JP2013534778A - Lte−aのためのヘテロジニアスなネットワークにおける制御/データ分割スキームの方法 - Google Patents

Lte−aのためのヘテロジニアスなネットワークにおける制御/データ分割スキームの方法 Download PDF

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Abstract

異なる電力クラスの基地局(BS)が存在する場合、制御チャネルとデータ・チャネルとの両方において、ユーザ機器(UE)への干渉を低減するために、異なるBSからの送信を調整する必要がありうる。異なる調整方法が存在する。いくつかの実施形態については、時分割多重(TDM)リソース分割が、サブフレーム・レベルにおいて、複数のBSに対して実行されうる。TDMリソース分割は、制御チャネル干渉を回避しうる。なぜなら、制御チャネルのための時間および周波数におけるリソース・マッピングは、周波数領域全体に及びうるからである。しかしながら、UEのデータ・レートは、サブフレームのTDM分割によって制限されうる。言い換えれば、制限は、制御チャネル干渉調整に由来しうる。いくつかの実施形態については、UEは、UEのために分割されたサブフレームとは別のサブフレームで送信および/または受信しうる。

Description

関連出願に対する相互参照
本願は、全体が参照によって本明細書に明確に組み込まれている2010年6月23日出願の米国仮出願61/357,878号に対する優先権を主張する。
本開示は、一般に、通信に関し、さらに詳しくは、無線通信ネットワークにおける通信をサポートするための技術に関する。
無線通信ネットワークは、例えば音声、ビデオ、パケット・データ、メッセージング、ブロードキャスト等のようなさまざまな通信サービスを提供するために広く開発された。これら無線ネットワークは、利用可能なネットワーク・リソースを共有することにより、複数のユーザをサポートすることができる多元接続ネットワークでありうる。
このような多元接続ネットワークの例は、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交FDMA(OFDMA)ネットワーク、およびシングル・キャリアFDMA(SC−FDMA)ネットワークを含む。
無線通信ネットワークは、多くのユーザ機器(UE)のための通信をサポートしうる多くの基地局を含みうる。UEは、ダウンリンクおよびアップリンクによって基地局と通信しうる。ダウンリンク(すなわち順方向リンク)は、基地局からUEへの通信リンクを称し、アップリンク(すなわち逆方向リンク)は、UEから基地局への通信リンクを称する。
基地局は、ダウンリンクでUEへデータおよび制御情報を送信し、および/または、アップリンクでUEからデータおよび制御情報を受信しうる。ダウンリンクにおいては、基地局からの送信が、近隣の基地局からの送信による干渉を観察しうる。アップリンクにおいては、UEからの送信が、近隣の基地局と通信する他のUEからの送信への干渉をもたらしうる。この干渉は、ダウンリンクとアップリンクとの両方のパフォーマンスを低下させうる。
本開示の態様では、無線通信のための方法が提供される。この方法は一般に、サービス提供しているノードBと、1または複数のサービス提供していないノードBとの間でのリソースの協調的な分割によって保護されているサブフレームを識別することと、1または複数のサービス提供していないノードBに割り当てられたサブフレームのサブセットにおけるダウンリンク送信に関する許可メッセージを、サービス提供しているノードBに割り当てられたサブフレームで送信することと、サブフレームのサブセットで送信されるべき、ユーザ機器(UE)によって利用可能な1または複数の基準信号を、識別することと、を含む。
本開示の態様では、無線通信のための装置が提供される。この装置は一般に、サービス提供しているノードBと、1または複数のサービス提供していないノードBとの間でのリソースの協調的な分割によって保護されているサブフレームを識別する手段と、1または複数のサービス提供していないノードBに割り当てられたサブフレームのサブセットにおけるダウンリンク送信に関する許可メッセージを、サービス提供しているノードBに割り当てられたサブフレームで送信する手段と、サブフレームのサブセットで送信されるべき、ユーザ機器(UE)によって利用可能な1または複数の基準信号を識別する手段と、を含む。
本開示の態様では、無線通信のための装置が提供される。この装置は、一般に、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサに接続されたメモリとを含む。この少なくとも1つのプロセッサは一般に、サービス提供しているノードBと、1または複数のサービス提供していないノードBとの間でのリソースの協調的な分割によって保護されているサブフレームを識別し、1または複数のサービス提供していないノードBに割り当てられたサブフレームのサブセットにおけるダウンリンク送信に関する許可メッセージを、サービス提供しているノードBに割り当てられたサブフレームで送信し、サブフレームのサブセットで送信されるべき、ユーザ機器(UE)によって利用可能な1または複数の基準信号を識別する、ように構成される。
本開示の態様では、無線通信のためのコンピュータ・プログラム製品が提供される。このコンピュータ・プログラム製品は一般に、サービス提供しているノードBと、1または複数のサービス提供していないノードBとの間でのリソースの協調的な分割によって保護されているサブフレームを識別することと、1または複数のサービス提供していないノードBに割り当てられたサブフレームのサブセットにおけるダウンリンク送信に関する許可メッセージを、サービス提供しているノードBに割り当てられたサブフレームで送信することと、サブフレームのサブセットで送信されるべき、ユーザ機器(UE)によって利用可能な1または複数の基準信号を識別することと、のためのコードを有するコンピュータ読取可能な媒体を含む。
本開示の態様では、無線通信のための方法が提供される。この方法は一般に、1または複数のサービス提供していないノードBに割り当てられたサブフレームのサブセットにおけるダウンリンク送信に関する許可メッセージを、サービス提供しているノードBに割り当てられたサブフレームで受信することと、サブフレームのサブセットで受信されるべき、ユーザ機器(UE)によって利用可能な1または複数の基準信号を示す信号を受信することと、を含む。
本開示の態様では、無線通信のための装置が提供される。この装置は一般に、1または複数のサービス提供していないノードBに割り当てられたサブフレームのサブセットにおけるダウンリンク送信に関する許可メッセージを、サービス提供しているノードBに割り当てられたサブフレームで受信する手段と、サブフレームのサブセットで受信されるべき、ユーザ機器(UE)によって利用可能な1または複数の基準信号を示す信号を受信する手段と、を含む。
本開示の態様では、無線通信のための装置が提供される。この装置は、一般に、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサに接続されたメモリとを含む。この少なくとも1つのプロセッサは一般に、1または複数のサービス提供していないノードBに割り当てられたサブフレームのサブセットにおけるダウンリンク送信に関する許可メッセージを、サービス提供しているノードBに割り当てられたサブフレームで受信し、サブフレームのサブセットで受信されるべき、ユーザ機器(UE)によって利用可能な1または複数の基準信号を示す信号を受信する、ように構成される。
本開示の態様では、無線通信のためのコンピュータ・プログラム製品が提供される。このコンピュータ・プログラム製品は一般に、1または複数のサービス提供していないノードBに割り当てられたサブフレームのサブセットにおけるダウンリンク送信に関する許可メッセージを、サービス提供しているノードBに割り当てられたサブフレームで受信することと、サブフレームのサブセットで受信されるべき、ユーザ機器(UE)によって利用可能な1または複数の基準信号を示す信号を受信することと、のためのコードを有するコンピュータ読取可能な媒体を含む。
