JP2013524762A - 円周状にスキューされた回転子極または固定子コイルを有する電気機械 - Google Patents

円周状にスキューされた回転子極または固定子コイルを有する電気機械 Download PDF

Info

Publication number
JP2013524762A
JP2013524762A JP2013504128A JP2013504128A JP2013524762A JP 2013524762 A JP2013524762 A JP 2013524762A JP 2013504128 A JP2013504128 A JP 2013504128A JP 2013504128 A JP2013504128 A JP 2013504128A JP 2013524762 A JP2013524762 A JP 2013524762A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator
rotor
coil
pole
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013504128A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5252607B2 (ja
Inventor
ロバート チン,
ユハニ マンテレ,
Original Assignee
エー ビー ビー リサーチ リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エー ビー ビー リサーチ リミテッド filed Critical エー ビー ビー リサーチ リミテッド
Publication of JP2013524762A publication Critical patent/JP2013524762A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5252607B2 publication Critical patent/JP5252607B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/12Stationary parts of the magnetic circuit
    • H02K1/16Stator cores with slots for windings
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/12Stationary parts of the magnetic circuit
    • H02K1/16Stator cores with slots for windings
    • H02K1/165Shape, form or location of the slots
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/12Stationary parts of the magnetic circuit
    • H02K1/14Stator cores with salient poles
    • H02K1/146Stator cores with salient poles consisting of a generally annular yoke with salient poles
    • H02K1/148Sectional cores
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/22Rotating parts of the magnetic circuit
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/22Rotating parts of the magnetic circuit
    • H02K1/27Rotor cores with permanent magnets
    • H02K1/2706Inner rotors
    • H02K1/272Inner rotors the magnetisation axis of the magnets being perpendicular to the rotor axis
    • H02K1/274Inner rotors the magnetisation axis of the magnets being perpendicular to the rotor axis the rotor consisting of two or more circumferentially positioned magnets
    • H02K1/2753Inner rotors the magnetisation axis of the magnets being perpendicular to the rotor axis the rotor consisting of two or more circumferentially positioned magnets the rotor consisting of magnets or groups of magnets arranged with alternating polarity
    • H02K1/278Surface mounted magnets; Inset magnets
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K15/00Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K29/00Motors or generators having non-mechanical commutating devices, e.g. discharge tubes or semiconductor devices
    • H02K29/03Motors or generators having non-mechanical commutating devices, e.g. discharge tubes or semiconductor devices with a magnetic circuit specially adapted for avoiding torque ripples or self-starting problems

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Windings For Motors And Generators (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

