JP2013521964A - 料理用液体の計量を伴う食品加圧調理器、計量装置、および、これに関する調理方法 - Google Patents

料理用液体の計量を伴う食品加圧調理器、計量装置、および、これに関する調理方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、料理用液体がある状態で、加圧調理器に関し、少なくとも、一方では、食品および料理用液体を入れることを目的とした容器と、他方では容器内の圧力を作業圧力と呼ばれる設定値に維持するための調整器とを含んでなり、この加圧調理器は、作業圧力で食物を料理するのにかかる予測時間に依存する所定量の料理用液体が容器に導入可能とされる計量装置(8)をさらに含むことを特徴とする。加圧調理器。

Description

本発明は、加圧調理器型の、蒸気雰囲気下における加圧調理の一般的な技術分野に関する。
より詳細には、本発明は、一方では少なくとも食品および料理用液体を受け入れるようになっている深鍋と、他方では、作業圧力と呼ばれる設定値に深鍋内の圧力を維持するための調整器とを含む料理用液体の存在下における加圧調理器に関する。
また、本発明は、一方では、少なくとも食品および料理用液体を受け入れるようになっている深鍋と、他方では、作業圧力と呼ばれる設定値に深鍋内の圧力を維持するための調整器とを含む、料理用液体の存在下における加圧調理器用の計量装置に関する。
最後に、本発明は、食品を深鍋に導入するステップと、料理用液体を前記深鍋に導入するステップとを含む、料理用液体の存在下における加圧調理方法に関する。
一般に、加圧調理器内の食品調理は、ほとんどの場合、水からなる料理用液体の存在下で行う必要がある。食品が加圧調理用深鍋の底部に直接配置されるのではなく、バスケットに入れられて深鍋底部から離して配置されるとき、このような料理用液体が十分な量で存在することが特に重要である。実際に、加圧調理器の圧力が上昇するとき、調整弁が、加熱源によって加圧調理器内に発生した余分なエネルギーをすべて蒸気として放出し、加圧調理器内が高圧になりすぎないようにする。
当然、この調整により深鍋の中の水が失われる。深鍋に含まれる水は、実際に、調整弁を通して蒸気として放出される。すべての調理サイクルが最大火力で行われることにより水蒸気が調整弁を通して大量に放出されるとき、このように深鍋の中の水が失われることは特に重要である。したがって、長すぎる時間、および/または、大きすぎる火力で調理を行った場合に、深鍋の中の水が完全になくなるおそれがある。この水がないと、加圧調理用深鍋の底部に何もなくなり(食品はバスケットに入られて、この底部から離して配置されるため)、深鍋底部が異常に加熱して(このような現象は「空焚き」として知られる)、加圧調理器、特に、加圧調理器のプラスチック部分の劣化を生じやすい。空焚きは危険な現象であるが、この現象により劣化する第1の部分がエラストマー部分のときはさらに危険となる。このようなエラストマー部分は、安全機能(安全弁、ガスケット等)に関係することが多いからである。
特に、バスケットに入られて加圧調理器内に配置された食品を調理する際、すべての料理用液体が蒸気として消失するのを避けることが絶対に必要である。
この問題に対する簡単な解決法は、調理プロセス前に、加圧調理器内にかなりの量の水を導入することにある。また、ある加圧調理器製造者は、加圧調理器のバスケットで食品を調理するためには、加圧調理器に750mlの水を導入することを推奨している。このような量の水により、空焚き現象の発生を遅らせることができるが、加圧調理器の作業温度および作業圧力に到達するために調理プロセスの始めにかなりの無駄なエネルギーを消費する。このようなエネルギー浪費は、時間と費用との損失を招くためエネルギー消費および水を含む天然資源を制御し制限しようとするときに受け入れられるものではない。
当然、使用者は、通常推奨される量(したがって、750ml程度)よりも少ない量の水を、全く自由に深鍋に導入することはできる。
しかし、すべての調理パラメータ、および調理パラメータから生じる蒸発率を完全に制御する場合を除いて、使用者が導入する水の量は、一般にランダムであり、または少なくとも非常に経験的であるため最適でない動作によって決まる。
使用者が深鍋の中の料理用液体の量を調節するのを助けるために目盛り付きの深鍋を備えた加圧調理器が既に公知である。しかし、このような目盛りは、使用者が正確な量の液体を深鍋に導入することを少し容易にするだけであり、使用者がこのような量の最適な値を決定することを助けるのには全く役に立たない。
欧州特許第1458268号明細書
したがって、本発明の目的は、前述した種々の欠点を改善し、使用者が、空焚きの危険を最小にしつつ、調理サイクル時間およびこの調理サイクルに必要なエネルギー消費を最適化することのできる量の料理用液体を、特に簡単かつ直感的かつ迅速に加圧調理器に導入することができる新しい食品加圧調理器を提案することである。
本発明の他の目的は、特に簡単かつ安価な設計の新しい食品加圧調理器を提案することである。
本発明の他の目的は、非常に簡単で実用的な新しい食品加圧調理器を提案することである。
本発明の他の目的は、先行技術の調理器に匹敵する抑えた製造コストで優れたエネルギー性能を提供する新しい食品加圧調理器を提案することである。
本発明の他の目的は、調理準備中に案内される器具の操作が特に使用者に安心感を与えるものである新しい食品加圧調理器を提案することである。
本発明の他の目的は、コンパクトで収納が容易な新しい食品加圧調理器を提案することである。
本発明の他の目的は、容易かつ迅速に洗浄することのできる新しい食品加圧調理器を提案することである。
本発明の他の目的は、大きさが先行技術の器具の大きさを実質的に超えることがない新しい食品加圧調理器を提案することである。
本発明の他の目的は、使用者の介入を最小しか必要としない新しい食品加圧調理器を提案することである。
本発明の目的は、少なくとも、一方では食品および料理用液体を受けるように意図される深鍋を備え、他方では深鍋内の圧力を作業圧力と呼ばれる設定値に維持する調整器を備えた、料理用液体の存在下で加圧調理器であって、作業圧力で推定食品調理時間に応じて所定量の料理用液体を深鍋に導入することのできる計量装置をさらに備えることを特徴とする器具により達成される。
本発明の目的は、一方では少なくとも食品および料理用液体を受け入れるようになっている深鍋と、他方では、作業圧力と呼ばれる設定値に深鍋内の圧力を維持するための調整器とを含む料理用液体の存在下における加圧調理器用の計量装置であって、作業圧力で推定食品調理時間に依存する所定量の料理用液体を深鍋に導入することができることを特徴とする計量装置により達成される。
また、本発明の目的は、食品を深鍋に導入し、料理用液体を前記深鍋に導入し、作業圧力と呼ばれる設定値で食品を調理することを含む料理用液体の存在下における加圧調理方法であって、前記料理用液体を導入中、計量装置により、作業圧力で推定食品調理時間に依存する所定量の料理用液体が深鍋に導入されることを特徴とする方法により達成される。
本発明の他の目的および利点は、例示的かつ非限定的な例によってのみ示された添付図面を参照して以下の説明を読めば、より完全に明らかになろう。
本発明の第1の実施例による食品加圧調理器の概略の斜視図を示す。 図1の調理器の実施例の詳細を概略の斜視図で示す。 図1の調理器の深鍋およびバスケットを概略の断面図で示す。 図1乃至図3における加圧調理器の計量装置の第1の実施例を斜視図で示す。 図4の計量装置の複数の面にある複数のマークを示す。 図4の計量装置の複数の面にある複数のマークを示す。 図4の計量装置の複数の面にある複数のマークを示す。 本発明の第2の実施例による計量装置を斜視図で示す。 その目的のために特別に設計された加圧調理器用バスケットと結合される、図8における計量装置を斜視図で示す。 本発明の第3の実施例による計量装置を斜視図で示す。 図10における計量装置を正面図で示す。
図1は、料理用液体2の存在下で、加圧調理器1を示す。したがって、その調理器1は、圧力鍋を構成し、すなわち、調理用筐体がクッキングプレートのような熱源の熱出力に晒された場合、調理用筐体の内圧が上昇し、大気圧を実質的に超えることができるように十分に密閉された調理用筐体を形成できる調理器である。
好都合なことに、図1に示すように、加圧調理器1は、料理用液体2の存在下で、調理されることになっている食品を受け入れる少なくとも1つの深鍋3を含む。好ましくは、深鍋3は、金属材料で作られ、熱伝導底部3Aを備えた容器を形成し、熱伝導底部3A周縁で環状側壁3Bが立ち上がり、環状側壁3Bの自由縁部3Bが、食品および料理用液体2を深鍋3に導入するための開口を画定する。好都合なことに、調理器1は、高水準(例えば、大気圧を4,5から120kPaまで超える)を含む圧力まで上昇可能な調理用筐体を深鍋とともに形成するように深鍋3に配されるようになっている蓋4をさらに含む。その目的のために、蓋4および深鍋3は、蓋4を深鍋3に留めるための連結手段と、蓋4および深鍋3の間に介在され、このように形成された調理用筐体内で圧力上昇を可能にする封止用ガスケットとを備える。図示した例では、前記連結手段が、深鍋3の上方自由端部3C回りにしっかりと留めるようになっており、蓋4においてロック位置とアンロック位置との間で半径方向に摺動するように取り付けられるジョーシステム5からなる。このようなジョーロッキング/アンロッキング手段5は、それ自体では公知であり、従って、本明細書でより詳細に説明されないだろう。勿論、本発明による加圧調理器1は、本発明の範囲を逸脱することなく、例えば、バヨネット、クランプ、またはセグメントシステム等の他のロック/アンロック手段を組み込んでも良い。
それ自体では周知であるように、加圧調理器1は、深鍋3内の圧力を作業圧力と呼ばれる設定値に維持するための調整器を含む。好ましくは、その調整器は、作業圧力と呼ばれる実質的に一定の所定値で調理器内の蒸気圧力を維持するようになっている圧力調整弁(例えば、おもり、または、ばね型、場合によっては、アジャスタブルキャリブレーション(adjustable−calibration)型)からなる。その目的のために、好都合なことに、その調整器が、調理用筐体(深鍋3および蓋4により形成される)の内圧力が設定値を超えるや否や、蒸気を放出し、筐体内の圧力(および食品が受ける圧力)が設定値を越えない限り、実質的に密閉式を維持することができるようになっている。好ましくは、設定値(即ち、アジャスタブルキャリブレーション型調整弁の場合、各設定値)が、4,5kPaから120kPaまでの間、より好ましくは、15kPaから100kPaまでの間、例えば、20kPaから90kPaまでの間からなる値だけ大気圧を超える。
好都合なことに、調理器1は、使用者が作業圧力で食品調理時間を入力できるインタフェース22をさらに含む。言い換えると、インタフェース22は、設定値に対応する実質的に一定の圧力値に晒すことによって食品が調理されるであろう時間を入力できる。このインタフェース22は、例えば、所望の食品に対応する変更可能な圧力―調理時間を増減させるための2つのボタン22A、22Bをそれぞれ備えたタイマーからなるものでもよい。また、インタフェース22は、図1に示されるようにタイマーにより形成される場合、彼または彼女が入力した圧力―調理時間が経過したことを使用者に知らせる音声信号、および/または、視覚信号を発し、調理サイクルの終了を示すことができる。使用者による入力時間は、この場合、調理用筐体内の圧力レベルが作業圧力に到達した場合、その時間からカウントダウンを始める。この作業圧力への到達を検出するために、インタフェース22は、好都合なことに、調理深鍋内の状態に反応する温度センサ、および/または、圧力センサに接続される。例えば、参照により本明細書の一部を構成する文献:欧州特許第1458268号明細書(特許文献1)に記載されているように、インタフェース22が、調整弁に連通する蒸気排出管に配置された温度センサに接続されることが考えられる。このようなタイマーを使用することにより、使用者が、適切なとき、すなわち、到達する作業圧力がタイマーにより(温度センサにより)検出される場合、先ず、加熱源の出力を下げ、それから、ボタン22A、22Bにより彼/彼女が入力した食品圧力調理時間が経過した場合、加熱源を完全に切ることができることによって、調理プロセスの最適化をもたらす。好都合なことに、インタフェース22を形成するタイマーは、作業圧力に到達したことを使用者に知らせる(また、その結果として、加熱源により供給される出力を下げるように彼/彼女に促す)第1の信号(好ましくは音声信号および/または視覚信号)を発し、それから、彼/彼女がプログラムした圧力調理時間が経過したことを使用者に知らせる(また、その結果として、加熱源を切るように彼/彼女に促す)第2の信号を放出するようになっている。
図1、3および図9に示すように、好都合なことに、調理器1が、深鍋3内に配置され、調理される食品を受けるようになっているバスケット6を含む。バスケット6は、既知の種類、例えば、鋼線を織り交ぜるか、即ち、網状にして得られる「網」タイプ、または「絞り(drawn)」タイプのものとすることができる。図に示す例に対応する絞りタイプの場合、バスケット6は、厚さ方向に形成される一連の孔を含む金属製の打抜き板を絞ることによって得られる。図3に示すように、バスケット6は、深鍋3に入れられて、前記深鍋3内で底部3Aから離して支持されるようになっている。その目的のために、例えば、深鍋3の側壁3Bに形成される外部から中心に向かう局所的なボス7を使用して、バスケットの周縁自由端部6Aのための支持部を形成することが知られている。それから、そのバスケットは、底部3Aの上方で底部3Aから離れて吊り下げられる。
バスケット6の使用を伴うこのような調理器1の使用モードでは、一般に水、または、その他の適切な液体(ワイン、ソース等)からなる料理用液体2を深鍋3に導入する必要がある。この料理用液体2の存在は、2つの目的、すなわち、
−「空焚き」現象を避けるという目的、および、
−バスケット6を通過させるようになっている蒸気を(バスケットの孔を通して)発生させて、バスケットに含まれる食品を健康的かつ効率的かつ迅速に調理するという目的を有する。
調理用バスケット6の使用は、野菜や魚等の食品を調理するためには非常に望ましいが、当然、絶対に必須なものではない。したがって、米や豆類を圧力調理するためには、浸漬による調理方法を行うことができる。浸漬調理では、バスケットを使用せず、米(または豆類)および料理用液体を深鍋3に直接入れる。同様に、肉を圧力下できつね色に焼くためには、肉を深鍋3の底部に直接置き、料理用液体を深鍋に直接注げばよい。
このような2つの場合(浸漬調理および焼き調理)における空焚きの危険は、バスケットを使った蒸気雰囲気における調理の場合よりも少ない。つまり、すべての料理用液体が(蒸発により)なくなったとしても、食品(肉、米、または豆類)が深鍋3の底部に直接接触したままであるので熱エネルギーの少なくとも一部を吸収することによって、空焚き現象の発生を防止する(または少なくとも大きく遅らせる)限り、空焚きの危険は少ない。
空焚きの危険を最小にするために特に、バスケット6を使用する調理中に、調理サイクル時間および対応するエネルギー消費を最適化するために本発明による食品加圧調理器1は、作業圧力で推定食品調理時間に応じて所定量の料理用液体2を深鍋3aに導入することを可能にする計量装置8を備える。したがって、計量装置8は、直接、または使用者の介入により、調理サイクル開始前に使用者により予測された作業圧力で食品調理時間に(例えば、この食品調理時間のみに)応じた1回分の料理用液体2を供給する機能を有する。
この所定量の料理用液体2は、調理器1の温度、および/または、圧力上昇前(すなわち、調理サイクル開始前)に計量装置8により深鍋3に導入されるが、一方では、(調理サイクルの間中、火力が最大のままであったとしても)推定時間に対応した時間だけ持続する圧力調理サイクル中の空焚きを実質的に避けるのに十分であり、他方では、予熱時間(すなわち、加圧調理器の温度および圧力が作業圧力まで上昇する時間)、ならびに、それに関連するエネルギー消費を最小にすることができる。
したがって、計量装置8により、使用者が予測した調理サイクル中の空焚きの発生を避けるために必要な量の料理用液体2を深鍋3に導入することができる。使用者が、多くの独立したパラメータを気に掛ける必要がなくなり、最終的に、最適化された量の料理用液体2を深鍋3に導入するために作業圧力で推定調理時間を必要とするだけなので使用者の作業は、計量装置8によって非常に容易になる。言い換えると、計量装置8は、一方では、使用者が調理器の作業圧力で推定食品調理時間に基づいて料理用液体の量を決定することができ、他方では、この量の液体を深鍋3に注ぐことができるようになっている。これにより、計量装置8は、作業圧力で推定食品調理時間に応じて計量を行うようになっている。
当然、計量装置8により計量された所定量の料理用液体2は、特定の調理モード(例えば、バスケット調理)、および/または、特定の作業圧力レベルに関連され得る。この場合、計量装置8は、所定の調理モード(および/または、アジャスタブルキャリブレーション型弁タイプの調節可能な調整器の場合には、作業圧力のレベル)について、作業圧力で推定食品調理時間に依存する所定量の料理用液体2を深鍋3に導入することができる。実際には、計量装置8は、例えば、深鍋3内に吊り下げられたバスケットに入った食品を調理する場合、基本的に、料理用液体2を計量するためのものである。したがって、本実施例では、計量装置8は、好ましくは調理器1の(例えば、バスケット6の使用を伴う)ある作業状態で使用されるようになっている。一般に、計量装置8が、作業圧力で推定食品調理時間の機能だけではなく、例えば、作業圧力のレベル、食品の性質、食品の質量等の少なくとも他のパラメータの機能となる所定量の料理用液体2を深鍋3に導入するようになされることも考えられる。
好都合なことに、複数の図に示されるように、計量装置8が、深鍋3とは別個の容器9からなる。好ましくは、容器9は、加圧調理器1を構成する他の要素、特に深鍋3、バスケット6、および蓋4とは完全に独立している。容器9は、好都合なことに、使用者が手でつかんで取り扱うように構成される。これは、計量装置8を形成する容器9が、容器9が液体で満たされているときにも使用者が手で持って動かすことができるように、十分に軽く、十分に小さいことを意味する。
好都合なことに、容器9が、液体の測定単位に対応する所定の容量を有する。この液体の測定単位は、好都合なことに、空焚きを発生することなく、調理器1に関係している作業圧力で最小継続時間中(例えば、5分程度)、調理工程を実行するのに必要な最小量に対応するように選択される。この場合、測定単位は、例えば約200mLであり、すなわち、容器9の所定の容量(液体の測定単位に対応)は約200mLである。当然、この所定の容量の値は、調理器1の他の特性に応じて特に調理器1の容積、作業圧力レベル(圧力調整弁により伝えられる)、深鍋3、特に底部3Aの構造および構成に応じてなされ得る。 使用者が、作業圧力で推定食品調理時間に依存する所定量の料理用液体2を深鍋3に導入可能とするために、計量装置8は、作業圧力で推定食品調理時間に応じて深鍋3に導入される料理用液体2の測定単位による計量数を決定するための手段10をさらに備える。
したがって、この決定手段10により、使用者は、作業圧力で推定食品調理時間がわかることに基づき、液体の測定単位に対応した容量の容器9により導入される料理用液体2の測定単位による複数の計量数、好ましくは、整数を決定する。
このような設計は、特に、以下の利点を有する。
−容器9の大きさを最小にして、容器9をより容易に調理器1に組み入れることができる。この利点は、容量が液体の測定単位となる容器9の使用を選択することにより得られ、使用者は、決定手段10により得られた情報に応じて適切な計量数の液体を深鍋3に導入するだけでよい。
−計量装置8の使用法は、非常に簡単で、特別な能力や技術を必要としない。使用者は、実際に、容器9を実質的に満杯にするだけでよく、従って、技術的性質を誇示する計器(例えば、目盛り付きスケール等)を使用する必要がなく、液体の測定単位を得る。
−また、液体の測定単位をなす容器9の使用により、特に、決定手段10が図5に示すような図形のルックアップテーブルの形であるとき、決定手段10を簡素化することができる。実際に、使用者の作業を複雑化し、誤使用の原因となり得る容積単位(mL、cm3等)がルックアップテーブルに表されていない。
当然、所定の容量が液体の測定単位に対応する容器9の使用は、とりわけ有利であるが、一実施例に過ぎない。したがって、容器9が液体の測定単位となるのではなく、例えば、容器9に含まれる液体量と作業圧力で推定調理時間とを対応させる目盛り付きスケールを備えることが十分に考えられる。しかし、この場合、容器が必然的に扱いにくくなるため欠点となり得る。
前述したように、作業圧力で推定食品調理時間に応じて深鍋3に導入される料理用液体2の測定単位による計量数を決定するための手段10は、好都合なことに、好ましくは、料理用液体2の測定単位による複数の整数11、12、13と作業圧力で推定食品調理時間の複数の範囲14、15、16との対応を示す図形によるルックアップテーブル10A(図5に示す)からなる。図5に示す例では、測定単位の各整数11、12、13が、図形記号(この場合、図4に示す容器9の横断面を表すわずかに角丸の面を有する三角形)で示される。したがって、図5に示すルックアップテーブル10Aを読むとき、使用者は、その作業圧力で5分から10分までからなる推定食品調理時間について測定単位による1計量の液体を深鍋3に導入し、その作業圧力で実質的に10分から15分までからなる推定食品調理時間について、測定単位による2計量の液体を深鍋3に導入し、作業圧力で実質的に15分から20分までからなる推定食品調理時間について、測定単位による3計量の液体を彼/彼女が深鍋3に導入しなければならないことがわかる。当然、ルックアップテーブル10Aが、図示した3つの範囲の推定調理時間よりも多くの範囲、例えば、測定単位による1、2、3および4計量の液体にそれぞれ対応する4つの範囲の推定調理時間を表すことが十分に考えられる。
したがって、ルックアップテーブル10Aは、非常にわかりやすく使用しやすい図形による決定手段10を構成する。このルックアップテーブル10Aは、好都合なことに、図4に示すように、容器9に書き表されており、使用者が最適量の料理用液体2を深鍋3に導入するために容器9以外の追加の要素を必要としないようになっている。
しかし、本発明の範囲を逸脱することなく、決定手段10が、図形によるルックアップテーブルとは他の形であることが十分に考えられる。例えば、決定手段10は、代替的に、使用者がその作業圧力で推定調理時間を(例えば、キーボードまたは増減ボタンによる)入力できる(電子、および/または、コンピュータによる)自動処理ユニットからなるものでもよい。このような自動処理ユニットは、使用者により入力された時間値に応じて、深鍋3に導入する料理用液体2の測定単位による計量数を(例えば、画面のディスプレイを通じて)返す。
好都合なことに、図4乃至図7の実施例によれば、計量ユニット8を形成する容器9は、底部9Aを有し、底部9Aから、複数の小平面9B、9C、9Dで形成された側壁が立ち上がる。例えば、図4乃至図7、10および図11に示す実施例では、容器9が略平坦な、全体が三角形の底部9Aを有し(図4乃至7の実施例については、三角形の辺がわずかに湾曲している)、側壁も、好ましくは略透明な材料、例えばガラスまたはプラスチックで形成された3つの小平面9B、9C、9Dからなる略三角形の横断面を有する。
好都合なことに、ルックアップテーブル10Aは、複数の小平面のうちの1つの小平面9Bに(印刷、刻印等により)設けられる。2つの他の小平面9C、9Dもマークを有することができる。例えば、図4乃至7の実施例に示すように、各小平面9B、9C、9Dを、加圧調理器で通常行われる3つの調理モード(蒸気バスケット調理、浸漬調理、および焼き調理)の1つに割り当てることができる。したがって、バスケット調理に割り当てられた第1の小平面9Bは、使用者が見ることができるように、その外壁にルックアップテーブル10Aを備え、浸漬調理に割り当てられた隣接する第2の小平面9Cは、測定単位による1計量の米または豆類に対して測定単位による1計量の水を導入するように使用者を促すマーク17を備え、焼き調理に割り当てられた第3の小平面9Dも、例えば、1測定単位に対応する量の料理用液体を、調理する肉とともに導入することを使用者に気付かせるマーク18を含む。
しかし、図10および図11に示す実施例が好ましい。本実施例では、容器9のこのような小平面9Bの1つのみがマークを有し、好都合なことに、他の2つの小平面9C、9Dには何も書かず、使用者が理解しやすいようにする。容器9の理解および使用をさらに簡単にするために、好都合なことに、容器9が、図10および図11の変形例に対応する以下の一般的な概念に基づく。
−調理の2つの場合が考えられる:バスケット6を使用する場合(蒸気調理)とバスケットを使用しない場合(焼き調理)であり、これらのモードのそれぞれが、対応する絵文字23、24で示される。かなりの量の水を必要とする他の調理タイプ(スープ、野菜等)(バスケットを使用しない)については、使用者は、調理本または他の情報源を参照する。
−バスケットを使用しない調理(焼き調理)に対応する絵文字24は、例えば、調理する肉とともに、好ましくは1測定単位に対応する量の料理用液体を導入することを使用者に気付かせるマーク18に関連する。
−絵文字23は、以下の原理、すなわち、1桁の調理時間(1分から9分)については測定単位による2計量を導入し、2桁の調理時間(10分から15分)については測定単位による3計量を導入する必要があることに基づくルックアップテーブル10Aに関連する。
したがって、容器9は、使用者にとって非常に簡単で実用的な多機能調理器を構成し、これは、一方で空焚きの危険と他方で調理時間およびエネルギー消費との、最適な、または少なくとも抑えた妥協案を使用者に提供する。
好都合なことに、図示したように、本発明による調理器1は、容器9を使用しないときに容器9を収納するために挿入するように意図される区画室を備える。図1乃至図7の実施例によれば、この区画室は、好都合なことに、蓋4に位置する。例えば、調理器1が、蓋4に取り付けられたノブ19を備え、ノブ19内に、容器9を受け入れるようになっている区画室が設けられる。ノブ19は、好都合なことに、蓋4の外面中心から突出する。例えば、ノブ19は、使用者が蓋4を手でつかむために使用できるように構成される。このノブ19は、ジョー用のロック/アンロック制御手段5として機能することもでき、そのため押しボタンを受け、および/または、垂直軸の周りに回転可能に取り付けられて、異なる制御位置間で移動できるようになっている。したがって、特に図1および2に示す実施例では、ノブ19がキャビティを備え、キャビティの形状は、容器9の形状と実質的に相補的で、収納区画室を形成する前記キャビティに、容器9を垂直に挿入できるようになっている。
ノブ19に設けられた区画室の収納構成に挿入されるならば、底部9Aの外面のみが使用者に見え、使用者が容器9を区画室から容易に引き出せるようにする把持手段を構成する。この点において、側壁から側方に突出する底部9Aを設けて、一方で特に容器9を区画室から引き出すために使用者が容易に容器をつかむことができるようにし、他方でノブ19に設けられた区画室に容器9が挿入される場合、リミットストップを構成するようにした縁部20を形成することが有利である。加えて、側壁が複数の小平面9B、9C、9Dから形成された容器9を使用することにより、区画室内で容器9が誤って回転することを防ぐことができる点に注目されたい。勿論、調理器1の構成部分に設けられた、容器9を収納するための区画室の使用は、絶対に必須なものではない。例えば、単に調理器1の残りの部分とともに「一括で」提供される容器9が十分に考えられる。従い、使用者が容器9を希望の場所に収納しなければならない。調理器1に組み入れた他の収納システムも考えられる。したがって、図8および図9に示す実施例では、バスケット6および容器9(この場合には回転形状を有する)が、図9に示すように、容器9をバスケット6に取外し可能に固定するための相補的な固定手段を備える。
したがって、例えば、バスケット6の底部から立ち上がる中心柱21の形の固定穴を有するバスケット6に、容器9を任意にクリップ留めし、外すことができる。好都合なことに、図9に示すように、容器9をバスケット6に取外し可能に固定するための相補固定手段は、容器9を閉じ、かつ柱21の頂部にクリップ留めされるように構成されたプラグ22を備える。使用者は、これにより、予めプラグ22を取り外した容器9を水道水で容易に満たした後、再び容器9にプラグ22を差し込み、プラグ22により容器9を中心柱21にクリップ留めすることができる。好都合なことに、プラグ22に小さな孔を開けて、容器9に含まれる液体が、柱21の内側を通って深鍋3の方へ流れることができるようにする。これによりバスケット6と一体のサブセットを形成する容器9は、調理サイクルの間中、深鍋3内に留まることができる。より詳細な実施例では、中心柱21が、プラグ22を作動させるための装置を備えて、容器9に含まれる液体を、プラグ22に設けられたオリフィスを通して容器9から逃がすのを制御することができる。例えば、そのために、プラグ22が有する弁と協働する針を柱21に設けて、容器9がバスケット6に取外し可能に取り付けられ固定されるときに、針が前記弁を開くことにより、容器9に含まれる液体を放出するようになっている。
以上、図示した実施例に関連して、使用者が手で扱い、満たし、空にするように意図される独立した容器9からなる計量装置8について考えた。しかし、図示しない代替形態では、計量装置8が、例えばダクトおよびポンプを備える供給システムにより深鍋3に永久的または一時的に接続された付属タンクを有することが十分に考えられる。深鍋3へ料理用液体2の供給は、その後、ポンプを作動させることにより行われ、ポンプは所定量の料理用液体2を付属タンクから深鍋3へダクトを通して移す。さらに、本実施例は、使用者が食品圧力調理時間を入力できるようにするインタフェース22が調理器1に設けられる場合、改良することができる。当然、インタフェース22を使用して使用者が入力する時間は、この場合、計量装置8により、調理プロセスの開始前に深鍋3に導入する料理用液体2の量を分けるのに使用される、作業圧力で推定調理時間に対応する。この場合、計量装置8は、インタフェース22に接続されて、インタフェース22を使用して使用者が入力する調理時間に応じて所定量の料理用液体2を深鍋3に自動的に供給する。そのために、インタフェース22は、好都合なことに、処理手段、すなわち、
−作業圧力で食品調理時間に応じた液体の所定量を決定し、この液体の所定量は空焚きを避けるように予め決められ、
−予め決められた量の料理用液体をダクトを通して深鍋3に供給するようにポンプを制御する処理手段を備える。
そのように、本発明は、前述した説明による加圧調理器1のための計量装置8に関する。前述したように、計量装置8は、作業圧力で推定食品調理時間に応じて所定量の料理用液体2を深鍋3に導入することができるように構成される。そのために、前述したように、計量装置8は、好都合なことに、作業圧力で推定食品調理時間に応じて深鍋3に導入する料理用液体2の測定単位による計量数を決定するための手段を備え、この手段は、好ましくは前記決定手段10にある。
本発明は、また、一方では前述した説明による調理器1を備え、他方では調理器1を使用するレシピを表す情報媒体(図示せず)を備えたシステムに関し、前記情報媒体は、前記レシピの少なくとも1つについて、計量装置8により深鍋3に導入する料理用液体2の測定単位による計量数を示す。好ましくは、この計量数が、図5に示すような図形記号により情報媒体に示される。例えば、情報媒体により表されるバスク風チキンのレシピは、深鍋3に測定単位による2計量の水、測定単位による1計量の白ワイン、および1測定単位による1計量の鶏のスープストックを導入するように、使用者に指示することができ、各計量数は、前記図形記号の対応する数により示される。したがって、この有利な実施例では、計量装置8と情報媒体との間に非常に容易に識別できる視覚符号があり、使用者の作業をより容易にし、最適な結果が得られるようにする。好ましくは、情報媒体は、例えばレシピ本を形成する印刷媒体により構成される。したがって、この好ましい実施例では、本発明によるシステムが、深鍋3、蓋4、計量装置8、およびレシピ本を備える。好ましくは図形記号で表される料理用液体2の測定単位による計量数である整数は、好都合なことに、一方で計量装置8に表され、他方でレシピ本に表されて、システムのすべての構成要素間で直接的かつ直感的な関連を確立する。当然、レシピ本に示される液体の測定単位数は、当該レシピ本に示される(作業圧力で)加圧調理時間に対応している。
本発明はさらに、調理器1により実施可能な、料理用液体2の存在下で食品を加圧調理するための方法に関する。前記方法は、(i)食品を深鍋3に導入するステップと、(ii)料理用液体2を深鍋3に導入するステップと、(iii)食品を作業圧力と呼ばれる設定値で調理するステップとを含む。料理用液体を導入するステップ(ii)中に、調理器1に関して前述したように、計量装置8により、好ましくは前述した説明にしたがって、作業圧力で推定食品調理時間に応じて所定量の料理用液体2が深鍋3に導入される。言い換えると、ステップ(ii)は、好都合なことに、そのために設計された計量装置8により、ステップ(iii)の推定時間に応じて所定量の料理用液体2を深鍋3に導入することにある。
最後に、本発明は、非常に簡単かつ直感的な方法により、極めて低コストで優れたエネルギー性能を提供する。したがって、深鍋3に200mLの水を入れた加圧調理器が、(2000Wの出力に調節された)誘導板により、1分50秒予熱される(加圧調理器が作業圧力に到達するのに必要な加熱段階)。この時間は、先行技術で従来推奨された750mLの水の量については、他の点が等しい場合に、4分だった。計量装置8のような非常に簡単な用具を使用することにより、この場合、予熱専用のエネルギーを56%節約することができる。計量装置8をタイマー22(特に、作業圧力に到達したときに、熱出力を低下させ、プログラムされた圧力調理時間が経過したときに加熱源を切るように使用者を促すタイマー22)と組み合わせることにより、使用者は、予熱時間および対応するエネルギー消費を非常に簡単かつ直感的に最適化することができる。例えば、5分続ける必要のある緑豆の調理プロセスについて、計量装置8により分けられた1測定単位である200mLの液体を使用することにより、以前推奨されていた750mLの水を使用する同様の調理の略2倍の速さ、かつ2倍のエネルギー節約の調理プロセスが得られる。
本発明は、調理器の設計、製造、および使用における産業上の適用を見出している。

Claims (16)

  1. 一方では、少なくとも食品および料理用液体(2)を受け入れるようになっている深鍋(3)と、他方では、作業圧力と呼ばれる設定値に該深鍋(3)内の圧力を維持するための調整器とを含む、該料理用液体(2)の存在下における加圧調理器(1)であって、
    前記作業圧力で推定食品調理時間に依存する所定量の料理用液体(2)を前記深鍋(3)に導入するための計量装置(8)をさらに含むことを特徴とする調理器(1)。
  2. 前記計量装置(8)が、前記深鍋(3)とは別個の容器(9)を含むことを特徴とする請求項1に記載の調理器(1)。
  3. 前記容器(9)が、使用者が手作業でつかんで取り扱われるようになっていることを特徴とする請求項2に記載の調理器(1)。
  4. 前記容器(9)は、液体の測定単位に対応する所定の容量を有し、前記計量装置(8)が、前記作業圧力で推定食品調理時間に応じた前記深鍋(3)に導入される料理用液体(2)の計量回数を決定するための手段(10)をさらに含むことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の調理器(1)。
  5. 前記決定手段(10)は、料理用液体(2)の測定回数の整数(11、12、13)と前記作業圧力で推定食品調理時間の範囲(14、15、16)との間の対応を示すルックアップテーブル(10A)からなることを特徴とする請求項4に記載の調理器(1)。
  6. 前記ルックアップテーブル(10A)は、前記容器(9)に書き表されることを特徴とする請求項5に記載の調理器(1)。
  7. 前記容器(9)が使用されない場合、前記容器(9)が収納されるように挿入されるようになっている区画室をさらに含むことを特徴とする請求項2乃至請求項6のうちのいずれかに記載の調理器(1)。
  8. 前記深鍋(3)に配置されるようになっている蓋(4)をさらに含み、前記区画室が、前記蓋(4)に設置されることを特徴とする請求項1乃至請求項7のうちのいずれかに記載の調理器(1)。
  9. 前記蓋(4)に取り付けられ、前記区画室が設けられるノブ(19)をさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の調理器(1)。
  10. 前記深鍋(3)内に配置されて前記食品を受け入れるようになっているバスケット(6)をさらに含み、前記バスケット(6)および前記容器(9)が、前記容器(9)を前記バスケット(6)に取外し可能に固定するための相補形固定手段を含むことを特徴とする請求項2乃至請求項9のうちのいずれかに記載の調理器(1)。
  11. 前記容器(9)が、複数の小平面(9B、9C、9D)で形成される側壁が立ち上がる底部(9A)を有することを特徴とする請求項2乃至請求項10のうちのいずれかに記載の調理器(1)。
  12. 使用者が前記作業圧力で食品調理時間を入力できるインタフェース(22)をさらに含むことを特徴とする請求項1乃至請求項11のうちのいずれかに記載の調理器(1)。
  13. 前記計量装置(8)が、前記インタフェース(22)を使用して前記使用者により入力された前記調理時間に依存する所定量の料理用液体(2)を前記深鍋(3)に自動的に供給するように、前記インタフェース(22)に接続されることを特徴とする請求項12に記載の調理器(1)。
  14. 一方では、少なくとも食品および料理用液体(2)を受け入れるようになっている深鍋(3)と、他方では、作業圧力と呼ばれる設定値で前記深鍋(3)内の圧力を維持するための調整器と、を含む前記料理用液体(2)の存在下における前記加圧調理器(1)用の測定装置(8)であって、
    前記作業圧力で推定食品調理時間に依存する所定量の料理用液体(2)を前記深鍋(3)に導入することができることを特徴とする計量装置(8)。
  15. 一方では、請求項4乃至請求項6のうちのいずれかに記載の調理器(1)と、他方では、前記調理器(1)を使用する調理レシピを表す情報媒体とを含むシステムであって、
    前記情報媒体が、前記レシピの少なくとも1つについて、前記深鍋(3)に導入される料理用液体(2)の測定回数を示すシステム。
  16. 調理される食品を深鍋(3)に導入し、料理用液体(2)を前記深鍋(3)に導入し、作業圧力と呼ばれる設定値で前記食品を調理することを含む、前記料理用液体(2)の存在下における加圧調理方法であって、
    前記料理用液体(2)の導入中、計量装置(8)により、前記作業圧力で推定食品調理時間に依存した所定量の料理用液体(2)が、前記深鍋(3)に導入されることを特徴とする方法。
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