JP2013529956A - ポーションカプセルを抽出するための調製装置、調製装置の制御方法 - Google Patents

ポーションカプセルを抽出するための調製装置、調製装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、第1調製チャンバ要素と、第2調製チャンバ要素とを有し、第1調製チャンバ要素と第2調製チャンバ要素とが互いに間隔を空けて設けられた装填位置と、第1調製チャンバ要素と第2調製チャンバ要素とが実質的に閉鎖された調製チャンバを形成する抽出位置との間で、第1調製チャンバ要素、および/または、第2調製チャンバ要素が軸方向に移動可能であり、第1調製チャンバ要素が、ポーションカプセルを穿孔する少なくとも1つの第1穿孔手段を有し、穿孔手段が、地球の重力場に沿って、重力場に対して実質的に直角に伸びるとともに調製チャンバの実質的に中心を通る水平面の下方に配設される、ポーションカプセルを抽出するための調製装置に関する。
【選択図】図1a

Description

本発明は、第1調製チャンバ要素と、第2調製チャンバ要素とを備え、第1調製チャンバ要素と第2調製チャンバ要素とが互いに間隔を空けて設けられた装填位置と、第1調製チャンバ要素と第2調製チャンバ要素とが実質的に閉鎖された調製チャンバを形成する抽出位置との間で、第1調製チャンバ要素、および/または、第2調製チャンバ要素が軸方向に移動可能でありポーションカプセルを抽出するための調製装置に関する。
一般に、このタイプの調製装置が知られている。
例えば、欧州特許出願公開第2077087(A1)号の明細書には、ポーションカプセル用の調製装置であって、ポーションカプセルを受けるためのキャビティを有する受け入れ要素の形態の第2調製チャンバ要素と、キャビティを閉じるための閉鎖要素の形態の第1調製チャンバ要素とを備える調製装置が開示されている。
この場合、閉鎖要素は、ポーションカプセルに抽出液体を導入するための注入装置を備えるのに対して、受け入れ要素は、ポーションカプセルに配設された飲料物質と相互作用する抽出液体をポーションカプセルから除去し、抽出液体を飲み物用の容器に供給して飲料を調製するための抽出装置を備える。
調製装置にポーションカプセルを充填するために、閉鎖要素が受け入れ要素から間隔を空けて設けられた装填位置に移される。
引き続き、ポーションカプセルは、受け入れ要素と閉鎖要素との間の中間空間に挿入され、その後、閉鎖要素は、軸方向に受け入れ要素の方向に変位され、その結果、ポーションカプセルは、受け入れ要素のキャビティ内に挿入される。
抽出位置において、受け入れ要素と閉鎖要素とが、ポーションカプセルを抽出するための実質的に閉鎖された調製チャンバを形成する。
飲料物質は、特に、抽出されるローストコーヒー、または、インスタントコーヒーを含む。
さらに、抽出液体を導入したり、調製チャンバの閉鎖中や閉鎖後に飲料抽出物を出したりするためにポーションカプセルを穿孔する穿孔手段が、このタイプの調製装置に設けられることが知られている。
このような調製装置の欠点は、第1に、ポーションカプセルが均一に穿孔されると、注入装置の領域において、抽出液体の流れが、ポーションカプセルを通って最短ルートに沿って、すなわち、軸方向に対して実質的に平行に比較的高速で流れるため、飲料物質と抽出液体とがわずかしか相互作用しないことである。
カプセルが飲料物質で完全に充填されていない場合、重力により飲料物質がカプセルの下方に滑り落ち、抽出液体が著しく相互作用することなく出口開口の方向に飲料物質を越えて流れる危険性もある。
さらに、調製装置の使用者が装填開口を通して非常に鋭い穿孔手段と接触する場合、使用者が負傷してしまう潜在的危険性もある。
以上のことから、本発明は、ポーションカプセルを抽出するための調製装置であって、先行技術の欠点がなく、先行技術と比較して飲料物質と抽出液体との間の相互作用が著しく改良されることで、抽出された飲料の味覚の品質を高める調製装置を提供する目的に基づく。
さらに、ポーションカプセルを比較的安全、かつ、エラーなしに挿入可能にすることが意図される。
この目的は、本発明に従って、第1調製チャンバ要素と、第2調製チャンバ要素とを備え、第1調製チャンバ要素と第2調製チャンバ要素とが互いに間隔を空けて設けられた装填位置と、第1調製チャンバ要素と第2調製チャンバ要素とが実質的に閉鎖された調製チャンバを形成する抽出位置との間で、第1調製チャンバ要素、および/または、第2調製チャンバ要素が軸方向に移動可能である、ポーションカプセルを抽出するための調製装置において、第1調製チャンバ要素が、ポーションカプセルを穿孔する少なくとも1つの第1穿孔手段を有し、第1穿孔手段が、地球の重力に沿って、重力場に対して実質的に直角に伸びるとともに調製チャンバの実質的に中心を通る水平面より下方に配設されていることを特徴とする調製装置によって達成される。
ポーションカプセルが水平面より下方に配設される少なくとも1つの第1穿孔手段によって穿孔されるとき、特に、水平面より下方に配設された穿孔穴がポーションカプセルに作られることが有益である。
したがって、例えば、少なくとも1つの穿孔穴を通ってポーションカプセル内に流れる抽出液体は、最短ルート、すなわち、特に、軸方向に厳密に平行な最短ルートでポーションカプセルを通過せず、その代わりに、ポーションカプセルの内部で抽出液体の流れ方向が変化し、散開する。
この場合、抽出液体は、ポーションカプセルを通る軸方向に対して傾斜した角度で流れ、その結果、ポーションカプセルの内部に配設された飲料物質と、抽出動作中にポーションカプセルを通過する抽出液体との間の相互作用距離と相互作用時間とが増大するため、抽出される飲料の味覚の品質が高くなる。
さらに、ポーションカプセルに飲料物質が完全に充填されていなくても、水平面より下方にあるポーションカプセル内に、ひいては、重力により下方に滑り落ちた飲料物質の領域に直接的に抽出液体が導入されるので、飲料物質と抽出液体との間の効率的な相互作用が確保される。
さらに、有益には、この方法では、ポーションカプセルに収容された少ない量の飲料物質を使用しても、先行技術から知られている味覚の品質を得ることができる。
本発明による調製チャンバのさらなる利点は、第1調製チャンバ要素と第2調製チャンバ要素との間にポーションカプセルが導入されると、本発明による調製装置の場合、少なくとも1つの第1穿孔手段がポーションカプセル用の挿入開口から可能な限り間隔を空けて設けられるので、ポーションカプセルが少なくとも1つの第1穿孔手段に対して付着するのを簡単な方法で防止できることである。
さらに、少なくとも1つの第1穿孔手段と挿入開口との間の前記距離が、先行技術と比較して長いことによって、調製装置の使用者が負傷する危険性が大幅に低減される。
本発明のさらなる主題または好ましい展開例によれば、第1調製チャンバ要素は第2調製チャンバ要素に対面するベース面を有し、第1調製チャンバ要素は複数の第1穿孔手段を有し、これらの第1穿孔手段は中心点の周りで最大230度の角度範囲内に配設される。
ポーションカプセルに飲料物質が部分的にしか充填されていない場合、ポーションカプセルは、飲料物質が配設されている場所(例えば、重力の影響により飲料物質が滑り落ちている場所)のみ穿孔される。
この場合、最大230度の角度範囲により、滑り落ちている飲料物質が、例えば、水平面より上向きに突き出ている場合でも効率的な抽出が確実に得られる(この場合、ポーションカプセルの半分超の飲料物質が充填されている)。
第1調製チャンバ要素は、可能な限り高い処理量の抽出液体を得るために、少なくとも4つの第1穿孔手段を備えることが好ましい。
第1穿孔手段は、軸方向に延伸する平面に対して非対称的に分散して配設されることが好ましい。
この平面は、特に、重力場に対して直角に延伸し、調製チャンバの中心を通る水平面を含む。
第1穿孔手段は、特に、ベース面の中心点の周りに実質的に一定の半径をもつように配設される。
したがって、第1調製チャンバ要素に対面するポーションカプセルの壁は、特に、ポーションカプセルの中心で穿孔されず、ポーションカプセルの縁領域において穿孔されることが有益である。
ポーションカプセルが、例えば、ポーションカプセルのフランジにより、および/または、ポーションカプセルの側壁との接続により、縁領域において特に安定性があるので、ポーションカプセルの材料、特に、ポーションカプセルのカプセルカバーの材料は、穿孔動作中にこの領域での撓みがわずかであるため、より確実かつより簡単な穿孔動作が確保される。
本発明の好ましい実施例によれば、第1調製チャンバ要素は、1つの第1穿孔手段を備える。
したがって、ポーションカプセルが挿入開口の領域において穿孔手段に付着したままであるという危険性が効率的に回避されるので、ポーションカプセルの比較的簡単、かつ、確実な挿入が装填位置において確保される。
さらに、単一の穿孔手段が1つしかなく、さらに、この1つの第1穿孔手段が挿入開口から間隔を空けて配設されるので、先行技術と比較すると、調製装置の使用者が負傷する危険性が著しく低減される。
使用者が指を挿入開口内に置く場合、一般に、たとえ困難があったとしても、わずかな困難だけで前記指が第1穿孔手段に達する。
第1穿孔手段は、挿入開口と第1穿孔手段との間に最大距離をもたらすために、重力場において第1調製チャンバ要素の下縁領域に実質的に配設されることが好ましい。
さらに、抽出動作中、1つの第1穿孔手段は、ポーションカプセル内に比較的大きな抽出液体の渦を生成し、相互作用距離が可能な限り長いため、抽出される飲料の味覚の品質に良い影響を与える。
さらに、ポーションカプセルはこのポーションカプセルの下側領域において第1穿孔手段によって穿孔され、飲料物質は、(飲料物質がポーションカプセルに部分的にしか充填されていない場合でも)常に重力の効果によりポーションカプセルの下側領域に位置する。
好ましい展開例によれば、装填位置において、ポーションカプセルは第1調製チャンバ要素と第2調製チャンバ要素との間に装填方向に供給され、装填方向の向きは水平方向に対して実質的に直角である。
したがって、ポーションカプセルは、同時にかかる重力の作用下において調製装置に挿入されることが有益である。
使用者は、特に、ポーションカプセルを落とすだけでよいため、装填動作が実質的に単純化される。
調製装置にポーションカプセルを可能な限り簡単に装填できるようにするために、装填位置にある第1調製チャンバ要素を第2調製チャンバ要素に対して傾斜させることが好ましいと考えられる。
この場合、装填位置から抽出位置への移動は、例えば、軸方向における第1調製チャンバ要素の軸方向変位とともに、第2調製チャンバ要素に平行な第1調製チャンバ要素の枢動を含む。
特に好ましくは、調製チャンバにポーションカプセルが装填された後、調製動作を開始するために、第1調製チャンバ要素は、抽出位置に達するために装填位置から少なくとも軸方向に第2調製チャンバ要素の方向に移動される。
この場合、第1調製チャンバ要素は、好ましくは、1〜40度の角度、特に好ましくは、1〜20度、さらに特に好ましくは、1〜10度の角度で枢動される。
本発明のさらなる主題または好ましい展開例によれば、調製装置は、第1調製チャンバ要素、および/または、第2調製チャンバ要素が装填位置から抽出位置に移動すると、ポーションカプセルが第1調製チャンバ要素の複数の第1穿孔手段によって実質的に連続して穿孔されるように構成されている。
したがって、第1穿孔手段のすべてが同時にポーションカプセルを貫通するわけではないので、第1穿孔手段によってポーションカプセルを穿孔するのに必要な力が有益な方法で低減される。
本発明のさらなる主題または好ましい展開例によれば、調製装置は、第1調製チャンバ要素、および/または、第2調製チャンバ要素が装填位置から抽出位置へ移動すると、ポーションカプセルは、まず、第1調製チャンバ要素の少なくとも1つの第1穿孔手段によって穿孔された後にのみ、第2調製チャンバ要素の少なくとも1つの第2穿孔手段によって穿孔されるように構成されている。
したがって、ポーションカプセルは、まず、第1調製チャンバ要素の側で穿孔された後でのみ、第2調製チャンバ要素の側で穿孔されることが有益である。
したがって、ポーションカプセルの穿孔に必要な全体的な労力を低減できる。
また、第1調製チャンバ要素が複数の第1穿孔手段を有することも考えられる。
本発明のさらなる主題または好ましい展開例によれば、装填位置において、ポーションカプセルは第1調製チャンバ要素と第2調製チャンバ要素との間に装填方向に供給され、第1調製チャンバ要素はポーションカプセルを穿孔する少なくとも1つの第1穿孔手段を有し、少なくとも1つの第1穿孔手段の切刃(cutting plane)の向きは装填方向に対して実質的に直角である。
したがって、調製装置の使用者が負傷する危険性が著しく低減されることが有益である。
例えば、装填方向において第1調製チャンバ要素と第2調製チャンバ要素との間の領域に指を移動させる使用者は、切刃(cutting plane)に対して垂直に指を動かすので、切り傷を負う危険性が低減される。
特に、装填方向における移動中、指が主に触れるのは切刃のとがっていない側であるので、特に、切刃として構成された少なくとも1つの第1穿孔手段の刃先と指とが直接接触する危険性が低減される。
本発明の文脈において、「実質的に垂直」という用語は、特に、切刃(cutting plane)が、少なくとも軸方向に対して垂直な横断方向において、装填方向に対して垂直に延伸することを意味する。
切刃(cutting plane)と装填方向との間の角度は、好ましくは、50〜130度、特に好ましくは、70〜110度、さらに特に好ましくは、80〜100度の角度を含む。
あるいは、第1調製チャンバ要素は、複数の第1穿孔手段を有する。
好ましい展開例によれば、調製装置は、第1調製チャンバ要素と第2調製チャンバ要素との間に装填方向にポーションカプセルを供給するために設けられた供給開口を有し、好ましくは、少なくとも1つの第1穿孔手段が切刃(cutting plane)を有し、この切刃(cutting plane)の向きは、装填方向に対して実質的に垂直で、供給開口から最短距離である。
2つ以上の第1穿孔手段が与えられた場合、特に、使用者が負傷する危険性は、ポーションカプセルを調製装置に装填するための供給開口に最も近い位置にある第1穿孔手段の方が残りの第1穿孔手段より高く、したがって、前記少なくとも1つの第1穿孔手段を適切な向きにすることにより、負傷する危険性が実質的に低減される。
好ましい展開例によれば、少なくとも1つの第1穿孔手段が、第1調製チャンバ要素から実質的に第2調製チャンバ要素の方向に突出する穿孔先端として構成される。
少なくとも1つの穿孔先端は、好ましくは、軸方向に、直線または湾曲したデザインの実質的に線形の断面を有することが好ましい。
特に、少なくとも1つの穿孔先端は、軸方向に対して垂直な実質的に三角形の輪郭を有する。
これにより、耐穿孔性が比較的低いので、ほとんど労力をかけることなく比較的簡単な穿孔が可能である。
あるいは、第1調製チャンバ要素は、穿孔先端の形態で各々構成される複数の第1穿孔手段を有する。
好ましい展開例によれば、第1調製チャンバ要素は、第2調製チャンバ要素に対面する端側に中央表面領域を備える穿孔要素を有し、この中央表面領域は、中央表面領域の円周に沿って少なくとも1つの穿孔手段に一体に接続される。
穿孔要素は、特に、座屈により中央表面領域に対して曲げられる少なくとも1つの第1穿孔手段によって作られる。
これにより、少なくとも1つの第1穿孔手段の特に安定した設計、および、固定、ならびに、それらに加えてコスト効率の良い生産が可能になる。
あるいは、穿孔要素は、穿孔先端の形態で各々構成された複数の第1穿孔手段を有する。
好ましい展開例によれば、第1調製チャンバ要素、特に、穿孔要素が、中央表面領域に、少なくとも1つの第1穿孔手段によって穿孔されたポーションカプセルに液体を供給するための少なくとも1つの出水口を有し、出水口は、少なくとも1つの第1穿孔手段に実質的に隣接して配設されることが好ましい。
したがって、抽出液体は、穿孔開口の領域に直接的に調製チャンバ内に導入されることが有益であり、したがって、抽出液体は、ほぼ、圧力損失なしにポーションカプセルに流入し得る。
代替例として、穿孔要素は、調製装置が複数の第1穿孔手段を有するように意図されている場合、第1穿孔手段に隣接して各々配設される複数の出水口を有している。
好ましい展開例によれば、第2調製チャンバ要素が、平面に対して、特に、水平面に対して非対称的に配設された少なくとも1つの第2穿孔手段を有し、この第2穿孔手段が水平面より下方に配設されることが好ましい。
したがって、特に、ポーションカプセルから抽出液体を通す開口が作られることが有益である。
有益な方法において、前記開口は水平面より下方にあるため、上述したように、ポーションカプセルを通って斜めに流れやすくなり、すなわち、抽出液体の流れ方向は、ポーションカプセル内で軸方向に対して傾斜され、したがって、抽出飲料の味覚の品質が高められる。
第2穿孔手段は、例えば、切刃、中空針、または、チャネルが設けられた先端を備えている。
好ましい展開例によれば、第2穿孔手段が貫通先端を備え、この貫通先端は第2調製チャンバ要素から実質的に第1調製チャンバ要素の方向に突出し、この貫通先端に少なくともサブ領域にわたって側溝が設けられることが好ましい。
抽出液体は、溝内において、第2穿孔手段とカプセル材料、特に、ポーションカプセルのカプセルベースの材料との間でポーションカプセルから流出し得るので、ポーションカプセルから出される抽出液体は、側溝によって流れるように促されることが有益である。
好ましい展開例によれば、第2穿孔手段が、特に、ラッチ固定、および/または、ねじ固定によって第2調製チャンバ要素に取り外し可能に連結されている。
したがって、例えば、洗浄やサービスの目的のために、第2穿孔手段の据え付け、および、取り外しが行いやすいことが有益である。
好ましい展開例によれば、第2調製チャンバ要素は、ポーションカプセルを受ける中空ベル形要素を備え、この中空ベル形要素のベース領域が、第2穿孔手段によって穿孔されたポーションカプセルから抽出液体を出すための少なくとも1つの凹みを備え、第2穿孔手段が、凹みの領域に配設されていることが好ましく、凹みが、調製チャンバから抽出液体を除去するための排液チャネルにつながることが好ましい。
凹みは、支持体、および/または、柱状構造体を備えていることが好ましく、その結果として、ポーションカプセルは、凹みの領域において第2調製チャンバ要素から間隔を空けて確実に設けられる。
これにより、カプセルベースによって凹みの断面の縮小が防止され、したがって、抽出液体の流出が常に確保される。
本発明のさらなる主題または好ましい展開例によれば、第1調製チャンバ要素が、ポーションカプセルを穿孔する少なくとも1つの第1穿孔手段を有し、調製装置が、少なくとも1つのスペース要素を有し、このスペース要素が、装填位置において第1調製チャンバ要素と第2調製チャンバ要素との間にポーションカプセルが供給されると、ポーションカプセルと少なくとも1つの第1穿孔手段との間の機械的接触がスペース要素によって防止されるように構成されている。
先行技術による調製装置の場合、装填位置の間、第1調製チャンバ要素と第2調製チャンバ要素との間にポーションカプセルが供給されるとき、ポーションカプセルが少なくとも1つの第1穿孔手段に付着したままであるという危険性、および、ポーションカプセルの正常供給が妨げられるという危険性がある。
本発明による調製装置の場合、ポーションカプセルは、スペース要素によって第1穿孔手段上にこのようにして付着したままであることが効率的に防止されることが有益であり、ポーションカプセルの供給中、スペース要素により、ポーションカプセルが、確実に第1調製チャンバ要素から、および、少なくとも1つの第1穿孔手段から間隔を空けて設けられる。
したがって、ポーションカプセルの正常供給が確保される。
あるいは、第1調製チャンバ要素は、複数の第1穿孔手段、および/または、複数のスペース要素を有している。
好ましい展開例によれば、第1調製チャンバ要素は、2つの穿孔先端の形態の2つの第1穿孔手段を備え、スペース要素は、2つの穿孔先端の間に少なくとも部分的に配設され、装填位置において、スペース要素は、少なくとも2つの穿孔先端の間の領域において第1調製チャンバ要素から間隔を空けて設けられ、2つの穿孔先端は、重力場に水平面より下方に配設されていることが好ましい。
したがって、特に、第1穿孔先端の領域において、スペース要素が第1調製チャンバ要素から間隔を空けて設けられるので、ポーションカプセルが第1穿孔先端に付着したままである危険性はさらに低減されることが有益であり、したがって、ポーションカプセルは、第1穿孔先端と直接的に機械的接触することから保護される。
加えて、これにより、効率的な指保護が実現され、これにより、調製チャンバに達する使用者が、鋭い第1穿孔手段と接触することから保護される。
好ましい展開例によれば、スペース要素は、第1調製チャンバ要素に固定され、第2調製チャンバ要素の方向に少なくとも部分的に弾性的にプレテンションがかけられ、および/または、スペース要素は、抽出位置において、前記スペース要素が第1調製チャンバ要素を実質的に完全に担持するように構成されている。
スペース要素によって抽出動作が損なわれないように、スペース要素は、抽出位置において第1調製チャンバ要素を担持しながら、装填位置において第1調製チャンバ要素から間隔を空けて設けられることが有益である。
これは、スペース要素が、第2調製チャンバ要素の方向に弾性的にプレテンションがかけられ、特に、可撓性のデザインであることによって得られる。
調製チャンバを閉鎖する間、ポーションカプセルは、スペース要素が第1調製チャンバ要素と接触した状態に自動的になるように、第1調製チャンバ要素の方向に押圧される。
好ましい展開例によれば、スペース要素は、金属片(metal strip)を備え、この金属片は、第1調製チャンバ要素に固定された第1端部と、自由端である第2端部とを備え、装填位置において、第2端部は、第1調製チャンバ要素から第2調製チャンバ要素の方向に斜めに突出することが好ましく、または、装填位置において、第1調製チャンバ要素の表面を担持し、この表面は、第2調製チャンバ要素に対面する。
装填位置において、第2自由端部は、スペース要素が、装填位置において少なくとも1つの第1穿孔手段からポーションカプセルをある距離に維持する板ばねのように作用するように、第2調製チャンバ要素の方向に斜めに突出することが有益である。
あるいは、金属片が、さらに、第2調製チャンバ要素の方向に湾曲部を有しているため、ばね作用が高まることが考えられる。
第2端部は、第2調製チャンバ要素の方向に再度斜めに突出してもよく、あるいは、装填位置において第1調製チャンバ要素を担持してもよい。
好ましい展開例によれば、金属片が通路穴を有し、および/または、金属片が、装填方向に実質的に平行に配向されている。
抽出液体は、ポーションカプセルの方向に通路穴を通って流れ、この通路穴は、第1調製チャンバ要素の抽出液体アクセス開口と対向していることが好ましい。
金属片の代替例として、スペース要素が同じ方法で構成されるが、プラスチック材料から製造されることも考えられる。
本発明のさらなる主題は、第1方法ステップにおいて、ポーションカプセルが、第1調製チャンバ要素と第2調製チャンバ要素との間に挿入され、次の第2方法ステップにおいて、第1調製チャンバ要素、および/または、第2調製チャンバ要素が、実質的に軸方向に装填位置から抽出位置に移動され、第2方法ステップ中、ポーションカプセルが、第1調製チャンバ要素の少なくとも1つの第1穿孔手段によって水平面より下方で最初に穿孔された後、ポーションカプセルが、第2調製チャンバ要素の少なくとも1つの第2穿孔手段によって穿孔される調製装置の動作方法である。
したがって、ポーションカプセルは、重力場の下側領域において穿孔されることが有益である。
重力場の影響により、飲料物質は同様に下側領域に滑り落ちる。
したがって、抽出動作中に抽出液体と飲料物質との間の相互作用が効率的になるように、穿孔開口は確実に飲料物質の領域に作られる。
この場合、第1調製チャンバ要素は、1つの第1穿孔手段、または、複数の第1穿孔手段のいずれかを有している。
本発明のさらなる主題または好ましい展開例によれば、第2方法ステップ中、ポーションカプセルは、第1調製チャンバ要素の複数の第1穿孔手段によって連続的に穿孔される。
複数の第1穿孔手段が使用される場合、ポーションカプセルを穿孔し、調製チャンバを閉じるのに必要な労力が低減される。
本発明のさらなる主題または好ましい展開例によれば、第2方法ステップにおいて、ポーションカプセルは、1つの第1穿孔手段によって穿孔される。
したがって、装填位置において、ポーションカプセルの比較的単純で安全な挿入が確保される。
さらに、調製装置の使用者が負傷する可能性が、先行技術と比較して著しく低減される。
第1穿孔手段は、挿入開口と第1穿孔手段との間に最大距離をもたらすために、重力場内に実質的に第1調製チャンバ要素の下縁領域に配設されていることが好ましい。
本発明のさらなる主題または好ましい展開例によれば、第3方法ステップにおいて、水平面より下方にのみ、および/または、最大230度の角度範囲内において、ポーションカプセル内に抽出液体が導入されている。
これにより、飲料物質が抽出動作中、飲料物質が位置する場所(例えば、重力の影響により下方に滑り落ちた場所)にのみポーションカプセル内に抽出液体が確実に導入されることが有益である。
したがって、ポーションカプセルは水平面より下方、または、230度の角度範囲外に穿孔されるが、抽出液体は、水平面より下方にのみ、および/または、最大230度の角度範囲内に導入されることが考えられる。
好ましい展開例によれば、ポーションカプセルのカプセルカバーが少なくとも1つの第1穿孔手段によって穿孔され、ポーションカプセルのカプセルベースが第2穿孔手段によって穿孔される。
本発明のさらなる主題または好ましい展開例によれば、第1方法のステップにおいて、ポーションカプセルは、第1調製チャンバ要素と第2調製チャンバ要素との間に供給される間、スペース要素によって少なくとも部分的に案内され、このスペース要素は、ポーションカプセルと少なくとも1つの第1穿孔手段との間の機械的接触がスペース要素によって防止されるように、第1調製チャンバ要素に固定されている。
有益な方法において、ポーションカプセルは、第1調製チャンバ要素と第2調製チャンバ要素との間に挿入されると、スペース要素によって第1調製チャンバ要素から、特に、少なくとも1つの第1穿孔手段からもある距離に保たれる。
したがって、ポーションカプセルが少なくとも1つの第1穿孔手段に対して付着したままにならないように効率的に防止されるので、挿入動作のエラーが起こりにくくなる。
あるいは、第1調製チャンバ要素は、複数の第1穿孔手段、および/または、複数のスペース要素を有している。
好ましい展開例によれば、第1方法ステップ中、スペース要素は、第1調製チャンバ要素から第2調製チャンバ要素への方向に少なくとも部分的に突出し、第2方法ステップにおいて、スペース要素は、第1調製チャンバ要素と接触状態にされる。
第1調製チャンバ要素が装填位置から抽出位置に移されている間、スペース要素は、抽出動作がスペース要素によって損なわれないように第1調製チャンバ要素の方向に自動的に押圧されることが有益である。
したがって、特に、スペース要素は、抽出位置において調製チャンバ内に突出しない。
この場合、スペース要素は、特に、少なくとも部分的に湾曲した形状が直線形状になる。
本発明のさらなる主題は、調製装置の生産方法であり、第1生産ステップにおいて、中央表面領域と複数の第1穿孔手段とを用いて穿孔要素が打ち抜かれ、第2生産ステップにおいて、第1穿孔要素は、第1穿孔手段が中央表面領域から直角に突出するように曲げ加工によって中央表面領域に対して曲げられ、第3生産ステップにおいて、穿孔要素は第1調製チャンバ要素に接続される。
これにより、特に安定した設計の第1穿孔手段が得られ、第1穿孔手段が第1調製チャンバ要素に確実に固定される。
さらに、調製装置の生産は、特に、コスト効率が良くなる。
穿孔要素は、第1調製チャンバ要素にねじ固定されることが好ましい。
穿孔要素は、特に、シートメタル材料を含む。
好ましくは、第1生産ステップにおいて、穿孔要素には複数の出水口が中央表面領域に設けられ、出水口の各々は第1穿孔要素に隣接して配設されていることが特に好ましい。
第4生産ステップにおいて、少なくとも1つの第2穿孔手段は、第2調製チャンバ要素に接続され、特に、ラッチ接続、および/または、ねじ接続が利用される。
温かい飲料、特に、コーヒー、牛乳、紅茶、および/または、チョコレート飲料を調製するための本発明による調製装置の使用。
本発明は、図面に示された例示的な実施例を参照しながら、以下にさらに詳細に説明される。
これらの図面は、本発明の本質的な概念を制約しない、本発明の例示的な実施例を示しているにすぎない。