コギングの問題に対処するために、電気機械用の回転子200は、各極部201内の隣接する極202が、第1の均一な極ピッチ203だけ距離をおいている、複数の極部201を備える。異なる極部201に属する隣接する極202は、各極部201の一端において第2の(より小さい)極ピッチ204だけ距離をおいており、かつ極部201の他端において第3の(より大きい)極ピッチ205だけ距離をおいている。あるいは、対応するコイルピッチ305、306、307の調整を、電気機械の固定子300において行うことができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、不均一な回転子極パターンおよび/または不均一な固定子歯パターンを有する電気機械に関する。
図1によれば、従来の電気機械100の回転子101は、回転子周囲に沿って均一に分割された複数の磁気回転子極102を備える。隣接する2つの回転子極間(中心線)の角距離は、極ピッチ103と称され、それらは全て、等しい値αを有する。同様に、従来の電気機械100の固定子110は、固定子スロット112によって離隔され、均一に分散配置された複数の固定子歯111を備える。導電体113は、固定子スロット内に延在しており、隣接する2つの導電体間(中心線)の角距離は、コイルピッチ114と称される。図1による従来の電気機械100において、導電体は、それにより、値βを有する均一なコイルピッチ114だけ距離をおいている。
永久磁極を有する回転子は、コギングと称される周期的トルクによって引き起こされるトルクリップルを呈する。コギングは、最小磁気抵抗の位置に自己整合する回転子および固定子の傾向に起因し、この現象は、非励起機械においてさえも存在する。コギングは、回転子極が固定子歯の端縁を越えて移動しているときに生じる。コギングの大きさは、個々の回転子極と固定子歯との間の相互作用の合計であり、回転子極数と固定子歯数との間の関係に依存する。
コギングの問題は、従来は回転子極を調整することによって対処されている。例えば、永久磁石機においては、回転子極が軸方向に延在している列状に配置された数個の磁石を備えるとき、円周方向に互いに関して個々の磁石をスキューすることが知られている。また、固定子歯の端縁を越える移動をより滑らかにするように永久磁石を成形することも知られている。さらにまた、隣接する回転子極の角距離が不均一になるように距離を調整することも知られている。対応する調整手段が固定子歯に適用することもできるが、多くの場合において、回転子極を調整することの方が、固定子歯を調整するよりも実際には適している。
米国特許第4,751,416号明細書は、回転子上に不均一に分散配置された磁極を有する永久磁石モータを開示している。この磁極は、固定子スロットピッチのほんの一部に対応する角度、すなわち、隣接する固定子歯の端縁間の角距離だけ動かされる。米国特許第4,751,416号明細書のいくつかの実施形態において、回転子に作用する磁力は平衡がとれていないが、他の実施形態においては、磁力は平衡がとれている。平衡がとれている実施形態において、磁極は、対で有効に調整される。
米国特許第6,285,104号明細書は、回転子上に不均一に分散配置された磁極を有する永久磁石モータおよび同期リラクタンスモータを開示している。米国特許第6,285,104号明細書は、さらに不均一に分散配置された固定子歯を有する固定子をも開示している。米国特許第6,285,104号明細書の実施形態の全てによれば、磁極または固定子歯は、回転子に作用する磁力が不平衡であるように動かされる。
不平衡の磁力は、許容できない強さになることがある振動を不平衡さが引き起こすので明らかに望ましくない。対で回転子極を調整することもまた、製造の観点から、この調整の複雑さのために望ましくない。したがって、磁気的に平衡がとれた、磁極の対での調整に対する代替案を提供するという願望がある。
本発明の1つの目的は、コギングの問題が扱いやすい製造形態で対処される電気モータを提供することである。
本発明のさらなる目的は、既存の電気機械のコギングの問題に対処する方法を提供することである。
これらの目的は、添付された請求項1および請求項6による装置ならびに添付された請求項14および請求項15による方法によって実現される。
本発明の第1の態様によれば、電気機械用の回転子が提供される。本回転子は、少なくとも4からなる偶数であるnps個の極部を備える。各極部は、1よりも大きい整数であるn個の極を備える。各極部内の隣接する極は、値αを有する第1の極ピッチだけ距離をおいている。異なる極部に属する隣接する極は、各極部の一端において値αを有する第2の極ピッチだけ距離をおいており、かつ各極部の他端において値αを有する第3の極ピッチだけ距離をおいている。値α、αおよびα3の全ては異なる。均一な極ピッチを有し、かつ極部間で偏位した極ピッチを有する極部を設けることにより、個々にまたは対で磁極を調整する必要なく、コギングの問題に対処することができる。
本発明の一実施形態によれば、値αは値αよりも小さく、値αは値αよりも大きい。この実施形態は、円周状に組をなして磁極をスキューさせる単純な方法において実現され、好ましいコギング特性を提供する。
本発明の一実施形態によれば、極は、回転子の中心軸まわりに略対称に整列されている。極の対称整列により、磁力の平衡がとれ、それにより、振動のない機械作動が可能になる。
本発明の一実施形態によれば、回転子は、異なる極部間の界面に沿って複数の別個の部分に分割されている。この手段により、回転子部品は、より小さく、かつ軽量になり、それにより、取り扱いがより容易となる。
本発明の一実施形態によれば、回転子部分の全ては、略同一の構成を有する。この状態は、回転子が回転子断面の対称軸に沿って複数の部分に分割され、かつ回転子が軸方向に対称であることを前提とする。同一構成を有する回転子部分を設けることにより、非類似の回転子部品数がより少なくなる。
本発明の第2の態様によれば、電気機械用の固定子が提供される。この固定子は、少なくとも4からなる偶数であるncs個のコイル部を備える。各コイル部は、1よりも大きい整数であるn個の導電体を備える。各コイル部内の隣接する導電体は、値βを有する第1のコイルピッチだけ距離をおいている。異なるコイル部に属する隣接する導電体は、各コイル部の一端において値βを有する第2のコイルピッチだけ距離をおいており、かつ各コイル部の他端において値βを有する第3のコイルピッチだけ距離をおいている。値β、βおよびβの全ては異なる。均一なコイルピッチを有し、かつコイル部間で偏位したコイルピッチを有するコイル部を設けることにより、単純な方法でコギングの問題に対処することができる。
本発明の一実施形態によれば、値βは、値βよりも小さく、値βは、値βよりも大きい。この実施形態は、円周状に組をなして固定子コイルをスキューさせる単純な方法において実現され、好ましいコギング特性を提供する。
本発明の一実施形態によれば、導電体は、固定子の中心軸まわりに略対称に整列されている。導電体の対称配置により、平衡がとれた磁力が可能になり、それにより、振動のない機械作動が可能になる。
本発明の一実施形態によれば、固定子は、異なるコイル部間の界面に沿って複数の別個の部分に分割されている。この手段により、固定子部品は、より小さく、かつ軽量になり、それにより、取り扱いがより容易となる。
本発明の一実施形態によれば、固定子部分の全ては、略同一の構成を有する。この状態は、固定子が固定子断面の対称軸に沿って複数の部分に分割され、かつ固定子が軸方向に対称であることを前提とする。同一構成を有する固定子部分を設けることにより、非類似の固定子部品数がより少なくなる。
本発明の一実施形態によれば、第1のコイルピッチだけ距離をおいている隣接する導電体は、第1の固定子歯によって離隔されており、第2のコイルピッチだけ距離をおいている隣接する導電体は、第2の固定子歯によって離隔されており、第2の固定子歯は第1の固定子歯よりも狭いか、または、第2の固定子歯は省略されている。固定子歯の幅を調整することは、円周状に固定子コイルをスキューさせる単純な方法である。固定子歯を省略することにより、非現実的に狭い固定子歯の製造が回避される。
本発明の一実施形態によれば、第1のコイルピッチだけ距離をおいている隣接する導電体は、第1の固定子歯によって離隔されており、第3のコイルピッチだけ距離をおいている隣接する導電体は、第3の固定子歯によって離隔されており、第3の固定子歯は、第1の固定子歯よりも広い。固定子歯の幅を調整することは、円周状に固定子コイルをスキューさせる単純な方法である。
