JP2013257501A - 液体現像装置および湿式画像形成装置 - Google Patents

液体現像装置および湿式画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】現像プロセスが連続して行われる場合であっても液だまりの成長を抑制する。
【解決手段】画像間領域Q1,Q2を空けながら像担持体5上に連続して形成された複数の画像部領域P1,P2の中に含まれる静電潜像を、キャリア液およびトナーを含む現像剤を用いて現像する液体現像装置6は、1台の像担持体5に対して一対一の関係となるように1台のみ設けられ、像担持体5と対向する現像位置DPに現像剤を搬送し、像担持体5に当接した状態で静電潜像を現像する現像剤担持体17と、現像剤担持体17から像担持体5上の画像間領域Q1,Q2に供給される現像剤の量を減らす若しくは無くすように、所定の制御を行う制御部30と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、液体現像装置および湿式画像形成装置に関し、特に、像担持体上に形成された静電潜像を、キャリア液およびトナーを含む現像剤を用いて現像する液体現像装置、および、その液体現像装置を備える湿式画像形成装置に関する。
特開2006−209020号公報(特許文献1)は、液体画像形成装置に関する発明を開示している。この液体画像形成装置においては、第1接離機構が用いられる。第1接離機構は、現像ローラーを感光体ドラムから離間させる。感光体ドラムと現像ローラーとの間のニップ部に生じた液体現像剤溜まりは、クリーニング装置によりクリーニングされる。同公報は、この液体画像形成装置によれば、感光体ドラムの下方に配置した周辺装置の汚染を防止することができると述べている。
特開2009−186748号公報(特許文献2)は、現像装置に関する発明を開示している。この現像装置は、現像剤担持体、および、現像剤担持体当接部材を備える。現像剤担持体当接部材は、非画像形成時に、現像剤担持体との当接圧力を低減する。同公報は、この現像装置によれば、液体現像剤によって形成された薄層の厚さを、温度の変動による悪影響を受けることなく適正に制御できると述べている。
特開2001−183909号公報(特許文献3)は、湿式現像装置に関する発明を開示している。この湿式現像装置は、現像部材と、現像部材の周面に液体現像剤を供給する現像剤供給部と、現像部材に供給された液体現像剤の膜厚を現像間隔以下に規制する膜厚規制手段と、現像位置にある現像部材を潜像担持体から離して、所定の退避位置に移動させる現像部材離接機構とを備える。同公報は、この湿式現像装置によれば、低粘度の液体現像剤が用いられる際、潜像担持体の非潜像部への液体現像剤の付着を防止し、印字速度および画像品質を向上させることができると述べている。
特開2006−209020号公報 特開2009−186748号公報 特開2001−183909号公報
湿式画像形成装置においては、感光体上に形成された静電潜像をトナーを用いて現像する場合、粒状ムラ(画像ムラ)と言われる画像の乱れが発生しやすい。この粒状ムラの発生は、ニップ部(現像位置)の上流側をキャリア液で満たすことによって、抑制することができる。ニップ部の上流側をキャリア液で満たす手段としては、感光体と現像剤担持体との間のニップ部を通過できる閾値以上の量を有する現像剤をニップ部に搬送し、キャリア液をニップ部において絞ることが考えられる。
キャリア液が絞られる場合、キャリア液はニップ部の上流側において液だまりとして存在する。現像プロセスを連続して行うと、液だまりが必要以上に成長することによって、現像剤担持体上に形成される現像剤層の厚さが不均一になったり、周辺の装置を汚したりといった不具合が発生しやすくなり、結果として、良好な画像形成を連続して行うことが困難となる。
本発明は、現像プロセスが連続して行われる場合であっても、液だまりの成長を抑制することが可能な液体現像装置、および、その液体現像装置を備える湿式画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に基づく液体現像装置は、画像間領域を空けながら像担持体上に連続して形成された複数の画像部領域の中に含まれる静電潜像を、キャリア液およびトナーを含む現像剤を用いて現像する液体現像装置であって、1台の上記像担持体に対して一対一の関係となるように1台のみ設けられ、上記像担持体と対向する現像位置に上記現像剤を搬送し、上記像担持体に当接した状態で上記静電潜像を現像する現像剤担持体と、上記現像剤担持体から上記像担持体上の上記画像間領域に供給される上記現像剤の量を減らす若しくは無くすように、所定の制御を行う制御部と、を備える。
好ましくは、本発明に基づく上記の液体現像装置は、上記現像剤担持体および上記像担持体同士の間の距離を変化させる第1駆動機構をさらに備え、上記制御部により制御される上記第1駆動機構は、上記画像部領域に上記現像剤担持体が対向しているときには、上記現像剤担持体および上記像担持体同士を第1圧接力で圧接させ、上記画像間領域に上記現像剤担持体が対向しているときの所定のタイミングでは、上記現像剤担持体および上記像担持体同士の間の圧接力が上記第1圧接力よりも小さくなるように上記現像剤担持体および上記像担持体同士の間の距離を大きくする、若しくは上記現像剤担持体および上記像担持体同士を離間させる。
好ましくは、本発明に基づく上記の液体現像装置は、供給位置を通して上記現像剤担持体に上記現像剤を供給する現像剤供給部をさらに備え、上記制御部により制御される上記現像剤供給部は、上記現像剤担持体の表面のうちの上記画像部領域に対向する第1対向予定部分が上記供給位置に位置しているときには、所定量の上記現像剤を上記現像剤担持体に供給し、上記現像剤担持体の表面のうちの上記画像間領域に対向する第2対向予定部分が上記供給位置に位置しているときの所定のタイミングでは、上記所定量よりも少ない量の上記現像剤を上記現像剤担持体に供給する、若しくは上記現像剤を上記現像剤担持体に供給しない。
好ましくは、上記現像剤供給部は、上記現像剤担持体に当接した状態で上記現像剤を上記現像剤担持体に供給する当接部材を含み、上記現像剤担持体の上記第1対向予定部分が上記供給位置に位置しているときには、上記当接部材は上記現像剤担持体に当接し、上記現像剤担持体の上記第2対向予定部分が上記供給位置に位置しているときの所定のタイミングでは、上記当接部材は上記現像剤担持体から離間する。
好ましくは、上記現像剤担持体の上記第1対向予定部分が上記供給位置に位置しているときには、上記制御部は上記現像剤供給部を駆動させ、上記現像剤担持体の上記第2対向予定部分が上記供給位置に位置しているときの所定のタイミングでは、上記制御部は上記現像剤供給部に対する駆動を停止する。
本発明のある局面に基づく湿式画像形成装置は、像担持体と、上記像担持体に当接するように配置される被転写部材と、上記像担持体および上記被転写部材同士の間の距離を変化させる第2駆動機構と、本発明に基づく上記の液体現像装置と、を備え、上記第2駆動機構は、上記画像部領域に上記被転写部材が対向しているときには、上記像担持体および上記被転写部材同士を第2圧接力で圧接させ、上記画像間領域に上記被転写部材が対向しているときの所定のタイミングでは、上記像担持体および上記被転写部材同士の間の圧接力が上記第2圧接力よりも小さくなるように上記像担持体および上記被転写部材同士の間の距離を大きくする、若しくは上記像担持体および上記被転写部材同士を離間させる。
