JP2013544247A - ケラチン含有繊維を染色するためのアスコルビン酸誘導体の使用 - Google Patents

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Abstract

本発明は、特定のアスコルビン酸誘導体の、ケラチン含有繊維を染色するためのまたはケラチン含有繊維を染色するための組成物の調製のための直接染料としての使用に、およびケラチン含有繊維を染色するための、特にヒトの毛髪を染色するための方法に関する。

Description

本発明は、特定のアスコルビン酸誘導体の、ケラチン含有繊維を染色するためのまたはケラチン含有繊維を染色するための組成物の調製のための直接染料としての使用に、およびケラチン含有繊維を染色するための、特にヒトの毛髪を染色するための方法に関する。
ケラチン含有繊維を染色するためには、直接染料または酸化染料のいずれかが一般に使用され、それらは、1種または2種以上の顕色構成成分を、互いにまたは1種または2種以上の発色剤構成成分との酸化的カップリングにより生成される。顕色剤および発色剤はまた、酸化染料前駆体とも称される。
いわゆる酸化染料の場合に、とりわけ「Kosmetik und Hygiene」[Cosmetics and Hygiene] Wilfried Umbach著, Wiley-VCH, 2004において、発色構成成分(改質剤、発色剤)を、酸化剤、例えば、過酸化水素などを使用して、ケラチン含有繊維上でまたは場合によってはケラチン含有繊維中で、顕色構成成分(酸化基材、顕色剤)と反応させて染料を得る。アルカリ性および酸化的条件が、ここで、少なくとも染色プロセスの間は優位である。
顕色構成成分を酸化させることができ、カップリング反応においてカップリング構成成分と反応でき、少なくとも染料の前駆体が得られるように、酸化媒体は必須である。アルカリ性媒体は、第一に例えば過酸化水素の酸化作用の進行に働き、第二に繊維構造を開くこと(opening)に働いて、それらから生成される、カップリング構成成分および/または顕色構成成分および/または染料、またはそれらの前駆体は繊維中により深く浸透することができる。
構成成分および/または染料またはそれらの前駆体が、繊維中により深く浸透するほど、染色はより耐久性である。両方の構成成分は、好ましくは、非置換のまたは置換されたヒドロキシルまたはアミン基を、好ましくは、顕色構成成分の場合にはオルト、メタおよびパラ位に、およびカップリング構成成分の場合には、メタ位に含有する。カップリング構成成分および顕色構成成分からのこのタイプの染料の生成の場合には、繊維への染料の結合が、さらに生じてもよい。
酸化剤、例えば上述した過酸化水素の影響下において、繊維損傷が生じ得る場合がある。さらに、酸化剤染料前駆体によっては、または酸化剤染料前駆体の特定の混合物は、敏感肌の人々に感作作用を有し得ることがある。直接染料は、より穏やかな条件下で適用されるが、それらの欠点は、染色することが、不十分な堅牢特性のみを有するという事実にある。堅牢特性は、例えば、光、摩擦、発汗および洗濯堅牢度である。
現行の慣用の直接染料の場合には、頻繁に、結合能力は弱いと言明され、染料が、例えば発汗または水により、比較的急速に洗い出され得ることを意味する。染料のそれぞれの繊維への低い結合能力により、染色プロセスにおける染料の収量はさらに低く、染色の強度は、結果として低いものであり得る。特に合成の、染料の使用に際し、特にヒトの適用領域においては、低い耐容性もまた存在し得る。
よって、同時に良好な堅牢特性を有しかつ強力な染色を達成する、より耐久性の染色が可能となるように、繊維への染料分子の良好な結合能力を有するケラチン含有繊維の染色のための、とりわけ耐容性、特に皮膚への耐容性がある染料に対する要求が、継続して存在する。酸化染料および/または酸化剤での同時適用の場合には、直接染料は、過酸化水素に対する十分な能力を有しなければならないか、またはそれらの有益な堅牢特性および染色特性を失ってはならない。
驚くべきことに、以下に記載される、式IまたはIIで表されるアスコルビン酸誘導体が、ケラチン含有繊維の染色のための直接染料として、極めて大いに好適であることが見出された。色彩効果は、色彩効果が洗い出しに対して耐久性であり、かつ色安定的であり、かつ高度な輝きを作り出すという事実により識別される。達成され得るカラーバリューにより、強化された青色座標の創出を実現たらしめ、よってモダンな寒色の印象を生じさせる。
驚くべきことに、慣用の洗浄剤、例えばヘアシャンプーで洗浄操作した後の色彩効果の強化が生じ得ることがさらに観測された。
さらに、式IまたはIIで表されるアスコルビン酸誘導体は、以下に記載するように、毛髪色の安定化および毛髪の染色に対しさらに用いられる染色分子に好適である。特に、光および酸化感受性直接染料分子を安定化させることができる。安定化方法には、例えば、実際の染色手順の前に、式IまたはIIで表されるアスコルビン酸誘導体で毛髪を前処理すること、およびまた、実際の染色手順の後に式IまたはIIで表されるアスコルビン酸誘導体での後処理が含まれる。特に、毛髪色の、赤色、青色および黒色の色調を、安定化させることができる。
したがって、本発明は、式IまたはII
式中、
またはRは、各々互いに独立して、ヒドロキシル、−O−alkyl、−OC(O)−alkyl、−OPOMまたはO−グリコシルを示し、
alkylは、1〜10個のC原子を有する直鎖状のまたは分枝状のアルキル基を示し、
Mは、アルカリもしくはアルカリ土類金属カチオンまたはHを示し、
またはRは、各々互いに独立して、ヒドロキシルまたは式III
式中、
〜Rは、各々互いに独立して、H、−OH、1〜20個のC原子を有する直鎖状のまたは分枝状のアルコキシ基、1〜20個のC原子を有するフッ素化された直鎖状のまたは分枝状のアルコキシ基、−A、−NH、−NHA、−NA、−NH−(CH−CH−O)−H、−N[(CH−CH−O)−H]、−[NHA]X、−[NA]X、−SOH、−[SO]X、2H−ベンゾトリアゾール−2−イルまたは−OC(O)−alkylを示し、
Aは、1〜20個のC原子を有する直鎖状のまたは分枝状のアルキル基を示し、
および
Xは、カチオン[NHAおよび[NAまたはアニオン[SOに対する対イオンであり、
ただし、ラジカルRまたはRのうちの少なくとも1個は、式IIIに適合する、
で表される化合物、ならびにこれらの塩の、ケラチン含有繊維を染色するための使用に関する。
本発明は、さらに式IまたはII
式中、
またはRは、各々互いに独立して、ヒドロキシル、−O−alkyl、−OC(O)−alkyl、−OPOMまたはO−グリコシルを示し、
alkylは、1〜10個のC原子を有する直鎖状のまたは分枝状のアルキル基を示し、
Mは、アルカリもしくはアルカリ土類金属カチオンまたはHを示し、
またはRは、各々互いに独立して、ヒドロキシルまたは式III
式中、
〜Rは、各々互いに独立して、H、−OH、1〜20個のC原子を有する直鎖状のまたは分枝状のアルコキシ基、1〜20個のC原子を有するフッ素化された直鎖状のまたは分枝状のアルコキシ基、−A、−NH、−NHA、−NA、−NH−(CH−CH−O)−H、−N[(CH−CH−O)−H]、−[NHA]X、−[NA]X、−SOH、−[SO]X、2H−ベンゾトリアゾール−2−イルまたは−OC(O)−alkylを示し、
Aは、1〜20個のC原子を有する直鎖状のまたは分枝状のアルキル基を示し、
および
Xは、カチオン[NHAおよび[NAまたはアニオン[SOに対する対イオンであり、
ただし、ラジカルRまたはRのうちの少なくとも1個は、式IIIに適合する、
で表される化合物、ならびにこれらの塩の、組成物の調製のための直接染料としてのケラチン含有繊維を染色するための使用に関する。
ケラチン含有繊維は、好ましくは、ヒトの毛髪、ウール、毛皮または羽毛を意味するものと解される。しかしながら、本発明の化合物はまた、原則として、他の天然繊維、例えば、綿、ジュート、サイザルアサ、リネンまたはシルクなどを染色、あるいは改質された天然繊維、例えば、再生セルロース、ニトロ、アルキルまたはヒドロキシアルキルまたはアセチルセルロースなどの染色にも好適である。ケラチン含有繊維は、特に好ましくは、ヒトの毛髪である。
本発明に従って使用される用語「ケラチン含有繊維の染色」には、あらゆる形態の繊維の色変化が包含される。特に、用語 着色、漂白、酸化的染色、半永久的染色、永久的染色および一時的染色により対象とされる色変化が包含される。同様に、色変化は、生じ得、それらは、出発色、例えば漂白などと比較してより淡い色結果を有する。用語「ケラチン含有繊維の染色」は、好ましくは、着色または一時的染色、半永久的染色もしくは永久的染色を意味するものと解される。
式Iで表される化合物は、例えば、公開された明細書WO 2008/017346および/またはWO 2010/127756から公知である。これらの公開された明細書は、永久的なUV防護を作り出す、このタイプのアスコルビン酸誘導体の、皮膚および毛髪結合化合物としての使用に関する。該化合物を、化粧用調製物における感受性構成成分の、例えば、対応する毛髪染料組成物における染料または染料構成成分の生成物保護のために用いることができる。
さらに、式Iで表される化合物は、染色された毛髪を色変化に対し保護することができる。式IIで表される化合物、いわゆるデヒドロアスコルビン酸誘導体は、式Iで表されるアスコルビン酸誘導体の酸化された形態である。アスコルビン酸の場合には、以下の反応が、例えば適用され、すなわち、人体においては、デヒドロアスコルビン酸を還元してアスコルビン酸へと戻すことができる。この点における対応するコメントを、同様に、式IIで表される化合物に適用する。
アスコルビン酸のおよびデヒドロアスコルビン酸の位置の番号を、上記の反応スキームにおいて図示したように、以下の名称の場合に適用する。
FR2939035には、アスコルビン酸アセタールおよび毛髪を染色するための、その使用が記載されている。
式IおよびIIで表される化合物は、上記のとおり、それら自体は帯色しておらず、わずかに黄色味がかった彩色を呈するのみである。したがって、これらの皮膚および毛髪結合物質が、それらのUV保護作用に加えて、本明細書において記載するように、直接染料としてケラチン含有繊維、好ましくはヒトの毛髪上で、色彩効果を作り出すことができるということは驚くべきことである。
式IまたはIIで表される化合物の、好ましくは、式Iで表される化合物の直接的な色の顕色に加えて、上記のとおり、言及され得るさらなる利点は、これらの物質はまた、慣用の染色手法と組み合わせて有利な色彩効果を作り出し、例えば、ケラチン含有繊維を酸化染料で染色するためのカップリング構成成分として好適である。
さらに、上に記載される、式IまたはIIで表される化合物の高度な両親媒性および優れた水結合能力は、式Iで表される少なくとも1種の化合物で処理された繊維の水分含有量が、かなり改善されることを意味する。これにより、繊維の弾性の増加がもたらされる。