本発明の第3の態様によれば、回転子を備える既存の電気機械のコギングの問題に対処する方法が提供される。本方法は、回転子を、回転子極間で複数の半径方向部分に分割するステップと、部分端部から回転子の鉄の区域を除去するステップと、対向する部分端部に回転子の鉄の区域を追加するステップと、改変された部分を接合して回転子を一体形成するステップとを備える。この手段により、既存の電気機械の回転子を、コギングの問題に対処する単純な方法で改変することができる。
本発明の第4の態様によれば、固定子を備える既存の電気機械のコギングの問題に対処する方法が提供される。本方法は、固定子を、固定子歯を横断して複数の半径方向部分に分割するステップと、部分端部から固定子の鉄の区域を除去するステップと、対向する部分端部に固定子の鉄の区域を追加するステップと、改変された部分を接合して固定子を一体形成するステップとを備える。この手段により、既存の電気機械の固定子を、コギングの問題に対処する単純な方法で改変することができる。
本発明は、以下の添付図面を参照しながらより詳細に説明される。
回転子における均一な極ピッチおよび固定子における均一なコイルピッチを有する従来の電気機械を示している。 本発明による回転子を示している。 本発明による固定子を示している。
図2を参照すると、4つの極部201を備える電気機械用の回転子200が示されている。各極部201は、4つの磁極202を備え、各極部201内の隣接する極202は、値α=22.5°を有する第1の極ピッチ203だけ互いに距離をおいている。異なる極部201に属する隣接する極202は、各極部201の一端において値α=20°を有する第2の極ピッチ204だけ距離をおいており、かつ各極部201の他端において値α=25°を有する第3の極ピッチ205だけ距離をおいている。したがって、図1の均一に分散配置された極102と比較して、1つおきの極部201内の極202の全ては、1.25°の角度だけ時計回りに動かされる一方で、残りの極部201内の極202の全ては、同じ角度だけ反時計回りに動かされると考えられることができる。
図2による回転子200を、異なる極部201間の界面に沿って4つの別個の部分に分割することができる。結果として、等しく距離をおいている極202を備える4つの回転子部分が実現される。実際に、回転子断面の対称軸に沿って分割が行われると、結果としての隣接する回転子部分は鏡像になる。これは、回転子部分が軸方向に対称であり、回転子部分の全てが同一構成になるように設けられるということを意味する。製造観点から、個々に各極対を調整する代わりに、均一な極ピッチ203を有する同一の部分から回転子200を構成することは非常に有利である。回転子200を部分に分割することにより、個々の機械部品がより小さくなり、それにより、取り扱いおよび運搬がより容易となるというさらなる効果が得られる。
図1の従来の回転子101から始めると、本発明による回転子200は、従来の回転子101を、回転子極102間で4つの同一部分に分割するステップと、対向する2つの分割界面において部分端部のそれぞれから1.25°の回転子の鉄の区域を除去するステップと、残りの2つの分割界面において部分端部のそれぞれに1.25°の回転子の鉄の区域を追加するステップと、改変された部分を接合して本発明による回転子200を一体形成するステップとをとることによって実現される。もちろん、除去され、かつ追加された回転子の鉄の区域の大きさは、対象となる回転子の構成に応じて変化させることができる。
図3を参照すると、4つのコイル部301を備える電気機械用の固定子300が示されている。各コイル部301は、固定子歯304間に画定された固定子スロット303内に延在している12個の導電体302を備える。これらの12個の導電体302は、1相あたり2つのコイルである電気的3相のコイルを表しており、各コイルは、固定子300の第1の軸端からその第2の軸端まで延在している第1の導電体302を備え、さらに、固定子300の第2の軸端からその第1の軸端まで延在している第2の導電体302を備える。実際には、各コイルは、2つの異なる固定子スロット303内に延在している単一のループから構成されているが、本発明を説明するために、異なる固定子スロット303内に位置する単一ループの部分は、別個の導電体302としてみなされる。
本例において、各コイル部301内の隣接する導電体302は、値β=7.5°を有する第1のコイルピッチ305だけ互いに距離をおいている。異なるコイル部301に属する隣接する導電体302は、各コイル部301の一端において値β=5°を有する第2のコイルピッチ306だけ距離をおいており、かつ各コイル部301の他端において値β=10°を有する第3のコイルピッチ307だけ距離をおいている。したがって、図1の均一に分散配置された導電体113と比較して、1つおきのコイル部301内の導電体302の全ては、1.25°の角度だけ時計回りに動かされる一方で、残りのコイル部301内の導電体302の全ては、同じ角度だけ反時計回りに動かされると考えられることができる。実際に、この移動は、1つおきのコイル部301間の界面において、より狭い固定子歯304をもたらし、それに応じて、コイル部301間の残りの界面において、より広い固定子歯304をもたらす。図3において、より狭い固定子歯304は、完全に省略されている。
各コイル部301内の導電体302の数は、同じコイルに属する導電体302の全てが同じコイル部301内にあるように選択されなければならない。このようにして、コイルは、2つのコイル部301間の界面を横切らず、固定子300を、コイル部界面に沿って別個の部分に容易に分割することができる。本例において、固定子300はまた、それぞれが6つの導電体302を有する、すなわち、1相あたり1つのコイルである8つのコイル部301を備えることもできる。固定子300をいくつかの別個の部分に分割することにより、個々の機械部品の大きさがより小さくなり、取り扱いおよび運搬がより容易になる。回転子200と同様に、固定子断面の対称軸に沿って固定子300を分割することにより、固定子300が軸方向に対称であるという条件で、結果としての固定子部分の構成が同一となる。好ましい実施形態において、固定子300は、異なるコイル部301間の界面に沿って複数の部分に分割される。
図1の従来の固定子110から始めると、本発明による固定子300は、固定子110を、固定子歯111を横断して4つの同一部分に分割するステップと、対向する2つの分割界面において部分端部のそれぞれから1.25°の固定子の鉄の区域を除去するステップと、残りの2つの分割界面において部分端部のそれぞれに1.25°の固定子の鉄の区域を追加するステップと、改変された部分を接合して本発明による固定子300を一体形成するステップとをとることによって実現される。固定子の鉄を除去した結果、残りの固定子歯304は、非常に狭くなることがある。場合によっては、図3に示されたように、これらの狭い歯304を、省略することができる。もちろん、除去され、かつ追加された固定子の鉄の区域の大きさは、対象となる固定子の構成に応じて変化させることができる。
ここで留意すべきは、上述した説明にしたがって回転子磁極202を動かし、かつ固定子コイルを動かすことにより、コギングの低減と同じ効果を実現することができるということである。本発明による回転子200を、均一な導電体分布を有する従来の固定子110とともに使用することができ、本発明による固定子300を、均一な極分布を有する従来の回転子101とともに使用することができる。さらにまた、本発明による回転子200を、本発明による固定子300とともに使用することができる。そのような組み合わせにおいて、回転子200および固定子300は、双方とも、不均一な極202および導電体302の分布をそれぞれ有する。さらにまた、極部数は、コイル部数とは異なる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、もちろん、当業者は、それらを特許請求の範囲によって規定されるような発明の範囲内で複数の方法で改変してもよい。したがって、本発明は、永久磁石機に限定されるものではなく、また、電気的に励起される機械またはリラクタンス機に適用されてもよい。さらにまた、極部201およびコイル部301の数は、対応する部分の数とともに、上述した例において述べられたものに限定されるものではなく、多くの場合において、より大きな部の数を有することが実際には有利である。
本発明は、不均一な回転子極パターンおよび/または不均一な固定子歯パターンを有する電気機械に関する。
図1によれば、従来の電気機械100の回転子101は、回転子周囲に沿って均一に分割された複数の磁気回転子極102を備える。隣接する2つの回転子極間(中心線)の角距離は、極ピッチ103と称され、それらは全て、等しい値αを有する。同様に、従来の電気機械100の固定子110は、固定子スロット112によって離隔され、均一に分散配置された複数の固定子歯111を備える。導電体113は、固定子スロット内に延在しており、隣接する2つの導電体間(中心線)の角距離は、コイルピッチ114と称される。図1による従来の電気機械100において、導電体は、それにより、値βを有する均一なコイルピッチ114だけ距離をおいている。
永久磁極を有する回転子は、コギングと称される周期的トルクによって引き起こされるトルクリップルを呈する。コギングは、最小磁気抵抗の位置に自己整合する回転子および固定子の傾向に起因し、この現象は、非励起機械においてさえも存在する。コギングは、回転子極が固定子歯の端縁を越えて移動しているときに生じる。コギングの大きさは、個々の回転子極と固定子歯との間の相互作用の合計であり、回転子極数と固定子歯数との間の関係に依存する。
コギングの問題は、従来は回転子極を調整することによって対処されている。例えば、永久磁石機においては、回転子極が軸方向に延在している列状に配置された数個の磁石を備えるとき、円周方向に互いに関して個々の磁石をスキューすることが知られている。また、固定子歯の端縁を越える移動をより滑らかにするように永久磁石を成形することも知られている。さらにまた、隣接する回転子極の角距離が不均一になるように距離を調整することも知られている。対応する調整手段が固定子歯に適用することもできるが、多くの場合において、回転子極を調整することの方が、固定子歯を調整するよりも実際には適している。
米国特許第4,751,416号明細書は、回転子上に不均一に分散配置された磁極を有する永久磁石モータを開示している。この磁極は、固定子スロットピッチのほんの一部に対応する角度、すなわち、隣接する固定子歯の端縁間の角距離だけ動かされる。米国特許第4,751,416号明細書のいくつかの実施形態において、回転子に作用する磁力は平衡がとれていないが、他の実施形態においては、磁力は平衡がとれている。平衡がとれている実施形態において、磁極は、対で有効に調整される。
米国特許第6,285,104号明細書は、回転子上に不均一に分散配置された磁極を有する永久磁石モータおよび同期リラクタンスモータを開示している。米国特許第6,285,104号明細書は、さらに不均一に分散配置された固定子歯を有する固定子をも開示している。米国特許第6,285,104号明細書の実施形態の全てによれば、磁極または固定子歯は、回転子に作用する磁力が不平衡であるように動かされる。
不平衡の磁力は、許容できない強さになることがある振動を不平衡さが引き起こすので明らかに望ましくない。対で回転子極を調整することもまた、製造の観点から、この調整の複雑さのために望ましくない。したがって、磁気的に平衡がとれた、磁極の対での調整に対する代替案を提供するという願望がある。
JP8251847明細書は、回転子上に不均一に分散配置された磁極を有する永久磁石機械を開示している。極は、極の組の中心位置を対称に調整することで平衡に調整される。回転子は単一の非分割部分からなる。
JP2005137117明細書は、回転子が複数の別個の部分に分割されている永久磁石機械が開示している。
JP3284148明細書は、コイルを均一の円周距離に維持しながら回転子極の組を時計回り又は反時計回りの方向にシフトさせてコギングトルクを低減する電気機械を開示している。
本発明の1つの目的は、コギングの問題が扱いやすい製造形態で対処される電気モータを提供することである。
この目的は、添付された請求項1および請求項5による装置によって実現される。
本発明の第1の態様によれば、電気機械用の回転子が提供される。本回転子は、少なくとも4からなる偶数であるnps個の極部を備える。各極部は、1よりも大きい整数であるn個の極を備える。各極部内の隣接する極は、値αを有する第1の極ピッチだけ距離をおいている。異なる極部に属する隣接する極は、各極部の一端において値αを有する第2の極ピッチだけ距離をおいており、かつ各極部の他端において値αを有する第3の極ピッチだけ距離をおいている。値α、αおよびα3の全ては異なる。均一な極ピッチを有し、かつ極部間で偏位した極ピッチを有する極部を設けることにより、個々にまたは対で磁極を調整する必要なく、コギングの問題に対処することができる。
本発明の一実施形態によれば、値αは値αよりも小さく、値αは値αよりも大きい。この実施形態は、円周状に組をなして磁極をスキューさせる単純な方法において実現され、好ましいコギング特性を提供する。
本発明の一実施形態によれば、極は、回転子の中心軸まわりに略対称に整列されている。極の対称整列により、磁力の平衡がとれ、それにより、振動のない機械作動が可能になる。
本発明の一実施形態によれば、回転子は、異なる極部間の界面に沿って複数の別個の部分に分割されている。この手段により、回転子部品は、より小さく、かつ軽量になり、それにより、取り扱いがより容易となる。
本発明の一実施形態によれば、回転子部分の全ては、略同一の構成を有する。この状態は、回転子が回転子断面の対称軸に沿って複数の部分に分割され、かつ回転子が軸方向に対称であることを前提とする。同一構成を有する回転子部分を設けることにより、非類似の回転子部品数がより少なくなる。
本発明の第2の態様によれば、電気機械用の固定子が提供される。この固定子は、少なくとも4からなる偶数であるncs個のコイル部を備える。各コイル部は、1よりも大きい整数であるn個の導電体を備える。各コイル部内の隣接する導電体は、値βを有する第1のコイルピッチだけ距離をおいている。異なるコイル部に属する隣接する導電体は、各コイル部の一端において値βを有する第2のコイルピッチだけ距離をおいており、かつ各コイル部の他端において値βを有する第3のコイルピッチだけ距離をおいている。値β、βおよびβの全ては異なる。均一なコイルピッチを有し、かつコイル部間で偏位したコイルピッチを有するコイル部を設けることにより、単純な方法でコギングの問題に対処することができる。
本発明の一実施形態によれば、値βは、値βよりも小さく、値βは、値βよりも大きい。この実施形態は、円周状に組をなして固定子コイルをスキューさせる単純な方法において実現され、好ましいコギング特性を提供する。
本発明の一実施形態によれば、導電体は、固定子の中心軸まわりに略対称に整列されている。導電体の対称配置により、平衡がとれた磁力が可能になり、それにより、振動のない機械作動が可能になる。
本発明の一実施形態によれば、固定子は、異なるコイル部間の界面に沿って複数の別個の部分に分割されている。この手段により、固定子部品は、より小さく、かつ軽量になり、それにより、取り扱いがより容易となる。
本発明の一実施形態によれば、固定子部分の全ては、略同一の構成を有する。この状態は、固定子が固定子断面の対称軸に沿って複数の部分に分割され、かつ固定子が軸方向に対称であることを前提とする。同一構成を有する固定子部分を設けることにより、非類似の固定子部品数がより少なくなる。
本発明の一実施形態によれば、第1のコイルピッチだけ距離をおいている隣接する導電体は、第1の固定子歯によって離隔されており、第2のコイルピッチだけ距離をおいている隣接する導電体は、第2の固定子歯によって離隔されており、第2の固定子歯は第1の固定子歯よりも狭いか、または、第2の固定子歯は省略されている。固定子歯の幅を調整することは、円周状に固定子コイルをスキューさせる単純な方法である。固定子歯を省略することにより、非現実的に狭い固定子歯の製造が回避される。
本発明の一実施形態によれば、第1のコイルピッチだけ距離をおいている隣接する導電体は、第1の固定子歯によって離隔されており、第3のコイルピッチだけ距離をおいている隣接する導電体は、第3の固定子歯によって離隔されており、第3の固定子歯は、第1の固定子歯よりも広い。固定子歯の幅を調整することは、円周状に固定子コイルをスキューさせる単純な方法である。
本発明の第3の態様によれば、回転子を備える既存の電気機械のコギングの問題に対処する方法が提供される。本方法は、回転子を、回転子極間で複数の半径方向部分に分割するステップと、部分端部から回転子の鉄の区域を除去するステップと、対向する部分端部に回転子の鉄の区域を追加するステップと、改変された部分を接合して回転子を一体形成するステップとを備える。この手段により、既存の電気機械の回転子を、コギングの問題に対処する単純な方法で改変することができる。
本発明の第4の態様によれば、固定子を備える既存の電気機械のコギングの問題に対処する方法が提供される。本方法は、固定子を、固定子歯を横断して複数の半径方向部分に分割するステップと、部分端部から固定子の鉄の区域を除去するステップと、対向する部分端部に固定子の鉄の区域を追加するステップと、改変された部分を接合して固定子を一体形成するステップとを備える。この手段により、既存の電気機械の固定子を、コギングの問題に対処する単純な方法で改変することができる。
本発明は、以下の添付図面を参照しながらより詳細に説明される。
回転子における均一な極ピッチおよび固定子における均一なコイルピッチを有する従来の電気機械を示している。 本発明による回転子を示している。 本発明による固定子を示している。
図2を参照すると、4つの極部201を備える電気機械用の回転子200が示されている。各極部201は、4つの磁極202を備え、各極部201内の隣接する極202は、値α=22.5°を有する第1の極ピッチ203だけ互いに距離をおいている。異なる極部201に属する隣接する極202は、各極部201の一端において値α=20°を有する第2の極ピッチ204だけ距離をおいており、かつ各極部201の他端において値α=25°を有する第3の極ピッチ205だけ距離をおいている。したがって、図1の均一に分散配置された極102と比較して、1つおきの極部201内の極202の全ては、1.25°の角度だけ時計回りに動かされる一方で、残りの極部201内の極202の全ては、同じ角度だけ反時計回りに動かされると考えられることができる。
図2による回転子200を、異なる極部201間の界面に沿って4つの別個の部分に分割することができる。結果として、等しく距離をおいている極202を備える4つの回転子部分が実現される。実際に、回転子断面の対称軸に沿って分割が行われると、結果としての隣接する回転子部分は鏡像になる。これは、回転子部分が軸方向に対称であり、回転子部分の全てが同一構成になるように設けられるということを意味する。製造観点から、個々に各極対を調整する代わりに、均一な極ピッチ203を有する同一の部分から回転子200を構成することは非常に有利である。回転子200を部分に分割することにより、個々の機械部品がより小さくなり、それにより、取り扱いおよび運搬がより容易となるというさらなる効果が得られる。
図1の従来の回転子101から始めると、本発明による回転子200は、従来の回転子101を、回転子極102間で4つの同一部分に分割するステップと、対向する2つの分割界面において部分端部のそれぞれから1.25°の回転子の鉄の区域を除去するステップと、残りの2つの分割界面において部分端部のそれぞれに1.25°の回転子の鉄の区域を追加するステップと、改変された部分を接合して本発明による回転子200を一体形成するステップとをとることによって実現される。もちろん、除去され、かつ追加された回転子の鉄の区域の大きさは、対象となる回転子の構成に応じて変化させることができる。
図3を参照すると、4つのコイル部301を備える電気機械用の固定子300が示されている。各コイル部301は、固定子歯304間に画定された固定子スロット303内に延在している12個の導電体302を備える。これらの12個の導電体302は、1相あたり2つのコイルである電気的3相のコイルを表しており、各コイルは、固定子300の第1の軸端からその第2の軸端まで延在している第1の導電体302を備え、さらに、固定子300の第2の軸端からその第1の軸端まで延在している第2の導電体302を備える。実際には、各コイルは、2つの異なる固定子スロット303内に延在している単一のループから構成されているが、本発明を説明するために、異なる固定子スロット303内に位置する単一ループの部分は、別個の導電体302としてみなされる。
本例において、各コイル部301内の隣接する導電体302は、値β=7.5°を有する第1のコイルピッチ305だけ互いに距離をおいている。異なるコイル部301に属する隣接する導電体302は、各コイル部301の一端において値β=5°を有する第2のコイルピッチ306だけ距離をおいており、かつ各コイル部301の他端において値β=10°を有する第3のコイルピッチ307だけ距離をおいている。したがって、図1の均一に分散配置された導電体113と比較して、1つおきのコイル部301内の導電体302の全ては、1.25°の角度だけ時計回りに動かされる一方で、残りのコイル部301内の導電体302の全ては、同じ角度だけ反時計回りに動かされると考えられることができる。実際に、この移動は、1つおきのコイル部301間の界面において、より狭い固定子歯304をもたらし、それに応じて、コイル部301間の残りの界面において、より広い固定子歯304をもたらす。図3において、より狭い固定子歯304は、完全に省略されている。
各コイル部301内の導電体302の数は、同じコイルに属する導電体302の全てが同じコイル部301内にあるように選択されなければならない。このようにして、コイルは、2つのコイル部301間の界面を横切らず、固定子300を、コイル部界面に沿って別個の部分に容易に分割することができる。本例において、固定子300はまた、それぞれが6つの導電体302を有する、すなわち、1相あたり1つのコイルである8つのコイル部301を備えることもできる。固定子300をいくつかの別個の部分に分割することにより、個々の機械部品の大きさがより小さくなり、取り扱いおよび運搬がより容易になる。回転子200と同様に、固定子断面の対称軸に沿って固定子300を分割することにより、固定子300が軸方向に対称であるという条件で、結果としての固定子部分の構成が同一となる。好ましい実施形態において、固定子300は、異なるコイル部301間の界面に沿って複数の部分に分割される。
図1の従来の固定子110から始めると、本発明による固定子300は、固定子110を、固定子歯111を横断して4つの同一部分に分割するステップと、対向する2つの分割界面において部分端部のそれぞれから1.25°の固定子の鉄の区域を除去するステップと、残りの2つの分割界面において部分端部のそれぞれに1.25°の固定子の鉄の区域を追加するステップと、改変された部分を接合して本発明による固定子300を一体形成するステップとをとることによって実現される。固定子の鉄を除去した結果、残りの固定子歯304は、非常に狭くなることがある。場合によっては、図3に示されたように、これらの狭い歯304を、省略することができる。もちろん、除去され、かつ追加された固定子の鉄の区域の大きさは、対象となる固定子の構成に応じて変化させることができる。
ここで留意すべきは、上述した説明にしたがって回転子磁極202を動かし、かつ固定子コイルを動かすことにより、コギングの低減と同じ効果を実現することができるということである。本発明による回転子200を、均一な導電体分布を有する従来の固定子110とともに使用することができ、本発明による固定子300を、均一な極分布を有する従来の回転子101とともに使用することができる。さらにまた、本発明による回転子200を、本発明による固定子300とともに使用することができる。そのような組み合わせにおいて、回転子200および固定子300は、双方とも、不均一な極202および導電体302の分布をそれぞれ有する。さらにまた、極部数は、コイル部数とは異なる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、もちろん、当業者は、それらを特許請求の範囲によって規定されるような発明の範囲内で複数の方法で改変してもよい。したがって、本発明は、永久磁石機に限定されるものではなく、また、電気的に励起される機械またはリラクタンス機に適用されてもよい。さらにまた、極部201およびコイル部301の数は、対応する部分の数とともに、上述した例において述べられたものに限定されるものではなく、多くの場合において、より大きな部の数を有することが実際には有利である。

