JP2013516528A - 固形物を含有した液状の圧送可能なタール懸濁液を、内部に含有された分離された固形物を搬送する必要なく分離するための装置および方法 - Google Patents

固形物を含有した液状の圧送可能なタール懸濁液を、内部に含有された分離された固形物を搬送する必要なく分離するための装置および方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013516528A
JP2013516528A JP2012547454A JP2012547454A JP2013516528A JP 2013516528 A JP2013516528 A JP 2013516528A JP 2012547454 A JP2012547454 A JP 2012547454A JP 2012547454 A JP2012547454 A JP 2012547454A JP 2013516528 A JP2013516528 A JP 2013516528A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solids
coal
tar
centrifuge
liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012547454A
Other languages
English (en)
Inventor
ティーレルト,ホルガー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ThyssenKrupp Industrial Solutions AG
Original Assignee
ThyssenKrupp Uhde GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=44148421&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2013516528(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by ThyssenKrupp Uhde GmbH filed Critical ThyssenKrupp Uhde GmbH
Publication of JP2013516528A publication Critical patent/JP2013516528A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10CWORKING-UP PITCH, ASPHALT, BITUMEN, TAR; PYROLIGNEOUS ACID
    • C10C1/00Working-up tar
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D21/00Separation of suspended solid particles from liquids by sedimentation
    • B01D21/26Separation of sediment aided by centrifugal force or centripetal force
    • B01D21/262Separation of sediment aided by centrifugal force or centripetal force by using a centrifuge
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B04CENTRIFUGAL APPARATUS OR MACHINES FOR CARRYING-OUT PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES
    • B04BCENTRIFUGES
    • B04B1/00Centrifuges with rotary bowls provided with solid jackets for separating predominantly liquid mixtures with or without solid particles
    • B04B1/02Centrifuges with rotary bowls provided with solid jackets for separating predominantly liquid mixtures with or without solid particles without inserted separating walls
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B04CENTRIFUGAL APPARATUS OR MACHINES FOR CARRYING-OUT PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES
    • B04BCENTRIFUGES
    • B04B5/00Other centrifuges

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Centrifugal Separators (AREA)
  • Working-Up Tar And Pitch (AREA)
  • Coke Industry (AREA)
  • Solid Fuels And Fuel-Associated Substances (AREA)

Abstract

本発明は、内部に含有されていた分離固形物を直接利用することにより、乾留反応によって固形物を含有した圧送可能な液状タール懸濁液を分別するための装置に関し、前記装置が、石炭貯蔵容器の上部の内側部分に配置された遠心分離機からなり、前記遠心分離機が、固形物を含有した液状タール用の供給ノズルと、遠心分離された液状タール用の排出ノズルとを装備し、底部に、タール中に含有される固形物のための出口を有し、これにより、タール懸濁液から得られるタール含有固形物を、搬送したり輸送したりする必要がない。本発明はまた、固形物を含有した圧送可能な液状タール懸濁液を分別し、本発明の装置によって、内部に含有されていた分離固形物を搬送する必要なく利用するためのプロセス、および、前記固形物が混合された石炭の使用に関する。
【選択図】図2

Description

本発明は、固形物を含有した圧送可能な液状タール懸濁液を分別し、内部に含有されていた分離固形物を搬送する必要なく利用するための装置に関し、前記装置は、石炭貯蔵容器の上部分に配置され、前記装置は、固形物を含有した圧送可能なタールまたは固形物を含有した圧送可能なタール懸濁液を、液相と内部に含有される固形物とに分別する遠心分離機からなり、これにより、固形物を引き続き搬送することなく貯蔵された石炭上にまたは石炭内に直接置くことができ、タール懸濁液のみを圧送または輸送すればよく、分離された固形物を搬送する必要はない。本発明はまた、固形物を含有した圧送可能な液状タール懸濁液を分別し、得られた固形物を石炭とともに貯蔵するためのプロセス、および、固形物が混合された石炭からコークスを製造するプロセスへの適用に関する。
コークスを製造する石炭の分解蒸留は、粘性のある固形物を含んだタール懸濁液を生成することが多く、これらのタール懸濁液は、分別してさらに処理する必要がある。タールのコンシステンシーのため、固形物の分別は通常、遠心分離機を使用して実施されるが、分別した後に得られた固形物を搬送したり輸送したりする必要があるという課題を伴う。これは、かなりの費用を要する。
コーキングプロセスによりタール懸濁液を分別するためのプロセスは公知である。特開平07188671A号公報は、タール懸濁液を分別し、得られた固形物を利用するためのプロセスを記載しており、前記プロセスは、コーキングプロセスによって得られるタール懸濁液の希釈を伴い、得られた希釈物は遠心分離され、得られた固形物並びに固形物が除かれたタールは、さらに処理される。英国特許出願公開第789709A号明細書は、堅い石炭タールから液体成分と固体成分とを分別するためのプロセスを記載しており、前記プロセスは、適当な添加剤を利用した水性分散液の生成を伴い、前記分散液は、遠心分離機によって、上澄みの液相と内部に含有される固形物とに分別される。
これらのプロセスの欠点は、得られた粘着性のタール含有固形物を搬送または輸送する必要があることである。固形物をさらに使用するための普通のプロセスは、例えば、原料となる石炭と混合して、両方とも一緒に貯蔵することである。しかしながら、タール含有固形物のコンシステンシーのため、スクリューコンベアまたはベルトコンベアなどの搬送に使用される機器は、故障し易く、概して効果的ではなく、或いは高圧の二重壁排出ラインなどのさらなる高価な機器の使用を必要とする。
したがって、本発明の目的は、固形物を含有した圧送可能な液状タール懸濁液の分別から回収された固形物の搬送時に遭遇する問題点を改善しまたは回避し、そして搬送することなく固形物を利用するためのプロセスを提供することであり、分別によって得られた前記固形物を石炭ストックに加えることを意図している。
本発明は、石炭貯蔵容器の上部の内側部分に配置されている遠心分離機からなり、前記遠心分離機が、固形物を含有した液状タール用の供給ノズルと遠心分離された液状タール用の排出ノズルとを装備し、底部に、タール内に含有された固形物用の出口を有する装置によって、この目的を達成する。遠心分離した後、遠心分離によって得られた固形物は好ましくは、重力によって、石炭が貯蔵されている石炭貯蔵容器内に落下する。
これは、固形物を遠心分離機または下流の容器から石炭貯蔵容器に搬送する必要性を不要にする。固形物は、遠心分離プロセスによって、石炭貯蔵容器内の石炭中に直接落下する。遠心分離機された液状タールは、容器内の遠心分離機から、ポンプ付きのラインを介して排出される。この液状タールは、供給タンクに戻したり、さらに活用したりすることができる。固形物を含有した圧送可能な液状タール懸濁液は、遠心分離する前に、希釈したり、添加剤を混合したりすることができる。石炭貯蔵容器は、例えば石炭貯蔵サイロでもよい。
請求するものは、特に、乾留反応によって、固形物を含有した圧送可能な液状タール懸濁液を分別し、内部に含有されていた分離固形物を搬送する必要なく使用するための装置において、
・前記装置が、石炭貯蔵容器の上部の内側部分に配置された遠心分離機からなり、
・前記遠心分離機が、固形物を含有した液状タール用の供給ノズルと、遠心分離された液状タール用の排出ノズルとを装備し、
・前記遠心分離機が、底部に、タール中に含有された固形物のための出口を有することを特徴とする装置である。
また、請求するものは、乾留反応により、固形物を含有した圧送可能な液状タール懸濁液を分別し、内部に含有されていた分離固形物を搬送する必要なく本発明の装置を使用して利用するためのプロセスである。前記プロセスは、固形物を含有した圧送可能な液状タール懸濁液が、石炭貯蔵容器の上部分に配置された遠心分離機に圧送され、前記遠心分離機が、タール懸濁液を遠心分離された液状タールと固形物とに分別し、前記固形物が、さらに搬送または輸送されることなく石炭容器内の石炭上にまたは石炭中に置かれることを特徴としている。
遠心分離によって得られ、石炭上に置かれる固形物は、好ましくは、石炭とともに貯蔵される。沈降により通常、遠心分離から得られた固形物が石炭貯蔵容器内の石炭とともに貯蔵されたり、或いは、石炭を、適当な機器を使用して遠心分離から得られた固形物と混合させることもできる。好ましくは、遠心分離に使用される固形物を含有した圧送可能な液状タール懸濁液は、石炭からコークスを製造するためのプロセスから作り出される。
また、請求するものは、石炭貯蔵容器の上部内側部分に設けられた遠心分離機を使用して、固形物を含有した圧送可能な液状タール懸濁液を分別することによって得られる固形物を含有する石炭の使用である。前記石炭は、特に分解蒸留のため、そしてコークスの製造のために使用されることができる。
本発明の利点は、固形物を含有した圧送可能な液状タール懸濁液の遠心分離から得られた固形物を搬送するのに、コストのかかる圧送を必要としないことである。固形物は、遠心分離機から貯蔵された石炭上に直接達する。圧送する必要があるのは、固形物を含有した圧送可能なタール懸濁液または液状タールのみである。かくして、かなりの量のエネルギーまたは設備が節約される。
本発明による石炭を分解蒸留するためのプロセスの構成は、2つの図面によってより詳細に説明される。第1の図面は従来技術の機器を示しており、第2の図面は本発明による装置を示している。本発明によるプロセスは、この形態に限定されるものではない。
図1は、従来技術による機器を示す。 図2は、本発明による装置を示す。
図1は、従来技術による機器を示す。固形物を含有した圧送可能な液状タール懸濁液(1)が、ポンプ(2a)によって遠心分離機(3)に圧送され、そこで上澄みの液状タール(4)は、さらなる使用のため、ポンプ(2b)によって圧送され、内部に予め含有されていた分離された固形物(5)が得られる。前記固形物(5)は、石炭(7)を貯蔵するための容器(6)内に置かれる。タールからの搬送された固形物(5a)は、コンベアベルト(8)またはスクリューコンベアを介して容器(6)内に通される。タールからの固形物(5b)は、石炭(7)上に貯蔵される。石炭(7)は、関連した開口(9a)を介して容器(6)から取り出すことができ、または別の開口(9b)を介して補給することができる。
図2は、本発明による装置を示す。固形物を含有した圧送可能な液状タール懸濁液(1)が、ポンプ(2a)によって遠心分離機(3)に圧送される。本発明によれば、遠心分離機(3)は、石炭(7)を貯蔵するための容器(6)の上部の内側部分に配置される。遠心分離機(3)では、タール懸濁液は、上澄みの液状タール(4)と前記懸濁液中に含まれる固形物(5)とに分別される。前記固形物は、重力によって、遠心分離機(3)の開口(3a)から石炭(7)上に落下し(5b)、そこに貯蔵される(5c)。液状タール(4)は、ポンプ(2b)を介して圧送される。石炭(7)は、関連した開口(9a)を介して容器(6)から取り出すことができ、または別の開口(9b)を介して補給することができる。
1 固形物を含有した圧送可能な液状タール懸濁液
2a ポンプ(固形物を含有した圧送可能な液状タール懸濁液用)
2b ポンプ(液状タール用)
3 遠心分離機
3a 遠心分離機の開口
4 液状タールまたは遠心分離されたタール
5 分離された固形物
5a 搬送された固形物
5b 石炭上に貯蔵された固形物
5c 遠心分離機から外部に落下した固形物
6 容器
7 石炭
8 コンベアベルト
9a 石炭を取り出すための開口
9b 石炭を補給するための開口
【書類名】明細書
【発明の名称】固形物を含有した液状の圧送可能なタール懸濁液を、内部に含有された分離された固形物を送出する必要なく分離するための機器および方法
【0001】
本発明は、固形物を含有した液状の圧送可能なタール懸濁液を分別し、内部に含有されていた分離固形物を引き続き利用するための装置に関し、前記装置は、石炭貯蔵容器の上部分に配置され、前記装置は、固形物を含有した圧送可能なタールまたは固形物を含有した圧送可能なタール懸濁液を、液相と内部に含有される固形物とに分別する遠心分離機からなり、これにより、固形物を引き続き搬送することなく貯蔵された石炭上にまたは石炭内に直接置くことができ、タール懸濁液のみを圧送または輸送すればよく、いずれの分離された固形物も圧送または輸送する必要はない。本発明はまた、固形物を含有した液状の圧送可能なタール懸濁液を分別し、得られた固形物を石炭とともに貯蔵するためのプロセス、および、固形物が混合された石炭からコークスを製造するプロセスへの適用に関する。
【背景技術】
【0002】
コークスを製造する石炭のコーキングは、粘性のある固形物を含んだタール懸濁液を生成することが多く、これらのタール懸濁液は、分別してさらに処理する必要がある。タールのコンシステンシーのため、固形物の分別は通常、遠心分離機を使用して実施されるが、分別した後に得られた固形物を搬送したり輸送したりする必要があるという課題を伴う。これは、かなりの費用を要する。
【0003】
コーキングプロセスによりタール懸濁液を分別するためのプロセスは公知である。特開平07188671A号公報は、タール懸濁液を分別し、得られた固形物を利用するためのプロセスを記載しており、前記プロセスは、コーキングプロセスによって得られるタール懸濁液の希釈を伴い、得られた希釈物は遠心分離され、得られた固形物並びに固形物が除かれたタールは、さらに処理される。英国特許出願公開第789709A号明細書は、堅い石炭タールから液体成分と固体成分とを分別するための方法を記載しており、前記プロセスは、適当な添加剤を利用した水性分散液の生成を伴い、前記分散液は、遠心分離機によって、上澄みの液相と内部に含有される固形物とに分別される。
【0004】
これらのプロセスの欠点は、得られた粘着性のタール含有固形物を搬送または輸送する必要があることである。固形物をさらに使用するための普通のプロセスは、例えば、原料となる石炭と混合して、両方とも一緒に貯蔵することである。しかしながら、タール含有固形物のコンシステンシーのため、スクリューコンベアまたはベルトコンベアなどの搬送に使用される機器は、故障し易く、概して効果的ではなく、或いは高圧の二重壁排出ラインなどのさらなる高価な機器の使用を必要とする。
【0005】
したがって、本発明の目的は、固形物を含有した液状の圧送可能なタール懸濁液の分別から回収された固形物の搬送時に遭遇する問題点を改善しまたは回避し、そして搬送することなく固形物を引き続き利用するためのプロセスを提供することであり、分別によって得られた固形物を石炭のストックに加えることを意図している。
【0006】
本発明は、石炭貯蔵容器の上部の内側部分に配置されている遠心分離機からなり、この遠心分離機が、固形物を含有した液状タール用の供給ノズルと遠心分離された液状タール用の排出ノズルとを装備し、底部に、タール内に含有された固形物用の出口を有する装置によって、この目的を達成する。遠心分離した後、遠心分離によって得られた固形物は、重力によって、石炭が貯蔵されている石炭貯蔵容器内に落下する。
【0007】
これは、固形物を遠心分離機または下流の容器から石炭貯蔵容器に搬送する必要性を不要にする。固形物は、遠心分離法によって、石炭貯蔵容器内の石炭中に直接落下する。遠心分離された液状タールは、容器内の遠心分離機から、ポンプ付きのラインを介して排出される。この液状タールは、供給タンクに戻したり、さらに活用したりすることができる。固形物を含有した液状の圧送可能なタール懸濁液は、遠心分離する前に、希釈したり、添加剤を混合したりすることができる。石炭貯蔵容器は、例えば石炭サイロでもよい。
【0008】
請求するものは、特に、乾留反応によって、固形物を含有した液状の圧送可能なタール懸濁液を分別し、内部に含有され、石炭貯蔵容器内に重力によって落下する分離固形物を引き続き使用するための装置において、
・前記装置が、石炭ストックの上方の石炭貯蔵容器の内側部分に配置された遠心分離機からなり、
・遠心分離機が、固形物を含有した液状タール用の供給ノズルを装備し、遠心分離された液状タール用の排出ノズルを有し、
・遠心分離機が、底部に、タール中に含有された固形物のための出口を装備することを特徴とする装置である。
【0009】
また、請求するものは、乾留反応により、固形物を含有した液状の圧送可能なタール懸濁液を分別し、内部に含有されていた分離固形物を、本発明の装置を使用して利用するためのプロセスである。前記プロセスは、固形物を含有した液状の圧送可能なタール懸濁液が、石炭ストックの上方の石炭貯蔵容器の上部分に配置された遠心分離機に圧送され、遠心分離機が、タール懸濁液を遠心分離された液状タールと固形物とに分別し、次いで、固形物が、さらに搬送されることなく石炭貯蔵容器内に重力によって落下し、石炭容器内に配置された石炭上にまたは石炭中に置かれまたは搬送されることを特徴としている。
