉ドア制御装置によってコークス炉操作機を用いずにコークス炉室ドアを垂直に開放することができ、それによって伝動装置の膨張による炉ドア制御装置の引張部材の基準形状からの逸脱および閉鎖中のコークス炉室ドアの付着力の相違によって生じる望ましくない牽引力の拡大を、低膨張伝動装置および引張部材を使用して避けることができる。本発明は、コークス炉室ドアの自動開閉のための剛体の引張部材および低膨張伝動装置を用いる、「熱回収」型コークス炉プラントの膨張のない定置式炉ドア操作の方法にも適用される。
【選択図】図1

Description

本発明は、「熱回収」型コークス炉プラント用の膨張のない定置式炉ドア制御装置に関し、炉ドア制御装置によってコークス炉操作機を用いずにコークス炉室ドアを垂直に開放することができ、それによって伝動装置の膨張による炉ドア制御装置の引張部材の基準形状からの逸脱および閉鎖中のコークス炉室ドアの付着力の相違によって生じる望ましくない牽引力の拡大を、低膨張伝動装置および引張部材を使用して避けることができる。本発明は、コークス炉室ドアの自動開閉のための剛体の引張部材および膨張のない伝動装置を用いる、「熱回収」型コークス炉プラントの膨張のない定置式炉ドア操作の方法にも適用される。
コークスの製造は通常周期的に行われ、コークス化のためにまず石炭がコークス炉室に装填され、石炭はコークスに変えられ、そして生産されたコークスはコークス炉室外に排出される。この周期的な生産方法を実施するため、コークス炉室ドアは装填後に開放され、排出後に再度閉鎖されなければならない。この手順は多大な時間を必要とし、安全に関する観点からコークス化の間に適用される温度に対して要求が厳しいため、コークス炉室ドアの開閉の工程を機械的に実施する、いくつかの最新技術が存在する。
通常、コークス炉室ドアの開放手順はコークス炉排出機によって行われ、排出機は排出手順に先立ってコークス炉からドアを取り外して水平方向に移動させる。コークス炉室を空にした後およびコークス炉室への装填の後、コークス炉室ドアは備えられた開口に再度戻される。この手順の欠点は、コークス炉室ドアからの水平移動を可能にするためにドアの持ち上げおよび再挿入の手順を開始するコークス炉操作機のため、コークス炉室ドアの前に大きな空間要求が存在することである。
このため、直接垂直持ち上げによってコークス炉室ドアの開放を可能とするいくつかの最新の方法が存在する。したがって、コークス炉室ドアの前に開閉装置のための空間は必要ない。
国際公開第01/18150A2号パンフレットには、コークス炉室、二次加熱室、コークス炉室下方の冷却空気ダクト、空気供給ダクト、空気供給ダクトへの空気取り入れ調整装置、排気収集ダクト、コークス炉室天井から装填される石炭装填機、コークス炉室の1方の側から排出する排出機、コークス炉室の反対側でコークスを取り出す冷却トロリー、コークス炉室ドア、ドア開閉機構、コークス貯蔵装置、冷却塔、およびボイラ設備への排ガス収集ダクトのシステムが説明されている。この方式はコークス炉室ドアの開閉機構を明らかにしており、開閉機構は油圧駆動装置により張力によってドアを垂直に開放し、それによって張力がケーブルによって伝達されて偏向プーリによって水平張力に変換され、その結果張力装置がケーブルを釣合い重りに抗して水平に運ぶことができる。コークス炉室ドアの自動作動についての言及はなく、それによってコークス炉室ドアの個別の起動が可能であり、コークス炉群の個々のコークス炉室ドアの確実な開閉が可能である。
独国特許発明第144947C号明細書には、特にロッド、フレーム、または同等の形式の装置に自動的に接続されるパワーシリンダーおよびローラーに案内されて炉ドアに接触する張力装置を用いるコークス炉のコークス炉室ドアの昇降のための装置が説明されており、それによって炉の正面方向における可動ロッドまたは類似物がいくつかの張力装置を備え、その結果いくつかの炉ドアを必要に応じて同時に持ち上げることができる。この装置は、個々の動力伝達機構のための作動装置が利用できないために個々のコークス炉室についてのコークス炉ベンチ全体の自動運転ができず、かつ張力の伝達が単一のケーブルで行われるという欠点も有している。
独国特許発明第98545C号明細書には、コークス炉室ドアを開閉するための装置が説明されており、それによってコークス炉室ドアの昇降が機械的に、結合位置から可能になり、そこではコークス炉ベンチまたはコークス炉群にコークス炉室ドアの上方に正面方向に移動するウインチが設置され、その張力装置は一方において調整された動力源であり、他方において隣接するドアの各々を単一の位置から引き上げるようにする目的でコークス炉室ドアの1つと接続できる。この発明は個々のコークス炉室ドアの自動起動を可能とするものではなく、個々のコークス炉室ドアの手動起動のみを可能とするものである。したがって、個々のコークス炉室についてコークス炉ベンチ全体での自動運転はできない。別の問題は、最新のコークス炉室ドア開放機構の機械的要件に合致していない動力伝達システムが用いられていることである。
国際公開第2009068183A1号パンフレットには、コークス炉室ドアおよび水平型コークス炉室の垂直開閉のための駆動機構が説明されており、駆動機構はチェーンまたはケーブルを使ってドアを開放位置に持ち上げ、ケーブルまたはチェーンは偏向プーリを介して作動レバーに接続され、その結果ケーブルまたはチェーンは水平に引っ張られ、ドアは偏向プーリを介して垂直に引き上げられ、それによって作動レバーが引張ラグに接続され、引張ラグは作動レバーの作動後にグリッパートロリーのグリッパーカム内に到達し、そしてグリッパートロリーはケーブル引きを用いて駆動され、ドアは作動レバーの作動後に引かれて開放位置になり、適切な機構によって開位置にロックもされる。しかし、その機構は、使用されるチェーンまたはケーブルは膨張し得るものであり、大きな張力によって作動中に膨張するため、移動機構のセンチメートル単位の正確な作動を可能とするものではない。グリッパートロリーで使用されるグリッパーカムも大きな張力にさらされる。