Claims (15)

  1. 少なくとも4からなる偶数であるnps個の極部(201)を備え、各極部(201)が1よりも大きい整数であるn個の極(202)を備え、各極部(201)内の隣接する極(202)が値αを有する第1の極ピッチ(203)だけ距離をおいている電気機械用の回転子(200)において、
    異なる極部(201)に属する隣接する極(202)が、各極部(201)の一端において値αを有する第2の極ピッチ(204)だけ距離をおいており、かつ各極部(201)の他端において値αを有する第3の極ピッチ(205)だけ距離をおいており、前記値α、前記値αおよび前記値αが全て異なることを特徴とする回転子(200)。
  2. 前記値αが前記値αよりも小さく、前記値αが前記値αよりも大きい、請求項1記載の回転子(200)。
  3. 前記極(202)が、前記回転子(200)の中心軸まわりに略対称に整列されている、請求項1または請求項2に記載の回転子(200)。
  4. 前記回転子(200)が、異なる極部(201)間の界面に沿って複数の別個の部分に分割されている、請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の回転子(200)。
  5. 前記回転子部分の全てが、略同一の構成を有する、請求項4に記載の回転子(200)。
  6. 少なくとも4からなる偶数であるncs個のコイル部(301)を備え、各コイル部(301)が1よりも大きい整数であるn個の導電体(302)を備え、各コイル部(301)内の隣接する導電体(302)が値βを有する第1のコイルピッチ(305)だけ距離をおいている電気機械用の固定子(300)において、
    異なるコイル部(301)に属する隣接する導電体(302)が、各コイル部(301)の一端において値βを有する第2のコイルピッチ(306)だけ距離をおいており、かつ各コイル部(301)の他端において値βを有する第3のコイルピッチ(307)だけ距離をおいており、前記値β、前記値βおよび前記値βが全て異なることを特徴とする固定子(300)。
  7. 前記値βが前記値βよりも小さく、前記値βが前記値βよりも大きい、請求項6記載の固定子(300)。
  8. 前記導電体(302)が、前記固定子(300)の中心軸まわりに略対称に整列されている、請求項6または請求項7に記載の固定子(300)。
  9. 前記固定子(300)が、異なるコイル部(301)間の界面に沿って複数の別個の部分に分割されている、請求項6〜8のうちいずれか一項に記載の固定子(300)。
  10. 前記固定子部分の全てが、略同一の構成を有する、請求項9に記載の固定子(300)。
  11. 第1のコイルピッチ(305)だけ距離をおいている前記隣接する導電体(302)が、第1の固定子歯(304)によって離隔されており、第2のコイルピッチ(306)だけ距離をおいている前記隣接する導電体(302)が、第2の固定子歯(304)によって離隔されており、前記第2の固定子歯(304)が前記第1の固定子歯(304)よりも狭いか、または、前記第2の固定子歯(304)が省略されている、請求項6〜10のうちのいずれか一項に記載の固定子(300)。
  12. 第1のコイルピッチ(305)だけ距離をおいている前記隣接する導電体(302)が、第1の固定子歯(304)によって離隔されており、第3のコイルピッチ(307)だけ距離をおいている前記隣接する導電体(302)が、第3の固定子歯(304)によって離隔されており、前記第3の固定子歯(304)が前記第1の固定子歯(304)よりも広い、請求項6〜11のうちのいずれか一項に記載の固定子(300)。
  13. 請求項1〜5のうちのいずれか一項に記載の回転子(200)または請求項6〜12のうちのいずれか一項に記載の固定子(300)を備える電気機械。
  14. 回転子を備える既存の電気機械のコギングの問題に対処する方法であって、
    前記回転子を、回転子極(202)間で複数の半径方向部分に分割するステップと、
    部分端部から回転子の鉄の区域を除去するステップと、
    対向する部分端部に回転子の鉄の区域を追加するステップと、
    前記改変された部分を接合して回転子(200)を一体形成するステップと
    を備える方法。
  15. 固定子を備える既存の電気機械のコギングの問題に対処する方法であって、
    前記固定子を、固定子歯(304)を横断して複数の半径方向部分に分割するステップと、
    部分端部から固定子の鉄の区域を除去するステップと、
    対向する部分端部に固定子の鉄の区域を追加するステップと、
    前記改変された部分を接合して固定子(300)を一体形成するステップと
    を備える方法。
JP2013504128A 2010-04-13 2010-04-13 円周状にスキューされた回転子極または固定子コイルを有する電気機械 Expired - Fee Related JP5252607B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/EP2010/054808 WO2011127960A1 (en) 2010-04-13 2010-04-13 Electrical machine with circumferentially skewed rotor poles or stator coils

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013524762A true JP2013524762A (ja) 2013-06-17
JP5252607B2 JP5252607B2 (ja) 2013-07-31

Family

ID=43032914

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013504128A Expired - Fee Related JP5252607B2 (ja) 2010-04-13 2010-04-13 円周状にスキューされた回転子極または固定子コイルを有する電気機械

Country Status (8)

Country Link
US (1) US9590458B2 (ja)
EP (1) EP2559138B1 (ja)
JP (1) JP5252607B2 (ja)
KR (1) KR101348545B1 (ja)
CN (1) CN102884714B (ja)
BR (1) BR112012026206B1 (ja)
DK (1) DK2559138T3 (ja)
WO (1) WO2011127960A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017505103A (ja) * 2014-01-20 2017-02-09 ヴォッベン プロパティーズ ゲーエムベーハーWobben Properties Gmbh ギアレス風力タービンの同期発電機
US11177710B2 (en) 2016-05-11 2021-11-16 Wobben Properties Gmbh Synchronous generator of a gearless wind turbine and method for producing a synchronous generator, and use of form coils

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015520601A (ja) * 2012-06-21 2015-07-16 ホガナス アクチボラグ (パブル) 新規の装置
JP5835253B2 (ja) * 2013-03-15 2015-12-24 株式会社安川電機 回転電機
CN104518586B (zh) * 2013-09-27 2018-01-09 北京明诚技术开发有限公司 适用于大型永磁同步电机的直槽错极结构
JP6156592B2 (ja) * 2014-12-02 2017-07-05 日本精工株式会社 モータ並びにそれを搭載した電動パワーステアリング装置及び車両
CN104617689B (zh) * 2015-01-30 2017-07-07 新疆金风科技股份有限公司 风力发电机及其定子铁心以及定子的铁心模块
DE102018126570A1 (de) * 2018-10-25 2020-04-30 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Rotor
US11742736B2 (en) 2020-10-09 2023-08-29 Lin Engineering, Inc. Step motor with spacing of same-phase stator pole groups based on one-half rotor tooth pitch
DE102020216005A1 (de) * 2020-12-16 2022-06-23 Valeo Siemens Eautomotive Germany Gmbh Stator für eine elektrische Maschine sowie elektrische Maschine zum Antreiben eines Fahrzeugs
DE102020216006A1 (de) * 2020-12-16 2022-06-23 Valeo Siemens Eautomotive Germany Gmbh Stator für eine elektrische Maschine, elektrische Maschine zum Antreiben eines Fahrzeugs und Fahrzeug
CN112583148A (zh) * 2020-12-22 2021-03-30 哈尔滨理工大学 一种减弱轮毂电机齿槽转矩的定子结构
WO2022135713A1 (en) * 2020-12-23 2022-06-30 Elaphe Pogonske Tehnologije D.O.O. Synchronous polyphase electrical machine

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08251847A (ja) * 1995-03-08 1996-09-27 Yaskawa Electric Corp 永久磁石形回転電機
JP2000253602A (ja) * 1999-02-26 2000-09-14 Mitsubishi Electric Corp 直流モータ
JP2005073450A (ja) * 2003-08-27 2005-03-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd モータジェネレータ

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4315171A (en) * 1977-05-23 1982-02-09 Ernest Schaeffer Step motors
US4692646A (en) * 1984-08-01 1987-09-08 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Rotating electric motor with reduced cogging torque
SE8404354D0 (sv) 1984-08-31 1984-08-31 Elmo Ab Synkronmaskin
US5173651A (en) * 1985-06-28 1992-12-22 Kollmorgen Technologies Corporation Electrical drive systems
CN1008582B (zh) * 1985-08-27 1990-06-27 松下电器产业株式会社 减小齿槽效应转矩的旋转电机
JPH02123953A (ja) * 1988-10-31 1990-05-11 Mitsubishi Electric Corp 永久磁石電動機
JPH03284148A (ja) * 1990-03-29 1991-12-13 Fanuc Ltd 同期電動機
JP3284148B2 (ja) 1993-10-07 2002-05-20 東京瓦斯株式会社 フルイディック流量計
JPH09154246A (ja) * 1995-11-29 1997-06-10 Hitachi Ltd 回転電機の回転子
JP3428896B2 (ja) * 1998-05-07 2003-07-22 オークマ株式会社 トルクリップルを低減したモータ
TW483216B (en) * 1998-09-08 2002-04-11 Toshiba Corp Motor
JP2000152581A (ja) * 1998-11-04 2000-05-30 Asmo Co Ltd ブラシレスモータ及びブラシレスモータのステータ
JP3242635B2 (ja) * 1999-01-28 2001-12-25 三菱電機株式会社 交流発電機
JP3804343B2 (ja) * 1999-06-29 2006-08-02 松下電器産業株式会社 モータのコア及びそれを用いたモータ
DE19939598A1 (de) * 1999-08-20 2001-03-08 Magnet Motor Gmbh Reluktanz-Elektromaschine
US6787961B2 (en) * 2002-12-19 2004-09-07 Visteon Global Technologies, Inc. Automotive alternator stator assembly with varying end loop height between layers
US7038349B2 (en) * 2003-03-18 2006-05-02 Asmo Co., Ltd. Stator for dynamo-electric machine
JP2004289919A (ja) * 2003-03-20 2004-10-14 Nsk Ltd 永久磁石モータ
JP2005137117A (ja) 2003-10-30 2005-05-26 Mitsubishi Electric Corp 回転電機の回転子
KR101043795B1 (ko) * 2004-07-19 2011-06-27 더 스위치 드라이브 시스템즈 오와이 전기 기계
US7348706B2 (en) * 2005-10-31 2008-03-25 A. O. Smith Corporation Stator assembly for an electric machine and method of manufacturing the same
JP2008295264A (ja) * 2007-05-28 2008-12-04 Toshiba Corp 回転電機の回転子
CN101741157A (zh) * 2008-11-21 2010-06-16 德昌电机(深圳)有限公司 电机及其转子
FR2941105B1 (fr) * 2009-01-15 2016-01-01 Valeo Equip Electr Moteur Machine electrique tournante,en particulier pour un demarreur de vehicule automobile

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08251847A (ja) * 1995-03-08 1996-09-27 Yaskawa Electric Corp 永久磁石形回転電機
JP2000253602A (ja) * 1999-02-26 2000-09-14 Mitsubishi Electric Corp 直流モータ
JP2005073450A (ja) * 2003-08-27 2005-03-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd モータジェネレータ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017505103A (ja) * 2014-01-20 2017-02-09 ヴォッベン プロパティーズ ゲーエムベーハーWobben Properties Gmbh ギアレス風力タービンの同期発電機
US11177710B2 (en) 2016-05-11 2021-11-16 Wobben Properties Gmbh Synchronous generator of a gearless wind turbine and method for producing a synchronous generator, and use of form coils

Also Published As

Publication number Publication date
CN102884714B (zh) 2016-09-28
CN102884714A (zh) 2013-01-16
DK2559138T3 (en) 2015-12-07
EP2559138A1 (en) 2013-02-20
KR101348545B1 (ko) 2014-01-10
JP5252607B2 (ja) 2013-07-31
EP2559138B1 (en) 2015-09-16
BR112012026206A2 (pt) 2016-07-12
WO2011127960A1 (en) 2011-10-20
US9590458B2 (en) 2017-03-07
US20130088116A1 (en) 2013-04-11
BR112012026206B1 (pt) 2019-07-09
KR20130027503A (ko) 2013-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5252607B2 (ja) 円周状にスキューされた回転子極または固定子コイルを有する電気機械
KR101133489B1 (ko) 영구 자석 매설형 회전 전자기계
JP4214998B2 (ja) 永久磁石式電動機
KR101231024B1 (ko) 컨시퀀트 극 영구자석 모터
US10666104B2 (en) Rotating electrical machine
US9793772B2 (en) Stator for rotating electric machine
US10312846B2 (en) Pole-number-changing rotary electric machine and driving method for pole-number-changing rotary electric machine
US20130342065A1 (en) Brushless motor and method for manufacturing brushless motor
US10361614B2 (en) AC excitation synchronous rotating electric machine
JP3997076B2 (ja) 永久磁石式12主極形ステッピングモータ
JP2014180193A (ja) 高い応答性を有する同期電動機
Dosiek et al. Cogging torque reduction in permanent magnet machines
JP6481545B2 (ja) モータ
JP2006109611A (ja) 複合3相ハイブリッド型回転電機
JP6391826B2 (ja) 固定子コア及び永久磁石同期電動機
JP6096646B2 (ja) モータ
JP2017063594A (ja) ブラシレスモータ
WO2017072944A1 (ja) 回転電機
JP5309694B2 (ja) 永久磁石式回転機の製造方法
JP6641520B2 (ja) 回転電機の制御装置、回転電機、および回転電機の制御方法
JP2023149019A (ja) 回転電機、及び回転電機の製造方法
JP5494843B2 (ja) 永久磁石式回転機の製造方法
JP2015027233A (ja) 回転電機
JP2021005990A (ja) 誘導電動機
JP2014045537A (ja) ブラシレスモータ

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130411

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5252607

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160426

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees