JP2016120160A - X線ct装置用架台 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮影室に簡易に据付可能なX線CT装置用架台の提供【解決手段】X線管22は、X線を発生する。X線検出器24は、X線を検出する。回転フレーム21は、X線管22とX線検出器24とが取り付けられた架台フレームである。メインフレーム31は、回転フレーム21を回転可能に支持する架台フレームである。サブフレーム37は、回転フレーム21とメインフレーム31との外周を覆う架台フレームである。サブフレーム37は、接地面から所定高さH1を境に分離可能な上側サブフレーム371と下側サブフレーム372とを有している。【選択図】 図7

Description

本発明の実施形態は、X線CT装置用架台に関する。
X線コンピュータ断層撮影装置用の架台(以下、X線CT装置用架台と呼ぶ)を病院等の設置場所に搬入する時、搬入経路の制限によりX線CT装置用架台が入らない場合がある。この場合、以下の方法でX線CT装置用架台が搬入されている。
1.制限となる建物の構造物(例えば、ドア)を一時的に撤去し、X線CT装置用架台を撮影室に搬入した後、撤去した構造物を元に戻す。
2.X線CT装置用架台を解体し、撮影室に搬入した後、撮影室内で再び組立てる。
これらX線CT装置用架台の据付の作業は作業者にとって大変な負担である。
特開2013−230360号公報
実施形態に係る目的は、撮影室に簡易に据付可能なX線CT装置用架台を提供することにある。
本実施形態に係るX線CT装置用架台は、X線検出器が取付けられた第1のフレームと、前記第1のフレームの外周を覆い、接地面から所定高さを境に分離可能な上側フレームと下側フレームとを有する第2のフレームと、を具備する。
本実施形態に係わるX線コンピュータ断層撮影装置の構成を示す図 図1のX線CT装置用架台の外観の正面図 図1のX線CT装置用架台の外観の模式的な側面図 図1のX線CT装置用架台に収容される架台本体の正面図 図4の架台本体の側面図 図4の架台本体の斜視図 本実施形態に係る架台本体の模式的な正面図であり、分離高さを示す図。 図4の上側サブフレームが取り外された架台本体の斜視図 本実施形態に係るX線検出器が最高高さに位置する回転角度に位置決めされた回転フレームの正面図 本実施形態に係る搬入用角度に位置決めされた回転フレームの正面図 本実施形態に係る前面カバー取付機構の斜視図 図11の支持フレームの正面図 図12の支持フレームの側面図 図11の支持フレームへの取付フレームの差し込みを示す図 図11の支持フレームを後方(+Z方向から−Z方向への向き)から見た斜視図 図11の前面カバー取付機構による前面カバーの開閉動作を模式的に示す図 図11の前面カバー取付機構に設けられるロック機構の斜視図 図17のロック機構によりスライドがロックされている状態の斜視図 本実施形態に係る分離可能な後面カバーを備えるX線CT装置用架台の外観の模式的な側面図を示す図
以下、図面を参照しながら本実施形態に係わるX線CT装置用架台を説明する。
まず、従来例に係るX線CT装置用架台の据付に関する問題点について説明する。X線CT装置用架台の搬入経路が制限される原因の多くは、撮影室等の戸口の開口の高さにある。すなわち、標準的なX線CT装置用架台の高さは一般的な戸口の開口の高さよりも高く設計される場合がある。従って、X線CT装置用架台を撮影室に搬入する前において、例えば、当該X線CT装置用架台を複数のユニットに分解し、当該複数のユニットを撮影室に搬入して再び組立てる必要がある。
X線CT装置用架台の搬入を容易にするため、X線CT装置用架台を小型化することが考えられる。しかしながら、X線CT装置用架台は、撮影空間の拡大(大口径化)や高機能化(大容量X線管や多列検出器)の要求により小型化が困難である。また、1.X線CT装置用架台の上部に機器が設置されているため解体時に多くの電気配線を外す必要があること、2.X線CT装置用架台を構成する架台フレームが大型であること、3.架台フレームや機器を外しても外装カバーが最大寸法となるため小型化の効果が薄いこと、これら要因もX線CT装置用架台の搬入の障壁になっている。
本実施形態に係るX線CT装置用架台は、搬入を容易にするため、接地面から所定高さを境に分離可能な架台フレームを有する。
まずは、本実施形態に係るX線CT装置用架台を含むX線コンピュータ断層撮影装置の全体的な構成について説明する。
図1は、本実施形態に係わるX線コンピュータ断層撮影装置の構成を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置は、X線CT装置用架台1、画像再構成装置3、コンソール5、表示機器7、及び入力機器9を有する。X線CT装置用架台1は、被検体をX線でCTスキャンするためのスキャン機構を装備する。架台1は、X線管とX線検出器とが設けられた回転フレームを回転軸回りに回転させながら、X線管から被検体にX線を照射する。X線管から発生され被検体を透過したX線はX線検出器により検出され、検出されたX線の強度を示す生データに変換される。生データは画像再構成装置に伝送される。画像再構成装置3は、独自のCPU(central processing unit)を装備するコンピュータ装置である。画像再構成装置3は、生データに基づいて、被検体によるX線減弱の空間分布を表現するCT画像を再構成する。CT画像のデータは、コンソール5に伝送される。コンソール5は、独自のCPUを装備するコンピュータ装置である。コンソール5は、X線コンピュータ断層撮影装置の中枢として機能する。コンソール5は、CTスキャンをするために架台1を制御する。また、コンソール5は、CT画像のデータを画像処理する。コンソール5には表示機器7と入力機器9とが接続されている。表示機器7は、CRTディスプレイや液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ等の既知の表示機器である。コンソール5は、CT画像や各種設定画面等を表示機器7に表示する。入力機器9は、キーボード、マウス、各種スイッチ等の既知の入力機器である。コンソール5は、入力機器9の操作に応じた処理を実行する。
図2は、本実施形態に係るX線CT装置用架台1の外観の正面図である。図2に示すように、X線CT装置用架台1は、X線管やX線検出器等のスキャン機構を有し、当該スキャン機構は筐体(外装カバー)11で覆われている。筐体11は、被検体を載置する天板が挿入可能な開口を有する。開口内のFOV(Field Of View)に撮影部位が含まれる位置決めされた被検体は、X線CT装置用架台1によりX線でCTスキャンされる。なお本実施形態においてX線CT装置用架台1の中心軸に沿う方向をZ方向に規定し、Z方向に直交する鉛直方向をY方向、Z方向及びY方向に直交する水平方向をX方向に規定する。より詳細には、X線CT装置用架台1の前方向から後方向を+Z方向に規定し、後方向から前方向を−Z方向に規定する。鉛直上方向を+Y方向に規定し、鉛直下方向を−Y方向に規定し、X線CT装置用架台1に向かって右方向を+X方向に規定し、左方向を−方向に規定する。なお、前方向は、X線CT装置用架台1から寝台に向かう方向に規定され、前方向の反対方向が後方向に規定される。
図3は、X線CT装置用架台1の外観の模式的な側面図である。図3に示すように、筐体11は、例えば、X線CT装置用架台1の装置本体の前部を覆う前面カバー111、後部を覆う後面カバー113、側部を覆う側面カバー115、底部を覆う底面カバー117、及び上部を覆う上面カバー119を有している。前面カバー111、後面カバー113、側面カバー115、底面カバー117、及び上面カバー119によりX線CT装置用架台1の装置本体の全面が覆われている。前面カバー111には、図2に示すように、X線CT装置用架台1や寝台等の操作のための操作パネル12が取り付けられている。
図4は、本実施形態に係るX線CT装置用架台に収容される架台本体13の正面図である。図5は、架台本体13の側面図である。図6は、装置本体13の斜視図である。図4、図5、及び図6に示すように、装置本体13は、架台回転部として、中央に開口21aが形成された略円筒形の回転フレーム21を有している。回転フレーム21にはX線管22や高電圧発生装置23、X線検出器24、冷却装置25、及び光学装置26等の各種機器が取り付けられる。回転フレーム21は、アルミニウム等の金属により形成される構造体である。X線管22とX線検出器24とは開口21aを挟んで対向するように回転フレーム21に取り付けられる。高電圧発生装置23は、X線管22に高電圧を印可し、フィラメント電流を供給する。X線管22は、高電圧発生装置23からの高電圧の印可とフィラメント電流の供給とを受けてX線を発生する。X線検出器24は、X線管22から発生されたX線を検出し、検出されたX線の強度に応じたデジタルの生データに変換する。生データは、図示しないデータ伝送装置を介してコンソール5に伝送される。冷却装置25は、X線管22をオイル等の冷媒で冷却する。光学装置26はX線管22に取り付けられる。光学装置26はX線管22から発生されるX線の線量及び線質を調節する。
図4、図5、及び図6に示すように、装置本体13は、架台固定部として、メインフレーム31、ベーススタンド33、架台アーム35、及びサブフレーム37を有している。なお、図5においてサブフレーム37は、分かり易さのため太線で示されている。メインフレーム31は、回転フレーム21を回転軸A1回りに回転可能に支持する金属枠である。メインフレーム31には、中央に開口21aが形成されている。メインフレーム31は、開口21aの縁部21bにおいて、回転軸R1周りに回転可能に回転フレーム21を支持している。メインフレーム31は、アルミニウム等の金属により形成される。ベーススタンド33は、撮影室の床面に据え付けられる。ベーススタンド33は、メインフレーム41を床面から離反して支持する。ベーススタンド33は、アルミニウム等の金属により形成される。二つの架台アーム35は、回転軸A1に直交し床面に平行する水平軸A2回りに傾斜(チルト)可能にメインフレーム31を支持している。二つの架台アーム35は、回転フレーム21が水平軸A2に交わるように配置され、メインフレーム31が回転軸A1に沿って水平軸A2から離反するようにメインフレーム31を支持する。各架台アーム35は、ベーススタンド33の上部に取り付けられ、ベーススタンド33とメインフレーム31とを連結する。架台アーム35は、アルミニウム等の金属により形成される。
サブフレーム37は、回転フレーム21とメインフレーム31との外周を覆う金属枠である。サブフレーム37は、例えば、X線CT装置用架台1の骨組みとして機能する。具体的には、サブフレーム37は、少なくとも回転フレーム21とメインフレーム31との側面部及び上部を覆うように形成される。後述するように、サブフレーム37には前面カバー111の取付機構(以下、前面カバー取付機構と呼ぶ)50が設けられている。前面カバー取付機構50は、前面カバー111をスライド可能且つ開閉可能に支持する。
図4に示すように、架台本体13には、さらに、回転駆動装置27、回転制御装置28、及び架台制御装置29が設けられている。回転駆動装置27は、回転制御装置28に配線等を介して接続されている。回転駆動装置27は、回転制御装置28からの駆動信号を受けて回転フレーム21を回転する。回転制御装置28は、架台制御装置29に配線等を介して接続されている。回転制御装置28は、架台制御装置29からの制御信号を受けて回転駆動装置27を駆動するための駆動信号を発生する。架台制御装置29は、架台本体13に搭載されたX線管22やX線検出器24等のスキャン機構を構成する複数の機器を統括的に制御する。例えば、架台制御装置29は、回転フレーム21を回転するために回転制御装置28に制御信号を供給する。また、架台制御装置29は、ビュー毎に生データを収集するように回転フレーム21の回転に同期してX線検出器24を制御する。回転駆動装置27、回転制御装置28、及び架台制御装置29は、回転フレーム21外に設けられる。後述するように、回転駆動装置27、回転制御装置28、及び架台制御装置29は、装置本体13の上部に設けるのは好ましくないため、例えば、装置本体13の下部や側部等に設けられると良い。
上記の通り、サブフレーム37は、回転フレーム21とメインフレーム31との上部を覆うので、X線CT装置用架台1の高さを決定付ける構成物である。本実施形態に係るサブフレーム37は、架台本体13が組立てられた状態において、接地面から所定高さを境に分離可能な上側サブフレーム371と下側サブフレーム372とを有する。
図7は、本実施形態に係る架台本体13の模式的な正面図である。なお、図7においては簡単のためメインフレーム31の図示は省略されている。上側サブフレーム371と下側サブフレーム372とはアルミニウム等の金属により形成される。図7に示すように、下側サブフレーム372は、メインフレーム31(図7において図示を省略)と架台アーム35とに螺子等の締結具により締結される。上側サブフレーム371と下側サブフレーム372とは螺子等の締結具により締結される。
本実施形態に係るサブフレーム37は、架台本体13が組立てられた状態において、接地面から所定高さH1を境に上側サブフレーム371と下側サブフレーム372とに分離可能に形成される。以下、高さH1を分離高さと呼ぶことにする。接地面とはX線CT装置用架台が床面に接触する面であり、ベーススタンド33の底面と同義である。接地面から上側サブフレーム371の頂点までの高さH2が、筐体11を外したX線CT装置用架台1の最高高さである。分離高さH1は、X線CT装置用架台1の搬入経路にある戸口や天井等の障壁の高さよりも低く設計される。X線CT装置用架台1の搬入経路にある典型的な障壁としては、例えば、撮影室の戸口が挙げられる。すなわち、分離高さH1は、撮影室の戸口の開口の高さより低く設計されると良い。また、搬入時において回転フレーム21を装置本体13から分離することは困難であるため、分離高さH1は、チルト角度0度、すなわち、回転フレーム21が起立している状態における接地面から回転フレーム21の頂点までの高さH3よりも高く設計されると良い。
図8は、上側サブフレーム371が取り外された架台本体13の斜視図である。上側サブフレーム371と下側サブフレーム372との分離は、作業者等が上側サブフレーム371と下側サブフレーム372とを締結している締結具を外し、上側サブフレーム371を下側サブフレーム372から分離することにより行われる。上側サブフレーム371が外された装置本体13は台車等に載せられて撮影室まで搬入される。そのため、上側サブフレーム371と下側サブフレーム372との分離高さH1は、搬入経路にある各戸口の開口の高さから、架台本体13を運搬する台車の高さを差し引いた高さよりも低く設計されると良い。これにより、上側サブフレーム371が外された架台本体13を台車に乗せて撮影室まで搬入することができる。
ここで、上側サブフレーム371と下側サブフレーム372とが分離される箇所を分離部と呼ぶことにする。上側サブフレーム371と下側サブフレーム372との分離部は一律に接地面から高さH1である必要はない。すなわち、上側サブフレーム371と下側サブフレーム372とが複数の分離部にて分離可能な場合、当該複数の分離部の高さがばらついていても良い。例えば、上側サブフレーム371と下側サブフレーム372とが+Z方向に行くにつれて−Y方向に直線的又は段階的に下がるような切断面にて分離されている場合、上側サブフレーム371と下側サブフレーム372との分離部は一律に接地面から分離高さH1とはならない。本実施形態に係る分離高さH1は、このように上側サブフレーム371と下側サブフレーム372との分離部が複数ある場合、当該複数の分離部のうちの最も高い高さを分離高さH1と呼ぶことにする。このように、最も高い分離部の高さを分離高さH1に設定することにより、上側サブフレーム371と下側サブフレーム372との切断面が水平でない場合であっても、搬入経路にある戸口の制限によらず簡易にX線CT装置用架台1を搬入することができる。
ここで、本実施形態に係るX線CT装置用架台1の搬入について詳細に説明する。一般的に回転フレーム21の回転角度は搬入時等において初期角度に設定されている。初期角度は、一般的には、X線検出器24が最高高さに位置する(換言すれば、X線管22が最低高さに位置する)回転角度に設定されている。
図9は、X線検出器24が最高高さに位置する回転角度に位置決めされた回転フレーム21の正面図である。図9に示すように、X線検出器24の容積は大きいため、X線検出器24が最高高さに位置する場合、分離高さH1よりも上部にX線検出器24の存在範囲が及んでしまうことがある。この場合、上記のように、上側サブフレーム371が下側サブフレーム372から分離したとしても、X線検出器24の一部が分離高さH1よりも上部に位置するため、X線CT装置用架台1を撮影室に搬入することができない。
本実施形態に係るX線CT装置用架台1は、搬入時における回転フレーム21の回転角度を任意の回転角度に位置決めすることができる。搬入時において回転フレーム21は、回転駆動装置27に備えられるブレーキ機構により機械的に固定されている。ブレーキ機構によるブレーキは手動で作動(ON)と解除(OFF)とを切り替え可能である。例えば、作業者は、搬入時において回転駆動装置27のブレーキ機構をOFFに切り替え、回転フレーム21を回転することにより、回転フレーム21に取り付けられた複数の機器の何れもが分離高さH1より上部に存在範囲が及ばない回転角度に位置決めする。作業者は、位置決め後、再びブレーキ機構をONに切り替えて回転フレーム21を機械的に固定する。
換言すれば、本実施形態に係る回転フレーム21に取り付けられる複数の機器は、当該複数の機器の何れもが分離高さH1より上部に位置しない回転角度が存在するように回転フレーム21における位置、大きさ、及び範囲等が設計される。以下、この回転角度を搬入用角度と呼ぶことにする。
図10は、搬入用角度に位置決めされた回転フレーム21の正面図である。図10に示すように、搬入用角度に位置決めされた場合、回転フレーム21に取り付けられた複数の機器の何れもが分離高さH1よりも上部に存在範囲が及んでいない。搬入用角度としては、当該複数の機器の何れもが分離高さH1よりも上部に存在範囲が及ばない回転角度であれば、如何なる回転角度に設定されても良い。例えば、回転フレーム21に取り付けられる複数の機器のうちX線管22は、他の機器に比して回転フレーム21の半径方向の長さが短い。よってX線管22が最高高さに位置する回転角度を搬入用角度に設定する場合、X線管22が最高高さに位置する場合においてX線管22を含む如何なる機器も分離高さH1よりも上部に存在範囲が及ばないように当該複数の機器の位置、大きさ、及び範囲が設計される。
なお、従来においては、排気ファンの他に回転駆動装置、回転制御装置、及び架台制御装置等の機器がサブフレームに取り付けられていた。この場合、本実施形態のようにサブフレームを上部と下部とで分離したとしても、分離高さH1よりも上部に回転駆動装置、回転制御装置、及び架台制御装置等の機器が位置することとなる。そのため搬入の際には回転駆動装置、回転制御装置、及び架台制御装置をX線CT装置用架台から取り外す必要があるが、これら機器は電気配線が複雑であり、取り外し及び再度の取り付けに相当な作業負担を要する。
上記の通り、本実施形態においては、従来サブフレームに取り付けられていた回転駆動装置27、回転制御装置28、及び架台制御装置29等の機器が分離高さH1よりも下方に設置されている。このため、上側サブフレーム372を下側サブフレーム372から分離して搬入する際、X線CT装置用架台1から回転駆動装置27、回転制御装置28、及び架台制御装置29等の機器を取り外す必要がなくなる。よって、従来に比して搬入時の作業者による手間をさらに削減することができる。
次に、本実施形態に係る前面カバー取付機構50について説明する。上記の通り、上側サブフレーム371には前面カバー111をスライド可能且つ開閉可能に支持する前面カバー取付機構50が設けられる。
図11は、前面カバー取付機構50の斜視図である。図11に示すように、前面カバー取付機構50は、取付フレーム51、支持フレーム53、スライド機構55、及び開閉機構57を有する。取付フレーム51は、前面カバー111が取り付けられる板形状の金属枠である。取付フレーム51は、前面カバー111の上縁部に螺子等の締結具等により締結される。取付フレーム51は支持フレーム53により支持される。
支持フレーム53は、取付フレーム51を着脱可能に支持する板形状の金属枠である。図12は支持フレーム53の正面図であり、図13は図12の支持フレーム53の側面図である。図12及び図13に示すように、支持フレーム53は取付フレーム51を下方から支持するための鉤形状を有する鉤部531を有する。より詳細には、鉤部531は、その先端が上方に向けて屈曲した形状を有している。また、支持フレーム53は、取付フレーム51の鉤部531に支持される部分(以下、支持部分と呼ぶ)51aを鉤部531に機械的に案内する部材(以下、案内部532と呼ぶ)を有する。例えば、鉤部531を挟んだ長手方向の両側に一対の案内部532が設けられている。図14に示すように、取付フレーム51を支持フレーム53に差し込む際、取付フレーム51の支持部分51aが案内部532に沿って鉤部531に導かれる。支持部分51aが鉤部531に差し込まれることにより取付フレーム51が支持フレーム53に支持される。
取付フレーム51を支持フレーム53に取付ける際には取付け易く、取付フレーム51を支持フレーム53から取外す際には取外し易くするため、一対の案内部532は、下方に行くにつれ案内部532間の間隔が狭くなるように配置される。支持部分51aの周囲が鉤部531と一対の案内部532とに接することにより取付フレーム51が支持フレーム53に支持される。この鉤部531と一対の案内部532とに囲まれる領域が取付フレーム51の固定領域533に規定される。すなわち、案内部532は、取付フレーム51を固定領域533に案内する。案内部532に沿って支持部分51aが固定領域532に案内されるので、前面カバー111を取付ける際の支持フレーム53に対する取付フレーム51の位置関係の再現性を高めることができる。
このように本実施形態において取付フレーム51と支持フレーム53とを有する2重のカバー取付フレームを有し、鉤部531にて取付フレーム51を支持することにより前面カバー111の取り付け及び取り外しを簡便に行うことができる。
図11に示すように、スライド機構55は、支持フレーム53を回転軸A1に平行する軸(以下、スライド軸と呼ぶ)A3に沿ってスライド可能に支持する。スライド機構55は、スライド軸A3が回転軸A1に平行する向きで上側サブフレーム371に取り付けられている。スライド機構55は、具体的には、スライド軸A3に平行する一対のスライドレール551を有する。各スライドレール551の外側レール551aが上側サブフレーム371に固定され、内側レール551bが開閉機構57を介して支持フレーム53に接続されている。内側レール551bは外側レール551aに往復運動可能に支持されている。例えば、内側レール551bは外側レール551aに嵌め込まれ、内側レール551bと外側レール551aとの間には内側レール551bが外側レール551aに対してスライド可能に複数の球状体が装入されている。スライドレール551は、−Z方向に限界まで引っ張り出されたときに前面カバー111と装置本体13との間に作業者が入り込める程度の長さを有すると良い。
なお、スライド機構55の構造は上記に限定されない。例えば、外側レール551aと内側レール551bの間に中間レールが設けられても良い。これにより内側レール551bを2段階で引き出すことが可能になる。また、スライド機構55は、スライドレールに限定されず、例えば、ボール螺子等により構成されても良い。また、スライド軸A3としては、回転軸A1に平行する軸に限らない。例えば、スライド軸A3は、YZ平面内またはXZ平面内において傾斜する軸であっても良い。なお、ここでのスライド軸A3は、回転軸を基準に説明したが、開口21aの中心軸またはFOVの中心軸に平行する軸に置き換えても同様である。
図15は、図11の支持フレーム53を後方(+Z方向から−Z方向への向き)から見た斜視図である。図15は、開閉機構57、スライド機構55、及び支持フレーム53の接続関係を示す。図15に示すように、開閉機構57は、支持フレーム53を旋回軸A4回りに旋回可能に支持する。開閉機構57は、例えば、旋回軸A4回りに旋回可能な構造体であるヒンジにより実現される。ヒンジ57の一端は支持フレーム53に固定され、ヒンジ57の他端は旋回軸A4回りに旋回可能にスライドレール(より詳細には、内側レール551b)55に連結される。ヒンジ57は、旋回軸A4がスライド軸A3に水平に直交するように配置される。ここで、水平に直交する方向とは、床面に水平かつスライド軸A3に対して直交する方向を言う。
図16は、前面カバー取付機構50による前面カバー111の開閉動作を模式的に示す図である。図16は、X線CT装置用架台1を側方から見た図である。図16において、外部から視認不能な前面カバー取付機構50の部分は点線で示している。図16の(a)に示すように、作業者等により前面カバー111が前方(−Z方向)へ引っ張られると、図16の(b)に示すように、前面カバー111は、前面カバー取付機構50のスライド機構55により前方にスライドする。次に、作業者等により前面カバー111に上方(+Y方向)へ押し上げられると、図16の(c)に示すように、前面カバー111は、前面カバー取付機構50の開閉機構57により開放される。開放された前面カバー111の下で作業者は、架台本体13のメンテナンス作業等を行うことができる。前面カバー111を閉じる場合は逆の動作を行えば良い。すなわち、作業者等により前面カバー111に下方(−Y方向)へ引き下げられると前面カバー111は、開閉機構57を介して前面カバー111が下ろされる。次に、作業者等により前面カバー111が押されると前面カバー111は、スライド機構55を介して後方にスライドする。これにより装置本体13が前面カバー111により閉じられる。
従来に係る前面カバー取付機構は、前面カバーのスライド機構を有しておらず、開閉機構のみを有していた。従って従来においては前面カバーを開放する際、前面カバーのうちの旋回軸より上部にある部分による架台本体への干渉を避けるため、当該上部分の可動域を架台本体に確保する必要があった。このため、X線CT装置用架台の小型化が妨げられていた。
上記の通り、本実施形態に係る前面カバー取付機構50は、スライド機構55と開閉機構57とを備えているため、前面カバー111を前方に引き出した後に開放することができる。従って前面カバー111の上部分による架台本体13への干渉が生じないため、当該上部分の可動域を架台本体13に確保する必要がなくなり、ひいては、X線CT装置用架台1を小型化することができる。なお、メンテナンス作業等のために前面カバー111は必ずしも開放される必要は無く、前面カバー111が降りている状態(図15の(b))において、前面カバー111と架台本体13との間に作業者が入り込めるのであれば、前面カバー111を開放することなく作業が行われても良い。前面カバー111を開放する手間を省くことができるので、架台本体13のメンテナンスを簡易に行うことができる。
現行のX線CT装置では撮影中心位置(Z方向に関する中心)で被検体の撮影部位の位置決めを行うため、X線CT装置用架台の厚み(Z方向に関する長さ)、特に前面カバーの厚みを最小限にすることが望まれている。従来の前面カバーの開閉機構において、1.架台両肩部に回転するアームを配置する方式や2.リンク方式がある。しかしながら、1の方式では、上部が円弧形状を有するX線CT装置用架台においては、架台内部の設置空間の制約により採用することができない。また、2の方式では、折畳まれたリンクが前面カバーの裏面に位置するため、X線CT装置用架台の厚みが大きくなってしまう。
本実施形態に係る前面カバー取付機構50は、X線CT装置用架台1の上部の中央部(X方向に関する中央部)に設置されるので、上部が円弧形状を有するX線CT装置用架台1においても採用することができる。また、本実施形態に係る前面カバー取付機構50は、折畳まれたリンクを収容する空間を確保する必要がないので、X線CT装置用架台の厚みを小さくすることができる。よって、被検体の撮影部位の位置決めを容易に行うことができ、また、X線CT装置用架台1の設置空間を縮小し、移動搬入性を向上することができる。
本実施形態に係る前面カバー取付機構50は、前面カバー111の開閉に連動してスライド機構53の固定と当該固定の解除とを行うロック機構を備えると良い。
図17は、ロック機構60の斜視図である。図17に示すように、ロック機構60は、旋回部61、突起部63、及び係止部65を有する。旋回部61は、支持フレーム53の旋回軸A4回りの旋回に連動して同軸A4回りに旋回可能に設けられた構造体である。旋回部61には突起部63が設けられている。係止部65は、スライドレール55に平行に設けられた平板形状を有する構造体である。係止部65には下方に突出する係合爪651が設けられている。係止部65の基部653は旋回軸A5回りに旋回可能にスライドレール55の基部に取り付けられている。旋回軸A4と旋回軸A5とは平行に配置される。係止部65の下方には溝フレーム67が設けられる。溝フレーム67は、スライドレール55のZ軸に関するスライド経路に沿って設けられる。溝フレーム67の所定の位置には係合爪651が係合可能な溝671が形成されている。溝671は、ロックを望む長さまでスライドレール55がスライドされた場合における係合爪651の位置の下方に形成される。例えば、溝671は、スライドレール55が限界まで前方(−Z方向)にスライドされた場合に係合爪651が位置する下方に形成される。なお、溝フレーム67は、外側フレーム551aであっても良いし、外側フレーム551aに別途設けられたフレームであっても良い。
前面カバー111が閉じている場合、旋回部61は、図17に示すように、突起部63が係止部65の基部653の自重による旋回方向(係合爪651を旋回軸A1を支点として下方に旋回する方向)の反対方向(+Z方向)に押圧可能な位置に配置される。突起部63からの押圧により係止部65は、自重による旋回方向の旋回が妨げられ、水平方向を向く姿勢を保つ。すなわち、係合爪651は溝フレーム67に接触しない。よって、前面カバー111が閉じている場合、ロック機構60によるロックが外されていることとなる。
図18に示すように、作業者等による前面カバー111の開放に連動して旋回部61は、旋回軸A5回りに旋回し、旋回部61の旋回に連動して突起部63が係止部65から離れる。自重による旋回方向の反対方向に対し突起部63からの押圧を受けない場合、係止部65は、自重により旋回軸A4を支点として下方に旋回する。スライドレール55が限界まで引き出されている場合、係合爪651は案内フレーム67に形成された溝671に嵌まる。係合爪651が溝671に嵌まることにより、スライドレール55のスライドが機械的にロックされる。すなわち、前面カバー111が限界まで引き出され且つ前面カバー111が開放されるとロック機構60によるロックがなされることとなる。作業者等による前面カバー111の閉塞に連動して旋回部61は、旋回軸A4回りに旋回し、旋回部61の旋回に連動して突起部63が係止部65を、自重による旋回方向の反対方向(+Z方向)に押圧する。押圧を受けて係止部65は、水平方向を向く姿勢を保つまで旋回軸A5を支点として上方に旋回する。このように係合爪651が溝671から抜けることにより、スライドレール55のスライドのロックが解除される。このように、ロック機構60は、前面カバー111の開閉に連動してスライド機構53の固定と当該固定の解除とを行うことができる。このため、スライドのロック及び解除をするためにスライド機構55自体を個別に操作する必要がないので、簡便にスライドのロック及び解除をすることができる。
なお、上記の例において前面カバー取付機構50は上側サブフレーム371に設けられるとした。このように上側サブフレーム371に設けることにより、図14に示すように、支持フレーム53近傍のスライドレール551末端側に開閉のための旋回軸A4を設けることができた。これにより、前面カバー111の開閉のための回転半径を極限まで短くすることができ、ひいては、X線CT装置用架台1の省スペース化を図ることができた。しかしながら、本実施形態はこれに限定されない。例えば、前面カバー取付機構50は下側サブフレーム372に設けられても良い。この場合、スライドレール551は回転フレーム21を挟んでX方向に関して両側に設けられる。前面カバー取付機構50が下側サブフレーム372に設けられることにより、旋回軸A4がX線CT装置用架台1の上部に位置しなくなる。このため、回転半径が短い場合、前面カバー111をX線CT装置用架台1の前面から完全に跳ね上げることができないため、回転半径を長くする必要がある。回転半径を長くするため、旋回軸A4を支持フレーム53近傍のスライドレール551の末端側ではなく、スライドレール551のより他端側に設けると良い。これにより、前面カバー取付機構50を上側サブフレーム371以外の下側サブフレーム372等に設置することができる。
本実施形態においてはサブフレーム37以外の構成物が分離高さH1で分離可能に構成されても良い。当該構成物としては、例えば、比較的背丈の高い前面カバー111や後面カバー113が挙げられる。
図19は、分離可能な後面カバー113を備えるX線CT装置用架台の外観の模式的な側面図を示す図である。図19に示すように、後面カバー113は、X線CT装置用架台が組立てられた場合における分離高さH1を境に分離可能な上側後面カバー113−1と下側後面カバー113−2とを有する。上側後面カバー113−1と下側後面カバー113−2とは取り外し可能に結合されている。上側後面カバー113−1と下側後面カバー113−2とは、例えば、締結具等により締結されても良いし、機械的に嵌め合わされても良い。後面カバー113も分離可能とすることで、X線CT装置用架台1に下側後面カバー113−2を取り付けたまま撮影室に搬入することができる。これにより、後面カバー113全体を外す場合に比して簡易にX線CT装置用架台1を搬入することができる。
上記の実施形態においてX線コンピュータ断層撮影装置は、いわゆる第3世代であるとした。すなわち、X線コンピュータ断層撮影装置は、X線管22とX線検出器24とが1体となって回転軸A1の周囲を回転する回転/回転型(ROTATE/ROTATE―TYPE)であるとした。しかしながら、本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置は、それのみに限定されない。例えば、X線コンピュータ断層撮影装置は、リング状に配列された多数のX線検出素子が固定され、X線管22のみが回転軸A1の周囲を回転する固定/回転型(STATIONARY/ROTATE―TYPE)でも良い。また、X線コンピュータ断層撮影装置は、リング状に配列された多数のX線検出素子が固定され、リング状に陽極が配置され、電磁偏向により電子ビームを陽極に照射させる第5世代でも良い。
上記の説明の通り、本実施形態に係るX線CT装置用架台1は、X線検出器24、回転フレーム21、及びサブフレーム37を有する。X線検出器24は、X線を検出する。回転フレーム21は、X線検出器24が取り付けられた架台フレームである。サブフレーム37は、回転フレーム21の外周を覆う架台フレームである。サブフレーム37は、接地面から所定高さH1を境に分離可能な上側サブフレーム371と下側サブフレーム372とを有している。
上記の構成によれば、X線CT装置用架台1の搬入時において上側サブフレーム371をX線CT装置用架台1から取り外すことができ、上側サブフレーム371が取り外されたX線CT装置用架台1を台車等で撮影室に搬入することができる。このように本実施形態に係るX線CT装置用架台1は、搬入の障壁になる高さH1より上部を切り離すことができるので、簡易に撮影室に搬入することができる。また、上側サブフレーム371に電気配線の取付及び取外しに手間を要する複雑な機器を取り付けないことにより、より簡易に上側サブフレーム371を分離することができる。
かくして、本実施形態によれば、撮影室に簡易に据付可能なX線CT装置用架台を提供することが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…X線CT装置用架台、3…画像再構成装置、5…コンソール、7…表示機器、9…入力機器、11…筐体、13…架台本体、21…回転フレーム、22…X線管、23…高電圧発生装置、24…X線検出器、25…冷却装置、26…光学装置、27…回転駆動装置、28…回転制御装置、29…架台制御装置、31…メインフレーム、33…ベーススタンド、35…架台アーム、37…サブフレーム、50…前面カバー取付機構、51…取付フレーム、53…支持フレーム、55…スライド機構、57…開閉機構、60…ロック機構、111…前面カバー、113…後面カバー、115…側面カバー、117…底面カバー、119…上面カバー、371…上側サブフレーム、372…下側サブフレーム

Claims (12)

  1. X線検出器が取付けられた第1のフレームと、
    前記第1のフレームの外周を覆い、接地面から所定高さを境に分離可能な上側フレームと下側フレームとを有する第2のフレームと、
    を具備するX線CT装置用架台。
  2. 前記第1のフレームの前面を覆う前面カバーと、
    前記上側フレーム又は前記下側フレームに取り付けられ、前記前面カバーを所定方向にスライド可能に支持するスライド機構と、
    をさらに備える請求項1記載のX線CT装置用架台。
  3. 前記スライド機構は、さらに前記所定方向に直交する方向に平行する軸回りに旋回可能に前記前面カバーを支持する、請求項2記載のX線CT装置用架台。
  4. 前記第1のフレームは回転軸を中心に回転し、
    前記第1のフレームの前面を覆う前面カバーと、
    前記上側フレーム又は前記下側フレームに取り付けられ、前記回転軸に平行する第1軸に関して前記前面カバーをスライド可能且つ前記第1軸に水平に直交する第2軸回りに旋回可能に前記前面カバーを支持するスライド開閉機構と、
    をさらに備える請求項1記載のX線CT装置用架台。
  5. 前記スライド開閉機構は、
    前記前面カバーが取り付けられる取付フレームと、
    前記取付フレームを着脱可能に支持する支持フレームと、
    前記支持フレームを前記第2軸回りに旋回可能に支持する開閉機構と、
    前記支持フレームを前記第1軸に沿ってスライド可能に支持し、前記上側フレーム又は前記下側フレームに取り付けられたスライド機構と、を有する、
    請求項4記載のX線CT装置用架台。
  6. 前記支持フレームは、前記取付フレームを下方から支持するための鉤形状を有する鉤部と、前記取付フレームを前記支持フレームの所定位置に機械的に案内する案内部とを有する、請求項5記載のX線CT装置用架台。
  7. 前記前面カバーの開放に機械的に連動して前記スライド機構を固定し、前記前面カバーの閉鎖に機械的に連動して前記スライド機構を解放するロック機構をさらに備える、請求項5記載のX線CT装置用架台。
  8. 前記第1のフレームは回転軸を中心に回転し、
    前記第1のフレームには前記X線検出器を含むX線CTに関する複数の機器が取り付けられ、
    前記複数の機器の何れもが前記所定高さより上部に位置しない回転角度が存在するように前記第1のフレームに前記複数の機器が取り付けられる、
    請求項1記載のX線CT装置用架台。
  9. 前記第1のフレームの後方を覆う後面カバーをさらに備え、
    前記後面カバーは、前記接地面から所定高さを境に分離可能に設けられた上側後面カバーと下側後面カバーとを有する、
    請求項1記載のX線CT装置用架台。
  10. 前記所定高さは、前記第1のフレームの頂点よりも高い、請求項1記載のX線CT装置用架台。
  11. 前記第1のフレームを回転可能に支持する第3のフレームをさらに備え、
    前記第2のフレームは、前記第1のフレームと前記第3のフレームとの外周を覆う、
    請求項1記載のX線CT装置用架台。
  12. 前記第1のフレームは回転軸を中心に回転し、
    前記第1のフレームには前記X線検出器とX線管とが前記回転軸を挟んで対向して取付けられている、請求項1記載のX線CT装置用架台。
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