JP2013540766A - 化粧用スキンケア組成物 - Google Patents

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Abstract

本願発明は、対象者における皮膚の老化または皮膚の欠陥の予防、緩和または撤回のための、局所適用のために処方された組成物に関する。当該組成物は、第1の活性成分として不溶性酸化銅を含有し、該不溶性酸化銅は、約0.15 %〜約0.75% w/wの間の濃度で存在し、該不溶性酸化銅は、約0.5〜約10ミクロンの間のサイズの範囲の粒子として存在し、またはそれらの組み合わせである。
【選択図】図1

Description

本願発明は、対象者における皮膚の老化または皮膚の欠陥の予防、緩和または撤回のための局所適用のために処方された組成物に関する。1つの局面では、該組成物は、第1の活性成分として不溶性酸化銅を含有し、該不溶性酸化銅は、約0.25 %〜約3.0% w/wの間の濃度で存在する。別の局面では、該組成物は、第1の活性成分として不溶性酸化銅を含有し、該不溶性酸化銅は、約0.5〜約10ミクロンの間のサイズの範囲の粒子として存在する。
時折の日光、汚染および他の毒性効果への皮膚の曝露、あるいは多重および/または極度の曝露は、傷害を生じる。紫外線、環境汚染および大気汚染、風、熱、低い相対湿度レベル、家庭用界面活性剤および他の化学物質との接触、研磨、喫煙、アルコール、薬物、ダイエット、ストレス、機械的ストレス、厳しい大気条件などは、皮膚の外観および健康に影響を与え、曝露の増加はしばしば皮膚損傷の増大を生じる。他の因子、例えば、皮膚の老化および他の生化学的変化、ホルモンの激変、疲労、ニキビ、肥満、日焼け、ダイエット、疾患、血腫および血液微小循環の障害もまた、皮膚に有害な影響を与える。結果として生じる影響は、目に見える外観の化粧的に望ましくない障害、皮膚の臨床的および物理的特性ならびに生理学的および組織学的機能を含み得、皮膚の老化の目に見える兆候さえも引き起こす。
皮膚に対するこのような有害な影響のいくつかの例は、小じわおよびしわの乾燥および発生、弾性の喪失、皮膚の消耗およびたるみ、硬さの喪失、皮膚の薄化、肌の色の均一性の喪失、にぶい肌の色、色素過剰、老人性色素斑、赤色斑、荒れた粗い表面組織、および大理石模様の色素沈着を含む。
多くの人々にとって、損傷したまたは老化した皮膚は、若さの消失を思い出させる。そのような理由のため、我々の社会は、多大な重要性を明白な若さに帰し、有害な/損傷した/欠陥のある皮膚に対する挑戦が経済問題となった。処置は、機能的化粧クリームから美容整形までの範囲を提案した。
従って、対象者の皮膚の形態、色調、触感および/または外観を増強するための安価で安全で信頼できる方法/製品が引き続き要求されている。
1つの実施態様において、本発明は、対象者における皮膚の老化または皮膚の欠陥の予防、発生の低減、緩和または撤回のための組成物を提供し、該組成物は、局所適用のために処方されており、第1の活性成分として不溶性酸化銅を含有し、該不溶性酸化銅は、約0.25 %〜約0.75% w/wの間の濃度で存在する。
別の実施態様では、本発明は、対象者における皮膚の老化または皮膚の欠陥の予防、緩和または撤回のための組成物を提供し、該組成物は、局所適用のために処方されており、第1の活性成分として不溶性酸化銅を含有し、該不溶性酸化銅は、約0.5〜約10ミクロンの間のサイズの範囲の粒子として存在する。
別の実施態様では、本発明は、対象者における皮膚の老化または皮膚の欠陥を予防、緩和または撤回する方法を提供し、当該方法は、該対象者の罹患した皮膚を、第1の活性成分として不溶性酸化銅を含有する組成物と局所接触させることを含み、該不溶性酸化銅は、該組成物中に、約0.15 %〜約0.75% w/wの間の濃度で存在し、または、他の実施態様では、該不溶性酸化銅は、約0.5〜約10ミクロンの間のサイズの範囲の粒子として存在する。
図1は、銅含有処方物で処置された対象者の写真であり、基準値(パネルA、BおよびC)およびそれぞれ処置レジメの4週後(パネルD、EおよびF)の前面図(パネルAおよびD)および側面図(パネルB、C、EおよびF)を示す。 図2は、銅含有処方物で処置された別の代表的な対象者の写真であり、基準値(パネルA、BおよびC)およびそれぞれ処置レジメの4週後(パネルD、EおよびF)の前面図(パネルAおよびD)および側面図(パネルB、C、EおよびF)を示す。 図3は、銅含有処方物で処置された別の代表的な対象者の写真であり、基準値(パネルA、BおよびC)およびそれぞれ処置レジメの4週後(パネルD、EおよびF)の前面図(パネルAおよびD)および側面図(パネルB、C、EおよびF)を示す。 図4は、銅含有処方物で処置された別の代表的な対象者の写真であり、基準値(パネルA、BおよびC)およびそれぞれ処置レジメの4週後(パネルD、EおよびF)の前面図(パネルAおよびD)および側面図(パネルB、C、EおよびF)を示す。
本開示は、対象者における皮膚の老化または皮膚の欠陥を予防、緩和または撤回するための方法、製品および組成物に関する。
特に、本開示は、第1の活性成分として、約0.25 %〜約0.75% w/wの間の濃度で存在するかまたは約0.5〜約10ミクロンの間のサイズの範囲の粒子として存在する、有効量の不溶性酸化銅を含有する組成物を提供する。
活性成分として不溶性酸化銅を含有する組成物は、強力な創傷治療剤であると記載されているが、今まで、対象者における皮膚の老化または皮膚の欠陥の予防、緩和または撤回について具体的に記載された良い効果はなかった。
驚くべきことに、本発明の組成物は、第1の活性成分として不溶性酸化銅を含有し、該不溶性酸化銅が、約0.15 %〜約0.75% w/wの間の濃度で存在するかまたは、約0.5〜約10ミクロンの間のサイズの範囲の粒子として存在する場合、皮膚の外観、皮膚の老化および皮膚の欠陥に対する良い効果に関して、優れた結果を生じる。本発明のいくつかの局面では、第1の活性成分として不溶性酸化銅を含有し、該不溶性酸化銅が、約0.15 %〜約0.5% w/wの間の濃度で存在するかまたは約0.20 %〜約0.25% w/wの間の濃度で存在する組成物は、皮膚の外観、皮膚の老化および皮膚の欠陥に対する良い効果に関して、最も優れた結果を生じた。具体的に記載した低い濃度範囲および粒子サイズ範囲は、他の粒子サイズ範囲を含む組成物と比較して、比類なく有益であり、少なくとも有益であり、不溶性酸化銅のより高い重量パーセント成分を含有する組成物として少なくとも有益である。
本発明のある実施態様では、該組成物は、第1の活性成分として不溶性酸化銅を含有し、該不溶性酸化銅は、約0.15 %〜約0.75% w/wの間の濃度で存在し、および/または、他の実施態様では、該不溶性酸化銅は、約0.5〜約10ミクロンの間のサイズの範囲の粒子として存在するか、または、ある実施態様では、該組成物は、d50が10ミクロン以下である粒子サイズ分布を有する。
本発明のある局面では、第1の活性成分として不溶性酸化銅を含有し、該不溶性酸化銅は、約0.15 %〜約3.0% w/wの間の濃度で存在し、および/または、該不溶性酸化銅は、d50が10ミクロン以下である粒子サイズ分布を有する約0.5〜約10ミクロンの間のサイズの範囲の粒子として存在する。
1つの実施態様では、不溶性酸化銅粒子を含有する組成物は、累積体積に基づいて、10 μm以下、例えば、約0.5〜8 μmまたは約2〜6 μmのd50、および10 μm以下、およびある実施態様では約8 μm以下のd50の粒子サイズ分布を有する。別の好適な実施態様では、不溶性酸化銅粒子を含有する組成物は、6 μm未満のd90を有する。用語「d50」および「d90」は、当該分野でよく理解されている。例えば、任意の従来より認められた方法、例えば、レーザー回折法により試験して、8 μmのd90は、粒子の90%(体積)が8ミクロン以下のサイズを有することを意味し;6 μmのd50は、粒子の50%(体積)が6ミクロン以下のサイズを有することを意味する。d50およびd90値は、当該分野で公知の種々の技術、例えば、レーザー回折により測定され得る。例えば、レーザー回折に適切な方法は、周知であり、種々のソースから得られ得る。
従って、本発明の医薬組成物は、男性および女性の両方の皮膚の老化または皮膚の欠陥を予防、緩和または撤回するために使用され得る。
1つの実施態様では、本開示は、対象者における皮膚の老化または皮膚の欠陥の予防、緩和または撤回のための局所治療組成物および処置の容易な使用を提供する。
1つの実施態様では、対象者における皮膚の老化または皮膚の欠陥の予防、緩和または撤回とは、欠陥または老化の兆候を示すことに関し、皮膚の外観または質の質的差異をいう。1つの実施態様では、対象者における皮膚の老化または皮膚の欠陥の予防、緩和または撤回とは、欠陥または老化の兆候を示すことに関し、皮膚の外観または質の質的差異をいう。
1つの実施態様では、予防とは、例えば、全人口を経時で見た時に、対象者における皮膚の老化または皮膚の欠陥の外観の発生の低減をいう。
1つの実施態様では、対象者における皮膚の老化または皮膚の欠陥の緩和とは、経時の対象者における皮膚の老化または皮膚の欠陥の兆候の外観の質的または量的低減をいう。
1つの実施態様では、対象者における皮膚の老化または皮膚の欠陥の撤回とは、経時の対象者における皮膚の老化または皮膚の欠陥の兆候の喪失をいう。
本発明のなお別の局面は、本明細書に記載の局所適用のために設計された種々の処方物の局所適用により、対象者における皮膚の老化または皮膚の欠陥の予防、緩和または撤回のための本明細書に記載の組成物によって表され、必要に応じて、リポキシゲナーゼ阻害剤、ブラジキニン阻害剤、プロスタグランジンおよびそれらの誘導体、プロスタグランジン受容体作動薬または拮抗薬、非プロスタン酸プロスタグランジンアナログ、血管拡張薬、シクロスポリンおよびそれらのアナログ、抗菌薬、抗炎症薬、レチノイド、2 0 ベンザルコニウムクロリド、ベンゼトニウムクロリド、フェノール、エストラジオール、マレイン酸クロルフェニラミン、クロロフィリン誘導体、コレステロール、システイン、メチオニン、メントール、ペパーミント油、パントテン酸カルシウム、パンテノール、レゾルシノール、プロテインキナーゼC活性化剤、2 5 グリコシダーゼ阻害剤、グリコサミノグリカナーゼ阻害剤、ピログルタミン酸エステル、六糖酸またはアシル六糖酸、アリール置換6エチレン、N-アシル化アミノ酸、フラボノイド、アスコマイシン誘導体およびアナログ、ヒスタミン拮抗薬、サポニン、プロテオグリカナーゼ阻害剤、エストロゲン作動薬および拮抗薬、シュードプテリン、サイトカインおよび成長因子プロモーター、IL-1またはIL-6阻害剤、IL-10プロモーター、TNF阻害剤、ビタミン、ベンゾフェノン、ヒダントイン、オクトピロックス、レチノイン酸、かゆみ止め薬、寄生虫に効く剤、抗真菌剤、ニコチン酸エステル、カルシウム拮抗剤、ホルモン、トリテルペン、抗アンドロゲン剤、5-レダクターゼのステロイドまたは非ステロイド阻害剤、カリウムチャネル作動薬、FP受容体作動薬、またはそれらの混合物を含有する少なくとも第2の皮膚治療または刺激剤と組み合わされる。
本発明の組成物は、ローション、軟膏、クリーム、パッチ、スプレー、粉末、小袋、懸濁物、乳化物、溶液またはオイルに処方され得る。
特に、本発明の組成物は、直接塗るまたはスプレーすることにより使用され得る。本発明の組成物が適用される皮膚表面は、対象者の顔の任意の領域ならびに身体の任意の領域、例えば首を含む。従って、本発明は、ローション、クリーム、スプレー、ムース、ゲルなどとして使用され得る。
本発明による酸化銅の用量は、性別、年齢、皮膚の状態などを考慮して適切に決定すべきである。一般に、成人の毎日の用量は、約.01〜約1 mg/cm2であり、1日1〜5回適用され得る。ある実施態様では、用量は、少量のクリームを6〜12時間に1回であり、あるいは、ある実施態様では、このような用量は、当業者に認められるように、処置される対象者に適合するよう調節される。例えば、ある対象者は、より少ないクリームを適用され得、またはより少ない頻度でクリームを適用され得、一方、他の対象者は、より多くのクリーム、より多くの頻度で適用され得る。
本明細書中で記載の通り、ある実施態様では、本発明は、局所適用のために処方された、活性成分として不溶性酸化銅を含有する組成物を提供する。ある実施態様では、酸化銅は酸化第二銅であり、ある実施態様では、酸化銅は酸化第一銅であり、ある実施態様では、本発明の組成物および/またはテキスタイルは、酸化第二銅および酸化第一銅の両方を含有し得る。
ある実施態様では、組成物は、10ミクロン未満のサイズの酸化銅粒子を含有する懸濁物であり、ある実施態様では、粒子は、約0.5〜約10ミクロンの間のサイズを有する。
ある実施態様では、組成物は、約0.15%〜約3% w/wの酸化銅を含有する。
本発明の別の局面では、本発明の組成物は、適切な担体をさらに含有し、該担体は、ある実施態様では、対象者への局所投与に適合させられる。別の実施態様では、適切な担体は、少なくとも1つの皮膚軟化剤を含有し得る。さらなる実施態様では、適切な担体は、皮膚浸透担体であり得る。好適な実施態様では、皮膚浸透担体は、DMSO、リポソーム、親油性溶媒、レシチン、トランスキトール、メラトニン、ナノ粒子、ナノシェル、セラソームおよび/またはロビソーム(rovisomes)であり得る。
他の実施態様では、皮膚浸透担体は、中空かつ固体の脂質構造体を含有する。別の実施態様では、皮膚浸透担体は、ナノ構造体を含有する。
さらなる実施態様では、適切な担体は、経皮パッチ、ローション、軟膏、ペースト、フォーム、乳化物、クリーム、美容液、エアロゾル、スプレー、ロールオン処方物、マスク、クレンザー、シャンプー、コンディショナー、ゲル、オイルまたはモイスチャーからなる群から選ばれる。追加の実施態様では、適切な担体は、潤滑処方物、水ベースの処方物、シリコーンベースの処方物、石油ベースの処方物、天然油ベースの処方物および/またはマッサージ処方物であり得る。
本発明の別の局面では、組成物は、少なくとも1つの追加の剤を含有する。ある実施態様では、該少なくとも1つの追加の剤は、ミネラル、抗菌剤、抗酸化剤、抗原、鎮痛剤、抗炎症剤、皮脂減少剤、ホルモン、酵素、ペプチド、タンパク質、脂質、レチノイド、ビタミン、創傷回復剤、植物抽出物、MMP阻害剤、外皮および皮膚支持成分またはマッサージオイルからなる群から選ばれ得る。
本発明の組成物は、本発明の組成物および本明細書に記載の他の成分を含有(オープンエンド)し得るか、またはこれらの成分から本質的になり得る。用語「から本質的になる」とは、本明細書において、組成物または成分が追加の成分を含み得るが、該追加の成分がクレームした組成物または方法の基本の新規な特徴を実質的に変えない場合のみであるという事実をいう。ある実施態様では、組成物が、第1の活性成分として不溶性酸化銅から本質的になり、該不溶性酸化銅が、約0.25 %〜約3.0% w/wの間の濃度で存在するかまたは、約0.5〜約10ミクロンの間のサイズの範囲の粒子として存在し、一方、組成物に他の治療剤が含まれ得る場合、皮膚に対する改善効果に第一に関与する該剤は、示された濃度および粒子サイズの不溶性酸化銅の取り込みである。このような組成物は、化合物の利用(利用の程度とは対照的に)が維持される限り、他の添加剤をさらに含み得、約10重量%までの物質(本発明の基本で新規の特徴を実質的に変え得る)を含むことが可能であり得る。
ある実施態様では、組成物は、他の金属化合物などの他の添加剤の取り込みをさらに含み得るが、このような取り込みは、記載した本発明の銅含有組成物の基本の新規な特徴を変えるあるいは実質的に影響を与えることが予測されないことは、当業者に明らかであろう。
1つの実施態様では、組成物が人または哺乳動物の角質組織と接触させられる場合、追加の成分が角質組織への適用に適切であるべきである。すなわち、それらは、組成物に組み込まれる場合、第2の医学的判断の範囲内で過度の毒性、不適合性、不安定性、アレルギー反応等なく、ヒト角質組織(つめ、皮膚、くちびる)と接触させての使用に適している。CTFA Cosmetic Ingredient Handbook、第9版(2002)は、スキンケア産業において一般的に使用されている広範な種々の非限定の化粧および医薬成分を記載し、これらは、本発明の組成物における追加の成分としての使用に適している。これらの追加の成分クラスの非限定の例は、治療剤、老化防止剤、しわ取り剤、モイスチャー、抗菌剤、殺虫剤、抗真菌剤、抗炎症薬、抗痒疹剤、麻酔薬、抗ウイルス剤、角質溶解剤、フリーラジカルスカベンジャー、抗脂漏剤、フケ防止剤、抗ニキビ剤、皮膚の分化、増殖または色素沈着を調節する剤および浸透を促進する剤、洗浄剤、毛髪調整剤、皮膚調整剤、ヘアスタイリング剤、フケ防止剤、育毛促進剤、香料、サンスクリーンおよび/またはサンブロック化合物、顔料、膜形成剤、ヘアカラー、メイク剤、洗剤、医薬、増粘剤、乳化剤、保湿剤、皮膚軟化剤、防腐剤、脱臭活性剤、皮膚科学的に許容可能な担体、界面活性剤、研磨剤、吸収剤、香料、着色料/着色剤、エッセンシャルオイル、皮膚知覚剤(sensates)、収斂剤などの美的成分(例えば、丁子油、メントール、ショウノウ、ユーカリ油、オイゲノール、乳酸メンチル、マンサク蒸留物)、アンチケーキング剤、消泡剤、抗菌剤(例えば、ヨードプロピルブチルカルバメート)、抗酸化剤、結合剤、生物学的添加剤、酵素、酵素阻害剤、酵素誘導剤、補酵素、植物抽出物、セラミド、ペプチド、緩衝剤、増量剤、キレート化剤、化学添加剤、着色剤、化粧収斂剤、化粧殺生物剤、変性剤、薬物収斂剤、外部鎮痛剤、膜形成剤または物質、例えば、組成物の膜形成特性および持続性を補助するためのポリマー(例えば、エイコセンとビニルピロリドンとのコポリマー)、4級誘導体、持続性を増強する剤、乳白剤、pH調整剤、推進剤、還元剤、金属イオン封鎖剤、皮膚漂白および美白剤(例えば、ヒドロキノン、コウジ酸、アスコルビン酸、リン酸アスコルビルマグネシウム、アスコルビルグルコサミン)、皮膚調整剤(例えば、保湿剤、種々雑多および閉塞を含む)、皮膚緩和および/または治療剤および誘導体(例えば、パンテノールおよび誘導体(例えば、エチルパンテノール)、アロエ、パントテン酸およびその誘導体、アラントイン、ビサボロール、およびグリチルリチン酸2カリウム)、皮膚処置剤、増粘剤、およびビタミンおよびそれらの誘導体、およびリグナンを含む。