【0010】
遠心分離によって得られ、重力によって石炭容器内に落下する石炭上に置かれる固形物は、好ましくは、石炭とともに貯蔵される。沈降により通常、遠心分離から得られた固形物が石炭貯蔵容器内の石炭とともに貯蔵されたり、或いは、石炭を、適当な機器を使用して遠心分離から得られた固形物と混合させることもできる。好ましくは、遠心分離に使用される固形物を含有した液状の圧送可能なタール懸濁液は、石炭からコークスを製造するためのプロセスから作り出される。
【0011】
また、請求するものは、石炭貯蔵容器の内側空間に設けられた遠心分離機を使用して、固形物を含有した液状の圧送可能なタール懸濁液を分別することによって得られる固形物を含有する石炭の使用である。遠心分離の後、遠心分離によって得られた固形物は、石炭が貯蔵されている石炭貯蔵容器内に重力によって落下する。前記石炭は、特にコーキングのため、そしてコークスの製造のために使用されることができる。したがって、請求するものは、本発明のプロセスによる固形物を含有した液状の圧送可能なタール懸濁液の分別からの固形物を含有する石炭の使用であり、遠心分離機から得られた遠心分離された固形物材料またはタールと混合された石炭が、コーキングまたはコークスの製造のために使用される。
【0012】
本発明の利点は、固形物を含有した液状の圧送可能なタール懸濁液の遠心分離から得られた固形物を搬送するのに、コストのかかる圧送を必要としないことである。固形物は、遠心分離機から貯蔵された石炭上に直接達する。圧送する必要があるのは、固形物を含有した圧送可能なタール懸濁液または液状タールのみである。かくして、かなりの量のエネルギーまたは設備が節約される。
【0013】
本発明による石炭をコーキングするためのプロセスの構成は、2つの図面によってより詳細に説明される。第1の図面は従来技術の機器を示しており、第2の図面は本発明による装置を示している。本発明によるプロセスは、この形態に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】図1は、従来技術による機器を示す。
【図2】図2は、本発明による装置を示す。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1は、従来技術による機器を示す。固形物を含有した液状の圧送可能なタール懸濁液(1)が、ポンプ(2a)によって遠心分離機(3)に圧送され、そこで上澄みの液状タール(4)は、さらなる使用のため、ポンプ(2b)によって圧送され、内部に予め含有されていた分離された固形物(5)が得られる。前記固形物(5)は、石炭(7)を貯蔵するための容器(6)内に置かれる。タールからの搬送された固形物(5a)は、コンベアベルト(8)またはスクリューコンベアを介して容器(6)内に通される。タールからの固形物(5b)は、石炭(7)上に貯蔵される。石炭(7)は、適切な開口(9a)を介して容器(6)から取り出すことができ、または別の開口(9b)を介して補給することができる。
【0016】
図2は、本発明による装置を示す。固形物を含有した液状の圧送可能なタール懸濁液(1)が、ポンプ(2a)によって遠心分離機(3)に圧送される。本発明によれば、遠心分離機(3)は、石炭(7)を貯蔵するための容器(6)の上部の内側部分に配置される。遠心分離機(3)では、タール懸濁液は、上澄みの液状タール(4)とタール懸濁液中に含まれる分離された固形物(5)とに分別される。前記固形物は、重力によって、遠心分離機(3)の開口(3a)から石炭(7)上に落下し(5b)、そこに貯蔵される(5c)。液状タール(4)は、ポンプ(2b)を介して圧送される。石炭(7)は、適切な開口(9a)を介して容器(6)から取り出すことができ、または別の開口(9b)を介して補給することができる。
【符号の説明】
【0017】
1 固形物を含有した液状の圧送可能なタール懸濁液
2a ポンプ(固形物を含有した液状の圧送可能なタール懸濁液用)
2b ポンプ(液状タール用)
3 遠心分離機
3a 遠心分離機の開口
4 液状タールまたは遠心分離されたタール
5 分離された固形物
5a 搬送された固形物
5b 石炭上に貯蔵された固形物
5c 遠心分離機から外部に落下した固形物
6 容器
7 石炭
8 コンベアベルト
9a 石炭を取り出すための開口
9b 石炭を補給するための開口

Claims (5)

  1. 固形物を含有した圧送可能な液状タール懸濁液(1)を分別し、内部に含有されていた分離固形物(5)を搬送する必要なく利用するための装置において、
    前記装置が、石炭貯蔵容器(6)の上部の内側部分に配置された遠心分離機(3)からなり、
    前記遠心分離機(3)が、固形物を含有した液状タール(1)用の供給ノズルと、遠心分離された液状タール(4)用の排出ノズルとを装備し、
    前記遠心分離機(3)が、底部に、前記タール(1)中に含有される固形物(5)のための出口(3a)を有することを特徴とする装置。
  2. 固形物を含有した圧送可能な液状タール懸濁液(1)を分別し、内部に含有されていた分離固形物(5)を搬送する必要なく利用するための方法において、
    固形物を含有した圧送可能な液状タール懸濁液(1)が、石炭貯蔵容器(6)の上部分に配置された遠心分離機(3)内に圧送され、
    前記遠心分離機(3)が、タール懸濁液(1)を遠心分離された液状タール(4)と固形物(5)とに分別し、
    前記固形物(5)が、搬送または輸送される必要なく石炭容器(6)内の石炭(7)上にまたは石炭中に置かれることを特徴とする方法。
  3. 固形物を含有した圧送可能な液状タール懸濁液(1)を分別し、内部に含有されていた分離固形物(5)を搬送する必要なく利用するための請求項2に記載の方法において、
    前記固形物を含有した圧送可能な液状タール懸濁液(1)が、石炭(7)からコークスを製造するための方法から作り出されることを特徴とする方法。
  4. 内部に含有されていた分離固形物(5)を直接使用することによって、固形物を含有した圧送可能な液状タール懸濁液(1)を分別するための請求項2または3に記載の方法において、
    遠心分離によって得られ、前記石炭(7)上に置かれる前記固形物が、前記石炭(7)とともに貯蔵される(5c)ことを特徴とする方法。
  5. 固形物を含有した圧送可能な液状タール懸濁液(1)の分別からの固形物材料(5c)を含有し、固形物材料は搬送される必要なく利用される請求項2乃至請求項4の何れか1項に記載の石炭(7)の使用において、
    遠心分離機(3)によって得られた固形物材料(5)または遠心分離されたタール(4)と混合された石炭(7)が、分解蒸留またはコークスの製造のために使用されることを特徴とする使用。
JP2012547454A 2010-01-06 2010-12-21 固形物を含有した液状の圧送可能なタール懸濁液を、内部に含有された分離された固形物を搬送する必要なく分離するための装置および方法 Pending JP2013516528A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102010004082A DE102010004082A1 (de) 2010-01-06 2010-01-06 Vorrichtung und Verfahren zum Auftrennen einer feststoffhaltigen, flüssigen und pumpbaren Teersuspension mit förderungsloser Verwendung des darin enthaltenen abgetrennten Feststoffes
DE102010004082.7 2010-01-06
PCT/EP2010/007840 WO2011082810A2 (de) 2010-01-06 2010-12-21 Vorrichtung und verfahren zum auftrennen einer feststoffhaltigen, flüssigen und pumpbaren teersuspension mit förderungsloser verwendung des darin enthaltenen abgetrennten feststoffes

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013516528A true JP2013516528A (ja) 2013-05-13

Family

ID=44148421

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012547454A Pending JP2013516528A (ja) 2010-01-06 2010-12-21 固形物を含有した液状の圧送可能なタール懸濁液を、内部に含有された分離された固形物を搬送する必要なく分離するための装置および方法

Country Status (23)

Country Link
US (1) US20130145685A1 (ja)
EP (1) EP2521758B1 (ja)
JP (1) JP2013516528A (ja)
KR (1) KR20120132480A (ja)
CN (1) CN102695780A (ja)
AR (1) AR079974A1 (ja)
AU (1) AU2010341132A1 (ja)
BR (1) BR112012016482A2 (ja)
CA (1) CA2786663A1 (ja)
CL (1) CL2012001819A1 (ja)
CO (1) CO6592105A2 (ja)
CU (1) CU20120103A7 (ja)
DE (1) DE102010004082A1 (ja)
EA (1) EA201290403A1 (ja)
MA (1) MA33981B1 (ja)
MX (1) MX2012007821A (ja)
NZ (1) NZ601192A (ja)
PE (1) PE20130371A1 (ja)
PL (1) PL2521758T3 (ja)
SG (1) SG181989A1 (ja)
TW (1) TW201200589A (ja)
UA (1) UA110331C2 (ja)
WO (1) WO2011082810A2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4920362B1 (ja) * 1970-12-30 1974-05-24
JPH03217489A (ja) * 1990-01-22 1991-09-25 Nkk Corp 遠心分離機のタールとスラッジの分離法
JPH07188671A (ja) * 1993-12-27 1995-07-25 Kawasaki Steel Corp タール滓の処理方法
JPH1060451A (ja) * 1996-08-21 1998-03-03 Kawasaki Steel Corp コークス炉装入炭へのタール滓の添加方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB789709A (en) 1955-01-12 1958-01-29 Henkel & Cie Gmbh A process for the separation of mixtures of solid and liquid substances occurring intars
FR2268857B1 (ja) * 1974-04-25 1978-01-27 Sofresid
US4297225A (en) * 1977-09-30 1981-10-27 Hartley Bobby G Recycling centrifuge for the reduction of viscosity and gel strength of drilling fluids
CN101029246A (zh) * 2006-03-02 2007-09-05 攀枝花新钢钒股份有限公司 一种由焦炉荒煤气冷却用氨水中分离焦油的方法
CN1986735B (zh) * 2006-12-13 2010-09-22 上海奥韦通工程技术有限公司 一种中低温焦油的加工方法
CN201165515Y (zh) * 2007-10-22 2008-12-17 武汉建腾科技有限公司 一种焦油废渣回收利用设备

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4920362B1 (ja) * 1970-12-30 1974-05-24
JPH03217489A (ja) * 1990-01-22 1991-09-25 Nkk Corp 遠心分離機のタールとスラッジの分離法
JPH07188671A (ja) * 1993-12-27 1995-07-25 Kawasaki Steel Corp タール滓の処理方法
JPH1060451A (ja) * 1996-08-21 1998-03-03 Kawasaki Steel Corp コークス炉装入炭へのタール滓の添加方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR20120132480A (ko) 2012-12-05
DE102010004082A1 (de) 2011-07-07
PL2521758T3 (pl) 2017-12-29
CU20120103A7 (es) 2012-11-15
TW201200589A (en) 2012-01-01
WO2011082810A2 (de) 2011-07-14
NZ601192A (en) 2014-08-29
UA110331C2 (en) 2015-12-25
AU2010341132A1 (en) 2012-07-26
CN102695780A (zh) 2012-09-26
CL2012001819A1 (es) 2013-05-17
CA2786663A1 (en) 2011-07-14
PE20130371A1 (es) 2013-04-19
BR112012016482A2 (pt) 2017-10-03
EP2521758B1 (de) 2017-04-26
EA201290403A1 (ru) 2013-02-28
SG181989A1 (en) 2012-07-30
AR079974A1 (es) 2012-03-07
WO2011082810A3 (de) 2011-09-09
EP2521758A2 (de) 2012-11-14
MX2012007821A (es) 2012-11-23
CO6592105A2 (es) 2013-01-02
MA33981B1 (fr) 2013-02-01
US20130145685A1 (en) 2013-06-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN201644237U (zh) 油田老化油处理用碟式分离机
FR2582012A1 (fr) Procede de recyclage dans un hydrocraqueur de residus d'hydrocraquage non convertis apres elimination des hydrocarbures polynucleaires instables
MA33061B1 (fr) Formulations solides orales d'une pyridopyrimidinone
RU2017117389A (ru) Способ гидрокрекинга, объединенный с вакуумной перегонкой и сольвентной депарафинизацией для уменьшения накопления тяжелых полициклических ароматических соединений
US11512256B2 (en) Non-aqueous extraction of bitumen from oil sands
JP2014521785A5 (ja)
JP2013516528A (ja) 固形物を含有した液状の圧送可能なタール懸濁液を、内部に含有された分離された固形物を搬送する必要なく分離するための装置および方法
US10668401B2 (en) Extractor with settling zone near solvent discharge
CA2922837C (en) Ashless coal production method
CN104080893A (zh) 溶剂分离方法
CN102179315A (zh) 油田老化油处理用碟式分离机
CN104024386A (zh) 重力沉降槽和使用其的无灰煤的制造方法
US20160348010A1 (en) Fungible bitumen from paraffinic centrifugation
RU2629938C2 (ru) Селективное разделение тяжелого коксового газойля
AU2009270462B2 (en) Gasification device with continuous solid discharge
FR3031045A1 (fr) Procede d'elaboration d'une pate carbonee pour la fabrication d'electrodes a haute densite
WO2018012233A1 (ja) 水素化分解油の製造方法及び水素化分解油の製造装置
TH128083B (th) อุปกรณ์และวิธีการสำหรับแยกสารแขวนลอยน้ำมันดินเหลวและสามารถสูบได้ที่มีของแข็งโดยการใช้ที่ไม่มีการส่งของของแข็งที่ถูกแยกที่อยู่ในสารแขวนลอยดังกล่าว
CN206721118U (zh) 回收煤焦油油渣中残油的系统
RU2805925C1 (ru) Способ комбинированного гидрокрекинга тяжелого нефтяного сырья, включающий выделение отработанной добавки из неконвертированных остатков гидрокрекинга и ее осушку
CN105251248B (zh) 一种用于矿沥青溶剂萃取沥青用混合油过滤装置
WO2020209814A2 (en) A system and production method for olive oil production
JP5489715B2 (ja) 改質原料油を用いたディレードコーキングプロセス
TH128083A (th) อุปกรณ์และวิธีการสำหรับแยกสารแขวนลอยน้ำมันดินเหลวและสามารถสูบได้ที่มีของแข็งโดยการใช้ที่ไม่มีการส่งของของแข็งที่ถูกแยกที่อยู่ในสารแขวนลอยดังกล่าว
Kazak et al. Centrifuge treatment of coal tar

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141107

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141111

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150210

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20150303