JP2013252926A - エレベータのレール支持装置、及びエレベータの改修方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガイドレールの位置の調整範囲を水平方向について大きくすることができ、エレベータの改修工事の手間の軽減化を図ることができるエレベータのレール支持装置、及びエレベータの改修方法を得る。
【解決手段】昇降路の内壁面1aに固定された壁固定物107に取り付けられるアダプタ31の取付レール35は、水平方向について所定の長さを持つ縦片37を有している。ガイドレール2が取り付けられるレール受け部材32は、ガイドレール2の背面と縦片37との間に介在するレール対向板41と、レール対向板41の下端部に設けられ、縦片37に下から係合する係合部42とを有している。レール受け部材32は、縦片37を挟むレール対向板41及び挟み部材33が縦片37の上方で縦片側締結具61により締結されることにより縦片37に取り付けられる。
【選択図】図5

Description

この発明は、昇降体(例えばかごや釣合おもり等)の移動を案内するガイドレールを支持するエレベータのレール支持装置、及びガイドレールの位置を変更するエレベータの改修方法に関するものである。
従来、かごや釣合おもりの移動を案内するガイドレールの位置を調整するために、昇降路の内壁面に固定された壁側金具、及びガイドレールを保持するレール側金具に、長穴をそれぞれ設け、それぞれの長穴に通されたボルトを締め付けることにより、レール側金具を壁側金具に固定するようにしたエレベータのレール取付装置が提案されている。従来のエレベータのレール取付装置では、ボルトの締め付けを緩めて、壁側金具に対するレール側金具の位置を調整することにより、ガイドレールの位置が調整される(例えば特許文献1及び2参照)。
特開平1−133883号公報 特開平5−254756号公報
ここで、例えば昇降路とは異なる機械室内に巻上機等の機器が設けられた既存のエレベータを、巻上機等の機器を昇降路内に設けた新規のエレベータに変更するエレベータの改修工事を行う際に、既存のエレベータの昇降路をそのまま流用する場合には、巻上機等の機器を配置するためのスペースを昇降路内に確保する必要がある。昇降路内のスペースを確保するための方法としては、かご内の水平有効面積を確保しながらかごの外形寸法を小さくしたり、釣合おもりの位置を昇降路内の片方の隅にずらして、昇降路内にまとまったスペースを生じさせたりする方法が考えられる。この場合、かごや釣合おもりの移動を案内するガイドレールの位置が水平方向について大きく変更されることになる。
特許文献1及び2に示されている従来のエレベータのレール取付装置では、壁側金具に対するレール側金具の位置が調整可能になっているが、壁側金具に対するレール側金具の位置の調整が長穴の長さの範囲内で行われるだけなので、ガイドレールの位置の調整範囲が極めて狭くなってしまう。従って、従来のエレベータのレール取付装置では、上記のようなエレベータの改修工事を行う場合、ガイドレールの位置を希望の位置へ変更することができなくなってしまう。また、ガイドレールの位置を変更するために、レール取付装置を昇降路の内壁面に新たに設置する必要があり、エレベータの改修工事の手間が大きくなってしまう。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、ガイドレールの位置の調整範囲を水平方向について大きくすることができ、エレベータの改修工事の手間の軽減化を図ることができるエレベータのレール支持装置、及びエレベータの改修方法を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータのレール支持装置は、昇降体の移動を案内するガイドレールを昇降路内で支持するエレベータのレール支持装置であって、昇降路の内壁面に固定された壁固定物、水平方向について所定の長さを持ち幅方向を上下方向と一致させて配置される縦片を含む取付レールを有し、壁固定物に取り付けられるアダプタ、ガイドレールの背面と縦片との間に介在するレール対向部と、レール対向部の下端部に設けられ、縦片に下から係合する係合部とを有し、ガイドレールが取り付けられるレール受け部材、レール対向部との間で縦片を挟む縦片側挟み部を有する挟み部材、及び縦片の上方でレール対向部及び縦片側挟み部を締結する縦片側締結具を有するレール受け部材用締結装置を備えている。
また、この発明に係るエレベータのレール支持装置は、昇降体の移動を案内するガイドレールを昇降路内で支持するエレベータのレール支持装置であって、上下方向について対向するとともに昇降路の内壁面に沿って水平に配置された一対の固定レールを有し、昇降路の内壁面に固定された壁固定物、ガイドレールを保持するレール保持体、レール保持体との間で一対の固定レールのそれぞれを挟む座板、及び一対の固定レールを避けてレール保持体及び座板を締結するレール保持体締結具を備えている。
この発明に係るエレベータの改修方法は、昇降体の移動を案内するガイドレールの位置を変更するエレベータの改修方法であって、昇降路の内壁面に固定された既存の壁固定物から、ガイドレールを取り外すレール取り外し工程、所定の長さを持つ縦片を含むアダプタを、縦片の長さ方向を水平にした状態で既存の壁固定物に取り付けるアダプタ取付工程、ガイドレールが取り付けられるレール受け部材のレール対向部を縦片に対向させ、レール対向部の下端部に設けられた係合部を縦片に下から係合させるレール受け部材配置工程、挟み部材の縦片側挟み部とレール対向部との間で縦片を挟むように挟み部材を配置する挟み部材配置工程、及びレール対向部及び縦片側挟み部を縦片の上方で縦片側締結具により締結する縦片側締結工程を備えている。
また、この発明に係るエレベータの改修方法は、昇降体の移動を案内するガイドレールの位置を変更するエレベータの改修方法であって、昇降路の内壁面にアンカボルトによって取り付けられた既存の壁固定物を、アンカボルトを残したまま昇降路の内壁面から取り外す既存壁固定物取り外し工程、一対の固定レールを有する新規の壁固定物を、一対の固定レールを上下方向について互いに対向させるとともに水平に配置させた状態でアンカボルトを利用して昇降路の内壁面に取り付ける新規壁固定物取付工程、ガイドレールを保持するレール保持体を一対の固定レールのそれぞれに対向させるレール保持体配置工程、レール保持体との間で一対の固定レールのそれぞれを挟む位置に座板を配置する座板配置工程、及びレール保持体及び座板をレール保持体締結具により締結するレール保持体締結工程を備えている。
