JP2013536384A - ケージナット - Google Patents
ケージナット Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013536384A JP2013536384A JP2013525142A JP2013525142A JP2013536384A JP 2013536384 A JP2013536384 A JP 2013536384A JP 2013525142 A JP2013525142 A JP 2013525142A JP 2013525142 A JP2013525142 A JP 2013525142A JP 2013536384 A JP2013536384 A JP 2013536384A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cage
- nut
- opening
- abutment
- nut body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 28
- 230000007704 transition Effects 0.000 claims description 8
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 16
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 16
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 16
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 230000008569 process Effects 0.000 description 3
- 229910000639 Spring steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 2
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 2
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 2
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 2
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000002028 premature Effects 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
- F16B37/00—Nuts or like thread-engaging members
- F16B37/04—Devices for fastening nuts to surfaces, e.g. sheets, plates
- F16B37/044—Nut cages
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
- F16B37/00—Nuts or like thread-engaging members
- F16B37/04—Devices for fastening nuts to surfaces, e.g. sheets, plates
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
- F16B31/00—Screwed connections specially modified in view of tensile load; Break-bolts
- F16B31/04—Screwed connections specially modified in view of tensile load; Break-bolts for maintaining a tensile load
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
- F16B37/00—Nuts or like thread-engaging members
- F16B37/04—Devices for fastening nuts to surfaces, e.g. sheets, plates
- F16B37/041—Releasable devices
- F16B37/042—Releasable devices locking by rotation
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
- F16B39/00—Locking of screws, bolts or nuts
- F16B39/22—Locking of screws, bolts or nuts in which the locking takes place during screwing down or tightening
- F16B39/28—Locking of screws, bolts or nuts in which the locking takes place during screwing down or tightening by special members on, or shape of, the nut or bolt
- F16B39/32—Locking by means of a pawl or pawl-like tongue
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Connection Of Plates (AREA)
- Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
- Bolts, Nuts, And Washers (AREA)
- Dowels (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
- Types And Forms Of Lifts (AREA)
Abstract
片側からのみアクセス可能な、細長の、好適には長方形の開口部(12)に取り付けられ、雌ねじ(22)を含む円筒状の雌ねじ保持部(20)および該保持部に取り付けられた当接部(24)を有するナット本体(16)と、該ナット本体(16)を取り囲むケージ(18)とを備えるケージナット(10)であって、前記当接部(24)は、前記開口部(12)の形状に適合しており、前記開口部(12)よりも僅かに小さな幅および僅かに短い長さを有しているが、前記当接部(24)の長さは前記開口部(12)の幅よりも著しく大きく、前記ケージ(18)は弾性的に構成されており、前記開口部(12)にクリップ嵌合することができるように、前記開口部(12)の形状に適合しており、前記ケージ(18)は止め部(38)を支持し、該止め部は、前記当接部(24)の前記ケージ(18)に対する、前記ケージ(18)の長手方向に平行な取り付け位置から該長手方向にほぼ垂直な保持位置への、前記雌ねじ(22)のねじ込み方向への回転のみを可能とすることを特徴とするケージナット。
Description
本発明は、片側からのみアクセス可能な、細長の、好適には長方形の開口部に取り付けられるケージナットに関するものであり、該ケージナットは、雌ねじを含む円筒状の雌ねじ保持部および該保持部に取り付けられた当接部を有するナット本体と、該ナット本体を取り囲むケージとを備えている。
