JP2013506469A - ボーラスを防止する制御方法およびその装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、シリンジポンプ型のポンプであって、ハウジング100と、内部にシリンジ400を設置するシリンジホルダ200と、ハウジング100に対して可動式であり、駆動手段によってシリンジの長手軸に対して並進運動をするように駆動することができるプッシャ300と、プッシャ300を駆動手段に接続/切断するクラッチ手段310、350、351とを備えるポンプのプッシャの移動を制御する方法に関する。本発明の方法では、まずプッシャ300を駆動手段との連動から切り離すことによって手動による移動を可能にし、プッシャ300とシリンジヘッド401との間の接触の有無を判断する。プッシャがシリンジヘッドと接触していなければ、プッシャを手動でシリンジヘッドの方へ前進させる。プッシャがシリンジヘッドと接触すると、プッシャが前進する動きを停止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、シリンジポンプ型のポンプであって、ハウジングと、内部にシリンジを設置するシリンジホルダと、ハウジングに対して可動式であり、駆動手段によってシリンジの長手軸に対して並進運動をするように駆動することができるプッシャと、プッシャを駆動手段に接続/切断するクラッチ手段とを備えるポンプのプッシャの移動を制御する方法に関する。本発明は、本方法を実施するためのシリンジポンプ型のポンプにも関する。
シリンジポンプは、例えば疼痛治療や麻酔など、比較的緩慢な速度で溶液を投与する医療に広く使用されている。このシリンジポンプは一般に、輸液を含むシリンジを受容するためのホルダを備えたハウジング、および所定の速度でシリンジヘッドを押圧してシリンジ内の液体を吐出させるプッシャで構成されている。プッシャは、通常ねじを切った駆動ロッドで構成されモータで回転駆動する駆動手段によって移動する。ねじを切った駆動ロッドには、プッシャと連動するナットが連結しているため、ロッドが回転することによってナットが並進運動し、それに伴いプッシャも並進運動する。このナットは通常2つのハーフナットで構成されているが、その動作については後述する。
このようなシリンジを設置する際には、まずプッシャを引き離し、シリンジをシリンジホルダに設置し、適切な手段を用いて特に軸方向に対してシリンジが動かないようにし、プッシャがシリンジヘッドと接触するように持って行く必要がある。このヘッドは半径方向の板片で構成され、シリンジのピストンの自由端に配置されている。プッシャをシリンジヘッドの方へ迅速に移動させるのには、手動で行っても自動で行ってもよい。プッシャを手動で移動させる場合、まず駆動手段のクラッチを切断する必要がある。そのために、2つのハーフナットを互いに引き離してねじを切った駆動ロッドとの連動を切断する。このクラッチ切断位置では、ハーフナットはねじを切った駆動ロッドとの連結がなくなるため、プッシャを手動で移動させることができる。
この上記の操作の際に、プッシャがシリンジヘッドに突き当たる瞬間に不慮のボーラス(1回の用量の急速な投与)が生じることがある。その上、このようなボーラスは重大な結果を招くおそれがある。
欧州特許1329232A1号(特許文献1)および欧州特許1374932A2号(特許文献2s)には、プッシャがシリンジヘッドに接触する際にピストンの前進を阻止する制動装置が記載されている。シリンジは、従来の方法でシリンジホルダに設置され、その後、薄片形状の制動装置がピストンのフランジを半径方向に押圧してピストンの並進運動を阻止する。プッシャが前進する際、このプッシャはシリンジヘッドに当たることはあってもピストンを動かすことはない。プッシャがシリンジヘッドと接触すると、制動装置が離れ、シリンジポンプのモータが稼働する。このような制動装置の欠点は、ピストンが損傷したり、シリンジの円筒内でピストンが引っ掛かったりするおそれがあるという点である。さらに、正常に動作させるためには、シリンジのピストンに突き刺さるように薄片を十分に尖らせ、ピストンの保持が不十分にならないようにする必要がある。しかし、この薄片が十分に尖っていると、人にとっては凶器となってこの薄片で負傷するおそれがあり、特に装置が故障した場合は危険である。
欧州特許1329232A1号 欧州特許1374932A2号
よって本発明の目的は、不慮のボーラス投与を防止することができ、シリンジを損傷することもポンプの使用者を負傷させることもない新たな方法と新たなポンプを開発することである。本発明のもう一つの目的は、その一方で意図的なボーラス投与も可能にすることである。
この目的は、本発明の方法によって達成される。まずプッシャを駆動手段との連動から切り離すことによって手動による移動を可能にし、プッシャとシリンジヘッドとの間の接触の有無を判断する。プッシャがシリンジヘッドと接触していなければ、プッシャを手動でシリンジヘッドの方へ前進させる。プッシャがシリンジヘッドと接触すると、それまで作動していなかったプッシャの動きを阻止する手段が作動してプッシャが前進する動きを停止する。このステップの間は、プッシャがシリンジヘッドと接触したとしても、例えば指などのプッシャ以外の手段を用いてシリンジヘッドをシリンジの方へ移動させることができる。プッシャが前進する動きの阻止は、この操作の最初にプッシャがシリンジヘッドと接触していない場合に限って発動される。先行技術とは異なり、阻止されるのはシリンジのピストンではなく、シリンジとプッシャとの間の接触があると停止するプッシャの動きである。接触が起こらない限りはいかなる部材の動きも阻止されず、いかなる阻止手段も作動しない。