これらの発明によってコークス炉室ドアの垂直開閉が可能となり、それによってコークス炉室開口からの排出および装填中に炉室ドアを適切な位置に定めることができる。開閉は可撓ケーブルを用いて行われ、ケーブルは大きな張力および伸展力にさらされる。これによって、加えられる張力および使用されるケーブル材料の膨張係数に依存して、ケーブルの長さが変化する。そのため、ドアの正確な位置は、ケーブル長さの変化によって、全使用状態にわたって厳密に決定することができない。このことは、開放手順の制御の間にしばしば困難を生じることになる。さらに、ケーブルが大きな張力によって壊れることがあり、それは操作要員にとって大きな危険を意味している。したがって、ケーブルの道筋を、対応する防具によって広範囲に保護しなければならない。コークス炉室ドアもドアに堆積するコークス化生成物によってコークス化過程で固着し、その結果開放するためには付着の程度によって異なる、大きな張力を加えることが必要となる。これによって対応する強度のある寸法のケーブルを使用することが必要となり、それには大きな投資と操業コストが伴う。
したがって、コークス炉室ドアがもはや膨張にさらされず、膨張力の結果として引き裂かれ得ない、コークス炉室ドアの垂直開閉のための張力伝達を提供することは有利であろう。これによってコークス炉室ドア開閉のための張力および解放工程の進行の厳密な計算が可能になり、設備の制御における余分な努力を避けることができる。操作チームの保護のためのケーブル破損の制限も必要ない。結局のところ、膨張のない張力伝達装置が大幅に安価に、より持続的に、恒久的に設計でき、それによって工程全体の経済性の改善にも貢献する。
したがって、コークス炉室のドアロック機構を確実に操作し、張力の伝動のために膨張し得るケーブルを使用しない方法または機構を供給するという課題があり、膨張し得る、あるいは引き裂かれやすいケーブルは、牽引トロリーの牽引のためだけではなく、牽引トロリーの張力のコークス炉室ドアへの伝動のためにも交換すべきである。最終的に、牽引トロリーは破損しやすいグリッパーカムを必要としないように設計すべきである。
本発明は、コークス炉室を正面でロックしているコークス炉室ドアを垂直に開閉する装置と丈夫で耐膨張性の牽引フックを備えた引張部材を用いてこの課題を解決し、それによってコークス炉室の正面に沿って案内装置上を水平に走行する牽引トロリーが、牽引トロリーに堅固に接続されている伝動装置を介して、要求に基づき接続機構によって引張部材に接続され、牽引トロリーと伝動装置が偏向プーリを介してコークス炉室ドアに堅固に接続され、引張部材と伝動装置が剛体で膨張せず、その結果、コークス炉室ドアは、接続機構の要求に基づき、引張部材の水平移動に応じて垂直に開閉する。この要求は手動で行われ得るが、遠隔制御によって自動的に開始されるのが好ましい。
引張部材は典型的には剛体の鋼製引張ロッドである。チェーンが、そのセグメントの膨張が少ない伝動装置として典型的に使用され、そのため硬鋼がセグメントの製造に特に適している。そのため、引張部材としての引張ロッドは耐引き裂き性であり、低膨張鋼製セグメントはもはや伸びにさらされない。したがって、開閉工程の制御をはるかに容易に行うことができる。
特に、「熱回収」型コークス炉プラント用の膨張のない定置式炉ドア制御装置であって、
・複数の一列に並んだコークス炉室を備えたコークス炉ベンチまたはコークス炉群と、
・垂直に移動可能で、正面においてコークス炉室を閉鎖するコークス炉室ドアと、
・少なくとも部分的にコークス炉室の正面に沿って動き、駆動装置を備え、少なくとも1つの牽引フックを備えた、水平方向に移動可能な引張部材と、
・少なくとも部分的にコークス炉室の正面に沿って動き、水平方向に移動可能な牽引トロリーと、
・牽引トロリーに堅固に接続され、そして偏向プーリを介してコークス炉室ドアに堅固に接続され、剛体の引張部材で少なくとも一時的に牽引トロリーに接続される必要のある伝動装置と
を含む炉ドア制御装置において、
・引張部材が剛体で膨張せず、
・伝動装置の膨張が少なく、
・接続機構が、必要に応じて牽引トロリーを剛体の引張部材に接続することを特徴とする炉ドア制御装置が示される。
その装置は、機械側だけでなくコークス側も意味する、コークス炉室正面の両側で用いるのが好ましい。剛体の引張部材は引張ロッドであることが好ましい。伝動装置は、好適なバージョンにおいて、膨張が少ないか、またはほとんど膨張がない。低膨張伝動装置は低膨張鋼製セグメントであることが好ましい。低膨張とは、チェーンが開閉工程の間にその全長において数ミリメートルしか変化しないことを意味していると理解される。
張力の伝達についての必要に応じて牽引トロリーを引張部材に接続する接続機構は、任意の形式とすることができる。接続機構は、例えば傾斜、旋回、または昇降動作によって休止位置から作動位置とすることができる。
接続機構は好ましくはジョイントを介して牽引トロリーに固定されたスターラップであり、スターラップは必要に応じてレバーを用いて旋回でき、それによって引張ロッドの移動時に引張ロッドの牽引フックがスターラップに備えられたリテーナーと係合し、スターラップ非旋回時の牽引フックの支障のない通過が可能となる。
しかし、接続機構は滑走台とすることができ、滑走台は牽引トロリーの移動方向に向かって横向きに移動できるようにベアリングを介して牽引トロリーに固定され、かつ滑走台は必要に応じてレバーを用いて後押しされることが可能で、それによって引張ロッドの移動時に引張ロッドの牽引フックが必要に応じてこの目的のために備えられた開口に係合するか、あるいは滑走台の突起に牽引フックを押し付ける。そのため、スターラップはもはや必要ではない。したがって、最新技術において教示される引張グリッパーカムおよび破損する可能性のあるフックはもはや必要ない。
開放されることになるコークス炉室ドアを備えた各コークス炉室にそれぞれ牽引トロリーを備えると有利である。コークス炉室の操作されるべきコークス炉室ドアの反対側に、追加の牽引トロリーを備えてそれぞれの引張ロッドで引っ張られるようにすると有利であり、その結果1つのコークス炉室の反対側の両方のコークス炉室ドアが独立して、あるいは同時に操作できる。
