JP2013534695A - パルス状の熱伝導流体の流れを用いたプラズマ処理装置における温度制御 - Google Patents

パルス状の熱伝導流体の流れを用いたプラズマ処理装置における温度制御 Download PDF

Info

Publication number
JP2013534695A
JP2013534695A JP2013514239A JP2013514239A JP2013534695A JP 2013534695 A JP2013534695 A JP 2013534695A JP 2013514239 A JP2013514239 A JP 2013514239A JP 2013514239 A JP2013514239 A JP 2013514239A JP 2013534695 A JP2013534695 A JP 2013534695A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat transfer
transfer fluid
temperature
chuck
valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013514239A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013534695A5 (ja
JP6077995B2 (ja
Inventor
ハミド タバッソリ
シャオピン シュウ
シェーン シー ネビル
ダグラス エー ブッフベルガー
フェルナンド エム シルベイラ
ブラッド エル メイズ
ティナ ツォン
チェタン マハデスワラスワミー
ヤシャスウィニ ビー パッタール
デュイ ディー ヌグエン
ウォルター アール メリー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Applied Materials Inc
Original Assignee
Applied Materials Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Applied Materials Inc filed Critical Applied Materials Inc
Publication of JP2013534695A publication Critical patent/JP2013534695A/ja
Publication of JP2013534695A5 publication Critical patent/JP2013534695A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6077995B2 publication Critical patent/JP6077995B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/02Details
    • H01J37/20Means for supporting or positioning the objects or the material; Means for adjusting diaphragms or lenses associated with the support
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/32431Constructional details of the reactor
    • H01J37/32715Workpiece holder
    • H01J37/32724Temperature
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/32431Constructional details of the reactor
    • H01J37/32798Further details of plasma apparatus not provided for in groups H01J37/3244 - H01J37/32788; special provisions for cleaning or maintenance of the apparatus
    • H01J37/32908Utilities
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/32917Plasma diagnostics
    • H01J37/32926Software, data control or modelling
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/32917Plasma diagnostics
    • H01J37/32935Monitoring and controlling tubes by information coming from the object and/or discharge
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2237/00Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
    • H01J2237/20Positioning, supporting, modifying or maintaining the physical state of objects being observed or treated
    • H01J2237/2001Maintaining constant desired temperature

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Plasma Technology (AREA)

Abstract

加熱電力をパルス状にして印加し、冷却電力をパルス状にして印加することによって、プラズマ処理チャンバ内の温度を制御するための方法及びシステム。一実施形態では、温度制御は、処理チャンバ内へのプラズマ電源入力から導かれたフィードフォワード制御信号に少なくとも部分的に基づいている。更なる実施形態では、温度制御された部品に結合された高温及び低温の各容器内の流体レベルは、2つの容器を結合するパッシブレベリングパイプによって部分的に維持されている。別の一実施形態では、デジタル熱伝導流体流量制御バルブは、良好な温度制御性能を提供することが見出された、加熱/冷却のデューティーサイクル値と、持続時間を有する比例周期に依存するパルス幅によって開かれる。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2010年6月8日に出願され、「プラズマ処理装置用パルス化冷却装置(PULSED−COOLING CHILLER FOR PLASMA PROCESSING APPARATUS)」と題される米国仮特許出願第61/352,779号、及び2010年7月7日に出願され、「パルス状の熱伝導流体の流れを用いたプラズマ処理装置における温度制御(TEMPERATURE CONTROL IN PLASMA PROCESSING APPARATUS USING PULSED HEAT TRANSFER FLUID FLOW)」と題される米国仮特許出願第61/362,232号、及び2011年5月19日に出願され、「パルス状の熱伝導流体の流れを用いたプラズマ処理装置における温度制御(TEMPERATURE CONTROL IN PLASMA PROCESSING APPARATUS USING PULSED HEAT TRANSFER FLUID FLOW)」と題される米国特許出願第13/111,334号の利益を主張し、これら全体の内容を参照として本明細書内に援用する。
背景
1)分野
本発明の実施形態は、概してプラズマ処理装置に関し、特に、プラズマ処理チャンバでワークピースピースの処理中に温度を制御する方法に関する。
2)関連技術の説明
プラズマ処理チャンバ(例えば、プラズマエッチング又はプラズマ蒸着チャンバ)内では、チャンバ部品の温度は、しばしば処理の間に制御すべき重要なパラメータである。例えば、基板ホルダー(一般にチャック又は台座と呼ばれる)の温度は、(例えば、エッチング速度を制御するために)処理レシピの間においてワークピースを様々な制御された温度に加熱/冷却するために制御することができる。同様に、シャワーヘッド/上部電極又は他の部品の温度も、処理に影響を与えるように処理レシピの間に制御することができる。従来、ヒートシンク及び/又はヒートソースは処理チャンバに結合され、チャンバ部品の温度を所望の温度に維持する。PID(比例−積分−微分)コントローラなどのコントローラは、温度制御された部品とヒートシンク/ソースの間の熱伝達のフィードバック制御のために使用される。十分に大きな積分器が使用されない限り、定常状態の誤差が、単純なフィードバック制御で発生する。単純な比例制御では、(比例ゲインが無限大でない限り)外乱の存在下で定常状態の誤差は常にある。しかしながら、大きな積分制御の使用によって、大きなオーバーシュートをもつ良くない過渡信号をもたらし、長い整定時間を必要とする設定値に収束するために、ほんの数秒しか必要としない短い応答時間を有するマスフローコントローラ(MFC)とは異なり、静電チャックやシャワーヘッドの温度等のチャンバ部品の温度は、チャックのかなりの熱質量等により、プラズマプロセス中の摂動時には、安定化するのに30秒以上が必要となる場合がある。このように、最も迅速に外乱を補償するために、大きな積分器の値は、温度制御をより不安定にする望ましくない副作用を有するフィードバック制御において使用することができる。
更に、ますます複雑化する積層膜に対応するために、多くのプラズマプロセスは、同一処理チャンバ内で多くの連続プラズマ条件にワークピースを曝露させる。そのような(別々に調整されたシステムではなく、単一の製造装置内で行われる)インサイチュー(in−situ)レシピでの操作は、広い範囲に及ぶ設定温度を必要とするかもしれない。
したがって、安定性を向上させ、摂動時の改善された過渡応答と小さな定常状態誤差を提供するプラズマ処理チャンバ用温度制御アーキテクチャが望まれている。
概要
加熱電力をパルス状にして印加し、冷却電力をパルス状にして印加することによって、プラズマ処理チャンバ内の温度を制御するための方法及びシステムが記載されている。一実施形態では、温度制御は、処理チャンバ内へのプラズマ電源入力から導かれたフィードフォワード制御信号に少なくとも部分的に基づいている。更なる実施形態では、温度制御された部品に結合された高温(熱い)及び低温(冷たい)の各容器内の流体レベルは、2つの容器を結合するパッシブレベリングパイプによって部分的に維持されている。別の一実施形態では、デジタル熱伝導流体流量制御バルブは、良好な温度制御性能を提供することが見出された、加熱/冷却のデューティーサイクル値と、持続時間を有する比例サイクルに依存するパルス幅によって開かれる。他の実施形態では、温度制御されたチャック内のセラミックスパックの厚さは、10mm未満に低減され、これによって比例サイクルの持続時間とよく一致している熱時定数を提供し、高速温度制御の応答時間を提供する。
本発明の実施形態は、詳細に指摘され、明細書の結論部分において、特許請求の範囲を明確に定めている。しかしながら、機構及び操作方法の両方に関する本発明の実施形態、更にそれらの目的、構成、及び利点は、添付図面と共に読むとき、以下の詳細な説明を参照することによって、最も理解することができる。
本発明の一実施形態に係る、フィードフォワードとフィードバック制御要素の両方を含む温度制御システムを示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る、処理システム内へのプラズマ電源入力と設定温度の両方を変化させた処理レシピ内での複数の工程に亘るチャック温度を示す。 本発明の一実施形態に係る、ワークピース支持チャックに結合された熱伝導流体ベースのヒートソース及び熱伝導流体ベースのヒートシンクを含むプラズマエッチングシステムの概略図を示す。 本発明の一実施形態に係る、図3Aのプラズマエッチングシステムで使用される熱伝導流体ベースのヒートソース/シンク用のバルブ及び配管回路図を示す。 本発明の一実施形態に係る、図3Bに示される熱伝導流体ベースのヒートソース/シンクで使用される高温熱伝導流体容器と低温熱伝導流体容器の間に伸びるパッシブ均一化ラインを示す。 本発明の一実施形態に係る、図3Bに示される配管回路図のバルブ385、386のデューティーサイクルを制御するために使用されるパルス幅変調における時間割合を示す。 本発明の一実施形態に係る、図3Bに示される配管回路図のバルブ385、386を制御するために使用されるパルス幅変調における時間割合を示す。 本発明の一実施形態に係る、図3Aに示されるエッチシステムで使用される薄いパックを含むチャックアセンブリを示す。 本発明の一実施形態に係る図3Aに示されるエッチシステムで使用される厚いパックを含むチャックアセンブリを示す。 本発明の一実施形態に係る、図3に示されるプラズマエッチングシステムに組み込まれた例示的なコンピュータシステムのブロック図を示す。
詳細な説明
以下の詳細な説明において、多数の具体的な詳細が、本発明の実施形態の完全な理解を提供するために記載されている。しかしながら、他の実施形態がこれらの特定な詳細なしに実施できることを当業者は理解しているだろう。他の例では、周知の方法、手順、部品及び回路は、本発明を不明瞭にしないように詳細に説明されていない。以下の詳細な説明の一部は、コンピュータメモリ内でのデータビット又はバイナリデジタル信号の操作のアルゴリズム及び記号表記に関して示されている。これらのアルゴリズムの説明と表現は、データ処理分野の当業者が、彼らの作業の本質を他の当業者に伝えるために使用される技法であるかもしれない。
ここで、アルゴリズム又は方法は、概して、所望の結果をもたらすための行為又は操作の首尾一貫した手順であると考えられる。これらは、物理量の物理的な操作を含む。通常これらの量は、格納、伝達、結合、比較、及びその他の操作が可能な電気的又は磁気的信号の形態を取るが、必ずしもそうであるとは限らない。これらの信号をビット、値、要素、記号、文字、用語、レベル、数値等として参照することは、主に一般的な用法上の理由から、いつでも便利であることが証明されている。しかしながら、これら及び類似の用語のすべては、適切な物理量と関連付けることができ、これらの量に適用された単なる便宜的なラベルに過ぎないことを理解すべきである。
特にそうでないことが述べられていない限り、以下の議論から明らかなように、明細書全体を通して、例えば、「処理」、「コンピューティング」、「計算」、「決定」などの用語を用いた議論は、コンピューティングシステムのレジスタ及び/又はメモリ内の物理量(電子的な量など)として表されるデータを、コンピューティングシステムのメモリ、レジスタ、又は他のそのような情報の記憶、伝達、又は表示装置内の物理量として同様に表される他のデータに操作及び/又は変換するコンピュータ又はコンピューティングシステム、又は同様の電子コンピューティングデバイスの動作及び/又は処理を指すことが理解される。
本発明の実施形態は、本明細書内の操作を実行するための装置を含むことができる。装置は、所望の目的のために特別に作ることができ、又はデバイス内に格納されたプログラムによって選択的に起動又は再構成される汎用コンピューティングデバイスを含むことができる。そのようなプログラムは、フロッピー(商標名)ディスク、光ディスク、コンパクトディスクリードオンリーメモリ(CD−ROM)、光磁気ディスク、リードオンリーメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、電気的プログラマブルリードオンリーメモリ(EPROM)、電気的に消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(EEPROM)、磁気又は光カード、又は電子命令の非一時的な方法での格納に適しており、コンピューティングデバイス用のシステムバスに結合可能な任意の他の形態のメディアを含む何らかの形態のディスクなどの非一時的ストレージメディアに格納することができるが、これらに限定されない。
「結合された」及び「接続された」といった用語及びこれらの派生語は、本明細書内では、部品間の構造的関係を記述するために用いることができる。これらの用語は互いに同義語として意図されていないことを理解すべきである。むしろ、特定の実施形態において、「接続された」は、2以上の要素が互いに直接物理的に又は電気的に接触していることを示すために用いることができる。「結合された」は、2以上の要素が互いに直接的又は(間に他の介在要素を有して)間接的に、物理的に又は電気的に接触していること、及び/又は2以上の要素が(例えば、因果関係のように)互いに協働又は相互作用することを示すために用いることができる。
本明細書内に記載される処理又はチャンバ部品温度を制御するための方法及びシステムの実施形態は、外乱伝達関数を補償するフィードフォワード制御信号を生成するフィードフォワード制御ラインを介して温度制御努力を提供する。より具体的には、フィードフォワード制御の伝達関数は、外乱伝達関数とは大きさが等しく反対符号であることが好ましく、これによって制御されている温度への外乱を中和する。更なる実施形態では、フィードフォワード制御信号は、フィードバック制御努力に追加され、これによってフィードバックループは、より低い制御努力を提供するために要求され、したがってフィードフォワード制御信号が存在しない場合に必要とされるよりも温度誤差補正のためのより低いフィードバックゲインを可能にする。より低いフィードバックゲインによって、従来のプラズマ処理システムに対して、改善された温度安定性及び改善された過渡応答(例えば、オーバーシュートが減少、立ち上がり時間の減少など)が達成される。
図1は、本発明の一実施形態に係る、フィードフォワード(例えば、F(s)115)及びフィードバック(例えば、G(s)120)制御要素の両方を含むラプラス領域内の温度制御システム100を示すブロック図である。市販の温度コントローラは外乱補正用のフィードフォワード入力を欠いている(例えば、測定された制御温度150と設定温度106を含む入力を備えたフィードバック制御のみを提供している)ので、特定の実施形態は、フィードバック伝達関数G(s)120の制御計算を自律温度制御プレーン(例えば、個別のPIDコントローラ)から一掃して、フィードバック及びフィードフォワード制御努力の両方を計算するプラズマ処理システムの統合化制御ソフトウェアプレーン125上に移すことによって、フィードフォワード制御を提供する。更に本明細書に記載されるように、個別の温度コントローラは、その後、温度制御システム100を実装する命令を実行する統合化プラズマチャンバ制御ソフトウェアプレーン125の指示の下で動作する制御アクチュエータ(例えば、バルブ、抵抗素子等)のドライバとしてのみ利用することができる。しかしながら、代替の実施形態では、個別の温度コントローラは、統合化制御ソフトウェアプレーン125からオフロードされた関連する制御計算によって、本明細書に記載されたフィードフォワード制御を提供するように構成される。
図1に示されるように、温度制御システム100は、ワークピースの処理中にプラズマ処理チャンバ内に導入されるプラズマ電力105を入力として取るフィードフォワード伝達関数F(s)の115を含む。フィードフォワードラインへ入力されたプラズマ電力105は、温度制御されたシステム部品上でかなりの熱負荷がかかるプラズマ電源(例えば、RF発生器、マグネトロン等)による任意の出力に基づくことができる。フィードフォワード伝達関数F(s)115は、外乱伝達関数D(s)110をエミュレートすることができ、また外乱伝達関数D(s)110と符号が反対の制御努力を提供し、プラズマソース電力の熱負荷によって発生した外乱に起因する制御温度150の増加を補償するフィードフォワード制御信号uを出力することができる。外乱伝達関数D(s)110は、プラズマ電力105の熱負荷を、特定の熱時定数τを有するプラズマ処理システムの制御温度150の上昇に結びつけている。例えば、図2に示されるプロセスレシピでは、プロセスレシピ工程「1」と「2」の間における700Wから1200Wまでのプラズマ電力のステップ関数の増加は、設定温度106(図2では25℃)を維持するために、外部冷却努力によって中和することができる、時間をかけてのシステムの温度上昇に対する外乱伝達関数D(s)110によってマッピングすることができる。
図1に示される実施形態では、フィードフォワード制御信号uは、フィードバック伝達関数G(s)120が、フィードバック制御信号vを提供するフィードバック制御ループと結合される。温度制御システム100は、制御温度150と設定温度106の差に対応する誤差信号eの補正用に、フィードバック制御信号vを保持する。設定温度106と共にフィードフォワード制御信号uは、アクチュエータ伝達関数G(s)130及び熱質量伝達関数H(s)135へ入力され、出力制御温度150上での外乱伝達関数D(s)110の影響を補償する。アクチュエータ伝達関数G(s)130は、温度制御された部品とヒートシンクとの間の熱伝達を制御するアクチュエータの関数を含み、更に、温度制御された部品とヒートソースとの間の熱伝達を制御するアクチュエータの関数を含んでいてもよい。図1に示されるように、フィードバック制御のアクチュエータは、フィードフォワード制御用にも使用され、これによってフィードフォワード伝達関数F(s)115の追加は、既にプラズマ処理チャンバに取り付けられているかもしれない従来のフィードバック制御システムと同一のアクチュエータによって実装することができる。アクチュエータは、当該技術分野において一般的に使用される任意の方法で実装することができる。例えば、一実施形態では、アクチュエータは、温度制御された部品とヒートシンク及び/又はヒートソースの間に結合された、1以上の熱伝導流体の流量を制御する1以上のバルブを含む。代替的な一実施形態では、アクチュエータは、温度制御された部品に結合された1以上の抵抗発熱体を含む。熱質量伝達関数H(s)135は、ヒートシンク/ソースと温度制御された部品の熱容量の関数を含む。
したがって、図1に示される例示的な実施形態では、フィードフォワード伝達関数F(s)115は以下の形式をとる。
図2は、本発明の実施形態に係る、処理システムへのプラズマ電源入力と設定温度の両方を変化させた単一の処理レシピの複数の連続する処理工程に亘るワークピース支持チャックの温度を示している。図示されるように、工程1と2の間において、処理システムへのプラズマ電源入力は、総バイアス電力700Wから総バイアス電力1200Wまで増加している。図1の制御システムによって、プラズマ電力がステップ関数であっても、チャックの内側温度ゾーンと外側温度ゾーンの両方で、25℃の設定温度に維持される。処理レシピの工程3で更に示されるように、プロセスレシピのバランスを取るために設定温度が50℃に上昇する工程の継続時間(例えば、約60秒)の間、設定温度は35℃まで上昇する。このように、図2は、単一プロセスレシピ内における幅広い設定温度範囲(25℃)と、中間温度(35℃)が短い継続時間のみ採用された高速の設定温度のランプレートを例示している。工程3の短い継続時間によって、プラズマ処理装置は、急速熱処理の付加的な機能を担い、これによってプラズマ処理の物理学が期待される方法(例えば、適切な堆積速度、適切なエッチング率など)で制御されていることを確認するために、高速温度応答時間が必要となる。
図2に示される実施形態では、システムの熱時定数は、約10秒である遅延Dから明らかである。更に図示されるように、約1℃/秒の温度ランプレートが、時間Rに亘って実現されている。当業者に理解されるように、半導体技術で利用されるプラズマ処理システムの代表的な物理的サイズ(例えば、300mmのプラットフォーム)を有する機械システムで、このような短い遅延を達成することは自明ではなく、このような良好なパフォーマンスを可能にする構成を、ここで詳細に説明する。
図3Aは、温度を制御された部品を含むプラズマエッチングシステム300の概略断面図を示している。プラズマエッチングシステム300は、当該技術分野で既知の高性能エッチングチャンバの任意のタイプが可能であり、例えば、米国カリフォルニア州のアプライドマテリアルズ(Applied Materials)社によって製造されるEnabler(商標名)、MxP(商標名)、MxP+(商標名)、Super−E(商標名)、DPS II AdvantEdge(商標名)G3、又はE−MAX(商標名)チャンバが挙げられるが、これらに限定されない。他の市販のエッチングチャンバは、同様に制御できる。例示的な実施形態は、プラズマエッチングシステム300の文脈で説明されているが、本明細書内に記載される温度制御システムのアーキテクチャは、温度制御された部品に熱負荷を与える他のプラズマ処理システム(例えば、プラズマ蒸着システム等)にも適応可能であることに更に留意すべきである。
プラズマエッチングシステム300は、接地されたチャンバ305を含む。基板310は、開口部315を通してロードされ、温度制御された静電チャック320にクランプされる。基板310は、プラズマ処理技術分野で標準的に採用される任意のワークピースが可能であり、本発明はこの点において限定されない。特定の実施形態では、温度制御されたチャック320は、各ゾーンをゾーン間で同じ又は異なる設定温度106(図1)に独立して制御可能な複数のゾーンを含む。例示的な実施形態では、内側温度ゾーン322は、基板310の中心部の近傍にあり、外側温度ゾーン321は、基板310の外周部/端部の近傍にある。処理ガスは、ガス供給源345から、マスフローコントローラ349を通って、シャワーヘッド335を通って、チャンバ305の内部に供給される。チャンバ305は、大容量真空ポンプスタック355に接続された排気バルブ351を通して排気される。
プラズマ電源がチャンバ305に印加されると、プラズマが基板310の上方の処理領域内に形成される。第1プラズマバイアス電源325は、チャック320(例えば、カソード)に結合され、プラズマを励起する。プラズマバイアス電源325は、通常、約2MHz〜60MHzの低周波数を有し、特定の一実施形態では、13.56MHz帯である。例示的な実施形態では、プラズマエッチングシステム300は、プラズマバイアス電源325と同じRF整合器327に接続された約2MHz帯で動作する第2プラズマバイアス電源326を含み、これによってデュアル周波数バイアス電力を供給する。デュアル周波数バイアス電源の一実施形態では、500W〜10000Wの総バイアス電力(Wb,tot)用の電力のうち、13.56MHzの発生器が500W〜3000Wの間で供給すると同時に、2MHzの発生器が0〜7000Wの間で供給する。別のデュアル周波数バイアス電力の一実施形態では、100W〜10000Wの総バイアス電力(Wb,tot)用の電力のうち、60MHzの発生器が100W〜3000Wの間で供給すると同時に、2MHzの発生器が0〜7000Wの間で供給する。
プラズマソース電源330は、高周波ソース電源を供給してプラズマを励起するチャック320に対して陽極であることが可能なプラズマ生成要素335(例えば、シャワーヘッド)に整合器(図示せず)を介して結合されている。プラズマソース電源330は、典型的には、プラズマバイアス電源325より高い周波数(例えば、100〜180MHz)を有し、特定の一実施形態では、162MHz帯である。特定の実施形態では、上部ソース電源は、100W〜2000Wの間で動作する。バイアス電源は、基板310のイオン衝撃を制御することによって、より直接的に基板310上のバイアス電圧に影響を与え、一方ソース電源は、より直接的にプラズマ密度に影響を与える。特に、制御システム100によって温度制御されるシステム部品は、チャック320に限定されず、温度制御された部品は、プラズマ電力を処理チャンバに直接結合しなければならないわけでもない。例えば代替の実施形態では、プロセスガスがプラズマ処理チャンバ内に入力されるシャワーヘッドを、温度制御システム100によって制御する。このようなシャワーヘッドの実施形態において、シャワーヘッドはRF電力を供給してもしなくてもよい。
高いバイアス電力密度(kW/ワークピース領域)の実施形態(例えば、誘電体エッチングに適用可能な図2に示されるもの)では、RFフィルタリングの問題のため、抵抗ヒーターを介してチャック320に加熱力を供給することには問題がある。システム300に対しては、(例えば、図2の工程4で、チャック温度を50℃まで上昇させるための)チャック加熱力は、熱伝導流体ループによって提供される。このような実施形態では、第1熱伝導流体ループはチャック320を冷却し、第2熱伝導流体ループはチャック320を加熱する。例示的な実施形態では、温度コントローラ375は、(統合化制御ソフトウェアプレーン125を介して)冷却装置377(ヒートシンク)及び熱交換器378(ヒートソース)に直接的又は間接的に結合される。温度コントローラ375は、冷却装置377又は熱交換器(HTX)378の設定温度を取得することができる。冷却装置377の温度と設定温度106の間の差及び熱交換器378の温度と設定温度106の間の差は、プラズマ電力(例えば、全バイアス電力)と共に、フィードフォワード制御ラインに入力される。冷却装置377は、チャック320を冷却装置377と熱的に連結するクーラントループを介して、チャック320に冷却力を供給することができる。したがって、例示的な実施形態では、2つのクーラントループが採用されている。1つのクーラントループは、冷たい液体(例えば、設定温度−5℃のGalden又はFluorinert等)を有し、もう1つのクーラントループは、高温の液体(例えば、設定温度55℃のGalden又はFluorinert等)を含む。このように、図1を再び参照すると、ρが負であるとき、冷却が必要とされ、バルブ385(図3A)が開かれる。同様にρが正であるとき、加熱ループ用バルブ386が開かれる。好ましい実施形態では、任意の特定の時間において、加熱及び冷却バルブ385及び386の一方だけが開かれ、これによって任意時刻におけるチャック320への全流体の流れは、冷却装置377又はHTX378のいずれかから送られる。
図3Bは、本発明の一実施形態に係る、図3Aのプラズマエッチングシステムで採用された熱伝導流体ベースのヒートソース/シンク用のバルブ及び配管回路図を示している。更に図示されるように、一組の熱伝導流体供給ライン381及び382は、冷却装置377と、(処理中にワークピース310を載置するチャックの作業面の下の)チャック320に埋め込まれた熱伝導流体チャネルに、バルブ385(それぞれ、EV4及びEV3)を介して結合されている。ライン381は、チャック作業面の第1の外側ゾーンの下に埋め込まれた熱伝導流体チャネルに結合され、ライン382は、チャック作業面の第2の内側ゾーンの下に埋め込まれた熱伝導流体チャネルに結合され、これによってデュアルゾーン冷却を促進する。同様に、ライン381と382はまた、チャック320をHTX378にバルブ386(それぞれ、EV2及びEV1)を介して結合し、これによってデュアルゾーン加熱を促進する。回収ライン383は、内側及び外側ゾーンの熱伝導流体チャネルの各々の、冷却装置/HTX、377/378への、リターンバルブEV3及びEV1を介した結合を完了する。
冷却装置377及びHTX378の各々は、熱エネルギーをシンク又はソースするために設定温度で動作可能な熱伝導流体容器(すなわち、タンク又は溶液槽)を含む。パッシブ(受動)レベリングパイプ399は、第1熱伝導流体容器を第2熱伝導流体容器に結合し、重力によって熱伝導流体のレベル(高さ)を均一化する。パッシブレベリングパイプ399は、任意の従来の導管(例えば、3/4インチのID flexline)であってもよい。重力供給均一化は有利であり、バルブ385と386(及び同様にリターンバルブEV1とEV3)は、冷却装置377内の熱伝導流体レベルが、もしそうでなければHTX378内の熱伝導流体レベルから時間と共に逸脱するように動作する。バルブ385、386のいずれか一方のみが、任意の時刻で開いており、各バルブは頻繁に循環させるようにパルス加熱/冷却が利用される場合は、これは特に問題である。リターンバルブEV3又はEV1が、それぞれバルブ385又は386と同位相で切り替えられる場合でも、動作中にバルブの作動速度のわずかな変動等が冷却装置377とHTX378の間の熱伝導流体の正味の移行をもたらす可能性があることが判明している。図3Cは更に、本発明の実施形態に係る、高温と低温の熱伝導流体容器間に延びるパッシブ均一化パイプ399を示している。図示されるように、冷却装置容器用の低レベルマーク391は、熱交換器容器の低レベルマーク392と平準化するようにプラットフォームで構成されている。冷却装置377及びHTX378がこのように配置されることによって、均一化パイプ399は、高温及び低温容器の排出ポートに取り付けることができる。
動作時には、高温及び低温クーラントループの各々は、チャック温度を制御するために流されるので、レベリングパイプ399は、冷却装置377及びヒーター378のそれぞれ低温及び高温容器へとチャック320から戻される流体量の違いを打ち消すように動作する。均一化パイプ399に沿ったアクティブなバルブコントロールが無いので、加熱及び/又は冷却された熱伝導流体の小束が、低温及び高温の供給及び回収間でのわずかなずれに応じて発生し、容器が等しいレベルに満たされるのを維持するように分配する。温度制御バルブの操作によって発生する流体移送は比較的小さいので、レベリングパイプ399は、HX(HTX)及び/又は冷却装置377、378にはほとんど追加の負荷を与えない。
図3Bに示される例示的な実施形態では、温度コントローラ375は、パルス幅変調(PWM)コントローラ380に結合されている。バルブ385及び386がデジタルであり、更に1つだけが任意の時刻に開かれているように操作される実施形態では、チャック320の加熱及び冷却は、「パルス化(パルス状)」と呼ばれる。本明細書の他の箇所で更に説明されているように、バルブ385は、デューティーサイクルによって定義された時間の間、開いた状態に制御されているとき、冷却力のパルスが提供される。同様に、バルブ386は、デューティーサイクルによって定義された時間の間、開いている状態になるように制御されるとき、加熱力のパルスがチャック320に提供される。PWMコントローラ380は、一般的に入手可能であり、バルブがデジタルである(つまり、完全に開いているか、完全に閉じているかのバイナリ状態を有する)実施形態において、温度コントローラ375によって送信される制御信号に応じたデューティーサイクルでバルブ385及び386を動作させるように設定可能な任意のタイプのものが可能である。代替的な実施形態では、PWM機能をサポートし、デューティーサイクルの外部制御を提供するPIDコントローラ(例えば、日本の山武(株)のアズビルから市販されているもののうちの1つを挙げることができるが、これに限定されない)を、本明細書に記載のフィードフォワード制御アルゴリズムを実施するために採用することができる。更に他の選択肢では、PWM制御信号は、コンピュータ(例えば、コントローラ370)のデジタル出力ポートによって生成することができ、その信号はバルブ385、386をオン/オフの位置に制御するリレーを駆動するために使用することができる。温度コントローラ375が温度制御システム100を実装している実施形態では、PWMコントローラ380は、デジタルバルブ385及び386のドライバとしてもっぱら利用されている。
隔離されたヒートソース/シンクに結合されたポンプに対して適度に低い圧力を維持するために、周期的に閉鎖するバルブ385及び386によって、熱伝導流体容器(すなわち、冷却装置377又はヒーター378)とバルブ385、386との間にバイパスが設けられている。バルブ385が閉じているとき、熱伝導流体はバイパス384を介して冷却装置377へと戻され、一方、バルブ386が閉じているとき、熱伝導流体はバイパス383を介してHTX378へと戻される。非常に大きなバイパスは、加熱力/冷却力を浪費する非効率的な動作の原因となり、一方、非常に小さなバイパスは、ポンプの負荷が高くなり過ぎる。チャック320への供給ラインの流れ(例えば、381と382のいずれか)は、チャック320を通る流れがバイパス(383又は384)を介してより大きくなるようにバイパスを使用して分割する必要があることが判明している。良好なパフォーマンスを提供する特定の実施形態では、チャック320への(バルブ385又は386のいずれかを介しての)流れの間の比率は、1:0.8〜1:0.2である。例えば、供給ライン381内の流れが約2.5GPMで、供給ライン382内の流れも2.5GPMの場合、バイパス384を通る流れは、約1GPMである。
図3D及び図3Eは、本発明の実施形態に係る、図3Bに示されたバルブ及び配管回路図内のパルス幅変調の時間割合を示している。図3Dに示されるように、時間の基本単位である「比例サイクルタイム」は、デューティーサイクルの割合に対して利用され、固定公称オープンバルブ流体流量(例えば、2.5GPM)とゼロのクローズドバルブ流体流量の間の熱伝導流体の流れをチャック320へ循環させることによって、デジタル値385、386を、アナログの加熱/冷却力の印加に近似させることができる。図3Dに示されるように、比例サイクルのうちでデジタルバルブが開の時間の割合は、デューティーサイクル(DC)と呼ばれている。25%のDCの冷却では、バルブ385は、比例サイクルタイムのうちの25%(例えば、1.25秒)を開いた状態である。同様に、75%のDCの加熱では、バルブ386は、比例サイクルタイムの75%(例えば、3.75秒)を開いた状態である。
図2に示される高速な温度応答時間及び良好な定常状態の制御を達成するために、比例サイクルタイムの継続時間は重要である。比例サイクルは、(本明細書の他の箇所で説明されているように、少なくとも部分的に、パックの厚さに依存している)チャック320の熱時定数よりも短い継続時間を有することができる。チャック320の熱時定数は、加熱/冷却電力をパルス状にして印加することによって被る可能性のある温度リップルを平滑化するのに役立つ。このように、非常に短い熱時定数は、制御システム100によって応答時間が大幅に削減するが、非常に短い熱時定数は、パルス状の加熱/冷却電力の印加の結果として、作業面の温度リップルが現れるようになる。このようなリップルの大きさは数倍大きい可能性もあり、プロセス感度にもよるが、ワークピース処理時に不利になる場合もある。したがって、チャック320の熱時定数によく合致した比例サイクルタイムを定義することが重要である。特定の一実施形態では、比例サイクルの継続時間は、チャック320の熱時定数の半分と同じくらいの大きさであり、好ましくは実質的に半分よりも小さい。
最小比例サイクルの継続時間は、一般的にデジタルバルブ(例えば、バルブ385、386)が状態を切り替えることができる速度によって制限される。図3Eに図示されるように、デューティーサイクルのスケールは、バルブ386の制御に対してDC最小値から100(正)に拡張し、一方、デューティーサイクルのスケールは、バルブ385の制御に対してDC最小値から−100(負)に拡張する。このように、DC値に応じて、任意の時刻においてバルブ385及び386の一方のみを開き、最小DCを下回る任意のDC%に対しては、両方のバルブを「オフ」又は閉じた状態にする。最小DC%よりも短いすべてのPWM駆動パルスは、コントローラ375によって正確にゼロに切り捨てられる。比例サイクルの継続時間は、バルブの切り替え時間が比例サイクルのかなりの割合にならないように十分に大きく選択されるべきである。一実施形態では、時間比例サイクルは、周期を比例時間ですバルブの状態を変更するために必要な時間よりも長い1桁を超える大きさである。バルブ385と386が切り替わる速度が0.35秒未満である好ましい実施形態では、比例サイクルの継続時間は、4〜6秒間(例えば、図3Dに示されるように5秒間)である。5秒間の比例サイクルの継続時間によって、バルブ切り替え時間は、デューティーサイクルの範囲の10%未満を占め、バルブ切り替え時間が0.25〜0.35秒間の実施形態では、バルブ切り替え時間は、高温及び低温制御の各々において約5〜6%を占める。このように、チャック320の温度は、バルブ386が例えば6%の最小DCで要求される前に、ある量をドリフトできる。非常に小さいデューティーサイクルは通常、アイドル期間中にのみ発生し、定常状態の温度制御のこのレベルが適切である。
比例サイクルの継続時間に影響を与える更なる検討は、ヒートシンク/ソースの温度に保持されていない熱伝導液のデッドボリュームを表す供給ライン381及び382の内部容積である。好ましいことに、バルブ385、386の間(又は、少なくとも容器396の間)の配管領域内のクーラント体積及びチャック320は、パルス継続時間の間に流れたクーラントの体積に対して大きくはない。例示的な一実施形態では、供給ライン381及び/又は382は、時間比例サイクル(例えば、100%DC)の間に流れた熱伝導流体の体積よりも少ない内部容積を有する。供給ラインの体積は、長さと直径の両方の関数であるので、体積の低減は、比例サイクルの継続時間をチャック320の熱時定数の極限まで低減させることが可能な、より小さい直径のライン及び/又はより短い長さによって達成することができる。しかしながら、1/4インチID接続ラインは、不利なことに、十分なクーラント流量(例えば、1ガロン/分(GPM)〜7GPM)を生成するために非常に高い圧力を供給するポンプを必要とする。誘電体エッチングシステムに存在する高い熱負荷(例えば、Wb,tot〜7000K)の下で十分な冷却力を提供するために、好ましいオープンバルブ流量は、2〜6GPMである。十分に低い流動抵抗を提供するために、ライン381及び/又は382の長さが約8フィート以下である少なくとも3/4インチIDの配管が、好ましい実施形態で利用されている。長いラインの方がしばしば設置がより楽であることを考慮に入れると、ライン381及び/又は382は、配管IDが1/2インチまで縮小されるならば、15フィートまで拡張することができる。そのような実施形態では、例示的な5秒間の比例サイクルの継続時間中に、約1リットルの熱伝導流体が流れる間に、デッドボリュームを1リットル未満に抑えることができる。
実施形態では、チャック320とシャワーヘッド335は、1.25インチの固定ギャップ間隔を有する。図3F及び図3Gに更に示されるように、チャック320は、薄いセラミックスパック327又は厚いセラミックスパック328のいずれかを更に組み込むことができる。本明細書で用いる場合、「パック」は、ワークピース310を温度制御されたベース329から分離するセラミックス製スラブを指す。パックは、イオン衝撃に起因する熱流束を沈め、RF電力をワークピース310に容量結合し、更にワークピース310をチャック320に保持するクランプ力を提供する電極をカプセル化する。
図3Gに図示される厚いパックの実施形態では、静電チャック(ESC)は、パック内に埋め込まれたRF電力及びDCバイアスを供給された電極333を備えており、ベース329は接地されている。薄いパックの実施形態では、静電チャックは、パック内に埋め込まれた、DCバイアスが供給されるがRFには浮いた電極334を備えており、ベース329はRF電力が供給される。薄いパックの実施形態では、シャントキャパシタンスが大きいため、接地されたESCのベースは不利である。ESC電極とワークピースを、ベース329の接地面から大きく離れた場所に配置することができるので、この問題は、厚いパックの実施形態にとっては一般的ではない。
セラミックスパックの厚さは、チャック320の熱時定数に影響を及ぼし、したがって、図2に図示された遅延Dの大きさに影響を与える。薄いパックの一実施形態(図3F)では、セラミックスパック327の公称厚さTは10mm未満であり、より具体的には約5mmである。厚いパックの一実施形態では、セラミックスパック328の公称厚さTは10mmよりも大きく、より具体的には約25mmである。例えば、チャック320の熱時定数は、セラミックの厚さに応じて約5秒〜60秒の間で変えることができる。特定の一実施形態では、公称5mmのセラミックスの厚さを有する薄いパック327を備えたチャックは、約10秒の時定数を有し、一方、公称25mmのセラミックスの厚さを有する厚いパック328を備えたチャックは、60秒のオーダーの時定数を有する。薄いパックの実施形態の低い熱時定数は、図2に示されたタイプの(エッチング)プロセスレシピの連続工程での高速温度ランピングを可能にする。厚いパックの実施形態は、熱質量が大きいので、のかなり長い応答時間を有することが予想できる(例えば、図2のDは、60秒を超えるかもしれない)。約5秒の比例サイクル継続時間を有する実施形態では、薄いセラミックスパックの10秒の熱時定数は、温度リップルを約1℃以下に低減する。このように、5秒の比例サイクル継続時間は、大幅に長いサイクル継続時間をもつ薄いパックの実施形態によく合致しており、チャック320の熱時定数に近付き過ぎる。厚いパックの実施形態の熱時定数は、非常により長くなるため、比例サイクル継続時間は、作業表面温度の顕著な温度リップルを発生させずに5秒を超えて増加する可能性がある。それにもかかわらず、望ましい厚いパックの実施形態では、5秒の比例サイクルが利用され、これによって制御システム100によって実行されるアルゴリズムは、厚い又は薄いセラミックスパックが存在する場合にあまり依存しないように作られる。
図3F及び図3Gに更に示されるように、1以上の温度プローブ376が、独立した温度ゾーンの数に応じて、下部支持アセンブリ内に埋め込まれている。非金属製プローブは、RFカップリング/フィルタリングの問題を回避するために好まれ、一実施形態では、フルオロ光ファイバー温度プローブが用いられる。マルチゾーン(例えば、デュアルゾーン)の実施形態では、2以上のこのようなプローブが、下部支持アセンブリに埋め込まれている。例えば、第1プローブ376をチャックの内側ゾーンの下に配置することができ、一方、第2プローブ376をチャックの外側のゾーンの下に配置することができる。温度プローブ376は、薄い又は厚いパックが採用されているかどうかに応じて、下部アセンブリ内に配置される。図3Fに示されるような薄いパックの一実施形態では、温度プローブの先端は、薄いセラミック層の裏側に接触して配置されている。このように、プローブの先端は、薄いセラミック層に埋め込まれておらず、プローブ376の先端は、ワークピース310が載置された作業面から約5mm隔てられている。図3Eに示される厚いパックの一実施形態では、温度プローブ376の先端は、ワークピース310が載置された作業面からRが5mm未満となるように、厚いセラミック層内に埋め込まれている、又は凹みに配置されている。特定の一実施形態では、Rは作業面から約3mmである。薄い又は厚いパックが採用されているかどうかに依存した方法で、下部アセンブリ内にプローブ先端を配置することによって、温度制御システム100のハードウェア及び測定の校正の多くは、異なるセラミックスパック厚さを有するシステム間で保持することができる。したがって、セラミックスパックは、実行される処理等に基づいて、特定のシステムを再構成するように取り換えることができる。
図3Aに戻って、温度コントローラ375は、温度制御アルゴリズムを実行することができ、ソフトウェア又はハードウェア、又は両方の組み合わせのいずれであってもよい。温度コントローラ375は、チャック320と、ヒートソース及び/又はプラズマチャンバ305の外部のヒートシンクとの間の熱伝達率に影響を与える制御信号を出力することができる。フィードフォワードの一実施形態では、サンプル時間Tcalcが経過すると、操作205で、現在の制御温度150(図1)が取得され、設定温度106が取得され、プラズマ電力105が取得される。ヒートシンクの設定温度も取得することができる。図3に示される例示的な実施形態では、温度コントローラ375は、チャック温度センサー376(例えば、光プローブ)からの制御温度入力信号を受信する。温度コントローラ375は、例えば、メモリ373に格納されているプロセスレシピファイルからチャックの設定温度を取得し、温度コントローラ375は、(測定された、又はレシピファイルパラメータで設定されている)プラズマ電力を取得する。
温度コントローラ375は、統合化制御ソフトウェアプレーン125内に含まれる又は統合化制御ソフトウェアプレーン125によって提供される必要はない(図1参照)。具体的には、温度コントローラ375の機能性は、その代わりに個別のシステムとして提供することができる。PIDコントローラ(例えば、山武(株)のアズビルから市販されているものが挙げられるが、これらに限定されない)は、将来的には追加的なフィードフォワード入力(例えば、プラズマ電力及び冷却装置温度)を含むように設計されるかもしれない。個別のシステムは更に、フィードフォワード入力に基づいてフィードフォワード制御努力を決定する機能を有するプロセッサを含むように製造することができる。このように、温度制御用に本明細書に記載されたすべての実施形態は、統合化制御ソフトウェアプレーン125の一面(ファセット)又はPWMコントローラ380の一面のいずれかとして、温度コントローラ375によって提供されることができる。
好ましい一実施形態では、現時点(例えば、Tcalcの経過後)において処理チャンバ305内にプラズマを励起させる測定されたフォワードRFバイアス電力328は、プラズマの熱負荷(例えば、ワット)としてフィードフォワード制御ラインに入力される。(例えば、メモリ373に格納されたプロセスレシピファイルからの)プラズマ電力設定値もまた、フィードフォワード制御ラインへの入力として利用することができる。このような予め定義されている電力設定値は、プラズマ電力を印加する前に、又はシステム内へのプラズマ電力の印加を変更して、予期した制御努力を生成する前に、フィードフォワード伝達関数F(s)115を評価可能にするかもしれない。しかしながら、温度制御システム100が十分に迅速に反応できると仮定すると、プラズマ電力105は、現時点で印加されているプラズマ電力のより高い精度のために測定された電力出力信号に結合されるのが好ましい。このような実施形態でさえも、将来の時間に対する制御努力の決定は、レシピベースのままでいるだろう。
一実施形態では、プラズマ電力105は、プラズマ処理中にワークピースを支持するように構成されたチャックへの第1バイアス電源入力を含む。例えば、プラズマ電力105は、プラズマバイアス電力325(図3)に設定することができる。一実施形態では、プラズマ電力105は、プラズマ処理チャンバへの多数の電源入力の加重和である。例えば、プラズマ電力の加重和は、c1*P1+c2*P2+c3*P3に等しく、ここでP1、P2、P3はバイアス及び/又はソース電力である。重みc1、c2、c3は、任意の実数であることができ、通常正であるが、特定の実施形態では、ソース電力の重みは負であり、実際部品加熱はソース電力の増加に伴い減少する。プラズマ処理システムが2MHzと13.56MHzのバイアス電源入力をチャックに又は2MGzと60MHzのバイアス電源入力をチャックに印加する例では、c1及びc2は、それぞれ1である。プラズマ電力105として第1及び/又は第2プラズマバイアス電源入力を用いた場合、フィードフォワード伝達関数F(s)115は、(例えば、RF整合器327から出力された順バイアス電力328として測定された)バイアス電源入力を、外乱伝達関数D(s)110を補償するための冷却努力を定義するフィードフォワード制御信号uに結び付ける。
例示的な実施形態では、バイアス電力の加重和(Wb,tot)がプラズマ電力105として入力されている間、処理チャンバへの総プラズマ電源入力の1以上は、重み関数としてプラズマ電力105から除外してもよいことに留意すべきである。例えば、図3を参照すると、プラズマソース電源330は、プラズマ電力105から除外されており(すなわち、c3=0)、ここで、制御システム100(図1)は、静電チャック320の温度を制御することができる。このような実施形態では、プラズマソース電源330によってチャック320上に配置された熱負荷は比較的小さいので、プラズマ電力105は、プラズマソース電源330を含む必要はない。しかしながら、制御すべき温度が処理チャンバ内への全てのプラズマ電源入力にかなり依存している代替的な実施形態では、フィードフォワード伝達関数F(s)115から出力されたフィードフォワード制御信号uは、プラズマソース電源330に更に基づくことができる。
温度誤差信号e、フィードフォワード制御信号u、及びフィードバック制御信号vは、Tcalc毎に(例えば、CPU372によって)計算される。ラプラス領域では、
ただし、uはフィードフォワード信号、Fはフィードフォワード伝達関数、pはプラズマ電力である。図3に示される実施形態では、フィードフォワード制御信号uは離散時間領域で次のように実装可能である。
ただし、P(t)は現在のTcalcにおけるプラズマ電力、TPWMはPWMコントローラ380の時間増分である。特定の一実施形態では、フィードフォワード制御信号uは、単に現在の時刻(例えば、Tcalc)でのプラズマ電源入力に基づいているβP(t)として計算される。
更なる一実施形態では、将来の時間期間内で要求されるプラズマ電力は、(例えば、処理レシピファイルから)決定できるので、フィードフォワードの式には、制御温度でのクーラントの流れの効果の中で遅れを補正するように、θP(t+TPWM)+θP(t+2TPWM)の項が更に含まれる。別の一実施形態では、制御温度150を達成するために必要な熱伝達は、ヒートシンク(例えば、冷却装置377)の設定温度及び/又はヒートソース(例えば、熱交換器378)の設定温度に依存しているので、追加のクーラント温度依存項δ(TSP−Theat sink)+δ(TSP−Theat source)がフィードフォワード制御信号uに追加され、ここでTSPは制御温度150である。全体のフィードフォワード式は、温度依存係数Ωhot及びΩcoldを有することもでき、最終的なフィードフォワード制御信号uは以下のようになる。
同様に、フィードバック制御信号vは、ラプラス領域で、v(t)= G(s)ε(s)であり、離散時間領域では次のように実装可能である。
ただし、ε(t)は、Tcalcでの温度誤差信号(制御温度150と設定温度106との間の差)である。特定の実施形態では、フィードバック制御信号vは、単にλe(t)として計算される。操作210が、Tcalc毎に実行される間に、制御計算は、時刻t、t−TPWM等に対応する、ある低い周波数で入力される入力温度及びプラズマ電力値を使用することができる。u、v、プラズマ電力105(P)、制御温度150、及び設定温度106のパラメータの値は、データ配列に格納することができ、t、t−TPWMの離散時間に対応するこれらの保存された値は、その後、後続の制御計算で利用することができる。
制御アクチュエータ出力信号ρは、フィードフォワード信号uと、フィードバック信号vの組み合わせから決定され、その後アクチュエータに出力される。一実施形態では、定数ゲインK(例えば、図4Cのゲイン群を構成するゲインのいずれか)がフィードフォワード制御信号uに適用され、定数ゲインKがフィードフォワード制御信号vに適用され、これによって制御アクチュエータ出力信号ρは、ρ(t)=Kv−Kuとして計算される。ゲインK、Kは、2つの単純な係数によって結合されたフィードフォワード・フィードバック制御ラインにアクセスするための単純なインターフェイスをシステムオペレータに提供する。制御アクチュエータ出力信号ρの値に応じて、ヒートシンクとヒートソースのうちの1以上の間の熱伝達が調節される。したがって、図3において、制御アクチュエータ出力信号ρが第1符号(例えば、ρ<0)である場合には、PWMコントローラ380によって実行可能な形式で命令が提供され、これによって冷却装置377とチャック320との間の熱伝達を増加させるようにバルブ385を開き、制御温度150を低減させることができる。制御アクチュエータ出力信号ρが第2符号(例えば、ρ>0)である場合には、PWMコントローラ380によって命令が提供され、これによって冷却装置377とチャック320との間の熱伝達を低減させるようにバルブ385を開き、制御温度150を増加させることができる。
図4は、本明細書に記載の温度制御操作を実行するために利用可能なコンピュータシステム500の例示的形態におけるマシンの図式表現を示している。一実施形態では、コンピュータシステム500は、プラズマエッチングシステム300内のコントローラ370として設定することができる。代替の実施形態では、マシンは、ローカルエリアネットワークピース(LAN)、イントラネット、エクストラネット、又はインターネット上の他のマシンに接続(例えば、ネットワーク接続)することができる。マシンは、クライアントサーバネットワーク環境でのサーバ又はクライアントマシンの機能で動作する、又はピアツーピア(又は分散)ネットワーク環境におけるピアマシンとして動作可能である。マシンは、パーソナルコンピュータ(PC)、サーバ、ネットワークルータ、スイッチ又はブリッジ、又はそのマシンで実行するアクションを特定する(シーケンシャル又は他の)命令セットを実行することができる任意のマシンが可能である。更に、単一のマシンのみが図示されているが、用語「マシン」は、本明細書内で説明された任意の1以上の方法論を実行するための1つの(又は複数の)命令セットを個別又は共同で実行するマシン(例えば、コンピュータ)の任意の集合体をも含むものとしてとらえるべきである。
例示的なコンピュータシステム500は、プロセッサ502、メインメモリ504(例えば、リードオンリーメモリ(ROM)、フラッシュメモリ、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)(例えば、シンクロナスDRAM(SDRAM)又はラムバスDRAM(RDRAM)等))、スタティックメモリ506(例えば、フラッシュメモリ、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)等)、及び二次メモリ518(例えば、データ記憶装置)を含み、これらはバス530を介して互いに通信する。
プロセッサ502は、1以上の汎用処理装置(例えば、マイクロプロセッサ又は中央演算処理装置等)を表す。より具体的には、プロセッサ502は、複合命令セットコンピューティング(CISC)マイクロプロセッサ、縮小命令セットコンピューティング(RISC)マイクロプロセッサ、超長命令語(VLTW)マイクロプロセッサ、他の命令セットを実装するプロセッサ、又は命令セットの組み合わせを実装するプロセッサが可能である。プロセッサ502はまた、1以上の特殊目的用処理装置(例えば、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、ネットワークプロセッサ等)であってもよい。プロセッサ502は、本明細書内の他の箇所で説明された温度制御操作を実行するための処理ロジック526を実行するように構成される。
コンピュータシステム500は、ネットワークインターフェイス機器508を更に含むことができる。コンピュータシステム500はまた、ビデオディスプレイユニット510(例えば、液晶ディスプレイ(LCD)又はブラウン管(CRT))、英数字入力装置512(例えば、キーボード)、カーソル制御装置514(例えば、マウス)、及び信号発生装置516(例えば、スピーカー)を含むこともできる。
二次メモリ518は、本明細書に記載の温度制御アルゴリズムのうちの任意の1以上を具現化する1以上の命令セット(例えば、ソフトウェア522)が格納されている、マシンにアクセス可能な記憶媒体(又はより具体的には、コンピュータ可読記憶媒体)531を含むことができる。ソフトウェア522は、コンピュータシステム500によって実行される間、メインメモリ504内及び/又はプロセッサ502内に完全に又は少なくとも部分的に常駐させることもでき、メインメモリ504及びプロセッサ502もまた、マシン可読記憶媒体を構成する。ソフトウェア522は更に、ネットワークインターフェイスデバイス508を介してネットワーク520経由で送信又は受信することができる。
マシンにアクセス可能な記憶媒体531は、処理システムによって実行され、本明細書に記載の温度制御アルゴリズムのいずれか1以上をシステムに実行させる命令セットを格納するために更に使用することができる。本発明の実施形態は、本明細書内の他の箇所に記載されているように、本発明に係るプラズマ処理チャンバの温度を制御するコンピュータシステム(又は他の電子デバイス)をプログラムするために使用可能な命令を内部に格納するマシン可読媒体を含むことができるコンピュータプログラム製品又はソフトウェアとして更に提供することができる。マシン可読媒体は、マシン(例えば、コンピュータ)によって読み取り可能な形式で情報を格納又は伝送するための任意の機構を含む。例えば、マシン可読(例えば、コンピュータ可読)媒体は、マシン(例えば、コンピュータ)可読記憶媒体(例えば、リードオンリーメモリ(「ROM」)、ランダムアクセスメモリ(「RAM」)、磁気ディスク記憶媒体、光記憶媒体、フラッシュメモリデバイス、又はその他の非一時的記憶媒体など)を含む。
上記の説明は、限定的なものではなく、例示的であることを意図していることを理解すべきである。上記の説明を読んで理解すれば、他の多くの実施形態が当業者には明らかであろう。

Claims (15)

  1. 処理中にワークピースを支持するように構成されたチャックを含む処理チャンバと、
    第1温度の第1熱伝導流体容器と、
    第2温度の第2熱伝導流体容器と、
    第1又は第2温度の熱伝導流体をチャックへと導くために第1及び第2熱伝導流体容器の両方をチャックに結合する第1供給ライン及び第1回収ラインと、
    第1熱伝導流体容器を第1供給ラインと結合する第1バルブと、第2熱伝導流体容器を第1供給ラインと結合する第2バルブと、
    重力によって熱伝導流体のレベルを等しくするために、第1熱伝導流体容器を第2熱伝導流体容器に結合するパッシブレベリングパイプを含むプラズマ処理装置。
  2. パッシブレベリングパイプは、第1及び第2熱伝導流体容器のそれぞれのドレインポイントに結合されている請求項1記載の装置。
  3. 第3バルブが第1回収ラインを第1熱伝導流体容器に結合し、パッシブレベリングパイプは、第1バルブを介してチャックに供給された熱伝導流体の量と第3バルブを介してチャックから回収された熱伝導流体の量の間の不均衡を考慮することができる請求項1記載の装置。
  4. 第1及び第2バルブはデジタルであり、装置は、全開状態と全閉状態の間で第1及び第2バルブのうちの少なくとも一方を駆動するパルス幅変調のデューティーサイクルを変調するためのコントローラを更に含み、第1及び第2バルブのうちの一方は、第1及び第2バルブの他方がオン状態にあるとき、オフ状態にあることができる請求項1記載の装置。
  5. コントローラは、パルス幅変調のデューティーサイクルを時間比例サイクルの割合として変調することができ、時間比例サイクルは、バルブの状態を変更するために必要な時間よりも長い大きさの2以上の命令である請求項4記載の装置。
  6. 時間比例サイクルの継続時間は、チャックの熱時定数の半分未満である請求項5記載の装置。
  7. 時間比例サイクルの継続時間は、4〜6秒である請求項6記載の装置。
  8. 第1供給ラインは、時間比例サイクルの間に導かれた熱伝導流体の体積よりも小さい内部容積を有する請求項5記載の装置。
  9. 第1熱伝導流体容器と第1バルブとの間のバイパス流路を更に含み、熱伝導流体は、1:0.8〜1:0.2の第1バルブ:バイパス比で、バイパス流路を介して第1熱伝導流体容器に回収される請求項1記載の装置。
  10. プラズマに印加された全電力に少なくとも基づいて、全開状態と全閉状態の間で第1及び第2バルブのうちの少なくとも一方を駆動するパルス幅変調のデューティーサイクルを変調するためのコントローラを更に含み、全電力は、少なくとも約2MHz〜60MHzの間で動作するRF発生装置からの第1バイアス電力と、約2MHz〜60MHzの間で動作するRF発生装置からの第2バイアス電力の加重和である請求項1記載の装置。
  11. プラズマ処理装置であって、
    チャックを含む処理チャンバであって、チャックは、
    処理中にワークピースピースが載置される作業面を提供するセラミックスパックと、
    セラミックスパックの下の金属ベース内に配置された第1及び第2熱伝導流体チャンネルであって、第1熱伝導流体チャネルは作業面の外側ゾーンの下に配置され、第2熱伝導流体チャネルは作業面の内側ゾーンの下に配置されている第1及び第2熱伝導流体チャンネルを更に含む処理チャンバと、
    金属ベースを通して配置され、セラミックスの作業面から5mm以下分離されている光ファイバー温度プローブと、
    第1供給バルブを介して第1熱伝導流体チャネルに結合され、第2供給バルブを介して第2熱伝導流体チャネルに結合された第1温度の第1熱伝導流体容器と、
    第3供給バルブを介して第2熱伝導流体チャネルに結合され、第4供給バルブを介して第2熱伝導流体チャネルに結合された第2温度の第2熱伝導流体容器を含むプラズマ処理装置。
  12. セラミックスパックの厚さが4mm〜10mmであり、温度プローブは、セラミックスパックの全厚さによって、作業面から分離されている請求項11記載の装置。
  13. セラミックスパックの厚さが20mm〜30mmであり、温度プローブは、作業面の反対側のセラミックスパックの裏側に、作業面から3〜5mm以内になるように配置される請求項11記載の装置。
  14. チャックを第1熱伝導流体容器に結合する第1供給ライン及び第1回収ラインを介して、チャックに第1温度の第1熱伝導流体を提供する工程と、
    チャックを第2熱伝導流体容器に結合する第2供給ライン及び第2回収ラインを介して、チャックに第2温度の第2熱伝導流体を提供する工程と、
    第1熱伝導流体容器を第1供給ラインと結合する第1バルブを制御し、第2熱伝導流体容器を第2供給ラインと結合する第2バルブを制御する工程と、
    第1熱伝導流体容器を第2熱伝導流体容器に結合するパッシブレベリングパイプを通して第1又は第2熱伝導流体を流すことによって、第1熱伝導流体容器のレベルを第2熱伝導流体容器のレベルと等しくする工程を含むプラズマ処理装置でチャックの温度を制御する方法。
  15. 第1及び第2バルブのうちの一方は、第1及び第2バルブの他方がオン状態にあるとき、オフ状態にあることができるように、全開状態と全閉状態の間で第1及び第2バルブのうちの少なくとも一方を駆動するパルス幅変調のデューティーサイクルを変調する工程を更に含む請求項14記載の方法。
JP2013514239A 2010-06-08 2011-06-03 パルス状の熱伝導流体の流れを用いたプラズマ処理装置における温度制御 Active JP6077995B2 (ja)

Applications Claiming Priority (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US35277910P 2010-06-08 2010-06-08
US61/352,779 2010-06-08
US36223210P 2010-07-07 2010-07-07
US61/362,232 2010-07-07
US13/111,334 2011-05-19
US13/111,334 US8916793B2 (en) 2010-06-08 2011-05-19 Temperature control in plasma processing apparatus using pulsed heat transfer fluid flow
PCT/US2011/039182 WO2011156239A2 (en) 2010-06-08 2011-06-03 Temperature control in plasma processing apparatus using pulsed heat transfer fluid flow

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2013534695A true JP2013534695A (ja) 2013-09-05
JP2013534695A5 JP2013534695A5 (ja) 2015-11-19
JP6077995B2 JP6077995B2 (ja) 2017-02-08

Family

ID=45098592

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013514239A Active JP6077995B2 (ja) 2010-06-08 2011-06-03 パルス状の熱伝導流体の流れを用いたプラズマ処理装置における温度制御

Country Status (6)

Country Link
US (2) US8916793B2 (ja)
JP (1) JP6077995B2 (ja)
KR (1) KR101801070B1 (ja)
CN (1) CN102907180B (ja)
TW (1) TWI445459B (ja)
WO (1) WO2011156239A2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019519098A (ja) * 2016-05-05 2019-07-04 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッドApplied Materials,Incorporated プラズマ処理チャンバ内のウエハキャリアのための高度な温度制御
JP2020518128A (ja) * 2017-04-21 2020-06-18 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッドApplied Materials,Incorporated 改善された電極アセンブリ

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9338871B2 (en) * 2010-01-29 2016-05-10 Applied Materials, Inc. Feedforward temperature control for plasma processing apparatus
US8916793B2 (en) 2010-06-08 2014-12-23 Applied Materials, Inc. Temperature control in plasma processing apparatus using pulsed heat transfer fluid flow
US8880227B2 (en) 2010-05-27 2014-11-04 Applied Materials, Inc. Component temperature control by coolant flow control and heater duty cycle control
US8580693B2 (en) * 2010-08-27 2013-11-12 Applied Materials, Inc. Temperature enhanced electrostatic chucking in plasma processing apparatus
US10274270B2 (en) 2011-10-27 2019-04-30 Applied Materials, Inc. Dual zone common catch heat exchanger/chiller
JP5973731B2 (ja) * 2012-01-13 2016-08-23 東京エレクトロン株式会社 プラズマ処理装置及びヒータの温度制御方法
CN103369810B (zh) * 2012-03-31 2016-02-10 中微半导体设备(上海)有限公司 一种等离子反应器
CN104715992B (zh) * 2013-12-13 2018-02-09 中微半导体设备(上海)有限公司 一种等离子体处理腔室及其冷却装置
JP6374301B2 (ja) * 2013-12-24 2018-08-15 東京エレクトロン株式会社 ステージ、ステージの製造方法、熱交換器
JP6158111B2 (ja) * 2014-02-12 2017-07-05 東京エレクトロン株式会社 ガス供給方法及び半導体製造装置
JP6018606B2 (ja) * 2014-06-27 2016-11-02 東京エレクトロン株式会社 温度制御可能なステージを含むシステム、半導体製造装置及びステージの温度制御方法
JP5970040B2 (ja) * 2014-10-14 2016-08-17 東京エレクトロン株式会社 温度制御システム及び温度制御方法
US10490429B2 (en) * 2014-11-26 2019-11-26 Applied Materials, Inc. Substrate carrier using a proportional thermal fluid delivery system
US10515786B2 (en) * 2015-09-25 2019-12-24 Tokyo Electron Limited Mounting table and plasma processing apparatus
US10522377B2 (en) * 2016-07-01 2019-12-31 Lam Research Corporation System and method for substrate support feed-forward temperature control based on RF power
JP6832132B2 (ja) * 2016-11-08 2021-02-24 東京エレクトロン株式会社 供給装置及び基板処理装置
CN108257839B (zh) * 2016-12-29 2019-10-08 中微半导体设备(上海)股份有限公司 一种用于晶圆处理的反应腔
US10867812B2 (en) 2017-08-30 2020-12-15 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Semiconductor manufacturing system and control method
US11164759B2 (en) 2018-05-10 2021-11-02 Micron Technology, Inc. Tools and systems for processing one or more semiconductor devices, and related methods
JP2022185462A (ja) 2021-06-02 2022-12-14 東京エレクトロン株式会社 温度制御装置および基板処理装置
US20230125521A1 (en) * 2021-10-25 2023-04-27 Advanced Energy Industries, Inc. Robust tensorized shaped setpoint waveform streaming control

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09129717A (ja) * 1995-09-28 1997-05-16 Applied Materials Inc 静電チャック内のアーキング防止方法及び装置
JP2002526923A (ja) * 1998-09-30 2002-08-20 ラム リサーチ コーポレーション 真空プロセッサ中の誘電体工作物のための静電デチャッキング方法および装置
JP2004508728A (ja) * 2000-09-05 2004-03-18 サンーゴバン セラミックス アンド プラスティクス,インコーポレイティド 多孔領域を有する静電チャック
JP2006286733A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Tokyo Electron Ltd 載置台の温度制御装置及び載置台の温度制御方法及び処理装置及び載置台温度制御プログラム
WO2010055441A2 (en) * 2008-11-12 2010-05-20 Lam Research Corporation Improved substrate temperature control by using liquid controlled multizone substrate support

Family Cites Families (67)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3147392B2 (ja) 1991-03-04 2001-03-19 宇部サイコン株式会社 熱可塑性樹脂組成物
JPH0796170A (ja) 1993-09-09 1995-04-11 Tokyo Electron Ltd 熱処理装置の温度制御方法
US5435145A (en) 1994-03-03 1995-07-25 General Electric Company Refrigerant flow rate control based on liquid level in simple vapor compression refrigeration cycles
US5548470A (en) * 1994-07-19 1996-08-20 International Business Machines Corporation Characterization, modeling, and design of an electrostatic chuck with improved wafer temperature uniformity
US5711851A (en) * 1996-07-12 1998-01-27 Micron Technology, Inc. Process for improving the performance of a temperature-sensitive etch process
KR100254793B1 (ko) 1997-12-08 2000-05-01 윤종용 반도체장치 제조설비의 케미컬 분사장치 및 그 장치에 사용되는폐액조
US6018932A (en) * 1998-01-07 2000-02-01 Premark Feg L.L.C. Gas exchange apparatus
US6368975B1 (en) 1999-07-07 2002-04-09 Applied Materials, Inc. Method and apparatus for monitoring a process by employing principal component analysis
US6776801B2 (en) * 1999-12-16 2004-08-17 Sail Star Inc. Dry cleaning method and apparatus
US6891124B2 (en) 2000-01-05 2005-05-10 Tokyo Electron Limited Method of wafer band-edge measurement using transmission spectroscopy and a process for controlling the temperature uniformity of a wafer
JP2001237226A (ja) 2000-02-23 2001-08-31 Kobe Steel Ltd プラズマ処理装置
US6635117B1 (en) 2000-04-26 2003-10-21 Axcelis Technologies, Inc. Actively-cooled distribution plate for reducing reactive gas temperature in a plasma processing system
JP2002009049A (ja) 2000-06-21 2002-01-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd プラズマ処理方法及びこれを用いたプラズマ処理装置
US6266968B1 (en) 2000-07-14 2001-07-31 Robert Walter Redlich Multiple evaporator refrigerator with expansion valve
US7069984B2 (en) 2001-02-08 2006-07-04 Oriol Inc. Multi-channel temperature control system for semiconductor processing facilities
US6921724B2 (en) 2002-04-02 2005-07-26 Lam Research Corporation Variable temperature processes for tunable electrostatic chuck
JP2004063670A (ja) 2002-07-26 2004-02-26 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 制御装置および制御方法並びに熱処理装置および熱処理方法
JP2004069933A (ja) 2002-08-05 2004-03-04 Hitachi Ltd 速度検出器および画像形成装置
JP4295490B2 (ja) 2002-11-15 2009-07-15 東京エレクトロン株式会社 処理装置並びに処理装置用のチラー制御方法及びチラー制御装置
US7221553B2 (en) 2003-04-22 2007-05-22 Applied Materials, Inc. Substrate support having heat transfer system
US9236279B2 (en) 2003-06-27 2016-01-12 Lam Research Corporation Method of dielectric film treatment
DE10336599B4 (de) 2003-08-08 2016-08-04 Daimler Ag Verfahren zur Ansteuerung eines Thermostaten in einem Kühlkreislauf eines Verbrennungsmotors
JP2005079415A (ja) 2003-09-02 2005-03-24 Hitachi High-Technologies Corp プラズマ処理装置
JP2005150173A (ja) 2003-11-12 2005-06-09 Hitachi High-Technologies Corp 真空処理装置
JP4381963B2 (ja) 2003-11-19 2009-12-09 パナソニック株式会社 プラズマ処理装置
JP2005210080A (ja) 2003-12-25 2005-08-04 Tokyo Electron Ltd 温度調節方法及び温度調節装置
JP4522783B2 (ja) 2004-08-03 2010-08-11 株式会社日立ハイテクノロジーズ プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法
US7544251B2 (en) * 2004-10-07 2009-06-09 Applied Materials, Inc. Method and apparatus for controlling temperature of a substrate
TWI314842B (en) 2005-01-28 2009-09-11 Advanced Display Proc Eng Co Plasma processing apparatus
JP2006339253A (ja) 2005-05-31 2006-12-14 Toshiba Corp プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法
JP2006351887A (ja) 2005-06-17 2006-12-28 Hitachi High-Technologies Corp プラズマ処理装置
US7279427B2 (en) 2005-08-03 2007-10-09 Tokyo Electron, Ltd. Damage-free ashing process and system for post low-k etch
GB0516695D0 (en) 2005-08-15 2005-09-21 Boc Group Plc Microwave plasma reactor
JP4878801B2 (ja) 2005-09-26 2012-02-15 株式会社日立国際電気 基板処理装置、半導体装置の製造方法
JP4488999B2 (ja) 2005-10-07 2010-06-23 株式会社日立ハイテクノロジーズ エッチング方法およびエッチング装置
US7695633B2 (en) 2005-10-18 2010-04-13 Applied Materials, Inc. Independent control of ion density, ion energy distribution and ion dissociation in a plasma reactor
US20070091540A1 (en) * 2005-10-20 2007-04-26 Applied Materials, Inc. Method of processing a workpiece in a plasma reactor using multiple zone feed forward thermal control
US7368393B2 (en) 2006-04-20 2008-05-06 International Business Machines Corporation Chemical oxide removal of plasma damaged SiCOH low k dielectrics
US8226769B2 (en) * 2006-04-27 2012-07-24 Applied Materials, Inc. Substrate support with electrostatic chuck having dual temperature zones
JP4779807B2 (ja) 2006-05-29 2011-09-28 株式会社島津製作所 Icp発光分光分析装置
US20080060978A1 (en) * 2006-06-14 2008-03-13 Paul Wegner Handling and extracting hydrocarbons from tar sands
JP4815298B2 (ja) * 2006-07-31 2011-11-16 株式会社日立ハイテクノロジーズ プラズマ処理方法
US20080035306A1 (en) 2006-08-08 2008-02-14 White John M Heating and cooling of substrate support
JP4826483B2 (ja) 2007-01-19 2011-11-30 東京エレクトロン株式会社 プラズマ処理装置
JP4838197B2 (ja) 2007-06-05 2011-12-14 東京エレクトロン株式会社 プラズマ処理装置,電極温度調整装置,電極温度調整方法
US7998873B2 (en) 2007-06-15 2011-08-16 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. Method for fabricating low-k dielectric and Cu interconnect
US20090065181A1 (en) * 2007-09-07 2009-03-12 Spx Cooling Technologies, Inc. System and method for heat exchanger fluid handling with atmospheric tower
US20090095218A1 (en) 2007-10-16 2009-04-16 Novellus Systems, Inc. Temperature controlled showerhead
US20090155437A1 (en) * 2007-12-12 2009-06-18 Bohnert George W Continuous system for processing particles
JP4486135B2 (ja) 2008-01-22 2010-06-23 東京エレクトロン株式会社 温度制御機構およびそれを用いた処理装置
JP5551343B2 (ja) 2008-05-14 2014-07-16 東京エレクトロン株式会社 誘導結合プラズマ処理装置
US8596336B2 (en) 2008-06-03 2013-12-03 Applied Materials, Inc. Substrate support temperature control
JP5433171B2 (ja) 2008-06-16 2014-03-05 株式会社日立ハイテクノロジーズ 試料温度の制御方法
WO2010042171A2 (en) * 2008-10-06 2010-04-15 Sunrise Intellectual Property Llc Adaptive self pumping solar hot water heating system with overheat protection
JP5374109B2 (ja) 2008-10-17 2013-12-25 株式会社アルバック 加熱真空処理方法
CN102308381B (zh) * 2009-02-11 2014-08-13 应用材料公司 非接触性基板处理
US8404572B2 (en) 2009-02-13 2013-03-26 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd Multi-zone temperature control for semiconductor wafer
US8916793B2 (en) 2010-06-08 2014-12-23 Applied Materials, Inc. Temperature control in plasma processing apparatus using pulsed heat transfer fluid flow
US9338871B2 (en) 2010-01-29 2016-05-10 Applied Materials, Inc. Feedforward temperature control for plasma processing apparatus
US8880227B2 (en) 2010-05-27 2014-11-04 Applied Materials, Inc. Component temperature control by coolant flow control and heater duty cycle control
US8608852B2 (en) * 2010-06-11 2013-12-17 Applied Materials, Inc. Temperature controlled plasma processing chamber component with zone dependent thermal efficiencies
US8980754B2 (en) 2011-07-20 2015-03-17 Applied Materials, Inc. Method of removing a photoresist from a low-k dielectric film
US8940642B2 (en) 2011-07-20 2015-01-27 Applied Materials, Inc. Method of multiple patterning of a low-K dielectric film
US8741775B2 (en) 2011-07-20 2014-06-03 Applied Materials, Inc. Method of patterning a low-K dielectric film
US8778207B2 (en) 2011-10-27 2014-07-15 Applied Materials, Inc. Plasma etch processes for boron-doped carbonaceous mask layers
US8871650B2 (en) 2011-10-28 2014-10-28 Applied Materials, Inc. Post etch treatment (PET) of a low-K dielectric film
US8937800B2 (en) 2012-04-24 2015-01-20 Applied Materials, Inc. Electrostatic chuck with advanced RF and temperature uniformity

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09129717A (ja) * 1995-09-28 1997-05-16 Applied Materials Inc 静電チャック内のアーキング防止方法及び装置
JP2002526923A (ja) * 1998-09-30 2002-08-20 ラム リサーチ コーポレーション 真空プロセッサ中の誘電体工作物のための静電デチャッキング方法および装置
JP2010050463A (ja) * 1998-09-30 2010-03-04 Lam Res Corp 真空プロセッサ中の誘電体工作物のための静電デチャッキング方法および装置
JP2010050464A (ja) * 1998-09-30 2010-03-04 Lam Res Corp 真空プロセッサ中の誘電体工作物のための静電デチャッキング方法および装置
JP2010062570A (ja) * 1998-09-30 2010-03-18 Lam Res Corp 真空プロセッサ中の誘電体工作物のための静電デチャッキング方法および装置
JP2004508728A (ja) * 2000-09-05 2004-03-18 サンーゴバン セラミックス アンド プラスティクス,インコーポレイティド 多孔領域を有する静電チャック
JP2006286733A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Tokyo Electron Ltd 載置台の温度制御装置及び載置台の温度制御方法及び処理装置及び載置台温度制御プログラム
WO2010055441A2 (en) * 2008-11-12 2010-05-20 Lam Research Corporation Improved substrate temperature control by using liquid controlled multizone substrate support

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019519098A (ja) * 2016-05-05 2019-07-04 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッドApplied Materials,Incorporated プラズマ処理チャンバ内のウエハキャリアのための高度な温度制御
US11837479B2 (en) 2016-05-05 2023-12-05 Applied Materials, Inc. Advanced temperature control for wafer carrier in plasma processing chamber
JP2020518128A (ja) * 2017-04-21 2020-06-18 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッドApplied Materials,Incorporated 改善された電極アセンブリ

Also Published As

Publication number Publication date
KR101801070B1 (ko) 2017-11-24
CN102907180A (zh) 2013-01-30
US8916793B2 (en) 2014-12-23
WO2011156239A3 (en) 2012-01-26
US20120132397A1 (en) 2012-05-31
CN102907180B (zh) 2015-09-16
KR20130084221A (ko) 2013-07-24
US20150316941A1 (en) 2015-11-05
JP6077995B2 (ja) 2017-02-08
TWI445459B (zh) 2014-07-11
US9214315B2 (en) 2015-12-15
WO2011156239A2 (en) 2011-12-15
TW201215248A (en) 2012-04-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6077995B2 (ja) パルス状の熱伝導流体の流れを用いたプラズマ処理装置における温度制御
JP5964244B2 (ja) プラズマ処理装置のフィードフォワード温度制御方法および当該方法を実行させる命令をストアしたコンピュータ可読媒体、温度コントローラおよび当該コントローラを有するプラズマ処理装置
TWI480918B (zh) 藉由冷卻劑流量控制及加熱器任務週期控制之組件溫度控制
US20240047246A1 (en) Advanced temperature control for wafer carrier in plasma processing chamber
US10928145B2 (en) Dual zone common catch heat exchanger/chiller
US20140262199A1 (en) Temperature control system, semiconductor manufacturing device, and temperature control method
US11158528B2 (en) Component temperature control using a combination of proportional control valves and pulsed valves

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140602

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150330

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20150629

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20150728

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20150826

A524 Written submission of copy of amendment under article 19 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A524

Effective date: 20150929

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160119

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20160418

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20160616

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160713

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170113

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6077995

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250