JP2013522810A - 高効率機能が改善した酸素消費バッテリ - Google Patents

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Abstract

活物質としてバッテリの外部からの酸素を使用して高効率機能が改善した金属−空気セル又は燃料電池バッテリのような酸素消費バッテリを開示する。バッテリが使用状態とされた後に、特に、バッテリが断続的に使用されている時に、時間と共に生じる可能性がある効率機能の低下を低減するために、バッテリが電力を提供するのに使用されていない期間中に軽度の犠性ドレーンがバッテリに対して課せられる。酸素消費バッテリとバッテリによって給電することができる電子デバイスとの組合せも開示する。
【選択図】図2

Description

本発明は、特に断続的使用中の改善した高効率及び高電力放電機能を有する酸素消費電気化学バッテリ及びセルに関する。
電気エネルギを生成する活物質として電池の外部からの酸素を使用する電気化学バッテリ及びセルは、様々な携帯用電気デバイスに給電するために使用することができる。酸素はセルに流入し、それは、酸素を消費する(例えば、正の)電極の活物質として使用することができ、酸素消費電極は、酸素のセル電解質との反応と、最終的に対極(例えば、負極)活物質の酸化とを促進にする。酸素の電解質との反応を容易にする酸素消費電極の材料は、多くの場合に触媒と呼ばれる。しかし、これらの電極で使用される一部の材料は、それらが特に比較的高効率のセル放電期間中に少なくとも部分的に還元される場合があるので真の触媒ではない。
酸素消費セルの一例は、セル外部からの空気がセルに流入し、酸素が正極又は空気電極によって還元される酸素脱分極金属/空気セルである。負極活物質は、亜鉛のような金属であり、これは、セル放電中に酸化される。金属/空気セルは、一般的にアルカリ(例えば、KOH)水溶液電解質を有する。酸素消費セルの別の例は、燃料電池である。
金属/空気セルのような酸素消費セルの利点は、正極の活物質の少なくとも一部分がセルの外部に由来し、その結果、セル容積が低減されるか又はより多くの容積が負極活物質に利用可能になることによるセルの高いエネルギ密度である。
酸素消費セルは、最大放電率を有することができる。最大放電率は、酸素消費電極に酸素が流入することができる速度によって制限される可能性がある。従来的に、セル内への酸素流入速度を増大させ、及び/又は有害な反応を生じる可能性がある二酸化炭素のような有害気体の流入を制限し、並びに放電反応生成物の増大容積を収容するように意図されたセル内の空隙空間を満たすか又はセルを乾燥させる可能性がそれぞれある水分の流入又は損失の速度を制限する努力が行われてきた。これらの手法の例は、米国特許第6,558,828号明細書、米国特許第6,492,046号明細書、米国特許第5,795,667号明細書、米国特許第5,733,676号明細書、米国特許出願公開第2002/0150814号明細書、及び国際公開第WO02/35641号明細書に見出すことができる。しかし、これらの気体のうちの1つの拡散速度の変更は、一般的に他のものにも同様に影響を及ぼす。酸素の高い拡散速度とCO2及び水の低い拡散速度とに関する必要性を均衡させる努力が行われた時であっても、限られた成功しかなかった。
より高い放電率では、酸素還元電極に十分な酸素を入れることがより重要であるが、より低い放電率の期間及びセルが使用されていない期間ではCO2及び水の拡散を最小にすることの重要性が増大する。高効率放電の期間のみセル内への空気流増大を提供するために、ファン及びポンプがセル内に空気を押し込むために使用されたが(例えば、米国特許第6,500,575号明細書及び第6,641,947号明細書、並びに米国特許出願公開第2003/0186099号明細書)、こうした空気移動機器及びそのための制御機器は、製造に対してコストと複雑さを付加する可能性があり、かつファンは、マイクロファンであっても個別セル、複数のセルバッテリパック及びデバイス内の有用な容積を取り上げる可能性がある。
更に別の手法は、例えば、バッテリが放電している時の酸素の消費に起因する空気圧の差の結果として開閉するフラップを有する酸素還元電極と外部環境の間の不透水膜の使用であった(例えば、米国特許出願公開第2003/0049508号明細書)。しかし、この圧力差は小さい場合があり、バッテリ外部の大気条件に影響を受ける可能性がある。
本出願人に譲渡された米国特許出願公開第2008/0254345号明細書は、アクチュエータに印加された電位の変化に応答するアクチュエータによってバルブを開閉するように作動するバルブを開示している。セルが電力を供給するのに使用されていない時に酸素がセルに流入することができる速度は最小にされるが、電力に対する要求が増大するとバルブが開き、セルへの酸素流入の速度が高まる。
これらの従来技術の手法の全ては、1つ又はそれよりも多くの欠点を有する。例えば、無放電又は低効率放電の期間でのセル劣化を最小にするための高効率放電性能の制限、又は望ましい高効率放電機能を提供するためのセルの全耐用期間の制限のいずれかで妥協することを要する場合がある。バルブ、ファン、及び電子制御機器は、最大放電率を高めるために使用することができるが、これらの構成要素は、複雑さ及びコストを付加し、これらの構成要素を作動させるためにセル容量の一部分を使用し、又はセル、バッテリ、又はこのバッテリによって給電されるデバイス内の有用な容積を取り上げる可能性がある。
米国特許第6,558,828号明細書 米国特許第6,492,046号明細書 米国特許第5,795,667号明細書 米国特許第5,733,676号明細書 米国特許出願公開第2002/0150814号明細書 国際公開第WO02/35641号明細書 米国特許第6,500,575号明細書 米国特許第6,641,947号明細書 米国特許出願公開第2003/0186099号明細書 米国特許出願公開第2003/0049508号明細書 米国特許出願公開第2008/0254345号明細書 米国特許第6,602,629号明細書 米国特許第5,464,709号明細書 米国特許第5,312,476号明細書 米国特許仮出願第61/139,651号明細書
優れた高効率放電及び高電力放電機能を有する金属/空気セルのような1つ又はそれよりも多くの空気脱分極セルを収容する酸素脱分極バッテリを提供することが本発明の目的である。最小限の放電容量を消費し、セル、バッテリ、又はバッテリが使用されるデバイス内部に仮にあっても僅かしか付加空間を要しない最小限の付加的な複雑性及びコストを伴う改良された酸素脱分極バッテリを提供することも本発明の目的である。他の望ましいセル、バッテリ、及び酸素及び他の気体のセル内への及びセルからの移動を制御するための空気マネージャのようなデバイス機能及び制御機器との組合せで使用することができるバッテリの放電効率機能を改善する手段を提供することが本発明の更に別の目的である。
本発明の1つの態様により、電子デバイスを作動させるために電力を供給するバッテリを開示する。バッテリは、1つ又はそれよりも多くの酸素消費セルを含み、1つ又はそれよりも多くの酸素消費セルは、1つ又はそれよりも多くの酸素流入ポートを有するハウジングと、ハウジング内に配置された第1の酸素消費電極と、ハウジング内に配置された第2の対極と、ハウジング内に配置された電解質と、第1の電極と電気的に接触する第1の電気接触端子と、第2の電極と電気的に接触する第2の電気接触端子とを含む。ハウジングの外部からの酸素は、ハウジングに流入して酸素消費電極に達することができる。バッテリが使用待機であり、かつ電子デバイスに電力を供給しない時に、少なくとも1つの酸素消費セルの第1及び第2の電極の間に電気回路が完結し、この電気回路は、酸素消費セルの少なくとも1つに犠性ドレーンを含む。
本発明の別の態様により、電子デバイスを作動させるために電力を供給するバッテリと、バッテリによって作動させることができる電子デバイスとの組合せを開示する。バッテリは、1つ又はそれよりも多くの酸素消費セルを含み、この1つ又はそれよりも多くの酸素消費セルは、1つ又はそれよりも多くの酸素流入ポートを有するハウジングと、ハウジング内に配置された第1の酸素消費電極と、ハウジング内に配置された第2の対極と、ハウジング内に配置された電解質と、第1の電極と電気的に接触する第1の電気接触端子と、第2の電極と電気的に接触する第2の電気接触端子とを含む。ハウジングの外部からの酸素は、ハウジングに流入して酸素消費電極に達することができる。バッテリが使用待機であり、かつ電子デバイスに電力を供給しない時に、少なくとも1つの酸素消費セルの第1及び第2の電極の間に電気回路が完結し、この電気回路は、酸素消費セルの少なくとも1つに犠性ドレーンを含む。
本発明のこれら及び他の特徴、利点、及び目的は、以下の明細書、特許請求の範囲、及び添付図面の参照により当業者によって更に理解され、かつ認められるであろう。
本明細書で別途指定されない限り、全ての開示される特性、値、及び範囲は、室温(20−25℃)、並びに周囲の大気圧及び相対湿度で判断されたものである。
一実施形態によるボタン形セルの断面での立面図である。 一実施形態による角型セルの断面での立面図である。 一実施形態による流体調整システムを有する図2のセルの分解斜視図である。 セル及び流体調整システムのバッテリ内への部分組立の後での図3のセルの斜視図である。 完全に組み立てられた図4に示すバッテリの斜視図である。 取り付けられた図2のバッテリを有するデバイスの分解斜視図である。 従来型のセルと本発明の実施形態によるセルとを比較した時間の関数としての限界電流のグラフである。 従来型のセルと本発明の実施形態によるセルとを比較した時間の関数としての限界電流のグラフである。 本発明の実施形態に対して保管中のセル電圧を要約した表である。 本発明の実施形態に対してセル容量残量を要約した表である。
本発明は、電極の1つのための活物質としてセルの外部からの酸素を使用する少なくとも1つの酸素消費セルを有するバッテリを含む。このセルは、酸素を消費する電極と対極とを有する。例えば、セルは、金属−空気セルとすることができ、このセル内には、酸素を還元する正極(これは、以下でカソードと呼ぶことができる)と、放電中に酸化される負極活物質として亜鉛−空気セルにおける亜鉛のような金属を含有する負極(これは、以下でカソードと呼ぶことができる)とが含まれる。亜鉛−空気セルは、水中の水酸化カリ、水酸化ナトリウム、及び/又は水酸化リチウムのようなアルカリ水溶液電解質を有することができる。別の例では、セルは、燃料電池とすることができ、セルにおいて両電極のための活物質は、セルの外部からもたらされ、電極の1つのための活物質は酸素である。
デバイスに給電する必要がない時に放電容量における不要な損失を回避するために、酸素のセルへの流入を制限又は防止することが一般的に望ましいが、これは、必ずしも実用的とは限らない。しかし、活物質として酸素を使用するセルの放電容量のみならず効率機能(放電中に発生する可能性がある最大電流又は電力)も、セルが使用されていない時に時間と共に低下する場合があることが見出された。これは、酸素が酸素消費電極に利用可能であるように準備された又は使用されたセルにおいて特に明らかである。
理論によって拘束されることを望まないが、効率機能の低下は、酸素と共にセルに流入する二酸化炭素のような1つ又はそれよりも多くの不純物の有害な反応の結果であると考えられる。より詳細には、二酸化炭素が電解質と反応し、反応生成物が酸素消費電極に損傷を引き起こすと考えられる。例えば、水酸化カリウムを含有するアルカリ水溶液電解質を有する亜鉛−空気セルにおいては、反応(I)が発生する可能性がある:
(I)CO2+2KOH→K2CO3+H2
生成された炭酸カリウムは、空気電極に存在する電解質中のその濃度が飽和限度よりも大きい時に結晶化する可能性がある。固体炭酸カリウムは、空気電極の孔隙内に析出して有効反応面積を低減し、電極を膨張かつ損傷させ、空気電極内への空気流入を塞ぎ、かつ電解質のイオン導電度を低下させる場合がある。反応Iにおける水の生成は、セル内の水の蒸気圧を上昇させてセル内からの水の損失を引き起こす可能性もあり、そのこともセルの効率機能における低下に寄与する可能性がある。
大気は、15℃及び101325Paの圧力での酸素の容積に基づいて約20.9476体積%の酸素及び約0.0314体積%の二酸化炭素又は0.15体積%の二酸化炭素を典型的に含有する。大気中に典型的に見られるレベル及びそれよりも大きいレベルの二酸化炭素レベルは、酸素消費セルの効率機能における低下を引き起こすことが見出されており、より低いレベルの二酸化炭素が著しい低下を同様に引き起こす場合があることが予想される。15℃及び101,325Paの圧力で酸素の容積に基づいて0.05体積%又はそれ未満のような少量の時の二酸化炭素も、大気以外の酸素供給源が使用される場合に有害であると考えられる。
使用待機状態であるが、デバイスを作動させるなどのエネルギを供給するのに用いられていない時に酸素が流入する可能性があるセルの効率機能の劣化は、セルを軽度の犠性放電の状態とすることにより(例えば、セルの正端子と負端子の間の高抵抗負荷を通じるか又は別の方法でセルを低電流又は低電力で放電させることによる)実質的に低減されることも見出された。本明細書で用いられる時に、バッテリは、それが販売されたパッケージから取り外され、開封され(例えば、タブ又はテープのような空気アクセス又は空気流入ポート覆いが除去される)、又はバッテリが電力を供給するのに使用されると考えられる電子デバイス又は他の電気器具に取り付けられる時に使用待機状態である。
一実施形態では、例えば、デバイスを作動させるために電力を供給している時を含め、セルが使用された後に、犠性ドレーンが常時存在する。別の実施形態では、犠性ドレーンを取り除くことができ、それによって例えばセルが電力を供給していない時にドレーンが存在し、セルがデバイスを作動させるために電力を供給している時は存在しない。犠性ドレーンは、バッテリ内部に含まれる電気回路によって提供することができ、又はこの回路の少なくとも一部は、バッテリが使用されているデバイスの一部とすることができる。犠性ドレーンは、スイッチによるなどして開閉することができる回路の一部とすることができる。このスイッチは、デバイスをオンオフにするためにも使用されるスイッチとすることができ、又は個別のスイッチとすることができる。スイッチは手動で操作することができ、又は電子的に作動させることができる。制御回路は、犠性ドレーンを含む電気回路を開閉するために使用することができる。制御回路は、バッテリ内部にあることができ、又は制御回路の少なくとも一部分がデバイス内部にあることができる。制御回路は、デバイスがデバイス機能を作動させるためにバッテリから電力を引き出していないモードにある時に犠性ドレーンがバッテリに接続されないようにデバイスモードを判断するために使用することもできる。更に別の実施形態では、犠性ドレーンは、変化させることができる。
セル放電容量の消耗を最小にするために、効率機能の低下を低減するのに十分であるが必要とされる最低限より実質的に多くない犠性放電を使用することが望ましい。最適の背景ドレーンは、望ましい最低効率機能及び予期されるセル使用方式に基づいて実験によって経験的に判断することができる。
酸素がその中に流入し、酸素消費電極に到達することができる酸素消費セルをこのセルが使用されていない時に軽度の犠性放電の状態とすることは、二酸化炭素のような有害な流体不純物が空気が酸素の供給源として使用される時のように酸素に伴って存在する時に特に有利とすることができる。
本発明は、あらゆる種類の酸素消費セル又はバッテリに使用することができるが、特に、酸素の供給源として大気を使用する金属−空気セル及び燃料電池に対して特に有利とすることができる。本発明の特徴は、図1及び図2に示すような金属−空気セルを用いる実施形態において以下により詳細に説明する。図1におけるセルは、円筒形の断面及びその直径よりも小さい最大高さを有するボタン形セルであり、図2におけるセルは、非円筒形断面を有する角形セルであるが、本発明は、他の寸法、形状、及び構造の酸素消費セルに関して有利に使用することができる。ボタン形セル10は、一般的にカップ形状の金属構成要素である負極(アノード)ケーシング26を含む。セル10は、均一な高さの直立壁16と連続してそれによって取り囲まれた比較的平坦な中央領域14を有するようにしたカップ形状であり、好ましくは、ニッケルメッキ鋼で形成された正極(カソード)ケーシング12を含む。代替的に、カソードケーシング12の底部の中央領域14は、底部の周囲部から外側に突出することができる。少なくとも1つの孔18が、カソードケーシング12の底部に存在し、空気流入ポートとして機能する。角形セル110は、アノードケーシング126と、好ましくは、ニッケルメッキ鋼で形成されたケーシング112とを含む。アノードケーシング126及びカソードケーシング112は、ほぼ角柱形状で好ましくは矩形であり、各ケーシング126、112は、好ましくは、実質的に平面である基部又は中央領域に接続される4つの直線状又は非直線状の側壁を形成している。代替的に、カソードケーシング112は、その周囲部から外側に突出する区域を伴うケーシング基部を有することができる。ケーシングは、必要に応じて単一又は複数の段を有することができる。
図1及び図2を参照すると、金属/空気セル内の空気電極20、120のような正極は、外部空気流入ポート18、118のような酸素の供給源に隣接してカソードケーシング12、112内に配置される。空気電極20、120は、あらゆる適切な触媒材料を収容することができる。亜鉛−空気セルにおいて、空気電極20、120は、カーボンのような導電材料と、マンガン酸化物(MnOX)のような触媒材料と、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)のような結合剤材料との混合物を含むことができる。空気電極20、120は、その上に積層されたポリテトラフルオロエチレン(PTFE)フィルムのような疎水性の酸素透過膜層22、122を好ましくは有する。PTFE層22、122は、空気電極20、120の酸素供給源に最も近い側に積層される。空気電極20、120は、疎水層22、122からの空気電極20、120の反対側でその中に埋め込まれた金属スクリーン(好ましくは、ニッケルのエキスパンドメタルで製造された)のような集電体も収容することができる。セル10、110は、疎水層22、122と酸素供給源の間に、PTFEフィルム膜のような付加的な遮水膜23、123も収容することができる。空気電極20、120への空気の均等な分配を助けるために、電極20、120とカソードケーシング底部14、114の間に、多孔質材料の層21、121を配置することができる。シーラント129は、空気電極の一部分をカソードケーシング112に結合するために使用することができる。少なくとも1つの層のセパレータ24、124は、空気電極20、120と負極との間で空気電極20、120の上方に配置される。
アノードケーシング26、126は、セル10、110の上端を形成する。アノードケーシング26、126は、十分な機械的強度を有する材料を含む基板を好ましくは有する。一実施形態におけるケーシング基板は、以下に制限されるものではないが、鋼(例えば、ステンレス鋼、軟鋼、又は冷間圧延鋼)、アルミニウム、チタン、又は銅のような材料の単層であり、軟鋼が好ましい。アノードケーシング基板は、事前メッキ(ケーシングに形成される前にメッキ)することができ又は少なくとも1つの層で被覆加工することができる。好ましい事前メッキ材料及び被覆材料としては、以下に制限されるものではないが、ニッケル、銅、インジウム、錫、及びその組合せが挙げられ、これは、基板の腐食を防止し又は最小にすることを助けることができる。アノードケーシング26、126は、耐食性及び/又は外観を改善するために事後メッキ(ケーシングに形成された後にメッキ)することができる。好ましい実施形態では、形成されたアノードケーシング26、126の少なくとも内面は、銅、錫、及び亜鉛の合金を含む。事前メッキ層又は被覆層又はその両方は、事後メッキ層内のあらゆるピンホール、損傷、又は他の欠陥がより低い水素過電圧基板材料を露出することを防止し、並びに以後に付加される層との接着が容易にされる利点を提供することができる。
セルの製造中に、アノードケーシング26、126は反転することができ、負極組成物又はアノード混合物28、128がアノードケーシング26、126内に入れられる。アノード混合物挿入は、2段階処理とすることができ、乾燥アノード混合材料が最初にアノードケーシング26、126の凹部内に置かれて(例えば、分注されて)、その後にKOH溶液の分注が行われ、又はアノード混合物の湿潤及び乾燥組成物が予め配合され、次に、1段階でアノードケーシング26、126内に堆積される。
アルカリ亜鉛/空気セルの実施形態では、アノード混合物28、128は、亜鉛及びアルカリ電解質溶液を含むことができる。セル内の気体発生を抑制し及び/又は性能を改善するために少量の添加剤を含むことができる。例としては、以下に制限されるものではないが、酸化亜鉛、水酸化インジウム、界面活性剤、及び他の無機及び/又は有機化合物が挙げられる。アノード混合物28、128は、結合剤又はゲル化剤も含むことができる。好ましい亜鉛粉末は、特に水銀無添加セルに用いる低気体発生亜鉛組成物である。例は、米国特許第6,602,629号明細書(Guo他)、第5,464,709号明細書(Getz他)、及び第5,312,476号明細書(Uemura他)に開示されており、これらは、引用により本明細書に組み込まれている。アノード混合物28、128の組成は、望ましい加工特性及びセル性能特性を提供するために変えることができる。
セルハウジングは、カソードケーシング12、112及びアノードケーシング26、126を含み、それらは、互いから電気的に分離され、かつ互いに密封される。一実施形態では、ハウジングは、密封を提供するための非導電性の弾性材料で製造されたガスケット30、130を含むことができる。ガスケット30、130の底端は、アノードケーシング26、126の周縁に隣接する内向きリップ32、132を有することができる。シーラントは、ガスケット30、130、カソードケーシング12、112、及び/又はアノードケーシング26、126の密封表面に接着させることができる。
セル10、110を組み立てるために、挿入された空気電極20、120を含むカソードケーシング12、112が反転されてアノードカップ/ガスケットアセンブリの方向に下方に押圧され、このアセンブリは、アノードケーシング26、126の周縁が上方になるように反転されたアノードケーシング26、126と共に予め組み立てられる。反転されている間に、カソードケーシング12、112の端部は内向きに変形され、そのためにカソードケーシング12、112の周縁34、134は、ガスケット30、130の方向に圧縮され、アノードケーシング26、126とカソードケーシング12、112の間にシール及び電気絶縁障壁が形成される。
適切なタブ(図示せず)は、セル10、110が使用待機状態になるまで空気の使用前のセル10への流入を阻止するために、開口部18、118の上に置くことができる。代替的に、セル10、110は、使用待機状態になるまで気密袋又は他の容器に密封することができる。
セルが使用されている時に、酸素がセル10、110に流入する速度は、カソードケーシング12、112内の開口部18、188の数、寸法、及び位置によって制限することができる。一部の実施形態では、セル10、110内への酸素流入の速度は、流体調整システムによるなどで更に制御することができる。
例えば、バッテリは、高効率又は高電力でのセルの放電のためにセルの外部から十分な酸素を提供し、一方で低効率放電又は無放電の期間での正極内への他の気体の流入とセルの水分取得又は損失とを最小にするように正極(例えば、空気−脱分極セルにおける空気電極)への酸素の通過の速度を調節する流体調整システムを有することができる。流体調整システムは、バッテリが使用中である時に開とされ、そうでない時に閉じられる手動バルブのような比較的簡単なものとすることができ、又は引用により本明細書に組み込まれているUS 2008/0254345に開示されたバルブのような遥かに複雑なものとすることができる。流体調整システムは、セル内、セルを収容するバッテリ内、バッテリが取り付けられたデバイス内に配置することができ、又は流体調整システムの一部分は、セル、バッテリ、及びデバイスのうちの1つ又はそれよりも多くに配置することができる。
図3に示す一実施形態では、バッテリ140は、セル100及び流体調整システム150を含む。ケーシング112は、酸素が正極40に到達するためにセルハウジングの内部に移動することができるように、1つ又はそれよりも多くの流入ポート118が設けられた底面114を有し、かつ流体調整システム150は、ケーシング112の底面114の外部に固定される。この特定的な実施形態による流体調整システム150は、複数の開口64を有する第1のプレート62と、第1のプレート62内に形成された開口64の寸法、形状、数、及び位置に対応する複数の開口68を含む可動の第2のプレート66とを有するバルブを含むことができる。開口64及び68の寸法、形状、数、及び位置は、流体消費電極に印加される流体の望ましい容積及び分布を提供するように好ましくは最適化される。開口64の寸法、形状、数、及び相対的位置は、開口68の寸法、形状、数、及び相対的位置と同じである必要はない。例えば、開口64が寸法において開口68と僅かに異なる時に、プレート62及び66を通過する最大合計開放面積を得るために開口64及び68の正確なアラインメントは必須ではない。
流体調整システム150は、導電性フレームと構成要素とがその中に一体的に形成されたシャーシ550を含む。導電性フレーム及びその上に組み立てられた電気構成要素は、非導電性シャーシ550内部に実質的に封入される。シャーシ550は、中央開口部555をほぼ形成し、かつ内部に延びる棚552を含む。移動プレート66の周囲は、内部延長棚552の底面に置かれてそれに当接する。更に、シャーシ550は、移動プレート66の上方で開口部555を横断して延びるリブ554を有する。リブ554は、開口部555を斜めに通過して延びるV字形状にほぼ形成されるように示されており、移動プレート66の中央部分を下側の固定プレート62の上方で平坦に保持するのに役立つ。図示の実施形態では、固定プレート62は、シャーシ550の下側に接続され、セル100は、シャーシ550の上側に接続される。この構成において、外側環境からの流体(例えば、酸素及び他の気体)は、バルブが開である時にバルブを通じてセル100の流体流入ポートに流入することができる。
シャーシ550は、望ましい位置に形成されて形状記憶合金(SMA)ワイヤアクチュエータ82a及び82bのクリンプ562を受け取るようになったクリンプコネクタ開口部560を有して更に示されている。クリンプコネクタ開口部560は、シャーシ550の形成中に一体的に形成することができ、又は望ましい開口部の形状及び寸法を形成するために材料を除去することによって(例えば、機械加工又はエッチング)その後に形成することができる。クリンプコネクタ開口部560の各々から、接触パッド520として機能するフレーム500のそれぞれの回路要素が延びている。接触パッド520は、フレーム500の導電性回路要素の一部として形成され、SMAワイヤアクチュエータ82a及び82bとそれらに電流を印加するための電気接点を形成するようになっている。フレーム500は、シャーシ550から延びるバッテリ接点530、532、534a、534b、536a、及び536bとして機能する複数の回路要素を更に含み、それらの各々は、セル100の端子に接触する状態に曲げられるようになっている。接点530、532、534a、534b、536a、及び536bは、図示のようにコーナから延びることができ、又はシャーシ550の他の部分から延びることができる。
流体調整システム150は、第1及び第2のSMAワイヤ82a及び82bを含むバルブアクチュエータを含む。図示の実施形態により、SMAワイヤ82a及び82bは、アクチュエータスロット564を通じてレバー84に接続される。具体的には、第1のSMAワイヤ82aは、エンドクリンプ562と1つのスロット564の間に延びて、バルブを開とする1つの方向にレバー84を引くように作動させることができ、一方で第2のSMAワイヤ82bは、エンドクリンプ562と他のスロット564の間に延びて、バルブを閉とする反対方向にレバー84を引く。レバー84は、本明細書に説明するように、開閉のバルブ位置の間で移動プレート66を移動させるためにプレート66に係合するアクチュエータピン88を含む。バルブアクチュエータは、本明細書では、レバー84にそれぞれのアクチュエータスロット562を通じて接続された2つのSMAワイヤ82a及び82bを用いて示して説明するが、移動プレート66を固定プレート62に対して移動し、バルブを開閉するために、バルブアクチュエータの他の種類及び構成を使用することができることを理解すべきである。更に、移動プレート66のほぼ線形の作動を本明細書で示して説明するが、バルブの他の形態をセル100への酸素の流れを制御するために使用することができることを理解すべきである。
シャーシ550へのアクチュエータ及びバルブの組み付けに続き、図4に見られるように、セル100がシャーシ550の上面に組み付けられる。セル100がシャーシ550に取り付けられた状態で、バッテリ接点は上方に曲げられ、セル100の適切な端子に接触する。図示の実施形態では、バッテリ接点530、534a、及び534bは上方に曲げられ、正端子を形成する缶の側壁34に接触する。バッテリ接点532(見えない)は、正端子を形成するケーシング112に同様に接触することを更に理解すべきである。残りのバッテリ接点536a及び536bは上方に曲げられ、セル100の負端子を形成するケーシング126に接触する。接点536a及び536bを正バッテリ端子から絶縁するために、下に重なる電気絶縁テープ580が、ケーシング112の側壁上でバッテリ接点536a及び536bの下に付加される。バッテリ接点536a及び536bは、絶縁テープ580を超えて負バッテリ端子を形成するケーシング126上に更に延びてそれに接触する。次に上に重なる電気絶縁テープ582が、図5に見られるように、バッテリ接点536a及び536bの上に付加される。
別の実施形態では、流体調整システムは、酸素脱分極セル又は1つ又はそれよりも多くのセルを収容するバッテリによって給電することができるデバイス内に組み込むことができる。1つのこうした実施形態は、2008年12月22日に出願され、引用により本明細書に組み込まれている本出願人に譲渡された米国特許仮出願第61/139,651号明細書に開示されている。この実施形態では、酸素脱分極セル又はバッテリがデバイスに組み込まれ、デバイスの1つ又はそれよりも多くの構成要素が外部環境からセル/バッテリへの空気の流れを制限する。これは、セル/バッテリへの空気の最大流量がセル/バッテリ内への妨げられない流量よりも小さくなるように、セル/バッテリ内への空気の流入のポイントとデバイスの外部の間に流れ制限材料を配置することによって行うことができる。
1つのセル100から構成されたバッテリがデバイス610に取り付けられている実施例が図6に示されている。セル100は、負接触端子として機能するアノードケーシング126がバッテリ区画616の内部に向くように反転される。デバイス610は、上壁、底壁、及び側壁を有するハウジング612と、ハウジング612内に形成されたバッテリ区画616をもたらす開口部614とを有する。バッテリ区画616は、1つ又はそれよりも多くのセル100を受け取るようになった寸法及び形状を有して構成された開口部614を含む。単一セル100が示されているが、デバイス610は、1つ又はそれよりも多くの個別セル100、又は1つ又は複数のセル100を収容するバッテリを使用することができる。
デバイス610は、セル100の各々とデバイス610内の電気回路の間の電気接点を形成することを可能にする電気接続部(図示せず)を一般的に含む。電気接続部は、カソードケーシング112の側面とアノードケーシング126の下向きの面との電気接点を形成することができるようにバッテリ区画616内に配列された導電接点を含むことができる。
ハウジング612には、バッテリ区画616を覆う上面を形成する蓋又はカバー618が含まれる。カバーは、バッテリ区画16へのアクセスを可能にするように使用者によって開けることができ、かつバッテリ区画616及びセル100を覆うように閉じることができる。カバー618の閉鎖を保証するために、カバー618は、デバイスハウジング612内のスロット624に係合して閉鎖位置にカバー618を保持する係止タブ622を含むことができる。セル100を取り外すか又は挿入する必要がある時に、使用者は、タブ622をスロット624との接続を解除してカバー618を開放位置にピボット回転させるように作動させることができる。
デバイス610は、カバー618の内面に接着された流体流れ制限材料630の形態にある空気マネージャを含む。流体流れ制限材料630は、外側環境とセル100の空気流入ポート118の間の流体管理を提供する単層の流体透過性かつ圧縮性材料として示されている。更に、材料630は、カバー618が閉鎖位置にある時にセル100の上面に接触する流体シールを提供する。材料630によって提供されるシールは、カバー618内の開口部620からセル100内の流入ポート118への材料630の厚みを通過する空気の透過を可能にすることができ、一方で材料630の横側からの実質的な流体流れは防止される。
別の実施形態により、材料630は、開口部620からの空気流入ポート118への第1の透過速度の第1の透過経路と、必要に応じ空気が横方向から軸線方向に移動することができるようにした第2の透過速度での材料630の横側からの第2の透過経路とを提供することができる。更に別の実施形態(図示せず)により、バッテリ区画616への開口部は、バッテリ区画616の別の表面内のようなカバー618と材料630の間のインタフェースの外側に配置することができ、及び/又はカバー618と開口部614の間の間隙は、バッテリ区画616に空気を流入させる開口部として機能する。この後者の実施形態では、材料630は、空気流入ポート118への材料630の横側からの透過経路を提供する。材料630は、様々なデバイスのための様々な空気透過速度を有するように、デバイス610の用途に応じて様々な方式で構成することができる。
流体流れ制限材料630は、緩い層とすることができ、セル100の隣接表面114に接着させることができ、又は接着層632を通じてカバー618の内面に接着させることができる。層632の接着剤は、例えば、アクリルベース接着剤を含むことができる。流体流れ制限材料630をカバー618の内面に接着させることにより、異なるセル又はバッテリが、デバイス610内に設置されかつそれから交換される時に、材料630は、異なるセル又はバッテリに容易に使用することができる。一実施形態では、接着剤632は、カバー618内の開口部620を閉鎖しないようにして流体流れ制限材料630上に配列することができる。他の実施形態では、接着剤632は、開口部620を覆うことができ、それを通過して流れる流体を調整するための望ましい空気又は流体透過性を有する流体透過制御層として作用するように選択することができる。別の実施形態では、流体流れ制御材料は、バッテリ区画616の別の内面に接着させることができ、開口部620は、バッテリ区画の蓋614又は別の部分に配置することができ、及び/又はカバー618と開口部614の間の間隙は、流体流入ポートとして機能することができる。
流体流れ制限材料630は、セル100の隣接表面114に類似した形状及び寸法を有することができ、特に、カバー618が閉じている時に、空気流入ポート42とカバー開口部620の間の区域においてカバー618とセル100の間の空間の容積を消費する。流体流れ制限材料630は、材料630の流体透過性に基づいて流体アクセスを制御する。バッテリ区画616のカバー618が閉じている時に、流体流れ制限材料630は、カバー618の内面とセル100の隣接表面114の間に圧縮されてセル100の表面114に対する流体シールを提供する。一実施形態により、流体流れ制限材料630は、セル100とカバー618を含むバッテリ区画616とにおける寸法変動を許容する圧縮性発泡体である。
流体流れ制限材料630は、外側雰囲気からセル100への流体の流れを制御された流体透過速度で制限する。流体流れ制限材料630は、圧縮性かつ空気制限性であり、デバイス610内のセル100に流体を移動させるための絞り機構として作用する1つ又はそれよりも多くの層を有する発泡体材料630とすることができる。流体制限材料630は、セル100の表面114に対する予測可能かつ再現可能なシールも提供し、発泡体材料630の弾力性による圧縮を通じて流体シールを保証して維持する。セル100に対する発泡体材料630の表面は、空気拡散を制限することができるが、一方で材料630の大部分は、空気に対して高度に非制限的とすることができる。セルに対するシールの形成とは反対側のバルク材料の表面は、接着剤によってカバー618のようなデバイス区画壁に確実に固定することができるが、材料630を固定する他の適切な手段を使用することもできる。流体制限材料630に採用することができる材料の種類は、空気シール要件がデバイスの種類及びその用途に応じて変化する場合があるので変更することができる。
発泡体材料630は、一方又は両方の側面に付加的なスキン層を有することができ、一方のスキン層は、セル100の表面114に接触することができる。付加的なスキン層は、横方向の流体(例えば、空気)漏れ(すなわち、発泡体層630とセル100の表面114の間のインタフェースでの漏れ)を最小にするために、シリコンゴムのような流体制限材料を含むことができる。発泡体材料630及び付加的なスキン層の透過性は同じとすることができ、又はスキン層が空気流れ制御を提供するより制限的な材料であるような異なる材料とすることができる。例えば、発泡体層630は、望ましい空気透過制御層を得るために熱及び/又は化学剤を用いて発泡体材料630を変化させることによる1つ又はそれよりも多くのスキン層を用いて形成することができる。発泡体材料630の表面を溶融又は溶解してその孔隙率を低下させることにより、望ましい空気又は他の流体透過率を得ることができる。
図2に示すセルに類似するPP355角型アルカリ水溶液亜鉛−空気セルが製造された。カソードケーシングは、ニッケルメッキ鋼で製造され、アノードケーシングは、その内面上に銅層を有するニッケル−ステンレス鋼−銅の三層及び熱可塑性ポリマーガスケットで製造された。空気電極は、マンガン酸化物触媒と、導電性を提供するカーボンと、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)結合剤を含有する触媒混合物と、ニッケルのエキスパンドメタルの集電体と、カソードケーシング内の空気流入ポートに面するこの電極の表面上に積層されたPTFEフィルムで製造された疎水層とを含む。PTFEフィルムの層が空気電極に隣接して置かれ、多孔紙が空気流入ポートに隣接して置かれた。アノードは、非アマルガム化亜鉛粉末と、水酸化カリウム水溶液電解質と、架橋ポリアクリル酸ナトリウム結合剤と、水酸化インジウム、酸化亜鉛、及びアニオン性界面活性剤を含む添加物との混合物を含む。セパレータは、2層のポリプロピレンフィルム、すなわち、空気電極に隣接する疎水性ポリプロピレン膜と負極に隣接する水可湿性の不織ポリプロピレン膜とを含み、ポリビニルアルコールと合成セルロースガムとを含有する接着剤を空気電極と疎水性セパレータ層の間にかつ疎水性セパレータ層と水可湿性セパレータ層の間に用いた。
セルへの3つのレベルの空気アクセスを提供するために、セルは、3つのロットに分割され、ロット1は、カソードケーシング内の全て露出された空気流入ポートを有し、ロット2は、セルの中央にある1つを除いて全てシリコーンベースの接着剤を有する比較的無孔性のポリエステルフィルムテープで被覆された空気流入ポートを有し、ロット3は、全て比較的多孔性の医用テープで被覆した空気流入テープを有した。これは、デバイスのバッテリ区画への制限された空気アクセス、又はデバイス、バッテリ、又はセル内に組み込まれた空気マネージャによる空気アクセスの絞り作用により、セルに利用することができる空気の速度が様々な程度に制限されたデバイスにおける状態を模擬するように行われた。セルは、各ロットに対する空気電極への酸素流入の相対速度及び効率機能を判断するために限界電流を測定することによって試験された。
効率機能は、完全開放セル(すなわち、テープがロット2及びロット3におけるセルから除去された状態)によって1.1ボルトの一定電圧で30秒後に発生する可能性がある制限(定常状態)電流に関して判断された。各ロットから選択されたセルの限界電流が最初に試験され、次に、残りのセルが室温及び相対湿度約50パーセントで保管された。定期的にセルが保管物から取り出され、限界電流が試験された。結果は、以下の表に要約されており、列挙した時間にわたる保管後のセルの各ロットに対してmAでの平均限界電流が示されている。3つのロットの間での初期(0カ月)限界電流における差異は、通常の変動性によるものであった。セルに流入する空気に制限のないロット1に関する限界電流は、6カ月の後4mAに低下した。ロット1のセルと比較してセルに流入する空気が制限されたロット2に関する限界電流は、これも時間と共に低下したが、ロット1よりも低い率であった。セルに流入する空気が更に制限されたロット3に関する限界電流は、ロット2よりも更に低い率で低下した。これらの結果は、セルに流入することができる空気の量の制限が、その効率機能を低下させることになり、効率機能における低下が、時間と共に発生し、効率機能におけるこの低下率が、セルに流入することができる空気の量の制限によって遅くされることを示している。これらの結果は、酸素と共にセルに流入する二酸化炭素が電解質と反応し、金属空気セルのような酸素消費電極を有するセルの効率機能に悪影響を有する炭酸カリウムが生成されるとした上述の理論と適合している。セルに流入する空気の量が低減されると、セルに流入する二酸化炭素の量が減少し、それによって炭酸カリウムが生成される速度が低減される。
(表)
Figure 2013522810
各ロットから選択されたセルが試験から外され、25mA定電流で1.0ボルトまで放電され、セル当たりの所定の実平均最大放電容量と比較した放電効率が計算された。これらの結果も上述の表に示されている。2カ月の後、ロット1の完全開放セルでは、残存容量は半分未満であった。ロット2及びロット3のセルは、5カ月後には残っている十分な容量を有したが、6カ月後は基本的に残っていなかった。
実施例1におけるロット1、ロット2、及びロット3の各々からの追加のセルが、様々な抵抗器をセルの端子間に置いて室温及び相対湿度約50パーセントで保管された。このセルは、電圧及び限界電流を判断するために定期的に試験された。限界電流は、実施例1に説明されているように試験された。電圧測定値及び使用された抵抗から対応する電流が計算され、経時的な平均電流が、使用された合計容量を評価するのに用いられ、放電残存容量は、計算された使用合計容量と所定のセル当たり放電容量から評価された。
図7は、抵抗器を持たないセルと経時的な限界電流の最良の改善(すなわち、低下が最も少ない)を提供する抵抗器(約7,000から14,000オーム)を有するセルとに対して、保管時間の関数としての限界電流のロット2に関したグラフ的比較を提供するものである。図8は、6,000から11,000オームの抵抗器を有するか又は有しないロット3に関する同様な比較を提供している。図7及び図8は、セルが抵抗器を用いて軽度の犠性放電の状態にされた時の限界電流の低下率の実質的な低減を示している。
図9は、端子間に抵抗器を有して保管されたロット1、ロット2、及びロット3のセルに関するセル電圧の部分要約であり、図10は残存容量の部分要約である。
軽度の犠性放電は、電池が始動された後に時間と共に生じるセル電圧及び効率機能の低下を実質的に低減するのに使用される。しかし、軽度の犠性放電は、セル放電容量の一部分を時間と共に消費するので、できる限り軽度の犠性放電を使用することが望ましい。望ましい用途に対して最良の全体的なバッテリ性能を提供するために、より高い電圧及び効率機能を時間と共に維持する利点は、放電容量を消費する欠点に対して最も良好に釣り合わされる。
周囲の温度及び湿度のような他のファクタも、セルの放電効率機能の低下率に影響する可能性がある。バッテリ及びデバイスが使用されると予想される環境に基づいて、上述の実施例のもの以外の様々な条件の下で試験を行い、最も適切な犠性放電の選択を補助することができる。
本発明をその特定の好ましい実施形態に従って本明細書に詳細に説明したが、本発明の精神から逸脱することなく、そこに多くの修正及び変形を当業者によって達成することができる。従って、本明細書に示す実施形態を説明する詳細及び手段によるのではなく、添付の特許請求の範囲によってのみ制限されることが本発明者の意図である。
110 金属/空気セル
112 カソードケーシング
118 外部空気流入ポート
120 空気電極
122 PTFE層

Claims (22)

  1. 1つ又はそれよりも多くの酸素消費セルを含み、該1つ又はそれよりも多くの酸素消費セルが、1つ又はそれよりも多くの酸素流入ポートを有するハウジングと、該ハウジングに配置された第1の酸素消費電極と、該ハウジングに配置された第2の対極と、該ハウジングに配置された電解質と、該第1の電極と電気的に接触する第1の電気接触端子と、該第2の電極と電気的に接触する第2の電気接触端子とを含む電子デバイスを作動させる電力を供給するためのバッテリであって、
    ハウジングの外部からの酸素が、該ハウジングに流入して酸素消費電極に到達することができ、
    バッテリが使用待機状態にあり、かつ電子デバイスを作動させる電力を供給していない時に、電気回路が、酸素消費セルのうちの少なくとも1つの第1及び第2の端子の間で完結し、
    前記電気回路は、前記酸素消費セルのうちの前記少なくとも1つ上で犠性ドレーンを含む、
    ことを特徴とするバッテリ。
  2. 前記電解質は、アルカリ電解質であることを特徴とする請求項1に記載のバッテリ。
  3. 前記電解質は、水性電解質であることを特徴とする請求項2に記載のバッテリ。
  4. 前記電解質は、水酸化カリウムを含むことを特徴とする請求項3に記載のバッテリ。
  5. 前記ハウジングの外部からの前記酸素は、該ハウジングの外部からの大気に含有されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のバッテリ。
  6. 前記ハウジングの外部からの前記酸素は、15℃及び101,325Paの圧力での該酸素の容積に基づいて少なくとも0.05体積パーセントの二酸化炭素を含有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のバッテリ。
  7. 前記ハウジングに流入することができる酸素の割合が、前記空気流入ポートが制限されていない前記ハウジングに流入することができる空気の割合未満に更に制限されることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のバッテリ。
  8. 前記犠性ドレーンは、バッテリが前記デバイスを作動させる電力を供給している時にも存在することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のバッテリ。
  9. 前記酸素消費セルの少なくとも1つが、円筒形断面と最大直径よりも小さい最大高さとを有するボタンセルであることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のバッテリ。
  10. 前記酸素消費セルの少なくとも1つが、非円筒形断面を有する角形セルであることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のバッテリ。
  11. 金属−空気セル及び燃料電池から構成される群から選択された1つ又はそれよりも多くのセルを含むことを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載のバッテリ。
  12. 1つ又はそれよりも多くの金属−空気セルを含むことを特徴とする請求項11に記載のバッテリ。
  13. 請求項1から請求項12のいずれか1項に記載のバッテリと該バッテリによって給電することができる電子デバイスとの組合せ。
  14. 犠性ドレーンを含む電気回路が、前記バッテリの一部であることを特徴とする請求項13に記載のバッテリ及び電子デバイスの組合せ。
  15. 犠性ドレーンを含む電気回路が、前記デバイスの一部であることを特徴とする請求項13に記載のバッテリ及び電子デバイスの組合せ。
  16. 前記犠性ドレーンを含む前記電気回路は、開閉することができることを特徴とする請求項13から請求項15のいずれか1項に記載のバッテリ及び電子デバイスの組合せ。
  17. 前記犠性ドレーンを含む前記電気回路は、スイッチの手動操作によって開閉することができることを特徴とする請求項16に記載のバッテリ及び電子デバイスの組合せ。
  18. 前記スイッチは、前記デバイスをオン及びオフにするのに使用されることを特徴とする請求項17に記載のバッテリ及び電子デバイスの組合せ。
  19. 前記犠性ドレーンを含む前記電気回路は、電子的に開閉することができることを特徴とする請求項16に記載のバッテリ及び電子デバイスの組合せ。
  20. 前記犠性ドレーンを含む前記電気回路は、制御回路によって開閉することができることを特徴とする請求項19に記載のバッテリ及び電子デバイスの組合せ。
  21. 前記制御回路は、デバイスモードを判断することを特徴とする請求項20に記載のバッテリ及び電子デバイスの組合せ。
  22. 前記デバイスモードは、前記デバイスがデバイス機能を作動させる前記バッテリからの電力を取り出していないモードであることを特徴とする請求項21に記載のバッテリ及び電子デバイスの組合せ。
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