本発明の第1実施例による調製装置の概略断面図。 本発明の第1実施例による調製装置の概略断面図。 本発明の第1実施例による調製装置の概略断面図。 本発明の第1実施例による調製装置の概略断面図。 本発明の第1実施例による調製装置の概略断面図。 本発明の第1実施例による調製装置の概略断面図。 本発明の第1実施例による調製装置の概略断面図。 本発明の第1実施例による調製装置の概略断面図。 本発明の第1実施例による調製装置の概略断面図。 本発明の第1実施例による調製装置の概略断面図。 本発明の第1実施例による調製装置の概略断面図。 本発明の第2実施例による調製装置の第1調製チャンバ要素の概略図。 本発明の第2実施例による調製装置の第1調製チャンバ要素の概略図。 本発明の第2実施例による調製装置の第1調製チャンバ要素の概略図。 第3実施例による調製装置の第1調製チャンバ要素の概略断面図。 本発明の第4実施例による調製装置の第1調製チャンバ要素の概略図。 本発明の第4実施例による調製装置の第1調製チャンバ要素の概略図。 本発明の第4実施例による調製装置の第1調製チャンバ要素の概略図。 本発明の第4実施例による調製装置の第1調製チャンバ要素の概略図。 本発明の第5実施例による調製装置の第1調製チャンバ要素の概略図。 本発明の第5実施例による調製装置の第1調製チャンバ要素の概略図。 本発明の第5実施例による調製装置の第1調製チャンバ要素の概略図。 本発明の第6実施例による調製装置の第1調製チャンバ要素の概略図。 本発明の第7実施例による調製装置の第1調製チャンバ要素の概略図。 本発明の第8実施例による調製装置の第1調製チャンバ要素の概略図。
さまざまな図において、同一の部品は、常に同じ参照番号が付与され、したがって、一般に、それぞれの場合において一度しか参照または言及しない。
図1aから図1kは、本発明の第1実施例によるポーションカプセル2を抽出するための調製装置1の概略断面図を示す。
この場合、調製装置1は、受け入れ要素(14)、または、部分的に中空の中空ベル形要素14として構成された第2調製チャンバ要素4と、閉鎖要素21、または、ピストン(21)として構成された第1調製チャンバ要素3とを備えている。
第1調製チャンバ要素3は、第2調製チャンバ要素4に対して軸方向6に図1aおよび図1kに示す装填位置17と図1fに示す抽出位置11との間で移動可能である。
ポーションカプセル2は、プラスチックから製造された、カップ状デザインの円錐台30を備えている。
この円錐台30は、プラスチック膜、および/または、アルミニウム箔から製造されたカプセルカバー28によって気密状態に閉じられている。
飲料物質、特に、抽出液体によって抽出されるローストコーヒー粉末が、ポーションカプセル2内に位置している。
ポーションカプセル2は、場合により、カプセルベース29と飲料物質との間に配設された(場合によっては、カプセルベース29から間隔を空けて設けられた)フィルタリング要素(図示せず)を有している。
カプセルカバー28は、カプセルフランジ27の領域において円錐台30に接着接合、または、溶接される。
第1調製チャンバ要素3は、第2調製チャンバ要素4に対面する側に穿孔要素22を有し、穿孔要素22は、実質的に丸いベース面9を備え、ベース面9の周辺領域上には4つの第1穿孔手段5が、円周方向に形成されている。
この場合、第1穿孔手段5は、第1調製チャンバ要素3のベース面9上の中心点201(図8を参照)の周りにほぼ一定の半径を有するように配設され、ベース面9は、第2調製チャンバ要素4に対面している。
第1穿孔手段5の各々は、ベース面9から第2調製チャンバ要素4の方向に突出する穿孔先端5’を備えている。
さらに、4つの出水口24(図1aから図1kには、視点の理由から見えない)が、ベース面9に形成され、1つの出水口24が、各穿孔先端5’の近傍にそれぞれ配設されている。
第1穿孔手段5はすべて、地球の重力場39内で水平面7’として構成される平面7より下方に配設されている。
水平面7’は、調製チャンバ1’の実質的に中心を通って重力場39に対して実質的に直角に延伸する。
詳細に示していない別の実施例において、調製装置1には、重力場39内で水平面7’より下方に配設された単一の第1穿孔手段5が1つしかない。
この場合、1つの第1穿孔手段5は、供給開口20と第1穿孔手段5との間に最大距離をもたらすために、重力場39内で実質的に第1調製チャンバ要素3の下縁領域に配設されていることが好ましい。
第1調製チャンバ要素3は、給水チャネル31によって供給される抽出液体が窪み32を介して4つの出水口24に分配されるように、第1調製チャンバ要素3と穿孔要素22との間に形成された窪み32内に開く給水チャネル31を有している。
穿孔要素22は、ねじ33によって第1調製チャンバ要素3に固定されている。
第2調製チャンバ要素4は、第1調製チャンバ要素3の方向を指す貫通先端8’を備えているとともに、キャビティ内に配設され、かつ、ラッチ固定を介して第2調製チャンバ要素4に取り外し可能に接続される第2穿孔手段8を有している。
貫通先端8’には、軸方向6に平行に延伸する側溝が設けられている。
貫通先端8’の領域において、第2調製チャンバ要素4は、キャビティのベース領域15に凹み16を有し、この凹み16内に排液チャネル13が通じている。
図1aは、装填位置17にある第1調製チャンバ要素3を示し、すなわち、第1調製チャンバ要素3は、第2調製チャンバ要素4から軸方向6に間隔を空けて設けられる。
次いで、装填位置のとき、ポーションカプセル2は、使用者(図示せず)によって装填方向18に挿入される。
この目的のために、第2調製チャンバ要素4の一部として構成された、調製装置1のハウジングが、供給開口20を有し、この供給開口20を通ってポーションカプセル2が挿入される。
図1bに示されているように、ポーションカプセル2が重力の影響下で横方向に第1調製チャンバ要素3と第2調製チャンバ要素4との間の領域に落ち(詳細には記載せず)、第1調製チャンバ要素3上でポーションカプセル2のカプセルフランジ27の位置で保持手段25(詳細には記載せず)によってこの領域で保持される。
図1cを参照しながら示す次のステップにおいて、第1調製チャンバ要素3は、第2調製チャンバ要素4の方向に移動するようにトグル・レバー・ジョイント26によって駆動される。
図1dを参照しながら示されるように、カプセルベース29が貫通先端8’に触れる直前に、ベース面9が軸方向6に対してほぼ正確に垂直方向に向けられるように、第1調製チャンバ要素3が直立に設定されている。
その後、穿孔先端5’が、カプセルカバー28に触れる。
図1eに示す次のステップにおいて、カプセルカバー28は、第2調製チャンバ要素4の方向に第1調製チャンバ要素3を連続して移動させることによって、穿孔先端5’として構成された第1穿孔手段5によって穿孔される。
カプセルカバー28は、水平面7’より下方で第1穿孔手段5によってのみ穿孔される。
この時点では、カプセルベース29はまだ穿孔されていない。
上述した別の実施例において、カプセルカバー28は、重力場39の下側領域において1つの第1穿孔手段5によってのみ穿孔される。
図1fにおいて、第1調製チャンバ要素3が、軸方向6において抽出位置11に第2調製チャンバ要素4まで変位することで、ポーションカプセル2は、中空ベル形要素14内にほぼ完全に挿入され、その後、カプセルベース29は、貫通先端8’として構成される第2穿孔手段8によって穿孔される。
したがって、第1調製チャンバ要素3と第2調製チャンバ要素4とが、ポーションカプセル2が配設される密閉された調製チャンバ1’を形成する。
この場合、カプセルフランジ27は、特に、弾性の密封リング34によって第1調製チャンバ要素3と第2調製チャンバ要素4との間に固定して締め付けられる。
この位置において、抽出動作が開始され、すなわち、加圧温水の形態の抽出液体が、調製チャンバ1’に供給される。
この抽出液体は、給水チャネル31と窪み32とを通って出水口24に運ばれ、出水口24から、第1穿孔手段5によって作られる、カプセルカバー28にある穿孔開口を通って、ポーションカプセル2内に流れる。
抽出液体は、飲料物質を通って流れるため、貫通先端8’によってカプセルベース29に作られる穿孔穴を通ってポーションカプセル2を離れる飲料抽出物となって、凹み16を通って排液チャネル13内に流れる。
排液チャネル13によって、飲料抽出物は、コーヒーカップなどの飲み物用の容器(図示せず)に直接供給されることが好ましい。
いずれの場合でも、抽出液体は、飲料物質が重力の影響によりポーションカプセル2において下方に滑り落ちたとしても、ポーションカプセル2に配設された飲料物質の領域においてポーションカプセル2を通過する。
抽出動作の後、第1調製チャンバ要素3は、抽出位置11から軸方向6に平行な装填位置17に再度戻される。
これは、図1gから図1jを参照しながら説明される。
このプロセスにおいて、使用済みのポーションカプセル2は、カプセルフランジ27がイジェクタ35(詳細には図示せず)と接触状態になるまで、第1調製チャンバ要素3によって再度戻され、その結果、ポーションカプセル2は、保持手段25との係合が解除され、第1調製チャンバ要素3と第2調製チャンバ要素4との間の領域から重力の影響下で、例えば、収集容器(図示せず)内に自動的に落ちる。
引き続き、第1調製チャンバ要素3は、図1kに示すように装填位置17に再度配置され、したがって、図1aのように、調製装置1に未使用のポーションカプセル2を新たに充填することが可能である。
図2aから図2cは、本発明の第2実施例による調製装置1の第1調製チャンバ要素3の概略図を示し、第2実施例による調製装置1は、第1実施例による、図1aから図1kに示す調製装置1と実質的に同等である。
第1穿孔手段5は、軸方向6に突出した状態の穿孔先端5’として構成され、穿孔先端5’は、ほぼ、ベース面9の円周に沿って曲げられた線形断面36を有している。
軸方向6に平行な面において、穿孔先端5’の各々は、穿孔先端5’の刃先の各々が三角形の脚38によって形成されているので、切刃(cutting plane)19に平行にそれぞれ伸びる三角形プロファイルを有している。
穿孔先端5’の各々は、ベース面9上の中心点201の周りにほぼ一定の半径(ベース面9は円形ではなく、わずかに楕円形)を有する軸方向6に対して垂直な平面に配設されている。
打ち抜きプロセスの範囲内において、ベース面9と穿孔先端5’とを有する穿孔要素22は、シートメタルから打ち抜かれ、穿孔先端5’は、引き続き、穿孔先端5’がベース面9の周辺領域から垂直に突出するように、曲げ加工によってベース面9に対して曲げられている。
穿孔先端5’は、軸方向6に延伸する平面7に対して非対称的に分布されるように周辺領域に沿って分布され、すなわち、第1穿孔手段5は、もっぱら平面7より下方に配設されている。
この場合、平面7は特に水平面7’を備え、この水平面7’は重力場39、および/または、装填方向18に対して実質的にほぼ垂直に形成されている。
図2cに示す符号42の矢印は、調製チャンバ1’の方向における抽出液体の流れを示している。
図3は、第3実施例による調製装置1の第1調製チャンバ要素3の概略断面図を示し、第3実施例による調製装置1は、図2aから図2cに示されている第2実施例による調製装置1と実質的に同等であり、第2実施例とは対照的に、第1穿孔手段5、穿孔先端5’は、供給開口20から最短距離で、装填方向18、および/または、重力場39に対して実質的に垂直方向に向けられた切刃(cutting plane)19を有している。
使用者が上方から供給開口20を通って調製装置1内に入れる指40は、第1穿孔手段5のとがっていない側面41に触れるだけであるため、負傷の危険性が著しく低減される。
あるいは、第1穿孔手段5、穿孔先端5’が、水平面7’より下方の供給開口20から最長距離の位置に配設されることも考えられる。
図4aから図4dは、本発明の第4実施例による調製装置1の第1調製チャンバ要素3の概略図を示し、第4実施例による調製装置1は、図2aから図2cに示されている第2実施例による調製装置1と実質的に同等であり、第2実施例とは対照的に、調製装置1には第1穿孔手段5が2つしかなく、これら2つの第1穿孔手段5は、重力場39内で水平面7’より下方に両方配設されている。
穿孔先端5’の間には、スペース要素50が配設されている。
スペース要素50は、金属片51を備え、この金属片51は、装填方向18に実質的に平行に延伸し、第1端部52によって第1調製チャンバ要素3に固定されている。
この目的のために、図4cから分かるように、第1端部52は、第1調製チャンバ要素3の方向に角度を付けられ、第1調製チャンバ要素3の凹所部(recess)55に固定して締め付けられる。
金属片51の第2端部53は、第1調製チャンバ要素3に固定されない自由端部である。
金属片51は、第2調製チャンバ要素4の方向に第1端部52と第2端部53との間に湾曲部を有している。
この湾曲部は、挿入動作中に2つの穿孔先端5’にポーションカプセル2が付着したままにならないように、装填位置17において第1調製チャンバ要素3と第2調製チャンバ要素4との間に挿入されるポーションカプセル2を第1調製チャンバ要素3から間隔を置くように働く。
調製チャンバ1’の閉鎖中、金属片51は、抽出位置11において第1調製チャンバ要素3と接触状態(図示せず)になるとともに、抽出動作を損なわないように、ポーションカプセル2によって第1調製チャンバ要素3に対して押圧される。
この場合、自由な第2端部53は、重力場39に沿って移動する。
さらに、スペース要素50は、通路穴54を有し、この通路穴54は、第1調製チャンバ要素3の給水チャネル31に実質的に対向し、抽出液体をポーションカプセル2に供給し得る。
図5aから図5cは、本発明の第5実施例による調製装置1の第1調製チャンバ要素3の概略図を示し、第5実施例による調製装置1は、図4aから図4dに示されている第4実施例による調製装置1と実質的に同等であり、第4実施例とは対照的に、調製装置1は、スペース要素50を有し、このスペース要素50は、湾曲部を有しないが、その代わりに自由な第2端部53が装填位置17において第1調製チャンバ要素3から斜めに第2調製チャンバ要素4の方向に突出している。
装填位置17から抽出位置11に第1調製チャンバ要素3を移す間、第2端部53は、スペース要素50が実質的に全長に沿って第1調製チャンバ要素3と接触した状態(同図には図示せず)になるように、第1調製チャンバ要素3の移動方向に枢動する。
図6は、本発明の第6実施例による調製装置1の第1調製チャンバ要素3の概略図を示し、第6実施例による調製装置1は、図1aから図1kに示されている第1実施例による調製装置1と実質的に同等であるとともに、図1aから図1kに示す調製装置1において使用可能であり、第1実施例とは対照的に、第6実施例による第1調製チャンバ要素3は、水平面7’より下方に配設された5つの第1穿孔手段5を有している。