引張ロッドは任意の種類の駆動装置を有する。駆動装置によって、引張ロッドまたは引張部材はコークス炉室の正面に沿って水平方向に移動する。駆動装置は、少なくとも一端に油圧シリンダを備えるのが好ましい。油圧シリンダは、油圧装置の油圧ポンプによって駆動される。より好ましいバージョンにおいて、引張ロッドは、少なくとも一端に歯車付電動機装置を備える。張力の引張ロッドへの確実な伝動が可能であるかぎり、この駆動装置は任意の位置に配置し得る。駆動装置が歯車付電動機装置である場合、コークス炉室の天井の上、引張部材に隣接して配置するのが好ましい。これによって短い力伝達パスが可能となる。
引張ロッドまたは引張部材は、張力の伝動のために任意の牽引フックまたは突起を備え得る。牽引フックは、たとえば、引張部材の懸架位置の長手方向において水平方向に調整できる。引張ロッドは、可動性の改善のために典型的にはローラー上に搭載される。
スターラップまたは滑走台に向けての要求機構は、任意の設計とすることができる。要求機構は、恒久的な単純なレバーを装備するかまたは補助的な手動作動でもよい。しかし、要求機構は、自動機構を備え、それによってスターラップまたは滑走台が張力を必要とする位置に移動されるのが好ましい。
「熱回収」型コークス炉プラント用の膨張のない定置式炉ドア制御のための方法であって、
・複数の一列に並んだコークス炉室を備えたコークス炉ベンチまたはコークス炉群のコークス炉室ドアが必ず周期的に開閉され、
・案内装置を用いてコークス炉室の正面に沿って移動可能な、接続機構を備えた牽引トロリーが、要求がなければ静止位置にとどまる
方法において、
・牽引フックを備えた、剛体で膨張のない引張部材が、必要に応じてコークス炉室の正面に沿って長手方向に移動することと、
・接続機構が、必要に応じて牽引フックを介して牽引トロリーと引張部材を接続し、その結果牽引トロリーと引張部材がコークス炉室正面に沿って長手方向に移動されることと、
・牽引トロリーが、低張力伝動装置を介してコークス炉室ドアを開き、牽引トロリーの帰還によってコークス炉室ドアを閉じることと
を特徴とする方法も示される。
引張部材または引張ロッドは、水平移動のための任意の種類の駆動装置を有することができ、駆動装置は偏向後のコークス炉室ドアの開閉のための垂直方向の力として利用される。引張部材は、たとえば、油圧装置の油圧ポンプによって駆動される油圧シリンダによって移動され得る。引張部材は、引張ロッドの端部に配置された歯車付電動機装置によって移動されることもでき、歯車付電動機装置は、たとえば、ピニオンまたはちょうちんギア力伝達によって張力および引張運動を引張ロッドに伝える。油圧要素または歯車付電動機は任意の設計とすることができる。それらは、たとえば、燃焼機関、電気的、または蒸気によって動力を供給され得る。駆動装置は、たとえば、引張ロッドの端部に配置することができ、それらは牽引力および引張運動を引張ロッドに伝える。
伝動装置は、開閉時に数ミリメートルしか長さが変わらないことによって表現される、低膨張、または好ましくは膨張なしの装置である。このことはとりわけ引張部材上の油圧シリンダのオーバーストローク手段で測定でき、オーバーストローク手段はたとえば最大オーバーストローク150mmに設定される。ドアの異なる揚程だけでなくチェーンの膨張も、このオーバーストロークによって補償される。
駆動装置は、コークス化手順の持続時間および操作されるコークス炉室の数に依存して、一時的に運転することも、恒久的に運転することもできる。一時的に運転される場合は、駆動装置は、たとえば遠隔制御機構によって要求または起動され得る。駆動装置は、恒久的に運転し、移動手順と連結され得る。
接続機構は、必要に応じて要求され得る。このことは手動または遠隔制御によって行われてよい。したがって、接続機構は、無線遠隔制御によって要求されることが考えられる。ケーブルによる遠隔制御も考えられる。本発明の一バージョンにおいて、接続機構をコークス炉操作機から、たとえば、コークス排出機として接続機構を操作することも可能である。
本発明に関する手順は、「非回収型」コークス炉ベンチだけでなく、「熱回収型」コークス炉ベンチでも用いられることが好ましい。しかし、垂直に開閉されるコークス炉室ドアの利用が有利である、あらゆる形式のコークス炉プラントにおいて、これは可能である。
本発明に関する装置およびこのように実行される方法は、コークス炉ベンチまたはコークス炉群のコークス炉室ドアがコークス炉室正面にスペースを必要とすることなく個別に開閉できるという利点を有しており、それによって開閉手順の精度を下げることのある膨張するケーブルは駆動力の伝動のために使用されない。本発明に関する装置によって、通常使用される、ケーブル破損に対する保護としての保護物の付いたケーブルを供給することももはや必要ない。このことは全体工程の効率の改善に貢献する。
本発明に関する手段のプロセスフローは、5つの図面に基づいてより詳細に主張されるが、それによって本発明に関する手段がこれらのバージョンに限定されるものではない。
図1は、コークス炉室ドアを昇降するため本発明に関する装置を装備した、6つのコークス炉室を備えたコークス炉室ベンチの図である。 図2は、6つのコークス炉室を備えたコークス炉室ベンチの上面図である。 図3は、本発明に関するスターラップ型接続機構の側面図である。 図4は、本発明に関するスターラップ型接続機構の正面図である。 図5は、本発明に関する滑走台型接続機構の正面図である。
図1は、正面のコークス炉室ドア(3a〜f)を装備した、6つのコークス炉室(2a〜f)を備えたコークス炉ベンチ(1)を示し、コークス炉室(2)が装填可能な状態になるようドア(3a〜f)は垂直持ち上げによって開放され、垂直降下によって閉鎖される。コークス炉室ドア(3a〜f)は低膨張セグメント(4a)で作られたチェーン(4)に接続され、チェーンは同様に牽引トロリー(5)に接続される。牽引トロリー(5)は、その上部に据えられた引張ロッド(6)に固定された実際のトロリーと回転可能な懸架装置(7)およびトロリー(5)に接続された接続機構(8)から構成される。要求に基づき、接続機構(8)が閉じ、牽引トロリー(5)が引張ロッド(6)に機械的に堅固に接続される。引張ロッド(6)は水平方向に(ここでは右へ)移動され、左側のコークス炉室ドア(3a)が持ち上げられて開く。これによってコークス炉室内のコークスケーキ(9)があらわになる。油圧シリンダー(10a)で構成される、引張ロッド(6)用駆動装置(10)も見られる。接続機構(8)はスターラップ(8a)によって構成され、スターラップ(8a)は折り畳みおよび組みつきによって引張ロッド(6)の突起(11)または牽引フックとかみ合い、水平移動中に引張ロッド(6)を押し動かすか、引張ロッド(6)を解放する。
図2は、6つのコークス炉室(2a〜f)からなるコークス炉室ベンチ(1)の上面図である。コークス炉室(2a〜f)は、バックステー(12)によってコークス炉室正面で横方向に支えられる。水平方向に移動可能な引張ロッド(6)が見られる。移動は油圧シリンダ(10a)型駆動装置(10)によって行われるのが好ましい。引張ロッド(6)の水平移動によって、牽引トロリー(5)が一緒に運ばれるように、必要に応じて牽引トロリー(5)は引張ロッド(6)に接続される。これによって下記コークス炉室ドア(3)が開かれる。
図3は、接続機構(8)の側面図である。接続機構(8)は、ここではジョイント(13a)付きブラケット(13)内に設置されたスターラップ(8a)として設計される。必要に応じてスターラップ(8a)は上方に折り曲げられ、それによってスターラップ(8a)はバー(14)を介して引張ロッド(6)の牽引フック(11)と係合する。引張ロッド(6)の水平移動の場合、スターラップ(8a)は引張ロッドと一緒に運ばれる。引張ロッド(6)の水平移動の際に牽引トロリー(5)も動かされるように、スターラップ(8a)は同様に牽引トロリー(5)に接続される。水平移動動作によってコークス炉室ドア(3)が開閉されるように、牽引トロリーはさらにチェーン(4)を介してコークス炉室ドア(3)に接続される。折り畳まれたスターラップ(8b)およびバー(14a)も見られ、それによって牽引フック(11)の通過が可能となる。
図4は、同じ接続機構(8)を引張ロッド(6)に沿って見た図である。ローラー装置(5a)上に搭載された牽引トロリー(5)上に、運搬装置(15)が設置され、運搬装置(15)にスターラップ(8a)およびバー(14)が固定される。スターラップおよびバーもここでは折り畳まれ、必要に応じて引張ロッド(6)上に搭載された牽引フック(11)がスターラップ(8a)のバー(14)と係合できるように、レバー(15a)で上方に旋回される。その結果、チェーン(4)およびコークス炉室ドア(3)が吊り下げられている牽引トロリー(5)が一緒に運ばれる。引張ロッド(6)が引き戻されると、コークス炉室ドア(3)が自重でコークス炉室ドア開口に降下して戻るように、スターラップ(8a)は解放される。
図5は、滑走台(8c)として設計された接続機構(8)を示す。滑走台は突起(8d)を有し、突起は滑走台(8c)の横移動によって引張ロッド(6)の牽引フック(11)に押し付けられる。引張ロッド(6)が(紙面に垂直に)移動するとき、牽引トロリー(5)が一緒に運ばれ、引張ロッド(6)が引き戻されるときに解放される。これによってコークス炉室ドア(3)が開閉される。滑走台は運搬装置(15)内に搭載され、レバー(15a)によって操作される。
1 コークス炉ベンチまたはコークス炉群
2a〜f コークス炉室
3a〜f コークス炉室ドア
4 チェーン
4a チェーンセグメント
5 牽引トロリー
5a ローラー装置
5b 案内装置
6 引張ロッド
7 懸架装置
8 接続機構
8a スターラップ
8b 折り畳まれたスターラップ
8c 滑走台
8d 滑走台上の突起
9 コークスケーキ
10 駆動装置
10a 油圧シリンダ
11 ブラケットまたは牽引フック
12 バックステー
13 ブラケット
13a ブラケットヒンジ
14 バー
14a 折り畳まれたバー
15 スターラップまたは滑走台用運搬装置
15a 運搬装置上のレバー
本発明は、「熱回収」型コークス炉プラント用の膨張のない定置式炉ドア制御装置に関し、炉ドア制御装置によってコークス炉操作機を用いずにコークス炉室ドアを垂直に開放することができ、それによって伝動装置の膨張による炉ドア制御装置の引張部材の基準形状からの逸脱および閉鎖中のコークス炉室ドアの付着力の相違によって生じる望ましくない牽引力の拡大を、低膨張伝動装置および引張部材を使用して避けることができる。本発明は、コークス炉室ドアの自動開閉のための剛体の引張部材および膨張のない伝動装置を用いる、「熱回収」型コークス炉プラントの膨張のない定置式炉ドア操作の方法にも適用される。
コークスの製造は通常周期的に行われ、コークス化のためにまず石炭がコークス炉室に装填され、石炭はコークスに変えられ、そして生産されたコークスはコークス炉室外に排出される。この周期的な生産方法を実施するため、コークス炉室ドアは装填後に開放され、排出後に再度閉鎖されなければならない。この手順は多大な時間を必要とし、安全に関する観点からコークス化の間に適用される温度に対して要求が厳しいため、コークス炉室ドアの開閉の工程を機械的に実施する、いくつかの最新技術が存在する。
通常、コークス炉室ドアの開放手順はコークス炉排出機によって行われ、排出機は排出手順に先立ってコークス炉からドアを取り外して水平方向に移動させる。コークス炉室を空にした後およびコークス炉室への装填の後、コークス炉室ドアは備えられた開口に再度戻される。この手順の欠点は、コークス炉室ドアからの水平移動を可能にするためにドアの持ち上げおよび再挿入の手順を開始するコークス炉操作機のため、コークス炉室ドアの前に大きな空間要求が存在することである。
このため、直接垂直持ち上げによってコークス炉室ドアの開放を可能とするいくつかの最新の方法が存在する。したがって、コークス炉室ドアの前に開閉装置のための空間は必要ない。
国際公開第01/18150A2号パンフレットには、コークス炉室、二次加熱室、コークス炉室下方の冷却空気ダクト、空気供給ダクト、空気供給ダクトへの空気取り入れ調整装置、排気収集ダクト、コークス炉室天井から装填される石炭装填機、コークス炉室の1方の側から排出する排出機、コークス炉室の反対側でコークスを取り出す冷却トロリー、コークス炉室ドア、ドア開閉機構、コークス貯蔵装置、冷却塔、およびボイラ設備への排ガス収集ダクトのシステムが説明されている。この方式はコークス炉室ドアの開閉機構を明らかにしており、開閉機構は油圧駆動装置により張力によってドアを垂直に開放し、それによって張力がケーブルによって伝達されて偏向プーリによって水平張力に変換され、その結果張力装置がケーブルを釣合い重りに抗して水平に運ぶことができる。コークス炉室ドアの自動作動についての言及はなく、それによってコークス炉室ドアの個別の起動が可能であり、コークス炉群の個々のコークス炉室ドアの確実な開閉が可能である。
独国特許発明第144947C号明細書には、特にロッド、フレーム、または同等の形式の装置に自動的に接続されるパワーシリンダーおよびローラーに案内されて炉ドアに接触する張力装置を用いるコークス炉のコークス炉室ドアの昇降のための装置が説明されており、それによって炉の正面方向における可動ロッドまたは類似物がいくつかの張力装置を備え、その結果いくつかの炉ドアを必要に応じて同時に持ち上げることができる。この装置は、個々の動力伝達機構のための作動装置が利用できないために個々のコークス炉室についてのコークス炉ベンチ全体の自動運転ができず、かつ張力の伝達が単一のケーブルで行われるという欠点も有している。
独国特許発明第98545C号明細書には、コークス炉室ドアを開閉するための装置が説明されており、それによってコークス炉室ドアの昇降が機械的に、結合位置から可能になり、そこではコークス炉ベンチまたはコークス炉群にコークス炉室ドアの上方に正面方向に移動するウインチが設置され、その張力装置は一方において調整された動力源であり、他方において隣接するドアの各々を単一の位置から引き上げるようにする目的でコークス炉室ドアの1つと接続できる。この発明は個々のコークス炉室ドアの自動起動を可能とするものではなく、個々のコークス炉室ドアの手動起動のみを可能とするものである。したがって、個々のコークス炉室についてコークス炉ベンチ全体での自動運転はできない。別の問題は、最新のコークス炉室ドア開放機構の機械的要件に合致していない動力伝達システムが用いられていることである。
国際公開第2009068183A1号パンフレットには、コークス炉室ドアおよび水平型コークス炉室の垂直開閉のための駆動機構が説明されており、駆動機構はチェーンまたはケーブルを使ってドアを開放位置に持ち上げ、ケーブルまたはチェーンは偏向プーリを介して作動レバーに接続され、その結果ケーブルまたはチェーンは水平に引っ張られ、ドアは偏向プーリを介して垂直に引き上げられ、それによって作動レバーが引張ラグに接続され、引張ラグは作動レバーの作動後にグリッパートロリーのグリッパーカム内に到達し、そしてグリッパートロリーはケーブル引きを用いて駆動され、ドアは作動レバーの作動後に引かれて開放位置になり、適切な機構によって開位置にロックもされる。しかし、その機構は、使用されるチェーンまたはケーブルは膨張し得るものであり、大きな張力によって作動中に膨張するため、移動機構のセンチメートル単位の正確な作動を可能とするものではない。グリッパートロリーで使用されるグリッパーカムも大きな張力にさらされる。
これらの発明によってコークス炉室ドアの垂直開閉が可能となり、それによってコークス炉室開口からの排出および装填中に炉室ドアを適切な位置に定めることができる。開閉は可撓ケーブルを用いて行われ、ケーブルは大きな張力および伸展力にさらされる。これによって、加えられる張力および使用されるケーブル材料の膨張係数に依存して、ケーブルの長さが変化する。そのため、ドアの正確な位置は、ケーブル長さの変化によって、全使用状態にわたって厳密に決定することができない。このことは、開放手順の制御の間にしばしば困難を生じることになる。さらに、ケーブルが大きな張力によって壊れることがあり、それは操作要員にとって大きな危険を意味している。したがって、ケーブルの道筋を、対応する防具によって広範囲に保護しなければならない。コークス炉室ドアもドアに堆積するコークス化生成物によってコークス化過程で固着し、その結果開放するためには付着の程度によって異なる、大きな張力を加えることが必要となる。これによって対応する強度のある寸法のケーブルを使用することが必要となり、それには大きな投資と操業コストが伴う。
したがって、コークス炉室ドアがもはや膨張にさらされず、膨張力の結果として引き裂かれ得ない、コークス炉室ドアの垂直開閉のための張力伝達を提供することは有利であろう。これによってコークス炉室ドア開閉のための張力および解放工程の進行の厳密な計算が可能になり、設備の制御における余分な努力を避けることができる。操作チームの保護のためのケーブル破損の制限も必要ない。結局のところ、膨張のない張力伝達装置が大幅に安価に、より持続的に、恒久的に設計でき、それによって工程全体の経済性の改善にも貢献する。
したがって、コークス炉室のドアロック機構を確実に操作し、張力の伝動のために膨張し得るケーブルを使用しない方法または機構を供給するという課題があり、膨張し得る、あるいは引き裂かれやすいケーブルは、牽引トロリーの牽引のためだけではなく、牽引トロリーの張力のコークス炉室ドアへの伝動のためにも交換すべきである。最終的に、牽引トロリーは破損しやすいグリッパーカムを必要としないように設計すべきである。
本発明は、コークス炉室を正面でロックしているコークス炉室ドアを垂直に開閉する装置と丈夫で耐膨張性の牽引フックを備えた引張部材を用いてこの課題を解決し、それによってコークス炉室の正面に沿って案内装置上を水平に走行する牽引トロリーが、牽引トロリーに堅固に接続されている伝動装置を介して、要求に基づき接続機構によって引張部材に接続され、牽引トロリーと伝動装置が偏向プーリを介してコークス炉室ドアに堅固に接続され、引張部材と伝動装置が剛体で膨張せず、その結果、コークス炉室ドアは、接続機構の要求に基づき、引張部材の水平移動に応じて垂直に開閉する。この要求は手動で行われ得るが、遠隔制御によって自動的に開始されるのが好ましい。
引張部材は典型的には剛体の鋼製引張ロッドである。チェーンが、そのセグメントの膨張が少ない伝動装置として典型的に使用され、そのため硬鋼がセグメントの製造に特に適している。そのため、引張部材としての引張ロッドは耐引き裂き性であり、低膨張鋼製セグメントはもはや伸びにさらされない。したがって、開閉工程の制御をはるかに容易に行うことができる。
特に、「熱回収」型コークス炉プラント用の膨張のない定置式炉ドア制御装置であって、
・複数の一列に並んだコークス炉室を備えたコークス炉ベンチまたはコークス炉群と、
・垂直に移動可能で、正面においてコークス炉室を閉鎖するコークス炉室ドアと、
・少なくとも部分的にコークス炉室の正面に沿って動き、駆動装置を備え、少なくとも1つの牽引フックを備えた、水平方向に移動可能な引張部材と、
・少なくとも部分的にコークス炉室の正面に沿って動き、水平方向に移動可能な牽引トロリーと、
・牽引トロリーに堅固に接続され、そして偏向プーリを介してコークス炉室ドアに堅固に接続され、剛体の引張部材で少なくとも一時的に牽引トロリーに接続される必要のある伝動装置と
を含む炉ドア制御装置において、
・引張部材が剛体で膨張せず、
・伝動装置の膨張が少なく、
・接続機構が、必要に応じて牽引トロリーを剛体の引張部材に接続することを特徴とする炉ドア制御装置が示される。
その装置は、機械側だけでなくコークス側も意味する、コークス炉室正面の両側で用いるのが好ましい。剛体の引張部材は引張ロッドであることが好ましい。伝動装置は、好適なバージョンにおいて、膨張が少ないか、またはほとんど膨張がない。低膨張伝動装置は低膨張鋼製セグメントであることが好ましい。低膨張とは、チェーンが開閉工程の間にその全長において数ミリメートルしか変化しないことを意味していると理解される。
張力の伝達についての必要に応じて牽引トロリーを引張部材に接続する接続機構は、任意の形式とすることができる。接続機構は、例えば傾斜、旋回、または昇降動作によって休止位置から作動位置とすることができる。
接続機構は好ましくはジョイントを介して牽引トロリーに固定されたスターラップであり、スターラップは必要に応じてレバーを用いて旋回でき、それによって引張ロッドの移動時に引張ロッドの牽引フックがスターラップに備えられたリテーナーと係合し、スターラップ非旋回時の牽引フックの支障のない通過が可能となる。
しかし、接続機構は滑走台とすることができ、滑走台は牽引トロリーの移動方向に向かって横向きに移動できるようにベアリングを介して牽引トロリーに固定され、かつ滑走台は必要に応じてレバーを用いて後押しされることが可能で、それによって引張ロッドの移動時に引張ロッドの牽引フックが必要に応じてこの目的のために備えられた開口に係合するか、あるいは滑走台の突起に牽引フックを押し付ける。そのため、スターラップはもはや必要ではない。したがって、最新技術において教示される引張グリッパーカムおよび破損する可能性のあるフックはもはや必要ない。
開放されることになるコークス炉室ドアを備えた各コークス炉室にそれぞれ牽引トロリーを備えると有利である。コークス炉室の操作されるべきコークス炉室ドアの反対側に、追加の牽引トロリーを備えてそれぞれの引張ロッドで引っ張られるようにすると有利であり、その結果1つのコークス炉室の反対側の両方のコークス炉室ドアが独立して、あるいは同時に操作できる。
引張ロッドは任意の種類の駆動装置を有する。駆動装置によって、引張ロッドまたは引張部材はコークス炉室の正面に沿って水平方向に移動する。駆動装置は、少なくとも一端に油圧シリンダを備えるのが好ましい。油圧シリンダは、油圧装置の油圧ポンプによって駆動される。より好ましいバージョンにおいて、引張ロッドは、少なくとも一端に歯車付電動機装置を備える。張力の引張ロッドへの確実な伝動が可能であるかぎり、この駆動装置は任意の位置に配置し得る。駆動装置が歯車付電動機装置である場合、コークス炉室の天井の上、引張部材に隣接して配置するのが好ましい。これによって短い力伝達パスが可能となる。
引張ロッドまたは引張部材は、張力の伝動のために任意の牽引フックまたは突起を備え得る。牽引フックは、たとえば、引張部材の懸架位置の長手方向において水平方向に調整できる。引張ロッドは、可動性の改善のために典型的にはローラー上に搭載される。
スターラップまたは滑走台に向けての要求機構は、任意の設計とすることができる。要求機構は、恒久的な単純なレバーを装備するかまたは補助的な手動作動でもよい。しかし、要求機構は、自動機構を備え、それによってスターラップまたは滑走台が張力を必要とする位置に移動されるのが好ましい。
「熱回収」型コークス炉プラント用の膨張のない定置式炉ドア制御のための方法であって、
・複数の一列に並んだコークス炉室を備えたコークス炉ベンチまたはコークス炉群のコークス炉室ドアが必ず周期的に開閉され、
・案内装置を用いてコークス炉室の正面に沿って移動可能な、接続機構を備えた牽引トロリーが、要求がなければ静止位置にとどまる
方法において、
・牽引フックを備えた、剛体で膨張のない引張部材が、必要に応じてコークス炉室の正面に沿って長手方向に移動することと、
・接続機構が、必要に応じて牽引フックを介して牽引トロリーと引張部材を接続し、その結果牽引トロリーと引張部材がコークス炉室正面に沿って長手方向に移動されることと、
・牽引トロリーが、低膨張伝動装置を介してコークス炉室ドアを開き、牽引トロリーの帰還によってコークス炉室ドアを閉じることと
を特徴とする方法も示される。
引張部材または引張ロッドは、水平移動のための任意の種類の駆動装置を有することができ、駆動装置は偏向後のコークス炉室ドアの開閉のための垂直方向の力として利用される。引張部材は、たとえば、油圧装置の油圧ポンプによって駆動される油圧シリンダによって移動され得る。引張部材は、引張ロッドの端部に配置された歯車付電動機装置によって移動されることもでき、歯車付電動機装置は、たとえば、ピニオンまたはちょうちんギア力伝達によって張力および引張運動を引張ロッドに伝える。油圧要素または歯車付電動機は任意の設計とすることができる。それらは、たとえば、燃焼機関、電気的、または蒸気によって動力を供給され得る。駆動装置は、たとえば、引張ロッドの端部に配置することができ、それらは牽引力および引張運動を引張ロッドに伝える。
伝動装置は、開閉時に数ミリメートルしか長さが変わらないことによって表現される、低膨張、または好ましくは膨張なしの装置である。このことはとりわけ引張部材上の油圧シリンダのオーバーストローク手段で測定でき、オーバーストローク手段はたとえば最大オーバーストローク150mmに設定される。ドアの異なる揚程だけでなくチェーンの膨張も、このオーバーストロークによって補償される。
駆動装置は、コークス化手順の持続時間および操作されるコークス炉室の数に依存して、一時的に運転することも、恒久的に運転することもできる。一時的に運転される場合は、駆動装置は、たとえば遠隔制御機構によって要求または起動され得る。駆動装置は、恒久的に運転し、移動手順と連結され得る。