本発明の他の局面に基づく湿式画像形成装置は、像担持体と、上記像担持体に当接するように配置される被転写部材と、本発明に基づく上記の液体現像装置と、を備え、上記像担持体および上記被転写部材同士の間の当接部よりも上流であって、上記現像位置よりも下流の位置に配置される清掃部材と、を備え、上記清掃部材は、上記画像部領域に上記清掃部材が対向しているときには上記像担持体から離間し、上記画像間領域に上記清掃部材が対向しているときの所定のタイミングでは上記像担持体に当接する。
本発明によれば、現像プロセスが連続して行われる場合であっても、液だまりの成長を抑制することが可能な液体現像装置、および、その液体現像装置を備える湿式画像形成装置を得ることができる。
実施の形態1における湿式画像形成装置を模式的に示す図である。 実施の形態1における液体現像装置に用いられる駆動機構を示す第1図である(現像ローラーは感光体に圧接している)。 実施の形態1における液体現像装置に用いられる駆動機構を示す第2図である(現像ローラーは感光体から離間している)。 実施の形態1における液体現像装置に用いられる制御部の駆動機構に対する制御動作を説明するための第1図である(供給ローラーは現像ローラーに当接している)。 実施の形態1における液体現像装置に用いられる制御部の駆動機構に対する制御動作を説明するための第2図である(供給ローラーは現像ローラーから離間している)。 実施の形態1における液体現像装置に用いられる駆動機構および制御部に関する制御ブロックを示す図である。 実施の形態1における液体現像装置に用いられる制御部等の動作を示すフローチャート図である。 実施の形態1における湿式画像形成装置を模式的に示す他の図である(現像ローラーは感光体から離間している)。 (A)は、実施の形態1における液体現像装置に用いられる現像ローラーと感光体との間に形成されるニップ部の直ぐ下流に位置する感光体上のトナー量の経時的な変化を示す図である。(B)は、実施の形態1における液体現像装置に用いられる現像ローラーの回転軸と感光体の回転軸との間の距離(軸間距離)の経時的な変化を示す図である。 実施の形態2における液体現像装置を示す図である。 実施の形態3における液体現像装置を示す第1図である(ならし部材は現像ローラーに当接している)。 実施の形態3における液体現像装置を示す第2図である(ならし部材は現像ローラーから離間している)。 実施の形態4における液体現像装置を示す図である。 実施の形態5における液体現像装置を示す図である。 実施の形態6における液体現像装置を示す図である。 実施の形態7における湿式画像形成装置を示す図である。 実施の形態8における湿式画像形成装置を示す図である。
本発明に基づいた各実施の形態について、以下、図面を参照しながら説明する。各実施の形態の説明において、個数および量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数およびその量などに限定されない。各実施の形態の説明において、同一の部品および相当部品に対しては、同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない場合がある。
[実施の形態1]
(湿式画像形成装置100)
図1は、本実施の形態における湿式画像形成装置100を模式的に示す図である。図1に示すように、湿式画像形成装置100は、用紙搬送経路2、転写ローラー3、中間転写体4(被転写部材)、感光体5(像担持体)、液体現像装置6、クリーニングブレード7、除電器8、帯電器9、露光装置10、および、クリーニングブレード4Tを備える。
用紙搬送経路2は、転写ローラー3および中間転写体4の間に形成される。印刷用紙1は、図示しない給紙装置から用紙搬送経路2に送り出される。矢印a方向に回転する中間転写体4に当接するように、1台の感光体5が設けられている。湿式画像形成装置100においては、1台の感光体5に対して一対一の関係となるように、1台のみの液体現像装置6(現像ローラー17)が設けられている。
感光体5は、ドラム状の形状を有し、矢印b方向に回転する。感光体5の周囲には、感光体5の回転方向に沿って、クリーニングブレード7、除電器8、帯電器9、露光装置10、液体現像装置6、および、中間転写体4が順に配置されている。感光体5上に残留している現像剤などは、クリーニングブレード7によって感光体5上から除去される。感光体5上に残留している潜像は、除電器8によって消去される。
感光体5の表面は、帯電器9によって一様に帯電される。露光装置10は、所定の画像情報に基づく光を感光体5の表面に照射する。感光体5の表面には、所定の画像情報に基づく静電潜像が形成される。感光体5の回転によって、静電潜像は、現像位置DPに向かって搬送される。液体現像装置6は、現像剤(キャリア液およびトナーを含む液体現像剤)を、感光体5と対向する現像位置DPにまで搬送する。液体現像装置6は、感光体5上に形成された静電潜像を現像剤を用いて現像する(現像プロセス)。静電潜像が現像されることによって、感光体5上にはトナー像が形成される。
中間転写体4は、感光体5に当接して配置される。中間転写体4と感光体5との間には、図示しない電圧印加装置によって電界が形成される。この電界の作用によって、感光体5上のトナー像は、中間転写体4上に転写される(1次転写プロセス)。転写後に感光体5上に残留したトナー像などは、クリーニングブレード7によって感光体5上から除去される。
転写ローラー3は、中間転写体4と対向するように配置され、矢印f方向に回転する。用紙搬送経路2に送り出された印刷用紙1は、転写ローラー3および中間転写体4の間を通過する。中間転写体4と転写ローラー3との間には、図示しない電圧印加装置によって電界が形成される。この電界の作用によって、中間転写体4上のトナー像は、印刷用紙1上に転写される(2次転写プロセス)。転写後に中間転写体4上に残留したトナー像などは、クリーニングブレード4Tによって中間転写体4上から除去される。
印刷用紙1上に転写されたトナー像は、図示しない定着装置によって加熱および加圧され、画像として印刷用紙1上に定着される。表面上に画像が形成された印刷用紙1は、出力物として排紙装置(図示せず)から排紙される。本実施の形態における転写ローラー3、中間転写体4、および感光体5は、いずれもローラー状の部材から構成されるが、これらはベルト状の部材から構成されていてもよい。
(液体現像装置6)
本実施の形態における液体現像装置6は、現像液14Wを貯留する現像剤槽14、汲み上げローラー15、ドクターブレード15T、ならし部材16、現像ローラー17(現像剤担持体)、帯電装置18、クリーニングブレード19、駆動機構20(第1駆動機構)、および制御部30を含む。現像液14Wは、キャリア液である絶縁性液体と、静電潜像を現像するトナーと、トナーを分散させる分散剤とを主要成分としている。
図示上の便宜のため、図1においては駆動機構20が点線を用いて模式的に図示されている。駆動機構20の詳細については、図2および図3を参照して後述する。本実施の形態における汲み上げローラー15、ならし部材16、および、現像ローラー17は、ローラー状の部材から構成されるが、これらはベルト状の部材から構成されていてもよい。
現像剤槽14には、図示しない現像剤補給装置から、現像液14Wが補給される。汲み上げローラー15は、たとえばアニロックスローラーから構成される。汲み上げローラー15は、表面が滑らかな金属製のローラーから構成されてもよいし、表面にゴム若しくは樹脂層が設けられたローラーから構成されてもよい。汲み上げローラー15の一部は、現像液14Wの中に浸されている。汲み上げローラー15が矢印e方向に回転することによって、現像液14Wは、汲み上げローラー15の表面に汲み上げられる。ドクターブレード15Tは、汲み上げローラー15によって汲み上げられた現像剤のうち余剰の分を掻き落とす。
ならし部材16は、矢印d方向に回転し、汲み上げローラー15に当接するように配置される。ならし部材16は、表面にゴム若しくは樹脂層が設けられたローラーから構成される。ならし部材16は、汲み上げローラー15の材質に合わせて適切な材質から構成されるとよい。汲み上げローラー15に担持された現像液は、汲み上げローラー15およびならし部材16の間の当接部(受け渡し位置)において、汲み上げローラー15からならし部材16の表面に受け渡される。
現像ローラー17は、矢印c方向に回転する。本実施の形態における現像ローラー17およびならし部材16は、現像ローラー17の表面17Sおよびならし部材16の表面16Sが、これらの間の当接部(供給位置SP)において互いに逆方向に移動するように回転する(カウンター回転)。現像ローラー17の表面17Sには、ならし部材16の表面16Sから所定の量の現像剤が供給される。
より具体的には、ならし部材16の表面16Sに担持された現像剤は、ならし部材16の回転によって供給位置SPに向かって搬送される。供給位置SPにおいて、ならし部材16の表面16Sが現像ローラー17の表面17Sに当接した状態で、ならし部材16の表面16Sから現像ローラー17の表面17Sに現像剤が供給される。現像ローラー17の表面17Sによって、適量の現像剤が、均一な厚さを有する層となって担持される。
帯電装置18は、現像ローラー17の回転方向(矢印c方向)における現像ローラー17と感光体5との間の当接部(現像位置DP)よりも上流であって、且つ、現像ローラー17の回転方向(矢印c方向)における現像ローラー17とならし部材16との当接部(供給位置SP)よりも下流の位置に配置される。帯電装置18によって、現像ローラー17上に保持された現像剤(現像剤の薄層)が帯電される。帯電された現像剤は、現像ローラー17の回転によって、現像ローラー17が感光体5に対向する現像位置DPに向かって搬送される。
ここで、湿式画像形成装置100が複数の印刷用紙1(枚葉紙)の各々に対して連続して印刷を行ったり、何枚かの印刷用紙1(連続紙)に対して連続して印刷を行ったりする場合、図1に示すように、液だまりLPが形成される。液だまりLPは、現像ローラー17および感光体5の間のニップ部(現像位置DP)に、現像ローラー17および感光体5の間のニップ部を通過できる閾値以上の量を有する現像剤がこのニップ部に搬送された場合に形成される。この状態で静電潜像が現像されると、粒状ムラと呼ばれる画像ノイズの発生を抑制することができる。
一方で、連続印刷が行われると、この液だまりLPは必要以上に成長し、現像ローラー17上に形成される薄層の厚さが均一でなくなったり、液だまりLPが飛散して周辺装置が汚されたりするといった不具合が生じる。湿式画像形成装置100の制御部30は、このような不具合の発生を抑制するために、液だまりLPの量を減らす以下のような制御を行なう。
(駆動機構20)
図2は、本実施の形態の液体現像装置6に用いられる駆動機構20を示す図である。駆動機構20は、制御部30によって制御され、現像ローラー17および感光体5同士の間の距離を変化させることによって、現像ローラー17を感光体5に圧接させたり、現像ローラー17を感光体5(現像位置DP)から離間させたりする。図2においては、駆動機構20が、現像ローラー17を感光体5に圧接させている状態が図示されている。現像ローラー17の表面17Sは、現像位置DPに位置している。
本実施の形態の駆動機構20は、アーム21、カム22、駆動モーター23、および、スプリング40を含む。アーム21の上方の端部は、現像ローラー17の回転軸を支持している。アーム21は、アーム21の下方の端部を中心として、現像ローラー17と一体的に回動する。カム22は、楕円形状を有し、カム22の周縁はアーム21に当接している。カム22は、駆動モーター23によって回動される。駆動モーター23は、制御部30によって制御される。
アーム21の上部に設けられたスプリング40は、アーム21に対して所定の引張力を加えている。カム22は、この引張力に対抗してアーム21を紙面右方に付勢しており、現像ローラー17を感光体5に対して所定の圧接力(第1圧接力)で圧接させている。図2に示す状態においては、現像剤槽14に貯留された現像液14Wは、汲み上げローラー15およびならし部材16を通して、現像ローラー17に供給される。
現像ローラー17の表面17Sに供給された現像剤は、現像ローラー17の回転によって、現像ローラー17が感光体5に対向する現像位置DPに向かって搬送される。この状態で制御部30に所定の制御信号が入力されると、制御部30は、駆動モーター23を駆動し、図2中の矢印に示される方向にカム22を回動させる。
図3を参照して、カム22が回動すると、アーム21は、スプリング40の引張力を受けて紙面左方に向かって回動する(矢印AR参照)。アーム21の上端に支持された現像ローラー17は、矢印AR方向に移動する。現像ローラー17は、感光体5(現像位置DP)から離間する。
現像ローラー17が感光体5(現像位置DP)から離間した状態においては、現像剤槽14に貯留された現像液14Wは、感光体5に供給されることはない。カム22がさらに回動すると、アーム21は、スプリング40の引張力に対抗して紙面右方に向かって回動する。現像ローラー17は、感光体5に対して所定の圧接力(第1圧接力)で圧接する。本実施の形態の制御部30および駆動機構20は、以上のような動作を利用して、現像ローラー17を感光体5に圧接させたり、現像ローラー17を感光体5から離間させたりする。
図4および図5を参照して、制御部30の駆動機構20に対する制御動作について説明する。図4に示すように、本実施の形態の湿式画像形成装置100(図1参照)が、印刷用紙1上に対して連続して画像を形成するように動作している場合、感光体5の表面5Sには、画像部領域P1、画像間領域Q1、画像部領域P2、および、画像間領域Q2が連続して形成される。画像部領域P1,P2の中には、所定の画像信号に基づく静電潜像が形成されている。画像間領域Q1,Q2は、印刷用紙1に対する画像形成に供されない領域(換言すると、画像部領域P1,P2以外の領域)である。
たとえば、印刷の対象である印刷用紙1が複数枚の枚葉紙である場合、画像部領域P1は、1枚の印刷用紙1上に形成される画像に対応し、画像部領域P2は、その次の1枚の印刷用紙1上に形成される画像に対応する。画像間領域Q1は、印刷用紙1とその次の印刷用紙1との間の領域に対応する部分であり、画像が形成されない領域である。画像間領域Q2は、次の印刷用紙1とさらにその次の印刷用紙1との間の領域に対応する部分であり、画像が形成されない領域である。
本実施の形態においては、2枚の枚葉紙に対応するように画像部領域P1,P2および画像間領域Q1,Q2が形成されている。印刷の対象である印刷用紙1が多数の枚葉紙である場合、画像部領域は、枚葉紙の枚数と同数だけ感光体5の表面5S上において連続して形成され、画像間領域は、隣り合う画像部領域の間に形成される。
印刷の対象である印刷用紙1が連続紙である場合、画像部領域P1は、その連続紙の上流側に位置する所定の領域に形成される画像に対応しており、画像部領域P2は、その連続紙の下流側に位置する他の所定の領域に形成される画像に対応している。湿式画像形成装置100は、複数枚の枚葉紙の各々に連続して画像を形成する場合であっても、連続紙に連続して画像を形成する場合であっても、画像間領域を空けながら感光体5の表面5S上に連続して画像部領域を形成する。
図4においては、感光体5の表面5Sの一部に画像部領域および画像間領域が形成されているが、画像部領域の周方向の幅は、印刷用紙1上に形成する画像の幅に対応して任意に変えられるものである。画像間領域の周方向の幅も、印刷用紙1の寸法、または、湿式画像形成装置の仕様などに応じて任意に変えられるものである。したがって、画像部領域および画像間領域の位置は、感光体5が回転するたびに、上流側または下流側に経時的に変位することもある。
上述のとおり、現像ローラー17および感光体5は、現像ローラー17の表面17Sが感光体5の表面5Sに対向するようにそれぞれ回転する。現像ローラー17の表面17Sの一部(第1対向予定部分S1)は、感光体5の表面5Sのうちの画像部領域P1に対向している。第1対向予定部分S1の周方向の幅は、画像部領域P1の周方向の幅に対応している。現像ローラー17の表面17Sの一部(第2対向予定部分T1)は、感光体5の表面5Sのうちの画像間領域Q1に対向する(対向することが予定されている)。第2対向予定部分T1の周方向の幅は、画像間領域Q1の周方向の幅に対応している。
同様に、現像ローラー17の表面17Sの一部(第1対向予定部分S2)は、感光体5の表面5Sのうちの画像部領域P2に対向する(対向することが予定されている)。第1対向予定部分S2の周方向の幅は、画像部領域P2の周方向の幅に対応している。現像ローラー17の表面17Sの一部(第2対向予定部分T2)は、感光体5の表面5Sのうちの画像間領域Q2に対向する(対向することが予定されている)。第2対向予定部分T2の周方向の幅は、画像間領域Q2の周方向の幅に対応している。
現像ローラー17の第1対向予定部分S1に担持されている現像剤は、感光体5の画像部領域P1の中に形成されている静電潜像を現像するために用いられる。現像ローラー17の第1対向予定部分S2に担持されている現像剤は、感光体5の画像部領域P2の中に形成されている静電潜像を現像するために用いられる。
一方で、現像ローラー17の第2対向予定部分T1に現像剤が担持されていたとしても、第2対向予定部分T1に担持された現像剤は、画像間領域Q1に対向することが予定されているため、画像部領域P1,P2の中の静電潜像の現像には用いられない。換言すると、第2対向予定部分T1に担持された現像剤は、連続して画像を形成する印刷用紙の画像形成には用いられない。
同様に、現像ローラー17の第2対向予定部分T2に現像剤が担持されていたとしても、第2対向予定部分T2に担持された現像剤は、画像間領域Q2に対向することが予定されているため、画像部領域P1,P2の中の静電潜像の現像には用いられない。換言すると、第2対向予定部分T2に担持された現像剤は、連続して画像が形成される印刷用紙の画像形成には用いられない。
上述のとおり、本実施の形態の湿式画像形成装置100(図1参照)においては、制御部30が駆動機構20を制御する。駆動機構20は、画像部領域P1,P2に現像ローラー17の第1対向予定部分S1,S2が対向しているときには、現像ローラー17の表面17Sを現像位置DPに配置させ、現像ローラー17の表面17Sを感光体5の表面5Sに当接(圧接)させる。画像部領域P1,P2には、現像ローラー17の表面17S(第1対向予定部分S1,S2)から現像剤が供給される。
図5を参照して、一方で、駆動機構20は、画像間領域Q1,Q2に現像ローラー17の表面17S(第2対向予定部分T1,T2)が対向しているときの所定のタイミングでは(換言すると、画像間領域Q1,Q2が現像位置DPに位置しているときの所定のタイミングでは)、現像ローラー17の表面17Sを感光体5の表面5S(現像位置DP)から離間させる。当該動作によって、画像間領域Q1,Q2には、現像ローラー17から現像剤が供給されない。
上述のとおり、画像間領域Q1,Q2は、画像形成に供されない。したがって、画像間領域Q1,Q2に現像剤が供給されなくても、湿式画像形成装置100(図1参照)は、画像部領域P1,P2に供給された現像剤を用いて、印刷用紙1に対して必要な画像を連続して形成することができる。
図6は、駆動機構20および制御部30に関する制御ブロックを示す図である。図6を参照して、現像ローラー17(現像剤担持体)には、回転位置検出部31が設けられる。回転位置検出部31は、現像ローラー17の回転位置(回転角度)を読み取って、その情報を制御部30に送出する。制御部30は、回転位置検出部31から受け取った情報に基づいて、駆動機構20を制御する。
図6および図7を参照して、駆動機構20を制御する制御部30の動作フローチャートについて詳細に説明する。まず、外部から制御部30に対して連続印刷開始の信号が入力される。制御部30は、駆動機構20を駆動制御し、駆動機構20は、現像ローラー17を感光体5に圧接させる(ステップST1)。
制御部30は、回転位置検出部31を用いて、現像ローラー17の回転位置を検出する(ステップST2)。制御部30は、回転位置検出部31から取得する現像ローラー17の回転位置に関する情報に基づいて、現像ローラー17上の第1対向予定部分(S1,S2)が感光体5との当接部(現像位置DP)を通過した回数をカウントする。
現像ローラー17上の第1対向予定部分が感光体5との当接部(現像位置DP)をN(Nは1以上の任意の整数)回通過するまで、現像ローラー17の感光体5に対する圧接状態は維持される(ステップST3におけるNO)。Nは、予め設定によって定められる値である。この間、N個の画像部領域(P1,P2)に現像剤が供給され、N個の画像部領域(P1,P2)に対する現像が行われる。現像ローラー17および感光体5の間のニップ部(現像位置DP)に現像剤が供給されることで、現像ローラー17と感光体5との間において液だまりが形成され、良好な現像が行われる。
図4および図5を参照して上述したように、画像部領域P1に現像ローラー17を当接させ、画像間領域Q1から現像ローラー17を離間させ、画像部領域P2に現像ローラー17を当接させ、画像間領域Q2から現像ローラー17を離間させるという動作のためには、上記のNの値は1に設定される。Nの値は、必要に応じて任意の値に設定されることができる。Nの値を1に設定すれば、画像間領域が通過するたびに現像ローラー17を画像間領域から離間させることになるが、Nの値を2に設定すれば、画像間領域が2回通過する毎に1回の割合で現像ローラー17を画像間領域から離間させることになる。すなわち、現像ローラー17は、液だまりの成長を抑制することができるように、画像間領域が通過する所定のタイミングにおいて画像間領域から離間されればよい。
現像ローラー17上の第1対向予定部分(S1,S2)が現像位置DPをN回通過した後(ステップST3におけるYES)、制御部30は駆動機構20を駆動して、Nの値に基づく所定のタイミングにおいて現像ローラー17を感光体5から離間させる(ステップST4)。離間状態は、現像ローラー17上の第2対向予定部分(たとえばT1)が現像位置DPに対向する部分に位置し始めてから、その第2対向予定部分(T1)が現像位置DPに対向する部分をほぼ通過し終えるまで継続される。この間、現像ローラー17から感光体5上の画像間領域(Q1)には現像剤が供給されず、現像ローラー17と感光体5との間において液だまりも成長しない。
図8に示すように、現像ローラー17上の余剰な現像剤は、クリーニングブレード19によって現像ローラー17の表面から除去される。現像ローラー17と感光体5との間に形成されていた液だまりの量は減少することとなる。
図6および図7を再び参照して、現像ローラー17上の第2対向予定部分(T1)が現像位置DPに対向する部分をほぼ通過し終えた後、その第2対向予定部分(T1)の下流に他の第1対向予定部分(S2)が存在していないときは(ステップST5におけるYES)、連続印刷動作が終了する(ステップST8)。一方で、第2対向予定部分(T1)が現像位置DPに対向する部分をほぼ通過し終えた後、その第2対向予定部分(T1)の下流に他の第1対向予定部分(S2)が存在しているときは(ステップST5におけるNO)、制御部30は、現像ローラー17の回転位置を検出する(ステップST6)。
制御部30は、現像ローラー17上の他の第1対向予定部分(S2)が現像位置DPに対向する部分に到達し始めるまで、現像ローラー17の回転位置を検出する(ステップST7におけるNO)。制御部30は、現像ローラー17上の第1対向予定部分(S2)が現像位置DPに対向する部分に到達し始めたと判断した時(現像ローラー17の感光体5に対する圧接動作が開始されるべきタイミングに到達したと判断した時)(ステップST7におけるYES)、駆動機構20を制御し、駆動機構20は、現像ローラー17を感光体5に当接させる(ステップST1)。制御部30は、制御部30に入力された信号に基づいてステップST5において印刷終了と判断することができるまで、上記の各ステップを繰り返す。
図9(A)および図9(B)を参照して、以上のような動作を、タイミングチャートを用いてより詳細に説明する。図9(A)は、現像ローラー17と感光体5との間に形成されるニップ部の直ぐ下流に位置する感光体5上のトナー量の経時的な変化を示す図である。図9(B)は、現像ローラー17の回転軸と感光体5の回転軸との間の距離(軸間距離)の経時的な変化を示す図である。ここでは、一例として、上記のNの値は1であるものとする。
時間T0から時間Taまでの間においては、感光体5の画像部領域P1および現像ローラー17の表面17Sが、現像位置DPに位置している。現像ローラー17および感光体5同士は互いに圧接している(圧接状態)。現像剤は、現像ローラー17から感光体5に供給されており、感光体5の表面5Sに形成された静電潜像には適正量のトナーが供給されている。
時間Taにおいては、感光体5の画像部領域P1および現像ローラー17の第1対向予定部分S1の最も下流側の部分が、現像位置DPに位置している。時間Taから時間Tbまでの間においては、感光体5の画像間領域Q1が、現像位置DPに位置している。ここで、現像ローラー17を感光体5から離間させる際、現像ローラー17から感光体5への現像剤の供給量は、経時的にばらつきやすく、毎回の離間動作の毎に異なる供給量となる場合がある。
したがって、離間動作は、画像部領域P1の最下流部分(画像部領域P1と画像間領域Q1との間の境界部分)が現像位置DPを通過するのと同時ではなく(換言すると、時間Taの時ではなく)、画像部領域P1の最下流部分(換言すると、現像ローラー17上の第1対向予定部分S1の最下流部分)が現像位置DPを通過してから時間t1だけ遅らせて、時間Tbの時に行われるとよい。この間、画像部領域P1の最下流部分(第1対向予定部分S1の最下流部分)は、現像位置DPからさらにたとえば5mm程度移動する。
時間Tbにおいて開始された離間動作は、時間Tcにおいて完了する。時間Tbから時間Tcまでの間においては、軸間距離は徐々に長くなり、ニップ部(現像位置DP)の直後(下流側)の感光体5上のトナー量またはキャリア液量は、減少する。
時間Tcから時間Tdまでの間においては、現像ローラー17から感光体5に現像剤は供給されない。現像ローラー17と感光体5との間において、液だまりも成長しない。時間Tdにおいて、駆動機構20が駆動され、現像ローラー17は感光体5に向かって接近し始める。時間Tdから時間Teまでの間においては、軸間距離は徐々に短くなり、ニップ部(現像位置DP)の直後(下流側)の感光体5上の現像剤量(キャリア液量)は、徐々に増加する。
ここで、時間Tfにおいては、現像ローラー17の第2対向予定部分T1の最も下流側の部分が、現像位置DPに対向する部分に位置している。現像ローラー17の感光体5に対する圧接動作が完了した直後の時点では、現像ローラー17から感光体5への現像剤の供給量は、経時的にばらつきやすく、毎回の当接動作(圧接動作)の毎に異なる供給量となりやすい。
したがって、第2対向予定部分T1の最下流部分(第2対向予定部分T1と第1対向予定部分S2との間の境界部分)が現像位置DPに対向する部分を通過するのと同時に圧接動作が完了するのではなく(換言すると、時間Tfの時に圧接動作を完了させるのではなく)、第2対向予定部分T1の最下流部分が現像位置DPに対向する部分を通過するよりも時間t2だけ早めた時点(時間Te)で圧接動作が完了するように、圧接動作は、時間Tdの時から開始されるとよい。この場合、画像部領域P2の最上流部分(第1対向予定部分S2の最上流部分)が、現像位置DPの手前5mm程度に位置した時点で(時間Teのときに)、圧接動作が完了する。
時間Tfからその後の時間Taまでの間においては、感光体5の画像部領域P2および現像ローラー17の第1対向予定部分S2が、現像位置DPに位置している。現像ローラー17および感光体5同士は互いに圧接している(圧接状態)。現像剤は、現像ローラー17から感光体5上の静電潜像に供給されており、感光体5の表面5Sには適正量のトナーを含むがトナー像が形成されている。以上のような動作が、画像間領域Q2、および、画像部領域P3に対しても繰り返される。
以上説明したように、本実施の形態における湿式画像形成装置100においては、画像部領域P1,P2に現像ローラー17の表面17Sが対向しているときには、現像ローラー17の表面17Sは現像位置DPに配置されて感光体5に圧接し、画像部領域P1,P2内の静電潜像には、現像ローラー17から現像剤が供給される。
一方で、画像間領域Q1,Q2に現像ローラー17の表面17Sが対向しているときの所定のタイミングでは(換言すると、画像間領域Q1,Q2が現像位置DPに位置しているときの所定のタイミングでは)、現像ローラー17の表面17Sは感光体5の表面5S(現像位置DP)から離間される。上述のとおり、感光体5上の画像間領域Q1,Q2は、画像形成に供されない。画像間領域Q1,Q2に現像剤が供給されなくても、湿式画像形成装置100は、画像部領域P1,P2に供給された現像剤を用いて、印刷用紙1に対して必要な画像を連続して形成することができる。
したがって、湿式画像形成装置100は、現像プロセスを連続して行なう場合であっても、画像部領域P1,P2に現像剤を供給する際には適正な量の液だまりを形成し、粒状ムラの発生を抑制することができる。一方で、画像間領域Q1,Q2への現像剤の供給量が低減されることで、必要以上の液だまりが形成されることは抑制されている。湿式画像形成装置100は、連続画像形成時においても安定して良好な画像を得ることができる。
上述のとおり、本実施の形態の湿式画像形成装置100においては、画像部領域P1,P2に現像ローラー17が対向しているときには、現像ローラー17および感光体5同士は所定の圧接力(第1圧接力)で圧接される。画像間領域Q1,Q2に現像ローラー17が対向しているときには、現像ローラー17は感光体5から完全に離間される。
これに対して、画像間領域Q1,Q2に現像ローラー17が対向しているときの所定のタイミングでは、現像ローラー17および感光体5同士の圧接力が上記の圧接力(第1圧接力)よりも小さくなるように、現像ローラー17および感光体5同士の距離が大きくされてもよい。当該構成によっても、現像ローラー17および感光体5同士を通過する現像液の量が増加し、液だまりの成長を抑制することができる。当該構成によっても、連続画像形成時において安定した良好な画像を得ることが可能となる。
圧接力を小さくするという動作は、カム22の回転位置によって調節されるとよい。現像ローラー17の軸が移動可能に構成されている場合には、カム22を直接現像ローラー17の軸に圧接させてもよい。この場合、アーム21が用いられない分、部品点数の削減を図ることができる。カム22は、現像ローラー17を駆動するためのモーター(図示せず)にギアを通して接続されていてもよい。この場合、カム22は、1枚の画像が形成される度に1回転するように構成されていてもよい。この場合、駆動モーター23が用いられない分、部品点数の削減を図ることができる。
[実施の形態2]
図10を参照して、本実施の形態における液体現像装置6Aについて説明する。液体現像装置6Aは、現像ローラー17、現像剤塗布機構24(現像剤供給部)、および、制御部30Aを備える。現像剤塗布機構24は、たとえばダイコーダーから構成される。現像剤塗布機構24の先端ノズル25と現像ローラー17とは、供給位置SPにおいて互いに対向している。現像剤塗布機構24は、制御部30Aによって制御され、供給位置SPを通して現像ローラー17に現像剤を供給する。
現像剤塗布機構24は、現像ローラー17の表面17Sのうちの画像部領域P1,P2に対向することが予定されている第1対向予定部分S1,S2が供給位置SPに位置しているときには、所定量の現像剤を現像ローラー17の表面17Sに供給する。一方で、現像剤塗布機構24は、現像ローラー17の表面17Sのうちの画像間領域Q1,Q2に対向することが予定されている第2対向予定部分T1,T2が供給位置SPに位置しているときの所定のタイミングでは、上記の所定量よりも少ない量の現像剤を現像ローラー17の表面17Sに供給する、若しくは現像剤を現像ローラー17の表面17Sに供給しない。
現像ローラー17の第1対向予定部分S1,S2が供給位置SPに位置しているときには、制御部30Aは現像剤塗布機構24を駆動させ、現像ローラー17の第2対向予定部分T1,T2が供給位置SPに位置しているときの所定のタイミングでは、制御部30Aは現像剤塗布機構24に対する駆動を停止するように構成されてもよい。
当該構成によっても、現像プロセスが連続して行なわれる場合、現像ローラー17から画像部領域P1,P2に現像剤を供給する際には適正な量の液だまりが形成され、粒状ムラの発生を抑制することができる。画像間領域Q1,Q2への現像剤の供給量は低減されており、必要以上の液だまりが形成されることは抑制されている。したがって、液体現像装置6Aが用いられる場合であっても、連続画像形成時に安定して良好な画像を得ることができる。
[実施の形態3]
図11および図12を参照して、本実施の形態における液体現像装置6Bについて説明する。液体現像装置6Bは、現像剤槽(図示せず)、汲み上げローラー15、ならし部材16(当接部材)、現像ローラー17、駆動機構20B、および制御部30Bを備える。駆動機構20Bは、ならし部材16を現像ローラー17に当接させたり、ならし部材16を現像ローラー17から離間させたりする。
図11においては、駆動機構20Bが、ならし部材16を現像ローラー17に当接させている状態が図示されている。ならし部材16の表面16Sは、供給位置SPに位置している。図11に示す状態においては、現像剤槽に貯留された現像液は、汲み上げローラー15およびならし部材16を通して、現像ローラー17に供給される。
現像剤は、現像ローラー17の回転によって、現像ローラー17が感光体5に対向する現像位置DPに向かって搬送される。この状態で制御部30Bに所定の制御信号が入力されると、制御部30Bは、駆動機構20Bを駆動し、駆動機構20Bはならし部材16を現像ローラー17から離間させる。
図12に示すように、ならし部材16は、現像ローラー17(供給位置SP)から離間する。ならし部材16が現像ローラー17(供給位置SP)から離間した状態においては、現像剤槽に貯留された現像液は、現像ローラー17に供給されることはない。
制御部30Bによって制御される駆動機構20Bは、現像ローラー17の第1対向予定部分S1,S2にならし部材16の表面16Sが対向しているときには、ならし部材16の表面16Sを供給位置SPに配置させ、ならし部材16の表面16Sを現像ローラー17の表面17Sに当接(圧接)させる。第1対向予定部分S1,S2には、ならし部材16から現像剤が供給される。
一方で、制御部30Bによって制御される駆動機構20Bは、第2対向予定部分T1,T2にならし部材16の表面16Sが対向しているときの所定のタイミングでは(換言すると、第2対向予定部分T1,T2が供給位置SPに位置しているときの所定のタイミングでは)、ならし部材16の表面16Sを現像ローラー17の表面17S(供給位置SP)から離間させる。当該動作によって、第2対向予定部分T1,T2には、ならし部材16から現像剤が供給されない。第2対向予定部分T1,T2に対向することが予定されている画像間領域Q1,Q2は、画像形成に供されない。したがって、第2対向予定部分T1,T2に現像剤が供給されなくても、第1対向予定部分S1,S2に供給された現像剤を用いて、印刷用紙に対して必要な画像を連続して形成することができる。
当該構成によっても、現像プロセスが連続して行なわれる場合、現像ローラー17から画像部領域P1,P2に現像剤を供給する際には適正な量の液だまりが形成され、粒状ムラの発生を抑制することができる。画像間領域Q1,Q2への現像剤の供給量は低減されており、必要以上の液だまりが形成されることは抑制されている。したがって、液体現像装置6Bが用いられる場合であっても、連続画像形成時に安定して良好な画像を得ることができる。
[実施の形態4]
図13を参照して、本実施の形態における液体現像装置6Cについて説明する。液体現像装置6Cは、上述の実施の形態1における液体現像装置6(図1等参照)のならし部材16に相当する部材を備えていない。
液体現像装置6Cは、現像剤槽14、汲み上げローラー15(当接部材)、ドクターブレード15T、駆動機構20C、および制御部30Cを備えている。本実施の形態における汲み上げローラー15は、現像ローラー17に対していわゆるカウンター方向に回転する。駆動機構20Cは、汲み上げローラー15および現像ローラー17同士の間の距離を変化させ、汲み上げローラー15を現像ローラー17に当接させたり、汲み上げローラー15を現像ローラー17から離間させたりする。
制御部30Cによって制御される駆動機構20Cは、現像ローラー17の表面17Sのうちの画像部領域P1,P2に対向することが予定されている第1対向予定部分S1,S2が供給位置SPに位置しているときには、汲み上げローラー15を現像ローラー17に当接させる。汲み上げローラー15から現像ローラー17に所定量の現像剤が供給される。
一方で、制御部30Cによって制御される駆動機構20Cは、現像ローラー17の表面17Sのうちの画像間領域Q1,Q2に対向することが予定されている第2対向予定部分T1,T2が供給位置SPに位置しているときの所定のタイミングでは、上記の所定量よりも少ない量の現像剤が現像ローラー17の表面17Sに供給されるように、汲み上げローラー15を現像ローラー17から離間させる、若しくは、汲み上げローラー15の現像ローラー17に対する圧接力を小さくする。
当該構成によっても、現像プロセスが連続して行なわれる場合、現像ローラー17から画像部領域P1,P2に現像剤を供給する際には適正な量の液だまりが形成され、粒状ムラの発生を抑制することができる。画像間領域Q1,Q2への現像剤の供給量は低減されており、必要以上の液だまりが形成されることは抑制されている。したがって、液体現像装置6Cが用いられる場合であっても、連続画像形成時に安定して良好な画像を得ることができる。
液体現像装置6Cにおいて、汲み上げローラー15は現像ローラー17に対していわゆるウィズ方向に回転していてもよい。この場合、制御部30Cによって制御される駆動機構20Cは、現像ローラー17の表面17Sのうちの画像間領域Q1,Q2に対向することが予定されている第2対向予定部分T1,T2が供給位置SPに位置しているときの所定のタイミングでは、上記の所定量よりも少ない量の現像剤が現像ローラー17の表面17Sに供給されるように、汲み上げローラー15を現像ローラー17から離間させる。当該構成によっても、上記と同様の効果を得ることができる。
[実施の形態5]
図14を参照して、本実施の形態における液体現像装置6Dについて説明する。液体現像装置6Dの駆動機構20Dは、制御部30Dによって制御され、汲み上げローラー15をならし部材16(現像剤供給部)に当接させたり、汲み上げローラー15をならし部材16から離間させたりする。
液体現像装置6Dにおいては、上述の実施の形態4における現像ローラー17およびならし部材16同士の間で行われる圧接動作ないし離間動作が、ならし部材16および汲み上げローラー15同士の間で行われる。
制御部30Dによって制御される駆動機構20Dは、ならし部材16の表面16Sのうちの第1対向予定部分(図13における現像ローラー17上のS1,S2参照)に対向することが予定されている部分が受け渡し位置CPに位置しているときには、汲み上げローラー15をならし部材16に当接させる。汲み上げローラー15からならし部材16に所定量の現像剤が供給される。
一方で、制御部30Dによって制御される駆動機構20Dは、ならし部材16の表面16Sのうちの第2対向予定部分(図13における現像ローラー17上のT1,T2参照)に対向することが予定されている部分が受け渡し位置CPに位置しているときの所定のタイミングでは、上記の所定量よりも少ない量の現像剤がならし部材16の表面16Sに供給されるように、汲み上げローラー15をならし部材16から離間させる。
当該構成によっても、現像プロセスが連続して行なわれる場合、現像ローラー17から画像部領域P1,P2に現像剤を供給する際には適正な量の液だまりが形成され、粒状ムラの発生を抑制することができる。画像間領域Q1,Q2への現像剤の供給量は低減されており、必要以上の液だまりが形成されることは抑制されている。したがって、液体現像装置6Dが用いられる場合であっても、連続画像形成時に安定して良好な画像を得ることができる。
[実施の形態6]
図15を参照して、本実施の形態における液体現像装置6Eについて説明する。液体現像装置6Eにおいては、汲み上げローラー15およびならし部材16が、現像剤供給部として機能し、制御部30Eおよび駆動機構20Eによって駆動される。
制御部30Eによって制御される駆動機構20Eは、現像ローラー17の表面17Sのうちの画像部領域(P1,P2)に対向することが予定されている第1対向予定部分(S1,S2)が供給位置SPに位置しているときには、汲み上げローラー15およびまたはならし部材16を駆動させる。ならし部材16は、現像ローラー17に対してカウンター方向に回転し、汲み上げローラー15はならし部材16に対してウィズ方向に回転する。汲み上げローラー15からならし部材16を通して、現像ローラー17に所定量の現像剤が供給される。
一方で、制御部30Eによって制御される駆動機構20Eは、現像ローラー17の表面17Sのうちの画像間領域(Q1,Q2)に対向することが予定されている第2対向予定部分(T1,T2)が供給位置SPに位置しているときの所定のタイミングでは、上記の所定量よりも少ない量の現像剤が現像ローラー17の表面17Sに供給されるように、汲み上げローラー15およびならし部材16に対する駆動を停止する。図15に示すように、ならし部材16は、現像ローラー17に対してウィズ方向(矢印d1方向)に現像ローラー17と等速で従動回転し、汲み上げローラー15はならし部材16に対してウィズ方向(矢印e1方向)にならし部材16と等速で従動回転する。ならし部材16から現像ローラー17に供給される現像剤の量は、減少されることとなる。
当該構成によっても、現像プロセスが連続して行なわれる場合、現像ローラー17から画像部領域P1,P2に現像剤を供給する際には適正な量の液だまりが形成され、粒状ムラの発生を抑制することができる。画像間領域Q1,Q2への現像剤の供給量は低減されており、必要以上の液だまりが形成されることは抑制されている。したがって、液体現像装置6Eが用いられる場合であっても、連続画像形成時に安定して良好な画像を得ることができる。
[実施の形態7]
図16を参照して、本実施の形態における湿式画像形成装置200について説明する。湿式画像形成装置200は、上述の実施の形態1の湿式画像形成装置100(図1参照)の構成に加えて、清掃部材60および制御部61を備えている。清掃部材60は、感光体5の回転方向において、感光体5および中間転写体4同士の間の当接部(1次転写部)よりも上流であって、感光体5の回転方向において現像位置DPよりも下流の位置に配置される。清掃部材60は、図16に示すようにローラー状の部材から構成されていてもよいし、ブレード状の部材から構成されていてもよい。
制御部61は、画像部領域(P1,P2)に清掃部材60が対向しているときには、清掃部材60を感光体5から離間させる。トナー像が清掃部材60によって乱されることはない。制御部61は、画像間領域(Q1,Q2)に清掃部材60が対向しているときの所定のタイミングでは、清掃部材60を感光体5に当接される。画像間領域(Q1,Q2)に担持された液だまりは、清掃部材60によって感光体5上から除去される。
湿式画像形成装置200によれば、感光体5上の画像間領域(Q1,Q2)に担持された液だまりが飛散して装置内部を汚したり、後工程で不具合を誘発したりすることを抑制することが可能となる。
なお、清掃部材60はいわゆるスクイズ部材から構成されることもできる。スクイズ部材は、ローラー状に形成され、感光体5の表面からキャリア液のみを拭うことができる。スクイズ部材が画像部領域に当接していたとしても、画像部領域の中のトナー像がスクイズ部材によって乱されることはほとんどない。清掃部材60としてスクイズ部材が用いられる場合、制御部61は、必要に応じて清掃部材60を感光体5に対して当接または離間させるとよい。一方で、清掃部材60がブレード状の部材から構成される場合には、画像部領域の中のトナー像が清掃部材60によって乱されるおそれがあるため、制御部61は、所定のタイミングで清掃部材60を感光体5に対して当接または離間させるとよい。
[実施の形態8]
図17を参照して、本実施の形態における湿式画像形成装置300について説明する。湿式画像形成装置300は、上述の実施の形態1の湿式画像形成装置100(図1参照)の構成に加えて、駆動機構70(第2駆動機構)および制御部71を備えている。駆動機構70は、中間転写体4および感光体5同士の間の距離を変化させ、中間転写体4および感光体5同士を当接させたり、中間転写体4および感光体5同士を離間させたりする。
制御部71は、感光体5上の画像部領域(P1,P2)に中間転写体4が対向しているときには、中間転写体4および感光体5同士を所定の圧接力(第2圧接力)で圧接させる。制御部71は、感光体5上の画像間領域(Q1,Q2)に中間転写体4が対向しているときの所定のタイミングでは、中間転写体4および感光体5同士を所定の圧接力(第2圧接力)よりも小さい圧接力で圧接させる、若しくは、中間転写体4および感光体5同士を離間させる。
湿式画像形成装置300によれば、画像間領域(Q1,Q2)に担持された液だまりは、感光体5および中間転写体4の間を通過して、クリーニングブレード7によって除去される。感光体5上の画像間領域(Q1,Q2)に担持された液だまりが飛散して装置内部を汚したり、後工程で不具合を誘発したりすることを抑制することが可能となる。
以上、本発明に基づいた各実施の形態について説明したが、今回開示された各実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 印刷用紙、2 用紙搬送経路、3 転写ローラー、4 中間転写体(被転写部材)、4T,7,19 クリーニングブレード、5 感光体(像担持体)、5S,16S,17S 表面、6,6A,6B,6C,6D,6E 液体現像装置、8 除電器、9 帯電器、10 露光装置、14 現像剤槽、14W 現像液、15 ローラー、15T ドクターブレード、16 ならし部材、17 現像ローラー、18 帯電装置、20,20B,20C,20D,20E,70 駆動機構、21 アーム、22 カム、23 駆動モーター、24 現像剤塗布機構、25 先端ノズル、30,30A,30B,30C,30D,30E,61,71 制御部、31 検出部、40 スプリング、60 清掃部材、100,200,300 湿式画像形成装置、AR 矢印、CP 受け渡し位置、DP 現像位置、P1,P2,P3 画像部領域、Q1,Q2 画像間領域、S1,S2 第1対向予定部分、SP 供給位置、ST1,ST2,ST3,ST4,ST5,ST6,ST7,ST8 ステップ、T0,Ta,Tb,Tc,Td,Te,Tf,t1,t2 時間、T1,T2 第2対向予定部分。

Claims (7)

  1. 画像間領域を空けながら像担持体上に連続して形成された複数の画像部領域の中に含まれる静電潜像を、キャリア液およびトナーを含む現像剤を用いて現像する液体現像装置であって、
    1台の前記像担持体に対して一対一の関係となるように1台のみ設けられ、前記像担持体と対向する現像位置に前記現像剤を搬送し、前記像担持体に当接した状態で前記静電潜像を現像する現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体から前記像担持体上の前記画像間領域に供給される前記現像剤の量を減らす若しくは無くすように、所定の制御を行う制御部と、を備える、
    液体現像装置。
  2. 前記現像剤担持体および前記像担持体同士の間の距離を変化させる第1駆動機構をさらに備え、
    前記制御部により制御される前記第1駆動機構は、
    前記画像部領域に前記現像剤担持体が対向しているときには、前記現像剤担持体および前記像担持体同士を第1圧接力で圧接させ、前記画像間領域に前記現像剤担持体が対向しているときの所定のタイミングでは、前記現像剤担持体および前記像担持体同士の間の圧接力が前記第1圧接力よりも小さくなるように前記現像剤担持体および前記像担持体同士の間の距離を大きくする、若しくは前記現像剤担持体および前記像担持体同士を離間させる、
    請求項1に記載の液体現像装置。
  3. 供給位置を通して前記現像剤担持体に前記現像剤を供給する現像剤供給部をさらに備え、
    前記制御部により制御される前記現像剤供給部は、
    前記現像剤担持体の表面のうちの前記画像部領域に対向する第1対向予定部分が前記供給位置に位置しているときには、所定量の前記現像剤を前記現像剤担持体に供給し、前記現像剤担持体の表面のうちの前記画像間領域に対向する第2対向予定部分が前記供給位置に位置しているときの所定のタイミングでは、前記所定量よりも少ない量の前記現像剤を前記現像剤担持体に供給する、若しくは前記現像剤を前記現像剤担持体に供給しない、
    請求項1に記載の液体現像装置。
  4. 前記現像剤供給部は、前記現像剤担持体に当接した状態で前記現像剤を前記現像剤担持体に供給する当接部材を含み、
    前記現像剤担持体の前記第1対向予定部分が前記供給位置に位置しているときには、前記当接部材は前記現像剤担持体に当接し、前記現像剤担持体の前記第2対向予定部分が前記供給位置に位置しているときの所定のタイミングでは、前記当接部材は前記現像剤担持体から離間する、
    請求項3に記載の液体現像装置。
  5. 前記現像剤担持体の前記第1対向予定部分が前記供給位置に位置しているときには、前記制御部は前記現像剤供給部を駆動させ、前記現像剤担持体の前記第2対向予定部分が前記供給位置に位置しているときの所定のタイミングでは、前記制御部は前記現像剤供給部に対する駆動を停止する、
    請求項3に記載の液体現像装置。
  6. 像担持体と、
    前記像担持体に当接するように配置される被転写部材と、
    前記像担持体および前記被転写部材同士の間の距離を変化させる第2駆動機構と、
    請求項1から5のいずれかに記載の前記液体現像装置と、を備え、
    前記第2駆動機構は、
    前記画像部領域に前記被転写部材が対向しているときには、前記像担持体および前記被転写部材同士を第2圧接力で圧接させ、前記画像間領域に前記被転写部材が対向しているときの所定のタイミングでは、前記像担持体および前記被転写部材同士の間の圧接力が前記第2圧接力よりも小さくなるように前記像担持体および前記被転写部材同士の間の距離を大きくする、若しくは前記像担持体および前記被転写部材同士を離間させる、
    湿式画像形成装置。
  7. 像担持体と、
    前記像担持体に当接するように配置される被転写部材と、
    請求項1から5のいずれかに記載の前記液体現像装置と、
    前記像担持体および前記被転写部材同士の間の当接部よりも上流であって、前記現像位置よりも下流の位置に配置される清掃部材と、を備え、
    前記清掃部材は、
    前記画像部領域に前記清掃部材が対向しているときには前記像担持体から離間し、前記画像間領域に前記清掃部材が対向しているときの所定のタイミングでは前記像担持体に当接する、
    湿式画像形成装置。
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