JP2013517532A - 光ケーブル用のパイプを硬い基盤の中に入れる方法と装置 - Google Patents

光ケーブル用のパイプを硬い基盤の中に入れる方法と装置 Download PDF

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Abstract

本発明は、装置の助けを借りて少なくとも1本の光ケーブル用の少なくとも一本のパイプを路床の中に入れるため、少なくとも一つの溝を路床の中に回転掘削または掘削によって形成した後、少なくとも一本のパイプを少なくとも一つの溝の中に挿入するための方法と装置において、少なくとも一つの溝の少なくとも一つの側壁に、充填材料を支持するため、またはその溝に合わせて形成されたパイプを支持するための段を設け、少なくとも一本のパイプを配設した後、各溝に残っている可能性のある残部を充填材料で満たすことを特徴とする方法と装置に関する。少なくとも一つの溝の両方の側壁に支持段を設け、その結果として溝が実質的にT字形の断面となるようにすることが好ましい。

Description

本発明は、装置の助けを借りて少なくとも一本の光ケーブル用の少なくとも一本のパイプを路床の中に入れる方法に関するものであり、この方法では、少なくとも一つの溝が路床の中に回転掘削または掘削によって形成され、少なくとも一本のパイプがその少なくとも一つの溝の中に挿入される。
本発明はさらに、少なくとも一本の光ケーブル用の少なくとも一本のパイプを路床の中に入れるため、路床に少なくとも一本の溝を回転掘削または掘削によって形成するための回転掘削用又は掘削用器械と、配設する少なくとも一本のパイプが表面に巻き付けられた少なくとも一つのドラムとを備える装置に関する。
今日、世界中の多くの家庭が、電話、テレビ、コンピュータの信号を伝送するための対応するデータ網に銅ケーブルを通じて接続されている。さまざまな情報サービスのさまざまな通信網がすでに少しずつ銅線からガラス・ファイバー・ケーブルに切り換えられてきており、そうすることでデータ伝送速度をかなり大きくすることが可能になっているが、末端消費者のレベルでの銅線からガラス・ファイバー・ケーブルへの切り換えはまだ遅れている。例えばケーブル・チューブからワイヤを溝なしで除去するという特許文献1に記載されている革新的な方法の結果として、今や末端消費者に対するラインを改良することが手頃な費用でできるようになっている。埋設ケーブルの銅チューブから銅線をなくして光ケーブルを収容するのであれば、家庭は、銅ケーブルの除去と光ケーブルへの切り換えの間は個々の通信網から切り離されることになろう。そのような状況は現在のところ受け入れられないと考えられるため、少なくともその間は代わりのデータ接続器械を提供する必要がある。
無線システムが、データ接続の橋渡しのために用いられており、それを通じて末端消費者は望む通信網に接続する。しかし対応する送信機と受信機のための出費はかなり大きい。対応する諸部品にバッテリーを通じて電気エネルギーを供給したり、盗まれないよううまく保護したりする必要もある。
これに代わる方法としてバイパス・データ線を設置すると、データ線を改善している間はそのバイパス・データ線を通じて末端消費者を対応する通信網に接続することができる。自由に走るデータ線そのものは迅速かつ容易に配設できるが、気候の影響を受けやすかったり破壊されやすかったりするためにうまくいかないことがわかっている。埋設ケーブルを配設するための出費のほうもやはり非常に大きく、経済的に続かないことがしばしばある。
こうした理由で、光ケーブルを路床の中に迅速かつ低コストで入れるための方法と装置がすでに開発されている。例えば特許文献2には、少なくとも一本の光ケーブルを路床の中に入れる方法が記載されており、この方法によって配設費用を減らすことができる。
特許文献3には、路床の中に光ケーブルを配設するためのそのような方法が記載されている。
特許文献4は、地中に排水パイプを配設する方法に関するものであり、パイプの損傷を保護する器械は取られていない。
特許文献5は、路床の中に光ケーブル用のチューブを配設する方法に関するものであり、ここではチューブは圧縮可能な材料からなるジャケットで保護されている。
最後に特許文献6には、一般的な溝を構成するための普遍的に適用できる装置が開示されている。
公知の配設法では、路床の中に溝が通常は回転掘削または掘削によって設けられた後、少なくとも一本の光ケーブル、またはその少なくとも一本の光ケーブルを収容するためのパイプが溝の中に挿入され、対応する充填材料(例えばアスファルト)が、光ケーブルまたはその光ケーブルを収容したパイプの上から溝の中に注がれて硬化される。こうした配設法は、埋設ケーブルを配設するための従来法と比べて迅速かつ安価に実施できるが、それでも比較的大きな費用がかかる。また、光ケーブルまたはパイプが溝の中に十分に保持されない結果として、充填材料が硬化する前にいくつかの場所で光ケーブルまたはパイプが溝から望ましくないことに顔を出す。その結果、光ケーブルの破損または破壊がいくらか起こり、したがってデータ線が中断される可能性がある。
溝を満たすのに熱いアスファルトを用いるとき、光ケーブル、またはその光ケーブルを取り囲むパイプがさらに損傷することがある。
公知の方法の別の1つの欠点は、路床の中に掘られる溝がしばしば深すぎるため、例えば路面が何カ所も切断され、その下に位置する緩んだ地面の中を光ケーブル用のパイプが保護されずに走って損傷を受ける可能性がある。それに加え、アスファルトの表面に切り込みを入れるとき、アスファルトの表面の一部が破損する可能性がある。すると時間をかけて補修せねばならないため、高価な作業ステップとなる。
欧州特許第1362398号明細書 欧州特許第0861455号明細書 欧州特許第1619767号明細書 欧州特許第0162623号明細書 米国特許出願公開第2004/165957号明細書 独国特許出願公開第3805344号明細書
そこで本発明の目的は、路床の中に少なくとも一本の光ケーブル用の少なくとも一本のパイプを特に一時的に入れるために上記のような方法と装置を提供することであり、そのような方法と装置により、上記の欠点を回避または低減しつつ迅速かつ簡単な配設が可能になる。特に、溝の中に挿入されるパイプ、またはその中に配設された光ケーブルを損傷から保護する必要がある。
方法に関しては、この目的は、少なくとも一つの溝の少なくとも一つの側壁に、充填材料を支持するため、または溝に合わせて形成されたパイプを支持するための段を設け、少なくとも一本のパイプを配設した後、各溝に残っている可能性のある残部に充填材料を満たすことによって解決される。溝の少なくとも一つの側壁に段が形成された結果として、溝に合わせて形成されたパイプまたは可能な充填材料のための支持部が形成され、そのことにより、路床の表面に作用する力をこの支持段でそらして路床の中に伝えることができるため、パイプの中に配設された光ケーブルを損傷させる可能性のある許容限度を超えた大きな力がパイプに作用することはない。段は溝の側壁に直角に配置する必要はなく、溝に対して任意の角度になっていてもよい。原則として、倒立した“L”の形状をした断面を持つ溝となるよう、溝の1つの側壁には支持段を1つだけ配置することができる。本発明の方法は、例えば埋設ケーブルを銅ケーブルから光ケーブルに切り換える作業を行なっている間、消費者による個々のデータ網または通信網への接続が中断されないようにするため、特に路床に光ケーブルをほんの一時的に入れるために利用される。同様に、本発明の方法を用いると、既存の銅ケーブル網と並列してさまざまな開発段階のための独立したガラスファイバー網(家庭へのFTTHファイバー、ビルへのFTTBファイバー、縁石へのFTTCファイバー)を構成することができる。この方法は、特に迅速に実現できるためにコスト効率がよく、しかも配設される光ケーブルを最適に保護する。そのため消費者への接続が危険にさらされることがない。この方法は、可能な任意の路床、特に道路や歩行路のアスファルト面やコンクリート面で利用できる。そうすることで消費者の各家庭からデータ網または通信網の可能な最も近い接続点への接続は、可能な限り最短経路でなされる。経路の中に交差する点が発生する場合には、例えば何カ所かでより深い溝にすることによって、または対応する接続器械を用意することによってそれを克服することができる。以下の説明では溝を1つだけ作り、光ケーブル用のパイプを一本だけ配設する最も単純なケースを仮定することがしばしばあるが、本発明の方法は、もちろん、平行であることが好ましい複数の溝を作る場合と、複数のパイプを各溝の中に配設する場合をカバーする。1つの溝に複数のパイプを配置する場合には、これらのパイプを共通するクラッドで取り囲むこと、または複数の光ケーブルを一本ずつ収容する複数のチャンネルを有する一部品からなるパイプを設けることも可能である。パイプとクラッドの両方とも中空の円筒の形態で存在できるが、光ケーブルを収容するための1つまたは複数のチャンネルを有する任意の他の断面にすることもできる。個々の溝が少なくとも一本のパイプによって完全に満たされていない場合には、各溝の残部に対応する充填材料を満たす。
本発明のさらに別の特徴によると、少なくとも一つの溝の両方の側壁に支持段を形成することができ、その結果として溝が実質的にT字形の断面になる。少なくとも一本のパイプを配設した後に溝に残っている可能性のある残部に硬化可能な充填材料を満たす場合、この硬化した充填材料は、対称に配置された2つの支持段の上に載るため、発生する可能性のある力をそらすことができる。硬化可能な充填材料は、硬化した状態で弾性変形可能にすることもできる。すると溝の内壁と充填材料の間にギャップが形成されることを回避できる。
それに加え、少なくとも一つの支持段では、各溝の少なくとも一つの側壁に追加の溝を回転掘削または掘削によって形成することができ、そうすることでパイプを収容する溝と少なくとも一つの追加の溝の間にウェブが形成される。このウェブにより、好ましくは両側に配置された支持段を有する溝の中のウェブと追加の溝の中のウェブの両方により、溝は、供給される可能性のある充填材料によって、または対応する形状のパイプにもよって水平方向に固定される。パイプを収容するための溝を路床の何カ所かに切り込む必要がある場合には、これらのウェブまたは肩部によってパイプを一体に保持することができる。すると溝の中に配設された少なくとの一本のパイプとその中に配設された光ケーブルがよりよく保護される。
少なくとも一つの溝は、幅60 mm以下で路床の中に回転掘削または掘削によって形成されることが望ましい。深さは、路床の状態とタイプに応じて例えば150 mmである。深さは、路床にできるだけ切り込みを入れなくてよいように選択する。その一方で、特にアスファルトの道路で使用する場合には、光ケーブルを損傷させることなく道路を掘削できるようにするため、深さがより深くなるように選択する。道路の作業者は、例えば80 mmといういわゆる重複部(すなわち路面とケーブルまたはクラッドの最上面の間の距離)を望むか要求する。溝が比較的小さな特定のサイズである結果として、回転掘削または掘削を比較的迅速に実行し、路床の何カ所かに貫通する切り込みを入れることを実質的に減らすことができる。
少なくとも一つの溝の中に配設された少なくとも一本のパイプと少なくとも一つの溝の側壁の間の摩擦を大きくすることで、その少なくとも一本のパイプがその少なくとも一つの溝から自発的に顔を出すのを阻止することが望ましい。少なくとも一つの溝の中に挿入された少なくとも一本のパイプと少なくとも一つの溝の側壁の間の摩擦を大きくするという本発明のこのさらなる操作により、溝に満たすことのできる充填材料を満たす前にパイプが溝から顔を出して損傷を受けることが阻止されるか難しくなる。パイプと溝の側壁の間の摩擦を大きくするにはさまざまな方法があり、それらについてこれから具体的に述べる。
本発明のさらに別の特徴によると、少なくとも一つの溝の中に少なくとも一本のパイプを配設した後、粒径が0.4〜1.5 mmの粒状材料など(粒状ゴム材料が好ましい)を少なくとも一つの溝の中に入れることで、その少なくとも一つの溝の中にその少なくとも一本のパイプを固定する。この操作により、少なくとも一本のパイプが少なくとも一つの溝から自発的に顔を出すことを簡単かつ効果的に阻止することができる。ここでは、パイプを溝の中に導入した直後に粒状材料をパイプの表面に散布することが好ましい。その結果として粒状材料は溝の側壁とパイプの外面の間のギャップに流入し、パイプはそのまま溝の中に固定される。原則として、不規則で角ばった形状をしていて対応する粒径が0.4〜1.5 mmの非常に多彩な粒状材料を粒状材料として使用することができる。粒状ゴム材料を用いることが特に適している。すると固有の弾性の結果としてパイプが溝の中によりよく固定される。しかし砂も粒状材料として用いることができる。粒状材料は着色してもよい。すると路床の掘削作業と回転掘削作業の間を通じて溝の中に配設された光ケーブルの位置を示すことができる。
パイプと溝の間の摩擦を大きくする別の方法または追加の方法は、パイプの外側の少なくとも一部に摩擦増大コーティングまたは摩擦増大要素を設けることによって、またはパイプの外側を粗くすることによって実現できる。摩擦増大コーティングは、例えば粒状材料などをパイプの外側の何カ所かに付着させることによって実現できる。例えばパイプの外側の何カ所かに接着剤を付け、その接着剤が硬化する前に砂または適切な構成の摩擦増大要素を散布することで、パイプを溝の中に配設した後にそのパイプがもはや溝から顔を出さないようにすることができる。
パイプを溝の中に配設する前に、外側に摩擦増大コーティングまたは摩擦増大要素を有するクラッドをパイプに設けたり、パイプを適度に粗くしたりすることも同様に可能である。摩擦増大コーティングまたは摩擦増大要素を有するクラッド、または粗くした外側は、適切なものをあらかじめ製造しておき、配設の直前に少なくとも一本のパイプの上に配置することができる。
少なくとも一つの溝の中に少なくとも一本のパイプを配設した後、カバー・ストリップをその少なくとも一つの溝の中に配設することができる。さまざまな構成にできるカバー・ストリップはパイプと可能な充填材料の間に仕切り壁を形成し、パイプとその中を走る光ケーブルを保護する。カバー・ストリップは例えば泡で構成できるため、パイプの外側に接して位置することができる。より硬い材料、特に鋼からなるカバー・ストリップは、やはりさまざまな輪郭を持つことができ、少なくとも一本のパイプまたはその中を走る光ケーブルを保護するのに適している。屋根形の輪郭をした鋼製カバーの輪郭も、例えば爪などの尖った物体によってパイプが傷つくのを効果的に阻止することができる。なぜなら尖った物体は、溝の中に入るときにそれるため、パイプと光ケーブルを尖った物体による損傷から保護できるからである。カバー・ストリップも複数の部分からなる構成にでき、例えば下側にあってパイプと向かい合う泡層と、上側にあって可能な充填材料と向かい合う金属層とを備えるようにすることが可能である。カバー・ストリップは、溝の中に少なくとも一本のパイプと同時に入れること、またはパイプを導入した後のあとからの作業ステップで入れることができる。
各溝に残っている可能性のある残部は、硬化可能な充填材料で満たすことができる。その充填材料は、生物分解性かつ水溶性の2成分接着剤であることが好ましい。硬化時間の後、溝の中の少なくとも一本のパイプは、溝から顔を出すことがさらに長期間にわたって阻止される。溝を満たすのに通常用いられるアスファルトではなく、より低温で硬化する2成分接着剤が特に適している。その結果、あらかじめ光ケーブルを取り付けておくことのできるパイプも熱負荷を受けない。必要な場合には、例えば暖かい空気流によって温度をわずかに上昇させることで硬化をある程度加速させることができる。
各溝に残っている可能性のある残部には、硬化可能な充填材料を用いる代わりに、弾性および/または固体性充填材料を満たすこともできる。その場合には、各溝の残部を弾性および/または固体性充填材料からなる適切なサイズのストリップで閉じる。この方法では、充填材料を溝の中に押し込んでその充填材料が溝の中に自動的に保持されるようにすること、または適切な接着剤によって充填材料を溝の残部に接着することができる。
上記の方法に代わる方法では、少なくとも一つの溝の中におそらくクラッドとともに導入される少なくとも一本のパイプの断面は、その少なくとも一つの溝の断面に対応する。その場合、溝は、導入される少なくとも一本のパイプによって完全に満たされる。その場合、パイプと充填材料は1つの部材にされる。したがって細長い材料が製造され、それは溝の断面に実質的に対応する断面を持ち、溝の中に配設される。パイプは、光ケーブルを収容するための1つまたは複数のチャンネルを持つことができ、例えばカバー・ストリップまたは保護材料も含むことができる。このようにして導入されるパイプは、対応する弾性を有するために溝の中に押し込むことができ、自発的にその中に保持される。
この方法の代わりに、またはこの方法に加えて、そのようなパイプをおそらくクラッドとともに溝の中に接着剤で固定することができる。その場合、この方法の代わりに、またはこの方法に加えて、可能な接着剤を、パイプを溝の中に配設する前、または溝の中に入れる前にそのパイプの表面に入れることができる。パイプを溝の中または溝の外側に、またはおそらくは家の壁に、または橋の柱などに固定するため、両面接着テープを、パイプの下側とおそらく側壁に、そしておそらくパイプの上側にも、工場で取り付けることもできる。
少なくとも一つの溝は、少なくとも一つの支持段とともに、直径が400 mm〜500 mmであることが好ましい少なくとも一つの円形鋸歯を用いて好ましくは湿式法で回転掘削または掘削によって形成されることが好ましい。溝の深さが例えば150 mmである場合には、切り込みプロセスの間は鋸歯の一部だけが路床の中にある。その結果、より小さな半径を持つ湾曲した輪郭の溝を作り出すことができる。例えば2 m以内の半径が可能である。この方法により、配設路に沿った障害(例えばマンホールの蓋など)を容易に回り込み、少なくとも一つの溝を、障害物の周囲にある対応するアーチ状の経路に配置することができる。1つの側部支持段を有する溝を作るか、両側に配置された支持段を有する溝を作るかに応じ、直径の異なる2つまたは3つの鋸歯を互いに隣接して配置することができる。その代わりに、対応する構成の溝を形成できる対応する構成の掘削器械を設けることができる。
少なくとも一つの溝を作った直後にその溝の中に少なくとも一本のパイプを配設できるようにするため、少なくとも一つの溝を回転掘削または掘削によって形成している間に除去される材料を吸引して除去することが好ましい。その結果、回転掘削プロセスまたは掘削プロセスの後に鋸のクリーンな切り口が実現される。
特に湿式法で少なくとも一つの溝を回転掘削または掘削によって形成するとき、少なくとも一本のパイプを配設する前にその溝を好ましくは暖かい加圧空気で乾燥させることが望ましい。それに対応する乾燥した溝も、あらゆる接着剤をよく保持することを保証する。モーター駆動による回転掘削用又は掘削用器械の排ガスは、溝を乾燥させるのに有効に利用できる。対応する空気ジェットを用いた乾燥と排ガスの取り出しは、空気供給ラインを取り出しラインとは反対側に配置する組み合わせにすることもできる。
溝を切り込む場合にケーブルが路床の中に位置していることを示すため、パイプを溝の中、またはそれに平行に設けられた追加の溝の中にいわゆる切断保護ファイバーとともに配設することができる。切断保護ファイバーは、回転掘削用又は掘削用器械のまわりに巻き付いてその器械をブロックするか、少なくとも保護すべきケーブルが路床の中に位置していることを示す。
本発明の目的は、上記の装置において、回転掘削用又は掘削用器械が、段を有する少なくとも一つの溝を回転掘削または掘削によって形成することで、充填材料を支持するか、溝の少なくとも一つの側壁にその溝に沿って形成されたパイプを支持する構成であり、この装置が、充填材料を各溝に残っている可能性のある残部に入れる器械をおそらく備える装置によっても実現される。このような装置は、比較的容易かつコスト効率よく製造することができる。そうすることで実現できる利点については、本発明による方法の特徴に関する上記の記述を参照されたい。
実質的にT字形の断面を有する溝を形成するため、回転掘削用又は掘削用器械は、各側壁にそれぞれ1つの支持段を有する少なくとも一つの溝を回転掘削または掘削によって形成する構成にすることができる。このような回転掘削用又は掘削用器械は、円形の1つの切断歯と、その両側に配置された直径がより小さい切断歯または鋸歯によって実現することができる。対応する掘削器械も可能である。
本発明のさらに別の特徴によると、回転掘削用又は掘削用器械は、溝の少なくとも一つの側壁にある支持段に追加の溝を回転掘削または掘削によって形成する構成である。このような回転掘削用又は掘削用器械は、5つの円形の切断歯または鋸歯によって実現することができる。その場合に中央の鋸歯は直径が最大であり、その両側に配置された鋸歯は直径が最小であり、最も外側の鋸歯は直径が最大の鋸歯と最小の鋸歯の中間である。
回転掘削用又は掘削用器械は、路床の中に幅が60 mm以下の少なくとも一つの溝を回転掘削または掘削によって形成する構成であることが望ましい。溝の深さは個々の状況に合わせる。すでに述べたように、比較的小さなサイズのこのような溝は比較的迅速かつ簡単に製造することができる。
少なくとも一本のパイプと少なくとも一つの溝の側壁の間の摩擦を増大させる器械が設けられていて、少なくとも一本のパイプが少なくとも一つの溝から自発的に顔を出すのを阻止できることが望ましい。
少なくとも一本のパイプと少なくとも一つの溝の側壁の間の摩擦を増大させる器械は、粒状材料などのための容器に接続された計量器械によって形成できる。そのため少なくとも一本のパイプを配設した後、粒径が0.4〜1.5 mmの粒状材料など(ゴム粒子が好ましいが、例えば砂でもよい)を少なくとも一つの溝の中に入れることができる。対応する容器とそれに関連する計量器械は、重力を利用して比較的容易に形成することができる。もちろん、粒状材料を能動的に運搬する器械(例えば対応する圧縮空気装置)も設けることができる。
少なくとも一本のパイプと少なくとも一つの溝の側壁の間の摩擦を増大させる器械は、その少なくとも一本のパイプの外側の少なくとも一部に摩擦増大コーティングまたは摩擦増大要素を設ける器械、または外側を粗くする器械によって形成することができる。
同様に、少なくとも一本のパイプと少なくとも一つの溝の側壁の間の摩擦を増大させる器械は、摩擦増大コーティングまたは摩擦増大要素を外側に有するクラッドか、粗くされたクラッドをその少なくとも一本のパイプに設ける器械によって形成することができる。
本発明のさらに別の特徴によると、少なくとも一つのカバー・ストリップを巻き付ける器械が設けられる。その少なくとも一つのカバー・ストリップは、少なくとも一本のパイプを配設した後に、またはその少なくとも一本のパイプを配設するのと同時に、少なくとも一つの溝の中に配設される。すでに述べたように、このようなカバー・ストリップは、少なくとも一本のパイプを保護するのに使用できる。パイプとカバー・ストリップを合わせて1つのドラムなどに巻き付けて溝の中に同時に配設することや、カバー・ストリップが一体化したパイプさえ存在することも可能である。
充填材料を各溝に残っている可能性のある残部に入れるための可能な器械は、硬化可能な充填材料(生物分解性かつ水溶性の2成分接着剤が好ましい)の容器と、その容器に接続された計量器械とで形成することができる。硬化可能な充填材料を供給するこのような器械は、比較的容易かつコスト効率よく製造することができるため、装置の全コストは実質的に増大しない。
その代わりに、充填材料を各溝に残っている可能性のある残部に入れるための可能な器械は、弾性および/または固体性充填材料を保管する器械と、その充填材料を少なくとも一つの溝の中に入れる器械とで形成することができる。弾性および/または固体性充填材料の設計と条件に応じ、保管器械と導入器械はさまざまな方法で形成することができる。例えば充填材料を溝の中に押し込むためのドラムとローラーで形成する。
すでに述べたように、回転掘削用又は掘削用器械は、直径が400〜500 mmであることが好ましい少なくとも一つの鋸歯によって形成される。複数の溝を同時に作る場合には、複数の鋸歯を互いに平行に配置することが好ましい。実質的に三角形の断面を持つ溝を作るために2つの鋸歯が互いにある角度で配置された構成にすることや、特殊な掘削ヘッドを利用して対応する形状の溝を作ることも可能である。
吸引器械を設け、少なくとも一つの溝を回転掘削または掘削によって形成している間に除去される材料を吸引することが望ましい。
さらに、少なくとも一本のパイプを配設する前に少なくとも一つの溝を乾燥させる器械を設けることができる。この器械は、例えばモーター駆動の回転掘削用又は掘削用器械の排ガスを供給することによって形成できる。
それに加え、少なくとも一本のパイプを巻き付ける器械にいわゆる切断保護ファイバーを設け、その少なくとも一本のパイプを溝の中に配設するか、それに平行に追加して配置された溝の中に配設することができる。切断保護ファイバーは、回転掘削用又は掘削用器械を包んでその器械をブロックするか、少なくとも保護すべきケーブルが路床の中に位置していることを示す。
装置のあらゆる部品が好ましくは自己推進式運搬台の上に載っていることが望ましい。このような装置により、光ケーブルを収容するための対応するパイプを比較的高速に配設することが可能になる。例えば分速約数メートルの速度を実際に実現できる。光ケーブルをその後少なくとも一本のパイプの中に入れることができる(吹き込むことが好ましい)。あるいは光ケーブルは、理論的には配設前に少なくとも一本のパイプの中にすでに配置しておくことができる。
添付の図面を参照して本発明を詳細に説明する。図面は以下の通りである。
本発明の方法を利用して路床の中に導入された光ケーブル用パイプの一実施例を示している。 本発明の方法を利用して路床の中に導入された光ケーブル用パイプの他の実施例を示している。 本発明の方法を利用して路床の中に導入された光ケーブル用パイプの他の実施例を示している。 本発明の方法を利用して路床の中に導入された光ケーブル用パイプの他の実施例を示している。 本発明の方法を利用して路床の中に導入された光ケーブル用パイプの他の実施例を示している。 本発明の方法を利用して路床の中に導入された光ケーブル用パイプの他の実施例を示している。 装置の一実施態様の概略図を示している。 少なくとも一本の光ケーブル用の少なくとも一本のパイプを路床の中に入れるための本発明による装置の回転掘削用又は掘削用器械の一実施態様を示している。 溝の中に導入されるパイプの好ましい実施態様の一例を示している。 溝の中に導入されるパイプの好ましい実施態様の他の一例を示している。 光ケーブルを対応するパイプの中で家までガイドするという一応用例の概略図を示している。 光ケーブルを収容する道路上に配設されたパイプの断面図を示している。 少なくとも一本の光ケーブル用の少なくとも一本のパイプを路床の中に入れるための本発明による装置の回転掘削用又は掘削用器械のさらに他の一実施態様を示している。 路床の中に光ケーブル用の少なくとも一本のパイプを配設するための溝の他の一例を示している。 図14の溝を製造するのに適した回転掘削用又は掘削用器械を示している。 路床の中に光ケーブル用の少なくとも一本のパイプを配設するための溝の他の一例を示しており、ここでは切断保護ファイバーが追加して設けられている。
図1〜図6は、路床の中に少なくとも一本の光ケーブル用の少なくとも一本のパイプを収容するために本出願のさまざまな方法で製造された溝の断面を示している。
図1は、2つの支持段1”をそれぞれの側壁1’に有する溝1を示している。その結果として溝1の断面が実質的にT字形になっている。このような溝1は、対応する器械、特に少なくとも一つの回転式鋸歯または掘削器械を用いて回転掘削または掘削によって製造できる。溝1の全体は、そうでなければ少なくとも一つの支持段1”は、路床の中に配置されることが好ましい。溝1はケーブルの導入に一時的に用いることが好ましい(しかしそれだけには限定されない)ため、溝1の深さTは例えば 150 mmとなるように、そして溝1の幅Bは60 mm以下となるように意図的に小さな値を選択して配設費用を安価に保つとともに比較的大きな配設速度を実現することができる。溝1は少なくとも一本のパイプ1を収容するのに使用され、そのパイプの中には少なくとも一本の光ケーブル3を入れることができる。その少なくとも一本のパイプ2を溝1の中に配設した後、粒状材料4などを溝1の中に入れることによってパイプ2と溝1の側壁1’の間の摩擦を大きくすることができる。粒状材料4などは、その少なくとも一部が、パイプ2の外側と溝1の側壁1’の間に形成されるギャップの中に侵入できる粒径を有する。そのためパイプ2が溝1の内側に固定される。このようにして、パイプ2が対応する充填材料5を用いて固定される前に溝1から自発的に顔を出すことが阻止される。図示した実施例は、硬化可能な充填材料5を含んでいる。その充填材料5は例えば2成分接着剤であり、少なくとも一本のパイプ2を配設した後に液体形態または粘性形態で溝1の残部に導入され、次いで乾燥プロセス促進用のおそらくは暖かい空気の助けを借りて硬化される。溝の中に本発明による少なくとも一つの支持段1”があるため、例えば路床の上を通る自動車が充填材料5に及ぼす力を小さくして路床の中に導くことができ、パイプ2、したがってその中に配設された光ケーブル3を許容できない大きな力から保護することができる。もちろん、1つの支持段1”を溝1の側壁1’の一方の側にだけ設け、溝1の断面の形状が倒立した“L”になるようにすることもできる(図示せず)。支持段1”を規定する面は必ずしも直角である必要はない。
図2の変形例では、溝1に導入されたパイプ2はやはり粒状材料4を用いて溝1に固定されるが、弾性または固体性材料を含むプレファブ充填材料6が溝1の残部の中に挿入される。充填材料6は、押し込むかローラーでならして溝1の中に挿入することができ、溝1の支持段1”の上に留まる。充填材料6は、溝1の側壁1’での摩擦が増大する結果として充填材料6が溝1から自発的に顔を出さないようにする、または顔を出しにくくするようにすることができる。図示した実施例では、それが、充填材料6の側壁の粗い面によって示されている。それに加え、充填材料6は溝1に接着することもできる。
図3の変形例では、パイプ2が溝1から自発的に顔を出さないようにする、または顔を出しにくくするため、パイプ2の外側に摩擦増大コーティング7または対応する摩擦増大要素を設けるか、パイプ2の外側を適度に粗くする。その後、溝1の残部に硬化可能な充填材料5をやはり充填することができる。さらに、追加の溝9を溝1の各支持段1”に配置することで、一種のスラスト軸受を形成する。したがって硬化可能な充填材料5は、溝1と追加の溝9の間に溝1の横断方向に水平に形成されるウェブによって溝1を保持し、例えば路床(アスファルトの表面)に溝1が切り込まれる場合でも路床が裂けるのを阻止する。溝1と、支持段1”と、可能な追加の溝9は、必ずしも断面が実質的に長方形でなくてもよく、さまざまな形状にすることができる。いずれにせよ、図3の実施態様またはそれと同様の変形例では、溝1には、硬化可能な充填材料5、またはプレファブ充填材料6、または適切な形状のパイプ2かパイプ2のクラッドが、溝1の横断方向に合わさって、または噛み合って保持される。
図4の変形例では、摩擦増大コーティング7、または摩擦増大要素、または対応する粗い外側を有するパイプ2がやはり溝1の中に導入され、次いでカバー・ストリップ8が、溝1の中でパイプ2の上に被せられる。カバー・ストリップ8は、パイプ2またはその中を走る光ケーブル3を保護するのに使用され、プラスチックまたは金属で構成することができる。カバー・ストリップ8は、パイプ2を力学的に保護することに加え、カバー・ストリップ8を被せた後に側部支持段1”を含む溝1の中に注がれる硬化可能な充填材料5とパイプ2が直接接触することも阻止する。
図5の変形例では、カバー・ストリップ8の導入後、弾性または固体性充填材料6を溝1の残部に挿入してある。
図6の変形例は、断面が溝1の断面に実質的に対応したパイプ2を示している。すなわち図示した実施例ではT字形のパイプ2であり、その中にカバー・ストリップ8がさらに一体化されている。パイプ2の側面には、摩擦増大コーティング7、または摩擦増大要素、または対応する粗い面が設けられているため、パイプ2が溝1から自発的に顔を出さないようにする、または顔を出しにくくすることが可能になる。カバー・ストリップ8はさまざまな構成にすることができ、例えばX字形、ジグザグ形などの断面を持つことができる。パイプ2が、倒立した“V”のような断面を持つカバー・ストリップ8によって形成される場合には、例えば爪などの尖った物体によるパイプ2の破損、またはその中を走る光ケーブル3の破損を効果的に阻止することができる。なぜならそのような尖った物体は、屋根形の断面を持つカバー・ストリップ8によってそらされるからである(図9参照)。
図7は、路床の中に少なくとも一本の光ケーブル3用の少なくとも一本のパイプ2を収容するための本発明による装置の概略図を示している。少なくとも一つの溝1は、回転掘削用又は掘削用器械10によって、特に1つまたは複数の切断歯によって路床の中に導入される。次に、少なくとも一本のパイプ2は、好ましくはドラム11の上で曲げられて溝1の中に導入され、おそらくは、対応する器械15の上で曲げられたカバー・ストリップ8が、溝1の中のパイプ2の上に導入される。容器13の中に位置する粒状材料4を対応する計量器械14によってパイプ2の表面に散布することで、少なくとも一本のパイプ2が少なくとも一つの溝1から自発的に顔を出すことが阻止される。溝1でパイプ2とおそらくカバー・ストリップ8の上方に残されているスペースは、充填材料を入れるための器械12の助けを借りて充填される。図示した図7による実施例では、硬化可能な充填材料5が容器16に供給され、対応する計量器械17によって計量されて溝1の中に入れられる。硬化可能な充填材料5が硬化した後、パイプ2の配設を終了させて路床を元の用途(例えば道路または歩行路)に戻すことができる。光ケーブルは、パイプ2を配設した後に、光ケーブル用チャンネルの中に吹き込むことが好ましい。回転掘削用又は掘削用器械10は、対応する駆動部27(例えば内燃機関または電動モータ)に接続されている。それに加え、少なくとも一つの溝1を回転掘削または掘削によって形成している間に除去される材料を吸引するため、吸引器械28を設けることができる。さらに、少なくとも一本のパイプ2を配設する前に少なくとも一つの溝1を乾燥させるための器械29を設けることができる。この器械は、駆動部27と乾燥器械29の間に点線で示してあるように、例えば回転掘削用又は掘削用器械10の内燃機関として構成された駆動部27の排ガスを供給することによって形成できる。
図8は、この図の下部に示したように2つの側部支持段1”を有する溝1を作るための回転掘削用又は掘削用器械10の一実施態様を示している。この回転掘削用又は掘削用器械10は3つの鋸歯30、31、32からなり、それらの鋸歯は、対応する円板33、34によって互いに離れている。中央の鋸歯30は直径が最も大きくて溝1を形成するのに用いられ、その溝の中に少なくとも一本のパイプ2が配設される。例えば鋸歯30は直径が400 mm、切り込み幅が15〜20 mmである。側部の鋸歯31、32は、溝1の側壁1’の中に支持段1”を作るのに使用されるため、鋸歯30と比べて直径が小さい。例えば鋸歯31、32は、直径が240 mmであり、切り込みの厚さ、すなわち鋸歯30の切り込み幅からのオーバーハングは数ミリメートルである。鋸歯30、31、32と円板33、34は、シャフト35を通じて駆動部27(図示せず)に接続される。ここでは対応するロックナット36がシャフト35の端部に配置されている。回転掘削用又は掘削用器械10は、溝1の望ましい形状に合った対応する構成の掘削器械で形成することもできる。
図9は、断面が溝1の断面に実質的に対応したパイプ2の一実施態様を示している。図示した実施態様では、パイプ2は実質的にT字形の断面を持ち、光ケーブル(図示せず)を収容する2つのチャンネルを有する。1つのチャンネル(光ケーブル3を収容するための下側のチャンネルであることが好ましい)はデータ送信用であるのに対し、他方のチャンネルは他の目的(例えば交通制御システムのための対応するラインの設置)にも使用できる。交通制御システムのためのラインは、このような構成のパイプ2の上方領域に一体化することもできる。このようなシステムは、自動車の進路を示すのに使用することや、ナビゲーション・システムと組み合わせて使用することができる。もちろん、光ケーブル3を収容するパイプ2に加えて他のラインもあらかじめ形成した溝1の中にゆるく配設した後、おそらくは間にカバー・ストリップを挟んで充填材料5,6で閉じることができる。カバー・ストリップ8はパイプ2の中に一体化されて屋根の形状または倒立した“V”字形になる。それに加え、両面接着テープ19または接着層をパイプ2の下側と側面に配置し、上側にも配置することができる。そうすることで、パイプ2を溝1の中に固定できるだけでなく、パイプ2が溝1の外部に配設される場合には他の物体の表面にも固定できる。プレファブ突起部20など(そのそれぞれには穴21が設けられている)をパイプ2の上側に、好ましくは規則的な間隔で配置することができる。このような突起部20は、光ケーブル収容用のパイプ2を特定の物体に固定するのに使用できる。その目的で、例えばワイヤや紐などを穴21とパイプ2に通すことで、特定の物体に固定する。突起部20は、不要になったり、路床の中の溝に配置されたパイプ2の邪魔になったりする場合には、除去することもできる。除去は、対応する所定の破断点によって容易に実行できる。
図10は、パイプ2の断面の別の一実施態様を示しており、ここでは通路22、23が規則正しい間隔で設けられていることが好ましい。通路は、パイプ2を溝1の中に、または溝1の外部に固定するのに使用できる。鉛直方向の通路22と水平方向の通路23の両方を設けることができる。通路22,23を通じて対応する爪、ネジ、ケーブル、ワイヤを導入し、そうすることでパイプ2を溝1の中に、または溝1の外部に固定することができる。同じ目的で固定用ケーブル24などもパイプ2の中に規則正しい間隔で一体化できることが好ましい。パイプ2のこのような固定は、特にパイプ2を路床の中で溝1から外にガイドし、光ケーブルが敷設された家までガイドせねばならないときや、橋その他の障害の上をガイドせねばならないときに必要となる。対応する建物などへの簡単かつ迅速な固定は、上記の固定補助具を用いて実現できる。
図11は、光ケーブルを通じた接続を家庭に提供するときに対応するパイプ2の助けを借りる場合を説明する方法の一応用例を示している。パイプ2は、道路Fの中で、それに対応するように作られた溝1の中を、接続を提供すべき家庭のある家の前まで走っている。図示した実施例では、パイプ2は道路Fの中を溝1の端部から家Hの壁に沿ってガイドされるため、例えば両面テープ19(図9参照)、または固定要素22,23(図10参照)(パイプ2内の対応する通路22,23を通じて配置された爪やネジなど)によって固定されている。このようにして、家庭に合わせて対応するデータ線を迅速に提供することができる。
最後に図12は、道路Fの断面を示しており、溝1を作ることなく道路Fの表面にパイプ2が配置されている。このようなブリッジは、例えば溝を道路Fに作れない場合や作ってはならない場合に必要となる可能性がある(例えば遺跡保護という理由で)。パイプ2が道路Fなどの表面に配設される場合、パイプ2の中を走る光ケーブルをうまく保護するため、パイプ2に隣接した対応するくさび形の要素26を設け、例えば自動車がその上を通れるようにするのがよい。要素26は、用途に応じてさまざまな材料(例えばプラスチックだけでなく金属)から製造すること、そして安全のため道路Fおよび/またはパイプ2に接続することができる。
図13は、溝1を作るための回転掘削用又は掘削用器械10を図8と比べて改変した一実施態様を示しており、ここでは、2つの側部支持段1が、外側に向かって下がる傾斜した構成にされている。これは、回転掘削用又は掘削用器械10の対応する外側鋸歯32,32によって実現される。支持段が外側に向かって傾斜している結果として、充填材料6(図示せず)を満たした後に溝1はその充填材料によって一体に保持されるため、例えば霜による破損や、路床に切り込みを入れる場合の破損が阻止される。支持段1”の傾斜角はさまざまに選択することができる。それに加え、支持段1”は必ずしも平坦でなくてよく、断面が湾曲したり異なる輪郭になったりしていてもよい。
図14は、路床の中にある溝1の別の変形例を示しており、ここでは図13の実施態様と同様、側部支持段1”が外側に向かって下方に傾斜している。それに加え、外側に向かって下方に傾斜する輪郭を持つ別の2つの段1”’も設けられている。溝1のこの形状は、比較的容易に作ることができる。この形状は、適切な形状の回転掘削用又は掘削用器械10(図示せず)を用いて1回の操作で製造できることが好ましい。光ケーブルなどのための少なくとも一本のパイプ2を配設した後、溝1のうちで支持段1”の上に位置する部分に充填材料5(例えば2成分接着剤またはアスファルト)を満たす。支持段1”と追加の段1”’に傾斜区画がある結果として、充填材料5は溝1を路床と一体に保持し、その溝が破損することを阻止する。それに加え、溝1の側壁1’はいろいろな構造にすることができる。その構造により、充填材料5を路床によりよく接続することが可能になる。図示した実施態様では、その構造は、溝1の長手方向に走る対応する形状の凹凸によって形成されている。
図15は、溝1の側壁1’にこのような構造を作るための回転掘削用又は掘削用器械10の一実施態様を示している。回転掘削用又は掘削用器械10の表面にはその構造に合った切断エッジ37が設けられている。回転掘削用又は掘削用器械10はシャフト35のまわりを回転し、以前に作った溝1を通って実質的に水平にガイドされる。もちろん、異なる回転掘削用又は掘削用器械を用いて別の構造を溝1の側壁1’に作ることもできる。そうすることで、充填材料6と路床の間の接続が改善される。
図16は、図14と同様の溝1の一実施態様を示しており、ここでは、いわゆる切断保護ファイバー40が中を走っているパイプ39が、溝1の充填材料5の中、または追加して設けた溝38の充填材料5の中に設置される。切断保護ファイバー40は、溝1とその中に配置された諸要素を切断しようと試みるときに回転掘削用又は掘削用器械の周囲を取り囲んでその切断を阻止するか、少なくともケーブルが路床の中に位置していることを通知する。切断保護ファイバー40を備えるパイプ39は、充填材料5の内部の適切な複数の場所に配置することができる。それに加え、またはその代わりに、充填材料5またはプレファブ充填材料6を適切に着色することもできる。そうすることで経路の適切な目印となる。路床で作業するとき、溝1の中を走る光ケーブル3に注意することで、その光ケーブル3の損傷を阻止することができる。上記のカバー・ストリップ8は、切断保護ファイバー40なども含むこと、またはそのようなファイバーで構成することもできる。
路床の中に作られた溝1は、光ケーブル3用の少なくとも一本のパイプ2を主に収容するのに用いられるが、それだけではない。もちろん、作られた溝1は、さまざまな目的(例えば上記の交通制御システム)のさまざまな他のラインなどを収容するのにも使用できる。

Claims (34)

  1. 装置の助けを借りて少なくとも1本の光ケーブル(3)用の少なくとも一本のパイプ(2)を路床の中に入れるため、少なくとも一つの溝(1)を路床の中に、回転掘削または掘削によって形成した後、少なくとも一本のパイプ(2)を少なくとも一つの溝(1)の中に挿入する方法において、
    少なくとも一つの溝(1)の少なくとも一つの側壁(1’)が、充填材料を支持するか、又は溝(1)に合わせて形成されたパイプ(2)を支持するための支持段(1”)を含み、
    少なくとも一本のパイプ(2)を配設した後、支持段(1”)の近傍で各溝(1)に残っている可能性のある残部が充填材料で満たすことを特徴とする方法。
  2. 少なくとも一つの溝(1)の両方の側壁(1’)に支持段(1”)を設け、その結果として溝(1)が実質的にT字形の断面となるようにすることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 少なくとも一つの支持段(1”)において、各溝(1)の少なくとも一つの側壁(1’)に追加の溝(9)を回転掘削または掘削によって形成することを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  4. 少なくとも一つの溝(1)を幅60 mm以下で路床の中に回転掘削または掘削によって形成することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 少なくとも一つの溝(1)の中に配設された少なくとも一本のパイプ(2)とその少なくとも一つの溝(1)の側壁(1’)の間の摩擦を大きくし、その少なくとも一本のパイプが(2)少なくとも一つの溝(1)から自発的に顔を出すのを阻止することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 少なくとも一本のパイプ(2)を配設した後、粒径が0.4〜1.5 mmで粒状ゴム材料であることが好ましい粒状材料(4)などを少なくとも一つの溝(1)の中に入れることで、その少なくとも一つの溝(1)の中に少なくとも一本のパイプ(2)を固定することを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 少なくとも一本のパイプ(2)の外側の少なくとも一部に摩擦増大コーティング(7)または摩擦増大要素を設けるか、少なくとも一本のパイプ(2)の外側を粗くすることを特徴とする請求項5または6に記載の方法。
  8. 少なくとも一本のパイプ(2)を少なくとも一つの溝(1)の中に配設する前に、外側に摩擦増大コーティング(7)または摩擦増大要素を有するクラッドをその少なくとも一本のパイプ(2)に設けるか、そのパイプを粗くすることを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 少なくとも一本のパイプ(2)を配設した後、カバー・ストリップ(8)を少なくとも一つの溝(1)の中に配設することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 各溝(1)に残っている可能性のある残部を硬化可能な充填材料(5)で、好ましくは生物分解性かつ水溶性の2成分接着剤で満たすことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 各溝(1)に残っている可能性のある残部に弾性および/または固体性充填材料(6)を満たすことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。
  12. 少なくとも一つの溝(1)の中におそらくクラッドとともに導入される少なくとも一本のパイプ(2)の断面が、その少なくとも一つの溝(1)の断面に実質的に対応することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。
  13. 少なくとも一本のパイプ(2)をおそらくクラッドとともに溝(1)の中に接着剤で固定することを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 少なくとも一つの溝(1)を、少なくとも一つの支持段(1”)とともに、直径が400〜500 mmであることが好ましい少なくとも一つの円形鋸歯(30,31,32)を用いて好ましくは湿式法で回転掘削または掘削によって形成することを特徴とする請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 少なくとも一つの溝(1)を回転掘削または掘削によって形成している間に除去される材料を吸引して除去することを特徴とする請求項1〜14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 少なくとも一本のパイプ(2)を配設する前に少なくとも一つの溝(1)を好ましくは暖かい加圧空気で乾燥することを特徴とする請求項1〜15のいずれか一項に記載の方法。
  17. パイプ(39)を溝(1)の中、または追加して配置された溝(38)の中に切断保護ファイバー(40)とともに配設することを特徴とする請求項1〜16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 路床の中に、少なくとも一本の光ケーブル(3)用の少なくとも一本のパイプ(2)を入れるための装置であって、
    路床の中に少なくとも一つの溝(1)を回転掘削または掘削によって形成する回転掘削用または掘削用器械(10)と、配設される少なくとも一本のパイプ(2)が表面に巻き付けられた少なくとも一つのドラム(11)と、を備える装置において、
    回転掘削用又は掘削用器械(10)が、充填材料(5,6)を支持するか、又は溝(1)に沿って形成されたパイプ(2)を支持するために、溝(1)の少なくとも一つの側壁(1’)に、支持段(1”)を有する少なくとも一つの溝(1)を回転掘削または掘削によって形成するために構成され、
    装置が、充填材料(5,6)を各溝(1)に残っている可能性のある残部に入れる器械(12)を備えることを特徴とする装置。
  19. 各側壁(1’)にそれぞれ1つの支持段(1”)を有する少なくとも一つの溝(1)を回転掘削または掘削によって形成するための回転掘削用又は掘削用器械(10)が、実質的にT字形の断面を有する溝(1)を形成する構成であることを特徴とする請求項18に記載の装置。
  20. 回転掘削用又は掘削用器械(10)が、溝(1)の少なくとも一つの側壁(1’)にある支持段(1”)に追加の溝(9)を回転掘削または掘削によって形成する構成であることを特徴とする請求項18または19に記載の装置。
  21. 回転掘削用又は掘削用器械(10)が、路床の中に幅(B)が60 mm以下の少なくとも一つの溝(1)を回転掘削または掘削によって形成する構成であることを特徴とする請求項18〜20のいずれか一項に記載の装置。
  22. 少なくとも一本のパイプ(2)と少なくとも一つの溝(1)の側壁(1’)の間の摩擦を増大させる器械が設けられていて、その少なくとも一本のパイプ(2)がその少なくとも一つの溝(1)から自発的に顔を出すのを阻止できることを特徴とする請求項18〜21のいずれか一項に記載の装置。
  23. 少なくとも一本のパイプ(2)と少なくとも一つの溝(1)の側壁(1’)の間の摩擦を増大させる器械が、粒状材料(4)などのための容器(13)に接続された計量器械(14)によって形成されていて、少なくとも一本のパイプ(2)を配設した後、粒径が0.4〜1.5 mmでゴム粒子であることが好ましい粒状材料(4)などを少なくとも一つの溝(1)の中に導入できることを特徴とする請求項22に記載の装置。
  24. 少なくとも一本のパイプ(2)と少なくとも一つの溝(1)の側壁(1’)の間の摩擦を増大させる器械が、その少なくとも一本のパイプ(2)の外側の少なくとも一部に摩擦増大コーティングまたは摩擦増大要素(7)を設ける器械、またはそのパイプの外側を粗くする器械によって形成されていることを特徴とする請求項22に記載の装置
  25. 少なくとも一本のパイプ(2)と少なくとも一つの溝(1)の側壁(1’)の間の摩擦を増大させる器械が、摩擦増大コーティングまたは摩擦増大要素を外側に有するクラッドか、粗くされたクラッドを少なくとも一本のパイプ(2)に設ける器械によって形成されていることを特徴とする請求項22に記載の装置。
  26. 少なくとも一つのカバー・ストリップ(8)を巻き付ける器械(15)が設けられていて、その少なくとも一つのカバー・ストリップ(8)は、少なくとも一本のパイプ(2)を配設した後に、またはその少なくとも一本のパイプ(2)を配設するのと同時に、少なくとも一つの溝(1)の中に配設されることを特徴とする請求項22〜25のいずれか一項に記載の装置。
  27. 充填材料(5)を各溝(1)に残っている可能性のある残部に入れるための可能な器械(12)が、生物分解性かつ水溶性の2成分接着剤であることが好ましい硬化可能な充填材料(5)の容器(16)と、その容器(16)に接続された計量器械(17)とで形成されていることを特徴とする請求項22〜26のいずれか一項に記載の装置。
  28. 充填材料(5)を各溝(1)に残っている可能性のある残部に入れるための可能な器械(12)が、弾性および/または固体性充填材料(6)を保管する器械と、その充填材料(6)を少なくとも一つの溝(1)の中に入れる器械とで形成されていることを特徴とする請求項22〜26のいずれか一項に記載の装置。
  29. 回転掘削用又は掘削用器械(10)が、400〜500 mmの直径であることが好ましい少なくとも一つの鋸歯(30,31,32)によって形成されていることを特徴とする請求項22〜28のいずれか一項に記載の装置。
  30. 少なくとも一つの溝(1)を回転掘削または掘削によって形成している間に除去される材料を吸引するための吸引器械(28)が設けられていることを特徴とする請求項22〜29のいずれか一項に記載の装置。
  31. 少なくとも一本のパイプ(2)を配設する前に少なくとも一つの溝(1)を乾燥させるための器械(29)が設けられていることを特徴とする請求項22〜30のいずれか一項に記載の装置。
  32. 乾燥器械(29)が、モーター駆動の回転掘削用又は掘削用器械(10)の排ガスを供給することによって形成されていることを特徴とする請求項31に記載の装置。
  33. 少なくとも一本のパイプ(39)を巻き付ける器械に切断保護ファイバー(40)が設けられていて、その少なくとも一本のパイプ(39)は、溝(1)の中に配設されるか、それに平行に追加して配置された溝(38)の中に配設されることを特徴とする請求項18〜32のいずれか一項に記載の装置。
  34. 部品群が好ましくは自己推進式運搬台(18)の上に載っていることを特徴とする請求項22〜33のいずれか一項に記載の装置。
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