この発明に係るエレベータのレール支持装置、及びエレベータの改修方法によれば、ガイドレールの位置の調整範囲を水平方向について大きくすることができ、エレベータの改修工事の手間の軽減化を図ることができる。
この発明の実施の形態1によるエレベータを改修前の既存のエレベータと比較して示す平面図である。 図1のII部を示す拡大図である。 図2のIII-III線に沿った断面図である。 図3のVI部を示す拡大図である。 図2のかご側レール支持装置を示す斜視図である。 図5のかご側レール保持体を示す分解斜視図である。 図5のアダプタを示す斜視図である。 図5のVIII-VIII線に沿った断面図である。 図1のIX部を示す拡大図である。 図9の釣合おもり側レール支持装置を示す正面図である。 図10のXI-XI線に沿った断面図である。 図9の釣合おもり側レール支持装置を示す斜視図である。 この発明の実施の形態2によるエレベータのレール支持装置のアダプタを示す斜視図である。 図13のアダプタを示す分解斜視図である。 この発明の実施の形態3によるエレベータのレール支持装置のかご側レール保持体を示す斜視図である。 図15のレール受け部材及び挟み部材を示す分解斜視図である。 この発明の実施の形態4によるエレベータのレール支持装置のかご側レール保持体を示す斜視図である。 図17のレール受け部材及び挟み部材を示す分解斜視図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエレベータを改修前の既存のエレベータと比較して示す平面図である。図において、本実施の形態によるエレベータは、既存の昇降路1をそのまま流用して既存のエレベータを改修(リフォーム)することにより得られた新規のエレベータである。
改修前の既存のエレベータでは、既存の一対のかごガイドレール102と、既存の一対の釣合おもりガイドレール103とが昇降路1内に設置されている。一対のかごガイドレール102間には既存のかご104が配置され、一対の釣合おもりガイドレール103間には既存の釣合おもり105が配置されている。釣合おもり105は、昇降路1を上から見たときに、かご104に対して昇降路1の奥行き方向後ろ側の位置に配置されている。
また、改修前の既存のエレベータでは、昇降路1の上下方向について互いに間隔を置いて配置された複数の既存のかご側レールブラケット装置(壁固定物)107によって一対のかごガイドレール102が支持され、昇降路1の上下方向について互いに間隔を置いて配置された複数の既存の釣合おもり側レールブラケット装置(壁固定物)108によって一対の釣合おもりガイドレール103が支持されている。既存のかご側レールブラケット装置107は、昇降路1の奥行き方向に沿った第1の内壁面(昇降路1の内壁面)1aにアンカボルト109によって固定されている。既存の釣合おもり側レールブラケット装置108は、昇降路1の幅方向に沿った第2の内壁面(昇降路1の内壁面)1bにアンカボルト110によって固定されている。
さらに、既存のエレベータでは、昇降路1を上から見たときに、各階の乗場出入口の下部に設けられた既存の乗場敷居111が、既存のかご104との間に所定の隙間を生じさせた状態で昇降路1の幅方向に沿って配置されている。
また、既存のエレベータでは、かご104及び釣合おもり105を移動させる駆動力を発生する既存の巻上機(既存の駆動装置)が、昇降路1の上部に位置する機械室に設置されている。既存の機械室には、既存の巻上機の他に、例えばかご104の速度異常時にかご104に制動力を与える非常止め装置を動作させるための既存の調速機や、エレベータの運転を制御する既存の制御盤等が設置されている。
本実施の形態によるエレベータは、このような既存のエレベータを改修することにより得られる。次に、本実施の形態による改修後の新規のエレベータについて説明する。本実施の形態による改修後のエレベータでは、昇降路1の幅方向について互いに対向する一対のかごガイドレール2と、昇降路1の幅方向について互いに対向する一対の釣合おもりガイドレール3とが昇降路1内に設置されている。改修後のエレベータでは、既存のかごガイドレール102がかごガイドレール2としてそのまま流用され、既存の釣合おもりガイドレール103が釣合おもりガイドレール3としてそのまま流用されている。一対のかごガイドレール2間には新規のかご4が配置され、一対の釣合おもりガイドレール3間には新規の釣合おもり5が配置されている。
かご4は、既存のかご104と異なる外形とされている。この例では、かご4の幅方向の寸法が既存のかご104の幅方向の寸法よりも小さくなっている。また、この例では、昇降路1の奥行き方向についてかご4の前端部が既存のかご104の前端部よりも乗場側に出ている。乗場出入口の下部に設けられた新規の乗場敷居11は、昇降路1を上から見たときに、かご4との間に所定の隙間を生じさせた状態で昇降路1の幅方向に沿って配置されている。これにより、一対のかごガイドレール2の位置が既存の一対のかごガイドレール102の位置と異なる位置となり、新規の乗場敷居11の位置が既存の乗場敷居111の位置と異なる位置となっている。
釣合おもり5は、昇降路1を上から見たときに、かご4に対して昇降路1の奥行き方向後ろ側の位置に配置されている。釣合おもり5の位置は、既存の釣合おもり105の位置よりも昇降路1の幅方向片側へずれた位置となっている。これにより、一対の釣合おもりガイドレール5の位置が既存の一対の釣合おもりガイドレール105の位置と異なる位置となっている。
改修後のエレベータにおける昇降路1内には、かご4及び釣合おもり5を移動させる駆動力を発生する新規の薄型の巻上機(駆動装置)6が配置されている。巻上機6の駆動綱車6aには、かご4及び釣合おもり5を吊り下げる図示しない懸吊体(例えばロープやベルト等)が巻き掛けられている。巻上機6の駆動力によって駆動綱車6aが回転されると、かご4が一対のかごガイドレール2に案内されながら移動され、釣合おもり5が一対の釣合おもりガイドレール3に案内されながら移動される。
巻上機6は、昇降路1を上から見たときに、釣合おもり5が既存の釣合おもり105の位置からずれることにより生じたスペースに配置されている。この例では、巻上機6は、昇降路1を上から見たときに、かご4に対して昇降路1の奥行き方向後ろ側の位置で、かつかご4に対して昇降路1の幅方向について釣合おもり5と逆側へずれた位置に配置されている。
改修後の新規のエレベータにおける各かごガイドレール2は、上下方向について互いに間隔を置いて配置された複数のかご側レール支持装置(エレベータのレール支持装置)7により昇降路1内に個別に支持されている。各かご側レール支持装置7は、昇降路1の奥行き方向に沿った第1の内壁面(昇降路1の内壁面)1aにアンカボルト109によって固定された既存のかご側レールブラケット装置(かご側壁固定物)107と、かご側レールブラケット装置107に取り付けられ、かごガイドレール2を保持する新規のかご側レール保持体21とを有している。即ち、かご側レール支持装置7では、既存のかご側レールブラケット装置107がそのまま流用されてかご側レール支持装置7の一部として用いられている。
各釣合おもりガイドレール3は、上下方向について互いに間隔を置いて配置された複数の釣合おもり側レール支持装置(エレベータのレール支持装置)8により昇降路1内に支持されている。釣合おもり側レール支持装置8は、昇降路1の幅方向に沿った第2の内壁面(昇降路1の内壁面)1bに既存のアンカボルト110によって固定された新規の釣合おもり側壁固定物22と、共通の釣合おもり側壁固定物22にそれぞれ取り付けられ、釣合おもりガイドレール3を個別に保持する一対の釣合おもり側レール保持体23と、各釣合おもり側レール保持体23を釣合おもり側壁固定物22に取り付ける取付装置24とを有している。
図2は図1のII部を示す拡大図、図3は図2のIII-III線に沿った断面図である。また、図4は、図3のVI部を示す拡大図である。さらに、図5は、図2のかご側レール支持装置7を示す斜視図である。また、図6は図5のかご側レール保持体21を示す分解斜視図、図7は図5のアダプタ31を示す斜視図である。かご側レール支持装置7は、かご側壁固定物としての既存のかご側レールブラケット装置107にかご側レール保持体21を取り付けることにより構成されている。
既存のかご側レールブラケット装置107は、既存のかごガイドレール102を取り付け可能な断面L字形の取付用ブラケット107aを有している。かご側レール保持体21は、取付用ブラケット107aの垂直面に接触した状態で、既存のかご側レールブラケット装置107にボルト25及びナット26により取り付けられている。
かご側レール保持体21は、取付用ブラケット107aに取り付けられるアダプタ31と、新規のかごガイドレール2が取り付けられるレール受け部材32と、レール受け部材32との間でアダプタ31を挟む挟み部材33と、レール受け部材32及び挟み部材33を互いに締結する締結装置(レール受け部材用締結装置)34とを有している。
アダプタ31は、かごガイドレール2と取付用ブラケット107aとの間に配置されている。また、アダプタ31は、第1の内壁面1aに沿って水平に配置される取付レール35と、取付レール35に設けられ、取付用ブラケット107aの垂直面に接触する取付板(取付部)36とを有している。
取付レール35は、水平方向について所定の長さを持ち幅方向を上下方向と一致させて立てて配置される板状の縦片37と、縦片37の下端部からかごガイドレール2と反対側へ突出し、取付板36の上端部に繋がる板状の横片38とを有している。従って、アダプタ31の断面形状は、縦片37、横片38及び取付板36によって略Z字状となっている。取付レールの長さ寸法は、取付用ブラケット107aよりも長くされている。
取付板36及び取付用ブラケット107aのそれぞれには、ボルト25が通されるボルト通し穴(貫通孔)が設けられている。アダプタ31は、取付用ブラケット107a及び取付板36のそれぞれのボルト通し穴に通されたボルト25と、ボルト25に螺合されたナット26とが締め付けられることにより、既存のかご側レールブラケット装置107に取り付けられている。
レール受け部材32は、特に図4に示すように、かごガイドレール2の背面と縦片37との間に介在するレール対向板(レール対向部)41と、レール対向板41に設けられ、縦片37に下から係合する突起である係合部42とを有している。かごガイドレール2は、かごガイドレール2の幅方向両端部をレール対向板41との間で個別に挟む一対のレールクリップ43により、レール受け部材32に取り付けられる。
レール対向板41の寸法は、縦片37の長さ方向(取付レール35の長さ方向)について、縦片37の寸法よりも小さく、かつかごガイドレール2の背面の寸法よりも大きくなっている。これにより、取付レール35に対するレール受け部材32の位置は、縦片37の長さ方向について調整可能になっている。レール対向板41の寸法は、上下方向について、縦片37の寸法よりも大きくなっている。
係合部42は、取付レール35の長さ方向に沿ってレール対向板41の下端部に設けられている。この例では、レール対向板41の下端部の全範囲に亘って係合部42が設けられている。
挟み部材33は、レール対向板41との間で縦片37を挟む縦片側挟み板(縦片側挟み部)51と、縦片側挟み板51の上端部に設けられ、レール対向板41に接触する突起である当たり部52とを有している。レール対向板41と縦片側挟み板51との間に縦片37が挟まれている状態では、縦片37の上方で当たり部52がレール対向板41に接触する。
締結装置34は、縦片37の上方でレール対向板41及び縦片側挟み板51を締結する一対の縦片側締結具61を有している。縦片側締結具61は、レールクリップ43、レール対向板41及び縦片側挟み板51をまとめて締結している。また、縦片側締結具61は、レールクリップ43、レール対向板41及び縦片側挟み板51のそれぞれに設けられたボルト通し穴(貫通孔)に通される締結ボルト(第1の締結ボルト)62と、締結ボルト62に螺合される締結ナット(第1の締結ナット)63とを有している。縦片側締結具61は、締結ボルト62と締結ナット63との間で、レールクリップ43、レール対向板41及び縦片側挟み板51をまとめて締結することにより、取付レール35に対するレール受け部材32の取り付けと、レール受け部材32に対するかごガイドレール2の取り付けとを同時に行う。
図8は、図5のVIII-VIII線に沿った断面図である。縦片37の縦片側挟み板51側の面には、縦片37の幅方向に沿った複数の第1の滑り止め凹凸部66が縦片37の長さ方向へ並んで設けられている。縦片側挟み板51の縦片37側の面には、第1の滑り止め凹凸部66に噛み合う複数の第2の滑り止め凹凸部67が設けられている。レール対向板41と縦片側挟み板51との間に縦片37が挟まれている状態では、第1の滑り止め凹凸部66と第2の滑り止め凹凸部67とが噛み合うことにより、アダプタ31に対する挟み部材のずれが、縦片37の長さ方向について阻止される。
図9は、図1のIX部を示す拡大図である。また、図10は図9の釣合おもり側レール支持装置8を示す正面図、図11は図10のXI-XI線に沿った断面図である。さらに、図12は、図9の釣合おもり側レール支持装置8を示す斜視図である。
釣合おもり側壁固定物22は、既存の釣合おもり側レールブラケット装置108を取り外した後に第2の内壁面1bに残された既存のアンカボルト110を用いて第2の内壁面1bに固定されている。また、釣合おもり側壁固定物22は、上下方向について互いに対向する一対の固定レール71と、一対の固定レール71の両端部にそれぞれ設けられ、アンカボルト110が通されるボルト通し穴(貫通孔)が設けられた一対の固定板72と、一対の固定レール71の両端部で一対の固定レール71間にそれぞれ連結され、一対の固定レール71間の間隔を保つ一対の繋ぎ板73とを有している。
各固定レール71は、第2の内壁面1bに沿って水平に配置されている。また、各固定レール71は、固定レール71の幅方向について互いに対向する一対の側板部と、一対の側板部間を繋ぐ底板部とを有する断面コ字形のレールである。一対の固定レール71は、断面コ字形の開放部を向き合わせて上下方向について対向している。
各固定板72は、各固定レール71のそれぞれにおける一方の側板部間に連結されている。釣合おもり側壁固定物22は、各固定板72のボルト通し穴に通されたアンカボルト110にナットが締め付けられることにより、第2の内壁面1bに固定されている。各繋ぎ板73は、各固定レール71のそれぞれにおける他方の側板部間に連結されている。
釣合おもり側レール保持体23の構成は、アダプタ31の一部の構成を除いて、かご側レール保持体21の構成と同様になっている。アダプタ31は、水平に配置された取付レール35と、取付レール35に設けられた取付板(取付部)74とを有している。
釣合おもり側レール保持体23の取付レール35の構成は、かご側レール保持体21の取付レール35の構成と同様である。取付板74は、取付レール35の長さ方向に対して垂直に取付レール35の長さ方向端部に設けられている。また、取付板74は、裏面を上下の固定レール71の側板部にそれぞれ接触させた状態で配置されている。これにより、取付レール35は、第2の内壁面1bに対して垂直に配置されている。取付板74の幅寸法は、固定レール71の長さ寸法よりも十分小さくなっている。これにより、固定レール71に対する取付板74の位置は、固定レール71の長さ方向について調整可能になっている。
取付装置24は、取付板74との間で一対の固定レール71のそれぞれを挟む座板75と、取付板74及び座板75を互いに締結する複数(この例では、4つ)のレール保持体締結具76とを有している。
座板75の大きさは、取付板74の大きさとほぼ同じになっていてもよいし、取付板74よりも小さくなっていてもよい。取付板74及び座板75間には、一対の固定レール71の側板部がそれぞれ挟まれている。
各レール保持体締結具76は、締結ボルト77を有している。取付板74の四隅には、締結ボルト77が通されるボルト通し穴(貫通孔)が設けられている。座板75の四隅には、締結ボルト77が螺合されるねじ穴が設けられている。取付板74及び座板75は、取付板74のボルト通し穴に通された締結ボルト77が座板75のねじ穴に螺合されて締め付けられることにより、互いに締結される。各締結ボルト77は、一対の固定レール71間の空間に配置されている。かご側レール保持体23のアダプタ31は、一対の固定レール71を挟む取付板74及び座板75が複数のレール保持体締結具76により互いに締結されることにより、釣合おもり側壁固定物22に固定される。
次に、巻上機等の機器が機械室に設置されている既存のエレベータを、巻上機6等の機器が昇降路1内に設置された新規のエレベータに改修するときの改修方法について説明する。まず、既存のエレベータにおいて、巻上機や制御盤等の機器を機械室内から撤去し、かご104、釣合おもり105、釣合おもり側レールブラケット装置108及び乗場敷居111を昇降路1内から撤去する。このとき、かごガイドレール102、釣合おもりガイドレール103及びかご側レールブラケット装置107は、昇降路1内に残しておく。また、既存のかごガイドレール102は、かご側レールブラケット装置107から外しておく(レール取り外し工程)。さらに、釣合おもり側レールブラケット装置108を撤去するときには、アンカボルト110を第2の内壁面1bに残したまま、釣合おもり側レールブラケット装置108を第2の内壁面1bから取り外す(既存壁固定物取り外し工程)。
この後、既存のかごガイドレール102及び既存の釣合おもりガイドレール103のそれぞれの位置を昇降路1内で変更し、位置が変更された後のかごガイドレール102及び釣合おもりガイドレール103を新規のかごガイドレール2及び新規の釣合おもりガイドレール3として配置する。また、それぞれ新規の巻上機6や制御盤、乗場敷居11等の機器を昇降路1内の所定の位置に設置する(機器配置工程)。
この後、かご側レール保持体21の縦片37をかごガイドレール2の背面に対向させながら、かご側レールブラケット装置107の取付用ブラケット107aにアダプタ31をボルト25及びナット26で取り付ける。このとき、アダプタ31の縦片37の長さ方向を水平にしておく(アダプタ取付工程)。
この後、縦片37に対するレール受け部材32の位置を縦片37の長さ方向について調整しながら、レール対向板41をかごガイドレール2の背面と縦片37との間に介在させるとともに、縦片37に係合部42を下から係合させる(レール受け部材配置工程)。
この後、縦片37からみてレール対向板41と反対側に挟み部材33を配置して、レール対向板41と挟み部材33との間に縦片37を挟む。このとき、縦片37の第1の滑り止め凹凸部66と挟み部材33の第2の滑り止め凹凸部67とを噛み合わせる(挟み部材配置工程)。
この後、レールクリップ43とレール対向板41との間でかごガイドレール2の幅方向両端部をそれぞれ挟んだ状態で、レールクリップ43、レール対向板41及び挟み部材33のそれぞれのボルト通し穴に順次通した第1の締結ボルト62に第1の締結ナット63を螺合して締め付け、レールクリップ43、レール受け部材32及び挟み部材33をまとめて締結する。これにより、レール受け部材32が取付レール35に取り付けられ、かごガイドレール2がレール受け部材32に取り付けられる(縦片側締結工程)。
一方、釣合おもり側レールブラケット装置108を撤去した後(即ち、既存壁固定物取り外し工程後)には、第2の内壁面1bに残っているアンカボルト110を利用して釣合おもり側壁固定物22を第2の内壁面1bに固定する(新規固定物取付工程)。
この後、釣合おもり側レール保持体23の縦片37を釣合おもりガイドレール3の背面に対向させながら、釣合おもり側壁固定物22に釣合おもり側レール保持体23を取り付ける(レール保持体取付工程)。
釣合おもり側レール保持体23を釣合おもり側壁固定物22に取り付けるときには、まず釣合おもり側レール保持体23のアダプタ31を釣合おもり側壁固定物22に取り付けた後、釣合おもり側レール保持体23のレール受け部材32を取付レール35に取り付ける。
釣合おもり側レール保持体23のアダプタ31を釣合おもり側壁固定物22に取り付けるときには、釣合おもり側壁固定物22に対する取付板74の位置を固定レール71の長さ方向について調整した後、取付板74の上端部及び下端部を一対の固定レール71の側板部に対向させる(レール保持体配置工程)。
この後、取付板74との間で各固定レール71の側板部のそれぞれを挟む位置に座板75を配置する。このとき、取付板74のボルト通し穴の位置に座板75のねじ穴の位置を合わせておく(座板配置工程)。
この後、レール保持体締結具76の締結ボルト77を、取付板74のボルト通し穴に通してから、座板75のねじ穴に螺合して締め付けることにより、取付板74及び座板75を互いに締結する。これにより、釣合おもり側レール保持体23のアダプタ31が釣合おもり側壁固定物22に取り付けられる(レール保持体締結工程)。
この後、かご側レール保持体21の取り付け手順と同様の手順で、釣合おもり側レール保持体23のレール受け部材32を取付レール35に取り付け、釣合おもりガイドレール3をレール受け部材32に取り付ける。
この後、新規のかご4を一対のかごガイドレール2間に配置するとともに、新規の釣合おもり5を一対の釣合おもりガイドレール3間に配置する(昇降体配置工程)。この後、巻上機6の駆動綱車6aに巻き掛けられた懸吊体によりかご4及び釣合おもり5を昇降路1内に吊り下げる。このようにして、既存のエレベータを新規のエレベータに改修する。
このようなエレベータのかご側レール支持装置7及び釣合おもり側レール支持装置8では、取付レール35の縦片37にレール受け部材32の係合部42を下から係合させた状態でレール受け部材32が取付レール35に取り付けられるので、縦片37の長さ寸法の範囲内であれば、レール受け部材32が取付レール35から上下方向へ外れることを防止しながら、取付レール35に対するレール受け部材32の取付位置を縦片37の長さ方向について自由に調整することができる。従って、縦片37の長さ寸法を大きくすることにより、かごガイドレール2又は釣合おもりガイドレール3の位置の調整範囲を水平方向について大きくすることができる。また、かごガイドレール2又は釣合おもりガイドレール3の位置の調整範囲を水平方向について大きくすることができるので、エレベータの改修工事を行う際に、かごガイドレール2及び釣合おもりガイドレール3のそれぞれの位置を大きく変更することとなる場合であっても、既存のアンカボルトやレールブラケット装置を利用してアダプタ31を昇降路1内に取り付けることにより、昇降路1の内壁面にアンカボルトを新たに設けることなく、かごガイドレール2及び釣合おもりガイドレール3のそれぞれの位置を水平方向について大きく変更することができる。従って、エレベータの改修工事の手間の軽減化を図ることができる。
また、第1の滑り止め凹凸部66が縦片37に設けられ、第1の滑り止め凹凸部66が噛み合う第2の滑り止め凹凸部67が挟み部材33に設けられており、第1及び第2の滑り止め凹凸部66,67が互いに噛み合うことにより、縦片37に対する挟み部材33のずれが縦片37の長さ方向について阻止されるので、取付レール35に対するレール受け部材32の位置のずれをより確実に防止することができる。
また、第2の内壁面1bに沿って水平に配置された一対の固定レール71のそれぞれが釣合おもり側レール保持体23の取付板74と座板75との間で挟まれ、釣合おもり側レール保持体23及び座板75がレール保持体締結具76により互いに締結されるので、固定レール71の長さ寸法の範囲内であれば、固定レール71に対する釣合おもり側レール保持体23の取付位置を固定レール71の長さ方向について自由に調整することができる。従って、固定レール71の長さ寸法を大きくすることにより、釣合おもりガイドレール3の位置の調整範囲を第2の内壁面1bに沿った水平方向について大きくすることができる。これにより、第2の内壁面1bにアンカボルトを新たに設けることなく、釣合おもりガイドレール3の位置を第2の内壁面1bに沿った方向へ大きく変更することができる。従って、エレベータの改修工事の手間の軽減化を図ることができる。
また、このようなエレベータの改修方法では、既存のかご側レールブラケット装置107にアダプタ31を取り付けた後、レール受け部材32のレール対向板41と挟み部材33との間でアダプタ31の縦片37を挟み、この後、レール対向板41及び挟み部材33を縦片側締結具61により互いに締結するので、第1の内壁面1aにアンカボルトを新たに設けることなく、既存のかご側レールブラケット装置107を利用してアダプタ31を昇降路1内に取り付けることができる。これにより、かごガイドレール2の位置の調整範囲を水平方向について容易に大きくすることができ、かごガイドレール2の位置を容易に変更することができる。これにより、エレベータの改修工事の手間の軽減化を図ることができる。
また、既存の釣合おもり側レールブラケット装置108をアンカボルト110を残したまま第2の内壁面1bから取り外した後、一対の固定レール71を含む釣合おもり側壁固定物22を、アンカボルト110を利用して取り付け、この後、釣合おもり側レール保持体23の取付板74と座板75との間で各固定レール71を挟んで、取付板74及び座板75をレール保持体締結具76により互いに締結するので、第2の内壁面1bに残されたアンカボルト110を利用して釣合おもり側レール保持体23を昇降路1内に取り付けることができる。これにより、第2の内壁面1bにアンカボルトを新たに設けることなく、釣合おもりガイドレール3の位置の調整範囲を水平方向について容易に大きくすることができ、釣合おもりガイドレール3の位置を容易に変更することができる。これにより、エレベータの改修工事の手間の軽減化を図ることができる。
なお、上記の例では、取付レール35の縦片37に第1の滑り止め凹凸部66が設けられ、縦片側挟み板51に第1の滑り止め凹凸部66に噛み合う第2の滑り止め凹凸部67が設けられているが、縦片37及び縦片側挟み板51間の摩擦力が十分大きい場合には、第1及び第2の滑り止め凹凸部66,67はなくてもよい。
また、各固定レール71の側板部の座板75側の面に第1の滑り止め凹凸部を設け、座板75に第1の滑り止め凹凸部に噛み合う第2の凹凸部を設けることにより、固定レール71に対する座板75のずれを固定レール71の長さ方向について阻止するようにしてもよい。
実施の形態2.
