JP2013258515A - 情報通信装置、情報通信システム - Google Patents

情報通信装置、情報通信システム Download PDF

Info

Publication number
JP2013258515A
JP2013258515A JP2012132608A JP2012132608A JP2013258515A JP 2013258515 A JP2013258515 A JP 2013258515A JP 2012132608 A JP2012132608 A JP 2012132608A JP 2012132608 A JP2012132608 A JP 2012132608A JP 2013258515 A JP2013258515 A JP 2013258515A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication device
information communication
application
information
control unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012132608A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6011782B2 (ja
Inventor
Chihaya Todoroki
知隼 轟
Hiroaki Sekiyama
博昭 関山
Masahito Endo
雅人 遠藤
Takayuki Sumiya
貴之 住谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2012132608A priority Critical patent/JP6011782B2/ja
Publication of JP2013258515A publication Critical patent/JP2013258515A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6011782B2 publication Critical patent/JP6011782B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Navigation (AREA)
  • Telephone Function (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

【課題】 複数の情報通信装置を連携させてアプリケーションソフトウェアを効率的に実行するのに有効な技術を提供する。
【解決手段】 本発明にかかる車載通信装置200は、1又は複数のアプリケーションソフトウェアを蓄積する情報蓄積部230と、情報蓄積部230に蓄積された前記1又は複数のアプリケーションソフトウェアを実行可能な制御部210と、を含み、制御部210は、1又は複数のアプリケーションソフトウェアを実行可能な携帯通信機器300に通信回線400を介して情報通信可能に接続されるとともに、携帯通信機器300との間で同一のアプリケーションソフトウェアの実行主体が替わるように、携帯通信機器300と連携する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の情報通信装置の間で情報通信を行う技術に関する。
下記特許文献1,2にはいずれも、車両に搭載される車載通信装置と携帯通信機器との連携によって所定のアプリケーションソフトウェアを実行する技術が開示されている。例えば下記特許文献1に記載のナビゲーション装置は、携帯電話で実行されているナビゲーション用アプリケーションソフトウェアの出力画面を当該ナビゲーション装置のディスプレイに表示させるように構成されている。
特開2011−122848号公報 特開2011−176591号公報
特許文献1に記載のナビゲーション装置は、携帯電話で実行中のナビゲーション用アプリケーションソフトウェアの出力情報をナビゲーション装置のディスプレイに表示しているに過ぎない。従って、このナビゲーション装置は、例えば車両の走行中において携帯電話とは独立してナビゲーション用アプリケーションソフトウェアを実行できるという本来の機能を有しているにもかかわらずこの機能が有効利用されない。また、このナビゲーション装置は、アプリケーションソフトウェアの実行主体ではなく、携帯電話からの出力情報を表示する表示機能のみを果たしているため、携帯電話本来の機能を果たしつつ、アプリケーションソフトウェアを実行している携帯電話との間の負荷バランスが悪い。そこで、車両に搭載されるナビゲーション装置のような情報通信装置の設計に際しては、別の情報通信装置との間の情報通信を改良することによって、アプリケーションソフトウェアを効率的に実行する技術が要請される。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的の一つは、複数の情報通信装置を連携させてアプリケーションソフトウェアを効率的に実行するのに有効な技術を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明にかかる情報通信装置は、その構成要素として情報蓄積部及び制御部を含む。この情報通信装置は、必要に応じてその他の構成要素を備えることもできる。
情報蓄積部は、1又は複数のアプリケーションソフトウェア、即ちユーザが実行したい機能を有するソフトウェア(以下、単に「アプリケーション」ともいう)を蓄積する機能を果たす。制御部は、情報蓄積部に蓄積された1又は複数のアプリケーションを実行可能である。この制御部は、1又は複数のアプリケーションを実行可能な別の情報通信装置に通信回線を介して情報通信可能に接続されるとともに、この別の情報通信装置との間で同一のアプリケーションの実行主体が替わるように当該別の情報通信装置と連携する。即ち、この制御部は、別の情報通信装置との間で同一のアプリケーションの実行主体が替わるように当該別の情報通信装置と連携する連携手段として構成される。例えば、制御部は、所定のアプリケーションを実行する制御を行う一方で、別の情報通信装置の制御部で当該アプリケーションと同一のアプリケーションを実行している場合に、この同一のアプリケーションを停止するための制御信号を別の情報通信装置の制御部に対して出力する。この場合、情報通信装置は、1又は複数の別の情報通信装置と連携し得る。また情報通信装置や別の情報通信装置では、1又は複数のアプリケーションが複数同時に或いは択一的に実行され得る。「通信回線」として無線接続又は有線接続を利用した回線を用いることができる。
