JP3047642U - ディスポーザブル・コーヒーセット - Google Patents
ディスポーザブル・コーヒーセットInfo
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- JP3047642U JP3047642U JP1997009264U JP926497U JP3047642U JP 3047642 U JP3047642 U JP 3047642U JP 1997009264 U JP1997009264 U JP 1997009264U JP 926497 U JP926497 U JP 926497U JP 3047642 U JP3047642 U JP 3047642U
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【解決手段】コーヒー・セット1は焙煎コーヒー粉末を
収納した抽出具2及び、使用後抽出具その他コーヒーの
調製に使用した物品を収納して捨てるゴミ袋3を含むデ
ィスポーザブルなセットである。また、前記の他抽出具
封入バッグ4、ミルクパウダーバッグ5またはミルク封
入カップ6、砂糖バッグ7、マドラー8、紙製カップ9
及びキャップ10からなり、抽出具封入バッグにはコーヒ
ー粉末を充填した抽出具が密封され、使用後コーヒー液
の調製に使用した物品を総てゴミ袋に収納して捨てられ
るディスポーザブル・コーヒーセット。 【効果】上記コーヒーセットの使用後、ゴミの処理を容
易とし、更に袋の口を気密にシールして部屋にコーヒー
の臭気がこもることを防止したものであり、ホテルの客
室のセルフサービス用或いはアウトドアユース用等に適
している。
収納した抽出具2及び、使用後抽出具その他コーヒーの
調製に使用した物品を収納して捨てるゴミ袋3を含むデ
ィスポーザブルなセットである。また、前記の他抽出具
封入バッグ4、ミルクパウダーバッグ5またはミルク封
入カップ6、砂糖バッグ7、マドラー8、紙製カップ9
及びキャップ10からなり、抽出具封入バッグにはコーヒ
ー粉末を充填した抽出具が密封され、使用後コーヒー液
の調製に使用した物品を総てゴミ袋に収納して捨てられ
るディスポーザブル・コーヒーセット。 【効果】上記コーヒーセットの使用後、ゴミの処理を容
易とし、更に袋の口を気密にシールして部屋にコーヒー
の臭気がこもることを防止したものであり、ホテルの客
室のセルフサービス用或いはアウトドアユース用等に適
している。
Description
【0001】
本考案はディスポーザブル・コーヒーセットに関するもので更に詳しく述べる と、使用後コーヒー粉末を収納した抽出具その他コーヒーの調製に使用した物品 を、付属しているゴミ袋に収納して捨てることができる構成を有するものである 。このコーヒーセットはホテル等のセルフサービス用或いはアウトドアユース用 等に適したレギュラーコーヒー用セットである。
【0002】
従来からホテルの客室にはセルフサービス用の緑茶、紅茶、昆布茶、インスタ ントコーヒー等が備えられていたが、レギュラーコーヒーを置くことは困難であ り、レギュラーコーヒーを客室で楽しむには、高価なルームサービスに頼らざる を得なかった。
【0003】
近年焙煎したレギュラーコーヒー粉末の包装技術が進歩して、長期間その風味 を保持することが可能となった。このため、ホテルの客室等或いはアウトドアユ ース用等で、セルフサービス用のディスポーザブルなレギュラーコーヒーセット が供給されるようになった。
【0004】 このため、焙煎コーヒー粉末を充填した抽出用バッグ及び紙製カップの中にミ ルク、砂糖、マドラーを入れたものを、要すれば一緒にシュリンクパックし或い は、紙製カップだけは別個にパックしたレギュラーコーヒーセットを提供すれば 、ホテルの総ての客室等にコーヒーカップ、ソーサー、スプーン等の配置や洗浄 等の費用を節約することができ、またアウトドアーユース用に随時レギュラーコ ーヒーの使用が可能となる。
【0005】 しかし、ホテル等でレギュラーコーヒーをこのような形態で使用することの妨 げとなっているのは、使用後コーヒーを調製するために使用した抽出用フィルタ ー、ミルクパウダーバッグ等の処理の問題である。コーヒー調製時しばしば抽出 用フィルターの置き場所がないため、テーブルクロス或いは布ナプキン等の汚染 が頻発し、これらの洗濯或いは交換等の作業が意外に煩雑で費用も嵩むためであ る。
【0006】 また、コーヒーバッグはコーヒー液を調製した直後にカップから取り外して捨 てる必要があるが、その際残渣には多量の熱湯が含まれていて高温のため手元に 適当なゴミ箱がないと、ヤケドに至らない迄も不快な熱さを味わうことがしばし ばある。また、通常のゴミ箱は上部が開放状態になっているからコーヒーの臭気 が長時間強く部屋にこもり、却って不快に感じることがある。
【0007】
本考案者はこれらのディスポーザブルなコーヒーセットを使用する場合の問題 点にかんがみ、予めコーヒー・セット使用後に発生する抽出用フィルター、ミル クパウダーバッグ等の収納に適したゴミ袋をコーヒーセットに組み込むことによ り、使用後ゴミの処理が容易となるセットを考案した。また、本考案に使用する ゴミ袋の材質は特に問わないが、密閉可能で防水性があり、ある程度の耐熱性の あるポリオレフィンフィルムの袋が適し、また経済的にも好ましい。更に、ゴミ 袋にコーヒーバッグ等を収納した後気密にシールすることができれば、部屋に長 時間強い臭気がこもることも容易に防止できる。これらの検討に基づいて本考案 のディスポーザブル・コーヒーセットの考案に到達した。
【0008】 すなわち、コーヒー・セット1は焙煎コーヒー粉末を収納した抽出具2及び、 使用後抽出具2その他コーヒーの調製に使用した物品を収納して捨てるゴミ袋3 を含むディスポーザブルなセットである。また、コーヒー・セット1は焙煎コー ヒー粉末を収納した抽出具2、抽出具2を封入した抽出具封入バッグ4、ミルク パウダーバッグ5またはミルク封入プラスチックカップ6、砂糖バッグ7、マド ラー8、紙製カップ9、キャップ10及びゴミ袋3からなり、抽出具封入バッグ4 はガス及び水不透過性シートで作られ、ミルクパウダーバッグ5またはミルク封 入プラスチックカップ6、砂糖バッグ7、マドラー8及びゴミ袋3は紙製カップ 9の内部に収納されてキャップ10で閉止され、使用時はキャップ10を開けて内容 物を取り出しキャップはソーサーとして使用し、抽出具封入バッグ4を開封して 抽出具を紙製カップ9に取り付け、抽出具2にお湯を注入してコーヒー液をカッ プ内に抽出し、ミルクパウダーバッグ5またはミルク封入プラスチックカップ6 、砂糖バッグ4を開封して加えマドラー5で混合して飲用後、コーヒー液の調製 に使用したこれらの物品を総てゴミ袋3に収納して捨てることができる構成も、 本考案に含まれている。
【0009】 本考案にはまた1個または複数個の抽出具封入バッグ4を保持するための、コ ーヒーバッグ収納ホルダー13が付加された構成も含まれている。或いは、紙製カ ップ9の内部にミルクパウダーバッグ5またはミルク封入プラスチックカップ6 、砂糖バッグ7、マドラー8及びゴミ袋3を収納した後キャップ10で閉止したカ ップと抽出具封入バッグ4がシュリンクバッグ14でシュリンク包装された構成も 含まれている。ここで両者を共に、またはそれぞれ別個にシュリンク包装されて いてもよい。
【0010】 前記の構成において、焙煎コーヒー粉末を収納した抽出具2がフィルター11及 びその保持部分12からなり、フィルター11が極細繊維不織布を含むバッグ15であ る場合、また保持部分12がカップ9の縁に掛けるためフィルター11の表裏両面に 取り付けられたハンガー16、16′である場合、或いは、フィルター11をカップの 縁の上に保持するためフィルターに取り付けられている紙製またはプラスチック の上置式サポート17である場合が好ましい。更に、ゴミ袋3がコーヒーセット使 用後抽出具2その他のコーヒー調製に使用した物品を収納した後、入口を気密に シールできる機能を有することが好ましい。
