JP2013500405A - 折畳み可能な防護ヘルメット - Google Patents

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Abstract

本発明は、複数のセグメントを含む防護ヘルメットに関し、複数のセグメントのうちの少なくとも2つのセグメント(106,107)は、摺動目的のために摺動接続部によって共に接続され、前記セグメントは、相補的で略平行な陥凹及び突起を有する摺動接続部によって接続され、各摺動接続部のために、前記セグメントのうちの少なくとも1つのセグメントの突起は、横バーによって共に接続される。

Description

本発明はヘルメットの技術領域に関し、より具体的には、自転車又はオートバイ用のヘルメットに関する。
使用者は、サイクリング及びモータサイクリングのような多くの活動のために、ヘルメットを装着することが要求されるか、或いは、要求されないとしても、少なくとも強く推奨される。
従来的な防護ヘルメットを図1に示す。
図示のヘルメット1は、外部シェル2を含み、外部シェル2は、衝撃に抗するよう、硬い材料の薄層で作製されるのが普通である。
パディング2と呼ばれる材料の層がこの外部シェル2の内側に配置され、衝撃を減衰させるよう設計される。
外部シェル2は、ポリカーボネート、ABS(アクリルニトリルブタジエンスチレン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、ポリイミド、又は、複合材料で作製されるのが好ましい。パディング2’は、発泡ポリスチレン、ポリウレタン、ポリプロピレン、又は、任意の他の吸収性材料のような合成フォームで構成されるのが普通である。パディング2’を幾つかの材料層で構成し得る。
従来的、防護ヘルメットは顎紐型の保持システムを備える。それは、使用者の頭に適合するよう、ベルクロ(TM)型の自己把持(self-gripping)締結具を用いてヘルメットの内壁に固定される、異なる厚みを備える調節可能なヘッドバンド及び/又はフォームパッドを有利に備える。これらのシステムは既知であり、図面には示されていない。
ヘルメットは、照明システム、バイザ(ひさし)、反射装置、及び、装飾物も備え得る。これらのアクセサリを任意の適切な手段によって取り外し可能にし、接着し、或いは、固定し得る。
その機械的強度を向上するために、例えば金属又は複合材料で作製される補強材(スチフナ)を、ヘルメットの内側に挿入し得る。例えば、これらの補強材は外部シェル2又はパディング2’内にインサート成形される。
ヘルメットは頭部の冷却を向上する通気口を備え得る。使用者を雨や寒さから守るために、これらの通気口をプラスチック又は可撓材料で作製されるキャッシュ(cache)によって閉塞し得る。これらのキャッシュを所定の場所にクリップ留めし得るし、或いは、自己把持締結具(self-gripping)又はスナップを用いて締結し得る。
外部シェル2及びパディング2’が図1に示されているが、外部シェル2又はパディング2’を部分的に又は完全に欠く変形ヘルメット、例えば、パディング2’を有さない工事現場ヘルメットが存在する。
使用者に十分な保護をもたらすよう、これらのヘルメットは厳格な安全基準を満足しなければならない。
これらの制約は、使用において余り実用的でない大型のヘルメットをもたらす。自転車又はオートバイを輸送手段並びに簡単な活動として使用し得る。結果的に、旅程(journey)が完了するや否や、使用者はヘルメットを片付けなければならない。従って、上述の安全基準を満足することを条件として、ヘルメットの大きさは最小限化されるのが望ましい。
文献WO2007/068846号は、折畳み可能な防護ヘルメットを開示している。しかしながら、この文献に開示されている解決策は、ヘルメットにおける不連続性、具体的には、ヘルメットを構成する異なるセグメント間の望ましくない空間を招き、それは使用者にとって邪魔であり得るし、ヘルメットを衝撃に対してより無防備にし得る。
本発明はこの問題を解消することに向けられており、本発明は、複数のセグメントを含む防護ヘルメットであって、セグメントのうちの少なくとも2つは、摺動目的のために摺動接続部を用いて互いに接続され、摺動接続部によって接続されるセグメントは、陥凹と、略平行な相補的な突起とを備え、セグメントのうちの少なくとも1つからの突起は、各摺動接続のために横バーを通じて互いに接続されることを特徴とする防護ヘルメットを開示している。
前記ヘルメットは、以下の特性の1つ又は幾つかを有利に有し得る。
− セグメントの各々からの突起は、横バーを用いて互いに接続され、横バーは摺動接続部の2つのセグメントの間の接続を維持するよう構成され、如何なる分離をも防止する。
− セグメントのうちの1つは、少なくとも1つのオーバーラップ素子を含み、オーバーラップ素子は、横バーを前記セグメントに接続し、摺動接続部の他のセグメントからの突起の少なくとも1つの上に重ね合わせられる。
− 横バーの端部の少なくとも1つは突起を越えて延び、突起を越えて延びる横バーの前記端部は、分離中に、陥凹に沿って配置される案内素子によって案内される。
− 陥凹の少なくとも1つは、案内素子によって少なくとも部分的に覆われ、案内素子は、前記少なくとも1つの陥凹を含むセグメントと相補的なセグメントの移動を案内するよう構成される。
− 前記案内素子は、前記陥凹の全長に亘って延在しない。
− 前記突起の少なくとも1つは、ストップを備え、ストップは摺動方向に沿う横バーの移動を妨げるよう構成される。
− 少なくとも1つの横バーは、同じセグメント内の少なくとも1つの突起及び/又は1つの陥凹を覆い、前記横バーとセグメントとの間に内部空間を定め、相補的セグメントの横バーの移動を案内するよう構成される。
− 第一セグメントの前記突起及び/又は陥凹の少なくとも1つは第一シェルによって覆われ、第一シェルは第一シェルと第一セグメントとの間に内部空間を定め、第一セグメントと関連付けられる第二セグメントの横バーの移動を案内するよう構成される。
− 前記関連付けられるセグメントの突起及び/又は陥凹の少なくとも1つは、第二シェルによって覆われ、第二シェルは、第二シェルと前記関連付けられるセグメントとの間に第二内部空間を定め、第一シェル及び第一セグメントの横バーの移動を可能にするよう構成される。
本発明の他の特徴、目的、及び、利点は、純粋に例示的で非限定的な目的のために与えられ且つ付属の図面を参照して判読されるべき以下の記載から明らかであろう。
上述の従来技術の防護ヘルメットの外観を示す斜視図である。 防護ヘルメットの表面に対して接線方向にあるヒンジ接続部を示す斜視図である。 防護ヘルメットの表面に対して接線方向にあるヒンジ接続部を示す断面図である。 防護ヘルメットの表面に対して接線方向にあるヒンジ接続部を示す斜視図である。 防護ヘルメットの表面に対して接線方向にあるヒンジ接続部の他の実施態様を示す断面図である。 防護ヘルメットの表面に対して接線方向にあるヒンジ接続部の他の実施態様を示す斜視図である。 防護ヘルメットの表面に対して接線方向にあるヒンジ接続部の他の実施態様を示す断面図である。 防護ヘルメットの表面に対して接線方向にあるヒンジ接続部の他の実施態様を示す斜視図である。 防護ヘルメットの表面に対して接線方向にあるヒンジ接続部の他の実施態様を示す斜視図である。 防護ヘルメットの表面に対して接線方向にあるヒンジ接続部の他の実施態様を示す斜視図である。 防護ヘルメットの表面に対して接線方向にあるヒンジ接続部の他の実施態様を示す断面図である。 防護ヘルメットの表面に対して接線方向にあるヒンジ接続部の他の実施態様を示す斜視図である。 防護ヘルメットの表面に対して接線方向にあるヒンジ接続部の他の実施態様を示す斜視図である。 摺動接続部を含む防護ヘルメットを示す斜視図である。 摺動接続部を含む防護ヘルメットを示す断面図である。 摺動接続部を含む防護ヘルメットを示す斜視図である。 防護ヘルメットのための摺動手段の他の実施態様を示す斜視図である。 防護ヘルメットのための摺動手段の他の実施態様を示す斜視図である。 防護ヘルメットのための摺動手段の他の実施態様を示す斜視図である。 防護ヘルメットのための摺動手段の他の実施態様を示す斜視図である。 防護ヘルメットのための摺動手段の他の実施態様を示す斜視図である。 防護ヘルメットのための摺動手段の他の実施態様を示す断面図である。 防護ヘルメットのための摺動手段の他の実施態様を示す斜視図である。 防護ヘルメットのための摺動手段の他の実施態様を示す斜視図である。 防護ヘルメットのための摺動手段の他の実施態様を示す断面図である。 防護ヘルメットのための摺動手段の他の実施態様を示す斜視図である。 防護ヘルメットのための摺動手段の他の実施態様を示す斜視図である。 防護ヘルメットのための摺動手段の他の実施態様を示す斜視図である。 防護ヘルメットのための摺動手段の他の実施態様を示す斜視図である。 防護ヘルメットのための摺動手段の他の実施態様を示す斜視図である。 