プッシャがシリンジヘッドと接触し、プッシャが前進する動きが阻止されると、プッシャを駆動手段に再度接続することができる。この接続によってプッシャが駆動モータと連結する。よってプッシャは、モータが作動していない限り動くことはできない。よってプッシャを解放することが可能になる。
意図的なボーラス投与が必要なこともある。したがって、プッシャがシリンジヘッドと接触している場合であってもプッシャの移動を可能にする必要がある。そのため、本方法では、プッシャを駆動手段から再度切断し、その後シリンジヘッドと接触しているプッシャを所望の幅だけシリンジの方へ並進移動させ、最後にプッシャの移動を止めて再度プッシャを駆動手段に接続するようにする。これらのステップは、意図的なボーラス投与プロセスの最初にプッシャがすでにシリンジヘッドと接触している場合に限り実行可能である。したがって、プッシャがシリンジヘッドと接触した直後、およびプッシャの動きを解放した直後、または輸液中でも、この意図的なボーラス投与が可能になる。
プッシャとシリンジヘッドとを接触させたのちにプッシャの動きを解放するステップの後、または意図的なボーラス投与ステップの後に、駆動手段を稼働させることができる。
2つのハーフナットを用いてねじを切った駆動ロッドによってプッシャを駆動するポンプであって、2つのハーフナットが互いに接近してねじを切った駆動ロッドを包囲することによってロッドが回転しているときにこの2つのハーフナットがロッド上に移動するクラッチ接続位置と、2つのハーフナットが互いに離れてねじを切った駆動ロッドとの連動を切り離すことによって2つのハーフナットがロッドと協働しなくなるクラッチ切断位置との間を移動することができるポンプに本方法を適用した場合、プッシャをシリンジヘッドに近づけたり、意図的なボーラスを実施したりするために手動で移動させた後、2つのハーフナットがねじを切った駆動ロッドの溝と歯合しないことがある。つまり、ハーフナットが駆動用ビスのねじの凹部に収まらないことがある。そのため、このずれを正すための特別な手順を実施する必要がある。そのために、プッシャをシリンジヘッドに接近させるか意図的なボーラス投与を行うためにプッシャを手動で移動させてからクラッチを接続したのちに、ハーフナットとの相対位置を検知するように設計し、場合によっては、ハーフナットがクラッチ接続位置になっていなければ、プッシャによって生じる外力を制御することによってねじを切った駆動ロッドを回転させるように設計し、これには例えばクラッチ接続位置になっていないときに限って力検知センサを用いる。
また、本発明は、本方法を実施するためのシリンジポンプ型のポンプにも関する。このポンプは、ハウジングと、シリンジを受容するためのシリンジホルダと、ハウジングに対して可動式であり、駆動手段によってシリンジの長手軸に対して並進運動するように駆動することができるプッシャと、プッシャを駆動手段に接続/切断するクラッチ手段とを備え、ポンプは、シリンジヘッドと接触していない位置からシリンジヘッドと接触する位置へ移動する工程で、シリンジヘッドと接触するときにプッシャがシリンジの方へ動くのを阻止する手段を備えている。本発明のポンプは、プッシャの阻止手段が、ねじを切った制御ロッドと、ねじを切ったロッドに嵌合してプッシャと連動するナットと、ねじを切った制御ロッドに対して作用することができる制動器とを有することを特徴とする。したがって、プッシャとシリンジヘッドとの接触を確認すると、制動器はねじを切った制御ロッドの回転を阻止する。ナット自体は、プッシャとの連動により回転を阻止されているため、ねじを切った制御ロッド上に移動することはできない。このナットと連動しているプッシャも同様である。よってプッシャの阻止は、シリンジ自体に手を加えることなく行われる。よって本装置には、プッシャを損傷するリスクもシリンジのピストンが引っ掛かるリスクもない。
本発明の一実施形態では、制動器は、ねじを切った制御ロッドと連動するロータと、ハウジングと一体化したステータとを有する電磁制動器で構成する。
本発明のプッシャには、プッシャとシリンジヘッドとの接触の有無を検知するセンサを備えることが適切である。このセンサが電動であれば、このセンサの信号を直接利用して阻止を示す信号を電磁制動器に送信することができる。
駆動手段は、モータと、このモータによって回転駆動するねじを切った駆動ロッドとで構成することが好ましい。そのため、クラッチ手段は、ハウジング外部にあるレバーと、このレバーに固定したプッシャ軸と、2つのハーフナットとで構成することができ、2つのハーフナットは、ねじを切った駆動ロッドを包囲してこのロッドと協働することができるクラッチ接続位置と、ねじを切った駆動ロッドから離れてこのロッドと協働しなくなるクラッチ切断位置との間を移動することができる。
プッシャがクラッチ手段と接続しているか切断されているかを判断するためのクラッチ検知センサを少なくとも1つ備えることが好ましい。このクラッチ検知センサは、プッシャおよび/またはクラッチ手段に設置することができる。
次の図面を用いて以下に実施例を示す。
図1は本発明のシリンジポンプ型のポンプの主要部材の分解図であり、プッシャの駆動手段を除いた図である。 図2は図1のポンプのフードを除いた上面図である。 図3aはクラッチ接続位置にある駆動手段を示す全体図である。 図3bはクラッチ接続位置にある駆動手段を示すハーフナットの詳細図である。 図3cはクラッチ切断位置にある駆動手段を示す全体図である。 図3dはクラッチ切断位置にある駆動手段を示すハーフナットの詳細図である。 図1のポンプの部分図であり、制御手段を示す図である。 図5aは電磁制動器の詳細分解図である。 図5b1は非作動位置にある電磁制動器の詳細断面図である。 図5b2は作動位置にある電磁制動器の詳細断面図である。 図5c1は非作動位置にあるAの詳細図である。 図5c2は作動位置にあるAの詳細図である。 図6aはクラッチ接続位置にある図である。 図6bはクラッチ切断位置にある図である。 図6cは部分的にクラッチ接続位置にある図である。 図7aは図6aの位置にあるクラッチレバーの図である。 図7bは図6bの位置にあるクラッチレバーの図である。 図7cは図6cの位置にあるクラッチレバーの図である。 図8aは図6aの位置にあるハーフナットの詳細図である。 図8bは図6bの位置にあるハーフナットの詳細図である。 図8cは図6cの位置にあるハーフナットの詳細図である。 図9aは図6aの位置にあるときのレバーの近辺に位置する光電子センサの詳細図である。 図9bは図6bの位置にあるときのレバーの近辺に位置する光電子センサの詳細図である。 図9cは図6cの位置にあるときのレバーの近辺に位置する光電子センサの詳細図である。 図10aは上から見た全体の斜視図である。 図10bは下から見た全体の斜視図である。 図10cはレバーの光電子センサの詳細図である。 図10dはハーフナット開閉装置の詳細図である。 図11aは駆動手段、制御手段およびクラッチ接続位置にあるクラッチ手段を部分的に示す図である。 図11bは駆動手段、制御手段およびクラッチ切断位置にあるクラッチ手段を部分的に示す図である。
本発明の方法および装置は、シリンジポンプ型のポンプを対象とするものである。あらゆるシリンジポンプと同じく、特に、
・ ハウジング(100)と、該ハウジングの前方面に位置する
・ シリンジを受容するためのシリンジホルダ(200)と、
・ シリンジ(400)のヘッド(401)を押圧してシリンジのピストン(402)を円筒(403)に挿入することによってシリンジの中身を排出するためのプッシャ(300)と、
・ プッシャ(300)をシリンジ(400)の方へ所望の速度で移動させる駆動手段(500)と
を有する。
ハウジング(100)は、特にフード(101)、2つの側板(102、103)で構成し、図1の左側の側板(102)でモータを備えている方をモータ側板と呼ぶ。
従来のように、シリンジホルダ(200)は、シリンジ(400)を半径方向に対しても軸方向に対しても阻止する手段を備えている。この手段は、保持レバー(210)およびスリット(211)で構成し、スリットにはシリンジの円筒(403)のフランジ(404)を挿入することができる。
同じくプッシャ(300)は、シリンジの方を向いているプッシャの前方面(301)にシリンジヘッド(401)を当接させる手段を備えている。この当接手段は2つの回転アーム(304)で構成し、アームは互いに離れてシリンジヘッド(401)を通過させたり、互いに接近してシリンジヘッドをプッシャの前方面(301)で阻止したりすることができる(図6および9を参照)。
特に図3に示した駆動手段(500)は、減速機(503)を介してモータ(502)に連結するねじを切った駆動ロッド(501)で構成する。この3つの部品は、ハウジング内部に設置することが好ましい。
プッシャ(300)は、管状の連結棒(303)の端部に固定し、もう一方の端部はハウジング内部で可動式であるキャリッジ(350)に固定する。このキャリッジ(350)は、ナットを介してねじを切った駆動ロッド(501)に連結する。このナット自体は、前記クラッチ接続位置から前記クラッチ切断位置へ、またその逆方向に移動することができる可動式の2つのハーフナット(351)で構成する。クラッチ接続位置では、図8aに示す通り、ハーフナット(351)はねじを切った駆動ロッド(501)を包囲するため、モータが稼働するとロッドと協働し、キャリッジ(350)がねじを切った駆動ロッド(501)に沿って並進運動する。一方クラッチ切断位置(図8bを参照)では、2つのハーフナット(351)は互いに離れるため、ねじを切った駆動ロッド(501)とは協働しなくなる。この2つの位置は、特に図3にも示しており、図3bはクラッチ接続位置を、図3dはクラッチ切断位置を示す。よってクラッチ切断位置では、モータ(502)を稼働させることなくキャリッジ(350)をねじを切った駆動ロッド(501)に沿って手動で移動させることができる。