【0011】 ここで、コーヒーフィルターをカップの縁の上に保持するための上置式サポー トとは、フィルターの保持部分をカップの縁の上に乗せてフィルターを保持する 方式で、コーヒーを抽出する間フィルターの底部が殆どカップ内のコーヒー液の 液面にに接触しない状態となっているものである。一方、フィルター両面にハン ガーを取り付けた方式では抽出が終了するまでの時間のかなりの部分フィルター がコーヒー液中に浸漬された状態となる点に差異がある。以下、本考案について 詳しく説明する。
【0012】 本考案のコーヒー・セット1は焙煎コーヒー粉末を収納した抽出具2及び、使 用後抽出具2その他コーヒーの調製に使用した物品を、収納して捨てるゴミ袋3 を含むディスポーザブル・コーヒーセットである。焙煎コーヒー粉末を収納した 抽出具2はフィルター11及びその保持部分12からなり、フィルター11には濾過性 を有する材質例えば、不織布、織物、耐熱水性を有する和紙、編み物等が広く使 用可能であるが、極細繊維不織布を含むバッグがより好ましい。また、フィルタ ーは通常これらの濾過材でつくられたバッグであるが、濾過材のみからなるバッ グに限らず濾過材と保持部分で構成された空間にコーヒー粉末が収納されている 場合もある。
【0013】 極細繊維とは通常太さ0.1 デニル以下の繊維を指し、このような細い繊維を含 む不織布は後述のように幾つかの点で優れた濾過性を示すが、太さ0.1 デニル以 下のメルトブロー繊維の不織布を含んでいることがより好ましい。極細のメルト ブロー繊維の不織布は微粒子の漏出防止や油脂の吸着除去性に優れ、且つ圧損失 も低く濾過速度が早いからである。
【0014】 メルトブロー繊維は熱可塑性ポリマーからメルトブロー法で得られた超極細短 繊維である。熱可塑性ポリマーとしては、ポリオレフィン、ポリアミドまたはポ リエステルを使用することが好ましく、それらの中、ポリエチレンまたはポリプ ロピレンがより好ましい。また、この繊維の単糸の太さは、好ましくは0.1 デニ ル以下、より好ましくは0.01〜0.08デニル、更に好ましくは0.04〜0.05デニルで ある。
【0015】 極細のメルトブロー繊維の不織布は、特にコーヒーの抽出に適しているが、メ ルトブロー繊維の不織布は極めて薄いため、スパンボンド等他の不織布或いは織 物等その他の繊維組織と積層して使用されることが多く、他の繊維組織と積層し て使用された場合も本考案に含まれている。
【0016】 コーヒーの味及び風味は原料のコーヒー豆、焙煎方法及びその度合、粉砕した 粒子の粒度分布等のコーヒー粒子自体の要因の他、熱湯を注いで抽出する場合の 濾布にも影響される点が大きい。ちなみに喫茶店等では多く濾布として厚手のネ ルが使用され、以前“ネル・ドリップ”が広く風味の優れたコーヒーの代名詞と なっていたことは周知である。しかし、“ネル・ドリップ”にはサイホン等の抽 出器具を必要とすることと、かなり抽出時間を要する等欠点がある。極細繊維不 織布で作られコーヒー抽出用バッグはハイテクの超極細繊維を利用したもので、 この不織布をコーヒー液の濾過に使用すれば、簡単でしかも短時間に風味が優れ たコーヒーを調製できるメリットがある。
【0017】 本考案には使用後抽出具2その他コーヒーの調製に使用した物品を収納して捨 てるゴミ袋3が含まれている。レギュラーコーヒーのディスポーザブルセットを 使用する場合、特に問題となるのは使用後の後始末である。コーヒー液はテーブ ルクロス、ナプキン等その他の物品に付着した場合容易に落ちずシミとなること が多い。これを防止するためコーヒーセットに予めゴミ袋を入れておき、使用後 はコーヒーセットの全ての構成物品をこの袋に入れて捨てればテーブルクロス等 を汚すことなく処理が容易である。ディスポーザブルなコーヒーセットにゴミ袋 を加えた点が本考案の大きな特徴の一つである。