本発明の組成物は、通常、少なくとも1つの追加の成分を含む。本発明の組成物は、多数の追加の成分もまた含み得る。
ある実施態様では、組成物は、トリクロサン、ポビドン、ヨウ素、プロフラビン、蜂蜜、過酸化水素、クロトリマゾールまたはイオウからなる群から選ばれる抗菌剤をさらに含有する。
他の実施態様では、組成物は、ベータグルカン、クルクミン、カルノシン、ポリフェノール類、スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)、カタラーゼ、グルタチオンペルオキシダーゼ、オリゴマー性プロアントシアニジン、バイオフラボノイド、オリゴマー性プロシアニドリン複合体、ロイコアントシアニン、アントシアニジン、アルファ-リポ酸、コエンザイムQ-1 0、セレン、ビタミンE、ビタミンC、リコピン、トコトリエノール、またはグルカチオンからなる群から選ばれる抗酸化剤をさらに含有する。
さらなる実施態様では、組成物は、アミン含有局所麻酔薬を含有する鎮痛剤をさらに含有する。他の実施態様では、組成物は、抗ヒスタミン鎮痛剤をさらに含有する。なおさらなる実施態様では、組成物は、パラセタモール、NSAIDs、ベンゾカイン、ブテシンピクリン酸、ジブカイン、塩酸ジブカイン、塩酸ジメチソキン、塩酸ジクロニン、リドカイン、塩酸リドカイン、塩酸プラモキシン、テトラカイン、塩酸テトラカイン、アルコールおよびケトン、ベンジルアルコール、ショウノウ、ショウノウおよびフェノールの組み合わせ、ショウノウメタクレゾール、ジュニパータール油、メントール、フェノール、ナトリウムフェノラート、レゾルシノール、抗ヒスタミン、塩酸ジフェニルヒドラミン、塩酸トリペレナミン、ヒドロコルチゾン製剤、ヒドロコルチゾン、酢酸ヒドロコルチゾン、アリルイソチオシアネート、アンモニア溶液、サリチル酸メチル、テレピン油、二塩酸ヒスタミン、ニコチン酸メチル、カプサイシン、唐辛子、または唐辛子オレオレジンからなる群から選ばれる鎮痛剤をさらに含有する。
ある実施態様では、本発明の組成物は、ヒソップ、甘草抽出物、アロエ、サリチル酸、アラントイン、ビサボロールまたはフマル酸からなる群から選ばれる抗炎症剤をさらに含有する。
他の実施態様では、組成物は、アゼライン酸、リバイボゲンまたはMK-386(4,7β-ジメチル-4-アザ-5a-コレスタン-3-オン)からなる群から選ばれる皮脂減少剤をさらに含有する。
さらなる実施態様では、組成物は、パルミトイルペンタペプチド、ユビキチン、オリゴペプチド、ニューロペプチドY、ペンタペプチド、ヘキサペプチド、アセチルヘキサペプチド-3、パルミトイルペンタペプチド3、上皮成長因子(Egf)、銅および銅含有ペプチド、トロンビンまたは線維芽細胞増殖因子(Fgf)からなる群から選ばれるペプチドをさらに含有する。
他の実施態様では、組成物は、グリセリド、リン脂質、ホスファチジルコリンまたはレシチンからなる群から選ばれる脂質をさらに含有する。
さらに、ある実施態様では、トレチノイン、レチノール、ローズヒップまたは9-cis レチノイン酸からなる群から選ばれるレチノイドをさらに含有する。
さらに、ある特定の実施態様は、ビタミンをさら含み得、該ビタミンは、ビタミンA、B1、B2、B3、B5、B6、B7、B9、B12、C、エステル-C、D、E、FまたはKからなる群から選ばれる。他の実施態様は、ローズヒップなどのビタミン含有化合物を含み得る。
さらなる実施態様は、アラントイン、ベータグルカン、ゼラニウム抽出物、アゼライン酸、クルクミン、フマル酸、ガンマリノレン酸、ファルセノールまたはスクアレンからなる群から選ばれる創傷回復剤を提供する。
別の実施態様では、本発明は、最小-ドメインMMPs、単純ヘモペキシンドメイン-含有MMPs、ゼラチン-結合MMPs、フリン(furin)-活性化MMPs、およびビトロネクチン様挿入MMPs、I型膜貫通MMPs、グリコシル-ホスファチジルイノシタール(GPI)-結合MMPs、またはII型膜貫通MMPsからなる群から選ばれるMMP阻害剤を含有する組成物を提供する。
さらなる実施態様では、本発明は、ベータグルカンまたはデキストランなどの多糖類を含有する組成物を提供する。
さらに、いくつかの実施態様は、ビタミンK、ルリジサオイル、亜麻、タラ肝油、クロフサスグリ、アルファおよびベータヒドロキシ酸、ブドウ種子、ピクノジェノール、ローズヒップ、サンスクリーン、ティーツリー油、アセチルグルコサミン藻、コラーゲン、エラスチン、銅PCA、死海ミネラル、グリセリン、ホルモンクリーム、ヒト成長因子、キネチン、ラノリン、ミネラルオイル、オリーブオイル、酸素、パーフルオロデカリン(Rejuvenox)、大豆レシチンリン脂質、過酸化水素、トリクロサン、サリチル酸、パパイン、アロエ、ラベンダー油、ゼラニウム油、カモミール、キンセンカ(金盞花)、スクアラン、酸化マグネシウム結晶、マカダミアナッツオイル、ガラクトアラビナン、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、スウィートアーモンド油、ごま油、パルミトイルペンタペプチド-3、ペプチド、安息香酸、ブチレングリコール、ショウノウ、ユカン(油柑)果実抽出物、尿素、センテラアジアティカ抽出物、エキナセア(コーンフラワー)抽出物、加水分解小麦タンパク質、プロピレングリコール、ベアベリー抽出物、甘草、カルノシン、カフェイン、ココアバター、ククイの実、シアバター、オオヨモギ抽出物(artemesia vulgaris)、マンゴバター、ヘラオオバコ葉抽出物、キサンタンガム、ラウリル硫酸ナトリウム、グリコール酸、乳酸、リンゴ酸、クエン酸、酒石酸(aartaric acid)、all-trans レチノイン酸、アラントイン、アロエバーバデンシス、アミノ酪酸、アルブチン、アルギニンアミノ酸、アゼライン酸、コーヒー酸、カルノシン、レチン-A、セラミド、グルコン酸銅、スーパーオキシドエイスムターゼ(eismutase)、クルクミン、シストシン、ベータグルカン、デヒドロエピアンドロステロン、DHEA、ジニトロクロロベンゼン、グリチルリチン酸2カリウム、ヒダントイン、DMSO、エラスチン、エステル-C、ブロメリアン(bromelian)、エリスロポイエチン(EPO)、月見草油、ファルネソール、フマル酸、GABA(ガンマアミノ酪酸/ガンマアミノ-酪酸)、ガンマリノレン酸、ゼラニウム抽出物、グルタチオン、スペインカンゾウグリシルレシン酸、ヘスペリジン、ヒアルロン酸、N6-フルフリルアデニンホルモン、コウジ酸、メタロプロテイナーゼマトリキシルの組織阻害剤(TIMPS)、ビタミンE、ビタミンC、フラボノイド、パルミトイルオタネニンジン(御種人蔘)根抽出物、パントテン酸、ピクノジェノールスカベンジャー、ホスファチジルコリン、レスベラトロル、レチノール、シリコーン、大豆抽出物、スクアレン、イオウ、ノコギリヤシ、トコトリエノール、ユビキノン、コエンザイムQlO、ボトックス、ボツリヌス毒素、EGF、IGF、キンセンカ(金盞花)、永久花、緑茶抽出物、白茶、黒茶、グルコサミン、藻、酵母、マグネシウム、アスパラギン酸マグネシウム、グリセリン、プロゲステロン、エストロゲン、ラベンダー、キュウリ、DNA、パンテノール、グルコン酸亜鉛、アブラツバキ(油椿)葉抽出物、またはザクロからなる群から選ばれる外皮ならびに外皮および皮膚支持成分を含む。
追加の実施態様では、組成物は、基剤成分、界面活性剤、増粘剤、ゲル化剤、安定化剤、乳化剤、分散剤、懸濁化剤、保湿剤、皮膚軟化剤、酸性またはアルカリ性物質、緩衝剤、抗結晶化剤、潤滑剤、着色剤、香料、賦形剤、発泡剤、希釈剤、充填剤、結合剤、または保存料からなる群から選ばれる少なくとも1つの追加の剤を含有する。
本発明の別の局面では、組成物の記載された成分は、保護膜でカプセル化される。ある実施態様では、 保護膜は、リポソーム、ナノ粒子、ロビソーム、セラソームまたはナノシェルであり得る。別の実施態様では、保護膜は、成分の一部をカプセル化する。さらなる実施態様では、保護リポソーム膜は、成分の一部をカプセル化する。
組成物のpHは、好ましくは約5〜約8の範囲、より好ましくは約6〜約7の範囲である。pHは、例えば、塩酸またはクエン酸などの酸の添加によって調節することができる。
