JP2013258342A - 基板製造装置 - Google Patents

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Ryuichi Matsuda
竜一 松田
Seiji Nishikawa
誠二 西川
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Abstract

【課題】小径ウェハを製造する基板製造装置におけるトレイの待機場所を確保する。
【解決手段】小径ウェハ11を複数枚搭載可能な形状の座繰り穴を有する複数枚のトレイ12と、小径ウェハ11及びトレイ12の搬送を行う搬送ロボット13と、人手により処理前の小径ウェハ11を置いたり処理後の小径ウェハ11を取り出したりする小径ウェハカセット14と、小径ウェハ11の位置と向きを揃えるアライナ15と、トレイ12の位置と向きを揃える移載機16とを有する大気搬送室と、トレイ12に搭載された小径ウェハ11を処理する処理装置22とを備える基板製造装置において、トレイ12を保管することの可能な段18が複数設けられたトレイストッカ17を大気搬送室21に備えることを特徴とする基板製造装置を用いることで、小径ウェハを製造する基板製造装置におけるトレイの待機場所を確保することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、小径ウェハを製造する基板製造装置に関する。
LED、パワー半導体、MEMS等の製造において、直径6インチ以下の小径ウェハ複数枚を直径12インチのトレイ上に移載し、トレイごと処理を行い、トレイから元の場所に戻す際に冷却を必要とする基板製造装置を、図面を用いて説明する。
図8に表すように、従来の基板製造装置は、トレイ12、搬送ロボット13と小径ウェハカセット14とアライナ15と移載機16とを有する大気搬送室21、処理装置22を備える。
上述のトレイ12は、小径ウェハ11を複数枚搭載可能な形状の凹部(以下、座繰り穴と記載)を有するものである。従来の基板製造装置には1枚のみ使用する。
上述の搬送ロボット13は、小径ウェハ11とトレイ12の搬送を行うものであり、コントローラにより監視及び制御される。
上述の小径ウェハカセット14は、人手により処理前の小径ウェハ11を置いたり処理後の小径ウェハ11を取り出したりするためのものである。
上述のアライナ15は、小径ウェハ11の位置と向きを揃えるものである。
上述の移載機16は、トレイ12の位置と向きを揃えるものであり、コントローラにより監視及び制御される。
上述の処理装置22は、トレイ12に搭載された小径ウェハ11をトレイ12ごと処理する装置である。
以下、上述の基板製造装置を用いた基板製造方法を説明する。尚、小径ウェハ11とトレイ12の搬送は全てコントローラにより搬送ロボット13が行うものとする。
まず、第1工程として、人手により小径ウェハカセット14に置いた小径ウェハ11を、小径ウェハカセット14からアライナ15に搬送し、アライナ15によって小径ウェハ11の位置と向きを揃える。
第2工程として、アライナ15上の小径ウェハ11を、移載機16によって位置と向きを揃えられた空のトレイ12へ搬送、移載し、これを複数回繰り返すことで小径ウェハ11をトレイ12上に満載する。
第3工程として、小径ウェハ11が満載されたトレイ12を移載機16から処理装置22へ搬送する。
第4工程として、処理装置22においてトレイ12上に満載された小径ウェハ11をトレイ12ごと処理する。
第5工程として、処理後のトレイ12を処理装置22から移載機16へ搬送する。
第6工程として、移載機16上のトレイ12に満載された小径ウェハ11を小径ウェハカセット14へ搬送する。
従来の基板製造装置では、上述の第1〜6工程を行うことにより小径ウェハを処理している。
特開2001−267396号公報 特開2001−308158号公報
上述のような従来の基板製造装置では、トレイ12を1枚のみ用いる場合には上記第1〜6工程を繰り返していけば良いが、作業効率を上げるためにトレイ12の枚数を増やし、処理装置22での処理が終了した後に即座に小径ウェハ11を満載した別のトレイ12を処理装置22に搬入しようとすると、一方のトレイ12を処理している間、もう一方のトレイ12の待機場所が無いという問題が出てきてしまう。
また、上述のような従来の基板製造装置では、処理後のトレイ12または小径ウェハ11の温度が、移載機16または小径ウェハカセット14の耐熱温度を超える場合、冷却後のトレイ12の待機場所が無い。
そこで本発明では、大気搬送室内にトレイを一時的に保管するためのトレイストッカを設けることで、上述の問題点を解決することを目的とする。
上記課題を解決する第1の発明に係る基板製造装置は、
ウェハを複数枚搭載可能な形状である複数枚のトレイと、
前記ウェハ及び前記トレイの搬送を行う搬送ロボットと、処理前または処理後の前記ウェハが収容される小径ウェハカセットと、前記ウェハの位置と向きを揃えるアライナと、前記トレイの位置と向きを揃える移載機とを有する大気搬送室と、
前記トレイに搭載された前記ウェハを処理する処理装置とを備える基板製造装置において、
前記トレイを保管することの可能な段が複数設けられたトレイストッカを前記大気搬送室に備えることを特徴とする。
トレイはウェハを所定の位置に固定できればよく、凹部を有する形状だけでなく、例えばウェハの周囲に突起を設けたものであっても良い。
上記課題を解決する第2の発明に係る基板製造装置は、
上記第1の発明に係る基板製造装置において、
前記トレイストッカは、前記ウェハを測温する温度センサを備え、
前記搬送ロボットは、前記温度センサにより測温された処理後の前記ウェハの温度が所定温度以下になると、前記トレイを前記移載機に搬送することを特徴とする。
上記課題を解決する第3の発明に係る基板製造装置は、
上記第1または第2の発明に係る基板製造装置において、
前記大気搬送室内に、前記トレイストッカに保管された前記トレイ上の前記ウェハを冷却する冷却手段を備えることを特徴とする。
上記課題を解決する第4の発明に係る基板製造装置は、
上記第3の発明に係る基板製造装置において、
前記冷却手段は、前記大気搬送室内のクリーンエアを噴きつけるファンであることを特徴とする。
上記課題を解決する第5の発明に係る基板製造装置は、
上記第1の発明に係る基板製造装置において、
処理後の前記トレイを保管することが可能であり、当該トレイ上の前記ウェハを冷却する冷却手段を備える段を有し上部に前記トレイストッカを重置することのできる形状である、冷却専用トレイストッカを備えることを特徴とする。
上記課題を解決する第6の発明に係る基板製造装置は、
上記第5の発明に係る基板製造装置において、
前記冷却手段は、クリーンドライエアを前記ウェハの真上から鉛直方向下向きに噴きつけるノズルであることを特徴とする。
上記課題を解決する第7の発明に係る基板製造装置は、
上記第5の発明に係る基板製造装置において、
前記冷却手段は、前記大気搬送室内のクリーンエアを前記ウェハの真上から鉛直方向下向きに噴きつける小型ファンであることを特徴とする。
上記課題を解決する第8の発明に係る基板製造装置は、
上記第5乃至7のいずれか1つの発明に係る基板製造装置において、
前記冷却専用トレイストッカの前記段は、処理後の前記ウェハを測温する温度センサを備え、
