JP2013500750A - こぼれ防止機能付き乳児用哺乳瓶の閉止システム - Google Patents
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Abstract
こぼれ防止機能付き乳児用哺乳瓶の閉止システムであって、瓶の雄ねじにねじ止めされることのできる雌ねじを備えた略円筒状の下部周縁部を有し、雌ねじの上の縁部で下部周縁部に連結され、その断面を塞ぐ下部仕切りを含む下部閉止リングであって、下部仕切りは、第1の上面および第1の下面と、一方では第1の上面において、他方では第1の下面において開口する少なくとも1つの下部貫流孔とを含む、下部閉止リングと、雄ねじを有する略円筒状の上部周縁部であって、雄ねじは飲用乳首を上部周縁部の上縁部に固締するためのねじリングに連結する上部周縁部と、縁部で上部周縁部に連結されてその断面を塞ぐ上部仕切りを含む上部閉止リングであって、上部仕切りは、第1の上面に封止するように配置されている第2の上面および第2の下面と、一方では第2の下面において、他方では第2の上面において開口する少なくとも1つの上部貫流孔とを含む、上部閉止リングと、下部閉止リングと上部閉止リングとを互いに回転可能および着脱可能に係止する係止要素と、下部周縁部に対して同軸の軟弾性材料でできている円形リップシールであって、円形リップシールは、第1の上面に配置されている少なくとも1つの軸方向に向いている封止リップと、少なくとも1つの円形シール形状部と、を備え、円形シール形状部はリップシールと係合しており、上部周縁部に対して同軸であり、第2の下面に配置されているか、またはその逆であり、上部閉止リングを下部閉止リングに対して回転させることによって、上部貫流孔が、任意選択的に下部貫流孔に対して重なり合う位置および重な合わない位置となることができる。
【選択図】図1
【選択図】図1
Description
本発明は、こぼれ防止機能付き乳児用哺乳瓶の閉止システムに関する。
周知の乳児用哺乳瓶では、下縁部の乳首が円周状の乳首フランジを有し、これがねじリングによって瓶の開口部の縁に対して封止するように固定され、ねじリングは瓶の雄ねじにねじ止めされている。飲むことを中断している間に液体がこぼれるのを防止するために、蓋を乳首フランジとフランジ縁部との間に配置し、ねじリングによってしっかり締める。
より使い勝手の良いこぼれ防止機能付き乳児用哺乳瓶が、DE 101 57 071 C1に開示されている。この瓶は、瓶の雄ねじにねじ止めされる下部閉止リングを備え、このリングは少なくとも1つの第1の貫流孔を有する第1のシート面を備える。上部閉止リングが、少なくとも1つの第2の貫流孔を備えた第2のシート面を有する。この2つの閉止リングは、係止要素によって互い回転および着脱可能に係止されることが可能である。上部閉止リングを回転させることによって、第1および第2の貫流孔を重なり合う位置および重なり合わない位置にすることが可能である。飲用乳首が、ねじリングによって上部閉止リングの雄ねじにねじ止めされる。貫流孔が互いに重なり合う場合、飲用乳首を通して乳児食を摂取ことが可能である。貫流孔が互いに重なり合わない場合、飲用乳首を通して乳児食を移動することが阻止される。
例示的実施形態では、閉止リングが円錐状のシート面を有する。さらに、下部閉止リングの下面と第1のシート面の上面とに、封止リングがある。下部閉止リングは、下部の円錐状のシート面から内側に突出する係止突起部を含み、上部閉止リングは、下部の第2の円錐状のシート面から突出し、係止突起部の後ろで係止するスナップ式つまみ(snap tongues)を有する。
DE 101 57 071 C1
WO 2007/042117 A1
こぼれ防止機能付き瓶の製造および使用は、それでもなお、ある程度は複雑である。その空間形状が複雑であるために、閉止リングに汚れが蓄積されやすい。スナップ式つまみは、乳児食と接触し、取り外しのためには手で触る必要がある。閉止リングの洗浄は、複雑である。
WO 2007/042117 A1は、製造および使用を簡単にするこぼれ防止機能付き乳児用哺乳瓶を開示している。一変形例が、下部閉止リングを有する閉止システムを含む。この閉止システムは、瓶の雄ねじに対してねじ止めされている第1の雌ねじを備えた、略円筒状の第1の周縁部を有し、第1の周縁部の上縁部に連結される第1の中央部を含み、中央部は、長手方向縦軸回りに回転対称であり、瓶の内部から離れて対向する第1のシート面と、一方では第1のシート面において、他方では瓶の内部に面する第1の中央部の一面において開口する少なくとも1つの第1の貫流孔と、少なくとも貫流孔の端縁周りで第1のシート面と瓶の上端に位置する封止面とに射出成形され、第1のシート面から第1の貫流孔を通って瓶の内部に対向する面に沿って第1の中央部の封止面まで延びるプラスチック素材からなる軟弾性材料の封止要素を有する。さらに、閉止システムは、第2の雄ねじを備えた略円筒状の第2の周縁部を有する上部閉止リングであって、この上部閉止リングは上に雌ねじを備えたねじリングの飲用乳首が固定されて、第2の周縁部に連結されている第2の中央部を有し、中央部は、長手方向軸回りに回転対称であり、第1のシート面に封止するように配置されている第2のシート面と、一方では第2のシート面において、他方では第2の中央部において第2のシート面から離れる面において開口する少なくとも1つの第2の貫流孔とを備え、前記貫流孔は、上部閉止リングを下部閉止リングに対して回転することによって、第1の貫流孔に対して重なり合う位置および重なり合わない位置になることが可能である。さらに、係止要素があり、これは、下部閉止リングと上部閉止リングとを互いに対して回転可能および着脱可能に連結する。
例示的実施形態によると、軟弾性の封止材料は、下部閉止リングに射出成形され、第1のシート面上の貫流孔を囲む円形部を覆う。さらに、それぞれ封止材料が貫流孔の内周に細片状部分を有する。細片状部分からの第1の中心部の下面に、軟弾性の封止材料のさらなる細片状部分がある。この細片状部は、第1の周縁部の円筒状部分の内面まで下がって延びており、同一材料でできている環状の周縁封止面に底部で連結されている。環状の周縁封止面は、第1の周縁部の段の内面に配置されている。この封止材料は、たとえば、熱可塑性エラストマである。
周知の閉止システムでは、下部閉止リングと上部閉止リングとの間を封止し、下部閉止リングの第1のシート面の環状のディスク形状の軟弾性封止材料と、その上に配置される上部閉止リングの略平坦な第2のシート面との間を封止する。ここでは、特にシート表面が特定の接触圧によって互いに正確に支え合わない場合に漏れにつながる可能性がある。さらに、軟弾性封止材料でできている第1のシート面と第2のシート面との間の摩擦によって、下部閉止リングに対する上部閉止リングの回転が妨げられる可能性がある。
このような背景に対して、本発明の目的は、改良された使用特性を備えたこぼれ防止機能付き乳児用哺乳瓶の閉止システムを提供することである。
本目的は、請求項1の特徴を有する閉止システムによって達成される。さらに、本目的は、請求項2の特徴を有する閉止システムによって達成される。閉止システムの有利な実施形態は、従属請求項に記載されている。
本発明による、こぼれ防止機能付き乳児用哺乳瓶の閉止システムが、
瓶の雄ねじにねじ止めされることのできる雌ねじを備えた略円筒状の下部周縁部を有し、雌ねじの上の縁部で下部周縁部に連結され、その断面を塞ぐ下部仕切りを含む下部閉止リングであって、下部仕切りは、第1の上面および第1の下面と、一方では第1の上面において、他方では第1の下面において開口する少なくとも1つの下部貫流孔とを含む、下部閉止リングと、
雄ねじを有する略円筒状の上部周縁部であって、雄ねじは飲用乳首を上部周縁部に固締するためのねじリングに連結する上部周縁部と、縁部で上部周縁部に連結されてその断面を塞ぐ上部仕切りを含む上部閉止リングであって、上部仕切りは、第1の上面に封止するように配置されている第2の上面および第2の下面と、一方では第2の下面において、他方では第2の上面において開口する少なくとも1つの上部貫流孔とを含む、上部閉止リングと、
下部閉止リングと上部閉止リングとを互いに回転可能および着脱可能に係止する係止要素と、
第1の上面に配置されている下部周縁部に対して同軸の軟弾性材料でできている円形リップシールであって、円形リップシールは、少なくとも1つの軸方向に向いている封止リップと、少なくとも1つの円形シール形状部とを備え、円形シール形状部はリップシールと係合しており、上部周縁部に対して同軸であり、第2の下面に配置されているか、またはその逆であり、
上部閉止リングを下部閉止リングに対して回転させることによって、上部貫流孔が下部貫流孔に対して重なり合う位置および重な合わない位置となることができる。
瓶の雄ねじにねじ止めされることのできる雌ねじを備えた略円筒状の下部周縁部を有し、雌ねじの上の縁部で下部周縁部に連結され、その断面を塞ぐ下部仕切りを含む下部閉止リングであって、下部仕切りは、第1の上面および第1の下面と、一方では第1の上面において、他方では第1の下面において開口する少なくとも1つの下部貫流孔とを含む、下部閉止リングと、
雄ねじを有する略円筒状の上部周縁部であって、雄ねじは飲用乳首を上部周縁部に固締するためのねじリングに連結する上部周縁部と、縁部で上部周縁部に連結されてその断面を塞ぐ上部仕切りを含む上部閉止リングであって、上部仕切りは、第1の上面に封止するように配置されている第2の上面および第2の下面と、一方では第2の下面において、他方では第2の上面において開口する少なくとも1つの上部貫流孔とを含む、上部閉止リングと、
下部閉止リングと上部閉止リングとを互いに回転可能および着脱可能に係止する係止要素と、
第1の上面に配置されている下部周縁部に対して同軸の軟弾性材料でできている円形リップシールであって、円形リップシールは、少なくとも1つの軸方向に向いている封止リップと、少なくとも1つの円形シール形状部とを備え、円形シール形状部はリップシールと係合しており、上部周縁部に対して同軸であり、第2の下面に配置されているか、またはその逆であり、
上部閉止リングを下部閉止リングに対して回転させることによって、上部貫流孔が下部貫流孔に対して重なり合う位置および重な合わない位置となることができる。
本発明による閉止システムは、下部閉止リングの雌ねじによってこぼれ防止機能付き乳児用哺乳瓶にねじ止めされることができる。さらに、飲用乳首は、ねじリングによって上部閉止リングの雄ねじにねじ止めされることが可能である。この場合、下部閉止リングを瓶の上縁部に密封して配置してもよく、飲用乳首を上部閉止リングの上部周縁部の上縁部に密封して配置してもよい。
閉止リングは、係止要素を介して互いに回転可能および着脱自在に連結されている。閉止リングは、1つの下部貫流孔および少なくとも1つの上部貫流孔を有し、これらは、上部閉止リングを下部閉止リングに対して回転することによって、重なり合う位置および重なり合わない位置となることができる。少なくとも1つの下部貫流孔および少なくとも1つの上部の貫流孔が重なり合う場合、乳児食を摂取することができる。これらが重なり合わない場合、閉止システムは、液体の乳児食が移動されるのを阻止する。下部閉止リングおよび上部閉止リングは、平坦である第1の上面および第2の下面で互いに支えるので、原理では乳児食が2つの閉止リング間で外側に流出することができない。
少なくとも1つの円形リップシールおよびそれと係合している少なくとも1つの円形シール形状部は、第1の上面と第2の下面間にある接触領域のさらなる側方のシールとして存在する。この場合、下部閉止リングが少なくとも1つの円形リップシールを有し、上部閉止リングが少なくとも1つの円形シール形状部を有しているか、あるいは、下部閉止リングが少なくとも1つの円形シール形状部を有し、上部閉止リングが少なくとも1つの円形リップシール有しているかのどちらかである。上部閉止リングおよび下部閉止リングの両方が、少なくとも1つの円形リップシールおよび少なくとも1つの円形シール形状部を有していることも可能である。少なくとも1つの円形リップシールおよび少なくとも1つの円形シール形状部は、これらが下部貫流孔および上部貫流孔を囲むように配置されている。これらは、下部周縁部および上部周縁部に同心状に配置されるので、下部閉止リングが上部閉止リングに対して回転するのを妨げることがない。少なくとも1つの円形リップシールと少なくとも1つの円形シール形状部によって、下部閉止リングと上部閉止リングとの間の封止が向上し、液体の乳児食が側方にこぼれるのをより効果的に防止する。この場合、特に有利であるのは、軸方向に向いた封止リップおよび対応する円筒状の周縁部の軸方向における対応するシール形状部が互いに係合するので、下部閉止リングおよび上部閉止リングが互いに容易に接合し、互いから分離することができることである。
請求項2に記載のこぼれ防止機能付き乳児用哺乳瓶のための、本発明による閉止システムは、
瓶の雄ねじにねじ止めされることのできる雌ねじを備えた略円筒状の下部周縁部を有し、雌ねじの上の縁部で下部周縁部に連結され、その断面を塞ぐ下部仕切りを含む下部閉止リングであって、下部仕切りは、第1の上面および第1の下面と、一方では第1の上面において、他方では第1の下面において開口する少なくとも1つの下部貫流孔とを含む、下部閉止リングと、
雄ねじを有する略円筒状の上部周縁部であって、雄ねじは飲用乳首を上部周縁部に固締するためのねじリングに連結する上部周縁部と、縁部で上部周縁部に連結されてその断面を塞ぐ上部仕切りを含む上部閉止リングであって、上部仕切りは、第1の上面に封止するように配置されている第2の上面および第2の下面と、一方では第2の下面において、他方では第2の上面において開口する少なくとも1つの上部貫流孔とを含む、上部閉止リングと、
下部閉止リングと上部閉止リングとを互いに回転可能および着脱可能に係止する係止要素と、
ケーキをスライスした形状と相補的な縁部上の封止シートを備えた少なくとも1つの上部貫流孔が、上部仕切りの第2の下面に配置されているか、またはその逆であり、かつ、任意選択的に上部閉止リングを下部閉止リングに対して回転させることによって、上部貫流孔が下部貫流孔に対して重なり合う位置になり、封止シートが封止クッションに対して封止位置になることができる。
瓶の雄ねじにねじ止めされることのできる雌ねじを備えた略円筒状の下部周縁部を有し、雌ねじの上の縁部で下部周縁部に連結され、その断面を塞ぐ下部仕切りを含む下部閉止リングであって、下部仕切りは、第1の上面および第1の下面と、一方では第1の上面において、他方では第1の下面において開口する少なくとも1つの下部貫流孔とを含む、下部閉止リングと、
雄ねじを有する略円筒状の上部周縁部であって、雄ねじは飲用乳首を上部周縁部に固締するためのねじリングに連結する上部周縁部と、縁部で上部周縁部に連結されてその断面を塞ぐ上部仕切りを含む上部閉止リングであって、上部仕切りは、第1の上面に封止するように配置されている第2の上面および第2の下面と、一方では第2の下面において、他方では第2の上面において開口する少なくとも1つの上部貫流孔とを含む、上部閉止リングと、
下部閉止リングと上部閉止リングとを互いに回転可能および着脱可能に係止する係止要素と、
ケーキをスライスした形状と相補的な縁部上の封止シートを備えた少なくとも1つの上部貫流孔が、上部仕切りの第2の下面に配置されているか、またはその逆であり、かつ、任意選択的に上部閉止リングを下部閉止リングに対して回転させることによって、上部貫流孔が下部貫流孔に対して重なり合う位置になり、封止シートが封止クッションに対して封止位置になることができる。
本発明による閉止システムは、下部閉止リングの雌ねじによってこぼれ防止機能付き乳児用哺乳瓶にねじ止めされることができる。さらに、飲用乳首は、ねじリングによって上部閉止リングの雄ねじにねじ止めされることが可能である。この場合、下部閉止リングを瓶の上縁部に密封して配置してもよく、飲用乳首を上部閉止リングの上部周縁部の上縁部に密封して配置してもよい。
閉止リングは、係止要素を介して互いに回転可能および着脱可能に連結されている。閉止リングは、1つの下部貫流孔および少なくとも1つの上部貫流孔を有し、これらは、上部閉止リングを下部閉止リングに対して回転することによって、重なり合う位置および重なり合わない位置となることができる。少なくとも1つの下部貫流孔および少なくとも1つの上部の貫流孔が重なり合う場合、乳児食を除去することができる。これらが重なり合わない場合、閉止システムは、液体の乳児食が移動されるのを阻止する。下部閉止リングおよび上部閉止リングは、平坦である第1の上面および第2の下面で互いに支えるので、原理では乳児食が2つの閉止リング間で外側に流出することができない。
少なくとも1つの封止クッションに対して1つの封止シートが密封位置にある状態で、上部閉止リングが配置されるように、上部閉止リングが下部閉止リングに対して回転する場合、少なくとも1つの下部貫流孔および少なくとも1つの上部貫流孔によって、液体の乳児食の貫流が防止される。したがって、これと同時に、下部仕切りの第1の上面と上部仕切りの第2の下面との間の接触領域によって、液体の乳児食が側方に流出しない。この少なくとも1つの封止クッションが下部仕切りの第1の上面に配置され、少なくとも1つの封止シートが上部仕切りの第2の下面に配置されるか、あるいは、少なくとも1つの封止クッションが上部仕切りの第2の下面に配置され、少なくとも1つの封止シートが下部仕切りの第1の上面に配置されるかのいずれかである。さらに、本発明は、可能な実施形態を組み込むが、この実施形態では、下部仕切りが、少なくとも1つのケーキをスライスした形状の封止クッションと、少なくとも1つのケーキをスライスした形状の封止シートとを含み、上部仕切りが、それに相補的な少なくとも1つの封止クッションと、下部仕切りの少なくとも1つのケーキをスライスした形状の封止クッションに相補的な少なくとも1つの封止シートとを含む。
ケーキをスライスした形状の封止クッションおよびそれに相補的な封止シートは、液体の乳児食の除去および上記の貫流孔の特に密封された封止にとって特に有利となる貫流孔の形状を促進する。好ましい実施形態によると、封止シートは、少なくとも1つの上部貫流孔のまわりの周縁端であり、封止シートが封止クッションに対して密封位置になると、封止クッションが封止シートを縁部で密封して支える。この縁部は、特に寸法的に安定しているか、あるいはそれぞれに滑らかな面を備えて生産されることができる。好ましくは、これは、貫流孔の縁部上の面取りであるか、あるいはそれぞれに傾斜がついている面であり、貫流孔の中で封止クッションが押圧され、上記の封止クッションは面取りまたは傾斜面に対してその縁部と密封して支える。
本発明の一実施形態によると、請求項1の特徴を有する閉止システムはまた、請求項2の閉止システムの特徴を有する。この閉止システムでは、下部および上部の貫流孔が互いに重なり合う場合、液体の乳児食が上部および下部の閉止部間で側方に流出することもまた、確実に防ぐことができる。
縁部の密封をさらに向上させる好ましい実施形態によると、リップシールは2重リップシールである。
液体乳児食の除去および閉止リングの密封を向上させるさらなる実施形態によると、下部閉止リングおよび上部閉止リングが、それぞれ2つの直径方向に対向する貫流孔を含み、かつ/または、下部閉止リングがケーキをスライスした形状の封止クッションを含み、かつ、上部閉止リングが縁部に封止シートを備えた2つの直径方向に対向する貫流孔を含むか、またはその逆である。
係止要素は、様々な方法で設計されてもよい。好ましい実施形態によれば、これらは、差込み閉止部の部分である。差込み閉止部によって、閉止リングと上部閉止リングとを互いに簡単に連結することができ、かつ、ユーザが下部閉止リングと上部閉止リングとを簡単に分離することもできる。
