JP6011782B2 - 車載通信装置及び情報通信システム - Google Patents

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本発明は、車載通信装置と携帯通信機器との間で情報通信を行う技術に関する。
下記特許文献1,2にはいずれも、車両に搭載される車載通信装置と携帯通信機器との連携によって所定のアプリケーションソフトウェアを実行する技術が開示されている。例えば下記特許文献1に記載のナビゲーション装置は、携帯電話で実行されているナビゲーション用アプリケーションソフトウェアの出力画面を当該ナビゲーション装置のディスプレイに表示させるように構成されている。
特開2011−122848号公報 特開2011−176591号公報
特許文献1に記載のナビゲーション装置は、携帯電話で実行中のナビゲーション用アプリケーションソフトウェアの出力情報をナビゲーション装置のディスプレイに表示しているに過ぎない。従って、このナビゲーション装置は、例えば車両の走行中において携帯電話とは独立してナビゲーション用アプリケーションソフトウェアを実行できるという本来の機能を有しているにもかかわらずこの機能が有効利用されない。また、このナビゲーション装置は、アプリケーションソフトウェアの実行主体ではなく、携帯電話からの出力情報を表示する表示機能のみを果たしているため、携帯電話本来の機能を果たしつつ、アプリケーションソフトウェアを実行している携帯電話との間の負荷バランスが悪い。そこで、車両に搭載されるナビゲーション装置のような情報通信装置の設計に際しては、別の情報通信装置との間の情報通信を改良することによって、アプリケーションソフトウェアを効率的に実行する技術が要請される。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的の一つは、車載通信装置を携帯通信機器と連携させてアプリケーションソフトウェアを効率的に実行するのに有効な技術を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明にかかる「車両に搭載される車載通信装置は、その構成要素として情報蓄積部及び制御部を含む。この車載通信装置は、必要に応じてその他の構成要素を備えることもできる。
前記情報蓄積部は、複数のアプリケーションソフトウェア、即ちユーザが実行したい機能を有するソフトウェアである「車載通信装置ソフトウェア」を蓄積する機能を果たす。前記制御部は、前記車載通信装置ソフトウェアのうち、1又は複数の前記車載通信装置ソフトウェアを実行可能である。この制御部は、複数のアプリケーションソフトウェアである携帯通信機器ソフトウェアを蓄積可能な携帯通信機器であって且つ前記携帯通信機器ソフトウェアのうち、1又は複数の前記携帯通信機器ソフトウェアを実行可能な携帯通信機器に通信回線を介して情報通信可能に接続される。前記制御部は、前記携帯通信機器に接続されたときに前記携帯通信機器が実行している前記携帯通信機器ソフトウェアを識別し、その識別された携帯通信機器ソフトウェアである識別ソフトウェアと同一の前記車載通信装置ソフトウェアである同一ソフトウェアが前記情報蓄積部に蓄積されている場合、アプリケーションソフトウェアの実行主体が前記携帯通信機器から当該制御部に替わるように前記携帯通信機器と連携しつつ前記同一ソフトウェアを実行する。即ち、この制御部は、携帯通信機器との間で識別ソフトウェアの実行主体が替わるように当該携帯通信機器と連携する連携手段として構成される。例えば、車載通信装置の制御部は、所定の車載通信装置ソフトウェアを実行する制御を行う一方で、携帯通信機器の制御部で当該車載通信装置ソフトウェアと同一の携帯通信機器ソフトウェアを実行している場合に、この同一の携帯通信機器ソフトウェアを停止するための制御信号を携帯通信機器の制御部に対して出力する。この場合、車載通信装置は、1又は複数の携帯通信機器と連携し得る。また車載通信装置や携帯通信機器では、1又は複数のアプリケーションソフトウェアが複数同時に或いは択一的に実行され得る。「通信回線」として無線接続又は有線接続を利用した回線を用いることができる。
ここでいう「携帯通信機器」は、ユーザが携帯して使用可能な各種の携帯通信機器の中から適宜に選択され得る。車載通信装置として典型的には、車両の経路案内を行うナビゲーション装置が挙げられる。一方で、携帯通信機器として典型的には、可搬式の携帯電話(スマートフォンを含む)、タブレット型情報端末、ノート型パーソナルコンピュータが挙げられる。また、ここでいうアプリケーションソフトウェアの「同一」とは、アプリケーションソフトウェアの内容が完全に一致している態様や、アプリケーションソフトウェアの内容が実質的に区別できない程度に一致している態様を包含するものであり、例えば実行主体の仕様等に応じたアプリケーションソフトウェアのバージョンの相違や、同一の情報を共有して利用できる程度のアプリケーションソフトウェアのモディファイは許容する。
上記の車載通信装置によれば、当該車載通信装置の制御部や携帯通信機器におけるソフトウェア実行機能を有効利用することができる。また、同じアプリケーションソフトウェアを実行するための負荷バランスを車載通信装置の制御部と携帯通信機器との間で調整することができる。かくして、少なくとも車載通信装置と携帯通信機器を連携させて同じアプリケーションソフトウェアを効率的に実行することができる。
前記車載通信装置の制御部は、前記識別ソフトウェアが停止するように前記携帯通信機器と連携しつつ前記同一ソフトウェアを実行することによってアプリケーションソフトウェアの実行主体を前記携帯通信機器から当該制御部に替えるのが好ましい。即ち、この制御部は、同一ソフトウェアの実行制御と識別ソフトウェアの停止制御の双方の制御を行う、ソフトウェア実行・停止手段として構成される。この場合、アプリケーションソフトウェアの実行主体が携帯通信機器から車載通信装置の制御部に替わる態様として、前記同一ソフトウェア前記車載通信装置の制御部で実行した後に前記携帯通信機器前記識別ソフトウェアを停止する態様、前記車載通信装置の制御部での前記同一ソフトウェアの実行前又は起動中に前記携帯通信機器前記識別ソフトウェアを停止する態様、前記識別ソフトウェアを停止すると同時に車載通信装置の制御部で前記同一ソフトウェアを実行する態様(即ち、アプリケーションソフトウェアの実行主体が切り替わる態様)が挙げられる。これにより、車載通信装置の制御部のソフトウェア実行機能を有効利用することができる。また、同じアプリケーションソフトウェアを実行するための負荷を携帯通信機器から車載通信装置の制御部にシフトさせることができる。
なお、車載通信装置の制御部が実行する前記同一ソフトウェアは、車載通信装置に予め導入(「インストール」ともいう)されたものであってもよいし、或いは車載通信装置の外部から情報通信によって導入されたものであってもよい。この場合、任意のアプリケーションソフトウェアを構成するプログラムやデータなどのファイルをハードディスクなどにコピーして必要な設定を行うことによって、当該アプリケーションソフトウェアの導入が可能になる。
前記車載通信装置の制御部は、前記情報蓄積部に前記同一ソフトウェアが予め蓄積されている場合に、当該同一ソフトウェアを実行するのが好ましい。即ち、この制御部は、情報蓄積部に同一ソフトウェアが予め蓄積されている場合に、当該同一ソフトウェアを実行するソフトウェア実行手段として構成される。これにより、車載通信装置の制御部で同一ソフトウェアを速やかに起動して実行することができる。
前記車載通信装置の制御部は、前記情報蓄積部に前記同一ソフトウェアが予め蓄積されており且つ所定条件が成立したと判定した場合に、当該同一ソフトウェアを実行するのが好ましい。即ち、この制御部は、情報蓄積部に同一ソフトウェアが予め蓄積されており且つ所定条件が成立したと判定した場合に、当該同一ソフトウェアを実行するソフトウェア実行手段として構成される。これにより、車載通信装置の制御部で同一ソフトウェアを実行するための条件設定が可能になる。
前記車載通信装置の制御部は、前記車両が走行状態になったとき、或いは前記同一ソフトウェアを実行するためのユーザ操作を検出したときに、所定条件が成立したと判定するのが好ましい。これにより、車両の走行中において、或いはユーザの意思によって、車載通信装置の制御部で同一ソフトウェアを速やかに起動して実行することができる。
前記車載通信装置の制御部は、前記同一ソフトウェアの実行後に前記識別ソフトウェアを停止するのが好ましい。即ち、この制御部は、同一ソフトウェアの実行後に識別ソフトウェアを停止する、ソフトウェア実行・停止手段として構成される。これにより、同じアプリケーションソフトウェアが実質的に停止している期間を無くすことができ、同じアプリケーションソフトウェアを継続的に実行することが可能になる。
前記車載通信装置の制御部は、前記同一ソフトウェアを実行するのに必要な情報を、当該同一ソフトウェアの実行前に通信回線を介して前記携帯通信機器から取得するのが好ましい。この情報として、典型的には、同一ソフトウェア車載通信装置で継続的に使用するための情報が挙げられる。これにより、車載通信装置及び携帯通信機器の双方で同じアプリケーションソフトウェアを実行してもユーザに違和感を与えることがない。
前記車載通信装置は、その制御部が実行している前記同一ソフトウェアの出力画面を表示する表示部を含むのが好ましい。これにより、車載通信装置の制御部を、同一ソフトウェアの制御主体として、且つ同一ソフトウェアの出力画面を表示する表示主体として構築することができる。
本発明にかかる情報通信システムは、前記車載通信装置、前携帯通信機器、及び、記通信回線、を含む。これにより、車載通信装置の制御部や携帯通信機器におけるソフトウェア実行機能を有効利用することができる。また、同じアプリケーションソフトウェアを実行するための負荷バランスを車載通信装置の制御部と携帯通信機器との間で調整することができる。
図1は、本発明にかかる車載通信装置200を含む情報通信システム10の概略図である。 図2は、図1の情報通信システム10による情報通信処理のフローチャートを示す図である。 図3は、図2の変更例にかかる情報通信処理のフローチャートを示す図である。
以下、本発明の一実施形態である車載通信装置200及び情報通信システム10について、図面を用いて説明する。
図1に示される情報通信システム10は、その構成要素として、車両100に搭載される車載通信装置200、携帯通信機器300及び通信回線400を含む。この情報通信システム10では、必要に応じて上記の構成要素に更なる構成要素が付加されてもよい。また、車載通信装置200を備える車両100をこの情報通信システム10の一構成要素にすることもできる。
車載通信装置200は、その構成要素として、制御部210、情報入力部220、情報蓄積部230、通信部240及び表示部250を含む。この車載通信装置200では、必要に応じて上記の構成要素に更なる構成要素が付加されてもよい。制御部210は、情報入力部220、情報蓄積部230、通信部240及び表示部250のそれぞれに独立して接続されており、各接続要素を制御する機能を果たす。この制御部210は、演算処理装置としてのCPU(Central Processing Unit)を用いて構築されている。
この車載通信装置200は、典型的には車両の経路案内(「ルート案内」ともいう)を行うナビゲーション装置として構成される。即ち、この車載通信装置200には、ナビゲーション機能を果たすナビゲーション用アプリケーションソフトウェアが少なくとも導入(以下、「インストール」ともいう)されている。この場合、車載通信装置200は、自車両である車両100に専用のナビゲーション装置であってもよいし、或いは車両100と別車両との間で兼用のナビゲーション装置であってもよい。一方で、この車載通信装置200は、ナビゲーション用アプリケーションソフトウェアを除くアプリケーションソフトウェアがインストールされた装置であってもよい。ここでいう「アプリケーションソフトウェア」とは、ユーザが実行したい機能を有するソフトウェアであり、以下、単に「アプリケーション」ともいう。この種のアプリケーションは、典型的にはメモリカード等の記憶媒体を介して、或いは無線接続又は有線接続を利用した通信回線を介して、車載通信装置200にインストールされる。ここでいう車載通信装置200が本発明の「情報通信装置」及び「車載通信装置」に相当する。
情報蓄積部230は、情報入力部220によって入力された入力情報を、直接的に記憶する機能、若しくは制御部210を経由して間接的に記憶する機能を果たす。典型的には、この情報蓄積部230は、1又は複数のアプリケーションや、当該アプリケーションに関する情報(例えば、各アプリケーションを識別可能なアプリケーションID等のアプリケーション情報)を一時的に或いは常時に蓄積する(「記憶する」ともいう)。1又は複数のアプリケーションは、車載通信装置200に予めインストールされてもよいし、或いは通信部240を介して外部のネットワークにアクセスすることによって車載通信装置200に新規に又は追加でインストールされてもよい。この場合、所定のアプリケーションを構成するプログラムやデータなどのファイルを情報蓄積部230にコピーして必要な設定を行うことによって、当該アプリケーションを車載通信装置200にインストールすることができる。ここでいう情報蓄積部230が本発明の「情報蓄積部」に相当する。
制御部210は、この情報蓄積部230にインストールされているアプリケーションを適宜のタイミングで読み出すことによって当該アプリケーションを起動して実行することができる。或いは、制御部210は、通信部240を介して外部のネットワークにアクセスして当該ネットワーク上で管理されているアプリケーションを起動して実行することができる。この制御部210によれば、車載通信装置200において1又は複数のアプリケーションが複数同時に或いは択一的に実行され得る。ここでいう制御部210が本発明の「制御部」に相当する。
通信部240は、外部通信機器である少なくとも携帯通信機器300から送信された情報を通信回線400を介して受信する機能を果たす。通信回線400は、車載通信装置200の通信部240と携帯通信機器300の通信部340とを情報通信可能に接続する。この通信回線400として、無線接続(例えば、Bluetooth(登録商標)を用いた近距離無線通信)又は有線接続を利用することができる。ここでいう通信回線400が本発明の「通信回線」に相当する。通信部240で受信された情報は、制御部210で適宜に処理された後に情報蓄積部230に蓄積され、更に必要に応じて表示部250に出力される。或いは、通信部240で受信された情報は、情報蓄積部230に蓄積されることなく表示部250に出力される。表示部250(「ディスプレイ」ともいう)は、制御部210からの出力情報を表示する機能を果たす。例えば、制御部210によって実行されているアプリケーションの出力情報(出力画面)がこの表示部250に表示される。
携帯通信機器300は、前記の外部通信機器の1つとして構成される。ここでいう「携帯通信機器」とは、ユーザが携帯して使用可能な機器であり、典型的には可搬式の携帯電話(スマートフォンを含む)、タブレット型情報端末、ノート型パーソナルコンピュータ等をいう。この携帯通信機器300は、その構成要素として、車載通信装置200と同様に制御部310、情報入力部320、情報蓄積部330、通信部340及び表示部350を含む。この携帯通信機器300では、必要に応じて上記の構成要素に更なる構成要素が付加されてもよい。制御部310は、情報入力部320、情報蓄積部330、通信部340及び表示部350のそれぞれに独立して接続されており、各接続要素を制御する機能を果たす。この制御部310は、制御部210と同様に演算処理装置としてのCPU(Central Processing Unit)を用いて構築されている。ここでいう携帯通信機器300が本発明の「別の情報通信装置」に相当する。
情報蓄積部330は、情報入力部320によって入力された入力情報を、直接的に記憶する機能、若しくは制御部310を経由して間接的に記憶する機能を果たす。典型的には、この情報蓄積部330は、1又は複数のアプリケーションや、当該アプリケーションに関する情報(例えば、各アプリケーションを識別可能なアプリケーションID等のアプリケーション情報)を一時的に或いは常時に蓄積する。1又は複数のアプリケーションは、携帯通信機器300に予めインストールされてもよいし、或いは通信部340を介して外部のネットワークにアクセスすることによって携帯通信機器300に新規に又は追加でインストールされてもよい。この場合、所定のアプリケーションを構成するプログラムやデータなどのファイルを情報蓄積部330にコピーして必要な設定を行うことによって、当該アプリケーションを携帯通信機器300にインストールすることができる。
制御部310は、この情報蓄積部330にインストールされているアプリケーションを適宜のタイミングで読み出すことによって当該アプリケーションを起動して実行することができる。或いは、制御部310は、通信部340を介して外部のネットワークにアクセスして当該ネットワーク上で管理されているアプリケーションを起動して実行することができる。この制御部310によれば、携帯通信機器300において1又は複数のアプリケーションが複数同時に或いは択一的に実行され得る。
通信部340は、少なくとも車載通信装置200から送信された情報を前記の通信回線400を介して受信する機能を果たす。通信部340で受信された情報は、制御部310で処理された後に情報蓄積部330に蓄積され、更に必要に応じて表示部350に出力される。或いは、通信部340で受信された情報は、情報蓄積部330に蓄積されることなく表示部350に出力される。表示部350(「ディスプレイ」ともいう)は、制御部310からの出力情報を表示する機能を果たす。例えば、制御部310によって実行されているアプリケーションの出力情報(出力画面)がこの表示部350に表示される。
ここで図2を参照しつつ、上記の情報通信システム10による情報通信処理について説明する。この場合、車載通信装置200の制御部210が主体となってこの情報通信処理を行う。なお、この情報通信処理は、携帯通信機器300で所定のアプリケーション(以下、「第1のアプリケーション」ともいう)を起動し当該アプリケーションが実行中であることを前提としている。この場合、携帯通信機器300で実行中の第1のアプリケーションに関する情報が表示部350に表示されている一方で、車載通信装置200の表示部250にはアプリケーションに関する情報は表示されていない。
図2に示すフローチャートによれば、まずステップS101において、制御部210は、車載通信装置200と携帯通信機器300が通信回線400を介して接続されている否かを判定する。典型的には、車載通信装置200が起動されたことを条件にしてステップS101が実行される。この場合、例えば車載通信装置200及び携帯通信機器300がそれぞれを互いに認識したペアリング状態になることで、車載通信装置200と携帯通信機器300とが接続される。車載通信装置200と携帯通信機器300が接続されている場合、車載通信装置200の通信部240と携帯通信機器300の通信部340との間で通信回線400を介して情報通信が可能になる。典型的には、携帯通信機器300は車両100の室内に持ち込まれた状態で、通信回線400である前記の近距離無線通信を利用して車載通信装置200との間で情報通信が行われる。そして、制御部210は、車載通信装置200と携帯通信機器300との接続が確認されるまでステップS101を繰り返し、当該接続が完了したことを条件に(ステップS101のYesの場合)、ステップS103にすすむ。
ステップS103では、制御部210は、携帯通信機器300で起動し実行中である第1のアプリケーションに関し、この第1のアプリケーションを識別可能なアプリケーション情報(例えば、第1のアプリケーションを識別可能なアプリケーションID)を取得する。具体的には、制御部210は、通信回線400を介して携帯通信機器300の情報蓄積部330にアクセスすることによって、第1のアプリケーションのアプリケーション情報を取得し、情報蓄積部230に記憶する。これにより、制御部210は、情報蓄積部230に記憶されているアプリケーション情報を検索することによって、携帯通信機器300で実行中の第1のアプリケーションを他のアプリケーションから識別することができる。
ステップS103に引き続いてステップS105では、制御部210は、車載通信装置200に携帯通信機器300で実行中のアプリケーションと同一のものがあるか否かを判定する。具体的には、制御部210は、車載通信装置200に既にインストールされている1又は複数のアプリケーションのアプリケーション情報(例えば、アプリケーションID)を情報蓄積部230から読み出す一方で、当該アプリケーション情報を、ステップS103で取得した、携帯通信機器300で実行中の第1のアプリケーションのアプリケーション情報と比較する。ここでいうアプリケーションの「同一」とは、アプリケーションの内容が完全に一致している態様や、アプリケーションの内容が実質的に区別できない程度に一致している態様を包含するものであり、例えば実行主体である車載通信装置200や携帯通信機器300の仕様等に応じたアプリケーションのバージョンの相違や、同一の情報を共有して利用できる程度のアプリケーションのモディファイは許容する。
ステップS105の条件を満たす場合(ステップS105のYesの場合)、即ち車載通信装置200にインストールされているアプリケーションが第1のアプリケーションと同一である場合、或いは車載通信装置200にインストールされているアプリケーションの中に第1のアプリケーションと同一のものがある場合にステップS107にすすみ、そうでない場合(ステップS105のNoの場合)には、そのまま当該情報通信処理を終了する。このステップS105によれば、携帯通信機器300で実行中の第1のアプリケーションと同一のアプリケーション(以下、「第2のアプリケーション」ともいう)を、携帯通信機器300の代わりに車載通信装置200で実行可能であるか否かが判断される。この場合、第1のアプリケーションと第2のアプリケーションとの同一については、アプリケーションの内容が完全に一致している態様や、アプリケーションの内容が実質的に区別できない程度に一致している態様を包含するものであり、例えば車載通信装置200と携帯通信機器300の仕様等に応じて第1のアプリケーションのバージョンと第2のアプリケーションのバージョンが相違していたり、同一の情報を共有して利用できる程度にアプリケーションがモディファイされていたりしてもよい。
ステップS107では、制御部210は、車載通信装置200で第2のアプリケーションを実行可能であると判断し、同一のアプリケーションを継続的に使用するのに必要な情報(「継続情報」ともいう)を携帯通信機器300から取得する。携帯通信機器300で実行中の第1のアプリケーションが、例えばナビゲーション用アプリケーションである場合、当該第1のアプリケーションの実行時にユーザによって既に設定されている、目的地に関する情報(例えば目的地の住所、電話番号、施設名など)、目的地までの移動経路に関する情報(例えばユーザによって選択されたルートなど)を、この継続情報とすることができる。また、携帯通信機器300で実行中の第1のアプリケーションが、例えばオーディオ(音楽、DVD等)用のアプリケーションである場合、当該アプリケーションの実行時に既に再生されている曲や映像を途中から継続して再生するために必要な情報、所謂「レジューム機能」を達成するのに必要な情報を、この継続情報とすることができる。
ステップS107に引き続いてステップS109では、制御部210は、携帯通信機器300で実行中の第1のアプリケーションと同一の第2のアプリケーションを車載通信装置200で起動して実行する制御を行う。これにより、当該第2のアプリケーションが車載通信装置200で実際に実行される。この場合、この制御部210は、情報蓄積部230に第2のアプリケーションが予め蓄積されている場合に、当該第2のアプリケーションを実行するアプリケーション実行手段として構成される。その結果、車載通信装置200及び携帯通信機器300の双方で同時に同一のアプリケーションが実行されることになる。例えば、携帯通信機器300の表示部350に第1のアプリケーションの出力画面が表示されるとともに、車載通信装置200の表示部250に第2のアプリケーションの出力画面が表示される。これにより、同一のアプリケーションが実質的に停止している期間を無くすことができ、同一のアプリケーションを継続的に実行することが可能になる。
この場合、第1のアプリケーションを実行可能な第1の情報通信装置である携帯通信機器300に対して、車載通信装置200を第2のアプリケーションを実行可能な第2の情報通信装置ということもできる。
制御部210は、第2のアプリケーションの実行時に、ステップS107で携帯通信機器300から取得した前記の継続情報を用いる。これにより、携帯通信機器300で実行中の第1のアプリケーションと同一の第2のアプリケーションを車載通信装置200で継続的に使用するための情報が反映される。従って、車載通信装置200及び携帯通信機器300の双方で同一のアプリケーションを実行してもユーザに違和感を与えることがない。
ステップS109に引き続いてステップS111では、制御部210は、車載通信装置200で第2のアプリケーションの実行を開始したか否か(第2のアプリケーションの起動が完了したか否か)を判定する。これにより、車載通信装置200が携帯通信機器300と同様の状態になったか否かがチェックされる。制御部210は、車載通信装置200で第2のアプリケーションの実行を開始するまでこのステップS111を繰り返し、当該実行を開始したことを条件として(ステップS111のYesの場合)、ステップS113にすすむ。
ステップS113では、制御部210は、携帯通信機器300で実行中の第1のアプリケーションを停止する(「終了する」ともいう)制御を行う。具体的には、制御部210は、実行中の第1のアプリケーションを停止するための制御信号を、通信部240、通信回線400及び通信部340を経由して制御部310に送信する。この制御信号を受信した制御部310が第1のアプリケーションを停止する制御を行う。これにより、携帯通信機器300の表示部350には第1のアプリケーションの出力情報が表示されなくなる。最終的に、車載通信装置200及び携帯通信機器300のうちの車載通信装置200のみで所定のアプリケーション(第2のアプリケーション)が実行され、当該第2のアプリケーションの出力画面が表示部250に表示される。ここでいう表示部250が本発明の「表示部」に相当する。これにより、車載通信装置200の制御部210は、第2のアプリケーションの制御主体として、且つ第2のアプリケーションの出力画面を表示する表示主体として構築される。また、この制御部210は、第2のアプリケーションの実行制御と第1のアプリケーションの停止制御の双方の制御を行う、また第2のアプリケーションの実行後に第1のアプリケーションを停止する、アプリケーション実行・停止手段として構成される。
次に図3を参照しつつ、上記の情報通信システム10による別形態の情報通信処理について説明する。この情報通信処理は、図2に示す前述の情報通信処理の変更例であって、第1の実施形態の場合と同様に、車載通信装置200の制御部210が主体となってこの情報通信処理を行う。なお、図3において図2中の要素と同一の要素には同一の符号を付しており、当該同一の要素についての説明は省略する。
図3に示す情報通信処理では、図2に示す情報通信処理において、ステップS107とステップS109の間にステップS108が追加されている。このステップS108によれば、制御部210は「所定条件」が成立したか否かを判定する。そして、制御部210は、ステップS108で当該所定条件の成立が確認されるまでこのステップS108を繰り返し、当該所定条件の成立が確認されたことを条件として(ステップS108のYesの場合)、ステップS109にすすむ。
この場合、制御部210は、車両100が走行状態になったときに「所定条件」が成立したと判定することができる。具体的には、車両100のイグニッションがオン状態で、且つパーキングブレーキがオフ状態(解除状態)になったときや、車両100の車速が検出されたとき(即ち車速がゼロを上回ったとき)、又は車速が予め設定された閾値を上回ったときに、車両100が走行状態になったと判定することができる。これにより、「所定条件」の成立によって、車載通信装置200で第2のアプリケーションが自動的に起動される。この場合、この制御部210は、情報蓄積部230に第2のアプリケーションが予め蓄積されており且つ所定条件が成立したと判定した場合に、当該第2のアプリケーションを実行するアプリケーション実行手段として構成される。これにより、車載通信装置200で第2のアプリケーションを実行するための条件設定が可能になる。特に車両100の走行中において、車載通信装置200で第2のアプリケーションを速やかに起動して実行することができる。なお、「所定条件」の成立の判定は、ステップS101よりも前のタイミングで行われてもよいし、或いはステップS101からステップS107までのタイミングで行われてもよい。
またその変更例として、制御部210は、車載通信装置200で第2のアプリケーションを実行するためのユーザ操作がなされたときに「所定条件」が成立したと判定することができる。これにより、特にユーザの意思によって、車載通信装置200で第2のアプリケーションを速やかに起動して実行することができる。この場合、ステップS109を省略するとともに、ステップS107とステップS108との間に、車載通信装置200で第2のアプリケーションを起動する準備ができたことをユーザに報知するステップを設定するのが好ましい。このステップによれば、ユーザは車載通信装置200で第2のアプリケーションを起動する準備ができたことを認識することができ、引き続いて当該アプリケーションを起動するためのユーザ操作を速やかに行うことができる。
図2や図3に示す情報通信処理によれば、車載通信装置200の制御部210は、携帯通信機器300の制御部310で実行中の第1のアプリケーションと同一の第2のアプリケーションを実行する一方で、実行中の当該第1のアプリケーションが停止するように携帯通信機器300の制御部310と連携する。即ち、制御部210は、第2のアプリケーションを実行する制御を行う一方で、制御部310で実行中の第1のアプリケーションを停止するための制御信号を制御部310に対して出力するように、制御部310と連携する。これにより。同一のアプリケーションの実行主体が携帯通信機器300の制御部310から車載通信装置200の制御部210に替わる。この場合、制御部210は、制御部310との間で同一のアプリケーションの実行主体が替わるように当該制御部310と連携する連携手段として構成される。これにより、車載通信装置200の制御部210の本来のアプリケーション実行機能を有効利用することができる。また、同一のアプリケーションを実行するための負荷を携帯通信機器300の制御部310から車載通信装置200の制御部210にシフトさせることができる。かくして、車載通信装置200と携帯通信機器300を連携させて同一のアプリケーションを効率的に実行することができる。
本発明は、上記の典型的な実施形態のみに限定されるものではなく、種々の応用や変形が考えられる。例えば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
上記の実施形態では、車載通信装置200の情報蓄積部230に第2のアプリケーションが予め蓄積されている場合に、当該第2のアプリケーションを実行する場合について記載したが、本発明では、第2のアプリケーションを通信回線を介して車載通信装置200に導入した後に、当該第2のアプリケーションを実行してもよい。
上記の実施形態では、車載通信装置200で第2のアプリケーションを実行した後に携帯通信機器300で実行中の第1のアプリケーションを停止する場合について記載したが、本発明では車載通信装置200で第2のアプリケーションを実行する前に或いは起動中に携帯通信機器300で実行中の第1のアプリケーションを停止する態様や、携帯通信機器300で実行中の第1のアプリケーションを停止すると同時に車載通信装置200で第2のアプリケーションを実行する態様(即ち、同一のアプリケーションの実行主体が切り替わる態様)を採用することもできる。これにより、同一のアプリケーションが同時に実行されている期間を無くすことができる。
上記の実施形態では、車載通信装置200と携帯通信機器300が連携する場合について記載したが、本発明では、車載通信装置200は、携帯通信機器300に加えて或いは代えて、1又は複数の別の情報通信装置と連携し得る。また、互いに連携する情報通信装置は、車両に搭載される各種の車載通信装置や、ユーザが携帯して使用可能な各種の携帯通信機器の中から適宜に選択され得る。例えば、スマートフォン、タブレット型情報端末及びノート型パーソナルコンピュータのうちの少なくとも2つが連携してもよい。
図3に示す情報通信処理では、車両100が走行状態になった場合や、車載通信装置200で第2のアプリケーションを実行するためのユーザ操作がなされた場合に、「所定条件」が成立したと判定する場合について記載したが、本発明では、別の形態として、例えば携帯通信機器300で実行中の第1のアプリケーションを停止するためのユーザ操作がなされた場合に、「所定条件」が成立したと判定することもできる。
上記の実施形態では、同一のアプリケーションの実行主体が携帯通信機器300の制御部310から車載通信装置200の制御部210へと替わる場合について記載したが、本発明には、同一のアプリケーションの実行主体が携帯通信機器300の制御部310と車載通信装置200の制御部210との間で替わる態様が包含される。具体的には、上記の実施形態のように、携帯通信機器300で実行中のアプリケーションと同一のアプリケーションを車載通信装置200の制御部210で実行する態様(同一のアプリケーションの実行主体が制御部210である態様)に加えて、車載通信装置200で実行中のアプリケーションと同一のアプリケーションを携帯通信機器300の制御部310で実行する態様(同一のアプリケーションの実行主体が制御部310である態様)を採用することもできる。これにより、同一のアプリケーションを実行する際の負荷バランスを必要に応じて車載通信装置200にシフトさせたり携帯通信機器300にシフトさせたりすることができる。なお、予め設定された設定条件が成立した場合に、同一のアプリケーションの実行主体が替わるように構成するのが好ましい。この場合、「設定条件」として、例えば一方の情報通信装置で実行中のアプリケーションと同一のアプリケーションが、他方の情報通信装置にインストールされているという条件や、当該条件に図3が参照される前述の「所定条件」が追加された条件等を採用することができる。
上記の実施形態や種々の変更例の記載に基づいた場合、本発明では以下の各態様(アスペクト)を採り得る。
本発明では、
「1又は複数のアプリケーションソフトウェアを実行可能な第1の情報通信装置と、1又は複数のアプリケーションソフトウェアを実行可能な第2の情報通信装置とを通信回線を介して情報通信可能に接続するとともに、同一のアプリケーションソフトウェアの実行主体が前記第1の情報通信装置と前記第2の情報通信装置との間で替わるように、前記第1の情報通信装置及び前記第2の情報通信装置を連携させる、情報通信装置。」
という態様(態様1)を採り得る。
本発明では、
「態様1に記載の情報通信方法であって、
前記第1の情報通信装置で実行中の第1のアプリケーションソフトウェアと同一の第2のアプリケーションソフトウェアを前記第2の情報通信装置で実行する一方で、前記第1の情報通信装置で実行中の前記第1のアプリケーションソフトウェアが停止するように前記第1の情報通信装置及び前記第2の情報通信装置を連携させることで、同一のアプリケーションソフトウェアの実行主体が前記第1の情報通信装置から前記第2の情報通信装置に替わる、情報通信方法。」
という態様(態様2)を採り得る。
本発明では、
「態様2に記載の情報通信方法であって、
前記第2の情報通信装置の情報蓄積部に前記第2のアプリケーションソフトウェアが予め蓄積されている場合に、当該第2のアプリケーションソフトウェアを実行する、情報通信方法。」
という態様(態様3)を採り得る。
本発明では、
「態様2に記載の情報通信方法であって、
前記第2の情報通信装置の情報蓄積部に前記第2のアプリケーションソフトウェアが予め蓄積されており且つ所定条件が成立したと判定した場合に、当該第2のアプリケーションソフトウェアを実行する、情報通信方法。」
という態様(態様4)を採り得る。
本発明では、
「態様4に記載の情報通信方法であって、
前記第2の情報通信装置を搭載している車両が走行状態になったとき、或いは前記第2のアプリケーションソフトウェアを実行するためのユーザ操作を検出したときに、前記所定条件が成立したと判定する、情報通信方法。」
という態様(態様5)を採り得る。
本発明では、
「態様2〜5のうちのいずれかに記載の情報通信方法であって、
前記第2の情報通信装置で前記第2のアプリケーションソフトウェアを実行した後に前記第1の情報通信装置で実行中の前記第1のアプリケーションソフトウェアを停止する、情報通信方法。」
という態様(態様6)を採り得る。
本発明では、
「態様2〜6のうちのいずれかに記載の情報通信方法であって、
前記第2の情報通信装置において前記第2のアプリケーションソフトウェアを実行するのに必要な情報を、当該アプリケーションソフトウェアの実行前に前記通信回線を介して前記第1の情報通信装置から取得する、情報通信方法。」
という態様(態様7)を採り得る。
本発明では、
「態様2〜7のうちのいずれかに記載の情報通信方法であって、
前記第2の情報通信装置において実行している前記第2のアプリケーションソフトウェアの出力画面を前記第2の情報通信装置の表示部に表示する、情報通信方法。」
という態様(態様8)を採り得る。
本発明では、
「1又は複数のアプリケーションソフトウェアを蓄積する情報蓄積部と、
前記情報蓄積部に蓄積された前記1又は複数のアプリケーションソフトウェアを実行可能な制御部と、
を含む、情報通信装置であって、
前記制御部は、1又は複数のアプリケーションソフトウェアを実行可能な別の情報通信装置に通信回線を介して情報通信可能に接続されるとともに、予め設定された設定条件が成立した場合に前記別の情報通信装置との間で同一のアプリケーションソフトウェアの実行主体が替わるように前記別の情報通信装置と連携する、情報通信装置。」
という態様(態様9)を採り得る。
10…情報通信システム、100…車両、200…車載通信装置、210…制御部、220…情報入力部、230…情報蓄積部、240…通信部、250…表示部、300…携帯通信機器、310…制御部、320…情報入力部、330…情報蓄積部、340…通信部、350…表示部、400…通信回線

Claims (9)

  1. 車両に搭載される車載通信装置であって、
    数のアプリケーションソフトウェアである車載通信装置ソフトウェアを蓄積する情報蓄積部と、
    前記車載通信装置ソフトウェアのうち、1又は複数の前記車載通信装置ソフトウェアを実行可能な制御部と、
    を含む、車載通信装置において
    前記制御部は、
    複数のアプリケーションソフトウェアである携帯通信機器ソフトウェアを蓄積可能な携帯通信機器であって且つ前記携帯通信機器ソフトウェアのうち、1又は複数の前記携帯通信機器ソフトウェアを実行可能な携帯通信機器に通信回線を介して情報通信可能に接続され、
    前記携帯通信機器に接続されたときに前記携帯通信機器が実行している前記携帯通信機器ソフトウェアを識別し、
    前記識別された携帯通信機器ソフトウェアである識別ソフトウェアと同一のアプリケーションソフトウェアである同一ソフトウェアが前記情報蓄積部に前記車載通信装置ソフトウェアとして蓄積されている場合、アプリケーションソフトウェアの実行主体が前記携帯通信機器から当該制御部に替わるように前記携帯通信機器と連携しつつ前記同一ソフトウェアを実行する車載通信装置。
  2. 請求項1に記載の車載通信装置であって、
    前記制御部は、前識別ソフトウェアが停止するように前記携帯通信機器と連携しつつ前記同一ソフトウェアを実行することによってアプリケーションソフトウェアの実行主体前記携帯通信機器から当該制御部に替える車載通信装置。
  3. 請求項2に記載の車載通信装置であって、
    前記制御部は、前記情報蓄積部に前記同一ソフトウェアが予め蓄積されている場合に、当該同一ソフトウェアを実行する、車載通信装置。
  4. 請求項2に記載の車載通信装置であって、
    前記制御部は、前記情報蓄積部に前記同一ソフトウェアが予め蓄積されており且つ所定条件が成立したと判定した場合に、当該同一ソフトウェアを実行する、車載通信装置。
  5. 請求項4に記載の車載通信装置であって、
    記制御部は、前記車両が走行状態になったとき、或いは前記同一ソフトウェアを実行するためのユーザ操作を検出したときに、前記所定条件が成立したと判定する、車載通信装置。
  6. 請求項2〜5のうちのいずれか一項に記載の車載通信装置であって、
    前記制御部は、前記同一ソフトウェアの実行後に前記識別ソフトウェアを停止する、車載通信装置。
  7. 請求項2〜6のうちのいずれか一項に記載の車載通信装置であって、
    前記制御部は、前記同一ソフトウェアを実行するのに必要な情報を、当該同一ソフトウェアの実行前に前記通信回線を介して前記携帯通信機器から取得する、車載通信装置。
  8. 請求項2〜7のうちのいずれか一項に記載の車載通信装置であって、
    前記制御部が実行している前記同一ソフトウェアの出力画面を表示する表示部を含む、車載通信装置。
  9. 請求項1〜8のうちのいずれか一項に記載の前記車載通信装置、前携帯通信機器、及び前記通信回線、を含む、情報通信システム。
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