【0018】 更に、使用後コーヒーセットをゴミ袋に入れてゴミ箱に捨てたのみでは、コー ヒーの強い臭気が室内に発散し、場合によっては嫌悪感や頭痛がする場合がある 。このため本考案のゴミ袋はコーヒー調製に使用した物品を収納した後、入口が 気密にシールできることが好ましい。ゴミ袋の口がプラスチック・ファスナーま たはノリ剤塗布層に剥離紙を当ててものを使用し、口を閉止する時剥離紙を剥が しノリ剤塗布層を折り返して貼付すれば容易に気密にシールできる。
【0019】 本考案のコーヒー・セット1は焙煎コーヒー粉末を収納した抽出具2及びゴミ 袋3の他、抽出具2を封入した抽出具封入バッグ4、ミルクパウダーバッグ5ま たはミルク封入プラスチックカップ6、砂糖バッグ7、マドラー8、紙製カップ 9及びキャップ10からなる構成も含まれている。抽出具2を封入した抽出具封入 バッグ4は、焙煎コーヒー粉末を収納したコーヒー抽出用フィルターを封入して 長期間保存しても、コーヒーの風味が低下しないように保持するバッグである。
【0020】 このためガス及び水不透過性シートで作られる必要がある。焙煎したコーヒー 粉末の風味は極めて失われ易い性質であるから、その風味を保存するためにはガ ス及び水分に対して高い遮断性を有する材質を使用する必要がある。このような 物性を有する材質であれば特に限定しないが、例えば、アルミ箔にポリエチレン 或いはポリプロピレンまたはエバールフィルム等のプラスチックフィルムをラミ ネートしたシートが物性も印刷等取扱性も優れていて好ましい。
【0021】 焙煎コーヒー粉末を収納した抽出具2のフィルター11を保持する部分12の構造 は、使用時フィルター11にお湯を注いでコーヒー液を抽出する際、フィルター11 が安定した形状でカップに取り付けられる構造であれば特に限定せず使用可能で あるが、カップ9の縁に掛けるためのハンガー16、16′をフィルター11の表裏両 面に取り付けた構造、或いは、フィルター11をカップの縁の上に保持するため紙 製またはプラスチックの上置式サポート17をフィルターに取り付けた構造が好ま しい。ハンガー16、16′は通常耐水性の厚目の紙で作られその形状はカギ形で例 えば、後述の実施の形態の欄に示されているような構造で、コーヒーの抽出時カ ップの縁に掛けてバッグを保持するために使用される。
【0022】 或いは抽出時コーヒーフィルターの大部分をカップの縁の上に保持するように するため、バッグに上置式サポートを取り付けた抽出バッグも使用することがで きる。本考案に使用される上置式サポートは、バッグの大部分がカップの縁の上 に保持できるものであれば広く使用できるが、例えば、後述の実施の形態の欄に 示されているような構造を有するものが使用可能である。
【0023】 本考案のセットに含まれる紙製カップ9は耐熱性を有するもので衛生的に無害 であれば使用可能で、コーヒーまたはジュースの自動販売機に使用されているも のも含めて広範囲の紙製カップが使用可能であるが、カップの外面に発泡性プラ スチックの薄層を吹き付けたもの或いは、紙製の把手を有するものであればより 好ましい。
【0024】 本考案のディスポーザブルなコーヒーセットをホテルの客室等で使用する場合 、抽出具封入バッグ4以外の構成部分は紙製カップに収納し、焙煎コーヒー粉末 を収納した抽出具封入バッグのみはプレゼンテーションのため、収納ホルダーに 立てて展示しておくことが好ましい。このために使用するコーヒーバッグ収納ホ ルダーは特に限定しないが、コーヒーバッグ表面の印刷面または本セットの使用 方法が目立つ形状が好ましい。例えば、後述の実施の形態の欄に示されているよ うな構造のホルダーが使用できる。
【0025】
以下、図面によって本考案のディスポーザブル・コーヒーセットの構成及び各 物品の作用を説明する。
