JP2013255753A - X線コンピュータ断層撮影装置、架台、運搬用台車、組み立てジグ付架台回転部、及び架台組み立て方法 - Google Patents

X線コンピュータ断層撮影装置、架台、運搬用台車、組み立てジグ付架台回転部、及び架台組み立て方法 Download PDF

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【課題】架台の組み立て作業を簡便に行うことを可能とする。
【解決手段】架台1は、X線管12とX線検出器14とが取り付けられた環状の架台回転部10と、架台回転部10を軸R1回りに回転可能に支持する架台固定部40とを装備している。架台回転部10は、運搬用台車(ハンドリフト)の荷受台に載置されるための座面部20を外周面に有している。
【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、X線コンピュータ断層撮影装置、架台、運搬用台車、組み立てジグ付架台回転部、及び架台組み立て方法に関する。
X線コンピュータ断層撮影装置を病院に据え付ける作業が行われている。病院の搬入経路が狭い場合や搬入用エレベータに重量制限がある場合、架台を架台回転部と架台固定部とに解体して据え付け先に搬入し、据え付け先にて架台回転部と架台組立部とから架台を組み立てている。架台回転部は500kgを超える重量物であり、円筒形状を有している。このため、図25のようなやぐら型の組み立てジグ(やぐらジグ)で架台回転部を吊り上げて架台固定部に取り付けている。やぐらジグは大型の機器であり、やぐらジグを用いる組み立て作業は大掛かりなものとなる。従って作業者の作業負担が大きく組み立て作業に多大な時間を要している。
実施形態の目的は、架台の組み立て作業を簡便に行うことを可能とするX線コンピュータ断層撮影装置、架台、運搬用台車、組み立てジグ付架台回転部、及び架台組み立て方法を提供することにある。
本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置は、撮像機構を装備する架台と前記架台を制御するコンソールとを具備するX線コンピュータ断層撮影装置であって、前記架台は、X線管とX線検出器とが取り付けられた環状の回転部と、前記回転部を軸回りに回転可能に支持する固定部と、を備え、前記回転部は、運搬用台車の荷受台に載置されるための座面部を外周面に有する、ことを特徴とする。
本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置の構成を示す図である。 図1の概略的な架台の斜視図。 図2の概略的な架台回転部の斜視図。 図2の概略的な架台固定部の斜視図。 図1の架台の縦断面図。 本実施形態に係る運搬用台車(ハンドリフト)の斜視図。 図6のハンドリフトの側面図。 図6のハンドリフトの平面図。 図3の架台回転部の正面図。 図9の架台回転部の座面部を下方から見た図。 図4の架台固定部の正面図。 図11の接続フレームの全体を取り外し可能なベーススタンドの一例を示す図。 図11の接続フレームの一部分(着脱部分)を取り外し可能なベーススタンドの一例を示す図。 本実施形態に係る架台の組み立て作業の典型的な流れを示す図。 図14のステップS2において製造される組み立てジグ付架台回転部の正面図。 図14のステップS2において製造される組み立てジグ付架台回転部の側面図。 図14のステップS3において据え付けられた架台固定部を示す図。 図14のステップS4において接続フレームまたは着脱部分が取り外された架台固定部を示す図。 図14のステップS5に係る、切欠きに爪部が挿入された組み立てジグ付架台回転部の正面図。 図14のステップS5に係る、切欠きに爪部が挿入された組み立てジグ付架台回転部の側面図。 図14のステップS8に係る、架台の外観を示す図。 変形例1に係る架台回転部の正面図。 変形例2に係る架台回転部の正面図。 変形例3に係る架台固定部の正面図。 やぐらジグを用いた架台の組み立て作業を示す図。
以下、図面を参照しながら本実施形態に係わるX線コンピュータ断層撮影装置、架台、運搬用台車、組み立てジグ付の架台回転部、及び架台組み立て方法を説明する。
図1は、本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置の構成を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置は、架台1とコンソール100とを有している。架台1は、病院等のCT撮影室に据え付けられている。コンソール100は、CT撮影室やCT撮影室に隣接する制御室等に据え付けられている。コンソール100は、入力機器200を介した操作者からの指示等に従って架台1を制御する。架台1は、コンソール100からの制御に従ってX線CT撮像を実行する。架台1は、被検体を挟んで対向して配置されたX線管とX線検出器とを装備している。架台は、X線管とX線検出器とを回転軸周りに回転させながらX線曝射をX線検出とを高速に繰り返し、X線の減弱を示す生データを収集する。収集された生データは、架台1からコンソール100に伝送される。コンソール100は、生データに基づいて被検体内のX線減弱係数の空間分布を表現するCT画像を再構成する。コンソール100は、CT画像を表示機器300に表示する。
図2は、概略的な架台1の斜視図である。なお、図2においては、カバーが取り外された架台1が示されている。図2に示すように、架台1は、架台回転部10と架台固定部40とを有している。図3は、概略的な架台回転部10の斜視図であり、図4は、概略的な架台固定部40の斜視図である。
