JP2013255625A - 簡易コーヒーバッグ - Google Patents
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Abstract
【課題】 濾過フィルターバッグに貼着される係止枠体を飲料カップの飲み口の外側に覆い被せることによって、濾過フィルターバッグの開口部を大きく開口した状態で飲料カップの飲み口に容易にセットできる簡易コーヒーバッグの提供を図る。
【解決手段】 濾過フィルターバッグと係止枠体とで形成される係止フィルター体と、それらを内包する密封包装袋とから成り、係止フィルター体は、濾過フィルターバッグと係止枠体で構成され、濾過フィルターバッグは上部が開口する袋状の透水性濾過シート素材で形成され、該開口部の外周縁には係止枠体の内側上縁部を貼着して成り、係止枠体は紙製または合成樹脂製の薄状板材で形成され、外周面には多角形に折り曲げ可能とする折り目を垂直方向に複数設けて成り、密封バッグは複数のバリア性を有する積層フィルムで形成されるガセット型の密封包装袋で形成される手段を採る。
【選択図】図1
【解決手段】 濾過フィルターバッグと係止枠体とで形成される係止フィルター体と、それらを内包する密封包装袋とから成り、係止フィルター体は、濾過フィルターバッグと係止枠体で構成され、濾過フィルターバッグは上部が開口する袋状の透水性濾過シート素材で形成され、該開口部の外周縁には係止枠体の内側上縁部を貼着して成り、係止枠体は紙製または合成樹脂製の薄状板材で形成され、外周面には多角形に折り曲げ可能とする折り目を垂直方向に複数設けて成り、密封バッグは複数のバリア性を有する積層フィルムで形成されるガセット型の密封包装袋で形成される手段を採る。
【選択図】図1
Description
本発明は、濾過フィルターバッグに貼着される係止枠体を飲料カップの飲み口の外側に覆い被せることによって、濾過フィルターバッグの開口部を大きく開口した状態で飲料カップの飲み口に容易にセットできる簡易コーヒーバッグに関する。
日本で販売されている家庭用コーヒーは、コーヒー豆から抽出器で抽出して飲むレギュラーコーヒーと、そのレギュラーコーヒーから工業的に作られるインスタントコーヒー(缶コーヒーも含む)に大別され、それらの家庭用コーヒーおける消費量は総コーヒー市場に占める割合に対して近年急激に高まる傾向にあり、現在においては約半数が家庭用コーヒーとして消費されている。
そのインスタントコーヒーの現在に至る普及の歴史は、昭和35年にコーヒー豆の輸入が全面自由化になり、同年に多数の国内メーカーがインスタントコーヒー業界に参入し、さらに翌年にはインスタントコーヒーの輸入が全面自由化されたことも手伝って、壮絶な販売合戦が繰り広げられたことをきっかけにインスタントコーヒーが一気に一般家庭に普及し、家庭でのインスタントコーヒーの飲用が習慣化した。
現在、国内の製造メーカーから販売されているインスタントコーヒーの多くは、高温の乾燥筒の中に、高温のコーヒー液を噴霧して素早く乾燥させるスプレードライ法や、コーヒー液をマイナス40℃以下で一度凍結させた後に細かく砕き真空状態にして水分を蒸発させるフリーズドライ法などによって、製造されているものである。
一方、レギュラーコーヒーの現在に至る普及の歴史は、抽出時にドリッパーや紙フィルターなどの抽出器具が必要なこともあり、インスタントコーヒーの普及度合いと比べて一般的に普及するには少し時間がかかったが、1980〜90年にかけて徐々にレギュラーコーヒーの飲用が一般化し、90年代の後半からは抽出器具を使用せず、そのままレギュラーコーヒーが楽しめる簡易コーヒーバッグ(1杯抽出タイプ)が普及し始め、家庭内での癒しや、自由時間を満喫する志向の強まりや、喫茶店などの飲用の場が広まったことなどから、この20年ほどでレギュラーコーヒーの市場は急激に拡大しており、加えて嗜好品の本物志向や、将来的に経済力が豊かになることによって購買力が高まることで、レギュラーコーヒーの市場はさらに拡大するものと期待されている。
その中でも、誰でも簡単に一定水準のコーヒーが淹れられるペーパードリップ方式のレギュラーコーヒーは、ドリッパー(一種の漏斗)に紙フィルター(漉し紙)をセットし、コーヒー粉を入れ適量の湯を注ぎ、暫く蒸らした後に抽出を開始し、ドリッパーの熱湯が完全に切れる前に外すと雑味の無い美味しいコーヒーが簡単に淹れることができることから、本物嗜好を楽しむ一定の消費者層が確立してきており、さらに最近においては、コーヒー粉をフィルター製の袋に入れ、それを水や熱湯で抽出することで簡単で本物志向の美味しいコーヒーが飲める簡易コーヒーバッグ(1杯抽出タイプ)が急速に市場を拡大してきている。
しかしながら、その簡易コーヒーバッグを使用して簡易的に美味しいコーヒーを淹れるには、従来の簡易コーヒーバッグが持つ下記に示す幾つかの問題点を解決しなければならないものであった。
(1)熱湯の注ぎ方が難しいという問題。