図13は、この発明の実施の形態2によるエレベータのレール支持装置のアダプタ31を示す斜視図である。また、図14は、図13のアダプタ31を示す分解斜視図である。図13及び図14では、かご側レール支持装置7のアダプタ31を示している。かご側レール支持装置7のアダプタ31は、取付レール35と、取付レール35に対して取付レール35の幅方向へ横片38に沿って変位可能な調整金具(調整部材)81と、取付レール35及び調整金具81を互いに締結することにより取付レール35に対する調整金具81の位置を固定する複数(この例では、2つ)のアダプタ締結具82とを有している。取付レール35は、実施の形態1の取付レール35と同様の構成となっている。また、取付レール35は、縦片37の幅方向を上下方向にするとともに、横片38を水平にして配置されている。
調整金具81は、取付レール35の横片38に重なる水平板部81aと、水平板部81aの端部から下方へ突出する取付部である垂直板部81bとを有する断面L字形の金具である。
取付レール35の横片38には、複数(この例では、2つ)の長穴83が横片38の幅方向(取付レール35の幅方向)に沿って設けられている。調整金具81の水平板部81aには、複数(この例では、2つ)の長穴84が長穴83の位置に合わせて水平板部81aの幅方向に沿って設けられている。調整金具81の垂直板部81bには、実施の形態1の取付板36と同様に、取付用ブラケット107aにアダプタ31を取り付けるためのボルト25が通されるボルト通し穴が設けられている。
アダプタ締結具82は、横片38及び水平板部81aのそれぞれに設けられた長穴83及び長穴84に通される締結ボルト85と、締結ボルト85に螺合される締結ナット86とを有している。水平板部81a及び横片38は、締結ボルト85の頭部と締結ナット86との間で締め付けられることにより互いに締結される。調整金具81は、水平板部81a及び横片38がアダプタ締結具82で互いに締結されることにより、取付レール35に固定されている。取付レール35に対する調整金具81の位置は、締結ボルト85及び締結ナット86の締め付けを緩めることにより、長穴83及び長穴84に沿った方向(取付レール35の幅方向)へ調整可能になっている。縦片37と垂直板部81bとの間の寸法(即ち、アダプタ31の幅寸法)YYは、取付レール35に対する調整金具81の位置を取付レール35の幅方向について調整することにより調整される。
横片38の水平板部81a側の面には、取付レール35の長さ方向に沿った複数の第1の滑り止め凹凸部87が設けられている。水平板部81aの横片38側の面には、第1の滑り止め凹凸部87に噛み合う複数の第2の滑り止め凹凸部88が設けられている。調整金具81が取付レール35に取り付けられている状態では、第1の滑り止め凹凸部87と第2の滑り止め凹凸部88とが噛み合うことにより、取付レール35に対する調整金具81のずれが取付レール35の幅方向について阻止される。他の構成は実施の形態1と同様である。
このようなエレベータのかご側レール支持装置7では、調整金具81が取付レール35に対して取付レール35の幅方向へ変位可能になっており、調整金具81及び取付レール35がアダプタ締結具82によって互いに締結されることにより取付レール35に対する調整金具81の位置が固定されるようになっているので、アダプタ締結具82による締結を解除することにより、取付レール35に対する調整金具81の位置を取付レール35の幅方向について調整することができる。これにより、アダプタ31の幅寸法YYを調整することができ、取付レール35の長さ方向だけでなく、取付レール35の幅方向についても、かごガイドレール2の位置を調整することができる。
なお、上記の例では、取付レール35、調整金具81及びアダプタ締結具82を有するアダプタ31がかご側レール支持装置7にのみ適用されているが、釣合おもり側レール支持装置8にも、取付レール35、調整金具81及びアダプタ締結具82を有するアダプタ31を適用してもよい。
また、取付レール35の横片38に第1の滑り止め凹凸部87が設けられ、調整金具81の水平板部81aに第2の滑り止め凹凸部88が設けられているが、横片38及び水平板部81a間の摩擦力が十分大きい場合には、第1及び第2の滑り止め凹凸部87,88はなくてもよい。
実施の形態3.
図15は、この発明の実施の形態3によるエレベータのレール支持装置のかご側レール保持体21を示す斜視図である。また、図16は、図15のレール受け部材32及び挟み部材33を示す分解斜視図である。レール受け部材32及び挟み部材33を互いに締結する締結装置34は、レール対向板41及び縦片側挟み板51を互いに締結する締結力を増加させるための一対の追加締結具89をさらに有している。
追加締結具89は、一対の縦片側締結具61間に配置されている。また、追加締結具89は、レール対向板41に固定された締結ボルト(第2の締結ボルト)90と、挟み部材33の縦片側挟み板51に設けられたボルト通し穴(貫通孔)に通された締結ボルト90に螺合される締結ナット(第2の締結ナット)91とを有している。レール対向板41及び縦片側挟み板51は、締結ボルト90及び締結ナット91が締め付けられることにより互いに締結される。この例では、第1の滑り止め凹凸部66が縦片37に設けられておらず、第2の滑り止め凹凸部67も挟み部材33に設けられていない。他の構成は実施の形態1と同様である。
このようなエレベータのかご側レール支持装置7では、各縦片側締結具61だけでなく、各追加締結具89によっても、レール対向板41及び縦片側挟み板51を互いに締結するので、レール対向板41及び縦片側挟み板51に対する締結力を増加させることができる。これにより、レール対向板41及び縦片側挟み板51のそれぞれと縦片37との間に生じる摩擦力を増加させることができ、縦片37に対するレール受け部材32及び挟み部材33のずれを阻止することができる。
なお、上記の例では、第1の滑り止め凹凸部66が縦片37に設けられておらず、第2の滑り止め凹凸部67も挟み部材33に設けられていないが、実施の形態1と同様に、第1の滑り止め凹凸部66を縦片37に設け、第2の滑り止め凹凸部67を挟み部材33に設けてもよい。
また、上記の例では、追加締結具89ががかご側レール支持装置7にのみ適用されているが、釣合おもり側レール支持装置8にも、追加締結具89を適用してもよい。
実施の形態4.
図17は、この発明の実施の形態4によるエレベータのレール支持装置のかご側レール保持体21を示す斜視図である。また、図18は、図17のレール受け部材32及び挟み部材33を示す分解斜視図である。レール受け部材32は、レール対向板41及び係合部42に加えて、係合部42から延びて横片38の下面に重なる横片用下側挟み部92をさらに有している。挟み部材33は、縦片側挟み板51及び当たり部52に加えて、縦片側挟み板51の下端部から横片用下側挟み部92に対向しながら延びて横片38の上面に重なる横片用上側挟み部93をさらに有している。横片用下側挟み部92及び横片用上側挟み部93は、横片38の幅方向外側にまで達している。
締結装置34は、横片38の幅方向外側で横片38を避けて横片用下側挟み部92及び横片用上側挟み部93を互いに締結する横片側締結具94をさらに有している。横片側締結具94は、横片用下側挟み部92及び横片用上側挟み部93のそれぞれの端部同士を締結している。
横片側締結具94は、横片用下側挟み部92及び横片用上側挟み部93のそれぞれに設けられたボルト通し穴(貫通孔)に通された締結ボルト(第3の締結ボルト)95と、締結ボルト95に螺合される締結ナット(第3の締結ナット)96とを有している。横片用下側挟み部92及び横片用上側挟み部93は、締結ボルト95の頭部と締結ナット96との間で締め付けられることにより、横片38を挟んだ状態で互いに締結される。これにより、横片用下側挟み部92及び横片用上側挟み部93のそれぞれと横片38との間には摩擦力が生じる。他の構成は実施の形態2と同様である。
このようなエレベータのかご側レール支持装置7では、各縦片側締結具61によってレール対向板41及び縦片側挟み板51を互いに締結し、横片側締結具94によって横片用下側挟み部92及び横片用上側挟み部93を互いに締結するので、レール受け部材32及び挟み部材33のそれぞれと取付レール35との間に生じる摩擦力を増加させることができる。これにより、取付レール35に対するレール受け部材32及び挟み部材33のずれを阻止することができる。
なお、上記の例では、第1の滑り止め凹凸部66が縦片37に設けられておらず、第2の滑り止め凹凸部67も挟み部材33に設けられていないが、実施の形態1と同様に、第1の滑り止め凹凸部66を縦片37に設け、第2の滑り止め凹凸部67を挟み部材33に設けてもよい。
また、上記の例では、横片側締結具94ががかご側レール支持装置7にのみ適用されているが、釣合おもり側レール支持装置8にも、横片側締結具94を適用してもよい。
また、上記の例では、既存の釣合おもり105及び既存の乗場敷居111が新規のエレベータに流用されないようになっているが、大きさ及び配置の関係で新規のエレベータに流用可能であれば、既存の釣合おもり105及び既存の乗場敷居111を新規のエレベータに流用してもよい。
また、実施の形態2のアダプタ31、実施の形態3の追加締結具89、及び実施の形態4の横片側締結具94のうち、複数の組み合わせの構成を実施の形態1に適用してもよい。
1 昇降路、1a 第1の内壁面、1b 第2の内壁面、2 かごガイドレール、3 釣合おもりガイドレール、22 釣合おもり側壁固定物(壁固定物)、23 釣合おもり側レール保持体(レール保持体)、31 アダプタ、32 レール受け部材、33 挟み部材、34 締結装置(レール受け部材用締結装置)、35 取付レール、37 縦片、38 横片、41 レール対向板(レール対向部)、42 係合部、51 縦片側挟み板、61 縦片側締結具、62 締結ボルト(第1の締結ボルト)、63 締結ナット(第1の締結ナット)、66 第1の滑り止め凹凸部、67 第2の滑り止め凹凸部、71 固定レール、75 座板、76 レール保持体締結具、81 調整金具(調整部材)、82 アダプタ締結具、89 追加締結具、90 締結ボルト(第2の締結ボルト)、91 締結ナット(第2の締結ナット)、92 横片側下側挟み部、93 横片用上側挟み部、94 横片側締結具、107 かご側レールブラケット装置(壁固定物)、108 釣合おもり側レールブラケット装置(壁固定物)、110 アンカボルト。

Claims (9)

  1. 昇降体の移動を案内するガイドレールを昇降路内で支持するエレベータのレール支持装置であって、
    上記昇降路の内壁面に固定された壁固定物、
    水平方向について所定の長さを持ち幅方向を上下方向と一致させて配置される縦片を含む取付レールを有し、上記壁固定物に取り付けられるアダプタ、
    上記ガイドレールの背面と上記縦片との間に介在するレール対向部と、上記レール対向部の下端部に設けられ、上記縦片に下から係合する係合部とを有し、上記ガイドレールが取り付けられるレール受け部材、
    上記レール対向部との間で上記縦片を挟む縦片側挟み部を有する挟み部材、及び
    上記縦片の上方で上記レール対向部及び上記縦片側挟み部を締結する縦片側締結具を有するレール受け部材用締結装置
    を備えていることを特徴とするエレベータのレール支持装置。
  2. 上記縦片の上記縦片側挟み部側の面には、複数の第1の滑り止め凹凸部が設けられ、
    上記縦片側挟み部には、上記第1の滑り止め凹凸部に噛み合う複数の第2の滑り止め凹凸部が設けられており、
    上記第1及び第2の滑り止め凹凸部が互いに噛み合うことにより、上記アダプタに対する上記挟み部材及び上記レール受け部材のずれが上記縦片の長さ方向について阻止されることを特徴とする請求項1に記載のエレベータのレール支持装置。
  3. 上記縦片側締結具は、上記レール対向部及び上記縦片側挟み部をそれぞれ貫通する第1の締結ボルトと、上記第1の締結ボルトに螺合され、上記レール対向部に上記ガイドレールを取り付けるレールクリップ、上記レール対向部及び上記縦片側挟み部を上記第1の締結ボルトとの間でまとめて締結する第1の締結ナットとを有しており、
    上記レール受け部材用締結装置は、
    上記レール対向部に固定されて上記縦片側挟み部を貫通する第2の締結ボルトと、上記第2の締結ボルトに螺合される第2の締結ナットとを含み、上記レール対向部及び上記縦片側挟み部を上記第2の締結ボルトと上記第2の締結ナットとにより締結する追加締結具
    をさらに有していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエレベータのレール支持装置。
  4. 上記取付レールは、上記縦片の下端部から上記ガイドレールと反対側へ突出する横片をさらに有し、
    上記レール受け部材は、上記係合部から延びて上記横片の下面に重なる横片用下側挟み部を有し、
    上記挟み部材は、上記縦片用挟み部の下端部から上記横片用下側挟み部に対向しながら延びて上記横片の上面に重なる横片用上側挟み部を有し、
    上記レール受け部材用締結装置は、上記横片を避けて上記横片用下側挟み部及び上記横片用上側挟み部を締結する横片側締結具を有していることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のエレベータのレール支持装置。
  5. 上記取付レールは、上記縦片の下端部から上記ガイドレールと反対側へ突出する横片をさらに有し、
    上記アダプタは、上記取付レールに対して上記取付レールの幅方向へ上記横片に沿って変位可能な調整部材と、上記調整部材及び上記取付レールを互いに締結することにより取付レールに対する調整部材の位置を固定するアダプタ締結具とをさらに有していることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のエレベータのレール支持装置。
  6. 昇降体の移動を案内するガイドレールを昇降路内で支持するエレベータのレール支持装置であって、
    上下方向について対向するとともに上記昇降路の内壁面に沿って水平に配置された一対の固定レールを有し、上記昇降路の内壁面に固定された壁固定物、
    上記ガイドレールを保持するレール保持体、
    上記レール保持体との間で上記一対の固定レールのそれぞれを挟む座板、及び
    上記一対の固定レールを避けて上記レール保持体及び上記座板を締結するレール保持体締結具
    を備えていることを特徴とするエレベータのレール支持装置。
  7. 上記レール保持体は、
    水平方向について所定の長さを持つ縦片を含む取付レールを有し、上記壁固定物に取り付けられるアダプタ、
    上記ガイドレールの背面と上記縦片との間に介在するレール対向部と、上記レール対向部の下端部に設けられ、上記縦片に下から係合する係合部とを有し、上記ガイドレールが取り付けられるレール受け部材、
    上記レール対向部との間で上記縦片を挟む縦片側挟み部を有する挟み部材、及び
    上記縦片の上方で上記レール対向部及び上記縦片側挟み部を締結する縦片側締結具を有するレール受け部材用締結装置
    を有していることを特徴とする請求項6に記載のエレベータのレール支持装置。
  8. 昇降体の移動を案内するガイドレールの位置を変更するエレベータの改修方法であって、
    昇降路の内壁面に固定された既存の壁固定物から、上記ガイドレールを取り外すレール取り外し工程、
    所定の長さを持つ縦片を含むアダプタを、上記縦片の長さ方向を水平にした状態で上記既存の壁固定物に取り付けるアダプタ取付工程、
    上記ガイドレールが取り付けられるレール受け部材のレール対向部を上記ガイドレールと上記縦片との間に介在させ、上記レール対向部の下端部に設けられた係合部を上記縦片に下から係合させるレール受け部材配置工程、
    挟み部材の縦片側挟み部と上記レール対向部との間で上記縦片を挟むように上記挟み部材を配置する挟み部材配置工程、及び
    上記レール対向部及び上記縦片側挟み部を上記縦片の上方で縦片側締結具により締結する縦片側締結工程
    を備えていることを特徴とするエレベータの改修方法。
  9. 昇降体の移動を案内するガイドレールの位置を変更するエレベータの改修方法であって、
    昇降路の内壁面にアンカボルトによって取り付けられた既存の壁固定物を、上記アンカボルトを残したまま昇降路の内壁面から取り外す既存壁固定物取り外し工程、
    一対の固定レールを有する新規の壁固定物を、上記一対の固定レールを上下方向について互いに対向させるとともに水平に配置させた状態で上記アンカボルトを利用して上記昇降路の内壁面に取り付ける新規壁固定物取付工程、
    上記ガイドレールを保持するレール保持体を上記一対の固定レールのそれぞれに対向させるレール保持体配置工程、
    上記レール保持体との間で上記一対の固定レールのそれぞれを挟む位置に座板を配置する座板配置工程、及び
    上記レール保持体及び上記座板をレール保持体締結具により締結するレール保持体締結工程
    を備えていることを特徴とするエレベータの改修方法。
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