本発明の組成物は、局所適用に従来より使用される全ての方鉛鉱の(galenic)形態であり得、液体無水生成物の、水性、含水アルコールまたは油性溶液、水中油乳化物(O/W)、または油中水乳化物(W/O)、または水性または油性ゲルの水中油中水乳化物(W/O/W)などの多重乳化物の形態を含み、ペースト状または固体のいずれか、あるいは、小球存在下での水相中の脂相の分散物であり、例えば、小球は、ポリマー性ナノ粒子(ナノ粒子またはナノカプセル、あるいは脂質小胞、イオン性および/または非イオン性タイプのいずれか)であるよう適合させている。このような組成物は、通常の方法に従って調製される。
さらに、本発明で使用される組成物は、程度の差があるが流体であり得、白色または着色クリーム、香油、ミルク、ローション、美容液、ペーストまたはフォームの外観を示す。
それらは、場合により、エアロゾルの形態で皮膚に適用され得る。それらはまた、スティックのような固体の形態であり得る。
本発明の組成物は、ある実施態様では、薬学的に許容可能および/または適した担体を含有する。
ある実施態様では、用語「薬学的に許容可能」、「許容可能」および/または「適した」担体は、任意のおよび/または全ての溶媒、分散媒、コーティング、等張および/または吸収遅延剤および/またはなどを含む。表現「薬学的」、「薬理学的」、「適した」および/または「許容可能」とは、対象者に投与された際、不利な、アレルギー性のまたは他の有害な反応を生じない材料、物質、または組成物をいう。このような材料の選択および使用は、当業者によって容易に決定され得る。
担体は、必要に乗じて、生物学的に活性または不活性であり得る1以上の成分を含み得る。このような必要に応じた不活性成分の例は、基剤成分(例えば、水、プロピレングリコール、グリセロール、ポリエチレングリコール、シリコーンおよび/またはオイル、例えば、液体パラフィン、植物油、ピーナッツ油、ヒマシ油およびココアバター)、界面活性剤、増粘剤(例えば、ステアリン酸アルミニウムおよび水添ラノリン)、ゲル化剤、安定化剤、乳化剤、分散剤、懸濁化剤、保湿剤、皮膚軟化剤、酸性またはアルカリ性物質、緩衝剤、抗結晶化剤、潤滑剤、着色剤、香料、賦形剤(例えば、でんぷん、トラガカントおよびセルロース誘導体)、発泡剤、希釈剤、充填剤、結合剤および保存料(例えば、メチルパラベン、プロピルパラベン、メチルクロロイソチアゾリノンおよびメチルイソチアゾリノン)を含む。適切な担体はまた、水ベース、シリコーンベース、石油ベース、天然油ベース、およびマッサージ処方物を含む。
ある実施態様では、担体は、皮膚および外皮上に活性物、香料、色、輝きなどを堆積させるのに適したカプセルを含み得る。堆積に適したカプセルは、例えば、マンニトール、ラクトースセルロース、およびヒドロキシプロピルメチルセルロースから製造されるカプセルを含む。適したカプセルは、例えば、Inducehm, Dubendorf, SwitzerlandのUnispheresプロセスを用いて販売される。
本発明はまた、皮膚浸透または皮膚透過担体を提供する。これらは、例えば、DMSO、リポソーム、親油性溶媒、レシチン、トランスキトール、ナノ粒子、ナノシェルおよびロビソームを含む。
本発明の他の実施態様では、組成物の不溶性酸化銅は、保護膜構造体中にカプセル化される。保護膜構造体は、例えば、中空かつ固体の脂質構造体、ナノシェル、ナノ粒子、セラソーム、ロビソームまたはナノ構造体であり得る。
例として、特定の実施態様では、カプセル化保護構造体は、リポソームである。リポソームは、封入された脂質二重層または凝集体の発生により形成される種々の単一および多重膜脂質賦形剤を包含する総称である。リポソームは、二重膜を有する小胞構造を有するとして特徴付けられ得、通常、リン脂質、および水性組成物を含み得る内部媒体を含む。
ある実施態様では、本発明のいくつかまたは全ての成分は、リポソームの内部にカプセル化され得るか、リポソームの脂質二重層内に分散され得るか、リポソームに関連した結合分子を介してリポソームに付着させ得るか、リポソーム中に捕捉され得るか、リポソームと複合体化され得るか等である。リポソームのサイズは、合成方法により変化する。本発明におけるリポソームは、種々のサイズであり得る。このようなリポソームの調製において、当業者に公知であろう任意のプロトコルが使用され得る。
本発明の文脈において、表現「プロトジーン(Protegenetic)リポソーム」または「プロトジーン(Protegenetic)リポソーム複合体」とは、通常、保護リポソーム膜が、記載した皮膚および外皮組成物中のいくつかまたは全ての成分をカプセル化する本発明のいくつかの実施態様をいう。
さらなる実施態様では、1つより多い保護膜が使用され得る。
例えば、ある実施態様では、本発明の組成物は、組成物の1つ以上の成分をカプセル化する第1の保護膜、および第1の保護膜および第1の保護膜によりカプセル化されていない追加の成分をカプセル化する第2の保護膜を含む。別の実施態様では、組成物は、組成物の1つ以上の成分をカプセル化する第1の保護膜、および組成物の1つ以上の成分をカプセル化する少なくとも1つの追加の保護膜を含む。単一または多重保護膜が使用されるかどうかに関係なく、各個々の膜は、組成物の一部の成分または組成物の全ての成分をカプセル化するよう設計され得る。
ある実施態様では、記載した組成物は、皮膚、外皮および粘膜への局所適用に有用な担体成分を含有する。この組成物は、例えば、クリーム、軟膏、ローション、化粧品、石鹸、洗浄液、顔面スプレー、ロールオン処方物、マスク、クレンザー、モイスチャー、および組成物含有パッド、パッチ、ストリップ、または包帯などであり得る。局所処方物は、クリームまたはローションが乾燥する速度を低減させる保湿剤などの他の成分を含み得る。
本発明の化粧または皮膚科学的組成物はまた、化粧または皮膚科学分野で通常の補助剤、例えば、親水性または親油性ゲル化剤、親水性または親油性活性剤、保存料、抗酸化剤、溶媒、香料、充填剤、親油性または親水性サンフィルター、殺菌剤、臭気吸収剤、着色剤、塩およびポリマーを含み得ることが知られている。これらの種々の補助剤の量は、関連分野で従来通り使用されているものであり、例えば、組成物の総重量の約0.01〜約30%の範囲である。このような補助剤は、それらの性質に従って、水相および/または脂質小球において、脂相に導入され得る。
本発明の組成物における使用に適合された充填剤は、例えば、顔料の他に、繊維;タルカム;ポリアミド粒子、より特定すると、商標ORGASOLでAtochem社により販売されているもの;ポリエチレン粉末;アクリルコポリマーベースのミクロスフェア、例えば、エチレングリコールジメタクリレートとラウリルメタクリレートとのコポリマーで作製されたもの、Dow Corning社により商標POLYTRAPで販売されている;中空ミクロスフェア、より特定すると、商標EXPANCELでKemanord Plast社または商標MICROPEARL F 80 EDでMatsumoto社により販売されているミクロスフェアなどの膨張粉末;トウモロコシ、小麦または米でんぷんなどの天然有機物質からの粉末、架橋されているかいないかのいずれか、例えば、商標DRY-FLOでNational Starch社により販売されている、オクテニルスクシネートによって架橋されたでんぷん粉末;シリコーン樹脂ミクロボール、例えば、商標TOSPEARLでToshiba Silicone社により販売されているもの;およびそれらの混合物を含み得る。このような充填剤は、組成物の総重量に基づいて、0〜20% wt、好ましくは1〜10% wtの範囲の量で存在し得る。
親水性ゲル化剤は、例えば、カルボキシビニルポリマー、例えば、商標CARBOPOL(CTFA名:カーボマー)でGoodrich社により販売されている製品、アクリルコポリマー、例えば、アクリレート/アルキルアクリレートコポリマー、ポリアクリルアミド、および例えば、商標SEPIゲルで販売されている混合物、2-アクリルアミド 2-メチルプロパンスルホン酸ポリマーおよびコポリマー、架橋されているかいないかのいずれか、および中和されているかいないか、例えば、Hoechst社により商標「Hostacerin AMPS」(CTFA名:アンモニウムポリアクリル-ジメチルタウリン酸アミド)で販売されている製品、多糖類、例えば、セルロース誘導体、およびより特定すると、ヒドロキシエチルセルロース、天然ゴム、例えば、キサンタンガム、および粘土を含み得る。
親油性ゲル化剤は、改質粘土、例えば、ベントン、脂肪酸金属塩、ビニルメチルエーテルと無水マレイン酸とのポリマーおよびコポリマー、例えば、商標STABILEZEでISP社により販売されている製品(CTFA名:PVM/MAデカジエンクロスポリマー)、およびポリエチレンを含み得る。
活性物は、特に、皮膚老化に対してそれらの活性が知られている全ての活性物、例えば、角質溶解剤またはprodesquamant剤、例えば、α-ヒドロキシ酸、例えば、グリコール酸、乳酸、リンゴ酸、クエン酸、酒石酸、マンデル酸およびそれらの誘導体;β-ヒドロキシ酸、例えば、サリチル酸およびその誘導体;α-アセト酸(aceto-acids)、例えば、アスコルビン酸、ビタミンCおよびそれらの誘導体;β-セト酸(ceto-acids);レチノイド、例えば、レチノール(ビタミンA)およびそれらのエステル(パルミテート)、レチナール、レチノイン酸およびそれらの誘導体を含み得る。