いわゆる「ブラインドアプリケーション」、すなわち大きなメタルシート、特殊な断面チューブ、車体部品または同様のシートメタル部品の様に、設置点に片側からのみアクセス可能なアプリケーションにおいて、ナットねじをこの様なタイプの部品に通すために、いわゆる「ブラインドリベットナット」が使用されてきた。これらのブラインドリベットナット(BRNとも称される)は特殊な加工ツールを使って着座させ、その状態でブラインドリベットナットを押し潰すことによっていわゆる「閉鎖ヘッド」を形成し、これによってナットを固定する。ブラインドリベットナット自体、そして特に形成される閉鎖ヘッドは比較的弱いため、これまで軽量部品または付属品を取り付ける場合のみブラインドリベットナットの使用が可能であった。Avdel社によって開発された「高強度ブラインドリベットナット」はねじの強度が高いため、より大きなプリテンション力による構造的な接続が可能な、最初のブラインドリベットナットであった。
この様に強度の高いブラインドリベットナットであっても、 降伏点までねじ込まれる10.9以上の強度を有するボルトが、その取り付け中に、閉鎖ヘッドの沈みまたは変形が始まってしまう程の高いプリテンション力を発生させるという問題が、比較的早く生じる。最悪の場合、このことによって閉鎖ヘッドがせん断され、ブラインドリベットナットが使用不可となって交換しなければならなくなる。何れにしても、結果として生じる沈み/変形は、ボルト締めにおける規定トルクおよび回転角度の条件と比べて、著しく低いプリテンション力をもたらす。回転角度を増やすと、所望するプリテンション力の増加ではなく、BRNの沈み/変形を生じさせてしまう。この様な沈みまたは変形により、産業界は、高強度のブラインドリベットナットであっても、規定のボルト締め付けトルク曲線の達成や、例えば車両に連結棒が適切に組み付けられているかどうかの監視などの課題を日常的に経験している。
従来技術で知られている雌ねじ付シートメタル部品を提供するもう一つの例として、いわゆるケージナットの使用がある。しかしながら従来技術において、ケージナットを取り付けるには、従来技術のいわゆる「Cクリップ」において必要とされる様に、部品の後ろ側もアクセス可能にする、または側面からケージナットを通すために更なる補助穴を設ける必要があった。クリップとして構成されるこの種のケージナットは、例えば欧州特許第703 021 B1号明細書(特許文献1)に開示されており、これは本発明に最も近い従来技術であると思われる。
従って本発明の目的は、(Cクリップの様な)更なる補助開口部を必要とせず、従来技術のブラインドリベットナットの様なプリテンション力の制限がなく、シートメタルコンポーネントの片側からのみアクセス可能な開口部に雌ねじを通すことを可能にすることである。
本発明の目的は、片側からのみアクセス可能な細長い開口部に取り付けることのできるケージナットによって達成される。このケージナットは、開口部の形状に適合し、この開口部よりも僅かに小さな幅および短い長さを有する当接部を有しているが、この当接部の長さは開口部の幅よりも著しく長い。このケージは弾性構造で、開口部の形状に適合しており、開口部にクリップ嵌合させることができる。またケージは止め部を支持し、これらの止め部は、ケージの長手方向に平行な取り付け位置からケージの長手方向に垂直な保持位置まで、当接部がケージに対して雌ねじのねじ込み方向に回転できるようにしている。
この点において、好適には、止め部を取り付け位置においてナット本体を浮いた状態でケージに保持するように構成する。この手段により、移動中、加工中およびクリップ嵌合中でさえも、ナット本体は取り付け位置に確実に保持される。
また好適には、ねじ込み側から離れた領域において、雌ねじにねじ固定手段(クランプ手段)を設ける。これによってねじ込み工程が終わる前に、ナット本体はいかなる場合においても、適時に取り付け位置を離れて保持位置へと確実に回転する。というのもクランプ手段はボルトとナット本体との間に十分なトルクの移動を行わせ、これによってナット本体が90度回転するからである。
更に好適には、ナット本体に開口部に向かってばね力をかけるようにケージを構成する。この様に、ナット本体を取り付け位置により確実に保持し、移動中やクリップ嵌合中の偶発的な時期尚早の回転を防止することができる。
特に好適な構造は、ケージのばね部材用の環状当接面をナット本体に配置し、この当接面にカムすなわち起伏した輪郭を設け、ナット本体がケージ内の浮いた状態の取り付け位置を離れる際に、カムすなわち起伏した輪郭の高い部分をケージのばね部材と正確に係合させることによって提供される。こうすることによって、ナット本体を、取り付け位置から保持位置へと確実にロックすることができる。
更に特に好適な構造は、止め部を、ナット本体内の開口部に面する側面の、雌ねじと同軸上に配置された環状当接部に設け、この当接部が止め部を受け止めるための凹部を有し、保持位置で止め部を収容するようにこれらの凹部を配置することによって提供される。この手段は、取り付けの際に、ナット本体が保持位置を越えて新たな取り付け位置へと更に回転するのを防止する。
この点において、特に好適には、当接部から凹部への回転方向の移行を斜面として構成する。この手段は保持位置への滑らかな移行を確実にし、異なるシートの厚さを補償することができる。
更に好適には、凹部から当接部への移行を、雌ねじの回転軸と平行に延在する停止面として構成する。この手段は、ナット本体が取り付け位置に再び「回り過ぎる」ことを確実に防止する。
特に製造の簡単な本発明の更なる実施形態は、円筒状の雌ねじ保持部におけるケージのブラインド側にプラスチック材料部を配置することによって提供され、このプラスチック材料部は中心開口部及び弾性アームを有しており、これらの弾性アームは当接部と同じ高さを有するケージのブラインド側の面を越えて延在し、この当接部を浮いた状態で取り付け位置に保持している。
この点において、更に好適には、プラスチック材料部にカラーを設ける。このカラーはブラインド側の方向に延在し、円筒状の雌ねじ保持部を同心円状に取り囲んでいる。
最後に、特に好適には、ケージのブラインド側の面及びプラスチック材料部の寸法が当接面の寸法と同じで、プラスチック材料部の角の近くにおいて、雌ねじのねじ込み方向にアームを対角線上にそれぞれ配置し、何れの場合もアームに対向して止め部を配置する。
図面に示す実施形態に基づき、本発明を以下に詳述する。
図1は本発明によるケージナット10を示しており、この図では、ケージナットはすでにメタルシート14の開口部12に挿入されており、すでに保持位置にある。明確さのため、ナットにねじ込まれるボルトは図示していない。
図示された本発明によるケージナット10は、ケージ18によって取り囲まれたナット本体16を備えている。ナット本体16は、雌ねじ22を有する円筒状の雌ねじ保持部20と、角が斜めになった細長い長方形の、雌ねじ保持部20のシート側の端部から延びる当接部24とを備えている。ケージ18はばね鋼の薄板から成り、細長い長方形の基板26を有しており、基板26の形状は当接部24の形状に概ね対応しており、開口部12の寸法は、当接部24または基板26の寸法よりも僅かに大きくなるように選択されている。
上に折り曲がった2つの弾性アーム28は、何れの場合においても、基板26の2つの短辺となる側面の中心に隣接している。この場合、アーム28は先ずシート14から斜め外側に曲がり、次にシート14から僅かに斜め内側に曲がっている。アーム28は、シート14から離れている雌ねじ保持部20の端面上で部分的に係合している。