レギュラーコーヒーの抽出時における正しい熱湯の注ぎ方は、最初に少量の熱湯をコーヒーバッグの中心近くから周縁に向けて「の」の字を書くように注ぎ、徐々に熱湯を増していきながらコーヒー粉全体に熱湯が行き渡るように注湯した後、暫く蒸らしてから、コーヒーバッグの抽出面から抽出液が自然に滴下してくるのを見計りながらさらに熱湯の注ぎ量を加えて注ぐ方法が美味しいコーヒーの淹れ方とされている。しかしながら、コーヒーバッグの熱湯の注ぎ口が僅小であると、この作業がやり辛いものであり、従来の簡易コーヒーバッグの多くは、飲料カップの飲み口に掛止片を掛ける構造を採用していることから、飲料カップの飲み口よりもコーヒーバッグの注ぎ口が僅小であることによって、美味しい熱湯の注ぎ方ができないものであった。
(1)熱湯の注ぎ方が難しいという問題。
レギュラーコーヒーの抽出時における正しい熱湯の注ぎ方は、最初に少量の熱湯をコーヒーバッグの中心近くから周縁に向けて「の」の字を書くように注ぎ、徐々に熱湯を増していきながらコーヒー粉全体に熱湯が行き渡るように注湯した後、暫く蒸らしてから、コーヒーバッグの抽出面から抽出液が自然に滴下してくるのを見計りながらさらに熱湯の注ぎ量を加えて注ぐ方法が美味しいコーヒーの淹れ方とされている。しかしながら、コーヒーバッグの熱湯の注ぎ口が僅小であると、この作業がやり辛いものであり、従来の簡易コーヒーバッグの多くは、飲料カップの飲み口に掛止片を掛ける構造を採用していることから、飲料カップの飲み口よりもコーヒーバッグの注ぎ口が僅小であることによって、美味しい熱湯の注ぎ方ができないものであった。
(2)飲料カップへの取り付け方法が面倒であるという問題。
従来の簡易コーヒーバッグを飲料カップの飲み口の上縁に取り付ける方法は、飲料カップの飲み口の上縁部に簡易コーヒーバッグの掛止片を開脚して掛ける構造を採用していることから、該掛止片を開脚する動作が必要であると共に、複数の掛止片を飲料カップの飲み口の上縁部に一つ毎に掛けていかなければならず、その作業が面倒でもあり、手間を要するものであった。
従来の簡易コーヒーバッグを飲料カップの飲み口の上縁に取り付ける方法は、飲料カップの飲み口の上縁部に簡易コーヒーバッグの掛止片を開脚して掛ける構造を採用していることから、該掛止片を開脚する動作が必要であると共に、複数の掛止片を飲料カップの飲み口の上縁部に一つ毎に掛けていかなければならず、その作業が面倒でもあり、手間を要するものであった。
(3)飲料カップへの取り付けが不安定であるという問題。
従来の簡易コーヒーバッグの掛止片は、剛性がない薄板紙製で形成されているものが多いため、飲料カップの飲み口に不安定な状態で掛けられがちであると同時に、飲料カップの飲み口に掛けづらく、面倒でもあり、手間を要するものでもあった。
従来の簡易コーヒーバッグの掛止片は、剛性がない薄板紙製で形成されているものが多いため、飲料カップの飲み口に不安定な状態で掛けられがちであると同時に、飲料カップの飲み口に掛けづらく、面倒でもあり、手間を要するものでもあった。
(4)抽出後の濾過フィルターバッグの処分方法の問題。
従来の簡易コーヒーバッグは、飲用時に抽出後の濡れた状態の濾過フィルターバッグの一時的な保管場所がないため、お皿やカップなどの食器を予め準備して置くか、そのまま濡れた状態で廃棄するかの何れかの処置を採らざるを得なかった。
従来の簡易コーヒーバッグは、飲用時に抽出後の濡れた状態の濾過フィルターバッグの一時的な保管場所がないため、お皿やカップなどの食器を予め準備して置くか、そのまま濡れた状態で廃棄するかの何れかの処置を採らざるを得なかった。
(5)簡易性ならびに経済性の問題。
簡易コーヒーバッグとして、構造の簡易性と取り付け手段の容易性を備え、且つ、製造単価のコスト削減が図られる形状ならびに構造を有していることが望まれる。
簡易コーヒーバッグとして、構造の簡易性と取り付け手段の容易性を備え、且つ、製造単価のコスト削減が図られる形状ならびに構造を有していることが望まれる。
(6)抽出方法が選択できないという問題。
一般的なレギュラーコーヒーの抽出方法は、コーヒー粉末物を濾過フィルターバッグの袋に入れ、それに水や湯を落として抽出するドリップ(ろ過)方式と、飲料カップ内のコーヒー粉末物に熱湯を加えて暫く待ち、上澄みだけを飲む浸漬方式が多く採用されるが、従来の市販の簡易コーヒーバッグにおける抽出方法の多くは、ドリップ方式と浸漬方式を合体させた所謂ドリップ浸漬方式が採用されているため、飲用者の好みに合わせた抽出方法が選択できないものであり、マイルドで雑味がないドリップ方式の抽出後にコクと深みを加える追い足し抽出ができないものであった。
一般的なレギュラーコーヒーの抽出方法は、コーヒー粉末物を濾過フィルターバッグの袋に入れ、それに水や湯を落として抽出するドリップ(ろ過)方式と、飲料カップ内のコーヒー粉末物に熱湯を加えて暫く待ち、上澄みだけを飲む浸漬方式が多く採用されるが、従来の市販の簡易コーヒーバッグにおける抽出方法の多くは、ドリップ方式と浸漬方式を合体させた所謂ドリップ浸漬方式が採用されているため、飲用者の好みに合わせた抽出方法が選択できないものであり、マイルドで雑味がないドリップ方式の抽出後にコクと深みを加える追い足し抽出ができないものであった。
従来より、上記の問題点を解決しようとする簡易コーヒーバッグの提案がなされている。例えば、飲料カップにカード型の抽出バッグを投入する「カードコーヒー」(特許文献1参照)が提案され公知技術となっている。
しかしながら、上記「カードコーヒー」は、飲料カップ中にカード型の抽出バッグを直接投入するもので、コーヒーバッグの簡易性ならびに経済性の問題はクリアされるものの、コーヒーバッグがカップの抽出液面に直接浸漬される構造であることから、コーヒーバッグがカップ内で安定した状態で維持されないという問題や、コーヒーバッグの開口部がカップの飲み口より小さいことによって熱湯の注ぎ方が難しいという問題があるもので、さらに密封封入袋の実態が記載されていないことから抽出後のコーヒーバッグの処分方法の問題や、抽出方法の選択ができないという問題をクリアすることができないものであり、本発明の簡易コーヒーバッグの様な上記の全ての美味しいコーヒーを淹れるための問題点を解決する手段を備える提案ではなかった。
また、包装バッグに切り込みを入れて飲料カップの飲み口部に差し込むタイプの「コーヒーバッグ」(特許文献2参照)や、「抽出原料包装バッグ」(特許文献3参照)が提案され公知技術となっている。
しかしながら、上記のコーヒーバッグは、包装バッグに切り込みを入れて飲料カップの飲み口部に差し込む構造であることから、コーヒーバッグの簡易性ならびに経済性の問題はクリアされるものの、コーヒーバッグがカップの抽出液面に直接浸漬される構造であることから、コーヒーバッグの開口部がカップの飲み口より小さいことによって熱湯の注ぎ方が難しいという問題や、コーヒーバッグがカップ内で安定した状態で維持されないという問題があると共に、抽出方法の選択ができないという問題や、特に「コーヒーバッグ」の提案に関して密封封入袋の実態が記載されていないことから、抽出後のコーヒーバッグの処分方法の問題クリアすることができないものであり、本発明の簡易コーヒーバッグの様な前述の全ての美味しいコーヒーを淹れるための問題点を解決する手段を備える提案ではなかった。
また、コーヒーバッグを飲料カップに係合する複数の係合片を設けた「ドリップバッグ」(特許文献6参照)や、「引用係合片を有する物品支持体・・・」(特許文献7参照)や、「ホルダー付嗜好性飲料抽出用バッグ」(特許文献8参照)が提案され公知技術となっている。
しかしながら、上記のコーヒーバッグは、係合片がコーヒーバッグの外表面に貼着されて引き起こし可能な薄板状材料から形成されていることから、簡易コーヒーバッグの簡易性ならびに経済性の問題はクリアされるものの、コーヒーバッグがカップの抽出液面に浸漬される構造から抽出方法の選択ができないという問題や、開口部がカップの飲み口より小さい構造から熱湯の注ぎ方が難しいという問題、さらに掛止部材が複数あることによって簡易コーヒーバッグの飲料カップへの取り付け方法が面倒であるという問題や、密封封入袋の実態が記載されていないことから抽出後の袋本体と掛止部材の処分方法の問題をクリアすることができないものであり、本発明の簡易コーヒーバッグの様な前述の全ての美味しいコーヒーを淹れるための問題点を解決する手段を備える提案ではなかった。
本出願人は、従来の簡易コーヒーバッグが飲料カップの飲み口に載置される際に濾過フィルターバッグの開口部が大きく開口されないという問題や、飲料カップの飲み口に係止片が容易にセットできないという問題、そして簡易コーヒーバッグにレギュラーコーヒー等の粉末物を充填して利便性を向上させる点に着目し、簡単な構造と安価な手段でそれらの問題点を解決することができないものかという着想の下、密封封入袋と、濾過フィルターバッグと係止枠体とからなる係止フィルター体と、それらを内包する密封包装袋と、から成る簡易コーヒーバッグを開発し、本発明における「簡易コーヒーバッグ」の提案に至るものである。
本発明は上記問題点を鑑み、濾過フィルターバッグに貼着される係止枠体を飲料カップの飲み口の外側に覆い被せることによって、濾過フィルターバッグの開口部を大きく開口した状態で飲料カップの飲み口に容易にセットできる簡易コーヒーバッグを提供することを課題とする。
本発明の簡易コーヒーバッグは、係止フィルター体と、密封包装袋と、で構成される簡易コーヒーバッグであって、前記係止フィルター体は、レギュラーコーヒー等の粉末物を内包する濾過フィルターバッグと、飲料カップの飲み口に覆い被せて係止する係止枠体と、から成り、前記濾過フィルターバッグは、袋状の透水性濾過シート素材で形成され、ミシン目で切り取られて形成される開口部の下方の外周縁に前記係止枠体の内側上縁部を貼着して成り、前記係止枠体は、紙製または合成樹脂製の薄状板材で形成され、外周面には多角形に折り曲げることを可能とする折り目を垂直方向に複数設け、折り畳まれた状態では平面化した矩形の平板状態を維持すると共に、抽出状態では飲料カップの飲み口が内接する形状を維持して成り、前記密封包装袋は、前記係止フィルター体を内包する複数のバリア性を有する積層フィルムで密封されるガセット型の包装袋で成り、前記濾過フィルターバッグの開口部を上向きの状態にして飲料カップ内に押し込むと同時に前記係止枠体を飲料カップの飲み口の外側に覆い被せることによって、前記濾過フィルターバッグと前記係止枠体によって形成される隙間空間部が飲料カップの飲み口の上縁に載置されて係止される手段を採る。