活性物はまた、ビタミン、例えば、ビタミンB3またはPP(ナイアシンアミド)、B5(パンテノール)、E(トコフェロール)、K1およびそれらのビタミンの誘導体、より特定すると、それらのエステル;抗フリーラジカル剤;サンフィルター;水和剤、例えば、ポリール;セラミド;およびラテックス、タンパク質加水分解物およびキチン誘導体などの有機物を含む張力(tensing)ポリマー;DHEAおよびその誘導体、例えば、アルファ-ヒドロキシ-DHEA;Q10コエンザイム、漂白剤および脱色素剤、例えば、コウジ酸 パラ-アミノフェノール誘導体、アルブチンおよびその誘導体、およびそれらのブレンドを含み得る。
本発明の組成物に有用な化学サンフィルターとしては、本発明の組成物は、化粧分野で有用な全てのUVAおよびUVBフィルターを含み得る。
UVBフィルターは、例えば、1.サリチル酸誘導体、より特定すると、サリチル酸ホモメチルおよびサリチル酸オクチル;桂皮酸誘導体、より特定すると、p-メトキシ桂皮酸2-エチルヘキシル、Givaudan社により商標PARSOL MCXで販売;脂質(β’-β-ジフェニルアクリレート)誘導体、より特定すると、2-エチルヘキシル α-シアノ-α-β-ジフェニルアクリレートまたはオクトクリレン、BASF社により商標UVINUL N539で販売;p-アミノ安息香酸誘導体;4-メチル ベンジリデン カンファー、Merck社により商標EUSOLEX 6300で販売;2-フェニルベンズイミダゾール 5-スルホン酸、商標EUSOLEX 232でMerck社により販売;1,3,5-トリアジン誘導体、より特定すると:2,4,6-トリス[p-2'-エチルヘキシル-1'-オキシカルボニル)アニリノ]-1,3,5-トリアジン、BASF社により商標UVINUL T150で販売、およびジオクチル ブタミド トリアゾン、Sigma 3V社により商標 UVASORB HEBで販売、およびこのようなフィルターの混合物を含み得る。
UVAフィルターは、例えば、ジベンゾイルメタン誘導体、より特定すると、4-(tert-ブチル)4'-メトキシ ジベンゾイルメタン、Givaudan社により商標PARSOL 1789で販売;ベンゼン 1,4[ジ(3-メチリデンカンフォ-10-スルホン)]酸、場合により一部または全部中和された形態、商標MEXORYL SXでChimex社により販売;ベンゾフェノン誘導体、例えば:2,4 ジヒドロキシベンゾフェノン(ベンゾフェノン-1)、2,2',4,4'-テトラ-ヒドロキシベンゾフェノン(ベンゾフェノン-2)、2-ヒドロキシ-4-メトキシ-ベンゾフェノン(ベンゾフェノン-3)、商標UVINUL M40でBASF社により販売;2-ヒドロキシ-4-メトキシ-ベンゾフェノン-5-スルホン酸(ベンゾフェノン-4)ならびにそのスルホネート形態(ベンゾフェノン-5)、BASF社により商標UVINUL MS40で販売;2,2'-ジヒドロキシ-4,4'-ジメトキシ-ベンゾフェノン(ベンゾフェノン-6)、5-クロロ-2-ヒドロキシベンゾフェノン(ベンゾフェノン-7)、2,2'-ジヒドロキシ-4-メトキシ-ベンゾフェノン(ベンゾフェノン-8)、2,2'-ジヒドロキシ-4,4-ジメトキシ-ベンゾフェノン-5,5'-ジスルホン二酸(ベンゾフェノン-9)の二ナトリウム塩、2-ヒドロキシ-4-メトキシ-4'-メチル-ベンゾフェノン(ベンゾフェノン-10)、ベンゾフェノン-11、2-ヒドロキシ-4-(オクチルオキシ) ベンゾフェノン(ベンゾフェノン-12);ベンゾフェノン基を有するシラン誘導体またはポリ有機シロキサン;アントラニル酸エステル、より特定すると、アントラニル酸メンチル、Haarman & Reiner社により商標NEO HELIOPAN MAで販売;1分子あたり少なくとも2つのベンゾアゾリル基または少なくとも1つのベンゾジアゾイル基を有する化合物、より特定すると、14-ビス-ベンズイミダゾリル-フェニレン-3,3',5,5'-テトラスルホン酸およびその塩、Haarman & Reimerにより販売; N-置換ベンズイミダゾリル-ベンズアゾールまたはベンゾフラニル-ベンズアゾールのシリカベースの誘導体、より特定すると:2-[1-[3-[1,3,3,3-テトラメチル-1-[(トリメチルシリル)オキシ]-ジシロキサニル]-プロピル]-1H-ベンズイミダゾール-2-イル]-ベンズオキサゾール、2-[1-[3-[,3,3,3-テトラメチル-1-[(トリメチルシリル)オキシ]-ジシロキサニル]-プロピル]-1H-ベンズイミダゾール-2-イル]-ベンズオキサゾール、2-[1-(3-トリメチルシラニル-プロピル)-1H-ベンズイミダゾール-2-イル]-ベンズオキサゾール、6-メトキシ-1,1'-ビス(3-トリメチルシラニル-プロピル)-1H, 1'H-[2,2']ビベンズイミダゾリル-ベンズオキサゾール、2-[1-(3-トリメシルシラニル-プロピル)-1H-ベンズイミダゾール-2-イル]-ベンゾチアゾール、これらは、特許出願EP-A-1 028 120に記載されている;トリアジン誘導体、より特定すると、2,4-ビス{[4-(2-エチル-ヘキシルオキシ)-2-ヒドロキシ]-フェニル}-6-(4-フェニル)-1,3,5-トリアジン、Ciba Geigy社により商標TINOSORB Sで販売、および2,2'-メチレンビス-[6-(2H ベンゾトリアゾール-2-イル)4-(1,1,3,3-テトラメチルブチル)-フェノール]、Ciba Geigy社により商標TINOSORB Mで販売;およびそれらの混合物を含み得る。
このようなフィルターのいくつかのブレンドはまた、UVBおよびUVAフィルターのブレンド、および物理的フィルターとのブレンドとも同様に使用され得る。
物理的フィルターは、チタン(アモルファスまたは結晶化二酸化チタン、ルチルまたはアナターゼ形態)、亜鉛、鉄、ジルコニウム、セリウムの酸化物またはそれらのブレンドを含み得る。このような金属酸化物は、マイクロメーターまたはナノメーターサイズ(ナノ-顔料)を有する粒子の形態であり得る。ナノ-顔料の形態では、粒子平均サイズは、例えば、約5〜約100 nmの範囲である。ナノ-顔料は、好ましくは、本発明の組成物で使用される。
本発明の組成物で通常使用されるフィルターは、p-メトキシ桂皮酸2-エチルヘキシル、商標Parsol MCXでHoffmann-Laroche社により販売、ベンゼン 1,4[ジ(3-メチリデンカンフォ-10-スルホン)]酸、商標MEXORYL SXでChimex社により販売、2-ヒドロキシ-4-メトキシ-ベンゾフェノン、商標UVINUL M40でBASF社により販売、2-フェニルベンズイミダゾール-5 スルホン酸、商標EUSOLEX 232でMerck社により販売、およびそれらのブレンドを含む。
本発明は、皮膚の平滑化ならびに皮膚のしわおよび小じわの減衰を可能とする。
従って、本発明はまた、しわおよび/または小じわを直ちに減衰させるために、皮膚をピンと張り平滑化するための化粧処置方法を提供し、本明細書中上記で定義したような組成物を皮膚上に適用することを特徴とする。
本発明はまた、しわのある皮膚のための化粧処置方法を提供し、本明細書中上記で定義したような組成物を、しわまたは小じわ、あるいは皮膚の老化の他の兆候を減衰させるのに有効な量で、しわのある皮膚上に適用する。
「皮膚の老化」、「皮膚の老化の兆候」、「局所適用」などの全ての用語は、それらが、化粧および個人ケア製品を開発、試験および販売する分野において一般的かつ広く使用されているという意味で使用される。本発明による用語「化粧組成物」またはより簡潔には単に「組成物」は、化粧目的でまたは1つ以上の医薬成分の送達のための基剤として使用され得る処方物に関する。これらの処方物は、1回でこれらの同じ目的の2つ以上のために使用することも可能である。
ある実施態様では、本発明の組成物は、化粧品の一部として処方される。
本明細書中で使用される「化粧品」は、クリーム、ローション、ゲル、軟膏、乳化物、コロイド、溶液、懸濁物、コンパクト、固体、ペンシル、スプレーオン処方物、ブラシオン処方物の形態のいずれかで、リップスティック、マスカラ、ルージュ、ファンデーション、ブラシ、アイライナー、リップライナー、リップグロス、顔面または身体パウダー、サンスクリーンおよびサンブロック、ムース、スプレーなどを含むが、限定されない。
本発明の組成物は、対象者における皮膚の老化または皮膚の欠陥の予防、緩和または撤回に有用である。
「皮膚の老化または皮膚の欠陥の兆候」は、皮膚の老化による、全ての外見の目に見えるおよび触覚的に知覚できる発現ならびに任意の他のマクロまたはミクロの効果を含むが、これらに限定されない。このような兆候は、内因性の因子または外因性の因子、例えば、経時的な老化および/または環境被害によって誘発または引き起こされ得る。これらの兆候は、組織の不連続の発現、例えば、しわおよび粗い深いしわ、皮膚の線、割れ目、突起、大きな毛穴(例えば、付属器、例えば、汗腺管、皮脂腺、または毛包の構造に関するもの)、または不均一または荒れ、皮膚弾力性の喪失(機能性皮膚エラスチンの喪失および/または不活性化)、たるみ(目領域およびあごの腫れを含む)、皮膚の硬さの喪失、皮膚の緊張の喪失、変形からの皮膚の反跳の喪失、変色(目の下のくまを含む)、染み、黄ばみ、年齢による染みおよびそばかすなどの色素過剰の皮膚領域、角化症、異常分化、過角質化(hyperkeratinization)、弾性線維症、コラーゲン分解、および角質層、真皮、表皮における他の組織学的変化、皮膚血管系(例えば、毛細血管拡張症またはクモ状血管)、および下層組織、特に皮膚に近い組織を含むがこれらに限定されないプロセスから生じ得る。
皮膚状態の予防的調整に使用するための本発明の組成物は、皮膚の老化の兆候を含む、皮膚の可視および/または触覚の不連続(例えば、視覚的にまたは感触によって検出できる皮膚の触感の不規則性)を遅らせる、最小限にするおよび/または防止することを含む。
皮膚状態の治療的調整に使用するための本発明の組成物は、皮膚の老化の兆候を含む、皮膚の不連続を改善する、例えば、減少させる、最小限にするおよび/または消すことを含む。本発明の組成物を用いて製造される製品のいくつかおよび実際には組成物自体は、皮膚状態を予防的または治療的に調整するために使用され得る。
本発明の製品および組成物のいくつかは、皮膚の外観および/または感触を改善するために有用である。例えば、本発明の好適な組成物は、組成物を皮膚に適用した後に皮膚の外観の即座の視覚的改善を提供することにより、欠陥のあるまたは攻撃に曝される皮膚の状態を改善するのに有用である。一般的に、粒子状物質をさらに含む本発明の組成物は、即座の視覚的改善を提供するのに最も有用であろう。
本発明の組成物のいくつかはまた、安定性、有意な(消費者に受け入れられない)皮膚刺激がないこと、抗炎症活性および良好な審美眼を含む、追加の利益を提供し得る。
ある実施態様では、本発明は、対象者における皮膚の老化または皮膚の欠陥を予防、緩和または撤回する方法を提供し、当該方法は、該対象者の罹患した皮膚を、第1の活性成分として不溶性酸化銅を含有する組成物と局所接触させることを含み、該不溶性酸化銅は、該組成物中に、約0.25 %〜約3% w/wの間の濃度で存在する。ある実施態様では、本発明は、対象者における皮膚の老化または皮膚の欠陥を予防、緩和または撤回する方法を提供し、当該方法は、該対象者の罹患した皮膚を、第1の活性成分として不溶性酸化銅を含有する組成物と局所接触させることを含み、該不溶性酸化銅は、約0.5〜約10ミクロンの間のサイズの範囲の粒子として存在する。
ある実施態様では、処方物への皮膚曝露は、24時間の期間において、少なくとも約6〜8時間の間の期間である。ある実施態様では、最良の結果のために、このような曝露は、毎日である。ある実施態様では、本明細書に記載の皮膚の外観の改善は、処置の開始後早くて7日で見られ得、ある実施態様では、対象者は、28日未満で、目じりのしわ、目じりの小じわ、全体的な皮膚の紅潮の減少、および皮膚のしわの外観の全体的な減少の改善が見られる。
局所クリーム
1つの実施態様では、本発明は、水、オクチルドデカノール、カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド、ジメチコン、マカデミアナッツ脂肪酸エチル、セチルエステル、トリベヘニン、トリベヘニンPEG-20エステル、オレイン酸ジメチルラウラミン、シアーバターノキ(Butyrospermum Parkii)(シアバター)、パルミトイルオリゴペプチド(バイオペプチド CL™)、ポリソルベート80、シクロメチコン、オクタン酸セテアリル、プロピレングリコール、可溶性コラーゲン、藻抽出物、ヒアルロン酸ナトリウム、コロイド状金、永久花、ベータグルカン、コロイド状微量ミネラル、金Unipheres、メドウフォーム油脂肪酸PEG-8ジメチコン、ナトリウムPCA、ヒドロキシエチルウレア、レチニルパルミテート(ビタミンAパルミテート)、酢酸トコフェロール(ビタミンEアセテート)、パンテノール(ビタミンB5)、アロエバーバデンシス(アロエベラ)葉汁、センテラアジアティカ(ゴツコラ)抽出物、キンセンカ(金盞花)(マリゴールド)花抽出物、スペインカンゾウ(リコリス)根抽出物、チャノキ(緑茶)葉抽出物、樫胡桃(クルミ)種抽出物、ローザモスキータ(Rosa Mosqueta)(ローズヒップ)油、グルコサミンHCl、酵母抽出物、尿素、香料、ステアリン酸グリセリル、蜜蝋、トコフェロール、ビサボロール、キサンタンガム、アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/VPコポリマー、アクリル酸ナトリウム/アクリロイルジメチルタウリンナトリウムコポリマー、エチルヘキシルグリセリン、およびフェノキシエタノールを含有する局所クリーム組成物を提供する。
マスク
別の実施態様では、本発明は、水、ケイ酸ナトリウムマグネシウム、グリセリン、マイカ、二酸化チタン、ポリクオタニウム-7、ヒドロキシエチルウレア、ポリアクリルアミド、C13-14イソパラフィン、ラウレス-7、永久花精油、コロイド状金、ジパルミトイルヒドロキシプロリン、アスコルビン酸テトラヘキシルデシル、安息香酸C12-15アルキル、トリベヘニン、セラミドII、PEG-40菜種ステロール、パルミトイルオリゴペプチド、ビスマスオキシクロリド、硫酸マグネシウム、炭酸カルシウム、酸化亜鉛、プロピレングリコール、メチルパラベン、プロピルパラベン、ソルビン酸カリウムおよび香料からなる群より選ばれる少なくとも1つの成分を含有するマスク組成物を提供する。好ましくは、ある非限定の実施態様では、マスク組成物は、以下に記載する重量パーセントの成分を含有する:水 約QS〜100.00%、ケイ酸ナトリウムマグネシウム 約2.0〜10.00%、グリセリン 約1.0〜10.00%、マイカ 約0.05〜3.000%、二酸化チタン 約0.05〜5.000%、ポリクオタニウム-7 約0.05〜1.000%、ヒドロキシエチルウレア 約0.05〜5.000%、ポリアクリルアミド 約0.05〜0.500%、C13-14 イソパラフィン 約0.10〜1.000%、ラウレス-7 約0.05〜1.000%、ヘリクリサムアングスティフォリウム(永久花)抽出物 約0.001〜1.00%、コロイド状金 約0.001〜1.00%、ジパルミトイルヒドロキシプロリン 約0.001〜1.00%、アスコルビン酸テトラヘキシルデシル 約0.001〜1.00%、安息香酸C12-15アルキル 約0.001〜1.00%、トリベヘニン 約0.001〜0.50%、セラミドII 約0.001〜0.50%、PEG-40菜種ステロール 約0.001〜0.50%、パルミトイルオリゴペプチド 約0.0001〜0.5%、ビスマスオキシクロリド 約0.05〜1.000%、硫酸マグネシウム 約0.0001〜1.0%、炭酸カルシウム 約0.0001〜1.0%、酸化亜鉛 約0.0001〜1.0%、プロピレングリコール 約0.01〜2.000%、メチルパラベン 約0.05〜0.300%、プロピルパラベン 約0.05〜0.300%、ソルビン酸カリウム 約0.01〜0.300%、香料 約0.01〜0.500%。
さらなる非限定の実施態様では、マスク組成物は、以下に記載する重量パーセントの成分を含有する:水 A ケイ酸ナトリウムマグネシウム C グリセリン C コロイド状金 (24K) D マイカ (金) E 二酸化チタン E ポリクオタニウム-7 E ヒドロキシエチルウレア E ポリアクリルアミド E C13-14 イソパラフィンϊn E ラウレス-7 E ヘリクリサムアングスティフォリウム(永久花)抽出物 E ビスマスオキシクロリド E トウゴマ(唐胡麻)(ヒマシ)種油 E フェノキシエタノール E エチルヘキシルグリセリン E ジパルミトイルヒドロキシプロリン F アスコルビン酸テトラヘキシルデシル F 香料 F 硫酸マグネシウム F 炭酸カルシウム F 酸化亜鉛 F 組成物 Legend A: 約30%〜約100% B: 約10%〜約30%未満 C: 約3%〜約10%未満 D: 約1%〜約3%未満 E: 約0.1%〜約1%未満 F: 約0.1%未満。
追加の実施態様では、マスク組成物は、プロトジーン(Protegenetic)リポソームをさらに含有する。ある実施態様では、プロトジーン(Protegenetic)リポソームは、組成物の約0.01〜1.0重量パーセントで含有される。
美容液
別の実施態様では、本発明は、シクロペンタシロキサン、ジメチコン、ビニル ジメチコン コポリオール クロスポリマー、永久花精油、コロイド状金、金箔、ジパルミトイルヒドロキシプロリンおよびアスコルビン酸テトラヘキシルデシルからなる群より選ばれる少なくとも1つの成分を含有する美容液組成物を提供する。好ましくは、ある非限定の実施態様では、美容液組成物は、以下に記載する重量パーセントの成分を含有する:シクロペンタシロキサン 約QS〜100.00%、ジメチコン/ビニル ジメチコン クロスポリマー 約0.01〜50.0000%、ヘリクリサムアングスティフォリウム(永久花)抽出物 約0.0001〜1.000%、コロイド状金 約0.0001〜2.000%、金箔 約0.0001〜1.000%、ジパルミトイルヒドロキシプロリン 約0.0010〜1.000%、アスコルビン酸テトラヘキシルデシル 約0.0010〜1.000%。
さらなる非限定の実施態様では、美容液組成物は、以下に記載する重量パーセントの成分を含有する:シクロペンタシロキサン A ジメチコン/ビニル ジメチコン クロスポリマー C ヘリクリサムアングスティフォリウム(永久花)抽出物 F 金箔 (CI 77480) F ジパルミトイルヒドロキシプロリン F テトラヘキシルデシル] アスコルベート F コロイド状金 (24K) F 組成物 Legend A: 約30〜約100% B: 約10%〜約30%未満 C: 約3%〜約10%未満 D: 約1%〜約3%未満 E: 約0.1%〜約1%未満 F: 約0.1%未満。
追加の実施態様では、美容液組成物は、プロトジーン(Protegenetic)リポソームをさらに含有する。ある実施態様では、プロトジーン(Protegenetic)リポソームは、組成物の約0.01〜1.0重量パーセントで含有される。
「投与」または「適用」とは、組成物が、所望の目的を達し得るように、対象者に送達されることを意味する。本発明の組成物は、動物、ヒト、および他の有機体を含む任意の適切な対象者に投与され得る。動物の文脈において、本発明の組成物はまた、任意の適切な動物の対象者、例えば、ネコ、イヌまたはウマへの獣医学的投与のために使用され得る。
本明細書および図面における参照文字の繰り返し使用は、本発明の同一または類似の特徴を表すために意図されることは理解されるべきである。
添付の請求の範囲に記載の本発明の精神および範囲から逸脱することなく、形式および詳細に種々の変化がなされ得ることは、当業者によって理解されるであろう。当業者は、本明細書に記載の本発明の特定の実施態様に対する多くの等価物を認識し、あるいは単なるルーチンの実験を用いて確認することができる。このような等価物は、請求の範囲に包含されると意図される。
1つの実施態様では、用語「約」とは、変動が100%を超える値を生じるべきではないと文脈が示している場合を除いて、指示した値から、1〜10%の変動をいい、別の実施態様では、5〜15%の変動をいい、別の実施態様では、10%までの変動をいい、別の実施態様では、25%までの変動をいう。
請求の範囲において、「a」、「an」および「the」のような冠詞は、そうではないと示されていない限り、あるいは文脈から明らかでない限り、1つまたは1つより多いを意味する。グループのメンバー間の「または」または「および/または」を含む請求の範囲または明細書は、そうではないと示されていない限り、あるいは文脈から明らかでない限り、グループメンバーの1つまたは1つより多い、または全てが、所定の製品またはプロセスに存在し、そこで使用され、あるいはそれに関連する場合、満足すると見なされる。本発明は、グループの正確に1つのメンバーが所定の製品またはプロセスに存在し、そこで使用され、あるいはそれに関連する実施態様を含む。本発明はまた、グループの正確に1つより多いまたは全てのメンバーが所定の製品またはプロセスに存在し、そこで使用され、あるいはそれに関連する実施態様を含む。さらに、本発明は、種々の実施態様において、そうではないと示されていない限り、あるいは矛盾または不一致が生じることが当業者に明らかでない限り、全ての変形例、組み合わせ、および置換、ここで、列挙した請求の範囲の1つ以上からの1つ以上の限定、要素、節、記述用語などが、同じ基礎請求項に従属する別の請求項に導入される、を提供することが理解されるべきである。例えば、マーカッシュグループ形式などにおいてリストとして要素が存在する場合、要素の各サブグループもまた開示され、任意の要素がグループから除去され得ることが理解されるべきである。一般に、本発明、または本発明の局面が特定の要素、特徴などを含むと言及されている場合、本発明の特定の実施態様または本発明の局面は、このような要素、特徴などからなるかまたは実質的になることが理解されるべきである。簡単のために、これらの実施態様は、全ての場合において本明細書に具体的に記載されていない。いくつかの請求項は、利便性のために従属形式で存在するが、出願人は、任意の従属請求項を独立形式に書き換え、独立請求項およびそのような請求項が従属する任意の他の請求項の要素または限定を含むようにする権利を保有し、このように書き換えた請求項が、全ての局面において、それがどのような形式(補正または未補正のいずれか)であれ、独立形式に書き換える前の従属請求項と等価であると考えるべきである。
本発明は、特定の実施態様を記載しているが、上記で記載した成分の変形例を含むいくつかの実施態様を提供する。
従って、変形、省略、置換および変化は、本発明の精神から逸脱することなく、当業者によってなされ得る。
以下の実施例は、本発明の特定の実施態様を記載し、本発明に包含される範囲をいかようにも限定するように解釈すべきではない。
実施例
実施例1:
不溶性酸化銅含有クリーム組成物
本発明の不溶性酸化銅含有処方物の設計において、酸化銅のイオン性リザーバが維持されるよう注意されたい。
このようなリザーバを維持する1つの手段は、分離された区画において不溶性酸化銅を維持すること、例えば、酸化銅粒子のカプセル化、または乳化物内で、例えば、油中固体または油中水中固体乳化物として分配することによる。
ある実施態様では、カプセル化処方物または分配した処方物は、例えば、所望の温度(例えば、室温または処方物の保存温度とは対照的に、処方物との皮膚接触の温度)で溶融するワックス組成物に処方することによって、誘発された放出機構を有し、これにより、分配した不溶性酸化銅の放出を容易にする。別の実施態様では、カプセルの材料は、所望の物理的圧力の存在下で酸化銅を放出するよう構築され得る。
ある実施態様では、カプセル化処方物は、セルロース内への酸化銅粉末のカプセル化に頼る。ある実施態様では、セルロースは、ほぼ液体の形態の間に、粉末の個々の粒子へのコーティングとして適用され、乾燥後硬いシェルを形成する。経時に水ベースのクリームに処方される場合、セルロースは、柔らかくなり、手で操作した場合に、局所適用の間、それに含まれる酸化銅粒子の効果的な放出を生じ得る。
別の実施態様では、カプセルの材料の放出は、時間の関数であり得る。
微粉化した酸化銅は、水中油ベースの乳化物に処方される。有用な処方物は、脂質、シリコーン、誘導体、乳化剤、保存料および酸化銅からなる。代表的な組成物は、以下に一覧にされる。:重量 シリコーン 20 ベヘニルアルコール、希釈剤 10 乳化剤 5 保護ポリマー 1 保存料 1.0 酸化銅 3.0 水 QS。
本発明のいくつかの実施態様では、イオンの放出の制御およびイオンの保持は、物理的酸化銅粒子がカプセル化される場合に維持される。イオンの放出が所望の場合、酸化銅粒子をカプセル化する材料は、可能な限り多くのイオンが皮層を浸透して、発毛に必要な生物学的機構を刺激するよう、破裂させられる必要がある。
実施例2:
他の不溶性酸化銅含有処方物
不溶性酸化銅を含有するスポンジまたはフォーム処方物もまた、本発明に従って適している。
酸化銅粉末は、適切な賦形剤に添加され、該賦形剤は、ポリウレタンフォームの例において、それらを一緒に混合して所望のフォーム形成反応を得る前のイソシアネートまたはヒドロキシル成分のいずれかであり得る。
不溶性酸化銅の粉末処方物もまた、使用され得る。処方物は、当該分野で公知の方法および本明細書に記載の方法のいずれかによって容易である。
実施例3:
不溶性酸化銅含有処方物 皮膚のしわの軽減
材料および方法
酸化銅を99.9%に精製し、改良ベクトル粉砕プロセスによって約1ミクロンの粉末サイズに粉砕した。改良ベクトル粉砕プロセスは、非常に早い間隔で非常に高圧および非常に低圧に粉末を曝露し、粉末を破裂させる。サイズが0.5ミクロンより低くならないように、粉末の粉砕の防止に注意した。
このように粉砕した酸化銅粉末を、アクリル/セルロースハードカバー中にカプセル化し、白色カプセル化粒子を得、これを白色クリーム基剤によく懸濁させた。酸化銅をハード有機セルロース中にカプセル化した。カプセル化粒子は、約70ミクロンのサイズであった。粒子のシェルは硬く、クリーム中で約72時間までそのままであり、それまでに軟化し容易に砕ける{例えば、WO/2009/138978を参照、全て本明細書中に援用される}。
カプセル化から72時間後、カプセル化した粒子を指の間で軽くこすり、カプセル化した内容物の放出を確認した。
0.4%不溶性酸化銅を含むクリーム処方物を調製した。市販のPond's Face and Handクリーム基剤組成物を用いた。上記で調製したカプセル化した酸化銅粒子を、室温でクリーム基剤中に混合した。所望の活性成分の量を、それをボトルにつめる直前に、用意ができたクリームに添加し、非常に所望であれば非常にゆっくりと運転し得る単純な混合器中で20分以上混合した。混合は、例えば、1分あたり300回転で20分間行い、3%活性粉末の最終負荷で200 mlのクリームを7グラムの粉末と混合した。
結果:
30を超える対象者を、不溶性銅含有クリーム組成物の効果について評価した。対象者に、少量の銅含有クリームまたはプラセボを1日1回4週間午前中に適用した。参加者はコンプライアンスを確認した。15の対象者に、Ponds基剤クリームのみを含むプラセボ処方物を局所適用し、15を超える対象者は、銅含有処方物を受けた。基準値およびクリームの適用開始後4週目に、対象者の写真を撮った。図1-4 A-Fは、銅含有処方物で処置された4対象者を描写し、前面および側面の全顔面写真を基準値(「前」)および処置レジメの4週後(「後」)で撮った。各図から分かり得るように(パネルD-F〜A-Cを比較、それぞれ、前面図、左側面図および右側面図を示す)、皮膚のしわの数の減少、および皮膚の質の改善があり、その結果、残存するしわはかすかであり、皮膚においてより表面的に位置しているようである。追跡研究は、0.25%不溶性酸化銅のみを含む同等のクリーム処方物が、効果的であり、皮膚のしわの数の減少および皮膚の質の改善(データは示さない)を示す所望の結果を生じたことを示した。

Claims (36)

  1. 対象者における皮膚の老化または皮膚の欠陥を予防、緩和または撤回するための組成物であって、当該組成物が、局所適用のために処方されており、第1の活性成分として不溶性酸化銅を含有し、該不溶性酸化銅が約0.15 %〜約0.75% w/wの間の濃度で存在する、組成物。
  2. 前記不溶性酸化銅が約0.15 %〜約0.5 % w/wの間の濃度で存在する、請求項1記載の組成物。
  3. 前記不溶性酸化銅が約0.15 %〜約0.3 % w/wの間の濃度で存在する、請求項1記載の組成物。
  4. 前記不溶性酸化銅が約0.20 %〜約0.25 % w/wの間の濃度で存在する、請求項1記載の組成物。
  5. 前記酸化銅が酸化第二銅である、請求項1記載の組成物。
  6. 前記酸化銅が酸化第一銅である、請求項1記載の組成物。
  7. 10ミクロン未満のサイズの酸化銅粒子を含有する懸濁物である、請求項1記載の組成物。
  8. 前記酸化銅がカプセル化されている、請求項1または7記載の組成物。
  9. 前記酸化銅が、アクリル、セルロースまたはそれらの組み合わせを含有するシェル内にカプセル化されている、請求項8記載の組成物。
  10. 粉末、クリーム、液体、スプレー、ゲル、フォーム、軟膏、オイルまたはマスクである、請求項1記載の組成物。
  11. さらに皮膚治療剤を含有し、該皮膚治療剤が前記不溶性酸化銅と相乗作用する、請求項1記載の組成物。
  12. 前記皮膚治療剤が、リポキシゲナーゼ阻害剤、ブラジキニン阻害剤、プロスタグランジンおよびそれらの誘導体、プロスタグランジン受容体作動薬または拮抗薬、非プロスタン酸プロスタグランジンアナログ、シクロスポリンおよびそれらのアナログ、抗菌薬、抗炎症薬、レチノイド、エストラジオール、プロテインキナーゼC活性化剤、2 5 グリコシダーゼ阻害剤、グリコサミノグリカナーゼ阻害剤、プロテオグリカナーゼ阻害剤、エストロゲン作動薬および拮抗薬、シュードプテリン、ビタミン、レチノイン酸、かゆみ止め薬、抗アンドロゲン剤、5-レダクターゼのステロイドまたは非ステロイド阻害剤、またはそれらの混合物を含有する、請求項11記載の組成物。
  13. 対象者における皮膚の老化または皮膚の欠陥を予防、緩和または撤回する方法であって、該対象者の罹患した皮膚を、第1の活性成分として不溶性酸化銅を含有する組成物と局所接触させることを含み、該不溶性酸化銅が、該組成物中に、約0.15 %〜約0.75% w/wの間の濃度で存在する、方法。
  14. 前記酸化銅が酸化第二銅である、請求項13記載の方法。
  15. 前記酸化銅が酸化第一銅である、請求項13記載の方法。
  16. 前記組成物が、約0.5〜約10ミクロンの間のサイズの酸化銅粒子を含有する懸濁物である、請求項13記載の方法。
  17. 前記組成物が、粉末、クリーム、液体、スプレー、ゲル、フォーム、軟膏、オイルまたはマスクである、請求項13記載の方法。
  18. 前記酸化銅がカプセル化されている、請求項13記載の方法。
  19. 前記罹患した皮膚を第2の皮膚治療剤と接触させる工程をさらに含み、該第2の皮膚治療剤が前記不溶性酸化銅と相乗作用する、請求項13記載の方法。
  20. 前記第2の皮膚治療剤が、リポキシゲナーゼ阻害剤、ブラジキニン阻害剤、プロスタグランジンおよびそれらの誘導体、プロスタグランジン受容体作動薬または拮抗薬、非プロスタン酸プロスタグランジンアナログ、シクロスポリンおよびそれらのアナログ、抗菌薬、抗炎症薬、レチノイド、エストラジオール、プロテインキナーゼC活性化剤、2 5 グリコシダーゼ阻害剤、グリコサミノグリカナーゼ阻害剤、プロテオグリカナーゼ阻害剤、エストロゲン作動薬および拮抗薬、シュードプテリン、ビタミン、レチノイン酸、かゆみ止め薬、抗アンドロゲン剤、5-レダクターゼのステロイドまたは非ステロイド阻害剤、またはそれらの混合物を含有する、請求項19記載の方法。
  21. 対象者における皮膚の老化または皮膚の欠陥を予防、緩和または撤回するための組成物であって、当該組成物が、局所適用のために処方されており、第1の活性成分として不溶性酸化銅を含有し、該不溶性酸化銅が約0.5〜約10ミクロンの間のサイズの範囲の粒子として存在する、組成物。
  22. 前記酸化銅が酸化第二銅である、請求項21記載の組成物。
  23. 前記酸化銅が酸化第一銅である、請求項21記載の組成物。
  24. 約0.5〜約10ミクロンの間のサイズの酸化銅粒子を含有する懸濁物である、請求項21記載の組成物。
  25. 粉末、クリーム、液体、スプレー、ゲル、フォーム、軟膏、オイルまたはマスクである、請求項21記載の組成物。
  26. 前記酸化銅がカプセル化されている、請求項21記載の組成物。
  27. さらに皮膚治療剤を含有し、該皮膚治療剤が前記不溶性酸化銅と相乗作用する、請求項1記載の組成物。
  28. 前記皮膚治療剤が、リポキシゲナーゼ阻害剤、ブラジキニン阻害剤、プロスタグランジンおよびそれらの誘導体、プロスタグランジン受容体作動薬または拮抗薬、非プロスタン酸プロスタグランジンアナログ、シクロスポリンおよびそれらのアナログ、抗菌薬、抗炎症薬、レチノイド、エストラジオール、プロテインキナーゼC活性化剤、2 5 グリコシダーゼ阻害剤、グリコサミノグリカナーゼ阻害剤、プロテオグリカナーゼ阻害剤、エストロゲン作動薬および拮抗薬、シュードプテリン、ビタミン、レチノイン酸、かゆみ止め薬、抗アンドロゲン剤、5-レダクターゼのステロイドまたは非ステロイド阻害剤、またはそれらの混合物を含有する、請求項27記載の組成物。
  29. 対象者における皮膚の老化または皮膚の欠陥を予防、緩和または撤回する方法であって、該対象者の罹患した皮膚を、第1の活性成分として不溶性酸化銅を含有する組成物と局所接触させることを含み、該不溶性酸化銅が約0.5〜約10ミクロンの間のサイズの範囲の粒子として存在する、方法。
  30. 前記酸化銅が酸化第二銅である、請求項29記載の方法。
  31. 前記酸化銅が酸化第一銅である、請求項29記載の方法。
  32. 前記組成物が、10ミクロン未満のサイズの酸化銅粒子を含有する懸濁物である、請求項29記載の方法。
  33. 前記組成物が、粉末、クリーム、液体、スプレー、ゲル、フォーム、軟膏、オイルまたはマスクである、請求項29記載の方法。
  34. 前記酸化銅がカプセル化されている、請求項29記載の方法。
  35. 前記罹患した皮膚を第2の皮膚治療剤と接触させる工程をさらに含み、該第2の皮膚治療剤が前記不溶性酸化銅と相乗作用する、請求項29記載の方法。
  36. 前記第2の皮膚治療剤が、リポキシゲナーゼ阻害剤、ブラジキニン阻害剤、プロスタグランジンおよびそれらの誘導体、プロスタグランジン受容体作動薬または拮抗薬、非プロスタン酸プロスタグランジンアナログ、シクロスポリンおよびそれらのアナログ、抗菌薬、抗炎症薬、レチノイド、エストラジオール、プロテインキナーゼC活性化剤、2 5 グリコシダーゼ阻害剤、グリコサミノグリカナーゼ阻害剤、プロテオグリカナーゼ阻害剤、エストロゲン作動薬および拮抗薬、シュードプテリン、ビタミン、レチノイン酸、かゆみ止め薬、抗アンドロゲン剤、5-レダクターゼのステロイドまたは非ステロイド阻害剤、またはそれらの混合物を含有する、請求項35記載の方法。
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