プッシャは、手動で移動させるためのクラッチ切断手段を備える。このクラッチ切断手段は、プッシャ軸(311)の端部に固定するレバー(310)で構成し、このプッシャ軸は連結棒(303)の内部に設置する。このレバーは、プッシャの後方面(302)で、シリンジヘッドを押圧する面とは反対側の面に設置する。プッシャ軸(311)のもう一方の端部にはカムがあり(図示せず)、このカムはハーフナット(351)と協働してこのハーフナットを引き離す。バネ(352)がハーフナットを接近させてクラッチ接続位置に持って行き、レバー(310)が作動すると、プッシャ軸(311)の端部にあるカムがハーフナットを引き離す。
先行技術のポンプによく用いられるこれらの部品のほか、本発明のシリンジポンプは、プッシャ(300)がシリンジヘッド(401)の方へ近づく動きを即座に阻止することができる制御手段(600)を備えている。この制御手段は、図5に詳細に示している。この制御手段は、ねじを切った制御ロッド(610)と電磁制動器(620)とで構成し、制御ロッドには、嵌合連結によってキャリッジ(350)に連結するナット(611)を取り付ける。この電磁制動器は、モータ側板(102)に固定したステータ(621)とロータとで構成し、このロータは、ねじを切った制御ロッド(610)の軸方向に遊びをある程度持たせてハブ(626)を介して固定したパッキン(625)で構成する。パッキン(625)とハブ(626)との間には弾性部材(627)を介在させる。電磁制動器(620)が作動しない限り、パッキン(625)は弾性部材(627)によってステータ(621)から離れたまま保持され、ねじを切った制御ロッド(610)は自由に回転することができる。キャリッジ(350)は、駆動手段(500)の作用によって、あるいは手動で移動させた際にこのねじを切った制御ロッド(610)に沿って並進移動することができ、これによってねじを切った制御ロッド(610)が回転する。実際、ねじを切った制御ロッド(600)のねじの輪郭とナット(601)の輪郭は逆であってもよい。一方、電磁制動器が作動すると、ステータ(621)内にあるボビンは給電されるため、パッキン(625)は電磁制動器の固定部分(621)に密着する。ねじを切った制御ロッド(610)の回転は阻止される。制御ナット(611)自体は、キャリッジ(350)に嵌合することによって回転を阻止されるため、キャリッジ(350)もプッシャ(300)も並進運動を阻止される。
制御装置は、動作するために複数のセンサを必要とする。第1のセンサによって、プッシャ(300)がシリンジヘッド(401)と接触しているかどうかを検知することができる。この接触検知センサは、切り替え装置(711)を切り替えることができる検知フィンガ(710)で構成する。この切り替え装置は、光学センサ(713)と協働する検知片(712)を上方部に備えている。検知フィンガ(710)が突出している位置、すなわちシリンジヘッドと接触しない位置では、この検知片は光学センサ(713)内を通過する。一方、検知フィンガ(710)が押圧されれば、すなわちプッシャ(300)がシリンジヘッドと接触すれば、検知片(712)は光学センサ(713)から出て、光学センサの状態が変わる。この変化を利用して電磁制動器(620)を作動させる。一実施変形例では、検知片は、検知フィンガが突出している位置にあるときは光学センサの検知範囲外となり、検知フィンガが押圧されているときはこのセンサ内を通過する。
この接触検知センサのほか、制御装置はクラッチ検知センサも備える。クラッチ検知センサは、プッシャ軸(311)と一体化したリング(720)で構成し、このリングは光学センサ(722)と協働する検知片(721)を有する。レバー(310)が休止位置(クラッチ接続位置)にある限り、検知片(721)は光学センサ(722)内に位置してクラッチ接続を示す信号を供給する。一方、レバー(310)を押さえると(クラッチ切断位置)、検知片(721)は光学センサ(722)から出て、光学センサはクラッチ切断を示す信号を供給する。レバー(310)の位置に応じた光学センサ(722)内の検知片(721)の位置は、図7a/7cおよび9a/9cに示したクラッチ接続位置、および図7bおよび9bに示したクラッチ切断位置の通りである。
ボーラスを防止する制御プロセスは、次のように動作する。プッシャ(300)は離れた位置にあり、従来の方法でシリンジホルダ(200)内に設置したシリンジヘッド(401)の後ろから距離を置いたところにある。検知フィンガ(710)は、プッシャ(300)の前方面(301)からわずかに突出し、接触検知光学センサ(713)は接触なしを示す信号を供給する。レバーは休止位置にあるため、クラッチ検知光学センサ(722)はクラッチ接続を示す信号を送信する。電磁制動器は作動していない。
レバー(310)は下げることによって作動する。クラッチ検知光学センサ(722)はクラッチ切断を示す信号を供給する。プッシャ軸(311)は回転し、それに伴ってカムが駆動してハーフナット(351)が引き離される。この時に、プッシャ(300)をシリンジの方へ移動させることができる。プッシャ(300)を移動させると、キャリッジ(350)が連結棒(303)を介して移動する。キャリッジ(350)が移動すると、今度はねじを切った制御ロッド(610)がナット(611)を介して回転する。
プッシャ(300)がシリンジヘッド(401)と接触すると、検知フィンガ(710)が押圧され、それによって切り替え装置(711)が切り替わり、検知片(712)が接触検知光学センサ(713)から出る。この光学センサは接触を示す信号を発信し、この信号を利用して電磁制動器(620)が作動する。ステータ(621)内にあるボビンが給電されると、パッキン(625)がステータに密着し、ねじを切った制御ロッド(610)の回転が阻止される。前述の変形例では、検知フィンガが押圧されることにより検知片が光学センサ内を通過する。
クラッチ検知センサと同時に、ハーフナット(351)の位置検知センサ(730)も備えている。レバー(310)を下げることによってプッシャ軸(311)が回転し、引き離す働きをするカムによってハーフナット(351)が離れ、レバー(310)が休止位置に戻ることによってプッシャ軸(311)が逆回転し、カムが休止位置に戻る。バネ(352)の作用を受けて、ハーフナット(351)はクラッチの閉鎖位置に戻るはずである。しかし、キャリッジ(350)を手動で移動させた場合、ハーフナット(351)のねじがねじを切った駆動ロッド(501)のねじの正面に来ない可能性がある。この場合、レバーが休止位置にあってもハーフナット(351)はクラッチ接続位置に戻ることができない。そのため、開閉装置タイプのセンサ(730)をハーフナット(351)に設けた。図8bおよび8cのようにハーフナットが離れると、この位置検知センサは開放位置(またはクラッチ切断位置)を示す信号を供給する。逆に、図8aのようにハーフナットが閉鎖位置にあると、センサは閉鎖位置(またはクラッチ接続位置)を示す信号を供給する。
クラッチの制御は、以下の表のように動作する。
Figure 2013506469
プッシャを手動で移動させたのちに、クラッチ切断位置からクラッチ接続位置へ変化する際に起こることがある中間位置の場合、ハーフナット(351)がねじを切った駆動ロッド(501)のくぼみに嵌まるように特別な手順を実行する必要がある。このプロセスでは、ねじを切った駆動ロッド(501)を、好ましくはプッシャによってシリンジに生じる外力を、プッシャに搭載した力検知センサ(図示せず)を用いて制御することにより回転させ、これをハーフナット(351)がクラッチ接続位置に達するまで行う。このようにすると、プッシャは、シリンジヘッドと接触する際にシリンジに対して強すぎず弱すぎない力で作用する。プッシャがシリンジヘッドを押圧する力が強すぎると、不慮のボーラスを引き起こしてしまう。逆に、シリンジヘッドを押圧する力が不十分であれば、輸液の最初の薬剤投与に遅れが生じてしまう。なぜなら、シリンジヘッドを移動させる前にまずプッシャをシリンジの方へ一定時間移動させる必要があるからである。
この制御装置によって、プッシャがシリンジヘッドと接触したときに、直接シリンジに手を加えることなくプッシャの移動を阻止することが可能になる。しかし、意図的なボーラスを実施することが望まれることもある。そのためには、プッシャがシリンジヘッドと接触していても、プッシャを手動で移動できるようにしなければならない。そのため、本方法では、接触検知センサ(713)がすでに接触を示す信号を送信していても、レバーが下がっていれば電磁制動器(620)は作動しないようにする。このようにすると、輸液中であってもプッシャがシリンジヘッドと接触した直後であっても意図的なボーラスが可能になる。後者の場合、プッシャがシリンジヘッドと接触したのちにプッシャを移動させられるように、最初にレバーを放してクラッチ接続を示す信号を出したのちに再度レバーを下げ、プッシャをシリンジヘッドと一緒にシリンジの方へ移動させる必要がある。
表2は、制御方法をまとめたものであり、初期位置に応じて異なる一連のステップを示している。
Figure 2013506469
*)ハーフナットのねじが、ねじを切った駆動ロッドのねじと歯合しない場合は、歯合プロセスを実施する必要がある。
したがって、制御方法は以下のようになる。
ステップa):レバー(310)を下げてプッシャ(300)を駆動手段(500)から切断する。すると、ハーフナット(351)が引き離される。クラッチ切断検知センサ(722)はクラッチ切断位置を示し、ハーフナットの位置検知センサ(730)は開放位置を示す。
ステップb):装置は、接触検知センサ(713)からの接触を示す信号を利用してプッシャ(300)とシリンジヘッド(401)との接触の有無を検知する。接触検知センサが非接触位置を示すと、本プロセスはステップc)に続く。接触検知センサが接触位置を示すと、本プロセスはステップg’)に続く。
ステップc):接触検知センサ(713)が非接触位置を示すと、プッシャ(300)は、シリンジヘッドと接触するまでシリンジの方へ並進移動し、これによって接触検知センサ(713)は接触位置を示すように変化する。このように非接触位置から接触位置に変わることによって、電磁制動器(620)が作動するとともに、プッシャの並進移動が阻止される。このステップの間、シリンジのピストン(402)は自由であり、例えば指など駆動手段以外の手段によって、シリンジの方またはプッシャの方へ移動させることができる。
ステップd):プッシャ(300)がシリンジヘッド(401)と接触し、電磁制動器(620)が作動すると、レバー(310)を放すことで再度プッシャを駆動手段(500)に接続することができる。ハーフナット(351)は、再度ねじを切った駆動ロッド(501)と協働するところまで接近する。接触検知センサ(713)は接触位置を示したままであり、クラッチ検知センサ(722)は再度クラッチ接続位置を示すように変化し、位置検知センサ(730)は接近位置を示すように再度変化し、場合によっては歯合プロセスのステップd’)およびd’’)を実施する。
ステップe):プッシャ(300)は駆動手段(500)に接続しているため、モータ(502)以外の方法でプッシャを移動させることはできない。したがって、電磁制動器(620)の動作を停止させることができ、それによってプッシャ(300)の並進運動を解放することができる。必要に応じて本プロセスは、モータを稼働させて輸液する場合にステップi)に続くか、意図的なボーラス投与の場合にステップf)に続く。
ステップf):次に、プッシャ(300)がシリンジヘッド(401)と接触している、つまり接触検知センサ(713)が接触位置を示し、作業者が意図的なボーラス投与を希望している場合、作業者はレバー(310)を下げて再度プッシャを駆動手段から切断する。ここで再びハーフナット(351)はねじを切った駆動ロッド(501)から離れる。クラッチ検知センサ(722)は再度クラッチ切断位置を示し、ハーフナット(351)の位置検知センサ(730)は開放位置を示すように変化する。このとき、クラッチ検知センサ(722)はクラッチ接続位置からクラッチ切断位置を示すように変化し、接触検知センサ(713)は接触位置を示しているが、これによって電磁制動器が作動することはない。この接触検知センサ(713)はすでに接触位置を示しているからである。
ステップg):プッシャ(300)およびそれに伴いシリンジヘッド(401)をシリンジ(400)の方へ所望の距離だけ並進移動させ、必要な薬剤量を投与する。このステップの間、レバー(310)は下げた位置のままである。
ステップh):必要な薬剤量を投与すると、プッシャ(300)の移動は停止し、プッシャは駆動手段(500)に接続される。そのために、レバー(310)を放すと、ハーフナット(351)は再びねじを切った駆動ロッド(501)と協働する位置に戻る。接触検知センサ(713)は接触位置を、クラッチ検知センサ(722)はクラッチ接続位置を、位置検知センサ(730)は接近位置を示すが、場合によってこれはステップh’’)およびh’’’)の実行後である。
ステップg’):ステップb)で接触検知センサ(713)が接触位置を示せば、つまりプッシャ(300)がすでにシリンジヘッドと接触していれば、意図的なボーラス投与が可能である。ステップbの後、位置検知センサ(713)は接触位置を、クラッチ検知センサ(722)はクラッチ切断位置を、位置検知センサ(730)は開放位置を示す。したがってこの段階で、プッシャおよびそれに伴いシリンジヘッドをシリンジの方へ所望の距離だけ並進移動させて必要な薬剤量を投与することができる。このステップの間、レバー(310)は下げた位置のままである。
ステップh’):所望の薬剤量を投与すると、プッシャの移動は停止し、プッシャは駆動手段に接続される。そのために、レバー(310)を放すと、ハーフナット(351)は再びねじを切った駆動ロッド(501)と協働する位置に戻る。接触検知センサ(713)は接触位置を、クラッチ検知センサ(722)はクラッチ接続位置を、位置検知センサ(730)は接近位置を示すが、場合によってこれはステップh’’)およびh’’’)の実行後である。
ステップi):駆動手段(500)を稼働させて輸液を実施する。接触検知センサ(713)は接触位置を、クラッチ検知センサ(722)はクラッチ接続位置を、位置検知センサ(730)は接近位置を示す。したがって、プロセスをステップg’)に続けることで、輸液中に意図的なボーラス投与を行うことは確実に可能である。
ステップd’および
ステップh’’):プッシャを手動で移動させたのち、位置検知センサ(730)を用いてハーフナット(351)の相対位置を検知する。ハーフナット(351)のねじがねじを切った駆動ロッド(501)のねじと嵌合すれば問題はなく、プロセスはステップe)またはステップi)へと続けてよい。
ステップd’’)および
ステップh’’’):一方、ハーフナット(351)のねじがねじを切った駆動ロッド(501)のねじと歯合しなければ、ハーフナットは互いに十分に接近できないため、ロッドと協働できない。クラッチ検知センサ(722)はクラッチ接続位置を示すが、位置検知センサ(730)は開放位置を示したままである(7c)および8c)を参照)。したがって、歯合プロセスを実施する必要があり、例えばねじを切った駆動ロッド(501)を回転させ、好ましくはプッシャによってシリンジに生じる外力を、プッシャに搭載した力検知センサを用いて制御することにより回転させ、これをハーフナットのねじがねじを切った駆動ロッドと歯合するまで行う。この位置では、ハーフナットはバネに押されて接近位置となって再度嵌合する。すると位置検知センサ(730)は接近位置を示す信号を送信し、ねじを切った駆動ロッド(501)の回転が停止する。よって通常のプロセスをステップe)またはステップi)に続けてよい。
本制御方法は、常にプッシャのクラッチ切断から開始する(ステップa)。実際、実施するプロセスがどのようなものであっても(プッシャをシリンジヘッドと接触させてポンプを準備するプロセスや、ボーラス投与のプロセス)、まずプッシャを駆動手段から切断してプッシャの手動での移動を可能にする必要がある。プッシャがクラッチ切断位置になると、本方法は、シリンジヘッドに対するプッシャの位置を判断する(ステップb)。
本方法でシリンジヘッドとの接触が検知されなければ、プッシャをシリンジヘッドと接触するまで押してもよい(ステップc)。この位置になると、本方法によりプッシャの動きは阻止される。使用者は、再度プッシャを駆動手段に接続する必要がある(ステップd)。すると、阻止装置は作動しなくなる(ステップe)。必要に応じて、この段階で意図的なボーラス投与を行ったり(ステップf、g、h)、ポンプを作動させたり(ステップi)することができる。意図的なボーラス投与を行うには、レバーを再度作動させてプッシャを駆動手段から切断する必要がある(ステップf)。プッシャをシリンジから放す、つまり後退させてもよい。
一方、本方法によりプッシャとシリンジヘッドとの接触が検知されれば(ステップb)、意図的なボーラスを実施することができる(ステップg’、h’)。つまり、ポンプを作動させる段階では、レバーを1回のみ作動させるだけで意図的なボーラス投与が可能になる。
本発明の方法および装置により、プッシャがシリンジヘッドの方へ接近する際に、シリンジ自体に手を加えずに不慮のボーラスを回避することができるだけでなく、プッシャをシリンジヘッドに接触させた直後でも輸液中でも、何時でも意図的なボーラス投与を行うことができる。シリンジのピストンには半径方向の力は一切かからないため、ピストンの軸が円筒から外れて動かなくなるリスクは一切ない。
100・・・ハウジング
101・・・フード
102・・・側板(モータ側板)
103・・・側板
200・・・シリンジホルダ
210・・・保持レバー
211・・・保持スリット
300・・・プッシャ
301・・・プッシャの前方面
302・・・プッシャの後方面
303・・・連結棒
304・・・回転アーム
310・・・クラッチ切断レバー
311・・・プッシャ軸
350・・・キャリッジ
351・・・ハーフナット
352・・・バネ
400・・・シリンジ
401・・・シリンジヘッド
402・・・シリンジのピストン
403・・・シリンジの円筒
404・・・シリンジの円筒のフランジ
500・・・駆動手段
501・・・ねじを切った駆動ロッド
502・・・モータ
503・・・減速機
600・・・制御手段
601・・・ねじを切った制御ロッド
611・・・ナット
620・・・電磁制動器
621・・・ステータ
625・・・パッキン
626・・・ハブ
627・・・弾性部材
710・・・検知フィンガ
711・・・切り替え装置
712・・・切り替え装置の検知片
713・・・接触検知光学センサ
720・・・リング
721・・・リングの検知片
722・・・クラッチ検知光学センサ
730・・・ハーフナット位置検知センサ(開閉装置)

Claims (13)

  1. シリンジポンプ型のポンプであって、ハウジング(100)と、内部にシリンジ(400)を設置するシリンジホルダ(200)と、前記ハウジング(100)に対して可動式であり、駆動手段(500)によって前記シリンジの長手軸に対して並進運動をするように駆動することができるプッシャ(300)と、前記プッシャ(300)を前記駆動手段(500)に接続/切断するクラッチ手段(310、311、350、351、352)とを備えるポンプのプッシャの移動を制御する方法において、
    a)前記プッシャ(300)を前記駆動手段(500)から切断するステップ、
    b)前記プッシャ(300)と前記シリンジヘッド(401)との接触の有無を検知するステップ、および
    c)前記プッシャと前記シリンジヘッドとの接触、前記プッシャの前記シリンジヘッドへの接触の検知、およびそれまで作動していなかった前記プッシャの並進運動の阻止手段を即座に作動させる動きがない場合に、前記プッシャ(300)を前記シリンジ(400)の方へ並進移動させるステップ
    を特徴とする方法。
  2. 前記ステップc)の後にさらに、
    d)前記プッシャ(300)を前記駆動手段(500)に接続するステップと、
    e)前記プッシャ(300)の並進運動を阻止するステップと
    を実施することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ステップe)の後にさらに、
    f)前記プッシャ(300)を前記駆動手段(500)から切断するステップと、
    g)前記シリンジヘッド(401)と接触している前記プッシャ(300)を所望の幅だけ前記シリンジ(400)の方へ並進移動させるステップと、
    h)前記プッシャ(300)の移動を止めて前記プッシャを前記駆動手段(500)に接続するステップと
    を実施することを特徴とする、請求項2に記載の方法。
  4. 前記ステップb)で前記プッシャ(300)と前記シリンジヘッド(401)との接触を検知した場合、前記ステップb)の後にさらに、
    g’)前記シリンジヘッド(401)と接触している前記プッシャ(300)を所望の幅だけ前記シリンジの方へ並進移動させるステップと、
    h’)前記プッシャの移動を止めて前記プッシャを前記駆動手段(500)に接続するステップと
    を実施することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  5. 前記ステップe)またはh)の後にさらに、
    i)前記プッシャ(300)の駆動手段(500)を稼働させるステップ
    をそれぞれ実施することを特徴とする、請求項2から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 2つのハーフナット(351)を用いてねじを切った駆動ロッド(501)によって前記プッシャ(300)を駆動するポンプであって、前記2つのハーフナット(351)が互いに接近してねじを切った駆動ロッド(401)を包囲することによってロッドが回転しているときに前記2つのハーフナットがロッド上に移動するクラッチ接続位置と、前記2つのハーフナット(351)が互いに離れてねじを切った駆動ロッド(401)からも離れることによって前記2つのハーフナットが前記ロッドと協働しなくなるクラッチ切断位置との間を移動することができるポンプに適用した前記方法において、
    ステップd)またはh)のクラッチ接続後に、
    d’/h’’)ハーフナット(351)の相対位置を検知するステップと、
    d’’/h’’’)ハーフナット(351)がクラッチ接続位置に達していない場合に、ねじを切った駆動ロッド(501)を、好ましくはプッシャによってシリンジに生じる外力を、プッシャに搭載した力検知センサを用いて制御することにより回転させ、これをハーフナット(351)がクラッチ接続位置に達するまで行うステップ
    との中間ステップをそれぞれ実施することを特徴とする、請求項2から4のいずれか一項に記載の方法。
  7. ハウジング(100)と、シリンジ(400)を受容するためのシリンジホルダ(200)と、前記ハウジング(100)に対して可動式であり、駆動手段(500)によって前記シリンジ(400)の長手軸に対して並進運動するように駆動することができるプッシャ(300)と、前記プッシャ(300)を前記駆動手段(500)に接続/切断するクラッチ手段(310、311、350、351、352)とを備えるシリンジポンプ型のポンプであって、前記シリンジヘッド(401)と接触しない位置から前記シリンジヘッド(401)と接触する位置へ移動する工程で、前記プッシャ(300)が前記シリンジヘッド(401)と接触するときに前記シリンジ(400)の方へ動くのを阻止する手段を備えるポンプにおいて、前記プッシャの前記阻止手段は、ねじを切った制御ロッド(610)と、該ねじを切った制御ロッド(610)と嵌合して前記プッシャ(300)と連動するナット(611)と、前記ねじを切った制御ロッド(610)対して作用する制動器(620)とを有することを特徴とするポンプ。
  8. 前記制動器(620)は、前記ねじを切った制御ロッド(610)と連動するロータ(625、626、627)と、前記ハウジング(100)と一体化したステータ(621)とを有する電磁制動器で構成することを特徴とする、請求項7に記載のポンプ。
  9. 前記プッシャ(300)は、該プッシャ(300)と前記シリンジヘッド(401)との接触の有無を検知する接触検知センサ(710、711、712、713)を備えることを特徴とする、請求項7または8に記載のポンプ。
  10. 前記駆動手段(500)は、モータ(502)と、該モータ(502)によって回転駆動するねじを切った駆動ロッド(501)とで構成することを特徴とする、請求項7から9のいずれか一項に記載のポンプ。
  11. 前記クラッチ手段は、前記ハウジング(100)外部にあるクラッチ切断レバー(310)と、該レバー(310)と連動するプッシャ軸(311)と、2つのハーフナット(351)とで構成し、該2つのハーフナットは、ねじを切った駆動ロッド(501)を包囲して該ロッドと協働することができるクラッチ接続位置と、前記ねじを切った駆動ロッド(501)から離れて該ロッドと協働しなくなるクラッチ切断位置との間を移動することができることを特徴とする、請求項10に記載のポンプ。
  12. 前記プッシャ(300)が前記クラッチ手段と接続しているか切断されているかを判断するためのクラッチ検知センサ(720、721、722、730)を少なくとも1つ備えることを特徴とする、請求項7から11のいずれか一項に記載のポンプ。
  13. 前記クラッチ検知センサ(720、721、722、730)は、前記プッシャ(300)および/または前記クラッチ手段(350)に設置することを特徴とする、請求項12に記載のポンプ。
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