JPH119587A - X線ct装置のガントリ− - Google Patents
X線ct装置のガントリ−Info
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- JPH119587A JPH119587A JP9171317A JP17131797A JPH119587A JP H119587 A JPH119587 A JP H119587A JP 9171317 A JP9171317 A JP 9171317A JP 17131797 A JP17131797 A JP 17131797A JP H119587 A JPH119587 A JP H119587A
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- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 claims abstract description 76
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 76
- 238000003466 welding Methods 0.000 abstract description 6
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- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 アルミ角材1に溶接による歪みが生じること
なく、軽量で十分な強度を有し、板材9等の着脱等も容
易となるX線CT装置のガントリ−を提供する。 【解決手段】 アルミニウム製のアルミ角材1を複数本
組み合わせてねじ止めすることにより枠体を形成する。
また、このアルミ角材1には、奥側に幅広部1bを有す
る溝1aが形成され、この幅広部1bにナット2が挿入
可能となる。
なく、軽量で十分な強度を有し、板材9等の着脱等も容
易となるX線CT装置のガントリ−を提供する。 【解決手段】 アルミニウム製のアルミ角材1を複数本
組み合わせてねじ止めすることにより枠体を形成する。
また、このアルミ角材1には、奥側に幅広部1bを有す
る溝1aが形成され、この幅広部1bにナット2が挿入
可能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線CT装置にお
いて、X線撮像部を装着して揺動するガントリ−に関す
る。
いて、X線撮像部を装着して揺動するガントリ−に関す
る。
【0002】
【従来の技術】X線CT装置は、図8に示すように、X
線管6やコリメータ7等の撮影部を装着したリング状の
回転台8を枠体である揺動支持部5に取り付けている。
また、このフレーム4は、下端部に円弧状のガイドレー
ル5aを備えた揺動支持部5上に固定されている。そし
て、この揺動支持部5のガイドレール5aを装置本体1
5に摺動可能に支持させることにより、ガントリ−4を
矢印A方向に±25°程度の角度範囲で揺動できるよう
にしている。従って、回転台8の中央の開口部に患者を
乗せた撮影台を挿入し、揺動支持部5を揺動させて適当
な角度に傾斜させると、撮影部による撮影断面の垂直面
に対する角度を調整することができるようになる。
線管6やコリメータ7等の撮影部を装着したリング状の
回転台8を枠体である揺動支持部5に取り付けている。
また、このフレーム4は、下端部に円弧状のガイドレー
ル5aを備えた揺動支持部5上に固定されている。そし
て、この揺動支持部5のガイドレール5aを装置本体1
5に摺動可能に支持させることにより、ガントリ−4を
矢印A方向に±25°程度の角度範囲で揺動できるよう
にしている。従って、回転台8の中央の開口部に患者を
乗せた撮影台を挿入し、揺動支持部5を揺動させて適当
な角度に傾斜させると、撮影部による撮影断面の垂直面
に対する角度を調整することができるようになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のX線
CT装置のガントリ−4は、鋼製の角パイプ材16や板
金材17等を溶接して枠体に形成したものであるため、
溶接の際に角パイプ材16や板金材17等に歪みが生じ
易く、取付部材が取り付けられなくなったり、取り付け
位置が不正確になるという問題が生じていた。しかも、
角パイプ材16に鋼材を用いるために装置重量が重くな
りすぎるという問題もあった。なお、この鋼製の角パイ
プ材16に代えて、単に軽量なアルミニウム製の角パイ
プ材を用いただけでは、ガントリ−の強度が弱くなりす
ぎる。
CT装置のガントリ−4は、鋼製の角パイプ材16や板
金材17等を溶接して枠体に形成したものであるため、
溶接の際に角パイプ材16や板金材17等に歪みが生じ
易く、取付部材が取り付けられなくなったり、取り付け
位置が不正確になるという問題が生じていた。しかも、
角パイプ材16に鋼材を用いるために装置重量が重くな
りすぎるという問題もあった。なお、この鋼製の角パイ
プ材16に代えて、単に軽量なアルミニウム製の角パイ
プ材を用いただけでは、ガントリ−の強度が弱くなりす
ぎる。
【0004】また、図9に示すように、従来の鋼製の角
パイプ材16に板材9を取り付ける場合には、ボルト3
を板材9の取付孔9bに通して、角パイプ材16の側面
に形成したねじ孔に螺着することになるので、部品交換
や調整修理のためにこの板材9を取り外す必要が生じた
ときに、ボルト3を完全に取り外す必要があり、作業が
面倒になるだけでなく、作業中にボルト3を紛失するよ
うな不都合が生じ易くなるという問題もあった。
パイプ材16に板材9を取り付ける場合には、ボルト3
を板材9の取付孔9bに通して、角パイプ材16の側面
に形成したねじ孔に螺着することになるので、部品交換
や調整修理のためにこの板材9を取り外す必要が生じた
ときに、ボルト3を完全に取り外す必要があり、作業が
面倒になるだけでなく、作業中にボルト3を紛失するよ
うな不都合が生じ易くなるという問題もあった。
【0005】さらに、上記ガントリ−4にカバー等を取
り付ける場合には、取り付け位置のずれを完全に避ける
ことはできないので、この取り付け位置をある程度調整
可能にする必要が生じる。そこで、従来は、図10に示
すように、角パイプ材16に2枚の止め金具13を順に
ボルト3で固定し、それぞれの止め金具13の長円状の
取付孔によってX軸方向とY軸方向に位置調整を行って
いた。このため、従来は、止め金具13が取り付け位置
ごとに2枚ずつ必要となり、作業が面倒になるという問
題もあった。
り付ける場合には、取り付け位置のずれを完全に避ける
ことはできないので、この取り付け位置をある程度調整
可能にする必要が生じる。そこで、従来は、図10に示
すように、角パイプ材16に2枚の止め金具13を順に
ボルト3で固定し、それぞれの止め金具13の長円状の
取付孔によってX軸方向とY軸方向に位置調整を行って
いた。このため、従来は、止め金具13が取り付け位置
ごとに2枚ずつ必要となり、作業が面倒になるという問
題もあった。
【0006】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、奥側に幅広部を有する溝を形成したアルミ角
材をボルトで止めて枠体としたガントリ−を用いること
により、溶接による歪みが生じることなく、軽量で十分
な強度を有し、取付部材の着脱等も容易となるX線CT
装置のフレームを提供することを目的としている。
のであり、奥側に幅広部を有する溝を形成したアルミ角
材をボルトで止めて枠体としたガントリ−を用いること
により、溶接による歪みが生じることなく、軽量で十分
な強度を有し、取付部材の着脱等も容易となるX線CT
装置のフレームを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1のX線CT装置
のガントリ−は、上記課題を解決するために、アルミニ
ウム製のアルミ角材を複数本組み合わせてねじ止めする
ことにより枠体を形成するので、溶接による歪みが生じ
るおそれをなくし、かつ、軽量化を図り十分な強度を得
ることができるようになる。しかも、アルミ角材には、
奥側に幅広部を有する溝が形成されるので、ここに取付
金具等を挿入することにより取付部材の取り付けが容易
となり、この溝内にケーブル等を収納することもできる
ようになる。
のガントリ−は、上記課題を解決するために、アルミニ
ウム製のアルミ角材を複数本組み合わせてねじ止めする
ことにより枠体を形成するので、溶接による歪みが生じ
るおそれをなくし、かつ、軽量化を図り十分な強度を得
ることができるようになる。しかも、アルミ角材には、
奥側に幅広部を有する溝が形成されるので、ここに取付
金具等を挿入することにより取付部材の取り付けが容易
となり、この溝内にケーブル等を収納することもできる