ここでいう「情報通信装置」及び「別の情報通信装置」は、車両に搭載される各種の車載通信装置や、ユーザが携帯して使用可能な各種の携帯通信機器の中から適宜に選択され得る。従って、本発明には、車載通信装置と携帯通信機器が連携する態様、互いに異なる車載通信装置が連携する態様、互いに異なる携帯通信機器が連携する態様が包含される。この場合、車載通信装置として典型的には、車両の経路案内を行うナビゲーション装置が挙げられる。一方で、携帯通信機器として典型的には、可搬式の携帯電話(スマートフォンを含む)、タブレット型情報端末、ノート型パーソナルコンピュータが挙げられる。また、ここでいうアプリケーションの「同一」とは、アプリケーションの内容が完全に一致している態様や、アプリケーションの内容が実質的に区別できない程度に一致している態様を包含するものであり、例えば実行主体の仕様等に応じたアプリケーションのバージョンの相違や、同一の情報を共有して利用できる程度のアプリケーションのモディファイは許容する。
上記の情報通信装置によれば、当該情報通信装置の制御部や別の情報通信装置におけるアプリケーション実行機能を有効利用することができる。また、同一のアプリケーションを実行するための負荷バランスを情報通信装置の制御部と別の情報通信装置との間で調整することができる。かくして、少なくとも情報通信装置と別の情報通信装置を連携させて同一のアプリケーションを効率的に実行することができる。
本発明にかかる前記の情報通信装置では、制御部は、別の情報通信装置で実行中の第1のアプリケーションと同一の第2のアプリケーションを実行する一方で、別の情報通信装置で実行中の第1のアプリケーションが停止するように別の情報通信装置と連携することで、同一のアプリケーションの実行主体が別の情報通信装置から当該制御部に替わるのが好ましい。即ち、この制御部は、第2のアプリケーションの実行制御と第1のアプリケーションの停止制御の双方の制御を行う、アプリケーション実行・停止手段として構成される。この場合、同一のアプリケーションの実行主体が別の情報通信装置から情報通信装置の制御部に替わる態様として、別の情報通信装置で実行中の第1のアプリケーションと同一の第2のアプリケーションを情報通信装置の制御部で実行した後に別の情報通信装置で第1のアプリケーションを停止する態様、情報通信装置の制御部での第2のアプリケーションの実行前又は起動中に別の情報通信装置で第1のアプリケーションを停止する態様、別の情報通信装置で実行中の第1のアプリケーションを停止すると同時に情報通信装置の制御部で第2のアプリケーションを実行する態様(即ち、同一のアプリケーションの実行主体が切り替わる態様)が挙げられる。これにより、情報通信装置の制御部のアプリケーション実行機能を有効利用することができる。また、同一のアプリケーションを実行するための負荷を別の情報通信装置から情報通信装置の制御部にシフトさせることができる。
なお、制御部が実行する第2のアプリケーションは、情報通信装置に予め導入(「インストール」ともいう)されたものであってもよいし、或いは情報通信装置の外部から情報通信によって導入されたものであってもよい。この場合、任意のアプリケーションを構成するプログラムやデータなどのファイルをハードディスクなどにコピーして必要な設定を行うことによって、当該アプリケーションの導入が可能になる。
本発明にかかる前記の情報通信装置では、制御部は、情報蓄積部に第2のアプリケーションが予め蓄積されている場合に、当該第2のアプリケーションを実行するのが好ましい。即ち、この制御部は、情報蓄積部に第2のアプリケーションが予め蓄積されている場合に、当該第2のアプリケーションを実行するアプリケーション実行手段として構成される。これにより、情報通信装置の制御部で第2のアプリケーションを速やかに起動して実行することができる。
本発明にかかる前記の情報通信装置では、制御部は、情報蓄積部に第2のアプリケーションが予め蓄積されており且つ所定条件が成立したと判定した場合に、当該第2のアプリケーションを実行するのが好ましい。即ち、この制御部は、情報蓄積部に第2のアプリケーションが予め蓄積されており且つ所定条件が成立したと判定した場合に、当該第2のアプリケーションを実行するアプリケーション実行手段として構成される。これにより、情報通信装置の制御部で第2のアプリケーションを実行するための条件設定が可能になる。
本発明にかかる前記の情報通信装置では、制御部は、車両が走行状態になったとき、或いは第2のアプリケーションを実行するためのユーザ操作を検出したときに、所定条件が成立したと判定するのが好ましい。これにより、車両の走行中において、或いはユーザの意思によって、情報通信装置の制御部で第2のアプリケーションを速やかに起動して実行することができる。
本発明にかかる前記の情報通信装置では、制御部は、第2のアプリケーションの実行後に別の情報通信装置で実行中の第1のアプリケーションを停止するのが好ましい。即ち、この制御部は、第2のアプリケーションの実行後に別の情報通信装置で実行中の第1のアプリケーションを停止する、アプリケーション実行・停止手段として構成される。これにより、同一のアプリケーションが実質的に停止している期間を無くすことができ、同一のアプリケーションを継続的に実行することが可能になる。
本発明にかかる前記の情報通信装置では、制御部は、第2のアプリケーションを実行するのに必要な情報を、当該アプリケーションの実行前に通信回線を介して別の情報通信装置から取得するのが好ましい。この情報として、典型的には別の情報通信装置で実行中の第1のアプリケーションと同一の第2のアプリケーションを情報通信装置で継続的に使用するための情報が挙げられる。これにより、情報通信装置及び別の情報通信装置の双方で同一のアプリケーションを実行してもユーザに違和感を与えることがない。
本発明にかかる前記の情報通信装置は、制御部が実行している第2のアプリケーションの出力画面を表示する表示部を含むのが好ましい。これにより、情報通信装置の制御部を、第2のアプリケーションの制御主体として、且つ第2のアプリケーションの出力画面を表示する表示主体として構築することができる。
本発明にかかる情報通信システムは、前記の情報通信装置と、1又は複数のアプリケーションを実行可能な前記の別の情報通信装置と、これら情報通信装置及び別の情報通信装置を情報通信可能に接続する前記の通信回線と、を含む。これにより、情報通信装置の制御部や別の情報通信装置におけるアプリケーション実行機能を有効利用することができる。また、同一のアプリケーションを実行するための負荷バランスを情報通信装置の制御部と別の情報通信装置との間で調整することができる。
図1は、本発明にかかる車載通信装置200を含む情報通信システム10の概略図である。 図2は、図1の情報通信システム10による情報通信処理のフローチャートを示す図である。 図3は、図2の変更例にかかる情報通信処理のフローチャートを示す図である。
以下、本発明の一実施形態である車載通信装置200及び情報通信システム10について、図面を用いて説明する。
図1に示される情報通信システム10は、その構成要素として、車両100に搭載される車載通信装置200、携帯通信機器300及び通信回線400を含む。この情報通信システム10では、必要に応じて上記の構成要素に更なる構成要素が付加されてもよい。また、車載通信装置200を備える車両100をこの情報通信システム10の一構成要素にすることもできる。
車載通信装置200は、その構成要素として、制御部210、情報入力部220、情報蓄積部230、通信部240及び表示部250を含む。この車載通信装置200では、必要に応じて上記の構成要素に更なる構成要素が付加されてもよい。制御部210は、情報入力部220、情報蓄積部230、通信部240及び表示部250のそれぞれに独立して接続されており、各接続要素を制御する機能を果たす。この制御部210は、演算処理装置としてのCPU(Central Processing Unit)を用いて構築されている。
この車載通信装置200は、典型的には車両の経路案内(「ルート案内」ともいう)を行うナビゲーション装置として構成される。即ち、この車載通信装置200には、ナビゲーション機能を果たすナビゲーション用アプリケーションソフトウェアが少なくとも導入(以下、「インストール」ともいう)されている。この場合、車載通信装置200は、自車両である車両100に専用のナビゲーション装置であってもよいし、或いは車両100と別車両との間で兼用のナビゲーション装置であってもよい。一方で、この車載通信装置200は、ナビゲーション用アプリケーションソフトウェアを除くアプリケーションソフトウェアがインストールされた装置であってもよい。ここでいう「アプリケーションソフトウェア」とは、ユーザが実行したい機能を有するソフトウェアであり、以下、単に「アプリケーション」ともいう。この種のアプリケーションは、典型的にはメモリカード等の記憶媒体を介して、或いは無線接続又は有線接続を利用した通信回線を介して、車載通信装置200にインストールされる。ここでいう車載通信装置200が本発明の「情報通信装置」及び「車載通信装置」に相当する。
情報蓄積部230は、情報入力部220によって入力された入力情報を、直接的に記憶する機能、若しくは制御部210を経由して間接的に記憶する機能を果たす。典型的には、この情報蓄積部230は、1又は複数のアプリケーションや、当該アプリケーションに関する情報(例えば、各アプリケーションを識別可能なアプリケーションID等のアプリケーション情報)を一時的に或いは常時に蓄積する(「記憶する」ともいう)。1又は複数のアプリケーションは、車載通信装置200に予めインストールされてもよいし、或いは通信部240を介して外部のネットワークにアクセスすることによって車載通信装置200に新規に又は追加でインストールされてもよい。この場合、所定のアプリケーションを構成するプログラムやデータなどのファイルを情報蓄積部230にコピーして必要な設定を行うことによって、当該アプリケーションを車載通信装置200にインストールすることができる。ここでいう情報蓄積部230が本発明の「情報蓄積部」に相当する。
制御部210は、この情報蓄積部230にインストールされているアプリケーションを適宜のタイミングで読み出すことによって当該アプリケーションを起動して実行することができる。或いは、制御部210は、通信部240を介して外部のネットワークにアクセスして当該ネットワーク上で管理されているアプリケーションを起動して実行することができる。この制御部210によれば、車載通信装置200において1又は複数のアプリケーションが複数同時に或いは択一的に実行され得る。ここでいう制御部210が本発明の「制御部」に相当する。
通信部240は、外部通信機器である少なくとも携帯通信機器300から送信された情報を通信回線400を介して受信する機能を果たす。通信回線400は、車載通信装置200の通信部240と携帯通信機器300の通信部340とを情報通信可能に接続する。この通信回線400として、無線接続(例えば、Bluetooth(登録商標)を用いた近距離無線通信)又は有線接続を利用することができる。ここでいう通信回線400が本発明の「通信回線」に相当する。通信部240で受信された情報は、制御部210で適宜に処理された後に情報蓄積部230に蓄積され、更に必要に応じて表示部250に出力される。或いは、通信部240で受信された情報は、情報蓄積部230に蓄積されることなく表示部250に出力される。表示部250(「ディスプレイ」ともいう)は、制御部210からの出力情報を表示する機能を果たす。例えば、制御部210によって実行されているアプリケーションの出力情報(出力画面)がこの表示部250に表示される。
携帯通信機器300は、前記の外部通信機器の1つとして構成される。ここでいう「携帯通信機器」とは、ユーザが携帯して使用可能な機器であり、典型的には可搬式の携帯電話(スマートフォンを含む)、タブレット型情報端末、ノート型パーソナルコンピュータ等をいう。この携帯通信機器300は、その構成要素として、車載通信装置200と同様に制御部310、情報入力部320、情報蓄積部330、通信部340及び表示部350を含む。この携帯通信機器300では、必要に応じて上記の構成要素に更なる構成要素が付加されてもよい。制御部310は、情報入力部320、情報蓄積部330、通信部340及び表示部350のそれぞれに独立して接続されており、各接続要素を制御する機能を果たす。この制御部310は、制御部210と同様に演算処理装置としてのCPU(Central Processing Unit)を用いて構築されている。ここでいう携帯通信機器300が本発明の「別の情報通信装置」に相当する。
情報蓄積部330は、情報入力部320によって入力された入力情報を、直接的に記憶する機能、若しくは制御部310を経由して間接的に記憶する機能を果たす。典型的には、この情報蓄積部330は、1又は複数のアプリケーションや、当該アプリケーションに関する情報(例えば、各アプリケーションを識別可能なアプリケーションID等のアプリケーション情報)を一時的に或いは常時に蓄積する。1又は複数のアプリケーションは、携帯通信機器300に予めインストールされてもよいし、或いは通信部340を介して外部のネットワークにアクセスすることによって携帯通信機器300に新規に又は追加でインストールされてもよい。この場合、所定のアプリケーションを構成するプログラムやデータなどのファイルを情報蓄積部330にコピーして必要な設定を行うことによって、当該アプリケーションを携帯通信機器300にインストールすることができる。
制御部310は、この情報蓄積部330にインストールされているアプリケーションを適宜のタイミングで読み出すことによって当該アプリケーションを起動して実行することができる。或いは、制御部310は、通信部340を介して外部のネットワークにアクセスして当該ネットワーク上で管理されているアプリケーションを起動して実行することができる。この制御部310によれば、携帯通信機器300において1又は複数のアプリケーションが複数同時に或いは択一的に実行され得る。
通信部340は、少なくとも車載通信装置200から送信された情報を前記の通信回線400を介して受信する機能を果たす。通信部340で受信された情報は、制御部310で処理された後に情報蓄積部330に蓄積され、更に必要に応じて表示部350に出力される。或いは、通信部340で受信された情報は、情報蓄積部330に蓄積されることなく表示部350に出力される。表示部350(「ディスプレイ」ともいう)は、制御部310からの出力情報を表示する機能を果たす。例えば、制御部310によって実行されているアプリケーションの出力情報(出力画面)がこの表示部350に表示される。
ここで図2を参照しつつ、上記の情報通信システム10による情報通信処理について説明する。この場合、車載通信装置200の制御部210が主体となってこの情報通信処理を行う。なお、この情報通信処理は、携帯通信機器300で所定のアプリケーション(以下、「第1のアプリケーション」ともいう)を起動し当該アプリケーションが実行中であることを前提としている。この場合、携帯通信機器300で実行中の第1のアプリケーションに関する情報が表示部350に表示されている一方で、車載通信装置200の表示部250にはアプリケーションに関する情報は表示されていない。
図2に示すフローチャートによれば、まずステップS101において、制御部210は、車載通信装置200と携帯通信機器300が通信回線400を介して接続されている否かを判定する。典型的には、車載通信装置200が起動されたことを条件にしてステップS101が実行される。この場合、例えば車載通信装置200及び携帯通信機器300がそれぞれを互いに認識したペアリング状態になることで、車載通信装置200と携帯通信機器300とが接続される。車載通信装置200と携帯通信機器300が接続されている場合、車載通信装置200の通信部240と携帯通信機器300の通信部340との間で通信回線400を介して情報通信が可能になる。典型的には、携帯通信機器300は車両100の室内に持ち込まれた状態で、通信回線400である前記の近距離無線通信を利用して車載通信装置200との間で情報通信が行われる。そして、制御部210は、車載通信装置200と携帯通信機器300との接続が確認されるまでステップS101を繰り返し、当該接続が完了したことを条件に(ステップS101のYesの場合)、ステップS103にすすむ。
ステップS103では、制御部210は、携帯通信機器300で起動し実行中である第1のアプリケーションに関し、この第1のアプリケーションを識別可能なアプリケーション情報(例えば、第1のアプリケーションを識別可能なアプリケーションID)を取得する。具体的には、制御部210は、通信回線400を介して携帯通信機器300の情報蓄積部330にアクセスすることによって、第1のアプリケーションのアプリケーション情報を取得し、情報蓄積部230に記憶する。これにより、制御部210は、情報蓄積部230に記憶されているアプリケーション情報を検索することによって、携帯通信機器300で実行中の第1のアプリケーションを他のアプリケーションから識別することができる。
ステップS103に引き続いてステップS105では、制御部210は、車載通信装置200に携帯通信機器300で実行中のアプリケーションと同一のものがあるか否かを判定する。具体的には、制御部210は、車載通信装置200に既にインストールされている1又は複数のアプリケーションのアプリケーション情報(例えば、アプリケーションID)を情報蓄積部230から読み出す一方で、当該アプリケーション情報を、ステップS103で取得した、携帯通信機器300で実行中の第1のアプリケーションのアプリケーション情報と比較する。ここでいうアプリケーションの「同一」とは、アプリケーションの内容が完全に一致している態様や、アプリケーションの内容が実質的に区別できない程度に一致している態様を包含するものであり、例えば実行主体である車載通信装置200や携帯通信機器300の仕様等に応じたアプリケーションのバージョンの相違や、同一の情報を共有して利用できる程度のアプリケーションのモディファイは許容する。
ステップS105の条件を満たす場合(ステップS105のYesの場合)、即ち車載通信装置200にインストールされているアプリケーションが第1のアプリケーションと同一である場合、或いは車載通信装置200にインストールされているアプリケーションの中に第1のアプリケーションと同一のものがある場合にステップS107にすすみ、そうでない場合(ステップS105のNoの場合)には、そのまま当該情報通信処理を終了する。このステップS105によれば、携帯通信機器300で実行中の第1のアプリケーションと同一のアプリケーション(以下、「第2のアプリケーション」ともいう)を、携帯通信機器300の代わりに車載通信装置200で実行可能であるか否かが判断される。この場合、第1のアプリケーションと第2のアプリケーションとの同一については、アプリケーションの内容が完全に一致している態様や、アプリケーションの内容が実質的に区別できない程度に一致している態様を包含するものであり、例えば車載通信装置200と携帯通信機器300の仕様等に応じて第1のアプリケーションのバージョンと第2のアプリケーションのバージョンが相違していたり、同一の情報を共有して利用できる程度にアプリケーションがモディファイされていたりしてもよい。
ステップS107では、制御部210は、車載通信装置200で第2のアプリケーションを実行可能であると判断し、同一のアプリケーションを継続的に使用するのに必要な情報(「継続情報」ともいう)を携帯通信機器300から取得する。携帯通信機器300で実行中の第1のアプリケーションが、例えばナビゲーション用アプリケーションである場合、当該第1のアプリケーションの実行時にユーザによって既に設定されている、目的地に関する情報(例えば目的地の住所、電話番号、施設名など)、目的地までの移動経路に関する情報(例えばユーザによって選択されたルートなど)を、この継続情報とすることができる。また、携帯通信機器300で実行中の第1のアプリケーションが、例えばオーディオ(音楽、DVD等)用のアプリケーションである場合、当該アプリケーションの実行時に既に再生されている曲や映像を途中から継続して再生するために必要な情報、所謂「レジューム機能」を達成するのに必要な情報を、この継続情報とすることができる。
ステップS107に引き続いてステップS109では、制御部210は、携帯通信機器300で実行中の第1のアプリケーションと同一の第2のアプリケーションを車載通信装置200で起動して実行する制御を行う。これにより、当該第2のアプリケーションが車載通信装置200で実際に実行される。この場合、この制御部210は、情報蓄積部230に第2のアプリケーションが予め蓄積されている場合に、当該第2のアプリケーションを実行するアプリケーション実行手段として構成される。その結果、車載通信装置200及び携帯通信機器300の双方で同時に同一のアプリケーションが実行されることになる。例えば、携帯通信機器300の表示部350に第1のアプリケーションの出力画面が表示されるとともに、車載通信装置200の表示部250に第2のアプリケーションの出力画面が表示される。これにより、同一のアプリケーションが実質的に停止している期間を無くすことができ、同一のアプリケーションを継続的に実行することが可能になる。
この場合、第1のアプリケーションを実行可能な第1の情報通信装置である携帯通信機器300に対して、車載通信装置200を第2のアプリケーションを実行可能な第2の情報通信装置ということもできる。
制御部210は、第2のアプリケーションの実行時に、ステップS107で携帯通信機器300から取得した前記の継続情報を用いる。これにより、携帯通信機器300で実行中の第1のアプリケーションと同一の第2のアプリケーションを車載通信装置200で継続的に使用するための情報が反映される。従って、車載通信装置200及び携帯通信機器300の双方で同一のアプリケーションを実行してもユーザに違和感を与えることがない。
ステップS109に引き続いてステップS111では、制御部210は、車載通信装置200で第2のアプリケーションの実行を開始したか否か(第2のアプリケーションの起動が完了したか否か)を判定する。これにより、車載通信装置200が携帯通信機器300と同様の状態になったか否かがチェックされる。制御部210は、車載通信装置200で第2のアプリケーションの実行を開始するまでこのステップS111を繰り返し、当該実行を開始したことを条件として(ステップS111のYesの場合)、ステップS113にすすむ。
ステップS113では、制御部210は、携帯通信機器300で実行中の第1のアプリケーションを停止する(「終了する」ともいう)制御を行う。具体的には、制御部210は、実行中の第1のアプリケーションを停止するための制御信号を、通信部240、通信回線400及び通信部340を経由して制御部310に送信する。この制御信号を受信した制御部310が第1のアプリケーションを停止する制御を行う。これにより、携帯通信機器300の表示部350には第1のアプリケーションの出力情報が表示されなくなる。最終的に、車載通信装置200及び携帯通信機器300のうちの車載通信装置200のみで所定のアプリケーション(第2のアプリケーション)が実行され、当該第2のアプリケーションの出力画面が表示部250に表示される。ここでいう表示部250が本発明の「表示部」に相当する。これにより、車載通信装置200の制御部210は、第2のアプリケーションの制御主体として、且つ第2のアプリケーションの出力画面を表示する表示主体として構築される。また、この制御部210は、第2のアプリケーションの実行制御と第1のアプリケーションの停止制御の双方の制御を行う、また第2のアプリケーションの実行後に第1のアプリケーションを停止する、アプリケーション実行・停止手段として構成される。
次に図3を参照しつつ、上記の情報通信システム10による別形態の情報通信処理について説明する。この情報通信処理は、図2に示す前述の情報通信処理の変更例であって、第1の実施形態の場合と同様に、車載通信装置200の制御部210が主体となってこの情報通信処理を行う。なお、図3において図2中の要素と同一の要素には同一の符号を付しており、当該同一の要素についての説明は省略する。
図3に示す情報通信処理では、図2に示す情報通信処理において、ステップS107とステップS109の間にステップS108が追加されている。このステップS108によれば、制御部210は「所定条件」が成立したか否かを判定する。そして、制御部210は、ステップS108で当該所定条件の成立が確認されるまでこのステップS108を繰り返し、当該所定条件の成立が確認されたことを条件として(ステップS108のYesの場合)、ステップS109にすすむ。
この場合、制御部210は、車両100が走行状態になったときに「所定条件」が成立したと判定することができる。具体的には、車両100のイグニッションがオン状態で、且つパーキングブレーキがオフ状態(解除状態)になったときや、車両100の車速が検出されたとき(即ち車速がゼロを上回ったとき)、又は車速が予め設定された閾値を上回ったときに、車両100が走行状態になったと判定することができる。これにより、「所定条件」の成立によって、車載通信装置200で第2のアプリケーションが自動的に起動される。この場合、この制御部210は、情報蓄積部230に第2のアプリケーションが予め蓄積されており且つ所定条件が成立したと判定した場合に、当該第2のアプリケーションを実行するアプリケーション実行手段として構成される。これにより、車載通信装置200で第2のアプリケーションを実行するための条件設定が可能になる。特に車両100の走行中において、車載通信装置200で第2のアプリケーションを速やかに起動して実行することができる。なお、「所定条件」の成立の判定は、ステップS101よりも前のタイミングで行われてもよいし、或いはステップS101からステップS107までのタイミングで行われてもよい。
またその変更例として、制御部210は、車載通信装置200で第2のアプリケーションを実行するためのユーザ操作がなされたときに「所定条件」が成立したと判定することができる。これにより、特にユーザの意思によって、車載通信装置200で第2のアプリケーションを速やかに起動して実行することができる。この場合、ステップS109を省略するとともに、ステップS107とステップS108との間に、車載通信装置200で第2のアプリケーションを起動する準備ができたことをユーザに報知するステップを設定するのが好ましい。このステップによれば、ユーザは車載通信装置200で第2のアプリケーションを起動する準備ができたことを認識することができ、引き続いて当該アプリケーションを起動するためのユーザ操作を速やかに行うことができる。
図2や図3に示す情報通信処理によれば、車載通信装置200の制御部210は、携帯通信機器300の制御部310で実行中の第1のアプリケーションと同一の第2のアプリケーションを実行する一方で、実行中の当該第1のアプリケーションが停止するように携帯通信機器300の制御部310と連携する。即ち、制御部210は、第2のアプリケーションを実行する制御を行う一方で、制御部310で実行中の第1のアプリケーションを停止するための制御信号を制御部310に対して出力するように、制御部310と連携する。これにより。同一のアプリケーションの実行主体が携帯通信機器300の制御部310から車載通信装置200の制御部210に替わる。この場合、制御部210は、制御部310との間で同一のアプリケーションの実行主体が替わるように当該制御部310と連携する連携手段として構成される。これにより、車載通信装置200の制御部210の本来のアプリケーション実行機能を有効利用することができる。また、同一のアプリケーションを実行するための負荷を携帯通信機器300の制御部310から車載通信装置200の制御部210にシフトさせることができる。かくして、車載通信装置200と携帯通信機器300を連携させて同一のアプリケーションを効率的に実行することができる。
本発明は、上記の典型的な実施形態のみに限定されるものではなく、種々の応用や変形が考えられる。例えば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
上記の実施形態では、車載通信装置200の情報蓄積部230に第2のアプリケーションが予め蓄積されている場合に、当該第2のアプリケーションを実行する場合について記載したが、本発明では、第2のアプリケーションを通信回線を介して車載通信装置200に導入した後に、当該第2のアプリケーションを実行してもよい。
上記の実施形態では、車載通信装置200で第2のアプリケーションを実行した後に携帯通信機器300で実行中の第1のアプリケーションを停止する場合について記載したが、本発明では車載通信装置200で第2のアプリケーションを実行する前に或いは起動中に携帯通信機器300で実行中の第1のアプリケーションを停止する態様や、携帯通信機器300で実行中の第1のアプリケーションを停止すると同時に車載通信装置200で第2のアプリケーションを実行する態様(即ち、同一のアプリケーションの実行主体が切り替わる態様)を採用することもできる。これにより、同一のアプリケーションが同時に実行されている期間を無くすことができる。
上記の実施形態では、車載通信装置200と携帯通信機器300が連携する場合について記載したが、本発明では、車載通信装置200は、携帯通信機器300に加えて或いは代えて、1又は複数の別の情報通信装置と連携し得る。また、互いに連携する情報通信装置は、車両に搭載される各種の車載通信装置や、ユーザが携帯して使用可能な各種の携帯通信機器の中から適宜に選択され得る。例えば、スマートフォン、タブレット型情報端末及びノート型パーソナルコンピュータのうちの少なくとも2つが連携してもよい。
図3に示す情報通信処理では、車両100が走行状態になった場合や、車載通信装置200で第2のアプリケーションを実行するためのユーザ操作がなされた場合に、「所定条件」が成立したと判定する場合について記載したが、本発明では、別の形態として、例えば携帯通信機器300で実行中の第1のアプリケーションを停止するためのユーザ操作がなされた場合に、「所定条件」が成立したと判定することもできる。
上記の実施形態では、同一のアプリケーションの実行主体が携帯通信機器300の制御部310から車載通信装置200の制御部210へと替わる場合について記載したが、本発明には、同一のアプリケーションの実行主体が携帯通信機器300の制御部310と車載通信装置200の制御部210との間で替わる態様が包含される。具体的には、上記の実施形態のように、携帯通信機器300で実行中のアプリケーションと同一のアプリケーションを車載通信装置200の制御部210で実行する態様(同一のアプリケーションの実行主体が制御部210である態様)に加えて、車載通信装置200で実行中のアプリケーションと同一のアプリケーションを携帯通信機器300の制御部310で実行する態様(同一のアプリケーションの実行主体が制御部310である態様)を採用することもできる。これにより、同一のアプリケーションを実行する際の負荷バランスを必要に応じて車載通信装置200にシフトさせたり携帯通信機器300にシフトさせたりすることができる。なお、予め設定された設定条件が成立した場合に、同一のアプリケーションの実行主体が替わるように構成するのが好ましい。この場合、「設定条件」として、例えば一方の情報通信装置で実行中のアプリケーションと同一のアプリケーションが、他方の情報通信装置にインストールされているという条件や、当該条件に図3が参照される前述の「所定条件」が追加された条件等を採用することができる。
上記の実施形態や種々の変更例の記載に基づいた場合、本発明では以下の各態様(アスペクト)を採り得る。
本発明では、
「1又は複数のアプリケーションソフトウェアを実行可能な第1の情報通信装置と、1又は複数のアプリケーションソフトウェアを実行可能な第2の情報通信装置とを通信回線を介して情報通信可能に接続するとともに、同一のアプリケーションソフトウェアの実行主体が前記第1の情報通信装置と前記第2の情報通信装置との間で替わるように、前記第1の情報通信装置及び前記第2の情報通信装置を連携させる、情報通信装置。」
という態様(態様1)を採り得る。
本発明では、
「態様1に記載の情報通信方法であって、
前記第1の情報通信装置で実行中の第1のアプリケーションソフトウェアと同一の第2のアプリケーションソフトウェアを前記第2の情報通信装置で実行する一方で、前記第1の情報通信装置で実行中の前記第1のアプリケーションソフトウェアが停止するように前記第1の情報通信装置及び前記第2の情報通信装置を連携させることで、同一のアプリケーションソフトウェアの実行主体が前記第1の情報通信装置から前記第2の情報通信装置に替わる、情報通信方法。」
という態様(態様2)を採り得る。
本発明では、
「態様2に記載の情報通信方法であって、
前記第2の情報通信装置の情報蓄積部に前記第2のアプリケーションソフトウェアが予め蓄積されている場合に、当該第2のアプリケーションソフトウェアを実行する、情報通信方法。」
という態様(態様3)を採り得る。
本発明では、
「態様2に記載の情報通信方法であって、
前記第2の情報通信装置の情報蓄積部に前記第2のアプリケーションソフトウェアが予め蓄積されており且つ所定条件が成立したと判定した場合に、当該第2のアプリケーションソフトウェアを実行する、情報通信方法。」
という態様(態様4)を採り得る。
本発明では、
「態様4に記載の情報通信方法であって、
前記第2の情報通信装置を搭載している車両が走行状態になったとき、或いは前記第2のアプリケーションソフトウェアを実行するためのユーザ操作を検出したときに、前記所定条件が成立したと判定する、情報通信方法。」
という態様(態様5)を採り得る。
本発明では、
「態様2〜5のうちのいずれかに記載の情報通信方法であって、
前記第2の情報通信装置で前記第2のアプリケーションソフトウェアを実行した後に前記第1の情報通信装置で実行中の前記第1のアプリケーションソフトウェアを停止する、情報通信方法。」
という態様(態様6)を採り得る。
本発明では、
「態様2〜6のうちのいずれかに記載の情報通信方法であって、
前記第2の情報通信装置において前記第2のアプリケーションソフトウェアを実行するのに必要な情報を、当該アプリケーションソフトウェアの実行前に前記通信回線を介して前記第1の情報通信装置から取得する、情報通信方法。」
という態様(態様7)を採り得る。
本発明では、
「態様2〜7のうちのいずれかに記載の情報通信方法であって、
前記第2の情報通信装置において実行している前記第2のアプリケーションソフトウェアの出力画面を前記第2の情報通信装置の表示部に表示する、情報通信方法。」
という態様(態様8)を採り得る。
本発明では、
「1又は複数のアプリケーションソフトウェアを蓄積する情報蓄積部と、
前記情報蓄積部に蓄積された前記1又は複数のアプリケーションソフトウェアを実行可能な制御部と、
を含む、情報通信装置であって、
前記制御部は、1又は複数のアプリケーションソフトウェアを実行可能な別の情報通信装置に通信回線を介して情報通信可能に接続されるとともに、予め設定された設定条件が成立した場合に前記別の情報通信装置との間で同一のアプリケーションソフトウェアの実行主体が替わるように前記別の情報通信装置と連携する、情報通信装置。」
という態様(態様9)を採り得る。
10…情報通信システム、100…車両、200…車載通信装置、210…制御部、220…情報入力部、230…情報蓄積部、240…通信部、250…表示部、300…携帯通信機器、310…制御部、320…情報入力部、330…情報蓄積部、340…通信部、350…表示部、400…通信回線

Claims (9)

  1. 1又は複数のアプリケーションソフトウェアを蓄積する情報蓄積部と、
    前記情報蓄積部に蓄積された前記1又は複数のアプリケーションソフトウェアを実行可能な制御部と、
    を含む、情報通信装置であって、
    前記制御部は、1又は複数のアプリケーションソフトウェアを実行可能な別の情報通信装置に通信回線を介して情報通信可能に接続されるとともに、前記別の情報通信装置との間で同一のアプリケーションソフトウェアの実行主体が替わるように前記別の情報通信装置と連携する、情報通信装置。
  2. 請求項1に記載の情報通信装置であって、
    前記制御部は、前記別の情報通信装置で実行中の第1のアプリケーションソフトウェアと同一の第2のアプリケーションソフトウェアを実行する一方で、前記別の情報通信装置で実行中の前記第1のアプリケーションソフトウェアが停止するように前記別の情報通信装置と連携することで、同一のアプリケーションソフトウェアの実行主体が前記別の情報通信装置から当該制御部に替わる、情報通信装置。
  3. 請求項2に記載の情報通信装置であって、
    前記制御部は、前記情報蓄積部に前記第2のアプリケーションソフトウェアが予め蓄積されている場合に、当該第2のアプリケーションソフトウェアを実行する、情報通信装置。
  4. 請求項2に記載の情報通信装置であって、
    前記制御部は、前記情報蓄積部に前記第2のアプリケーションソフトウェアが予め蓄積されており且つ所定条件が成立したと判定した場合に、当該第2のアプリケーションソフトウェアを実行する、情報通信装置。
  5. 請求項4に記載の情報通信装置であって、
    車両に搭載される車載通信装置として構成され、
    前記制御部は、前記車両が走行状態になったとき、或いは前記第2のアプリケーションソフトウェアを実行するためのユーザ操作を検出したときに、前記所定条件が成立したと判定する、情報通信装置。
  6. 請求項2〜5のうちのいずれか一項に記載の情報通信装置であって、
    前記制御部は、前記第2のアプリケーションソフトウェアの実行後に前記別の情報通信装置で実行中の前記第1のアプリケーションソフトウェアを停止する、情報通信装置。
  7. 請求項2〜6のうちのいずれか一項に記載の情報通信装置であって、
    前記制御部は、前記第2のアプリケーションソフトウェアを実行するのに必要な情報を、当該アプリケーションソフトウェアの実行前に前記通信回線を介して前記別の情報通信装置から取得する、情報通信装置。
  8. 請求項2〜7のうちのいずれか一項に記載の情報通信装置であって、
    前記制御部が実行している前記第2のアプリケーションソフトウェアの出力画面を表示する表示部を含む、情報通信装置。
  9. 請求項1〜8のうちのいずれか一項に記載の情報通信装置と、
    1又は複数のアプリケーションソフトウェアを実行可能な前記別の情報通信装置と、
    前記情報通信装置及び前記別の情報通信装置を情報通信可能に接続する前記通信回線と、
    を含む、情報通信システム。
JP2012132608A 2012-06-12 2012-06-12 車載通信装置及び情報通信システム Expired - Fee Related JP6011782B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012132608A JP6011782B2 (ja) 2012-06-12 2012-06-12 車載通信装置及び情報通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012132608A JP6011782B2 (ja) 2012-06-12 2012-06-12 車載通信装置及び情報通信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013258515A true JP2013258515A (ja) 2013-12-26
JP6011782B2 JP6011782B2 (ja) 2016-10-19

Family

ID=49954622

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012132608A Expired - Fee Related JP6011782B2 (ja) 2012-06-12 2012-06-12 車載通信装置及び情報通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6011782B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021051665A (ja) * 2019-09-26 2021-04-01 株式会社デンソー 車載情報処理システム、車載機器及び車載情報処理プログラム

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003106845A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Pioneer Electronic Corp ナビゲーションシステム、移動体ナビゲーション装置及び通信ナビゲーション装置並びに情報サーバ装置、ナビゲーション方法、移動体ナビゲーション方法及び通信ナビゲーション方法並びにサーバ処理方法、ナビゲーション用プログラム、移動体ナビゲーション用プログラム及び通信ナビゲーション用プログラム並びにサーバ処理用プログラム及び情報記録媒体

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003106845A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Pioneer Electronic Corp ナビゲーションシステム、移動体ナビゲーション装置及び通信ナビゲーション装置並びに情報サーバ装置、ナビゲーション方法、移動体ナビゲーション方法及び通信ナビゲーション方法並びにサーバ処理方法、ナビゲーション用プログラム、移動体ナビゲーション用プログラム及び通信ナビゲーション用プログラム並びにサーバ処理用プログラム及び情報記録媒体

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021051665A (ja) * 2019-09-26 2021-04-01 株式会社デンソー 車載情報処理システム、車載機器及び車載情報処理プログラム
WO2021060026A1 (ja) * 2019-09-26 2021-04-01 株式会社デンソー 車載情報処理システム、車載機器及び車載情報処理プログラム
JP7192730B2 (ja) 2019-09-26 2022-12-20 株式会社デンソー 車載情報処理システム、携帯通信端末及び車載情報処理プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6011782B2 (ja) 2016-10-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2945058B1 (en) Processing method and device for application program
JP6074150B2 (ja) 車載情報システム、情報端末、アプリケーション実行方法、プログラム
JP6103620B2 (ja) 車載情報システム、情報端末、アプリケーション実行方法、プログラム
US10205770B2 (en) Mobile device application integration with infotainment head units
JP6058654B2 (ja) 車載情報システム、情報端末、アプリケーション実行方法
US20120065815A1 (en) User interface for a vehicle system
JP2014041456A (ja) 車載機器、携帯端末、情報管理装置、情報通信システム
US20200159481A1 (en) Method for controlling display of vehicle and electronic device therefor
US11210056B2 (en) Electronic device and method of controlling thereof
JPWO2010092662A1 (ja) 車載情報処理装置及び方法
US20140136849A1 (en) Method for operating a mobile device by means of a motor vehicle
JP5920104B2 (ja) 車両用音声制御装置
WO2022160612A1 (zh) 与车辆的车载系统交互方法、存储介质和移动终端
JP5524024B2 (ja) 車載装置およびアプリケーション起動制御方法
JP6171549B2 (ja) 表示制御装置、及び、プログラム
CN111373384A (zh) 服务器装置、车载设备和数据通信方法
CN112767565A (zh) 基于车机进行obu发行和激活的方法、装置及电子设备
JP6011782B2 (ja) 車載通信装置及び情報通信システム
JP6221739B2 (ja) 車載用電子機器、制御方法、およびプログラム
US20190227705A1 (en) Method for displaying user interface of application and electronic device thereof
WO2014185044A1 (ja) 表示制御装置、及び、表示制御方法、およびプログラム
JP2016051374A (ja) 車載装置
US10725605B2 (en) Display control unit and display control program product
KR102652361B1 (ko) 콘텐트 공유 방법 및 그 전자 장치
JP2015125640A (ja) 車載用電子機器、制御方法、およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150424

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160307

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160824

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160906

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6011782

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees