JP2013256187A - 車両用アウタミラー装置 - Google Patents

車両用アウタミラー装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013256187A
JP2013256187A JP2012133081A JP2012133081A JP2013256187A JP 2013256187 A JP2013256187 A JP 2013256187A JP 2012133081 A JP2012133081 A JP 2012133081A JP 2012133081 A JP2012133081 A JP 2012133081A JP 2013256187 A JP2013256187 A JP 2013256187A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
visor
thin film
metal thin
vehicle
mirror device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012133081A
Other languages
English (en)
Inventor
Takehiro Hamada
健宏 濱田
Masakazu Iwatsuki
正和 岩月
Koichi Haruta
幸一 春田
Takafumi Saito
貴文 齋藤
Kengo Okamoto
健吾 岡本
Shinobu Chiba
忍 千葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
CBC Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
CBC Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd, CBC Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP2012133081A priority Critical patent/JP2013256187A/ja
Priority to CN201310226263.XA priority patent/CN103481830A/zh
Priority to US13/913,662 priority patent/US20130328339A1/en
Publication of JP2013256187A publication Critical patent/JP2013256187A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R1/00Optical viewing arrangements; Real-time viewing arrangements for drivers or passengers using optical image capturing systems, e.g. cameras or video systems specially adapted for use in or on vehicles
    • B60R1/02Rear-view mirror arrangements
    • B60R1/06Rear-view mirror arrangements mounted on vehicle exterior
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R1/00Optical viewing arrangements; Real-time viewing arrangements for drivers or passengers using optical image capturing systems, e.g. cameras or video systems specially adapted for use in or on vehicles
    • B60R1/12Mirror assemblies combined with other articles, e.g. clocks
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/27Adaptation for use in or on movable bodies
    • H01Q1/32Adaptation for use in or on road or rail vehicles
    • H01Q1/325Adaptation for use in or on road or rail vehicles characterised by the location of the antenna on the vehicle
    • H01Q1/3266Adaptation for use in or on road or rail vehicles characterised by the location of the antenna on the vehicle using the mirror of the vehicle
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R1/00Optical viewing arrangements; Real-time viewing arrangements for drivers or passengers using optical image capturing systems, e.g. cameras or video systems specially adapted for use in or on vehicles
    • B60R1/12Mirror assemblies combined with other articles, e.g. clocks
    • B60R2001/1261Mirror assemblies combined with other articles, e.g. clocks with antennae
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/27Adaptation for use in or on movable bodies
    • H01Q1/32Adaptation for use in or on road or rail vehicles
    • H01Q1/3208Adaptation for use in or on road or rail vehicles characterised by the application wherein the antenna is used
    • H01Q1/3233Adaptation for use in or on road or rail vehicles characterised by the application wherein the antenna is used particular used as part of a sensor or in a security system, e.g. for automotive radar, navigation systems

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)
  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

【課題】金属光沢を有し、しかも、膜厚の管理が容易で不用意な変形や硬化が生じ難い金属薄膜が形成されたバイザパーツを含めて構成される車両用アウタミラー装置を得る。
【解決手段】本車両用ドアミラー装置10におけるバイザカバー50の基材82の外表面には、バックコート84、金属薄膜86、トップコート90が施され、特に、金属薄膜86は蒸着によって形成される。このため、メッキによって金属膜を形成する場合に比べて金属薄膜86の膜厚を薄くできるうえ、厚さの管理も容易である。これにより、金属薄膜86をバイザカバー50の外表面に形成するに際して不要な変形をバイザカバー50に生じさせることがないか、又は、バイザカバー50に生じる変形を抑制できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の室外に設置されたドアミラーやフェンダーミラー等の車両用アウタミラー装置に関する。
下記の特許文献1には車両用アウタミラー装置の一態様である車両用ドアミラー装置が開示されている。この車両用ドアミラー装置では、車両の車体に取り付けられるステー(特許文献1では「ミラーベース」と称している)にミラー本体(鏡)やバイザカバー(特許文献1では「ハウジングカバー」と称している)が取り付けられている。
このバイザカバーの外表面は、車両の車種等に応じて様々な色が施されるが、バイザカバーの外表面を金属光沢の金属色にする場合には、クロムメッキ等のメッキ加工がバイザカバーに施される。
特開2011−51435号の公報
ところで、このようなメッキ加工によってバイザカバーには金属膜を形成する場合、特に、量産する場合には、メッキ厚の管理が難しく、しかも、メッキ加工後にバイザカバーが変形する。また、このようなメッキ加工は外表面のみならず内表面にも施されてしまうので、バイザカバーが全体的に硬くなる。このため、メッキを施すことで上記のように変形したバイザカバーにバイザリムやレンズ等の別の部品を組み付けることが難しくなる。
本発明は、上記事実を考慮して、金属光沢を有し、しかも、膜厚の管理が容易で不用意な変形や硬化が生じ難い金属薄膜が形成されたバイザパーツを含めて構成される車両用アウタミラー装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の本発明に係る車両用アウタミラー装置は、車体に取り付けられたステーに直接又は間接的に支持されたミラーと、複数のバイザパーツを組み付けることにより形成されて、前記支持体に直接又は間接的に支持され、開口端側における内側に前記ミラーが配置されると共に、前記複数のバイザパーツの少なくとも1つの外表面に蒸着によって金属薄膜が形成されたバイザと、を備えている。
請求項1に記載の本発明に係る車両用アウタミラー装置によれば、ステーに直接又は間接的に支持されたミラーはステーを介して車体に取り付けられる。また、このステーには複数のバイザパーツを組み付けることによって形成されたバイザが直接又は間接的に支持され、このバイザの開口端側における内側に上記のミラーが配置される。
一方、このバイザを構成するバイザパーツの少なくとも1つの外表面には蒸着によって金属薄膜が形成される。これにより、バイザの外観が金属色となり、見栄えが向上する。また、バイザパーツの外表面の金属薄膜は、上記のように蒸着によって形成される。このため、メッキによってバイザパーツの表面に金属膜を形成する場合に比べて膜厚を薄くできるうえ、厚さの管理も容易である。
これにより、金属薄膜をバイザパーツの外表面に形成するに際して不要な変形をバイザパーツに生じさせることがない(又は、バイザパーツに生じる変形を抑制できる)。しかも、上記のようにメッキに比べて金属薄膜の厚さを薄くできるので、金属薄膜を形成してもバイザパーツが極端に硬くなることがない。このため、他のバイザパーツ等の他の部品への組み付けも容易に行なえる。
なお、本発明に係る車両用アウタミラー装置は、車両の室外に設けられるミラー装置であればよく、その態様に限定されるものではない。したがって、本発明を所謂「車両用ドアミラー装置」に適用してもよいし、所謂「車両用フェンダーミラー装置」に適用してもよいし、所謂「車両用サイドアンダーミラー装置」に適用してもよい。
請求項2に記載の本発明に係る車両用アウタミラー装置は、請求項1に記載の本発明において、前記バイザパーツの外表面に施されて、前記バイザパーツと前記金属薄膜との間に介在するバックコートと、前記金属薄膜における前記バックコートとは反対側に施された透明のトップコートと、を備えている。
請求項2に記載の本発明に係る車両用アウタミラー装置によれば、バイザパーツの外表面にバックコートが施され、このバックコート上に金属薄膜が蒸着により形成される。さらに、金属薄膜上には透明のトップコートが施される。このように、本発明に係る車両用アウタミラー装置のバイザパーツの少なくとも1つには、バックコート、金属薄膜、トップコートの3層の膜が形成される。
ところで、金属色ではない一般の塗装による塗装膜をバイザパーツに施す場合には、バイザパーツの外表面に所望の色のベースコートを施し、このベースコートの表面に透明のトップコートを形成する。ここで、本発明では、上記のように金属薄膜の膜厚を薄くできるうえ、厚さの管理も容易である。
このため、バックコートの膜厚と金属薄膜の膜厚との和を上記の塗装膜のベースコートの膜厚に略等しく設定できる。このため、蒸着によって金属薄膜を形成して、その外表面を金属色とするバイザと、塗装によってその外表面を金属色以外の色とするバイザとを同一形状のものを使用することができ、バイザを成形するための金型の共通化を図ることができる。
なお、請求項2に記載の本発明は、上記のバックコート、金属薄膜、トップコートを備える構成であればよく、したがって、これらの構成を備えたうえで更に他の構成を備えていてもよい。例えば、金属薄膜とトップコートとの間に車両のカラーリングや、部品の耐久性等を考慮して膜状のミドルコートを介在させてもよい。
請求項3に記載の本発明に係る車両用アウタミラー装置は、請求項1又は請求項2に記載の本発明において、前記金属薄膜をインジウム及びスズの少なくとも何れか一方を含めて構成している。
請求項3に記載の本発明に係る車両用アウタミラー装置によれば、バイザパーツの少なくとも1つの外表面に形成される金属薄膜は、インジウム(In)及びスズ(Sn)の少なくとも何れか一方を含めて構成される。このため、バイザパーツの外表面に施された金属薄膜は金属光沢を有し、外観が向上する。
なお、本発明では、金属薄膜は上記のように、インジウム(In)及びスズ(Sn)の少なくとも何れか一方を含めて構成されていればよい。したがって、金属薄膜はインジウムでもよいし、スズでもよい。さらには、インジウム合金であってもよいし、スズ合金であってもよい。
請求項4に記載の本発明に係る車両用アウタミラー装置は、請求項3に記載の本発明において、前記バイザの内側に電波を受信するアンテナを設けている。
請求項4に記載の本発明に係る車両用アウタミラー装置では、バイザの内側に電波を受信するアンテナが設けられる。これにより、バイザの外部にて出力された電波を受信できる。これにより、送信機がタイヤの内側に設けられて、タイヤの空気圧情報等を含む電波が出力されれば、バイザ内のアンテナにて電波を受信して、車両の室内にてタイヤの空気圧をモニタできる。
ここで、バイザを構成するバイザパーツには金属薄膜が形成される。しかしながら、この金属薄膜は蒸着により形成されるため、金属薄膜は所謂「浮島構造」となり、金属薄膜間に微笑な隙間が形成され、この隙間を電波が透過できる。これにより、バイザの内側にアンテナを設けても、バイザの外側で出力された電波をアンテナにて受信できる。
以上、説明したように、本発明に係る車両用アウタミラー装置では、金属光沢を有し、しかも、膜厚の管理が容易で不用意な変形や硬化が生じ難い金属薄膜が形成されたバイザパーツを含めて構成される車両用アウタミラー装置を得ることができる。
本発明の一実施の形態に係る車両用アウタミラー装置のバイザパーツに施したバックコート、金属薄膜、及びトップコートの構造を概略的に示す断面図である。 本発明の一実施の形態に係る車両用アウタミラー装置の正面側からの斜視図である。 本発明の一実施の形態に係る車両用アウタミラー装置のバイザの内側の構成を示す正面側からの斜視図である。 本発明の一実施の形態に係る車両用アウタミラー装置のバイザの内側の構成を示す背面図である。
<本実施の形態の構成>
図2には、本発明の一実施の形態に係る車両用アウタミラー装置としての車両用ドアミラー装置10を全体構成の概略が車両後斜め右方から見た斜視図にて示されており、図3には車両用ドアミラー装置10の主要部が車両後斜め右方から見た斜視図にて示されている。さらに、図4には車両用ドアミラー装置10の主要部を車両前方から見た背面図にて示されている。
本車両用ドアミラー装置10は、車両のドア(図示省略)の上下方向中間部の車両前側端部における外部に設けられている。図2から図4の各図に示されるように、車両用ドアミラー装置10は支持部材としてのステー12を備えており、ステー12が車両のドアに取付けられることで、車両用ドアミラー装置10がドア(車体側)に支持されている。ステー12には、ブロック状の支持部14が設けられている。支持部14はステー12においてドアに支持される部分から車幅方向外側へ突出するように形成されている。また、この支持部14は、その車幅方向外側部(突出端部)が略半円柱状に形成されている。
このステー12には図4に示される格納装置16が設けられており、更に、この格納装置16には本体部18が取り付けられている。格納装置16は、ステー12の支持部14上に支持されている。格納装置16はステー12に対し回動可能とされ、格納装置16が回動することで本体部18がステー12、ひいては、車体に対して回動する。
格納装置16にはバイザ20を構成するバイザパーツの1つであるバイザボデー22が取り付けられている。バイザボデー22は枠状のリム部24を備えており、このリム部24からは連続して周壁26が形成されている。周壁26のリム部24とは反対側には底壁28が形成されており、バイザボデー22は全体的にリム部24側へ向けて開口した有底筒形状とされている。バイザボデー22はこの底壁28が格納装置16に取り付けられている。
図3に示されるように、バイザボデー22の内側には鏡面調整装置30が設けられている。鏡面調整装置30は固定部32を備えており、この固定部32がバイザボデー22の底壁28に固定されている。固定部32よりもバイザボデー22の開口側では固定部32に傾動体34が支持されている。この傾動体34は、電動又は手動により固定部32に対して傾動可能とされている。傾動体34の固定部32とは反対側には図2に示されるミラー36が装着されている。ミラー36は鏡面(反射面)をバイザボデー22の開口側へ向けた状態でバイザボデー22の内側に配置されている。ミラー36は、鏡面調整装置30において傾動体34が固定部32に対し傾動することによって、傾動体34と一体にミラー36が傾動し、これによって、ミラー36の反射面の向きが調整される。
また、図3に示されるように、バイザボデー22の内側にはアンテナ42が設けられている。このアンテナ42は、合成樹脂材により形成されたケース44を備えており、このケース44の内側に、例えば、金属の線材をコイル状に成形することで形成されたアンテナ本体が収容されている。アンテナ42は、例えば、車両のタイヤの空気圧を監視する空気圧監視装置を構成している。空気圧監視装置はタイヤのホイールに取り付けられた圧力センサを備えており、この圧力センサからタイヤの空気圧情報を含む電波が出力される。圧力センサから出力された電波はケース44内のアンテナ本体にて受信される。アンテナ本体はケーブルを介して車両に設けられた制御手段を介して車両室内に設けられたモニタに接続され、モニタにタイヤの空気圧情報等を表示させることができる。
一方、図2から図4の各図に示されるように、バイザボデー22における底壁28のリム部24とは反対側からはバイザボデー22にバイザパーツの1つであるバイザカバー50が装着される。バイザカバー50はバイザボデー22におけるリム部24側へ向けて開口した有底形状とれており、その開口形状はリム部24の外周形状と同じか、リム部24の外周形状よりも僅かに小さな相似形状とされている。上記のようにバイザカバー50がバイザボデー22に装着されることでミラー36よりも底壁28側の各部品、特に、底壁28を介してリム部24とは反対側に設けられた各部品がバイザカバー50によって覆われる。
このバイザカバー50には切欠部62が形成されている。切欠部62はバイザカバー50の開口縁にて開口している。この切欠部62に対応して上記のバイザボデー22にはレンズ64が取り付けられ、バイザカバー50をバイザボデー22に装着すると切欠部62の内側にバイザパーツの1つとしてのレンズ64が入り込み、バイザカバー50の外側へレンズ64が露出する。レンズ64はターンシグナルランプを構成している。車両室内の乗員がターンシグナルスイッチを操作すると、バイザボデーに設けられたターンシグナルランプのランプが点滅し、このランプの光がレンズ64を透過して、外部から視認できるようになっている。
ここで、図1にはバイザカバー50の断面構造が概略的に示されている。この図に示されるように、バイザカバー50は、その本体部分を構成する基材82を備えている。この基材82は合成樹脂材を成形することにより形成されており、バイザカバー50の形状を形成している。この基材82の外表面(基材82においてバイザカバー50の外側を向く面)には下地としてのバックコート84が形成されている。バックコート84は基材82の外表面に塗装を施すことにより形成されており、その厚さは40μm以下とされている。
このバックコート84の基材82とは反対側には金属薄膜86が形成されている。金属薄膜86は、インジウム(In)又はスズ(Sn)或いはこれらの合金を蒸着するバックコート84の表面に蒸着することにより形成されており、その厚さは1μm以下に設定されている。このように、蒸着により金属薄膜86を形成することでバイザカバー50の外表面は金属光沢を有する金属色となる。
また、金属薄膜86は蒸着により形成されているため、金属薄膜86は所謂「浮島構造」となり、バックコート84上には金属薄膜86が形成されている範囲(すなわち、金属が蒸着された範囲)が無数に形成され、金属薄膜86が形成されている範囲の各々の間には僅かな隙間88が形成される。さらに、金属薄膜86は蒸着により形成されているため、バイザカバー50の内側には昇華された金属が回り込み難い。これにより、基本的にはバイザカバー50の内側には金属薄膜86が形成されない。
さらに、金属薄膜86のバックコート84とは反対側には透明のトップコート90が施されている。トップコート90は塗装により施され、その厚さは50μm以下とされている。このように、金属薄膜86はトップコート90により覆われる。これによって、金属薄膜86に傷が付くこと等を防止又は抑制している。
ここで、上記のバックコート84の厚さは金属薄膜86を形成しない通常の有色塗装をバイザカバー50に施す際のベースコートの厚さに略等しく、トップコート90もまた通常の有色塗装をバイザカバー50に施す際のトップコートの厚さに略等しい。
<本実施の形態の作用、効果>
以上の構成の本車両用ドアミラー装置10では、バイザ20を構成するバイザカバー50の外表面には蒸着によって金属薄膜86が形成される。これにより、バイザ20の外観が金属色となり、見栄えが向上する。また、バイザカバー50の外表面の金属薄膜86は、上記のように蒸着によって形成される。このため、メッキによってバイザカバー50の表面に金属膜を形成する場合に比べて金属薄膜86の膜厚を薄くできるうえ、厚さの管理も容易である。
これにより、金属薄膜86をバイザカバー50の外表面に形成するに際して不要な変形をバイザカバー50に生じさせることがない(又は、バイザカバー50に生じる変形を抑制できる)。しかも、上記のようにメッキに比べて金属薄膜86の厚さを薄くでき、金属薄膜86を形成してもバイザカバー50が極端に硬くなることがなく、その構造は上記の浮島構造になる。このため、バイザボデー22へのバイザカバー50の組み付けを容易に行なえる。
特に、本実施の形態では、レンズ64が入り込む切欠部62がバイザカバー50に形成されるが、この切欠部62はバイザカバー50の開口縁にて開口している。このため、切欠部62を介してバイザカバー50の一方の側に対して他方の側が変形し、しかも、硬化すると、バイザボデー22へのバイザカバー50の組み付けが難しくなり、場合によってはバイザボデー22へバイザカバー50を組み付けることができず、そのバイザカバー50が不良品になる。
これに対して、本実施の形態では、上記のようにバイザカバー50に変形が生じ難い。また、金属薄膜86は浮島構造になり、しかも、極端に硬化することがないので、仮にバイザカバー50に小さな変形が生じたとしても、バイザカバー50をバイザボデー22に組み付けることができる。このため、バイザカバー50に不良の発生が生じ難くなり、歩留まりが向上し、結果的にコストを安価にできる。
また、金属薄膜86は、バイザカバー50の基材82に施されたバックコート84上に形成される。さらに、金属薄膜86上には透明のトップコート90が施される。このように、本実施の形態では、バイザカバー50の基材82上にバックコート84、金属薄膜86、トップコート90の3層の膜が形成される。
ここで、上述したように、バックコート84の厚さは金属色ではない一般の塗装による塗装膜をバイザカバー50に施す場合にバイザカバー50の基材82に施す外表面に所望の色のベースコートの厚さ略等しい。また、金属薄膜86上に施されるトップコート90の厚さは金属色ではない一般の塗装による塗装膜をバイザカバー50に施す場合のトップコートの厚さに略等しい。さらに、金属薄膜86の厚さはバックコート84の厚さやトップコート90の厚さに比べて充分に小さい。
このため、バックコート84、金属薄膜86、トップコート90の3層の膜の合計の厚さを、金属色ではない一般の塗装による塗装膜をバイザカバー50に施す場合のベースコート及びトップコートの全体の厚さに略等しく設定できる。このため、その外表面を金属色とするバイザカバー50と、塗装によってその外表面を金属色以外の色とするバイザカバー50とを同一形状のものを使用することができ、バイザカバー50を成形するための金型の共通化を図ることができる。
一方、本実施の形態では、バイザボデー22の内側に設けられたアンテナ42によってバイザ20の外部にて出力された電波を受信する。ここで、バイザカバー50には金属薄膜86が形成されるが、金属薄膜86は上記のように浮島構造になり、金属薄膜86間に微笑な隙間88が形成される。このため、バイザカバー50に金属薄膜86を形成しても、金属薄膜86間の隙間88を電波が透過できる。これにより、バイザボデー22の内側にアンテナ42を設けても、バイザ20の外側で出力された電波をアンテナ42にて受信できる。
なお、本実施の形態では、金属薄膜86を構成する蒸着材料を、インジウム(In)又はスズ(Sn)或いはこれらの合金としたが、請求項1に記載の本発明の観点からすれば、金属薄膜86を構成する蒸着材料がこのようなインジウム(In)又はスズ(Sn)或いはこれらの合金に限定されるものではない。このような金属や合金の他に、例えば、アルミニウム(Al)、クロム(Cr)、亜鉛(Zn)、銀(Ag)、ニッケル(Ni)等の他の金属やその合金でもよいし、珪素(Si)やチタン(Ti)、マグネシウム(Mg)等の酸化物やフッ化物であってもよい。
また、金属薄膜86の形成方法に関しては特に詳細な説明をしていないが、所謂一般的な「真空蒸着」を適用すればよいが、真空蒸着以外の他の物理的蒸着方法や化学的蒸着方法を適用しても構わない。
また、本実施の形態では、バイザカバー50の基材82の外表面にバックコート84、金属薄膜86、及びトップコート90を形成した構成であった。しかしながら、バックコート84、金属薄膜86、及びトップコート90以外の構成を備えていても当然構わない。例えば、車両のカラーリングや、部品の耐久性等を考慮して金属薄膜86とトップコート90との間に膜状のミドルコートを形成してもよい。
さらに、本実施の形態は本発明に係る車両用アウタミラー装置を車両用ドアミラー装置10に適用したが、車両用フェンダーミラー装置や車両用サイドアンダーミラー装置等の他の車両用アウタミラー装置に本発明を適用してもよい。
10 車両用ドアミラー装置
20 バイザ
22 バイザボデー(バイザパーツ)
36 ミラー
42 アンテナ
50 バイザカバー(バイザパーツ)
64 レンズ(バイザパーツ)
84 バックコート
86 金属薄膜
88 隙間
90 トップコート

Claims (4)

  1. 車体に取り付けられたステーに直接又は間接的に支持されたミラーと、
    複数のバイザパーツを組み付けることにより形成されて、前記支持体に直接又は間接的に支持され、開口端側における内側に前記ミラーが配置されると共に、前記複数のバイザパーツの少なくとも1つの外表面に蒸着によって金属薄膜が形成されたバイザと、
    を備える車両用アウタミラー装置。
  2. 前記バイザパーツの外表面に施されて、前記バイザパーツと前記金属薄膜との間に介在するバックコートと、
    前記金属薄膜における前記バックコートとは反対側に施された透明のトップコートと、
    を備える請求項1に記載の車両用アウタミラー装置。
  3. 前記金属薄膜をインジウム及びスズの少なくとも何れか一方を含めて構成した請求項1又は請求項2に記載の車両用アウタミラー装置。
  4. 前記バイザの内側に電波を受信するアンテナを設けた請求項3に記載の車両用アウタミラー装置。
JP2012133081A 2012-06-12 2012-06-12 車両用アウタミラー装置 Pending JP2013256187A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012133081A JP2013256187A (ja) 2012-06-12 2012-06-12 車両用アウタミラー装置
CN201310226263.XA CN103481830A (zh) 2012-06-12 2013-06-07 车辆外后视镜装置
US13/913,662 US20130328339A1 (en) 2012-06-12 2013-06-10 Vehicle outer mirror device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012133081A JP2013256187A (ja) 2012-06-12 2012-06-12 車両用アウタミラー装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013256187A true JP2013256187A (ja) 2013-12-26

Family

ID=49714673

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012133081A Pending JP2013256187A (ja) 2012-06-12 2012-06-12 車両用アウタミラー装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20130328339A1 (ja)
JP (1) JP2013256187A (ja)
CN (1) CN103481830A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200131361A (ko) * 2019-05-13 2020-11-24 주식회사 아이유플러스 사각지대를 감시하는 독립형 사이드미러

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014034218A1 (ja) * 2012-08-31 2014-03-06 本田技研工業株式会社 車両用ドア

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006005515A (ja) * 2004-06-16 2006-01-05 Altia Hashimoto Co Ltd 電波等の透過装置
JP2008189168A (ja) * 2007-02-06 2008-08-21 Sakae Riken Kogyo Co Ltd 発光体を内部に有するドアミラー装置
US20100182143A1 (en) * 2006-10-24 2010-07-22 Donnelly Corporation Display device for exterior mirror

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0751235B1 (en) * 1995-06-30 1999-05-06 Toyoda Gosei Co., Ltd. Flexible metallized products and process for producing the same
US7324261B2 (en) * 1999-07-09 2008-01-29 Gentex Corporation Electrochromic devices with thin bezel-covered edge
JP4099946B2 (ja) * 2001-01-11 2008-06-11 株式会社ファルテック 金属光輝色を呈する成形品の製造方法
AUPR381201A0 (en) * 2001-03-19 2001-04-12 Schefenacker Vision Systems Australia Pty Ltd Improved pivot assemblies
JP3527486B2 (ja) * 2001-07-26 2004-05-17 技研株式会社 金属調自動車用内外装品及びその製造方法
JP4975975B2 (ja) * 2005-03-24 2012-07-11 株式会社東海理化電機製作所 車両用ドアミラー装置
JP2007130876A (ja) * 2005-11-10 2007-05-31 Toyoda Gosei Co Ltd 透明装飾品
JP4847311B2 (ja) * 2006-12-25 2011-12-28 株式会社東海理化電機製作所 車両用ミラー装置
JP5483280B2 (ja) * 2010-03-16 2014-05-07 株式会社フクダコーポレーション 加飾方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006005515A (ja) * 2004-06-16 2006-01-05 Altia Hashimoto Co Ltd 電波等の透過装置
US20100182143A1 (en) * 2006-10-24 2010-07-22 Donnelly Corporation Display device for exterior mirror
JP2008189168A (ja) * 2007-02-06 2008-08-21 Sakae Riken Kogyo Co Ltd 発光体を内部に有するドアミラー装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200131361A (ko) * 2019-05-13 2020-11-24 주식회사 아이유플러스 사각지대를 감시하는 독립형 사이드미러
KR102199201B1 (ko) * 2019-05-13 2021-01-07 주식회사 아이유플러스 사각지대를 감시하는 독립형 사이드미러

Also Published As

Publication number Publication date
US20130328339A1 (en) 2013-12-12
CN103481830A (zh) 2014-01-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10191348B2 (en) Electro-optic element
KR101856441B1 (ko) 자동차용 크루즈컨트롤 센서 커버 및 그 제조방법
US10727575B2 (en) Radome
WO2016104197A1 (ja) レーダカバーの製造方法及びレーダカバー
WO2014013759A1 (ja) 防眩ミラー、車両および防眩ミラーの製造方法
JP2019524536A (ja) 車両用レドーム
CN111094069B (zh) 发光镜边框
US9022583B2 (en) Vehicular exterior transflective rearview mirror assembly
JP2016182866A (ja) 車両用装着品
JP2019523730A (ja) 車両用レドーム
JP7233180B2 (ja) 車両用エンブレム
US10766423B2 (en) Light emitting mirror bezel
JP2013256187A (ja) 車両用アウタミラー装置
JP2002120648A (ja) 自動車用バックミラー
KR20190100910A (ko) 전기-광학 요소를 위한 전기적 연결부
JP6620847B2 (ja) 車両用オーナメント
JP6809886B2 (ja) レーダカバー及びレーダカバーの製造方法
JP2006005515A (ja) 電波等の透過装置
JP2009220737A (ja) 撮像装置
US11878629B2 (en) Light emitting mirror bezel
US20240042935A1 (en) Light Emitting Mirror Bezel
CN112074134A (zh) 电子设备金属壳体及其加工工艺
JP2013147064A (ja) ミラー装置
JP4500613B2 (ja) 表面光輝処理方法
JP6018954B2 (ja) 車両用燈体及び燈体付ドアミラー

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151027

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151104

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160308