JP2013537165A - ケラチン繊維用化粧料組成物 - Google Patents
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Abstract
本発明は、(a)少なくとも1種の脂肪アルコール、(b)少なくとも1種の油、(c)少なくとも1種の非イオン性界面活性剤、(d)少なくとも1種のアニオン性界面活性剤、及び、(e)少なくとも1種の不揮発性アルカリ剤を含み、(a)脂肪アルコールの量/(b)油の量の重量比Aが、0.7から2.9であり、(c)非イオン性界面活性剤のHLB値が、11.5以上であり、
((a)脂肪アルコール及び(b)油の量)/(c)非イオン性界面活性剤の量の重量比Bが、0.5から10.0である、ケラチン繊維用化粧料組成物に関する。本発明による化粧料組成物は、毛髪等のケラチン繊維用化粧料組成物の美容性能、例えば、効率的なカラーリング又は脱色を良好に維持しながら、別の臭い及び安全性限界を引き起こすことなく、アンモニア等のアルカリ剤を含む化粧料組成物の不快臭を低減することができるため、本発明は有用である。
((a)脂肪アルコール及び(b)油の量)/(c)非イオン性界面活性剤の量の重量比Bが、0.5から10.0である、ケラチン繊維用化粧料組成物に関する。本発明による化粧料組成物は、毛髪等のケラチン繊維用化粧料組成物の美容性能、例えば、効率的なカラーリング又は脱色を良好に維持しながら、別の臭い及び安全性限界を引き起こすことなく、アンモニア等のアルカリ剤を含む化粧料組成物の不快臭を低減することができるため、本発明は有用である。
Description
本発明は、毛髪等のケラチン繊維用化粧料組成物に関する。
毛髪等のケラチン繊維用化粧料組成物、例えば、毛髪カラーリング用組成物及び毛髪脱色用組成物は、アルカリ剤を含む。アルカリ剤は、不快臭を有することが非常に多い。
アルカリ剤として、アンモニアが通常使用される。
アンモニアは、ケラチン繊維に対する美容処置の安全性及び性能に関して優れたアルカリ剤である。しかしながら、その不快臭は、ケラチン繊維のためのアンモニアを含む化粧料組成物の使用に対して強い不利な影響を与える。したがって、化粧料組成物からのアンモニア臭の除去は、最近では、ケラチン繊維のための化粧品の分野において、重要な目標の1つである。
ケラチン繊維用化粧料組成物のアンモニア臭を低減する(これは化粧料組成物の表面からのアンモニア(臭)の蒸発を意味する)ための現在の主要な方法は、アンモニアの代わりにモノエタノールアミン等の別のアルカリ剤を使用すること、又はJP-A-H01-213220(1989)に開示されているようにアンモニアの一部を置き換えることである。しかしながら、モノエタノールアミンはアミン臭を有し、この方法はまた、ケラチン繊維に対する美容処置の性能に好ましくない影響を及ぼす。例えば、毛髪を強力にカラーリング又は脱色する能力は、毛髪をカラーリングするための非常に重要な因子であるが、アンモニア以外のアルカリ剤を含む化粧料組成物を使用して毛髪をカラーリング又は脱色する場合、不利な影響を受ける。カラーリング及び脱色効率を向上させるために、アンモニア以外のアルカリ剤の量を増加させてもよく、又は追加の不揮発性アルカリ剤を一緒に使用してもよい。しかしながら、モノエタノールアミン等のアンモニア以外のアルカリ剤の量の増加は、比較的多量の不揮発性アルカリ剤のために、アミン臭の増加又は安全性限界等の別の問題を生じさせる可能性がある。
「Handbook of Surfactants」、M.R.Porter、Blackie&Son出版(グラスゴー及びロンドン)、1991年、116〜178頁
本発明の目的は、毛髪等のケラチン繊維用化粧料組成物の美容性能、例えば、効率的なカラーリング又は脱色を良好に維持しながら、別の臭い及び安全性限界を引き起こすことなく、アンモニア等のアルカリ剤を含む化粧料組成物の不快臭を低減することである。
本発明の上記の目的は、
(a)少なくとも1種の脂肪アルコール、
(b)脂肪アルコール以外の少なくとも1種の油、
(b)少なくとも1種の非イオン性界面活性剤、
(d)少なくとも1種のアニオン性界面活性剤、及び
(e)少なくとも1種の不揮発性アルカリ剤
を含み、
(a)脂肪アルコールの量/(b)油の量の重量比Aが、0.7から2.9であり、
(c)非イオン性界面活性剤の平均HLB値が、11.5以上であり、
((a)脂肪アルコール及び(b)油の量)/(c)非イオン性界面活性剤の量の重量比Bが、0.5から10.0である、
ケラチン繊維用化粧料組成物によって達成することができる。
(a)少なくとも1種の脂肪アルコール、
(b)脂肪アルコール以外の少なくとも1種の油、
(b)少なくとも1種の非イオン性界面活性剤、
(d)少なくとも1種のアニオン性界面活性剤、及び
(e)少なくとも1種の不揮発性アルカリ剤
を含み、
(a)脂肪アルコールの量/(b)油の量の重量比Aが、0.7から2.9であり、
(c)非イオン性界面活性剤の平均HLB値が、11.5以上であり、
((a)脂肪アルコール及び(b)油の量)/(c)非イオン性界面活性剤の量の重量比Bが、0.5から10.0である、
ケラチン繊維用化粧料組成物によって達成することができる。
(a)脂肪アルコールの量/(b)油の量の重量比Aは、0.7から1.5であることが好ましい。
(c)非イオン性界面活性剤の平均HLB値は、12.0から17.0であることが好ましい。
((a)脂肪アルコール及び(b)油の量)/(c)非イオン性界面活性剤の量の重量比Bは、0.5から5.0であることが好ましい。
(a)脂肪アルコールは、飽和又は不飽和の、直鎖又は分枝C8〜C30アルコールから選択することができる。
(b)油は、極性又は非極性油から選択することができる。
更に、(b)油は、動物又は植物起源の油、鉱物油、合成油、シリコーン油及び炭化水素からなる群から選択することができる。油は界面活性特性を有することができないことに留意しなければならない。例えば、油は、ポリアルコキシル化(ポリエトキシル化又はポリオキシプロピレン化)、ポリグリセロール化化合物及びモノ又はジグリセリドとは異なっていなければならない。
(c)非イオン性界面活性剤は、ポリエトキシル化、ポリプロポキシル化又はポリグリセロール化されておりかつ少なくとも1つの脂肪鎖を有するアルコール、α-ジオール、アルキルフェノール又は脂肪酸;エチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシドのコポリマー;エチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシドと脂肪アルコールの縮合物;ポリエトキシル化脂肪アミド;ポリグリセロール化脂肪アミド;ソルビタンのエトキシル化脂肪酸エステル;植物起源のエトキシル化油;スクロースの脂肪酸エステル;ポリエチレングリコールの脂肪酸エステル;グリセロールの脂肪酸モノ又はジエステル;(C6〜C24)アルキルポリグリコシド;N-(C6〜C24)アルキルグルカミン誘導体;アミンオキシド;N-(C10〜C14)アシルアミノプロピルモルホリンオキシドからなる群から選択することができる。
本発明の化粧料組成物は、複数の(c)非イオン性界面活性剤を含むことが好ましい。
(d)アニオン性界面活性剤は、(C6〜C30)アルキルサルフェート、(C6〜C30)アルキルエーテルサルフェート、(C6〜C30)アルキルアミドエーテルサルフェート、アルキルアリールポリエーテルサルフェート、モノグリセリドサルフェート;(C6〜C30)アルキルスルホネート、(C6〜C30)アルキルアミドスルホネート、(C6〜C30)アルキルアリールスルホネート、α-オレフィンスルホネート、パラフィンスルホネート;(C6〜C30)アルキルホスフェート;(C6〜C30)アルキルスルホスクシネート、(C6〜C30)アルキルエーテルスルホスクシネート、(C6〜C30)アルキルアミドスルホスクシネート;(C6〜C30)アルキルスルホアセテート;(C6〜C24)アシルサルコシネート;(C6〜C24)アシルグルタメート;(C6〜C30)アルキルポリグリコシドカルボン酸エーテル;(C6〜C30)アルキルポリグリコシドスルホスクシネート;(C6〜C30)アルキルスルホスクシンナメート;(C6〜C24)アシルイセチオネート;N-(C6〜C24)アシルタウレート;C6〜C30脂肪酸塩;ヤシ油酸塩又は水添ヤシ油酸塩;(C8〜C20)アシルラクチレート;(C6〜C30)アルキル-D-ガラクトシドウロン酸塩;ポリオキシアルキレン化(C6〜C30)アルキルエーテルカルボン酸塩;ポリオキシアルキレン化(C6〜C30)アルキルアリールエーテルカルボン酸塩;及びポリオキシアルキレン化(C6〜C30)アルキルアミドエーテルカルボン酸塩からなる群から選択することができる。
(d)アニオン性界面活性剤は、(C6〜C30)アルキルサルフェートの塩から選択されることが好ましい。
(e)不揮発性アルカリ剤は、アルカリ金属塩;アルカリ土類金属塩;アルカリ金属水酸化物及びアルカリ土類金属水酸化物からなる群から選択される無機アルカリ剤であってもよい。
(e)不揮発性アルカリ剤は、モノアミン及びその誘導体;ジアミン及びその誘導体;ポリアミン及びその誘導体;塩基性アミノ酸及びその誘導体;塩基性アミノ酸及びその誘導体のオリゴマー;塩基性アミノ酸及びその誘導体のポリマー;尿素及びその誘導体;グアニジン及びその誘導体からなる群から選択される有機アルカリ剤であってもよい。
(e)不揮発性アルカリ剤は、アルカノールアミンから選択されることが好ましい。
本発明者らは、鋭意研究の結果、アンモニア以外のアルカリ剤を含み、ケラチン繊維を酸化するための別の化粧料組成物と組み合わせて使用することができるケラチン繊維を処理するための化粧料組成物を改善して、ケラチン繊維をカラーリング又は脱色する美容性能を向上させることができることを見出した。モノエタノールアミン等のアンモニア以外のアルカリ剤の量を増加させる必要がなく、追加の不揮発性アルカリ剤の使用も必要ではないため、本発明は、アンモニアでない追加の不揮発性アルカリ剤に基づく別の臭い及び比較的多量のアンモニアでない追加の不揮発性アルカリ剤による安全性限界という問題を回避することができる。
本発明によれば、毛髪等のケラチン繊維を処理するための化粧料組成物の改善は、化粧料組成物中の成分の種類及び量の特定の条件によって達成することができる。
したがって、本発明の化粧料組成物は、
(a)油以外の少なくとも1種の脂肪アルコール、
(b)少なくとも1種の油、
(c)少なくとも1種の非イオン性界面活性剤、
(d)少なくとも1種のアニオン性界面活性剤、及び
(e)少なくとも1種の不揮発性アルカリ剤
を含み、
(a)脂肪アルコールの量/(b)油の量の重量比Aが、0.7から2.9であり、
(c)非イオン性界面活性剤の平均HLB値が、11.5以上であり、
((a)脂肪アルコール及び(b)油の量)/(c)非イオン性界面活性剤の量の重量比Bが、0.5から10.0である、
ことを特徴とする。
(a)油以外の少なくとも1種の脂肪アルコール、
(b)少なくとも1種の油、
(c)少なくとも1種の非イオン性界面活性剤、
(d)少なくとも1種のアニオン性界面活性剤、及び
(e)少なくとも1種の不揮発性アルカリ剤
を含み、
(a)脂肪アルコールの量/(b)油の量の重量比Aが、0.7から2.9であり、
(c)非イオン性界面活性剤の平均HLB値が、11.5以上であり、
((a)脂肪アルコール及び(b)油の量)/(c)非イオン性界面活性剤の量の重量比Bが、0.5から10.0である、
ことを特徴とする。
以下に、本発明の化粧料(化粧用)組成物を更に詳細に説明する。
(1)脂肪アルコール
本発明の化粧料組成物は、少なくとも1種の脂肪アルコールを含む。2種以上の脂肪アルコールを使用してもよい。
本発明の化粧料組成物は、少なくとも1種の脂肪アルコールを含む。2種以上の脂肪アルコールを使用してもよい。
「脂肪アルコール」という用語は本明細書において、長鎖脂肪族炭素鎖を有するアルコールを意味する。脂肪アルコールは、任意の飽和又は不飽和の、直鎖又は分枝C8〜C30脂肪アルコールから選択されることが好ましい。
C8〜C30脂肪アルコールのうち、例えばC12〜C22脂肪アルコールが使用される。C16〜C18脂肪アルコールがより好ましい。
これらのうち、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、ベヘニルアルコール、リノレイルアルコール、ウンデシレニルアルコール、パルミトレイルアルコール、リノレニルアルコール、ミリスチルアルコール、アラキドニルアルコール及びエルシルアルコールならびにそれらの混合物を挙げることができる。一実施形態において、セチルアルコール、ステアリルアルコール又はそれらの混合物(例えば、セテアリルアルコール)ならびにベヘニルアルコールを、脂肪成分として使用することができる。好ましくは、脂肪アルコールは直鎖の飽和アルコールである。
脂肪アルコールの量は、組成物の全重量に対して、0.001から30重量%、好ましくは0.05から20重量%、より好ましくは0.1から10重量%であってよい。
(2)油
本発明の化粧料組成物は、脂肪アルコール以外の少なくとも1種の油を含む。2種以上の油を使用してもよい。
本発明の化粧料組成物は、脂肪アルコール以外の少なくとも1種の油を含む。2種以上の油を使用してもよい。
本明細書において「油」は、大気圧下(760mmHg)の室温(25℃)で液体又はペースト(非固体)の形態である脂肪化合物又は物質を意味する。
油として、化粧品において一般的に使用されるものを、単独で又はそれらを組み合わせて使用することができる。これらの油は揮発性であっても又は不揮発性であってもよい。
油は、炭化水素油、シリコーン油等の非極性油;植物油若しくは動物油及びエステル油等の極性油;又はそれらの混合物であってもよい。
炭化水素油の例として、例えば、直鎖又は分枝炭化水素、例えば、鉱物油(例えば、流動パラフィン)、パラフィン、ワセリン又はペトロラタム、ナフタレン等;水添ポリイソブテン、イソエイコサン及びデセン/ブテンコポリマー;ならびにそれらの混合物を挙げることができる。
シリコーン油の例として、例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン等の直鎖オルガノポリシロキサン;オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等の環状オルガノポリシロキサン;及びそれらの混合物を挙げることができる。
植物油の例として、例えば、亜麻仁油、ツバキ油、マカダミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、アボカド油、サザンカ油、ヒマシ油、紅花油、ホホバ油、ヒマワリ油、アーモンド油、菜種油、ゴマ油、ダイズ油、ピーナッツ油、及びそれらの混合物を挙げることができる。
動物油の例として、例えば、スクアレン及びスクアランを挙げることができる。
エステル油の例として、例えば、アジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジオクチル、ヘキサン酸2-エチルヘキシル、ラウリン酸エチル、オクタン酸セチル、オクタン酸オクチルドデシル、ネオペンタン酸イソデシル、プロピオン酸ミリスチル、2-エチルヘキサン酸2-エチルヘキシル、オクタン酸2-エチルヘキシル、カプリル酸/カプリン酸2-エチルヘキシル、パルミチン酸メチル、パルミチン酸エチル、ラウリン酸イソヘキシル、ラウリン酸ヘキシル、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、オレイン酸イソデシル、トリ(2-エチルヘキサン酸)グリセリル、テトラ(2-エチルヘキサン酸)ペンタエリスリチル(pentaerythrithyl tetra(2-ethylhexanoate))、コハク酸2-エチルヘキシル、セバシン酸ジエチル、及びそれらの混合物を挙げることができる。
油は、それらが室温で液体であるという条件で、動物又は植物起源の油、鉱物油、エステル油及び人工トリグリセリド等の合成油、シリコーン油ならびに炭化水素、特に脂肪族炭化水素からなる群から選択することができる。
油の量は、組成物の全重量に対して、0.01から40重量%、好ましくは0.1から20重量%、より好ましくは0.5から10重量%であってよい。
本発明によれば、(a)脂肪アルコールの量/(b)油の量の重量比Aは、0.7から2.9、好ましくは0.7から1.5である。この重量比Aが0.7未満又は2.9超であれば、本発明による組成物の美容性能(例えば、カラーリング又は脱色効率)は悪化する。
(3)非イオン性界面活性剤
本発明の化粧料組成物は、少なくとも1種の非イオン性界面活性剤を含む。2種以上の非イオン性界面活性剤を使用してもよい。本発明の化粧料組成物は、複数の非イオン性界面活性剤を含むことが好ましい。
本発明の化粧料組成物は、少なくとも1種の非イオン性界面活性剤を含む。2種以上の非イオン性界面活性剤を使用してもよい。本発明の化粧料組成物は、複数の非イオン性界面活性剤を含むことが好ましい。
本発明によれば、非イオン性界面活性剤の平均HLB値は、11.5以上、好ましくは12.0から17.0である。
平均HLB値は、2種以上の非イオン性界面活性剤が使用される場合、すべての非界面活性剤のHLB値の重量平均によって決定される。例えば、3.0重量%のステアレス−20(HLB:15.5)及び2.5重量%のセテス−10(HLB:12.9)の混合物のHLB値は、以下の通り計算される。
{15.5*3.0+12.9*2.5}/{3.0+2.5}=14.3
{15.5*3.0+12.9*2.5}/{3.0+2.5}=14.3
11.5以上のHLB値を有する非イオン性界面活性剤は、ポリエトキシル化、ポリプロポキシル化又はポリグリセロール化されており、少なくとも1つの脂肪鎖を有するアルコール、α-ジオール、アルキルフェノール又は脂肪酸;エチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシドのコポリマー;エチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシドと脂肪アルコールの縮合物;ポリエトキシル化脂肪アミド;ポリグリセロール化脂肪アミド;ソルビタンのエトキシル化脂肪酸エステル;植物起源のエトキシル化油;スクロースの脂肪酸エステル;ポリエチレングリコールの脂肪酸エステル;グリセロールの脂肪酸モノ又はジエステル;(C6〜C24)アルキルポリグリコシド;N-(C6〜C24)アルキルグルカミン誘導体;アミンオキシド;N-(C10〜C14)アシルアミノプロピルモルホリンオキシドからなる群から選択されることが好ましい。
これらの界面活性剤は、それ自体よく知られている化合物である(例えば、この点に関して、「Handbook of Surfactants」、M.R.Porter、Blackie&Son出版(グラスゴー及びロンドン)、1991年、116〜178頁を参照されたい)。したがって、それらの界面活性剤は、例えば、ポリエトキシル化、ポリプロポキシル化又はポリグリセロール化されており、例えば8から18個の炭素原子を含む少なくとも1つの脂肪鎖を有するアルコール、α−ジオール、アルキルフェノール及び脂肪酸から選ぶことができ、エチレンオキシド又はプロピレンオキシド基の数は2から50までの範囲、及びグリセロール基の数は2から30までの範囲とすることが可能である。マルトース誘導体もまた挙げることができる。限定はしないが、エチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシドのコポリマー、エチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシドと脂肪アルコールの縮合物;例えば2から30molのエチレンオキシドを含むポリエトキシル化脂肪アミド、例えば1から5個の、例えば1.5から4個のグリセロール基を含むポリグリセロール化脂肪アミド;2から30molのエチレンオキシドを含む、ソルビタンのエトキシル化脂肪酸エステル;スクロースの脂肪酸エステル、ポリエチレングリコールの脂肪酸エステル、(C6〜C24)アルキルポリグリコシド、N-(C6〜C24)アルキルグルカミン誘導体、アミンオキシド、例えば(C10〜C14)アルキルアミンオキシド又はN-(C10〜C14)アシルアミノプロピルモルホリンオキシド;ならびにそれらの混合物もまた挙げることができる。