防護ヘルメットのための摺動手段の他の実施態様を示す斜視図である。 防護ヘルメットのための摺動手段の他の実施態様を示す斜視図である。 パディング及び外部シェルのための固定装置を示す詳細図である。 パディング及び外部シェルのための固定装置を示す詳細図である。 パディング及び外部シェルのための固定装置の他の実施態様を示す詳細図である。 パディング及び外部シェルのための固定装置の他の実施態様を示す詳細図である。 パディング及び外部シェルのための固定装置の他の実施態様を示す詳細図である。 パディング及び外部シェルのための固定装置の他の実施態様を示す詳細図である。 パディング及び外部シェルのための固定装置の他の実施態様を示す詳細図である。 パディング及び外部シェルのための固定装置の他の実施態様を示す詳細図である。 パディング及び外部シェルのための固定装置の他の実施態様を示す詳細図である。 パディング及び外部シェルのための固定装置の他の実施態様を示す詳細図である。 パディング及び外部シェルのための固定装置の他の実施態様を示す詳細図である。 特に防護ヘルメットにおいて使用し得る係止装置を示す斜視図である。 特に防護ヘルメットにおいて使用し得る係止装置を示す断面図である。 特に防護ヘルメットにおいて使用し得る係止装置を示す分解図である。 係止位置にある係止装置の異なる実施態様を示す頂部断面図であり、特に防護ヘルメットにおいて使用し得る係止装置を示している。 解除位置にある係止装置の異なる実施態様を示す頂部断面図であり、特に防護ヘルメットにおいて使用し得る係止装置を示している。 係止装置の他の実施態様を示す斜視図である。 係止装置の他の実施態様を示す断面図である。 係止装置の他の実施態様を示す分解図である。 係止位置にある係止装置の異なる実施態様を示す頂部断面図であり、係止装置の他の実施態様を示している。 解除位置にある係止装置の異なる実施態様を示す頂部断面図であり、係止装置の他の実施態様を示している。 係止装置の他の実施態様を示す斜視図である。 係止装置の他の実施態様を示す断面図である。 係止装置の他の実施態様を示す分解図である。 係止位置にある係止装置の異なる実施態様を示す頂部断面図であり、係止装置の他の実施態様を示している。 解除位置にある係止装置の異なる実施態様を示す頂部断面図であり、係止装置の他の実施態様を示している。 係止装置の他の実施態様を示す斜視図である。 係止装置の他の実施態様を示す断面図である。 係止装置の他の実施態様を示す分解図である。 係止位置にある係止装置の異なる実施態様を示す頂部断面図であり、係止装置の他の実施態様を示している。 解除位置にある係止装置の異なる実施態様を示す頂部断面図であり、係止装置の他の実施態様を示している。 係止装置の他の実施態様を示す斜視図である。 係止装置の他の実施態様を示す断面図である。 係止装置の他の実施態様を示す分解図である。 係止位置にある係止装置の異なる実施態様を示す頂部断面図であり、係止装置の他の実施態様を示している。 解除位置にある係止装置の異なる実施態様を示す頂部断面図であり、係止装置の他の実施態様を示している。 係止装置の他の実施態様を示す斜視図である。 係止装置の他の実施態様を示す断面図である。 係止装置の他の実施態様を示す分解図である。 係止位置にある係止装置の異なる実施態様を示す頂部断面図であり、係止装置の他の実施態様を示している。 解除位置にある係止装置の異なる実施態様を示す頂部断面図であり、係止装置の他の実施態様を示している。 係止装置の他の実施態様を示す斜視図である。 係止装置の他の実施態様を示す分解図である。 係止位置にある係止装置の異なる実施態様を示す頂部断面図であり、係止装置の他の実施態様を示している。 解除位置にある係止装置の異なる実施態様を示す頂部断面図であり、係止装置の他の実施態様を示している。 係止装置の他の実施態様を示す斜視図である。 係止装置の他の実施態様を示す分解図である。 係止位置にある係止装置の異なる実施態様を示す頂部断面図であり、係止装置の他の実施態様を示している。 解除位置にある係止装置の異なる実施態様を示す頂部断面図であり、係止装置の他の実施態様を示している。 係止装置の他の実施態様を示す斜視図である。 係止装置の他の実施態様を示す分解図である。 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全ての図面上で、類似の素子は、同一の参照番号を有する。
我々は、今や、本発明に従ってヘルメットに適用し得る幾つかの特徴を提示する。これらの特徴は、互いに無関係にそれら自体において有利であり得る。それらの利点を組み合わせるために、任意の数のこれらの特徴を組み合わせ得る。一部の組み合わせは、以下に述べる相乗効果も有する。
ヒンジ接続部、摺動接続部、及び、係止装置を示す図面には、防護ヘルメットのセグメント3及び4が示されており、これらのセグメント3及び4は、種々雑多の接続手段又は係止手段によって接続される。
上述のように、ヘルメット1は、外部シェル2及び/又はパディング2’を含む。
図示の実施態様において、ヘルメット1は、幾つかのセグメントで構成されており、これらのセグメントの各々は、外部シェル2のセグメントとパディング2’のセグメントとで構成されている。
これらの実施態様を、外部シェル2又はパディング2’が少なくとも1つのセグメントから完全に又は部分的に欠落する場合に適合し得ることが理解されよう。
その上、セグメントの外部シェル2及び/又はパディング2を幾つかの部分で構成し得る。
ヒンジ接続部
図2、図3、及び、図4は、ヘルメットの表面に対して接線方向にあるヒンジ接続部30を示している。
図2は、拡張位置にあるヘルメット1の外表面の一部を、僅かな斜視を伴って示している。
図3に示される図面は、ヒンジ接続ピンを含み且つヘルメット1の表面に対して垂直な平面における断面図である。
防護ヘルメット1は、複数のセグメント、この場合には、セグメント3及び4を含み、これらのセグメント3及び4は、ヒンジ接続部30によって互いにヒンジ(蝶番)接続されている。
図4は、セグメント3及び4を、それらの折畳み位置において示している。
図2乃至4に示される実施態様において、前記セグメント3及び4は、陥凹(indentations)5と、相補的な突起(protrusions)とを含み、それらの端部には、ナックル(knuckle)7及び8で構成されるヒンジ(蝶番)30が配置され、前記ヒンジ接続部30の回転ピン9がナックル内に配置されており、この場合、回転ピンは、ネジで構成されている。
セグメント3及び4にそれぞれ配置されるナックル7及び8を突起6の端部から後退させ得る。
セグメントの厚み及び曲率、即ち、ヒンジ接続部30の回転ピン9の位置の故に妨げられないセグメントの回転を考慮して、陥凹5はセグメント3及び4の移動も可能にする。従って、陥凹5の深さは、セグメント3及び4の回転を可能にするよう、セグメント3及び4の全体的な厚さと少なくとも等しいことが好ましい。
ヒンジ接続部30の旋回が限定的であるならば、陥凹5は、セグメント3及び4の厚みの全体又は一部に亘ってそれ程厚くなくてもよい。
セグメント3及び4がヘルメット1の外側に向かってのみ旋回する特別な実施態様では、セグメント3及び4内に貫通する陥凹5は無くてもよく、この場合、それらは突起6に面するより薄いゾーンのみを含む。
ナックルの数並びにそれらの幾何学的構成及び寸法が異なり得るのは明らかであり、図示の実施態様は単なる1つの実施例である。
ナックル7及び8の機能は、ヒンジ接続部30のピン9を案内すること、及び、ピン9の方向に沿うこれらのセグメントの如何なる相対的な動作をも防止するよう、セグメント3及び4を共に閉塞することである。
ナックル7及び8は、セグメント3及び4の一体的な部分を形成し得るし、或いは、ネジ止め(screwing)、クリンプ加工(crimping)、リベット打ち(riveting)、接着(gluing)、溶接(welding)、インサート成形(insert moulding)、又は、任意の他の適切な組立て手段によってセグメント3及び4上に固定されるアドオン部品であり得る。それらをヘルメット1の表面の外側に配置し得るし、或いは、図2及び3に示されるように、セグメント3及び4内に埋設し得る。
ヒンジ30の回転ピン9は、ヘルメット1のセグメント3及び4の表面に対して接線方向又は略接線方向にある。しかしながら、審美的及び動力学的な理由のために並びに使用者の快適性のために、ヘルメット1のセグメント3及び4の丸い幾何学的構成の故に、ピンに沿う全ての地点で接線方向にあることは可能ではない。従って、ピン9は、1つの地点で表面に対して接線方向にあり、その直線構造は、ピンが接点の各側でこの表面から僅かに離れる方向に移動するような構造である。
例えば、ヒンジ30の回転ピン9をセグメント3及び4の一方にネジ止め、クリンプ加工、リベット打ち、又は、接着し得る。
この場合、回転ピン9はネジで構成され、ナックル7及び8を通じる通路内に配置される。通路は、ナックル7及び8の各端部で開放されていても、開放されてなくてもよい。
幾つかの他の変形が可能である。例えば、回転ピン9をリベットで構成してよく、或いは、回転ピン9を2つのセグメントの一方内に圧力嵌めしてもよく、それはナックル内に回転ピン9を収容する空洞がヒンジ30の2つの端部で開放する必要を回避する。この場合、単一の端部は開放され、回転軸9はそこを通じて圧力嵌めされ、それは両端部が開放する実施態様に対して審美的な利点を有する。
図6及び図7は、1つの開放端部のみを備える実施態様を示している。
他の可能な実施態様によれば、弾性リングが、回転ピン内に配置される溝内に収容され、弾性リングは、回転ピン9を軸方向において係止し得るよう、ナックル7及び8の間の所定位置に保持される。
他の可能な軸方向係止方法は、ヒンジ接続部30の組立て中に弾性的に変形可能であり、ナックル7又は8の一方内に配置される開口内に収容され、且つ、回転ピン9の軸方向係止をもたらす、回転ピン9上のタブで構成され得る。
この種類の軸方向係止を含むこの特別な実施態様が図5に示されており、回転軸9は、ナックル8の1つの内部に配置される開口8’内に収容されるタブ9’を含む。
それらが成形されるならば、これらの部分の製造を単純化するよう、ナックル7及び8がセグメント3及び4の外表面の各側に交互に配置される開口を含むならば、有利であり得る。
図6乃至9に示される変形によれば、セグメント4に固定されるナックル8は、それらの全長に亘る開口26を備える。それらはセグメント3の外部シェル2及びヒンジ接続部30のピン9によって案内される。この実施態様は、セグメント4の外部シェルの製造を単純化する。セグメント3及び4は、図6に拡張位置において示されており、図9に折畳み位置において示されている。図7は、図6の断面図を示している。図8は、拡張位置におけるヘルメットの内側からの図である。ピン9は、セグメント3の一体的な部分を形成し得る。この場合、ナックル8内に配置される開口26は、ヒンジ接続部30が組ら立てられるとき、ピン9のための通路として作用する。
回転ピン9を幾つかの素子、例えば、2つのネジ27で構成してもよく、各ネジは、回転ピン9の両端部の一方に固定される。その場合には、セグメントの厚みが影響されないよう、これらの2つのネジ27がピンの中央で互いに接触しないならば、有利であり得る。図10及び図11は、そのような実施態様を示している。
図12及び図13に示される他の実施態様によれば、ヒンジ接続部30のピンは、突起6の端部から後退させられる。次に、横バー23及び24が、突起の端部とナックル7及び8との間で、セグメント3及び4にそれぞれ固定される。単一のセグメント上の突起を接続するこれらの横バー23及び24は、ヒンジ接続部30の回転を制限し得る。変形として、横バーを1つのセグメント上にのみ設け得る。2つのセグメント3及び4の各々の上に横バー23及び24があるならば、横バー23及び/又は24の少なくとも一方は、ヒンジ接続部30が組み立てられるときに固定されるのが好ましい。
ヘルメット1を使用位置、換言すれば、拡張位置から、取扱い及び片付けがより容易な、折り畳まれたよりコンパクトな位置に移動し得るよう、ヘルメット1の表面に対して接線方向にあるそのようなヒンジ接続部30は、ヘルメット1を構成するセグメント3及び4の相対的な回転を可能にする。
図面に示される異なる変形において、ヒンジ接続部は、ヘルメット1の構造素子の一体的な部分、より具体的には、外部シェルを形成し、このヘルメット1を、接続手段がヘルメット上に加えられるときよりも強くする。
他の実施態様が可能であることが理解されるべきであるのは明らかである。
摺動接続
図14、15、及び、16は、摺動接続部31を含む防護ヘルメット1の一部を示している。
上述のように、防護ヘルメット1は、セグメント3及び4で構成され、これらのセグメントは、摺動接続部31によって互いに接続されている。
これらのセグメント3及び4は、セグメント3及び4上に互いに面し合って配置される陥凹5と相補的な突起6とを含み、セグメント3及び4からの各突起6は、他のセグメント4及び3の陥凹5に面して配置される。よって、互いに対するセグメント3及び4の摺動運動は、一方のセグメントの陥凹5を他方のセグメントの突起6に係合させ、逆もまた同様である。
これらの陥凹5及び突起6は、ヘルメットの壁に開口又は通気口を形成するよう、セグメント3及び4の厚み全体を通じて、換言すれば、セグメント3及び4を構成する外部シェルのセグメント及び/又はパディングのセグメントの厚み全体を通じて延びるのが典型的である。
各セグメント3及び4の突起6の端部に、横バー10及び11がそれぞれある(換言すれば、それらは突起6の突出方向に対して横方向に据え付けられ、それは、突起6が陥凹5内で摺動する方向でもある)。
横バー10及び11を突起6の端部から後退して配置してもよく、それは摺動距離に影響を及ぼす。
しかしながら、この例示される実施態様は限定的でない。単一のセグメント3又は4からの突起6のみが横バー10又は11を通じて接続されるのも可能である。その場合、摺動接続部31の他のセグメントからの突起6は、適合されるストップ又はタブのような相補的な手段を含み得る。
陥凹5及び突起6の数、それらの幾何学的構成及び寸法、並びに、横バー10及び/又は11の形状が異なり得るのは明らかである。
横バー10及び/又は11は、セグメント3及び/又は4の一体的な部分を形成し得るし、或いは、それらを追加し、例えば、ネジ止め、接着、リベット打ち、クリンプ加工、クリップ留め(clipping)、又は、溶接によって、或いは、任意の他の取付け手段によって固定し得る。これらの横バー10及び/又は11は、ヘルメット1のシェルの外面に配置されるのが典型的である。2つのセグメント3及び4の各々が横バー10及び11を含む場合には、2つのセグメント3及び4が共に係合された後、2つのバー10又は11の一方が追加されるのが好ましい。
図示の実施態様において、横バー10は、セグメント3の一体的な部分を形成するのに対し、横バー11は、ネジ12を使用してセグメント4に固定される。セグメント4からの突起6がセグメント3の陥凹5内に少なくとも部分的に挿入される間に、セグメント4への横バー11の取付けが行われるのが分かるであろう。よって、横バー11がセグメント4にネジ止めされるや否や、バーは、如何なる離脱をも防止することによって、2つのセグメント3及び4の間のリンク(連結)を維持する。
図14は、セグメント3及び4をそれらの拡張位置において示しており、拡張位置において、陥凹5は空であり、よって、ヘルメット1の壁に開口又は通気口を形成する。
図15は、図14の断面図を示している。
図16は、セグメント3及び4をそれらの拡張位置において示しており、拡張位置において、陥凹5は、相補的セグメントからの突起6によって占められている。これはセグメント3及び4の突起6及び陥凹5の長さとほぼ等しい空間の節約を生み出す。
各貫通陥凹5をセグメントよりも薄肉のゾーンと交換し得る。その場合、陥凹5に面して配置される相補的なセグメントに属する突起6もより薄い。
2つのセグメント3及び4の各々がバー10及び11を備えるならば、突起6は、摺動の方向に沿うバー10及び11の移動、従って、折畳み方向におけるこの方向に沿うセグメント3及び4の移動を防止する、1つ又は幾つかのストップ28を備え得る。この場合における利点は、ヘルメット1が拡張位置にあるとき、セグメント3及び4の相対的な移動が防止されることである。その場合、使用者は、摺動を可能にするために、例えば、一方のセグメント3又は4を他方に対して旋回させなければならない。
図18及び19は、ストップ28を含むそのような実施態様を示している。
他の実施態様によれば、横バー10及び11の少なくとも一方の一端又は両端は、セグメント3及び4からの突起を越えて突出する。この実施態様の1つの具体的な変形によれば、突起を越えて突出する横バー10及び/又は11の端部の動作を案内部分によって案内し得る。案内部分は陥凹5に沿って配置され、場合によっては、例えば、セグメント3又は4の一方又は他方に固定される。
バー10及び/又は11の端部の突起並びに案内部分の組み合わせは、接続部の回転動作を制限し得る。
案内部分は、陥凹5の長さの全部又は一部に亘って存在し得る。それらが陥凹5の全長に亘って存在しないという事実は、横バーの端部が少なくとも1つの案内部分によって案内されないときに、移動距離の端部での接続部の旋回を可能にする。
案内部分は、横バー10及び/又は11が挿入されるスリットが形成される突出部(protuberance)、又は、突起6と平行であり且つ横バー10及び/又は11の移動を案内する隆起部(raised portion)の形態であり得る。
この変形は、折畳み位置において図17中に示されており、横バー11を見ることができる。その両端部11’は、セグメント4の突起6を越えて突出し、案内部分25は、セグメント3の陥凹5の長さの一部に亘って延びている。
