JP2013253864A - センサーユニット並びに電子機器および運動体 - Google Patents

センサーユニット並びに電子機器および運動体 Download PDF

Info

Publication number
JP2013253864A
JP2013253864A JP2012129612A JP2012129612A JP2013253864A JP 2013253864 A JP2013253864 A JP 2013253864A JP 2012129612 A JP2012129612 A JP 2012129612A JP 2012129612 A JP2012129612 A JP 2012129612A JP 2013253864 A JP2013253864 A JP 2013253864A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor unit
sensor
plate
wall
bonding material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012129612A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013253864A5 (ja
JP6064377B2 (ja
Inventor
Sachihiro Kobayashi
祥宏 小林
Yusuke Kinoshita
裕介 木下
Yoshikuni Saito
佳邦 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2012129612A priority Critical patent/JP6064377B2/ja
Publication of JP2013253864A publication Critical patent/JP2013253864A/ja
Publication of JP2013253864A5 publication Critical patent/JP2013253864A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6064377B2 publication Critical patent/JP6064377B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Gyroscopes (AREA)

Abstract

【課題】接合材の突出を防止しつつ十分な大きさの接合面を確保する。
【解決手段】センサーユニットは構造体24を備える。構造体24にはセンサーが収納される。外装ケース13は壁体15で構造体24を外装する。外装ケース13は壁体15に貫通孔53を設ける。貫通孔53の周縁に沿って突出壁52が設けられる。接合材17は突出壁52の内周面に基板26を結合する。
【選択図】図7

Description

本発明は、センサーユニットや、センサーユニットを利用する電子機器および運動体等に関する。
特許文献1に開示されるように、圧電発振器は一般に知られる。圧電発振器は圧電振動子を備える。圧電振動子は基板の表面に実装される。基板の表面には金属ケースが覆い被さる。金属ケースの天板は圧電振動子の上面に重ね合わせられる。
金属ケースの天板には孔が形成される。天板の縁に沿って導電性接合材が適用される。こうして天板は圧電振動子の金属蓋に結合される。
特開2001−60829号公報
天板は平板で形成される。平板は比較的薄く形成されることから、導電性接合材の金属ケースの孔の端面と圧電振動子の金属蓋との接触面の面積は小さく、十分な接合強度は得られない。接合強度の増大を目論んで導電性接合材を増量すれば、導電性接合材は孔からはみ出し、金属ケースの外表面から盛り上がってしまい、信頼性を損なったり、小型化を阻害する虞がある。
本発明の少なくとも1つの態様によれば、接合材の突出を防止しつつ十分な大きさの接合面を確保することができるセンサーユニットは提供されることができる。
(1)本発明の一態様は、センサーを収納する構造体と、前記構造体を壁体で外装し、前記壁体に貫通孔を設けた外装ケースと、前記貫通孔の周縁に沿って設けられ、前記壁体から前記構造体に向かって突出した突出壁と、前記突出壁の少なくとも内周面に設けられ、前記外装ケースおよび前記構造体を結合する接合材と、を備えるセンサーユニットに関する。
外装ケースは構造体に結合されることから、外装ケースそのものの剛性が弱められても、外力に対して外装ケースの変形は抑制されることができる。したがって、例えばセンサーユニットの運搬にあたって外装ケースは簡単に把持されることができ、センサーユニットの落下は確実に防止されることができる。しかも、貫通孔が単純に平板の壁体に穿たれる場合に比べて、貫通孔内で突出壁の内周面はより大きく接合材との接触面を確保することができる。その結果、外装ケースと構造体との接合強度は高められる。外装ケースの変形は確実に防止されることができる。そして、壁体に作用する外力は壁体の変形で吸収され、壁体から基板に伝達される外力は低減されることができる。
(2)前記外装ケースはシールド材で形成されることができ、前記接合材は導電性を有することができる。貫通孔は導電材で塞がれる。したがって、貫通孔の形成に拘わらず外装ケースは確実に電磁波をシールドすることができる。
(3)前記接合材は前記構造体のグラウンドパターンに接続されることができる。こうして基板のグラウンドパターンは外装ケースに接地されることができる。グラウンド電圧は確実に外部に逃されることができる。
(4)前記突出壁は、前記壁体から前記構造体の一面に沿って延在し、窪みを形成することができる。こうしたセンサーユニットでは突出壁の縁で貫通孔は区画される。接合材は突出壁の端面に基板を結合する。その上、接合材は突出壁の表面に溢れることができる。基板と接合材との間に突出壁は挟まれる。こうして接合材はアンカー効果を発揮することができる。接合強度は十分に確保されることができる。しかも、突出壁の表面は壁体の外壁面から窪むことから、壁体の外壁面から接合材が盛り上がることは回避されることができる。
(5)センサーユニットは、前記貫通孔の内側で前記構造体に固定されたアンカー部材を備え、前記アンカー部材は先端に幅広部を有し、前記接合材は前記アンカー部材の前記幅広部の少なくとも一部を埋没して設けられることができる。構造体とアンカー部材の幅広部との間には接合材が挟まれる。こうして接合材はアンカー効果を発揮することができる。接合強度は十分に確保されることができる。
(6)前記構造体は、相互に直交する検出軸を有する第1センサーおよび第2センサーを収納することができる。こうして構造体は第1センサーおよび第2センサーの位置関係を固定することができる。
(7)前記貫通孔の内側で前記構造体の表面には電子部品が載置されることができる。こうして電子部品は外装ケースの外側の環境に曝されることができる。したがって、電子部品は、外装ケースの外側の環境を検出したり外装ケースの外側に向かって電磁波やエネルギーを放出したりすることができる。こういった電子部品には、磁気センサーや圧力センサー、温度センサー、発光素子、受光素子、放熱部材、その他の電子部品が例示されることができる。
(8)センサーユニットは、前記突出壁の外周面には、前記外装ケースおよび前記構造体を結合するさらなる接合材を備えることができる。外装ケースと構造体との接合強度はさらに高められることができる。
(9)センサーユニットは電子機器に組み込まれて利用されることができる。電子機器はセンサーユニットを備えることができる。
(10)センサーユニットは運動体に組み込まれて利用されることができる。運動体はセンサーユニットを備えることができる。
(11)本発明のさらに他の態様は、センサーを収納する構造体と、前記構造体を壁体で外装し、前記壁体に貫通孔を設けた外装ケースと、前記貫通孔の内側で前記構造体の表面に載置される電子部品と、前記貫通孔の内側に設けられ、前記外装ケースおよび前記構造体を結合する接合材と、を備えるセンサーユニットに関する。
電子部品は外装ケースの外側の環境に曝されることができる。したがって、電子部品は、外装ケースの外側の環境を検出したり外装ケースの外側に向かって電磁波やエネルギーを放出したりすることができる。こういった電子部品には、磁気センサーや圧力センサー、温度センサー、発光素子、受光素子、放熱部材、その他の電子部品が例示されることができる。
(12)前記外装ケースはシールド材で形成されることができ、前記接合材は導電性を有し前記電子部品の周囲で前記貫通孔を塞ぐことができる。貫通孔は導電材で塞がれる。したがって、貫通孔の形成に拘わらず外装ケースは確実に電磁波をシールドすることができる。
