JP2013520216A5

JP2013520216A5 -

Info

Publication number: JP2013520216A5
Application number: JP2012553350A
Authority: JP
Filing date: 2011-02-22
Publication date: 2014-04-03
Anticipated expiration: 2031-02-22

Claims

脳疾患、特に脳腫瘍、の治療装置であって、
当該装置は、患者の頭蓋骨（１）に施された穿頭孔（３）に埋め込まれる、少なくとも１つのＭＲＩ対応（MRI compatible）の非強磁性材料製埋め込み型ジェネレータ（２）を備え、前記埋め込み型ジェネレータ（４）は、
− 周壁（１０）によってともに接続された上壁（８）および下壁（９）を少なくとも有するケーシング（７）と、
− 前記ケーシング（７）内に設置され、前記下壁（９）を通して脳（２）内に超音波を放射することによって脳疾患の治療を行う、超音波発生治療デバイス（１１）と、
− 前記頭蓋骨内に前記埋め込み型ケーシングを固定するための手段（５、１２、１２’）と、を備え、
前記装置は、
− 前記埋め込み型ジェネレータ（４）の前記治療デバイス（１１）に電力を供給し、その動作パラメータを設定および制御するパワーコントローラ（ＰｗＣ）と、
− 前記パワーコントローラと前記埋め込み型ジェネレータの前記治療デバイスとを接続する接続手段（６）と、をさらに備えることを特徴とする装置。
前記パワーコントローラ（ＰｗＣ）は、２００ｋＨｚと１０ＭＨｚとの間、好ましくは１ＭＨｚの放射周波数で超音波を放射する治療デバイス（１１）に適合されていることを特徴とする、請求項１に記載の脳疾患の治療装置。
前記治療デバイス（１１）は、少なくとも１つの超音波トランスデューサ（１３、１７）を備えることを特徴とする、請求項１または２に記載の脳疾患の治療装置。
当該装置は、脳内の超音波の伝播を狙った領域または位置に向けるビーム操舵素子を備えることを特徴とする、請求項１〜３に記載の脳疾患の治療装置。
前記ビーム操舵素子は、前記パワーコントローラ（ＰｗＣ）および／または前記治療デバイス（１１）に実装された位相差誘導電子部品を備えることを特徴とする、請求項４に記載の脳疾患の治療装置。
前記ビーム操舵素子は、前記治療デバイス（１１）の前記超音波トランスデューサ（１３、１７）と一体化または連携されていることを特徴とする、請求項４または５に記載の脳疾患の治療装置。
前記治療デバイス（１１）は、少なくとも１つの発光体、好ましくは、少なくとも１つのレーザーエレクトロルミネセントダイオードを備えることを特徴とする、請求項１〜６のいずれかに記載の脳疾患の治療装置。
前記ケーシング（７）の前記下壁（９）は、超音波および／または光波の透過性を有することを特徴とする、請求項１〜７のうちの１項に記載の脳疾患の治療装置。
前記埋め込み型ケーシングの前記下壁（９）は、前記脳内に放射する超音波のための、少なくとも１つのレンズアセンブリ（２３）を含むかまたは規定することを特徴とする、請求項１〜８のうちの１項に記載の脳疾患の治療装置。
前記少なくとも１つのレンズアセンブリ（２３）は、有利には、前記脳（２）内への前記超音波および／または光波の焦点距離の調節を可能にするために、前記ケーシングの縦軸（ＸーＸ’）に関して変位可能であることを特徴とする、請求項９に記載の脳疾患の治療装置。
前記ケーシングの前記下壁（９）は、前記脳内への超音波の伝播のための、前記頭蓋骨内の前記脳（２）または硬膜との連続的なインタフェースをもたらすように、厚さが可変な軟質材料（２４）で覆われた外面を備えることを特徴とする、請求項１〜１０のうちの１項に記載の脳疾患の治療装置。
当該装置は、前記脳（２）によって反射された超音波を受信して分析するための検出素子をさらに備えることを特徴とする、請求項１〜１１のうちの１項に記載の脳疾患の治療装置。
前記検出素子は、前記反射された超音波から生じた電気信号を処理するための前記パワーコントローラ（ＰｗＣ）に接続された超音波トランスデューサ（１７）を備えることを特徴とする、請求項１２に記載の脳疾患の治療装置。
前記埋め込み型ジェネレータ（４）は、接続手段（６）に適合し、前記パワーコントローラ（ＰｗＣ）と前記治療デバイス（１１）との間の接続を確保する接続プラグ（１５）を備えることを特徴とする、請求項１〜１３のうちの１項に記載の脳疾患の治療装置。
前記接続プラグ（１５）は、前記埋め込み型ジェネレータ（４）の前記ケーシング（７）の前記上壁（８）内に保持された経皮プラグであり、患者の皮膚との接触を防ぐ絶縁コーティーングを備え、
前記接続手段（６）は、患者の皮膚を通して前記接続プラグ（１５）に差し込まれるのに適した経皮針（１９）を備え、前記経皮針は、前記接続プラグを通して前記治療デバイスのコネクタに接触するための先端（２２）以外は絶縁材料（２１）でコーティングされることを特徴とする、請求項１４に記載の脳疾患の治療装置。
前記パワーコントローラ（ＰｗＣ）および前記接続手段は、前記ケーシング（７）内に実装され、前記パワーコントローラは、超音波通信手段のような無線プログラマブル手段を備えることを特徴とする、請求項１〜１５に記載の脳疾患の治療装置。
当該装置は、前記無線プログラマブル手段をプログラミングおよび設定するための経皮無線リモートコントロールを備えることを特徴とする、請求項１６に記載の脳疾患の治療装置。
当該装置は、前記治療デバイス（１１）を制御および設定するマルチプレックス手段をさらに備えることを特徴とする、請求項１〜１７のうちの１項に記載の脳疾患の治療装置。
前記ケーシング（７）は、絶縁材料から作製されることを特徴とする、請求項１〜１８のうちの１項に記載の脳疾患の治療装置。
前記固定手段は、前記ケーシングの前記上壁のエッジ上に形成されたタブ（１２）を備え、前記タブは、アンカーネジ（５）を受けるためのネジ穴を備えることを特徴とする、請求項１〜１９のうちの１項に記載の脳疾患の治療装置。
前記固定手段は、前記ケーシングの前記周壁の外面に、前記ケーシングを前記頭蓋骨の穿頭孔に手でねじこむためのネジ（１２’）を備えることを特徴とする、請求項１〜２０のうちの１項に記載の脳疾患の治療装置。