JP2013254126A - カラーフィルタ用緑色着色組成物、およびカラーフィルタ - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、緑の明度を調整することにより、3色の色度を変更することなくホワイトを目標の色温度に調整することが可能なカラーフィルタ用着色組成物、および該組成物を用いて形成されるカラーフィルタを提供することを目的とする。
【解決手段】透明樹脂、その前駆体またはそれらの混合物からなる色素担体と、該色素担体に分散された緑色色素と、紫色色素、赤色色素、または黒色色素とを含むカラーフィルタ用緑色着色組成物であって、該緑色色素が、一般式(1)で表されるフタロシアニン顔料を含有し、かつ紫色色素、赤色色素、または黒色色素の含有量が、色素の全量を基準として0.025〜10重量%であることを特徴とするカラーフィルタ用緑色着色組成物によって解決される。
【選択図】なし

Description

本発明は、カラー液晶表示装置や固体撮像素子に用いられるカラーフィルタ用緑色着色組成物、およびこの緑色着色組成物を用いて形成されるカラーフィルタに関する。
カラーフィルタは、ガラス等の透明な基板の表面に2種以上の異なる色相の微細な帯(ストライプ)状のフィルタセグメントを平行または交差して配置したもの、あるいは微細なフィルタセグメントを縦横一定の配列で配置したものからなっている。フィルタセグメントは、数ミクロン〜数100ミクロンと微細であり、しかも色相毎に所定の配列で整然と配置されている。
カラー液晶表示装置に用いるカラーフィルタの上には、一般に液晶を駆動させるための透明電極が蒸着あるいはスパッタリングにより形成され、さらにその上に液晶を一定方向に配向させるための配向膜が形成されている。これらの透明電極および配向膜の性能を充分に得るには、その形成工程を一般に200℃以上好ましくは230℃以上の高温で行う必要がある。
このため、現在、カラーフィルタの製造方法としては、耐光性、耐熱性に優れる顔料を着色剤とする顔料分散法が主流となっている。
一般的なカラーフィルタでは、透明基板上に光の3原色である青、緑、赤のフィルタセグメントが配置されているが、単一の顔料だけでそれぞれ目的のカラーフィルタとしての分光スペクトルを得るのが困難な場合には、顔料を2種以上用いて分光スペクトルを調整することが多い。緑については、近年、明度に優れたハロゲン化亜鉛フタロシアニングリーン顔料が用いられているが、ハロゲン化亜鉛フタロシアニングリーン顔料のみでは所望の分光スペクトルが得られない。そのため、ハロゲン化亜鉛フタロシアニングリーン顔料の有する高い明度および色純度を損なわない範囲で様々な色の顔料を混合して色味を調整している(例えば、特許文献1参照。)。
また、このような光の3原色のフィルタセグメントが配置されているカラーフィルタにおいて、近年では、透過度、すなわち明度や色純度といった色特性の向上についての要求が高まっている。色特性については、各単色だけでなく、3色を点灯させて得られるホワイトについても各用途に応じた要求があり、色度や色温度によって管理されている。
特開2001−164142号公報
ホワイトの色特性は、各色での色度と明度により規定されることから、従来は、ホワイトの色温度を調整するために3色の色度を変更する必要があった。その結果、ホワイトを目標の色温度とするために、各色の色度の目標が達成できなくなっていた。
そこで、本発明は、緑の明度を調整することにより、3色の色度を変更することなくホワイトを目標の色温度に調整することが可能なカラーフィルタ用着色組成物、および該組成物を用いて形成されるカラーフィルタを提供することを目的とする。
前記課題は、透明樹脂、その前駆体またはそれらの混合物からなる色素担体と、該色素担体に分散された緑色色素と、紫色色素、赤色色素、または黒色色素とを含むカラーフィルタ用緑色着色組成物であって、該緑色色素が、下記一般式(1)で表されるフタロシアニン顔料を含有し、かつ紫色色素、赤色色素、または黒色色素の含有量が、色素の全量を基準として0.025〜10重量%であることを特徴とするカラーフィルタ用緑色着色組成物によって解決される。
[一般式(1)中、X1〜X4はそれぞれ独立に、置換基を有してもよいアルキル基、置換基を有してもよいアリール基、置換基を有してもよいシクロアルキル基、置換基を有してもよい複素環基、置換基を有してもよいアルコキシル基、置換基を有してもよいアリールオキシ基、置換基を有してもよいアルキルチオ基、または、置換基を有してもよいアリールチオ基を表す。
l〜Y4はそれぞれ独立に、ハロゲン原子、ニトロ基、置換基を有してもよいフタルイミドメチル基、または、置換基を有してもよいスルファモイル基を表す。
Mは、ZnまたはAl−Zを表す。
Zは、水酸基、塩素原子、−OP(=O)R56、または−O−SiR789を表し、ここでR5〜R9はそれぞれ独立に、水素原子、水酸基、置換基を有してもよいアルキル基、置換基を有してもよいアリール基、置換基を有してもよいアルコキシル基、または、置換基を有してもよいアリールオキシ基を表し、R5〜R9同士が互いに結合して環を形成しても良い。
1、m2、m3、m4、n1、n2、n3、およびn4は、それぞれ独立に、0〜4の整数を表し、m1+n1、m2+n2、m3+n3、m4+n4は、各々、0〜4で、同一でも異なっても良い。]
また、本発明は、さらに、黄色色素を含有することを特徴とする前記カラーフィルタ用緑色着色組成物に関する。
また、本発明は、黄色色素が、C.I.Pigment Yellow 13、138、139、150、および185からなる群から選ばれる少なくとも1種の黄色顔料であることを特徴とする前記カラーフィルタ用緑色着色組成物に関する。
また、本発明は、赤色色素が、C.I.Pigment Red 48:1、81:2、81:3、122、177、179、202、207、209、224、254、255、および264からなる群から選ばれる少なくとも1種の緑色顔料赤色顔料であることを特徴とする前記カラーフィルタ用緑色着色組成物に関する。
また、本発明は、紫色色素が、C.I.Pigment Violet 1、19、23、27、29、30、32、37、40、42、および50からなる群から選ばれる少なくとも1種の紫色顔料であることを特徴とする前記カラーフィルタ用緑色着色組成物に関する。
また、本発明は、黒色色素が、カーボンブラックであることを特徴とする前記カラーフィルタ用緑色着色組成物に関する。
また、本発明は、少なくとも1つの赤色フィルタセグメント、少なくとも1つの緑色フィルタセグメントおよび少なくとも1つの青色フィルタセグメントを具備し、該少なくとも1つの緑色フィルタセグメントが前記カラーフィルタ用緑色着色組成物から形成されてなることを特徴とするカラーフィルタに関する。
本発明のカラーフィルタ用緑色着色組成物を用いて形成されてなる緑色フィルタセグメントを具備するカラーフィルタは、カラー液晶表示装置のホワイトバランスについても良好な効果を付与することができ、透過型・反射型のカラー液晶表示装置ならびに固体撮像素子の色分解用カラーフィルタとして好適である。
まず、本発明のカラーフィルタ用緑色着色組成物について説明する。
本発明のカラーフィルタ用緑色着色組成物は、透明樹脂、その前駆体またはそれらの混合物からなる色素担体と、該色素担体に分散された緑色色素と、紫色色素、赤色色素、または黒色色素とを含むカラーフィルタ用緑色着色組成物であって、該緑色顔料(C)が、一般式(1)で表されるフタロシアニン顔料を含有し、かつ紫色色素、赤色色素、または黒色色素の含有量が、色素の全量を基準として0.025〜10重量%であることを特徴とする。
カラーフィルタ用緑色着色組成物は、所望の分光スペクトルを達成するために、さらに黄色色素を含有することができる。
色素担体は、形成される緑色フィルタセグメントにおいて、樹脂質バインダーを提供する。
<色素>
本発明の着色組成物は、色素として、下記一般式(1)で表されるフタロシアニン顔料を含む緑色色素と、紫色色素、赤色色素、または黒色色素とを含む。また、好ましくは黄色色素をさらに含むことで、色特性に優れたものとすることができる。
また、紫色色素、赤色色素、または黒色色素の含有量は、色素の全量を基準として0.025〜10重量%である。これらの色素は、単独で、または必要に応じて任意の比率で2種以上混合して用いることができ、その場合には、これらの色素を合わせた含有量が、0.025〜10重量%であればよい。
[緑色色素]
緑色色素としては、下記一般式(1)で表されるフタロシアニン顔料を含むことを特徴とする。このような顔料を用いることで、他の緑色顔料では得られなかった高い明度を得ることができる。
[一般式(1)中、X1〜X4はそれぞれ独立に、置換基を有してもよいアルキル基、置換基を有してもよいアリール基、置換基を有してもよいシクロアルキル基、置換基を有してもよい複素環基、置換基を有してもよいアルコキシル基、置換基を有してもよいアリールオキシ基、置換基を有してもよいアルキルチオ基、または、置換基を有してもよいアリールチオ基を表す。
l〜Y4はそれぞれ独立に、ハロゲン原子、ニトロ基、置換基を有してもよいフタルイミドメチル基、または、置換基を有してもよいスルファモイル基を表す。
Mは、ZnまたはAl−Zを表す。
Zは−OP(=O)R56を表し、ここでR5およびR6はそれぞれ独立に、水素原子、水酸基、置換基を有してもよいアルキル基、置換基を有してもよいアリール基、置換基を有してもよいアルコキシル基、または、置換基を有してもよいアリールオキシ基を表し、R5、R6が互いに結合して環を形成しても良い。
1、m2、m3、m4、n1、n2、n3、およびn4は、それぞれ独立に、0〜4の整数を表し、m1+n1、m2+n2、m3+n3、m4+n4は、各々、0〜4で、同一でも異なっても良い。]
本発明における置換基を有してもよいアルキル基の「アルキル基」としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基、ネオペンチル基、n−へキシル基、n−オクチル基、ステアリル基、2−エチルへキシル基等の直鎖又は分岐アルキル基が挙げられ、「置換基を有するアルキル基」としては、トリクロロメチル基、トリフルオロメチル基、2、2、2−トリフルオロエチル基、2、2−ジブロモエチル基、2、2、3、3−テトラフルオロプロピル基、2−エトキシエチル基、2−ブトキシエチル基、2−ニトロプロピル基、ベンジル基、4−メチルベンジル基、4−tert−プチルベンジル基、4−メトキシベンジル基、4−ニトロベンジル基、2、4−ジクロロベンジル基等が挙げられる。
本発明における置換基を有してもよいアリール基の「アリール基」としては、フェニル基、ナフチル基、アンスリル基等が挙げられ、「置換基を有するアリール基」としては、p−メチルフェニル基、p−ブロモフェニル基、p−ニトロフェニル基、p−メトキシフェニル基、2、4−ジクロロフェニル基、ペンタフルオロフェニル基、2−アミノフェニル基、2−メチル−4−クロロフェニル基、4−ヒドロキシ−1−ナフチル基、6−メチル−2−ナフチル基、4、5、8−トリクロロ−2−ナフチル基、アントラキノニル基、2−アミノアントラキノニル基等が挙げられる。
本発明における置換基を有してもよいシクロアルキル基の「シクロアルキル基」としては、シクロペンチル基、シクロへキシル基、アダマンチル基等が挙げられ、「置換基を有するシクロアルキル基」としては、2、5−ジメチルシクロペンチル基、4−tert−プチルシクロヘキシル基等が挙げられる。
本発明における置換基を有してもよい複素環基の「複素環基」としては、ピリジル基、ピラジル基、ピペリジノ基、ピラニル基、モルホリノ基、アクリジニル基等が挙げられ、「置換基を有する複素環基」としては、3−メチルピリジル基、N−メチルピペリジル基、N−メチルピロリル基等が挙げられる。
本発明における置換基を有してもよいアルコキシル基の「アルコキシル基」としては、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、イソブトキシ基、tert−ブトキシ基、ネオペンチルオキシ基、2、3−ジメチル−3−ペンチルオキシ、n−へキシルオキシ基、n−オクチルオキシ基、ステアリルオキシ基、2−エチルへキシルオキシ基等の直鎖又は分岐アルコキシル基が挙げられ、「置換基を有するアルコキシル基」としては、トリクロロメトキシ基、トリフルオロメトキシ基、2、2、2−トリフルオロエトキシ基、2、2、3、3−テトラフルオロプロポキシ基、2、2−ジトリフルオロメチルプロポキシ基、2−エトキシエトキシ基、2−ブトキシエトキシ基、2−ニトロプロポキシ基、ベンジルオキシ基等が挙げられる。
本発明における置換基を有してもよいアリールオキシ基の「アリールオキシ基」としては、フェノキシ基、ナフトキシ基、アンスリルオキシ基等が挙げられ、「置換基を有するアリールオキシ基」としては、p−メチルフェノキシ基、p−ニトロフェノキシ基、p−メトキシフェノキシ基、2、4−ジクロロフェノキシ基、ペンタフルオロフェノキシ基、2−メチル−4−クロロフェノキシ基等が挙げられる。
本発明における置換基を有してもよいアルキルチオ基の「アルキルチオ基」としては、メチルチオ基、エチルチオ基、プロピルチオ基、ブチルチオ基、ペンチルチオ基、ヘキシルチオ基、オクチルチオ基、デシルチオ基、ドデシルチオ基、オクタデシルチオ基等が挙げられ、「置換基を有するアルキルチオ基」としては、メトキシエチルチオ基、アミノエチルチオ基、ベンジルアミノエチルチオ基、メチルカルボニルアミノエチルチオ基、フェニルカルボニルアミノエチルチオ基等が挙げられる。
本発明で用いられる緑色色素の好ましい例としては、MがZnである亜鉛フタロシアニン顔料としてC.I.Pigment Green58の緑色顔料が挙げられる。本発明における高明度かつ高コントラスト比のカラーフィルタを形成するには、緑を呈する顔料の使用が特に好ましく、緑を呈するには顔料1分子中にハロゲン原子が1個以上16個以下あることが好ましい。よりよい発色性を得るには顔料1分子中にハロゲン原子が4個以上16個以下あることが望ましい。
(アルミニウムフタロシアニン顔料)
本発明のカラーフィルタ用着色組成物に用いる、一般式(1)におけるMがAl−Zであるアルミニウムフタロシアニン顔料としては、フタロシアニン環の中心に3価のアルミニウムが配位した構造を有するものであれば、特に制限はない。アルミニウムフタロシアニン顔料において、アルミニウムは3価であることよりフタロシアニンとの結合の他にも結合を持ち、単量体の他にも2量体、3量体といった構造を持つことが知られている。また、フタロシアニン環を化学的に修飾することも可能であり、多様な構造を取れることが知られている。本発明におけるアルミニウムフタロシアニン顔料は、単量体だけでなく、二量体、三量体といった構造、またはフタロシアニン環を化学的に修飾したもの等、いずれの形態をとるものであってもよい。
これらのなかでも、本発明のアルミニウムフタロシアニン顔料としては、一般式(C1)の構造で表されるものが、色特性、分散性の点で好ましい。
[一般式(C1)中、X1〜X4はそれぞれ独立して、置換基を有してもよいアルキル基、置換基を有してもよいアリール基、置換基を有してもよいシクロアルキル基、置換基を有してもよい複素環基、置換基を有してもよいアルコキシル基、置換基を有してもよいアリールオキシ基、置換基を有してもよいアルキルチオ基、または置換基を有してもよいアリールチオ基を表す。
l〜Y4はそれぞれ独立して、ハロゲン原子、ニトロ基、置換基を有してもよいフタルイミドメチル基、または置換基を有してもよいスルファモイル基を表す。
Zは、水酸基、塩素原子、−OP(=O)R56、または−O−SiR789を表す。ここでR5〜R9はそれぞれ独立して、水素原子、水酸基、置換基を有してもよいアルキル基、置換基を有してもよいアリール基、置換基を有してもよいアルコキシル基、または置換基を有してもよいアリールオキシ基を表し、R5〜R9同士が互いに結合して環を形成しても良い。
1〜m4、n1〜n4は、それぞれ独立して0〜4の整数を表し、m1+n1、m2+n2、m3+n3、m4+n4は、各々、0〜4で、同一でも異なっても良い。]
一般式(C1)中、X1〜X4は、同一でも異なっても良く、その具体例としては、置換基を有してもよいアルキル基、置換基を有してもよいアリール基、置換基を有してもよいシクロアルキル基、置換基を有してもよい複素環基、置換基を有してもよいアルコキシル基、置換基を有してもよいアリールオキシ基、置換基を有してもよいアルキルチオ基、置換基を有してもよいアリールチオ基が挙げられる。上記X1〜X4が置換基を有する場合、置換基は、同一でも異なっても良く、その具体例としては、フッ素、塩素、臭素などのハロゲン基、アミノ基、水酸基、ニトロ基等の特性基の他、アルキル基、アリール基、シクロアルキル基、アルコキシル基、アリールオキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基等を挙げることができる。また、これらの置換基は、複数あっても良い。
本発明における置換基を有してもよいアリールチオ基の「アリールチオ基」としては、フェニルチオ基、1−ナフチルチオ基、2−ナフチルチオ基、9−アンスリルチオ基等が挙げられ、「置換基を有するアリールチオ基」としては、クロロフェニルチオ基、トリフルオロメチルフェニルチオ基、シアノフェニルチオ基、ニトロフェニルチオ基、2−アミノフェニルチオ基、2−ヒドロキシフェニルチオ基等が挙げられる。
緑色色素としては、一般式(1)で表されるフタロシアニン顔料以外に、その他の緑色顔料を含んでいても良い。用いることのできる緑色顔料としては、例えばC.I.Pigment Green 7、10、36、37、16、22、60、64、81等の顔料が挙げられる。
[黄色色素]
併用する事の出来る黄色色素としては、例えばC.I.Pigment Yellow 1、2、3、4、5、6、10、12、13、14、15、16、17、18、24、31、32、34、35、35:1、36、36:1、37、37:1、40、42、43、53、55、60、61、62、63、65、73、74、77、81、83、93、94、95、97、98、100、101、104、106、108、109、110、113、114、115、116、117、118、119、120、123、126、127、128、129、138、139、147、150、151、152、153、154、155、156、161、162、164、166、167、168、169、170、171、172、173、174、175、176、177、179、180、181、182、185、187、188、193、194、198、199、213、または214等の顔料が挙げられ、中でも高コントラスト比、高明度の観点からC.I.Pigment Yellow 13、138、139、150、または185が好ましい。
[赤色色素]
赤色色素としては、例えばC.I.Pigment Red 7、9、14、41、48:1、48:2、48:3、48:4、81:1、81:2、81:3、97、122、123、146、149、168、177、178、179、180、184、185、187、192、200、202、207、208、209、210、215、216、217、220、223、224、226、227、228、240、246、254、255、264、272、C.I.Pigment Orange 36、43、51、55、59、61、71、または73等の顔料が挙げられ、中でも少量で目的の明度に調整出来るC.I.Pigment Red 48:1、81:2、81:3、122、177、179、202、207、209、224、254、255、または264が好ましい。
カラーフィルタ用着色組成物が緑色色素および赤色色素を含む場合、赤色色素の含有量は、色素の全量を基準として0.025〜10重量%であり、好ましくは0.30〜10重量%、より好ましくは0.30〜1.5重量%である。赤色色素の含有量が10重量%を越える場合には、明度が小さくなりすぎるとともにx値が大きくなるため、目的の緑の色相に合わせにくくなる。0.025重量%未満の場合には、明度の変化が小さすぎて目的の明度に達しない。
また、カラーフィルタ用着色組成物が、さらに黄色色素を含む場合には、緑色色素32〜99.98重量%、黄色色素0.01〜48重量%、赤色色素0.025〜10重量%であることが好ましく、緑色色素37〜99.49重量%、黄色色素0.01〜48重量%、赤色色素0.3〜10重量%であることがより好ましい。黄色色素の含有量が48重量%以下の場合、x値が大きくなりすぎず、目的の緑の色相に合わせやすく、0.01重量%以上の場合には、色相の変化が小さすぎず、目的の緑の色相に合わせやすいために好ましい。
[紫色色素]
紫色色素としては、例えばC.I.Pigment Violet 1、1:1、2、2:2、3、3:1、3:3、5、5:1、14、15、16、19、23、25、27、29、31、32、37、39、42、44、47、49、50等の紫色顔料を用いることができる。中でも高コントラスト比、高明度を得る観点からC.I.Pigment Violet 1、19、23、27、29、30、32、37、40、42、および50が好ましい。
カラーフィルタ用着色組成物が緑色色素および紫色色素を含む場合、紫色色素の含有量は、色素の全量を基準として0.025重量%〜10重量%であり、0.30重量%〜7重量%であることが好ましい。紫色色素の含有量が10重量%を越える場合には、明度が小さくなりすぎるとともにy値が小さくなるため、目的の緑の色相に合わせにくくなる。0.025重量%未満の場合には、明度の変化が小さすぎて目的の明度に達しない。
カラーフィルタ用緑色着色組成物が緑色色素および紫色色素を含む場合、紫色色素の含有量は、色素の全量を基準として0.025〜10重量%であり、0.025〜7重量%であることが好ましい。紫色色素の含有量が10重量%を越える場合には、明度が小さくなりすぎるとともにy値が小さくなるため、目的の緑の色相に合わせにくくなる。0.025重量%未満の場合には、明度の変化が小さすぎて目的の明度に達しない。
また、カラーフィルタ用着色組成物が、さらに黄色色素を含む場合には、緑色色素36〜99.985重量%、黄色色素0.01〜54重量%、紫色色素0.025〜10重量%であることが好ましく、緑色色素39〜98.985重量%、黄色色素0.01〜54重量%、紫色色素0.025〜7重量%であることがより好ましい。黄色色素の含有量が54重量%以下の場合、x値が大きくなりすぎず、目的の緑の色相に合わせやすく、0.01重量%以上の場合には、色相の変化が小さすぎず、目的の緑の色相に合わせやすいために好ましい。
[黒色色素]
黒色色素としては、例えばカーボンブラック、チタンブラック、アニリンブラック、アントラキノン系黒色顔料、ペリレン系黒色顔料、具体的には C.I. ピグメントブラック1、6、7、12、20、31、32などを用いることができるが、価格、遮光性の高さからカーボンブラックの使用が好ましい。カーボンブラックは、樹脂などで表面処理されていてもよい。
カラーフィルタ用着色組成物が緑色色素および黒色色素を含む場合、黒色色素の含有量は、色素の全量を基準として0.025〜10重量%であり、0.10〜5重量%であることが好ましい。黒色色素の含有量が10重量%を越える場合には、明度が小さくなりすぎ、0.025重量%未満の場合には、明度の変化が小さすぎるため目的の明度に達しない。
また、カラーフィルタ用着色組成物が、さらに黄色色素を含む場合には、緑色色素36〜99.98重量%、黄色色素0.01〜54重量%、黒色色素0.025〜10重量%であることが好ましく、緑色色素41〜99.89重量%、黄色色素0.01〜54重量%、黒色色素0.10〜5重量%であることがより好ましい。黄色色素の含有量が54重量%以下の場合、x値が大きくなりすぎず、目的の緑の色相に合わせやすく、0.01重量%以上の場合には、色相の変化が小さすぎず、目的の緑の色相に合わせやすいために好ましい。
<色素担体>
色素を分散させる色素担体は、上述したように、透明樹脂、その前駆体またはそれらの混合物により構成される。透明樹脂は、可視光領域の400〜700nmの全波長領域において透過率が好ましくは80%以上、より好ましくは95%以上の樹脂である。透明樹脂には、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、および感光性樹脂が含まれ、その前駆体には、放射線照射により硬化して透明樹脂を生成するモノマーもしくはオリゴマーが含まれ、これらを単独で、または2種以上混合して用いることができる。
カラーフィルタ用着色組成物には、該組成物を紫外線照射により硬化するときには、光重合開始剤等が添加される。
熱可塑性樹脂としては、例えば、 ブチラール樹脂、スチレンーマレイン酸共重合体、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル、ポリウレタン系樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル系樹脂、アルキッド樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリアミド樹脂、ゴム系樹脂、環化ゴム系樹脂、セルロース類、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジエン、ポリイミド樹脂等が挙げられる。また、熱硬化性樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂等が挙げられる。
感光性樹脂としては、水酸基、カルボキシル基、アミノ基等の反応性の置換基を有する線状高分子にイソシアネート基、アルデヒド基、エポキシ基等の反応性置換基を有する(メタ)アクリル化合物やケイヒ酸を反応させて、(メタ)アクリロイル基、スチリル基等の光架橋性基を該線状高分子に導入した樹脂が用いられる。また、スチレン−無水マレイン酸共重合物やα−オレフィン−無水マレイン酸共重合物等の酸無水物を含む線状高分子をヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート等の水酸基を有する(メタ)アクリル化合物によりハーフエステル化したものも用いられる。
モノマーおよびオリゴマーとしては、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、トリシクロデカニル(メタ)アクリレート、メラミン(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート等の各種アクリル酸エステルおよびメタクリル酸エステル、(メタ)アクリル酸、スチレン、酢酸ビニル、(メタ)アクリルアミド、N-ヒドロキシメチル(メタ)アクリルアミド、アクリロニトリル等が挙げられる。
光重合開始剤としては、4−フェノキシジクロロアセトフェノン、4−t−ブチル−ジクロロアセトフェノン、ジエトキシアセトフェノン、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタン−1−オン等のアセトフェノン系光重合開始剤、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンジルジメチルケタール等のベンゾイン系光重合開始剤、ベンゾフェノン、ベンゾイル安息香酸、ベンゾイル安息香酸メチル、4−フェニルベンゾフェノン、ヒドロキシベンゾフェノン、アクリル化ベンゾフェノン、4−ベンゾイル−4'−メチルジフェニルサルファイド等のベンゾフェノン系光重合開始剤、チオキサンソン、2−クロルチオキサンソン、2−メチルチオキサンソン、イソプロピルチオキサンソン、2、4−ジイソプロピルチオキサンソン等のチオキサンソン系光重合開始剤、2、4、6−トリクロロ−s−トリアジン、2−フェニル−4、6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(p−メトキシフェニル)−4、6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(p−トリル)−4、6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−ピペニル−4、6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2、4−ビス(トリクロロメチル)−6−スチリル−s−トリアジン、2−(ナフト−1−イル)−4、6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(4−メトキシ−ナフト−1−イル)−4、6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2、4−トリクロロメチル−(ピペロニル)−6−トリアジン、2、4−トリクロロメチル(4'−メトキシスチリル)−6−トリアジン等のトリアジン系光重合開始剤、ボレート系光重合開始剤、カルバゾール系光重合開始剤、イミダゾール系光重合開始剤等が用いられる。
上記光重合開始剤は、単独であるいは2種以上混合して用いるが、増感剤として、α−アシロキシムエステル、アシルフォスフィンオキサイド、メチルフェニルグリオキシレート、ベンジル、9、10−フェナンスレンキノン、カンファーキノン、エチルアンスラキノン、4、4'−ジエチルイソフタロフェノン、3、3'、4、4'−テトラ(t−ブチルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノン、4、4'−ジエチルアミノベンゾフェノン等の化合物を併用することもできる。
カラーフィルタ用緑色着色組成物は、緑色色素と赤色色素と、必要に応じて黄色色素とを、必要に応じて上記開始剤と共に、色素担体中に三本ロールミル、二本ロールミル、サンドミル、ニーダー等の各種分散手段を用いて微細に分散して製造することができる。 また、カラーフィルタ用緑色着色組成物は、各色素を別々に色素担体中に微細に分散したものを混合して製造することもできる。色素を色素担体中に分散する際には、適宜、樹脂型顔料分散剤、界面活性剤、色素誘導体、トリアジン誘導体等の分散助剤を含有させることができる。分散助剤は、顔料の分散に優れ、分散後の顔料の再凝集を防止する効果が大きいので、分散助剤を用いて顔料を色素担体中に分散してなる緑色着色組成物を用いた場合には、透明性に優れたカラーフィルタが得られる。
樹脂型顔料分散剤は、顔料に吸着する性質を有する顔料親和性部位と、色素担体と相溶性のある部位とを有し、顔料に吸着して顔料の色素担体への分散を安定化する働きをするものである。樹脂型顔料分散剤として具体的には、ポリウレタン、ポリアクリレートなどのポリカルボン酸エステル、不飽和ポリアミド、ポリカルボン酸、ポリカルボン酸(部分)アミン塩、ポリカルボン酸アンモニウム塩、ポリカルボン酸アルキルアミン塩、ポリシロキサン、長鎖ポリアミノアマイドリン酸塩、水酸基含有ポリカルボン酸エステルや、これらの変性物、ポリ(低級アルキレンイミン)と遊離のカルボキシル基を有するポリエステルとの反応により形成されたアミドやその塩などの油性分散剤;(メタ)アクリル酸−スチレン共重合体、(メタ)アクリル酸−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドンなどの水溶性樹脂や水溶性高分子化合物、ポリエステル系、変性ポリアクリレート系、エチレンオキサイド/プロピレンオキサイド付加化合物、燐酸エステル系等が用いられ、これらは単独でまたは2種以上を混合して用いることができる。
界面活性剤としては、ラウリル硫酸ソーダ、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ、スチレン−アクリル酸共重合体のアルカリ塩、ステアリン酸ナトリウム、アルキルナフタリンスルホン酸ナトリウム、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム、ラウリル硫酸モノエタノールアミン、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラウリル硫酸アンモニウム、ステアリン酸モノエタノールアミン、ステアリン酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、スチレン−アクリル酸共重合体のモノエタノールアミン、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステルなどのアニオン性界面活性剤;ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリエチレングリコールモノラウレートなどのノニオン性界面活性剤;アルキル4級アンモニウム塩やそれらのエチレンオキサイド付加物などのカオチン性界面活性剤;アルキルジメチルアミノ酢酸ベタインなどのアルキルベタイン、アルキルイミダゾリンなどの両性界面活性剤が挙げられ、これらは単独でまたは2種以上を混合して用いることができる。
色素誘導体およびトリアジン誘導体は、有機色素またはトリアジンに置換基を導入した化合物である。有機色素には、一般に色素とは呼ばれていないナフタレン系、アントラキノン系等の淡黄色の芳香族多環化合物も含まれる。色素誘導体としては、特開昭63−305173号公報、特公昭57−15620号公報、特公昭59−40172号公報、特公昭63−17102号公報、特公平5−9469号公報等に記載されているものを使用でき、これらは単独でまたは2種類以上を混合して用いることができる。
さらに、カラーフィルタ用着色組成物には、色素を充分に色素担体中に分散させ、ガラス基板等の透明基板上に乾燥膜厚が0.2〜5μmとなるように塗布して緑色フィルタセグメントを形成することを容易にするために溶剤を含有させることができる。溶剤としては、例えばシクロヘキサノン、エチルセロソルブアセテート、ブチルセロソルブアセテート、1−メトキシ−2−プロピルアセテート、ジエチレングリコールジメチルエーテル、エチルベンゼン、エチレングリコールジエチルエーテル、キシレン、エチルセロソルブ、メチル−nアミルケトン、プロピレングリコールモノメチルエーテルトルエン、メチルエチルケトン、酢酸エチル、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノール、イソブチルケトン、石油系溶剤等が挙げられ、これらを単独でもしくは混合して用いる。
また、カラーフィルタ用着色組成物には、組成物の経時粘度を安定化させるために貯蔵安定剤を含有させることができる。貯蔵安定剤としては、例えばベンジルトリメチルクロライド、ジエチルヒドロキシアミンなどの4級アンモニウムクロライド、乳酸、シュウ酸などの有機酸およびそのメチルエーテル、t−ブチルピロカテコール、テトラエチルホスフィン、テトラフェニルフォスフィンなどの有機ホスフィン、亜リン酸塩等が挙げられる。
カラーフィルタ用着色組成物は、グラビアオフセット用印刷インキ、水無しオフセット印刷インキ、シルクスクリーン印刷用インキ、溶剤現像型あるいはアルカリ現像型着色レジスト材の形態で調製することができる。着色レジスト材は、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂または感光性樹脂と、モノマーと、光重合開始剤とを含有する組成物中に色素を分散させたものである。
緑色色素と紫色色素、赤色色素、または黒色色素と、必要に応じて用いられる黄色色素とは、緑色フィルタセグメントをフォトリソグラフ法により形成する場合には、合計して緑色着色組成物中に1.5〜7重量%の割合で含有されることが好ましい。また、緑色フィルタセグメントを印刷法により形成する場合には、合計して緑色着色組成物中に1.5〜40重量%の割合で含有されることが好ましい。いずれにせよ、色素は、最終緑色フィルタセグメント中に好ましくは10〜40重量%の割合で含有され、その残部は、色素担体により提供される樹脂質バインダーから実質的になる。
カラーフィルタ用着色組成物は、遠心分離、焼結フィルタ、メンブレンフィルタ等の手段にて、5μm以上の粗大粒子、好ましくは1μm以上の粗大粒子さらに好ましくは、0.5μm以上の粗大粒子および混入した塵の除去を行うことが好ましい。
次に、本発明のカラーフィルタについて説明する。
本発明のカラーフィルタは、少なくとも1つの赤色フィルタセグメント、少なくとも1つの緑色フィルタセグメントおよび少なくとも1つの青色フィルタセグメントを具備し、ここで、緑色フィルタセグメントは本発明のカラーフィルタ用着色組成物を用いて形成される。赤色フィルタセグメントおよび青色フィルタセグメントは、通常の赤色の着色組成物および通常の青色の着色組成物を用いてそれぞれ形成することができる。
赤色の着色組成物は、緑色色素等の代わりに、例えばC.I.Pigment Red 7、9、14、41、48:1、48:2、48:3、48:4、81:1、81:2、81:3、97、122、123、146、149、168、177、178、180、184、185、187、192、200、202、208、210、215、216、217、220、223、224、226、227、228、240、246、254、255、264、272、C.I.Pigment Orange 36、43、51、55、59、61、71、73等の赤色顔料、および必要に応じ調色用として、C.I.Pigment Yellow 1、2、3、4、5、6、10、12、13、14、15、16、17、18、24、31、32、34、35、35:1、36、36:1、37、37:1、40、42、43、53、55、60、61、62、63、65、73、74、77、81、83、93、94、95、97、98、100、101、104、106、108、109、110、113、114、115、116、117、118、119、120、123、126、127、128、129、138、139、147、150、151、152、153、154、155、156、161、162、164、166、167、168、169、170、171、172、173、174、175、176、177、179、180、181、182、185、187、188、193、194、198、199、213、214等の黄色顔料、後述する青色色素と同じ青色顔料を用いて得られる組成物である。
また、青色の着色組成物は、緑色色素等の代わりに、例えばC.I.Pigment Blue 15、15:1、15:2、15:3、15:4、15:6、16、22、60、64、81等の青色顔料、および必要に応じ調色用として上記黄色顔料、上述した紫色色素と同じ紫色顔料を用いて得られる組成物である。
本発明のカラーフィルタは、印刷法またはフォトリソグラフィー法により、本発明の着色組成物を用いて透明基板上に各色のフィルタセグメントを形成することにより製造することができる。
透明基板としては、ガラス板や、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチル、ポリエチレンテレフタレートなどの樹脂板が用いられる。
印刷法による各色フィルタセグメントの形成は、上記各種の印刷インキとして調製した着色組成物の印刷と乾燥を繰り返すだけでパターン化ができるため、カラーフィルタの製造法としては、低コストで量産性に優れている。さらに、印刷技術の発展により高い寸法精度および平滑度を有する微細パターンの印刷を行うことができる。印刷を行うためには、印刷の版上にて、あるいはブランケット上にてインキが乾燥、固化しないような組成とすることが好ましい。また、印刷機上でのインキの流動性の制御も重要であり、分散剤や体質顔料によるインキ粘度の調整を行うこともできる。
フォトリソグラフィー法により各色フィルタセグメントを形成する場合は、上記溶剤現像型あるいはアルカリ現像型着色レジスト材として調製した着色組成物を、透明基板上に、スプレーコートやスピンコート、スリットコート、ロールコート等の塗布方法により、乾燥膜厚が0.2〜5μmとなるように塗布する。必要により乾燥された膜には、この膜と接触あるいは非接触状態で設けられた所定のパターンを有するマスクを通して紫外線露光を行う。その後、溶剤またはアルカリ現像液に浸漬するかもしくはスプレーなどにより現像液を噴霧して未硬化部を除去して所望のパターンを形成したのち、同様の操作を他色について繰り返してカラーフィルタを製造することができる。さらに、着色レジスト材の重合を促進するため、必要に応じて加熱を施すこともできる。フォトリソグラフィー法によれば、上記印刷法より精度の高いカラーフィルタが製造できる。
現像に際しては、アルカリ現像液として炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム等の水溶液が使用され、ジメチルベンジルアミン、トリエタノールアミン等の有機アルカリを用いることもできる。また、現像液には、消泡剤や界面活性剤を添加することもできる。
なお、紫外線露光感度を上げるために、上記着色レジスト材を塗布乾燥後、水溶性あるいはアルカリ水溶性樹脂、例えばポリビニルアルコールや水溶性アクリル樹脂等を塗布乾燥し酸素による重合阻害を防止する膜を形成した後、紫外線露光を行うこともできる。
本発明のカラーフィルタは、上記方法の他に電着法、転写法などにより製造することができるが、本発明の着色組成物は、いずれの方法にも用いることができる。なお、電着法は、透明基板上に形成した透明導電膜を利用して、コロイド粒子の電気泳動により各色フィルタセグメントを透明導電膜の上に電着形成することでカラーフィルタを製造する方法である。また、転写法は剥離性の転写ベースシートの表面に、あらかじめカラーフィルタ層を形成しておき、このカラーフィルタ層を所望の透明基板に転写させる方法である。
以下に、本発明を実施例に基づいて説明するが、本発明はこれによって限定されるものではない。なお、実施例および比較例中、「部」とは「重量部」を意味する。
まず、実施例および比較例に用いたアクリル樹脂溶液について説明する。
(アクリル樹脂溶液の調製)
反応容器にシクロヘキサノン450部を入れ、容器に窒素ガスを注入しながら80℃に加熱して、同温度で下記モノマーおよび熱重合開始剤の混合物を1時間かけて滴下して重合反応を行った。
メタクリル酸 20.0部
メチルメタクリレート 10.0部
ブチルメタクリレート 55.0部
ヒドロキシエチルメタクリレート 15.0部
アゾビスイソブチロニトリル 4.0部
滴下後さらに80℃で3時間反応させた後、アゾビスイソブチロニトリル1.0部をシクロヘキサノン50部に溶解させたものを添加し、さらに80℃で1時間反応を続けてアクリル樹脂溶液を得た。アクリル樹脂の重量平均分子量は、約40000であった。
室温まで冷却した後、樹脂溶液約2gをサンプリングして180℃、20分加熱乾燥して不揮発分を測定し、先に合成した樹脂溶液に不揮発分が20重量%になるようにシクロヘキサノンを添加してアクリル樹脂溶液を調製した。
(ヒドロキシアルミニウムフタロシアニン1の製造)
反応容器中でn−アミルアルコール1250部に、フタロジニトリル225部、塩化アルミニウム無水物78部を添加し、攪拌した。これに、DBU(1,8−Diazabicyclo[5.4.0]undec−7−ene)266部を加え、昇温し、136℃で5時間還流させた。攪拌したまま30℃まで冷却した反応溶液を、メタノール5000部、水10000部の混合溶媒中へ、攪拌下注入し、青色のスラリーを得た。このスラリーを濾過し、メタノール2000部、水4000部の混合溶媒で洗浄し、乾燥して、135部のクロロアルミニウムフタロシアニンを得た。さらに、反応容器中でクロロアルミニウムフタロシアニン100部をゆっくり濃硫酸1200部に、室温にて加えた。40℃、3時間撹拌して、3℃の冷水24000部に硫酸溶液を注入した。青色の析出物をろ過、水洗、乾燥して、下記式(1)で表されるヒドロキシアルミニウムフタロシアニンを102部得た。
続いて、得られたヒドロキシアルミニウムフタロシアニンを100部と、塩化ナトリウムを1200部と、ジエチレングリコール120部とをステンレス製1ガロンニーダー(井上製作所製)に仕込み、70℃で6時間混練した。この混練物を3000部の温水に投入し、70℃に加熱しながら1時間撹拌してスラリー状とし、濾過、水洗を繰り返して塩化ナトリウムおよびジエチレングリコールを除いた後、80℃で一昼夜乾燥し、ヒドロキシアルミニウムフタロシアニン1を得た。平均一次粒子径は30.4nmであった。
(アルカリ現像型赤色着色組成物)
下記組成の混合物を均一に分散撹拌混合した後、1μmのフィルタで濾過してアルカリ現像型緑色着色組成物を作製した。

赤色顔料:C.I.Pigment Red 177 2.81部
赤色顔料:C.I.Pigment Red 254 1.69部
分散剤(ゼネカ社製「ソルスパーズ20000」) 1.00部
アクリル樹脂溶液 24.00部
トリメチロールプロパントリアクリレート 5.40部
(新中村化学社製「NKエステルATMPT」)
光重合開始剤(チバガイギー社製「イルガキュアー907」) 0.30部
増感剤(保土ヶ谷化学社製「EAB−F」) 0.20部
シクロヘキサノン 64.60部
(アルカリ現像型青色着色組成物)
下記組成の混合物を均一に分散撹拌混合した後、1μmのフィルタで濾過してアルカリ現像型緑色着色組成物を作製した。

青色顔料:C.I.Pigment Blue 15:6 3.74部
赤色顔料:C.I.Pigment Violet 23 0.76部
分散剤(ゼネカ社製「ソルスパーズ20000」) 1.00部
アクリル樹脂溶液 24.00部
トリメチロールプロパントリアクリレート 5.40部
(新中村化学社製「NKエステルATMPT」)
光重合開始剤(チバガイギー社製「イルガキュアー907」) 0.30部
増感剤(保土ヶ谷化学社製「EAB−F」) 0.20部
シクロヘキサノン 64.60部
[実施例1]
下記組成の混合物を均一に分散撹拌混合した後、1μmのフィルタで濾過してアルカリ現像型緑色着色組成物を作製した。

緑色顔料:C.I.Pigment Green 58 4.19部
黄色顔料:C.I.Pigment Green 150 0.27部
赤色顔料:C.I.Pigment Red 177 0.04部
分散剤(ゼネカ社製「ソルスパーズ20000」) 1.00部
アクリル樹脂溶液 24.00部
トリメチロールプロパントリアクリレート 5.40部
(新中村化学社製「NKエステルATMPT」)
光重合開始剤(チバガイギー社製「イルガキュアー907」) 0.30部
増感剤(保土ヶ谷化学社製「EAB−F」) 0.20部
シクロヘキサノン 64.60部
[実施例2〜8]
顔料およびその配合量を表1に示すよう変更した以外は、実施例1と同様にしてアルカリ現像型緑色着色組成物を得た。
[比較例1〜4]
顔料およびその配合量を表2に示すよう変更した以外は、実施例1と同様にしてアルカリ現像型緑色着色組成物を得た。
実施例1〜8および比較例1〜4で得られた緑色着色組成物、赤色着色組成物および青色着色組成物とを、100mm×100mm、1.1mm厚のガラス基板上に、スピンコーターを用いて塗布し、70℃で20分乾燥後、超高圧水銀ランプを用いて、積算光量150mJで紫外線露光を行った。塗布基板を230℃で1時間加熱、放冷後、得られた塗膜のC光源での色度(Y、x、y)を顕微分光光度計(オリンパス光学社製「OSP−SP100」)を用いて測定した。各色のフィルタについての色度の測定結果を表3に、実施例および比較例で得られた緑色塗膜と、赤色塗膜と、青色塗膜とを用いて、3色のフィルタを組み合わせたときのホワイトについての色度の測定結果を表4に示す。
表3、表4に示すように、本発明の緑色着色組成物を用いて形成された緑色塗膜の色度は良好であり、該緑色塗膜をフィルタセグメントとして具備するカラーフィルタは、ホワイトについても好ましい色度および色温度を達成していた。これに対して、比較例1および3で得られた緑色着色組成物を用いて緑色フィルタセグメントを形成した場合は、ホワイトの明度は実用範囲内であったが、好ましい色温度とならなかった。また、比較例2および4で得られた緑色着色組成物を用いて緑色フィルタセグメントを形成した場合には、ホワイトの明度が低く、画面全体が暗くなった。
また、本発明の緑色着色組成物を用いて形成された緑色塗膜の外観は良好であった。

Claims (7)

  1. 透明樹脂、その前駆体またはそれらの混合物からなる色素担体と、該色素担体に分散された緑色色素と、赤色色素、紫色色素、または黒色色素とを含むカラーフィルタ用緑色着色組成物であって、該緑色色素が、下記一般式(1)で表されるフタロシアニン顔料を含有し、かつ紫色色素、赤色色素、または黒色色素の含有量が、色素の全量を基準として0.025〜10重量%であることを特徴とするカラーフィルタ用緑色着色組成物。
    [一般式(1)中、X1〜X4はそれぞれ独立に、置換基を有してもよいアルキル基、置換基を有してもよいアリール基、置換基を有してもよいシクロアルキル基、置換基を有してもよい複素環基、置換基を有してもよいアルコキシル基、置換基を有してもよいアリールオキシ基、置換基を有してもよいアルキルチオ基、または、置換基を有してもよいアリールチオ基を表す。
    l〜Y4はそれぞれ独立に、ハロゲン原子、ニトロ基、置換基を有してもよいフタルイミドメチル基、または、置換基を有してもよいスルファモイル基を表す。
    Mは、ZnまたはAl−Zを表す。
    Zは、水酸基、塩素原子、−OP(=O)R56、または−O−SiR789を表し、ここでR5〜R9はそれぞれ独立に、水素原子、水酸基、置換基を有してもよいアルキル基、置換基を有してもよいアリール基、置換基を有してもよいアルコキシル基、または、置換基を有してもよいアリールオキシ基を表し、R5〜R9同士が互いに結合して環を形成しても良い。
    1、m2、m3、m4、n1、n2、n3、およびn4は、それぞれ独立に、0〜4の整数を表し、m1+n1、m2+n2、m3+n3、m4+n4は、各々、0〜4で、同一でも異なっても良い。]
  2. さらに、黄色色素を含有することを特徴とする請求項1に記載のカラーフィルタ用緑色着色組成物。
  3. 黄色色素が、C.I.Pigment Yellow 13、138、139、150、および185からなる群から選ばれる少なくとも1種の黄色顔料であることを特徴とする請求項2に記載のカラーフィルタ用緑色着色組成物。
  4. 赤色色素が、C.I.Pigment Red 48:1、81:2、81:3、122、177、179、202、207、209、224、254、255、および264からなる群から選ばれる少なくとも1種の赤色顔料であることを特徴とする請求項1ないし3いずれか1項に記載のカラーフィルタ用緑色着色組成物。
  5. 紫色色素が、C.I.Pigment Violet 1、19、23、27、29、30、32、37、40、42、および50からなる群から選ばれる少なくとも1種の紫色顔料であることを特徴とする請求項1ないし3いずれか1項に記載のカラーフィルタ用緑色着色組成物。
  6. 黒色色素が、カーボンブラックであることを特徴とする請求項1ないし3いずれか1項に記載のカラーフィルタ用緑色着色組成物。
  7. 少なくとも1つの赤色フィルタセグメント、少なくとも1つの緑色フィルタセグメントおよび少なくとも1つの青色フィルタセグメントを具備し、該少なくとも1つの緑色フィルタセグメントが請求項1ないし6いずれか1項に記載のカラーフィルタ用緑色着色組成物から形成されてなることを特徴とするカラーフィルタ。
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