ヒトの毛髪に関し、以下のコメントを特に適用する:式IまたはIIで表される化合物、および以下で好ましいと示される式IまたはIIで表される化合物が、毛小皮を通って毛皮質中に浸透するのに好適であり、毛髪全体にわたって完全で耐久性の毛髪染色を達成することができることを意味する。さらに、式IまたはIIで表される化合物、および以下で好ましいと示される式IまたはIIで表される化合物は、毛髪ケラチンの優良な水和により、毛髪の水分含有量を改善させる。毛髪の水分含有量とともに、毛髪構造特性、特に毛髪弾性が、これにより改善される。
式IまたはIIで表される化合物は、ケラチン含有繊維または皮膚中でのまたはケラチン含有繊維または皮膚上での、特にヒトの毛髪上での均一な分布、およびこれにより継続的なコーティングの形成に大いに好適である。それゆえ、色彩の均一性に加え、極めて顕著で均一な潜在的抗酸化性を、繊維または皮膚上に作り出すことができ、これは、アスコルビン酸と比較してかなり改善されている。
極めて均一な層分布を、式IまたはIIで表される化合物により達成することができるため、特に紫外性放射の所望されない影響、例えば日焼け、光による老化または他の材料老化プロセスなどに対し、均一保護特性がまた、均一な色味に加えて作り出される。これにより、永久的保護の側面を考慮すると、皮膚および毛髪のUV放射への感受性を相応して顕著に低下させるとともに、式IまたはIIで表される少なくとも1種の化合物での処理後の有害なUV放射に対する皮膚および毛髪の本来の保護時間における顕著な増加をもたらす。
略語「アルキル」は、1〜10個の、例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10個のC原子を有する、直鎖状のまたは分枝状のアルキル基を、例えば、メチル、エチル、イソプロピル、n−プロピル、イソブチル、n−ブチル、tert−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、エチルヘキシル、n−ノニルまたはn−デシルを示す。
およびRについての好適なアルコキシラジカルは、アルキル基が1〜10個の、好ましくは、1〜6個の、特に好ましくは、1〜4個のC原子を含有するものである。特に好ましいアルコキシ基の例は、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシまたはtert−ブトキシである。
基−OPOMは、好ましくは、−OPOH基であるが、式中、式IにおけるMが、アルカリ金属カチオン、例えばNaまたはK、あるいはアルカリ土類金属カチオン、例えばMgまたはCaに対応する、式Iで表される塩を用いることもまた可能である。
式IにおいてO−グリコシルとも称される、アスコルビン酸の基本構造の2または3位における炭水化物の結合が、例えば、単糖類、リボース、アラビノース、キシロース、リキソース、アロース、アルトロース、グルコース、マンノース、グロース、イドース、ガラクトース、タロース、リブロース、キシルロース、プシコース、フルクトース、ソルボースまたはタガトースなどについて生じ得る。このリストには、両方の異性体、すなわちDまたはL体の各場合におけるものが含まれる。
好ましいのは、グルコース、がラクトースまたはフルクトースの、極めて特に好ましくは、グルコースの使用である。
しかしながら原則として、二糖類、例えば、サッカロース(または、またショ糖とも呼ばれる)、ラクトース、トレハロース、マルトース、セロビオース、ゲンチオビオースまたはメリビオースもまた好適である。このリストには、αおよびβ体の両方が含まれる。
二糖類の群から、好ましいのは、サッカロースまたはラクトースの、特に好ましくは、サッカロースの使用である。
好ましくは、式IにおけるラジカルRは、ヒドロキシルを示し、およびRは、上記のとおり、−O−alkyl、−OC(O)−alkyl、−OPOMまたはO−グリコシルを示す。
好ましくは、式IにおけるラジカルRは、ヒドロキシルを示し、およびRは、上記のとおり、−O−alkyl、−OC(O)−alkyl、−OPOMまたはO−グリコシルを示す。
特に好ましくは、ラジカルRおよびRの両方は、ヒドロキシルである。
またはRは各々、互いに独立して、ヒドロキシルまたは式III
式中、
〜Rは各々、互いに独立して、H、−OH、1〜20個のC原子を有する直鎖状のまたは分枝状のアルコキシ基、1〜20個のC原子を有するフッ素化された直鎖状のまたは分枝状のアルコキシ基、−A、−NH、−NHA、−NA、−NH−(CH−CH−O)−H、−N[(CH−CH−O)−H]、−[NHA]X、−[NA]X、−SOH、−[SO]X、2H−ベンゾトリアゾール−2−イルまたは−OC(O)−alkylを示し、
Aは、1〜20個のC原子を有する直鎖状のまたは分枝状のアルキル基を示し、
および
Xは、カチオン[NHAおよび[NAまたはアニオン[SOに対する対イオンであり、
ただし、ラジカルRまたはRのうちの少なくとも1個は、式IIIに適合する、
で表されるラジカルである。
特に好ましいのは、アスコルビン酸のまたはデヒドロアスコルビン酸6−O−エステルであり、すなわち、好ましくは、ラジカルRは、式IIIを表し、およびRはHを示す。
アスコルビン酸骨格またはデヒドロアスコルビン酸骨格は、本明細書において、DまたはL体であるいは、2種のエナンチオ形態の、特には等モルではない、混合物の形態であり得る。L−アスコルビン酸またはL−デヒドロアスコルビン酸は、極めて特に好ましくは、誘導体化されている。
部分IIIを含有する、式IまたはIIで表される化合物において、Aは、1〜20個のC原子を有する直鎖状のまたは分枝状のアルキル基を示す。Aは、好ましくは、上記のとおり、1〜10個のC原子を有する直鎖状のまたは分枝状のアルキル基である。Aは、特に好ましくは、1〜4個のC原子を有する直鎖状のまたは分枝状のアルキル基である。
nは、1から25の整数を、好ましくは、1、2、3、4または5を表す。
Xは、Aは、上に示した意味の1つを有するカチオン[NHAおよび[NAに対する対イオン、好ましくは、Cl、Br、Iまたは[SO2−を記載し、あるいはアニオン[SOの対イオン、好ましくは、アンモニウムイオンまたはアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属カチオン、例えばNa、K、Mg2+またはCa2+などについて記載する。
しかしながら、部分的変更が分子自体において補償されること、すなわち、式Iで表される化合物が双性イオン構造の形態であることもまた可能である。
式Iで表される化合物をまた、本発明に従い、塩として使用することができ、すなわち、アスコルビン酸骨格の少なくとも1個のヒドロキシル基が、脱プロトン化形態であり、電荷は、対イオン、例えばアルカリまたはアルカリ土類金属カチオンにより補償される。
式IまたはIIで表される化合物における置換基R〜Rは、好ましくは各々、互いに独立して、H、1〜20個のC原子を有する直鎖状のまたは分枝状のアルコキシ基、1〜20個のC原子を有するフッ素化された直鎖状のまたは分枝状のアルコキシ基または−OC(O)−alkylであり、ここで、alkylは、上記に示したまたは好ましいと示した意味を有する。
置換基R〜Rにおいて、直鎖状のまたは分枝状のアルコキシ基は、好ましくは、1〜10個のC原子を、極めて特に好ましくは、1〜4個のC原子を有する。
置換基R〜Rにおいて、フッ素化された直鎖状のまたは分枝状のアルコキシ基は、好ましくは、1〜10個のC原子を、極めて特に好ましくは、1〜4個のC原子を有する。
置換基R〜Rの少なくとも1個の置換基は、好ましくは、上記のとおり、直鎖状のまたは分枝状のアルコキシ基である。
ラジカルRは、好ましくは、Hである。
ラジカルRは、好ましくは、Hである。
ラジカルRは、特に好ましくは、上記のとおり、Hまたは直鎖状のまたは分枝状のアルコキシ基である。
ラジカルRは、特に好ましくは、上記のとおり、Hまたは直鎖状のまたは分枝状のアルコキシ基である。
ラジカルRは、好ましくは、H、1〜20個のC原子を有する直鎖状のまたは分枝状のアルコキシ基、1〜20個のC原子を有するフッ素化された直鎖状のまたは分枝状のアルコキシ基または−OC(O)−alkylであり、ここで、alkylは、上記に示したまたは好ましいと示した意味を有する。ラジカルRは、特に好ましくは、1〜20個のC原子を、極めて特に好ましくは、1〜4個のC原子を有する直鎖状のまたは分枝状のアルコキシ基である。
好ましい個々の式Iで表される化合物は、化合物
4−メトキシケイ皮酸6−O−アスコルバート、
2,4−ジメトキシケイ皮酸6−O−アスコルバート、
2,4,6−トリメトキシケイ皮酸6−O−アスコルバート、
2,3,4−トリメトキシケイ皮酸6−O−アスコルバート、
2,4,5−トリメトキシケイ皮酸6−O−アスコルバート、
である。
式Iで表されるまたは式IIで表される化合物を、WO 2008/017346においてまたはWO 2010/127756において記載される方法により製造することができる。特に、式Iまたは式IIで表される化合物を、好ましくは、エステル化により製造する。この目的に必要な出発化合物は、商業的に入手可能であるか、または慣用の方法により合成することができる。正確な反応条件は、WO 2008/017346の第35〜42頁およびWO 2010/127756の第9〜13頁に示されている。式IIで表される化合物を、式Iで表される化合物から好適な酸化により製造することができ、またはin situでそれらから発生させることができる。
上に記載されるまたはコンマしいと記載される、式Iまたは式IIで表される化合物を、特に、ケラチン含有繊維を染色するための、特にヒトの毛髪を染色するための組成物中で用い、それらは、例えば着色されたセッティング組成物、着色されたブロー乾燥ローション、着色されたブロー乾燥フォーム、着色されたリンス、着色されたジェルまたは着色されたクリームから選択される。しかしながら、それらはまた、永久的毛髪染色のための組成物中に、例えばマルチ構成成分系中に存在してもよい。
上に記載される、ケラチン含有繊維を染色するための対応する組成物は、好ましくは、式Iおよび/またはIIで表される化合物(単数または複数)を、それぞれの場合において組成物全体に基づき0.01重量%より多く、および10重量%より少ない量で含。ケラチン含有繊維を染色するための好ましい組成物は、式IまたはIIで表される化合物(単数または複数)を、それぞれの場合において組成物全体に基づき0.05〜5重量%で、好ましくは、0.1〜2.5重量%で、特に好ましくは、0.25〜1.5重量%で、および特には0.4〜1重量%で含むことを特徴とする。
上に記載される、式Iで表されるおよび/または式IIで表される少なくとも1種の化合物(単数または複数)を含む対応する組成物は、ケラチン含有繊維、特にヒトの毛髪の色を変化させるために供される。色の変化は、式IまたはIIで表される化合物(単数または複数)により、単独で起こり得るが、組成物はまた、さらなる色変化物質、例えば、さらなる直接染料および/または酸化顔料を加えて含んでもよい。式Iで表されるおよび/またはIIで表される少なくとも1種の化合物を、好ましくは、さらに1種または2種以上の酸化染料前駆体および/または直接染料を0.001〜5重量%で含む顔料中で使用する。
少なくとも1種の式Iで表されるおよび/またはIIで表される少なくとも1種の化合物を含むケラチン含有繊維を染色するための組成物を、上記のとおり、単一種構成成分組成物として、2種構成成分組成物として、または3種構成成分組成物として処方し、対応して使用することができる。マルチ構成成分系における分離が、成分の不適合が予想されるかまたはおそれがある場合に特に適切である。かかる系の場合において、用いるべき組成物を、構成成分の混合による適用の直前に、消費者により調製される。
例えば、永久的毛髪染色の場合には、第一構成成分として酸化剤を含む組成物を、例えば、酸化染料前駆体を含む、さらなる顔料とは別にしばしば使用する。
本発明の目的のために、用語 調製物または処方物をまた、用語 組成物と平行して同義に使用する。
組成物は、該必須のまたは任意の構成要素を、含んでもまたは含んでもよく(may include or comprise)、本質的にからなるか、あるいはからなってもよい。組成物中で使用できる全ての化合物または構成成分は、公知であって商業的に入手可能であるか、または公知の方法により合成することができる。
本発明はさらに、ケラチン含有繊維を染色するための方法に関し、ここで、上記のとおりまたは好ましいと記載するように、式Iおよび/またはIIで表される少なくとも1種の化合物を含むケラチン含有繊維を染色するための組成物を、ケラチン含有繊維に毎日1回または毎日2回または連続的に多数回適用し、しばらくの間、通常約20〜45分間繊維上に放置し、続いて再度洗い流すかまたはシャンプーを使用して洗い出す。
本方法を1日1回実行する場合には、例えば5〜7日間の、多数回適用が、強力な染色結果を達成するために有利である。
式Iで表されるおよび/またはIIで表される少なくとも1種の化合物を含む組成物の適用の時間が1日に制限される場合には、強力な毛髪染色を得るためには、組成物を少なくとも2回、好ましくは、2〜5回ケラチン含有繊維に適用することが必要である。式Iで表されるおよび/またはIIで表される化合物の結合能により、毛髪染色はまた、シャンプーを使用した多数回の洗い出し後に保持される。シャンプーを使用した多数回の洗浄により、毛髪染色のさらなる強化がもたらされることすら見出された。
本方法の好ましい態様において、上記のとおり、すすぎ流しまたはシャンプーを使用した洗浄を繰り返し、すなわち、少なくとも2回連続させる。シャンプーでの洗浄を、好ましくは、5回行う。効果は、例1に記載されるシャンプーで、すなわち、例1に記載される構成要素で特に明らかである。
アルカリ化前処理剤を省略することが可能であるため、このようにしてケラチン含有繊維を染色するための本発明の方法は、極めてマイルドである。
しかしながら、ケラチン含有繊維の前処理を行い、次いで、式Iで表されるおよび/またはIIで表される少なくとも1種の化合物を含む組成物を適用することもまた可能である。
したがって、本発明はさらに、ケラチン含有繊維を染色するための方法に関し、ここで、上に記載されるまたは好ましいと記載される、式Iおよび/またはIIで表される少なくとも1種の化合物を含むケラチン含有繊維を染色するための組成物を、前処理剤により前処理されたケラチン含有繊維に適用し、しばらくの間、通常約20〜45分間放置し、続いて再度すすぎ流すかまたはシャンプーを使用して洗い出す。
上に記載される、本方法の好ましい態様において、すすぎ流しまたはシャンプーでの洗浄を繰り返し、すなわち、少なくとも2回連続させる。シャンプーでの洗浄を、好ましくは、5回行う。効果は、例1に記載されるシャンプーで、すなわち、例1に記載される構成要素で特に明らかである。
このタイプの前処理剤は、塩基性、酸性または中性であってもよいが、本発明の方法においては、好ましくは、塩基性である。前処理剤は、好ましくは、NHおよび/または(NH)COを含む。前処理ステップを、通常は染色ステップの前に行うが、対応する処方物の場合における前処理ステップおよび染色ステップの同時実行もまた、想定され得る。
式Iおよび/またはIIで表される少なくとも1種の化合物を含む、染色のための対応する組成物を、上に記載される、式Iおよび/またはIIで表される化合物を、化粧用、医薬用、皮膚用調製物または家庭用製品に好適な少なくとも1種のビヒクルおよび任意に助剤および/または充填材と混合すること、特に分散させるおよび/または乳化させるおよび/または溶解させることにより調製する。
さらに、例えば、さらなる色の適合を実行できるようにするために、式Iおよび/またはIIで表される少なくとも1種の化合物を含む組成物は、さらに酸化染料構成成分を含んでもよい。
発色剤構成成分は、一般的に、顕色剤構成成分の酸化形態により、発色剤の化学ラジカルの少なくとも1置換を可能にする。共有結合は、ここで、発色剤および顕色剤構成成分間で形成される。発色剤は、好ましくは、少なくとも2個の基を環上に有する環状化合物であり、(i)任意に置換されたアミノ基および/または(ii)ヒドロキシル基、から選択される。これらの基は、二重結合系により共役している。環状化合物が6員環である場合には、該基は、好ましくは、互いにオルト位またはメタ位に位置する。
顕色剤構成成分および発色構成成分は、一般的に、ここで、互いにおよそのモル量で用いられる。モルの使用が有利であると証明された場合には、ある過剰量の個々の酸化染料前駆体は不利ではなく、顕色構成成分および発色構成成分が、1:0.5〜1:3の、特に1:1〜1:2のモル比であることができることを意味する。
顕色剤タイプの好適な酸化染料構成成分は、p−フェニレンジアミンおよびその誘導体である。好適なp−フェニレンジアミンは、p−フェニレンジアミン、p−トリレンジアミン、2−クロロ−p−フェニレンジアミン、2,3−ジメチル−p−フェニレンジアミン、2,6−ジメチル−p−フェニレンジアミン、2,6−ジエチル−p−フェニレンジアミン、2,5−ジメチル−p−フェニレンジアミン、N,N−ジメチル−p−フェニレンジアミン、N,N−ジエチル−p−フェニレンジアミン、N,N−ジプロピル−p−フェニレンジアミン、
4−アミノ−3−メチル−(N,N−ジエチル)アニリン、N,N−ビス−(2−ヒドロキシエチル)−p−フェニレンジアミン、4−N,N−ビス−(2−ヒドロキシエチル)アミノ−2−メチルアニリン、4−N,N−ビス−(2−ヒドロキシエチル)アミノ−2−クロロアニリン、2−(2−ヒドロキシエチル)−p−フェニレンジアミン、2−(1,2−ジヒドロキシエチル)−p−フェニレンジアミン、2−フルオロ−p−フェニレンジアミン、2−イソプロピル−p−フェニレンジアミン、N−(2−ヒドロキシプロピル)−p−フェニレンジアミン、2−ヒドロキシメチル−p−フェニレン−ジアミン、N,N−ジメチル−3−メチル−p−フェニレンジアミン、N−エチル−N−2−ヒドロキシエチル−p−フェニレンジアミン、N−(2,3−ジヒドロキシプロピル)−p−フェニレンジアミン、N−(4’−アミノフェニル)−p−フェニレンジアミン、N−フェニル−p−フェニレンジアミン、2−(2−ヒドロキシエチルオキシ)−p−フェニレンジアミン、2−メトキシメチル−p−フェニレンジアミン、2−(2−アセチルアミノエチルオキシ)−p−フェニレンジアミン、N−(2−メトキシエチル)−p−フェニレンジアミン、N−(4−アミノ−3−メチルフェニル)−N−[3−(1H−イミダゾール−1−イル)プロピル]アミン、5,8−ジアミノベンゾ−1,4−ジオキサンおよびこれらの生理学的に耐容される塩により形成された群からの1種または2種以上の化合物から選択される。
さらに、好適なp−フェニレンジアミン誘導体は、p−フェニレンジアミン、p−トリレンジアミン、2−(2−ヒドロキシエチル)−p−フェニレンジアミン、2−(1,2−ジヒドロキシエチル)−p−フェニレンジアミン、N,N−ビス−(2−ヒドロキシエチル)−p−フェニレンジアミン、N−(4−アミノ−3−メチルフェニル)−N−[3−(1H−イミダゾール−1−イル)プロピル]アミン、2−メトキシメチル−p−フェニレンジアミンおよびこれらの化合物の生理学的に耐容される塩の群からの少なくとも1種の化合物から選択される。
用いることができる、さらなる好適な顕色剤構成成分は、アミノおよび/またはヒドロキシル基により置換された、少なくとも2個の芳香環を含有する化合物である。さらなる好適な顕色剤構成成分は、特に、N,N’−ビス−(2−ヒドロキシエチル)−N,N’−ビス−(4’−アミノフェニル)−1,3−ジアミノプロパン−2−オール、N,N’−ビス−(2−ヒドロキシエチル)−N,N’−ビス−(4’−アミノフェニル)エチレンジアミン、N,N’−ビス−(4’−アミノフェニル)テトラメチレンジアミン、N,N’−ビス−(2−ヒドロキシエチル)−N,N’−ビス−(4’−アミノフェニル)テトラメチレンジアミン、N,N’−ビス−(4−(メチルアミノ)フェニル)テトラメチレンジアミン、N,N’−ジエチル−N,N’−ビス−(4’−アミノ−3’−メチルフェニル)エチレンジアミン、ビス−(2−ヒドロキシ−5−アミノフェニル)−メタン、N,N’−ビス−(4’−アミノフェニル)−1,4−ジアザシクロヘプタン、N,N’−ビス−(2−ヒドロキシ−5−アミノベンジル)ピペラジン、N−(4’−アミノフェニル)−p−フェニレンジアミンおよび1,10−ビス−(2’,5’−ジアミノフェニル)−1,4,7,10−テトラオキサデカンおよびこれらの生理学的に耐容される塩により形成された群からの少なくとも1種の化合物から選択される。
さらに、好適な二環式顕色剤構成成分は、N,N’−ビス−(2−ヒドロキシエチル)−N,N’−ビス−(4−アミノフェニル)−1,3−ジアミノプロパン−2−オール、ビス−(2−ヒドロキシ−5−アミノフェニル)メタン、1,3−ビス−(2,5−ジアミノフェノキシ)プロパン−2−オール、N,N’−ビス−(4−アミノフェニル)−1,4−ジアザシクロヘプタン、1,10−ビス−(2,5−ジアミノフェニル)−1,4,7,10−テトラオキサデカンおよびこれらの化合物の生理学的に耐容される塩の1つから選択される。