前記搬送ロボットは、前記温度センサにより測温された処理後の前記ウェハの温度が所定温度以下となると、前記冷却用トレイストッカに保管されている前記トレイを前記移載機に搬送することを特徴とする。
上記課題を解決する第9の発明に係る基板製造装置は、
上記第5の発明に係る基板製造装置において、
前記トレイが、前記凹部の下に前記凹部よりも小さい径の貫通穴を有する複数枚の貫通型トレイであり、
前記冷却手段は、前記貫通穴に挿入される形状の突起があり当該突起の上面を前記ウェハの裏面に接触させて冷却する冷却用載置台であることを特徴とする。
上記課題を解決する第10の発明に係る基板製造装置は、
上記第9の発明に係る基板製造装置において、
前記冷却用載置台は、前記突起の上面に双極型静電チャック機能を有することを特徴とする。
上記課題を解決する第11の発明に係る基板製造装置は、
上記第1乃至10のいずれか1つの発明に係る基板製造装置において、
前記トレイストッカは、前記処理装置内を洗浄する際にトレイ支持台の保護用カバーとして使用するカバートレイを保管するための段を、最上段に設けることを特徴とする。
上記課題を解決する第12の発明に係る基板処理方法は、
上記第1乃至11のいずれか1つの発明に係る基板製造装置を用いた基板処理方法であって、
前記ウェハを搭載した前記トレイを、前記処理装置で一度に扱うことの可能な枚数が1枚であるとき、
前記ウェハを前記小径ウェハカセットから前記アライナに搬送し、当該アライナにて当該ウェハの位置と向きを揃える工程を第1工程とし、
前記ウェハを前記アライナから前記移載機上の前記トレイへ搭載し、前記移載機によって前記トレイの位置と向きを揃える工程を第2工程とし、
前記トレイを前記移載機から前記トレイストッカへ搬送し、保管する工程を第3工程とし、
前記トレイを前記トレイストッカから前記処理装置へ搬送する工程を第4工程とし、
前記処理装置において前記トレイに搭載された前記ウェハを処理する工程を第5工程とし、
前記トレイを前記処理装置から前記トレイストッカまたは前記冷却用トレイストッカへ搬送する工程を第6工程とし、
前記トレイストッカまたは前記冷却用トレイストッカに搭載された前記ウェハを冷却する工程を第7工程とし、
前記トレイを前記トレイストッカまたは前記冷却用トレイストッカから前記移載機へ搬送する工程を第8工程とし、
前記ウェハを前記移載機から前記小径ウェハカセットへ搬送する工程を第9工程とし、
2枚の前記トレイのうち、1枚を第1トレイ、もう1枚を第2トレイとすると、
前記第1トレイが、前記第7工程開始から前記第9工程終了まで行われ、さらに、新たな前記ウェハを用いて前記第1工程開始から前記第3工程終了までの間に、
前記第2トレイは、前記第4工程開始から前記第6工程終了まで行われ、
前記第1トレイが、前記第4工程開始から前記第6工程終了までの間に、
前記第2トレイは、前記第7工程開始から前記第9工程終了まで行われ、さらに、新たな前記ウェハを用いて前記第1工程開始から前記第3工程終了まで行われ、
これを1サイクルとし、当該1サイクルを繰り返すことを特徴とする。
前記処理装置で一度に扱うことの可能な枚数が1枚よりも多いときは、必要なトレイ数は増えるが、トレイは前記処理装置に1枚ずつ出し入れするため、上記工程、サイクルを変更なく扱える。以下も同じ。
上記課題を解決する第13の発明に係る基板処理方法は、
上記第1乃至11のいずれか1つの発明に係る基板製造装置を用いた基板処理方法であって、
前記ウェハを搭載した前記トレイを、前記処理装置で一度に扱うことの可能な枚数が1枚であるとき、
前記ウェハを前記小径ウェハカセットから前記アライナに搬送し、当該アライナにて当該ウェハの位置と向きを揃える工程を第1工程とし、
前記ウェハを前記アライナから前記移載機上の前記トレイへ搭載し、前記移載機によって前記トレイの位置と向きを揃える工程を第2工程とし、
前記トレイを前記移載機から前記トレイストッカへ搬送し、保管する工程を第3工程とし、
前記トレイを前記トレイストッカから前記処理装置へ搬送する工程を第4工程とし、
前記処理装置において前記トレイに搭載された前記ウェハを処理する工程を第5工程とし、
前記トレイを前記処理装置から前記トレイストッカまたは前記冷却用トレイストッカへ搬送する工程を第6工程とし、
前記トレイストッカまたは前記冷却用トレイストッカに搭載された前記ウェハを冷却する工程を第7工程とし、
前記トレイを前記トレイストッカまたは前記冷却用トレイストッカから前記移載機へ搬送する工程を第8工程とし、
前記ウェハを前記移載機から前記小径ウェハカセットへ搬送する工程を第9工程とし、
3枚の前記トレイのうち、1枚を第1トレイ、もう1枚を第2トレイ、さらにもう1枚を第3トレイとすると、
前記第1トレイが、前記第7工程開始から前記第8工程終了までの間に、
前記第2トレイは、前記第4工程開始から前記第6工程終了まで行われ、
前記第3トレイは、前記第9工程開始から当該工程終了まで行われ、さらに、新たな前記ウェハを用いて前記第1工程開始から前記第3工程終了まで行われ、
前記第1トレイが、前記第9工程開始から当該工程終了まで行われ、さらに、新たな前記ウェハを用いて前記第1工程開始から前記第3工程終了までの間に、
前記第2トレイは、前記第7工程開始から前記第8工程終了まで行われ、
前記第3トレイは、前記第4工程開始から前記第6工程終了まで行われ、
前記第1トレイが、前記第4工程開始から前記第6工程終了までの間に、
前記第2トレイは、前記第9工程開始から当該工程終了まで行われ、さらに、新たな前記ウェハを用いて前記第1工程開始から前記第3工程終了まで行われ、
前記第3トレイは、前記第7工程開始から前記第8工程終了まで行われ、
これを1サイクルとし、当該1サイクルを繰り返すことを特徴とする。
上記課題を解決する第14の発明に係る基板処理方法は、
上記第1乃至11のいずれか1つの発明に係る基板製造装置を用いた基板処理方法であって、
前記ウェハを搭載した前記トレイを、前記処理装置で一度に扱うことの可能な枚数が1枚であるとき、
前記ウェハを前記小径ウェハカセットから前記アライナに搬送し、当該アライナにて当該ウェハの位置と向きを揃える工程を第1工程とし、
前記ウェハを前記アライナから前記移載機上の前記トレイへ搭載し、前記移載機によって前記トレイの位置と向きを揃える工程を第2工程とし、
前記トレイを前記移載機から前記トレイストッカへ搬送し、保管する工程を第3工程とし、
前記トレイを前記トレイストッカから前記処理装置へ搬送する工程を第4工程とし、
前記処理装置において前記トレイに搭載された前記ウェハを処理する工程を第5工程とし、
前記トレイを前記処理装置から前記トレイストッカまたは前記冷却用トレイストッカへ搬送する工程を第6工程とし、
前記トレイストッカまたは前記冷却用トレイストッカに搭載された前記ウェハを冷却する工程を第7工程とし、
前記トレイを前記トレイストッカまたは前記冷却用トレイストッカから前記移載機へ搬送する工程を第8工程とし、
前記ウェハを前記移載機から前記小径ウェハカセットへ搬送する工程を第9工程とし、
3枚の前記トレイのうち、1枚を第1トレイ、もう1枚を第2トレイ、さらにもう1枚を第3トレイとすると、
前記第1トレイが、前記第6工程開始から前記第7工程途中の間に、
前記第2トレイは、前記第5工程開始から前記第6工程終了まで行われ、
前記第3トレイは、既に開始されていた前記第7工程を終了し、前記第8工程開始から前記第9工程終了まで行われ、さらに、新たな前記ウェハを用いて前記第1工程開始から前記第4工程終了まで行われ、
前記第1トレイが、既に開始されていた前記第7工程を終了し、前記第8工程開始から前記第9工程終了まで行われ、さらに、新たな前記ウェハを用いて前記第1工程開始から前記第4工程終了までの間に、
前記第2トレイは、前記第6工程開始から前記第7工程途中まで行われ、
前記第3トレイは、前記第5工程開始から前記第6工程終了まで行われ、
前記第1トレイが、前記第5工程開始から前記第6工程終了までの間に、
前記第2トレイは、既に開始されていた前記第7工程を終了し、前記第8工程開始から前記第9工程終了まで行われ、さらに、新たな前記ウェハを用いて前記第1工程開始から前記第4工程終了まで行われ、
前記第3トレイは、前記第6工程開始から前記第7工程途中まで行われ、
これを1サイクルとし、当該1サイクルを繰り返すことを特徴とする。
上記第1の発明に係る基板製造装置によれば、複数枚のトレイの作業工程を並行して行うことが可能であるため、処理装置を待たせることがなくなり、装置の生産能力を最大限引き出すことが可能となる。
上記第2乃至4のいずれか1つの発明に係る基板製造装置によれば、ウェハが冷却後に小径ウェハカセットに戻るため、小径ウェハカセットに熱的な損傷を与えず、さらには、その後ウェハを人手により取り出す際に作業者に火傷を負わせることなく、安全に扱うことが可能となる。
上記第5乃至8のいずれか1つの発明に係る基板製造装置によれば、処理後のトレイまたはウェハのみを局所的に冷却することができ、冷却時間が短縮される。そのため、全体の作業時間が短縮され、生産性が向上する。冷却時間が短縮することでトレイ数とトレイを保管する段の段数が削減され、冷却専用トレイストッカを設けることで温度センサ数が削減されるため、コストダウンを図ることが可能となる。さらに、トレイストッカを自由に持ち運べるため、清掃を簡単に行うことが可能となる。
上記第9の発明に係る基板製造装置によれば、ウェハの裏面を接触熱伝導により効率的に冷却させることが可能となる。
上記第10の発明に係る基板製造装置によれば、ウェハを吸着して冷却することにより高い冷却効率が得られる。
上記第11の発明に係る基板製造装置によれば、カバートレイをトレイストッカで保管することが可能となる。
上記第12の発明に係る基板製造方法によれば、トレイを2枚用いて効率的な作業が可能となる。また、搬送動作が単純である。
上記第13の発明に係る基板製造方法によれば、冷却効率の低い冷却手段を備える基板製造装置において、効率的な作業が可能となる。
上記第14の発明に係る基板製造方法によれば、冷却手段を備えていない基板製造装置または処理装置の処理時間が短い基板製造装置において、効率的な作業が可能となる。
本発明の実施例1に係る基板製造装置の概略図である。 本発明の実施例1におけるトレイストッカの断面図である。 本発明の実施例2におけるトレイストッカの断面図である。 本発明の実施例2におけるトレイストッカの断面図である。 本発明の実施例3におけるトレイストッカの断面図である。 本発明の実施例3における小径ウェハの載置方法を説明する断面図である。(a)は貫通型トレイに小径ウェハが搭載された状態を表しており、(b)は冷却用載置台に小径ウェハが載置された状態を表している。 本発明の実施例4におけるトレイストッカの断面図である。 従来の基板製造装置の概略図である。 本発明の実施例5,6,7に係る基板製造方法を説明する概略図である。 本発明の実施例5に係る基板製造方法を説明するグラフである。 本発明の実施例6に係る基板製造方法を説明するグラフである。 本発明の実施例7に係る基板製造方法を説明するグラフである。
以下、本発明に係る基板製造装置を実施例にて図面を用いて説明する。
本発明の実施例1に係る基板製造装置について図1,2を用いて詳述する。図1に表すように本装置は、トレイ12、搬送ロボット13と小径ウェハカセット14とアライナ15と移載機16とトレイストッカ17とを有する大気搬送室21、処理装置22を備える。
上述の搬送ロボット13、小径ウェハカセット14、アライナ15、移載機16及び処理装置22については、従来の基板製造装置と同様のため説明は省略する。
上述のトレイ12は、小径ウェハ11を複数枚搭載可能な形状の座繰り穴を有するものである。本装置はトレイ12を複数枚備える。
上述のトレイストッカ17は、トレイ12を一時的に保管、放冷するためのもので、アルミニウム等の耐熱性を持つ材質からなる。そして図2の断面図に表すように、トレイ12を保管することの可能な段18が鉛直方向に複数設けられており、段18にはそれぞれ温度センサ31が備わる。上述のトレイ12の枚数は段18の段数と等しいものとする。
また、このトレイストッカ17には、例えば、処理前のトレイ12(図2の上から3段目)と処理後のトレイ12(同図の下3段)と小径ウェハ11が搭載されていない待機中のトレイ12(同図の上2段)とが保管される(尚、図2では、処理前の小径ウェハと処理後の小径ウェハを区別するため、処理前の小径ウェハを11a、処理後の小径ウェハを11bと記載してある)。
各トレイにはそれぞれIDが付されており、当該IDを認識することで、各トレイの状態(処理前、処理後、待機中)を判別することができる。これにより、各トレイをそれぞれ所定の段18へ保管することが可能となる。
処理後の小径ウェハ11またはトレイ12は、トレイストッカ17に保管されている間に放冷され、温度センサ31によって測温され、所定温度以下になると移載機16に搬送される。尚、この場合、トレイストッカ17に処理後のトレイ12が次々と溜まっていくこととなる。段18の段数はこの冷却時間等を考慮して決定する。ちなみに、トレイ12の温度は小径ウェハ11の温度とほぼ等しくなるが、上述の所定温度は小径ウェハ11が小径ウェハカセット14に戻り、人手により触った際に熱く感じない温度(例えば40℃程度)に設定する。
さらに、図2に表すように、大気搬送室21内のクリーンエアをトレイストッカ17全体に向け噴きつけるファン32を、トレイストッカ17付近に設置すれば冷却効率が上がり、冷却時間が短縮される。
また、トレイストッカ17付近にファン32を設けることにより、小径ウェハ11やトレイ12を集中して冷却できるだけでなく、大気搬送室21内の微粒子の舞い上がりにより、小径ウェハ11上へ微粒子が乗ることを最小限にできる。さらに、ファン32とトレイストッカ17との距離を短くすることで、設置スペースのコンパクト化を図ることが可能となる。
尚、本装置ではトレイストッカ17の材質をアルミニウム等としたが、実際はこれに限定されるものではなく、処理後の高温を有するトレイ12を保管できる程度の耐熱性を持つ材質であれば良い。また、上述のトレイストッカ17を冷却するファン32においても、これに限定されるものではなく、トレイストッカ17全体を冷却することの可能な冷却手段であれば良い。さらに、トレイストッカ17の各段18に備わる温度センサ31においては、小径ウェハ11を搭載するトレイ12の座繰り穴直下の底面に接触式温度計を設けても良いし、或いは放射温度計を設けることによって非接触で測温しても良い。
また、トレイ12は座繰り穴を有する形状に限定されるものではなく、例えば小径ウェハ11の周囲に突起を設けた形状等、小径ウェハ11を所定の位置に固定できれば良い。
さらに上述では、トレイストッカ17に保管される処理前のトレイ12が1枚、処理後のトレイ12が2枚、待機中のトレイ12の枚数が3枚としているが、この枚数も限定されるものではなく、冷却時間、処理時間、搬送時間によって変更されるものである。
本装置を用いることで、複数枚のトレイの作業工程を並行して行うことが可能であるため、処理装置を待たせることがなくなり、装置の生産能力を最大限引き出すことが可能となる。
また、小径ウェハは冷却後に小径ウェハカセットに戻るが、上述のように温度センサにより測温した値に基づき搬送するか否かを判断しているため、小径ウェハカセットに熱的な損傷を与えず、さらには、その後小径ウェハを人手により取り出す際に作業者に火傷を負わせることなく、安全に扱うことが可能となる。
本発明の実施例2に係る基板製造装置は、実施例1に係る基板製造装置における冷却手段を変更することで冷却時間を短縮し、冷却時間が長いために必要であったトレイ枚数を減らすものである。以下、本装置について図1,3を用いて詳述する。
図1に表すように本装置は、トレイ12、搬送ロボット13と小径ウェハカセット14とアライナ15と移載機16とトレイストッカ17と冷却専用トレイストッカ(図示略)とを有する大気搬送室21、処理装置22を備える。
上述のトレイ12、搬送ロボット13、小径ウェハカセット14、アライナ15、移載機16及び処理装置22については、実施例1に係る基板製造装置と同様のため説明は省略する。
上述のトレイストッカ17は、トレイ12を一時的に保管するためのもので、アルミニウム等の耐熱性を持つ材質からなる。そして図3の断面図に表すように、トレイ12を保管することの可能な段18が鉛直方向に複数設けられている。上述のトレイ12の枚数は段18の段数と等しいものとする。
また、このトレイストッカ17には、処理前のトレイ12(図3の下3段)と小径ウェハ11が搭載されていない待機中のトレイ12(同図の上から2段目)とが保管される(尚、図3では、処理前の小径ウェハを11aと記載してある)。
図3に表すように、上述の冷却専用トレイストッカ41は、処理後のトレイ12を保管することが可能であり、アルミニウム等の耐熱性を持つ材質からなる。また、トレイ12上に搭載された小径ウェハ11を冷却する冷却手段を備える段19を有し、冷却手段を備える段19には処理後の小径ウェハ11を測温する温度センサ31が備わる。さらに、上部にトレイストッカ17を重置可能な形状となっている(尚、図3では、処理後の小径ウェハを11bと記載してある)。
処理後の小径ウェハ11またはトレイ12は、冷却専用トレイストッカ41に保管されている間に冷却され、温度センサ31によって測温され、所定温度以下になると移載機16に搬送される。
各トレイにはそれぞれIDが付されており、当該IDを認識することで、各トレイの状態(処理前、処理後、待機中)を判別し、各トレイをそれぞれ所定の段18または冷却手段を備える段19へ保管することが可能となる。
冷却手段を備える段19は少なくとも1段以上を鉛直方向に設けるものとし、具体的な段数については冷却時間等を考慮して決定する。
上述の冷却手段は、例えば、トレイ12が冷却されずとも小径ウェハ11のみが冷却できれば良いため、図3に表すように小径ウェハ11の真上から鉛直方向下向きにクリーンドライエアを噴きつけるノズル33を設けても良い。
本装置では、冷却専用トレイストッカ41の冷却手段をノズル33としたが、冷却手段はこれに限定されるものではない。ノズルの形状を変更しても良いし、或いは図4に示すように、ノズル33の代わりに小型ファン34を用いても良い。尚、この場合はノズル33ほどの冷却効率は得られないものの、クリーンドライエアが不要であるため、コストを削減することが可能となる(尚、図4では、処理前の小径ウェハと処理後の小径ウェハを区別するため、処理前の小径ウェハを11a、処理後の小径ウェハを11bと記載してある)。
また、本装置ではトレイストッカ17と冷却専用トレイストッカ41の材質をアルミニウム等としたが、実際はこれに限定されるものではなく、処理後の高温を有するトレイ12を保管できる程度の耐熱性を持つ材質であれば良い。さらに、冷却手段を備える段19に備わる温度センサ31においては、小径ウェハ11を搭載するトレイ12の座繰り穴直下の底面に接触式温度計を設けても良いし、或いは放射温度計を設けることによって非接触で測温しても良い。
また、本装置では、実施例1に係る装置と同様、トレイ12は座繰り穴を有する形状に限定されるものではなく、例えば小径ウェハ11の周囲に突起を設けた形状等、小径ウェハ11を所定の位置に固定できれば良い。
さらに上述では、トレイストッカ17に保管される処理前のトレイ12が3枚、処理後のトレイ12が1枚、待機中のトレイ12の枚数が1枚としているが、この枚数も限定されるものではなく、冷却時間、処理時間、搬送時間によって変更されるものである。
上述のように本装置では、冷却専用トレイストッカを設けることで、トレイストッカ全体を冷却するのではなく、処理後のトレイまたは小径ウェハのみを局所的に冷却するため、冷却効率が上がり、実施例1に係る基板製造装置と比べて冷却時間が短縮される。そのため、全体の作業時間が短縮され、生産性が向上する。また、実施例1に係る装置のような外部のファンが不要となり、さらに、微粒子の舞い上がりを抑制することもできる。
また、冷却時間が短縮することでトレイ数とトレイを保管する段の段数が削減され、冷却専用トレイストッカを設けることで温度センサ数の削減されるため、コストダウンを図ることが可能となる。さらに、トレイストッカを自由に持ち運べるため、清掃を簡単に行うことが可能となる。
本発明の実施例3に係る基板製造装置は、実施例2に係る基板製造装置における冷却手段を備える段を貫通型トレイ向けとしたものである。以下、本装置について図1,5,6を用いて詳述する。
図1に表すように本装置は、搬送ロボット13と小径ウェハカセット14とアライナ15と移載機16とトレイストッカ17と冷却専用トレイストッカ(図示略)とを有する大気搬送室21、処理装置22、貫通型トレイ(図示略)を備える。
上述の搬送ロボット13、小径ウェハカセット14、アライナ15、移載機16、トレイストッカ17及び処理装置22については、実施例2に係る基板製造装置と同様のため説明は省略する。
図5に表すように、上述の貫通型トレイ44は、実施例1,2に係る基板製造装置に備わる通常のトレイ12における座繰り穴の下に、座繰り穴よりも小さい径の貫通穴を有するものである。貫通型トレイ44を用いることで、小径ウェハ11のみを裏面から直接冷却できるため、貫通型トレイ44が高温(但し、移載機16の耐熱温度以下。例えば100℃程度)であっても、熱容量が小さく冷え易い小径ウェハ11のみを、人手により触った際に熱く感じない温度(例えば40℃程度)まで冷却すれば良く、冷却時間を短縮することができる。また、小径ウェハ11の裏面から接触して冷却するため、処理が施された小径ウェハ11の上面には非接触となる。本装置はこの貫通型トレイ44を複数枚備える。
図5に表すように、上述の冷却専用トレイストッカ42は、処理後の貫通型トレイ44を保管することが可能であり、アルミニウム等の耐熱性を持つ材質からなる。貫通型トレイ44上に搭載された小径ウェハ11を冷却する冷却手段を備える段19を有し、上部にトレイストッカ17を重置可能な形状となっている(尚、図5では、処理前の小径ウェハと処理後の小径ウェハを区別するため、処理前の小径ウェハを11a、処理後の小径ウェハを11bと記載してある)。
処理後の小径ウェハ11または貫通型トレイ44は、冷却専用トレイストッカ42に保管されている間に冷却され、冷却後に移載機16へ搬送される。
各トレイにはそれぞれIDが付されており、当該IDを認識することで、各トレイの状態(処理前、処理後、待機中)を判別し、各トレイをそれぞれ所定の段18または冷却手段を備える段19へ保管することが可能となる。
上述のように、貫通型トレイ44は座繰り穴の下に貫通穴を有するため、トレイの裏から小径ウェハ11と接触可能となっている。
よって上述の冷却手段として、貫通型トレイ44の貫通穴位置に挿入される形状の突起があり、当該突起の上面を小径ウェハ11の裏面に接触させて冷却する冷却用載置台43を設ける。冷却用載置台43は冷媒により冷却しておく。
図6は小径ウェハの載置方法を説明する断面図であるが、図6(a)のように貫通型トレイ44に搭載された小径ウェハ11の下面が、図6(b)のように貫通型トレイ44を冷却用載置台43に置くことにより、冷却用載置台44の突起上面と接触し、小径ウェハ11を冷却することが可能となる。
また、突起の上面に双極型静電チャック機能を追加し、小径ウェハ11を吸着させることによって、より冷却効率を向上させても良い。
さらに、冷却手段を有する段19に、実施例2に係る基板製造装置におけるノズル33等のノズルまたは小型ファン34を設け、より冷却効率を向上させても良い。
また、本装置ではトレイストッカ17と冷却専用トレイストッカ42の材質をアルミニウム等としたが、実際はこれに限定されるものではなく、処理後の高温を有する貫通型トレイ44を保管できる程度の耐熱性を持つ材質であれば良い。
さらに、本装置では、実施例1または2に係る基板製造装置と同様に、冷却専用トレイストッカ42に温度センサ(図示略)を設け、当該温度センサによって測温された、処理後の小径ウェハ11または貫通型トレイ44の温度が、所定温度以下になると移載機16に搬送されるようにしても良い。また、貫通型トレイ44を用いることで、処理装置22内における処理容器に温度センサを設ければ、処理容器でも小径ウェハとの接触時に小径ウェハ11の温度管理が可能となる。
上述のように本装置では、冷却手段を有する段に冷却用載置台を備えることで、小径ウェハの裏面を接触熱伝導により効率的に冷却させることが可能となり、冷却用載置台の突起の上面を双極型静電チャックとし、小径ウェハを吸着して冷却することにより高い冷却効率が得られる。
本発明の実施例4に係る基板製造装置について図1,7を用いて詳述する。図1に表すように本装置は、トレイ12、搬送ロボット13と小径ウェハカセット14とアライナ15と移載機16とトレイストッカ17とを有する大気搬送室21、処理装置22、カバートレイ(図示略)を備える。
上述のトレイ12、搬送ロボット13、小径ウェハカセット14、アライナ15、移載機16及び処理装置22については、実施例1,2に係る基板製造装置と同様のため説明は省略する。
図7に示す上述のカバートレイ45とは、処理装置22の内部をドライクリーニングする際、処理装置22内における処理容器のトレイ支持台(図示略)の上面を保護するために、当該トレイ支持台に被せるものである。
上述のトレイストッカ17は、トレイ12を一時的に保管、放冷し、カバートレイ45を保管するためのもので、アルミニウム等の耐熱性を持つ材質からなる。そして図7の断面図に表すように、トレイ12を保管することの可能な段18が複数段と、カバートレイ用の段20が最上段に設けられており、段18にはそれぞれ温度センサ31が備わる。
このトレイストッカ17には、処理前のトレイ12(図7の上から3段目)と処理後のトレイ12(同図の下3段)と小径ウェハ11が搭載されていない待機中のトレイ12(同図の上から2段目)とカバートレイ45(同図のカバートレイ用の段20)とが保管される(尚、図7では、処理前の小径ウェハと処理後の小径ウェハを区別するため、処理前の小径ウェハを11a、処理後の小径ウェハを11bと記載してある)。
カバートレイ45以外の各トレイにはそれぞれIDが付されており、当該IDを認識することで、各トレイの状態(処理前、処理後、待機中)を判別することができる。これにより、各トレイをそれぞれ所定の段18へ保管することが可能となる。
処理後の小径ウェハ11またはトレイ12は、トレイストッカ17に保管されている間に放冷され、温度センサ31によって測温され、所定温度以下になると移載機16に搬送される。尚、この場合、トレイストッカ17に処理後のトレイ12が次々と溜まっていくこととなる。段18の段数はこの冷却時間等を考慮して決定する。
さらに、実施例1に係る基板製造装置と同様に、大気搬送室21内のクリーンエアをトレイストッカ17全体に向け噴きつけるファン(図示略)を設けても良い。
尚、本装置では実施例1と同様に、トレイストッカ17の材質をアルミニウム等としたが、実際はこれに限定されるものではなく、処理後の高温を有するトレイ12を保管できる程度の耐熱性を持つ材質であれば良い。さらに、トレイストッカ17の各段18に備わる温度センサ31においては、小径ウェハ11を搭載するトレイ12の座繰り穴直下の底面に接触式温度計を設けても良いし、或いは放射温度計を設けることによって非接触で測温しても良い。
また、本装置では、実施例1,2に係る装置と同様、トレイ12は座繰り穴を有する形状に限定されるものではなく、例えば小径ウェハ11の周囲に突起を設けた形状等、小径ウェハ11を所定の位置に固定できれば良い。
さらに上述では、トレイストッカ17に保管される処理前のトレイ12が1枚、処理後のトレイ12が3枚、待機中のトレイ12の枚数が1枚としているが、この枚数も限定されるものではなく、冷却時間、処理時間、搬送時間によって変更されるものである。但し、トレイ12の総数が必ず複数枚でなければならない。
上述のようにして、本装置では、カバートレイをトレイストッカで保管することが可能となる。
実施例1〜4に係る基板製造装置においては、トレイ(貫通型トレイを含む。以下同様)とカバートレイは、基板処理を繰り返すとメンテナンスや交換が必要となる。処理装置が成膜装置の場合はトレイに膜が堆積し続けるため、定期的に膜の除去が必要である。よってトレイストッカは、作業者がトレイの取り出しまたは装填を行いやすい位置に配置される。
また、実施例1〜4に係る基板製造装置においては、処理装置で一度に処理できるトレイの枚数が1枚であっても複数枚であっても良い。さらに、上述では、トレイを保管することの可能な段、カバートレイ用の段及び冷却手段を備える段について、それぞれ鉛直方向に設けられている旨を記載しているが、これらはそれぞれ鉛直方向でなくとも良い。但し、鉛直方向である方が大気搬送室のスペースを効率的に使うことができる。
以下、上述の実施例1〜4に係る基板製造装置を用いた基板製造方法を実施例にて説明する。但し、小径ウェハ11とトレイ12の搬送は全て搬送ロボット13が行うものとし、小径ウェハ11を搭載したトレイ12を、処理装置22で一度に扱うことの可能な枚数が1枚であるものとする。
本発明の実施例5に係る基板製造方法について図9を用いて詳述する。本実施例に係る基板製造方法は、処理装置22での処理時間が小径ウェハ11を移載機16上のトレイ12へ移載する移載時間及び処理後のトレイ12の冷却時間よりも十分長い場合で、且つ処理後のトレイ12の冷却時間が短い場合を想定したものである。
本実施例に係る基板製造方法では、処理後の小径ウェハ11の冷却を終了した後、小径ウェハ11をトレイ12から小径ウェハカセット14へ搬送する。
本実施例に係る基板製造方法は、まず、矢印(1)のように、小径ウェハ11を小径ウェハカセット14からアライナ15に搬送し、アライナ15にて小径ウェハ11の位置と向きを揃える工程を第1工程とする。
次に、矢印(2)のように、小径ウェハ11をアライナ15から移載機16上のトレイ12へ搭載し、移載機16によってトレイ11の位置と向きを揃える工程を第2工程とする。
矢印(3)のように、トレイ11を移載機16からトレイストッカ17へ搬送し、保管する工程を第3工程とする。
矢印(4)のように、トレイ11をトレイストッカ17から処理装置22へ搬送する工程を第4工程とする。
矢印(5)のように、処理装置22においてトレイ12に搭載された小径ウェハ11を処理する工程を第5工程とする。
矢印(6)のように、トレイ12を処理装置22からトレイストッカ17または冷却専用トレイストッカ41,42(図3〜5参照。以下同様)へ搬送する工程を第6工程とする。
矢印(7)のように、トレイストッカ17または冷却専用トレイストッカ41,42に搭載された小径ウェハ11を冷却する工程を第7工程とする。
矢印(8)のように、トレイ12をトレイストッカ17または冷却専用トレイストッカ41,42から移載機16へ搬送する工程を第8工程とする。
矢印(9)のように、小径ウェハ11を移載機16から小径ウェハカセット15へ搬送する工程を第9工程する。
ここで、2枚のトレイ12のうち、1枚を第1トレイ、もう1枚を第2トレイとする。
図10には、上述の本実施例に係る基板製造方法をグラフにして表している。グラフ中の括弧内の数字は、上述の図9における括弧内の数字を示す(例えば(1)は第1工程など)。また図10は、横方向の幅がそのまま時間の長さを表しているものではなく、第1トレイと第2トレイとの互いの各工程の相関関係を示すものである。尚、第5工程の(5)と第7工程の(7)については、括弧の両側の矢印も工程中に含まれるものとする。
本実施例に係る基板製造方法においては、図10に示すように、上述の第1〜9工程を前提とし、まず、第1トレイが第1工程開始から第4工程終了まで行われ、第1トレイが第5工程中に第2トレイは第1工程を開始し、第1トレイが第6工程終了のときに第2トレイは第3工程終了まで行われるようにする。
その後は、第1トレイが、第7工程開始から第9工程終了まで行われ、さらに、新たな小径ウェハ11を用いて第1工程開始から前記第3工程終了までの間に、第2トレイは、第4工程開始から第6工程終了まで行われ、第1トレイが、第4工程開始から第6工程終了までの間に、第2トレイは、第7工程開始から第9工程終了まで行われ、さらに、新たな小径ウェハ11を用いて第1工程開始から第3工程終了まで行われ、これを1サイクルとし、当該1サイクルを繰り返す。
尚、装置起動の最初には空のトレイ12をトレイストッカ17から移載機16へ搬送し、また、全ての小径ウェハ11の処理が終了すると、最後には空のトレイ12を移載機16からトレイストッカ17へ搬送する。
また、処理装置22へトレイ12を搬送する際は、上述の第3工程を省略し、移載機16から直接搬送することもできる。
上述のようにして、本実施例に係る基板製造方法では、トレイを2枚用いて効率的な作業が可能となる。また、搬送動作が単純である。
本発明の実施例6に係る基板製造方法について図9を用いて詳述する。本実施例に係る基板製造方法は、処理装置22での処理時間が小径ウェハ11を移載機16上のトレイ12へ移載する移載時間及び処理後のトレイ12の冷却時間よりも十分長い場合で、且つ処理後のトレイ12の冷却時間が長い場合を想定したものである。
本実施例に係る基板製造方法では、処理後の小径ウェハ11の冷却を終了する前に、処理前の小径ウェハ11をトレイ12へ搬送しておいて、冷却が終了した小径ウェハ11を小径ウェハカセット14へ搬送する。以下、第1〜9工程は実施例5における各工程と同様のため、各工程の説明は省略する。
まず、3枚のトレイ12のうち、1枚を第1トレイ、もう1枚を第2トレイ、さらにもう1枚を第3トレイとする。
図11には、上述の本実施例に係る基板製造方法をグラフにして表している。実施例5に係る基板製造方法と同様に、図9における括弧内の数字を示す。また図11は、横方向の幅がそのまま時間の長さを表しているものではなく、第1トレイと第2トレイと第3トレイとの互いの各工程の相関関係を示すものである。そのため、第7工程よりも第5工程の幅が短くなっているが、実際の作業時間としては、本実施例の冒頭で述べたように第5工程の方が第7工程よりも長い。尚、実施例5に係る基板製造方法と同様に、第5工程の(5)と第7工程の(7)については、括弧の両側の矢印も工程中に含まれるものとする。
本実施例に係る基板製造方法においては、図11に示すように、上述の第1〜9工程を前提とし、まず、第3トレイが第1工程開始から第4工程まで行われ、第3トレイが第5工程中に、第1トレイは第1工程を開始する。そして、第1トレイが第4工程まで行われ、第1トレイが第5工程中に第2トレイは第1工程を開始し、第1トレイが第6工程終了のときに、第2トレイは第3工程終了まで行われ、第3トレイは第8工程終了まで行われるようにする。
その後は、第1トレイが、第7工程開始から第8工程終了までの間に、第2トレイは、第4工程開始から第6工程終了まで行われ、第3トレイは、第9工程開始から当該工程終了まで行われ、さらに、新たな小径ウェハ11を用いて第1工程開始から第3工程終了まで行われ、第1トレイが、第9工程開始から当該工程終了まで行われ、さらに、新たな小径ウェハ11を用いて第1工程開始から第3工程終了までの間に、第2トレイは、第7工程開始から第8工程終了まで行われ、第3トレイは、第4工程開始から第6工程終了まで行われ、第1トレイが、第4工程開始から第6工程終了までの間に、第2トレイは、第9工程開始から当該工程終了まで行われ、さらに、新たな小径ウェハ11を用いて第1工程開始から第3工程終了まで行われ、第3トレイは、第7工程開始から第8工程終了まで行われ、これを1サイクルとし、当該1サイクルを繰り返す。
尚、装置起動の最初には空のトレイ12をトレイストッカ17から移載機16へ搬送し、また、全ての小径ウェハ11の処理が終了すると、最後には空のトレイ12を移載機16からトレイストッカ17へ搬送する。
上述のようにして、本実施例に係る基板製造方法では、冷却効率の低い冷却手段を備える基板製造装置において、効率的な作業が可能となる。
本発明の実施例7に係る基板製造方法について図9を用いて詳述する。本実施例に係る基板製造方法は、処理装置22での処理時間が小径ウェハ11を移載機16上のトレイ12へ移載する移載時間及び処理後のトレイ12の冷却時間(または放冷時間。以下同様)よりも短い場合を想定したものである。
本実施例に係る基板製造方法では、処理装置22での処理中に小径ウェハ11をトレイ12へ移載し、冷却時間は次の処理時間に跨って行う。以下、第1〜9工程は実施例5,6における各工程と同様のため、各工程の説明は省略する。
まず、3枚のトレイ12のうち、1枚を第1トレイ、もう1枚を第2トレイ、さらにもう1枚を第3トレイとする。
図12には、上述の本実施例に係る基板製造方法をグラフにして表している。実施例5,6に係る基板製造方法と同様に、図9における括弧内の数字を示す。また図12は、横方向に幅がそのまま時間の長さを表しているものではなく、第1トレイと第2トレイと第3トレイとの互いの各工程の相関関係を示すものである点も実施例6に係る基板製造方法と同様である。尚、実施例5に係る基板製造方法と同様に、第5工程の(5)と第7工程の(7)については、括弧の両側の矢印も工程中に含まれるものとする。
本実施例に係る基板製造方法においては、図12に示すように、上述の第1〜9工程を前提とし、まず、第3トレイが第1工程開始から第4工程まで行われ、第3トレイが第5工程中に、第1トレイは第1工程を開始する。そして、第1トレイが第4工程まで行われ、第1トレイが第5工程中に第2トレイは第1工程を開始し、第1トレイが第5工程終了のときに、第2トレイは第4工程終了まで行われ、第3トレイは第7工程途中まで行われるようにする。
その後は、第1トレイが、第6工程開始から第7工程途中の間に、第2トレイは、第5工程開始から第6工程終了まで行われ、第3トレイは、既に開始されていた第7工程を終了し、第8工程開始から第9工程終了まで行われ、さらに、新たな小径ウェハ11を用いて第1工程開始から第4工程終了まで行われ、第1トレイが、既に開始されていた第7工程を終了し、第8工程開始から第9工程終了まで行われ、さらに、新たな小径ウェハ11を用いて第1工程開始から第4工程終了までの間に、第2トレイは、第6工程開始から第7工程途中まで行われ、第3トレイは、第5工程開始から第6工程終了まで行われ、第1トレイが、第5工程開始から第6工程終了までの間に、第2トレイは、既に開始されていた第7工程を終了し、第8工程開始から第9工程終了まで行われ、さらに、新たな小径ウェハ11を用いて第1工程開始から第4工程終了まで行われ、第3トレイは、第6工程開始から第7工程途中まで行われ、これを1サイクルとし、当該1サイクルを繰り返す。
尚、装置起動の最初には空のトレイ12をトレイストッカ17から移載機16へ搬送し、また、全ての小径ウェハ11の処理が終了すると、最後には空のトレイ12を移載機16からトレイストッカ17へ搬送する。
上述のようにして、本実施例に係る基板製造方法では、冷却手段を備えていない基板製造装置または処理装置の処理時間が短い基板製造装置において、効率的な作業が可能となる。
実施例5〜7に係る基板製造方法において、処理装置で一度に扱うことの可能な枚数が1枚よりも多いときは、必要なトレイ数は増えるが、トレイは処理装置に1枚ずつ出し入れするため、上述の工程及びサイクルを変更なく扱える。
また、実施例5〜7に係る基板製造方法において、処理後のトレイの冷却時間が長時間必要な場合は、2回以上の処理時間に跨って冷却するフローパターンも考えられるが、生産性の観点から、各実施例内に記載された冷却手段を用いて短時間で冷却できるようにした方が良い。
本発明は、LED、パワー半導体、MEMS等の製造において、小径ウェハ複数枚をトレイ上に移載した状態で処理を行い、トレイから元の場所に戻す際に冷却を必要とする基板製造装置として好適である。
11 小径ウェハ
12 トレイ
13 搬送ロボット
14 小径ウェハカセット
15 アライナ
16 移載機
17 トレイストッカ
18 (トレイストッカの)段
19 (トレイストッカの)冷却手段を備える段
20 (トレイストッカの)カバートレイ用の段
21 大気搬送室
22 処理装置
31 温度センサ
32 ファン
33 ノズル
34 小型ファン
41 冷却専用トレイストッカ
42 (載置台が設けられた)冷却専用トレイストッカ
43 冷却用載置台
44 貫通型トレイ

Claims (14)

  1. ウェハを複数枚搭載可能な形状である複数枚のトレイと、
    前記ウェハ及び前記トレイの搬送を行う搬送ロボットと、処理前または処理後の前記ウェハが収容される小径ウェハカセットと、前記ウェハの位置と向きを揃えるアライナと、前記トレイの位置と向きを揃える移載機とを有する大気搬送室と、
    前記トレイに搭載された前記ウェハを処理する処理装置とを備える基板製造装置において、
    前記トレイを保管することの可能な段が複数設けられたトレイストッカを前記大気搬送室に備えることを特徴とする基板製造装置。
  2. 前記トレイストッカは、前記ウェハを測温する温度センサを備え、
    前記搬送ロボットは、前記温度センサにより測温された処理後の前記ウェハの温度が所定温度以下になると、前記トレイを前記移載機に搬送することを特徴とする請求項1に記載の基板製造装置。
  3. 前記大気搬送室内に、前記トレイストッカに保管された前記トレイ上の前記ウェハを冷却する冷却手段を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の基板製造装置。
  4. 前記冷却手段は、前記大気搬送室内のクリーンエアを噴きつけるファンであることを特徴とする請求項3に記載の基板製造装置。
  5. 処理後の前記トレイを保管することが可能であり、当該トレイ上の前記ウェハを冷却する冷却手段を備える段を有し上部に前記トレイストッカを重置することのできる形状である、冷却専用トレイストッカを備えることを特徴とする請求項1に記載の基板製造装置。
  6. 前記冷却手段は、クリーンドライエアを前記ウェハの真上から鉛直方向下向きに噴きつけるノズルであることを特徴とする請求項5に記載の基板製造装置。
  7. 前記冷却手段は、前記大気搬送室内のクリーンエアを前記ウェハの真上から鉛直方向下向きに噴きつけるファンであることを特徴とする請求項5に記載の基板製造装置。
  8. 前記冷却専用トレイストッカの前記段は、処理後の前記ウェハを測温する温度センサを備え、
    前記搬送ロボットは、前記温度センサにより測温された処理後の前記ウェハの温度が所定温度以下となると、前記冷却用トレイストッカに保管されている前記トレイを前記移載機に搬送することを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載の基板製造装置。
  9. 前記トレイが、前記凹部の下に前記凹部よりも小さい径の貫通穴を有する複数枚の貫通型トレイであり、
    前記冷却手段は、前記貫通穴に挿入される形状の突起があり当該突起の上面を前記ウェハの裏面に接触させて冷却する冷却用載置台であることを特徴とする請求項5に記載の基板製造装置。
  10. 前記冷却用載置台は、前記突起の上面に双極型静電チャック機能を有することを特徴とする請求項9に記載の基板製造装置。
  11. 前記トレイストッカは、前記処理装置内を洗浄する際にトレイ支持台の保護用カバーとして使用するカバートレイを保管するための段を、最上段に設けることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の基板製造装置。
  12. 請求項1乃至11のいずれか1項に記載の基板製造装置を用いた基板処理方法であって、
    前記ウェハを搭載した前記トレイを、前記処理装置で一度に扱うことの可能な枚数が1枚であるとき、
    前記ウェハを前記小径ウェハカセットから前記アライナに搬送し、当該アライナにて当該ウェハの位置と向きを揃える工程を第1工程とし、
    前記ウェハを前記アライナから前記移載機上の前記トレイへ搭載し、前記移載機によって前記トレイの位置と向きを揃える工程を第2工程とし、
    前記トレイを前記移載機から前記トレイストッカへ搬送し、保管する工程を第3工程とし、
    前記トレイを前記トレイストッカから前記処理装置へ搬送する工程を第4工程とし、
    前記処理装置において前記トレイに搭載された前記ウェハを処理する工程を第5工程とし、
    前記トレイを前記処理装置から前記トレイストッカまたは前記冷却用トレイストッカへ搬送する工程を第6工程とし、
    前記トレイストッカまたは前記冷却用トレイストッカに搭載された前記ウェハを冷却する工程を第7工程とし、
    前記トレイを前記トレイストッカまたは前記冷却用トレイストッカから前記移載機へ搬送する工程を第8工程とし、
    前記ウェハを前記移載機から前記小径ウェハカセットへ搬送する工程を第9工程とし、
    2枚の前記トレイのうち、1枚を第1トレイ、もう1枚を第2トレイとすると、
    前記第1トレイが、前記第7工程開始から前記第9工程終了まで行われ、さらに、新たな前記ウェハを用いて前記第1工程開始から前記第3工程終了までの間に、
    前記第2トレイは、前記第4工程開始から前記第6工程終了まで行われ、
    前記第1トレイが、前記第4工程開始から前記第6工程終了までの間に、
    前記第2トレイは、前記第7工程開始から前記第9工程終了まで行われ、さらに、新たな前記ウェハを用いて前記第1工程開始から前記第3工程終了まで行われ、
    これを1サイクルとし、当該1サイクルを繰り返すことを特徴とする基板処理方法。
  13. 請求項1乃至11のいずれか1項に記載の基板製造装置を用いた基板処理方法であって、
    前記ウェハを搭載した前記トレイを、前記処理装置で一度に扱うことの可能な枚数が1枚であるとき、
    前記ウェハを前記小径ウェハカセットから前記アライナに搬送し、当該アライナにて当該ウェハの位置と向きを揃える工程を第1工程とし、
    前記ウェハを前記アライナから前記移載機上の前記トレイへ搭載し、前記移載機によって前記トレイの位置と向きを揃える工程を第2工程とし、
    前記トレイを前記移載機から前記トレイストッカへ搬送し、保管する工程を第3工程とし、
    前記トレイを前記トレイストッカから前記処理装置へ搬送する工程を第4工程とし、
    前記処理装置において前記トレイに搭載された前記ウェハを処理する工程を第5工程とし、
    前記トレイを前記処理装置から前記トレイストッカまたは前記冷却用トレイストッカへ搬送する工程を第6工程とし、
    前記トレイストッカまたは前記冷却用トレイストッカに搭載された前記ウェハを冷却する工程を第7工程とし、
    前記トレイを前記トレイストッカまたは前記冷却用トレイストッカから前記移載機へ搬送する工程を第8工程とし、
    前記ウェハを前記移載機から前記小径ウェハカセットへ搬送する工程を第9工程とし、
    3枚の前記トレイのうち、1枚を第1トレイ、もう1枚を第2トレイ、さらにもう1枚を第3トレイとすると、
    前記第1トレイが、前記第7工程開始から前記第8工程終了までの間に、
    前記第2トレイは、前記第4工程開始から前記第6工程終了まで行われ、
    前記第3トレイは、前記第9工程開始から当該工程終了まで行われ、さらに、新たな前記ウェハを用いて前記第1工程開始から前記第3工程終了まで行われ、
    前記第1トレイが、前記第9工程開始から当該工程終了まで行われ、さらに、新たな前記ウェハを用いて前記第1工程開始から前記第3工程終了までの間に、
    前記第2トレイは、前記第7工程開始から前記第8工程終了まで行われ、
    前記第3トレイは、前記第4工程開始から前記第6工程終了まで行われ、
    前記第1トレイが、前記第4工程開始から前記第6工程終了までの間に、
    前記第2トレイは、前記第9工程開始から当該工程終了まで行われ、さらに、新たな前記ウェハを用いて前記第1工程開始から前記第3工程終了まで行われ、
    前記第3トレイは、前記第7工程開始から前記第8工程終了まで行われ、
    これを1サイクルとし、当該1サイクルを繰り返すことを特徴とする基板処理方法。
  14. 請求項1乃至11のいずれか1項に記載の基板製造装置を用いた基板処理方法であって、
    前記ウェハを搭載した前記トレイを、前記処理装置で一度に扱うことの可能な枚数が1枚であるとき、
    前記ウェハを前記小径ウェハカセットから前記アライナに搬送し、当該アライナにて当該ウェハの位置と向きを揃える工程を第1工程とし、
    前記ウェハを前記アライナから前記移載機上の前記トレイへ搭載し、前記移載機によって前記トレイの位置と向きを揃える工程を第2工程とし、
    前記トレイを前記移載機から前記トレイストッカへ搬送し、保管する工程を第3工程とし、
    前記トレイを前記トレイストッカから前記処理装置へ搬送する工程を第4工程とし、
    前記処理装置において前記トレイに搭載された前記ウェハを処理する工程を第5工程とし、
    前記トレイを前記処理装置から前記トレイストッカまたは前記冷却用トレイストッカへ搬送する工程を第6工程とし、
    前記トレイストッカまたは前記冷却用トレイストッカに搭載された前記ウェハを冷却する工程を第7工程とし、
    前記トレイを前記トレイストッカまたは前記冷却用トレイストッカから前記移載機へ搬送する工程を第8工程とし、
    前記小径ウェハを前記移載機から前記小径ウェハカセットへ搬送する工程を第9工程とし、
    3枚の前記トレイのうち、1枚を第1トレイ、もう1枚を第2トレイ、さらにもう1枚を第3トレイとすると、
    前記第1トレイが、前記第6工程開始から前記第7工程途中の間に、
    前記第2トレイは、前記第5工程開始から前記第6工程終了まで行われ、
    前記第3トレイは、既に開始されていた前記第7工程を終了し、前記第8工程開始から前記第9工程終了まで行われ、さらに、新たな前記ウェハを用いて前記第1工程開始から前記第4工程終了まで行われ、
    前記第1トレイが、既に開始されていた前記第7工程を終了し、前記第8工程開始から前記第9工程終了まで行われ、さらに、新たな前記ウェハを用いて前記第1工程開始から前記第4工程終了までの間に、
    前記第2トレイは、前記第6工程開始から前記第7工程途中まで行われ、
    前記第3トレイは、前記第5工程開始から前記第6工程終了まで行われ、
    前記第1トレイが、前記第5工程開始から前記第6工程終了までの間に、
    前記第2トレイは、既に開始されていた前記第7工程を終了し、前記第8工程開始から前記第9工程終了まで行われ、さらに、新たな前記ウェハを用いて前記第1工程開始から前記第4工程終了まで行われ、
    前記第3トレイは、前記第6工程開始から前記第7工程途中まで行われ、
    これを1サイクルとし、当該1サイクルを繰り返すことを特徴とする基板処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106505017A (zh) * 2016-10-25 2017-03-15 通富微电子股份有限公司 用于面板级扇出表面处理的工艺系统及方法
WO2021060259A1 (ja) * 2019-09-26 2021-04-01 シンフォニアテクノロジー株式会社 搬送システム

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