雌ねじ保持部20は、シート14から離れたその端部に環状の当接面30を有しており、この当接面には、この当接面が当接部24の側面と一番近くなる領域に、上向きの弧を描くカム32がそれぞれ設けられている。この点において、ケージ18のアーム28には、カムとロックできるように、対応する突出部34が設けられている。従って各カム32は90度の間隔で配置されている。従って、2つの対向するカム32はそれぞれ、取り付け位置および保持位置の何れの場合においてもアーム28で覆われている。
図2は、本発明による図1のケージナット10の取り付け位置における断面図であり、雌ねじ22の回転軸に沿ってシートの側面から見たものである。この図は取り付けボルトを通す開口部36を明確に示しており、この開口部はケージ18の基板26に配置されている。アーム28の起点の反対側の開口部36の縁部には、止め部38が形成されており、これらの止め部は、ケージ18の基板26を起点として、シート側から離れて上に向かって垂直に曲がっている。この図に示す取り付け位置、すなわち、ケージ18の基板26とナット本体16の当接部24との長手方向が一致する場合、止め部38は、雌ねじ22のシート側の端部において雌ねじ22の周りに同軸的に延在する、環状のガイド経路40上を移動する。当接部24のシート側の面42に対して、このガイド経路はシート14の平面からオフセットして配置されている。ガイド経路40には2つの凹部44が設けられており、これらの凹部はケージナット10が保持位置にある場合、止め部38を受け止める。断面図のため、ここでは凹部44が一つしか示されていない。図示されていないもう一つの凹部は、雌ねじ22の回転軸に対して点対称に形成されている。
ガイド経路40から凹部44への移行は斜面46として構成され、そうすることによって、ナット10の取り付け位置から保持位置への滑り移行が可能になる。凹部44からガイド経路40へと戻る移行は停止面48として構成さており、この停止面は雌ねじ22の回転軸に平行に延びている。この停止面は、ナット本体16が保持位置を離れて取り付け位置へと「回り過ぎる」のを確実に防止する。更に停止面48はガイド経路全体を遮って当接部24のシート側の面42まで延在するように構成することができる。この手段は、移動中や取り付け時において、本発明によるケージナット10が取り付け位置から保持位置へ、ねじ込み方向とは反対方向に回転するのを防ぐことができる。
図3は、再び図1の方向から見た、ただし取り付け位置における本発明によるケージナット10を示している。従って図1と図3とを比較することにより、取り付けとボルト締め工程の詳述が可能となる。
ケージナット10は図3に示す様に取り付けた状態で供給される。この状態において、当接部24とケージ18の基板26との長手側は互いに平行に配置されている。その結果、止め部38によってナット本体は基板26上に浮いた状態で保持される。図1に示す環状当接面30上の小さなカム32は、弾性アーム28の対応する凹部34の下に位置している。このためナット本体16はある程度回転を防止するやり方によってこの位置に保持されており、移動中や取り付け中のケージ18に対するナット本体の偶発的な回転を実質的に回避することができる。
図2は、ナット本体16が、ガイド経路40上に支持されている止め部38により、ケージ18の弾性アーム28のばね力に対してこの位置に浮いた状態でどのように保持されているのかを明確に示している。すなわち、ケージ18の基板26と、ナット本体16における当接部24のシート側の面42との間には一定の間隔がある。
この状態において、本発明によるケージナット10は、例えばメタルシート14などの適切な開口部12にクリップ嵌合される。ケージ18のばね力がケージナット10を開口部12に保持する。
そして、ボルトを雌ねじ22にねじ込むことができる。ナットの取り付け位置から保持位置への切り替えを確実に行うために、雌ねじ22にはねじ込み側から離れた領域にねじ固定手段(クランプ手段)が設けられている。
ナット本体16も保持位置に確実に固定するために、図3に明確に示される拡大保持カム32’も設けられている。これらの保持カム32’は、止め部38が凹部44に沈み込んだ後にナット本体がシート14の方に前進する際に、ケージ18の弾性アーム28によるナット本体16への適切なばねのプリテンションも確保するように構成されている。これらの拡大カム32’はさらに、ナット本体16が保持位置を越えて新たな取り付け位置へと再び回転することを抑制する、というのも、ばねのプリテンションの調整により、止め部38は停止面48に確実に係止されるからである。
図4は、ケージ18の弾性アーム28の本発明による構成の更なる例を示している。図1〜図3に既に示した様に、これらのアーム28は、シート14から離れた雌ねじ保持部20の端部と係合しており、この場合、それぞれの係合面30bおよび30cは滑らかな面とする、または逃げ溝50を構成して弾性アーム28を固定することができる。
代替構造では、スプリングアーム28の支持部をナット本体16の保持部24上に設ける。この場合も逃げ溝52を設けて弾性アーム28をより効果的に固定することができる。
図5〜図16は、本発明によるケージナットの一実施形態の詳細な工作図である。
これらの図において、上述の様に、同一の参照符号は、同一の構成要素に関連するものである。
図5は他のナット本体16の三次元空間図であり、ここでは、カム32および32’の交差的な配置とそれらの大きさの違いがより明確に示されている。
図6は、雌ねじ22の回転軸を通り、ナット本体16の長辺に平行な面で切断した、図5のナット本体16の断面図である。
この図では、止め部38を保持位置にロックする凹部44が特に明確に示されている。
図7は、上方から見た図5のナット本体16を示したものである。この図もまた、カム32および32’の交差的な配置とそれらの大きさの違いをより明確に示している。
図8は、雌ねじ22の回転軸を通り、ナット本体16の短辺に平行な面で切断した、図5のナット本体16の断面図である。
図9はケージ18の三次元図であり、これは図5によるナット本体の実施形態と一致している。この図は、保持カム32、32’をロックする凹部34を有する弾性アーム28の構成および止め部38の形状を特に明確に示している。
図10は、長辺となる側面側から見た図9のケージを示している。
図11は、短辺となる側面側から見た図5のケージ18を示している。
図12は、図9のケージ18を上方から見た図である。
図13は、ナット本体16とケージ18とを組み付けて本発明によるケージナット10を生成し、それを斜め上方から見た三次元図である、すなわち本発明によるケージナット10はこの状態で供給され、メタルシートの対応する凹部に挿入される。
図14は、組み付けられ、取り付け位置に置かれた、本発明によるケージナット10を長辺となる側面側から見たものであり、この図は特にナット本体16が止め部38と、弾性アーム28の凹部34にロックされた小さい方のカム32との間に「浮いた状態」でどのように保持されているのかを明確に示している。拡大カム32’のより大きな構成も、本図により明確に示されている。
図15は、組み付け状態および取り付け位置における、本発明によるケージナット10を上方から見たものである。この図はカム32および32’の構成および配置も明確に示している。
図16は、これも取り付け位置における、本発明による組み付けられたケージナット10を短辺となる側面側から見たものである。
本発明は片側アクセス専用のケージナットを初めて提供するものである。従来技術のケージナットとは異なり、本発明によるケージナットは、メタルシートまたは管状の外面の長方形の穴に直接挿入することができる。従来技術のいわゆるCクリップにおいて必要とされるように、側面からケージを挿入するための補助穴は必要としない。本発明によれば、初めて、ケージ18自体が穴に直接クリップ嵌合され、逃げ溝によってケージに自動的に固定される。ナット本体16は2つの止め部38上にあり、これらの止め部はケージ18の基板26から延びている。これらの2つの弾性アーム28は2つの機能を持っている。一つ目の機能は、スプリング効果/プリテンションを生成して、ケージ18がメタルシート14内の長方形の穴12にクリップ嵌合されるようにすることであり、二つ目は、ボルト締めのためにボルトを挿入/押し入れることによって適切な対抗力が生じた場合においても、ナット本体16をばね力で押し下げて、ナット本体16が止め部38上に位置するようにすることである。
好適には、ナット本体16の雌ねじ22に、メタルシートから離れた領域にねじ固定手段(クランプ手段)を設け、この固定手段まで、下側からボルトを比較的大きな抵抗なくねじ込むことができる。ボルトがクランプ手段にぶつかるとすぐに、ナット本体16はケージ18およびメタルシート14に対して回転する。ナット本体16は、ケージ18の、シートメタル突起として構成される2つの止め部38上に着座しているだけなので、簡単に回転させることができる。2つの止め部38は90度回転して、雌ねじ22の下の長方形の凹部44にロックされる。止め部38が凹部44にロックされるとすぐに、弾性アーム28のばね力がナット本体16をシート14に押し下げる。同時にナット本体16の更なる回転が止められる、というのも、凹部44の止め部38が縁部48にぶつかり、そこにロックされる、またはこの縁部48によって更なる回転が阻止されるからである。ナット本体16が沈んでもケージ18の弾性アーム28からの十分なばね力がナット本体16に連続的に確実に作用するように、このナット本体16は上部領域にカム32’を有することができ、このカムはシートへ沈む際の高さの差異を補償する。ナット本体16が止め部38にロックされると、所定の締め付けモーメントに到達するまで、クランプ/固定手段に対してボルトをねじ込むことができる。当接部24は、例えばアルミニウムで製造することのできるシート14の最大表面圧力を越えないくらい大きな接触面を有しているので、本発明によるケージナットは標準的なナット・ボルト接続として機能し、しかもシンプルなクリップ嵌合取り付けであり、更には片側アクセスという利点を有している。
図17〜図24は、特にコストをかけずに製造することのできる、本発明によるケージナット110の一実施形態である。
図17はこのようなケージナット110を斜め上、すなわちブラインド側から見たものである。ケージナットの本実施形態は、ケージ118によって取り囲まれたナット本体116も有している。この場合もナット本体116は、雌ねじ122を有する円筒状の雌ねじ保持部120と、角が丸みを帯びた細長い長方形の形状で、雌ねじ保持部120のワークピース側の端部から延びる当接部124とを備えている。ケージ118はばね鋼の薄板から成り、細長い長方形の基板126を有しており、この基板126の形状は、当接部124の形状にほぼ対応している。長方形の基板126の2つの狭い側面に接続するする湾曲した弾性部があり、この弾性部はブラインド側から離れる方向に延在し、僅かなオフセット129および端部停止部131を有している。これらの弾性部127を使用して、ワークピース内の対応するサイズの適切な開口部に、ケージ118をクリップ嵌合することができる。
更に、基板126の長手側面には止め部138がそれぞれ設けけられており、この止め部もブラインド側から離れる方向に延在している。この点において、2つの止め部138が対角線上に対向して設けられており、ボルトが雌ねじ122にねじ込まれる際、ナット本体116は動く。この場合、本実施形態を右回し用の雌ねじ122として説明するが、左回し用の場合は本実施形態を鏡面反転させたものとなる。
止め部138の機能は、ナット本体116を例えばボルトを再度取り外す場合に誤った方向に回転させないようにすることであり、ねじ込み方向の止め部として機能し、これによって、ボルトがねじ込まれる際に、ナット本体116は取り付け位置に対して約90度の角度でこれらの止め部138に当接し、所定の位置にとどまる。
本実施形態においても、設計エンジニアは、ナット本体が取り付け位置においてワークピースの平面上に「浮いた」状態で保持されなければならないという課題に直面する。本実施形態では、この課題はプラスチック材料部160によって達成される。このプラスチック材料部も長方形であり、長手方向は短くできるが、当接部124またはケージ118の基板126の寸法と概ね同じである。このプラスチック材料部160は、基板126のブラインド側の表面に直接設置される。これを可能にするために、このプラスチック材料部は雌ねじ保持部120を通す経路開口部を有している。プラスチック材料部160の雌ねじ保持部120への取り付けを改善するために、プラスチック材料部160上にカラー164(環状突起)を雌ねじ保持部120と同軸上に配置させ、本図に示す様にブラインド側の方向に延在させることが可能である。このプラスチック材料部160の雌ねじ保持部120への取り付けは、経路開口部162または付加的なカラー164の雌ねじへの(プラスチック材料部160を構成するプラスチック材料の弾性によって可能となる)締まり嵌めによって行うことができる。
ここでは、プレスによる補強取り付けが示されており、雌ねじ保持部120にはプレスによる変形166が見られる。この補強によってプラスチック材料部160が雌ねじ保持部120から滑り出てしまう可能性はなくなる。ナット本体116を保持することができるようにプラスチック材料部160にはアーム168が設けられており、これらのアームは弾性があり、基板126を完全に取り囲み、当接部124を部分的に取り囲んでいる。アーム168の弾性変形能を向上させるために、これらのアームは楔形の切欠き170によってプラスチック材料部160から部分的に分離させることができる。更に、各々のアーム168に対応する凹部172を基板126に設けることができる。
この図に示す様に、基板126の各長手側面に位置する弾性部127は、基板126の角付近に形成することができ、対応するケージナットのサイズおよびクリップ嵌合工程の所望するばね力に応じて、凹部133によって分離することができる。ただし、凹部のない、狭い側面全体に延在する連続するメタルシートも適用可能である。
プラスチック材料部160、ケージ118およびナット本体116のそれぞれの構成は、図18および図19の分解図によって更に明らかとなる。図18は斜め下、すなわちねじ込み側から見た分解図である。一番下の図から上方を見ると、雌ねじ122および雌ねじ保持部120を有するナット本体116が、明確に見える。この図に示す側面から、取り付け後、雌ねじ122に適切なボルトをねじ込むことができる。ここに示す実施形態において、基板126の縁部だけでなく長方形の当接部124の狭い側面も、ケージ118の空間利用を向上させるために円弧状の丸みを帯びて形成されていることが、この図ではより明確に示されている。上方の次の図は、ケージ118を示しており、この図は、アーム168の凹部172およびケージ118の基板126を通る経路開口部174をより明確に示している。取り付けた状態において、雌ねじ保持部120は、対応する隙間をあけて、円形の開口部174を通って延在している。
更に上方にはプラスチック材料部160が示されており、雌ねじ保持部120を受け止める開口部162と、アーム168およびその隣りに配置された楔形の凹部170とが明確に示されている。
図19は同じ分解図を示しているが、これは斜め上、すなわちブラインド側から斜めに見たものである。この図も下方から上に、ナット本体116、ケージ118およびプラスチック材料部160を示している。この図は、雌ねじ保持部120を通すためのケージ118の基板126内の開口部174と、プラスチック材料部160のアーム168用の凹部172とを特に明確に示している。プラスチック材料部160の図は、楔形凹部170を有するアーム168の内の一つとカラー164とを示している。ナット本体116の当接部124における狭い側面の円弧状の丸みもこの図で明確に示されている。
図20はねじ込み側から見たケージナット110の好適な実施形態である。この図もまた、ナット本体116の当接部124における狭い側面の円弧状の丸みを明確に示している。
図21は、側面から見た、そして雌ねじ122の回転軸に沿って部分的に切断した、本発明によるケージナット110の更なる実施形態を示している。この図は、ケージ118の基板126がプラスチック材料部160とナット本体116の当接部124との間にどのように受け止められ、一方でプラスチック材料部160のカラー164が雌ねじ保持部120とどのように締まり嵌めを形成しているのかを明確に示している。
図22は、本発明によるケージナット110の更なる実施形態をブラインド側から示したものである。この図はアーム168およびその凹部170を特に明確に示している。
最後に、図23はケージナット110の更なる実施形態がワークピース114の対応する開口部112にどのように挿入されているのかを示している。この図は、クリップ127の止端部131がワークピースとどのように接触し、一方でクリップ127の逃げ溝129がケージナット110を特定の位置にどのように保持しているのかを特に明確に示している。この図はまた、当接部124が、ワークピース114の平面上に浮いた状態で、アーム168および止め部138によってどのように保持されているのかを明確に示している。
図24はブラインド側から見た図23を示している。この図は、ケージナット110のワークピース114への取り付けのために設けられた開口部112を特に明確に示している。
ボルトが雌ねじ122にねじ込まれる際には、図23および図24に示す取り付け状態から始まり、下記の工程が行われる。
ボルト締めにより、一方ではナット本体116がワークピース114の平面上に引き上げられ、また一方ではトルクがかけられる。その結果、アーム168が脇に寄せられ、ナット本体は、その長手側が止め部138の狭い縁部と接触するまでねじ込み方向に90度回転する。その後ナット本体116は保持位置に位置する。そこではナット本体は、そのベース領域の大部分が開口部112の外側のワークピース114上にあり、これによってボルト締めのための確実な当接が形成され、この当接によってワークピース114による過度に高い負荷を回避することができる、というのも、力をそらすために十分な表面があるからである。
ボルト締めの開放も簡単に行うことができる、というのも、ボルト締め力が加わらなくなるとすぐに、ナット本体は再び止め部138の広い側面に接触するまで取り付け位置の方に逆回転し、その結果ケージナットが再び取り付け位置にくるからである。アーム168は再度嵌め込むことが可能であり、ナットはクリップ127を押すことによって再び開口部から取り外すこともできる。
従って本発明には下記の利点がある。
本発明によるケージナット10;110は、穿孔された長方形の穴に直接クリップ嵌合することができる。この取り付けには工具や補助器具を必要とせず、ケージナットは片手のみで簡単に取り付けることができる。「Cクリップ」ナットとは異なり、補助穴に通す場合、本発明によるケージナットはブラインド側に落ちることがなく、よって「紛失する」ことがない。
本発明によるケージナット10;110は、ケージ18;118の適切な構造により、異なる厚さのシートメタルに使用することができる。更に、取り付けるコンポーネントのための滑らかな接触面があり、「Cクリップ」ナットの様な湾曲した面ではない。これによって接続部の沈みが低減される。
本発明によるケージナット10;110は、好適には、ボルトの挿入およびねじ込みによって自動的にボルト締めされる。
最後に、本発明において、当接部24;124の接触面は、ボルトが弾性限界を越えて取り付けられる場合、軽金属(例えばアルミニウム)のシートも表面圧力に耐えるくらい十分に大きく構成することができる。
Claims (11)
- 片側からのみアクセス可能な、細長の、好適には長方形の開口部(12;112)に取り付けられ、雌ねじ(22;122)を含む円筒状の雌ねじ保持部(20;120)および該保持部に取り付けられた当接部(24;124)を有するナット本体(16;116)と、該ナット本体(16;116)を取り囲むケージ(18;118)とを備えるケージナット(10;110)であって、前記当接部(24;124)は、前記開口部(12;112)の形状に適合しており、前記開口部(12;112)よりも僅かに小さな幅および僅かに短い長さを有しているが、前記当接部(24;124)の長さは前記開口部(12;112)の幅よりも著しく大きく;前記ケージ(18;118)は弾性的に構成され、前記開口部(12;112)にクリップ嵌合することができるように、前記開口部(12;112)の形状に適合しており;前記ケージ(18;118)は止め部(38,138)を支持し、該止め部は、前記当接部(24;124)の前記ケージ(18;118)に対する回転を、前記ケージ(18;118)の長手方向に平行な取り付け位置から該長手方向にほぼ垂直な保持位置への、前記雌ねじ(22;122)のねじ込み方向のみ可能とすることを特徴とするケージナット。
- 請求項1に記載のケージナット(10)において、前記止め部(38)が前記取り付け位置で前記ナット本体(16)を前記ケージ(18)内に浮いた状態で保持することを特徴とするケージナット。
- 請求項1または2に記載のケージナット(10)において、前記雌ねじ(22)には、ねじ込み側から離れた領域にねじ固定手段(クランプ手段)が設けられていることを特徴とするケージナット。
- 請求項1〜3の何れか一項に記載のケージナット(10)において、前記ケージ(18)が、前記ナット本体(16)に対して、前記開口部(12)に向けてばね力を与えるように構成されていることを特徴とするケージナット。
- 請求項4に記載のケージナット(10)において、前記ケージ(18)におけるばね部材(28)のための環状の当接面(30)が前記ナット本体(16)に配置されており、該当接面にはカム(32’)、すなわち起伏した輪郭が設けられており、前記ナット本体(16)が前記ケージ(18)内のその浮いた状態の取り付け位置を離れる際に、前記カム(32)、すなわち前記起伏した輪郭の高い部分が前記ケージの弾性部(28)と正確に係合することを特徴とするケージナット。
- 請求項1〜5の何れか一項に記載のケージナット(10)において、前記止め部(38)が、前記開口部(12)に面した側(42)の、前記ナット本体(16)内の前記雌ねじ(22)と同軸上に配置された環状の当接部(40)に位置しており、該当接部(40)は前記止め部(38)を受け止めるための凹部(44)を有しており、これらの凹部は、前記止め部(38)が前記保持位置において該凹部に収容されるように配置されていることを特徴とするケージナット。
- 請求項6に記載のケージナット(10)において、前記当接部(40)から前記凹部(44)への回転方向における移行が斜面(46)として構成されることを特徴とするケージナット。
- 請求項6または7に記載のケージナット(10)において、前記凹部(44)から前記当接部(40)への移行が、前記雌ねじ(22)の回転軸に平行に延在する停止面(48)として構成されることを特徴とするケージナット。