案内部分25が、案内部材25が配置される陥凹5を少なくとも部分的に覆うならば、横バー10及び/又は11の端部が突起6を越えて突出させないで、摺動接続部31の回転運動の制限を行い得る。その場合、案内部分25は、横バー10又は11を案内するか、或いは、相補的なセグメントの突起6を直接的に案内する。図20乃至22は、そのような実施態様を示している。
摺動接続部31は、1つ又は幾つかの案内部分25を1つ又は幾つかのストップ28と組み合わせ得る。
図20乃至22に示される変形によれば、この場合には横バー11に固定されるスラット(slat)29が、セグメント4からの突起6を覆っている。その場合、内部空間がスラット29とセグメント4との間に定められ、その内側では、横バー10が平行移動する。
より一般的には、摺動接続部31によって接続されるセグメント3及び/又は4の一方又は両方は、1つ又は幾つかのスラット29を備え、少なくとも1つの陥凹5及び/又は1つの突起6を覆い得る。
既述の実施態様におけるように、スラット29を1つ又は幾つかの案内部分25と関連付け、よって、摺動接続部31の案内を向上し得る。
変形として、2つのセグメントの一方3又は4だけが横バー10又は11を含み、他方のセグメントは、少なくとも1つのスラット29を備える。
図23乃至25に示される1つの実施態様によれば、セグメント3からの突起6は、横バー10によって互いに接続されるのに対し、外部シェル2は、セグメント4からの突起6に沿ってパディング2を越えて突出し、且つ、セグメント3に形成されるノッチによって案内されている。これらのノッチを横バー10に或いはセグメント3からの突起に沿って配置し得る。セグメント4からの突起6の端部は、ストップ32を有利に備え、或いは、横バー11によって互いに接続され、よって、摺動接続部31の離脱を防止する。
図26乃至28に示される他の変形によれば、セグメント4からの1つ又は幾つかの突起6は溝36を備え、セグメント3に固定されるスタッド35が溝の内側を摺動し得る。溝36を備える各突起6の端部にストップ32を形成し得る。セグメント4からの他の突起は、拡張位置において横バー10の上に係合するタブ33を有利に備え得る。
その場合、ストップ32、スラット29、タブ33、又は、横バー11を置換する任意の他の適切な手段の数は、実施態様に依存して異なり得る。
図29乃至32は、2つのシェル37及び38が2つのセグメント3及び4の突起6及び陥凹5の少なくとも部分的に上にある他の変形を示している。シェル38は、この場合には横バー11に固定され、セグメント4を覆っている。シェル38は、それ自体とセグメント4との間の内部空間を定め、それは横バー10の移動を案内するよう構成される。第二シェル37がセグメント3を覆い、それ自体とセグメント3との間に内部空間を定め、それはシェル38と横バー11とで構成される組立体の移動を案内するよう構成される。
セグメント3及び4は、図29では拡張位置において示されており、図30では折畳み位置に置いて示されている。図31は、図29の図に類似するが、シェル37は示されていない。図32は、図29の図に類似するが、シェル37及び38は示されていない。
変形として、2つのセグメントの一方3又は4だけがシェル37又は38を備え得る。
摺動接続部31は、防護ヘルメット用途において利点を有する。具体的には、それはストップに起因するセグメントの偶発的な分離を防止することができ、それは剛的な組立体を形成する。ヘルメットの大きさ及び形状を使用者の頭に適合させるためにもそれを使用し得る。
上述したヒンジ接続部におけると同じように、図示される摺動接続部の異なる変形がヘルメット1の構造素子によって、より具体的には、外部シェルによって直接的に作製され、よって、このヘルメットを接続手段がヘルメットに加えられるときよりも強くすることが分かるであろう。
他の実施態様も可能であることが容易に理解されよう。
外部シェル取付け
上述されたように並びに図1に記載されたように、防護ヘルメット1は、外部シェル2と、パディング2’とで構成されるのが普通である。
外部シェル2及びパディング2’を別個に作製し、次に、接着によって或いは接着剤を用いて互いに固定し得る。
他の「型内」(in-mould)技法は外部シェル2を作製し、次に、それを型の内側に配置し、材料、典型的には、ポリスチレンボールを注入することで構成され、それは膨張及び硬化後にパディング2’を形成する。この方法はパディング2が外部シェル2の形状に完全に合致し、2つの部分の間のより良好な結合をもたらすことを可能にする。
幾つかのセグメントから成る外部シェル2の場合には、パディング2を作製するために使用される材料は、各セグメントのために個別的に注入される。
組立体をより強くするために、外部シェル2の一部の部分をパディング2’のフォーム内に埋設させるのが有利であり得る。
図33及び34は、外部シェル及びパディングの詳細図を示している。
外部シェル2は、折畳み部(fold)を備える、外部シェル2からの隆起部又は突起の形態の取付け素子を有する。
取付け素子は、射出時にパディング2’の材料と協働するよう構成される内部容積を定める。
より正確には、取付け素子は、パディング2’内に埋設され、よって、取付け素子とパディング2との間のリンクを形成する。「型内」技法は、外部シェル2の各セグメントのために単一のパディング2’を形成するのを助け、次に、以下に記載されるような接続手段によって、これらの異なるセグメントを互いに接続し得る。
図33及び34は、一端に折畳み部を備え且つ好ましくは開口41を含む突出部40がパディング2’内に埋設される実施態様を示している。
折畳み部及び開口は、外部シェルとパディング2’との間のリンクを形成する。
図35及び36は、内部空間を定める外部シェル2の隆起部42がパディング2’内に埋設される他の実施態様を示している。この場合、隆起部42は、2つの開口41を含み、パディング2’を作製する材料の連続性を保証する。外部シェル2は、隆起部に面して配置される選択的なオリフィス43も備え、それは外部シェル2の製造を容易化する。
図37及び38は、隆起部42がより多数の開口41を備える他の変形を示している。
図39及び40は、図35の実施態様の変形を示しており、そこでは、隆起部42の縁部は外部シェル42に接続されている。
図41乃至42に示される他の変形によれば、隆起部42はキャップ44に固定され、キャップ44は外部シェル2に形成されたオリフィスに係入されている。隆起部42は少なくとも1つの開口41を備え得る。図43は、ヘルメットの内側の図であり、パディング2’は示されていない。
キャップ44は、外部シェル2の一体的な部分を形成し得る。
突出部又は隆起部の形状及びこれらの取付け素子40,42に形成される開口41の数が異なり得るのは明らかである。
これらの異なる実施態様の利点は、突出部及び/又は隆起部の存在にも拘わらず、如何なる複雑な金型(tooling)をも必要とせずに、外部シェル2を作製し得ることである。
係止装置
図44、45、46、47及び48は、防護ヘルメット1において使用し得る係止装置(locking device)13を示している。
図44は、防護ヘルメット1のセグメント3及び4の上に、典型的には、外部シェル2の上に取り付けられる係止装置13を示している。
図45は、図44の断面図である。
図46は、同じ係止装置13の分解図を示している。
図47及び48は、係止位置及び解除位置の夫々における同じ係止装置の頂部断面図を示している。
図示の係止装置13は、例えば、防護ヘルメット1の2つのセグメント3及び4の接合部に配置される。
係止装置13は、ハウジング14と、プッシャ15と、係止タブ16と、取付け手段17とを含み、係止タブ16は、防護ヘルメット1のセグメント4と係止タブ16とによって境界付けられる内部空間を定め、取付け手段17は、図示の実施態様ではネジである。
図44乃至48に示される実施態様において、係止装置13を構成する素子の全ては、係止タブ16を除き、第一セグメント3の上に配置されているのに対し、係止タブ16は、第二セグメント4の上に配置されている。係止タブ16はセグメント4の一体的な部分を形成してよく、或いは、係止タブ16をセグメント4に付加し且つ固定してもよい
取付け手段17は、第一セグメント3の隆起部18内に収容され、隆起部は、取付け手段17が適合する中央キャビティを含む。
取付け手段17及び隆起部18の数及び配置が実施態様に依存して異なり得るのは明らかであり、多くの他の変形が可能である。例えば、隆起部18をハウジング14の上に配置し、よって、取付け手段17の向きを逆転し得る。セグメント3は隆起部18を備えなくてもよく、その場合には、ハウジング14がセグメント3に直接的に固定される。ハウジング14を、クリンプ加工、リベット打ち、接着、クリック嵌め(click fitting)、又は、溶接のような他の手段によっても固定し得る。ハウジング14を中間蓋の上に固定してもよく、よって、その支持体(この場合にはセグメント3)と無関係に係止装置13を作製し得る。ハウジング14と前記蓋又はセグメント3との間の接合部を他の領域に、例えば、係止タブ16と反対の側に配置し得る。それらが固定されるセグメント3又は4の一部である代わりに、例えば、ストラップのような可撓材料によって、ハウジング及び/又は係止タブを保持し得る。