図7は、本発明の第7実施例による調製装置1の第1調製チャンバ要素3の概略図を示し、第7実施例による調製装置1は、図1aから図1kに示されている第1実施例による調製装置1と実質的に同等であるとともに図1aから図1kに示す調製装置1において使用可能であり、第1実施例とは対照的に、第1調製チャンバ要素3には第1穿孔手段5が1つしかない。
この場合、第1穿孔手段5は、供給開口20と第1穿孔手段5との間に最大距離をもたらし、それによって、調製装置1の使用者が負傷する危険性を低減するために、実質的に重力場39に沿って第1調製チャンバ要素3の下縁領域に配設されている。
図8は、本発明の第8実施例による調製装置1の第1調製チャンバ要素3の概略図を示し、第8実施例による調製装置1は、図1aから図1kに示されている第1実施例による調製装置1と実質的に同等であるとともに、図1aから図1kに示す調製装置1において使用可能であり、第1実施例とは対照的に、第1調製チャンバ要素3は、穿孔先端5’の形態の複数の第1穿孔手段5を有し(第1穿孔手段5は全部で7つ)、第2調製チャンバ要素4に対面する第1調製チャンバ要素3のベース面9上の中心点201の周りに複数の第1穿孔手段5が配設されている。
この場合、第1穿孔手段5は、水平面7より下方に配設されるだけでなく、むしろ中心点201の周りに約230度の角度範囲202に実質的に一定の半径を有するように配設されている。
1 ・・・ 調製装置
1’ ・・・ 調製チャンバ
2 ・・・ ポーションカプセル
3 ・・・ 第1調製チャンバ要素
4 ・・・ 第2調製チャンバ要素
5 ・・・ 第1穿孔手段
5’ ・・・ 穿孔先端
6 ・・・ 軸方向
7 ・・・ 平面
7’ ・・・ 水平面
8 ・・・ 第2穿孔手段
8’ ・・・ 貫通先端
9 ・・・ ベース面
11 ・・・ 抽出位置
13 ・・・ 排液チャネル
14 ・・・ 中空ベル形要素、受け入れ要素
15 ・・・ ベース領域
16 ・・・ 凹み
17 ・・・ 装填位置
18 ・・・ 装填方向
19 ・・・ 切刃(cutting plane)
20 ・・・ 供給開口
21 ・・・ 閉鎖要素、ピストン
22 ・・・ 穿孔要素
23 ・・・ 中央表面領域
24 ・・・ 出水口
25 ・・・ 保持手段
26 ・・・ トグル・レバー・ジョイント
27 ・・・ カプセルフランジ
28 ・・・ カプセルカバー
29 ・・・ カプセルベース
30 ・・・ 円錐台
31 ・・・ 給水チャネル
32 ・・・ 窪み
33 ・・・ ねじ
34 ・・・ 密封リング
35 ・・・ イジェクタ
36 ・・・ 線形断面
38 ・・・ 脚
39 ・・・ 重力場
40 ・・・ 指
41 ・・・ 側面
42 ・・・ 流れ方向
50 ・・・ スペース要素
51 ・・・ 金属片(metal strip)
52 ・・・ 第1端部
53 ・・・ 第2端部
54 ・・・ 通路穴
55 ・・・ 凹所部(recess)
201 ・・・ 中心点
202 ・・・ 角度範囲
本発明は、第1調製チャンバ要素と、第2調製チャンバ要素とを備え、第1調製チャンバ要素と第2調製チャンバ要素とが互いに間隔を空けて設けられた装填位置と、第1調製チャンバ要素と第2調製チャンバ要素とが実質的に閉鎖された調製チャンバを形成する抽出位置との間で、第1調製チャンバ要素、および/または、第2調製チャンバ要素が軸方向に移動可能でありポーションカプセルを抽出するための調製装置に関する。
一般に、このタイプの調製装置が知られている。
例えば、欧州特許出願公開第2077087(A1)号の明細書には、ポーションカプセル用の調製装置であって、ポーションカプセルを受けるためのキャビティを有する受け入れ要素の形態の第2調製チャンバ要素と、キャビティを閉じるための閉鎖要素の形態の第1調製チャンバ要素とを備える調製装置が開示されている。
この場合、閉鎖要素は、ポーションカプセルに抽出液体を導入するための注入装置を備えるのに対して、受け入れ要素は、ポーションカプセルに配設された飲料物質と相互作用する抽出液体をポーションカプセルから除去し、抽出液体を飲み物用の容器に供給して飲料を調製するための抽出装置を備える。
調製装置にポーションカプセルを充填するために、閉鎖要素が受け入れ要素から間隔を空けて設けられた装填位置に移される。
引き続き、ポーションカプセルは、受け入れ要素と閉鎖要素との間の中間空間に挿入され、その後、閉鎖要素は、軸方向に受け入れ要素の方向に変位され、その結果、ポーションカプセルは、受け入れ要素のキャビティ内に挿入される。
抽出位置において、受け入れ要素と閉鎖要素とが、ポーションカプセルを抽出するための実質的に閉鎖された調製チャンバを形成する。
飲料物質は、特に、抽出されるローストコーヒー、または、インスタントコーヒーを含む。
さらに、抽出液体を導入したり、調製チャンバの閉鎖中や閉鎖後に飲料抽出物を出したりするためにポーションカプセルを穿孔する穿孔手段が、このタイプの調製装置に設けられることが知られている。
このような調製装置の欠点は、第1に、ポーションカプセルが均一に穿孔されると、注入装置の領域において、抽出液体の流れが、ポーションカプセルを通って最短ルートに沿って、すなわち、軸方向に対して実質的に平行に比較的高速で流れるため、飲料物質と抽出液体とがわずかしか相互作用しないことである。
カプセルが飲料物質で完全に充填されていない場合、重力により飲料物質がカプセルの下方に滑り落ち、抽出液体が著しく相互作用することなく出口開口の方向に飲料物質を越えて流れる危険性もある。
さらに、調製装置の使用者が装填開口を通して非常に鋭い穿孔手段と接触する場合、使用者が負傷してしまう潜在的危険性もある。
以上のことから、本発明は、ポーションカプセルを抽出するための調製装置であって、先行技術の欠点がなく、先行技術と比較して飲料物質と抽出液体との間の相互作用が著しく改良されることで、抽出された飲料の味覚の品質を高める調製装置を提供する目的に基づく。
さらに、ポーションカプセルを比較的安全、かつ、エラーなしに挿入可能にすることが意図される。
この目的は、本発明に従って、第1調製チャンバ要素と、第2調製チャンバ要素とを備え、第1調製チャンバ要素と第2調製チャンバ要素とが互いに間隔を空けて設けられた装填位置と、第1調製チャンバ要素と第2調製チャンバ要素とが実質的に閉鎖された調製チャンバを形成する抽出位置との間で、第1調製チャンバ要素、および/または、第2調製チャンバ要素が軸方向に移動可能である、ポーションカプセルを抽出するための調製装置において、第1調製チャンバ要素が、ポーションカプセルを穿孔する少なくとも1つの第1穿孔手段を有し、第1穿孔手段が、地球の重力に沿って、重力場に対して実質的に直角に伸びるとともに調製チャンバの実質的に中心を通る水平面より下方に配設されていることを特徴とする調製装置によって達成される。
ポーションカプセルが水平面より下方に配設される少なくとも1つの第1穿孔手段によって穿孔されるとき、特に、水平面より下方に配設された穿孔穴がポーションカプセルに作られることが有益である。
したがって、例えば、少なくとも1つの穿孔穴を通ってポーションカプセル内に流れる抽出液体は、最短ルート、すなわち、特に、軸方向に厳密に平行な最短ルートでポーションカプセルを通過せず、その代わりに、ポーションカプセルの内部で抽出液体の流れ方向が変化し、散開する。
この場合、抽出液体は、ポーションカプセルを通る軸方向に対して傾斜した角度で流れ、その結果、ポーションカプセルの内部に配設された飲料物質と、抽出動作中にポーションカプセルを通過する抽出液体との間の相互作用距離と相互作用時間とが増大するため、抽出される飲料の味覚の品質が高くなる。
さらに、ポーションカプセルに飲料物質が完全に充填されていなくても、水平面より下方にあるポーションカプセル内に、ひいては、重力により下方に滑り落ちた飲料物質の領域に直接的に抽出液体が導入されるので、飲料物質と抽出液体との間の効率的な相互作用が確保される。
さらに、有益には、この方法では、ポーションカプセルに収容された少ない量の飲料物質を使用しても、先行技術から知られている味覚の品質を得ることができる。
本発明による調製チャンバのさらなる利点は、第1調製チャンバ要素と第2調製チャンバ要素との間にポーションカプセルが導入されると、本発明による調製装置の場合、少なくとも1つの第1穿孔手段がポーションカプセル用の挿入開口から可能な限り間隔を空けて設けられるので、ポーションカプセルが少なくとも1つの第1穿孔手段に対して付着するのを簡単な方法で防止できることである。
さらに、少なくとも1つの第1穿孔手段と挿入開口との間の前記距離が、先行技術と比較して長いことによって、調製装置の使用者が負傷する危険性が大幅に低減される。
本発明のさらなる主題または好ましい展開例によれば、第1調製チャンバ要素は第2調製チャンバ要素に対面するベース面を有し、第1調製チャンバ要素は複数の第1穿孔手段を有し、これらの第1穿孔手段は中心点の周りで最大230度の角度範囲内に配設される。
ポーションカプセルに飲料物質が部分的にしか充填されていない場合、ポーションカプセルは、飲料物質が配設されている場所(例えば、重力の影響により飲料物質が滑り落ちている場所)のみ穿孔される。
この場合、最大230度の角度範囲により、滑り落ちている飲料物質が、例えば、水平面より上向きに突き出ている場合でも効率的な抽出が確実に得られる(この場合、ポーションカプセルの半分超の飲料物質が充填されている)。
第1調製チャンバ要素は、可能な限り高い処理量の抽出液体を得るために、少なくとも4つの第1穿孔手段を備えることが好ましい。
第1穿孔手段は、軸方向に延伸する平面に対して非対称的に分散して配設されることが好ましい。
この平面は、特に、重力場に対して直角に延伸し、調製チャンバの中心を通る水平面を含む。
第1穿孔手段は、特に、ベース面の中心点の周りに実質的に一定の半径をもつように配設される。
したがって、第1調製チャンバ要素に対面するポーションカプセルの壁は、特に、ポーションカプセルの中心で穿孔されず、ポーションカプセルの縁領域において穿孔されることが有益である。
ポーションカプセルが、例えば、ポーションカプセルのフランジにより、および/または、ポーションカプセルの側壁との接続により、縁領域において特に安定性があるので、ポーションカプセルの材料、特に、ポーションカプセルのカプセルカバーの材料は、穿孔動作中にこの領域での撓みがわずかであるため、より確実かつより簡単な穿孔動作が確保される。
本発明の好ましい実施例によれば、第1調製チャンバ要素は、1つの第1穿孔手段を備える。
したがって、ポーションカプセルが挿入開口の領域において穿孔手段に付着したままであるという危険性が効率的に回避されるので、ポーションカプセルの比較的簡単、かつ、確実な挿入が装填位置において確保される。
さらに、単一の穿孔手段が1つしかなく、さらに、この1つの第1穿孔手段が挿入開口から間隔を空けて配設されるので、先行技術と比較すると、調製装置の使用者が負傷する危険性が著しく低減される。
使用者が指を挿入開口内に置く場合、一般に、たとえ困難があったとしても、わずかな困難だけで前記指が第1穿孔手段に達する。
第1穿孔手段は、挿入開口と第1穿孔手段との間に最大距離をもたらすために、重力場において第1調製チャンバ要素の下縁領域に実質的に配設されることが好ましい。
さらに、抽出動作中、1つの第1穿孔手段は、ポーションカプセル内に比較的大きな抽出液体の渦を生成し、相互作用距離が可能な限り長いため、抽出される飲料の味覚の品質に良い影響を与える。
さらに、ポーションカプセルはこのポーションカプセルの下側領域において第1穿孔手段によって穿孔され、飲料物質は、(飲料物質がポーションカプセルに部分的にしか充填されていない場合でも)常に重力の効果によりポーションカプセルの下側領域に位置する。
好ましい展開例によれば、装填位置において、ポーションカプセルは第1調製チャンバ要素と第2調製チャンバ要素との間に装填方向に供給され、装填方向の向きは水平方向に対して実質的に直角である。
したがって、ポーションカプセルは、同時にかかる重力の作用下において調製装置に挿入されることが有益である。
使用者は、特に、ポーションカプセルを落とすだけでよいため、装填動作が実質的に単純化される。
調製装置にポーションカプセルを可能な限り簡単に装填できるようにするために、装填位置にある第1調製チャンバ要素を第2調製チャンバ要素に対して傾斜させることが好ましいと考えられる。
この場合、装填位置から抽出位置への移動は、例えば、軸方向における第1調製チャンバ要素の軸方向変位とともに、第2調製チャンバ要素に平行な第1調製チャンバ要素の枢動を含む。
特に好ましくは、調製チャンバにポーションカプセルが装填された後、調製動作を開始するために、第1調製チャンバ要素は、抽出位置に達するために装填位置から少なくとも軸方向に第2調製チャンバ要素の方向に移動される。
この場合、第1調製チャンバ要素は、好ましくは、1〜40度の角度、特に好ましくは、1〜20度、さらに特に好ましくは、1〜10度の角度で枢動される。
本発明のさらなる主題または好ましい展開例によれば、調製装置は、第1調製チャンバ要素、および/または、第2調製チャンバ要素が装填位置から抽出位置に移動すると、ポーションカプセルが第1調製チャンバ要素の複数の第1穿孔手段によって実質的に連続して穿孔されるように構成されている。
したがって、第1穿孔手段のすべてが同時にポーションカプセルを貫通するわけではないので、第1穿孔手段によってポーションカプセルを穿孔するのに必要な力が有益な方法で低減される。
本発明のさらなる主題または好ましい展開例によれば、調製装置は、第1調製チャンバ要素、および/または、第2調製チャンバ要素が装填位置から抽出位置へ移動すると、ポーションカプセルは、まず、第1調製チャンバ要素の少なくとも1つの第1穿孔手段によって穿孔された後にのみ、第2調製チャンバ要素の少なくとも1つの第2穿孔手段によって穿孔されるように構成されている。
したがって、ポーションカプセルは、まず、第1調製チャンバ要素の側で穿孔された後でのみ、第2調製チャンバ要素の側で穿孔されることが有益である。
したがって、ポーションカプセルの穿孔に必要な全体的な労力を低減できる。
また、第1調製チャンバ要素が複数の第1穿孔手段を有することも考えられる。
本発明のさらなる主題または好ましい展開例によれば、装填位置において、ポーションカプセルは第1調製チャンバ要素と第2調製チャンバ要素との間に装填方向に供給され、第1調製チャンバ要素はポーションカプセルを穿孔する少なくとも1つの第1穿孔手段を有し、少なくとも1つの第1穿孔手段の切刃(cutting plane)の向きは装填方向に対して実質的に直角である。
したがって、調製装置の使用者が負傷する危険性が著しく低減されることが有益である。
例えば、装填方向において第1調製チャンバ要素と第2調製チャンバ要素との間の領域に指を移動させる使用者は、切刃(cutting plane)に対して垂直に指を動かすので、切り傷を負う危険性が低減される。
特に、装填方向における移動中、指が主に触れるのは切刃のとがっていない側であるので、特に、切刃として構成された少なくとも1つの第1穿孔手段の刃先と指とが直接接触する危険性が低減される。
本発明の文脈において、「実質的に垂直」という用語は、特に、切刃(cutting plane)が、少なくとも軸方向に対して垂直な横断方向において、装填方向に対して垂直に延伸することを意味する。
切刃(cutting plane)と装填方向との間の角度は、好ましくは、50〜130度、特に好ましくは、70〜110度、さらに特に好ましくは、80〜100度の角度を含む。
あるいは、第1調製チャンバ要素は、複数の第1穿孔手段を有する。
好ましい展開例によれば、調製装置は、第1調製チャンバ要素と第2調製チャンバ要素との間に装填方向にポーションカプセルを供給するために設けられた供給開口を有し、好ましくは、少なくとも1つの第1穿孔手段が切刃(cutting plane)を有し、この切刃(cutting plane)の向きは、装填方向に対して実質的に垂直で、供給開口から最短距離である。
2つ以上の第1穿孔手段が与えられた場合、特に、使用者が負傷する危険性は、ポーションカプセルを調製装置に装填するための供給開口に最も近い位置にある第1穿孔手段の方が残りの第1穿孔手段より高く、したがって、前記少なくとも1つの第1穿孔手段を適切な向きにすることにより、負傷する危険性が実質的に低減される。
好ましい展開例によれば、少なくとも1つの第1穿孔手段が、第1調製チャンバ要素から実質的に第2調製チャンバ要素の方向に突出する穿孔先端として構成される。
少なくとも1つの穿孔先端は、好ましくは、軸方向に、直線または湾曲したデザインの実質的に線形の断面を有することが好ましい。
特に、少なくとも1つの穿孔先端は、軸方向に対して垂直な実質的に三角形の輪郭を有する。
これにより、耐穿孔性が比較的低いので、ほとんど労力をかけることなく比較的簡単な穿孔が可能である。
あるいは、第1調製チャンバ要素は、穿孔先端の形態で各々構成される複数の第1穿孔手段を有する。
好ましい展開例によれば、第1調製チャンバ要素は、第2調製チャンバ要素に対面する端側に中央表面領域を備える穿孔要素を有し、この中央表面領域は、中央表面領域の円周に沿って少なくとも1つの穿孔手段に一体に接続される。
穿孔要素は、特に、座屈により中央表面領域に対して曲げられる少なくとも1つの第1穿孔手段によって作られる。
これにより、少なくとも1つの第1穿孔手段の特に安定した設計、および、固定、ならびに、それらに加えてコスト効率の良い生産が可能になる。
あるいは、穿孔要素は、穿孔先端の形態で各々構成された複数の第1穿孔手段を有する。
好ましい展開例によれば、第1調製チャンバ要素、特に、穿孔要素が、中央表面領域に、少なくとも1つの第1穿孔手段によって穿孔されたポーションカプセルに液体を供給するための少なくとも1つの出水口を有し、出水口は、少なくとも1つの第1穿孔手段に実質的に隣接して配設されることが好ましい。
したがって、抽出液体は、穿孔開口の領域に直接的に調製チャンバ内に導入されることが有益であり、したがって、抽出液体は、ほぼ、圧力損失なしにポーションカプセルに流入し得る。
代替例として、穿孔要素は、調製装置が複数の第1穿孔手段を有するように意図されている場合、第1穿孔手段に隣接して各々配設される複数の出水口を有している。
好ましい展開例によれば、第2調製チャンバ要素が、平面に対して、特に、水平面に対して非対称的に配設された少なくとも1つの第2穿孔手段を有し、この第2穿孔手段が水平面より下方に配設されることが好ましい。
したがって、特に、ポーションカプセルから抽出液体を通す開口が作られることが有益である。
有益な方法において、前記開口は水平面より下方にあるため、上述したように、ポーションカプセルを通って斜めに流れやすくなり、すなわち、抽出液体の流れ方向は、ポーションカプセル内で軸方向に対して傾斜され、したがって、抽出飲料の味覚の品質が高められる。
第2穿孔手段は、例えば、切刃、中空針、または、チャネルが設けられた先端を備えている。
好ましい展開例によれば、第2穿孔手段が貫通先端を備え、この貫通先端は第2調製チャンバ要素から実質的に第1調製チャンバ要素の方向に突出し、この貫通先端に少なくともサブ領域にわたって側溝が設けられることが好ましい。
抽出液体は、溝内において、第2穿孔手段とカプセル材料、特に、ポーションカプセルのカプセルベースの材料との間でポーションカプセルから流出し得るので、ポーションカプセルから出される抽出液体は、側溝によって流れるように促されることが有益である。
好ましい展開例によれば、第2穿孔手段が、特に、ラッチ固定、および/または、ねじ固定によって第2調製チャンバ要素に取り外し可能に連結されている。
したがって、例えば、洗浄やサービスの目的のために、第2穿孔手段の据え付け、および、取り外しが行いやすいことが有益である。
好ましい展開例によれば、第2調製チャンバ要素は、ポーションカプセルを受ける中空ベル形要素を備え、この中空ベル形要素のベース領域が、第2穿孔手段によって穿孔されたポーションカプセルから抽出液体を出すための少なくとも1つの凹みを備え、第2穿孔手段が、凹みの領域に配設されていることが好ましく、凹みが、調製チャンバから抽出液体を除去するための排液チャネルにつながることが好ましい。
凹みは、支持体、および/または、柱状構造体を備えていることが好ましく、その結果として、ポーションカプセルは、凹みの領域において第2調製チャンバ要素から間隔を空けて確実に設けられる。
これにより、カプセルベースによって凹みの断面の縮小が防止され、したがって、抽出液体の流出が常に確保される。
本発明のさらなる主題または好ましい展開例によれば、第1調製チャンバ要素が、ポーションカプセルを穿孔する少なくとも1つの第1穿孔手段を有し、調製装置が、少なくとも1つのスペース要素を有し、このスペース要素が、装填位置において第1調製チャンバ要素と第2調製チャンバ要素との間にポーションカプセルが供給されると、ポーションカプセルと少なくとも1つの第1穿孔手段との間の機械的接触がスペース要素によって防止されるように構成されている。
先行技術による調製装置の場合、装填位置の間、第1調製チャンバ要素と第2調製チャンバ要素との間にポーションカプセルが供給されるとき、ポーションカプセルが少なくとも1つの第1穿孔手段に付着したままであるという危険性、および、ポーションカプセルの正常供給が妨げられるという危険性がある。
本発明による調製装置の場合、ポーションカプセルは、スペース要素によって第1穿孔手段上にこのようにして付着したままであることが効率的に防止されることが有益であり、ポーションカプセルの供給中、スペース要素により、ポーションカプセルが、確実に第1調製チャンバ要素から、および、少なくとも1つの第1穿孔手段から間隔を空けて設けられる。
したがって、ポーションカプセルの正常供給が確保される。
あるいは、第1調製チャンバ要素は、複数の第1穿孔手段、および/または、複数のスペース要素を有している。
好ましい展開例によれば、第1調製チャンバ要素は、2つの穿孔先端の形態の2つの第1穿孔手段を備え、スペース要素は、2つの穿孔先端の間に少なくとも部分的に配設され、装填位置において、スペース要素は、少なくとも2つの穿孔先端の間の領域において第1調製チャンバ要素から間隔を空けて設けられ、2つの穿孔先端は、重力場に水平面より下方に配設されていることが好ましい。
したがって、特に、第1穿孔先端の領域において、スペース要素が第1調製チャンバ要素から間隔を空けて設けられるので、ポーションカプセルが第1穿孔先端に付着したままである危険性はさらに低減されることが有益であり、したがって、ポーションカプセルは、第1穿孔先端と直接的に機械的接触することから保護される。
加えて、これにより、効率的な指保護が実現され、これにより、調製チャンバに達する使用者が、鋭い第1穿孔手段と接触することから保護される。
好ましい展開例によれば、スペース要素は、第1調製チャンバ要素に固定され、第2調製チャンバ要素の方向に少なくとも部分的に弾性的にプレテンションがかけられ、および/または、スペース要素は、抽出位置において、前記スペース要素が第1調製チャンバ要素を実質的に完全に担持するように構成されている。
スペース要素によって抽出動作が損なわれないように、スペース要素は、抽出位置において第1調製チャンバ要素を担持しながら、装填位置において第1調製チャンバ要素から間隔を空けて設けられることが有益である。
これは、スペース要素が、第2調製チャンバ要素の方向に弾性的にプレテンションがかけられ、特に、可撓性のデザインであることによって得られる。
調製チャンバを閉鎖する間、ポーションカプセルは、スペース要素が第1調製チャンバ要素と接触した状態に自動的になるように、第1調製チャンバ要素の方向に押圧される。
好ましい展開例によれば、スペース要素は、金属片(metal strip)を備え、この金属片は、第1調製チャンバ要素に固定された第1端部と、自由端である第2端部とを備え、装填位置において、第2端部は、第1調製チャンバ要素から第2調製チャンバ要素の方向に斜めに突出することが好ましく、または、装填位置において、第1調製チャンバ要素の表面を担持し、この表面は、第2調製チャンバ要素に対面する。
装填位置において、第2自由端部は、スペース要素が、装填位置において少なくとも1つの第1穿孔手段からポーションカプセルをある距離に維持する板ばねのように作用するように、第2調製チャンバ要素の方向に斜めに突出することが有益である。
あるいは、金属片が、さらに、第2調製チャンバ要素の方向に湾曲部を有しているため、ばね作用が高まることが考えられる。
第2端部は、第2調製チャンバ要素の方向に再度斜めに突出してもよく、あるいは、装填位置において第1調製チャンバ要素を担持してもよい。
好ましい展開例によれば、金属片が通路穴を有し、および/または、金属片が、装填方向に実質的に平行に配向されている。
抽出液体は、ポーションカプセルの方向に通路穴を通って流れ、この通路穴は、第1調製チャンバ要素の抽出液体アクセス開口と対向していることが好ましい。
金属片の代替例として、スペース要素が同じ方法で構成されるが、プラスチック材料から製造されることも考えられる。
本発明のさらなる主題は、第1方法ステップにおいて、ポーションカプセルが、第1調製チャンバ要素と第2調製チャンバ要素との間に挿入され、次の第2方法ステップにおいて、第1調製チャンバ要素、および/または、第2調製チャンバ要素が、実質的に軸方向に装填位置から抽出位置に移動され、第2方法ステップ中、ポーションカプセルが、第1調製チャンバ要素の少なくとも1つの第1穿孔手段によって水平面より下方で最初に穿孔された後、ポーションカプセルが、第2調製チャンバ要素の少なくとも1つの第2穿孔手段によって穿孔される調製装置の動作方法である。
したがって、ポーションカプセルは、重力場の下側領域において穿孔されることが有益である。
重力場の影響により、飲料物質は同様に下側領域に滑り落ちる。
したがって、抽出動作中に抽出液体と飲料物質との間の相互作用が効率的になるように、穿孔開口は確実に飲料物質の領域に作られる。
この場合、第1調製チャンバ要素は、1つの第1穿孔手段、または、複数の第1穿孔手段のいずれかを有している。
本発明のさらなる主題または好ましい展開例によれば、第2方法ステップ中、ポーションカプセルは、第1調製チャンバ要素の複数の第1穿孔手段によって連続的に穿孔される。
複数の第1穿孔手段が使用される場合、ポーションカプセルを穿孔し、調製チャンバを閉じるのに必要な労力が低減される。
本発明のさらなる主題または好ましい展開例によれば、第2方法ステップにおいて、ポーションカプセルは、1つの第1穿孔手段によって穿孔される。
したがって、装填位置において、ポーションカプセルの比較的単純で安全な挿入が確保される。
さらに、調製装置の使用者が負傷する可能性が、先行技術と比較して著しく低減される。
第1穿孔手段は、挿入開口と第1穿孔手段との間に最大距離をもたらすために、重力場内に実質的に第1調製チャンバ要素の下縁領域に配設されていることが好ましい。
本発明のさらなる主題または好ましい展開例によれば、第3方法ステップにおいて、水平面より下方にのみ、および/または、最大230度の角度範囲内において、ポーションカプセル内に抽出液体が導入されている。
これにより、飲料物質が抽出動作中、飲料物質が位置する場所(例えば、重力の影響により下方に滑り落ちた場所)にのみポーションカプセル内に抽出液体が確実に導入されることが有益である。
したがって、ポーションカプセルは水平面より下方、または、230度の角度範囲外に穿孔されるが、抽出液体は、水平面より下方にのみ、および/または、最大230度の角度範囲内に導入されることが考えられる。
好ましい展開例によれば、ポーションカプセルのカプセルカバーが少なくとも1つの第1穿孔手段によって穿孔され、ポーションカプセルのカプセルベースが第2穿孔手段によって穿孔される。
本発明のさらなる主題または好ましい展開例によれば、第1方法のステップにおいて、ポーションカプセルは、第1調製チャンバ要素と第2調製チャンバ要素との間に供給される間、スペース要素によって少なくとも部分的に案内され、このスペース要素は、ポーションカプセルと少なくとも1つの第1穿孔手段との間の機械的接触がスペース要素によって防止されるように、第1調製チャンバ要素に固定されている。
有益な方法において、ポーションカプセルは、第1調製チャンバ要素と第2調製チャンバ要素との間に挿入されると、スペース要素によって第1調製チャンバ要素から、特に、少なくとも1つの第1穿孔手段からもある距離に保たれる。
したがって、ポーションカプセルが少なくとも1つの第1穿孔手段に対して付着したままにならないように効率的に防止されるので、挿入動作のエラーが起こりにくくなる。
あるいは、第1調製チャンバ要素は、複数の第1穿孔手段、および/または、複数のスペース要素を有している。
好ましい展開例によれば、第1方法ステップ中、スペース要素は、第1調製チャンバ要素から第2調製チャンバ要素への方向に少なくとも部分的に突出し、第2方法ステップにおいて、スペース要素は、第1調製チャンバ要素と接触状態にされる。
