JP2013531619A5 - - Google Patents

Claims (15)

1. 線維症を発症するリスクのある、または線維症を有する対象を処置するための医薬組成物であって、カドヘリン１１アンタゴニストを、線維症に関連する症状の発現を予防するもしくは遅延させる、または線維症を低減するのに有効な量で含む、前記医薬組成物。
2. 線維症が皮膚線維症である、請求項１に記載の医薬組成物。
3. 対象が、強皮症を有する、請求項１または２に記載の医薬組成物。
4. 線維症が、（ａ）非皮膚の線維症、（ｂ）肺線維症、（ｃ）肝線維症、（ｄ）特発性肺線維症または（ｅ）重篤な特発性肺線維症である、請求項１に記載の医薬組成物。
5. カドヘリン１１アンタゴニストが、カドヘリン１１結合ペプチドである、請求項１〜４のいずれか一項に記載の医薬組成物。
6. カドヘリン１１結合ペプチドが、（ａ）抗カドヘリン１１抗体もしくは抗原結合性抗体断片である、（ｂ）カドヘリン１１融合タンパク質である、または（ｃ）全長カドヘリンもしくはその断片を含む、請求項５に記載の医薬組成物。
7. カドヘリン１１アンタゴニストが、（ａ）カドヘリン１１核酸アンタゴニスト、（ｂ）カドヘリン１１ｓｉＲＮＡ、（ｃ）カドヘリン１１リボザイム、（ｄ）カドヘリン１１アンチセンス分子、（ｅ）全長カドヘリンもしくはその断片をコードする核酸、または（ｆ）小分子である、請求項１〜４のいずれか一項に記載の医薬組成物。
8. 医薬組成物が、（ａ）吸入によりもしくは鼻腔内に、または（ｂ）腹腔内に投与されるものである、請求項１〜７のいずれか一項に記載の医薬組成物。
9. 免疫抑制剤をさらに含み、ここで任意に免疫抑制剤がステロイドである、請求項１〜８のいずれか一項に記載の医薬組成物。
10. 対象から収集した試料中のカドヘリン１１レベルを測定すること、および
    試料中のカドヘリン１１レベルを、正常対照と比較すること、
    を含む、線維症を検査する方法であって、ここで、正常対照におけるカドヘリン１１レベルよりも高い、対象から収集した試料中のカドヘリン１１レベルが、線維症または線維症発症のリスクを示す、前記方法。
11. カドヘリン１１レベルが、カドヘリン１１の（ａ）タンパク質レベルまたは（ｂ）ｍＲＮＡレベルである、請求項１０に記載の方法。
12. 正常対照が、（ａ）対象からの正常な組織もしくは細胞の試料、または（ｂ）対象の集団からの正常な組織もしくは細胞である、請求項１０または１１に記載の方法。
13. 試料が、（ａ）皮膚もしくは真皮試料、（ｂ）肺の試料、（ｃ）気管支肺胞洗浄（ＢＡＬ）試料、または（ｄ）肝臓試料である、請求項１０〜１２のいずれか一項に記載の方法。
14. カドヘリン１１レベルを、免疫組織化学を用いて測定する、請求項１０〜１３のいずれか一項に記載の方法。
15. 正常対照よりも高い、対象から収集した試料中のカドヘリン１１レベルが、（ａ）対象が線維症を有することを示す、または（ｂ）対象に線維症発症のリスクがあることを示す、請求項１０〜１４のいずれか一項に記載の方法。