図2及び図3に示すように、架台回転部10は、中央に開口11aが形成された略円筒形の回転フレーム(R−BASE)11を有している。回転フレーム11には、X線管12や高電圧発生装置13、X線検出器14、データ収集回路15、データ伝送装置16、冷却装置17、放熱装置18等の各種機器を取り付けるための穴または凹部が形成されている。回転フレーム11は、アルミニウム等の金属により形成される。X線管12や高電圧発生装置13、X線検出器14、データ収集回路15、データ伝送装置16、冷却装置17、放熱装置18等の各種機器は、架台固定部40からの電力の供給を受けて作動する。X線管12とX線検出器14とは開口11aを挟んで対向するように回転フレーム11に取り付けられる。高電圧発生装置13は、X線管12に高電圧を印可し、フィラメント電流を供給する。X線管12は、高電圧発生装置13からの高電圧の印可とフィラメント電流の供給とを受けてX線を発生する。X線検出器14は、X線管12から発生されたX線を検出し、検出されたX線の強度に応じた電気信号を発生する。データ収集回路15は、X線検出器14により発生された電気信号にA/D変換を施して電気信号から生データに変換する。生データは、データ伝送装置16を介してコンソール100に伝送される。冷却装置17は、X線管12を冷却する。放熱装置18は、データ収集回路15内の熱を架台1外に放熱する。
図4に示すように、架台固定部40は、回転機構41、メインフレーム43、及びベーススタンド45を有している。回転機構41は、回転フレーム11に締結される。回転機構41には、図4に図示しないスリップリング機構が取り付けられている。メインフレーム43には、回転軸R1周りに回転機構41を回転可能に支持している。回転機構41は、カバー内の図示しない駆動装置からの駆動信号の供給を受けて回転軸R1周りに回転フレーム11とともに回転する。ベーススタンド45は、CT撮影室の床面に据え付けられている。ベーススタンド45は、メインフレーム43を床面から離反して支持する。さらに、ベーススタンド45は、回転軸R1に直交し床面に平行する水平軸R2に対して、回転軸R1及び水平軸R2に直交する垂直軸R3を傾斜可能にメインフレーム43を支持している。メインフレーム43は、カバー内の図示しない駆動装置からの駆動信号の供給を受けて、水平軸R2に対して垂直軸R3を傾斜(チルト)する。ベーススタンド45は、例えば、二つの立設フレーム451と接続フレーム453とを含んでいる。二つの立設フレーム451は、メインフレーム43の両側面に取り付けられ、直立して床面に設置される。接続フレーム453は、二つの立設フレーム451によるメインフレーム43の支持を強固にするため、二つの立設フレーム451を接続する。
図5は、架台1の縦断面図である。なお説明の簡単のため、図5の回転フレーム11に取り付けられているX線管12や高電圧発生装置13、X線検出器14、データ収集回路15、データ伝送装置16、冷却装置17、放熱装置18等の各種機器は省略している。図5に示すように、架台固定部10の回転機構41は、中央に開口を有する支持フレーム47を有している。支持フレーム47は、開口の中心軸が回転軸R1に一致するように回転フレーム11に螺子SC等の締結具により締結されている。典型的には、回転フレーム11の開口の周囲には、螺子SCが挿通するための複数の挿通孔11hが形成されている。回転フレーム11に接する支持フレーム47の外壁47w1には、複数の挿通孔11hにそれぞれ対応する複数の螺子穴47sが形成されている。作業者により挿通孔11hを介して螺子SCが螺子穴47sに捩じ込まれる。支持フレーム47の外周面47w2には、複数の環状電極(スリップリング)49が取り付けられている。メインフレーム43の内周面43w1には、環状電極49に摺り接触するように導電性のブラシ(摺動子)51が取り付けられている。メインフレーム43と支持フレーム47との間には、支持フレーム47の回転を容易にするための軸受(ベアリング)53が設けられている。
図2、図3、図4、及び図5に示すように、本実施形態に係る架台1は、運搬用台車を用いて簡便に組み立て可能な構造を有している。組み立て可能な構造として、架台回転部10は座面部20、架台固定部40はガイド部50を有している。座面部20とガイド部50とについての説明は後で詳細に説明する。
まず、架台1を組み立てるための運搬用台車について説明する。本実施形態に係る運搬用台車は、架台1を容易に組み立てるためのジグとして機能する。本実施形態に係る運搬用台車は、架台回転部10を載置可能な荷受台を有するものであれば、如何なるタイプの台車にも適用可能である。以下、説明を具体的に行なうため、運搬用台車はハンドリフトであるとする。
図6は、本実施形態に係る運搬用台車(ハンドリフト)80の斜視図である。図7は、図6のハンドリフト80の側面図である。図8は、図6のハンドリフト80の平面図である。図6、図7、及び図8に示すように、ハンドリフト80は、車台(シャシ)81を装備している。車台81には荷受部83が接続されている。荷受部83は、荷受台85と荷受台支持部87とを有している。荷受台85には架台回転部10が載置される。荷受台85の架台回転部10が接触する面を荷受面85wと呼ぶことにする。典型的には、荷受台85として、左右方向に所定距離Wa1だけ離間して平行に設けられた2本の爪部85−1,85−2が用いられている。2本の爪部85−1,85−2の一端部は、荷受台支持部87に接続されている。荷受台支持部87の後方には車台81が設けられている。車台81は、支持板88を有している。支持板88には昇降装置89が搭載されている。昇降装置89は、荷受部83を昇降可能に支持する。昇降装置89には駆動装置91が連結されている。駆動装置91は、昇降装置89を作動させるための動力を発生する。昇降装置89の上部には、ハンドル棒93が車両前後方向及び車両左右方向に傾倒可能に支持されている。ハンドル棒93の先端には、操作部95が取り付けられている。操作部95には、爪部85−1,85−2を下降させるためのレバー951が取り付けられている。
昇降装置89としては、例えば、油圧シリンダ等の内燃機関が用いられ、駆動装置91としては、例えば、プランジャピストン等の往復ポンプが用いられる。油圧シリンダ89とプランジャピストン91との間は油圧回路(図示せず)で連通されている。ハンドル棒93が作業者等により車両後方に傾倒されるとプランジャピストン91がハンドル棒93により圧縮され、油圧回路を介してプランジャピストン91から油圧シリンダ89に油が流入される。油圧シリンダ89は、油の流入圧を利用してシャフト891を上昇させる。シャフト891の上昇により爪部85−1,85−2が上昇される。作業者によりハンドル棒93が作業者により車両前方に傾倒されレバー951が操作されると油圧シリンダ89から油圧回路を介してプランジャピストン91に油が流入される。油圧シリンダ89は、油の流出圧を利用してシャフト891を下降させる。
車台81の下部には、主キャスタ97が設けられている。主キャスタ97は、車輪支軸971に軸周りに回転可能に連結された右操舵輪973と左操舵輪975とを有している。車輪支軸971は、車台支軸(図示せず。車輪支軸971に垂直に取り付けられた軸)を介して昇降装置89に軸周りに回転可能に取り付けられている。車台支軸は、ハンドル棒93の傾き方向に応じた方向に回転する。これら車輪支軸971と車台支軸とにより右操舵輪973と左操舵輪975とが車台支軸周りに回転自在となる。
各爪部85−1,85−2の略先端部の下部には補助用キャスタ98が取り付けられている。各補助用キャスタ98は昇降機構99により昇降可能に支持されている。昇降機構99は、爪部85−1,85−2の昇降に連動して荷受面85wを水平に保つために各補助用キャスタ99を爪部85−1,85−2に対して接近または離反する。
爪部85−1,85−2の荷受面85wが架台固定部10の座面部20の座面20wに向い合せて接触されるようにハンドリフト80は、架台回転部10を載置する。荷受面85wは、架台回転部10を載置するために、座面20wに対応する形状を有している。例えば、荷受面85wの形状に応じて座面20wの形状が設計される。あるいは、座面20wの形状に応じて荷受面85wの形状が設計される。典型的には、荷受面85wは、平面を有している。平面形状の荷受面85wに対応するように座面20wも平面に形成される。爪部85−1,85−2に載置された架台回転部10を固定するために、爪部85−1,85−2には固定部(以下、爪部側固定部と呼ぶ)851が設けられている。爪部側固定部851は、例えば、螺子SCを挿通するための挿通孔または螺子SCが捩じ込まれる螺子穴が適当である。爪部固定部851の数は一つ以上であれば幾つでもよい。しかしながら、架台回転部10をより強固に固定するために、2以上である方が良い。
なお、各爪部85−1,85−2の荷受面85wは、架台回転部10が載置可能であれば必ずしも平面である必要はない。例えば、座面20wに凹凸がある場合、荷受面85wには座面20wの凹凸に嵌り合う凹凸が形成されても良い。また、荷受面85wには樹脂等で形成された滑り止めが取りつけられても良い。
次に、架台回転部10の座面部20、架台固定部40のガイド部50、及びハンドリフト80の爪部85−1,85−2について詳細に説明する。図9は、架台回転部10の正面図である。図10は、架台回転部10の座面部20を下方から見た図である。図11は、架台固定部40の正面図である。
図9及び図10に示すように、架台回転部10の回転フレーム11の外周面にはハンドリフト80の爪部85−1,85−2と同数の座面部20−1,20−2が設けられている。架台回転部10が安定して荷受面85wに載置可能なように、二つの座面部20−1,20−2は、二つの座面20wが同一水平面に含まれるように設計されるとよい。図10に示すように、各座面部20−1,20−2には爪部85−1,85−2に設けられた爪部側固定部851に対応する位置に固定部(以下、座面側固定部と呼ぶ)201が設けられている。具体的には、爪部85−1の爪部側固定部201と爪部85−2の爪部側固定部201との中心間距離Pa1と、座面部20−1の座面側固定部201と座面部20−2の座面側固定部201との中心間距離Pb1とは、実質的に同一距離に設計され、各爪部85−1,85−2の爪部側固定部851の中心間距離Pa2と各座面部20−1,20−2の座面側固定部201の中心間距離Pb2とは、実質的に同一距離に設計される。座面側固定部201及び爪部側固定部851としては、例えば、螺子を挿通するための挿通孔または螺子が捩じ込まれる螺子穴が適当である。座面部20と爪部85とを締結可能なように、爪部側固定部851が挿通孔の場合、座面側固定部201としては螺子穴が形成される。逆に、爪部側固定部851が螺子穴の場合、座面側固定部201としては挿通孔が形成される。
座面部20は、典型的には、アルミニウムのような回転フレーム11と同種類の金属を材料として形成される。例えば、座面部20は回転フレーム22と一体成型されてもよいし、別々に形成されてもよい。別々に形成される場合、座面部20は回転フレーム11の外周面に取り外し可能に取り付けられてもよいし、取り外し不能に取り付けられてもよい。座面部20は架台1の組み立てにおいて利用されるので、回転フレーム11に取り外し可能な場合、架台1の組み立て作業が終了した段階で取り外されると良い。
座面20wは、爪部85−1,85−2に載置可能であれば必ずしも平面である必要はない。例えば、各爪部85−1,85−2の荷受面85wに凹凸がある場合、座面部20−1,20−2の座面20wには荷受面85wの凹凸に嵌り合う凹凸が形成されても良い。また、荷受面85wには樹脂等により形成された滑り止めが取り付けられても良い。
このように本実施形態に係る回転フレーム11には座面部20が設けられている。架台回転部10はCT撮像時において一周0.35秒程度の高速で回転する。座面部20が回転フレーム11に付加されることによって架台回転部10の重心が回転中において回転軸R1からずれることは避けなければならない。このため、回転中において架台回転部10の重心が回転軸R1に安定して位置するように架台回転部10のバランスを計算し、この計算結果に従って架台回転部10が設計される必要がある。例えば、重心が回転軸R1に位置するように回転フレーム11に取り付けられる重りの重量及び位置が計算され、この計算に従って重りが回転フレーム11に取り付けられる。従って、本実施形態においても架台回転部10の回転中の重心のブレを最小限に留めることができる。
図2、図4、図5、及び図11に示すように、メインフレーム43の下部には、ガイド部50が設けられている。ガイド部50は、架台回転部10を架台固定部40に対して容易に位置合わせ可能なように爪部85−1,85−2を案内するための構造物である。ガイド部50の下部には、爪部85−1,85−2を案内するための切欠き51が形成されている。架台回転部10と架台固定部40とを締結する際、切欠き51に爪部85−1,85−2が挿入される。架台回転部10に対する架台固定部40の位置合わせ精度をより向上させるため、切欠き51の寸法は、爪部85−1,85−2の寸法に応じて設計されるとよい。具体的には、切欠き51の上面51wと回転軸R1との差分高さLc1は、座面部20の座面20wと回転軸R1との差分高さLb1に実質的に同一となるように設計される。また、切欠き51の内縁間の間隔Wc1は、爪部85−1の内縁と爪部85−2の内縁との間隔Wa1に実質的に同一となるように設計され、切欠き51の外縁間の間隔Wc2は、爪部85−1の外縁と爪部85−2の外縁との間隔Wa2に実質的に同一となるように設計され、切欠きの幅Wc3は、爪部85−1,85−2の幅Wa3に実質的に同一となるように設計される。切欠き51の上面51wの位置は、架台回転部10の挿通孔11hと架台固定部40の螺子穴47sとが位置整合している状態において座面部20の座面20wと同一高さになるように設計される。切欠き51の厚さTcは、爪部85−1,85−2にR2方向の力が加わった場合であっても、爪部85−1,85−2が切欠き51から外れないように設計されると良い。このように切欠き51の寸法が爪部85−1,85−2や挿通孔11h、螺子穴47sの寸法に応じて設計されることにより、爪部85−1,85−2に座面部20が固定された状態において、爪部85−1,85−2が切欠き51に挿入された場合、架台回転部10の挿入孔11hと架台固定部40の螺子穴47sとが高精度に位置合わせされる。
ガイド部50は、メインフレーム43と同種類のアルミニウム等の金属を材料として一体成型されてもよいし、別々に形成されてもよい。別々に形成される場合、ガイド部50はメインフレーム43に取り外し可能に取り付けられてもよいし、取り外し不能に取り付けられてもよい。ガイド部50は架台1の組み立てにおいて利用されるので、メインフレーム43に取り外し可能な場合、架台1の組み立て作業が終了した段階で取り外されると良い。
図2、図4、及び図11に示すように、架台固定部40の下部においてベーススタンド45の接続フレーム453が横たわっている。ハンドリフト80の爪部85−1,85−2を切欠き51に挿入する場合、爪部85−1,85−2や補助用キャスタ98等が接続フレーム453に阻まれ、爪部85−1,85−2が切欠き51に挿入できない虞がある。そのため、本実施形態に係るベーススタンド45は、図12に示すように、接続フレーム453の全体、または、図13に示すように、接続フレーム453の一部分(以下、着脱部分)453pを着脱可能な構造を有している。接続フレーム453の全体、または、着脱部分453pを立設フレーム451から取り外すことにより、爪部85−1,85−2や補助用キャスタ98等が接続フレーム453に阻まれることなく切欠き51に挿入することができる。図12の場合、接続フレーム453を立設フレーム451に着脱可能とするために、接続フレーム453の立設フレーム451に対する接触面と、立設フレーム451の接続フレーム453に対する接触面とに互いに嵌り合う凹凸を設けられれば良い。図13の場合、着脱部分453pを接続フレーム453に着脱可能とするために、着脱部分453pの接続フレーム453に対する接触面と、接続フレーム453の着脱部分453pに対する接触面とに互いに嵌り合う凹凸を設けられれば良い。なお着脱可能な構造は、互いに嵌り合う凹凸のみに限定されず、螺子等の締結具を用いた構造でも良い。
次に、本実施形態に係る架台1の組み立て作業について説明する。図14は、本実施形態に係る架台の組み立て作業の典型的な流れを示す図である。
図14に示すように、まず、座面部20を有する架台回転部10とガイド部50を有する架台固定部40とを製造する(ステップS1)。架台回転部10と架台固定部40とは、例えば、X線コンピュータ断層撮影装置の製造工場等において製造される。
ステップS1が行われると、ハンドリフト(運搬用台車)80に架台回転部40を固定することによりジグ付架台回転部を製造する(ステップS2)。ハンドリフト80への架台回転部10の固定は、例えば、X線コンピュータ断層撮影装置の製造工場等において実行される。例えば、製造工場に設けられたクレーンを利用して架台回転部10が吊るされ、座面部20の座面側固定部201と爪部85−1,85−2の爪部側固定部851とが位置整合するように、架台回転部10の座面部20がハンドリフト80の爪部85−1,85−2の上に載置される。そして作業者等により座面部20と爪部85−1,85−2とが締結具等により締結される。これにより組み立てジグ付き架台回転部が完成する。
図15は、組み立てジグ付架台回転部500の正面図である。図16は、組み立てジグ付架台回転部500の側面図である。図15及び図16に示すように、組み立てジグ付架台回転部500において、ハンドリフタ80の爪部85−1,85−2の荷受面85wに座面部20−1,20−2の座面20wが接触するように爪部85−1,85−2に架台回転部10が載置されている。爪部85−1,85−2の挿入孔(爪部側固定部851)と座面部20−1,20−2の螺子穴(座面側固定部201)とが連通するように位置合わせされている。座面部20−1,20−2と爪部85−1,85−2とが螺子SC等の締結具により締結されている。例えば、作業者は、座面部20−1,20−2の裏面から螺子SCを挿入孔851に挿通して螺子穴201に捩じ込む。これにより、ハンドリフト80と架台回転部10とが締結され、組み立てジグ付架台回転部500が完成する。
組み立てジグ付架台回転部500と架台固定部40とは、個別に梱包され、病院等の設置場所に出荷される。組み立てジグ付架台回転部500と架台固定部40とは、例えば、トラックにより病院等に運搬される。
なお、ハンドリフト80は、架台回転部10及び架台固定部40と同一の製造工場において製造されてもよいし、異なる製造工場において製造されても良い。また、組み立てジグ付架台回転部500は、架台回転部10及び架台固定部40と同一の製造工場において組み立てられてもよいし、設置場所において組み立てられても良い。設置場所において組み立てる場合、まず、架台回転部10と架台固定部40とが製造工場において個別に梱包されトラックにより設置場所に出荷される。設置場所において、トラックに搭載されているクレーンを利用して架台回転部10がハンドリフト80に載置され、作業者により架台回転部10とハンドリフト80とが締結される。これにより組み立てジグ付架台回転部500が製造される。なお、ハンドリフト80は、架台回転部10及び架台固定部40と一緒に製造工場から設置場所に運搬されても良いし、設置場所において予め個別に用意されていても良い。
組み立てジグ付架台回転部500と架台固定部40とが病院に搬入されると、病院内の設置場所において架台1の組み立てが行われる。まず、架台固定部40が先に設置場所に搬入され、図17に示すように、架台固定部40が床面に据え付けられる(ステップS3)。
架台固定部40が据え付けられると、切欠き51に爪部85−1,85−2を挿入可能にするために、図18に示すように、ベーススタンド43の接続フレーム453、または、接続フレーム453の着脱部分453pが取り外される(ステップS4)。なお、架台固定部40は、接続フレーム453または着脱部分453pが取り外された状態で設置場所に搬入されてもよい。この場合、ステップS4は行われなくてもよい。
組み立てジグ付架台回転部500を受け入れる準備が整うと作業者は、架台回転部10を架台固定部40に対して位置決めするために、爪部85−1,85−2を切欠き51に挿入する(ステップS5)。図19は、切欠き51に爪部85−1,85−2が挿入された組み立てジグ付架台回転部500の正面図であり、図20は、切欠き51に爪部85−1,85−2が挿入された組み立てジグ付架台回転部500の側面図である。図19及び図20に示すように、作業者は、組み立てジグ付架台回転部500を架台固定部40に向けて押し、爪部85−1,85−2を切欠き51に挿入する。上述のように、切欠き51は、爪部85−1,85−2が挿入された場合において架台回転部10の挿入孔11hと架台固定部40の螺子穴47sとが位置合わせされるように寸法が設計されている。従って、爪部85−1,85−2が切欠き51に挿入されると挿入孔11hと螺子穴47sとが位置合わせされている。爪部85−1,85−2と切欠き51との高さが異なる場合、ハンドリフト80を操作することにより爪部85−1,85−2の高さが調整されると良い。
なお、ガイド部50がなくても架台固定部40に対する架台回転部10の位置合わせを行うことが可能な場合、必ずしも架台固定部40にガイド部50を設ける必要はない。
爪部85−1,85−2が切欠き51に挿入されると作業者は、架台回転部10を架台固定部40に締結する(ステップS6)。具体的には、挿通孔11hから螺子が挿入され螺子穴47sに捩じ込まれる。これにより架台回転部10と架台固定部40とが締結される。
架台回転部10と架台固定部40とが締結されると、作業者は、架台回転部10からハンドリフト80を取り外す(ステップS7)。具体的には、まず作業者は、爪部85−1,85−2と座面部20−1,20−2とから螺子等の締結具を取り外し、その後、ハンドリフト80を架台回転部10から引き抜く。ハンドリフト80が引き抜かれた後、取り外されていた接続フレーム453または着脱部分453pがベーススタンド45に取り付けられる。
そして作業者は、図21に示すように、架台回転部10と架台固定部40とをカバー1cで覆う(ステップS8)。これにより架台1の組み立てが完了する。
以上で架台1の組み立て作業の説明を終了する。
上記の説明により、本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置は、撮像機構を装備する架台1と架台1を制御するコンソール100とを有している。架台1は、X線管12とX線検出器14とが取り付けられた環状の架台回転部10と、架台回転部10を軸R1回りに回転可能に支持する架台固定部40とを装備している。架台回転部10は、運搬用台車(ハンドリフト)80の荷受台85に載置されるための座面部20を外周面に有している。
また、上記の説明により、本実施形態に係る運搬用台車80は、車台81、キャスタ97、及び荷受部83を有している。キャスタ97は、車台81に取り付けられている。荷受部83は、車台81に取り付けられ、X線コンピュータ断層撮影装置用の架台回転部10を荷受部83に固定するための固定部851を有する。
上記構成により、本実施形態に係る架台回転部10を運搬用台車80に安定して載置することができ、運搬用台車80を用いて架台回転部10を架台固定部40に容易に取り付けることができる。従来に係るやぐらジグを用いる架台組み立て作業に比して、本実施形態に係る運搬用台車80を用いる架台組み立て作業は、大掛かりにならず、容易に架台1を組み立てることができる。
かくして本実施形態によれば、架台1の組み立て作業を簡便に行うことを可能とするX線コンピュータ断層撮影装置、架台1、運搬用台車80、組み立てジグ付架台回転部500、及び架台組み立て方法を提供することにある。
次に、本実施形態に係る種々の変形例について説明する。
[変形例1]
上記の実施形態において座面部20の数は爪部80と同数であるとした。しかしながら、本実施形態はこれに限定されない。架台回転部10がハンドリフト80に載置できるのであれば座面部20の数は爪部80と同数でなくても良い。
図22は、変形例1に係る架台回転部10´の正面図である。図22に示すように、変形例1に係る架台回転部10´の回転フレーム11の外周面には単一の座面部21が設けられている。座面部21の座面21wは、爪部85−1,85−2の荷受面85wの形状に対応するように平面に形成される。座面部21が容易に爪部85−1,85−2に載置可能なように、座面部21の幅Wb4は2つの爪部85−1,85−2の外縁間の間隔Wa2と実質的に同一かWa2よりも長くなるように設計されると良い。本実施形態の座面部20と同様に、座面部21の座面21w上における爪部85−1,85−2の爪部側固定部851に対応する位置には座面側固定部201が設けられている。また、回転軸R1と座面21wとの差分高さLb2は、回転軸R1と切欠き51の上面51wとの差分高さLc1に一致するように設計される。
このように、変形例1に係る架台回転部10´は、ハンドリフト80に載置可能な単一の座面部21を有している。従って、架台回転部10´を運搬用台車80に安定して載置することができ、運搬用台車80を用いて架台回転部10´を架台固定部40に容易に取り付けることができる。
[変形例2]
上記の実施形態において座面部20は、回転フレーム11の外周面に付加されたアルミニウム等の金属を材料とした金属体であるとした。しかしながら、本実施形態はこれに限定されない。架台回転部10がハンドリフト80に載置できるのであれば座面部20は、回転フレーム11に付加されるものでなくても良い。
図23は、変形例2に係る架台回転部10´´の正面図である。図23に示すように、変形例2に係る架台回転部10´´の回転フレーム11の外周面には座面22wを有する切欠き22が形成されている。この切欠き22が座面部として機能する。座面22wは、爪部85−1,85−2の荷受面85wの形状に対応するように平面に形成される。二つの座面22wは、爪部85−1,85−2に載置可能なように、同一水平面に含まれるように形成される。本実施形態の座面部20と同様に、座面部22の座面22w上における爪部85−1,85−2の爪部側固定部851に対応する位置には座面側固定部201が設けられている。また、回転軸R1と座面22wとの差分高さLb3は、回転軸R1と架台固定部40の切欠き51の上面51wとの差分高さLc1に一致するように設計される。
このように、変形例2に係る架台回転部10´´は、ハンドリフト80に載置可能な単一の座面部21を有している。従って、架台回転部10´´を運搬用台車80に安定して載置することができ、運搬用台車80を用いて架台回転部10´´を架台固定部40に容易に取り付けることができる。
[変形例3]
上記の実施形態において架台固定部40には爪部85−1,85−2を挿入可能な切欠き51が設けられるとした。しかしながら、本実施形態はこれに限定されない。爪部85−1,85−2が挿入可能であれば切欠きではなく開口が設けられても良い。
図24は、変形例3に係る架台固定部40´の正面図である。図24に示すように、変形例3に係る架台固定部40´のガイド部52は、爪部85−1,85−2を案内するための開口53を有している。開口53は各爪部85−1,85−2が挿入可能な程度の大きさを有している。架台回転部10に対する架台固定部40´の位置合わせ精度を向上させるため、開口53の寸法は、本実施形態の切欠き51と同様、爪部85−1,85−2の寸法に応じて設計されるとよい。具体的には、また、開口53の内縁間の間隔Wc4は、爪部85−1の内縁と爪部85−2の内縁との間隔Wa1に実質的に同一となるように設計され、開口53の外縁間の間隔Wc5は、爪部85−1の外縁と爪部85−2の外縁との間隔Wa2に実質的に同一となるように設計され、開口の幅Wc6は、爪部85−1,85−2の幅Wa3に実質的に同一となるように設計される。開口53の上面53wの位置は、挿通孔11hと螺子穴47sとが位置整合している状態において座面部20の座面20wと同一高さになるように設計される。開口の厚みTcは、爪部の厚みTaに実質的に同一に設計される。
このように開口53の寸法が爪部85−1,85−2や挿通孔11h、螺子穴47sの寸法に応じて設計されることにより、爪部85−1,85−2に座面部20が固定された状態において、爪部85−1,85−2が開口53に挿入された場合、挿入孔11hと螺子穴47sとが高精度に位置合わせされる。
[変形例4]
上記の実施形態において運搬用台車(ハンドリフト)80の荷受台85は2本の爪部85−1,85−2であるとした。しかしながら、本実施形態はこれに限定されない。荷受台85は、架台回転部10の座面部20が載置可能であれば、3本以上の爪部85を有していても良いし、1本の爪部85であっても良い。この場合、爪部85が切欠き51に挿入可能なように、爪部85の配置に応じて切欠き51の配置が設計されると良い。これにより、変形例4に係る運搬用台車80を利用した架台固定部40に対する架台回転部10の位置合わせ精度を本実施形態の位置合わせ精度と同様の精度に維持することができる。
[変形例5]
上記の本実施形態においては架台1の組み立てを主眼においた説明を行った。しかしながら、本実施形態はこれに限定されない。本実施形態は架台1の解体作業も簡便に行うことができる。
架台1の解体は、図14の組み立て作業の流れを逆に辿ることで実行可能である。架台1の撤去時やベアリング53の交換時に行われる。まず、架台固定部40から接続フレーム453または着脱部分453pが取り外される。そして、架台1に向かってハンドリフト80を押し、爪部85−1,85−2を切欠き51に挿入し、座面部20−1,20−2と爪部85−1,85−2とを締結する。次に、架台回転部10と架台固定部40とを分離するために螺子等の締結具を挿通孔11h及び螺子穴47sから取り出す。そして、架台回転部10が締結されたハンドリフト80(すなわち、組み立てジグ付架台回転部500)を架台固定部40から引き抜くことにより、架台固定部40から架台回転部10を引き離す。この状態においてベアリング53等の交換が行われる。架台1を撤去する場合は、組み立てジグ付架台回転部500と架台固定部40とが梱包されて病院から搬出される。
このように、ハンドリフト80に載置可能な座面部20が架台固定部10に設けられているので、やぐらジグを用いることなく、ハンドリフト80を用いて容易に架台1を解体することができる。これに伴い、ベアリング53の交換も容易に行うことができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…架台、10…架台回転部、11…回転フレーム、20…座面部、40…架台固定部、41…回転機構、43…メインフレーム、45…ベーススタンド、47…、50…ガイド部、80…運搬用台車(ハンドリフト)、81…車台、83…荷受部、85…爪部、100…コンソール、200…入力機器、201…座面側固定部、300…表示機器、851…爪部側固定部

Claims (18)

  1. 撮像機構を装備する架台と前記架台を制御するコンソールとを具備するX線コンピュータ断層撮影装置であって、
    前記架台は、
    X線管とX線検出器とが取り付けられた環状の回転部と、
    前記回転部を軸回りに回転可能に支持する固定部と、を備え、
    前記回転部は、運搬用台車の荷受台に載置されるための座面部を外周面に有する、
    ことを特徴とするX線コンピュータ断層撮影装置。
  2. 前記座面は、平面を有する、請求項1記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  3. 前記座面部は、前記回転部の外周面に設けられる、請求項1記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  4. 前記座面部は、前記回転部と前記荷受台とを固定するための固定具のための挿通孔または螺子穴を有する、請求項1記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  5. 前記回転部は、前記固定部への取り付けのための螺子を挿通するための複数の挿通孔を有し、
    前記固定部は、前記回転部の取り付けのための螺子に螺合する複数の螺子穴を有し、
    前記挿入部に前記荷受台が挿入された状態において前記複数の挿通孔と前記複数の螺子穴とが位置整合するように、前記座面部が前記回転部に形成され、前記挿入部が前記固定部に形成される、
    請求項1記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  6. 前記回転部は、前記X線管と前記X線検出器とを取り付け可能な回転フレームを有し、
    前記座面部は、前記回転フレームと一体に成形される、
    請求項1記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  7. 前記回転部は、前記X線管と前記X線検出器とが取り付け可能な、略円筒形状を有する回転フレームを有し、
    前記座面部は、前記回転フレームの外周面に着脱可能に取り付けられる構造体である、
    請求項1記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  8. 前記固定部は、
    前記回転部に取り付けられ前記回転部とともに回転する環状の回転体と、
    前記回転体の表面に形成された環状電極と、
    前記環状電極に摺り接触される導電性のブラシと、
    前記ブラシが取り付けられ前記回転体を回転可能に支持する環状のメインフレームと、
    前記メインフレームを床面から離反して支持するベーススタンドと、を備え、
    前記メインフレームは、前記荷受台を挿入するための挿入部を有する、
    請求項1記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  9. 前記挿入部は、前記メインフレームの下部に形成され、前記荷受台に係合する開口または切り欠きである、請求項8記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  10. 前記ベーススタンドは、
    前記メインフレームの両側に取り付けられ、床面に設置される二つの立設フレームと、
    前記二つの立設フレームを接続する接続フレームと、を有し、
    前記接続フレームは、前記運搬用台車が前記二つの立設フレームの間に進入可能なように、前記二つの立設フレームに取り外し可能に取り付けられる、または、取り外し可能な部分を有する、
    請求項8記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  11. 前記運搬用台車は、ハンドリフタであり、
    前記荷受台は、荷物が載置される二本の爪部を有する、
    請求項1記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  12. 前記座面部は、前記二本の爪部と同数の二つの座面部を有し、
    前記二つの座面部の間隔は、前記二本の爪部の間隔に略等しい、
    請求項11記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  13. X線管とX線検出器とが取り付けられた環状の回転部と、
    前記回転部を軸回りに回転可能に支持する固定部と、
    を具備するX線コンピュータ断層撮影装置用の架台であって、
    前記回転部は、運搬用台車の荷受台に載置されるための座面部を有する、
    ことを特徴とする架台。
  14. 荷受台を有する運搬用台車と、
    前記荷受台の荷受面に対応する座面を含む座面部を有し、前記荷受台に前記座面部が支持された状態で固定されたX線コンピュータ断層撮影装置用の架台回転部と、
    を具備する組み立てジグ付架台回転部。
  15. 支持体と、
    前記支持体に取り付けられた車輪と、
    前記支持体に取り付けられ、X線コンピュータ断層撮影装置用の架台回転部を前記荷受台に固定するための固定部を有する荷受台と、
    を具備する運搬用台車。
  16. 前記固定部は、前記架台回転部と前記荷受台とを固定するための螺子に螺合する螺子穴、または、螺子を挿通させるための挿通孔である、請求項15記載の運搬用台車。
  17. 運搬用台車に設けられた荷受台に対応する座面部を有するX線コンピュータ断層撮影装置用の架台回転部を製造し、
    前記荷受台と前記座面部とを向かい合わせた状態で前記運搬用台車と前記架台回転部とを固定することにより組み立てジグ付架台回転部を製造し、
    前記荷受台を挿入可能な挿入部を有する架台固定部を設置場所に据え付け、
    前記架台回転部を前記架台固定部に対して位置合わせするために、前記組み立てジグ付架台回転部の前記荷受台を前記挿入部に挿入し、
    前記組み立てジグ付架台回転部の前記荷受台が前記挿入部に挿入された状態において、前記架台回転部を前記架台固定部に取り付け、
    前記架台固定部に取り付けられた前記架台回転部から前記運搬用台車を取り外す、
    ことを具備する架台組み立て方法。
  18. 荷受台を有する運搬用台車と前記荷受台に載置されたX線コンピュータ断層撮影装置用の架台回転部とを有する組み立てジグ付架台回転部と、前記荷受台を挿入可能な挿入部を有する架台固定部とを用いる架台組み立て方法であって、
    前記架台固定部を設置場所に据え付け、
    前記架台回転部を前記架台固定部に対して位置合わせするために、前記組み立てジグ付架台回転部の前記荷受台を前記挿入部に挿入し、
    前記組み立てジグ付架台回転部の前記荷受台が前記挿入部に挿入された状態において、前記架台回転部を前記架台固定部に取り付け、
    前記架台固定部に取り付けられた前記架台回転部から前記運搬用台車を取り外す、
    ことを具備する架台組み立て方法。
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