【0026】 図1は本考案のディスポーザブル・コーヒーセットの一態様の各構成物品を展 開した斜視図であり、図2は使用前の状態の斜視図また、図3はコーヒーを調製 している状態を示す斜視図である。
【0027】 図1の抽出具封入バッグ4はアルミ箔にポリエチレンフィルムをラミネートし たシートからなる長方形バッグで、ガス及び水分の遮断性が高く焙煎したコーヒ ー粉末の風味を長期間保存するために優れた性質をもっている。
【0028】 極細繊維を含む不織布バッグ15はメルトブロー法により得られたポリプロピレ ン極細繊維からなる不織布で作られ、極細繊維の作用に基づいてコーヒーに含ま れる油分及び微小粒子の除去性に優れ、濾過速度も高く短時間で風味が優れたコ ーヒーが調製できる。バッグ9の表裏両面にはカギ形のハンガー16、16′が取り 付けられていて、使用時バッグをカップの縁に掛けその中にお湯を注ぐことがで きるようになっている。
【0029】 ミルクパウダーバッグ5及び砂糖バッグ7もアルミ箔にポリエチレンフィルム をラミネートしたシートからなる長方形の小袋に所定量が封入されている。ミル ク封入プラスチックカップ6はコンデンスミルクが封入された小形の白色プラス チック容器である。また、プラスチック製の小形マドラー8はポリエチレンフィ ルムの小袋に入れて包装され、ゴミ袋3はポリエチレンフィルム袋で、コーヒー セット使用後セットの構成物品を全て収納して捨てるために使用され、コーヒー 液によるテーブルクロス等の汚染を防止するために有効である。また、袋の入口 にはノリ剤が塗布され、その上に剥離紙が当てられているため、コーヒーバッグ 等を収納した後剥離紙を剥がして折り返すことにより袋の口を気密に接着するこ とが出来、不必要なコーヒーの臭気の発生も防止できる。
【0030】 キャップ10はプラスチック製で、使用前にはカップにミルクパウダーバッグ5 またはミルク封入プラスチックカップ6、砂糖バッグ7、マドラー8及びゴミ袋 を収納した後カップを閉止するために使用され、コーヒーの調製及び飲用の際は カップを受けるソーサーとなって、コーヒー液が零れた場合のテーブルクロス等 の汚染を防止し、使用後は他の物品と共にゴミ袋に収納されて捨てられる。
【0031】 コーヒーセット1の使用前の外観は図2に示すように抽出具封入バッグ4と紙 製カップ9の2つの部分からなっている。抽出具封入バッグ4の内部には抽出具 である焙煎したコーヒー粉末を充填した極細繊維不織布バッグ15が収納され、紙 製カップ9の内部にはミルクパウダーバッグ5またはミルク封入プラスチックカ ップ6、砂糖バッグ7、マドラー8及びゴミ袋3が収納された後キャップ10で閉 止されている。
【0032】 また、図3には使用時抽出具封入バッグ4を開封して極細繊維不織布バッグ15 を取り出し、バッグ15を開封し、バッグの表裏両面に取り付けられているハンガ ー16、16′をカップ9の縁にかけて固定し、バッグの中にお湯を注いでコーヒー を抽出する状態を示す。
【0033】 図4(a) は、本考案のディスポーザブル・コーヒーセットの他の一態様を示し たもので、抽出具封入バッグ4が2袋抽出具封入バッグ収納ホルダー13に収納さ れている状態の斜視図を示す。図(b) はその側面図を示す。本態様におけるその 他の構成物品は、前記の態様において図1に示した物品と同じである。
【0034】 コーヒーバッグ収納ホルダー13はホテルの客室等において、ディスポーザブル ・コーヒーセットのプレゼンテーション効果を高めるために使用されるものであ る。コーヒーバッグ収納ホルダーは厚目の紙製で図に示す様な形状を有し、その 中に1個または複数個の抽出具封入バッグ4を立て、コーヒーバッグ表面の印刷 面または本セットの使用方法が目立つような形状に作られている。
【0035】 従って本態様において使用前のコーヒーセットの状態は、抽出具封入バッグ収 納ホルダー13に立てられた1個または複数個の抽出具封入バッグ4と、図2に示 したその他の構成部品を収納してカップ9の2つの部分からなっている。
【0036】 図5(a) は、本考案のディスポーザブル・コーヒーセットのその他の一態様の コーヒー粉末を収納した抽出具2の正面図を示す。抽出具2のフィルターの部分 11は耐熱水性を有する和紙のバッグ18である。図(b) はこ抽出具を使用してコー ヒーを調製する状態の斜視図を示す。抽出具2のフィルターの保持部分は図に示 すような構造を有する上置式サポート17で、コーヒー粉末を収納した和紙のバッ グ18はサポート17をカップの縁に乗せた状態で保持される。
【0037】 フィルターの保持部分が上置用サポートの場合にはコーヒー液を抽出する間、 フィルターで濾過されたコーヒー液はバッグの底部からカップの中に滴下する状 態となり、フィルターの底部がカップ内のコーヒーの液面に直接接触することは 殆どない。このためコーヒー液調製後バッグ内に残留する高温のコーヒー液量が 少なく、使用後捨てるのに容易である。また、本態様におけるその他の構成物品 は図1に示した物品と同じである。
【0038】 図6には本考案のディスポーザブル・コーヒーセットのその他の一態様の使用 前の状態として、前記の図2に示した態様である抽出具封入バッグ4及びミルク パウダーバッグ3等その他の構成物品を合わせてシュリンクパック14で包装した 状態の斜視図を示す。コーヒーセットの構成物品を総て1パックに包装すること により、衛生的でもありまた取扱も容易となる。
【0039】
ディスポーザブルなコーヒーセットの使用法を容易にするため、予めコーヒー セット使用後に発生するコーヒーバッグ、ミルクパウダーバッグ等の収納に適し たゴミ袋をセットに組み込むことにより、使用後ゴミが発生することなく処理を 容易とした。更にゴミ袋にコーヒーバッグ等の使用物品を収納した後袋の口を気 密にシール可能な構造とすることにより、部屋に長時間コーヒーの臭気がこもる ことも容易に防止できる。
【図1】本考案のディスポーザブル・コーヒーセットの
一態様の各構成部品を展開した斜視図を示す。
一態様の各構成部品を展開した斜視図を示す。
【図2】図1に示したコーヒーセットの使用前の状態の
斜視図を示す。
斜視図を示す。
【図3】図1に示したコーヒーセットを使用してコーヒ
ーを調製する状態を示す斜視図を示す。
ーを調製する状態を示す斜視図を示す。
【図4】図(a) は本考案のディスポーザブル・コーヒー
セットの他の一態様である、抽出具封入バッグ4を収納
ホルダー13に収納した状態の斜視図を、図(b) はその側
面図を示す。
セットの他の一態様である、抽出具封入バッグ4を収納
ホルダー13に収納した状態の斜視図を、図(b) はその側
面図を示す。
【図5】図(a) は本考案のディスポーザブル・コーヒー
セットのその他の一態様のコーヒー粉末を収納した抽出
具2の正面図を示し、図(b) はコーヒーを調製する状態
の斜視図を示す。
セットのその他の一態様のコーヒー粉末を収納した抽出
具2の正面図を示し、図(b) はコーヒーを調製する状態
の斜視図を示す。
【図6】本考案のディスポーザブル・コーヒーセットの
その他の一態様の使用前の状態の斜視図を示す。
その他の一態様の使用前の状態の斜視図を示す。
1 ディスポーザブル・コーヒーセット 2 コーヒー粉末を収納した抽出具 3 ゴミ袋 4 抽出具封入バッグ 5 ミルクパウダーバッグ 6 ミルク封入プラスチックカップ 7 砂糖バッグ 8 マドラー 9 紙製カップ 10 キャップ 11 フィルター 12 フィルター保持部分 13 抽出具封入バッグ収納ホルダー 14 シュリンクバック 15 極細繊維不織布を含むバッグ 16、16′ハンガー 17 上置式サポート 18 和紙のバッグ
Claims (9)
- 【請求項1】 コーヒー・セット1は焙煎コーヒー粉末
を収納した抽出具2及び使用後、抽出具2その他コーヒ
ーの調製に使用した物品を収納して捨てるゴミ袋3を含
む構成を有する、ディスポーザブル・コーヒーセット。 - 【請求項2】 コーヒー・セット1は焙煎コーヒー粉末
を収納した抽出具2、抽出具2を封入した抽出具封入バ
ッグ4、ミルクパウダーバッグ5またはミルク封入プラ
スチックカップ6、砂糖バッグ7、マドラー8、紙製カ
ップ9、キャップ10及びゴミ袋3からなり、抽出具封入
バッグ4はガス及び水不透過性シートで作られ、ミルク
パウダーバッグ5またはミルク封入プラスチックカップ
6、砂糖バッグ7、マドラー8及びゴミ袋3は紙製カッ
プ9の内部に収納されてキャップ10で閉止され、使用時
はキャップ10を開けて内容物を取り出しキャップはソー
サーとして使用し、抽出具封入バッグ4を開封して抽出
具を紙製カップ9に取り付け、抽出具2にお湯を注入し
てコーヒー液をカップ内に抽出し、ミルクパウダーバッ
グ5またはミルク封入プラスチックカップ6、砂糖バッ
グ7を開封して加えマドラー8で混合して飲用後、コー
ヒー液の調製に使用したこれらの物品を総てゴミ袋3に
収納して捨てることができる構成を有する、ディスポー
ザブル・コーヒーセット。 - 【請求項3】 コーヒー・セット1は焙煎コーヒー粉末
を収納した抽出具2、抽出具2を封入した抽出具封入バ
ッグ4、ミルクパウダーバッグ5またはミルク封入プラ
スチックカップ6、砂糖バッグ7、マドラー8、紙製カ
ップ9、キャップ10、ゴミ袋3及び抽出具封入バッグ収
納ホルダー13からなり、抽出具封入バッグ4はガス及び
水不透過性シートで作られ、1個または複数個がコーヒ
ーバッグ収納ホルダー13に保持され、ミルクパウダーバ
ッグ5またはミルク封入プラスチックカップ6、砂糖バ
ッグ7、マドラー8及びゴミ袋3は紙製カップ9の内部
に収納されてキャップ10で閉止され、使用時はキャップ
10を開けて内容物を取り出しキャップをソーサーとして
使用し、抽出具封入バッグ4を収納ホルダー13から取り
出して開封し抽出具2を紙製カップ9に取り付け、抽出
具にお湯を注入してコーヒー液をカップ内に抽出し、ミ
ルクパウダーバッグ5またはミルク封入プラスチックカ
ップ6、砂糖バッグ7を開封して加えマドラー8で混合
して飲用後、コーヒー液の調製に使用したこれらの物品
を総てゴミ袋3に収納して捨てることができる構成を有
する、ディスポーザブル・コーヒーセット。 - 【請求項4】 コーヒー・セット1は焙煎コーヒー粉末
を収納した抽出具2、抽出具2を封入した抽出具封入バ
ッグ4、ミルクパウダーバッグ5またはミルク封入プラ
スチックカップ6、砂糖バッグ7、マドラー8、紙製カ
ップ9、キャップ10、ゴミ袋3及びシュリンクバック14
からなり、抽出具封入バッグ4はガス及び水不透過性シ
ートで作られ、ミルクパウダーバッグ5またはミルク封
入プラスチックカップ6、砂糖バッグ7、マドラー8及
びゴミ袋3は紙製カップ9の内部に収納されてキャップ
10で閉止され、更に紙製カップ9と抽出具封入バッグ4
はシュリンクバッグ14でシュリンク包装され、使用時は
シュリンクバッグ14を開き、キャップ10を開けて内容物
を取り出しキャップをソーサーとして使用し、抽出具封
入バッグ4を開封して抽出具を紙製カップ9に取り付
け、抽出具2にお湯を注入しコーヒー液をカップ内に抽
出し、ミルクパウダーバッグ5またはミルク封入プラス
チックカップ6、砂糖バッグ7を開封して加えマドラー
8で混合して飲用後、コーヒー液の調製に使用したこれ
らの物品を総てゴミ袋3に収納して捨てることができる
構成を有する、ディスポーザブル・コーヒーセット。 - 【請求項5】 焙煎コーヒー粉末を収納した抽出具2が
フィルター11及びその保持部分12からなり、フィルター
11が極細繊維不織布を含むバッグ15である請求項1〜4
のいずれか1項に記載のディスポーザブル・コーヒーセ
ット。 - 【請求項6】 焙煎コーヒー粉末を収納した抽出具2が
フィルター11及びその保持部分12からなり、保持部分12
がカップ9の縁に掛けるためフィルター11の表裏両面に
取り付けられたハンガー16、16′である請求項1〜4の
いずれか1項に記載のディスポーザブル・コーヒーセッ
ト。 - 【請求項7】 焙煎コーヒー粉末を収納した抽出具2が
フィルター11及びその保持部分12からなり、保持部分12
がフィルター11をカップの縁の上に保持するためフィル
ターに取り付けられている紙製またはプラスチックの上
置式サポート17である請求項1〜4のいずれか1項に記
載のディスポーザブル・コーヒーセット。 - 【請求項8】 紙製カップ9と抽出具を封入したバッグ
4のシュリンクバッグ14によるシュリンク包装におい
て、紙製カップ9と抽出具を封入したバッグ4の両者を
共に、またはそれぞれ別個にシュリンク包装がなされて
いる請求項4記載のディスポーザブル・コーヒーセッ
ト。 - 【請求項9】 ゴミ袋3がコーヒーセット使用後抽出具
2その他のコーヒー調製に使用した物品を収納した後、
入口を気密にシールできる機能を有する請求項1〜4の
いずれか1項に記載のディスポーザブル・コーヒーセッ
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997009264U JP3047642U (ja) | 1997-10-01 | 1997-10-01 | ディスポーザブル・コーヒーセット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997009264U JP3047642U (ja) | 1997-10-01 | 1997-10-01 | ディスポーザブル・コーヒーセット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3047642U true JP3047642U (ja) | 1998-04-24 |
Family
ID=43181946
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1997009264U Expired - Lifetime JP3047642U (ja) | 1997-10-01 | 1997-10-01 | ディスポーザブル・コーヒーセット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3047642U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5105565B1 (ja) * | 2012-06-12 | 2012-12-26 | 哲夫 村山 | 簡易コーヒーバッグ |
WO2015157782A1 (en) * | 2014-04-10 | 2015-10-15 | Tran Quan Long | Self-contained kit for preparing a beverage |
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1997
- 1997-10-01 JP JP1997009264U patent/JP3047642U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP5105565B1 (ja) * | 2012-06-12 | 2012-12-26 | 哲夫 村山 | 簡易コーヒーバッグ |
WO2015157782A1 (en) * | 2014-04-10 | 2015-10-15 | Tran Quan Long | Self-contained kit for preparing a beverage |
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