p−アミノフェノール誘導体またはその生理学的に耐容される塩の1種を、顕色剤構成成分として用いることがさらに可能であり得る。好ましいp−アミノフェノール類は、p−アミノフェノール、N−メチル−p−アミノフェノール、4−アミノ−3−メチルフェノール、4−アミノ−3−フルオロフェノール、2−ヒドロキシメチルアミノ−4−アミノフェノール、4−アミノ−3−ヒドロキシメチルフェノール、4−アミノ−2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェノール、4−アミノ−2−メチルフェノール、4−アミノ−2−ヒドロキシメチルフェノール、4−アミノ−2−メトキシメチルフェノール、4−アミノ−2−アミノメチルフェノール、4−アミノ−2−(2−ヒドロキシエチルアミノメチル)フェノール、4−アミノ−2−(1,2−ジヒドロキシエチル)フェノール、4−アミノ−2−フルオロフェノール、4−アミノ−2−クロロフェノール、4−アミノ−2,6−ジクロロフェノール、4−アミノ−2−(ジエチルアミノメチル)フェノールおよびその生理学的に耐容される塩である。
特に好ましい化合物は、p−アミノフェノール、4−アミノ−3−メチルフェノール、4−アミノ−2−アミノメチルフェノール、4−アミノ−2−(1,2−ジヒドロキシエチル)フェノールおよび4−アミノ−2−(ジエチルアミノメチル)フェノールである。
さらに、顕色剤構成成分を、o−アミノフェノールおよびその誘導体、例えば、2−アミノ−4−メチルフェノール、2−アミノ−5−メチルフェノールまたは2−アミノ−4−クロロフェノールなどから選択することができる。
さらに、顕色剤構成成分を、複素環式顕色剤構成成分、例えば、ピリミジン誘導体、ピラゾール誘導体、ピラゾロピリミジン誘導体またはその生理学的に耐容される塩などから選択することができる。好ましいピリミジン誘導体は、特に、化合物2,4,5,6−テトラアミノピリミジン、4−ヒドロキシ−2,5,6−トリアミノピリミジン、2−ヒドロキシ−4,5,6−トリアミノピリミジン、2−ジメチルアミノ−4,5,6−トリアミノピリミジン、2,4−ジヒドロキシ−5,6−ジアミノピリミジンおよび2,5,6−トリアミノピリミジンである。
さらに好適なピラゾール誘導体は、4,5−ジアミノ−1−メチルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−(2−ヒドロキシエチル)ピラゾール、3,4−ジアミノピラゾール、4,5−ジアミノ−1−(4’−クロロベンジル)ピラゾール、4,5−ジアミノ−1,3−ジメチルピラゾール、4,5−ジアミノ−3−メチル−1−フェニルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−メチル−3−フェニルピラゾール、4−アミノ−1,3−ジメチル−5−ヒドラジノピラゾール、1−ベンジル−4,5−ジアミノ−3−メチルピラゾール、4,5−ジアミノ−3−t−ブチル−1−メチルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−t−ブチル−3−メチルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−(2−ヒドロキシエチル)−3−メチルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−エチル−3−メチルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−エチル−3−(4−メトキシフェニル)ピラゾール、4,5−ジアミノ−1−エチル−3−ヒドロキシメチルピラゾール、4,5−ジアミノ−3−ヒドロキシメチル−1−メチルピラゾール、4,5−ジアミノ−3−ヒドロキシメチル−1−イソプロピルピラゾール、4,5−ジアミノ−3−メチル−1−イソプロピルピラゾール、4−アミノ−5−(2−アミノエチル)アミノ−1,3−ジメチルピラゾール、およびその生理学的に耐容される塩から選択される化合物であるが、特に4,5−ジアミノ−1−(2−ヒドロキシエチル)ピラゾールである。
好適なピラゾロピリミジン類は、特に、ピラゾロ[1,5−a]ピリミジンであり、ここで、好ましいピラゾロ[1,5−a]ピリミジンは、ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3,7−ジアミン、2,5−ジメチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3,7−ジアミン、ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3,5−ジアミン、
2,7−ジメチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3,5−ジアミン、3−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−オール、3−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−オール、2−(3−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)エタノール、2−(7−アミノピラゾロ−[1,5−a]ピリミジン−3−イルアミノ)エタノール、2−[(3−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)−(2−ヒドロキシエチル)アミノ]エタノール、2−[(7−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−イル)−(2−ヒドロキシエチル)アミノ]エタノール、5,6−ジメチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3,7−ジアミン、2,6−ジメチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3,7−ジアミン、3−アミノ−7−ジメチルアミノ−2,5−ジメチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジンおよびその生理学的に耐容される塩から選択される。
さらに好適な顕色剤構成成分は、p−フェニレンジアミン、p−トリレンジアミン、2−(2−ヒドロキシエチル)−p−フェニレンジアミン、2−(1,2−ジヒドロキシエチル)−p−フェニレンジアミン、N,N−ビス−(2−ヒドロキシエチル)−p−フェニレンジアミン、2−メトキシメチル−p−フェニレンジアミン、N−(4−アミノ−3−メチルフェニル)−N−[3−(1H−イミダゾール−1−イル)プロピル]アミン、N,M−ビス−(2−ヒドロキシエチル)−N,N’−ビス−(4−アミノフェニル)−1,3−ジアミノプロパン−2−オール、ビス−(2−ヒドロキシ−5−アミノフェニル)メタン、1,3−ビス−(2,5−ジアミノフェノキシ)プロパン−2−オール、N,N’−ビス−(4−アミノフェニル)−1,4−ジアザシクロヘプタン、1,10−ビス−(2,5−ジアミノフェニル)−1,4,7,10−テトラオキサデカン、p−アミノフェノール、4−アミノ−3−メチルフェノール、4−アミノ−2−アミノメチルフェノール、4−アミノ−2−(1,2−ジヒドロキシエチル)フェノールおよび4−アミノ−2−(ジエチルアミノメチル)フェノール、4,5−ジアミノ−1−(2−ヒドロキシエチル)ピラゾール、2,4,5,6−テトラアミノピリミジン、4−ヒドロキシ−2,5,6−トリアミノピリミジン、2−ヒドロキシ−4,5,6−トリアミノピリミジン、およびこれらの化合物の生理学的に耐容される塩により形成される群からの少なくとも1種の化合物から選択される。
さらに好適な顕色剤構成成分は、ここで、p−トリレンジアミン、2−(2−ヒドロキシエチル)−p−フェニレンジアミン、2−メトキシメチル−p−フェニレンジアミン、N−(4−アミノ−3−メチルフェニル)−N−[3−(1H−イミダゾール−1−イル)プロピル]アミン、および/または4,5−ジアミノ−1−(2−ヒドロキシエチル)ピラゾールおよびこの生理学的に耐容される塩である。
顕色剤構成成分は、各場合において、顔料全体に基づき、好ましくは、0.0001〜10重量%で、好ましくは、0.001〜5重量%で使用される。
発色剤タイプの好適な酸化染料構成成分は、好ましくは、m−アミノフェノールおよび/またはその誘導体、m−ジアミノベンゼンおよび/またはその誘導体、o−ジアミノベンゼンおよび/またはその誘導体、o−アミノフェノールおよび/またはその誘導体、ヒドロキシル基を含有するナフタレン誘導体、ジもしくはトリヒドロキシベンゼンおよび/またはそれらの誘導体、ピリジン誘導体、ピリミジン誘導体、モノヒドロキシインドール誘導体および/またはモノアミノインドール誘導体、
モノヒドロキシインドリン誘導体および/またはモノアミノインドリン誘導体、ピラゾロン誘導体、例えば1−フェニル−3−メチルピラゾール−5−オンなど、モルホリン誘導体、例えば6−ヒドロキシベンゾモルホリンまたは6−アミノベンゾモルホリンなど、キノキサリン誘導体、例えば6−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノキサリンなど、および/または1種または2種以上のこれらのクラスからの2種または3種以上の化合物の混合物から選択される。
使用することができる、さらなる発色剤構成成分、m−アミノフェノール類またはそれらの誘導体などは、好ましくは、3−アミノフェノール、5−アミノ−2−メチルフェノール、N−シクロペンチル−3−アミノフェノール、3−アミノ−2−クロロ−6−メチルフェノール、2−ヒドロキシ−4−アミノフェノキシエタノール、2,6−ジメチル−3−アミノフェノール、3−トリフルオロアセチルアミノ−2−クロロ−6−メチルフェノール、
5−アミノ−4−クロロ−2−メチルフェノール、5−アミノ−4−メトキシ−2−メチルフェノール、5−(2’−ヒドロキシエチル)アミノ−2−メチルフェノール、3−ジエチルアミノフェノール、N−シクロペンチル−3−アミノフェノール、1,3−ジヒドロキシ−5−(メチルアミチオ)ベンゼン、3−エチルアミノ−4−メチルフェノール、2,4−ジクロロ−3−アミノフェノールおよびそれらの生理学的に耐容される塩により形成される群からの少なくとも1種の化合物から選択される。
使用することができる、さらなる発色剤構成成分、例えば6−3−ジアミノベンゼンまたはその誘導体などは、好ましくは、m−フェニレンジアミン、2−(2,4−ジアミノフェノキシ)エタノール、1,3−ビス(2,4−ジアミノフェノキシ)プロパン、1−メトキシ−2−アミノ−4−(2’−ヒドロキシエチルアミノ)ベンゼン、1,3−ビス(2,4−ジアミノフェニル)プロパン、2,6−ビス(2’−ヒドロキシエチルアミノ)−1−メチルベンゼン、2−({3−[(2−ヒドロキシエチル)アミノ]−4−メトキシ−5−メチルフェニル}アミノ)エタノール、
2−({3−[(2−ヒドロキシエチル)アミノ]−2−メトキシ−5−メチルフェニル}アミノ)エタノール、2−({3−[(2−ヒドロキシエチル)アミノ]−4,5−ジメチルフェニル}アミノ)エタノール、2−[3−モルホリン−4−イルフェニル)アミノ]エタノール、3−アミノ−4−(2−メトキシエトキシ)−5−メチルフェニルアミン、1−アミノ−3−ビス−(2’−ヒドロキシエチル)アミノベンゼンおよびそれらの生理学的に耐容される塩により形成される群からの少なくとも1種の化合物から選択される。
使用することができる、さらなる発色剤構成成分、例えばo−ジアミノベンゼンまたはその誘導体などは、好ましくは、3,4−ジアミノ安息香酸および2,3−ジアミノ−1−メチルベンゼンならびにそれらの生理学的に耐容される塩により形成される群からの少なくとも1種の化合物から選択される。使用することができる、さらなる発色剤構成成分、例えばジまたはトリヒドロキシベンゼンおよびその誘導体などは、レソルシノール、レソルシノールモノメチルエーテル、2−メチルレソルシノール、5−メチルレソルシノール、2,5−ジメチルレソルシノール、2−クロロレソルシノール、4−クロロレソルシノール、ピロガロールおよび1,2,4−トリヒドロキシベンゼンにより形成される群からの少なくとも1種の化合物から選択される。
使用することができる、さらなる発色剤構成成分、例えばピリジン誘導体などは、2,6−ジヒドロキシピリジン、2−アミノ−3−ヒドロキシピリジン、2−アミノ−5−クロロ−3−ヒドロキシピリジン、3−アミノ−2−メチルアミノ−6−メトキシピリジン、2,6−ジヒドロキシ−3,4−ジメチルピリジン、2,6−ジヒドロキシ−4−メチルピリジン、2,6−ジアミノピリジン、2,3−ジアミノ−6−メトキシピリジン、3,5−ジアミノ−2,6−ジメトキシピリジン、3,4−ジアミノピリジン、2−(2−メトキシエチル)アミノ−3−アミノ−6−メトキシピリジン、2−(4’−メトキシフェニル)アミノ−3−アミノピリジンおよびそれらの生理学的に耐容される塩により形成される群からの少なくとも1種の化合物から選択される。
発色剤構成成分として好適な、少なくとも1個のヒドロキシル基を含有するナフタレン誘導体は、1−ナフトール、2−メチル−1−ナフトール、2−ヒドロキシメチル−1−ナフトール、2−ヒドロキシエチル−1−ナフトール、1,3−ジヒドロキシナフタレン、1,5−ジヒドロキシナフタレン、1,6−ジヒドロキシナフタレン、1,7−ジヒドロキシナフタレン、1,8−ジヒドロキシナフタレン、2,7−ジヒドロキシナフタレンおよび2,3−ジヒドロキシナフタレンにより形成される群からの少なくとも1種の化合物から選択される。
発色剤構成成分として好適なインドール誘導体は、4−ヒドロキシインドール、6−ヒドロキシインドールおよび7−ヒドロキシインドールならびにそれらの生理学的に耐容される塩から選択される。
発色剤構成成分として好適なインドリン誘導体は、好ましくは、4−ヒドロキシインドリン、6−ヒドロキシインドリンおよび7−ヒドロキシインドリンならびにそれらの生理学的に耐容される塩から選択される。
発色剤構成成分として好適なピリミジン誘導体は、4,6−ジアミノピリミジン、4−アミノ−2,6−ジヒドロキシピリミジン、2,4−ジアミノ−6−ヒドロキシピリミジン、2,4,6−トリヒドロキシピリミジン、2−アミノ−4−メチルピリミジン、2−アミノ−4−ヒドロキシ−6−メチルピリミジンおよび4,6−ジヒドロキシ−2−メチルピリミジンならびにそれらの生理学的に耐容される塩により形成される群からの少なくとも1種の化合物から選択される。
好適な発色剤構成成分は、3−アミノフェノール、5−アミノ−2−メチルフェノール、3−アミノ−2−クロロ−6−メチルフェノール、2−ヒドロキシ−4−アミノフェノキシエタノール、5−アミノ−4−クロロ−2−メチルフェノール、5−(2−ヒドロキシエチル)アミノ−2−メチルフェノール、2,4−ジクロロ−3−アミノフェノール、2−アミノフェノール、3−フェニレンジアミン、2−(2,4−ジアミノフェノキシ)エタノール、1,3−ビス(2,4−ジアミノフェノキシ)プロパン、1−メトキシ−2−アミノ−4−(2−ヒドロキシエチルアミノ)ベンゼン、1,3−ビス(2,4−ジアミノフェニル)プロパン、2,6−ビス(2’−ヒドロキシエチルアミノ)−1−メチルベンゼン、2−({3−[(2−ヒドロキシエチル)アミノ]−4−メトキシ−5−メチルフェニル}アミノ)エタノール、2−({3−[(2−ヒドロキシエチルアミノ]−2−メトキシ−5−メチルフェニル}アミノ)エタノール、2−({3−[(2−ヒドロキシエチル)アミノ]−4,5−ジメチルフェニル}アミノ)エタノール、2−[3−モルホリン−4−イルフェニル)アミノ]エタノール、
3−アミノ−4−(2−メトキシエトキシ)−5−メチルフェニルアミン、1−アミノ−3−ビス−(2−ヒドロキシエチル)アミノベンゼン、レソルシノール、2−メチルレソルシノール、4−クロロレソルシノール、1,2,4−トリヒドロキシベンゼン、2−アミノ−3−ヒドロキシピリジン、3−アミノ−2−メチルアミノ−6−メトキシピリジン、2,6−ジヒドロキシ−3,4−ジメチルピリジン、3,5−ジアミノ−2,6−ジメトキシピリジン、1−フェニル−3−メチルピラゾール−5−オン、1−ナフトール、1,5−ジヒドロキシナフタレン、2,7−ジヒドロキシナフタレン、1,7−ジヒドロキシナフタレン、1,8−ジヒドロキシナフタレン、4−ヒドロキシインドール、6−ヒドロキシインドール、7−ヒドロキシインドール、4−ヒドロキシインドリン、6−ヒドロキシインドリン、7−ヒドロキシインドリンまたはそれらの化合物の混合物またはそれらの生理学的に耐容される塩から選択される。
特に好ましいのは、ここで、レソルシノール、2−メチルレソルシノール、5−アミノ−2−メチルフェノール、3−アミノフェノール、2−(2,4−ジアミノフェノキシ)エタノール、1,3−ビス−(2,4−ジアミノフェノキシ)プロパン、1−メトキシ−2−アミノ−4−(2’−ヒドロキシエチルアミノ)ベンゼン、2−アミノ−3−ヒドロキシピリジンおよび1−ナフトールならびにそれらの生理学的に耐容される塩の1種である。
発色剤構成成分は、それぞれの場合において、組成物全体に基づき、好ましくは、0.0001〜10重量%で、好ましくは、0.001〜5重量%で使用される。
一時的な染色のために、染色構成成分としていわゆる直接染料を含む顔料または着色剤組成物を通常使用する。これらは、直接的に基質上に吸着され、色の形成のために酸化プロセスを要しない染色分子である。これらの染料には、例えば、身体および毛髪を色づけるために古代から知られてきているヘナが含まれる。これらの染料は、一般的に、酸化的染色よりもシャンプーに対して、よりずっと敏感であり、結果として、頻繁に所望されない、色調の変化、または目に見える均一色の損失を、次いでより極めてずっと迅速に生じる。
さらに、本発明の組成物は、少なくとも1種のさらなる直接染料を含んでもよい。これらは、直接毛髪上に吸着され、色の形成のための酸化的プロセスを要求しない染料である。直接染料は、通常、ニトロフェニレンジアミン、ニトロアミノフェノール、アゾ染料、アントラキノンまたはインドフェノールである。
直接染料は、各場合において調製物全体に基づき、好ましくは、0.001〜20重量%の量で各場合において用いられ、。直接染料の総量は、好ましくは、多くても20重量%である。
直接染料を、アニオン性、カチオン性および非イオン性直接染料に分けることができる。
好ましいアニオン性直接染料は、国際的名称(INCI)または商品名 Acid Yellow 1、Yellow 10、Acid Yellow 23、Acid Yellow 36、Acid Orange 7、Acid Red 33、Acid Red 52、Pigment Red 57:1、Acid Blue 7、Acid Green 50、Acid Violet 43、Acid Black 1およびAcid Black 52で知られている。
ここで好ましいカチオン性直接染料は、
(a)カチオン性トリフェニルメタン染料、例えば、Basic Blue 7、Basic Blue 26、Basic Violet 2およびBasic Violet 14など、
(b)第四級窒素基により置換された芳香系、例えば、Basic Yellow 57、Basic Red 76、Basic Blue 99、Basic Brown 16およびBasic Brown 17など、および
(c)参照により本明細書に明示的に組み込まれる、例えば、EP-A2-998 908の請求項6〜11において言及されるような、少なくとも1個の第4級窒素原子を含有する複素環を含有する直接染料、
である。
好適な非イオン性直接染料は、特に、非イオン性ニトロおよびキノン染料および天然アゾ染料である。
用いられる直接染料はまた、さらに、天然由来染料であり得、例えば、赤色ヘナ、中性ヘナ、黒色ヘナ、カモミールの花、サンダルウッド、紅茶、セイヨウイソノキの樹皮、セージ、ログウッド、アカネの根、アセンヤクノキ、セドレ(sedre)およびアルカンナの根に存在するものである。
色を変化させるさらなる可能性は、いわゆるオキソ染料前駆体を含む顔料の使用により提案される。第一のクラスのオキソ染料前駆体は、少なくとも1個の反応性カルボニル基を含有する化合物である。この第一のクラスは、構成成分(Oxo1)として公知である。第二のクラスのオキソ染料前駆体は、CH−酸性化合物、および第一級または第二級芳香族アミン、窒素含有複素環式化合物および芳香族ヒドロキシル化合物により形成される群からの化合物から同様に選択される、第一級または第二級アミノ基あるいはヒドロキシル基を含有する化合物により形成される。
この第二のクラスは、構成成分(Oxo2)として公知である。上述の構成成分(Oxo1)および(Oxo2)は、一般的にそれら自体が染料ではなく、したがって、各々を個別に単独でみた場合には、ケラチン含有繊維の染色に好適ではない。組み合わせて、それらは、非酸化的プロセス、いわゆるオキソ染色において染料を形成する。得られた染料は、場合によっては、酸化的染色のものと同等な、ケラチン含有繊維上での耐変色性を有する。
使用されるオキソ染料前駆体は、好ましくは、
− 少なくとも1種の化合物(構成成分(Oxo2))との
少なくとも1個の反応性カルボニル基を含有する少なくとも1種の化合物(構成成分(Oxo1))
− (Oxo2a)CH−酸性化合物
および/または
(Oxo2b)第一級または第二級芳香族アミン、窒素含有複素環式化合物および芳香族ヒドロキシル化合物により形成される群からの少なくとも1種の化合物から選択される、第一級または第二級アミノ基あるいはヒドロキシル基を含有する化合物、
から選択される化合物
の組み合わせである。
本発明の意味における構成成分(Oxo1)としての反応性カルボニル基化合物は、少なくとも1個のカルボニル基を、構成成分(Oxo2)と反応して共有結合の形成する反応性基として含有する。好ましい反応性カルボニル化合物は、少なくとも1個のホルミル基および/または少なくとも1個のケト基を、特に少なくとも1個のホルミル基を担持する化合物から選択される。さらにまた、本発明に従い、誘導体化されたカルボニル基の炭素原子の構成成分(Oxo2)との反応性が未だに存在するように、反応性カルボニル基が誘導体化されたかまたはマスクされた化合物の構成成分(Oxo1)として使用することができる。
これらの誘導体は、好ましくは、
a)付加化合物としてのイミンまたはオキシムを形成するアミンおよびそれらの誘導体の、
b)付加化合物としてのアセタールまたはケタールを形成するアルコールの、
c)付加化合物としての水和物を形成する水の、
(構成成分(Oxo1)は、この場合において、アルデヒド由来のc)である)反応性カルボニル化合物のカルボニル基の炭素原子への付加化合物である。
オキソ染色の目的のために使用される反応性カルボニル構成成分は、極めて特に好ましくは、ベンズアルデヒドおよび/またはケイ皮アルデヒドおよび/またはナフトアルデヒドおよび/またはこれらの上述したアルデヒド少なくとも1種の誘導体であり、これらは特に、1個または2個以上のヒドロキシル、アルコキシまたはアミノ置換基を担持する。
CH−酸性化合物は、一般的に、脂肪族炭素原子に結合した水素原子を担持する化合物であるとみなされ、ここで、電子吸引性置換基により対応する炭素−水素結合は活性である。原則として、CH−酸性化合物の選択は、ヒトの目に可視的に着色される化合物が、構成成分(Oxo1)の反応性カルボニル化合物との縮合の後に得られる限り、限定されない。本発明に従い、これらは好ましくは、芳香族および/または複素環式ラジカルを含有するCH−酸性化合物である。複素環式ラジカルは、同様に芳香族または脂肪族であってもよい。CH−酸性化合物は、特に好ましくは、複素環式化合物、特にカチオン性の、複素環式化合物から選択される。
構成成分(Oxo2a)のオキソ染料前駆体のCH−酸性化合物は、極めて特に好ましくは、2−(2−フロイル)アセトニトリル、2−(5−ブロモ−2−フロイル)アセトニトリル、2−(5−メチル−2−トリフルオロメチル−3−フロイル)アセトニトリル、3−(2,5−ジメチル−3−フリル)−3−オキソプロパニトリル、2−(2−テノイル)アセトニトリル、2−(3−テノイル)アセトニトリル、2−(5−フルオロ−2−テノイル)アセトニトリル、2−(5−クロロ−2−テノイル)アセトニトリル、2−(5−ブロ−2−テノイル)アセトニトリル、2−(2,5−ジメチルピロール−3−オイル)アセトニトリル、1H−ベンゾイミダゾール−2−イルアセトニトリル、
1H−ベンゾチアゾール−1−イルアセトニトリル、2−(ピリド−2−イル)アセトニトリル、2,6−ビス(シアノメチル)ピリジン、2−(インドール−3−オイル)アセトニトリル、8−カンアセチル−7−メトキシ−4−メチルクマリン、2−(キノキサリン−2−イル)アセトニトリル、1,2,3,3−テトラメチル−3H−インドリウムヨージド、1,2,3,3−テトラメチル−3H−インドリウムメタンスルホナート、2,3−ジメチルベンゾチアゾリウムヨージド、1,2−ジヒドロ1,3−ジエチル−4,6−ジメチル−2−オキソピリミジニウムヒドロゲンスルファート、1,2−ジヒドロ−1,3,4,6−テトラメチル−2−チオキソピリミジニウムクロリド、1,2−ジヒドロ−1,3−ジエチル−4−メチル−2−チオキソピリミジニウムヒドロゲンスルファート、1,2−ジヒドロ−1,3−ジプロピル−4−メチル−2−チオキソピリミジニウムクロリドおよび1,2−ジヒドロ−1,3−ジプロピル−4−メチル−2−チオキソピリミジニウムヒドロゲンスルファートからなる群からの少なくとも1種の化合物から選択される。
さらに、使用される構成成分(Oxo2b)は、少なくとも1個の第一級または第二級アミノ基および/または少なくとも1個のヒドロキシル基を含有する、少なくとも1種の酸化染料前駆体であり得る。好ましく好適な代表例は、酸化染料前駆体の説明において示す。しかしながら、本発明に従い、構成成分(Oxo2)が、CH−酸性化合物からのみ選択されるものであることが好ましい。
上述した構成成分(Oxo1)および構成成分(Oxo2)の化合物が、それらを使用する場合には、各場合において、100gの組成物全体に基づき、0.03〜65mmol、特に1〜40mmolの量で好ましく使用される。
組成物は、特に好ましくは、さらに過酸化水素を含む。このタイプの、染色ならびに任意に同時にケラチン含有繊維をライトニング組成物は、特に好ましくは、0.5〜15重量%、好ましくは、1〜12.5重量%特に好ましくは、2.5〜10重量%および特に3〜6重量%の過酸化水素(100%Hとして計算されたもの)を含むものである。
過酸化水素をまた、固体基体上へのそれらの付加化合物の形態で用いることができ、好ましくは、過酸化水素自体を使用する。過酸化水素を、溶液としてまたは過酸化水素の無機または有機化合物、例えば、過ホウ酸ナトリウム、過炭酸ナトリウム、過炭酸マグネシウム、ナトリウムペルカルバミド、ポリビニルピロリドン nH(nは、0より大きい正の整数である)、過酸化尿素および過酸化メラミンなどのへの固体付加化合物の形態で用いる。
極めて特に好ましいのは、過酸化水素水溶液である。過酸化水素溶液の濃度を、一方では法定の既定値により、他方では所望される効果により決定し;水中の6〜12パーセント溶液が、好ましく使用される。
基体、例えば、毛髪を明るくすることまたは漂白することによる色の変化のために、少なくとも1種の漂白促進剤が、好ましくはさらに、化粧用組成物中で、酸化剤に加えて用いられる。
漂白促進剤は、好ましくは、酸化剤、特に過酸化水素の漂白作用を増加させるために用いられる。好適な漂白促進剤は、
(BV−i)過加水分解条件下で、脂肪族ペルオキソカルボン酸および/または任意に置換された過安息香酸化合物を生じる化合物、
および/または
(BV−ii)炭酸塩および/または炭酸水素塩、
および/または
(BV−iii)有機炭酸塩、
および/または
(BV−iv)カルボン酸、
および/または
(BV−v)ペルオキソ化合物、
である。
漂白促進剤は、好ましくは、ペルオキソ化合物、特に無機ペルオキソ化合物である。漂白促進ペルオキソ化合物には、過酸化水素の他の構成成分への、または過酸化水素自体へのいかなる付加生成物も含まれない。さらに、ペルオキソ化合物の選択には、いかなる制限も課せられない。好ましいペルオキソ化合物は、ペルオキソ二硫酸塩、過硫酸塩、ペルオキシ二リン酸塩(特にペルオキシ二硫酸アンモニウム、ペルオキシ二硫酸カリウム、ペルオキシ二硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム、ペルオキシ二リン酸カリウムなど)および過酸化物(過酸化バリウムおよび過酸化マグネシウムなど)である。
組み合わせてもまた用いることができる、これらの化合物の中で、好ましいのは、本発明によれば、ペルオキシ二硫酸塩、特にペルオキシ二硫酸アンモニウムである。好ましいのは、ここで、0.01〜2重量%の少なくとも1種の固体ペルオキソ化合物をさらに含む、染色および任意に同時にケラチン繊維を明るくするための組成物であり、前記ペルオキソ化合物は、アンモニウム、アルカリ金属およびアルカリ土類金属過硫酸塩、ペルオキソ一硫酸塩、ペルオキシ二硫酸塩から選択され、ここで、好ましい組成物は、ペルオキシ二硫酸塩を含み、前記ペルオキシ二硫酸塩は、ペルオキシ二硫酸ナトリウムおよび/またはペルオキシ二硫酸カリウムおよび/またはペルオキシ二硫酸アンモニウムから選択され、およびここで、好ましい組成物は、少なくとも2種のペルオキシ二硫酸塩を含む。
特に好ましいのは、さらに、過硫酸塩、特にペルオキソ硫酸カリウム、硫酸水素カリウムおよび硫酸カリウムの混合物のものであり、カロ塩(Caro's salt)として知られる。
漂白促進剤は、好ましくは、本発明の化粧用組成物中に、各場合においてすぐに使用可能な(ready-to-use)組成物に基づき、5〜30重量%の量で、特に8〜20重量%の量で存在する。
さらに、顔料および/またはライトニング組成物が、非イオン性表面活性物質を含むことが有利であることが証明された。
好ましいのは、ここで、5.0またはそれより大きいHLB値を有する表面活性化合物である。HLB値の定義のために、明示的に、Hugo Janistyn, Handbuch der Kosmetika und Riechstoffe [Handbook of Cosmetics and Fragrances], Volume III: Die Koerperpflegemittel [Body-Care Compositions], 2nd Edition, Dr Alfred Huethig Verlag Heidelberg, 1973, pages 68-78およびHugo Janistyn, Taschenbuch der modernen Parfuemerie and Kosmetik [Pocketbook of Modern Perfumery and Cosmetics], 4th Edition, Wissenschaftliche Verlagsgesellschaft m.b.H. Stuttgart, 1974, pages 466-474ならびにそれらの中で参照された原著中のコメントを参照する。
単純な加工性により、特に好ましい非イオン性表面活性化合物は、ここで、固体または液体として純粋形態で商業的に入手可能な物質である。これに関連する純度の定義は、化学的に純粋な化合物に関するものではない。その代わりに、特に天然産物の場合には、天然脂質および油をベースとする生成物の場合において得られるように、例えば、異なるアルキル鎖長を有する、異なる同族体の混合物を用いることが可能である。また、アルコキシ化生成物の場合には、異なる度合いのアルコキシ化の混合物が、通常は存在する。これに関連する用語 純度は、代わりに、選択された物質に、溶媒、増量剤および他の随伴物質がないという事実に関する。
さらなる構成要素として、本発明の組成物は、塩化アンモニウム、炭酸アンモニウム、重炭酸アンモニウム、硫酸アンモニウムおよび/またはカルバミン酸アンモニウムの群から選択される、少なくとも1種のアンモニウム化合物を、全体の組成物に基づいて、0.5〜10、好ましくは1〜5重量%の量で含んでもよい。
さらに、本発明の顔料および/またはライトニング組成物は、さらなる活性化合物、助剤および添加剤、例えば、
− 非イオン性ポリマー、例えばビニルピロリドン−ビニルアクリレートコポリマー、ポリビニルピロリドンおよびビニルピロリドン−ビニルアセタートコポリマーおよびポリシロキサンなど、
− カチオン性ポリマー、例えば第四級化セルロースエーテル、第四級基を含有するポリシロキサン、ジメチルジアリルアンモニウムクロリドポリマー、アクリルアミド−ジメチルジアリルアンモニウムクロリドコポリマー、ジエチルスルファート第四級化ジメチルアミノエチルメタクリレート−ビニルピロリドンコポリマー、ビニルピロリドン−イミダゾリニウムメトクロリドコポリマーおよび第四級化ポリビニルアルコールなど、
− 双性および両性ポリマー、例えばアクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド−アクリレートコポリマーおよびオクチルメチルメタクリレート−tert−ブチル−ブチルアミノエチルメタクリレート−2−ヒドロキシプロピルメタクリレートコポリマーなど、
− アニオン性ポリマー、例えばポリアクリル酸、架橋ポリアクリル酸、ビニルアセタート−クロトン酸コポリマー、ビニルピロリドン−ビニルアクリレートコポリマー、ビニルアセタート−ブチルマレアートイソボルニルアクリレートコポリマー、メチルビニルエーテル−無水マレイン酸コポリマーおよびアクリル酸−エチルアクリレート−N−tert−ブチルアクリルアミドターポリマーなど、
− 増粘剤、例えば寒天、グアーガム、アルギナート、キタンサンガム、アラビアゴム、カラヤゴム、イナゴマメ種子粉、亜麻仁ガム、デキストラン、セルロース誘導体、例えばメチルセルロース、ヒドロキシアルキルセルロースおよびカルボキシメチルセルロース、デンプン画分および誘導体、アミロース、アミロペクチンおよびデキストリンなど、粘土、例えば、ベントナイトまたは完全合成親水コロイドなど、ポリビニルアルコールなど、
− 構成剤(structurant)、例えばマレイン酸および乳酸など、
− 毛髪コンディショニング化合物、例えばリン脂質、例えば大豆レシチン、卵レシチンおよびセファリンなど、
− タンパク質加水分解物、特にエラスチン、コラーゲン、ケラチン、乳タンパク質、大豆タンパク質、小麦タンパク質加水分解物、それらの脂肪酸および第四級化タンパク質加水分解物との縮合生成物、
− 香油、ジメチルイソソルビドおよびシクロデキストリン、
− 溶媒および可溶化剤、例えばエタノール、イソプロパノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、プロピレングリコール、グリセロール、ジエチレングリコールなど、
− 繊維構造改善活性化合物、特にモノ、ジおよびオリゴ糖、例えば、グルコース、ガラクトース、フルクトース、果糖およびラクトースなど、
− 第四級化アミン、例えばメチル−1−アルキルアミドエチル−2−アルキルイミダゾリニウムメトスルファートなど、
− 消泡剤、例えばシリコーンなど、
− 組成物を着色する染料
− ふけ防止活性化合物、ピロクトンオラミンピロクトンオラミン、亜鉛オマジンおよびクリンバゾール
− 光保護剤、特に誘導体化されたベンゾフェノン、ケイ皮酸誘導体およびトリアジン、
− pHを調整するための物質、例えば、慣用の酸、特に食用酸および塩基など、
− 活性化合物、パンテノール、パントテン酸、アラントイン、ピロリドンカルボン酸およびその塩ならびにビサボロールなど、
− ビタミン、プロビタミンおよびビタミン前駆体、特に、群A、B、B、B、C、E、FおよびHからのもの、
− 植物抽出物、緑茶、オーク樹皮、イラクサ、マンサク、ホップ、カモミール、ゴボウ、スギナ、サンザシ、シナノキの花、アーモンド、アロエベラ、トウヒの針、マロニエ、サンダルウッド、ジュニパー、ココナッツ、マンゴー、アプリコット、ライム、小麦、キウイ、メロン、オレンジ、グレープフルーツ、セージ、ローズマリー、カバ、ゼニアオイ、カッコウの花、野生のタイム、ノコギリソウ、タイム、レモンバーム、ハリモクシュク、フキタンポポ、ウスベニタチアオイ、分裂組織、朝鮮人参、生姜の根からの抽出物など、
− コレステロール、
− 硬度(consistency)改質剤、例えば糖エステル、ポリオールエステルまたはポリアルキルエーテルなど、
− 脂質およびワックス、例えば鯨蝋、蜜蝋、モンタンワックスおよびパラフィン、脂肪アルコールおよび脂肪酸エステルなど、
− 脂肪酸アルカノールアミド
− 錯化剤、例えばEDTA、NTA、β−アラニン二酢酸およびホスホン酸など、
− 膨張および浸透物質、例えばグリセロール、プロピレングリコールモノエチルエーテル、炭酸塩、炭酸水素塩、グアニジン、尿素ならびに第一級、第二級および第三級リン酸、など、
− 乳白剤、例えばラテックス、スチレン−PVPおよびスチレン−アクリルアミドコポリマーなど、
− 真珠光沢剤、例えばエチレングリコールモノおよびジステアリン酸ならびにPEG−3ジステアリンなど
− 色素、
− 過酸化水素および他の酸化剤用の安定剤
− 発泡剤、プロパン/ブタン混合物、NO、ジメチルエーテル、COおよび空気など、
− 抗酸化剤、
などを含んでもよい。
さらなる任意の構成成分および用いられるこれらの構成成分の量に関し、当業者に公知の関連手引書、例えば、Kh. Schrader, Grundlagen und Rezepturen der Kosmetika [Principles and Recipes of Cosmetics], 2nd Edition, Huethig Buch Verlag, Heidelberg, 1989に明確な参照がなされる。
本発明の組成物は、好適な水性、アルコール性または水性/アルコール性ビヒクル中に成分を含有し得る。毛髪の染色の目的に対し、このタイプの媒剤は、クリーム、乳化剤、ゲルまたはまた界面活性剤含有起泡性溶液、例えば、シャンプー、泡エアゾールまたはその他の調製物であって、これらは、毛髪への適用に好適である。しかしながら、顔料および/またはライトニング組成物について好ましい、粉状またはまた錠剤形態処方物を調製することも可能である。
水性/アルコール性溶液は、例えば、3〜70重量%のC〜Cアルコール、特にエタノールまたはイソプロパノールを含む水性溶液を意味するものと解される。このタイプの水性/アルコール性溶液は、さらに、さらに有機溶媒、例えば、メトキシブタノール、ベンジルアルコール、エチルジグリコールまたは1,2−プロピレングリコールなどを含んでもよい。好ましいのは、ここで、水可溶性有機溶媒全てである。
好ましい組成物は、それらが、さらに非水性溶媒を含むことを特徴とし、ここで、特に好ましい組成物は、各場合において、組成物全体に基づき、0.1〜30重量パーセントで、好ましくは、1〜20重量パーセントで、極めて特に好ましくは、2〜10重量パーセントの濃度の溶媒を含む。
さらに好ましい態様において、溶媒は、エタノール、n−プロパノール、イソロパノール(isoropanol)、n−ブタノール、プロピレングリコール、n−ブチレングリコール、グリセロール、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、フェノキシエタノールおよびベンジルアルコールならびにそれらの混合物から選択される。
本発明による組成物のpHを、好適な成分、酸性化剤またはアルカリ化剤などにより広い範囲において調節することができる。
ケラチン含有繊維の酸化的染色を、原則として、大気中酸素で、酸化染料前駆体の存在下で行うことができる。しかしながら、好ましいのは、化学的酸化剤の使用である。好適な酸化剤は、上記の、過硫酸塩、亜塩素酸塩および特に過酸化水素またはそれらの付加生成物である。
さらに、組成物は、金属イオンまたは金属イオン錯体、例えば、Cu、Fe、MnまたはRuイオンあるいはこれらのイオンの錯体を含んでもよい。さらに、錯化剤の存在は、これらの金属イオンを添加する場合に有利である。錯化剤は、ここで、ポリカルボン酸、ジェミナルジホスホン酸、アミノホスホン酸、ホスホノポリカルボン酸、シクロデキストリン、アミノジカルボン酸、ポリアセタールまたはホスホネートから選択することができる。
組成物を、好ましくは、低水分または無水のものとして処方する。好ましい組成物は、それらが5重量%より少ない、好ましくは2重量%より少ない、特に好ましくは1重量%より少ない、および特に0.5重量%より少ない水を含むことを特徴とする。組成物の水含有量を、例えばカールフィッシャー滴定により決定することができる。
式Iaおよび式IIa
式中、
およびRは、各々互いに独立して、ヒドロキシル、−O−alkyl、−OC(O)−alkyl、−OPOMまたはO−グリコシルを示し、
alkylは、1〜10個のC原子を有する直鎖状のまたは分枝状のアルキル基を示し、
Mは、アルカリもしくはアルカリ土類金属カチオンまたはHを示し、
およびRは、各々互いに独立して、ヒドロキシルまたは式IV、V、VI、VII、VIII、IX、X、XIまたはXII
式中、
〜R16は、各々互いに独立して、H、−OH、−OA、−A、−NH、−NHA、−NA、−NH−(CH−CH−O)−H、−N[(CH−CH−O)−H]、−[NHA]X、−[NA]X、−SOH、−[SO]Xまたは2H−ベンゾトリアゾール−2−イルを示し、および
Aは、1〜4個のC原子を有するアルキル基であり、
nは、1〜25の整数であり、
Xは、カチオン[NHAおよび[NAまたはアニオン[SOに対する対イオンであり、および
YおよびZは、各々互いに独立して、−アスコルビル、ヒドロキシル、−O−2−エチルヘキシル、−O−ヘキシル、−OAまたは−NH−C(CHである、
で表されるアスコルビン酸誘導体は、同様に、ケラチン含有繊維を染色するために好適であるか、またはケラチン含有繊維を染色するための組成物中に存在してもよく、直接染料または酸化染料構成成分としての、組成物の感受性構成要素の製品保護のためであるか否かによらない。
式IまたはIIで表される化合物について記載された略語および説明はまた、対応して式IaまたはIIaで表される化合物に適応される。
さらなるコメントがなくても、当業者は、最も広範囲において上記の説明を利用することができるであろうことが想定される。したがって、好ましい態様および例は、単に、いかなる意味においても全く限定しない記述的開示とみなされなければならない。本明細書全体において言及される全ての出願および文献の完全な開示内容を、参照により本願に組み込む。したがって、説明の開示内容に明示的に属する例の、調製物中の個々の成分の重量パーセント比を、特徴として利用することができる。
例1
3種の毛髪用液体(hair fluid)(ヘアリンス)a)、b)、c)を、それらのカラーリング作用について、毛髪の房(hair strands)(Eurohaar blond)への適用により調査する。処方a)は、1%のUVフィルター 4−メトキシケイ皮酸6−O−アスコルバートを含む。使用される比較は、等モル量のアスコルビン酸(処方b)において0.52%)およびアスコルビン酸アセトニド(処方c)において0.64%)を含む処方である。
4−メトキシケイ皮酸6−O−アスコルバート
注意:以下の式で表されるアスコルビン酸アセトニドを、先行技術FR2939035からの比較物質として使用した:
a)、b)、c)に対して使用される基本処方は、以下の構成成分を含む:
成分が英語で示されている場合には、これらは、INCI名であり、それらは英語で定義され、化粧品の業界における当業者には公知である。
油および水相構成成分を、各場合において合わせ、混合物を蒸気浴(80℃)上で加温し、撹拌しながら溶解または溶融させる。油相を、分割して水相中に乳化させる。
製品の適用前に、未処理の毛髪をLab systemにおいて時間計測で測定する(=未処理のもの)(CIE−Lb、DIN6174に従って評価)。全ての測定値を、Color Analysis software version 3.10 (228)と組み合わせたVarian Cary50スペクトロフォトメーターにより記録する。使用した寛解プローブは、Harrick model, Barellino (シリアルNo BRLVA358431109019、波長領域360〜830nm、区間1nm、観測角2°、illuminant CIED65、白色標準に対するベースライン修正(硫酸バリウム))である。
次の実験ステップとして、2mlの毛髪用液体を、各場合において、毛髪の房に適用する。毛髪の房を、続いて40℃で45分間保管し、続いてヘアシャンプーで洗い流してブロー乾燥する。製品への適用から乾燥ステップへのこのプロセスを、合計5回繰り返す。第二の時間計測測定を、続いて行う(=適用5回の後)。毛髪の房を、ここで、続いてさらなる時間計測測定を行うために、合計10回シャンプーで洗浄する(=適用5回+洗浄10回の後)。
シャンプー構成要素:
Lever Faberge、“Organics”ブランド、5種天然アロマオイル、Happy Hair Days、シャンプー、普通の毛髪、バッチ20735CO 05:02, *:A。
ラベルによる成分:
水、ラウレス硫酸ナトリウム、コカミドプロピルベタイン、塩化ナトリウム、アモジメチコン、セトリモニウムクロリド、クエン酸、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、TEA−ドデシルベンゼンスルホナート、カルボマー、マイカ、ジメチコノール、トリデセス−12、酢酸トコフェロール、香水、イソロイシン、リジン、安息香酸ナトリウム、CI 77891、PPG−9。
表1:未処理の毛髪の房と比較した、適用5回後の測定値:
表2:未処理の毛髪の房と比較した、上記のとおりの適用5回およびシャンプーでの洗浄10回後の測定値:
結果は、処方a)については、明るさ(毛髪着色)において比較処方より極めてはるかに大きな減少が記録されたことを示す。実際に、明るさの増加が、c)の場合において観察される。処方a)については、さらに、極めて高度な色の保持または色の強化ですらも、10回の洗浄後に記録される。さらに、−5.42の最大値Δbの青色シフトが達成される。対照的に、適用5回後の0.32のみの着色値のb)は、極めて低い。
以下に示す処方物の利点は、それらが、毛髪特性、例えば毛髪制御性、親和性、滑らかさ、ボリューム、ボディ、弾性および光沢などに極めて好ましい影響を有することである。
上記のとおり、英語での成分は、INCI名であり、英語で定義されるものである。
例2:.ヘアリンス
例3:.ヘアリンス
例4:.ヘアフォーム
処方物を、残留(leave-on)または洗い流し処方物として用いることができ、処方物/推進剤ガス=90/10の比のエアロゾルとして圧力容器中に包装される。用いることができる推進剤ガスは、例えば、プロパンまたはブタンまたはそれらの混合物である。
例5:.シャンプー
例6:シャンプー
例7:シャンプー
例8:毛髪染色処方
例9:集中的着色への使用(過酸化水素の代わりに、4−メトキシケイ皮酸6−O−アスコルバートを含む顕色剤)
金髪の房の集中的着色のために、商業的に入手可能な着色ケアクリームを、3分割し、各場合において、11gを10mlの顕色剤A(=3% H溶液、pH=4〜5)、10mlの顕色剤B(市販の顕色乳化剤、以下参照)、および10mlの顕色剤C(=クエン酸塩緩衝液 pH6/エタノール=80/20中の、4−メトキシケイ皮酸6−O−アスコルバート1%溶液)と混合する。それぞれの混合物を、大気下で振とうすることにより均質化させる。1h後、各場合において、1.5mlの均質化された混合物を、毛髪の房(約250mgの毛髪)上に均一にブラシで塗る(brushed)。混合物を、40℃で30分間放置し、毛髪を、続いてぬるま湯で洗い流す。毛髪を、約60℃の温度でブロー乾燥する。
着色ケアクリームの成分:水、セテアリールアルコール、エタノールアミン、ラウレス硫酸ナトリウム、コカミドプロピルベタイン、ココナッツアルコール、トルエン−2,5−ジアミンスルファート、ポリクオタニウム−22、セテアレス−20、塩化ナトリウム、2−メチルレゾルシノール、二ナトリウムココアンフォジプロピオナート(Cocoamphodipropionate)、亜硫酸ナトリウム、アスコルビン酸、マカダミアターニフォニアシード油、ケイ酸ナトリウム、4−クロロレゾルシノール、香水、エチドロン酸、2−アミノ−3−ヒドロキシピリジン、レゾルシノール、2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノール、m−アミノフェノール、メチルアルコール。
顕色剤Bの成分:水、過酸化水素、アクリレートコポリマー、エチドロン酸、ラウレス硫酸ナトリウム、2,6−ジカルボキシピリジン、ピロリン酸二ナトリウム、ジメチコン
種々のバッチに対し、以下の色座標を得た:
4−メトキシケイ皮酸6−O−アスコルバートの置き換えの他、さらに、これらの2種の構成成分の混合物を使用することも可能である。さらに、式IまたはIIで表されるアスコルビン酸誘導体を、上記のとおりまたは好ましいと記載したとおり、この例において記載した着色ケアクリームまたは顕色乳化剤の成分と直接組み合わせることができる。

Claims (9)

  1. 式IまたはII
    式中、
    またはRは各々、互いに独立してヒドロキシル、−O−alkyl、−OC(O)−alkyl、−OPOMまたはO−グリコシルを示し、
    alkylは、1〜10個のC原子を有する直鎖状のまたは分枝状のアルキル基を示し、
    Mは、アルカリもしくはアルカリ土類金属カチオンまたはHを示し、
    またはRは、各々互いに独立して、ヒドロキシルまたは式III
    式中、
    〜Rは各々、互いに独立してH、−OH、1〜20個のC原子を有する直鎖状のまたは分枝状のアルコキシ基、1〜20個のC原子を有するフッ素化された直鎖状のまたは分枝状のアルコキシ基、−A、−NH、−NHA、−NA、−NH−(CH−CH−O)−H、−N[(CH−CH−O)−H]、−[NHA]X、−[NA]X、−SOH、−[SO]X、2H−ベンゾトリアゾール−2−イルまたは−OC(O)−alkylを示し、
    Aは、1〜20個のC原子を有する直鎖状のまたは分枝状のアルキル基を示し、
    および
    Xは、カチオン[NHAまたは[NAあるいはアニオン[SOに対する対イオンであり、
    ただし、ラジカルRまたはRのうちの少なくとも1個は、式IIIに適合する、
    で表される化合物、またはこれらの塩の、ケラチン含有繊維を染色するための使用。
  2. 式IまたはII
    式中、
    またはRは各々、互いに独立してヒドロキシル、−O−alkyl、−OC(O)−alkyl、−OPOMまたはO−グリコシルを示し、
    alkylは、1〜10個のC原子を有する直鎖状のまたは分枝状のアルキル基を示し、
    Mは、アルカリもしくはアルカリ土類金属カチオンまたはHを示し、
    またはRは各々、互いに独立してヒドロキシルまたは式III
    式中、
    〜Rは各々、互いに独立してH、−OH、1〜20個のC原子を有する直鎖状のまたは分枝状のアルコキシ基、1〜20個のC原子を有するフッ素化された直鎖状のまたは分枝状のアルコキシ基、−A、−NH、−NHA、−NA、−NH−(CH−CH−O)−H、−N[(CH−CH−O)−H]、−[NHA]X、−[NA]X、−SOH、−[SO]X、2H−ベンゾトリアゾール−2−イルまたは−OC(O)−alkylを示し、
    Aは、1〜20個のC原子を有する直鎖状のまたは分枝状のアルキル基を示し、
    および
    Xは、カチオン[NHAまたは[NAあるいはアニオン[SOに対する対イオンであり、
    ただし、ラジカルRまたはRのうちの少なくとも1個は、式IIIに適合する、
    で表される化合物、またはこれらの塩の、ケラチン含有繊維を染色するための組成物の調製のための直接染料としての使用。
  3. 式IまたはIIで表される化合物における置換基R〜Rが各々、互いに独立して、H、1〜20個のC原子を有する直鎖状のまたは分枝状のアルコキシ基、1〜20個のC原子を有するフッ素化された直鎖状のまたは分枝状のアルコキシ基または−OC(O)−alkylであり、alkylは、請求項1に示した意味を有することを特徴とする、請求項1または2に記載の使用。
  4. 式IまたはIIで表される化合物における置換基R〜Rの少なくとも1個の置換基が、1〜20個のC原子を有する直鎖状のまたは分枝状のアルコキシ基を表すことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の使用。
  5. ケラチン含有繊維が、ヒトの毛髪、ウール、毛皮および羽毛の群から選択されることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の使用。
  6. ケラチン含有繊維を染色するための組成物が、色がついたセット組成物、色がついたブロー乾燥ローション、色がついたブロー乾燥フォーム、色がついたリンス、色がついたジェルまたは色がついたクリームであることを特徴とする、請求項2に記載の使用。
  7. ケラチン含有繊維を染色するための方法であって、ここで、式Iおよび/またはIIで表される少なくとも1種の化合物を含むケラチン含有繊維を染色するための組成物を、請求項1〜4において記載したとおり、ケラチン含有繊維に毎日1回または毎日2回または連続的に多数回適用し、しばらくの間、通常約20〜45分間繊維上に放置し、続いて再度洗い流すかまたはシャンプーを使用して洗い出す、前記方法。
  8. ケラチン含有繊維を染色するための方法であって、ここで、式Iおよび/またはIIで表される少なくとも1種の化合物を含むケラチン含有繊維を染色するための組成物を、請求項1〜4において記載したとおり、前処理剤により前処理されたケラチン含有繊維に適用し、しばらくの間、通常約20〜45分間放置し、続いて再度洗い流すかまたはシャンプーを使用して洗い出す、前記方法。
  9. 洗い流すことまたはシャンプーを使用して洗い出すことを繰り返すことを特徴とする、請求項7または8に記載の方法。
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