ラッチ19がハウジング14の内側を摺動し、ラッチ19は係止タブ16によって定められる内部空間と相補的な形状を備える摺動ボルト21を含む。弾性アーム20はプッシャ15を備え、摺動ボルト21の側でラッチ19の本体に接続されている。
図49乃至53に示される他の変形によれば、弾性アーム20は摺動ボルトと反対の側でラッチ19の本体に接続されている。
図44乃至48に示される実施態様において、ラッチ19は、摺動ボルト21の側でラッチ19の本体の中心で長手方向に結合する2つの案内溝によって、横方向に、換言すれば、Y軸に沿って案内され、それはハウジング14の内壁と協働する。溝の数は異なり得る。例えば、図51では、ラッチ19は、単一の溝のみを有する。ハウジング14の上、セグメント3の上、或いは、セグメント3との接合部にあるラッチの上に溝を配置してもよく、その場合、面する部分は、相補的な形状を有する。
図47及び48は、セグメント3及び4が互いに対して固定された位置に維持される係止位置、及び、セグメント3及び4の間の相対動作が可能である解除位置における、係止装置13の頂部断面図をそれぞれ示している。
係止位置において、摺動ボルト21は、係止タブ16によって定められる内部空間内に収容される。次に、プッシャ15がハウジング14の外側に突出し、弾性アーム20は休止位置にある、換言すれば、弾性アーム20は変形されず、或いは、僅かにだけ押圧され、弾性アーム20は、ハウジング14の適切な形状の故に、係止装置を係止位置に保持する。より正確には、(その表面がラッチ19の摺動方向に対して垂直又は斜めである)弾性アーム20の外面の一部は、ハウジング14に形成される横方向開口の縁部と接触するようになる。弾性アーム20の端部は、スタッド45を備え得る。スタッド45は、ハウジング14の壁の内面と接触するようになり、係止位置において弾性アーム20の外向きの移動を制限する。
図44乃至48に示される実施態様において、選択的な弾性アーム22は、この場合にはバネであり、ラッチ19に対して戻り力を加えることによって、X方向に沿う力をラッチ19に加える。従って、1つの安定的な位置があるだけであり、それは係止位置である。
バネを、弾性的に変形し、且つ、ラッチ、ハウジング又はセグメント3の上に配置される突出部と置換し得る。
選択的な弾性手段22がないならば、ラッチ19は2つの安定的な位置を有し、その一方は係止位置に対応し、他方は解除位置に対応する。従って、ラッチ19は、装置を係止するために2つのプッシャ15を使用して摺動させられなければならない。
そのような実施態様は、図49乃至53に示されている。
ラッチ19の移動方向と平行である代わりに、弾性アーム20の外面と接触するハウジング14の内壁は斜めであってもよく、よって、ラッチ19の平行移動を容易化する。
図86及び87は、弾性手段22を含まない他の実施態様を示しており、そこでは、弾性アーム20の外面はハウジング14と協働し、ラッチ19を安定位置、即ち、係止位置に保持する。係止装置13は、ピン51を含んでもよく、ピン51は、弾性アーム20の内面の適合形状の故に、使用者がプッシャ15に対して圧力を加えるとき、解除方向におけるラッチ19の移動を容易化する。
係止は、摺動ボルト21によって並びにハウジング14によって行われる。ハウジング14は係止タブ16を取り囲み、よって、図44に示されるX軸及びY軸に沿うセグメント3及び4の相対的な移動を制限するのに対し、摺動ボルト21は、図44に定められるZ軸に沿う移動を制限する。
係止タブ16及びハウジング14のそれぞれへの挿入を容易化するために、摺動ボルト21及び係止タブ16は傾斜を備えてよく、或いは、幾つかの丸い縁部を備えてもよい。
係止タブ16は、底部からZ方向に沿って上向きにハウジング14内に挿入されるが、係止タブ16は反対方向に挿入されてもよい。
他の実施態様は、異なる方向における係止を含み得る。Z軸に沿う相対動作によってセグメント3及び4を組み立てるために開示の実施態様を使用し得る。しかしながら、他の組立て方法、例えば、X軸に沿うセグメント3及び4の相対動作を可能にすることが望ましいことも判明し得る。その場合には、係止タブ16は、少なくとも1つの溝を定めるフックの形態であり得る。溝の内側には突起が収容され、それを、例えば、弾性アーム20、又は、旋回自由に取り付けられ且つバネのような弾性手段を備える1つ又は幾つかの剛性アームの端部に配置し得る。
解除位置は、2つのプッシャ15に対して同時に圧力を加え、次に、摺動ボルト21を係止タブ16によって定められる内部空間から解放するようラッチ19を摺動することによって得られる。次に、2つのセグメント3及び4をZ軸に沿って互いに対して移動し得る。弾性アーム20は弾性的に変形され、弾性アーム20の屈曲はラッチ19の本体によって制限される。ハウジング14又はセグメント3によってストップを作製してもよい。
弾性アーム20を剛性アームと置換してもよく、剛性アームは、ラッチ19に装着されて旋回し、螺旋バネ又は前記剛性アームをハウジング14の外側に向かって保持する細片(strip)のような弾性装置を備える。
この係止装置13の多くの可能な変形がある。例えば、係止タブ16は、図49乃至53に例示される実施態様に示されるフックの形態であり得るし、或いは、係止タブ16は、幾つかの内部空間を定め、その内側には、適切に成形された摺動ボルト21が挿入され、例えば、前記内部空間と相補的な幾つかの突起を含む。
図54乃至58に示される実施態様は、図44乃至48中の実施態様と類似するが、摺動ボルト21がラッチ19に固定される代わりに、摺動ボルト21はラッチ19に対して移動可能である。ラッチ19と摺動ボルト21との間に配置されるバネ48又は任意の他の弾性手段が、摺動ボルト21を所定位置に保持する。この実施態様は、摺動ボルト21及び係止タブ16の適切な形状の故に、係止タブがハウジング内に挿入されるときに係止し、ラッチ19を移動する必要がないという利点を有する。係止装置13を解放するためにラッチが移動されるときに、摺動ボルト21がラッチ19の移動に従うよう、ストップがラッチ19と摺動ボルト21との間に配置される。係止装置13は必ずしも弾性手段22を有する必要はない。
図59乃至63に示される他の実施態様によれば、ハウジング14は弾性変形可能なリップ46を含み、プッシャ15がリップ46の上に配置される。その場合、弾性アーム20は、使用者がプッシャ15に対して力を加えるときにリップ46と相互作用するよう設計されるランプ47を備え、よって、ラッチ19の移動を引き起こす。ラッチ19は弾性手段22によって安定的な位置に保持される。
図69乃至73は、ランプ47がラッチ19の本体の上に剛的に固定された実施態様を示している。リップ46はランプ47と相互作用し、使用者がリップ46の上に配置されたプッシャ15に対して力を加えるときに、ラッチ19の移動を引き起こす。弾性手段22はラッチ19を安定的な位置に保持する。
図74乃至77に示される実施態様は、図69乃至73に示される実施態様と類似するが、ラッチ19はリップ46の端部と協働するフック49を備え、リップ46が自由な状態のときの解除の危険性を低減する。
図64乃至68に示される他の変形によれば、摺動ボルト21とは反対の側で、リップ46をハウジング14に接続し得る。その上、この実施態様は、ラッチ19から独立し且つバネ48によって所定位置に保持される摺動ボルト21を有利に有する。
弾性的に変形可能なリップ46を、ハウジング14上に旋回自在に取り付けられ、且つ、弾性素子、好ましくは、バネを備える剛的なリップと置換し得る。
図78乃至81は、図64乃至68に示される実施態様と類似する実施態様を示しているが、そこでは、ハウジング14は如何なるリップ46をも有さず、2つのプッシャ15はハウジング14から独立している。それらは横方向に、換言すれば、Y軸に沿って摺動自在であり、弾性アーム20によってハウジング14の外側付近に保持されている。プッシャ15は、弾性アーム20のランプ47と相互作用し、よって、使用者がプッシャ15に対して力を加えるときにラッチ19の移動を引き起こすよう設計される。変形として、摺動ボルト21をラッチ19に固定し得る。
図82乃至85に示される他の変形によれば、2つのプッシャ15は独立している。それらはラッチ19に対して横方向に、換言すれば、Y軸に沿って摺動自在であり、弾性手段50、例えば、バネによってハウジング14の外側付近に保持される。プッシャ15は、ハウジング14の適切な形状の故に、係止装置13を係止位置に保持する。この実施態様は、上述のようなバネ48によって保持されるラッチ19とは無関係に弾性手段22及び/又は摺動ボルト21を備え得る。
図91乃至95に示される他の実施態様によれば、ラッチ19は、ハウジング14のノッチ内に収容される1つ又は幾つかの弾性的に変形可能な突起52を含む。その場合には、使用者はラッチ19の平行移動のみを行い、プッシャ15はそのような動作に適合される。この変形は2つの安定的な位置、即ち、係止位置及び解除位置を有する。
図88乃至90に示される変形は、図91乃至95中の実施態様と類似するが、弾性突起52は、ラッチ19を係止位置に保持する戻り力を加える。この実施態様は、係止タブ16がハウジング14内に挿入されるときに自動係止し、摺動ボルト21及び係止タブ16の適切な形状の故に、使用者がラッチ19を移動する必要がないという利点を有する。
弾性突起52の数は異なり得る。それらはハウジング14又はセグメント3の一体的な部分であってよく、或いは、それらを他の弾性素子、例えば、バネ型素子と置換してもよい。
他の実施態様によれば、その内側に取付け手段17が収容される隆起部18内の中央キャビティは、セグメント3の表面に対して傾斜しており、それはセグメントの製造中に利点を有する。
2つのプッシャ15を備える係止装置13の1つの可能な変形の実施態様は、係止が一方の側だけから行われる単一のプッシャ15を含み得る。
そのような係止装置13は多くの利点を有する。具体的には、係止装置13は、選択される実施態様に依存して異なり得る移動方向に沿うセグメントの頑強(ロバスト)な係止をもたらし得る。使用者はそれを容易に操作可能でありながら、係止が確実であることを保証する。何故ならば、装置がハウジング14の各側に配置される2つのプッシャ15を含む場合、係止を解除する唯一の方法は、ハウジング14の各側に配置される2つのプッシャ15の上に同時に圧力を加えることだからである。
その上、この係止装置13を、例えば、スポーツ用品、バッグ、旅行荷物、保育アクセサリ、及び、家庭用品のような他の領域にも適用可能である。
具体的には、係止装置13の異なる実施態様を上述の異なる接続型(ヒンジ接続部30及び摺動接続部31)と組み合わせ得る。
上述の素子を備える防護ヘルメット
上述の異なる素子、即ち、少なくとも1つのヒンジ接続部30及び/又は少なくとも1つの摺動接続部31、並びに、有利に、少なくとも1つの係止装置13を備える防護ヘルメット1は、不使用時の寸法に関して利点を有する。
使用中、防護ヘルメット1は従来的な形状を有し、摺動接続部31及び/又はヒンジ接続部30と係止装置13との組み合わせによって、ヘルメットを構成する異なるセグメントが互いに対して固定された状態に保持される。
セグメント並びにヒンジ接続部30及び/又は摺動接続部31の特別な配置は、ヘルメット1を折り畳む特別な運動力学的な結果(sequence)をもたらし、その大きさを減少する。
図96乃至99は、上述のヒンジ接続部30、摺動接続部31、及び、係止装置13を備える防護ヘルメット1の一例を示している。
防護ヘルメット1は、図96及び97に使用位置及び拡張位置において示され、図98及び99に折畳み位置において示されている。
ヘルメット1は、セグメント100、101、102、103、104、105、106及び107で構成されている。周辺セグメント100、101、102、103、104、105は、ヒンジ接続部30を用いて対に接続されている。より正確には、ヒンジ接続部30は、セグメント100及び101、セグメント101及び103、セグメント103及び105、セグメント105及び104、セグメント104及び102、セグメント102及びセグメント100を互いに接続している。中央セグメント106及び107は、摺動接続部31によって互いに接続されている。セグメント106は、防護ヘルメット1の各側に配置される2つのヒンジ地点で構成される旋回接続部90を用いてセグメント100に接続されている。
拡張位置において、セグメントは、セグメント106及び103、セグメント106及び104、並びに、セグメント107及び105を接続する3つの係止装置13によって、互いに対して固定された状態で保持される。少数の係止装置13は、全ての固定されたセグメントを一体に保持し得る。それにも拘わらず、例えば、ヘルメット1の強度又はエルゴノミクスを向上するために、係止装置13の数及びそれらの位置は異なり得る。例えば、セグメント106をセグメント101及び102に接続するために、セグメント106をセグメント103及び104に接続する係止装置13を移動し得る。
ヘルメットが使用されていないとき、使用者は係止装置13を解除可能であり、よって、異なるセグメントの移動を可能にする。2つのセグメント106及び107の間の摺動接続部31を用いて、並びに、これらのセグメントに形成される陥凹及び突起によって形成されるこれらのセグメントの開口を通じて、セグメント107は、セグメント106内に係入される。次に、セグメント105がセグメント100に向かって移動するよう、セグメント101、102、103、104を、周辺セグメントを互いに接続するヒンジ接続部30を通じてヘルメット1の内側に畳み込み得る。その場合には、セグメント106及び107で構成される組立体は、旋回接続部90を通じてセグメント100について旋回可能であり、よって、セグメント105を覆う。
拡張操作は逆の順序において行われる。しかしながら、これらの操作が行われる順序は異なり得る。
このように折り畳まれたヘルメット1が図98及び99に示されている。ヘルメットはより小さく、この場合には、拡張位置にあるときに使用者の頭がその内側に適合するキャビティに対応するヘルメット1の内側の空間が非常に減少されるのを見ることができる。
その上、係止装置13と、ヒンジ接続部30と、摺動接続部31との間の相乗効果の故に、拡張位置から折畳み位置に移動させ、その逆に移動させるために、使用者は少数の操作を行う必要があるだけである。
そのような防護ヘルメット1を、様々な用途において、特に、自転車又はオートバイ用ヘルメットのために使用し得る。
図100及び101に示される他の変形によれば、ヘルメット1は、周辺セグメント110、111、112、113、114、115と、中央セグメント116、117とで構成されている。周辺セグメントは、ヒンジ接続部30を通じて互いに対に接続されている。セグメント110及び116、並びに、セグメント115及び117は、摺動接続部31を通じて互いに接続されている。セグメント116及び117は、旋回接続部90によって互いに接続されている。ヘルメット1は、セグメント117をセグメント113及び114に接続する2つの係止装置13も含む。
図102及び103に示される他の変形によれば、ヘルメット1は、周辺セグメント120、121、122、123、124、125と、中央セグメント126、127、128とで構成されている。周辺セグメントは、ヒンジ接続部30を通じて互いに対で接続されている。セグメント120及び126は、セグメント127及び128と同じ方法で、摺動接続部31によって接続されている。セグメント126及び127は、旋回接続部90によって互いに接続されている。ヘルメット1は、3つの係止装置13も含み、係止装置13は、先ず、セグメント127をセグメント121及び122に接続し、次に、セグメント128をセグメント125に接続する。
図104乃至107に示される他の変形によれば、ヘルメット1は、周辺セグメント130、131、132、133、134、135、136と、中央セグメント137とで構成される。周辺セグメントは、ヒンジ接続部30を通じて対に接続されている。中央セグメント137は、旋回接続部90を用いてセグメント130に接続されている。このヘルメット1は、セグメント137をセグメント133、134、136に接続する、3つの係止装置13も含む。
図108乃至111に示される他の変形によれば、ヘルメット1は、周辺セグメント140、141、142、143、144、145、146、147と、中央セグメント148とで構成されている。セグメント148は、摺動接続部31を通じてセグメント140及び147に接続されている。ヒンジ接続部30は、周辺セグメントを互いに対に接続している、換言すれば、セグメント140及び141、140及び142、147及び145、147及び146、143及び141、143及び145、144及び142、144及び146を接続している。ヘルメット1は、セグメント148をセグメント143及び144に接続する2つの係止装置13も含む。セグメント141及び145は薄肉であるので、セグメント141及び145はセグメント143を部分的に覆い、セグメント142及び146も薄肉であり、セグメント144を部分的に覆う。セグメント141、142、145、146は薄肉でなくてもよく、この場合、それらはセグメント143及び144を覆わない。2つの係止装置13が解除されるとき、2つのセグメント143及び144は、周辺セグメントを接続するヒンジ接続部30を通じて、セグメント148の下に収容されるようヘルメット1の内側に向かって移動可能である。このときの間、セグメント140及び147は、摺動接続部31を通じてセグメント148内に係入される。このようにして折り畳まれたヘルメット1が図110及び111に示されている。
図96乃至111に示される実施態様において、各周辺セグメントは、ヒンジ接続部30を用いて、隣接するセグメントに接続されている。周辺セグメントの数は異なり得る。周辺セグメントを接続する1つ若しくは幾つかの群の又は全てのヒンジ接続部30のヒンジピンが互いに平行又は並行であるならば有利であり得る。
中央セグメントの数も異なり得る。中央セグメントを互いに並びに周辺セグメントに接続する接続及び係止手段の数は異なり得るし、それらを別に組み合わせ得る。
図112乃至115に示される他の実施態様によれば、ヘルメット1は、周辺セグメント150、151、152、153と、中央セグメント154とで構成されている。セグメント150は、ヒンジ接続部30を通じてセグメント151及び152に接続されている。セグメント153は、摺動接続部31を通じてセグメント151及び152に接続されている。セグメント154は、摺動接続部31を通じてセグメント150に接続され、旋回接続部90を通じてセグメント153に接続されている。
図116乃至119に示される他の変形によれば、ヘルメット1は、周辺セグメント160、161、162と、中央セグメント163とで構成されている。セグメント160は、ヒンジ接続部30を通じてセグメント161及び162に接続されている。セグメント161及び162は、摺動接続部31を通じて接続されている。セグメント163は、摺動接続部31を通じてセグメント160に接続されている。セグメント163は、環状直線接続部91によってセグメント161に並びにセグメント162に接続され、2つの関連するセグメントの間の平行移動における案内を提供している。
図120乃至122に示される他の変形によれば、ヘルメット1は、周辺セグメント170、171、172、173と、中央セグメント174とで構成されている。セグメント170は、ヒンジ接続部30によってセグメント171及び172に接続されている。セグメント170及び174は、摺動接続部31を通じて接続されている。セグメント174は、環状直線接続部91を通じてセグメント171及び172に接続されている。セグメント173は、摺動接続部31を通じてセグメント171及び172に接続されている。セグメント173の2つの摺動接続部の陥凹5はセグメントの中央で結合され、その場合、突起6は、横方向バーを除き、互いに接続されない。変形として、陥凹5は必ずしも中心で結合される必要はない。
図123乃至125に示される他の変形によれば、ヘルメット1は、周辺セグメント180、181、182、183、184、185と、中央セグメント186とで構成されている。セグメント180は、ヒンジ接続部30を通じてセグメント181及び182に接続されている。セグメント185は、ヒンジ接続部30を通じてセグメント183及び184に接続されている。セグメント181及び183は、セグメント182及び184のように、摺動接続部31を通じて共に接続されている。セグメント186は、先ず、摺動接続部31を通じてセグメント180に接続され、次に、旋回接続部90を通じてセグメント185に接続される。
図126乃至128に示される他の変形によれば、ヘルメット1は図96中のヘルメットに類似するが、セグメント105をセグメント103及び104に接続するヒンジ接続部30は、摺動接続部31によって置換されている。
実施態様112乃至128において、各周辺セグメントは、ヒンジ接続部30又は摺動接続部31によって、隣接する周辺セグメントに接続されている。周辺セグメントの数並びにヒンジ接続部及び摺動接続部の配置が異なり得るのは明らかである。
摺動接続部31を通じて接続される各セグメントは、上述したように、少なくとも1つの案内部25及び/又は少なくとも1つのスラット29を備え得る。
中央セグメントの数も異なり得る。中央セグメントを互いに並びに周辺セグメントに接続する接続手段及び係止手段の数は異なり得るし、それらを別に組み合わせ得る。
ヘルメット1の係止システムは、これらの実施態様のために示されていない。それらが上述した係止装置13と同じ形態であり得ることは明らかであるが、ヘルメット1の大きさ及び形状を使用者の頭に適合させるよう、陥凹5が空いている完全拡張位置と陥凹5が相補的セグメントの突起6によって占められる折畳み位置との間の中間位置に摺動接続部31を保持する少なくとも1つのシステムを備えるヘルメット1を提供することが有利であり得る。摺動接続部31を中間位置に保持するためのこのシステムは、歯及び追歯車(tooth and ratchet)システム又はラック及びピニオン(rack and
pinion)システムから成り得る。このシステムをセグメントに直接的に固定してよく、例えば、ラック又は歯は、1つのセグメントの突起6の上に配置され、爪車又はピニオンは、相補的セグメントに固定される横方向バーの上に配置される。例えば、円形ヘルメット上で使用されるのが普通であるヘッドバンドのようなストラップ又はバンドを使用して、この保持システムをセグメントにも接続し得る。この構成において、ストラップ又はヘッドバンドは、隣接するセグメントの上に必ずしも固定されなくてもよい。
図129乃至131に示される他の変形によれば、ヘルメット1は、セグメント200、201、202、203で構成されている。セグメント200は、旋回接続部90を通じてセグメント201及び202に接続されている。セグメント200は、ヒンジ接続部30を通じてセグメント203に接続されている。ヘルメット1は、セグメント203をセグメント201及び202に接続する2つの係止装置13を含む。
図132乃至135に示される他の変形によれば、ヘルメット1は、周辺セグメント210、211、212、213と、中央セグメント214、215とで構成されている。セグメント210及び214は、摺動接続部31を通じて接続されている。セグメント215は、ヒンジ接続部30を通じてセグメント211、212、213、214に接続されている。ヘルメット1は、4つの係止装置13も含み、係止装置は、先ず、セグメント210をセグメント211及び212に接続し、次に、セグメント213をセグメント211及び212に接続する。
セグメント210及び214を接続する摺動接続部31をヒンジ接続部30と置換し得る。セグメント213及び215を接続するヒンジ接続部30を摺動接続部31と置換し得る。
図136乃至139に示される他の変形によれば、ヘルメット1は、周辺セグメント220、221、222、223、224,225と、中央セグメント226とで構成されている。摺動接続部31がセグメント221及び223を接続し、摺動接続部31がセグメント222及び224を接続している。摺動接続部31はセグメント226をセグメント220及び225にも接続している。ヒンジ地点92がセグメント220をセグメント221及び222に接続し、同様に、セグメント225をセグメント223及び224に接続している。
図140乃至143に示される他の変形によれば、ヘルメット1は、セグメント230、231、232、233、234で構成されている。摺動接続部31がセグメント230をセグメント231及び232に接続している。選択的なヒンジ地点92がセグメント230をセグメント231及び232にも接続している。旋回接続部90がセグメント233をセグメント230及び234に接続している。セグメント234に固定されるロッド93が、旋回接続部90を通じたセグメント233及び234の間の回転動作を制限する。ヘルメット1は、セグメント234をセグメント231及び232に接続する2つの係止装置13も含む。
ヘルメット1は、必ずしも如何なるセグメント233をも有する必要はなく、その場合、セグメント234は、例えば、旋回接続部90を通じて、セグメント230に直接的に接続される。
図144乃至146に示される他の変形によれば、ヘルメット1は、セグメント230、231、232、243、244、245で構成されている。セグメント230は、図140乃至143に示されるヘルメットの実施態様と類似の方法で、セグメント231及び232に接続されている。セグメント231及び243は、セグメント232及び244のように、ヒンジ地点92によって接続されている。セグメント245は、摺動接続部31を通じてセグメント243及び244に接続されている。これらの2つの摺動接続部31は、図26乃至28に示されたナックル及び溝システムに類似したナックル35及び溝36システムを含み得る。セグメント245の2つのより薄肉のゾーン94を、摺動接続部31を通過する陥凹5と置換し得る。ヘルメット1は、セグメント230及び245を接続する係止装置13も含む。折畳み位置に移動するとき、セグメント245は、セグメント230の下に位置付けられる。
図147乃至149に示される他の変形によれば、ヘルメット1は、セグメント250、251、252と、顎紐(chin strap)253と、バイザ(visor)254とで構成されている。セグメント251は、摺動接続部31を通じてセグメント250及び252に接続されている。セグメント250及び252は、旋回接続部90を通じて接続されている。バイザ254に固定された顎紐253は、例えばそれをセグメント252に接続する、旋回接続部90を通じて移動自由である。顎紐253及びバイザ254が互いに対して移動自由であるのは明らかである。ヘルメット1は必ずしも顎紐253及び/又はバイザ254を有する必要はない。セグメント250及び252を接続する旋回接続部90を、セグメント251をセグメント250及び252に接続する2つの旋回接続部90と置換し得る。図148は、拡張位置にあるヘルメット1を示しており、顎紐253は上げられた状態にある。
異なる実施態様は実施例として付与されているに過ぎないので、図面に示される陥凹5及び突起6の数及び幾何学的構成が異なり得るのは明らかである。
異なる実施態様のために図示した係止装置13の形状は、上述の形状と異なり得る。
折畳み位置にあるヘルメット1の変形を示す図面は、明瞭性の理由のために係止装置13を示していない。
既述の異なる手段の異なる組み合わせを使用する他の実施態様を想定し得るのは明らかである。具体的には、既述のヘルメットの変形に関して、例えば、ヘルメットの長さ及び幅を交換することによって、ヘルメットの上にセグメントを別に位置付けることが可能である。
ヘルメットの異なる実施態様では、ヒンジ接続部30を従来的な旋回接続部と置換してよく、或いは、可撓又は半剛性接続部と置換してもよい。
既述のヘルメットの実施態様における各接続手段及び係止手段は、2つのセグメントを互いに接続する。これらの手段が2つよりも多くのセグメントを同時に接続する他の変形も想定し得る。
図150乃至152は、図96乃至99に示されるヘルメット1の特別な変形の実施態様を示している。図150は、拡張位置にあるヘルメット1を示しており、図151は、拡張位置と折畳み位置との間の中間位置にあるヘルメット1を示しており、図152は、図150及び151に示されるヘルメット上に配置されるヒンジ接続部30の詳細な断面図である。上述と同じような方法で、これらの図面に示されるヘルメット1は、周辺セグメント100、101、103、105、102、104(後の2つは図面150及び151に示されていない)と、2つの中央セグメント106及び107とを含む。
この変形において、ヒンジ接続部30の一部は、1つ又は幾つかの安定的な位置を決定する戻り力を加える少なくとも1つの機構を備える。戻り機構は、ヘルメット1の取扱いを容易化するために、非円形プロファイル、典型的には、カムプロファイルを備えるセグメントと関連付けられる、板バネ、渦巻バネ、コイルバネ、又は、図150乃至152に示される弾性リップのような、弾性手段を含み得る。この実施例において、弾性リップ98はヘルメット1のセグメント100に固定され、1つ又は幾つかの安定的な位置をもたらすカムプロファイルを有するセグメント101と協働する。ヒンジ接続部30のための回転ストップとしてもリップを使用し得る。
戻り力を加えるこの機構を、上述のようにヘルメット1の外表面の各側に交互に配置される開口を含むヒンジ接続部30を形成するナックルと有利に組み合わせ得る。
図150及び151に示される変形は、セグメント107及びセグメント107のバーに固定される、少なくとも1つのオーバーラップ素子97も含み、セグメント106の突起を少なくとも部分的に覆う。この実施態様の効果は、特に、これらのセグメントが折畳み位置にあるときに、ストップを形成することによって、セグメント106及び107を接続する摺動接続部31の回転動作を制限することである。
その上、このヘルメットの変形において、セグメント107はヘルメット1の各側に2つのストップ95を含み、ストップは、セグメント101、103の移動及びセグメント102、104(これらの図面には示されていない)の移動を制限する。
ヘルメット1、より正確には、セグメント107が拡張位置にあるとき、ストップ95は、2つのセグメントのうちの一方、典型的には、図150及び151に示される実施態様におけるセグメント103と協働することによって、セグメント101及び103の移動を制限する。同様に、セグメント101及び103に面する周辺セグメント102及び104の移動も、ストップ105と類似のストップによって制限される。
セグメント105及び107を接続する係止装置13が解除されるや否や、摺動接続部31を通じたセグメント106内へのセグメント107の係入は、セグメント102、103、104を内向きに折り畳むことを可能にし、よって、ヘルメット1の折畳みを可能にする。ヘルメット1の外側に向かうセグメント101、102、103、104の移動は、セグメント100、106、又は、107に配置されるストップによって制限されるのが好ましい。図示の変形では、セグメント106の各側に配置される2つのストップ96が、セグメント101、103及びセグメント102、104(図150及び151には示されていない)の外向きの移動を制限する。
これらのストップ95は係止装置と置換し、よって、ヘルメット1に含められる係止装置の数を減少する。
例えば、図96乃至99に示される変形ヘルメットの全体的な構成は、図150及び151に示されるヘルメットの全体的な構成と類似するが、この第一の変形は、3つの係止装置13を含むのに対し、図150及び151に示される変形は、2つのストップ95と組み合わせで単一の係止装置13を含み、この単一の係止装置13は、セグメント107の移動を係止するのを可能にする。
他の実施態様によれば、ヘルメット1は、図150及び151に示されるヘルメットと類似するが、セグメント100及び106は固定され、単一のセグメントを形成する。その場合には、これらの2つのセグメントを接続する旋回接続部90は排除される。

Claims (10)

  1. 複数のセグメントを含む防護ヘルメットであって、
    前記セグメントのうちの少なくとも2つのセグメントは、摺動目的のために摺動接続部を用いて互いに接続され、前記摺動接続部によって接続される前記セグメントは、陥凹と、略並行で相補的な突起とを備え、
    前記セグメントの少なくとも1つのセグメントからの前記突起は、各摺動接続部のために、横バーを通じて互いに接続されることを特徴とする、
    防護ヘルメット。
  2. 前記セグメントの各々からの突起は、横バーを用いて互いに接続され、該横バーは、摺動接続部の前記2つのセグメントの間の接続を維持するよう構成され、如何なる分離をも防止することを特徴とする、請求項1に記載の防護ヘルメット。
  3. 前記セグメントの1つは、少なくとも1つのオーバーラップ素子を含み、該オーバーラップ素子は、前記横バーを前記セグメントに接続し、且つ、前記摺動接続部の前記他のセグメントからの前記突起の少なくとも1つの上に重ね合わせられることを特徴とする、請求項1又は2に記載の防護ヘルメット。
  4. 前記横バーの端部の少なくとも1つは、前記突起を越えて延び、前記突起を越えて延びる前記横バーの前記端部は、移動中に、前記陥凹に沿って配置される案内素子によって案内されることを特徴とする、請求項1乃至3のうちのいずれか1項に記載の防護ヘルメット。
  5. 前記陥凹の少なくとも1つは、案内素子によって少なくとも部分的に覆われ、該案内素子は、前記少なくとも1つの陥凹を含む前記セグメントと相補的な前記セグメントの前記移動を案内するよう構成されることを特徴とする、請求項1乃至3のうちのいずれか1項に記載の防護ヘルメット。
  6. 前記案内素子は、前記陥凹の全長に亘って延在しないことを特徴とする、請求項4又は5に記載の防護ヘルメット。
  7. 前記突起の少なくとも1つは、ストップを備え、該ストップは、前記摺動方向に沿う前記横バーの前記移動を妨げるよう構成されることを特徴とする、請求項1乃至6のうちのいずれか1項に記載の防護ヘルメット。
  8. 少なくとも1つのバーが同じセグメント内の少なくとも1つの突起及び/又は1つの陥凹を覆い、前記横バーと前記セグメントとの間に内部空間を定め、前記相補的なセグメントの前記横バーの前記移動を案内するよう構成されることを特徴とする、請求項1乃至7のうちのいずれか1項に記載の防護ヘルメット。
  9. 第一セグメントの前記突起及び/又は陥凹の少なくとも1つが第一シェルによって覆われ、該第一シェルは、該第一シェルと前記第一セグメントとの間に内部空間を定め、前記第一セグメントと関連付けられる前記第二セグメントの前記横バーの前記移動を案内するよう構成されることを特徴とする、請求項1乃至8のうちのいずれか1項に記載の防護ヘルメット。
  10. 前記関連付けられるセグメントの前記突起及び/又は陥凹の少なくとも1つは、第二シェルによって覆われ、該第二シェルは、該第二シェルと前記関連付けられるセグメントとの間に第二内部空間を定め、前記第一セグメントの前記横バー及び前記第一シェルの移動を可能にするよう構成されることを特徴とする、請求項9に記載の防護ヘルメット。
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