接続機構は、必要に応じて要求され得る。このことは手動または遠隔制御によって行われてよい。したがって、接続機構は、無線遠隔制御によって要求されることが考えられる。ケーブルによる遠隔制御も考えられる。本発明の一バージョンにおいて、接続機構をコークス炉操作機から、たとえば、コークス排出機として接続機構を操作することも可能である。
本発明に関する手順は、「非回収型」コークス炉ベンチだけでなく、「熱回収型」コークス炉ベンチでも用いられることが好ましい。しかし、垂直に開閉されるコークス炉室ドアの利用が有利である、あらゆる形式のコークス炉プラントにおいて、これは可能である。
本発明に関する装置およびこのように実行される方法は、コークス炉ベンチまたはコークス炉群のコークス炉室ドアがコークス炉室正面にスペースを必要とすることなく個別に開閉できるという利点を有しており、それによって開閉手順の精度を下げることのある膨張するケーブルは駆動力の伝動のために使用されない。本発明に関する装置によって、通常使用される、ケーブル破損に対する保護としての保護物の付いたケーブルを供給することももはや必要ない。このことは全体工程の効率の改善に貢献する。
本発明に関する手段のプロセスフローは、5つの図面に基づいてより詳細に主張されるが、それによって本発明に関する手段がこれらのバージョンに限定されるものではない。
図1は、コークス炉室ドアを昇降するため本発明に関する装置を装備した、6つのコークス炉室を備えたコークス炉室ベンチの図である。 図2は、6つのコークス炉室を備えたコークス炉室ベンチの上面図である。 図3は、本発明に関するスターラップ型接続機構の側面図である。 図4は、本発明に関するスターラップ型接続機構の正面図である。 図5は、本発明に関する滑走台型接続機構の正面図である。
図1は、正面のコークス炉室ドア(3a〜f)を装備した、6つのコークス炉室(2a〜f)を備えたコークス炉ベンチ(1)を示し、コークス炉室(2)が装填可能な状態になるようドア(3a〜f)は垂直持ち上げによって開放され、垂直降下によって閉鎖される。コークス炉室ドア(3a〜f)は低膨張セグメント(4a)で作られたチェーン(4)に接続され、チェーンは同様に牽引トロリー(5)に接続される。牽引トロリー(5)は、その上部に据えられた引張ロッド(6)に固定された実際のトロリーと回転可能な懸架装置(7)およびトロリー(5)に接続された接続機構(8)から構成される。要求に基づき、接続機構(8)が閉じ、牽引トロリー(5)が引張ロッド(6)に機械的に堅固に接続される。引張ロッド(6)は水平方向に(ここでは右へ)移動され、左側のコークス炉室ドア(3a)が持ち上げられて開く。これによってコークス炉室内のコークスケーキ(9)があらわになる。油圧シリンダー(10a)で構成される、引張ロッド(6)用駆動装置(10)も見られる。接続機構(8)はスターラップ(8a)によって構成され、スターラップ(8a)は折り畳みおよび組みつきによって引張ロッド(6)の突起(11)または牽引フックとかみ合い、水平移動中に引張ロッド(6)を押し動かすか、引張ロッド(6)を解放する。
図2は、6つのコークス炉室(2a〜f)からなるコークス炉室ベンチ(1)の上面図である。コークス炉室(2a〜f)は、バックステー(12)によってコークス炉室正面で横方向に支えられる。水平方向に移動可能な引張ロッド(6)が見られる。移動は油圧シリンダ(10a)型駆動装置(10)によって行われるのが好ましい。引張ロッド(6)の水平移動によって、牽引トロリー(5)が一緒に運ばれるように、必要に応じて牽引トロリー(5)は引張ロッド(6)に接続される。これによって下記コークス炉室ドア(3)が開かれる。
図3は、接続機構(8)の側面図である。接続機構(8)は、ここではジョイント(13a)付きブラケット(13)内に設置されたスターラップ(8a)として設計される。必要に応じてスターラップ(8a)は上方に折り曲げられ、それによってスターラップ(8a)はバー(14)を介して引張ロッド(6)の牽引フック(11)と係合する。引張ロッド(6)の水平移動の場合、スターラップ(8a)は引張ロッドと一緒に運ばれる。引張ロッド(6)の水平移動の際に牽引トロリー(5)も動かされるように、スターラップ(8a)は同様に牽引トロリー(5)に接続される。水平移動動作によってコークス炉室ドア(3)が開閉されるように、牽引トロリーはさらにチェーン(4)を介してコークス炉室ドア(3)に接続される。折り畳まれたスターラップ(8b)およびバー(14a)も見られ、それによって牽引フック(11)の通過が可能となる。
図4は、同じ接続機構(8)を引張ロッド(6)に沿って見た図である。ローラー装置(5a)上に搭載された牽引トロリー(5)上に、運搬装置(15)が設置され、運搬装置(15)にスターラップ(8a)およびバー(14)が固定される。スターラップおよびバーもここでは折り畳まれ、必要に応じて引張ロッド(6)上に搭載された牽引フック(11)がスターラップ(8a)のバー(14)と係合できるように、レバー(15a)で上方に旋回される。その結果、チェーン(4)およびコークス炉室ドア(3)が吊り下げられている牽引トロリー(5)が一緒に運ばれる。引張ロッド(6)が引き戻されると、コークス炉室ドア(3)が自重でコークス炉室ドア開口に降下して戻るように、スターラップ(8a)は解放される。
図5は、滑走台(8c)として設計された接続機構(8)を示す。滑走台は突起(8d)を有し、突起は滑走台(8c)の横移動によって引張ロッド(6)の牽引フック(11)に押し付けられる。引張ロッド(6)が(紙面に垂直に)移動するとき、牽引トロリー(5)が一緒に運ばれ、引張ロッド(6)が引き戻されるときに解放される。これによってコークス炉室ドア(3)が開閉される。滑走台は運搬装置(15)内に搭載され、レバー(15a)によって操作される。
1 コークス炉ベンチまたはコークス炉群
2a〜f コークス炉室
3a〜f コークス炉室ドア
4 チェーン
4a チェーンセグメント
5 牽引トロリー
5a ローラー装置
5b 案内装置
6 引張ロッド
7 懸架装置
8 接続機構