ようになる。
【0008】また、請求項2のX線CT装置のガントリ
−は、溝の幅広部にナットを挿入してボルトを螺着させ
ることにより取付部材を取り付けるので、このボルトを
緩めて溝に沿ってスライドさせれば、取付部材の取り付
け位置の調整が可能となり着脱等も容易となる。
−は、溝の幅広部にナットを挿入してボルトを螺着させ
ることにより取付部材を取り付けるので、このボルトを
緩めて溝に沿ってスライドさせれば、取付部材の取り付
け位置の調整が可能となり着脱等も容易となる。
【0009】さらに、請求項3のX線CT装置のガント
リ−は、四方の各側面に溝部が形成された横断面方形の
アルミ角材を用いるので、このアルミ角材の任意の側面
に取付部材を取り付けることができるようになる。
リ−は、四方の各側面に溝部が形成された横断面方形の
アルミ角材を用いるので、このアルミ角材の任意の側面
に取付部材を取り付けることができるようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
図面を参照して説明する。
【0011】図1〜図7は本発明の一実施形態を示すも
のであって、図1はX線CT装置のガントリ−の全体斜
視図、図2はアルミ角材とボルト及びナットの全体斜視
図、図3はアルミ角材に板材を取り付ける場合の斜視
図、図4はアルミ角材に取り付けた投光器を示す正面
図、図5は天井部のアルミ角材に取り付けた取付板を示
す斜視図、図6はアルミ角材に止め金具を取り付ける場
合の斜視図、図7はアルミ角材の溝にケーブルを挿入す
る場合の斜視図である。なお、図8〜図10に示した従
来例と同様の機能を有する構成部材には同じ番号を付記
する。
のであって、図1はX線CT装置のガントリ−の全体斜
視図、図2はアルミ角材とボルト及びナットの全体斜視
図、図3はアルミ角材に板材を取り付ける場合の斜視
図、図4はアルミ角材に取り付けた投光器を示す正面
図、図5は天井部のアルミ角材に取り付けた取付板を示
す斜視図、図6はアルミ角材に止め金具を取り付ける場
合の斜視図、図7はアルミ角材の溝にケーブルを挿入す
る場合の斜視図である。なお、図8〜図10に示した従
来例と同様の機能を有する構成部材には同じ番号を付記
する。
【0012】本実施形態のX線CT装置のガントリ−
は、図2に示すようなアルミ角材1を使用する場合につ
いて説明する。このアルミ角材1は、アルミニウムを押
し出し成形した横断面が正方形状の長尺な角材であり、
四方の各側面にそれぞれ長手方向に沿って溝1aが形成
されている。各溝1aは、横断面形状の中央部に溝幅が
広い幅広部1bが形成された太い十字形状であり、この
幅広部1bにはナット2が挿入される。ナット2は、外
形が正方形状のものであって、アルミ角材1の端面から
幅広部1bに挿入されて、長手方向にはスライド可能と
なるが、回転はできないような大きさのものを使用す
る。また、溝1aにおける幅広部1b以外の部分の溝幅
は、ナット2が嵌まり込んだり側面側に抜けだせない程
度には十分狭く、かつ、このナット2に螺合するボルト
3のねじ部は十分に嵌入可能となる広さに形成されてい
る。従って、アルミ角材1の側面側から溝1aの開口部
を介してボルト3のねじ部を挿入しこのナット2に螺合
させると、ボルト3だけを回転させることによりナット
2にねじ込むことができ、さらに締め付けて螺着すると
ナット2のスライド位置を固定することができる。な
お、溝1aにおける幅広部1bよりも奥側の部分は、こ
のボルト3のねじ部の先端の逃がし溝である。従って、
このような逃がし溝が不要であれば、溝1aは、横断面
形状の最も奥に幅広部1bを形成した太いT字形状にし
てもよい。
は、図2に示すようなアルミ角材1を使用する場合につ
いて説明する。このアルミ角材1は、アルミニウムを押
し出し成形した横断面が正方形状の長尺な角材であり、
四方の各側面にそれぞれ長手方向に沿って溝1aが形成
されている。各溝1aは、横断面形状の中央部に溝幅が
広い幅広部1bが形成された太い十字形状であり、この
幅広部1bにはナット2が挿入される。ナット2は、外
形が正方形状のものであって、アルミ角材1の端面から
幅広部1bに挿入されて、長手方向にはスライド可能と
なるが、回転はできないような大きさのものを使用す
る。また、溝1aにおける幅広部1b以外の部分の溝幅
は、ナット2が嵌まり込んだり側面側に抜けだせない程
度には十分狭く、かつ、このナット2に螺合するボルト
3のねじ部は十分に嵌入可能となる広さに形成されてい
る。従って、アルミ角材1の側面側から溝1aの開口部
を介してボルト3のねじ部を挿入しこのナット2に螺合
させると、ボルト3だけを回転させることによりナット
2にねじ込むことができ、さらに締め付けて螺着すると
ナット2のスライド位置を固定することができる。な
お、溝1aにおける幅広部1bよりも奥側の部分は、こ
のボルト3のねじ部の先端の逃がし溝である。従って、
このような逃がし溝が不要であれば、溝1aは、横断面
形状の最も奥に幅広部1bを形成した太いT字形状にし
てもよい。
【0013】上記アルミ角材1の両端面の中央部には、
ねじ穴1cが形成されている。また、このアルミ角材1
の端面の四方の隅部には、それぞれ両端面に貫通する丸
い貫通孔1dが形成され、アルミ角材1の強度をほとん
ど損なうことなく、軽量化を図っている。
ねじ穴1cが形成されている。また、このアルミ角材1
の端面の四方の隅部には、それぞれ両端面に貫通する丸
い貫通孔1dが形成され、アルミ角材1の強度をほとん
ど損なうことなく、軽量化を図っている。
【0014】上記アルミ角材1は、図1に示すように、
複数本を縦横に組み合わせてねじ止めすることにより枠
体を形成し、これをX線CT装置のガントリ−4とす
る。このねじ止めは、アルミ角材1の側面の適当な位置
に裏側の側面に貫通する孔を形成し、この孔を通したボ
ルトのねじ部の先端を他のアルミ角材1の端面のねじ穴
1cに螺着することにより行われ、これによって2本の
アルミ角材1を直角に組み合わせて固定することができ
る。また、これら直角に組み合わせた2本のアルミ角材
1は、接続部にアルミニウム製等のアングル材をねじ止
めすることにより補強を行う。ただし、アルミ角材1の
ねじ止めは、このような固定方法に限らず、例えばアン
グル材のみを用いて2本のアルミ角材1を固定してもよ
い。また、2本のアルミ角材1は、このように直角に組
み合わせる他に、同じ方向や直角以外の他の適当な角度
で固定してもよい。
複数本を縦横に組み合わせてねじ止めすることにより枠
体を形成し、これをX線CT装置のガントリ−4とす
る。このねじ止めは、アルミ角材1の側面の適当な位置
に裏側の側面に貫通する孔を形成し、この孔を通したボ
ルトのねじ部の先端を他のアルミ角材1の端面のねじ穴
1cに螺着することにより行われ、これによって2本の
アルミ角材1を直角に組み合わせて固定することができ
る。また、これら直角に組み合わせた2本のアルミ角材
1は、接続部にアルミニウム製等のアングル材をねじ止
めすることにより補強を行う。ただし、アルミ角材1の
ねじ止めは、このような固定方法に限らず、例えばアン
グル材のみを用いて2本のアルミ角材1を固定してもよ
い。また、2本のアルミ角材1は、このように直角に組
み合わせる他に、同じ方向や直角以外の他の適当な角度
で固定してもよい。
【0015】上記ガントリ−4は、4本のアルミ角材1
の端部同士をねじ止めによってほぼ四角形状に接続した
ものを天井部に水平に配置すると共に、この四角形状の
アルミ角材1の四方の隅部の下方にそれぞれアルミ角材
1を1本ずつ垂直にねじ止めして形成される。また、こ
れらのアルミ角材1には、必要に応じて他の短いアルミ
角材1や板金材17が適宜位置にねじ止めされる。この
ガントリ−4は、垂直な4本のアルミ角材1の下部が揺
動支持部5に固定されている。揺動支持部5は、下端部
に2本の円弧状のガイドレール5aを平行に配置したも
のであり、このガイドレール5aを装置本体に摺動可能
に支持させることにより、ガントリ−4全体を揺動させ
ることができる。なお、板金材17や揺動支持部5は、
従来と同様に鋼材を用いて形成してもよい。
の端部同士をねじ止めによってほぼ四角形状に接続した
ものを天井部に水平に配置すると共に、この四角形状の
アルミ角材1の四方の隅部の下方にそれぞれアルミ角材
1を1本ずつ垂直にねじ止めして形成される。また、こ
れらのアルミ角材1には、必要に応じて他の短いアルミ
角材1や板金材17が適宜位置にねじ止めされる。この
ガントリ−4は、垂直な4本のアルミ角材1の下部が揺
動支持部5に固定されている。揺動支持部5は、下端部
に2本の円弧状のガイドレール5aを平行に配置したも
のであり、このガイドレール5aを装置本体に摺動可能
に支持させることにより、ガントリ−4全体を揺動させ
ることができる。なお、板金材17や揺動支持部5は、
従来と同様に鋼材を用いて形成してもよい。
【0016】揺動支持部5には、図8に示した従来例と
同様に、X線管6やコリメータ7等の撮影部を装着した
リング状の回転台8がベアリングを介して取り付けられ
る(図1にはX線管6、コリメータ7及び回転台8は図
示していない)。また、このガントリ−4には、図示し
ないカバーが取り付けられて、X線CT装置が完成す
る。
同様に、X線管6やコリメータ7等の撮影部を装着した
リング状の回転台8がベアリングを介して取り付けられ
る(図1にはX線管6、コリメータ7及び回転台8は図
示していない)。また、このガントリ−4には、図示し
ないカバーが取り付けられて、X線CT装置が完成す
る。
【0017】上記構成のガントリ−4は、枠体を構成す
るアルミ角材1がねじ止めによって固定されるので、従
来のように溶接によって歪みを生じるようなことがなく
なる。このため、カバー等の取付部材が取り付けられな
くなったり、取り付け位置が不正確になるおそれもな
い。また、アルミ角材1を用いるので、X線CT装置の
軽量化を図ることができるだけでなく、同じ断面積のア
ルミニウム製の角パイプ材を用いた場合に比べて、十分
な強度を得ることもできるようになる。
るアルミ角材1がねじ止めによって固定されるので、従
来のように溶接によって歪みを生じるようなことがなく
なる。このため、カバー等の取付部材が取り付けられな
くなったり、取り付け位置が不正確になるおそれもな
い。また、アルミ角材1を用いるので、X線CT装置の
軽量化を図ることができるだけでなく、同じ断面積のア
ルミニウム製の角パイプ材を用いた場合に比べて、十分
な強度を得ることもできるようになる。
【0018】本実施形態のガントリ−4に各種の取付部
材を取り付ける場合には、図2に示したようなナット2
とボルト3を用いる。即ち、図3に示すように、アルミ
角材1の側面に板材9を取り付ける場合には、溝1aの
幅広部1bに2個のナット2を挿入しておき、2本のボ
ルト3を板材9の両端の取付部9aを介してこのナット
2に螺着する。この際、板材9の取付部9aを互いに左
右の逆方向に開口するU字状の切り欠き部としておけ
ば、図9に示した従来例の場合と異なり、2本のボルト
3を緩めナット2と共に溝1aに沿って互いに外側にス
ライドさせるだけで、板材9を容易に取り外すことがで
きるようになる。しかも、ボルト3は、ナット2に螺合
したままとなるので、次に板材9を取り付けるまでにこ
のボルト3が紛失するようなおそれもなくなる。従っ
て、板材9が交換部品である場合や調整修理のために一
時的に取り外す必要のある部品である場合には、極めて
便利である。なお、図9の場合にも、板材9の取付孔9
bを共に上方に開口するU字状の切り欠き部とすれば、
ボルト3を少し緩めるだけでこの板材9を取り外すこと
は可能となる。しかし、この場合には、ボルト3の締め
付けが多少なりとも緩いと、板材9がすぐに抜け落ちる
おそれが生じる。これに対して、本実施例の場合には、
ボルト3が多少緩んでも、溝1aに沿って外側にスライ
ドしない限り、板材9が抜け落ちるような心配は生じな
い。
材を取り付ける場合には、図2に示したようなナット2
とボルト3を用いる。即ち、図3に示すように、アルミ
角材1の側面に板材9を取り付ける場合には、溝1aの
幅広部1bに2個のナット2を挿入しておき、2本のボ
ルト3を板材9の両端の取付部9aを介してこのナット
2に螺着する。この際、板材9の取付部9aを互いに左
右の逆方向に開口するU字状の切り欠き部としておけ
ば、図9に示した従来例の場合と異なり、2本のボルト
3を緩めナット2と共に溝1aに沿って互いに外側にス
ライドさせるだけで、板材9を容易に取り外すことがで
きるようになる。しかも、ボルト3は、ナット2に螺合
したままとなるので、次に板材9を取り付けるまでにこ
のボルト3が紛失するようなおそれもなくなる。従っ
て、板材9が交換部品である場合や調整修理のために一
時的に取り外す必要のある部品である場合には、極めて
便利である。なお、図9の場合にも、板材9の取付孔9
bを共に上方に開口するU字状の切り欠き部とすれば、
ボルト3を少し緩めるだけでこの板材9を取り外すこと
は可能となる。しかし、この場合には、ボルト3の締め
付けが多少なりとも緩いと、板材9がすぐに抜け落ちる
おそれが生じる。これに対して、本実施例の場合には、
ボルト3が多少緩んでも、溝1aに沿って外側にスライ
ドしない限り、板材9が抜け落ちるような心配は生じな
い。
【0019】図3に示した板材9は、2本のボルト3を
緩めナット2と共に同じ方向にスライドさせるだけで、
アルミ角材1に沿って取り付け位置を容易に移動させる
ことができる。しかも、この板材9がほとんど取り外す
必要のないものである場合には、切り欠き状の取付部9
aに代えて、従来例と同様の取付孔とすることもでき
る。例えば図4に示すように、投光器10を装着した取
付金具11をボルト3で固定した場合には、これらのボ
ルト3を少し緩めるだけで、投光器10の取り付け位置
をアルミ角材1に沿って移動させることができ、これに
よって取り付け位置の調整が容易となる。また、例えば
図5に示すように、放熱ファンを取り付けるための2枚
の取付板12を天井部の2本のアルミ角材1の間に架け
渡してそれぞれボルト3で固定した場合には、これらの
ボルト3を少し緩めて2枚の取付板12を互いに反対側
にスライドさせることにより、中央の隙間を広げること
ができ、これによって下方にある部品の調整や交換等の
作業を容易にすることができる。
緩めナット2と共に同じ方向にスライドさせるだけで、
アルミ角材1に沿って取り付け位置を容易に移動させる
ことができる。しかも、この板材9がほとんど取り外す
必要のないものである場合には、切り欠き状の取付部9
aに代えて、従来例と同様の取付孔とすることもでき
る。例えば図4に示すように、投光器10を装着した取
付金具11をボルト3で固定した場合には、これらのボ
ルト3を少し緩めるだけで、投光器10の取り付け位置
をアルミ角材1に沿って移動させることができ、これに
よって取り付け位置の調整が容易となる。また、例えば
図5に示すように、放熱ファンを取り付けるための2枚
の取付板12を天井部の2本のアルミ角材1の間に架け
渡してそれぞれボルト3で固定した場合には、これらの
ボルト3を少し緩めて2枚の取付板12を互いに反対側
にスライドさせることにより、中央の隙間を広げること
ができ、これによって下方にある部品の調整や交換等の
作業を容易にすることができる。
【0020】さらに、本実施形態のガントリ−4にカバ
ー等を取り付ける場合には、図6に示すように、アルミ
角材1に1枚の止め金具13をボルト3で螺着するだけ
で、この止め金具13の長円状の取付孔によるX軸方向
の位置調整と、ナット2の溝1aに沿ったスライドによ
るY軸方向の位置調整とが可能となるので、図10に示
した従来例の場合のように2枚の止め金具13を用いる
必要がなくなる。
ー等を取り付ける場合には、図6に示すように、アルミ
角材1に1枚の止め金具13をボルト3で螺着するだけ
で、この止め金具13の長円状の取付孔によるX軸方向
の位置調整と、ナット2の溝1aに沿ったスライドによ
るY軸方向の位置調整とが可能となるので、図10に示
した従来例の場合のように2枚の止め金具13を用いる
必要がなくなる。
【0021】さらに、本実施形態のガントリ−4は、ア
ルミ角材1の四方の側面にそれぞれ溝1aが形成されて
いるので、図7に示すように、この溝1a内にケーブル
14を通すことができ、このケーブル14がアルミ角材
1の周囲に乱雑に配線されるのを防止することができる
ようになる。しかも、この溝1a内には、幅広部1bが
形成されているので、複数本のケーブル14も容易に嵌
め込むことができる。
ルミ角材1の四方の側面にそれぞれ溝1aが形成されて
いるので、図7に示すように、この溝1a内にケーブル
14を通すことができ、このケーブル14がアルミ角材
1の周囲に乱雑に配線されるのを防止することができる
ようになる。しかも、この溝1a内には、幅広部1bが
形成されているので、複数本のケーブル14も容易に嵌
め込むことができる。
【0022】なお、上記実施形態では、横断面が正方形
状のアルミ角材1を用いたが、必ずしもこれに限定され
るものではなく、例えば長方形状のアルミ角材1やその
他の多角形状のものを用いることもできる。また、上記
実施形態では、アルミニウムの押し出し成形により製造
したアルミ角材1を用いたが、アルミニウム製のアルミ
角材であれば、製造方法は限定されない。なお、ここで
いうアルミニウム製とは、アルミニウムのみからなる場
合だけでなく、アルミニウムを主体とした合金からなる
ものも含み、一般的には、このアルミニウム合金のアル
ミ角材1が使用される。
状のアルミ角材1を用いたが、必ずしもこれに限定され
るものではなく、例えば長方形状のアルミ角材1やその
他の多角形状のものを用いることもできる。また、上記
実施形態では、アルミニウムの押し出し成形により製造
したアルミ角材1を用いたが、アルミニウム製のアルミ
角材であれば、製造方法は限定されない。なお、ここで
いうアルミニウム製とは、アルミニウムのみからなる場
合だけでなく、アルミニウムを主体とした合金からなる
ものも含み、一般的には、このアルミニウム合金のアル
ミ角材1が使用される。
【0023】さらに、上記実施形態では、アルミ角材1
の全ての側面に溝1aを形成した場合について説明した
が、必ずしもこれに限定されず、一部の側面にのみ形成
されたものであってもよい。
の全ての側面に溝1aを形成した場合について説明した
が、必ずしもこれに限定されず、一部の側面にのみ形成
されたものであってもよい。
【0024】さらに、上記実施形態では、アルミ角材1
の溝1aにナット2を挿入して取付部材を取り付けた
が、例えば四角ボルトの頭を溝1aに挿入し、側面から
突出したこの四角ボルトのねじ部にナットを螺着させる
ことにより取り付けることも可能であり、他の取付金具
等を用いることもできる。
の溝1aにナット2を挿入して取付部材を取り付けた
が、例えば四角ボルトの頭を溝1aに挿入し、側面から
突出したこの四角ボルトのねじ部にナットを螺着させる
ことにより取り付けることも可能であり、他の取付金具
等を用いることもできる。
【0025】さらに、ガントリ−4の枠体を構成するア
ルミ角材1の組み合わせは、上記実施形態のものには限
定されず、必要に応じて任意に変更することができる。
ルミ角材1の組み合わせは、上記実施形態のものには限
定されず、必要に応じて任意に変更することができる。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のX線CT装置のガントリ−によれば、アルミ角材を組
み合わせてねじ止めすることにより枠体を形成するの
で、溶接による歪みが生じるおそれをなくし、取付部材
が取り付けられなくなったり、取り付け位置が不正確に
なるのを防止することができる。しかも、アルミ角材を
用いるので、装置重量の軽量化を図ることができるだけ
でなく、同じ断面積のアルミニウム製の角パイプ材を用
いた場合に比べて、十分な強度を得ることもできるよう
になる。また、アルミ角材の側面には、奥側に幅広部を
有する溝が形成されるので、ボルトとナット等を用いて
取付部材を容易に着脱できるようになり、取り付け位置
の調整も可能となる。
のX線CT装置のガントリ−によれば、アルミ角材を組
み合わせてねじ止めすることにより枠体を形成するの
で、溶接による歪みが生じるおそれをなくし、取付部材
が取り付けられなくなったり、取り付け位置が不正確に
なるのを防止することができる。しかも、アルミ角材を
用いるので、装置重量の軽量化を図ることができるだけ
でなく、同じ断面積のアルミニウム製の角パイプ材を用
いた場合に比べて、十分な強度を得ることもできるよう
になる。また、アルミ角材の側面には、奥側に幅広部を
有する溝が形成されるので、ボルトとナット等を用いて
取付部材を容易に着脱できるようになり、取り付け位置
の調整も可能となる。
【図1】本発明の一実施形態を示すものであって、X線
CT装置のガントリ−の全体斜視図である。
CT装置のガントリ−の全体斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態を示すものであって、アル
ミ角材とボルト及びナットの全体斜視図である。
ミ角材とボルト及びナットの全体斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態を示すものであって、アル
ミ角材に板材を取り付ける場合の斜視図である。
ミ角材に板材を取り付ける場合の斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態を示すものであって、アル
ミ角材に取り付けた投光器を示す正面図である。
ミ角材に取り付けた投光器を示す正面図である。
【図5】本発明の一実施形態を示すものであって、天井
部のアルミ角材に取り付けた取付板を示す斜視図であ
る。
部のアルミ角材に取り付けた取付板を示す斜視図であ
る。
【図6】本発明の一実施形態を示すものであって、アル
ミ角材に止め金具を取り付ける場合の斜視図である。
ミ角材に止め金具を取り付ける場合の斜視図である。
【図7】本発明の一実施形態を示すものであって、アル
ミ角材の溝にケーブルを挿入する場合の斜視図である。
ミ角材の溝にケーブルを挿入する場合の斜視図である。
【図8】従来例を示すものであって、X線CT装置のガ
ントリ−の側面図である。
ントリ−の側面図である。
【図9】従来例を示すものであって、ガントリ−の角パ
イプ材に板材を取り付ける場合の斜視図である。
イプ材に板材を取り付ける場合の斜視図である。
【図10】従来例を示すものであって、ガントリ−の角
パイプ材に止め金具を取り付ける場合の斜視図である。
パイプ材に止め金具を取り付ける場合の斜視図である。
1 アルミ角材 1a 溝 1b 幅広部 2 ナット 3 ボルト 4 ガントリ− 9 板材 9b 取付孔 11 取付金具 12 取付板 13 止め金具
Claims (3)
- 【請求項1】 横断面形状の奥側に幅広部を有する溝が
1以上の側面にそれぞれ長手方向に沿って形成されたア
ルミニウム製のアルミ角材を複数本組み合わせてねじ止
めすることにより枠体を形成したものであることを特徴
とするX線CT装置のガントリ−。 - 【請求項2】 前記溝の幅広部に挿入されたナットに、
取付部材の取付部を介してボルトを螺着することによ
り、この取付部材を取り付けたことを特徴とする請求項
1に記載のX線CT装置のガントリ−。 - 【請求項3】 前記アルミ角材が横断面方形の四方の各
側面にそれぞれ溝部が形成されたことを特徴とする請求
項1又は請求項2に記載のX線CT装置のガントリ−。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9171317A JPH119587A (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | X線ct装置のガントリ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9171317A JPH119587A (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | X線ct装置のガントリ− |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH119587A true JPH119587A (ja) | 1999-01-19 |
Family
ID=15921014
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9171317A Pending JPH119587A (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | X線ct装置のガントリ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH119587A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007163256A (ja) * | 2005-12-13 | 2007-06-28 | Sus Corp | 機器位置決め装置と機器位置決め装置用回転機構 |
JP2016120160A (ja) * | 2014-12-25 | 2016-07-07 | 株式会社東芝 | X線ct装置用架台 |
-
1997
- 1997-06-27 JP JP9171317A patent/JPH119587A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007163256A (ja) * | 2005-12-13 | 2007-06-28 | Sus Corp | 機器位置決め装置と機器位置決め装置用回転機構 |
JP2016120160A (ja) * | 2014-12-25 | 2016-07-07 | 株式会社東芝 | X線ct装置用架台 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050811 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050830 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051031 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060104 |