第1調製チャンバ要素が装填位置から抽出位置に移されている間、スペース要素は、抽出動作がスペース要素によって損なわれないように第1調製チャンバ要素の方向に自動的に押圧されることが有益である。
したがって、特に、スペース要素は、抽出位置において調製チャンバ内に突出しない。
この場合、スペース要素は、特に、少なくとも部分的に湾曲した形状が直線形状になる。
本発明のさらなる主題は、調製装置の生産方法であり、第1生産ステップにおいて、中央表面領域と複数の第1穿孔手段とを用いて穿孔要素が打ち抜かれ、第2生産ステップにおいて、第1穿孔要素は、第1穿孔手段が中央表面領域から直角に突出するように曲げ加工によって中央表面領域に対して曲げられ、第3生産ステップにおいて、穿孔要素は第1調製チャンバ要素に接続される。
これにより、特に安定した設計の第1穿孔手段が得られ、第1穿孔手段が第1調製チャンバ要素に確実に固定される。
さらに、調製装置の生産は、特に、コスト効率が良くなる。
穿孔要素は、第1調製チャンバ要素にねじ固定されることが好ましい。
穿孔要素は、特に、シートメタル材料を含む。
好ましくは、第1生産ステップにおいて、穿孔要素には複数の出水口が中央表面領域に設けられ、出水口の各々は第1穿孔要素に隣接して配設されていることが特に好ましい。
第4生産ステップにおいて、少なくとも1つの第2穿孔手段は、第2調製チャンバ要素に接続され、特に、ラッチ接続、および/または、ねじ接続が利用される。
温かい飲料、特に、コーヒー、牛乳、紅茶、および/または、チョコレート飲料を調製するための本発明による調製装置の使用。
本発明は、図面に示された例示的な実施例を参照しながら、以下にさらに詳細に説明される。
これらの図面は、本発明の本質的な概念を制約しない、本発明の例示的な実施例を示しているにすぎない。
本発明の第1実施例による調製装置の概略断面図。 本発明の第1実施例による調製装置の概略断面図。 本発明の第1実施例による調製装置の概略断面図。 本発明の第1実施例による調製装置の概略断面図。 本発明の第1実施例による調製装置の概略断面図。 本発明の第1実施例による調製装置の概略断面図。 本発明の第1実施例による調製装置の概略断面図。 本発明の第1実施例による調製装置の概略断面図。 本発明の第1実施例による調製装置の概略断面図。 本発明の第1実施例による調製装置の概略断面図。 本発明の第1実施例による調製装置の概略断面図。 本発明の第2実施例による調製装置の第1調製チャンバ要素の概略図。 本発明の第2実施例による調製装置の第1調製チャンバ要素の概略図。 本発明の第2実施例による調製装置の第1調製チャンバ要素の概略図。 第3実施例による調製装置の第1調製チャンバ要素の概略断面図。 本発明の第4実施例による調製装置の第1調製チャンバ要素の概略図。 本発明の第4実施例による調製装置の第1調製チャンバ要素の概略図。 本発明の第4実施例による調製装置の第1調製チャンバ要素の概略図。 本発明の第4実施例による調製装置の第1調製チャンバ要素の概略図。 本発明の第5実施例による調製装置の第1調製チャンバ要素の概略図。 本発明の第5実施例による調製装置の第1調製チャンバ要素の概略図。 本発明の第5実施例による調製装置の第1調製チャンバ要素の概略図。 本発明の第6実施例による調製装置の第1調製チャンバ要素の概略図。 本発明の第7実施例による調製装置の第1調製チャンバ要素の概略図。 本発明の第8実施例による調製装置の第1調製チャンバ要素の概略図。
さまざまな図において、同一の部品は、常に同じ参照番号が付与され、したがって、一般に、それぞれの場合において一度しか参照または言及しない。
図1aから図1kは、本発明の第1実施例によるポーションカプセル2を抽出するための調製装置1の概略断面図を示す。
この場合、調製装置1は、受け入れ要素(14)、または、部分的に中空の中空ベル形要素14として構成された第2調製チャンバ要素4と、閉鎖要素21、または、ピストン(21)として構成された第1調製チャンバ要素3とを備えている。
第1調製チャンバ要素3は、第2調製チャンバ要素4に対して軸方向6に図1aおよび図1kに示す装填位置17と図1fに示す抽出位置11との間で移動可能である。
ポーションカプセル2は、プラスチックから製造された、カップ状デザインの円錐台30を備えている。
この円錐台30は、プラスチック膜、および/または、アルミニウム箔から製造されたカプセルカバー28によって気密状態に閉じられている。
飲料物質、特に、抽出液体によって抽出されるローストコーヒー粉末が、ポーションカプセル2内に位置している。
ポーションカプセル2は、場合により、カプセルベース29と飲料物質との間に配設された(場合によっては、カプセルベース29から間隔を空けて設けられた)フィルタリング要素(図示せず)を有している。
カプセルカバー28は、カプセルフランジ27の領域において円錐台30に接着接合、または、溶接される。
第1調製チャンバ要素3は、第2調製チャンバ要素4に対面する側に穿孔要素22を有し、穿孔要素22は、実質的に丸いベース面9を備え、ベース面9の周辺領域上には4つの第1穿孔手段5が、円周方向に形成されている。
この場合、第1穿孔手段5は、第1調製チャンバ要素3のベース面9上の中心点201(図8を参照)の周りにほぼ一定の半径を有するように配設され、ベース面9は、第2調製チャンバ要素4に対面している。
第1穿孔手段5の各々は、ベース面9から第2調製チャンバ要素4の方向に突出する穿孔先端5’を備えている。
さらに、4つの出水口24(図1aから図1kには、視点の理由から見えない)が、ベース面9に形成され、1つの出水口24が、各穿孔先端5’の近傍にそれぞれ配設されている。
第1穿孔手段5はすべて、地球の重力場39内で水平面7’として構成される平面7より下方に配設されている。
水平面7’は、調製チャンバ1’の実質的に中心を通って重力場39に対して実質的に直角に延伸する。
詳細に示していない別の実施例において、調製装置1には、重力場39内で水平面7’より下方に配設された単一の第1穿孔手段5が1つしかない。
この場合、1つの第1穿孔手段5は、供給開口20と第1穿孔手段5との間に最大距離をもたらすために、重力場39内で実質的に第1調製チャンバ要素3の下縁領域に配設されていることが好ましい。
第1調製チャンバ要素3は、給水チャネル31によって供給される抽出液体が窪み32を介して4つの出水口24に分配されるように、第1調製チャンバ要素3と穿孔要素22との間に形成された窪み32内に開く給水チャネル31を有している。
穿孔要素22は、ねじ33によって第1調製チャンバ要素3に固定されている。
第2調製チャンバ要素4は、第1調製チャンバ要素3の方向を指す貫通先端8’を備えているとともに、キャビティ内に配設され、かつ、ラッチ固定を介して第2調製チャンバ要素4に取り外し可能に接続される第2穿孔手段8を有している。
貫通先端8’には、軸方向6に平行に延伸する側溝が設けられている。
貫通先端8’の領域において、第2調製チャンバ要素4は、キャビティのベース領域15に凹み16を有し、この凹み16内に排液チャネル13が通じている。
図1aは、装填位置17にある第1調製チャンバ要素3を示し、すなわち、第1調製チャンバ要素3は、第2調製チャンバ要素4から軸方向6に間隔を空けて設けられる。
次いで、装填位置のとき、ポーションカプセル2は、使用者(図示せず)によって装填方向18に挿入される。
この目的のために、第2調製チャンバ要素4の一部として構成された、調製装置1のハウジングが、供給開口20を有し、この供給開口20を通ってポーションカプセル2が挿入される。
図1bに示されているように、ポーションカプセル2が重力の影響下で横方向に第1調製チャンバ要素3と第2調製チャンバ要素4との間の領域に落ち(詳細には記載せず)、第1調製チャンバ要素3の位置で保持手段25(詳細には記載せず)がポーションカプセル2のカプセルフランジ27と接触して支持することによってポーションカプセル2がこの領域で保持される。
図1cを参照しながら示す次のステップにおいて、第1調製チャンバ要素3は、第2調製チャンバ要素4の方向に移動するようにトグル・レバー・ジョイント26によって駆動される。
図1dを参照しながら示されるように、カプセルベース29が貫通先端8’に触れる直前に、ベース面9が軸方向6に対してほぼ正確に垂直方向に向けられるように、第1調製チャンバ要素3が直立に設定されている。
その後、穿孔先端5’が、カプセルカバー28に触れる。
図1eに示す次のステップにおいて、カプセルカバー28は、第2調製チャンバ要素4の方向に第1調製チャンバ要素3を連続して移動させることによって、穿孔先端5’として構成された第1穿孔手段5によって穿孔される。
カプセルカバー28は、水平面7’より下方で第1穿孔手段5によってのみ穿孔される。
この時点では、カプセルベース29はまだ穿孔されていない。
上述した別の実施例において、カプセルカバー28は、重力場39の下側領域において1つの第1穿孔手段5によってのみ穿孔される。
図1fにおいて、第1調製チャンバ要素3が、軸方向6において抽出位置11に第2調製チャンバ要素4まで変位することで、ポーションカプセル2は、中空ベル形要素14内にほぼ完全に挿入され、その後、カプセルベース29は、貫通先端8’として構成される第2穿孔手段8によって穿孔される。
したがって、第1調製チャンバ要素3と第2調製チャンバ要素4とが、ポーションカプセル2が配設される密閉された調製チャンバ1’を形成する。
この場合、カプセルフランジ27は、特に、弾性の密封リング34によって第1調製チャンバ要素3と第2調製チャンバ要素4との間に固定して締め付けられる。
この位置において、抽出動作が開始され、すなわち、加圧温水の形態の抽出液体が、調製チャンバ1’に供給される。
この抽出液体は、給水チャネル31と窪み32とを通って出水口24に運ばれ、出水口24から、第1穿孔手段5によって作られる、カプセルカバー28にある穿孔開口を通って、ポーションカプセル2内に流れる。
抽出液体は、飲料物質を通って流れるため、貫通先端8’によってカプセルベース29に作られる穿孔穴を通ってポーションカプセル2を離れる飲料抽出物となって、凹み16を通って排液チャネル13内に流れる。
排液チャネル13によって、飲料抽出物は、コーヒーカップなどの飲み物用の容器(図示せず)に直接供給されることが好ましい。
いずれの場合でも、抽出液体は、飲料物質が重力の影響によりポーションカプセル2において下方に滑り落ちたとしても、ポーションカプセル2に配設された飲料物質の領域においてポーションカプセル2を通過する。
抽出動作の後、第1調製チャンバ要素3は、抽出位置11から軸方向6に平行な装填位置17に再度戻される。
これは、図1gから図1jを参照しながら説明される。
このプロセスにおいて、使用済みのポーションカプセル2は、カプセルフランジ27がイジェクタ35(詳細には図示せず)と接触状態になるまで、第1調製チャンバ要素3によって再度戻され、その結果、ポーションカプセル2は、保持手段25との係合が解除され、第1調製チャンバ要素3と第2調製チャンバ要素4との間の領域から重力の影響下で、例えば、収集容器(図示せず)内に自動的に落ちる。
引き続き、第1調製チャンバ要素3は、図1kに示すように装填位置17に再度配置され、したがって、図1aのように、調製装置1に未使用のポーションカプセル2を新たに充填することが可能である。
図2aから図2cは、本発明の第2実施例による調製装置1の第1調製チャンバ要素3の概略図を示し、第2実施例による調製装置1は、第1実施例による、図1aから図1kに示す調製装置1と実質的に同等である。
第1穿孔手段5は、軸方向6に突出した状態の穿孔先端5’として構成され、穿孔先端5’は、ほぼ、ベース面9の円周に沿って曲げられた線形断面36を有している。
軸方向6に平行な面において、穿孔先端5’の各々は、穿孔先端5’の刃先の各々が三角形の脚38によって形成されているので、切刃(cutting plane)19に平行にそれぞれ伸びる三角形プロファイルを有している。
穿孔先端5’の各々は、ベース面9上の中心点201の周りにほぼ一定の半径(ベース面9は円形ではなく、わずかに楕円形)を有する軸方向6に対して垂直な平面に配設されている。
打ち抜きプロセスの範囲内において、ベース面9と穿孔先端5’とを有する穿孔要素22は、シートメタルから打ち抜かれ、穿孔先端5’は、引き続き、穿孔先端5’がベース面9の周辺領域から垂直に突出するように、曲げ加工によってベース面9に対して曲げられている。
穿孔先端5’は、軸方向6に延伸する平面7に対して非対称的に分布されるように周辺領域に沿って分布され、すなわち、第1穿孔手段5は、もっぱら平面7より下方に配設されている。
この場合、平面7は特に水平面7’を備え、この水平面7’は重力場39、および/または、装填方向18に対して実質的にほぼ垂直に形成されている。
図2cに示す符号42の矢印は、調製チャンバ1’の方向における抽出液体の流れを示している。
図3は、第3実施例による調製装置1の第1調製チャンバ要素3の概略断面図を示し、第3実施例による調製装置1は、図2aから図2cに示されている第2実施例による調製装置1と実質的に同等であり、第2実施例とは対照的に、第1穿孔手段5、穿孔先端5’は、供給開口20から最短距離で、装填方向18、および/または、重力場39に対して実質的に垂直方向に向けられた切刃(cutting plane)19を有している。
使用者が上方から供給開口20を通って調製装置1内に入れる指40は、第1穿孔手段5のとがっていない側面41に触れるだけであるため、負傷の危険性が著しく低減される。
あるいは、第1穿孔手段5、穿孔先端5’が、水平面7’より下方の供給開口20から最長距離の位置に配設されることも考えられる。
図4aから図4dは、本発明の第4実施例による調製装置1の第1調製チャンバ要素3の概略図を示し、第4実施例による調製装置1は、図2aから図2cに示されている第2実施例による調製装置1と実質的に同等であり、第2実施例とは対照的に、調製装置1には第1穿孔手段5が2つしかなく、これら2つの第1穿孔手段5は、重力場39内で水平面7’より下方に両方配設されている。
穿孔先端5’の間には、スペース要素50が配設されている。
スペース要素50は、金属片51を備え、この金属片51は、装填方向18に実質的に平行に延伸し、第1端部52によって第1調製チャンバ要素3に固定されている。
この目的のために、図4cから分かるように、第1端部52は、第1調製チャンバ要素3の方向に角度を付けられ、第1調製チャンバ要素3の凹所部(recess)55に固定して締め付けられる。
金属片51の第2端部53は、第1調製チャンバ要素3に固定されない自由端部である。