8a スターラップ
8b 折り畳まれたスターラップ
8c 滑走台
8d 滑走台上の突起
9 コークスケーキ
10 駆動装置
10a 油圧シリンダ
11 ブラケットまたは牽引フック
12 バックステー
13 ブラケット
13a ブラケットヒンジ
14 バー
14a 折り畳まれたバー
15 スターラップまたは滑走台用運搬装置
15a 運搬装置上のレバー

Claims (15)

  1. 「熱回収」型コークス炉プラント(1)用の膨張のない定置式炉ドア制御装置であって、
    ・複数の一列に並んだコークス炉室(2a〜f)を備えたコークス炉ベンチ(1)またはコークス炉群(1)と、
    ・垂直に移動可能で、正面において前記コークス炉室(2a〜f)を閉鎖するコークス炉室ドア(3a〜f)と、
    ・少なくとも部分的に前記コークス炉室の正面に沿って動き、駆動装置(10)を備え、少なくとも1つの牽引フック(11)を備えた、水平方向に移動可能な引張部材(6)と、
    ・少なくとも部分的に前記コークス炉室の正面に沿って動き(5a,5b)、水平方向に移動可能な牽引トロリー(5)と、
    ・前記牽引トロリー(5)に堅固に接続され、そして偏向プーリを介して前記コークス炉室ドア(2a〜f)に堅固に接続され、前記剛体の引張部材(4)で少なくとも一時的に前記牽引トロリー(5)に接続される必要のある伝動装置(4)と
    を含む炉ドア制御装置において、
    ・前記引張部材(6)が剛体で膨張せず、
    ・前記伝動装置(4)の膨張が少なく、
    ・接続機構(8)が、必要に応じて前記牽引トロリー(5)を前記剛体の引張部材(6)に接続する
    ことを特徴とする炉ドア制御装置。
  2. 請求項1に記載の装置において、前記剛体の引張部材(6)が引張ロッド(6)であることを特徴とする装置。
  3. 請求項1または2に記載の装置において、前記低張力伝動装置(4)が低膨張鋼セグメント(4a)製のチェーン(4)であることを特徴とする装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載の装置において、前記接続機構(8)がジョイントを介して前記牽引トロリー(5)に固定されたスターラップ(8a)であり、前記スターラップは必要に応じてレバー(15a)を用いて旋回でき、それによって前記引張ロッド(6)の移動時に前記引張ロッド(6)の前記牽引フック(11)が前記スターラップ(8a)に備えられたブラケットと係合し、前記スターラップ(8b)非旋回時の前記牽引フック(11)の支障のない通過が可能となることを特徴とする装置。
  5. 請求項1乃至4の何れか1項に記載の装置において、前記接続機構(8)が滑走台(8c)であり、前記滑走台(8c)は前記牽引トロリー(5)の移動方向に向かって横向きに移動できるようにベアリングを介して前記牽引トロリー(5)に固定され、そして前記滑走台は必要に応じてレバー(15a)を用いて後押しされることが可能で、それによって前記引張ロッド(6)の移動時に前記引張ロッド(6)の前記牽引フック(11)が必要に応じてこの目的のために備えられた開口(14)に係合するか、あるいは前記滑走台(8c)の突起(8d)に牽引フック(11)を押し付けることを特徴とする装置。
  6. 請求項1乃至5の何れか1項に記載の装置において、開放されることになるコークス炉室ドア(3a〜f)を備えた各コークス炉室(2a〜f)についてそれぞれ1つの牽引トロリー(5)が備えられることを特徴とする装置。
  7. 請求項1乃至6の何れか1項に記載の装置において、前記引張ロッド(6)が少なくとも一端に油圧装置の油圧ポンプ(10)によって駆動される油圧シリンダ(10a)を備えていることを特徴とする装置。
  8. 請求項1乃至6の何れか1項に記載の装置において、前記引張ロッド(6)が少なくとも一端に歯車付電動機装置(10)を備えていることを特徴とする装置。
  9. 請求項1乃至8の何れか1項に記載の装置において、前記引張ロッド(6)が長手方向に調節可能な牽引フック(11)を備えていることを特徴とする装置。
  10. 「熱回収」型コークス炉プラント(1)用の膨張のない定置式炉ドア制御のための方法であって、
    ・複数の一列に並んだコークス炉室(2a〜f)を備えたコークス炉ベンチ(1)またはコークス炉群(1)のコークス炉室ドア(3a〜f)が必ず周期的に開閉され、
    ・案内装置(5a,5b)を用いて前記コークス炉室の正面に沿って移動可能な、接続機構(8)を備えた牽引トロリー(5)が、要求がなければ静止位置にとどまる
    方法において、
    ・牽引フック(11)を備えた、剛体で膨張のない引張部材(6)が、必要に応じてコークス炉室正面に沿って長手方向に移動することと、
    ・前記接続機構(8a)が、必要に応じて前記牽引フック(11)を介して前記牽引トロリー(5)と前記引張部材(6)を接続し、その結果前記牽引トロリー(5)と前記引張部材(6)が前記コークス炉室正面に沿って長手方向に移動されることと、
    ・前記牽引トロリー(5)が、低張力伝動装置(4)を介して前記コークス炉室ドア(3a)を開き、前記牽引トロリー(5)の帰還によって前記コークス炉室ドア(3a)を閉じること
    を特徴とする方法。
  11. 請求項10に記載の手順において、前記引張部材(6)が、油圧装置の前記油圧ポンプ(10)によって駆動される、油圧シリンダ(10)によって移動されることを特徴とする手順。
  12. 請求項10に記載の手順において、前記引張部材(6)が、歯車付電動機装置(10)によってピニオンまたはちょうちんギア力伝達で移動されることを特徴とする手順。
  13. 請求項10乃至12の何れか1項に記載の手順において、前記駆動装置(10)が無線伝送機構によって要求を受けることを特徴とする手順。
  14. 請求項10乃至13の何れか1項に記載の手順において、前記接続機構(8)が手動で要求を受けることを特徴とする手順。
  15. 請求項10乃至13の何れか1項に記載の手順において、前記接続機構(8)が遠隔制御で要求を受けることを特徴とする手順。
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