図1は、本開示のある態様にしたがう無線通信ネットワークの例を概念的に例示するブロック図である。 図2は、本開示のある態様にしたがう無線通信ネットワークにおいて、ユーザ機器デバイス(UE)と通信しているノードBの例を概念的に例示するブロック図である。 図3は、本開示のある態様にしたがう無線通信ネットワークにおけるフレーム構造の例を概念的に例示するブロック図である。 図4は、本開示のある態様にしたがって、通常のサイクリック・プレフィクスを用いたダウンリンクのための2つの典型的なサブフレーム・フォーマットを例示する。 図5は、本開示のある態様にしたがう典型的な支配的干渉シナリオを図示する。 図6は、本開示のある態様にしたがう、ヘテロジニアスなネットワークにおけるサブフレームの協調的な分割の例を例示する。 図7は、本開示のある態様にしたがう、2つの基地局(BS)間のリソース衝突の例を例示する。 図8は、本開示のある態様にしたがって、UEによって利用可能な、サービス提供していないBSからの基準信号(RS)のサブセットを識別することができる、サービス提供しているBSとUEとを備えるシステムの例を例示する。 図9は、本開示のある態様にしたがって、BSから送信されたデータとの衝突を回避しうる、UEによって利用可能なRSを識別するための動作の例を例示する。 図10は、本開示のある態様にしたがって、BSから利用可能であると示されたRSを用いるための動作の例を例示する。
異なる電力クラスの基地局(BS)が存在する場合、制御チャネルとデータ・チャネルとの両方において、ユーザ機器(UE)への干渉を低減するために、異なるBSからの送信を調整する必要がありうる。異なる調整方法が存在する。いくつかの実施形態については、時分割多重(TDM)リソース分割が、サブフレーム・レベルにおいて、複数のBSにわたって実行されうる。TDMリソース分割は、制御チャネル干渉を回避しうる。なぜなら、制御チャネルのための時間および周波数におけるリソース・マッピングは、周波数領域全体に及びうるからである。しかしながら、UEのデータ・レートは、サブフレームのTDM分割によって制限されうる。言い換えれば、制限は、制御チャネル干渉調整に由来しうる。いくつかの実施形態については、UEは、以下にさらに詳しく説明されるように、UEのために分割されたサブフレームとは別のサブフレームで送信および/または受信しうる。
本明細書に記載された技術は、例えばCDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMA、およびその他のネットワークのようなさまざまな無線通信ネットワークのために使用されうる。用語「ネットワーク」および「システム」は、しばしば置換可能に使用される。CDMAネットワークは、例えば、ユニバーサル地上ラジオ・アクセス(UTRA)、cdma2000等のようなラジオ技術を実現しうる。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA)、時分割同期CDMA(TD−SCDMA)、およびCDMAのその他の変形を含んでいる。cdma2000は、IS−2000規格、IS−95規格、およびIS−856規格をカバーする。TDMAネットワークは、例えばグローバル移動体通信システム(GSM(登録商標))のようなラジオ技術を実現しうる。OFDMAネットワークは、例えば、イボルブドUTRA(E−UTRA)、ウルトラ・モバイル・ブロードバンド(UMB)、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、Flash−OFDM(登録商標)等のようなラジオ技術を実現する。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(UMTS)の一部である。3GPPロング・ターム・イボリューション(LTE)およびLTEアドバンスト(LTE−A)は、周波数分割多重(FDD)と時分割多重(TDD)との両方において、ダウンリンクではOFDMAを適用し、アップリンクではSC−FDMAを適用するE−UTRAを用いるUMTSの新たなリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、LTE−A、およびGSMは、「第3世代パートナシップ計画」(3GPP)と命名された組織からの文書に記載されている。cdma2000およびUMBは、「第3世代パートナシップ計画2」(3GPP2)と命名された組織からの文書に記載されている。本明細書で記載された技術は、他の無線ネットワークおよびラジオ技術と同様に、前述された無線ネットワークおよびラジオ技術のために使用されうる。明確化のために、これら技術のある態様は、以下において、LTEに関して記載されており、LTE用語が以下の説明の多くで使用される。
図1は、サービス提供していないeNBからの利用可能な基準信号を識別するための手順が実行されうる無線通信ネットワーク100を示す。このネットワーク100は、LTEネットワークまたはその他いくつかの無線ネットワークでありうる。無線ネットワーク100は、多くのイボルブド・ノードB(eNB)110およびその他のネットワーク・エンティティを含みうる。eNBは、UEと通信するエンティティであり、基地局、ノードB、アクセス・ポイント等とも称されうる。おのおののeNBは、特定の地理的エリアのために通信有効通信範囲を提供する。3GPPでは、用語「セル」は、この用語が使用されるコンテキストに依存して、この有効通信範囲エリアにサービス提供しているeNBおよび/またはeNBサブシステムからなる有効通信範囲エリアを称しうる。
eNBは、マクロ・セル、ピコ・セル、フェムト・セル、および/または、その他のタイプのセルのために、通信有効通信範囲を提供しうる。マクロ・セルは、比較的大きな地理的エリア(例えば、半径数キロメータ)をカバーし、サービス加入を持つUEによる無制限のアクセスを許可しうる。ピコ・セルは、比較的小さな地理的エリアをカバーし、サービス加入を持つUEによる無制限のアクセスを許可しうる。フェムト・セルは、比較的小さな地理的エリア(例えば、住宅)をカバーし、フェムト・セルとの関連を持つUE(例えば、クローズド加入者グループ(CSG)におけるUE)によって制限されたアクセスを許可しうる。マクロ・セルのためのeNBは、マクロeNBと称されうる。ピコ・セルのためのeNBは、ピコeNBと称されうる。フェムト・セルのためのeNBは、フェムトeNBまたはホームeNB(HeNB)と称されうる。図1に示す例では、eNB110aは、マクロ・セル102aのためのマクロeNBであり、eNB110bは、ピコ・セル102bのためのピコeNBであり、eNB110cは、フェムト・セル102cのためのフェムトeNBでありうる。eNBは、1または複数(例えば3つ)のセルをサポートしうる。「eNB」、「基地局」、および「セル」という用語は、本明細書において置換可能に使用されうる。
無線ネットワーク100はさらに、リレー局をも含みうる。リレー局は、データの伝送を上流局(例えば、eNBまたはUE)から受信し、データの伝送を下流局(例えば、UEまたはeNB)へ送信するエンティティである。リレー局はまた、他のUEのための送信を中継するUEでもありうる。図1に示される例において、リレー局110dは、eNB110aとUE120dとの間の通信を容易にするために、マクロeNB110aおよびUE120dと通信しうる。リレー局はまた、リレーeNB、リレー基地局、リレー等とも称されうる。
無線ネットワーク100はまた、例えば、マクロeNB、ピコeNB、フェムトeNB、リレーeNB等のような異なるタイプのeNBを含むヘテロジニアスなネットワークでありうる。これら異なるタイプのeNBは、異なる送信電力レベル、異なる有効通信範囲エリア、および、無線ネットワーク100内の干渉に対する異なるインパクトを有しうる。例えば、マクロeNBは、高い送信電力レベル(例えば、5乃至40ワット)を有する一方、ピコeNB、フェムトeNB、およびリレーeNBは、低い送信電力レベル(例えば、0.1乃至2ワット)を有しうる。
ネットワーク・コントローラ130は、eNBのセットに接続しており、これらeNBのために調整および制御を提供しうる。ネットワーク・コントローラ130は、バックホールを介してeNBと通信しうる。eNBはまた、例えば、ダイレクトに、または、無線または有線のバックホールを介して非ダイレクトに、互いに通信しうる。
ある態様によれば、以下により詳しく記載されるように、eNBは、セル間干渉調整(ICIC)を実行しうる。ICICは、強い干渉元のeNBの近傍に配置されたeNBにリソースを割り当てるリソース調整/区分を達成するための、eNB間でのネゴシエーションを含みうる。干渉元のeNBは、恐らくはCRSを除いて、割り当てられた/保護されたリソースにおける送信を回避しうる。その後、UEは、干渉元のeNBの存在下において、保護されたリソースでeNBと通信しうる。そして、(恐らくはCRSを除いて)干渉元のeNBからの干渉を観察しない。
無線ネットワーク100の全体にわたってUE120が分布しうる。そして、おのおののUEは、固定式または移動式でありうる。UEは、端末、移動局、加入者ユニット、局等とも称されうる。UEは、セルラ電話、携帯情報端末(PDA)、無線モデム、無線通信デバイス、ハンドヘルド・デバイス、ラップトップ・コンピュータ、コードレス電話、無線ローカル・ループ(WLL)局、スマート・フォン、ネットブック、スマートブック等でありうる。
図2は、図1における基地局/eNBのうちの1つ、およびUEのうちの1つでありうる、基地局/eNB110とUE120との設計のブロック図を示す。基地局110は、T個のアンテナ234a乃至234tを備え、UE120は、R個のアンテナ252a乃至252rを備えうる。ここで、一般に、T≧1およびR≧1である。
基地局110では、送信プロセッサ220が、1または複数のUEのためのデータを、データ・ソース212から受け取り、UEから受信したCQIに基づいて、各UEのための1または複数の変調および符号化スキーム(MCS)を選択し、UEのために選択されたMCS(単数または複数)に基づいて、各UEのためのデータを処理(例えば、符号化および変調)し、すべてのUEのためのデータ・シンボルを提供しうる。送信プロセッサ220はまた、(例えば、SRPI等のための)システム情報および制御情報(例えば、CQI要求、許可、上位レイヤ・シグナリング等)を処理し、オーバヘッド・シンボルおよび制御シンボルを提供しうる。プロセッサ220はまた、基準信号(例えば、CRS)および同期信号(例えば、PSSおよびSSS)のための基準シンボルを生成しうる。送信(TX)複数入力複数出力(MIMO)プロセッサ230は、適用可能であれば、データ・シンボル、制御シンボル、オーバヘッド・シンボル、および/または、基準シンボルに空間処理(例えば、プリコーディング)を実行し、T個の出力シンボル・ストリームをT個の変調器(MOD)232a乃至232tに提供しうる。おのおのの変調器232は、(例えば、OFDM等のために)それぞれの出力シンボル・ストリームを処理して、出力サンプル・ストリームを得る。おのおのの変調器232はさらに、出力サンプル・ストリームを処理(例えば、アナログ変換、増幅、フィルタ、およびアップコンバート)し、ダウンリンク信号を取得する。変調器232a乃至232tからのT個のダウンリンク信号は、T個のアンテナ234a乃至234tによってそれぞれ送信されうる。
UE120では、アンテナ252a乃至252rが、基地局110および/またはその他の基地局からダウンリンク信号を受信し、受信した信号を、復調器(DEMOD)254a乃至254rへそれぞれ提供しうる。おのおのの復調器254は、受信されたそれぞれの信号を調整(例えば、フィルタ、増幅、ダウンコンバート、およびデジタル化)して、入力サンプルを取得しうる。おのおのの復調器254はさらに、(例えば、OFDM等のため)これら入力サンプルを処理して、受信されたシンボルを取得しうる。MIMO検出器256は、R個すべての復調器254a乃至254rから受信したシンボルを取得し、適用可能である場合、これら受信されたシンボルに対してMIMO検出を実行し、検出されたシンボルを提供しうる。受信プロセッサ258は、検出されたシンボルを処理(例えば、復調および復号)し、復号されたデータをUE120のためにデータ・シンク260に提供し、復号された制御情報およびシステム情報をコントローラ/プロセッサ280へ提供しうる。以下に記載されるように、チャネル・プロセッサ284は、RSRP、RSSI、RSRQ、CQI等を決定しうる。
アップリンクでは、UE120において、送信プロセッサ264が、データ・ソース262からデータを、コントローラ/プロセッサ280から(例えば、RSRP、RSSI、RSRQ、CQI等を備えるレポートのための)制御情報を受け取り、これらを処理しうる。プロセッサ264はさらに、1または複数の基準信号のための基準シンボルを生成しうる。送信プロセッサ264からのシンボルは、適用可能であれば、TX MIMOプロセッサ266によってプリコードされ、さらに、(例えば、SC−FDM、OFDM等のために)変調器254a乃至254rによって処理され、基地局110へ送信される。基地局110では、UE120およびその他のUEからのアップリンク信号が、アンテナ234によって受信され、復調器232によって処理され、適用可能な場合にはMIMO検出器236によって検出され、さらに、受信プロセッサ238によって処理されて、UE120へ送信された復号されたデータおよび制御情報が取得される。プロセッサ238は、復号されたデータをデータ・シンク239へ提供し、復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ240へ提供しうる。
コントローラ/プロセッサ240,280は、基地局110およびUE120それぞれにおける動作を指示しうる。基地局110におけるプロセッサ240および/またはその他のプロセッサおよびモジュールは、本明細書に記載されているように、さまざまなランダム・アクセス手順のためにUEを設定するための動作を実行または指示し、この手順を行っている間、1または複数の属性を識別しうる。例えば、UE120におけるプロセッサ280および/またはその他のプロセッサおよびモジュールは、本明細書で説明されたさまざまなランダム・アクセス手順のための動作の実行または指示を行いうる。メモリ242,282は、基地局110およびUE120それぞれのためのデータおよびプログラム・コードを格納しうる。スケジューラ244は、ダウンリンクおよび/またはアップリンクでのデータ送信のためにUEをスケジュールしうる。
図3は、LTEにおけるFDDのための典型的なフレーム構造300を示す。ダウンリンクおよびアップリンクのおのおののための送信タイムラインは、ラジオ・フレームの単位に分割されうる。おのおののラジオ・フレームは、(例えば10ミリ秒(ms)のような)予め定められた持続時間を有し、0乃至9のインデクスを付された10個のサブフレームへ区分されうる。おのおののサブフレームは2つのスロットを含みうる。したがって、おのおののラジオ・フレームは、0乃至19のインデクスを付された20のスロットを含みうる。おのおののスロットは、L個のシンボル期間、例えば、通常のサイクリック・プレフィクスの場合、7つのシンボル期間を含み、または、拡張されたサイクリック・プレフィクスの場合、6つのシンボル期間を含みうる。おのおののサブフレームでは、2L個のシンボル期間が、0乃至2L−1のインデクスを割り当てられうる。
LTEでは、eNBはまた、eNBによってサポートされるおのおののセルのためのシステム帯域幅の中央の1.08MHzで、ダウンリンクで一次同期信号(PSS)および二次同期信号(SSS)を送信しうる。図3に示すように、PSSおよびSSSは、通常のサイクリック・プレフィクスを持つ各ラジオ・フレームのサブフレーム0およびサブフレーム5において、シンボル期間6およびシンボル期間5でそれぞれ送信されうる。PSSおよびSSSは、UEによって、セル探索および獲得のために使用されうる。eNBは、eNBによってサポートされているおのおののセルについて、システム帯域幅で、セル特有基準信号(CRS)を送信しうる。CRSは、おのおののサブフレームのあるシンボル期間で送信されうる。そして、チャネル推定、チャネル品質測定、および/または、その他の機能を実行するために、UEによって使用されうる。eNBはまた、あるラジオ・フレームのスロット1におけるシンボル期間0乃至3で、物理ブロードキャスト・チャネル(PBCH)を送信しうる。PBCHは、いくつかのシステム情報を伝送しうる。eNBは、例えばシステム情報ブロック(SIB)のようなその他のシステム情報を、あるサブフレームで、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)で送信しうる。eNBは、サブフレームの最初のB個のシンボル期間において、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)で制御情報/データを送信しうる。ここで、Bは各サブフレームについて設定可能でありうる。eNBは、各サブフレームの残りのシンボル期間において、PDSCHで、トラフィック・データおよび/またはその他のデータを送信しうる。
図4は、通常のサイクリック・プレフィクスを用いたダウンリンクのための典型的なサブフレーム・フォーマット410,420を示す。ダウンリンクのために利用可能な時間周波数リソースは、リソース・ブロックに分割されうる。おのおののリソース・ブロックは、1つのスロット内に12のサブキャリアをカバーし、多くのリソース要素を含みうる。おのおののリソース要素は、1つのシンボル期間において1つのサブキャリアをカバーし、実数値または複素数値である1つの変調シンボルを送信するために使用されうる。
サブフレーム・フォーマット410は、2つのアンテナを装備したeNBのために使用されうる。CRSは、シンボル期間0,4,7,11において、アンテナ0,1から送信されうる。基準信号は、送信機および受信機に演繹的に知られている信号であり、パイロットと称されうる。CRSは、例えば、セル識別情報(ID)に基づいて生成された、セルに特有の基準信号である。図4では、ラベルRを付された所与のリソース要素について、アンテナaから、このリソース要素で変調シンボルが送信され、他のアンテナからは、このリソース要素で、変調シンボルは送信されない。サブフレーム・フォーマット420は、4つのアンテナを装備したeNBのために使用されうる。CRSは、シンボル期間0,4,7,11において、アンテナ0,1から送信され、シンボル期間1,8において、アンテナ2,3から送信されうる。サブフレーム・フォーマット410,420の両方について、セルIDに基づいて決定されうる、等間隔で配置されたサブキャリアでCRSが送信されうる。異なるeNBは、これらのセルIDに依存して、同じキャリアまたは別のサブキャリアで、CRSを送信しうる。サブフレーム・フォーマット410,420の両方について、CRSのために使用されていないリソース要素は、データ(例えば、トラフィック・データ、制御データ、および/または、その他のデータ)を送信するために使用されうる。
LTEにおけるPSS、SSS、CRS、およびPBCHは、公的に利用可能な「イボルブド・ユニバーサル地上ラジオ・アクセス(E−UTRA);物理チャネルおよび変調」(Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Physical Channels and Modulation)と題された3GPP TS 36.211に記載されている。
LTEでは、FDDについて、ダウンリンクおよびアップリンクのおのおののために、インタレース構造が使用されうる。例えば、0乃至Q−1のインデクスを持つQ個のインタレースが定義される。ここで、Qは、4,6,8,10またはその他いくつかの値に等しい。おのおののインタレースは、Q個のフレームによって間隔を置かれているサブフレームを含みうる。特に、インタレースqは、サブフレームq、q+Q、q+2Q等を含みうる。ここでq∈{0,・・・,Q−1}である。
無線ネットワークは、ダウンリンクおよびアップリンクにおけるデータ送信のために、ハイブリッド自動再送信(HARQ)をサポートしうる。HARQの場合、パケットが受信機(例えば、UE)によって正確に復号されるか、または、その他の終了条件に到達するまで、送信機(例えば、eNB)は、パケットの1または複数の伝送を送りうる。同期HARQの場合、パケットのすべての送信が、単一のインタレースのサブフレームで送信されうる。非同期HARQの場合、パケットの送信はそれぞれ、任意のサブフレームで送られうる。
UEは、複数のeNBの有効通信範囲内に位置しうる。これらのeNBのうちの1つが、UEにサービス提供するために選択されうる。サービス提供eNBは、例えば受信信号強度、受信信号品質、経路喪失等のようなさまざまな基準に基づいて選択されうる。受信信号品質は、信号対雑音および干渉比(SINR)、または基準信号受信品質(RSRQ)、またはその他のメトリックによって定量化されうる。UEは、1または複数の干渉元のeNBから高い干渉を観察しうる支配的な干渉シナリオで動作しうる。
図5は、典型的な支配的干渉シナリオを示す。図5に図示される例では、UE Tは、サービス提供しているeNB Yと通信し、強い/支配的な干渉元のeNB Zからの高い干渉を観察しうる。
支配的な干渉シナリオは、制限された関連付けによって生じうる。例えば、図5では、eNB Yは、マクロeNBであり、eNB Zは、フェムトeNBでありうる。UE T は、フェムトeNB Zの近くに位置しており、eNB Zについて、高い受信電力を有しうる。しかしながら、UE Tは、制限された関連付けによって、フェムトeNB Zへアクセスすることができず、低い受信電力のマクロeNB Yに接続しうる。UE Tは、その後、ダウンリンクで、フェムトeNB Zからの高い干渉を観察し、アップリンクで、フェムトeNB Zへの高い干渉を引き起こしうる。
支配的な干渉シナリオはまた、範囲拡張によっても生じうる。これは、経路喪失が低く、かつ、UEによって検出されたすべてのeNBの中でも恐らくはSINRが低いeNBにUEが接続するシナリオである。例えば、図5では、eNB Yは、ピコeNBであり、干渉元のeNB Zは、マクロeNBでありうる。UE Tは、マクロeNB ZよりもピコeNB Yの近くに配置され、ピコeNB Yに関し低い経路喪失しか有さない。しかしながら、UE Tは、マクロeNB Zと比較してピコeNB Yの送信電力レベルが低いことによって、ピコeNB Yについて、マクロeNB Zよりも低い受信電力しか有さない。それにも関わらず、UE Tは、低い経路喪失によって、ピコeNB Yに接続することが望ましいことがありうる。この結果、UE Tにとって、所与のデータ・レートの場合、無線ネットワークへの干渉が低くなりうる。
一般に、UEは、任意の数のeNBの有効通信範囲内に位置しうる。1つのeNBが、UEにサービス提供するために選択され、残りのeNBは、干渉元のeNBでありうる。UEは、このように、任意の数の干渉元のeNBを有しうる。明瞭さのために、説明の多くは、サービス提供している1つのeNB Yと、干渉元の1つのeNB Zとを備えた図5に示されるシナリオを仮定する。
支配的な干渉シナリオにおける通信は、セル間干渉調整(ICIC)を実行することによってサポートされうる。ICICのある態様によれば、強い干渉元のeNBの近傍に位置するeNBへリソースを割り当てるために、リソース調整/分割が実行されうる。干渉元のeNBは、恐らくはCRSを除いて、割り当てられた/保護されたリソースにおける送信を回避しうる。その後、UEは、干渉元のeNBの存在下において、保護されたリソースでeNBと通信しうる。そして、(恐らくはCRSを除いて)干渉元のeNBからの干渉を観察しない。
一般に、時間リソースおよび/または周波数リソースは、リソース分割によってeNBに割り当てられうる。ある態様によれば、システム帯域幅は、多くのサブ帯域に分割されうる。そして、1または複数のサブ帯域が、eNBへ割り当てられうる。別の設計では、サブフレームのセットが、eNBに割り当てられうる。また別の設計では、リソース・ブロックのセットが、eNBに割り当てられうる。明瞭さのために、以下の説明の多くは、1または複数のインタレースがeNBへ割り当てられうる時分割多重(TDM)リソース分割設計を仮定する。割り当てられたインタレース(単数または複数)のサブフレームは、強い干渉元のeNBから、低減された干渉を観察するか、または、まったく干渉を観察しない。