- 請求項1に記載のケージナット(110)において、前記円筒状の雌ねじ保持部(120)で、前記ケージ(118)のブラインド側にプラスチック材料部(160)が取り付けられており、該プラスチック材料部は、中心開口部(162)および弾性アーム(168)を有しており、該弾性アームは、前記当接部(124)と同じ高さを有する前記ケージ(118)のブラインド側の面を越えて延在し、該当接部を前記取り付け位置において浮いた状態で保持することを特徴とするケージナット。
- 請求項9に記載のケージナット(110)において、前記プラスチック材料部(160)にはカラー(164)が設けられており、該カラーはブラインド側の方向に延在して、前記円筒状の雌ねじ保持部(120)を同心円状に取り囲んでいることを特徴とするケージナット。
- 請求項9または10に記載のケージナット(110)において、前記ケージ(118)および前記プラスチック材料部(160)のブラインド側の表面の寸法が前記当接部(124)の寸法と同じであり、前記アーム(168)がそれぞれ前記プラスチック材料部(160)の角の近くで対角線上に、前記雌ねじ(122)のねじ込み方向に配置されており、一方で前記止め部(138)がそれぞれ、前記アーム(168)に対向して配置されていることを特徴とするケージナット。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE202010012019U DE202010012019U1 (de) | 2010-08-31 | 2010-08-31 | Käfigmutter |
DE202010012019.5 | 2010-08-31 | ||
PCT/DE2011/050028 WO2012048686A1 (de) | 2010-08-31 | 2011-08-31 | Käfigmutter |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013536384A true JP2013536384A (ja) | 2013-09-19 |
Family
ID=43299514
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013525142A Pending JP2013536384A (ja) | 2010-08-31 | 2011-08-31 | ケージナット |
Country Status (11)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US9121431B2 (ja) |
EP (1) | EP2612041A1 (ja) |
JP (1) | JP2013536384A (ja) |
KR (1) | KR20130057456A (ja) |
CN (1) | CN103080570A (ja) |
AU (1) | AU2011316249A1 (ja) |
BR (1) | BR112013002470A2 (ja) |
CA (2) | CA2883732A1 (ja) |
DE (2) | DE202010012019U1 (ja) |
MX (1) | MX2013002346A (ja) |
WO (1) | WO2012048686A1 (ja) |
Families Citing this family (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE202010012019U1 (de) * | 2010-08-31 | 2010-12-02 | Acument Gmbh & Co. Ohg | Käfigmutter |
CN102979804B (zh) * | 2012-11-19 | 2015-11-25 | 华为技术有限公司 | 一种螺母、立柱和机柜 |
DE102013107371A1 (de) * | 2013-07-11 | 2015-01-15 | Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft | Schraubkäfig mit Mutter |
FR3009353B1 (fr) * | 2013-08-05 | 2016-01-22 | Lisi Aerospace | Ecrou flottant |
US20160076676A1 (en) * | 2014-09-15 | 2016-03-17 | Denso International America, Inc. | Connector device, connector having the same and tank for heat exchanger having the connector |
DE202015005604U1 (de) * | 2015-08-06 | 2016-11-08 | Dieter Ramsauer | Käfigmutter |
DE202015008989U1 (de) * | 2015-11-26 | 2016-07-01 | Villeroy & Boch Ag | Befestigungssystem für einen Toilettensitz, Käfig, Käfigmutter und Anordnung |
DE102016110754A1 (de) * | 2016-06-10 | 2017-12-14 | Huf Hülsbeck & Fürst Gmbh & Co. Kg | Befestigungsvorrichtung zum Befestigen eines ersten Bauteils an einem zweiten Bauteil |
WO2018044316A1 (en) * | 2016-09-02 | 2018-03-08 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Fastener hook |
US10408252B2 (en) * | 2017-05-30 | 2019-09-10 | A. Raymond Et Cie Scs | Self-locking channel nut and retainer assembly |
DE102017128842A1 (de) * | 2017-12-05 | 2019-06-06 | Illinois Tool Works Inc. | Verbinder mit vereinfachter und zuverlässigerer Montage |
JP6995662B2 (ja) * | 2018-02-24 | 2022-01-14 | 積水樹脂株式会社 | 固定用部材及びそれが用いられている簡易構造物 |
CN110429756B (zh) * | 2019-08-23 | 2020-08-25 | 杭州宝协机电有限公司 | 一种便于安装的伺服电机 |
EP3936681A1 (de) * | 2020-07-10 | 2022-01-12 | Schmitt, Götz S. | Montageclip, insbesondere zur montage von dielen, und zugehöriges montagesystem |
WO2022020250A1 (en) * | 2020-07-20 | 2022-01-27 | Sky Climber Fasteners LLC | Rivetless nut plate |
DE102020215474A1 (de) * | 2020-12-08 | 2022-06-09 | Volkswagen Aktiengesellschaft | Befestigungsanordnung und Verwendung einer Befestigungsanordnung |
CN113606242B (zh) * | 2021-07-28 | 2023-04-07 | 岚图汽车科技有限公司 | 一种防转螺母组件、转向器安装结构及安装方法 |
NL2030958B1 (en) * | 2022-02-16 | 2023-08-22 | Walraven Holding Bv J Van | Spring clip |
KR102555985B1 (ko) * | 2022-03-17 | 2023-07-18 | 최환령 | 자가 지지부재를 구비하여 원터치 시공이 가능하도록 한 볼트모듈 |
CN114738366B (zh) * | 2022-04-27 | 2023-09-19 | 岚图汽车科技有限公司 | 一种螺母板组件 |
DE202022104794U1 (de) | 2022-08-25 | 2023-11-28 | Marelli Automotive Lighting Reutlingen (Germany) GmbH | Einstellelement zur Einstellung eines Lichtmoduls |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2544410A1 (fr) * | 1983-04-18 | 1984-10-19 | Rapid Sa | Dispositif de fixation a ecrou retenu |
JPH0741043U (ja) * | 1993-12-28 | 1995-07-21 | ミサワホーム株式会社 | ナット具 |
EP0698741A1 (fr) * | 1994-07-18 | 1996-02-28 | Rapid S.A. | Vis à tête encagée pour montage en aveugle dans l'ouverture d'un panneau par exemple |
Family Cites Families (25)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2446070A (en) * | 1945-06-06 | 1948-07-27 | Jeremiah W Albin | Separable fastener |
US2681679A (en) | 1950-03-09 | 1954-06-22 | Illinois Tool Works | Nut cage |
US2633174A (en) * | 1950-03-09 | 1953-03-31 | Illinois Tool Works | Nut cage |
GB687618A (en) * | 1950-03-09 | 1953-02-18 | Illinois Tool Works | Improvements relating to nuts for receiving screw fastenings |
US2682906A (en) * | 1950-03-09 | 1954-07-06 | Illinois Tool Works | Nut cage |
US2748825A (en) * | 1951-04-05 | 1956-06-05 | Launay Pierre | Quarter turn dowel nut for caissons |
DE952044C (de) | 1953-10-10 | 1956-11-08 | Daimler Benz Ag | Kaefigmutter |
US3163198A (en) * | 1962-07-30 | 1964-12-29 | Victor F Zahodiakin | Stud receptacle assembly |
DE1400816A1 (de) * | 1963-09-17 | 1968-12-12 | Fa Artur Fischer | Vorrichtung zur Abstandsbefestigung von Bauteilen |
FR1595233A (ja) | 1968-12-17 | 1970-06-08 | ||
ES401780A2 (es) * | 1971-05-05 | 1975-04-01 | Materiel Et D Equipements Tecn | Perfeccionamientos introducidos en los sistemas constitui- dos por las tuercas prisioneras y sus cajas. |
FR2358580A1 (fr) * | 1976-07-16 | 1978-02-10 | Comet | Perfectionnements aux cages pour ecrous prisonniers et aux appareils et procedes pour fabriquer de telles cages |
US4606688A (en) | 1982-12-15 | 1986-08-19 | Eaton Corporation | Removable fastening assembly |
US4666355A (en) * | 1986-08-04 | 1987-05-19 | Usg Industries, Inc. | Top grip lock nut assembly |
FR2621361B1 (fr) * | 1987-10-05 | 1990-01-12 | Materiel Equip Tech Cie | Perfectionnements aux systemes de fixation comportant des ecrous emprisonnes dans des cages |
US5054978A (en) * | 1990-02-13 | 1991-10-08 | B-Line Systems, Inc. | Channel nut |
US5067863A (en) * | 1990-02-13 | 1991-11-26 | B-Line Systems, Inc. | Channel nut |
DE4128157C1 (ja) * | 1991-08-24 | 1992-09-10 | Walter Stauffenberg Gmbh & Co. Kg, 5980 Werdohl, De | |
JPH0741043A (ja) | 1993-08-02 | 1995-02-10 | Dainippon Printing Co Ltd | プレススルーパック用蓋材 |
FR2719637B1 (fr) | 1994-05-05 | 1996-06-07 | Rapid Sa | Ecrou encagé perfectionné. |
DE4433470C1 (de) | 1994-09-20 | 1996-02-15 | Raymond A Gmbh & Co Kg | Verfahren zur Herstellung einer zweiteiligen Käfigmutter |
DE10256859A1 (de) * | 2002-12-05 | 2004-06-24 | Hilti Ag | Befestigungssystem |
DE102004042564A1 (de) * | 2004-09-02 | 2006-03-09 | Ejot Gmbh & Co. Kg | U-förmiges Klemmstück |
DE102005032699B4 (de) | 2005-07-14 | 2007-08-23 | Itw Automotive Products Gmbh & Co. Kg | Befestigungsvorrichtung |
DE202010012019U1 (de) * | 2010-08-31 | 2010-12-02 | Acument Gmbh & Co. Ohg | Käfigmutter |
-
2010
- 2010-08-31 DE DE202010012019U patent/DE202010012019U1/de not_active Expired - Lifetime
-
2011
- 2011-08-31 WO PCT/DE2011/050028 patent/WO2012048686A1/de active Application Filing
- 2011-08-31 AU AU2011316249A patent/AU2011316249A1/en not_active Abandoned
- 2011-08-31 DE DE201111104226 patent/DE112011104226A5/de not_active Withdrawn
- 2011-08-31 CN CN2011800419804A patent/CN103080570A/zh active Pending
- 2011-08-31 KR KR20137003672A patent/KR20130057456A/ko not_active Application Discontinuation
- 2011-08-31 CA CA2883732A patent/CA2883732A1/en not_active Abandoned
- 2011-08-31 BR BR112013002470A patent/BR112013002470A2/pt not_active IP Right Cessation
- 2011-08-31 JP JP2013525142A patent/JP2013536384A/ja active Pending
- 2011-08-31 CA CA2806627A patent/CA2806627A1/en not_active Abandoned
- 2011-08-31 US US13/819,177 patent/US9121431B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2011-08-31 MX MX2013002346A patent/MX2013002346A/es not_active Application Discontinuation
- 2011-08-31 EP EP11782539.8A patent/EP2612041A1/de not_active Withdrawn
-
2015
- 2015-07-27 US US14/809,978 patent/US20150345536A1/en not_active Abandoned
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2544410A1 (fr) * | 1983-04-18 | 1984-10-19 | Rapid Sa | Dispositif de fixation a ecrou retenu |
JPH0741043U (ja) * | 1993-12-28 | 1995-07-21 | ミサワホーム株式会社 | ナット具 |
EP0698741A1 (fr) * | 1994-07-18 | 1996-02-28 | Rapid S.A. | Vis à tête encagée pour montage en aveugle dans l'ouverture d'un panneau par exemple |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE112011104226A5 (de) | 2013-09-26 |
BR112013002470A2 (pt) | 2016-05-24 |
US20130156526A1 (en) | 2013-06-20 |
US9121431B2 (en) | 2015-09-01 |
DE202010012019U1 (de) | 2010-12-02 |
CA2883732A1 (en) | 2012-04-19 |
US20150345536A1 (en) | 2015-12-03 |
CA2806627A1 (en) | 2012-04-19 |
CN103080570A (zh) | 2013-05-01 |
WO2012048686A1 (de) | 2012-04-19 |
AU2011316249A1 (en) | 2013-02-14 |
MX2013002346A (es) | 2013-05-20 |
KR20130057456A (ko) | 2013-05-31 |
EP2612041A1 (de) | 2013-07-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2013536384A (ja) | ケージナット | |
US7997843B2 (en) | Fastener for securing together two panels | |
US8657545B2 (en) | Strut clamp | |
KR102633255B1 (ko) | 체결 장치 및 체결 어셈블리 | |
US7096845B1 (en) | Captured nut using a stamped retention feature | |
US8757952B2 (en) | Fastener for securing together two panels | |
US10907671B2 (en) | Fastener for securing together two panels | |
US20180355646A1 (en) | Vehicle hood hinge | |
CN107735580B (zh) | 固定装置 | |
AU2018391659B2 (en) | Load carrier foot | |
JP6617145B2 (ja) | 座席トラック取付具 | |
KR20160027006A (ko) | 체결 요소 및 체결 조립체 | |
TWI547649B (zh) | 固定裝置 | |
US7600735B2 (en) | Sliding clip to retain a captured nut | |
EP3322642B1 (en) | Connector for an aircraft seat | |
US9180564B2 (en) | Device for securing a cap screw to an element that is to be attached to another element | |
FR2775032A1 (fr) | Ecrou-raccord avec un socle de fixation | |
JP2007309498A (ja) | クリップナット | |
CA2807592C (en) | Anti-backlash device | |
JP2009097621A (ja) | レール・ナット装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140128 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140204 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20140708 |