(13)前記接合材は前記基板のグラウンドパターンに接続されることができる。こうして基板のグラウンドパターンは外装ケースに接地されることができる。グラウンド電圧は確実に外部に逃されることができる。
第1実施形態に係るセンサーユニットの外観を概略的に示す斜視図である。 裏からセンサーユニットの外観を概略的に示す斜視図である。 基板組立体の全体構造を概略的に示す基板組立体の透視図である。 基板組立体の外観を概略的に示す基板組立体の斜視図である。 基板組立体の構成を概略的に示す収納空間の側面図である。 基板組立体の構成を概略的に示す収納空間の平面図である。 図1の7−7線に沿った拡大部分断面図である 図7に対応し、第2実施形態に係るセンサーユニットの拡大部分断面図である。 第3実施形態に係るセンサーユニットの外観を概略的に示す斜視図である。 図9の10−10線に沿った拡大部分断面図である。 一実施形態に係る電子機器の構成を概略的に示すブロック図である。 一実施形態に係る運動体の構成を概略的に示すブロック図である。 一実施形態に係る機械の構成を概略的に示すブロック図である。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の一実施形態を説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
(1)第1実施形態に係るセンサーユニット
図1は第1実施形態に係るセンサーユニット11を概略的に示す。センサーユニット11は外装ケース12を備える。外装ケース12は例えば直方体の箱形に形成される。外装ケース12は直方体の内部空間を区画する。外装ケース12は箱体13およびベース14に分割されることができる。箱体13は内部空間の天面および4つの側面を覆う。ベース14は内部空間の底面を覆う。箱体13およびベース14は例えばアルミニウム材から成形されることができる。箱体13およびベース14の表面は例えばニッケルのめっき膜で覆われることができる。
内部空間の天面を覆う箱体13の壁体15には窪み16が形成される。窪み16は壁体15の外壁面から窪む。窪み16の内側には接合材17が配置される。後述されるように、接合材17は壁体15に形成される貫通孔を塞ぐ。接合材17は導電性を有することができる。前述のように外装ケース12はシールド材で形成されることから、接合材17が導電性を有すれば、貫通孔の形成に拘わらず外装ケース12は確実に電磁波をシールドすることができる。接合材17は例えば導電性接着剤であればよい。ここでは、窪み16は円形の輪郭を備える。ただし、窪み16の輪郭は円形に限定されるものではない。
図2に示されるように、ベース14は箱体13の開放面を塞ぐ。ベース14の輪郭に沿ってベース14および箱体13の隙間には封止材18が詰められる。ベース14には開口19が形成される。開口19内にはコネクター21が配置される。コネクター21は受け側のコネクター(図示されず)に受け止められることができる。コネクター21はセンサーユニット11の外部端子を構成する。コネクター21の輪郭に沿ってコネクター21およびベース14の隙間には封止材22が詰められる。こうして外装ケース12の内部空間は気密に密閉される。
箱体13の内部空間には基板組立体(構造体)24が収容される。図3に示されるように、基板組立体24はインターフェイス基板25、天板(基板)26および第1〜第4側板27、28、29、31を備える。インターフェイス基板25、天板26および側板27〜31で6面体の箱体が形成される。インターフェイス基板25の外向きの板面(インターフェイス基板の裏面に相当)にコネクター21が実装される。インターフェイス基板25、天板26および第1〜第4側板27〜31はリジッド基板で構成される。リジッド基板の基体は例えば樹脂板やセラミック板で形成されることができる。樹脂板は例えばガラス繊維に含浸された樹脂材で形成されることができる。
基板組立体24では第1〜第4側板27〜31で枠組み32が形成される。第1〜第4側板27〜31は相互に連結される。枠組み32は収納空間33を囲む。枠組み32は6面体の収納空間33の4側面を塞ぐ。第1〜第4側板27〜31にはそれぞれ外向きの第1板面27a、28a、29a、31aが規定される。第1板面27a〜31aの裏側に内向きの第2板面27b、28b、29b、31bが規定される。第1〜第4側板27〜31は第1板面27a〜31aの裏側すなわち第2板面27b〜31bで収納空間33を仕切る。
インターフェイス基板25および天板26の輪郭は長方形に接する4辺を有する。収納空間33および枠組み32はインターフェイス基板25および天板26の間に挟まれる。インターフェイス基板25および天板26は板面25a、26a同士で向き合う。したがって、第1〜第4側板27〜31の端面はインターフェイス基板25の板面(第1板面)25aおよび天板26の板面26aに間隔を空けて向き合わせられる。第1〜第4側板27〜31の第2板面27b〜31bをそれぞれ含む垂直仮想平面はインターフェイス基板25の板面25aを含む水平仮想平面、および、天板26の板面26aを含む水平仮想平面に交差する。交差角は任意に設定されることができる。ここでは、交差角は直角に設定される。
枠組み32の形成にあたって第1側板27および第3側板29は第2側板28および第4側板31の間に挟まれる。その結果、第1側板27および第3側板29の端面は第2側板28および第4側板31の第2板面28b、31bに間隔を空けて向き合わせられる。第1および第3側板27、29の第2板面27b、29bをそれぞれ含む垂直仮想平面は第2側板28の第2板面28bおよび第4側板31の第2板面31bをそれぞれ含む垂直仮想平面に交差する。交差角は任意に設定されることができる。ここでは、交差角は直角に設定される。
図4に示されるように、インターフェイス基板25は第1導電配線35を有する。第1導電配線35は導電材から形成される。導電材には例えば銅といった金属材料が用いられることができる。第1導電配線35は第1導電パッド35aおよび第2導電パッド35bを有する。第1導電パッド35aおよび第2導電パッド35bは枠組み32の外側でインターフェイス基板25の板面25aに形成される。第1導電パッド35aはインターフェイス基板25の輪郭の一辺と第1側板27の第1板面27aとの間に一列に配置される。当該一辺は第1板面27aに平行に延びる。第2導電パッド35bはインターフェイス基板25の輪郭の一辺と第2側板28の第2板面28aとの間に一列に配置される。当該一辺は第1板面28aに平行に延びる。第1導電パッド35aおよび第2導電パッド35bは基体の表面に広がる薄膜として形成されることができる。
第1〜第4側板27〜31は第2導電配線36を有する。第2導電配線36は導電材から形成される。導電材には例えば銅といった金属材料が用いられることができる。第2導電配線36は第1接続端子36aおよび第2接続端子36bを有する。第1接続端子36aは第1側板27の第1板面27aに形成される。第2接続端子36bは第2側板28の第1板面28aに形成される。第1接続端子36aおよび第2接続端子36bはそれぞれ基体の端面に進入せずに基体の板面に広がる薄膜として形成されることができる。各側板27〜31の端面には基体の絶縁体が露出する。各側板27〜31の端面は絶縁体で形成される。
基板組立体24は接合材37を備える。接合材37は第1導電配線35および第2導電配線36に接合される。接合材37は個々に第1導電パッド35aおよび第1側板27の対応の第1接続端子36aに同時に固着される。第1導電パッド35aは第1接続端子36aに1対1で接続される。同様に、接合材37は個々に第2導電パッド35bおよび第2側板28の対応の第2接続端子36bに同時に固着される。第2導電パッド35bは第2接続端子36bに1対1で接続される。接合材37は導電性を有する。接合材37は例えばはんだ材で形成される。はんだ材に代えて例えば導電接着剤が用いられてもよい。接合材37でインターフェイス基板25および第1側板27は相互に物理的に連結される。同様に接合材37でインターフェイス基板25および第2側板28は相互に物理的に連結される。
第1側板27および第2側板28では第1板面27a、28aに電子部品38が実装される。電子部品38は例えば第2導電配線36に電気的に接続されることができる。電子部品38はポケット空間PK1、PK2内に収容される。ポケット空間PK1、PK2はインターフェイス基板25の張り出し域および天板26の張り出し域で挟まれる。ポケット空間PK1は第2側板28および第4側板31で挟まれる。張り出し域は、収納空間33から外側に向かって第1側板27または第2側板28の第1板面27a、28aから張り出すインターフェイス基板25および天板26で形成される。張り出し域の張り出し量は電子部品38の最大高さよりも大きく設定される。
図5に示されるように、基板組立体24には電子部品群が収納される。電子部品群は収納空間33内に配置される。電子部品群はマイクロプロセッサーユニット(MPU)41、発振器42、第1センサー43、第2センサー44および第3センサー45を含む。MPU41はインターフェイス基板25の板面25aに実装される。MPU41は第1導電配線35に電気的に接続される。MPU41には第1導電配線35を通じてコネクター21に接続されることができる。こうした接続にあたってインターフェイス基板25の基体内には導通ビアや配線パターンが形成されることができる。MPU41はコネクター21を通じて外部と信号をやりとりすることができる。
発振器42は例えば第4側板31の第2板面31bに実装される。発振器42は少なくとも第2導電配線36に電気的に接続される。第2導電配線36の第2接続端子36bは第1導電配線35の第2導電パッド35bに接続されることから、発振器42は第2導電配線36および第1導電配線35経由でMPU41に電気的に接続されることができる。こうした接続にあたって第4側板31の基体内には導通ビアや配線パターンが形成されることができる。発振器42はMPU41にクロック信号を供給することができる。
第1センサー43は天板26の板面26aに実装される。第1センサー43は例えば一軸ジャイロセンサーで構成される。一軸ジャイロセンサーは振動型に構成される。すなわち、振動片の振動に伴う検出片の振動から角速度が検出される。一軸ジャイロセンサーは天板26の板面26aに直交する垂直軸に測定軸を有する。第1センサー43は第2導電配線36に接続され、第2導電配線36の第1接続端子36aおよび(または)第2接続端子36bは第1導電配線35の第1導電パッド35aおよび(または)第2導電パッド35bに接続されることから、第1センサー43の検出信号は第2導電配線36および第1導電配線35経由でMPU41に供給されることができる。MPU41は第1センサー43に制御信号を供給することができる。こうした接続にあたって天板26の基体内には導通ビアや配線パターンが形成されることができる。
第2センサー44は第2側板28の第2板面28bに実装される。第2センサー44は例えば一軸ジャイロセンサーで構成される。一軸ジャイロセンサーは振動型に構成される。一軸ジャイロセンサーは第2側板28の第2板面28bに直交する垂直軸に測定軸を有する。第2センサー44は少なくとも第2導電配線36に電気的に接続される。第2導電配線36の第2接続端子36bは第1導電配線35の第2導電パッド35bに接続されることから、第2センサー44の検出信号は第2導電配線36および第1導電配線35経由でMPU41に供給されることができる。MPU41は第2センサー44に制御信号を供給することができる。こうした接続にあたって第2側板28の基体内には導通ビアや配線パターンが形成されることができる。
図6から明らかなように、第3センサー45は第3側板29の第2板面29bに実装される。第3センサー45は例えば一軸ジャイロセンサーで構成される。一軸ジャイロセンサーは振動型に構成される。一軸ジャイロセンサーは第3側板29の第2板面29bに直交する垂直軸に測定軸を有する。第3センサー45は少なくとも第2導電配線36に電気的に接続される。第2導電配線36の第1接続端子36aは第1導電配線35の第1導電パッド35aに接続されることから、第3センサー45の検出信号は第2導電配線36および第1導電配線35経由でMPU41に供給されることができる。MPU41は第3センサー45に制御信号を供給することができる。こうした接続にあたって第3側板29の基体内には導通ビアや配線パターンが形成されることができる。
電子部品群は第4センサー46をさらに含む。第4センサー46は第1側板27の第2板面27bに実装される。第4センサー46は例えば三軸加速度センサーで構成される。三軸加速度センサーは、天板26の板面26aに直交する垂直軸、第2側板28の第2板面28bに直交する垂直軸、および、第3側板29の第2板面29bに直交する垂直軸の方向に加速度を検出することができる。第4センサー46は少なくとも第2導電配線36に電気的に接続される。第2導電配線36の第1接続端子36aは第1導電配線35の第1導電パッド35aに接続されることから、第4センサー46の検出信号は第2導電配線36および第1導電配線35経由でMPU41に供給されることができる。MPU41は第4センサー46に制御信号を供給することができる。こうした接続にあたって第1側板27の基体内には導通ビアや配線パターンが形成されることができる。
センサーユニット11では、直交三軸の軸方向に第4センサー46で加速度が検出され、各軸回りに第1センサー43、第2センサー44および第3センサー45で角速度が検出される。第1〜第4センサー43〜46の検出信号はMPU41に供給される。MPU41は検出信号に基づき加速度および角速度を算出する。算出結果はコネクター21から外部に出力されることができる。センサーユニット11は慣性計測ユニット(IMU)として機能することができる。
図7に示されるように、箱体13の壁体15は基板組立体24の天板26に覆い被さる。天板26は壁体15で外装される。壁体15の内壁面は間隔Cを空けて天板26の板面26bに向き合わせられる。壁体15の内壁面51には突出壁52が配置される。突出壁52は壁体15の内壁面51から天板26に向かって突出する。突出壁52は貫通孔53の周縁に沿って設けられる。突出壁52は貫通孔53を囲む。貫通孔53は例えば円形の水平断面を有することができる。
突出壁52は内壁面51に平行に広がる板片54を備える。板片54は例えば円形の輪郭を有する。板片54の中心には円形の開口が形成される。開口は貫通孔53に相当する。板片54の外周には筒体55が連続する。筒体55は板片54の外周と壁体15の内壁面51とを接続する。こうして突出壁52は天板26の板面26bに沿って延在する。壁体15の外壁面には窪み16が形成される。
貫通孔53には接合材17が充填される。接合材17は貫通孔53を塞ぐ。接合材17は貫通孔53内で全域にわたって天板26の板面26bに接触する。接合材17は突出壁52の内周面すなわち開口の内壁面に天板26を結合する。同時に接合材17は貫通孔53から溢れ出て貫通孔53の周囲で板片54の上面に広がる。こうして接合材17は板片54の表面から盛り上がるものの窪み16内の空間に留まる。したがって、接合材17は壁体15の外壁面よりも盛り上がることはない。
ここでは、天板26の板面26bにグラウンドパターン56が形成される。貫通孔53の内側でグラウンドパターン56には接合材17が結合される。こうしてグラウンドパターン56と外装ケース12との間で導通が確立される。基板組立体24のグラウンドパターン56は外装ケース12に接地される。グラウンド電圧は確実に外部に逃されることができる。グラウンド電圧は例えばビア57内の導電材の働きで天板26の板面26aから引き出されることができる。
センサーユニット11では、外装ケース12は基板組立体24に結合されることから、外装ケース12そのものの剛性が弱められても、外力に対して外装ケース12の変形は抑制されることができる。したがって、例えばセンサーユニット11の運搬にあたって外装ケース12は簡単に把持されることができ、センサーユニット11の落下は確実に防止されることができる。しかも、貫通孔53が単純に平板の壁体15に穿たれる場合に比べて、突出壁52の内周面はより大きく接合材17との接触面を確保することができる。その結果、外装ケース12と基板組立体24との接合強度は高められる。外装ケース12の変形は確実に防止されることができる。そして、壁体15の内壁面51と天板26の板面26bとの間には間隔Cが確保されることから、壁体15に作用する外力は直接に天板26に作用することはなく、壁体15の変形で吸収され、壁体15から天板26に伝達される外力は低減されることができる。
加えて、センサーユニット11では板片54の縁で貫通孔53は区画される。接合材17は板片54の端面に天板26を結合する。その上、接合材17は板片54の表面に溢れることができる。天板26と接合材17との間に板片54は挟まれる。こうして接合材17はアンカー効果を発揮することができる。接合強度は十分に確保されることができる。しかも、板片54の表面は壁体15の外壁面から窪むことから、壁体15の外壁面から接合材17が盛り上がることは回避されることができる。
なお、図7に示されるように、壁体15および天板26の結合にあたって、接合材17が突出壁52の内周面に天板26を結合するだけでなく、接合材58が突出壁52の外周面に天板26を結合してもよい。
(2)第2実施形態に係るセンサーユニット
図8は第2実施形態に係るセンサーユニット11aの主要部を概略的に示す。このセンサーユニット11aでは貫通孔53の内側で天板26の板面26bにアンカー部材59が固定される。アンカー部材59は例えば天板26の貫通孔に差し込まれる。アンカー部材59は例えば天板26にはんだ付けされることができる。アンカー部材59は、天板26の板面26bから離れた位置に局所的な膨大部(幅広部)59aを有する。ここでは、膨大部59aは板面26bから最も離れたアンカー部材59の先端を形成する。膨大部59aは例えば接合材17に埋没する。少なくとも膨大部59aの一部が埋没すればよい。天板26とアンカー部材59の膨大部59aとの間には接合材17が挟まれる。こうして接合材17はアンカー効果を発揮することができる。接合強度は十分に確保されることができる。その他の構成は第1実施形態に係るセンサーユニット11と同様である。ただし、図8から明らかなように、突出壁52から板片54が省略されて筒体55のみで貫通孔53が区画されてもよい。
(3)第3実施形態に係るセンサーユニット
図9は第3実施形態に係るセンサーユニット11bを概略的に示す。このセンサーユニット11bでは接合材17中に電子部品61が配置される。こうして電子部品61は外装ケース12の外側の環境に曝されることができる。したがって、電子部品61は、外装ケース12の外側の環境を検出したり外装ケース12の外側に向かって電磁波やエネルギーを放出したりすることができる。こういった電子部品には、磁気センサーや圧力センサー、温度センサー、発光素子、受光素子、放熱部材、その他の電子部品が例示されることができる。その他の構成は第1実施形態に係るセンサーユニット11と同様である。
図10に示されるように、電子部品61は天板26の板面26bに載置される。電子部品61は例えば表面実装部品として構成されることができる。したがって、電子部品61ははんだボールや金ボールといった接続端子62を備える。接続端子62は天板26の板面26b上の導電パッド63に結合される。接続端子62はアンダーフィル材64に埋め込まれる。接続端子62同士はアンダーフィル材64で相互に絶縁される。アンダーフィル材64の周囲で貫通孔53は接合材17で塞がれる。
(4)センサーユニットの適用例
以上のようなセンサーユニット11、11a、11bは、例えば図11に示されるように、電子機器101に組み込まれて利用されることができる。電子機器101では例えばメインボード102に演算処理回路103およびコネクター104が実装される。コネクター104には例えばセンサーユニット11、11a、11bのコネクター21が結合されることができる。演算処理回路103にはセンサーユニット11、11a、11bから検出信号が供給されることができる。演算処理回路103はセンサーユニット11、11a、11bからの検出信号を処理し処理結果を出力する。電子機器101には例えばモーションセンシングユニットや民生用ゲーム機器、運動解析装置、外科手術ナビゲーションシステム、自動車のナビゲーションシステムなどが例示されることができる。
センサーユニット11、11a、11bは、例えば図12に示されるように、運動体105に組み込まれて利用されることができる。運動体105では例えば制御ボード106に制御回路107およびコネクター108が実装される。コネクター108には例えばセンサーユニット11、11a、11bのコネクター21が結合されることができる。制御回路107にはセンサーユニット11、11a、11bから検出信号が供給されることができる。制御回路107はセンサーユニット11、11a、11bからの検出信号を処理し処理結果に応じて運動体105の運動を制御することができる。こういった制御には、運動体の挙動制御、自動車のナビゲーション制御、自動車用エアバッグの起動制御、飛行機や船舶の慣性航法制御、誘導制御などが例示されることができる。
センサーユニット11、11a、11bは、例えば図13に示されるように、機械109に組み込まれて利用されることができる。機械109では例えば制御ボード111に制御回路112およびコネクター113が実装される。コネクター113には例えばセンサーユニット11、11a、11bのコネクター21が結合されることができる。制御回路112にはセンサーユニット11、11a、11bから検出信号が供給されることができる。制御回路112はセンサーユニット11、11a、11bからの検出信号を処理し処理結果に応じて機械109の動作を制御することができる。こういった制御には、産業用機械の振動制御および動作制御やロボットの運動制御などが例示されることができる。
なお、上記のように本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。したがって、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれる。例えば、明細書または図面において、少なくとも一度、より広義または同義な異なる用語とともに記載された用語は、明細書または図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えられることができる。また、センサーユニット11、11a、11bや電子機器101、運動体105、機械109等の構成および動作も本実施形態で説明したものに限定されず、種々の変形が可能である。
11 センサーユニット、12 外装ケース、16 窪み、17 接合材、24 構造体(基板組立体)、26 基板(天板)、43 センサー(第1センサー)、44 センサー(第2センサー)、45 センサー(第3センサー)、52 突出壁、53 貫通孔、54 板片、56 グラウンドパターン、58 接合材、59 アンカー部材、59a 幅広部(膨大部)、61 電子部品、101 電子機器、105 運動体。

Claims (10)

  1. センサーを収納する構造体と、
    前記構造体を壁体で外装し、前記壁体に貫通孔を設けた外装ケースと、
    前記貫通孔の周縁に沿って設けられ、前記壁体から前記構造体に向かって突出した突出壁と、
    前記突出壁の少なくとも内周面に設けられ、前記外装ケースおよび前記構造体を結合する接合材と、
    を備えることを特徴とするセンサーユニット。
  2. 請求項1に記載のセンサーユニットにおいて、
    前記外装ケースはシールド材で形成され、前記接合材は導電性を有していることを特徴とするセンサーユニット。
  3. 請求項2に記載のセンサーユニットにおいて、前記接合材は前記構造体のグラウンドパターンに接続されることを特徴とするセンサーユニット。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のセンサーユニットにおいて、前記突出壁は、前記壁体から前記構造体の一面に沿って延在し、窪みを形成することを特徴とするセンサーユニット。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のセンサーユニットにおいて、前記貫通孔の内側で前記構造体に固定されたアンカー部材を備え、前記アンカー部材は先端に幅広部を有し、前記接合材は前記アンカー部材の前記幅広部の少なくとも一部を埋没して設けられていることを特徴とするセンサーユニット。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のセンサーユニットにおいて、前記構造体は、相互に直交する検出軸を有する第1センサーおよび第2センサーを収納することを特徴とするセンサーユニット。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のセンサーユニットにおいて、前記貫通孔の内側の前記構造体の表面に電子部品が載置されることを特徴とするセンサーユニット。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載のセンサーユニットにおいて、前記突出壁の外周面には、前記外装ケースおよび前記構造体を結合するさらなる接合材を備えることを特徴とするセンサーユニット。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載のセンサーユニットを備えることを特徴とする電子機器。
  10. 請求項1〜8のいずれか1項に記載のセンサーユニットを備えることを特徴とする運動体。
JP2012129612A 2012-06-07 2012-06-07 センサーユニット並びに電子機器および運動体 Expired - Fee Related JP6064377B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012129612A JP6064377B2 (ja) 2012-06-07 2012-06-07 センサーユニット並びに電子機器および運動体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012129612A JP6064377B2 (ja) 2012-06-07 2012-06-07 センサーユニット並びに電子機器および運動体