また本発明の簡易コーヒーバッグは、前記係止枠体を垂直方向に延設し、外周面を等分割してできる各単面の一部に分割スリットを垂直方向に設けると共に、該分割スリットが設けられていない単面には底辺部と斜辺部とが打ち抜き加工によって形成されると共に垂直辺部が内側に向かって折り曲げ可能に形成された略三角状の掛止片を設け、該掛止片の垂直辺部を内側に折り曲げた状態で飲料カップの飲み口の上縁に載置される手段を採る。
また本発明の簡易コーヒーバッグは、前記濾過フィルターバッグの開口部の外周縁に硬化機能または絞り機能を有する係止帯を折り返した状態で設け、該折り返した係止帯を飲料カップの飲み口の外側に覆い被せることよって、前記係止枠体と前記濾過フィルターバッグの間に形成される隙間空間部が飲料カップの飲み口の上縁に載置されて係止される手段を採る。
また本発明の簡易コーヒーバッグは、前記請求項1から請求項3記載の簡易コーヒーバッグを、蓋体を備える紙コップ内に収納し、飲料用具ならびに甘味料等を同包して携帯用セット品とした手段を採る。
本発明の簡易コーヒーバッグによれば、濾過フィルターバッグに貼着される係止枠体を飲料カップの飲み口に覆い被せることによって、濾過フィルターバッグの開口部が飲料カップの飲み口の形状と略同等に大きく開口することから、濾過フィルターバッグの開口部の中心から「の」の字を書くように注ぎ、徐々に熱湯を増していきながらコーヒー粉全体に熱湯が行き渡るように注湯した後、暫く蒸らし、さらに注ぎ量を加えて注ぐという、美味しいコーヒーの淹れ方が可能となる優れた効果を奏する。
また本発明の簡易コーヒーバッグによれば、飲料カップの飲み口に濾過フィルターバッグに貼着した折畳み式の係止枠体をワンタッチで覆い被せることができる構造を採用していることから、簡易コーヒーバッグを飲料カップの飲み口に容易に取り付けることができるといった優れた効果を奏する。
また本発明の簡易コーヒーバッグによれば、従来の簡易コーヒーバッグの掛止片は剛性がない薄板紙製で形成されているため、飲料カップの飲み口に不安定な状態で掛けられがちであったが、濾過フィルターバッグの開口部を上向きの状態にして飲料カップの内側に押し込むと同時に係止枠体を飲料カップの飲み口の外側に単に覆い被せることによって、濾過フィルターバッグと係止枠体によって形成される隙間空間部が飲料カップの飲み口の上縁に安定的に取り付けることができるといった優れた効果を奏する。
また本発明の簡易コーヒーバッグによれば、濾過フィルターバッグにレギュラーコーヒー等の粉末物を封入することによって、簡易コーヒーバッグの利便性を高めるといった優れた効果を奏する。
また本発明の簡易コーヒーバッグによれば、抽出後の濡れた状態の濾過フィルターバッグと係止枠体をガセット型の密封包装袋に収納することで、抽出時ならびに飲用時においてお皿やカップなどの食器を予め準備することなく、一時的に保管する場所が確保することができるといった優れた効果を奏する。
また本発明の簡易コーヒーバッグによれば、飲料カップの上縁部に濾過フィルターバッグを内設した折畳み式の係止枠体を載置し、濾過フィルターバッグを掛止片によって飲料カップの抽出液面から完全に分離して配置するドリップ方式を採用することによって、ドリップ方式と浸漬方式の両方の抽出方法の選択ができると共に、濾過フィルターバッグを抽出液面に浸漬させて飲用者の味の好みに合わせてコクと深みのある追い足し抽出ができるといった優れた効果を奏する。
また本発明の簡易コーヒーバッグによれば、前記係止枠体に代えて、濾過フィルターバッグの開口部の下方の外周縁に簡易構造且つ低コストの硬化機能ならびに絞り機能を有する係止帯を設けることによって、単純に係止帯を飲料カップの飲み口の外側に折り返えして覆い被せることで、濾過フィルターバッグの開口部を大きく確保して注湯できるといった優れた効果を奏する。
また本発明の簡易コーヒーバッグによれば、蓋体を備える紙コップ内に収納し、スライド式の収納機能を備える飲料用具ならびに甘味料等を同包して携帯用セット品とすることができるといった優れた効果を奏する。
本発明の簡易コーヒーバッグは、濾過フィルターバッグの開口部を上向きの状態にして飲料カップの内側に押し込むと同時に、係止枠体を飲料カップの飲み口の外側に覆い被せることによって、濾過フィルターバッグの開口部が大きく開口すると共に、濾過フィルターバッグと係止枠体によって形成される隙間空間部が飲料カップの飲み口の上縁に載置されて係止される手段を採ったことを最大の特徴とする。以下、本発明に係る簡易コーヒーバッグの実施形態を、図面を基に説明する。
尚、本発明における簡易コーヒーバッグは、以下に述べる実施例に特に限定されるものではなく、外形形状や寸法ならび材質等は、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で任意に変更することができる。
図1は、本発明の請求項1記載の簡易コーヒーバッグにおける全体を示す斜視図である。
本発明の簡易コーヒーバッグ10は、レギュラーコーヒー等の粉末物Fを内包する濾過フィルターバッグ30と係止枠体40とで形成される係止フィルター体20と、それらを内包する密封包装袋50と、で構成されものである。
本発明の簡易コーヒーバッグ10は、レギュラーコーヒー等の粉末物Fを内包する濾過フィルターバッグ30と係止枠体40とで形成される係止フィルター体20と、それらを内包する密封包装袋50と、で構成されものである。
係止フィルター体20は、レギュラーコーヒー等の粉末物Fを抽出する濾過フィルターバッグ30と、飲料カップ60の飲み口61に覆い被せて係止する係止枠体40と、で構成されている。
濾過フィルターバッグ30は、上部が開口する袋状の透水性濾過シート素材で形成され、該開口部31の外周縁には係止枠体40の内側上縁部を貼着(一部貼着可)して形成されるもので、濾過フィルターバッグ30に直接レギュラーコーヒー等の粉末物Fを封入する手段を採ることにより、使用時の利便性を容易とするものである。
開口部31は、濾過フィルターバッグ30の上縁部に設けられるもので、係止枠体40が折り畳まれた状態の平面化した矩形の平板状態から抽出状態の立体化する形状変化に伴って、多角形に開口するものである。
係止枠体40は、紙製または合成樹脂製の薄状板材で形成されるもので、折り畳まれた状態では平面化した矩形の平板状態を維持し、抽出状態では飲料カップ60の飲み口61と、濾過フィルターバッグ30の開口部31が納まる多角形の形状を維持して内接されるものである。また係止枠体40の大きさは、開口径略75〜90mm程度、高さ略15〜25mm程度、厚さ略0.3〜1mm程度で形成される。
また係止枠体40は、飲料カップ60の飲み口61の大きさと略同等の大きさとすることで、濾過フィルターバッグ30の開口部31の中心近くで注がれる熱湯を小さく「の」の字を書くように注ぐことが可能な大口形状を有するものである。
折り目41は、紙製または合成樹脂製の薄板材で形成される係止枠体40を多角形に折り曲げ可能となるよう、該係止枠体40において垂直方向に折曲げる角数に合わせて複数設けられ、折り畳まれた状態では平面化した状態で維持されるものである。
隙間空間部Sは、濾過フィルターバッグ30と係止枠体40が貼着される部分で形成される空間で、上方は濾過フィルターバッグ30と係止枠体40で貼着される連結部分で閉じられ、下方は濾過フィルターバッグ30と係止枠体40が覆い被さることによって形成されるものである。
密封包装袋50は、ノッチ部21が設けられるガスバリア性フィルム素材で構成される複数の積層フィルム袋体であって、レギュラーコーヒー等の粉末物Fが密封されるガセット型の包装袋で形成される。このとき、側面にマチ部51を有するガセット型の包装袋とすることによって、抽出時ならびに飲用時においてお皿やカップなどの食器を予め準備することなく、抽出後の係止フィルター体20を一時的に保管することができるものである。
図2は、本発明の請求項1記載の簡易コーヒーバッグにおける係止フィルター体の実施形態を示す説明図であり、図2(a)は係止フィルター体20の斜視図を示し、図2(b)は係止フィルター体20の上面図を示す。
係止フィルター体20は、レギュラーコーヒー等の粉末物Fを抽出する濾過フィルターバッグ30と、飲料カップ60の飲み口61に覆い被せて係止する係止枠体40とで構成され、濾過フィルターバッグ30の開口部31を上向きの状態にして飲料カップ60の内側に押し込むと同時に、係止枠体40を飲料カップ60の飲み口61の外側に覆い被せることによって、濾過フィルターバッグ30と係止枠体40によって形成される隙間空間部Sが飲料カップ60の飲み口61の上縁に載置されて係止されるものである。
係止フィルター体20は、レギュラーコーヒー等の粉末物Fを抽出する濾過フィルターバッグ30と、飲料カップ60の飲み口61に覆い被せて係止する係止枠体40とで構成され、濾過フィルターバッグ30の開口部31を上向きの状態にして飲料カップ60の内側に押し込むと同時に、係止枠体40を飲料カップ60の飲み口61の外側に覆い被せることによって、濾過フィルターバッグ30と係止枠体40によって形成される隙間空間部Sが飲料カップ60の飲み口61の上縁に載置されて係止されるものである。
図3は、本発明の簡易コーヒーバッグにおけるセット手順を示す説明図である。
(1)密封包装袋50を開封して、係止フィルター体20を取り出す。
(2)平面的に折り畳まれている係止フィルター体20を立体的に開口し、濾過フィルターバッグ30と係止枠体40で形成される隙間空間部Sを飲料カップ60の飲み口61に上方から覆い被せる。
(3)濾過フィルターバッグ30の開口部31を飲料カップ60の飲み口61に合わせて大きく広げてセットする。
(4)濾過フィルターバッグ30に淹れられたレギュラーコーヒー等の粉末物Fを平坦に均し、中心部から「の」の字を描くように熱湯をゆっくり注いで抽出する。
(5)抽出が終了したら、開封した密封封入袋50の開封片と濡れた係止フィルター体20をガセット型の密封封入袋50に入れて一時保管し、その後分別廃棄する。
(1)密封包装袋50を開封して、係止フィルター体20を取り出す。
(2)平面的に折り畳まれている係止フィルター体20を立体的に開口し、濾過フィルターバッグ30と係止枠体40で形成される隙間空間部Sを飲料カップ60の飲み口61に上方から覆い被せる。
(3)濾過フィルターバッグ30の開口部31を飲料カップ60の飲み口61に合わせて大きく広げてセットする。
(4)濾過フィルターバッグ30に淹れられたレギュラーコーヒー等の粉末物Fを平坦に均し、中心部から「の」の字を描くように熱湯をゆっくり注いで抽出する。
(5)抽出が終了したら、開封した密封封入袋50の開封片と濡れた係止フィルター体20をガセット型の密封封入袋50に入れて一時保管し、その後分別廃棄する。
図4は、本発明の請求項2記載の簡易コーヒーバッグにおける係止フィルター体の実施形態を示す説明図であり、図4(a)は係止フィルター体20の斜視図を示し、図4(b)は係止フィルター体20の使用状態図を示す。
本発明の別の実施形態の係止フィルター体20は、係止枠体40を垂直方向に延設し、外周面を等分割してできる各単面の一部に分割スリット46を垂直方向に設けると共に、該分割スリット46が設けられていない単面には底辺部43と斜辺部44とが打ち抜き加工によって形成されると共に垂直辺部45が内側に向かって折り曲げ可能に形成された略三角状の掛止片42を設け、該掛止片42の垂直辺部45を内側に折り曲げた状態で飲料カップ60の飲み口61の上縁に載置されるものである。
本発明の別の実施形態の係止フィルター体20は、係止枠体40を垂直方向に延設し、外周面を等分割してできる各単面の一部に分割スリット46を垂直方向に設けると共に、該分割スリット46が設けられていない単面には底辺部43と斜辺部44とが打ち抜き加工によって形成されると共に垂直辺部45が内側に向かって折り曲げ可能に形成された略三角状の掛止片42を設け、該掛止片42の垂直辺部45を内側に折り曲げた状態で飲料カップ60の飲み口61の上縁に載置されるものである。
係止枠体40は、紙製または合成樹脂製の薄状板材で形成されるもので、折り畳まれた状態では平面化した矩形の平板状態を維持し、抽出状態では飲料カップ60の飲み口61と、濾過フィルターバッグ30全体とが納まる内接寸法を有して形成するものである。また係止枠体40の大きさは、開口部径略75〜95mm程度、高さ略75〜85mm程度、厚さ略0.3〜1mm程度で形成される。
また係止枠体40は、飲料カップ60の飲み口61の大きさより大きくすることで、注がれる熱湯を濾過フィルターバッグ30の開口部31の中心近くから「の」の字を書くように注ぐことができるものである。
折り目41は、紙製または合成樹脂製の薄状板材で形成される係止枠体40を多角形に折り曲げ可能となるよう、該係止枠体40において垂直方向に折曲げる角数に合わせて複数設けられるもので、折り畳まれた状態では平面化した状態で維持されるものである。
掛止片42は、係止枠体40の外周面を等分割してできた各単面の下方に略三角状の形状を形成して設けられ、中央に向かってやや傾斜すると同時に凹凸状に形成される底辺部43と斜辺部44とが打ち抜き加工によって形成されると共に、垂直辺部45が外周面の内側に折り曲げ可能に形成されるものである。尚、掛止片42は分割スリット46が設けられていない各単面に設けられるが、実際に使用する場合は適宜にバランスをとって内側に折り曲げて使用することも可能である。
また掛止片42は、中央に向かってやや傾斜すると同時に凹凸状に形成されることによって、飲料カップ60の上縁で係止枠体40がズレないようにすると共に、使用される飲料カップ60の飲み口61の大きさに対応して係止することが可能となる。
段差Dは、係止枠体40の外周面に略三角状の掛止片42を設けた場合に、係止枠体40の下部周縁に必然的に形成される段差であって、この段差が形成されていることによって、飲料カップ60の飲み口61が係止枠体40内においてズレない状態で安定的に載置され、保持されるものである。
図5は、本発明の請求項2記載の簡易コーヒーバッグにおける係止フィルター体の実施形態を示す説明図であり、図5(a)は係止フィルター体20の使用時の断面図を示し、図5(b)は係止フィルター体20のドリップ方式から浸漬方式に変わる使用状態図を示す。
多角形に開口した係止枠体40の外周面の各単面に設けられている略三角状の掛止片42を係止枠体40の内側に押し込み、飲料カップ60の上縁に上方から載置するものである。
多角形に開口した係止枠体40の外周面の各単面に設けられている略三角状の掛止片42を係止枠体40の内側に押し込み、飲料カップ60の上縁に上方から載置するものである。
抽出時においては、最初に少量の熱湯を濾過フィルターバッグ30の開口部31の中心近くから「の」の字を書くように注ぎ、徐々に熱湯を増していきながらコーヒー粉全体に熱湯が行き渡るように注湯した後、暫く蒸らし、濾過フィルターバッグ30の抽出面から抽出液Cが自然に滴下してくるのを見計りながら、さらに注ぎ量を加えて注ぐ方法が実践可能である。この蒸らしの状態を維持することで、コーヒー粉が膨らみ、且つ、コーヒー粉内のガスが放出されて、コーヒー粉と熱湯がなじみやすくなり、その結果、熱湯の通り道ができることによってコーヒーの旨み成分が引き出される抽出ができるものである。
濾過フィルターバッグ30の下半分からポタポタと抽出液Cが数滴落ちてくるのを掛止片42の打ち抜き窓から覗きながら注ぎ込む量と落ちてくる量が釣り合うように熱湯を注ぎ込む量を調整することで、コーヒーの旨み成分が引き出される抽出ができるものである。
密封封入袋50を開封して折り畳まれた状態の係止フィルター体20を取り出し、濾過フィルターバッグ30の開口部31を多角形に開口して飲料カップ60の飲み口61の上縁に載置することによって、ドリップ方式の抽出を可能とするものである。
ドリップ方式の抽出作業が完了して、さらに抽出液Cにコクと深みを含ませたい場合は、係止枠体40の外周面を等分割してできる各単面のうち対向する二面に設けられている分割スリット46を係止枠体40の上端部が連結している状態で下方部を拡げるようにして飲料カップ60の取手部62を避けて二分割し、掛止片42について垂直辺部45で内側に折り曲げられた状態から元の状態にし、上方から飲料カップ60の上縁を濾過フィルターバッグ30と係止枠体40の間に形成される隙間空間部Sの間に押し込み、濾過フィルターバッグ30の下半分を飲料カップ60の抽出液C面に一定時間浸漬させることによって、飲用者好みのコクと深みのある追い足し抽出ができるものである。
分割スリット46は、係止枠体40の外周面を等分割してできる各単面の一部に垂直方向に設けられるもので、浸漬抽出する場合には、係止枠体40の上端部が連結している状態で下方部を拡げるようにして飲料カップ60の取手部62を避けて二分割し、飲料カップ60の上縁を掛止している略三角状の掛止片42を外して元の状態に戻した後、上方から係止枠体40を押し込んで濾過フィルターバッグ30の下半分を飲料カップ60の抽出液C面に一定時間浸漬させるものである。尚、取っ手62付きの飲料カップ60と取っ手なしの紙カップ70に対応する場合、取っ手62付きの飲料カップ60に限って分割スリット46の下方に取っ手62を回避する凹部47が設けられる。
以上のように、本発明の簡易コーヒーバッグ10は、飲用者の好みに合わせてドリップ方式と浸漬方式とで任意に抽出することができるもので、従来にない簡易コーヒーバッグ10の提供を可能とするものである。
図6は、本発明の請求項3記載の簡易コーヒーバッグにおける係止フィルター体の実施形態を示す説明図であり、図6(a)は係止フィルター体20の斜視図を示し、図6(b)は係止フィルター体20の使用状態図を示す。
濾過フィルターバッグ30の開口部31の外周縁に、前記係止枠体40に代えて、硬化機能または絞り機能を有する係止帯34を折り返した状態で設け、該折り返した係止帯34を飲料カップ60の飲み口61の外側に覆い被せることよって、濾過フィルターバッグ30と係止帯34によって形成される隙間空間部Sが飲料カップ60の飲み口61の上縁に載置されて係止されるものである。
濾過フィルターバッグ30の開口部31の外周縁に、前記係止枠体40に代えて、硬化機能または絞り機能を有する係止帯34を折り返した状態で設け、該折り返した係止帯34を飲料カップ60の飲み口61の外側に覆い被せることよって、濾過フィルターバッグ30と係止帯34によって形成される隙間空間部Sが飲料カップ60の飲み口61の上縁に載置されて係止されるものである。
硬化機能を有する係止帯34は、例えば、蝋、硬化剤、樹脂製フィルム、紙、金属薄板等で形成され、濾過フィルターバッグ30の開口部31が必要以上に開口しないように開口部31の下方の外周縁に連続状または分断されている状態で設けられるもので、図示されるように硬化機能を有する係止帯34を飲料カップ60の飲み口61の外側に折り返すことよって形成される隙間空間部Sが、飲料カップ60の飲み口61の上縁に載置されて係止されるものである。
絞り機能を有する係止帯34は、例えば、弾性を有する布、切り込みを有するアルミ等の金属箔、弾性樹脂等で形成され、濾過フィルターバッグ30の開口部31を外側から絞り込むように開口部31の下方の外周縁にフレキシブルに伸縮または変形に可能に設けられるもので、図示されるように絞り機能を有する係止帯34を飲料カップ60の飲み口61の外側に折り返すことよって形成される隙間空間部Sが、飲料カップ60の飲み口61の上縁に載置されて係止されるものである。
図7は、本発明の請求項4記載の簡易コーヒーバッグにおける係止フィルター体の実施形態を示す説明図である。
請求項1から請求項3記載の簡易コーヒーバッグ10を、蓋体71を備える紙コップ70内に収納し、スライド収納機能を備える飲料用具72ならびに甘味料73等を同包して携帯用セット品としたものである。
請求項1から請求項3記載の簡易コーヒーバッグ10を、蓋体71を備える紙コップ70内に収納し、スライド収納機能を備える飲料用具72ならびに甘味料73等を同包して携帯用セット品としたものである。
携帯用セット品とした本発明による簡易コーヒーバッグ10は、従来の簡易コーヒーバッグと比較して、抽出後の濡れた状態の係止フィルター体20を収納することができることよって、抽出時の一時保管と最終時の分別廃棄が容易に行える簡易コーヒーバッグ10が提供できるもので、また販売先として弁当屋、パン屋、ケーキ屋、レストラン、食堂、ドライブイン、コンビニエンストア、オフィスサービスなど新たな市場展開が期待できるものである。
また蓋体71付きの紙コップ70やストロー、スプーン、シロップ、シュガーなどのセット品を同包または別売りで添付することによって、野外、室内を問わずいつでもどこでもコーヒータイムが楽しめることができるテイクアウト用の簡易コーヒーバッグ10として、また、携帯用の簡易コーヒーバッグ10として提供できるものである。
本発明における簡易コーヒーバッグは、レギュラーコーヒー等の粉末抽出物以外にお茶、紅茶などのドリップ方式の簡易抽出バックとしてや、前述の様な従来にない新しい販売分野において幅広く市場展開できるもので、本発明における簡易コーヒーバッグの産業上の利用可能性は極めて大であると解する。
10 簡易コーヒーバッグ
20 係止フィルター体
30 濾過フィルターバッグ
31 開口部
32 貼着部
33 ミシン目
34 係止帯
40 係止枠体
41 折り目
42 掛止片
43 底辺部
44 斜辺部
45 垂直辺部
46 分割スリット
47 凹部
50 密封包装袋
51 マチ部
60 飲料カップ
61 飲み口
62 取手部
63 上縁部
70 紙コップ
71 蓋体
72 飲料用具
73 甘味料
S 隙間空間部
F 粉末物
D 段差
C 抽出液
20 係止フィルター体
30 濾過フィルターバッグ
31 開口部
32 貼着部
33 ミシン目
34 係止帯
40 係止枠体
41 折り目
42 掛止片
43 底辺部
44 斜辺部
45 垂直辺部
46 分割スリット
47 凹部
50 密封包装袋
51 マチ部
60 飲料カップ
61 飲み口
62 取手部
63 上縁部
70 紙コップ
71 蓋体
72 飲料用具
73 甘味料
S 隙間空間部
F 粉末物
D 段差
C 抽出液
Claims (4)
- 係止フィルター体と、密封包装袋と、で構成される簡易コーヒーバッグであって、
前記係止フィルター体は、レギュラーコーヒー等の粉末物を内包する濾過フィルターバッグと、飲料カップの飲み口に覆い被せて係止する係止枠体と、から成り、
前記濾過フィルターバッグは、袋状の透水性濾過シート素材で形成され、ミシン目で切り取られて形成される開口部の下方の外周縁に前記係止枠体の内側上縁部を貼着して成り、
前記係止枠体は、紙製または合成樹脂製の薄状板材で形成され、外周面には多角形に折り曲げることを可能とする折り目を垂直方向に複数設け、折り畳まれた状態では平面化した矩形の平板状態を維持すると共に、抽出状態では飲料カップの飲み口が内接する形状を維持して成り、
前記密封包装袋は、前記係止フィルター体を内包する複数のバリア性を有する積層フィルムで密封されるガセット型の包装袋で成り、
前記濾過フィルターバッグの開口部を上向きの状態にして飲料カップ内に押し込むと同時に前記係止枠体を飲料カップの飲み口の外側に覆い被せることによって、前記濾過フィルターバッグと前記係止枠体によって形成される隙間空間部が飲料カップの飲み口の上縁に載置されて係止されることを特徴とする簡易コーヒーバッグ。 - 前記係止枠体を垂直方向に延設し、外周面を等分割してできる各単面の一部に分割スリットを垂直方向に設けると共に、該分割スリットが設けられていない単面には底辺部と斜辺部とが打ち抜き加工によって形成され且つ垂直辺部が内側に向かって折り曲げ可能に形成された略三角状の掛止片を設け、該掛止片の垂直辺部を内側に折り曲げた状態で飲料カップの飲み口の上縁に載置されることを特徴とする請求項1記載の簡易コーヒーバッグ。
- 前記濾過フィルターバッグの開口部の外周縁に、前記係止枠体に代えて、硬化機能または絞り機能を有する係止帯を折り返した状態で設け、該折り返した係止帯を飲料カップの飲み口の外側に覆い被せることよって、前記係止帯と前記濾過フィルターバッグの間に形成される隙間空間部が飲料カップの飲み口の上縁に載置されて係止されることを特徴とする請求項1記載の簡易コーヒーバッグ。
- 前記請求項1から請求項3記載の簡易コーヒーバッグを、蓋体を備える紙コップ内に収納し、飲料用具ならびに甘味料等を同包して携帯用セット品としたことを特徴とする簡易コーヒーバッグ。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP3875892B2 (ja) * | 2002-01-29 | 2007-01-31 | 不双産業株式会社 | 抽出原料包装バッグ |
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