JP2013502327A5

JP2013502327A5 - スラブの表面を研磨するためにスラブを取り扱う装置

Info

Publication number: JP2013502327A5
Application number: JP2012525067A
Authority: JP
Filing date: 2010-08-06
Publication date: 2013-09-19
Anticipated expiration: 2030-08-06

Description

本発明は、スラブの表面を、圧延ロール域における圧延加工前に研磨し、その際、スラブを、可逆の研磨台上に載設させて、研磨室に配置された、研磨機ユニットの研磨アセンブリの下側で往復運動させ、表面を研磨加工したあとで研磨台を直線的に研磨室から外方へ移動させ、スラブを、研磨台から持ち上げて反転装置に供給し、その際、スラブを、反転後に反転装置から取り出して、未加工の別の表面が上側に位置するように研磨台に収容し、次いで、研磨台を、表面を加工するために新たに研磨室に進入させる、特に連続鋳造により製造されたスラブを取り扱う装置に関する。

実際に、連続鋳造された、鋼片から所望の長さに切断されたスラブの表面を、特に広幅面で（選択的には狭幅面でも）圧延ロール域における圧延加工前に、上述のステップに従って研磨することが一般的である。

したがって本発明の課題は、構造上の手間が大きく低減された、極めて簡単な、連続鋳造されたスラブを研磨する際にスラブを取り扱う装置を提供することである。

本発明による装置によれば、研磨台が載設されたスラブと共に直線的に移動する少なくとも１つの研磨機ユニットの出口付近に、研磨台の移動方向に対して横方向に移動可能なスラブマニピュレータが配置されており、スラブマニピュレータは、研磨台の長さにわたって延在する、つまり研磨台の長さをブリッジする走行部枠を備えており、走行部枠に、各端面側で内側に位置し、同期的に駆動される複数の回動部枠が設けられており、回動部枠は、それぞれ回動部枠に昇降可能に配置された上下の持上桁を介して相互に結合されており、一方の持上桁は、スラブ表面に下側から係合する支持要素を備えており、他方の持上桁は、反対側のスラブ表面に上側から係合する支持要素を備えている。両方の持上桁の間でスラブを受け取ったあとで、１つの支持要素がスラブを支持し、これに対してスラブは、別の支持要素の調節により位置決めしながら挟持もしくは緊締される。

Claims

スラブ（２ａ，２ｂ）の表面を、圧延ロール域における圧延加工前に研磨し、その際、スラブを、可逆の研磨台（１２ａ，１２ｂ）上に載設させて、研磨室に配置された、研磨機ユニット（Ｉ，ＩＩ）の研磨アセンブリの下側で往復運動させ、表面を研磨加工したあとで直線的に研磨台を研磨室から外方へ移動させ、スラブを、研磨台から持ち上げて反転装置に供給し、その際、スラブ（２ａ，２ｂ）を、反転後に反転装置から取り出して、未加工の別の表面が上側に位置するように研磨台に収容し、次いで、該研磨台を、表面を加工するために新たに研磨室に進入させる、特に連続鋳造により製造されたスラブ（２ａ，２ｂ）を取り扱う装置において、
研磨台（１２ａ，１２ｂ）が載設されたスラブ（２ａ，２ｂ）と共に直線的に移動する少なくとも１つの研磨機ユニット（Ｉ，ＩＩ）の出口付近に、該研磨台（１２ａ，１２ｂ）の移動方向に対して横方向に移動可能なスラブマニピュレータ（９）が配置されており、該スラブマニピュレータ（９）は、研磨台（１２ａ，１２ｂ）の長さをブリッジする走行部枠（１３）を備えており、該走行部枠（１３）に、各端面側で内側に位置し、同期的に駆動される複数の回動部枠（１７ａ，１７ｂ）が設けられており、該回動部枠（１７ａ，１７ｂ）は、それぞれ該回動部枠（１７ａ，１７ｂ）に昇降可能に配置された上下の持上桁（１４ａ，１４ｂ）を介して相互に結合されており、一方の持上桁（１４ａ）は、スラブ表面に下側から係合する支持要素（２１ａ）を備えており、他方の持上桁（１４ｂ）は、反対側のスラブ表面に上側から係合する支持要素（２１ｂ）を備えていることを特徴とする、スラブを取り扱う装置。
持上桁（１４ａ，１４ｂ）は、相互に独立して昇降可能である、請求項１記載の装置。
回動部枠（１７ａ，１７ｂ）は、回動駆動装置（１８）により作動させられる回動支承部（１９）でもって、走行部枠（１３）に面して形成されている、請求項１または２記載の装置。
持上桁（１４ａ，１４ｂ）は、支持要素として、桁長手方向にみて相互にずらした櫛歯状の支持ビーム（２１ａ，２１ｂ）を備えている、請求項１から３までのいずれか１項記載の装置。
支持ビーム（２１ａ，２１ｂ）は、相互に重畳して、最大スラブ幅の半分を越えて、かつ最小スラブ幅を越えて延びるように形成されている、請求項４記載の装置。
持上桁（１４ａ，１４ｂ）は、回動部枠（１７ａ，１７ｂ）のガイド（１６）に配置されている、請求項１から５までのいずれか１項記載の装置。
持上桁（１４ａ，１４ｂ）は、ストッパ（２２）を備えており、該ストッパ（２２）に、スラブ（２ａ，２ｂ）の狭幅面が当接する、請求項１から６までのいずれか１項記載の装置。
昇降距離を調節するために、回動部枠（１７ａ，１７ｂ）の、持上桁（１４ａ，１４ｂ）に枢着された液圧シリンダ（１５）が設けられている、請求項１から７までのいずれか１項記載の装置。