JP2013258604A - 画像処理装置、方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】互いに異なる局所的な伸縮が生じている複数の部分画像の連結に際し、画像の境界の全長に亘ってずれの発生を抑制する。
【解決手段】互いに異なる局所的な伸縮が生じている一対の画像に対し、画像処理を行うか、又は読み取り時にライン毎に検出した原稿搬送量に基づき、一対の画像の各ラインの対応関係を検知し、一方の画像の各ラインのうち、他方の画像の同一のラインと対応付いている複数のラインを1本のラインを残して削除すると共に、他方の画像の各ラインのうち、一方の画像の同一のラインと対応付いている複数のラインを1本のラインを残して削除した後に、一方の画像に対して局所的な伸縮を補正する。
【選択図】図13

Description

開示の技術は画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラムに関する。
原稿をスキャナで読み取る際に、スキャナの読取可能な原稿サイズが読取対象の原稿サイズよりも小さい場合、以下の読取方法が知られている。第1の読取方法は、例えばスキャナの読取可能な原稿サイズがA4で読取対象の原稿サイズがA3の場合に、A3サイズの原稿を二つ折りにして専用のシートの所定の位置に挟み込んだ後に両面スキャンし、スキャン画像を連結する方法である。また、第2の読取方法は、例えばスキャナの読取可能な原稿サイズA4で読取対象の原稿サイズがA3の場合に、スキャナを非分離給紙モードに設定し、二つ折りにしたA3サイズの原稿を両面スキャンし、スキャン画像を連結する方法である。
しかし、第1の読取方法及び第2の読取方法は、共に、原稿を二つ折りにした後、原稿を一枚一枚手作業で専用シートに挟み込んだり、スキャナに投入する必要がある。従って、読取対象の原稿が大量に存在した場合、ADF(Auto Document Feeder)を十分に活用できず、作業に非常に手間が掛かる。そこで、第3の読取方法として、原稿をスキャナが読取可能なサイズ(例えばA3サイズを半分のA4サイズ)に切断し、ADFを用いてスキャンした後、読み取った画像を元のサイズの画像に再構成(連結)する方法が考えられる。但し、第3の読取方法では、読み取り時の原稿の搬送速度の変動などにより、読み取った複数の画像を単純に連結すると、画像の境界で不整合が生じる。
上記に関連して、分割して読み取った画像を自動的につなぎ合わせる技術が提案されている。この技術は、境界に垂直方向に存在する線分を抽出し、抽出した線分に画像の境界で段差が生じないように、一方の画像を平行移動して位置を調整している。
また、1枚目の画像と2枚目の画像に跨る文字や図形について、その合致するポイントが最大となるように左右の画像の位置を調整し、原稿のずれが少ない合成画像を得る技術も提案されている。
特開平7−23204号公報 特開平8−204945号公報
上記の各技術は、一対の画像の連結に際し、上下左右に画像を平行移動させることで、画像の境界で図形が滑らかに繋がるように調整している。しかしながら、原稿を搬送しながら前記原稿を読み取ることで得られる画像は、原稿の搬送速度の変動などにより、局所的な伸縮が生じている。そして、例えば前述の第3の読取方法では、原稿を異なるタイミングで読み取ることで連結対象の一対の画像の得ているため、連結対象の一対の画像における局所的な伸縮が生じている箇所や伸縮の程度は互いに相違している。このように、互いに異なる局所的な伸縮が生じている複数の部分画像を連結する場合、画像を平行移動させる位置調整を行ったのみでは、画像の境界の全長に亘ってずれなく繋げることは困難であった。
開示の技術は、一つの側面として、互いに異なる局所的な伸縮が生じている複数の部分画像の連結に際し、画像の境界の全長に亘ってずれの発生を抑制することが目的である。
開示の技術は、互いに異なる局所的な伸縮が生じている一対の画像における二組以上のラインの対応関係を検知する対応関係検知部を有している。また開示の技術は、前記対応関係検知部によって検知された前記一対の画像におけるラインの対応関係に基づいて、前記一対の画像に対して前記局所的な伸縮を各々補正する補正部を有している。そして開示の技術は、前記補正部による補正を経た前記一対の画像を単一の画像に連結する連結部を有している。
開示の技術は、一つの側面として、互いに異なる局所的な伸縮が生じている複数の部分画像の連結に際し、画像の境界の全長に亘ってずれの発生を抑制できる、という効果を有する。
第1実施形態に係る画像処理装置の機能ブロック図である。 画像処理装置として機能するコンピュータの一例を示す概略ブロック図である。 画像連結処理を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る対応関係検知処理を示すフローチャートである。 黒画素から連続して最も長く繋がる方向を特徴として演算する例を説明するための説明図である。 (A)は左画像の右辺上の特徴量の一例、(B)は右画像の左辺上の特徴量の一例を示す概略図である。 動的計画法によるコストの演算を説明するための説明図である。 コストの演算に伴って選択されるパスを説明するための説明図である。 対応関係検知処理で検知された対応関係の一例を示す図表である。 第1実施形態に係る局所伸縮補正処理を示すフローチャートである。 局所伸縮補正処理における重複するラインの削除を説明するためのイメージ図である。 局所伸縮補正処理における重複するラインの削除を説明するためのイメージ図である。 局所伸縮補正処理による局所的な伸縮補正を説明するためのイメージ図である。 第2実施形態に係る画像処理装置の機能ブロック図である。 第2実施形態に係るスキャナの原稿読取部の一例を示す概略構成図である。 ライン毎の原稿搬送量の検出結果の一例を示す図表である。 左画像及び右画像のライン毎の原稿搬送量の検出結果の一例を示す図表である 第2実施形態に係る対応関係検知処理を示すフローチャートである。 対応関係検知処理で検知された対応関係の一例を示す図表である。 第3実施形態に係る画像処理装置の機能ブロック図である。 ライン毎の原稿搬送量の検出結果の一例を示す図表である 第3実施形態に係る対応関係検知処理を示すフローチャートである。 演算で求められたライン毎の原稿の理想搬送量の一例を示す図表である。 第3実施形態に係る局所伸縮補正処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して開示の技術の実施形態の一例を詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1には、本実施形態に係る画像処理装置10が示されている。画像処理装置10は、原稿の頁をスキャナが読取可能なサイズに切断し、原稿を搬送しながら前記原稿を読み取る構成のスキャナによって別々に読み取った後、得られた複数の部分画像に対して局所的な伸縮補正を行って元のサイズの画像に連結する装置である。画像処理装置10は、画像記憶部12、対応関係検知部14、局所伸縮補正部16、画像連結部18、連結画像記憶部20を備えている。
画像記憶部12は、スキャナが読取可能なサイズに原稿の各頁が切断されてスキャナによって読み取られることで得られた連結対象の複数の部分画像の画像データをスキャナから取得し、取得した連結対象の複数の部分画像の画像データを記憶する。なお、例えば原稿のサイズがA3、スキャナの読取可能なサイズがA4の場合、原稿は短辺と平行な方向に沿って2つのA4サイズの部分原稿に切断され、A4サイズの部分原稿はスキャナによって長辺方向に沿って搬送されて別々に読み取られる。
画像記憶部12に記憶される個々の画像(例えば左画像と右画像)は、スキャナによって別々に読み取られることで、互いに異なる局所的な伸縮が生じている。対応関係検知部14は、画像記憶部12に記憶され、互いに異なる局所的な伸縮が生じている連結対象の一対の画像における各ラインの対応関係を検知する処理を行う。なお、本実施形態におけるラインは、連結対象の一対の画像における連結対象の辺におよそ直交する方向に沿って延びる画素列を意味しており、連結対象の辺には、辺の延びる方向に沿って複数のラインが配列されている。局所伸縮補正部16は、対応関係検知部14によって検知された連結対象の一対の画像における各ラインの対応関係に基づき、連結対象の一対の画像に対して局所的な伸縮を各々補正する。画像連結部18は、局所伸縮補正部16によって局所的な伸縮が補正された連結対象の一対の画像を単一の画像として連結する。連結画像記憶部20は、画像連結部18によって連結された画像を記憶する。
なお、対応関係検知部14は開示の技術における検知部の一例であり、局所伸縮補正部16は開示の技術における補正部の一例であり、画像連結部18は開示の技術における連結部の一例である。
画像処理装置10は、例えば図2に示すコンピュータ24で実現することができる。コンピュータ24はCPU26、メモリ28、不揮発性の記憶部30、ディスプレイ32、キーボードやマウス等の入力デバイス34及び外部I/F部36を備えている。CPU26、メモリ28、記憶部30、ディスプレイ32、入力デバイス34及び外部I/F部36はバス38を介して互いに接続されている。外部I/F部36にはスキャナ40が接続されている。スキャナ40は、読取対象の原稿を搬送しながら読み取る構成である。
また、記憶部30はHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等によって実現できる。記録媒体としての記憶部30は、コンピュータ24を画像処理装置10として機能させるための画像連結プログラム42を記憶し、画像記憶領域52及び連結画像記憶領域54が設けられている。CPU26は、画像連結プログラム42を記憶部30から読み出してメモリ28に展開し、画像連結プログラム42が有するプロセスを順次実行する。
画像連結プログラム42は、対応関係検知プロセス44、局所伸縮補正プロセス46及び画像連結プロセス48を有する。CPU26は、対応関係検知プロセス44を実行することで、図1に示す対応関係検知部14として動作する。またCPU26は、局所伸縮補正プロセス46を実行することで、図1に示す局所伸縮補正部16として動作する。またCPU26は、画像連結プロセス48を実行することで、図1に示す画像連結部18として動作する。
画像処理装置10がコンピュータ24で実現される場合、画像記憶領域52は図1に示す画像記憶部12として機能し、連結画像記憶領域54は図1に示す連結画像記憶部20として機能する。これにより、画像連結プログラム42を実行したコンピュータ24が、画像処理装置10として機能することになる。なお、画像連結プログラム42は開示の技術における画像処理プログラムの一例である。
なお、画像処理装置10は、例えば半導体集積回路、より詳しくはASIC(Application Specific Integrated Circuit)等で実現することも可能である。
次に本第1実施形態の作用を説明する。画像処理装置10は、スキャナ40による部分原稿の読み取りが完了し、連結対象の一対の画像の画像データがスキャナ40から出力されて画像記憶部12に記憶されると、図3に示す画像連結処理を行う。画像連結処理のステップ70において、対応関係検知部14は、画像記憶部12に記憶された連結対象の一対の画像の画像データを画像記憶部12から読み出す。
次のステップ72において、対応関係検知部14は、連結対象の一対の画像における各ラインの対応関係を検知する対応関係検知処理を行う。以下、図4を参照し、本第1実施形態に係る対応関係検知処理の詳細を説明する。
対応関係検知処理のステップ80において、対応関係検知部14は、連結対象の一対の画像(以下ではそれぞれを左画像、右画像と称して区別する)に対して二値化処理を行う。
なお、スキャナ40から出力されて画像記憶部12に記憶された画像が既に二値画像であった場合は、上記の二値化処理は不要である。二値画像以外の画像を二値画像に変換する方法については、既に様々な方法が知られており、例えば、カラー画像(24ビットフルカラー画像)を8ビットグレイスケール画像へ変換した後、二値画像へ変換する方法等を適用可能である。なお、以下では二値画像上における背景の画素を白画素、それ以外の画素を黒画素と称する。
次のステップ82において、対応関係検知部14は、左画像の右辺の画素列(座標(x,y)の画素列)を処理対象の画素列に設定する。但し、処理対象の画素列の座標(x,y)において、x=Nl,y=1〜Mlであり、Mlは左画像の高さ、Nlは左画像の幅である。ここで、処理対象の画素列に設定した左画像の右辺は、右画像と連結する辺であり、以下では、左画像の右辺についてライン毎に特徴量を求める。
すなわち、ステップ84において、対応関係検知部14は、変数yに1を設定する。次のステップ86において、対応関係検知部14は、処理対象の画素列に含まれる座標(Nl,y)の画素が黒画素か否か判定する。ステップ86の判定が否定された場合(白画素の場合)はステップ90へ移行し、ステップ90において、対応関係検知部14は、座標(Nl,y)の画素の特徴量を0に設定し、ステップ92へ移行する。なお、白画素の特徴量として0以外の一定値を用いてもよい。
一方、座標(Nl,y)の画素が黒画素の場合は、ステップ86の判定が肯定されてステップ88へ移行する。ステップ88において、対応関係検知部14は、座標(Nl,y)の画素の特徴量として、座標(Nl,y)の画素から黒画素が連続して最も長く繋がる方向を演算する。具体的には、例として図5に示すように、注目画素(座標(Nl,y)の画素)から放射状に直線を伸ばし、他の黒画素と連続して交わる距離の最も長い方向を求め、求めた方向を注目画素の特徴量とする。注目画素から放射状に伸ばす方向は、例えば、0°〜180°を12等分したときの角度を1単位として用いることができる。図5に示す例では、連続する最後の黒画素迄の距離が、0°では"1"、15°では"2.2"、30°では"5"、45°では"9.9"、60°では"7.2"、75°では"3.2"、90°では"3"であるので、注目画素の特徴量は"45"になる。
次のステップ92において、対応関係検知部14は、ステップ88又はステップ90で設定された画素(Nl,y)における特徴量を、例えばメモリ28等に記憶させる。次のステップ94において、対応関係検知部14は、変数yが左画像の高さMl以下か否か判定する。ステップ94の判定が肯定された場合はステップ96へ移行し、ステップ96において、対応関係検知部14は、変数yを1だけインクリメントしてステップ86に戻る。これにより、ステップ94の判定が否定される迄、ステップ86〜ステップ96が繰り返される。
左画像の右辺の全画素の特徴量がMl個の要素として配列化されたデータが、左画像の右辺の特徴量として求まると、変数yが左画像の高さMlよりも大きくなり、ステップ94の判定が否定されてステップ98へ移行する。ステップ98において、対応関係検知部14は、右画像の左辺の画素列(座標(x,y)の画素列)を処理対象の画素列に設定する。但し、処理対象の画素列の座標(x,y)において、x=1、y=1〜Mrであり、Mrは右画像の高さ、Nrは右画像の幅である。処理対象の画素列に設定した右画像の左辺は、左画像と連結する辺であり、以下では、右画像の左辺についてライン毎に特徴量を求める。
すなわち、ステップ100において、対応関係検知部14は、変数yに1を設定する。次のステップ102において、対応関係検知部14は、処理対象の画素列に含まれる座標(1,y)の画素が黒画素か否か判定する。ステップ102の判定が否定された場合(白画素の場合)はステップ106へ移行し、ステップ106において、対応関係検知部14は、座標(1,y)の画素の特徴量を0に設定し、ステップ108へ移行する。なお、白画素の特徴量として0以外の一定値を用いてもよい。
一方、座標(1,y)の画素が黒画素の場合は、ステップ102の判定が肯定されてステップ104へ移行する。ステップ104において、対応関係検知部14は、先に説明したステップ88と同様にして、座標(Nr,y)の画素の特徴量として、座標(1,y)の画素から黒画素が連続して最も長く繋がる方向を演算する。
次のステップ108において、対応関係検知部14は、ステップ104又はステップ106で設定された画素(1,y)における特徴量を、例えばメモリ28等に記憶させる。次のステップ110において、対応関係検知部14は、変数yが右画像の高さMr以下か否か判定する。ステップ110の判定が肯定された場合はステップ112へ移行し、ステップ112において、対応関係検知部14は、変数yを1だけインクリメントしてステップ102に戻る。これにより、ステップ110の判定が否定される迄、ステップ102〜ステップ112が繰り返される。
右画像の左辺の全画素の特徴量がMr個の要素として配列化されたデータが、右画像の左辺の特徴量として求まると、変数yが右画像の高さMrの値よりも大きくなり、ステップ110の判定が肯定されてステップ114へ移行する。次のステップ114以降において、対応関係検知部14は、左画像の右辺の特徴量ai(i=1,…,Ml)及び右画像の左辺の特徴量bj(j=1,…,Mr)の配列に対し、端点固定の動的計画法(DP:Dynamic Programming)を適用してライン間の対応関係を求める。
すなわち、ステップ114において、対応関係検知部14は、左画像の右辺の特徴量aiと右画像の左辺の特徴量bjに対し、動的計画法の漸化式(次の(1),(2)式)に基づいて変数Xij及びコストCijの演算を行い、選択されたパスも記録する。
Xij=|ai−bj| …(1)
Cij=MIN{Ci-2,j-1+Ci-1,j+Xij ,
Ci-1,j-1+2×Xij ,
Ci-1,j-2+Ci,j-1+Xij} …(2)
なお、(1)式における"| |"は特徴量が表す方向の差を示す。例えば図6(A),(B)に示す二つの方向の差は15°(=45°−30°、又は、45°−(−150°)+180°)となる。方向の差は(ai−bj)の値に対して180°を加減算することで、必ず0°以上90°未満の値となる。(1)式に従って変数Xijを演算した結果の一例を図7(A)に示す。また、(2)式におけるMIN( )は括弧内の最小値を選択することを表す演算子である。(2)式に従ってコストCijを演算した結果の一例を図7(B)に示す。
また、(2)式におけるMIN( )内に配列された3つの項は、図7(C)に示すように、左画像の右辺の特徴量aiと右画像の左辺の特徴量bjによって形成されるマトリクス上における互いに異なるパス(1)〜(3)に対応している(図8も参照)。(2)式に従ってコストCijを演算する際には、MIN( )の3つの項のうちの何れの項(パス)を選択したのかも記録する。パスの記録結果の一例を図7(C)に示す。
次のステップ116において、対応関係検知部14は、動的計画法のコスト表(図7(B)参照)において、CMl,Mr(コスト表の右下隅)からC0,0(コスト表の左上隅)へ向かい、かつコストが最小のパスのルートをバックトレースにより探索する。例えば、図7(C)において、(i,j)=(3,3)からバックトレースを行うことを考えると、(i,j)=(3,3)のセルに記録されているパスは(3)であるので、図8にパス(3)として示すルートに沿って(3, 3)→(3,2)→(2, 1)と遡る。次に、(i,j)=(2,1)のセルにはパス(1)が記録されているので、図8にパス(1)として示すルートに沿って(2, 1)→(1, 1)→開始点と遡ることができる。従って、(3, 3)→(3, 2)→(2, 1)→(1, 1)→開始点と遡るルートがバックトレースにより発見される。
次のステップ118において、対応関係検知部14は、ステップ116の探索で発見したルートを記録し、記録したルートを、左画像の右辺と右画像の左辺における各ラインのライン番号の対応関係を表す対応関係情報へ変換する。一例として、ステップ116の探索で(3, 3)→(3,2)→(2, 1)→(1, 1)→開始点と遡るルートが発見された場合、対応関係情報が表す各ラインの対応関係として、図9に示す対応関係が得られる。なお、(1)式及び(2)式の漸化式は単なる一例であり、漸化式を変えることで特徴量ai,bjの対応付けの特性を制御することができ、許容する局所的伸縮の程度を調整することができる。
上記のように対応関係検知処理を行うと、画像連結処理(図3)のステップ74へ移行する。画像連結処理のステップ74において、局所伸縮補正部16は局所伸縮補正処理を行う。以下、図10を参照し、局所伸縮補正処理の詳細を説明する。
局所伸縮補正処理のステップ130において、局所伸縮補正部16は、対応関係検知部14によって求められた対応関係情報が表す左画像と右画像の対応するライン番号の組を、配列P={(Ai,Bi)}(i=1〜N)に設定する。またステップ132において、局所伸縮補正部16は、配列Pを変数Ai又は変数Biの昇順にソートする。
この時点での画像と配列Pとの関係の一例を図11に示す。なお、図11では左画像の幅をWl、右画像の幅をWrとしている。左画像と右画像とで対応する最初のライン番号の組が(A1,B1)なので、左画像の右辺上の点(Wl,A1)と、右画像の左辺上の点(1,B1)と、が対応する点となる。ここで、左画像の右辺上の点(Wl,A3)〜点(Wl,A4)に挟まれた部分は、左画像の読み取り時にローラの滑り等により間延びした状態になっている。図11の例では、図11に破線で示すように、対応関係情報により左画像と右画像のラインの対応関係が(A3,B3)、(A4,B4)と求まっており、B3とB4の値(ライン番号)が一致している。以降の処理では左画像のうち右画像に対して間延びした状態となっている領域のラインを削除する。
まずステップ134において、局所伸縮補正部16は、変数iに1を設定する。次のステップ136において、局所伸縮補正部16は、配列Pの全ての組を評価したか否か判定する。ステップ136の判定が否定された場合はステップ138へ移行する。ステップ138において、局所伸縮補正部16は、変数Biの値(ライン番号)が変数Bi+1の値(ライン番号)に等しいか否か判定する。ステップ138の判定が否定された場合はステップ150へ移行し、ステップ150において、局所伸縮補正部16は、変数iを1だけインクリメントしてステップ136に戻る。
一方、ステップ138の判定が肯定された場合、右画像に対して左画像が間延びしていると判断できるので、ステップ140へ移行する。ステップ140において、局所伸縮補正部16は、左画像のうち、変数Aiに設定されていたライン番号のラインの次のラインから、変数Ai+1に設定されていたライン番号のラインまでの、D=(Ai+1−Ai)本のラインを削除し、配列Pからラインの組(Ai+1,Bi+1)の情報を削除する。左画像は、D=(Ai+1−Ai)のライン本数だけ画像の高さが小さくなる。
次のステップ142において、局所伸縮補正部16は、iに1を加算した値を変数jに設定する。またステップ144において、局所伸縮補正部16は、変数Ajに設定されているライン番号をDだけデクリメントする。次のステップ146において、局所伸縮補正部16は、変数jが配列Pの要素数以下か否か判定する。ステップ146の判定が肯定された場合はステップ148へ移行し、ステップ148において、局所伸縮補正部16は、変数jを1だけインクリメントしてステップ144へ戻る。従って、ステップ146の判定が否定される迄、ステップ144〜ステップ148が繰り返される。
なお、ステップ142〜ステップ148は、先のステップ140で左画像からD本分のラインを削除したことに伴って、配列Pに設定された左画像の各ラインのライン番号の繰り上げを行っている。ステップ140〜ステップ148の処理は、ステップ138の判定が肯定される度、すなわち右画像に対して左画像が間延びしている箇所が発見される度に行われる。従って、左画像の各ラインの中に、右画像の同一のラインと対応付いているラインが複数存在していた場合、右画像の同一のラインと対応付いている複数のラインが1本のラインを残して左画像から全て削除される。
一例として、図11に示すラインの組(A3,B3)とラインの組(A4,B4)に注目すると、変数B3,B4に設定されたライン番号が同じである。従って、変数A3に設定されたライン番号のラインと変数A4に設定されたライン番号のラインは、原稿上の同じ位置を指していることが分かる。上述した処理では、上記のような場合に、ラインの組(A4,B4)の情報を配列Pから削除すると共に、変数Aiに設定されていたライン番号のラインの次のラインから、変数Ai+1に設定されていたライン番号のラインまでのD=(Ai+1−Ai)本のラインを左画像から削除する。また、ラインの削除に伴い、配列Pの左画像に関するライン番号がずれることから、配列Pのうち以降のライン番号を削除したライン本数分だけデクリメントする。
ステップ136の判定が肯定されると、ステップ152へ移行する。ステップ152以降では、右画像のうち左画像に対して間延びした状態となっている領域のラインを削除する。すなわち、まずステップ152において、局所伸縮補正部16は、変数iに1を設定する。次のステップ154において、局所伸縮補正部16は、配列Pの全ての組を評価したか否か判定する。ステップ154の判定が否定された場合はステップ156へ移行する。ステップ156において、局所伸縮補正部16は、変数Aiの値(ライン番号)が変数Ai+1の値(ライン番号)に等しいか否か判定する。ステップ156の判定が否定された場合はステップ168へ移行し、ステップ168において、局所伸縮補正部16は、変数iを1だけインクリメントしてステップ154に戻る。