さらなる実施形態によると、雌ねじの上にある下部閉止リングが、瓶の上縁部を密封するための、軟弾性材料でできている円形の周縁封止要素を含む。その結果、瓶上の閉止システムの封止シートが補助される。しかし、原理では、閉止システムと瓶との間に特定の封止リングを挿入することもまた可能である。
好ましい実施形態によると、封止要素が円形のディスク形状である。
さらなる実施形態によると、リップシールおよび封止要素が、軟弾性材料からなり、下部仕切りの第1の上面の上にあるリップシールから下部貫流孔を通って封止要素まで延びる。それゆえ、この封止要素は下部閉止リングに連続的に射出成形されることができる。これは、生産技術に関して有利である。
一実施形態によると、リップシールおよび/または封止クッションおよび/または封止要素からなる下部および/または上部の閉止リングが、2部品を射出成形するプロセスにおいて、リップシールおよび/または封止クッションおよび/または封止要素のために軟弾性プラスチック部品から、および硬弾性プラスチック部品から製造される。この2部品を射出成形するプロセスは、特に、コア収縮プロセスまたはトランスファプロセスであってもよい。
さらなる実施形態によると、リップシールおよび/または封止クッションおよび/または封止要素が、熱可塑性エラストマからなる。熱可塑性エラストマから製造することによって、特に、リップシールおよび/または封止クッション、および/または封止要素間の下部および/または上部の閉止リングの残りの部分との物質的な連結が促進される。基本的に、リップシールおよび/または封止クッションおよび/または封止要素を、下部閉止リングおよび/または閉止リングの残りの部分に積極的に、かつ/または非積極的に連結することもまた可能である。このことは、熱可塑性エラストマでできているこれらの封止部の実施形態、および、たとえばゴムまたはシリコーンなど異なる封止材料でできているこれらの封止部の可能な実施形態の両方に適用されている。
好ましい実施形態によると、第1の上面が平坦であり、第2の下面が平坦である。第1の下面および第2の上面が平坦である場合、さらに好ましい。
さらなる実施形態によると、下部閉止リングが乳児用哺乳瓶にねじ止めされる。
さらなる実施形態によると、飲用乳首が、ねじリングによって上部閉止リングに保持される。
本発明を、例示的実施形態の添付の図面を参照しつつ、以下により詳細に記載する。
本出願において、用語「頂部」および「底部」は、上記閉止システムが瓶にねじ止めされ、飲用乳首にねじ止めされる場合の閉止システムの位置合わせを示し、瓶は垂直に位置合わせされ、底が表面に位置し、飲用乳首がその瓶の上に配置されている。
図1によると、下部閉止リング30および上部閉止リング60を含む閉止システム20が乳児用哺乳瓶10にねじ止めされ、飲用乳首100がねじリング90によって閉止システム20にねじ止めされている。
瓶10は、円筒状で腰のくびれた瓶本体11を有し、この本体は、下端部に底部12と上端部に首部13とを含む。この首部13は、幅の広い首部として設計されているが、その下に位置する瓶本体11の領域よりも直径が小さい。首部13は、単一のねじ山の瓶の雄ねじ14を有し、頂部に瓶の開口部15を有する。瓶の開口部15は、上部の瓶端部16によって囲まれている。瓶10は、長手方向の中心軸17を有する。
特に図2および図3から視認できるように、下部閉止リング30は、複数の部分を含む略円筒状の下部周縁部31を有する。略円筒状の形状をした下部周縁部の第1の部分32は、内周縁に雌ねじ33を有し、この雌ねじは、図1によると瓶の雄ねじ14にねじ止めされている。下部周縁部の第2の部分34が、下部周縁部の第1の部分32の周縁から半径方向外側かつ下方に突出し、瓶の首部13を側方に覆う。
さらに、下部周縁部31は、下部周縁部の第1の部分22の上縁部から半径方向内側に突出する下部周縁部の第3の部分35を有し、この部分は略円形のディスク形状である。下部周縁部の略円筒状の第4の部分36が、下部周縁部の第3の部分35の内側から軸方向上方に突出する。
下部仕切り37が、上部周縁部分の第4の部分36の上縁部に連結されており、この仕切りは下部閉止リング30の断面を実質的に塞ぐ。
上記の円形ディスク形状の仕切り37は、略平坦な第1の上面38および略平坦な第1の下面39を有する。さらに、仕切りは、直径方向に対向するケーキをスライスした形状の下部貫流孔40、41を含み、この貫流孔は、第1の上面38から第1の下面39まで延びる。
第1の上面38は、円形の2重リップシール42によって囲まれており、その封止リップ43、44が第1の上面38に対して垂直に上方に延びている。この2重リップシールは、「2重の層状シール」として示されてもよい。さらに、2つの直径方向に対向するケーキをスライスした形状の封止クッション45、46が、第1の上面38に配置されている。上記の直径方向に対向するケーキをスライスした形状の封止クッションは、ケーキをスライスした形状の2つの下部貫流孔40、41の間を二等分した角度に配置されている。
ケーキをスライスした形状の貫流孔40、41およびケーキをスライスした形状の封止クッション45、46は、円形のディスク形状の仕切り37の中心から間隔が大きくなって広がっている。
さらに、下部周縁部の第2の部分の下面にある閉止リングは、円形のディスク形状の封止要素47を有する。
さらに、下部周縁部の第1の部分32の外周縁にある下部閉止リング30は、2つの対向する長手方向溝48、49を有する。この溝はそれぞれ環状溝50、51に接続されている。環状溝は、底部で下部周縁部の第2の部分34によって画定されている。それぞれの隣接する環状溝50、51におけるそれぞれの長手方向溝48、49に隣接して、ラッチ型突起部52、53がそれぞれに存在する。ラッチ型突起部52、53は、それぞれ長手方向面48、49および/または環状溝50、51に向かう面取りを有する。環状溝50、51は、それぞれ、止め具54、55によって対向する端部に画定されており、この止め具は、同時に、環状溝50、51を隣接する長手方向の溝48、49から分離する。
各場合において、直径方向に対向する周縁領域の外側にある下部周縁部の第2の部分に、印刷された文字「press open」を備えた2つの半円形の下部隆起部56、57がある。半円形の下部隆起部56、57を押圧することによって、それに近接して配置されているラッチ型突起部52、53をわずかに内側に移動させることが可能となる。
下部閉止リング30は、原理上、硬弾性プラスチック材料から、たとえばポリプロピレン(PP)から製造される。軟弾性の封止材料は、下部閉止リング30に射出成形され、2重リップシール42と、封止クッション45、46と、封止要素47とを形成する。封止材料があらゆる上述のシール42、45、46、47を互いに連結するように、この封止材料は射出成形される。たとえば、封止材料は熱可塑性エラストマ(TPE)である。
図2および図4によると、上部閉止リング60が、複数の部分を有する上部周縁部61を有する。略円筒状の上部周縁部の第1の部分62は、外周縁上に雄ねじ63を有する。上部周縁部の第1の部分62は、下端部で、半径方向外側に突出する上部周縁部の第2の部分64に連結されている。上部周縁部の第2の部分64は、外周縁で、軸方向下方に突出する上部周縁部の第3の部分65に順番に連結されている。上部周縁部の第3の部分65は、2つの突出する爪部66、67をその内周縁に有し、これら爪部は直径方向に互いに対向している。上部周縁部の第3の部分65は、外側に2つの半円形の上部隆起部68、69を有し、この隆起部は半径方向外側に突出し、また直径方向に互いに対向している。この上部隆起部68、69は、爪部66、67に対して90度ずれている。
さらに、上部閉止リング60は、円形のディスク形状の上部仕切り70を含む。この仕切りは、上部周縁部の第1の部分62の上縁部のわずかに下にあり、それに連結され、上部周縁部61の断面を塞ぐ。上部仕切り70は、略平坦な第2の上面71および略平坦な第2の下面72を有する。さらに、上部仕切りは、直径方向に対向するケーキをスライスした形状の上部貫流孔73、74を有する。この貫流孔は、それぞれ、第2の上面71の中と第2の下面72との中に開口している。上部貫流孔73、74は、直径方向に互いに対向している。
第2の下面72に、上部仕切り70は、2重リップシールに相補的な円形シール形状部75を有する。このシール形状部75は、2つの円形の周縁封止溝76、77を有し、この中で2重リップシール42の封止リップ43、44が係合可能である。このシール形状部75は、第1の上部周縁部61および円形のディスク形状の上部仕切り70に対して、同心状に配置されている。
上部閉止リングは、たとえば、PPから製造される。
上部閉止リング60は、爪部66、67が下部周縁部の第2の部分34に衝突するまで、下部閉止リング30の長手方向溝48、49に爪部66、67によって挿入可能である。この場合、2重リップシール42がシール形状部75の封止溝76、77において係合する。上部閉止リング60を約15度回転することによって、上部閉止リング60の爪部66、67が下部閉止リング30のラッチ型突起部52、53の上をはね返るので、下部および上部の閉止リング30、60が互いに捕捉的に連結される。爪部66、67がラッチ型突起部52、53の上ではね返ると、下部および上部の貫流孔40、41および73、74が重なり合う位置になり、この位置では液体が閉止システム20を通過することができる。この位置は、図1に示されている。
爪部66、67が止め具55、56に衝突するまで、上部閉止リング60を下部閉止リング30に対してさらに回転させることによって、上部貫流孔73、74が下部閉止リング30の封止クッション45、46によって密封される。この場合、封止クッション45、46は、封止シートを形成する貫流孔73、74の縁部上の面取りであるか、あるいはそれぞれに傾斜がついている面に対してその縁部で密封して支える。その結果、閉止システム20が閉止され、液体が貫流孔40、41、73、74を通過することができなくなる。閉止されると、閉止システム20はカチッという音のノイズを発する。
閉止システム20は、上部閉止リング60によって再び開口される。この上部閉止リングは、爪部がラッチ型突起部55、56に衝突する位置に到達するまで反対方向に回転する。この停止位置は、下部閉止リングが2つの半円形の下部隆起部56、57を圧縮することによって変形する場合にのみ克服可能である。下部閉止リング30は、閉止システム20が瓶10からねじ止めが解除される場合にのみ変形してもよい。上部閉止リング60上の上部隆起部68、69によって、下部閉止リング30に対する上部閉止リング60の回転が簡単になる。さらに、特定の位置を好適に配置することによって、上部隆起部は、たとえば爪部66、67が長手方向溝48、49に係合する位置を示すことができる。
図1によると、ねじリング90が円形の円筒状の環状部91を有し、この環状部は、内周縁にねじリングの雌ねじ92と上縁部から半径方向内側に突出する環状フランジ93とを備え、下面にねじリングの環状溝94を備える。ねじリング90は、雄ねじ63にねじ止めされる。環状フランジ93が、第2の閉止リングの上縁部に押圧される。
ねじリングは、外周縁に軟弾性プラスチック材料でできているコーティング部95を含んでいてもよい。これは、たとえばPPから射出成形され、軟弾性材料は、たとえば射出成形されたTPEである。
図1によると、飲用乳首100は、スロット付きのバルブ102を備えた飲口101、ならびに、端部に飲用孔104および/または飲用スロットと、飲口101を支える吐出し口105とを備えた乳首103を有する。飲用乳首は、吐出し口105の下縁部に、外側に向いた乳首フランジ106を有し、上方に突出する漏れ止めビード107を備える。飲用乳首100は、例えば、ゴムおよび/またはラテックス、またはシリコーンゴムから製造される。
図1によると、飲用乳首100は、上部閉止リング60とねじリング90の上縁部との間で乳首フランジ106に締着される。漏れ止めビード107は、ねじリングの環状溝94において環状フランジ93の下面に固定される。
閉止状態または開口状態にある閉止システム20のねじリング90は、閉止システムにねじ止めされてもよく、あるいは上記の閉止システムからそれぞれねじ止めが解除されてもよい。
この新規な閉止システム20は、回転運動によって、閉止状態から開口状態まで、およびその逆に移動してもよい。閉止システム20を作動状態にするために、個々の部分を除去する必要がない。また、閉止システム20を開閉するとき、ユーザと食品が直接接触しない。したがって、食品の汚染のリスクがかなり低減される。さらに、任意の個々の部分をなくす可能性がない。この閉止システム20は、瓶10および他の容器に使用可能である。
Claims (13)
- こぼれ防止機能付き乳児用哺乳瓶の閉止システムであって、
瓶(10)の雄ねじ(14)にねじ止めされることのできる雌ねじ(33)を備えた略円筒状の下部周縁部(31)を有し、前記雌ねじ(33)の上の縁部で前記下部周縁部(31)に連結され、その断面を塞ぐ下部仕切り(37)を含む下部閉止リング(30)であって、前記下部仕切り(37)は、第1の上面(38)および第1の下面(39)と、一方では前記第1の上面(38)において、他方では前記第1の下面(39)において開口する少なくとも1つの下部貫流孔(40,41)とを含む、下部閉止リング(30)と、
雄ねじ(63)を有する略円筒状の上部周縁部(61)であって、前記雄ねじ(63)は飲用乳首(100)を前記上部周縁部(61)の上縁部に固締するためのねじリング(90)に連結する上部周縁部(61)と、前記縁部で前記上部周縁部(61)に連結されてその断面を塞ぐ上部仕切り(70)を含む上部閉止リング(60)であって、前記上部仕切り(70)は、前記第1の上面(38)に封止するように配置されている第2の上面(71)および第2の下面(72)と、一方では前記第2の下面(72)において、他方では前記第2の上面(71)において開口する少なくとも1つの上部貫流孔(73,74)を含む上部閉止リング(60)と、
前記下部閉止リング(30)と前記上部閉止リング(60)とを互いに回転可能および着脱可能に係止する係止要素(48,49,50,51,66,67)と、
前記下部周縁部(31)に対して同軸の軟弾性材料でできている円形リップシール(42)であって、前記円形リップシール(42)は、前記第1の上面(38)に配置されている少なくとも1つの軸方向に向いている封止リップ(43,44)と、少なくとも1つの円形シール形状部(75)とを備え、
前記円形シール形状部(75)は前記リップシール(42)と係合しており、前記上部周縁部(61)に対して同軸であり、前記第2の下面(72)に配置されているか、またはその逆であり、
前記上部閉止リング(60)を前記下部閉止リング(30)に対して回転させることによって、前記上部貫流孔(73,74)が、前記下部貫流孔(40,41)に対して重なり合う位置および重な合わない位置となることができる、こぼれ防止機能付き乳児用哺乳瓶の閉止システム。 - こぼれ防止機能付き乳児用哺乳瓶の閉止システムであって、
瓶(10)の雄ねじ(14)にねじ止めされることのできる雌ねじ(33)を備えた略円筒状の下部周縁部(31)を有し、前記雌ねじ(33)の上の縁部で前記下部周縁部(31)に連結され、その断面を塞ぐ下部仕切り(37)を含む下部閉止リング(30)であって、前記下部仕切り(37)は、第1の上面(38)および第1の下面(39)と、一方では前記第1の上面(38)において、他方では前記第1の下面(39)において開口する少なくとも1つの下部貫流孔(40,41)とを含む、下部閉止リング(30)と、
雄ねじ(63)を有する略円筒状の上部周縁部(61)であって、前記雄ねじ(63)は飲用乳首(100)を前記上部周縁部(61)の上縁部に固締するためのねじリング(90)に連結する上部周縁部(61)と、前記縁部で前記上部周縁部(61)に連結されてその断面を塞ぐ上部仕切り(70)とを含む上部閉止リング(60)であって、前記上部仕切り(70)は、前記第1の上面(38)に封止するように配置されている第2の上面(71)および第2の下面(72)と、一方では前記第2の下面(72)において、他方では前記第2の上面(71)において開口する少なくとも1つの上部貫流孔(73,74)を含む、上部閉止リング(60)と、
前記下部閉止リング(30)と前記上部閉止リング(60)とを互いに回転可能および着脱可能に係止する係止要素(48,49,50,51,66,67)と、
前記下部仕切り(37)の前記第1の上面(38)に配置されている、軟弾性材料でできている少なくとも1つのケーキをスライスした形状の封止クッション(45,46)とを備え、
前記ケーキをスライスした形状と相補的な縁部上の封止シートを備えた少なくとも1つの上部貫流孔(73,74)が、前記上部仕切り(70)の前記第2の下面(72)に配置されているか、またはその逆であり、かつ、任意選択的に前記上部閉止リング(60)を前記下部閉止リング(30)に対して回転させることによって、前記上部貫流孔(73,74)が前記下部貫流孔(40,41)に対して重なり合う位置になり、前記封止シートが前記封止クッション(45,46)に対して封止位置になることができる、こぼれ防止機能付き乳児用哺乳瓶の閉止システム。 - 請求項1および2に記載の、閉止システム。
- 前記リップシール(42)は、2重リップシールである、請求項1または3に記載の閉止システム。
- 前記下部閉止リング(30)および前記上部閉止リング(60)は、それぞれ2つの直径方向に対向する貫流孔(40,41,73,74)を含み、および/または、前記下部閉止リング(30)は、2つの直径方向に対向するケーキをスライスした形状の封止クッション(45,46)を含み、かつ、前記上部閉止リングは、縁部に封止シートを備えた2つの直径方向に対向する貫流孔(73,74)を含むか、またはその逆である、請求項1から4のいずれか一項に記載の閉止システム。
- 前記係止要素(48、49、50、51、66、67)は、差し込み閉止部の部分である、請求項1から5のいずれか一項に記載の閉止システム。
- 前記雌ねじ(33)の上にある前記下部閉止リング(30)は、瓶(10)の上縁部を密封するための、軟弾性材料でできている円形の周縁封止要素(47)を含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の閉止システム。
- 前記封止要素(47)は、円形のディスク形状である、請求項7に記載の閉止システム。
- 前記リップシール(42)および前記封止要素(47)および/または前記封止クッション(45,46)は、軟弾性材料からなり、前記下部仕切り(37)の前記第1の上面(38)の上にある前記リップシール(42)から、前記下部貫流孔(40,41)を通って、前記封止要素(47)および/または前記封止クッション(45,46)まで延びる、請求項7または8に記載の閉止システム。
- 前記リップシール(42)および/または前記封止クッション(45,46)および/または前記封止要素(47)からなる前記下部および/または上部の閉止リング(20,60)は、2部品を射出成形する方法において、前記リップシール(42)および/または前記封止クッション(45,46)および/または前記封止要素(47)のために軟弾性プラスチック部品から、および硬弾性プラスチック部品から製造される、請求項1から9のいずれか一項に記載の閉止システム。
- 前記リップシール(42)および/または前記封止クッション(45,46)および/または前記封止要素(47)は、熱可塑性エラストマからなる、請求項1から10のいずれか一項に記載の閉止システム。
- 前記下部閉止リング(30)は、乳児用哺乳瓶にねじジ止めされている、請求項1から11のいずれか一項に記載の閉止システム。
- 飲用乳首(100)は、ねじリング(30)によって前記上部閉止リング(60)に保持されている、請求項1から11のいずれか一項に記載の閉止システム。
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