金属片51は、第2調製チャンバ要素4の方向に第1端部52と第2端部53との間に湾曲部を有している。
この湾曲部は、挿入動作中に2つの穿孔先端5’にポーションカプセル2が付着したままにならないように、装填位置17において第1調製チャンバ要素3と第2調製チャンバ要素4との間に挿入されるポーションカプセル2を第1調製チャンバ要素3から間隔を置くように働く。
調製チャンバ1’の閉鎖中、金属片51は、抽出位置11において第1調製チャンバ要素3と接触状態(図示せず)になるとともに、抽出動作を損なわないように、ポーションカプセル2によって第1調製チャンバ要素3に対して押圧される。
この場合、自由な第2端部53は、重力場39に沿って移動する。
さらに、スペース要素50は、通路穴54を有し、この通路穴54は、第1調製チャンバ要素3の給水チャネル31に実質的に対向し、抽出液体をポーションカプセル2に供給し得る。
図5aから図5cは、本発明の第5実施例による調製装置1の第1調製チャンバ要素3の概略図を示し、第5実施例による調製装置1は、図4aから図4dに示されている第4実施例による調製装置1と実質的に同等であり、第4実施例とは対照的に、調製装置1は、スペース要素50を有し、このスペース要素50は、湾曲部を有しないが、その代わりに自由な第2端部53が装填位置17において第1調製チャンバ要素3から斜めに第2調製チャンバ要素4の方向に突出している。
装填位置17から抽出位置11に第1調製チャンバ要素3を移す間、第2端部53は、スペース要素50が実質的に全長に沿って第1調製チャンバ要素3と接触した状態(同図には図示せず)になるように、第1調製チャンバ要素3の移動方向に枢動する。
図6は、本発明の第6実施例による調製装置1の第1調製チャンバ要素3の概略図を示し、第6実施例による調製装置1は、図1aから図1kに示されている第1実施例による調製装置1と実質的に同等であるとともに、図1aから図1kに示す調製装置1において使用可能であり、第1実施例とは対照的に、第6実施例による第1調製チャンバ要素3は、水平面7’より下方に配設された5つの第1穿孔手段5を有している。
図7は、本発明の第7実施例による調製装置1の第1調製チャンバ要素3の概略図を示し、第7実施例による調製装置1は、図1aから図1kに示されている第1実施例による調製装置1と実質的に同等であるとともに図1aから図1kに示す調製装置1において使用可能であり、第1実施例とは対照的に、第1調製チャンバ要素3には第1穿孔手段5が1つしかない。
この場合、第1穿孔手段5は、供給開口20と第1穿孔手段5との間に最大距離をもたらし、それによって、調製装置1の使用者が負傷する危険性を低減するために、実質的に重力場39に沿って第1調製チャンバ要素3の下縁領域に配設されている。
図8は、本発明の第8実施例による調製装置1の第1調製チャンバ要素3の概略図を示し、第8実施例による調製装置1は、図1aから図1kに示されている第1実施例による調製装置1と実質的に同等であるとともに、図1aから図1kに示す調製装置1において使用可能であり、第1実施例とは対照的に、第1調製チャンバ要素3は、穿孔先端5’の形態の複数の第1穿孔手段5を有し(第1穿孔手段5は全部で7つ)、第2調製チャンバ要素4に対面する第1調製チャンバ要素3のベース面9上の中心点201の周りに複数の第1穿孔手段5が配設されている。
この場合、第1穿孔手段5は、水平面7より下方に配設されるだけでなく、むしろ中心点201の周りに約230度の角度範囲202に実質的に一定の半径を有するように配設されている。
本発明の調製装置の可能な実施態様を以下に記載する。
第1の態様の調製装置1は、第1調製チャンバ要素3と、第2調製チャンバ要素4とを備え、第1調製チャンバ要素3と第2調製チャンバ要素4とが互いに間隔を空けて設けられた装填位置17と、第1調製チャンバ要素3と第2調製チャンバ要素4とが閉鎖された調製チャンバ1’を形成する抽出位置11との間で、第1調製チャンバ要素3、および/または、第2調製チャンバ要素4が軸方向6に移動可能でありポーションカプセル2を抽出するための調製装置1において、第1調製チャンバ要素3が、ポーションカプセル2を穿孔する少なくとも1つの第1穿孔手段5を有し、穿孔手段が、地球の重力場39に沿って地球の重力場39に対して直角に伸びるとともに調製チャンバ1’の中心を通る水平面7’より下方に配設されていることを特徴とする。
第2の態様の調製装置1は、第1調製チャンバ要素3が、第2調製チャンバ要素4に対面するベース面9を有し、第1調製チャンバ要素3が、複数の第1穿孔手段5を有し、第1穿孔手段5が、ベース面9の中心点201の周りに一定の半径を有する水平面7’より下方に配設されていることを特徴とする。
第3の態様の調製装置1は、第1調製チャンバ要素3が、ポーションカプセル2を穿孔する複数の第1穿孔手段5を有し、第1穿孔手段5が、中心点201の周りで最大230度の角度範囲202内に配設されていることを特徴とする。
第4の態様の調製装置1は、第1調製チャンバ要素3が、少なくとも4つの第1穿孔手段5を備えていることを特徴とする。
第5の態様の調製装置1は、第1調製チャンバ要素3が、ポーションカプセル2を穿孔する1つの第1穿孔手段5を有していることを特徴とする。
第6の態様の調製装置1は、装填位置17のとき、ポーションカプセル2が、第1調製チャンバ要素3と第2調製チャンバ要素4との間に装填方向18に供給され、装填方向18の向きが、水平面7’に対して直角であることを特徴とする。
第7の態様の調製装置1は、調製装置1が、第1調製チャンバ要素3、および/または、第2調製チャンバ要素4が装填位置17から抽出位置11に移動すると、第1調製チャンバ要素3の複数の第1穿孔手段5によって、ポーションカプセル2が連続して穿孔されるように構成されていることを特徴とする。
第8の態様の調製装置1は、調製装置1が、第1調製チャンバ要素3、および/または、第2調製チャンバ要素4が装填位置17から抽出位置11に移動すると、ポーションカプセル2が、まず、第1調製チャンバ要素3の少なくとも1つの第1穿孔手段5によって穿孔された後に、第2調製チャンバ要素4の少なくとも1つの第2穿孔手段8によって穿孔されることを特徴とする。
第9の態様の調製装置1は、装填位置17のとき、ポーションカプセル2が、第1調製チャンバ要素3と第2調製チャンバ要素4との間に装填方向18に供給され、第1調製チャンバ要素3が、ポーションカプセル2を穿孔する少なくとも1つの第1穿孔手段5を有し、少なくとも1つの第1穿孔手段5の切刃19の向きが、装填方向18に対して直角であることを特徴とする。
第10の態様の調製装置1は、少なくとも1つの第1穿孔手段5が、第1調製チャンバ要素3から第2調製チャンバ要素4の方向に突出する穿孔先端5’として構成されていることを特徴とする。
第11の態様の調製装置1は、少なくとも1つの穿孔先端5’が、矩形、または、屈曲構成の線形の断面36を軸方向6に有し、および/または、少なくとも1つの穿孔先端5’が、軸方向6に対して直角に三角形のプロファイルを有していることを特徴とする。
第12の態様の調製装置1は、第1調製チャンバ要素3が、第2調製チャンバ要素4に対面する端側に、中央表面領域23を備えている穿孔要素22を有し、中央表面領域23が、中央表面領域23の円周に沿って少なくとも1つの第1穿孔手段5に一体に接続されていることを特徴とする。
第13の態様の調製装置1は、穿孔要素22が、中央表面領域23に対して少なくとも1つの第1穿孔手段5を曲げることによって設けられていることを特徴とする。
第14の態様の調製装置1は、第1調製チャンバ要素3と穿孔要素22とが、少なくとも1つの第1穿孔手段5によって穿孔されたポーションカプセル2に抽出液体を供給するための複数の出水口24を中央表面領域23に有し、1つの出水口24が、少なくとも1つの第1穿孔手段5に隣接して配設されていることを特徴とする。
第15の態様の調製装置1は、第2調製チャンバ要素4が、水平面7’に対して非対称的に配設された少なくとも1つの第2穿孔手段8を有し、第2穿孔手段8が、水平面7’より下方に配設されていることを特徴とする。
第16の態様の調製装置1は、第2穿孔手段8が、貫通先端8’を備え、この貫通先端8’が、第2調製チャンバ要素4から第1調製チャンバ要素3の方向に突出し、少なくともサブ領域にわたって側溝が設けられることを特徴とする。
第17の態様の調製装置1は、第2穿孔手段8が、ラッチ固定、および/または、ねじ固定によって取り外し可能に、第2調製チャンバ要素4に連結されていることを特徴とする。
第18の態様の調製装置1は、第2調製チャンバ要素4が、ポーションカプセル2を受ける中空ベル形要素14を備え、中空ベル形要素14のベース領域15が、第2穿孔手段8によって穿孔されたポーションカプセル2から抽出液体を出すための少なくとも1つの凹み16を備え、第2穿孔手段8が、凹み16の領域に配設され、凹み16が、調製チャンバ1’から抽出液体を除去するための排液チャネル13につながっていることを特徴とする。
第19の態様の調製装置1は、第1調製チャンバ要素3が、ポーションカプセル2を穿孔する少なくとも1つの第1穿孔手段5を有し、調製装置1が、スペース要素50を有し、このスペース要素50が、装填位置17のとき第1調製チャンバ要素3と第2調製チャンバ要素4との間にポーションカプセル2が供給されると、ポーションカプセル2と少なくとも1つの第1穿孔手段5との間の機械的接触がスペース要素50によって防止されるように構成されていることを特徴とする。
第20の態様の調製装置1は、第1調製チャンバ要素3が、穿孔先端5’の形態の2つの第1穿孔手段5を備え、スペース要素50が、2つの穿孔先端5’の間に少なくとも部分的に配設され、装填位置17のとき、スペース要素50が、少なくとも2つの穿孔先端5’の間の領域において第1調製チャンバ要素3から間隔を空けて設けられ、2つの穿孔先端5’が、地球の重力場39内に水平面7’より下方に配設されていることを特徴とする。
第21の態様の調製装置1は、スペース要素50が、第1調製チャンバ要素3に固定され、第2調製チャンバ要素4の方向に少なくとも部分的に弾性的にプレテンションがかけられること、および/または、スペース要素50が、抽出位置11のときスペース要素50が第1調製チャンバ要素3を完全に担持するように構成されていることを特徴とする。
第22の態様の調製装置1は、スペース要素50が、金属片51を備え、この金属片51が、第1調製チャンバ要素3に固定された第1端部52と、第2自由端部53とを有し、装填位置17のとき、第2端部53が、第1調製チャンバ要素3から斜めに第2調製チャンバ要素4の方向に突出し、または、装填位置17のとき、第1調製チャンバ要素3の表面を担持し、第1調製チャンバ要素3の表面が、第2調製チャンバ要素4と対面することを特徴とする。
第23の態様の調製装置1は、金属片51が、第2調製チャンバ要素4の方向に湾曲部を有し、および/または、金属片51が、通路穴54を有し、および/または、金属片51が、装填方向18に平行に配向されていることを特徴とする。
第24の態様の調製装置1の制御方法は、第1方法ステップで、ポーションカプセル2が、第1調製チャンバ要素3と第2調製チャンバ要素4との間に挿入され、次の第2方法ステップで、第1調製チャンバ要素3、および/または、第2調製チャンバ要素4が、軸方向6に装填位置17から抽出位置11に移動する上記第1から第23の態様の調製装置1の制御方法において、第2方法ステップ中に、ポーションカプセル2が、まず、第1調製チャンバ要素3の少なくとも1つの第1穿孔手段5によって水平面7’より下方で穿孔され、引き続き、ポーションカプセル2が、第2調製チャンバ要素4の少なくとも1つの第2穿孔手段8によって穿孔されることを特徴とする。
第25の態様の調製装置1の制御方法は、第2方法ステップ中、ポーションカプセル2が、第1調製チャンバ要素3の複数の第1穿孔手段5によって連続して穿孔されることを特徴とする。
第26の態様の調製装置1の制御方法は、第2方法ステップで、ポーションカプセル2が、1つの第1穿孔手段5によって穿孔されることを特徴とする。
第27の態様の調製装置1の制御方法は、ポーションカプセル2のカプセルカバー28が、少なくとも1つの第1穿孔手段5によって穿孔され、ポーションカプセル2のカプセルベース29が、第2穿孔手段8によって穿孔されることを特徴とする。
第28の態様の調製装置1の制御方法は、第1方法ステップで、ポーションカプセル2が、第1調製チャンバ要素3と第2調製チャンバ要素4との間に供給されている間、スペース要素50によって少なくとも部分的に案内され、ポーションカプセル2と少なくとも1つの第1穿孔手段5との間の機械的接触がスペース要素50によって防止されるように、スペース要素50が、第1調製チャンバ要素3に固定されていることを特徴とする。
第29の態様の調製装置1の制御方法は、第1方法ステップ中、スペース要素50が、第1調製チャンバ要素3から第2調製チャンバ要素4の方向に少なくとも部分的に突出し、第2方法ステップで、スペース要素50が、第1調製チャンバ要素3と接触することを特徴とする。
第30の態様の調製装置1の制御方法は、第2方法ステップで、ポーションカプセル2が、中心点201の周りで最大230度の角度範囲202内で穿孔されることを特徴とする。
第31の態様の調製装置1の制御方法は、第3方法ステップで、水平面7’より下方で、および/または、中心点201の周りで最大230度の角度範囲202内でポーションカプセル2内に抽出液体が投入されることを特徴とする。
第32の態様の調製装置1の使用は、温かい飲料である、コーヒー、牛乳、紅茶、および/または、チョコレート飲料を調製するための上記第1から第23の態様の調製装置1の使用であることを特徴とする。
1 ・・・ 調製装置
1’ ・・・ 調製チャンバ
2 ・・・ ポーションカプセル
3 ・・・ 第1調製チャンバ要素
4 ・・・ 第2調製チャンバ要素
5 ・・・ 第1穿孔手段
5’ ・・・ 穿孔先端
6 ・・・ 軸方向
7 ・・・ 平面
7’ ・・・ 水平面
8 ・・・ 第2穿孔手段
8’ ・・・ 貫通先端
9 ・・・ ベース面
11 ・・・ 抽出位置
13 ・・・ 排液チャネル
14 ・・・ 中空ベル形要素、受け入れ要素
15 ・・・ ベース領域
16 ・・・ 凹み
17 ・・・ 装填位置
18 ・・・ 装填方向
19 ・・・ 切刃(cutting plane)
20 ・・・ 供給開口
21 ・・・ 閉鎖要素、ピストン
22 ・・・ 穿孔要素
23 ・・・ 中央表面領域
24 ・・・ 出水口
25 ・・・ 保持手段
26 ・・・ トグル・レバー・ジョイント
27 ・・・ カプセルフランジ
28 ・・・ カプセルカバー
29 ・・・ カプセルベース
30 ・・・ 円錐台
31 ・・・ 給水チャネル
32 ・・・ 窪み
33 ・・・ ねじ
34 ・・・ 密封リング
35 ・・・ イジェクタ
36 ・・・ 線形断面
38 ・・・ 脚
39 ・・・ 重力場
40 ・・・ 指
41 ・・・ 側面
42 ・・・ 流れ方向
50 ・・・ スペース要素
51 ・・・ 金属片(metal strip)
52 ・・・ 第1端部
53 ・・・ 第2端部
54 ・・・ 通路穴
55 ・・・ 凹所部(recess)
201 ・・・ 中心点
202 ・・・ 角度範囲

Claims (32)

  1. 第1調製チャンバ要素(3)と、第2調製チャンバ要素(4)とを備え、前記第1調製チャンバ要素(3)と前記第2調製チャンバ要素(4)とが互いに間隔を空けて設けられた装填位置(17)と、前記第1調製チャンバ要素(3)と前記第2調製チャンバ要素(4)とが閉鎖された調製チャンバ(1’)を形成する抽出位置(11)との間で、前記第1調製チャンバ要素(3)、および/または、前記第2調製チャンバ要素(4)が軸方向(6)に移動可能でありポーションカプセル(2)を抽出するための調製装置(1)において、
    前記第1調製チャンバ要素(3)が、前記ポーションカプセル(2)を穿孔する少なくとも1つの第1穿孔手段(5)を有し、前記穿孔手段が、地球の重力場(39)に沿って地球の重力場(39)に対して直角に伸びるとともに前記調製チャンバ(1’)の中心を通る水平面(7’)より下方に配設されていることを特徴とする調製装置(1)。
  2. 前記第1調製チャンバ要素(3)が、前記第2調製チャンバ要素(4)に対面するベース面(9)を有し、前記第1調製チャンバ要素(3)が、複数の第1穿孔手段(5)を有し、前記第1穿孔手段(5)が、前記ベース面(9)の中心点(201)の周りに一定の半径を有する前記水平面(7’)より下方に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の調製装置(1)。
  3. 前記第1調製チャンバ要素(3)が、前記ポーションカプセル(2)を穿孔する複数の第1穿孔手段(5)を有し、前記第1穿孔手段(5)が、前記中心点(201)の周りで最大230度の角度範囲(202)内に配設されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の調製装置(1)。
  4. 前記第1調製チャンバ要素(3)が、少なくとも4つの第1穿孔手段(5)を備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の調製装置(1)。
  5. 前記第1調製チャンバ要素(3)が、前記ポーションカプセル(2)を穿孔する1つの第1穿孔手段(5)を有していることを特徴とする請求項1に記載の調製装置(1)。
  6. 前記装填位置(17)のとき、前記ポーションカプセル(2)が、前記第1調製チャンバ要素(3)と前記第2調製チャンバ要素(4)との間に装填方向(18)に供給され、前記装填方向(18)の向きが、前記水平面(7’)に対して直角であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載の調製装置(1)。
  7. 前記調製装置(1)が、前記第1調製チャンバ要素(3)、および/または、前記第2調製チャンバ要素(4)が前記装填位置(17)から前記抽出位置(11)に移動すると、前記第1調製チャンバ要素(3)の複数の第1穿孔手段(5)によって、前記ポーションカプセル(2)が連続して穿孔されるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記載の調製装置(1)。
  8. 前記調製装置(1)が、前記第1調製チャンバ要素(3)、および/または、前記第2調製チャンバ要素(4)が前記装填位置(17)から前記抽出位置(11)に移動すると、前記ポーションカプセル(2)が、まず、前記第1調製チャンバ要素(3)の前記少なくとも1つの第1穿孔手段(5)によって穿孔された後に、前記第2調製チャンバ要素(4)の少なくとも1つの第2穿孔手段(8)によって穿孔されることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1つに記載の調製装置(1)。
  9. 前記装填位置(17)のとき、前記ポーションカプセル(2)が、前記第1調製チャンバ要素(3)と前記第2調製チャンバ要素(4)との間に装填方向(18)に供給され、前記第1調製チャンバ要素(3)が、前記ポーションカプセル(2)を穿孔する少なくとも1つの第1穿孔手段(5)を有し、前記少なくとも1つの第1穿孔手段(5)の切刃(19)の向きが、前記装填方向(18)に対して直角であることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1つに記載の調製装置(1)。
  10. 前記少なくとも1つの第1穿孔手段(5)が、前記第1調製チャンバ要素(3)から前記第2調製チャンバ要素(4)の方向に突出する穿孔先端(5’)として構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1つに記載の調製装置(1)。
  11. 前記少なくとも1つの穿孔先端(5’)が、矩形、または、屈曲構成の線形の断面(36)を前記軸方向(6)に有し、および/または、前記少なくとも1つの穿孔先端(5’)が、前記軸方向(6)に対して直角に三角形のプロファイルを有していることを特徴とする請求項10に記載の調製装置(1)。
  12. 前記第1調製チャンバ要素(3)が、前記第2調製チャンバ要素(4)に対面する端側に、中央表面領域(23)を備えている穿孔要素(22)を有し、前記中央表面領域(23)が、前記中央表面領域(23)の円周に沿って前記少なくとも1つの第1穿孔手段(5)に一体に接続されていることを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか1つに記載の調製装置(1)。
  13. 前記穿孔要素(22)が、前記中央表面領域(23)に対して前記少なくとも1つの第1穿孔手段(5)を曲げることによって設けられていることを特徴とする請求項12に記載の調製装置(1)。
  14. 前記第1調製チャンバ要素(3)と穿孔要素(22)とが、前記少なくとも1つの第1穿孔手段(5)によって穿孔された前記ポーションカプセル(2)に抽出液体を供給するための複数の出水口(24)を前記中央表面領域(23)に有し、1つの出水口(24)が、前記少なくとも1つの第1穿孔手段(5)に隣接して配設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項13のいずれか1つに記載の調製装置(1)。
  15. 前記第2調製チャンバ要素(4)が、前記水平面(7’)に対して非対称的に配設された少なくとも1つの第2穿孔手段(8)を有し、前記第2穿孔手段(8)が、前記水平面(7’)より下方に配設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項14のいずれか1つに記載の調製装置(1)。
  16. 前記第2穿孔手段(8)が、貫通先端(8’)を備え、該貫通先端(8’)が、前記第2調製チャンバ要素(4)から前記第1調製チャンバ要素(3)の方向に突出し、少なくともサブ領域にわたって側溝が設けられることを特徴とする請求項15に記載の調製装置(1)。
  17. 前記第2穿孔手段(8)が、ラッチ固定、および/または、ねじ固定によって取り外し可能に、前記第2調製チャンバ要素(4)に連結されていることを特徴とする請求項16に記載の調製装置(1)。
  18. 前記第2調製チャンバ要素(4)が、前記ポーションカプセル(2)を受ける中空ベル形要素(14)を備え、前記中空ベル形要素(14)のベース領域(15)が、前記第2穿孔手段(8)によって穿孔された前記ポーションカプセル(2)から抽出液体を出すための少なくとも1つの凹み(16)を備え、前記第2穿孔手段(8)が、前記凹み(16)の領域に配設され、前記凹み(16)が、前記調製チャンバ(1’)から前記抽出液体を除去するための排液チャネル(13)につながっていることを特徴とする請求項1乃至請求項17のいずれか1つに記載の調製装置(1)。
  19. 前記第1調製チャンバ要素(3)が、前記ポーションカプセル(2)を穿孔する少なくとも1つの第1穿孔手段(5)を有し、前記調製装置(1)が、スペース要素(50)を有し、該スペース要素(50)が、前記装填位置(17)のとき前記第1調製チャンバ要素(3)と前記第2調製チャンバ要素(4)との間に前記ポーションカプセル(2)が供給されると、前記ポーションカプセル(2)と前記少なくとも1つの第1穿孔手段(5)との間の機械的接触が前記スペース要素(50)によって防止されるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項18のいずれか1つに記載の調製装置(1)。
  20. 前記第1調製チャンバ要素(3)が、穿孔先端(5’)の形態の2つの第1穿孔手段(5)を備え、前記スペース要素(50)が、前記2つの穿孔先端(5’)の間に少なくとも部分的に配設され、前記装填位置(17)のとき、前記スペース要素(50)が、少なくとも前記2つの穿孔先端(5’)の間の領域において前記第1調製チャンバ要素(3)から間隔を空けて設けられ、前記2つの穿孔先端(5’)が、地球の重力場(39)内に前記水平面(7’)より下方に配設されていることを特徴とする請求項19に記載の調製装置(1)。
  21. 前記スペース要素(50)が、前記第1調製チャンバ要素(3)に固定され、前記第2調製チャンバ要素(4)の方向に少なくとも部分的に弾性的にプレテンションがかけられること、および/または、前記スペース要素(50)が、前記抽出位置(11)のとき前記スペース要素(50)が前記第1調製チャンバ要素(3)を担持するように構成されていることを特徴とする請求項19または請求項20に記載の調製装置(1)。
  22. 前記スペース要素(50)が、金属片(51)を備え、該金属片(51)が、前記第1調製チャンバ要素(3)に固定された第1端部(52)と、第2自由端部(53)とを有し、前記装填位置(17)のとき、前記第2端部(53)が、前記第1調製チャンバ要素(3)から斜めに前記第2調製チャンバ要素(4)の方向に突出し、または、前記装填位置(17)のとき、前記第1調製チャンバ要素(3)の表面を担持し、前記第1調製チャンバ要素(3)の前記表面が、前記第2調製チャンバ要素(4)と対面することを特徴とする請求項19乃至請求項21のいずれか1つに記載の調製装置(1)。
  23. 前記金属片(51)が、前記第2調製チャンバ要素(4)の方向に湾曲部を有し、および/または、前記金属片(51)が、通路穴(54)を有し、および/または、前記金属片(51)が、前記装填方向(18)に平行に配向されていることを特徴とする請求項22に記載の調製装置(1)。
  24. 第1方法ステップで、ポーションカプセル(2)が、前記第1調製チャンバ要素(3)と前記第2調製チャンバ要素(4)との間に挿入され、次の第2方法ステップで、前記第1調製チャンバ要素(3)、および/または、前記第2調製チャンバ要素(4)が、前記軸方向(6)に前記装填位置(17)から前記抽出位置(11)に移動する請求項1乃至請求項23のいずれか1つに記載の調製装置(1)の制御方法において、
    前記第2方法ステップ中に、前記ポーションカプセル(2)が、まず、前記第1調製チャンバ要素(3)の少なくとも1つの第1穿孔手段(5)によって前記水平面(7’)より下方で穿孔され、引き続き、前記ポーションカプセル(2)が、前記第2調製チャンバ要素(4)の少なくとも1つの第2穿孔手段(8)によって穿孔されることを特徴とする調製装置(1)の制御方法。
  25. 前記第2方法ステップ中、前記ポーションカプセル(2)が、前記第1調製チャンバ要素(3)の複数の第1穿孔手段(5)によって連続して穿孔されることを特徴とする請求項24に記載の調製装置(1)の制御方法。
  26. 前記第2方法ステップで、前記ポーションカプセル(2)が、1つの第1穿孔手段(5)によって穿孔されることを特徴とする請求項24または請求項25に記載の調製装置(1)の制御方法。
  27. 前記ポーションカプセル(2)のカプセルカバー(28)が、前記少なくとも1つの第1穿孔手段(5)によって穿孔され、前記ポーションカプセル(2)のカプセルベース(29)が、前記第2穿孔手段(8)によって穿孔されることを特徴とする請求項24乃至請求項26のいずれか1つに記載の調製装置(1)の制御方法。
  28. 前記第1方法ステップで、前記ポーションカプセル(2)が、前記第1調製チャンバ要素(3)と前記第2調製チャンバ要素(4)との間に供給されている間、スペース要素(50)によって少なくとも部分的に案内され、前記ポーションカプセル(2)と前記少なくとも1つの第1穿孔手段(5)との間の機械的接触が前記スペース要素(50)によって防止されるように、前記スペース要素(50)が、前記第1調製チャンバ要素(3)に固定されていることを特徴とする請求項24乃至請求項27のいずれか1つに記載の調製装置(1)の制御方法。
  29. 前記第1方法ステップ中、前記スペース要素(50)が、前記第1調製チャンバ要素(3)から前記第2調製チャンバ要素(4)の方向に少なくとも部分的に突出し、前記第2方法ステップで、前記スペース要素(50)が、前記第1調製チャンバ要素(3)と接触することを特徴とする請求項28に記載の調製装置(1)の制御方法。
  30. 前記第2方法ステップで、前記ポーションカプセル(2)が、前記中心点(201)の周りで最大230度の角度範囲(202)内で穿孔されることを特徴とする請求項24乃至請求項29のいずれか1つに記載の調製装置(1)の制御方法。
  31. 第3方法ステップで、前記水平面(7’)より下方で、および/または、前記中心点(201)の周りで最大230度の角度範囲(202)内で前記ポーションカプセル(2)内に抽出液体が投入されることを特徴とする請求項24乃至請求項30のいずれか1つに記載の調製装置(1)の制御方法。
  32. 温かい飲料である、コーヒー、牛乳、紅茶、および/または、チョコレート飲料を調製するための請求項1乃至請求項23のいずれか1つに記載の調製装置(1)の使用。
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