一方、ステップ154の判定が肯定された場合、左画像に対して右画像が間延びしていると判断できるので、ステップ158へ移行する。ステップ158において、局所伸縮補正部16は、右画像のうち、変数Biに設定されていたライン番号のラインの次のラインから、変数Bi+1に設定されていたライン番号のラインまでの、E=(Bi+1−Bi)本のラインを削除し、配列Pからラインの組(Ai+1,Bi+1)の情報を削除する。右画像は、E=(Bi+1−Bi)のライン本数だけ画像の高さが小さくなる。
次のステップ160において、局所伸縮補正部16は、変数iに1を加算した値を変数jに設定する。またステップ162において、局所伸縮補正部16は、変数Bjに設定されているライン番号をEだけデクリメントする。次のステップ164において、局所伸縮補正部16は、変数jが配列Pの要素数以下か否か判定する。ステップ164の判定が肯定された場合はステップ166へ移行し、ステップ166において、局所伸縮補正部16は、変数jを1だけインクリメントしてステップ162へ戻る。従って、ステップ164の判定が否定される迄、ステップ162〜ステップ166が繰り返される。
なお、ステップ160〜ステップ166は、先のステップ158で右画像からE本分のラインを削除したことに伴って、配列Pに設定された右画像の各ラインのライン番号の繰り上げを行っている。ステップ158〜ステップ166の処理は、ステップ156の判定が肯定される度、すなわち左画像に対して右画像が間延びしている箇所が発見される度に行われる。従って、右画像の各ラインの中に、左画像の同一のラインと対応付いているラインが複数存在していた場合、左画像の同一のラインと対応付いている複数のラインが1本のラインを残して右画像から全て削除される。
ステップ154の判定が肯定されると、ステップ170へ移行する。図11に示す左画像及び右画像に対し、上述した間延びしている箇所のラインを全て削除する処理を完了した時点での左画像、右画像及び配列Pの関係の一例を図12に示す。
ステップ170において、局所伸縮補正部16は、上述した処理を経た左画像と右画像のサイズ(幅×高さ)を、それぞれWl×Hl,Wr×Hrに設定する。次のステップ172以降は、一方の画像を基準とし、他方の画像に対して伸縮補正を行う。左画像及び右画像の局所的なずれは画像の大きさに比べて僅かなので、左画像と右画像のどちらを基準にしてもよいが、一例としてステップ172以降では、左画像を基準とし、右画像に対して伸縮補正を行っている。
すなわち、まずステップ172において、局所伸縮補正部16は、伸縮補正後の右画像を格納するための画像領域として、幅が右画像の幅Wrに一致し、高さが左画像の高さHlに一致する画像領域Mを用意する。次のステップ174において、局所伸縮補正部16は変数iに2を設定する。ステップ176において、局所伸縮補正部16は、右画像のうち、右上隅の頂点が座標(1,Bi-1)で右下隅が座標(Wr,Bi-1)の矩形領域の画像を、高さが(Ai−Ai-1)で幅Wrのサイズの画像に縮小又は拡大する。これは、左画像の対応する領域のサイズを基準として、右画像の上記の矩形領域を縮小又は拡大することに相当する。
次のステップ178において、局所伸縮補正部16は、ステップ176で縮小又は拡大した矩形領域画像を、画像領域Mのうち右上隅の頂点が座標(1,Ai-1)で右下隅が座標(Wr,Ai-1)の矩形領域に書き込む。次のステップ180において、局所伸縮補正部16は、配列Pの全ての組を評価したか否か判定する。ステップ180の判定が否定された場合はステップ182へ移行し、ステップ182において、局所伸縮補正部16は、変数iを1だけインクリメントし、ステップ176に戻る。
従って、ステップ180の判定が肯定される迄ステップ176〜ステップ182が繰り返され、ステップ180の判定が肯定されると局所伸縮補正処理を終了する。これにより、右画像のうち右上隅の頂点が座標(1,Bi-1)で右下隅が座標(Wr,Bi-1)の矩形領域を単位として、例として図13に示すように、局所的に縮小又は拡大が行われることで、右画像の高さが左画像の高さHlに一致された状態で画像領域Mに書き込まれる。
局所伸縮補正処理が完了すると、図3の画像連結処理のステップ76へ移行する。ステップ76において、画像連結部18は、左画像と局所的な縮小又は拡大が行われて画像領域Mに書き込まれた右画像を、左画像の右辺と右画像の左辺を境界として、単一の画像に連結する画像連結処理を行う。そして、次のステップ78において、画像連結部18は、ステップ76の画像連結処理によって得られた画像を連結画像記憶部20に保存し、画像連結処理を終了する。
上記のように、第1実施形態では、連結対象の画像における各ラインの対応関係を検知し、検知した各ラインの対応関係に基づいて、連結対象の画像に対して局所的な伸縮を各々補正している。これにより、スキャナ40が読取可能なサイズに切断した原稿を別々に読み取ることで、互いに異なる局所的な伸縮が生じている複数の部分画像の連結に際し、画像の境界の全長に亘ってずれの発生を抑制することができる。
また、第1実施形態では、左画像の右辺及び右画像の左辺についてライン毎に特徴量を求め、端点固定の動的計画法を適用してライン間の対応関係を求めている。このため、後述する第2実施形態等と比較して、ライン間の対応関係を検知するにあたって原稿の搬送量を検知する必要がなくなり、原稿の読み取りを行うスキャナ40の構成が簡単になる。
〔第2実施形態〕
次に開示の技術の第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同一の部分には同一の符号を付し、説明を省略する。
図14には本第2実施形態に係る画像処理装置60が示されている。画像処理装置60は、第1実施形態で説明した画像処理装置10(図1)と比較して、原稿搬送量記憶部61が設けられている点が相違している。画像処理装置60では、原稿搬送量記憶部61が対応関係検知部14に接続され、画像記憶部12が局所伸縮補正部16に接続されている。
本第2実施形態に係るスキャナ40は、例えば図15に示すように、読取部62が原稿を複数の搬送ローラ対63によって搬送し、原稿の搬送路を挟んで読取センサ64と搬送量検出センサ65が配置されている。
搬送量検出センサ65は、光学式マウスにおけるマウスの移動量を測定するセンサなどと同様に、光源とイメージセンサを備え、光源から射出した光(例えばレーザ光)を原稿に照射し、反射光をイメージセンサによって読み取り、原稿の搬送量をイメージの移動量として検出する。搬送量検出センサ65は、読取センサ64による1ライン毎の原稿の読み取りと同期したタイミングで、検出した原稿の搬送量を1ライン毎の原稿搬送量として出力する。
原稿搬送量記憶部61は、スキャナ40の搬送量検出センサ65から順次出力される1ライン毎の原稿搬送量を取得し、取得した原稿搬送量をライン番号と対応付けて記憶する。これにより、原稿搬送量記憶部61には、例として図16に示すような原稿搬送量情報が記憶される。また、スキャナ40では原稿の元の1頁を成す複数の部分原稿が別々に読み取られるので、原稿搬送量記憶部61には、例として図17に示すように、原稿搬送量情報が左画像及び右画像について各々記憶される。なお、原稿搬送量情報における原稿搬送量の単位は特に定める必要は無く、搬送量検出センサ65の独自の単位を適用可能である。
次に本第2実施形態の作用について、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。第1実施形態では、画像連結処理(図3)のステップ72における対応関係検知処理として、図4に示す処理を行っていた。一方、本第2実施形態では、画像連結処理(図3)のステップ72における対応関係検知処理として、図18に示す対応関係検知処理を行う。以下、本第2実施形態に係る対応関係検知処理について説明する。
対応関係検知処理のステップ200において、対応関係検知部14は、左画像読み取り時の各ライン毎の原稿搬送量を変数Aiの配列(i=1〜Ml)に設定すると共に、右画像読み取り時の各ライン毎の原稿搬送量を変数Bjの配列(j=1〜Mr)に設定する。なお、変数i,jは各ラインのライン番号である。次のステップ202において、対応関係検知部14は、変数iに1を設定する。ステップ204において、対応関係検知部14は、変数Aiに設定された原稿搬送量に最も近い原稿搬送量が設定された変数Bkを探索する。
ステップ204の探索によって最も近い原稿搬送量が設定された変数Bkを発見すると、次のステップ206において、対応関係検知部14は、左画像と右画像のラインの対応関係(i,k)を対応関係情報としてメモリ28等に記憶させる。次のステップ208において、対応関係検知部14は、変数iが変数Aiの配列の要素数Ml以下か否か判定する。判定が否定された場合はステップ210へ移行し、ステップ210において、対応関係検知部14は、変数iを1だけインクリメントしてステップ204に戻る。
これにより、ステップ208の判定が肯定される迄、ステップ204〜ステップ210が繰り返され、例として図19に示すように、左画像と右画像のラインの対応関係を表す対応関係情報がメモリ28等に記憶される。そして、ステップ208の判定が肯定されると対応関係検知処理を終了する。
なお、第2実施形態において、局所伸縮補正処理等の以降の処理は第1実施形態と同じであるので、説明を省略する。
上記のように、第2実施形態についても、連結対象の画像における各ラインの対応関係を検知し、検知した各ラインの対応関係に基づいて、連結対象の画像に対して局所的な伸縮を各々補正している。これにより、スキャナ40が読取可能なサイズに切断した原稿を別々に読み取ることで、互いに異なる局所的な伸縮が生じている複数の部分画像の連結に際し、画像の境界の全長に亘ってずれの発生を抑制することができる。
また、第2実施形態では、スキャナ40による原稿の読み取りに際して原稿搬送量を1ライン毎に検出し、検出した1ライン毎の原稿搬送量に基づいて、左画像と右画像のラインの対応関係を求めている。従って、搬送量検出センサ65を設ける必要があるのでスキャナ40の構成が複雑になるものの、対応関係検知処理が簡単になり、左画像と右画像のラインの対応関係を求めるための画像処理装置60の負荷が軽減される。
〔第3実施形態〕
次に開示の技術の第3実施形態について説明する。なお、第1実施形態及び第2実施形態と同一の部分には同一の符号を付し、説明を省略する。
図20には本第3実施形態に係る画像処理装置66が示されている。画像処理装置66は、第2実施形態で説明した画像処理装置60(図14)と比較して、読取解像度記憶部67が設けられている点が相違している。読取解像度記憶部67は、スキャナ40によって原稿が読み取られた際の解像度をスキャナ40から取得し、取得した解像度を記憶する。読取解像度記憶部67は対応関係検知部14に接続されている。
また、本第3実施形態では、第2実施形態と同様に、スキャナ40の読取部62に搬送量検出センサ65が配置されているが、本第3実施形態に係る搬送量検出センサ65は、原稿搬送量として、メートルなどの標準単位系の値を出力する。従って、本第3実施形態に係る原稿搬送量記憶部61は、例として図21に示すように、1ライン毎の原稿搬送量を標準単位系の値(図21では"μm")で表す原稿搬送量情報を記憶する。
次に本第3実施形態の作用を説明する。本第3実施形態では、画像連結処理(図3)のステップ72における対応関係検知処理として、図22に示す対応関係検知処理を行う。以下、本第3実施形態に係る対応関係検知処理について説明する。
対応関係検知処理のステップ220において、対応関係検知部14は、読取解像度記憶部67に記憶された読取解像度に基づき、原稿の理想搬送量を各ラインについて各々演算する。読取解像度(dpi)が既知の場合、原稿を読み取ることで得られた画像の各ラインの原稿の理想搬送量は、次の(3)式で規定される。
原稿の理想搬送量=(画像のライン番号)/(スキャン解像度) …(3)
例えば、原稿が300dpiの解像度で読み取られた場合、1インチ=25.4mm=25400μmなので、単位系をあわせると以下の(4)式が得られる。但し、(4)式では画像の1ライン目を原稿搬送量の測定起点としている。
原稿の理想搬送量(μm)=(スキャン画像のライン番号−1)×25400/300 …(4)
ステップ220の演算により、例として図23に示すように、原稿の各ライン毎の理想搬送量が得られる。
第2実施形態で説明した対応関係検知処理(図18)では、左画像と右画像のラインの対応関係を求めていた。一方、本第3実施形態に係る対応関係検知処理では、左画像と、理想搬送量で搬送されたと仮定した基準画像とのラインの対応関係を求めると共に、右画像と、理想搬送量で搬送されたと仮定した基準画像とのラインの対応関係を求めている。
すなわち、ステップ222において、対応関係検知部14は、左画像が読み取られた際の各ライン毎の原稿搬送量を変数Aiの配列(i=1〜Ml)に設定すると共に、原稿の理想搬送量を変数Rkの配列(k=1〜N)に設定する。なお、変数i,kは各ラインのライン番号である。次のステップ224において、対応関係検知部14は、変数iに1を設定する。ステップ226において、対応関係検知部14は、変数Aiに設定された原稿搬送量に最も近い原稿搬送量が設定された変数Rkを探索する。
ステップ226の探索によって最も近い原稿搬送量が設定された変数Rkを発見すると、次のステップ228において、対応関係検知部14は、左画像と基準画像のラインの対応関係(i,k)を対応関係情報としてメモリ28等に記憶させる。次のステップ230において、対応関係検知部14は、変数iが変数Aiの配列の要素数Ml以下か否か判定する。判定が否定された場合はステップ232へ移行し、ステップ232において、対応関係検知部14は、変数iを1だけインクリメントしてステップ226に戻る。
これにより、ステップ230の判定が肯定される迄、ステップ226〜ステップ232が繰り返され、左画像と基準画像のラインの対応関係を表す対応関係情報がメモリ28等に記憶される。
また、ステップ230の判定が肯定されるとステップ234へ移行する。ステップ222において、対応関係検知部14は、右画像が読み取られた際の各ライン毎の原稿搬送量を変数Bjの配列(j=1〜Mr)に設定すると共に、原稿の理想搬送量を変数Rkの配列(k=1〜N)に設定する。なお、変数j,kは各ラインのライン番号である。次のステップ236において、対応関係検知部14は、変数jに1を設定する。ステップ238において、対応関係検知部14は、変数Bjに設定された原稿搬送量に最も近い原稿搬送量が設定された変数Rkを探索する。
ステップ238の探索によって最も近い原稿搬送量が設定された変数Rkを発見すると、次のステップ240において、対応関係検知部14は、右画像と基準画像のラインの対応関係(j,k)を対応関係情報としてメモリ28等に記憶させる。次のステップ242において、対応関係検知部14は、変数jが変数Bjの配列の要素数Mr以下か否か判定する。判定が否定された場合はステップ244へ移行し、ステップ244において、対応関係検知部14は、変数jを1だけインクリメントしてステップ238に戻る。
これにより、ステップ242の判定が肯定される迄、ステップ238〜ステップ244が繰り返され、右画像と基準画像のラインの対応関係を表す対応関係情報がメモリ28等に記憶される。そして、ステップ208の判定が肯定されると対応関係検知処理を終了する。
次に、図24を参照し、本第3実施形態に係る局所伸縮補正処理を説明する。第1実施形態で説明した局所伸縮補正処理(図10)では、左画像と右画像を比較して重複するライン削除及び局所的な伸縮補正を行っていた。一方、本第3実施形態に係る局所伸縮補正処理では、左画像と基準画像を比較して重複するライン削除及び局所的な伸縮補正を行うと共に、右画像と基準画像を比較して重複するライン削除及び局所的な伸縮補正を行っている。
局所伸縮補正処理のステップ250において、局所伸縮補正部16は、対応関係検知部14によって求められた対応関係情報が表す左画像と基準画像の対応するライン番号の組を、配列PA={(Ai,Ri)}(i=1〜N)に設定する。またステップ252において、局所伸縮補正部16は、配列PAを変数Ai又は変数Riの昇順にソートする。以降の処理では左画像のうち基準画像に対して間延びした状態となっている領域のラインを削除する。
まずステップ254において、局所伸縮補正部16は、変数iに1を設定する。次のステップ256において、局所伸縮補正部16は、配列PAの全ての組を評価したか否か判定する。ステップ256の判定が否定された場合はステップ258へ移行する。ステップ258において、局所伸縮補正部16は、変数Riの値(ライン番号)が変数Ri+1の値(ライン番号)に等しいか否か判定する。ステップ258の判定が否定された場合はステップ270へ移行し、ステップ270において、局所伸縮補正部16は、変数iを1だけインクリメントしてステップ256に戻る。
一方、ステップ258の判定が肯定された場合、基準画像に対して左画像が間延びしていると判断できるので、ステップ260へ移行する。ステップ260において、局所伸縮補正部16は、左画像のうち変数Ai+1に設定されていたライン番号の1ラインを削除し、配列PAからラインの組(Ai+1,Ri+1)の情報を削除する。
次のステップ262において、局所伸縮補正部16は、iに1を加算した値を変数jに設定する。またステップ264において、局所伸縮補正部16は、変数Ajに設定されているライン番号を1だけデクリメントする。次のステップ266において、局所伸縮補正部16は、変数jが配列PAの要素数以下か否か判定する。ステップ266の判定が肯定された場合はステップ268へ移行し、ステップ268において、局所伸縮補正部16は、変数jを1だけインクリメントしてステップ264へ戻る。従って、ステップ266の判定が否定される迄、ステップ264〜ステップ268が繰り返される。
なお、ステップ262〜ステップ268は、先のステップ260で左画像から1ラインを削除したことに伴って、配列PAに設定された左画像の各ラインのライン番号の繰り上げを行っている。ステップ260〜ステップ268の処理は、ステップ258の判定が肯定される度、すなわち基準画像に対して左画像が間延びしている箇所が発見される度に行われる。従って、左画像の各ラインの中に、基準画像の同一のラインと対応付いているラインが複数存在していた場合、基準画像の同一のラインと対応付いている複数のラインが1本のラインを残して左画像から全て削除される。
ステップ256の判定が肯定されると、ステップ272へ移行する。ステップ272において、局所伸縮補正部16は、対応関係検知部14によって求められた対応関係情報が表す右画像と基準画像の対応するライン番号の組を、配列PB={(Bi,Ri)}(i=1〜N)に設定する。またステップ274において、局所伸縮補正部16は、配列PBを変数Bi又は変数Riの昇順にソートする。次のステップ276以降では、右画像のうち基準画像に対して間延びした状態となっている領域のラインを削除する。
すなわち、まずステップ276において、局所伸縮補正部16は、変数iに1を設定する。次のステップ278において、局所伸縮補正部16は、配列PBの全ての組を評価したか否か判定する。ステップ278の判定が否定された場合はステップ280へ移行する。ステップ280において、局所伸縮補正部16は、変数Riの値(ライン番号)が変数Ri+1の値(ライン番号)に等しいか否か判定する。ステップ280の判定が否定された場合はステップ292へ移行し、ステップ292において、局所伸縮補正部16は、変数iを1だけインクリメントしてステップ278に戻る。
一方、ステップ280の判定が肯定された場合、基準画像に対して右画像が間延びしていると判断できるので、ステップ282へ移行する。ステップ282において、局所伸縮補正部16は、右画像のうち変数Bi+1に設定されていたライン番号の1ラインを削除し、配列PBからラインの組(Ai+1,Ri+1)の情報を削除する。
次のステップ284において、局所伸縮補正部16は、変数iに1を加算した値を変数jに設定する。またステップ286において、局所伸縮補正部16は、変数Bjに設定されているライン番号を1だけデクリメントする。次のステップ288において、局所伸縮補正部16は、変数jが配列PBの要素数以下か否か判定する。ステップ288の判定が肯定された場合はステップ290へ移行し、ステップ290において、局所伸縮補正部16は、変数jを1だけインクリメントしてステップ286へ戻る。従って、ステップ288の判定が否定される迄、ステップ286〜ステップ290が繰り返される。
なお、ステップ284〜ステップ290は、先のステップ282で右画像から1ラインを削除したことに伴って、配列PBに設定された右画像の各ラインのライン番号の繰り上げを行っている。ステップ282〜ステップ290の処理は、ステップ280の判定が肯定される度、すなわち基準画像に対して右画像が間延びしている箇所が発見される度に行われる。従って、右画像の各ラインの中に、基準画像の同一のラインと対応付いているラインが複数存在していた場合、基準画像の同一のラインと対応付いている複数のラインが1本のラインを残して右画像から全て削除される。
ステップ278の判定が肯定されると、ステップ294へ移行する。ステップ294において、局所伸縮補正部16は、上述した処理を経た左画像と基準画像のサイズ(幅×高さ)を、それぞれWl×Hl,W×Hに設定する。次のステップ296以降は、基準画像を基準とし、左画像に対して伸縮補正を行う。すなわち、まずステップ296において、局所伸縮補正部16は、伸縮補正後の左画像を格納するための画像領域として、幅が左画像の幅Wlに一致し、高さが基準画像の高さHに一致する画像領域Mを用意する。
次のステップ298において、局所伸縮補正部16は変数iに2を設定する。ステップ300において、局所伸縮補正部16は、左画像のうち、右上隅の頂点が座標(1,Ai-1)で右下隅が座標(Wl,Ai-1)の矩形領域の画像を、高さが(Ri−Ri-1)で幅Wlのサイズの画像に縮小又は拡大する。これは、基準画像の対応する領域のサイズを基準として、左画像の上記の矩形領域を縮小又は拡大することに相当する。
次のステップ302において、局所伸縮補正部16は、ステップ300で縮小又は拡大した矩形領域画像を、画像領域Mのうち右上隅の頂点が座標(1,Ri-1)で右下隅が座標(Wl,Ri-1)の矩形領域に書き込む。次のステップ304において、局所伸縮補正部16は、配列PAの全ての組を評価したか否か判定する。ステップ304の判定が否定された場合はステップ306へ移行し、ステップ306において、局所伸縮補正部16は、変数iを1だけインクリメントし、ステップ300に戻る。
従って、ステップ304の判定が肯定される迄ステップ300〜ステップ306が繰り返され、ステップ304の判定が肯定されるとステップ308へ移行する。これにより、左画像のうち右上隅の頂点が座標(1,Ai-1)で右下隅が座標(Wl,Ai-1)の矩形領域を単位として局所的に縮小又は拡大が行われることで、左画像の高さが基準画像の高さHに一致された状態で画像領域Mに書き込まれる。
またステップ308において、局所伸縮補正部16は、右画像と基準画像のサイズ(幅×高さ)を、それぞれWr×Hr,W×Hに設定する。次のステップ310以降は、基準画像を基準とし、右画像に対して伸縮補正を行う。すなわち、まずステップ310において、局所伸縮補正部16は、伸縮補正後の右画像を格納するための画像領域として、幅が右画像の幅Wrに一致し、高さが基準画像の高さHに一致する画像領域Mを用意する。
次のステップ312において、局所伸縮補正部16は変数iに2を設定する。ステップ314において、局所伸縮補正部16は、右画像のうち、右上隅の頂点が座標(1,Bi-1)で右下隅が座標(Wr,Bi-1)の矩形領域の画像を、高さが(Ri−Ri-1)で幅Wrのサイズの画像に縮小又は拡大する。これは、基準画像の対応する領域のサイズを基準として、右画像の上記の矩形領域を縮小又は拡大することに相当する。
次のステップ316において、局所伸縮補正部16は、ステップ314で縮小又は拡大した矩形領域画像を、画像領域Mのうち右上隅の頂点が座標(1,Ri-1)で右下隅が座標(Wr,Ri-1)の矩形領域に書き込む。次のステップ318において、局所伸縮補正部16は、配列PBの全ての組を評価したか否か判定する。ステップ318の判定が否定された場合はステップ320へ移行し、ステップ320において、局所伸縮補正部16は、変数iを1だけインクリメントし、ステップ314に戻る。
従って、ステップ318の判定が肯定される迄ステップ314〜ステップ320が繰り返され、ステップ318の判定が肯定されると局所伸縮補正処理を終了する。これにより、右画像のうち右上隅の頂点が座標(1,Bi-1)で右下隅が座標(Wr,Bi-1)の矩形領域を単位として局所的に縮小又は拡大が行われることで、右画像の高さが基準画像の高さHに一致された状態で画像領域Mに書き込まれる。
上述した局所伸縮補正処理を経た左画像と右画像は、第1実施形態と同様に、画像連結部18により、左画像の右辺と右画像の左辺を境界として単一の画像に連結され、連結画像記憶部20に保存される。
上記のように、第3実施形態についても、連結対象の画像における各ラインの対応関係を検知し、検知した各ラインの対応関係に基づいて、連結対象の画像に対して局所的な伸縮を各々補正している。これにより、スキャナ40が読取可能なサイズに切断した原稿を別々に読み取ることで、互いに異なる局所的な伸縮が生じている複数の部分画像の連結に際し、画像の境界の全長に亘ってずれの発生を抑制することができる。
また、第3実施形態では、スキャナ40による原稿の読み取りに際して原稿搬送量を1ライン毎に検出し、検出した1ライン毎の原稿搬送量に基づいて、左画像及び右画像と基準画像とのラインの対応関係を各々求めている。従って、搬送量検出センサ65を設ける必要があるのでスキャナ40の構成が複雑になるものの、対応関係検知処理が簡単になり、左画像と右画像のラインの対応関係を求めるための画像処理装置60の負荷が軽減される。
なお、第1実施形態では、左画像の右辺及び右画像の左辺についてライン毎に特徴量を求め、端点固定の動的計画法を適用してライン間の対応関係を求めた態様を説明したが、これに限定されるものではない。左画像と右画像のライン毎の対応関係を求めるにあたり、動的計画法以外の手法を適用することも可能である。例えば、左画像と右画像を画面に表示し、利用者が、左画像における右辺と右画像における左辺の対応する点同士をマウス操作により結びつける等、GUIを介して利用者がマニュアルで対応関係を指定する手法を適用することも可能である。
また、上記ではスキャナ40と別に設けられたコンピュータ24を開示の技術に係る画像処理装置として機能させる態様を説明したが、これに限定されるものではなく、スキャナ40自体を開示の技術に係る画像処理装置として機能させるようにしてもよい。
また、上記では開示の技術の画像処理プログラムの一例である画像連結プログラム42がコンピュータ24の記憶部30に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されるものではない。開示の技術に係る画像処理プログラムは、CD−ROMやDVD−ROM等の記録媒体に記録されている形態で提供することも可能である。
本明細書に記載された全ての文献、特許出願及び技術規格は、個々の文献、特許出願及び技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
互いに異なる局所的な伸縮が生じている一対の画像における二組以上のラインの対応関係を検知する対応関係検知部(図1:14)と、前記対応関係検知部によって検知された前記一対の画像におけるラインの対応関係に基づいて、前記一対の画像に対して前記局所的な伸縮を各々補正する補正部(図1:16)と、前記補正部による補正を経た前記一対の画像を単一の画像に連結する連結部(図1:18)と、を含む画像処理装置。
(付記2)
前記補正部は、前記一対の画像に対して前記局所的な伸縮を各々補正する処理として、前記各ラインの対応関係に基づいて、前記一対の画像のうちの一方の画像の各ラインの中に、他方の画像の同一のラインと対応付いているラインが複数存在していた場合に、前記他方の画像の同一のラインと対応付いている複数のラインを1本のラインを残して削除する処理を含む処理(図10:130〜166)を行う付記1記載の画像処理装置。
(付記3)
前記補正部は、前記一対の画像に対して前記局所的な伸縮を各々補正する処理として、前記各ラインの対応関係に基づいて、一対の画像のうちの一方の画像上で隣合う第1の一対のラインで挟まれた領域における前記第1の一対のラインの間隔を、他方の画像において前記第1の一対のラインに対応する第2の一対のラインで挟まれた領域における前記第2の一対のラインの間隔に合致するように縮小又は拡大する処理(図10:170〜182)を行う付記1又は付記2記載の画像処理装置。
(付記4)
前記対応関係検知部は、前記一対の画像を連結する画像端における前記一対の画像の特徴量を各々演算し(図4:80〜112)、演算した前記一対の画像の各々の画像端における特徴量を比較することで、前記一対の画像における各ラインの対応関係を検知する(図4:114〜118)付記1〜付記3の何れか1項記載の画像処理装置。
(付記5)
前記対応関係検知部は、演算した前記一対の画像の各々の画像端における特徴量の比較に、端点固定の動的計画法を適用することで、一対の画像における各ラインの対応関係を検知する(図4:114〜118)付記4記載の画像処理装置。
(付記6)
前記互いに異なる局所的な伸縮が生じている一対の画像は、原稿を搬送しながらライン単位で前記原稿を読み取ることを、互いに異なるタイミングで各々で行うことで得られた画像であり、前記対応関係検知部は、前記原稿を搬送しながらライン単位で前記原稿の読み取りを行っている期間にライン毎で検出された前記原稿の搬送量に基づいて、互いに異なる局所的な伸縮が生じている一対の画像における各ラインの対応関係を検知する(図18:200〜210)付記1〜付記3の何れか1項記載の画像処理装置。
(付記7)
前記対応関係検知部は、前記一対の画像のうちの一方の画像について個々のラインを読み取った際に検出された前記原稿の搬送量を、他方の画像について個々のラインを読み取った際に検出された前記原稿の搬送量と比較し、一方の画像の個々のライン毎に、他方の画像の個々のラインのうち前記原稿の搬送量が最も近いラインと対応付けることで、前記各ラインの対応関係を検知する(図18:200〜210)付記6記載の画像処理装置。
(付記8)
前記対応関係検知部は、画像の個々のラインを読み取った際に検出された前記原稿の搬送量を、原稿の読み取りにおける解像度から演算した、画像の個々のラインを読み取った際の前記原稿の理想搬送量(図23)と比較し、前記画像の個々のライン毎に、個々のラインのうち前記原稿の理想搬送量が最も近いラインと対応付けることを、前記一対の画像について各々行うことで、前記各ラインの対応関係を検知する(図22:220〜244)付記6記載の画像処理装置。
(付記9)
互いに異なる局所的な伸縮が生じている一対の画像における二組以上のラインの対応関係を検知し、前記検知した前記一対の画像におけるラインの対応関係に基づいて、前記一対の画像に対して前記局所的な伸縮を各々補正し、前記補正を経た前記一対の画像を単一の画像に合成する画像処理方法。
(付記10)
前記一対の画像に対して前記局所的な伸縮を各々補正する処理として、前記各ラインの対応関係に基づいて、前記一対の画像のうちの一方の画像の各ラインの中に、他方の画像の同一のラインと対応付いているラインが複数存在していた場合に、前記他方の画像の同一のラインと対応付いている複数のラインを1本のラインを残して削除する処理を含む処理を行う付記9記載の画像処理方法。
(付記11)
前記一対の画像に対して前記局所的な伸縮を各々補正する処理として、前記各ラインの対応関係に基づいて、一対の画像のうちの一方の画像上で隣合う第1の一対のラインで挟まれた領域における前記第1の一対のラインの間隔を、他方の画像において前記第1の一対のラインに対応する第2の一対のラインで挟まれた領域における前記第2の一対のラインの間隔に合致するように縮小又は拡大する処理を行う付記9又は付記10記載の画像処理方法。
(付記12)
前記一対の画像を連結する画像端における前記一対の画像の特徴量を各々演算し、演算した前記一対の画像の各々の画像端における特徴量を比較することで、前記一対の画像における各ラインの対応関係を検知する付記9〜付記11の何れか1項記載の画像処理方法。
(付記13)
演算した前記一対の画像の各々の画像端における特徴量の比較に、端点固定の動的計画法を適用することで、一対の画像における各ラインの対応関係を検知する付記12記載の画像処理方法。
(付記14)
前記互いに異なる局所的な伸縮が生じている一対の画像は、原稿を搬送しながらライン単位で前記原稿を読み取ることを、互いに異なるタイミングで各々で行うことで得られた画像であり、前記原稿を搬送しながらライン単位で前記原稿の読み取りを行っている期間にライン毎で検出された前記原稿の搬送量に基づいて、互いに異なる局所的な伸縮が生じている一対の画像における各ラインの対応関係を検知する付記9〜付記11の何れか1項記載の画像処理方法。
(付記15)
前記一対の画像のうちの一方の画像について個々のラインを読み取った際に検出された前記原稿の搬送量を、他方の画像について個々のラインを読み取った際に検出された前記原稿の搬送量と比較し、一方の画像の個々のライン毎に、他方の画像の個々のラインのうち前記原稿の搬送量が最も近いラインと対応付けることで、前記各ラインの対応関係を検知する付記14記載の画像処理方法。
(付記16)
画像の個々のラインを読み取った際に検出された前記原稿の搬送量を、原稿の読み取りにおける解像度から演算した、画像の個々のラインを読み取った際の前記原稿の理想搬送量と比較し、前記画像の個々のライン毎に、個々のラインのうち前記原稿の理想搬送量が最も近いラインと対応付けることを、前記一対の画像について各々行うことで、前記各ラインの対応関係を検知する付記14記載の画像処理装置。
(付記17)
コンピュータに、互いに異なる局所的な伸縮が生じている一対の画像における二組以上のラインの対応関係を検知し、前記検知した前記一対の画像におけるラインの対応関係に基づいて、前記一対の画像に対して前記局所的な伸縮を各々補正し、前記補正を経た前記一対の画像を単一の画像に合成する処理を行わせるための画像処理プログラム又は当該画像処理プログラムが記録された記録媒体。
(付記18)
前記一対の画像に対して前記局所的な伸縮を各々補正する処理として、前記各ラインの対応関係に基づいて、前記一対の画像のうちの一方の画像の各ラインの中に、他方の画像の同一のラインと対応付いているラインが複数存在していた場合に、前記他方の画像の同一のラインと対応付いている複数のラインを1本のラインを残して削除する処理を含む処理を行う付記17記載の画像処理プログラム又は記録媒体。
(付記19)
前記一対の画像に対して前記局所的な伸縮を各々補正する処理として、前記各ラインの対応関係に基づいて、一対の画像のうちの一方の画像上で隣合う第1の一対のラインで挟まれた領域における前記第1の一対のラインの間隔を、他方の画像において前記第1の一対のラインに対応する第2の一対のラインで挟まれた領域における前記第2の一対のラインの間隔に合致するように縮小又は拡大する処理を行う付記17又は付記18記載の画像処理プログラム又は記録媒体。
(付記20)
前記一対の画像を連結する画像端における前記一対の画像の特徴量を各々演算し、演算した前記一対の画像の各々の画像端における特徴量を比較することで、前記一対の画像における各ラインの対応関係を検知する付記17〜付記19の何れか1項記載の画像処理プログラム又は記録媒体。
(付記21)
演算した前記一対の画像の各々の画像端における特徴量の比較に、端点固定の動的計画法を適用することで、一対の画像における各ラインの対応関係を検知する付記20記載の画像処理プログラム又は記録媒体。
(付記22)
前記互いに異なる局所的な伸縮が生じている一対の画像は、原稿を搬送しながらライン単位で前記原稿を読み取ることを、互いに異なるタイミングで各々で行うことで得られた画像であり、前記原稿を搬送しながらライン単位で前記原稿の読み取りを行っている期間にライン毎で検出された前記原稿の搬送量に基づいて、互いに異なる局所的な伸縮が生じている一対の画像における各ラインの対応関係を検知する付記17〜付記19の何れか1項記載の画像処理プログラム又は記録媒体。
(付記23)
前記一対の画像のうちの一方の画像について個々のラインを読み取った際に検出された前記原稿の搬送量を、他方の画像について個々のラインを読み取った際に検出された前記原稿の搬送量と比較し、一方の画像の個々のライン毎に、他方の画像の個々のラインのうち前記原稿の搬送量が最も近いラインと対応付けることで、前記各ラインの対応関係を検知する付記22記載の画像処理プログラム又は記録媒体。
(付記24)
画像の個々のラインを読み取った際に検出された前記原稿の搬送量を、原稿の読み取りにおける解像度から演算した、画像の個々のラインを読み取った際の前記原稿の理想搬送量と比較し、前記画像の個々のライン毎に、個々のラインのうち前記原稿の理想搬送量が最も近いラインと対応付けることを、前記一対の画像について各々行うことで、前記各ラインの対応関係を検知する付記22記載の画像処理プログラム又は記録媒体。
10 画像処理装置
12 画像記憶部
14 対応関係検知部
16 局所伸縮補正部
18 画像連結部
20 連結画像記憶部
24 コンピュータ
26 CPU
28 メモリ
30 記憶部
40 スキャナ
42 画像連結プログラム
60 画像処理装置
61 原稿搬送量記憶部
65 搬送量検出センサ
66 画像処理装置
67 読取解像度記憶部

Claims (9)

  1. 互いに異なる局所的な伸縮が生じている一対の画像における二組以上のラインの対応関係を検知する対応関係検知部と、
    前記対応関係検知部によって検知された前記一対の画像におけるラインの対応関係に基づいて、前記一対の画像に対して前記局所的な伸縮を各々補正する補正部と、
    前記補正部による補正を経た前記一対の画像を単一の画像に連結する連結部と、
    を含む画像処理装置。
  2. 前記補正部は、前記一対の画像に対して前記局所的な伸縮を各々補正する処理として、前記各ラインの対応関係に基づいて、前記一対の画像のうちの一方の画像の各ラインの中に、他方の画像の同一のラインと対応付いているラインが複数存在していた場合に、前記他方の画像の同一のラインと対応付いている複数のラインを1本のラインを残して削除する処理を含む処理を行う請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記補正部は、前記一対の画像に対して前記局所的な伸縮を各々補正する処理として、前記各ラインの対応関係に基づいて、一対の画像のうちの一方の画像上で隣合う第1の一対のラインで挟まれた領域における前記第1の一対のラインの間隔を、他方の画像において前記第1の一対のラインに対応する第2の一対のラインで挟まれた領域における前記第2の一対のラインの間隔に合致するように縮小又は拡大する処理を行う請求項1又は請求項2記載の画像処理装置。
  4. 前記対応関係検知部は、前記一対の画像を連結する画像端における前記一対の画像の特徴量を各々演算し、演算した前記一対の画像の各々の画像端における特徴量を比較することで、前記一対の画像における各ラインの対応関係を検知する請求項1〜請求項3の何れか1項記載の画像処理装置。
  5. 前記互いに異なる局所的な伸縮が生じている一対の画像は、原稿を搬送しながらライン単位で前記原稿を読み取ることを、互いに異なるタイミングで各々で行うことで得られた画像であり、
    前記対応関係検知部は、前記原稿を搬送しながらライン単位で前記原稿の読み取りを行っている期間にライン毎に検出された前記原稿の搬送量に基づいて、互いに異なる局所的な伸縮が生じている一対の画像における各ラインの対応関係を検知する請求項1〜請求項3の何れか1項記載の画像処理装置。
  6. 前記対応関係検知部は、前記一対の画像のうちの一方の画像について個々のラインを読み取った際に検出された前記原稿の搬送量を、他方の画像について個々のラインを読み取った際に検出された前記原稿の搬送量と比較し、一方の画像の個々のライン毎に、他方の画像の個々のラインのうち前記原稿の搬送量が最も近いラインと対応付けることで、前記各ラインの対応関係を検知する請求項5記載の画像処理装置。
  7. 前記対応関係検知部は、画像の個々のラインを読み取った際に検出された前記原稿の搬送量を、原稿の読み取りにおける解像度から演算した、画像の個々のラインを読み取った際の前記原稿の理想搬送量と比較し、前記画像の個々のライン毎に、個々のラインのうち前記原稿の理想搬送量が最も近いラインと対応付けることを、前記一対の画像について各々行うことで、前記各ラインの対応関係を検知する請求項5記載の画像処理装置。
  8. 互いに異なる局所的な伸縮が生じている一対の画像における二組以上のラインの対応関係を検知し、
    前記検知した前記一対の画像におけるラインの対応関係に基づいて、前記一対の画像に対して前記局所的な伸縮を各々補正し、
    前記補正を経た前記一対の画像を単一の画像に合成する画像処理方法。
  9. コンピュータに、
    互いに異なる局所的な伸縮が生じている一対の画像における二組い状のラインの対応関係を検知し、
    前記検知した前記一対の画像におけるラインの対応関係に基づいて、前記一対の画像に対して前記局所的な伸縮を各々補正し、
    前記補正を経た前記一対の画像を単一の画像に合成する
    処理を行わせるための画像処理プログラム。
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