JP2013500719A - 広範囲のErbBリガンド結合分子ならびにそれを調製および使用するための方法 - Google Patents
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Abstract
Description
LIIおよび、少なくとも2つの異なるErbB受容体由来のSIIのモジュール1は、単一の結合分子において組み合わされる。この開示の目的にために、句「キメラ」は、ErbBリガンド結合分子に関する場合、2つ以上のErbB受容体外部ドメインから作られるおよびその部分を含む単一のErbBリガンド結合分子を意味するよう意図される。句「ErbBキメラ」および「キメラErbBリガンド結合分子」は、本出願において互換可能に用いられ、同義語でありかつ単量体のタンパク質配列を指すよう意図される。いくつかの実施形態において認めることができるように、キメラ分子は、ジスルフィド結合の形成を通じて二量体化してよい。
本実施例は、ErbB3受容体のLIサブドメインおよびErbB1 SIIサブドメインのモジュール1における残基501の後に終端するErbB1受容体のLIIサブドメインに接合したシグナルペプチド(MEWSWVFLFFLSVTTGVHS)を含むキメラを具体的に開示する。ErbBキメラは、以下のアミノ酸配列を有する。
本実施例は、ErbB3受容体のLIサブドメインおよびSIサブドメインならびにErbB1 SIIサブドメインのモジュール1における残基501後に終端するEbB1受容体のLIIサブドメインに接合したシグナルペプチド(MEWSWVFLFFLSVTTGVHS)を含むキメラを具体的に開示する。ErbBキメラは、以下のアミノ酸配列を有する:
本実施例は、ErbB3受容体のLIサブドメインおよびSIサブドメインのモジュール1〜2、ならびにIgG2Fcに融合したErbB1受容体のSIサブドメインのモジュール3〜8、LIIサブドメイン、およびSIIサブドメインのモジュール1に接合したシグナルペプチド(MEWSWVFLFFLSVTTGVHS)を含むキメラを開示する。ErbBキメラは、以下のアミノ酸配列を有する:
本実施例は、ErbB3受容体のLIサブドメインおよびSIサブドメインのモジュール1〜3ならびにIgG2Fcに融合したSIサブドメインのモジュール4〜8、LIIサブドメイン、およびSIIサブドメインのモジュール1に接合したシグナルペプチド(MEWSWVFLFFLSVTTGVHS)を含むキメラを開示する。ErbBキメラは、以下のアミノ酸配列を有する:
本実施例は、IgG2Fcに融合したErbB1受容体のSIサブドメインのモジュール5〜8、LIIサブドメイン、およびSIIサブドメインのモジュール1とともに、ErbB3受容体のLIサブドメインおよびSIサブドメインのモジュール1〜4に接合したシグナルペプチド(MEWSWVFLFFLSVTTGVHS)を含むキメラを開示する。ErbBキメラは、以下のアミノ酸配列を有する:
本実施例は、IgG2Fcに融合したErbB1受容体のSIサブドメインのモジュール6〜8、LIIサブドメイン、およびSIIサブドメインのモジュール1とともに、ErbB3受容体のLIサブドメインおよびSIサブドメインのモジュール1〜5に接合したシグナルペプチド(MEWSWVFLFFLSVTTGVHS)を含むキメラを開示する。ErbBキメラは、以下のアミノ酸配列を有する:
本実施例は、IgG2Fcに融合したErbB1受容体のSIサブドメインのモジュール7〜8、LIIサブドメイン、およびSIIサブドメインのモジュール1とともに、ErbB3受容体のLIサブドメインおよびSIサブドメインのモジュール1〜6に接合したシグナルペプチド(MEWSWVFLFFLSVTTGVHS)を含むキメラを説明する。ErbBキメラは、以下のアミノ酸配列を有する:
本実施例は、ErbB3受容体のLIサブドメインおよびSIサブドメインのモジュール1〜7、ならびにErbB1受容体のSIサブドメインのモジュール8、LIIサブドメイン、およびSIIサブドメインのモジュール1に接合したシグナルペプチド(MEWSWVFLFFLSVTTGVHS)を含むキメラを開示する。ErbBキメラは、以下のアミノ酸配列を有する:
本実施例は、ErbB3受容体のLIサブドメインおよびSIサブドメインのモジュール1、ならびにIgG2Fcに融合したErbB1受容体のSIサブドメインのモジュール2〜8、LIIサブドメイン、およびSIIサブドメインのモジュール1に接合したシグナルペプチド(MEWSWVFLFFLSVTTGVHS)を含むキメラを開示する。ErbBキメラは、以下のアミノ酸配列を有する:
本実施例は、ErbB4受容体のLIサブドメインならびにIgG2Fcに融合したErbB1受容体のSIサブドメイン、LIIサブドメイン、およびSIIサブドメインのモジュール1に接合したシグナルペプチド(MEWSWVFLFFLSVTTGVHS)を含むキメラを開示する。ErbBキメラは、以下のアミノ酸配列を有する:
本実施例は、ErbB4受容体のLIサブドメインおよびSIサブドメイン、ならびにIgG2Fcに融合したErbB1受容体のLIIサブドメインおよびSIIサブドメインのモジュール1に接合したシグナルペプチド(MEWSWVFLFFLSVTTGVHS)を含むキメラを開示する。ErbBキメラは、以下のアミノ酸配列を有する:
本実施例は、ErbB4受容体のLIサブドメインおよびSIサブドメインのモジュール1〜2、ならびにIgG2Fcに融合したErbB1受容体のSIサブドメインモジュール3〜8、LIIサブドメイン、およびSIIサブドメインのモジュール1に接合したシグナルペプチド(MEWSWVFLFFLSVTTGVHS)を含むキメラに言及する。ErbBキメラは、以下のアミノ酸配列を有する:
ErbB4受容体のLIサブドメインおよびSIサブドメインのモジュール1〜3、ならびにIgG2Fcに融合したErbB1受容体のSIサブドメインのモジュール4〜8、LIIサブドメイン、およびSIIサブドメインのモジュール1に接合したシグナルペプチド(MEWSWVFLFFLSVTTGVHS)を含むキメラに言及する。ErbBキメラは、以下のアミノ酸配列を有する:
本実施例は、ErbB4受容体のLIサブドメインおよびSIサブドメインのモジュール1〜4、ならびにIgG2Fcに融合したErbB1受容体のSIサブドメインのモジュール5〜8、LIIサブドメイン、およびSIIサブドメインのモジュール1に接合したシグナルペプチド(MEWSWVFLFFLSVTTGVHS)を含むキメラを開示する。ErbBキメラは、以下のアミノ酸配列を有する:
本実施例は、ErbB4受容体のLIサブドメインおよびSIサブドメインのモジュール1〜5、ならびにIgG2Fcに融合したSIサブドメインのモジュール6〜8、LIIサブドメイン、およびSIIサブドメインのモジュール1に接合したシグナルペプチド(MEWSWVFLFFLSVTTGVHS)を含むキメラを開示する。ErbBキメラは、以下のアミノ酸配列を有する:
本実施例は、ErbB4受容体のLIサブドメインおよびSIサブドメインのモジュール1〜6、ならびにIgG2Fcに融合したErbB1受容体のSIサブドメインのモジュール7〜8、LIIサブドメイン、およびSIIサブドメインのモジュール1に接合したシグナルペプチド(MEWSWVFLFFLSVTTGVHS)を含むキメラに言及する。ErbBキメラは、以下のアミノ酸配列を有する:
本実施例は、ErbB4受容体のLIサブドメインおよびSIサブドメインのモジュール1〜7、ならびにIgG2Fcに融合したErbB1受容体のSIサブドメインのモジュール8、LIIサブドメイン、およびSIIサブドメインのモジュール1に接合したシグナルペプチド(MEWSWVFLFFLSVTTGVHS)を含むキメラに言及する。ErbBキメラは、以下のアミノ酸配列を有する:
本実施例は、ErbB4受容体のLIサブドメインおよびSIサブドメインのモジュール1、ならびにIgG2Fcに融合したSIサブドメインのモジュール2〜8、LIIサブドメイン、およびSIIサブドメインのモジュール1に接合したシグナルペプチド(MEWSWVFLFFLSVTTGVHS)を含むキメラを開示する。キメラは、以下のアミノ酸配列を有する:
本実施例は、(図3の整列におけるErbB4受容体のアミノ酸残基245を通じての)ErbB4受容体のLIサブドメインおよびSIサブドメインのモジュール1〜5、ならびに(図3の整列におけるErbB1のアミノ酸残基249で開始する)ErbB1受容体のSIサブドメインのモジュール5〜8、SIIサブドメインにおけるアミノ酸501の後ろでIgG2Fcに融合したErbB1受容体のLIIサブドメインおよびSIIサブドメインのモジュール1に接合したシグナルペプチド(MEWSWVFLFFLSVTTGVHS)を含むキメラを開示する。キメラは、以下のアミノ酸配列を有する:
本実施例は、(図3の整列におけるErbB4受容体のアミノ酸残基245を通じての)ErbB4受容体のLIサブドメインおよびSIサブドメインのモジュール1〜5、ならびに(図3の整列におけるErbB1受容体のアミノ酸残基249で開始する)ErbB1受容体のSIサブドメインのモジュール5〜8、SIIサブドメインにおけるアミノ酸501の後ろでIgG2Fcに融合したErbB1受容体のLIIサブドメインおよびSIIサブドメインのモジュール1を含むキメラを開示する。アミノ酸245は、ErbB4受容体の付番に基づいているのに対し、アミノ酸249および501は、ErbB1受容体の付番に基づいている。加えて、この配列は、IgG2Fcのヒンジ領域における2つのシステイン(Cys)からセリン(Ser)への置換を含む。これらの置換は、IgG2Fcタンパク質の付番に基づいたC226SおよびC229Sであり、以下で下線を付されている。キメラは、以下のアミノ酸配列を有する:
本実施例は、両方の受容体に対するリガンドについての実質的な結合親和性を有するErbBキメラが、2つの異なるErbB受容体の選択的な組み合わせから作ることができることを示す。HRG1βおよびTGFαへの結合について、本実施例の目的のためにE1/E4−Fcと命名された実施例19由来のコンストラクト(配列番号19)、およびE1/E4−MFcと命名された実施例20由来のコンストラクト(配列番号20)を含む4つのコンストラクトを試験した。対照は、E1と命名された、IgG2Fc部分に接合したErbB1のアミノ酸1〜501、およびE4と命名された、IgG2Fc部分に接合したErbB4のアミノ酸1〜497を含んだ。いくつかの研究において、別のE1対照を用いた。
本実施例は、ErbB4受容体のアミノ酸1〜245およびErbB1受容体のアミノ酸249〜501に接合したシグナルペプチド(MEWSWVFLFFLSVTTGVHS)を含むキメラを開示する。また、融合には、先の配列にあるようにIgG2‐Fcを含む。また、この配列に組み込まれているのは、位置13におけるグルタミンとセリンとの置換、および分子のジスルフィドベースの二量体化を防止する、実施例20由来のシステインからセリンへの2つの修飾である。位置13におけるグルタミン(以下で下線)は、その位置のErbB1配列において認められ、TGFαに対するキメラの親和性を増大させるために配列に組み込まれる。ErbBキメラは、以下のアミノ酸配列を有する:
本実施例は、ErbB4受容体のアミノ酸1〜245およびErbB1受容体のアミノ酸249〜501に接合したシグナルペプチド(MEWSWVFLFFLSVTTGVHS)を含むキメラを開示する。また、融合には、先の配列にあるようにIgG2‐Fcを含む。また、この配列に組み込まれているのは、位置42におけるチロシンとセリンとの置換、および分子のジスルフィドベースの二量体化を防止する、実施例20由来のシステインからセリンへの2つの修飾である。位置42におけるチロシン(以下で下線)は、その位置のErbB1配列において認められ、TGFαに対するキメラの親和性を増大させるために配列に組み込まれる。ErbBキメラは、以下のアミノ酸配列を有する:
本実施例は、ErbB4受容体のアミノ酸1〜245およびErbB1受容体のアミノ酸249〜501に接合したシグナルペプチド(MEWSWVFLFFLSVTTGVHS)を含むキメラを開示する。また、融合には、先の配列にあるようにIgG2‐Fcを含む。また、この配列に組み込まれているのは、位置123におけるアルギニンとチロシンとの置換(下線)、および分子のジスルフィドベースの二量体化を防止する、実施例20由来のシステインからセリンへの2つの修飾である。位置123におけるアルギニンは、その位置のErbB1配列において認められ、TGFαに対するキメラの親和性を増大させるために配列に組み込まれる。ErbBキメラは、以下のアミノ酸配列を有する:
本実施例は、ErbB4受容体のアミノ酸1〜183およびErbB1受容体のアミノ酸187〜501に接合したシグナルペプチド(MEWSWVFLFFLSVTTGVHS)を含むキメラを開示する。この配列は、二量体化を防止するためにIgG2Fc領域にシステインからセリンへの2つの修飾を含むこと以外は、実施例18における配列と本質的に同じである。この融合は、TGFαに対するキメラの親和性を増大させるためにより多くのErbB1配列を含む。ErbBキメラは、以下のアミノ酸配列を有する:
Claims (20)
- 天然のErbB1、ErbB3、またはErbB4の任意の1よりも多くのErbBリガンドについて検出可能な結合活性を有するキメラErbBリガンド結合分子。
- 配列番号1〜24からなるアミノ酸配列の群から選択されるアミノ酸配列を含む、請求項1に記載のキメラErbBリガンド結合分子。
- ErbB1由来のサブドメインLIIの少なくとも一部に連結されたErbB4由来のサブドメインLIの少なくとも一部を有する、請求項1に記載のキメラErbBリガンド結合分子。
- ErbB1由来のLIIの少なくとも一部に連結されたErbB4由来の一部およびErbB1由来の一部を有するSI領域に連結されたErbB4由来のサブユニットLIの少なくとも一部を有する、請求項1に記載のキメラErbBリガンド結合分子。
- ErbB1由来のサブドメインLIIの少なくとも一部に連結されたErbB4由来のサブドメインLIの少なくとも一部を有し、前記ErbBキメラがIgG2Fcに融合された、請求項1に記載のキメラErbBリガンド結合分子。
- ErbB4由来の一部およびErbB1由来の一部を有するSI領域に連結されたErbB4由来のサブドメインLIを有し、この中で、前記ErbB4部分が、ErbB1由来のLIIの少なくとも一部に連結された、前記2つの配列間に相同性を有する領域における前記ErbB1部分に切り替わる、請求項1に記載のキメラErbBリガンド結合分子。
- ErbB1由来のLIIの少なくとも一部に連結されたErbB3由来のサブドメインLIを有する、請求項1に記載のキメラErbBリガンド結合分子。
- 一部がErbB3由来でありかつ一部がErbB1、およびErbB1由来のLIIの少なくとも一部に由来する、請求項1に記載のキメラErbBリガンド結合分子。
- ErbB1由来のLIIの少なくとも一部に連結されたErbB3由来のサブドメインLIを有し、このなかで、前記ErbBキメラがIgG2Fcに融合した、請求項1に記載のキメラErbBリガンド結合分子。
- ErbB3由来のサブドメインLIを有し;SI領域がErbB3由来の一部およびErbB1由来の一部を有し、この中で、前記ErbB3部分が、前記2つの配列間に相同性を有する領域における前記ErbB1部分に切り替わり;およびErbB1由来のLIIの少なくとも一部に切り替わる、請求項1に記載のキメラErbBリガンド結合分子。
- 前記分子が少なくとも部分的に二量体化される、請求項1に記載のキメラErbBリガンド結合分子。
- 天然のErbB1、ErbB3、またはErbB4のうちのいずれか1つよりも多くのErbBリガンドについて検出可能な結合活性を有するキメラErbBリガンド結合分子をコードするDNA排列。
- 宿主において前記キメラErbBリガンド結合分子を発現するための追加的なDNA配列をさらに含む、請求項12に記載のDNA配列。
- 前記DNA配列が宿主生細胞中にある、請求項12に記載のDNA配列。
- 天然のErbB1、ErbB3、またはErbB4のうちのいずれか1つよりも多くのErbBリガンドについて検出可能な結合活性を有するキメラErbBリガンド結合分子と、薬学的に許容し得る賦形剤とを含む、医薬組成物。
- ErbB1由来のLIIの少なくとも一部に連結されたErbB4由来のサブユニットLIの少なくとも一部と、薬学的に許容し得る賦形剤とを含む、請求項15に記載の医薬組成物。
- ErbB1由来のLIIの少なくとも一部に連結されたErbB3由来のサブユニットLIの少なくとも一部と、薬学的に許容し得る賦形剤とを含む、請求項15に記載の医薬組成物。
- 固相支持体に固定された天然のErbB1、ErbB3、またはErbB4のうちのいずれか1つよりも多くのErbBリガンドについて検出可能な結合活性を有するキメラErbBリガンド結合分子を含む、ErbBリガンドを結合するための組成物。
- 請求項15に記載の医薬組成物を投与することを含む、1つ以上のErbBリガンドに対して感受性のある癌を有する患者を治療するための方法。
- 固相支持体上に天然のErbB1、ErbB3、またはErbB4のうちのいずれか1つよりも多くのErbBリガンドについて検出可能な結合活性を有するキメラErbBリガンド結合分子を固定することと、ErbBリガンドの少なくとも一部を除去するよう、1つ以上のErbBリガンドに対して感受性のある癌を有する患者由来の生物学的流体を前記固相支持体に通過させることとを含む、1つ以上のErbBリガンドに対して感受性のある癌を有する患者を治療するための方法。
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