アルキルポリグルコシドは、6から24個の炭素原子、例えば8から16個の炭素原子を含み、1、2又は3個の糖単位を含む親水性(グルコシド)基を含むアルキル基を含んでもよい。これらのアルキルポリグルコシドのうち、限定はしないが、デシルグルコシド(C9/C11アルキルポリグルコシド(1.4))、例えばKao Chemicals社によってMydol10(登録商標)の名称で、Cognis社によってPlantaren2000UP(登録商標)の名称で、及びSeppic社によってOramix NS10(登録商標)の名称で販売されている製品等;カプリリル/カプリルグルコシド、例えば、Seppic社によってOramix CG110(登録商標)の名称で販売されている製品等;ラウリルグルコシド、例えば、Cognis社によってPlantaren1200N(登録商標)及びPlantacare1200(登録商標)の名称で販売されている製品等;ならびにヤシ油アルキルグルコシド(cocoglucoside)、例えば、Cognis社によってPlantacare818/UP(登録商標)の名称で販売されている製品等を挙げることができる。
マルトース誘導体は、例えば、欧州特許出願公開EP-A-566438において記載されているもの、例えば、O-オクタノイル-6'-D-マルトース等、又は他に、仏国特許第FR-2,739,556号において記載されているO-ドデカノイル-6'-D-マルトースである。
ポリグリセロール化脂肪アルコールのうち、限定はしないが、ポリグリセロール化ドデカンジオール(3.5molのグリセロール)、Chimex社によってChimexane NF(登録商標)の名称で製造されている製品を挙げることができる。
ポリエチレングリコールの脂肪酸エステルは、例えば、ポリエチレングリコールのグリセロール化エステル、例えば、混合物ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル/水添パーム油脂肪酸PEG-200グリセリル(CTFA名)、例えば、Degussa Care Specialties社による商品Rewoderm LI S80等から選ぶことができる。
組成物は、11.5以上、好ましくは12.0から17.0のHLB値を有する1種又は複数の非イオン性界面活性剤を含有することが好ましく、より好ましい範囲は12から14である。
11.5以上、好ましくは12.0から17.0のHLB値を有する非イオン性界面活性剤は、エチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシドと脂肪アルコールの縮合物から選択されることが好ましい。より好ましくは、縮合物は、8から30個の炭素原子を有する脂肪アルコールのポリエチレングリコール及び/又はポリプロピレングリコールエーテルである。
11.5以上のHLB値を有する、エチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシドと脂肪アルコールの縮合物の例として、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン-ポリオキシオプロピレンアルキルエーテル及びポリオキシエチレン-ポリオキシオプロピレンアルキルフェニルエーテルを挙げることができる。
11.5以上のHLB値を有する非イオン性界面活性剤の例として、特に、ラウレス-9、PPG-2-デセス-10、ステアリン酸ポリグリセリル-6、セテス-12、イソステアリン酸PEG-12、ステアリン酸グリセリル/ステアリン酸PEG-40、イソステアリン酸PEG-15グリセリル、オクチルドデセス-16、ジラウリン酸PEG-20、ジイソステアリン酸PEG-30グリセリル、PEG-40水添ヒマシ油、PEG-40ヒマシ油、トリイソステアリン酸PEG-50グリセリル、トリオレイン酸PEG-50グリセリル、ラウリン酸PEG-50水添ヒマシ油、ソルビタンココエート、ラウレス-10、イソステアレス-15、オレス-15、ステアレス-15、デシルテトラデセス-20、コレス-20、水添ダイマージリノレス-30、PCAイソステアリン酸PEG-60水添ヒマシ油、ステアリン酸PEG-15グリセリル、ベヘネス-20、PPG-2デセス-12、イソセテス-15、セテス-15、オクチルドデセス-20、コレス-24、PEG-50水添ヒマシ油、PEG-50ヒマシ油、トリイソステアリン酸PEG-60グリセリル、トリオレイン酸PEG-60グリセリル、ラウリン酸PEG-60水添ヒマシ油、ラウレス-12、PPG-2デセス-15、セテス-17、イソステアレス-20、オレス-20、ステアレス-20、イソステアリン酸PEG-20グリセリル、デシルテトラデセス-25、水添ダイマージリノレス-40、ラウリン酸PEG-12、ラウレス-15、イソセテス-20、セテス-20、イソステアリン酸PEG-20、ステアリン酸PEG-20、ステアリン酸PEG-20グリセリル、オレス-23、ポリソルベート80、オクチルドデセス-25、イソステアリン酸PEG-25グリセリル、ステアリン酸グリセリル/ステアリン酸PEG-100、ベヘネス-30、コレス-30、PEG-60水添ヒマシ油、PPG-2デセス-20、イソステアレス-25、ステアレス-25、PCAイソステアリン酸グリセレス-25、ジイソステアリン酸PEG-60グリセリル、セテス-25、ラウレス-20、イソセテス-25、セテス-30、ステアリン酸PEG-30、イソステアリン酸PEG-30グリセリル、ステアリン酸PEG-30グリセリル、水添ダイマージリノレス-60、PEG-80水添ヒマシ油、PEG-20ソルビタンココエート、イソステアリン酸PEG-40グリセリル、PEG-100水添ヒマシ油、ラウレス-25、PPG-2デセス-30、ステアレス-40、ステアリン酸PEG-40グリセリル、水添ダイマージリノレス-80、ラウレス-30、ステアリン酸PEG-40、オレイン酸PEG-40ソルビタン、オレス-50、イソステアリン酸PEG-50グリセリル、ラウレス-50、ジステアリン酸PEG-150、ステアリン酸PEG-100、セテアレス-25、セテアレス-33、ラウリン酸PEG-40水添ヒマシ油、トリオレイン酸PEG-40グリセリル、トリイソステアリン酸PEG-40グリセリル、PEG-30ヒマシ油、PEG-30水添ヒマシ油、ジラウリン酸PEG-16、コレス-15、デシルテトラデセス-15、オレス-12、ステアリン酸PEG-10グリセリル、オレイン酸PEG-10、ステアリン酸PEG-10、イソステアリン酸PEG-10、セテス-10、イソセテス-10、ラウレス-7、PCAイソステアリン酸PEG-40水添ヒマシ油、イソステアリン酸PEG-40水添ヒマシ油、ステアレス-11、イソステアレス-10、水添ダイマージリノレス-20、オレス-10、PPG-2デセス-7を挙げることができる。
11.5以上のHLB値を有する非イオン性界面活性剤の例として、特に、ラウレス-9、PPG-2-デセス-10、ステアリン酸ポリグリセリル-6、セテス-12、イソステアリン酸PEG12、ステアリン酸グリセリル/ステアリン酸PEG-40、イソステアリン酸PEG-15グリセリル、オクチルドデセス-16、ジラウリン酸PEG-20、ジイソステアリン酸PEG-30グリセリル、PEG-40水添ヒマシ油、PEG-40ヒマシ油、トリイソステアリン酸PEG-50グリセリル、トリオレイン酸PEG-50グリセリル、ラウリン酸PEG-50水添ヒマシ油、ソルビタンココエート、ラウレス-10、イソステアレス-15、オレス-15、ステアレス-15、デシルテトラデセス-20、コレス-20、水添ダイマージリノレス-30、PCAイソステアリン酸PEG-60水添ヒマシ油、ステアリン酸PEG-15グリセリル、ベヘネス-20、PPG-2デセス-12、イソセテス-15、セテス-15、オクチルドデセス-20、コレス-24、PEG-50水添ヒマシ油、PEG-50ヒマシ油、トリイソステアリン酸PEG-60グリセリル、トリオレイン酸PEG-60グリセリル、ラウリン酸PEG-60水添ヒマシ油、ラウレス-12、PPG-2デセス-15、セテス-17、イソステアレス-20、オレス-20、ステアレス-20、イソステアリン酸PEG-20グリセリル、デシルテトラデセス-25、水添ダイマージリノレス-40、ラウリン酸PEG-12、ラウレス-15、イソセテス-20、セテス-20、イソステアリン酸PEG-20、ステアリン酸PEG-20、ステアリン酸PEG-20グリセリル、オレス-23、ポリソルベート80、オクチルドデセス-25、イソステアリン酸PEG-25グリセリル、ステアリン酸グリセリル/ステアリン酸PEG-100、ベヘネス-30、コレス-30、PEG-60水添ヒマシ油、PPG-2デセス-20、イソステアレス-25、ステアレス-25、PCAイソステアリン酸グリセレス-25、PEG-60グリセリル、ジイソステアレート、セテアレス-25、セテアレス-33(HLB16.6〜17)、及びセテス-10を挙げることができる。
非イオン性界面活性剤の量は、組成物の全重量に対して、0.001から30重量%、好ましくは0.01から20重量%、より好ましくは0.1から10重量%であってよい。
本発明によれば、((a)脂肪アルコール及び(b)油の量/(c)非イオン性界面活性剤の量の重量比Bは、0.5から10.0、好ましくは0.5から5.0である。この重量比Bが0.5未満又は10.0超であれば、本発明による組成物の美容性能(例えば、カラーリング又は脱色効率)は悪化する。
(4)アニオン性界面活性剤
本発明の化粧料組成物は、少なくとも1種のアニオン性界面活性剤を含む。
本発明の化粧料組成物は、少なくとも1種のアニオン性界面活性剤を含む。
アニオン性界面活性剤のタイプは限定されない。アニオン性界面活性剤は、(C6〜C30)アルキルサルフェート、(C6〜C30)アルキルエーテルサルフェート、(C6〜C30)アルキルアミドエーテルサルフェート、アルキルアリールポリエーテルサルフェート、モノグリセリドサルフェート;(C6〜C30)アルキルスルホネート、(C6〜C30)アルキルアミドスルホネート、(C6〜C30)アルキルアリールスルホネート、α-オレフィンスルホネート、パラフィンスルホネート;(C6〜C30)アルキルホスフェート;(C6〜C30)アルキルスルホスクシネート、(C6〜C30)アルキルエーテルスルホスクシネート、(C6〜C30)アルキルアミドスルホスクシネート;(C6〜C30)アルキルスルホアセテート;(C6〜C24)アシルサルコシネート;(C6〜C24)アシルグルタメート;(C6〜C30)アルキルポリグリコシドカルボン酸エーテル;(C6〜C30)アルキルポリグリコシドスルホスクシネート;(C6〜C30)アルキルスルホスクシンナメート;(C6〜C24)アシルイセチオネート;N-(C6〜C24)アシルタウレート;C6〜C30脂肪酸塩;ヤシ油酸塩又は水添ヤシ油酸塩;(C8〜C20)アシルラクチレート;(C6〜C30)アルキル-D-ガラクトシドウロン酸塩;ポリオキシアルキレン化(C6〜C30)アルキルエーテルカルボン酸塩;ポリオキシアルキレン化(C6〜C30)アルキルアリールエーテルカルボン酸塩;及びポリオキシアルキレン化(C6〜C30)アルキルアミドエーテルカルボン酸塩からなる群から選択されることが好ましい。