図6は、図5における支配的な干渉シナリオにおける通信をサポートするためのTDMリソース分割の例を示す。図6に示す例では、eNB Yは、インタレース0を割り当てられ、eNB Zは、例えば、バックホールを介したeNB間のネゴシエーションによって、準静的または静的な方式で、インタレース7を割り当てられうる。eNB Yは、インタレース0のサブフレームでデータを送信しうる。そして、インタレース7のサブフレームでデータを送信することを回避しうる。反対に、eNB Zは、インタレース7のサブフレームでデータを送信しうる。そして、インタレース0のサブフレームでデータを送信することを回避しうる。残りのインタレース1乃至6のサブフレームは、eNB Yおよび/またはeNB Zに適応的/動的に割り当てられうる。
表1は、1つの設計にしたがう異なるタイプのサブフレームをリストする。eNB Yの観点から、eNB Yに割り当てられたインタレースは、干渉元のeNBからの干渉がほとんどまたはまったくない、eNB Yによって使用されうる「保護」サブフレーム(Uサブフレーム)を含みうる。別のeNB Zに割り当てられたインタレースは、データ送信のためにeNB Yによって使用されることができない「禁止」サブフレーム(Nサブフレーム)を含みうる。どのeNBにも割り当てられていないインタレースは、異なるeNBによって使用されうる「共通」サブフレーム(Cサブフレーム)を含みうる。適応的に割り当てられたサブフレームは、「A」プレフィクスを用いて示され、保護サブフレーム(AUサブフレーム)、または禁止サブフレーム(ANサブフレーム)、または共通サブフレーム(ACサブフレーム)でありうる。また、別のタイプのサブフレームは、別の名前でも称されうる。例えば、保護サブフレームは、予約サブフレーム、割当サブフレーム等と称されうる。
Figure 2013534778
ある態様によれば、eNBは、静的リソース分割情報(SRPI:static resource partitioning information)をUEへ送信しうる。ある態様によれば、SRPIは、Q個のインタレースのために、Q個のフィールドを備えうる。各インタレースのフィールドは、eNBに割り当てられ、Uサブフレームを含むインタレースを示すために「U」に設定されうるか、または、別のeNBに割り当てられ、Nサブフレームを含むインタレースを示すために「N」に設定されうるか、または、任意のeNBに適応的に割り当てられ、Xサブフレームを含むインタレースを示すために「X」に設定されうる。UEは、eNBからSRPIを受信し、SRPIに基づいて、eNBに関するUサブフレームおよびNサブフレームを識別しうる。SRPIにおいて「X」としてマークされている各インタレースについて、UEは、このインタレースにおけるXサブフレームがAUサブフレームになるか、ANサブフレームになるか、またはACサブフレームになるかを知らない場合がありうる。UEは、SRPIによるリソース分割の準静的部分しか知らないのに対し、eNBは、リソース分割の準静的部分と適応部分との両方を知りうる。図6に示される例では、eNB YのSRPIは、インタレース0について「U」を含み、残りのおのおののインタレースについて「X」を含みうる。eNB ZのSRPIは、インタレース7について「U」を含み、インタレース0について「N」を含み、残りのおのおののインタレースについて「X」を含みうる。
UEは、サービス提供しているeNBからのCRSに基づいて、サービス提供しているeNBの受信信号品質を推定しうる。UEは、受信信号品質に基づいてCQIを決定し、このCQIを、サービス提供しているeNBへレポートしうる。サービス提供しているeNBは、リンク適応ためにこのCQIを用い、UEへのデータ送信のための変調および符号化スキーム(MCS)を選択する。異なるタイプのサブフレームは、異なる量の干渉を有しうるので、非常に異なるCQIを有しうる。特に、保護サブフレーム(例えば、UサブフレームおよびAUサブフレーム)は、良好なCQIによって特徴付けられうる。なぜなら、支配的な干渉元のeNBは、これらサブフレームでは送信しないからである。対照的に、1または複数の支配的な干渉元のeNBが送信しうる(例えば、Nサブフレーム、ANサブフレーム、およびACサブフレームのような)その他のサブフレームの場合、CQIは、格段に悪化しうる。CQIの観点から、AUサブフレームは、Uサブフレームと等価でありうる(ともに、保護されている)。そして、ANサブフレームは、Nサブフレームと等価でありうる(ともに、禁止されている)。ACサブフレームは、完全に異なるCQIによって特徴付けられうる。良好なリンク適応パフォーマンスを達成するために、サービス提供しているeNBは、トラフィック・データをUEへ送信する各サブフレームについて、比較的正確なCQIを有していなければならない。
(LTE−Aのためのヘテロジニアスなネットワークにおける制御/データ分割スキームの方法)
異なる電力クラスのeNBが存在する場合、制御チャネルとデータ・チャネルとの両方において、UEへの干渉を低減するために、異なるeNBからの送信を調整する必要がありうる。異なる調整方法が存在する。いくつかの実施形態については、時分割多重(TDM)リソース分割が、サブフレーム・レベルにおいて、複数のeNBに対して実行されうる。TDMリソース分割は、制御チャネル干渉を回避しうる。なぜなら、制御チャネルのための時間および周波数におけるリソース・マッピングは、周波数領域全体に及びうるからである。しかしながら、UEのデータ・レートは、サブフレームのTDM分割によって制限されうる。言い換えれば、制限は、制御チャネル干渉調整に由来しうる。いくつかの実施形態については、UEは、以下にさらに詳しく説明されるように、UEのために分割されたサブフレームとは別のサブフレームで送信および/または受信しうる。
いくつかの実施形態については、TDMリソース分割が、サブフレーム・レベルにおいて、複数のeNBにわたって実行されうる。例えば、2つの異なる電力クラスを有しうる2つのeNB間で、サブフレームのTDM分割が存在しうる。この分割は、8の周期でありうる。例えば、図5を参照して、UE Tは、サービス提供しているeNB Yと通信しており、強い/支配的な干渉元のeNB Zからの高い干渉を観察しうる。
図7は、図5における支配的な干渉シナリオにおける通信をサポートするためのTDMリソース分割の例を例示する。図7に示される例において、eNB Yは、サブフレーム0−3を割り当てられうる。そして、eNB Zは、例えば、バックホールを介したeNB間のネゴシエーションによって、準静的または静的な方式で、インタレース4−7を割り当てられうる。eNB Yは、サブフレーム0−3でデータを送信し、サブフレーム4−7でデータを送信することを回避しうる。反対に、eNB Zは、サブフレーム4−7でデータを送信し、サブフレーム0−3でデータを送信することを回避しうる。
UE Tは、TDM分割スキームを用いて、サブフレーム{0,1,2,および3}からDL/UL許可を受信しうる。いくつかの実施形態については、UE Tは、サブフレーム{0,1,2,および3}においてDL/UL許可(例えば、PDCCH)を受信しうるが、これら許可は、eNB Zへ割り当てられたサブフレーム{4,5,6,および7}において使用されうる(すなわち、サブフレーム間割当)。図7に示すように、UE Tは、サブフレーム4におけるPDSCHの代わりに、サブフレーム0におけるPDCCHを受信しうる。しかしながら、(eNB YおよびeNB ZのCRS周波数シフトが異なっており、この周波数シフトが、セルIDに応じている場合、)サブフレーム4で受信されたPDSCHは、サブフレーム4におけるeNB Zの基準信号(例えば、共通基準信号(CRS))にインパクトを与えうる。言い換えれば、UE TがeNB Zから受信した基準信号(RS)は、ノイズが多すぎ、eNB Zのラジオ・リソース管理(RRM)測定を実行するには不適切でありうる(例えば、eNB ZからのRSは、図7に例示されているように、eNB YからのPDSCHと衝突しうる)。
別の例として、サブフレーム{4,5,6,および7}におけるeNB YからのCRSは、UE Tが、eNB YからのPDSCHの復調または復号のためにCRSを用いる必要がある場合、eNB ZからのPDSCHによってインパクトを受けうる。言い換えれば、UE TがeNB Yから受信するRSは、ノイズが多すぎて、eNB Yから送信されたサブフレーム間PDSCHを復調/復号するためのサービス提供セル・チャネル推定を行うことができない。
いくつかの実施形態については、前述したように、eNBは、TDM分割によって、制御チャネルにおけるサブフレームを調節しうる。さらに、eNBは、UEが関連付けられているeNB(すなわち、サービス提供セル)に割り当てられていないサブフレームでデータを送信または復号できるように、サブフレーム間割当を適用しうる。さらに、eNBは、これらサブフレームにおける測定(例えば、基準信号受信電力(RSRP)/RLM/CQI)および/または復調/復号のために、UEに対して、CRSまたはチャネル状態情報基準信号(CSI−RS)(連続または不連続)のサブチャネルを用いるように(例えば、レイヤ3シグナリングまたはレイヤ1シグナリングによって)指示しうる。ここで、PDCCH許可は、サブフレーム間割当からのものでありうる。
UE受信機の観点から、UEは、これらのサブフレームにおけるチャネル推定のために、CRSのサブセットを使用しうる。ここで、PDCCH許可は、サブフレーム間割当からのものでありうる。CRS周波数シフトが、サービス提供しているeNBおよびサービス提供していないeNBからものとは異なる場合、UEは、CRSのサブセットを使用しうる。CRS周波数シフトが、サービス提供しているeNBおよびサービス提供していないeNBからものと同じである場合、UEは、チャネル推定のために、CRSのセット全体を使用しうる。図7に戻って、UE Tは、eNB Yから受信したPDSCHと衝突することなく、eNB Zから、RSのサブセットを受信しうる。これによって、UE Tは、eNB ZのRRM測定を実行することが可能となる。別の例として、図7に戻って、UE Tは、(図示しない)eNB Zから送信されたPDSCHと衝突することなく、eNB Yから、RSのサブセットを受信しうる。これによって、UE Tは、eNB Yから送信されたサブフレーム間PDSCHを復調/復号するために、サービス提供セル・チャネル推定を実行できるようになる。
図8は、以下にさらに詳しく説明されるように、UE820によって利用可能であるサービス提供していないBSからの基準信号(RS)のサブセットを識別することが可能な、サービス提供している基地局(BS)810と、ユーザ機器(UE)820とを備えたシステム800の例を例示する。前述したように、UE820は、サービス提供しているBS810に割り当てられたサブフレームで、DL/UL許可を受信しうるが、この許可は、サービス提供していないBSに割り当てられたサブフレーム(すなわち、サブフレーム間割当)で使用されうる。したがって、サービス提供していないBSからのRSは、サービス提供しているBS810から送信されたデータ(例えば、PDSCH)と衝突しうる。いくつかの実施形態については、サービス提供しているBS810は、サービス提供しているBS810から送信されたデータとの衝突を回避しうる、サービス提供していないBSからの利用可能なRSを識別しうる。例示されているように、サービス提供しているBS810は、利用可能なRSを識別する信号を生成するためのメッセージ生成モジュール814を含みうる。ここでは、送信機モジュール812を経由して、(例えば、レイヤ3シグナリングまたはレイヤ1シグナリングによって、)UE820へ信号が送信されうる。
UE820は、この信号を受信し、受信機モジュール826を経由して、サービス提供していないBSからのRSを受信しうる。UE820は、サービス提供していないBSからの、利用可能なRS(すなわち、サービス提供していないBSからのRSのサブセット)をRS処理モジュール824によって処理し、サービス提供していないBSからの、利用可能なRSを用いてRRMを実行しうる。RRM測定を実行した後に、UE820は、送信機モジュール822を経由してフィードバックを送信し、サービス提供しているBS810は、受信機モジュール816を経由してフィードバックを受信しうる。
いくつかの実施形態については、サービス提供しているBSは、(図示しない)サービス提供していないBSから送信されたデータ(例えば、PDSCH)との衝突を回避しうる、サービス提供しているBS810からの利用可能なRSを識別する信号を生成しうる。UE820は、この信号を受信し、サービス提供しているBSからのRSを受信しうる。UE820は、利用可能なRSを用いて、サービス提供しているBS810から送信されたサブフレーム間PDSCHを復調/復号するために、サービス提供セル・チャネル推定を実行しうる。
図9は、本開示のある態様にしたがって、ノードBから送信されたデータとの干渉を回避しうる、UEによって利用可能なRSを識別するための動作900の例を例示する。動作900は、例えば、サービス提供しているノードBによって実行されうる。902では、サービス提供しているノードBと、1または複数のサービス提供していないノードBとの間でのリソースの協調的な分割によって保護されているサブフレームを、サービス提供しているノードBが識別しうる。904では、1または複数のサービス提供していないノードBに割り当てられたサブフレームのサブセット(すなわち、サブフレーム間割当)におけるダウンリンク送信に関する許可メッセージを、サービス提供しているノードBが、サービス提供しているノードBに割り当てられたサブフレームで送信しうる。906では、サブフレームのサブセットで送信されるべき、UEによって利用可能な1または複数のRSを、サービス提供しているノードBが識別しうる。サービス提供しているノードBは、レイヤ3シグナリングまたはレイヤ1シグナリングのうちの少なくとも1つによって、1または複数のRSを使用するようにUEに対してシグナルしうる。いくつかの実施形態については、UEは、サービス提供していないノードBのRRM測定を実行するために、サービス提供していないノードBから送信された1または複数のRSを使用しうる。いくつかの実施形態については、UEは、サービス提供しているノードBから送信されたサブフレーム間ダウンリンク送信(例えば、PDSCH)を復調/復号するために、サービス提供しているノードBから送信された1または複数のRSを用いて、サービス提供セル・チャネル推定を実行しうる。1または複数のRSは、連続または不連続でありうる。
図10は、本開示のある態様にしたがって、ノードBから利用可能であると示されたRSを用いるための動作1000の例を例示する。この動作1000は、例えば、UEによって実行されうる。1002では、UEは、1または複数のサービス提供していないノードBに割り当てられたサブフレームのサブセットにおけるダウンリンク送信のための許可メッセージを、サービス提供しているノードBに割り当てられたサブフレームで受信しうる。1004において、UEは、サブフレームのサブセットで受信されるべき、ユーザ機器(UE)によって利用可能な1または複数のRSを示す信号を受信しうる。いくつかの実施形態については、UEは、サービス提供していないノードBから送信された1または複数のRSを用いて、サブフレームのサブセットにおけるRRM測定を実行しうる。いくつかの実施形態については、UEは、サブフレームのサブセットにおいて、サービス提供しているノードBからのダウンリンクを復調および復号するために、サービス提供しているノードBから送信された1または複数のRSを使用して、チャネル推定を実行する。
当業者であれば、情報および信号は、さまざまな異なる技術および技法のうちの何れかを用いて表されうることを理解するであろう。例えば、前述された説明を通じて参照されうるデータ、命令群、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場または磁性粒子、光学場または光学粒子、あるいはこれらの任意の組み合わせによって表現されうる。
当業者であればさらに、本明細書の開示に関連して記載されたさまざまな例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズム・ステップが、電子工学ハードウェア、コンピュータ・ソフトウェア、あるいはこれらの組み合わせとして実現されることを理解するであろう。ハードウェアとソフトウェアとの相互置換性を明確に説明するために、さまざまな例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、これらの機能の観点から一般的に記載された。これら機能がハードウェアとしてまたはソフトウェアとして実現されるかは、特定の用途およびシステム全体に課せられている設計制約に依存する。当業者であれば、特定の用途のおのおのに応じて変化する方式で、前述した機能を実現しうる。しかしながら、この適用判断は、本発明の範囲からの逸脱をもたらすものと解釈されるべきではない。
本明細書の開示に関連して記述されたさまざまな例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)あるいはその他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリート・ゲートあるいはトランジスタ・ロジック、ディスクリート・ハードウェア構成要素、または前述された機能を実現するために設計された上記何れかの組み合わせを用いて実現または実施されうる。汎用プロセッサは、マイクロ・プロセッサでありうるが、代替例では、このプロセッサは、従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロ・コントローラ、または順序回路でありうる。プロセッサは、例えばDSPとマイクロ・プロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロ・プロセッサ、DSPコアと連携する1または複数のマイクロ・プロセッサ、またはその他任意のこのような構成であるコンピューティング・デバイスの組み合わせとして実現されうる。
本明細書の開示に関連して説明された方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェアで直接的に、プロセッサによって実行されるソフトウェア・モジュールで、またはこの2つの組合せで実施することができる。ソフトウェア・モジュールは、RAMメモリ、フラッシュ・メモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハード・ディスク、リムーバブル・ディスク、CD−ROM、あるいは当該技術分野で知られているその他の型式の記憶媒体に存在しうる。典型的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、また記憶媒体に情報を書き込むことができるようにプロセッサに結合される。あるいは、この記憶媒体は、プロセッサに統合されうる。このプロセッサと記憶媒体とは、ASIC内に存在しうる。ASICは、ユーザ端末内に存在しうる。あるいは、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末内のディスクリートな構成要素として存在しうる。
1または複数の典型的な設計では、記載された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、あるいはそれらの任意の組み合わせによって実現されうる。ソフトウェアで実現される場合、これら機能は、コンピュータ読取可能な媒体上に格納されるか、あるいは、コンピュータ読取可能な媒体上の1または複数の命令群またはコードとして送信されうる。コンピュータ読取可能な媒体は、コンピュータ記憶媒体と通信媒体との両方を含む。これらは、コンピュータ・プログラムのある場所から別の場所への転送を容易にする任意の媒体を含む。記憶媒体は、汎用コンピュータまたは特別目的コンピュータによってアクセスされうる任意の利用可能な媒体でありうる。限定ではなく、一例として、このようなコンピュータ読取可能な媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたはその他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置またはその他の磁気記憶装置、あるいは、命令群またはデータ構造の形式で所望のプログラム・コード手段を伝送または格納するために使用され、かつ、汎用コンピュータまたは特別目的コンピュータ、あるいは、汎用プロセッサまたは特別目的プロセッサによってアクセスされうるその他任意の媒体を備えうる。さらに、いかなる接続も、コンピュータ読取可能な媒体として適切に称される。同軸ケーブル、光ファイバ・ケーブル、ツイスト・ペア、デジタル加入者線(DSL)、あるいは、例えば赤外線、無線およびマイクロ波のような無線技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、あるいはその他の遠隔ソースからソフトウェアが送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバ・ケーブル、ツイスト・ペア、DSL、あるいは、例えば赤外線、無線およびマイクロ波のような無線技術が、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(diskおよびdisc)は、コンパクト・ディスク(disc)(CD)、レーザ・ディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)、およびブルー・レイ・ディスク(disc)を含む。これらdiscは、レーザを用いてデータを光学的に再生する。それに対して、diskは、通常、データを磁気的に再生する。上記の組み合わせもまた、コンピュータ読取可能な媒体の範囲内に含まれるべきである。
本開示の上記記載は、当業者をして、本開示の製造または利用を可能とするように提供される。本開示に対するさまざまな変形は、当業者に容易に明らかであって、本明細書で定義された一般原理は、本開示の精神または範囲から逸脱することなく、他のバリエーションに適用されうる。このように、本開示は、本明細書で示された例および設計に限定されることは意図されておらず、本明細書で開示された原理および新規な特徴に一致した最も広い範囲に相当するとされている。

Claims (32)

  1. 無線通信のための方法であって、
    サービス提供しているノードBと、1または複数のサービス提供していないノードBとの間でのリソースの協調的な分割によって保護されているサブフレームを識別することと、
    前記1または複数のサービス提供していないノードBに割り当てられたサブフレームのサブセットにおけるダウンリンク送信に関する許可メッセージを、前記サービス提供しているノードBに割り当てられたサブフレームで送信することと、
    前記サブフレームのサブセットで送信されるべき、ユーザ機器(UE)によって利用可能な1または複数の基準信号を識別することと、
    を備える方法。
  2. 測定、復調、および復号のうちの少なくとも1つを実行するために、前記1または複数の基準信号を用いるように、レイヤ3シグナリングまたはレイヤ1シグナリングのうちの少なくとも1つによって、前記UEに対してシグナリングすること、をさらに備える請求項1に記載の方法。
  3. 前記1または複数の基準信号は連続的である、請求項1に記載の方法。
  4. 無線通信のための装置であって、
    サービス提供しているノードBと、1または複数のサービス提供していないノードBとの間でのリソースの協調的な分割によって保護されているサブフレームを識別する手段と、
    前記1または複数のサービス提供していないノードBに割り当てられたサブフレームのサブセットにおけるダウンリンク送信に関する許可メッセージを、前記サービス提供しているノードBに割り当てられたサブフレームで送信する手段と、
    前記サブフレームのサブセットで送信されるべき、ユーザ機器(UE)によって利用可能な1または複数の基準信号を識別する手段と、
    を備える装置。
  5. 測定、復調、および復号のうちの少なくとも1つを実行するために、前記1または複数の基準信号を用いるように、レイヤ3シグナリングまたはレイヤ1シグナリングのうちの少なくとも1つによって、前記UEに対してシグナリングする手段、をさらに備える請求項4に記載の装置。
  6. 前記1または複数の基準信号は連続的である、請求項4に記載の装置。
  7. 無線通信のための装置であって、
    サービス提供しているノードBと、1または複数のサービス提供していないノードBとの間でのリソースの協調的な分割によって保護されているサブフレームを識別し、
    前記1または複数のサービス提供していないノードBに割り当てられたサブフレームのサブセットにおけるダウンリンク送信に関する許可メッセージを、前記サービス提供しているノードBに割り当てられたサブフレームで送信し、
    前記サブフレームのサブセットで送信されるべき、ユーザ機器(UE)によって利用可能な1または複数の基準信号を識別する、
    ように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
    前記少なくとも1つのプロセッサに接続されたメモリと、
    を備える装置。
  8. 前記少なくとも1つのプロセッサは、測定、復調、および復号のうちの少なくとも1つを実行するために、前記1または複数の基準信号を用いるように、レイヤ3シグナリングまたはレイヤ1シグナリングのうちの少なくとも1つによって、前記UEに対してシグナリングするように構成された、請求項7に記載の装置。
  9. 前記1または複数の基準信号は連続的である、請求項7に記載の装置。
  10. 無線通信のためのコンピュータ・プログラム製品であって、
    サービス提供しているノードBと、1または複数のサービス提供していないノードBとの間でのリソースの協調的な分割によって保護されているサブフレームを識別することと、
    前記1または複数のサービス提供していないノードBに割り当てられたサブフレームのサブセットにおけるダウンリンク送信に関する許可メッセージを、前記サービス提供しているノードBに割り当てられたサブフレームで送信することと、
    前記サブフレームのサブセットで送信されるべき、ユーザ機器(UE)によって利用可能な1または複数の基準信号を識別することと、
    のためのコードを有するコンピュータ読取可能な媒体を備える、コンピュータ・プログラム製品。
  11. 測定、復調、および復号のうちの少なくとも1つを実行するために、前記1または複数の基準信号を用いるように、レイヤ3シグナリングまたはレイヤ1シグナリングのうちの少なくとも1つによって、前記UEに対してシグナリングすること、のためのコードをさらに備える、請求項10に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  12. 前記1または複数の基準信号は連続的である、請求項10に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  13. 無線通信のための方法であって、
    1または複数のサービス提供していないノードBに割り当てられたサブフレームのサブセットにおけるダウンリンク送信に関する許可メッセージを、サービス提供しているノードBに割り当てられたサブフレームで受信することと、
    前記サブフレームのサブセットで受信されるべき、ユーザ機器(UE)によって利用可能な1または複数の基準信号を示す信号を受信することと、
    を備える方法。
  14. 前記1または複数の基準信号を用いて、前記サブフレームのサブセットにおけるラジオ・リソース管理(RRM)測定を実行すること、をさらに備える請求項13に記載の方法。
  15. 前記サブフレームのサブセットにおいて、前記サービス提供しているノードBからのダウンリンクを復調および復号するために、前記1または複数の基準信号を用いてチャネル推定を実行すること、をさらに備える請求項13に記載の方法。
  16. 前記信号を受信することは、レイヤ3シグナリングまたはレイヤ1シグナリングのうちの少なくとも1つによって前記信号を受信することを備える、請求項13に記載の方法。
  17. 前記1または複数の基準信号は連続的である、請求項13に記載の方法。
  18. 無線通信のための装置であって、
    1または複数のサービス提供していないノードBに割り当てられたサブフレームのサブセットにおけるダウンリンク送信に関する許可メッセージを、サービス提供しているノードBに割り当てられたサブフレームで受信する手段と、
    前記サブフレームのサブセットで受信されるべき、ユーザ機器(UE)によって利用可能な1または複数の基準信号を示す信号を受信する手段と、
    を備える装置。
  19. 前記1または複数の基準信号を用いて、前記サブフレームのサブセットにおけるラジオ・リソース管理(RRM)測定を実行する手段、をさらに備える請求項18に記載の装置。
  20. 前記サブフレームのサブセットにおいて、前記サービス提供しているノードBからのダウンリンクを復調および復号するために、前記1または複数の基準信号を用いてチャネル推定を実行する手段、をさらに備える請求項18に記載の装置。
  21. 前記信号を受信する手段は、レイヤ3シグナリングまたはレイヤ1シグナリングのうちの少なくとも1つによって前記信号を受信する手段を備える、請求項18に記載の装置。
  22. 前記1または複数の基準信号は連続的である、請求項18に記載の装置。
  23. 無線通信のための装置であって、
    1または複数のサービス提供していないノードBに割り当てられたサブフレームのサブセットにおけるダウンリンク送信に関する許可メッセージを、サービス提供しているノードBに割り当てられたサブフレームで受信し、
    前記サブフレームのサブセットで受信されるべき、ユーザ機器(UE)によって利用可能な1または複数の基準信号を示す信号を受信する、
    ように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
    前記少なくとも1つのプロセッサに接続されたメモリと、
    を備える装置。
  24. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記1または複数の基準信号を用いて、前記サブフレームのサブセットにおけるラジオ・リソース管理(RRM)測定を実行するように構成された、請求項23に記載の装置。
  25. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記サブフレームのサブセットにおいて、前記サービス提供しているノードBからのダウンリンクを復調および復号するために、前記1または複数の基準信号を用いてチャネル推定を実行するように構成された、請求項23に記載の装置。
  26. 前記信号を受信するように構成された少なくとも1つのプロセッサは、レイヤ3シグナリングまたはレイヤ1シグナリングのうちの少なくとも1つによって前記信号を受信することを備える、請求項23に記載の装置。
  27. 前記1または複数の基準信号は連続的である、請求項23に記載の装置。
  28. 無線通信のためのコンピュータ・プログラム製品であって、
    1または複数のサービス提供していないノードBに割り当てられたサブフレームのサブセットにおけるダウンリンク送信に関する許可メッセージを、サービス提供しているノードBに割り当てられたサブフレームで受信することと、
    前記サブフレームのサブセットで受信されるべき、ユーザ機器(UE)によって利用可能な1または複数の基準信号を示す信号を受信することと、
    のためのコードを有するコンピュータ読取可能な媒体を備える、コンピュータ・プログラム製品。
  29. 前記1または複数の基準信号を用いて、前記サブフレームのサブセットにおけるラジオ・リソース管理(RRM)測定を実行するためのコードをさらに備える、請求項28に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  30. 前記サブフレームのサブセットにおいて、前記サービス提供しているノードBからのダウンリンクを復調および復号するために、前記1または複数の基準信号を用いてチャネル推定を実行するためのコードをさらに備える、請求項28に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  31. 前記信号を受信するためのコードは、レイヤ3シグナリングまたはレイヤ1シグナリングのうちの少なくとも1つによって前記信号を受信するためのコードを備える、請求項28に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  32. 前記1または複数の基準信号は連続的である、請求項28に記載のコンピュータ・プログラム製品。
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