JP2013521057A - 洗濯機の抽出器及び方法 - Google Patents

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エイチ． ポイ，ラッセル
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Abstract

【解決手段】 繊維物品を洗濯する方法であって、繊維物品及び洗浄液を収容するリザーバを有する洗濯機抽出器を準備する工程を有している、洗浄液は、ポンプ作用により、リザーバから洗濯機抽出器の内部に送給される。洗浄液の重さと、繊維物品及び吸収された水の合計重さとの比は、約４対１である。流体は、所定の時間長さ内に、繊維物品１ポンド(０．４５ｋｇ)あたり、約０．５〜２ガロン(２〜８リットル)の流量のパルス流れとして、繊維物品に送給される。洗浄用化学剤が洗濯機抽出器に加えられる。水は、所定の時間長さ内に、繊維物品１ポンド(０．４５ｋｇ)あたり、約０．３５〜０．６ガロン(１．３３〜２．３リットル)の割合で洗濯機抽出器内部に送給される。
【選択図】 図１

Description

＜発明者＞
ポイ，ラッセル エイチ．米国国民：米国 ７０１１３ ルイジアナ，ニュー オーリンズ，バロン ストリート ６０１，ナンバー ３ビー。
＜譲受人＞
ペレリン ミルナー コーポレイション、ルイジアナ州法人：米国 ７００６３ ルイジアナ，ケナー，ジャクソン ストリート ７００，ピー．オー．ボックス ４００
＜関連出願の記載＞
２０１０年３月１日に出願した米国仮特許出願第６１／３０９，２９４号は、引用を以て本明細書に組み込まれ、その優先権をここで主張する。
＜連邦政府による資金提供を受けた研究開発の記載＞
なし
＜マイクロフィッシュ添付＞
なし。
＜発明の背景＞
本発明は洗濯機の抽出器に関し、より具体的には、高速オーバーフローすすぎを用いて、従来洗濯機の抽出機に必須の充填工程及び排水工程の大部分又は全部を省略できるように改良された洗濯機の抽出器に関する。さらに具体的には、本発明は、高速の水を用いて、洗濯する繊維物品の中及び洗浄液に懸濁した汚れに作用する水圧を増大させることで、必要なすすぎ水の量を少なくすることができる。
従来よりリネン(linen)の洗浄とすすぎでは、充填工程と排水工程とが連続的に行われる。従来の洗浄法では、リネンの汚れ程度にもよるが典型的には６〜１５の工程を有している。
洗浄液とすすぎ液の排出が各工程で行われるため、水の使用量は、処理するリネン１ポンド(０．４５ｋｇ)につき、２〜４ガロン(８〜１５リットル)を要するのが一般的である。
本発明の目的は、改良された洗濯機抽出器(washer extractors)を提供することである。本発明は、高速オーバーフローすすぎを用いることにより、充填(fill)工程及び排水(drain)工程を、全部ではないにしても大部分をなくすことができる。高速の水は、洗濯する繊維物品(fabric articles)の中及び洗浄液(wash liquor)に懸濁した汚れに作用する水圧を増大させるので、すすぎ水の必要量を少なくすることができる。
本発明のシステムにおける典型的な水の使用量は、処理するリネン１ポンド(０．４５ｋｇ)につき、約１〜２ガロン(４〜８リットル)である。
本発明の特徴、目的及び利点の更なる理解のために、添付図面の引用符号を参照して以下に詳細に説明する。なお、同じ要素については、同じ引用番号を付している。
図１は、本発明の装置の望ましい実施例の概略図である。
図１は、本発明の装置の望ましい実施例を示しており、全体を符号(10)で示している。洗濯機の抽出器装置(10)は、機械(11)を具えており、該機械は、例えばドラム、抽出器の形態であるが、リネン等の繊維物品を洗浄することができ、及び／又は前記リネン等の繊維物品から水を抽出することができる機械であれば他のどんな機械でもよい。
機械又はドラム(11)にはドラム内部(12)がある。タンク(13)は、新鮮な冷水と新鮮な温水とを混合するのに用いられることができる。温水と冷水の混合物は、ポンプ吸引されて機械(11)の内部(12)に入れられる。タンク(13)のタンク内部(14)では、温水源と冷水源とが混合され、選択された温度を有する流体が得られる。タンク(13)からの排出は、バルブ(22)及び流れライン(21)を用いて行なうことができる。第１の流入流れライン(15)を通じて、新鮮な冷水がタンク(13)の内部(14)に加えられる。第１の流入流れライン(15)にはバルブ(16)が配備されることができる。流れライン(15)は新鮮な冷水源(17)に繋がっている。
第２の流入流れライン(18)にもバルブ(19)が配備されることができる。流れライン(18)は、新鮮な温水源(20)に繋がっている。本発明の方法の一部として、バルブ(16)(19)により、タンク(13)内部(14)の水量が選択された温度に調節される。タンク(13)内部(14)の水は、流れライン(23)を通じてポンプ(24)へ送られる。望ましい実施例において、機械(11)には、好ましくは約１２０°Ｆ(４９℃)の温度の水が入れられている。
機械(11)内部(12)には、洗濯される繊維物品(例えば、リネン製品等)が入れられている。タンク(13)内の水は、流れライン(23)を通じて機械(11)内部(12)に送られ、機械(11)内部(12)では、洗浄液の比が、繊維物品又はリネンと吸収された水との合計１ポンド(０．４５ｋｇ)あたり約４ポンド(１．８ｋｇ)である。本発明の方法の一部として、アルカリを、機械(11)内部(12)内の水とリネン又は繊維物品との混合物に加えることができる。
次に、水は、すすぎ工程の最後の６０秒間、入口ノズル又は入口オリフィス(44)を通じて、１ポンド(０．４５ｋｇ)あたり約０．５〜２．０ガロン(１．９〜７．６リットル)の流量のパルス流れとして、内部(12)へ送られる(図１の矢印(25)を参照)。本発明の第２工程として、化学剤源(27)の中から選択された化学剤が、水と繊維物品の混合物に加えられる(図１の矢印(26)を参照)。例えば、洗剤及び／又はアルカリを、タンク(11)内の水と繊維物品との混合物に加えることもできる。
ポンプ(24)は、約２分間で、リネン１ポンド(０．４５ｋｇ)につき、約０．３５〜０．６ガロン(１．３３〜２．３リットル)の水を送給する。酸性溶液を機械(11)の内部(12)へ加えることもできる。水は、ノズル又はオリフィス(44)を通じて、パルス流れとして内部(12)へ送られ(図１の矢印(25)を参照)、過剰の水は、出口又は堰(43)を通じて内部(11)からオーバーフローすることができる。通常の流体レベルは、図１の破線(45)により模式的に示されている。オーバーフロー用排水流れライン(28)を通じて排出された水は、開口バルブ(29)を通ってティー継手(30)へ流れる。オーバーフローした液体は、矢印(35)で示されるように下水道へ排出されるか、又は矢印(32)で示されるようにタンク(13)に回収される。流れライン(28)から流体を回収するには、排水ライン(28)のバルブ(34)が閉じられ、バルブ(31)が開かれる。
液体は、次に、機械(11)から流れライン(36)を経て抽出される。この抽出は、バルブ(39)又は(42)のどちらか一方を開き、他方を閉じることによって行われる。流れライン(36)とバルブ(42)は、この抽出された液体を回収するのに用いられる。抽出された液体を回収するには、バルブ(39)が閉じられ、バルブ(42)が開かれる。
図１の矢印(37)は、抽出された液体がタンク(13)に戻されて回収されることを示している。抽出された液体が下水道へ排出される場合は、バルブ(42)が閉じられ、バルブ(39)が開かれる。抽出された流体は次に、図１の矢印(41)に示されるように、バルブ(39)及び排水流れライン(40)を経て、下水道へ排出される。ティー継手(38)には、図１に示されるように、流れライン(36)及び(40)が接続される。ティー継手(38)は、排水ライン(40)に連通しており、選択されたあらゆる流体が、図１の矢印(41)に示されるように下水道へ排出される。
本発明で用いられるのに適した部品及び材料のリストを以下に示す。
(10) パルス流れ式洗濯機抽出器装置
(11) 機械／ドラム
(12) ドラム内部
(13) タンク
(14) タンク内部
(15) 第１の流入流れライン
(16) バルブ
(17) 新鮮な冷水源
(18) 第２の流入流れライン
(19) バルブ
(20) 新鮮な温水源
(21) 排水ライン
(22) バルブ
(23) 排水流れライン
(24) ポンプ
(25) 矢印
(26) 矢印
(27) 化学剤源
(28) オーバーフロー排水流れ源
(29) バルブ
(30) ティー継手
(31) バルブ
(32) 矢印
(33) 排水ライン
(34) バルブ
(35) 矢印
(36) 回収流れライン
(37) 矢印
(38) ティー継手
(39) バルブ
(40) 排水流れライン
(41) 矢印
(42) バルブ
(43) 出口／堰
(44) 入口開口／オリフィス／ノズル
(45) 破線／流体レベル
ここに記載した全ての測定値は、特に指定しない限り、地球海面での標準の温度及び圧力におけるものである。人間に用いられるか又は用いられることが企図される全ての材料は、特に指定しない限り、生体適合性である。
前述の実施例は例示としてのみ提供されるもので、本発明の範囲は、以下の特許請求の範囲によってのみ制限される。

Claims (30)

  1. 繊維物品を洗濯する方法であって、
    ａ）洗浄液のリザーバを準備する工程、
    ｂ）繊維物品を収容する内部を有する洗濯機抽出器を準備する工程、
    ｃ）洗濯される繊維物品を、洗濯機抽出器の内部に入れる工程、
    ｄ）前記洗浄液を、ポンプ作用により、リザーバから洗濯機抽出器の内部に送給する工程、
    ｅ）洗浄用化学剤を洗濯機抽出器に加える工程、
    ｆ）所定の時間内に、すすぎ水を、前記繊維物品１ポンド(０．４５ｋｇ)あたり、約０．３５〜０．６ガロン(１．３３〜２．３リットル)の割合で洗濯機抽出器内部に送給する工程、及び
    ｇ）工程ｆの後、洗濯機抽出器から液体を抽出する工程、
    を有している、繊維物品洗濯方法。
  2. 工程ｅの洗浄用化学剤の１つはアルカリである請求項１の繊維物品洗濯方法。
  3. 工程ｅの洗浄用化学剤の１つは洗剤である請求項１の繊維物品洗濯方法。
  4. 工程ｅの洗浄用化学剤の１つは酸性溶液である請求項１の繊維物品洗濯方法。
  5. 水の使用量は、処理する繊維物品１ポンド(０．４５ｋｇ)あたり、１〜２ガロン(４〜８リットル)である請求項１の繊維物品洗濯方法。
  6. 工程ｄの水温は、１００°Ｆ(３８℃)を超える温度である請求項１の繊維物品洗濯方法。
  7. 工程ｄの水温は、１２０°Ｆ(４９℃)を超える温度である請求項１の繊維物品洗濯方法。
  8. 工程ｆの時間の長さは約１分間である請求項１の繊維物品洗濯方法。
  9. 工程ｆの時間の長さは約２分間である請求項１の繊維物品洗濯方法。
  10. 洗浄液の重さと繊維物品の重さの比は、吸収された水を加えると、約４対１である請求項１の繊維物品洗濯方法。
  11. ａ）洗浄液の中に洗濯される繊維物品を収容する洗濯機抽出器であって、洗濯機抽出器内部を有する洗濯機抽出器と、
    ｂ）前記洗濯機抽出器に連繋され、前記洗浄液を、洗濯機抽出器に移送することができる流れラインを有するリザーバと、
    ｃ）所定の時間内で、すすぎ用流体を、前記繊維物品１ポンド(０．４５ｋｇ)あたり、約０．５〜２．０ガロン(２〜８リットル)の割合で前記繊維物品に送給することができるポンプと、
    ｄ）前記ポンプは、所定の時間長さ内で、水を、前記繊維物品１ポンド(０．４５ｋｇ)あたり、約０．３５〜０．６ガロン(１．３３〜２．３リットル)の割合で前記洗濯機抽出器に送給する能力を有し、
    ｅ）前記洗濯機抽出器から液体を抽出させることができる流れラインと、
    を具えている、洗濯機抽出器装置。
  12. 化学剤を、洗濯機抽出器内部に加えるための流れラインをさらに具えている請求項１１の洗濯機抽出器装置。
  13. 水の使用量は、洗浄され流体抽出された繊維物品１ポンド(０．４５ｋｇ)あたり、約１〜２ガロン(４〜８リットル)である請求項１１の洗濯機抽出器装置。
  14. 繊維物品を洗濯する方法であって、
    ａ）洗浄液のリザーバを準備する工程、
    ｂ）繊維物品を収容する内部を有する洗濯機抽出器を準備する工程、
    ｃ）洗濯される繊維物品を、洗濯機抽出器の内部に入れる工程
    ｄ）前記洗浄液を、ポンプ作用により、前記リザーバから洗濯機抽出器の内部に送給する工程であって、前記洗濯機抽出器内部は液体上表面を有しており、
    ｅ）前記液体上表面の液面を堰で制御して、過剰な水を洗濯機抽出器内部から排出する工程であって、前記堰は流出用堰を有しており、
    ｆ）洗浄用化学剤を洗濯機抽出器に加える工程、
    ｇ）所定の時間内に、すすぎ水を、前記繊維物品１ポンド(０．４５ｋｇ)あたり、約０．３５〜０．６ガロン(１．３３〜２．３リットル)の割合で洗濯機抽出器内部に送給する工程、及び
    ｈ）工程ｆで加えられた過剰の液体は堰を経て排出され、工程ｆの後、洗濯機抽出器から液体を抽出する工程、
    を有している、繊維物品洗濯方法。
  15. 工程ｆの洗浄用化学剤の１つはアルカリである請求項１４の繊維物品洗濯方法。
  16. 工程ｆの洗浄用化学剤の１つは洗剤である請求項１４の繊維物品洗濯方法。
  17. 工程ｆの洗浄用化学剤の１つは酸性溶液である請求項１４の繊維物品洗濯方法。
  18. 水の使用量は、処理する繊維物品１ポンド(０．４５ｋｇ)あたり、１〜２ガロン(４〜８リットル)である請求項１４の繊維物品洗濯方法。
  19. 工程ｄの水温は、１００°Ｆ(３８℃)を超える温度である請求項１４の繊維物品洗濯方法。
  20. 工程ｄの水温は、１２０°Ｆ(４９℃)を超える温度である請求項１４の繊維物品洗濯方法。
  21. 工程ｇの時間の長さは約１分間である請求項１４の繊維物品洗濯方法。
  22. 工程ｇの時間の長さは約２分間である請求項１の繊維物品洗濯方法。
  23. 洗浄液の重さと繊維物品の重さの比は、吸収された水を加えると、約４対１である請求項１４の繊維物品洗濯方法。
  24. 工程ｇの抽出された液体は、工程ａのリザーバに送られる請求項１の繊維物品洗濯方法。
  25. 抽出された液体をリザーバに送ることができる流れラインをさらに具えている請求項１１の洗濯機抽出器装置。
  26. 工程ｈで抽出された液体は、工程ａのリザーバに送られる洗濯機１４の繊維物品洗濯方法。
  27. 工程ｇの抽出された液体の少なくとも一部は再循環されて、工程ｇのすすぎ水の少なくとも一部を構成する請求項１の繊維物品洗濯方法。
  28. 洗濯機抽出器をリザーバに接続する再循環流れラインをさらに具えており、前記再循環流れラインは、抽出された液体の少なくとも一部をリザーバに送ることができ、抽出された液体の少なくとも一部がすすぎ水の一部となる、請求項１１の洗濯機抽出器装置。
  29. 工程ｇの抽出された液体の少なくとも一部は再循環されて、工程ｇのすすぎ水の少なくとも一部を構成する請求項１４の繊維物品洗濯方法。
  30. 前記流出用堰の全部又は一部を前記リザーバに連通させる再循環流れラインをさらに具えている請求項１１の洗濯機抽出器装置。
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