(e)アニオン性界面活性剤は、(C6〜C30)アルキルサルフェートの塩から選択されることがより好ましい。(C6〜C30)アルキル硫酸ナトリウムが最も好ましい。
少なくとも一実施形態において、アニオン性界面活性剤は、アルカリ金属、例えばナトリウムの塩;アルカリ土類金属、例えば、マグネシウムの塩;アンモニウム塩;アミン塩;及びアミノアルコール塩等の塩の形態である。条件に応じて、それらはまた、酸形態であってもよい。
これらの様々な化合物のアルキル又はアシル基は、12から20個の炭素原子を含有することができることに留意するべきである。また、例えば、アリール基は、フェニル又はベンジル基から選ぶことができる。
更に、ポリオキシアルキレン化アニオン性界面活性剤は、例えば、2から50個のアルキレンオキシド基、例えばエチレンオキシド基を含むことができる。
更に、ポリオキシアルキレン化アニオン性界面活性剤は、例えば、2から50個のアルキレンオキシド基、例えばエチレンオキシド基を含むことができる。
本開示の少なくとも一実施形態によれば、アニオン性界面活性剤は、脂肪酸塩から選ぶことができる。
本発明の一実施形態によれば、アニオン性界面活性剤の量は、組成物の全重量に対して、0.01重量%から20重量%、好ましくは0.5重量%から10重量%、より好ましくは0.1重量%から5重量%の範囲であってよい。
(5)不揮発性アルカリ剤
本発明の化粧料組成物は、少なくとも1種の不揮発性アルカリ剤を含む。2種以上の不揮発性アルカリ剤を使用してもよい。「不揮発性アルカリ剤」という用語は、アルカリ剤が、揮発性であるアンモニアに該当しないことを意味する。本発明の範囲内の不揮発性作用剤は、蒸気圧が、概して室温で0.02mmHg(2.66Pa)未満であることを意味する。
本発明の化粧料組成物は、少なくとも1種の不揮発性アルカリ剤を含む。2種以上の不揮発性アルカリ剤を使用してもよい。「不揮発性アルカリ剤」という用語は、アルカリ剤が、揮発性であるアンモニアに該当しないことを意味する。本発明の範囲内の不揮発性作用剤は、蒸気圧が、概して室温で0.02mmHg(2.66Pa)未満であることを意味する。
不揮発性アルカリ剤は、無機アルカリ剤であってもよい。無機アルカリ剤は、アルカリ金属塩;アルカリ土類金属塩;アルカリ金属水酸化物及びアルカリ土類金属水酸化物からなる群から選択されることが好ましい。
無機アルカリ金属水酸化物の例として、水酸化ナトリウム及び水酸化カリウムを挙げることができる。アルカリ土類金属水酸化物の例として、水酸化カルシウム及び水酸化マグネシウムを挙げることができる。水酸化ナトリウムが好ましい。
不揮発性アルカリ剤は、有機アルカリ剤であってもよい。有機アルカリ剤は、モノアミン及びその誘導体;ジアミン及びその誘導体;ポリアミン及びその誘導体;塩基性アミノ酸及びその誘導体;塩基性アミノ酸及びその誘導体のオリゴマー;塩基性アミノ酸及びその誘導体のポリマー;尿素及びその誘導体;グアニジン及びその誘導体からなる群から選択されることが好ましい。
有機アルカリ剤の例として、アルカノールアミン、例えば、モノ、ジ及びトリエタノールアミンならびにイソプロパノールアミン;尿素、グアニジン及びそれらの誘導体;塩基性アミノ酸、例えば、リシン又はアルギニン等;ならびにジアミン、例えば、以下の構造:
(式中、Wは、ヒドロキシル又はC1〜C4アルキル基により任意選択により置換されているプロピレン等のアルキレンを表し、Ra、Rb、Rc及びRdは、独立に、水素原子、アルキル基又はC1〜C4ヒドロキシアルキル基を表す)において記載されているもの等(これは、1,3-プロパンジアミン及びその誘導体により例示することができる)を挙げることができる。(d)不揮発性アルカリ剤は、アルカノールアミンから選択されることが好ましい。
不揮発性アルカリ剤は、化粧料組成物の全重量に対して、0.01から50重量%まで、好ましくは0.1から30重量%まで、より好ましくは0.3から10重量%までの全量で使用されてもよい。
(6)他の成分
本発明の化粧料組成物は、水性媒体を含んでもよい。
本発明の化粧料組成物は、水性媒体を含んでもよい。
本発明の化粧料組成物における水性媒体は、水を含んでもよい。水の量は、組成物の全重量に対して、90重量%以下、好ましくは5重量%から80重量%、より好ましくは10重量%から75重量%、更により好ましくは20重量%から70重量%であってよい。
水性媒体は、少なくとも1種の有機溶媒を更に含んでもよい。有機溶媒は、好ましくは水混和性である。有機溶媒として、例えば、C1〜C4アルカノール、例えば、エタノール及びイソプロパノール等;グリセロール;グリコール及びグリコールエーテル、例えば2-ブトキシエタノール、プロピレングリコール、プロピレングリコールのモノメチルエーテル、ジエチレングリコールのモノエチルエーテル及びモノメチルエーテル等;ならびに、芳香族アルコール、例えば、ベンジルアルコール及びフェノキシエタノール等;類似製品;ならびにそれらの混合物を挙げることができる。
有機溶媒は、組成物の全重量に対して、1から40重量%まで、好ましくは1から30重量%まで、より好ましくは5から20重量%までの範囲の量で存在してよい。
本発明の化粧料組成物は、少なくとも1種の酸化染料を含んでもよい。
酸化染料は、酸化ベース、酸化カップラー、及びそれらの酸付加塩から選択することができる。
酸化ベースは、酸化染色において従来知られているものから、好ましくは、オルト-及びパラ-フェニレンジアミン、二重塩基、オルト-及びパラ-アミノフェノール、複素環塩基、ならびにそれらの酸付加塩からなる群から選択することができる。
パラ-フェニレンジアミンのうち、より特定すれば、パラ-フェニレンジアミン、パラ-トリレンジアミン、2-クロロ-パラ-フェニレンジアミン、2,3-ジメチル-パラ-フェニレンジアミン、2,6-ジメチル-パラ-フェニレンジアミン、2,6-ジエチル-パラ-フェニレンジアミン、2,5-ジメチル-パラ-フェニレンジアミン、N,N-ジメチルパラ-フェニレンジアミン、N,N-ジエチル-パラ-フェニレンジアミン、N,N-ジプロピル-パラフェニレンジアミン、4-アミノ-N,N-ジエチル-3-メチルアニリン、N,N-ビス(β-ヒドロキシエチル)-パラフェニレンジアミン、4-N,N-ビス(β-ヒドロキシエチル)アミノ-2-メチルアニリン、4-N,N-ビス(β-ヒドロキシエチル)アミノ-2-クロロアニリン、2-β-ヒドロキシエチル-パラ-フェニレンジアミン、2-フルオロ-パラフェニレンジアミン、2-イソプロピル-パラ-フェニレンジアミン、N-(β-ヒドロキシプロピル)-パラフェニレンジアミン、2-ヒドロキシメチル-パラ-フェニレンジアミン、N,N-ジメチル-3-メチルパラ-フェニレンジアミン、N,N-(エチル-β-ヒドロキシエチル)-パラ-フェニレンジアミン、N-(β,γ-ジヒドロキシプロピル)-パラ-フェニレンジアミン、N-(4'-アミノフェニル)-パラ-フェニレンジアミン、N-フェニル-パラ-フェニレンジアミン、2-β-ヒドロキシエチルオキシ-パラ-フェニレンジアミン、2-β-アセチルアミノ-エチルオキシ-パラ-フェニレンジアミン、N-(β-メトキシエチル)-パラ-フェニレンジアミン、2-メチル-1-N-β-ヒドロキシエチル-パラ-フェニレンジアミン、N-(4-アミノフェニル)-3-ヒドロキシ-ピロリジン、2-[{2-[(4-アミノフェニル)アミノ]エチル}(2-ヒドロキシエチル)アミノ]-エタノール、及びそれらの酸付加塩を挙げることができる。最も特に好ましい塩基はパラ-フェニレンジアミン、パラ-トリレンジアミン、2-イソプロピル-パラフェニレンジアミン、2-β-ヒドロキシエチル-パラ-フェニレンジアミン、2-β-ヒドロキシエチルオキシ-パラ-フェニレンジアミン、2,6-ジメチル-パラ-フェニレンジアミン、2,6-ジエチル-パラ-フェニレンジアミン、2,3-ジメチル-パラ-フェニレンジアミン、N,N-ビス(β-ヒドロキシエチル)-パラ-フェニレンジアミン、2-クロロ-パラ-フェニレンジアミン、及びそれらの酸付加塩である。
二重塩基のうち、以下の塩基を列挙することができるN,N'-ビス(β-ヒドロキシエチル)-N,N'-ビス(4'-アミノフェニル)-1,3-ジアミノプロパノール、N,N'-ビス(β-ヒドロキシエチル)-N,N'-ビス(4'-アミノフェニル)エチレンジアミン、N,N'-ビス(4-アミノフェニル)-テトラメチレンジアミン、N,N'-ビス(β-ヒドロキシエチル)-N,N'-ビス(4-アミノフェニル)テトラメチレンジアミン、N,N'-ビス(4-メチルアミノフェニル)テトラメチレンジアミン、N,N'-ビス(エチル)-N,N'-ビス(4'-アミノ-3'-メチルフェニル)エチレン-ジアミン、1,8-ビス(2,5-ジアミノフェノキシ)-3,5-ジオキサオクタン、及びそれらの酸付加塩。
使用することができるパラ-アミノフェノールは、パラ-アミノフェノール、4-アミノ-3-メチルフェノール、4-アミノ-3-フルオロフェノール、4-アミノ-3-ヒドロキシメチルフェノール、4-アミノ-2-メチルフェノール、4-アミノ-2-ヒドロキシメチルフェノール、4-アミノ-2-メトキシメチルフェノール、4-アミノ-2-アミノメチルフェノール、4-アミノ-2-(β-ヒドロキシエチルアミノメチル)フェノール、及びそれらの酸付加塩である。
本発明の状況において酸化ベースとして使用することができるオルト-アミノフェノールは、2-アミノフェノール、2-アミノ-1-ヒドロキシ-5-メチルベンゼン、2-アミノ-1-ヒドロキシ-6-メチルベンゼン、5-アセトアミド-2-アミノフェノール、及びそれらの酸付加塩から特に選ばれる。
本発明による染色用組成物における酸化ベースとして使用することができる複素環塩基のうち、より特定すれば、ピリジン誘導体、ピリミジン誘導体、ピラゾール誘導体、及びそれらの酸付加塩を挙げることができる。
ピリジン誘導体のうち、より特定すれば、例えば英国特許第1,026,978号及び英国特許第1,153,196号に記載されている化合物、例えば2,5-ジアミノピリジン、2-(4-メトキシフェニル)アミノ-3-アミノピリジン、2,3-ジアミノ-6-メトキシピリジン、2-(β-メトキシエチル)アミノ-3-アミノ-6-メトキシピリジン、3,4-ジアミノピリジン等、及びそれらの酸付加塩を挙げることができる。
ピリミジン誘導体のうち、より特定すれば、例えば、独国特許第2 359 399号;日本特許第88-169571号;日本特許第91-10659号、又は特許出願公開WO 96/15765において記載されている化合物、例えば、2,4,5,6-テトラアミノピリミジン、4-ヒドロキシ-2,5,6-トリアミノピリミジン、2-ヒドロキシ-4,5,6-トリアミノピリミジン、2,4-ジヒドロキシ-5,6-ジアミノピリミジン、2,5,6-トリアミノ-ピリミジン等ならびにピラゾロピリミジン誘導体、例えば、特許出願FR-A-2 750 048において挙げられているもの(それらとしては、ピラゾロ[1,5-a]-ピリミジン-3,7-ジアミン; 2,5-ジメチル-ピラゾロ[1,5-a]-ピリミジン-3,7-ジアミン; ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3,5-ジアミン; 2,7-ジメチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3,5-ジアミン; 3-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-オール; 3-アミノ-ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-オール; 2-(3-アミノ-ピラゾロ-[1,5-a]ピリミジン-7-イルアミノ)エタノール、2-(7-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-イルアミノ)エタノール、2-[(3-アミノ-ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-イル)-(2-ヒドロキシ-エチル)アミノ]-エタノール、2-[(7-アミノピラゾロ[1,5-a]-ピリミジン-3-イル)-(2-ヒドロキシエチル)アミノ]エタノール、5,6-ジメチルピラゾロ-[1,5-a]ピリミジン-3,7-ジアミン、2,6-ジメチルピラゾロ-[1,5-a]ピリミジン-3,7-ジアミン、2,5,N7,N7-テトラメチル-ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3,7-ジアミン、3-アミノ-5-メチル-7-イミダゾリルプロピル-アミノピラゾロ[1,5-a]-ピリミジン、を挙げることができる)、それらの付加塩及び互変異性平衡が存在する場合それらの互変異性型、ならびにそれらの酸付加塩を挙げることができる。
ピラゾール誘導体のうち、より特定すれば、独国特許第3 843 892号、独国特許第4 133 957号ならびに特許出願WO 94/08969、WO 94/08970、FR-A-2 733 749及びDE 195 43 988において記載されている化合物、例えば、4,5-ジアミノ-1-メチルピラゾール、3,4-ジアミノピラゾール、4,5-ジアミノ-1-(4'-クロロベンジル)-ピラゾール、4,5-ジアミノ-1,3-ジメチルピラゾール、4,5-ジアミノ-3-メチル-1-フェニルピラゾール、4,5-ジアミノ-1-メチル-3-フェニルピラゾール、4-アミノ-1,3-ジメチル-5-ヒドラジノ-ピラゾール、1-ベンジル-4,5-ジアミノ-3-メチル-ピラゾール、4,5-ジアミノ-3-tert-ブチル-1-メチルピラゾール、4,5-ジアミノ-1-tert-ブチル-3-メチルピラゾール、4,5-ジアミノ-1-(β-ヒドロキシエチル)-3-メチルピラゾール、4,5-ジアミノ-1-(β-ヒドロキシエチル)ピラゾール、4,5-ジアミノ-1-エチル-3-メチルピラゾール、4,5-ジアミノ-1-エチル-3-(4'-メトキシフェニル)ピラゾール、4,5-ジアミノ-1-エチル-3-ヒドロキシ-メチルピラゾール、4,5-ジアミノ-3-ヒドロキシメチル-1-メチルピラゾール、4,5-ジアミノ-3-ヒドロキシメチル-1-イソプロピル-ピラゾール、4,5-ジアミノ-3-メチル-1-イソプロピル-ピラゾール、4-アミノ-5-(2'-アミノエチル)アミノ-1,3-ジメチルピラゾール、3,4,5-トリアミノピラゾール、1-メチル-3,4,5-トリアミノ-ピラゾール、3,5-ジアミノ-1-メチル-4-メチルアミノピラゾール、3,5-ジアミノ-4-(β-ヒドロキシ-エチル)アミノ-1-メチルピラゾール、及びそれらの酸付加塩等を挙げることができる。
酸化ベースとして使用することができる複素環塩基のうち、より特定すれば、ジアミノピラゾロピラゾロン、とりわけ2,3-ジアミノ-6,7-ジヒドロ-1H,5H-[ピラゾロ1,2,a]ピラゾール-1-オン(IV)、ならびにこれらのジアミノピラゾロピラゾロンの酸との付加塩を挙げることができる。
酸化染料は、酸化染色において従来知られているものから、好ましくは、メタ-フェニレンジアミン、メタ-アミノフェノール、メタ-ジフェノール、ナフトール、複素環カップラー及びそれらの酸付加塩からなる群から選択することができる酸化カップラーであってよい。
複素環カップラーは、インドール誘導体、インドリン誘導体、セサモール及びその誘導体、ピリジン誘導体、ピラゾロトリアゾール誘導体、ピラゾロン、インダゾール、ベンズイミダゾール、ベンゾチアゾール、ベンゾキサゾール、1,3-ベンゾジオキソール、キノリンならびにそれらの酸付加塩からなる群から選択されてもよい。
これらのカップラーは、より特定すれば、2,4-ジアミノ-1-(β-ヒドロキシエチルオキシ)ベンゼン、2-メチル-5-アミノフェノール、5-N-(β-ヒドロキシエチル)アミノ-2-メチルフェノール、3-アミノフェノール、2-クロロ-3-アミノ-6-メチルフェノール、1,3-ジヒドロキシベンゼン、1,3-ジヒドロキシ-2-メチルベンゼン、4-クロロ-1,3-ジヒドロキシベンゼン、2-アミノ-4-(β-ヒドロキシエチルアミノ)-1-メトキシベンゼン、1,3-ジアミノベンゼン、2-メチル-5-ヒドロキシエチルアミノフェノール、4-アミノ-2-ヒドロキシトルエン、1,3-ビス(2,4-ジアミノフェノキシ)-プロパン、セサモール、1-アミノ-2-メトキシ-4,5-メチレン-ジオキシベンゼン、α-ナフトール、6-ヒドロキシインドール、4-ヒドロキシインドール、4-ヒドロキシ-N-メチルインドール、6-ヒドロキシ-インドリン、2,6-ジヒドロキシ-4-メチルピリジン、1-H-3-メチルピラゾール-5-オン、1-フェニル-3-メチルピラゾール-5-オン、2-アミノ-3-ヒドロキシピリジン、3,6-ジメチル-ピラゾロ[3,2-c]-1,2,4-トリアゾール、2,6-ジメチルピラゾロ[1,5-b]-1,2,4-トリアゾール、及びそれらの酸付加塩から選ばれる。
一般的に、酸化ベース及びカップラーの酸付加塩は、塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、酒石酸塩、乳酸塩及び酢酸塩から特に選ばれる。
本発明の化粧料組成物は、1種又は複数の酸化染料を、組成物の全重量に対して、0.0001から20重量%、好ましくは0.0005から15重量%、より好ましくは0.005から10重量%の量で含んでもよい。
本発明の化粧料組成物は、両性及びカチオン性界面活性剤から選択される少なくとも1種の追加の界面活性剤を更に含んでもよい。
追加の界面活性剤の量は、組成物の全重量に対して、0.001から10重量%まで、好ましくは0.01から5重量%まで、より好ましくは0.1から3重量%までの範囲であってもよい。
本発明の化粧料組成物は、少なくとも1種のカチオン性ポリマーを更に含んでもよい。2種以上のカチオン性ポリマーを使用してもよい。
「カチオン性ポリマー」という用語は、本明細書では、カチオン基及び/又はカチオン基にイオン化することができる基を含む任意のポリマーとして定義される。
本発明に従って使用することができる代表的なカチオン性ポリマーは、例えば、特許出願EP-A-337 354及び仏国特許第2 270 846号、第2 383 660号、第2 598 611号、第2 470 596号及び第2 519 863号(その開示が参照により本明細書に組み込まれている)に記載されるもの等の、当技術分野で毛髪の化粧特性を改善することが既知であるもののいずれかから選ばれてもよい。
使用することができるカチオン性ポリマーは、ポリマー主鎖の一部を形成していても、又は直接それに結合している側鎖置換基によって担持されていてもよい、第一級、第二級、第三級及び/又は第四級アミン基から構成される単位を含む、カチオン性ポリマーを含む。
前記カチオン性ポリマーは、約500から約5×106まで、例えば約103から約3×106までのおおよその数平均分子質量を有することができる。
挙げることができる追加のカチオン性ポリマーは、ポリアミン、ポリアミノアミド、及びポリ第四級アンモニウムタイプのポリマーである。
前記カチオン性ポリマーは、当業者によく知られている製品である。それらは、例えば仏国特許第2 505 348号及び第2 542 997号(その開示が参照により本明細書に組み込まれている)に記載されている。前記ポリマーのうち、例えば以下を挙げることができる:
(1)アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル又はアミドから得られるホモポリマー又はコポリマー。
(1)アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル又はアミドから得られるホモポリマー又はコポリマー。
したがって、これらのホモポリマー又はコポリマーのうち、例えば以下を挙げることができる:
-アクリルアミドと、硫酸ジメチル又はハロゲン化ジメチルで第四級化されたメタクリル酸ジメチルアミノエチルとのコポリマー、例えば、Hercules社によりHercoflocという名称で販売されている製品等、
- 例えば、特許出願EP-A-080 976に記載されており、Ciba Geigy社によりBina Quat P100という名称で販売されている、アクリルアミドとメタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリドとのコポリマー、
- Hercules社によりRetenという名称で販売されている、メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムメトスルファートとアクリルアミドとのコポリマー、
- 第四級化又は非第四級化ビニルピロリドン/アクリル酸又はメタクリル酸ジアルキルアミノアルキルコポリマー、例えば「Gafquat 734」又は「Gafquat 755」等の、ISP社により「Gafquat」という名称で販売されている製品、或いは「Copolymer 845、958及び937」として知られている製品等であり、これらのポリマーは、仏国特許第2 077 143号及び第2 393 573号に詳細に記載されている、
-メタクリル酸ジメチルアミノエチル/ビニルカプロラクタム/ビニルピロリドンターポリマー、例えば、ISP社によりGaffix VC 713という名称で販売されている製品等、
- 特にISPによりStyleze CC10という名称で販売されているビニルピロリドン/メタクリルアミドプロピルジメチルアミンコポリマー、第四級化ビニルピロリドン/ジメチルアミノプロピルメタクリルアミドコポリマー、例えばISP社により「Gafquat HS100」という名称で販売されている製品等、
- 架橋されたメタクリロイルオキシ(C1〜C4)アルキルトリ(C1〜C4)アルキルアンモニウム塩ポリマー、例えば、塩化メチルで第四級化されたメタクリル酸ジメチルアミノエチルを単独重合し、又は塩化メチルで第四級化されたメタクリル酸ジメチルアミノエチルとアクリルアミドとを共重合し、その後、メチレンビスアクリルアミド等のオレフィン性不飽和を含む化合物と架橋結合することによって得られるポリマー等、
- 例えば、架橋されたアクリルアミド/メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリドコポリマー(重量で20/80)であって、鉱物油中に50重量%の該コポリマーを含有する分散物の形態のものもまた使用することができる。この分散物は、Allied Colloids社により「Salcare(登録商標)SC92」という名称で販売されている、
- 架橋されたメタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリドのホモポリマーであって、鉱物油又は液体エステル中に約50重量%の該ホモポリマーを含むものもまた使用することができる。これらの分散物は、例えば、Allied Colloids社により「Salcare(登録商標) SC 95」及び「Salcare(登録商標) SC 96」という名称で販売されている。
-アクリルアミドと、硫酸ジメチル又はハロゲン化ジメチルで第四級化されたメタクリル酸ジメチルアミノエチルとのコポリマー、例えば、Hercules社によりHercoflocという名称で販売されている製品等、
- 例えば、特許出願EP-A-080 976に記載されており、Ciba Geigy社によりBina Quat P100という名称で販売されている、アクリルアミドとメタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリドとのコポリマー、
- Hercules社によりRetenという名称で販売されている、メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムメトスルファートとアクリルアミドとのコポリマー、
- 第四級化又は非第四級化ビニルピロリドン/アクリル酸又はメタクリル酸ジアルキルアミノアルキルコポリマー、例えば「Gafquat 734」又は「Gafquat 755」等の、ISP社により「Gafquat」という名称で販売されている製品、或いは「Copolymer 845、958及び937」として知られている製品等であり、これらのポリマーは、仏国特許第2 077 143号及び第2 393 573号に詳細に記載されている、
-メタクリル酸ジメチルアミノエチル/ビニルカプロラクタム/ビニルピロリドンターポリマー、例えば、ISP社によりGaffix VC 713という名称で販売されている製品等、
- 特にISPによりStyleze CC10という名称で販売されているビニルピロリドン/メタクリルアミドプロピルジメチルアミンコポリマー、第四級化ビニルピロリドン/ジメチルアミノプロピルメタクリルアミドコポリマー、例えばISP社により「Gafquat HS100」という名称で販売されている製品等、
- 架橋されたメタクリロイルオキシ(C1〜C4)アルキルトリ(C1〜C4)アルキルアンモニウム塩ポリマー、例えば、塩化メチルで第四級化されたメタクリル酸ジメチルアミノエチルを単独重合し、又は塩化メチルで第四級化されたメタクリル酸ジメチルアミノエチルとアクリルアミドとを共重合し、その後、メチレンビスアクリルアミド等のオレフィン性不飽和を含む化合物と架橋結合することによって得られるポリマー等、
- 例えば、架橋されたアクリルアミド/メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリドコポリマー(重量で20/80)であって、鉱物油中に50重量%の該コポリマーを含有する分散物の形態のものもまた使用することができる。この分散物は、Allied Colloids社により「Salcare(登録商標)SC92」という名称で販売されている、
- 架橋されたメタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリドのホモポリマーであって、鉱物油又は液体エステル中に約50重量%の該ホモポリマーを含むものもまた使用することができる。これらの分散物は、例えば、Allied Colloids社により「Salcare(登録商標) SC 95」及び「Salcare(登録商標) SC 96」という名称で販売されている。
(2)カチオン性セルロース誘導体、例えば:
仏国特許第1 492 597号(その開示が参照により本明細書に組み込まれている)に記載されている、第四級アンモニウム基を含有するセルロースエーテル誘導体、例えばUnion Carbide Corporation社により「JR」(JR400、JR125及びJR30M)又は「LR」(LR400又は30M)という名称で販売されているポリマー等。これらのポリマーは、CTFA辞典において、トリメチルアンモニウム基で置換されているエポキシドと反応させた、ヒドロキシエチルセルロースの第四級アンモニウムとしても定義されている;及び
第四級アンモニウムの水溶性モノマーをグラフトした、例えば、米国特許第4,131,576号(その開示が参照により本明細書に組み込まれている)に記載されている、セルロースコポリマー又はセルロース誘導体、例えば、メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウム、メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウム、又はジメチルジアリルアンモニウム塩を例えばグラフトしたヒドロキシアルキルセルロース等、例えばヒドロキシメチル-、ヒドロキシエチル-、又はヒドロキシプロピルセルロール。
仏国特許第1 492 597号(その開示が参照により本明細書に組み込まれている)に記載されている、第四級アンモニウム基を含有するセルロースエーテル誘導体、例えばUnion Carbide Corporation社により「JR」(JR400、JR125及びJR30M)又は「LR」(LR400又は30M)という名称で販売されているポリマー等。これらのポリマーは、CTFA辞典において、トリメチルアンモニウム基で置換されているエポキシドと反応させた、ヒドロキシエチルセルロースの第四級アンモニウムとしても定義されている;及び
第四級アンモニウムの水溶性モノマーをグラフトした、例えば、米国特許第4,131,576号(その開示が参照により本明細書に組み込まれている)に記載されている、セルロースコポリマー又はセルロース誘導体、例えば、メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウム、メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウム、又はジメチルジアリルアンモニウム塩を例えばグラフトしたヒドロキシアルキルセルロース等、例えばヒドロキシメチル-、ヒドロキシエチル-、又はヒドロキシプロピルセルロール。
この定義に相当する市販製品は、例えば、National Starch社により「Celquat L 200」及び「Celquat H100」という名称で販売されている。
(3)例えば米国特許第3,589,578号及び第4,031,307号(その開示が参照により本明細書に組み込まれている)に記載されている、非セルロースカチオン性多糖、例えば、カチオン性トリアルキルアンモニウム基を含むグアーガム。例えば、2,3-エポキシプロピルトリメチルアンモニウムの塩(例えば塩化物)で変性されたグアーガムを使用することができる。
そのような製品は、例えば、Meyhall社によりJaguar C13 S、Jaguar C15、Jaguar C17、又はJaguar C162という商品名で販売されている。
(4)ピペラジニル単位から、及び直鎖又は分枝鎖を含み、酸素、硫黄、若しくは窒素原子によって、又は芳香族環若しくは複素環式環によって任意選択により中断されている二価のアルキレン又はヒドロキシアルキレン基から構成されるポリマー、ならびにまたこれらのポリマーの酸化及び/又は第四級化生成物。そのようなポリマーは、例えば仏国特許第2 162 025号及び第2 280 361号(その開示が参照により本明細書に組み込まれている)に記載されている。
(5)例えば、酸性化合物とポリアミンとの重縮合によって調製される、水溶性ポリアミノアミド;これらのポリアミノアミドは、エピハロヒドリン、ジエポキシド、二無水物、不飽和二無水物、ビス-不飽和誘導体、ビス-ハロヒドリン、ビス-アゼチジニウム、ビス-ハロアシルジアミン、ビス-ハロゲン化アルキルで、或いは、ビス-ハロヒドリン、ビス-アゼチジニウム、ビス-ハロアシルジアミン、ビス-ハロゲン化アルキル、エピハロヒドリン、ジエポキシド、又はビス-不飽和誘導体と反応性のある二官能性化合物の反応から得られるオリゴマーで架橋されていてもよく;架橋剤は、ポリアミノアミドのアミン基1個当たり0.025から0.35molの範囲の割合で使用され;これらのポリアミノアミドはアルキル化されていてもよく、1個又は複数の第三級アミン官能基を含有する場合は、第四級化されていてもよい。そのようなポリマーは、例えば仏国特許第2 252 840号及び第2 368 508号(その開示が参照により本明細書に組み込まれている)に記載されている。
(6)ポリアルキレンポリアミンとポリカルボン酸との縮合、それに続く二官能性剤でのアルキル化から生じるポリアミノアミド誘導体。例えば、アジピン酸/ジアルキルアミノヒドロキシアルキルジアルキレン-トリアミンポリマー(アルキル基は1から4個の炭素原子を含み、好ましくはメチル、エチル、又はプロピルを示す)を挙げることができる。そのようなポリマーは、例えば仏国特許第1 583 363号(その開示が参照により本明細書に組み込まれている)に記載されている。
これらの誘導体のうち、例えば、Sandoz社により「Cartaretine F、F4又はF8」という名称で販売されている、アジピン酸/ジメチルアミノヒドロキシプロピル/ジエチレントリアミンポリマーを更に挙げることができる。
(7)2個の第一級アミン基及び少なくとも1個の第二級アミン基を含むポリアルキレンポリアミンと、ジグリコール酸及び3から8個の炭素原子を含む脂肪族飽和ジカルボン酸から選ばれるジカルボン酸との反応によって得られるポリマー。ポリアルキレンポリアミンとジカルボン酸とのモル比は、0.8:1から1.4:1の間であり、その結果得られるポリアミノアミドを、エピクロロヒドリン対ポリアミノアミドの第二級アミン基のモル比0.5:1から1.8:1の間で、エピクロロヒドリンと反応させる。そのようなポリマーは、例えば米国特許第3,227,615号及び第2,961,347号(その開示が参照により本明細書に組み込まれている)に記載されている。
このタイプのポリマーは、例えばアジピン酸/エポキシプロピル/ジエチレントリアミンコポリマーの場合、Hercules Inc.により「Hercosett57」という名称で販売されており、又は代替として、Hercules社により「PD170」又は「Delsette101」という名称で販売されている。
(8)アルキルジアリルアミン又はジアルキルジアリルアンモニウムのシクロポリマー。これらのポリマーは、例えば、仏国特許第2 080 759号及びその追加特許第2 190 406号(その開示が参照により本明細書に組み込まれている)に記載されている。
上記で定義したポリマーのうち、例えば、Calgon社により「Merquat100」という名称で販売されているジメチルジアリルアンモニウムクロリドのホモポリマー(及びその低重量平均分子質量の同族体)、及び「Merquat550」という名称で販売されているジアリルジメチルアンモニウムクロリドとアクリルアミドとのコポリマーを挙げることができる。
(9)第四級ジアンモニウムポリマー
このタイプのポリマーは、例えば、仏国特許第2 320 330号、第2 270 846号、第2 316 271号、第2 336 434号及び第2 413 907号ならびに米国特許第2,273,780号、第2,375,853号、第2,388,614号、第2,454,547号、第3,206,462号、第2,261,002号、第2,271,378号、第3,874,870号、第4,001,432号、第3,929,990号、第3,966,904号、第4,005,193号、第4,025,617号、第4,025,627号、第4,025,653号、第4,026,945号及び第4,027,020号(その開示が参照により本明細書に組み込まれている)に記載されている。
このタイプのポリマーは、例えば、仏国特許第2 320 330号、第2 270 846号、第2 316 271号、第2 336 434号及び第2 413 907号ならびに米国特許第2,273,780号、第2,375,853号、第2,388,614号、第2,454,547号、第3,206,462号、第2,261,002号、第2,271,378号、第3,874,870号、第4,001,432号、第3,929,990号、第3,966,904号、第4,005,193号、第4,025,617号、第4,025,627号、第4,025,653号、第4,026,945号及び第4,027,020号(その開示が参照により本明細書に組み込まれている)に記載されている。
以下の式(XII)に相当する反復単位を含むポリマーを使用することも可能である:
[式中、R10、R11、R12及びR13は、同一であっても異なっていてもよく、約1から4個の炭素原子を含むアルキル又はヒドロキシアルキル基を示し、n及びpは、約2から6までの範囲の整数であり、X-は、無機又は有機酸に由来するアニオンである]。
(10)式(XIII)の反復単位から構成される、ポリ第四級アンモニウムポリマー:
[式中、pは、約1から6までの範囲の整数を示し、Dは、なくてもよく、又は(CH2)r-CO-基(式中、rは、4又は7に等しい数を示す)を表してもよく、X-は、アニオンである]。
そのようなポリマーは、例えば米国特許第4,157,388号、第4,702,906号及び第4,719,282号(その開示が参照により本明細書に組み込まれている)に記載されているプロセスに従って調製することができる。これらは、例えば、特許出願EP-A-122 324(その開示が参照により本明細書に組み込まれている)にも記載されている。
これらの製品のうち、例えば、Miranol社により販売されている「Mirapol A15」、「Mirapol AD1」、「Mirapol AZ1」及び「Mirapol175」を挙げることができる。
(11)ビニルピロリドンとビニルイミダゾールとの第四級ポリマー、例えば、製品BASF社により、Luviquat FC905、FC550及びFC370の名称で販売されている製品等。
(12)ポリアミン、例えばHenkelにより販売されているPolyquart H、これは、CTFA辞典に「ポリエチレングリコール(15)タロウポリアミン」という参照名で示されている。
本発明との関連において使用することができる他のカチオン性ポリマーは、ポリアルキレンイミン、ビニルピリジン単位又はビニルピリジニウム単位を含むポリマー、ポリアミンとエピクロロヒドリンとの縮合物、第四級ポリウレイレン及びキチン誘導体である。
本発明との関連において使用してもよい他の代表的なカチオン性ポリマーは、(1)、(9)、(10)のポリマー、及び以下の式(W)及び(U)の反復単位から構成される追加のポリマーを含む:
(ここで、ゲル浸透クロマトグラフィーにより決定される重量平均モル質量は、9,500から9,900までの範囲である);
(ここで、ゲル浸透クロマトグラフィーにより決定される重量平均モル質量は、約1200である)。
カチオン性ポリマーの量は、組成物の全重量に対して、0.0001から10重量%、好ましくは0.001から10重量%、より好ましくは0.01から5重量%であってもよい。
本発明の化粧料組成物はまた、有効量の、様々な一般的な補助剤等の、酸化染色において他で以前に知られている他の作用剤、例えば、EDTA及びエチドロン酸等の金属イオン封鎖剤、UV遮断剤、有機変性シリコーン(例えばアミン基を用いて)等の上述したもの以外のシリコーン、防腐剤、セラミド、擬似セラミド、ビタミン又はプロビタミン、例えばパンテノール、乳白剤等も含んでもよい。
本発明の化粧料組成物の形態は、特に限定されず、O/W型エマルジョン、W/O型エマルジョン、水性ゲル、水性溶液等の様々な形態をとってもよい。O/W型エマルジョンの形態が好ましい。
本発明の化粧料組成物の粘度は、特に限定されない。粘度は、25℃で、200rpm(1分間当たりの回転)でRheomat180測定装置を用いて測定することができる。Rheomat180は、粘度に応じて異なるローターを、例えば、0.2から4Pa・sまでの粘度ではローター3を、2Pa・sを超える粘度ではローター4を備える。この粘度は、ローターの回転が開始してから10分後に一般に測定される。上記に示した条件下で測定される場合、本発明の化粧料組成物の粘度は、例えば、1から2000Pa・sまで、好ましくは1から1000Pa・sまでの範囲であり得る。
本発明の化粧料組成物は、少なくとも1種の酸化剤を含む他の別個の化粧料組成物と混合されることによって使用されてもよい。2種以上の酸化剤を使用してもよい。
酸化剤は、過酸化水素、過酸化塩(peroxygenated salt)及び加水分解によって過酸化水素を生成することができる化合物から選ばれてもよい。例えば、酸化剤は、過酸化水素水溶液、過酸化尿素、アルカリ金属臭素酸塩及びフェリシアン化物ならびに過ホウ酸塩及び過硫酸塩等の過酸塩から選ぶことができる。例えばラッカーゼ、ペルオキシダーゼ及び2-電子オキシドレダクターゼ、例えばウリカーゼ等から選ばれる少なくとも1種のオキシダーゼ酵素も、それらのそれぞれの供与体又は補助因子の存在下において適切な場合、酸化剤として使用してもよい。
酸化剤は過酸化水素であることが好ましい。
酸化剤の濃度は、化粧料組成物の全重量に対して、0.1重量%から20重量%まで、例えば1重量%から15重量%まで等の範囲であってよい。
一実施形態では、酸化剤が過酸化水素である場合、組成物は、少なくとも1種の過酸化水素安定剤を含んでもよく、これは、例えば、アルカリ金属及びアルカリ土類金属ピロリン酸塩、アルカリ金属及びアルカリ土類金属スズ酸塩、フェナセチンならびに酸とオキシキノリンとの塩、例えば硫酸オキシキノリンから選ばれてもよい。別の実施形態では、少なくとも1種のピロリン酸塩と任意選択により組み合わせた少なくとも1種のスズ酸塩が使用される。
サリチル酸及びその塩、ピリジンジカルボン酸及びその塩、パラセタモールを使用することも可能である。
化粧料組成物において、過酸化水素安定剤の濃度は、化粧料組成物の全重量に対して、0.0001重量%から5重量%まで、例えば0.01重量%から2重量%まで等の範囲であってよい。
過酸化水素を含む組成物において、過酸化水素対少なくとも1種の安定剤の濃度比は、0.05:1から1000:1まで、例えば0.1:1から500:1まで等、更に例えば1:1から300:1まで等の範囲であってよい。
本発明の化粧料組成物及び1種又は複数の酸化剤を含む別個の化粧料組成物は、第1の区画が本発明の化粧料組成物を含み、第2の又は続く区画が別個の化粧料組成物を含む多区画系又はキットに製剤化されてもよい。多区画系は、弁及びノズル等の、上述の組成物を混合及び/又は塗布する手段を備えていてもよい。
代替として、本発明の化粧料組成物は、即時使用可能な(ready-to-use)組成物であってもよい。本発明の目的のために、「即時使用可能な組成物」という表現は、毛髪等のケラチン繊維にすぐに塗布される組成物として本明細書において定義される。前記「即時使用可能な組成物」は、本発明の化粧料組成物の成分及び上記の少なくとも1種の酸化剤を即席で混合することによって得ることができ、使用前に未変性の形態で保存することができる。
ケラチン繊維に塗布される化粧料組成物のpHは、一般に、例えば、4から12までである。pHは、6から12まで、好ましくは7から11の範囲であってもよく、先行技術においてよく知られている少なくとも1種の酸性化剤を使用して所望の値まで調整してもよい。
酸性化剤は、例えば、無機若しくは有機酸、例えば、塩酸、オルトリン酸、カルボン酸、例えば、酒石酸、クエン酸、乳酸又はスルホン酸であってもよい。
本発明の化粧料組成物は、例えば以下のステップを含む毛髪等のケラチン繊維の処理(例えば、カラーリング又は脱色)において使用することができる:
本発明の化粧料組成物及び少なくとも1種の酸化剤を含む他の別個の化粧料組成物を、ケラチン繊維への塗布の直前に混合することによって即席で調製される、又は上記の通り調製される「即時使用可能な」組成物としての本発明の化粧料組成物それ自体である、化粧料組成物を、濡れた又は乾いたケラチン繊維に塗布するステップ;
例えば約1から60分までの、更に例えば約5から45分までの範囲等の曝露時間の間、化粧料組成物を放置して作用させるステップ;
繊維をすすぐステップ;及び
任意選択により、それをシャンプーで洗浄するステップ、再びすすぐステップ、及び次いで乾燥させるステップ。
本発明の化粧料組成物及び少なくとも1種の酸化剤を含む他の別個の化粧料組成物を、ケラチン繊維への塗布の直前に混合することによって即席で調製される、又は上記の通り調製される「即時使用可能な」組成物としての本発明の化粧料組成物それ自体である、化粧料組成物を、濡れた又は乾いたケラチン繊維に塗布するステップ;
例えば約1から60分までの、更に例えば約5から45分までの範囲等の曝露時間の間、化粧料組成物を放置して作用させるステップ;
繊維をすすぐステップ;及び
任意選択により、それをシャンプーで洗浄するステップ、再びすすぐステップ、及び次いで乾燥させるステップ。
化粧料組成物の塗布は、室温で実現しても、又は40から220℃までの範囲の、好ましくは40から80℃までの範囲の温度を発生させることができる加熱装置を使用して実現してもよい。
(実施例)
本発明を、実施例によってより詳細に記述するが、これは本発明の範囲を限定すると解釈されるべきではない。
本発明を、実施例によってより詳細に記述するが、これは本発明の範囲を限定すると解釈されるべきではない。
(実施例1〜14及び比較例1〜6)
Table1〜4(表1〜4)に示す実施例1〜14及び比較例1〜6による以下の組成物を、Table1〜4(表1〜4)に示す成分を混合することによって調製した。表において示す成分の量についての数値はすべて、活性原材料としての「重量%」に基づく。
Table1〜4(表1〜4)に示す実施例1〜14及び比較例1〜6による以下の組成物を、Table1〜4(表1〜4)に示す成分を混合することによって調製した。表において示す成分の量についての数値はすべて、活性原材料としての「重量%」に基づく。
Table1〜4(表1〜4)の「比A」は、脂肪アルコールの全量(重量%)対油の量(重量%)の重量比を意味する。
Table1〜4(表1〜4)の「HLB」は、以下の通り計算されたHLBの加重平均を意味する:{(ステアレス-20のHLB値)*(ステアレス-20の量(wt%))+(セテアレス-33のHLB値)*(セテアレス-33の量(重量%))+(ステアリン酸グリセリルのHLB値)*(ステアリン酸グリセリルの量(重量%))}/{(ステアレス-20の量(重量%))+(セテアレス-33の量(重量%))+(ステアリン酸グリセリルの量(重量%))}。
Table1〜4(表1〜4)の「比B」は、(脂肪アルコールの全量(重量%))+(油の量(重量%)対非イオン性界面活性剤の全量(重量%)の重量比を意味する。
[ΔE評価]
実施例1〜14及び比較例1〜6の各配合物を、Table5(表5)に示す組成を有する顕色剤と1:1.5の重量比で混合した。10gの得られた混合物を、10gの天然の日本人黒色毛髪の房に30分間27℃で塗布した。
実施例1〜14及び比較例1〜6の各配合物を、Table5(表5)に示す組成を有する顕色剤と1:1.5の重量比で混合した。10gの得られた混合物を、10gの天然の日本人黒色毛髪の房に30分間27℃で塗布した。
毛髪の房を温水で洗浄し、次いで1回シャンプーした。乾燥した後、ΔE(L*a*b*系の下でのもとの毛髪の色と脱色した毛髪の色との間の)を、比色計(Konica-Minolta:CM-508d)を使用して決定した。色強度について、3つの実験を繰り返し、結果をこれら3つのデータの平均として計算した。
脱色効率もまた、以下の基準に従って決定した。
ΔE
5未満: 低
5から6の間: 中間
6を超える: 高
ΔE
5未満: 低
5から6の間: 中間
6を超える: 高
評価の結果を、Table1〜4(表1〜4)に示す。Table1〜4(表1〜4)に示されているように、実施例1〜14で処理した毛髪の房は、比較例1〜6よりも高い脱色効率を示した。これらの結果は、実施例1〜14が、毛髪により良好な脱色作用をもたらすことができることを示す。
Claims (13)
- (a)少なくとも1種の脂肪アルコール、
(b)少なくとも1種の油、
(c)少なくとも1種の非イオン性界面活性剤、
(d)少なくとも1種のアニオン性界面活性剤、及び
(e)少なくとも1種の不揮発性アルカリ剤
を含み、
(a)脂肪アルコールの量/(b)油の量の重量比Aが、0.7から2.9であり、
(c)非イオン性界面活性剤の平均HLB値が、11.5以上であり、
((a)脂肪アルコール及び(b)油の量)/(c)非イオン性界面活性剤の量の重量比Bが、0.5から10.0である、
ケラチン繊維用化粧料組成物。 - (a)脂肪アルコールの量/(b)油の量の重量比Aが、0.7から1.5である、請求項1に記載の化粧料組成物。
- (c)非イオン性界面活性剤の平均HLB値が、12.0から17.0である、請求項1又は2に記載の化粧料組成物。
- ((a)脂肪アルコール及び(b)油の量)/(c)非イオン性界面活性剤の量の重量比Bが、0.5から5.0である、請求項1から3のいずれか一項に記載の化粧料組成物。
- (a)脂肪アルコールが、飽和又は不飽和の、直鎖又は分枝C8〜C30アルコールから選択される、請求項1から4のいずれか一項に記載の化粧料組成物。
- (b)油が、極性又は非極性油から選択される、請求項1から5のいずれか一項に記載の化粧料組成物。
- (b)油が、動物又は植物起源の油、鉱物油、合成油、シリコーン油及び炭化水素からなる群から選択される、請求項1から6のいずれか一項に記載の化粧料組成物。
- (c)非イオン性界面活性剤が、ポリエトキシル化、ポリプロポキシル化又はポリグリセロール化されておりかつ少なくとも1つの脂肪鎖を有するアルコール、α-ジオール、アルキルフェノール又は脂肪酸;エチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシドのコポリマー;エチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシドと脂肪アルコールの縮合物;ポリエトキシル化脂肪アミド;ポリグリセロール化脂肪アミド;ソルビタンのエトキシル化脂肪酸エステル;植物起源のエトキシル化油;スクロースの脂肪酸エステル;ポリエチレングリコールの脂肪酸エステル;グリセロールの脂肪酸モノ又はジエステル;(C6〜C24)アルキルポリグリコシド;N-(C6〜C24)アルキルグルカミン誘導体;アミンオキシド;ならびにN-(C10〜C14)アシルアミノプロピルモルホリンオキシドからなる群から選択される、請求項1から7のいずれか一項に記載の化粧料組成物。
- (d)アニオン性界面活性剤が、(C6〜C30)アルキルサルフェート、(C6〜C30)アルキルエーテルサルフェート、(C6〜C30)アルキルアミドエーテルサルフェート、アルキルアリールポリエーテルサルフェート、モノグリセリドサルフェート;(C6〜C30)アルキルスルホネート、(C6〜C30)アルキルアミドスルホネート、(C6〜C30)アルキルアリールスルホネート、α-オレフィンスルホネート、パラフィンスルホネート;(C6〜C30)アルキルホスフェート;(C6〜C30)アルキルスルホスクシネート、(C6〜C30)アルキルエーテルスルホスクシネート、(C6〜C30)アルキルアミドスルホスクシネート;(C6〜C30)アルキルスルホアセテート;(C6〜C24)アシルサルコシネート;(C6〜C24)アシルグルタメート;(C6〜C30)アルキルポリグリコシドカルボン酸エーテル;(C6〜C30)アルキルポリグリコシドスルホスクシネート;(C6〜C30)アルキルスルホスクシンナメート;(C6〜C24)アシルイセチオネート;N-(C6〜C24)アシルタウレート;C6〜C30脂肪酸塩;ヤシ油酸塩又は水添ヤシ油酸塩;(C8〜C20)アシルラクチレート;(C6〜C30)アルキル-D-ガラクトシドウロン酸塩;ポリオキシアルキレン化(C6〜C30)アルキルエーテルカルボン酸塩;ポリオキシアルキレン化(C6〜C30)アルキルアリールエーテルカルボン酸塩;及びポリオキシアルキレン化(C6〜C30)アルキルアミドエーテルカルボン酸塩からなる群から選択される、請求項1から8のいずれか一項に記載の化粧料組成物。
- (d)アニオン性界面活性剤が、(C6〜C30)アルキルサルフェートの塩から選択される、請求項1から9のいずれか一項に記載の化粧料組成物。
- (e)不揮発性アルカリ剤が、アルカリ金属塩;アルカリ土類金属塩;アルカリ金属水酸化物及びアルカリ土類金属水酸化物からなる群から選択される無機アルカリ剤である、請求項1から10のいずれか一項に記載の化粧料組成物。
- (e)不揮発性アルカリ剤が、モノアミン及びその誘導体;ジアミン及びその誘導体;ポリアミン及びその誘導体;塩基性アミノ酸及びその誘導体;塩基性アミノ酸及びその誘導体のオリゴマー;塩基性アミノ酸及びその誘導体のポリマー;尿素及びその誘導体;グアニジン及びその誘導体からなる群から選択される有機アルカリ剤である、請求項1から10のいずれか一項に記載の化粧料組成物。
- (e)不揮発性アルカリ剤が、アルカノールアミンから選択される、請求項1から10及び12のいずれか一項に記載の化粧料組成物。
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