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2013253864A true JP2013253864A (ja) 2013-12-19
JP2013253864A5 JP2013253864A5 (ja) 2015-07-23
JP6064377B2 JP6064377B2 (ja) 2017-01-25

Family

ID=49951481

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012129612A Expired - Fee Related JP6064377B2 (ja) 2012-06-07 2012-06-07 センサーユニット並びに電子機器および運動体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6064377B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0547968A (ja) * 1991-08-20 1993-02-26 Fujitsu Ltd 電子装置の冷却構造
JPH06258411A (ja) * 1993-03-05 1994-09-16 Seiko Instr Inc センサ素子の三次元配置構造
JPH0722768A (ja) * 1993-07-02 1995-01-24 Sony Corp 導電性ケースの接着方法
JPH112686A (ja) * 1997-06-12 1999-01-06 Yazaki Corp 指針ストッパーピンの固定構造
US20090166830A1 (en) * 2007-12-28 2009-07-02 Kuan-Hsing Li Metallic cover of miniaturization module
JP2012047451A (ja) * 2010-08-24 2012-03-08 Alps Electric Co Ltd 物理量センサ装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0547968A (ja) * 1991-08-20 1993-02-26 Fujitsu Ltd 電子装置の冷却構造
JPH06258411A (ja) * 1993-03-05 1994-09-16 Seiko Instr Inc センサ素子の三次元配置構造
JPH0722768A (ja) * 1993-07-02 1995-01-24 Sony Corp 導電性ケースの接着方法
JPH112686A (ja) * 1997-06-12 1999-01-06 Yazaki Corp 指針ストッパーピンの固定構造
US20090166830A1 (en) * 2007-12-28 2009-07-02 Kuan-Hsing Li Metallic cover of miniaturization module
JP2012047451A (ja) * 2010-08-24 2012-03-08 Alps Electric Co Ltd 物理量センサ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6064377B2 (ja) 2017-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2015034755A (ja) センサーユニット、電子機器、および移動体
CN102809373B (zh) 模块以及电子设备
JP6575181B2 (ja) センサーユニット、電子機器、および移動体
JP6451112B2 (ja) センサーユニット、電子機器、および移動体
US8797760B2 (en) Substrate, electronic device, and electronic apparatus
JP2017049122A (ja) センサーユニット、電子機器、および移動体
JP6065417B2 (ja) センサーユニット並びに電子機器および運動体
JP2019203904A (ja) センサーユニット、電子機器、および移動体
JP6064377B2 (ja) センサーユニット並びに電子機器および運動体
JP5957823B2 (ja) センサーモジュールおよび電子機器
JP6255865B2 (ja) センサーユニット、電子機器、および移動体
JP6347091B2 (ja) センサーユニット、電子機器および運動体
KR20150141418A (ko) 금속의 허메틱 실을 갖는 관성센서모듈 및 그를 사용한 다축센서
JP2009109472A (ja) 電子デバイス及び電子モジュール並びにこれらの製造方法
JP5962230B2 (ja) センサーユニットおよび電子機器および運動体並びに基板組立体の製造方法
JP2016118421A (ja) センサーユニット、電子機器、および移動体
US20200072607A1 (en) Sensor device and electronic apparatus
JP2009060335A5 (ja)
JP6094034B2 (ja) センサーモジュールおよび電子機器
JP6398168B2 (ja) 実装基板、センサーユニット、電子機器および移動体
JP2007113919A (ja) 3軸半導体センサ
JP2007071672A (ja) 角速度センサ
JP2013165237A (ja) 基板組立体およびセンサーモジュール
JP2012160733A (ja) 端面実装センサ
WO2023053836A1 (ja) 圧電振動デバイス

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150603

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150603

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160406

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160419

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160617

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161122

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161205

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6064377

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees